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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の


月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

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Q7 従 業 員 に 対 する 現 物 給 付 は 報 酬 給 与 額 に 含 まれます A7 法 人 が 役 員 又 は 使 用 人 のために 給 付 する 金 銭 以 外 の 物 又 は 権 利 その 他 経 済 的 利 益 (いわ ゆる 現 物 給 与 )については 所 得 税 において 給

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

[ 特 別 控 除 の 一 覧 ] 控 除 の 内 容 特 定 扶 養 親 族 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 16 才 以 上 23 才 未 満 の 扶 養 親 族 ) 老 人 扶 養 親 族 配 偶 者 控 除 ( 税 法 上 の 扶 養 親 族 で 満 70 才 以 上 の

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

18 国立高等専門学校機構

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平 成 9 年 2 月 号 税 制 改 正 情 報 第 0 号 今 回 のテーマ 大 久 保 久 美 子 年 末 調 整 の 今 年 の 変 更 点 今 年 も 残 すところヶ 月 ほどとなり 年 末 調 整 の 時 期 となりました そこで 今 回 は 今 年 の 年 末 調 整 における 変 更

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (4 年 4 月 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 級 級 級 4 級 5 級 号 給 の 給 料 月 額 5, 85,,9,9 89, 最 高 号 給 の 給 料 月 額 4,7 7,8 54,7 88, 4, ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 分 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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類 ( 番 号 を 記 載 ) 施 設 名 事 所 名 所 在 事 開 始 年 月 日 事 規 模 ( 定 員 ) 公 益 事 必 要 な 者 に 対 し 相 談 情 報 提 供 助 言 行 政 や 福 祉 保 健 医 療 サービス 事 者 等 との 連 絡 調 整 を 行 う 等 の 事 必 要

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別紙3

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

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給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え

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●H25様式(つくば市版).xls

Transcription:

厚 生 労 働 大 臣 塩 崎 恭 久 様 全 国 老 施 協 発 第 1736 号 平 成 27 年 12 月 15 日 公 益 社 団 法 人 全 国 老 人 福 祉 施 設 協 議 会 会 長 石 川 憲 一 億 総 活 躍 社 会 の 実 現 に 資 する 介 護 離 職 ゼロ 施 策 について( 要 望 ) 政 府 では 一 億 総 活 躍 社 会 の 実 現 に 向 け 新 三 本 の 矢 の 一 つとして 介 護 離 職 を なくす 目 標 が 掲 げられており それに 直 結 する 緊 急 対 応 策 が 検 討 されています 介 護 離 職 ゼロ を 実 現 し 経 済 成 長 に 資 する 労 働 力 の 確 保 を 図 るためには 先 ず は 介 護 報 酬 のプラス 改 定 によって 施 設 経 営 の 安 定 的 基 盤 を 確 保 し もって 介 護 従 事 者 の 処 遇 改 善 を 図 ることが 第 一 です その 上 で 目 標 達 成 に 向 け 介 護 の 力 を 加 速 させ る 新 規 拡 充 施 策 についても 積 極 的 に 展 開 していただきますようお 願 いいたします つきましては 当 該 目 標 の 実 現 に 資 する 具 体 的 な 取 り 組 みの 一 環 として 下 記 につ いて 特 段 の 配 慮 を 賜 りますよう 要 望 いたします 記 1. 賃 貸 物 件 で 運 営 する 特 別 養 護 老 人 ホームの 整 備 を 促 す 税 制 措 置 について 社 会 福 祉 法 人 等 の 運 営 する 特 別 養 護 老 人 ホームについては 建 物 の 自 己 所 有 が 原 則 であるため 地 方 税 法 第 348 条 の 規 定 により 老 人 福 祉 施 設 の 用 に 供 する 資 産 として 固 定 資 産 税 の 非 課 税 が 適 用 されています 今 般 大 都 市 部 での 整 備 を 促 す 狙 いから 賃 貸 物 件 で 運 営 する 特 別 養 護 老 人 ホ ーム を 認 める 方 針 が 検 討 されています この 場 合 の 固 定 資 産 税 については 地 方 税 法 第 348 条 第 2 項 ただし 書 きにより 当 該 建 物 の 所 有 者 に 固 定 資 産 税 を 課 すことができる とあり 賃 貸 物 件 の 所 有 者 に 固 定 資 産 税 負 担 が 生 じると 考 えられます 賃 貸 物 件 の 所 有 者 に 固 定 資 産 税 が 課 税 された 場 合 税 負 担 分 はコストとして 社 会 福 祉 法 人 への 賃 貸 料 に 算 入 され 最 終 的 に 施 設 の 利 用 料 金 ( 居 住 費 )に 転 嫁 されるため 従 来 の 特 別 養 護 老 人 ホームと 比 べて 利 用 者 の 負 担 増 が 予 想 されます 在 宅 要 介 護 者 の 適 切 な 施 設 入 所 を 保 証 し 当 該 家 族 の 介 護 離 職 を 防 ぐため には 賃 貸 物 件 で 運 営 する 特 別 養 護 老 人 ホーム の 固 定 資 産 税 の 取 扱 いについ て 社 会 福 祉 法 人 の 自 己 所 有 の 建 物 と 同 様 に 非 課 税 とし 利 用 料 金 の 負 担 増 を

