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定款

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目 次 はじめに 2 1 市 立 高 校 入 試 における 採 点 ミスの 概 要 2 検 討 委 員 会 の 設 置 第 1 章 入 試 事 務 全 体 の 流 れ 5 第 2 章 採 点 事 務 の 現 状 と 課 題 6 1 採 点 事 務 の 現 状 2 採 点 事 務 の 課 題 第 3 章 今 後 の 改 善 策 11 1 採 点 事 務 の 各 過 程 における 改 善 策 2 採 点 事 務 に 従 事 する 各 役 職 における 改 善 策 3 採 点 環 境 における 改 善 策 第 4 章 まとめ 14 資 料 15 1 熊 本 市 立 高 校 入 試 事 務 改 善 検 討 委 員 会 設 置 要 綱 2 聴 き 取 り 調 査 の 結 果 3 アンケート 調 査 1

はじめに 1 市 立 高 校 入 試 における 採 点 ミスの 概 要 平 成 24 年 3 月 に 行 われた 熊 本 市 立 必 由 館 高 等 学 校 における 高 校 入 学 者 後 期 ( 一 般 ) 選 抜 において 不 合 格 となった1 人 の 受 検 者 ( 熊 本 市 立 中 学 校 に 在 籍 する 生 徒 )の 保 護 者 から 本 年 3 月 21 日 に 調 査 書 及 び 解 答 用 紙 について 熊 本 市 個 人 情 報 保 護 条 例 第 1 3 条 の 規 定 に 基 づく 開 示 請 求 がなされたため 解 答 用 紙 を 再 確 認 したところ 正 解 の 答 案 を 不 正 解 として 採 点 するというミスが 判 明 した 当 該 受 検 者 は 不 合 格 と 判 定 されており 改 めて 合 否 判 定 を 行 った 結 果 合 格 となった また このミスを 受 け 市 立 高 校 2 校 ( 必 由 館 高 校 及 び 千 原 台 高 校 )において すべ ての 解 答 用 紙 ( 必 由 館 高 校 457 人 分 千 原 台 高 校 166 人 分 )の 再 点 検 を 行 ったとこ ろ 合 否 について 影 響 はなかったものの 2 校 合 わせて45 件 の 採 点 ミスが 確 認 された ミスの 内 訳 についていくつかの 観 点 から 分 析 すると 以 下 の 通 りである まず 学 校 教 科 ごとの 内 訳 は 以 下 の 通 りであった 必 由 館 高 校 千 原 台 高 校 合 計 国 語 3 件 4 件 7 件 社 会 11 件 8 件 19 件 数 学 2 件 1 件 3 件 理 科 3 件 8 件 11 件 英 語 5 件 0 件 5 件 合 計 24 件 21 件 45 件 また ミスの 内 容 についてみると 1 正 解 を 不 正 解 としたものが19 件 2 不 正 解 を 正 解 としたものが18 件 3 各 問 における 得 点 記 入 を 間 違 ったもの( 例 えば 2 点 とすべきところを 1 点 とした)が8 件 であった 必 由 館 高 校 千 原 台 高 校 合 計 正 解 を 不 正 解 としたもの 13 件 6 件 19 件 不 正 解 を 正 解 としたもの 10 件 8 件 18 件 各 問 の 得 点 記 入 を 間 違 ったもの 1 件 7 件 8 件 合 計 24 件 21 件 45 件 さらに これらのミスを 原 因 ごとにみると 1 単 純 ミス( 記 号 式 で エ が 正 解 であ るが ア を 正 解 としたなど)が38 件 2 採 点 基 準 の 未 確 認 ( 記 述 式 で 国 有 化 した が 正 解 であるが( 本 来 は 正 解 とすべき) 官 営 化 しようとした を ( 部 分 点 )とした など)が3 件 3 単 純 ミスとも 採 点 基 準 の 未 確 認 ともとれるものが4 件 であった 2

必 由 館 高 校 千 原 台 高 校 合 計 単 純 ミス 21 件 17 件 38 件 採 点 基 準 の 未 確 認 3 件 0 件 3 件 どちらともとれるもの 0 件 4 件 4 件 合 計 24 件 21 件 45 件 2 検 討 委 員 会 の 設 置 このような 事 態 が 発 生 したことは 本 市 の 高 校 入 試 事 務 に 対 する 市 民 の 信 頼 を 著 しく 損 なうものであることから 教 育 委 員 会 では 早 急 にその 原 因 を 究 明 するとともに 再 発 防 止 に 向 けた 改 善 策 を 検 討 するため 熊 本 市 立 高 校 入 試 事 務 改 善 検 討 委 員 会 ( 以 下 検 討 委 員 会 という ) を 設 置 し 今 回 のミスの 検 証 を 行 った 具 体 的 な 検 証 作 業 としては まず 検 討 委 員 会 内 に 設 置 した 検 証 部 会 において 両 校 の 職 員 からの 聴 き 取 り 調 査 及 びアンケート 調 査 を 実 施 し 入 試 事 務 の 現 状 を 把 握 する とともに 検 討 委 員 会 でその 分 析 を 行 いながら 採 点 事 務 における 課 題 と 改 善 の 方 向 性 などについて 整 理 を 行 った 検 証 作 業 のスケジュール 検 討 委 員 会 検 証 部 会 3 月 28 日 29 日 4 月 4 日 聴 き 取 り 調 査 市 立 2 高 校 の 教 員 への 実 施 4 月 6 日 第 1 回 1 設 置 要 綱 資 料 1(P15 参 照 ) 目 的 説 明 2 経 過 報 告 協 議 採 点 事 務 の 説 明 採 点 ミスの 説 明 協 議 聴 き 取 り 調 査 内 容 の 説 明 協 議 4 月 12 日 第 2 回 1 採 点 集 計 パソコン 入 力 事 務 の 説 明 協 議 2 聴 き 取 り 調 査 のまとめの 報 告 協 議 4 月 19 日 第 3 回 1 聴 き 取 り 調 査 を 受 け 課 題 と 改 善 点 の 報 告 協 議 2 校 長 教 頭 教 務 主 任 の 聴 き 取 り 調 査 のま とめの 報 告 協 議 3 パソコン 入 力 事 務 の 説 明 4 採 点 方 法 等 の 改 善 に 関 するアンケート 実 施 に ついて 協 議 4 月 9 日 第 1 回 聴 き 取 り 調 査 のまとめを 作 成 資 料 2(P16 参 照 ) 4 月 18 日 第 2 回 聴 き 取 り 調 査 を 受 け 課 題 改 善 点 の 検 証 と 資 料 作 成 3

4 月 24 日 25 日 アンケート 調 査 市 立 2 高 校 の 教 員 への 実 施 資 料 3(P18 参 照 ) 4 月 24 日 第 3 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 の 作 成 要 領 について 4 月 27 日 第 4 回 1 千 原 台 のアンケート 調 査 の 結 果 について 協 議 2 入 試 事 務 改 善 報 告 書 の 様 式 について 協 議 5 月 8 日 第 5 回 1 必 由 館 のアンケート 調 査 の 結 果 について 協 議 2 入 試 事 務 改 善 報 告 書 の 骨 子 について 協 議 5 月 10 日 第 6 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 ( 案 )の 検 討 5 月 15 日 第 7 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 ( 案 )の 検 討 5 月 29 日 第 8 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 ( 案 )の 検 討 4 月 25 日 教 育 委 員 会 会 議 検 証 作 業 について 中 間 報 告 ( 協 議 ) 5 月 18 日 教 育 委 員 会 会 議 報 告 書 について 中 間 報 告 ( 協 議 ) 5 月 3 日 第 4 回 アンケート 結 果 の 分 析 入 試 事 務 改 善 報 告 書 の 原 案 作 成 5 月 24 日 第 5 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 ( 案 ) 作 成 5 月 31 日 第 9 回 入 試 事 務 改 善 報 告 書 のまとめ 4

第 1 章 入 試 事 務 全 体 の 流 れ 現 在 の 両 校 の 入 学 者 選 抜 試 験 は 前 期 ( 特 色 ) 及 び 後 期 ( 一 般 ) に 分 かれている が その 事 務 は いずれも 1 要 項 願 書 の 配 布 2 願 書 の 受 付 志 願 者 数 の 確 定 3 試 験 実 施 4 採 点 事 務 5 合 否 決 定 6 合 格 ( 内 定 通 知 ) 発 表 の 流 れで 行 われており 両 校 では 県 及 び 市 の 要 項 を 参 考 に 入 試 事 務 全 体 のマニュアルにあたるものとして 実 施 要 項 ( 必 由 館 高 校 学 力 検 査 実 技 検 査 実 施 要 項 千 原 台 高 校 選 抜 実 施 細 案 ) を 前 後 期 の 各 々に 定 めている 平 成 24 年 度 入 学 者 選 抜 における 市 立 高 校 の 事 務 全 体 の 流 れ 日 付 事 務 の 流 れ 平 成 23 年 11 月 下 旬 以 降 平 成 24 年 1/23~25 各 高 校 の 要 項 願 書 の 中 学 校 への 配 布 前 期 ( 特 色 ) 願 書 受 付 志 願 者 数 の 確 定 1/26~2/1 前 期 ( 特 色 ) 選 抜 実 施 要 項 の 確 定 職 員 周 知 2/2 前 期 ( 特 色 ) 選 抜 試 験 実 施 2/2~2/9 2/10 採 点 ( 集 計 コンピュータ 処 理 ) 合 否 判 定 会 議 合 否 決 定 前 期 合 格 内 定 通 知 2/13~2/22 後 期 ( 一 般 ) 願 書 受 付 志 願 者 数 の 確 定 2/23~3/6 後 期 ( 特 色 ) 選 抜 実 施 要 項 の 確 定 職 員 周 知 3/7 3/8 後 期 ( 一 般 ) 選 抜 試 験 実 施 3/7~3/13 採 点 ( 集 計 コンピュータ 処 理 ) 合 否 判 定 会 議 合 否 決 定 3/14 前 後 期 合 格 発 表 5

第 2 章 採 点 事 務 の 現 状 と 課 題 1 採 点 事 務 の 現 状 本 報 告 書 では 入 試 事 務 全 体 のうち ミスが 発 生 した 採 点 事 務 ( 採 点 から 合 否 判 定 資 料 の 作 成 に 至 るまでの 一 連 の 事 務 )を 中 心 に 課 題 の 検 証 を 行 うが 職 員 の 聴 き 取 り 調 査 等 の 結 果 両 校 の 採 点 事 務 は これまでの 実 務 の 中 で 培 われた 経 験 則 に 基 づき 学 校 ( 教 科 )ごとに 若 干 の 相 違 はあるものの 概 ね 以 下 のような 流 れで 行 われていた (1) 採 点 事 務 の 各 過 程 の 現 状 採 点 事 務 の 流 れ 1 採 点 準 備 2 採 点 業 務 3 採 点 後 の 業 務 1 採 点 準 備 採 点 委 員 の 任 命 問 題 解 答 採 点 基 準 の 作 成 校 長 が 教 科 ごとに 採 点 委 員 を 任 命 する 教 務 主 任 が 採 点 委 員 に 採 点 業 務 の 手 順 や 方 法 を 説 明 する 教 科 主 任 は 教 科 の 問 題 を 全 部 解 答 するとともに 県 の 作 成 した 標 準 解 答 を 踏 まえ 採 点 基 準 ( 部 分 点 の 付 与 基 準 等 )を 作 成 する 採 点 委 員 は 事 前 にできる 限 り 全 部 の 問 題 を 解 くようにする 担 当 箇 所 の 割 当 採 点 基 準 の 確 認 教 科 主 任 が 教 科 内 での 採 点 箇 所 の 割 当 を 行 う 採 点 委 員 は 担 当 する 教 科 の 採 点 基 準 や 留 意 事 項 を 確 認 する 2 採 点 業 務 小 問 採 点 (2 回 ) 担 当 する 問 題 について 小 問 ( 一 つひとつの 解 答 項 目 )ごとに 採 点 基 準 に 基 づ き 採 点 ( 部 分 点 等 の 配 点 )を 行 う 確 認 のため2 回 行 う(2 回 目 は 小 問 点 検 と 称 する) 1 回 目 の 採 点 に 間 違 いがあった 場 合 は 1 回 目 の 採 点 者 に 確 認 し 必 要 に 応 じ て 訂 正 する 終 了 したらチェック 欄 に 押 印 (サイン)する 大 問 集 計 (2 回 ) 小 問 ごとに 配 点 された 得 点 を 大 問 ( 問 題 のひとまとまり)ごとに 集 計 ( 足 し 算 ) する 確 認 のため2 回 行 う(2 回 目 は 大 問 集 計 点 検 と 称 する) 間 違 いがあった 場 合 は 1 回 目 の 集 計 者 に 確 認 し 必 要 に 応 じて 訂 正 する 終 了 したらチェック 欄 に 押 印 (サイン)する 総 合 集 計 (2 回 ) 大 問 ごとに 記 入 された 得 点 を 全 部 集 計 ( 足 し 算 )する 6

確 認 のため2 回 行 う(2 回 目 は 総 合 集 計 点 検 と 称 する) 間 違 いがあった 場 合 は 1 回 目 の 集 計 者 に 確 認 し 必 要 に 応 じて 訂 正 する 終 了 したらチェック 欄 に 押 印 (サイン)する すべての 採 点 業 務 が 終 了 したら 教 科 主 任 が 答 案 をすべて 回 収 し 教 務 主 任 を 通 じて 教 頭 に 報 告 する 3 採 点 後 の 業 務 点 数 の 得 点 一 覧 表 ( 短 冊 )への 転 記 次 の 作 業 ( 得 点 のコンピュータ 入 力 )を 効 率 的 に 行 うための 下 準 備 として 各 受 検 者 の 教 科 ごとの 点 数 を 一 覧 表 に 手 書 きで 転 記 する 受 検 者 の 得 点 が 縦 に 細 長 く 記 されるため 学 校 内 では 短 冊 と 称 されていた 点 数 のコンピュータへの 入 力 得 点 一 覧 表 ( 短 冊 )から 全 受 検 者 全 教 科 の 点 数 をコンピュータに 入 力 する 小 問 ごとの 得 点 についても 別 途 コンピュータに 入 力 し 集 計 のチェックを 行 う 合 否 判 定 資 料 の 作 成 中 学 校 からの 調 査 書 の 評 定 と 試 験 の 得 点 を 合 わせ 合 否 判 定 のための 資 料 を 作 成 する この 際 改 めて 無 作 為 抽 出 を 行 い 試 験 の 得 点 や 評 定 など 合 否 判 定 にかかる 全 項 目 について 入 力 等 の 誤 りがないか 確 認 する (2) 採 点 環 境 の 現 状 1 採 点 場 所 に 関 する 現 状 採 点 は 両 校 ともに 大 人 数 で 作 業 できるスペースが 確 保 できる 場 所 として 図 書 館 で 行 われていたが 教 科 ごとの 仕 切 りなどはなかった 2スケジュールに 関 する 現 状 今 回 の 後 期 選 抜 における 採 点 から 合 格 発 表 までの 流 れは 概 ね 以 下 の 通 りであっ た なお このスケジュールのうち 特 に7 日 から9 日 までの3 日 間 は 授 業 や 部 活 動 などの 学 校 教 育 活 動 を 休 止 し( 生 徒 は 家 庭 学 習 期 間 として 登 校 しない) 学 校 全 体 が 入 試 事 務 に 集 中 する 期 間 とされている 必 由 館 高 校 3 月 7 日 ( 水 ) 10:00~14:00 試 験 (1 日 目 / 国 理 英 ) 14:50~16:30 採 点 ( 国 理 英 ) 3 月 8 日 ( 木 ) 10:00~12:00 試 験 (2 日 目 / 社 数 ) 13:00~16:30 採 点 ( 国 理 英 の 残 り 社 数 ) 3 月 9 日 ( 金 ) 9:00~16:30 採 点 集 計 の 残 り コンヒ ュータ 入 力 千 原 台 高 校 3 月 7 日 ( 水 ) 10:00~14:00 試 験 (1 日 目 / 国 理 英 ) 14:50~16:30 採 点 ( 国 ) 理 英 は 採 点 準 備 7