抑 制 することが 重 要 です 都 市 部 の 介 護 施 設 不 足 解 消 に 向 け 固 定 資 産 所 有 者 の 積 極 的 な 建 物 投 資 を 喚 起 するとともに 税 制 上 の 優 遇 措 置 によって 適 正 な 賃 貸 料 の 設 定 を 促 すため 賃 貸 物 件 で 運 営 する 特 別 養 護 老 人 ホームの 固 定 資 産 税 について 時 限 的 措 置 とし て 非 課 税 範 囲 の 対 象 としていただきますようお 願 いいたします 参 考 条 文 ( 関 連 条 文 のみ 掲 載 ) 地 方 税 法 第 348 条 ( 固 定 資 産 税 の 非 課 税 の 範 囲 ) 2 固 定 資 産 税 は 次 に 掲 げる 固 定 資 産 に 対 しては 課 することができない ただし 固 定 資 産 を 有 料 で 借 り 受 けた 者 がこれを 次 に 掲 げる 固 定 資 産 として 使 用 する 場 合 においては 当 該 固 定 資 産 の 所 有 者 に 課 することができる 十 の 五 社 会 福 祉 法 人 その 他 政 令 で 定 める 者 が 老 人 福 祉 法 第 五 条 の 三 に 規 定 する 老 人 福 祉 施 設 の 用 に 供 する 固 定 資 産 で 政 令 で 定 めるもの 2. 介 護 人 材 確 保 に 資 する 就 労 を 促 す 新 たな 税 制 措 置 について (1) 所 得 税 の 非 課 税 措 置 の 適 用 拡 大 介 護 離 職 ゼロ を 実 現 し 経 済 成 長 に 資 する 労 働 力 の 確 保 を 図 るためには 更 なる 施 設 整 備 を 進 めると 同 時 に 介 護 従 事 者 の 定 着 と 新 たな 介 護 人 材 の 確 保 が 必 要 です 1 介 護 職 員 処 遇 改 善 加 算 に 係 る 給 与 分 の 非 課 税 措 置 の 適 用 について 介 護 人 材 の 定 着 確 保 に 資 する 取 り 組 みとして 介 護 職 員 処 遇 改 善 加 算 の 目 的 とする 処 遇 改 善 を 税 制 措 置 により 更 に 補 強 する 観 点 からも 給 与 所 得 における 当 該 加 算 相 当 額 に 係 る 非 課 税 措 置 の 適 用 をご 検 討 くださいます ようお 願 いいたします ( 例 ) 給 与 25 万 円 のうち 介 護 職 員 処 遇 改 善 加 算 相 当 額 が1 万 円 である 場 合 25 万 円 -1 万 円 =24 万 円 に 対 して 所 得 税 を 課 税 し 1 万 円 については 非 課 税 とする 2 介 護 従 事 者 に 対 し 技 術 等 の 習 得 をさせるために 支 給 する 金 品 の 非 課 税 措 置 の 適 用 について 介 護 従 事 者 の 専 門 性 と 社 会 的 評 価 の 向 上 によって 介 護 のイメージ 改 善 を 図 ることは 安 定 的 かつ 適 正 なサービス 提 供 及 び 人 材 確 保 のためのキャ リアアップ に 資 することから 介 護 分 野 に 係 る 資 格 取 得 又 は 研 修 受 講 に 関 わる 本 人 負 担 軽 減 を 目 的 として 介 護 事 業 者 が 職 員 に 支 給 する 手 当 に ついては 当 該 従 事 者 の 所 得 として 認 定 するのではなく 事 業 者 の 費 用 ( 損 金 算 入 )としていただきますようお 願 いいたします なお 所 得 税 基 本 通 達 法 9 条 非 課 税 所 得 関 係 9-15 では 学 資 金