3 月 8 日 ( 木 ) 10:00~12:00 試 験 (2 日 目 / 社 数 ) 13:00~16:30 採 点 ( 国 の 残 り 理 英 社 数 ) 3 月 9 日 ( 金 ) 9:00~16:30 採 点 集 計 の 残 り コンヒ ュータ 入 力 以 下 共 通 3 月 12 日 ( 月 ) 合 否 判 定 資 料 作 成 3 月 13 日 ( 火 ) 合 否 判 定 会 議 3 月 14 日 ( 水 ) 合 格 発 表 2 採 点 事 務 の 課 題 両 校 の 事 務 処 理 の マニュアル にあたる 実 施 要 項 の 採 点 事 務 に 関 する 記 述 につ いてみると 両 校 とも 職 員 を 教 科 ごとに 数 人 ずつのグループに 分 けて 採 点 集 計 を 行 うこととしており 特 に 必 由 館 高 校 では 以 下 のような 具 体 的 な 手 順 が 記 されていた 必 由 館 高 校 実 施 要 項 に 記 載 された 採 点 事 務 の 手 順 採 点 は2 回 行 う 1 回 目 は 赤 色 で 採 点 し 小 問 毎 に 点 数 を 赤 色 で 書 き 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 する 2 回 目 は 青 色 で1 回 目 の 採 点 を 点 検 し 正 しいときは 点 数 を 円 で 囲 み 誤 り がある 場 合 は1 回 目 の 採 点 者 が 訂 正 し その 箇 所 に 捺 印 する 点 検 が 完 了 し たら 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 する 合 計 点 を 別 々の 集 計 者 により2 回 集 計 する 1 回 目 は 合 計 点 を 赤 色 で 書 き 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 する 2 回 目 は 青 色 で1 回 目 の 集 計 を 点 検 し 正 しいときは 合 計 点 を 円 で 囲 み 誤 りがある 場 合 は1 回 目 の 集 計 者 が 訂 正 し その 箇 所 に 捺 印 する 点 検 が 完 了 したら 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 する しかしながら 職 員 の 聴 き 取 り 等 の 結 果 採 点 事 務 の 手 順 は 各 教 科 に 任 されており 記 述 通 りに 行 っていない 教 科 もあるなど その 内 容 は 徹 底 されていなかった また 千 原 台 高 校 の 実 施 要 項 は 答 案 そのものの 情 報 開 示 もあり 得 るので 採 点 は 丁 寧 にわかりやすく 採 点 基 準 を 明 確 にし ミスのないように 気 をつける との 一 般 的 な 記 述 があるものの 具 体 的 な 実 施 手 順 や 方 法 などについては 示 されていなかった その 結 果 両 校 の 採 点 事 務 は 学 校 ( 教 科 )ごとに 若 干 の 違 いはあるものの 1 採 点 事 務 の 各 過 程 2 採 点 環 境 の 各 々において 概 ね 以 下 のような 課 題 があった (1) 採 点 事 務 の 各 過 程 における 課 題 1 採 点 準 備 における 課 題 採 点 委 員 の 任 命 問 題 解 答 採 点 基 準 の 作 成 教 科 主 任 に 対 し 当 該 教 科 の 採 点 事 務 の 実 務 の 責 任 者 であるという 明 確 な 任 命 8

がされておらず その 責 任 体 制 が 明 確 でない 面 があった 採 点 に 関 する 具 体 的 な 手 順 や 方 法 等 が 示 されていなかった 日 程 やスケジュールを 確 認 しないまま 採 点 をした 者 がいた 全 員 が 問 題 を 解 く 時 間 が 設 定 されていなかった 担 当 箇 所 の 割 当 問 題 再 解 答 採 点 基 準 の 確 認 教 科 主 任 の 責 任 が 不 明 確 なまま 担 当 箇 所 の 割 当 がはっきりとした 形 で 行 われ ていなかった 例 があった その 結 果 担 当 箇 所 が 不 明 確 なまま 採 点 が 早 く 終 わった 者 が 別 の 箇 所 を 手 伝 う 例 があった 担 当 する 問 題 について 十 分 な 理 解 をせずに 採 点 を 行 った 教 科 があった 具 体 的 な 採 点 基 準 が 示 されず 採 点 委 員 間 の 共 通 理 解 が 不 十 分 な 教 科 があった 2 採 点 業 務 における 課 題 小 問 採 点 総 じて 採 点 業 務 に 関 する 報 告 連 絡 相 談 体 制 がとられていない ある いは 不 十 分 であった 採 点 手 順 があいまいなまま 採 点 業 務 を 行 った 教 科 があった 採 点 基 準 が 修 正 された 場 合 そのことが 用 紙 等 に 記 録 されておらず 指 示 が 徹 底 していなかった 教 科 があった 教 科 によっては 進 度 の 差 により 焦 りを 感 じた 者 がいた 2 回 目 の 採 点 ( 点 検 )において 1 回 目 と 同 じように 予 断 を 持 たずに 採 点 をす べきところを 間 違 いはないという 思 い 込 みで 間 違 いを 見 過 ごした 者 がいた チェック 欄 への 押 印 やサインが 適 切 になされていない 教 科 があった 大 問 集 計 総 合 集 計 チェック 欄 への 押 印 やサインが 適 切 になされていない 教 科 があった 3 採 点 後 の 業 務 における 課 題 点 数 の 得 点 一 覧 表 ( 短 冊 )への 転 記 解 答 用 紙 から 短 冊 に 点 数 入 力 をする 際 に 転 記 ミスをする 恐 れがある 点 数 のコンピュータへの 入 力 短 冊 は コンピュータ 入 力 を 個 々の 解 答 用 紙 から 直 接 するのではなく 一 覧 表 を 通 じて 行 うことで 作 業 が 効 率 化 されるという 考 え 方 のもと これまで 用 いられてきたが 答 案 から 直 接 コンピュータ 入 力 することも 可 能 である 合 否 判 定 資 料 作 成 のためのコンピュータ 入 力 とは 別 に 得 点 集 計 チェックのた めのコンピュータ 入 力 が 行 われていた 合 否 判 定 資 料 の 作 成 合 否 判 定 資 料 全 体 の 再 チェックとして 無 作 為 抽 出 は 行 っていたが 得 点 につい て 再 度 の 全 件 チェックは 行 っていなかった (2) 採 点 環 境 における 課 題 1 採 点 場 所 に 関 する 課 題 教 科 ごとの 仕 切 りなどがないため 全 体 的 に 雑 然 とした 雰 囲 気 の 中 で 作 業 がなさ 9

れていた 2スケジュールに 関 する 課 題 職 員 の 聴 き 取 り 等 によると 職 員 に 余 裕 がなく 早 く 終 わらねばならない とい う 焦 りが 生 じていたなどの 意 見 があった ただし 作 業 の 計 画 や 進 捗 は 教 科 によってバラツキがあり 例 えば3 日 目 は 午 前 中 には 作 業 を 終 える 教 科 もあった 3その 他 の 課 題 改 めて 前 年 度 の 解 答 用 紙 を 確 認 しようとしたところ 本 市 教 育 委 員 会 が 策 定 した 平 成 23 年 度 熊 本 市 立 高 等 学 校 入 学 者 選 抜 事 務 処 理 要 項 において 解 答 用 紙 を 検 査 を 実 施 した 年 度 の 翌 年 度 末 まで 保 管 すること と 規 定 されていたにも 関 わらず 廃 棄 されていた 課 題 のまとめ このように 採 点 事 務 には 準 備 から 終 了 後 までの 一 連 の 過 程 また その 環 境 に おいて 多 くの 課 題 があることが 確 認 できたが 総 じて 両 校 ともに 事 務 の 体 制 について 校 長 から 採 点 委 員 に 至 るまで 組 織 としての 指 揮 命 令 系 統 や 責 任 の 所 在 が 不 明 確 で 適 切 な 時 期 に 適 切 な 指 示 説 明 がされていない 事 務 の 処 理 について 採 点 基 準 や 採 点 手 順 が 不 明 確 で 組 織 としての 統 一 された 方 法 での 処 理 がされていない など 事 務 を 行 う 組 織 としての 体 制 が 十 分 ではなかったことが 大 きな 課 題 として 指 摘 される 特 に 組 織 としての 統 一 された 処 理 がされていないことに 関 して 両 校 に 入 試 事 務 のマニュアルにあたる 実 施 要 項 はあるものの その 根 幹 となる 採 点 事 務 について の 詳 細 な 手 順 は 必 由 館 高 校 記 載 されていたものの 職 員 への 周 知 徹 底 が 不 十 分 であった 千 原 台 高 校 記 載 がなかった ため 職 員 の 事 務 処 理 の 共 通 の 基 盤 となるものが 明 確 に 存 在 せず 結 果 的 に 経 験 則 に 基 づく 教 科 ごとの 独 自 の 方 法 により 採 点 が 行 われていたことが 今 回 のミスの 根 源 であったと 考 えられる また 今 回 のミスのほとんどが 採 点 時 の 単 純 ミス であったことから 採 点 事 務 に 係 る 職 員 一 人 ひとりの 意 識 が 不 十 分 であり また 1 人 のミスをチェックする 仕 組 みも 十 分 に 機 能 していなかったと 指 摘 せざるを 得 ない 10

第 3 章 今 後 の 改 善 策 本 章 では 第 2 章 で 挙 げた 課 題 を 踏 まえ 今 後 の 改 善 策 について 採 点 事 務 の 各 過 程 採 点 事 務 に 従 事 する 各 役 職 採 点 環 境 のそれぞれに 示 す ただし 両 校 の 教 職 員 の 構 成 等 が 異 なることから 本 報 告 書 では 入 試 事 務 ( 特 に 採 点 事 務 )の 改 善 の 方 向 性 と 必 ず 行 わなければならない 両 校 共 通 の 事 項 等 を 示 すことと し 具 体 的 なマニュアルなど 実 務 の 詳 細 については それぞれの 実 情 に 応 じ 学 校 が 教 育 委 員 会 指 導 課 ( 入 試 事 務 を 所 管 )と 協 議 のうえ 作 成 することとする 1 採 点 事 務 の 各 過 程 における 改 善 策 (1) 採 点 準 備 における 改 善 策 1 採 点 委 員 の 任 命 問 題 解 答 採 点 基 準 の 作 成 校 長 が 教 科 ごとの 採 点 事 務 の 実 務 責 任 者 として 教 科 主 任 を 任 命 し その 責 務 を 明 確 化 させる 教 科 主 任 を 中 心 に 事 前 に 採 点 委 員 全 員 が 問 題 を 解 答 し 県 の 作 成 した 標 準 解 答 を 踏 まえ 学 校 としての 採 点 基 準 及 び 採 点 上 の 留 意 事 項 を 明 確 化 ( 用 紙 に 記 載 ) する 2 担 当 箇 所 の 割 当 問 題 再 解 答 採 点 基 準 の 確 認 教 科 内 の 担 当 箇 所 の 割 当 は 教 科 主 任 が 校 長 教 頭 教 務 主 任 と 協 議 のうえ 行 う 教 科 主 任 は 誰 もが 割 当 がわかるように 事 務 分 担 表 を 作 成 する 採 点 委 員 の 任 命 及 び 担 当 箇 所 の 割 当 にあたっては 単 に 命 じるのみならず その 業 務 内 容 スケジュール 等 とともに 責 任 の 所 在 を 明 確 化 したうえで 具 体 的 な 指 示 を 行 うなど 採 点 事 務 の 重 責 を 担 うことへの 自 覚 を 促 す 用 紙 に 記 載 された 採 点 基 準 及 び 留 意 事 項 は 採 点 委 員 全 員 に 周 知 し 共 有 化 を 図 る 採 点 委 員 は 改 めて 割 り 当 てられた 箇 所 の 問 題 を 解 き 採 点 基 準 及 び 留 意 事 項 と 照 合 する (2) 採 点 業 務 における 改 善 策 1 小 問 採 点 採 点 回 数 を 現 在 の2 回 から3 回 に 増 やす 採 点 委 員 は 原 則 として 事 前 の 割 り 当 てで 決 められた 箇 所 のみを 採 点 する 以 下 のような 採 点 の 具 体 的 なルールを 策 定 し 徹 底 させる 受 検 生 の 書 いた 文 字 の 上 には を 書 かない 訂 正 する 場 合 は 訂 正 箇 所 に 二 重 線 を 引 き その 採 点 を 行 った 者 全 員 の 訂 正 印 を 押 した 上 で 横 に 訂 正 を 記 入 する 採 点 基 準 についての 疑 問 が 出 てきた 場 合 教 科 主 任 に 相 談 する その 際 には 必 要 に 応 じて 教 科 主 任 が 全 員 の 作 業 をいったん 中 断 し 周 知 徹 底 を 図 る 採 点 基 準 の 追 加 修 正 は 教 科 主 任 が 行 い 用 紙 に 記 録 して 誰 もが 共 有 化 できる ようにする 11

2 大 問 集 計 3 総 合 集 計 それぞれにこれまで 同 様 2 回 行 うが 1 回 目 2 回 目 の 集 計 は 必 ず 違 う 者 が 行 う よう 徹 底 する (3) 採 点 後 の 業 務 における 改 善 策 1 点 数 の 得 点 表 一 覧 ( 短 冊 )への 転 記 作 業 時 間 の 浪 費 や 転 記 ミスのリスクなどのデメリットがある 一 方 で 得 点 表 一 覧 の 作 成 は 解 答 用 紙 から 直 接 コンピュータに 入 力 することで 可 能 であることから 今 後 は 行 わないようにする 2 点 数 のコンピュータへの 入 力 短 冊 は 使 用 せず 解 答 用 紙 から 直 接 入 力 する 採 点 業 務 を 担 当 した 職 員 がペアで 行 う 事 前 に 集 計 のチェックが 十 分 に 行 われているため 得 点 集 計 チェックのためのコ ンピュータ 入 力 は 行 わない 3 合 否 判 定 資 料 の 作 成 合 否 判 定 資 料 に 記 された 得 点 の 入 力 ミスを 防 ぐため 全 部 の 解 答 用 紙 とのチェッ クを 行 う また 合 格 ライン 前 後 の 解 答 用 紙 の 再 採 点 を 教 頭 教 務 主 任 立 会 いのもと 教 科 主 任 が 行 う 2 採 点 事 務 に 従 事 する 各 役 職 における 改 善 策 (1) 校 長 の 職 務 入 試 事 務 全 体 の 責 任 者 として 入 試 事 務 の 全 行 程 に 係 る 全 職 員 の 動 きを 統 括 する 教 科 ごとの 採 点 委 員 の 任 命 を 行 うとともに 教 科 ごとの 採 点 事 務 の 実 務 責 任 者 とし ての 教 科 主 任 の 責 務 を 明 確 化 させる (2) 教 頭 の 職 務 入 試 事 務 全 体 の 責 任 者 である 校 長 を 補 佐 する 者 として 教 務 主 任 と 連 携 を 取 りなが ら 教 科 主 任 採 点 委 員 を 指 導 する (3) 教 務 主 任 の 職 務 入 試 事 務 全 体 の 主 査 ( 実 務 を 統 括 する 責 任 者 )として 教 科 主 任 と 連 携 を 取 りなが ら 採 点 委 員 を 指 導 する 教 科 主 任 に 教 科 ごとの 事 務 分 担 表 や 採 点 基 準 を 提 出 させ( 基 準 が 変 更 になった 場 合 も 含 む) 学 校 としての 統 一 的 な 事 務 の 遂 行 を 統 括 する (4) 教 科 主 任 の 職 務 各 教 科 における 入 試 事 務 の 主 査 ( 実 務 責 任 者 )として 採 点 委 員 を 指 導 する 校 長 教 頭 教 務 主 任 と 協 議 のうえ 教 科 内 の 採 点 委 員 の 担 当 箇 所 の 割 当 を 行 うと 12