に 関 する 定 めがあります 上 記 の 手 当 について 学 資 金 とみなされる 場 合 は 介 護 に 係 る 学 資 金 として 非 課 税 の 拡 充 及 び 適 用 要 件 の 緩 和 を ご 検 討 くださいますようお 願 いいたします 使 用 人 等 に 対 し 技 術 の 習 得 等 をさせるために 支 給 する 金 品 ( 所 基 通 ) 9-15 使 用 者 が 自 己 の 業 務 遂 行 上 の 必 要 に 基 づき 役 員 又 は 使 用 人 に 当 該 役 員 又 は 使 用 人 としての 職 務 に 直 接 必 要 な 技 術 若 しくは 知 識 を 習 得 させ 又 は 免 許 若 しくは 資 格 を 取 得 させるための 研 修 会 講 習 会 等 の 出 席 費 用 又 は 大 学 等 における 聴 講 費 用 に 充 てるものと して 支 給 する 金 品 については これらの 費 用 として 適 正 なものに 限 り 課 税 しなくて 差 し 支 えない 3 宿 日 直 料 の 非 課 税 措 置 の 拡 充 及 び 適 用 要 件 の 緩 和 について 給 与 所 得 のうち 宿 日 直 料 は 所 得 税 基 本 通 達 法 第 28 条 給 与 所 得 関 係 28-1 の 定 めにより 1 回 の 宿 日 直 について 支 給 される 金 額 のうち 4,000 円 ( 宿 直 又 は 日 直 の 勤 務 をすることにより 支 給 される 食 事 がある 場 合 には 4,000 円 からその 食 事 の 価 額 を 控 除 した 残 額 )までの 部 分 について は 課 税 されません ただし 下 表 に 掲 げる 宿 日 直 料 については その 全 額 が 課 税 の 対 象 とされています 夜 勤 交 代 制 勤 務 を 含 む 介 護 労 働 では 質 のよい 介 護 サービスを 提 供 する ため 介 護 従 事 者 の 心 身 の 健 康 の 保 持 増 進 に 資 する 対 応 が 求 められていま す 不 規 則 勤 務 による 心 身 への 負 担 軽 減 を 図 る 観 点 から できるだけ1 人 あたりの 宿 直 の 回 数 は 少 なくし 勤 務 時 間 は 短 くするよう 努 めているとこ ろですが 特 に 下 表 (2)については 数 時 間 の 勤 務 時 間 の 短 縮 に 対 しても 代 日 休 暇 を 取 得 したとみなされ 税 務 調 査 において 全 額 が 課 税 対 象 とされ る 事 例 が 報 告 されているところです 労 働 環 境 の 改 善 に 資 する 負 担 軽 減 の 取 組 み 等 に 対 し 下 表 の(1)(2)につ いて 非 課 税 の 拡 充 及 び 適 用 要 件 の 緩 和 をご 検 討 くださいますようお 願 い いたします 課 税 対 象 の 宿 日 直 料 ( 所 基 通 28-1 より 抜 粋 ) (1) 休 日 又 は 夜 間 の 留 守 番 だけを 行 うために 雇 用 された 人 や 勤 務 する 場 所 に 居 住 し 休 日 又 は 夜 間 の 留 守 番 をも 含 めた 勤 務 を 行 うものとして 雇 用 された 人 にその 留 守 番 に 相 当 する 勤 務 について 支 給 される 宿 日 直 料 (2) 宿 日 直 の 勤 務 をその 人 の 通 常 の 勤 務 時 間 内 の 勤 務 として 行 った 人 やこれらの 勤 務 をし たことにより 代 日 休 暇 が 与 えられる 人 に 支 給 される 宿 日 直 料 (3) 宿 日 直 の 勤 務 をする 人 の 通 常 の 給 与 の 額 に 比 例 した 金 額 又 はその 給 与 の 額 に 比 例 した 金 額 に 近 似 するように 給 与 の 額 の 階 級 区 分 等 に 応 じて 定 められた 金 額 により 支 給 され る 宿 日 直 料 (その 宿 日 直 料 が 上 記 の 給 与 の 額 に 比 例 した 金 額 とその 他 の 金 額 との 合 計 額 によって 支 給 される 場 合 には その 比 例 した 部 分 の 金 額 )