ともに 誰 もが 割 当 がわかるように 事 務 分 担 表 を 作 成 する 事 前 に 採 点 委 員 とともに 問 題 を 解 答 し 県 の 作 成 した 標 準 解 答 を 踏 まえ 学 校 とし ての 採 点 基 準 及 び 採 点 上 の 留 意 事 項 を 作 成 する 事 務 分 担 表 及 び 採 点 基 準 ( 基 準 が 変 更 になった 場 合 も 含 む)を 教 務 主 任 に 提 出 す る 採 点 委 員 と 協 議 のうえ 採 点 の 手 順 等 について 確 認 する 採 点 事 務 が 円 滑 に 進 むよう 事 務 の 進 捗 状 況 を 適 切 に 把 握 する 特 に 基 準 の 変 更 による 採 点 の 不 公 平 が 生 じないよう 留 意 する (5) 採 点 委 員 の 職 務 採 点 前 に 問 題 を 解 き 採 点 基 準 や 採 点 手 順 等 を 確 認 する 採 点 にあたり 採 点 基 準 等 に 疑 義 のある 場 合 は 教 科 主 任 に 確 認 する 原 則 として 事 前 の 割 り 当 てで 決 められた 箇 所 のみを 採 点 する 3 採 点 環 境 における 改 善 策 (1) 採 点 場 所 における 改 善 策 静 謐 な 環 境 を 確 保 することはもちろんのこと 他 教 科 との 採 点 時 間 の 差 による 心 理 的 あせりを 感 じないように 教 科 ごとに 場 所 を 分 けるなどの 工 夫 をする (2) スケジュール における 改 善 策 入 試 採 点 事 務 に 係 るスケジュールは 学 校 教 科 によって 若 干 の 違 いがあるが 職 員 に 余 裕 がなかった 焦 りが 生 じていた などの 意 見 があったことも 踏 まえ さらなる 創 意 工 夫 を 行 い 合 否 判 定 までに 要 する 期 間 を 最 大 限 有 効 に 活 用 するよう なスケジュールを 設 定 するとともに 作 業 の 進 行 管 理 を 徹 底 する 個 々 人 の 集 中 力 が 欠 けないよう 休 憩 の 時 間 や 場 所 などを 明 確 に 設 定 する (3)その 他 採 点 場 所 については 教 頭 の 責 任 のもと 入 室 管 理 を 徹 底 する 採 点 事 務 関 連 書 類 ( 事 務 分 担 表 解 答 用 紙 採 点 基 準 )は 教 科 主 任 及 び 教 務 主 任 が 確 認 のうえ 校 長 の 管 理 監 督 のもと 教 頭 が 金 庫 に 保 管 する また これらの 書 類 は 教 育 委 員 会 が 提 出 を 求 めた 場 合 を 除 き 検 査 を 実 施 した 年 度 の 翌 年 度 末 まで 保 管 する 13

第 4 章 まとめ これまで 両 校 における 採 点 事 務 の 現 状 と 課 題 を 検 証 するとともに 課 題 を 解 決 する ための 改 善 策 について 整 理 を 行 ってきた 今 後 は ここで 示 された 改 善 の 方 向 性 を 基 本 に 両 校 の 実 情 を 踏 まえた マニュアル を 作 成 することになる 来 年 度 からの 入 試 事 務 の 遂 行 にあたり 実 務 の 拠 り 所 となる マニュアル を 整 備 する ことは 極 めて 重 要 であるが それ 以 上 に 第 2 章 で 述 べたように 総 じて 両 校 の 事 務 を 行 う 組 織 としての 体 制 が 十 分 ではなかったことが 今 回 のミスの 根 本 とも 言 える 大 き な 要 因 と 思 われる そこで まず 両 校 においては 校 長 をはじめ 職 員 一 人 ひとりが 入 学 試 験 という 子 どもたちの 重 大 な 進 路 決 定 に 関 わることへの 責 任 の 重 さを 改 めて 自 覚 しながら 強 い 意 識 と 高 い 集 中 力 をもって 業 務 に 取 り 組 んでいくことが 何 よりも 重 要 と 考 えられる また 職 員 相 互 の 報 告 連 絡 相 談 をきめ 細 かく 行 うなど 一 定 の 統 一 された 意 思 を 有 する 組 織 としての 体 制 をさらに 強 化 することが 必 要 である さらに 教 育 委 員 会 においても 指 導 課 を 中 心 に 学 校 における 円 滑 な 入 試 事 務 の 遂 行 に 向 けて 必 要 な 支 援 を 行 うことが 求 められる 今 回 の 入 試 ミスは 損 害 を 被 った 受 検 生 及 びご 家 族 に 対 して 極 めて 遺 憾 なものであっ たとともに 本 市 教 育 への 市 民 の 信 頼 を 大 きく 損 なうものであった 失 われた 信 頼 の 回 復 は 容 易 でないが 両 校 のみならず 教 育 委 員 会 全 体 が 今 回 の 過 ち を 真 摯 に 反 省 しつつ 教 育 委 員 会 と 学 校 がさらなる 連 携 を 図 りながら 今 後 の 入 試 事 務 に 万 全 の 体 制 で 臨 み 適 正 な 入 試 事 務 の 遂 行 という 実 績 を 一 つひとつ 積 み 上 げていく ことが 市 民 の 信 頼 回 復 につながっていくと 考 えられる 14

資 料 1 熊 本 市 立 高 校 入 試 事 務 改 善 検 討 委 員 会 設 置 要 綱 制 定 平 成 24 年 4 月 6 日 教 育 長 決 裁 ( 目 的 ) 第 1 条 熊 本 市 立 2 高 校 の 後 期 入 学 試 験 における 採 点 ミスの 原 因 を 究 明 するとともに 再 発 防 止 に 向 けた 改 善 策 を 検 討 し 適 正 な 入 試 事 務 の 遂 行 による 市 民 の 信 頼 回 復 のため 熊 本 市 立 高 校 入 試 事 務 改 善 検 討 委 員 会 ( 以 下 委 員 会 という )を 設 置 する ( 所 掌 事 項 ) 第 2 条 委 員 会 は 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 を 所 掌 する (1) 採 点 ミスの 原 因 究 明 (2) 再 発 防 止 に 向 けた 改 善 策 の 検 討 (3)その 他 必 要 と 認 められる 事 項 ( 構 成 ) 第 3 条 委 員 会 の 委 員 は 次 の 各 号 に 掲 げる 職 にある 者 で 構 成 する (1) 教 育 委 員 会 事 務 局 次 長 ( 以 下 次 長 という ) (2) 教 育 政 策 課 長 (3) 学 務 課 長 (4) 教 職 員 課 長 (5) 指 導 課 長 (6) 必 由 館 高 等 学 校 長 (7) 千 原 台 高 等 学 校 長 2 委 員 会 に 委 員 長 及 び 副 委 員 長 を 置 く 3 委 員 長 は 教 育 政 策 課 を 所 管 する 次 長 をもって 充 てる 4 委 員 長 は 委 員 会 を 代 表 し 会 務 を 総 理 する 5 副 委 員 長 は 次 長 ( 第 3 項 に 定 める 次 長 を 除 く )をもって 充 てる 6 副 委 員 長 は 委 員 長 を 補 佐 し 委 員 長 に 事 故 があるときはその 職 務 を 代 理 する 7 委 員 会 は 委 員 長 がこれを 招 集 する 8 委 員 長 は 必 要 があると 認 めるときは 関 係 者 に 委 員 会 への 出 席 を 求 め その 意 見 を 聴 き 又 は 資 料 の 提 出 を 求 めることができる ( 検 証 部 会 ) 第 4 条 委 員 会 に 入 試 事 務 の 検 証 調 査 を 行 うために 検 証 部 会 ( 以 下 部 会 という ) を 置 くことができる 2 部 会 に 部 会 長 を 置 き 指 導 課 長 をもって 充 てる 3 部 会 の 構 成 員 は 指 導 課 の 職 員 をもって 充 てる 4 部 会 は 部 会 長 がこれを 招 集 する ( 庶 務 ) 第 5 条 委 員 会 に 関 する 庶 務 は 教 育 政 策 課 で 行 う ( 補 則 ) 第 6 条 この 要 綱 に 定 めるもののほか 委 員 会 の 運 営 に 必 要 な 事 項 は 別 に 定 める 附 則 この 要 綱 は 制 定 の 日 から 施 行 する 15

2 聴 き 取 り 調 査 の 結 果 採 点 の 日 程 体 制 役 割 の 認 識 聞 き 取 り 内 容 必 由 館 高 校 千 原 台 高 校 1 時 間 設 定 は 十 分 だったか 2あせり 感 はな かったか 1 個 人 の 役 割 に 対 して 認 識 や 責 任 感 はあっ たか 2 組 織 として 機 能 していたか 指 示 の 有 無 や 責 任 の 所 在 の 確 認 3 役 割 分 担 の 決 め 方 はどうだ ったか 1 採 点 の 手 順 は どのように 示 されたか 採 点 1 時 間 的 には 十 分 だという 意 見 が 多 か った 経 験 の 浅 い 者 は 時 間 がないと 感 じてい る 者 もいた 早 く 終 わらせようとする 焦 りを 感 じて いた 者 が 多 かった 他 教 科 の 動 きを 気 にする 傾 向 が 見 られ た 事 前 に 問 題 を 解 いているのは 採 点 担 当 箇 所 のみがほとんどであった 採 点 者 の 中 には 問 題 を 解 かずに 採 点 をした 者 がいた 採 点 業 務 が 始 まる 前 に 全 体 に 校 長 教 頭 教 務 より 心 構 えや 採 点 手 順 につ いて 話 があった 詳 細 な 指 示 説 明 がないまま 採 点 業 務 が 始 まっている 教 科 があった 教 科 主 任 が 指 示 説 明 を 行 う 責 任 者 で あるという 位 置 づけが 不 明 確 であっ た その 場 で 採 点 担 当 箇 所 を 決 定 してい る 役 割 分 担 に 関 しては 教 科 主 任 が 指 示 をした 教 科 もあった 教 科 により 具 体 的 な 指 示 の 有 無 や 指 示 の 内 容 はまちまちである 要 項 どおりに 行 った 教 科 と 小 問 の 得 点 の 集 計 を 同 時 に 行 った 教 科 がある 時 間 的 には 十 分 だという 意 見 が 多 か った 焦 りを 感 じている 教 科 と 感 じていない 教 科 があった 多 くの 教 科 で 採 点 を 早 く 済 ませたい という 意 識 が 見 受 けられた 採 点 事 務 に 対 する 意 識 の 差 が 大 きい 教 科 主 任 が 指 示 説 明 を 行 う 責 任 者 で あるという 位 置 づけが 不 明 確 であっ た 連 携 がなされ 指 示 が 細 やかになされ ていた 教 科 があった その 場 で 採 点 担 当 箇 所 を 決 定 してい る 事 前 に 割 り 振 りがなされていた 教 科 も あった 教 科 により 具 体 的 な 指 示 の 有 無 や 指 示 の 内 容 はまちまちである 教 務 から 口 頭 で 説 明 はあったが 教 科 内 で 採 点 者 への 指 示 はなく 徹 底 し ていない 採 点 の 手 順 採 点 2 大 問 集 計 1 大 問 集 計 2 総 合 集 計 1 要 項 どおりに 行 った 教 科 と 小 問 の 得 点 の 集 計 確 認 を 同 時 に 行 った 教 科 があ る 教 科 によっては 小 問 の 得 点 を 合 計 し 大 問 の 得 点 を 確 認 する 係 がいた 要 項 にはこの 係 の 位 置 づけと 役 割 の 説 明 はない 教 科 によっては 小 問 の 得 点 を 合 計 し 大 問 の 得 点 を 確 認 する 係 がいた 要 項 にはこの 係 の 位 置 づけと 役 割 の 説 明 はない 要 項 どおりにしている 教 科 があった 要 項 では 1 回 目 は 合 計 点 を 赤 色 で 書 き 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 す る となっている 教 務 から 口 頭 で 説 明 はあったが 教 科 内 で 採 点 者 への 指 示 はなく 徹 底 し ていない 役 割 なし 手 順 が 違 う 教 科 があった 記 入 する 係 りや 方 法 は 教 科 により 異 なっていた 役 割 なし 手 順 が 違 う 教 科 があった 記 入 する 係 りや 方 法 は 教 科 により 異 なっていた 手 順 が 違 う 教 科 があった 要 項 には この 係 りの 位 置 づけと 役 割 の 説 明 はない 16

総 合 集 計 2 手 順 に 関 する 問 題 点 要 項 どおりにしている 教 科 があった 要 項 では 2 回 目 は 青 色 で1 回 目 の 集 計 を 点 検 し 正 しいときは 合 計 点 を 円 で 囲 み 誤 りがある 場 合 は1 回 目 の 集 計 者 が 訂 正 し その 箇 所 に 捺 印 する 点 検 が 完 了 したら 答 案 表 紙 のチェック 欄 に 署 名 する となっている 第 2 採 点 者 のチェック 機 能 が 適 切 に 働 いていないと 考 えられる 教 科 があっ た 要 項 の 手 順 に 問 題 がある ( 小 問 の 集 計 をし 大 問 の 得 点 を 記 入 する 係 の 記 述 がない ) 手 順 が 違 う 教 科 があった 要 項 には この 係 りの 位 置 づけと 役 割 の 説 明 はない 要 項 に 手 順 がない 手 順 の 統 一 性 がなく 教 科 による 詳 細 な 説 明 がない 詳 細 な 手 順 の 説 明 があっている 教 科 が あった ミスの 防 止 に 対 する 意 識 が 低 い 採 点 の 基 準 1どのように 決 定 されたか 2 共 有 の 範 囲 3 記 録 の 残 し 方 教 科 で 話 し 合 っている 場 合 と 採 点 箇 所 の 担 当 者 のみで 決 められている 場 合 が ある 不 明 な 点 についてはそのつど 確 認 十 分 な 採 点 基 準 の 設 定 ができていない 県 からの 標 準 解 答 を 参 考 にしている 事 前 に 話 し 合 われた 採 点 基 準 は 大 問 担 当 者 のみで 共 有 している 問 題 全 体 を 把 握 できている 者 は 少 ない 統 一 したものはなく 教 科 によりまち まちであった 教 科 のみで 話 し 合 っている 場 合 と 大 問 担 当 者 のみで 決 められている 場 合 があ る 最 初 の 打 ち 合 わせや 指 示 がなく 途 中 で 確 認 しながら 進 んでいる 教 科 があ った 採 点 前 記 述 問 題 の 採 点 基 準 について 十 分 に 協 議 した 教 科 があった 県 からの 標 準 解 答 を 参 考 にしている 事 前 に 話 し 合 われた 採 点 基 準 は 大 問 担 当 者 のみで 共 有 している 採 点 1の 担 当 が 作 った 採 点 基 準 を 口 頭 で 申 し 送 りをした 教 科 があった 統 一 したものはなく 教 科 によりまち まちであった 17