(2) 所 得 控 除 の 見 直 し 所 得 税 の 計 算 では 各 納 税 者 の 個 人 的 事 情 を 加 味 するために 所 得 から 差 し 引 くことができ 課 税 されない 所 得 控 除 の 制 度 が 設 けられていますが 介 護 人 材 確 保 対 策 の 一 環 として 次 のとおり 各 種 所 得 控 除 の 見 直 しをお 願 いいたし ます 1 基 礎 控 除 の 見 直 しについて 基 礎 控 除 はすべての 納 税 者 が 無 条 件 に 差 し 引 ける 所 得 控 除 であり その 額 は 現 在 38 万 円 となっています 今 般 の 新 三 本 の 矢 は 21 世 紀 後 半 の 我 が 国 経 済 の 基 盤 を 構 築 するイノ ベーションであります そのための 人 材 活 躍 の 場 を 保 証 していくための 保 育 所 待 機 児 ゼロ 女 性 の 活 躍 介 護 離 職 ゼロ 政 策 と 考 えます これを 支 える 保 育 看 護 介 護 労 働 は 長 時 間 かつ 変 則 的 で 身 体 的 精 神 的 負 担 と 責 任 の 重 い 業 務 であります 事 業 者 の 労 働 処 遇 改 善 の 努 力 は 当 然 のことでありますが 一 億 総 活 躍 社 会 の 実 現 に 資 する 緊 急 対 応 の 観 点 から 育 児 介 護 を 支 える 従 事 者 に 対 する 評 価 として 給 与 所 得 における 特 別 基 礎 控 除 を 創 設 することをご 検 討 くださいますようお 願 いいたします 更 に 新 たな 介 護 従 事 者 の 就 労 を 促 す 観 点 から 新 卒 の 者 一 定 年 数 以 上 不 就 労 であった 者 が 介 護 分 野 において 就 労 を 開 始 した 場 合 に 新 規 就 労 月 を 含 めた 数 か 月 間 に 限 り 上 記 の 特 別 基 礎 控 除 として 一 定 の 控 除 額 を 設 定 していただきますよう あわせてお 願 いいたします 2 配 偶 者 控 除 の 見 直 しについて 配 偶 者 控 除 については いわゆる 103 万 円 の 壁 があり 社 会 保 険 料 負 担 が 生 じる 130 万 円 の 壁 とともに 従 来 税 制 社 会 保 障 制 度 におけ る 女 性 の 就 労 調 整 要 因 と 指 摘 されながら 抜 本 的 な 見 直 しを 先 送 りされて きた 経 緯 があります 政 府 税 制 調 査 会 働 き 方 の 選 択 に 対 して 中 立 的 な 税 制 の 構 築 をはじめとす る 個 人 所 得 課 税 改 革 に 関 する 論 点 整 理 ( 平 成 26 年 11 月 7 日 )における 見 直 し 案 等 を 踏 まえ 働 く 女 性 を 支 える 育 児 介 護 家 事 支 援 策 の 拡 充 整 備 とともに 配 偶 者 控 除 の 見 直 しについて 早 急 に 対 応 されますようお 願 いいたします 3 寡 婦 寡 夫 控 除 の 見 直 しについて

厚 生 労 働 省 平 成 23 年 度 全 国 母 子 世 帯 等 調 査 によると 母 子 家 庭 の 母 の 有 している 主 な 資 格 のうち 介 護 福 祉 士 は 現 在 の 仕 事 に 役 立 っている 資 格 として 95.8%の 回 答 を 得 ています 寡 婦 ( 寡 夫 )の 介 護 施 設 等 への 就 労 に 係 る 新 たなインセンティヴとして 介 護 業 務 に 従 事 する 者 の 寡 婦 ( 寡 夫 ) 控 除 の 控 除 額 の 拡 大 について ご 検 討 くださいますようお 願 いいたします 3. 公 務 員 について 家 族 手 当 の 見 直 し 一 般 に 民 間 企 業 が 支 給 する 家 族 手 当 は 配 偶 者 が 税 または 社 会 保 険 上 の 扶 養 家 族 であることが 支 給 要 件 になっていることが 多 いため 前 述 の 103 万 円 の 壁 130 万 円 の 壁 とともに 既 婚 女 性 の 就 労 阻 害 の 要 因 となっています 公 務 員 についても 同 様 の 支 給 状 況 であることから 先 ずは 公 務 員 の 配 偶 者 に 係 る 扶 養 手 当 について 支 給 要 件 から 扶 養 条 件 を 外 すことについてご 検 討 くだ さいますようお 願 いいたします 4. 母 子 家 庭 の 母 の 介 護 に 係 る 資 格 取 得 への 支 援 厚 生 労 働 省 平 成 23 年 度 全 国 母 子 世 帯 等 調 査 によると 母 子 家 庭 の 母 の 有 し ている 主 な 資 格 のうち 介 護 福 祉 士 准 看 護 師 作 業 療 法 士 等 の 看 護 介 護 に 係 る 資 格 は 現 在 の 仕 事 に 役 立 っている 資 格 としていずれも 高 率 の 回 答 を 得 て います 母 子 家 庭 の 母 の 介 護 に 係 る 資 格 取 得 の 支 援 を 図 るため 当 該 資 格 取 得 に 係 る 学 費 受 講 料 等 について 助 成 金 給 付 金 等 の 仕 組 みを 拡 充 していただきま すようお 願 いいたします 5. 雇 用 保 険 の 積 立 金 ( 失 業 等 給 付 の 剰 余 積 立 )の 活 用 について 失 業 率 の 低 下 による 雇 用 保 険 の 積 立 金 の 剰 余 資 金 を 財 源 として 介 護 休 業 給 付 の 支 給 拡 充 を 図 るほか 介 護 離 職 ゼロに 資 する 施 設 整 備 についてご 検 討 く ださいますようお 願 いいたします