3 アンケート 調 査 対 象 両 校 教 諭 及 び 常 勤 講 師 ( 必 由 館 61 人 千 原 台 43 人 ) 時 期 平 成 24 年 4 月 24 日 ( 千 原 台 ) 平 成 24 年 4 月 25 日 ( 必 由 館 ) 方 法 アンケート 用 紙 を 配 布 し 後 日 回 収 趣 旨 再 発 防 止 のために 学 校 と 委 員 会 とが 一 体 となって 防 止 策 を 検 討 する 採 点 集 計 に 関 わる 者 全 員 で 防 止 策 を 検 討 する 直 接 携 わる 者 の 思 いを 生 かした 防 止 策 を 検 討 する (1)アンケート 調 査 用 紙 採 点 や 集 計 を 始 める 前 1 あなたは 採 点 や 集 計 を 始 める 前 に どこに 問 題 があるからミスにつながった(つな がる)と 思 いますか 次 の1)~10)の 中 から3つ 選 び 番 号 に 印 を 付 けてくだ さい 1) 採 点 のスケジュールや 終 了 予 定 日 時 の 未 確 認 2) 採 点 業 務 の 中 心 となる 者 が 不 明 確 3) 採 点 する 箇 所 の 不 明 確 さ 4) 具 体 的 な 採 点 手 順 の 未 確 認 5) 学 力 検 査 問 題 の 内 容 理 解 の 不 足 6) 採 点 基 準 の 未 確 認 7) 採 点 に 関 する 要 項 等 の 内 容 把 握 の 不 足 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 2 上 記 1)~10) 以 外 のことで あなたがミスにつながった(つながる)と 思 うこ とを 教 えてください ( 採 点 や 集 計 を 始 める 前 に 関 して) 3 ミスを 起 こさないために あなたが 大 切 だと 思 うことを 教 えてください ( 採 点 や 集 計 を 始 める 前 に 関 して) 全 員 回 答 してください 採 点 集 計 中 1 あなたは 採 点 集 計 中 どこに 問 題 があるからミスにつながった(つながる)と 思 いますか 次 の1)~10)の 中 から3つ 選 び 番 号 に 印 を 付 けてください 1) 適 度 な 休 憩 の 不 足 2) 疑 問 や 迷 いが 生 じたときの 問 題 解 決 への 対 策 不 足 3) 採 点 基 準 についての 共 通 理 解 及 び 検 討 時 間 の 不 足 18

4) 採 点 箇 所 の 中 途 変 更 や 追 加 5) 他 教 科 の 進 み 具 合 へのあせり 感 6) 業 務 の 中 心 となる 者 からの 指 示 の 未 確 認 ( 理 解 不 足 ) 7) 採 点 に 関 する 要 項 手 順 等 の 内 容 把 握 の 不 足 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 2 裏 面 の1)~10) 以 外 のことで あなたがミスにつながった(つながる)と 思 う ことを 教 えてください ( 採 点 集 計 中 に 関 して) 3 ミスを 起 こさないために あなたが 大 切 だと 思 うことを 教 えてください ( 採 点 集 計 中 に 関 して) 全 員 回 答 してください 採 点 後 ( 点 数 の 転 記 得 点 の 入 力 ) 1 あなたは 採 点 後 の 作 業 のどこに 問 題 があるからミスにつながった(つながる)と 思 いますか 次 の1)~10)の 中 から3つ 選 び 番 号 に 印 を 付 けてください 1) 適 度 な 休 憩 の 不 足 2) 疑 問 や 迷 いが 生 じたときの 問 題 解 決 への 対 策 不 足 3) 得 点 の 転 記 や 入 力 作 業 の 手 順 についての 理 解 不 足 4) 得 点 の 集 計 表 や 一 覧 表 など データ 入 力 作 業 の 煩 雑 さ 5) 他 教 科 の 進 み 具 合 へのあせり 感 6) 業 務 の 中 心 となる 者 からの 指 示 の 未 確 認 ( 理 解 不 足 ) 7) 入 力 作 業 のための 人 員 や 時 間 の 不 足 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 2 上 記 1)~10) 以 外 のことで あなたが 転 記 ミスや 入 力 ミスにつながった(つな がる)と 思 うことを 教 えてください ( 点 数 の 転 記 得 点 の 入 力 に 関 して) 3 転 記 ミスや 入 力 ミスを 起 こさないために あなたが 大 切 だと 思 うことを 教 えてくだ さい ( 点 数 の 転 記 得 点 の 入 力 に 関 して) 全 員 回 答 してください 19

(2)アンケート 調 査 の 結 果 採 点 や 集 計 を 始 める 前 1 選 択 による 回 答 (1から10の 項 目 から3つを 選 択 する 表 中 の 網 掛 けは30% 以 上 の 回 答 があったもの) 原 因 主 たる 関 係 者 内 容 選 択 項 目 (10の 選 択 肢 の 中 から3つ 選 ぶ) 必 由 館 千 原 台 合 計 採 点 者 個 人 理 解 1) 採 点 のスケジュールや 終 了 予 定 日 時 の 未 確 認 18% 5% 13% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 2) 採 点 業 務 の 中 心 となる 者 が 不 明 確 26% 21% 24% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 3) 採 点 する 箇 所 の 不 明 確 さ 10% 16% 13% 採 点 者 個 人 理 解 4) 具 体 的 な 採 点 手 順 の 未 確 認 57% 70% 63% 採 点 者 個 人 理 解 5) 学 力 検 査 問 題 の 内 容 理 解 の 不 足 30% 28% 29% 採 点 者 個 人 理 解 6) 採 点 基 準 の 未 確 認 52% 28% 42% 採 点 者 個 人 理 解 7) 採 点 に 関 する 要 項 等 の 内 容 把 握 の 不 足 25% 28% 26% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 7% 23% 13% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 7% 12% 9% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 34% 67% 48% 61 人 中 43 人 中 104 人 中 2 自 由 記 述 による 回 答 ( 回 答 を 内 容 で 分 類 した ( ) 内 は アンケート 対 象 者 総 数 に 対 する 割 合 ) 原 因 61 43 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 20 (33%) 6 (14%) ミスが 許 されないという 自 覚 と 責 任 感 や 緊 張 感 の 欠 如 早 く 終 わらせたいという 気 持 ちのあせりによる 正 確 さの 欠 如 採 点 者 個 人 理 解 6 (10%) 3 (7%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 8 (13%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 8 (13%) 6 (14%) 管 理 監 督 者 作 業 内 容 6 (10%) 8 (19%) 採 点 基 準 の 理 解 不 足 検 査 問 題 の 内 容 理 解 の 不 足 採 点 基 準 の 不 明 確 さ 緊 張 による 疲 労 とストレスの 蓄 積 作 業 に 必 要 な 職 員 の 確 保 業 務 分 担 採 点 基 準 の 不 明 確 さと 指 示 説 明 の 確 保 具 体 的 な 採 点 手 順 のマニュアル 化 ができていない ( 千 ) 分 担 以 外 の 箇 所 の 採 点 を 手 伝 うことに 問 題 がある 再 検 システムに 問 題 があり マニュアルがない ( 千 ) 3 改 善 策 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 23 (38%) 10 (23%) ミスを 起 こさない 慎 重 さと 責 任 感 の 自 覚 と 心 構 え 採 点 に 余 裕 を 持 って 臨 む 採 点 者 個 人 理 解 3 (5%) 4 (9%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 8 (13%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 10 (16%) 21 (49%) 管 理 監 督 者 作 業 内 容 23 (38%) 14 (33%) 採 点 基 準 を 理 解 して 採 点 する 採 点 者 全 員 での 採 点 手 順 の 共 通 理 解 採 点 にかかる 時 間 的 余 裕 が 持 てるスケジュールの 設 定 集 中 して 採 点 できる 環 境 が 必 要 手 順 等 に 関 する 指 示 の 徹 底 採 点 体 制 の 構 築 採 点 スケジュールや 手 順 のマニュアルの 作 成 と 確 認 ( 千 ) 点 検 回 数 を 増 やす 複 数 で 点 検 作 業 をすること 20

採 点 集 計 中 1 選 択 による 回 答 (1から10の 項 目 から3つを 選 択 する 表 中 の 網 掛 けは30% 以 上 の 回 答 があったもの) 原 因 主 たる 関 係 者 内 容 選 択 項 目 (10の 選 択 肢 の 中 から3つ 選 ぶ) 必 由 館 千 原 台 合 計 管 理 監 督 者 業 務 環 境 1) 適 度 な 休 憩 の 不 足 48% 12% 33% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 2) 疑 問 や 迷 いが 生 じたときの 問 題 解 決 への 対 策 不 足 43% 37% 40% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 3) 採 点 基 準 についての 共 通 理 解 及 び 検 討 時 間 の 不 足 69% 67% 68% 採 点 者 個 人 意 識 4) 採 点 箇 所 の 中 途 変 更 や 追 加 31% 30% 31% 採 点 者 個 人 意 識 5) 他 教 科 の 進 み 具 合 へのあせり 感 36% 47% 40% 採 点 者 個 人 理 解 6) 業 務 の 中 心 となる 者 からの 指 示 の 未 確 認 ( 理 解 不 足 ) 11% 28% 18% 採 点 者 個 人 理 解 7) 採 点 に 関 する 要 項 手 順 等 の 内 容 把 握 の 不 足 13% 23% 17% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 3% 12% 7% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 3% 2% 3% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 18% 35% 25% 61 人 中 43 人 中 104 人 中 2 自 由 記 述 による 回 答 ( 回 答 を 内 容 で 分 類 した ( ) 内 は アンケート 対 象 者 総 数 に 対 する 割 合 ) 原 因 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 13 (21%) 8 (19%) ミスが 許 されないという 自 覚 と 責 任 感 や 緊 張 感, 集 中 力,の 欠 如 早 く 終 わらせたいという 気 持 ちのあせりによる 正 確 さの 欠 如 採 点 者 個 人 理 解 3 (5%) 4 (9%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 7 (11%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 3 (5%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 作 業 内 容 13 (21%) 11 (26%) 自 分 ひとりの 判 断 で 採 点 採 点 基 準 の 不 明 確 さ 休 憩 を 取 りにくい 雰 囲 気 採 点 場 所 の 狭 さと 落 ち 着 かない 雰 囲 気 ( 千 ) 業 務 分 担 と 採 点 手 順 の 指 示 説 明 不 足 採 点 基 準 の 確 認 不 足 採 点 者 の 割 り 振 りに 工 夫 が 必 要 ( 千 ) 再 検 システム 採 点 分 担 に 問 題 がある 3 改 善 策 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 19 (31%) 14 (33%) 採 点 者 個 人 理 解 3 (5%) 8 (19%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 16 (26%) 12 (28%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 10 (16%) 7 (16%) 管 理 監 督 者 作 業 内 容 19 (31%) 17 (40%) 緊 張 感 と 責 任 感 集 中 力 を 持 って 採 点 集 計 にあたる 間 違 いがあることを 前 提 に 点 検 確 認 する 他 教 科 の 進 行 に 影 響 されない 手 順 についての 共 通 理 解 とその 遵 守 疑 問 点 があれば 確 認 する 集 中 できる 環 境 づくり 十 分 な 時 間 を 確 保 適 度 な 休 憩 手 順 についての 説 明 を 確 実 に 行 い 徹 底 する 口 頭 及 び 文 書 で 確 認 経 験 の 少 ない 教 員 に 十 分 な 指 示 と 説 明 二 重 チェックを 三 重 チェックする 採 点 基 準 の 明 確 化 と 採 点 作 業 の 手 順 の 共 通 理 解 21

採 点 後 1 選 択 による 回 答 (1から10の 項 目 から3つを 選 択 する 表 中 の 網 掛 けは30% 以 上 の 回 答 があったもの) 原 因 主 たる 関 係 者 内 容 選 択 項 目 (10の 選 択 肢 の 中 から3つ 選 ぶ) 必 由 館 千 原 台 合 計 管 理 監 督 者 業 務 環 境 1) 適 度 な 休 憩 の 不 足 44% 9% 30% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 2) 疑 問 や 迷 いが 生 じたときの 問 題 解 決 への 対 策 不 足 31% 33% 32% 採 点 者 個 人 理 解 3) 得 点 の 転 記 や 入 力 作 業 の 手 順 についての 理 解 不 足 39% 56% 46% 管 理 監 督 者 業 務 内 容 4) 得 点 の 集 計 表 や 一 覧 表 など データ 入 力 作 業 の 煩 雑 さ 49% 53% 51% 採 点 者 個 人 意 識 5) 他 教 科 の 進 み 具 合 へのあせり 感 23% 37% 29% 採 点 者 個 人 理 解 6) 業 務 の 中 心 となる 者 からの 指 示 の 未 確 認 ( 理 解 不 足 ) 16% 30% 22% 管 理 監 督 者 業 務 環 境 7) 入 力 作 業 のための 人 員 や 時 間 の 不 足 34% 19% 28% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 8) 管 理 職 や 教 務 主 任 の 指 示 が 不 徹 底 3% 12% 7% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 9) 選 抜 について 職 員 会 議 での 説 明 が 不 足 2% 5% 3% 管 理 監 督 者 指 示 説 明 10) 具 体 的 な 手 順 についての 説 明 や 指 示 が 不 足 11% 40% 23% 61 人 中 43 人 中 104 人 中 2 自 由 記 述 による 回 答 ( 回 答 を 内 容 で 分 類 した ( ) 内 は アンケート 対 象 者 総 数 に 対 する 割 合 ) 原 因 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 14 (23%) 8 (19%) 採 点 者 個 人 理 解 3 (5%) 4 (9%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 3 (5%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 2 (3%) 5 (12%) 合 っているだろうという 思 い 込 み ( 点 検 時 の 確 認 の 注 意 不 足 ) 限 られた 時 間 で 迅 速 に 作 業 しなければならない 心 理 的 負 担 記 入 欄 のずれ 聞 き 取 り 違 い 等 の 初 歩 的 ミス 配 点 等 を 確 実 に 把 握 して 入 力 していなかった 集 中 できる 環 境 が 必 要 ( 千 ) 時 間 の 確 保 具 体 的 に 細 かな 手 順 の 説 明 がなかったこと 採 点 前 の 全 体 への 十 分 な 指 示 の 不 足 管 理 監 督 者 作 業 内 容 7 (11%) 6 (14%) マニュアルが 文 章 化 されていなかったこと 入 力 し 易 いようにデータを 準 備 するべきであった 3 改 善 策 主 たる 関 係 者 内 容 必 由 館 千 原 台 主 な 回 答 採 点 者 個 人 意 識 32 (52%) 24 (56%) 採 点 者 個 人 理 解 0 (0%) 3 (7%) 管 理 監 督 者 業 務 環 境 11 (18%) 3 (7%) 管 理 監 督 者 指 示 説 明 0 (0%) 5 (12%) 管 理 監 督 者 作 業 内 容 17 (28%) 26 (60%) 責 任 を 持 って 採 点 集 計 にあたる 間 違 いがあることを 前 提 に 点 検 確 認 する 手 順 について 十 分 に 確 認 共 通 理 解 する ( 千 ) 採 点 の 仕 方 入 力 の 仕 方 を 十 分 確 認 しておく ( 千 ) 集 中 できる 環 境 づくり 十 分 な 時 間 の 確 保 手 順 についての 説 明 をしっかりと 行 い 徹 底 する ( 千 ) 責 任 者 を 各 教 科 で 明 確 化 する ( 千 ) 二 重 チェックを 三 重 チェックにする 特 定 の 職 員 に 負 担 がかからないようなシステム 作 り ( 必 ) 22