どを 実 施 することで 日 本 に 圧 力 を 加 えてくることが 予 想 される これに 対 し 日 本 は 海 上 保 安 庁 が 主 体 となって 領 海 侵 入 に 対 処 するとともに 海 空 自 衛 隊 による 警 戒 監 視 を 強 化 していくことになるだろう そういう 動 きに

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した 開 示 決 定 等 に 当 たっては, 法 11 条 を 適 用 して, 平 成 23 年 5 月 13 日 まで 開 示 決 定 等 の 期 限 を 延 長 し, 同 年 4 月 11 日 付 け 防 官 文 第 号 により,1 枚 目 を 一 部 開 示 した そして, 同 年

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

近畿中部防衛局広報誌

3 避 難 状 況 避 難 指 示 避 難 勧 告 都 道 府 県 名 市 区 町 村 名 指 示 日 時 勧 告 日 時 青 森 県 岩 手 県 山 形 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 鰺 ヶ 沢 町 月 16 日 12 時 55 分 10 月 22 日 10 時 00 分

不 利 益 処 分 に 係 る 法 令 名 漁 港 漁 場 整 備 法 第 39 条 の2 第 1 項 工 作 物 建 造 許 可 等 の 取 消 無 許 可 行 為 の 中 止 復 旧 命 令 等 法 令 の 定 め 第 39 条 の2 第 1 項 漁 港 管 理 者 は 次 の 各 号 のいずれ

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

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参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

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加 古 川 市 市 街 化 調 整 区 域 における 地 区 計 画 制 度 の 運 用 基 準 ( 概 要 ) 第 1 章 総 則 運 用 基 準 の 目 的 地 区 計 画 制 度 の 運 用 により 良 好 な 居 住 環 境 の 維 持 及 び 育 成 を 目 的 とする ( 第 1 条 )

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スライド 1

入札公告 機動装備センター

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

b) 参 加 表 明 書 の 提 出 時 において 東 北 地 方 整 備 局 ( 港 湾 空 港 関 係 を 除 く) における 平 成 年 度 土 木 関 係 建 設 コンサルタント 業 務 に 係 る 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 認 定 を 受 けて

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(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が


ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 A 18,248 11,166 4, ,066 6,42

ぞれの 能 力 に 基 づいて 適 切 な 貢 献 を 行 い 実 効 的 な 態 勢 確 立 のために 必 要 な 措 置 をとる 迅 速 かつ 実 効 的 な 対 応 のためには 柔 軟 な 能 力 が 必 要 緊 密 な 日 米 間 の 協 力 及 び 政 策 調 整 が 有 益 定 期 的

Taro-iryouhoken

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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Microsoft Word  要綱.doc

スライド 1

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

駐 車 場 管 理 規 程

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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公表表紙

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Microsoft Word - 基地協211117表紙重点要望.doc

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

スライド 1

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現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

Ⅰ 平成14年度の状況

航空隊等の内部組織に関する達

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

Transcription:

尖 閣 問 題 で 武 力 紛 争 が 起 こったら 石 垣 島 はどうなるか 2015 年 9 月 14 日 FB に 投 稿 石 垣 市 新 川 在 住 笹 尾 哲 夫 最 近 自 衛 隊 は 尖 閣 紛 争 をどう 戦 うか ( 西 村 金 一 岩 切 成 夫 末 次 富 美 雄 共 著 祥 伝 社 新 書 2014 年 刊 )という 本 を 読 みました 西 村 さんは 元 防 衛 省 自 衛 隊 情 報 分 析 官 岩 切 さんは 元 航 空 自 衛 隊 航 空 総 隊 幕 僚 長 末 次 さんは 元 海 上 自 衛 隊 護 衛 隊 司 令 という 自 衛 隊 の 幹 部 を 務 めた 軍 事 の 専 門 家 です 尖 閣 諸 島 をめぐって 起 こり 得 る 武 力 紛 争 について このベテランたちが 中 国 偽 装 漁 民 の 尖 閣 上 陸 による 小 競 り 合 い 中 国 軍 の 上 陸 作 戦 による 本 格 的 戦 闘 自 衛 隊 の 奪 回 作 戦 米 軍 の 参 戦 というシナリオに 沿 って 双 方 の 作 戦 目 標 使 用 兵 器 戦 闘 の 推 移 を 論 じて います 実 際 に 尖 閣 問 題 で 戦 闘 が 起 きたらどうなるかが 良 くわかる 興 味 深 い 内 容 です そこで 石 垣 島 を 含 む 先 島 諸 島 に 直 接 関 わることを 中 心 に この 本 からいくつかをひろってご 紹 介 したいと 思 います 以 下 内 はこの 本 からの 引 用 それ 以 外 は 私 のコメントです 戦 闘 全 体 の 特 徴 性 格 について 東 シナ 海 で 戦 いが 行 われるとすれば 近 代 的 な 長 射 程 のミサイルを 相 互 に 撃 ち 合 う 戦 いである 空 でも 海 上 でも 海 中 から 海 上 への 戦 いでも 人 類 が 未 だ 経 験 したことがない 戦 いになる (p.222) なるほど なぜいま 宮 古 石 垣 にミサイル 部 隊 なのか わかる 気 がします 防 衛 省 陸 上 自 衛 隊 が 配 備 しようとしている 地 対 艦 地 対 空 ミサイルは この 人 類 が 未 だ 経 験 したことがな いミサイル 戦 の 重 要 な 兵 器 になるのでしょう 平 時 における 緊 張 の 激 化 著 者 達 は 尖 閣 諸 島 の 領 海 及 び 接 続 海 域 への 中 国 国 家 海 警 局 の 船 舶 の 侵 入 と 海 上 保 安 庁 の 巡 視 船 による 対 応 という 現 状 を 踏 まえて 今 後 を 次 のように 予 想 しています 中 国 空 軍 は 自 衛 隊 機 の 中 国 機 への 接 近 飛 行 や 情 報 収 集 飛 行 に 対 して 緊 急 発 進 を 行 ない 警 戒 監 視 の 度 を 強 め 海 軍 を 中 心 に 海 警 局 船 舶 などと 東 シナ 海 において 演 習 な

どを 実 施 することで 日 本 に 圧 力 を 加 えてくることが 予 想 される これに 対 し 日 本 は 海 上 保 安 庁 が 主 体 となって 領 海 侵 入 に 対 処 するとともに 海 空 自 衛 隊 による 警 戒 監 視 を 強 化 していくことになるだろう そういう 動 きに 伴 い 日 中 ともに 南 西 諸 島 地 域 での 活 動 がますます 活 発 化 していき 次 第 に 緊 迫 の 度 合 いが 高 まることが 考 えられる (p.18) 海 上 保 安 庁 海 警 という 警 察 力 同 士 のにらみ 合 いが 中 国 軍 と 自 衛 隊 の 活 動 の 活 発 化 に よって 次 第 に 軍 事 力 同 士 のにらみ 合 いに 変 わっていきます そして 陸 上 自 衛 隊 は( 中 略 ) 中 国 海 兵 隊 の 尖 閣 諸 島 占 拠 を 防 ぐため 同 諸 島 に 一 個 大 隊 規 模 南 西 諸 島 の 島 嶼 にはそれぞれの 島 に 連 隊 規 模 の 部 隊 を 事 前 に 展 開 することも 考 えら れる ただし これらの 兵 力 の 展 開 は 両 国 間 の 緊 張 を 高 め 特 に 尖 閣 諸 島 に 日 中 いずれかが 軍 隊 を 配 備 した 場 合 には 武 力 紛 争 に 発 展 する 可 能 性 は 大 きいといえよう (p.27) 連 隊 規 模 と 言 えば 数 百 から 千 人 程 度 の 兵 力 でしょう 先 島 諸 島 に 陸 自 部 隊 の 配 備 が 進 めば 両 国 間 の 緊 張 はさらに 高 まり 武 力 紛 争 の 可 能 性 が 強 まります そして 著 者 達 は 漁 民 に 変 装 した 中 国 の 民 兵 などが 漁 船 で 尖 閣 に 近 づき 上 陸 するシナリオを 考 えています 中 国 偽 装 漁 民 の 尖 閣 上 陸 尖 閣 に 上 陸 した 漁 民 などが 武 器 を 保 有 するなど その 対 応 が 海 上 保 安 庁 の 能 力 を 超 えると 判 断 された 場 合 には 日 本 国 政 府 は 海 上 警 備 行 動 を 発 令 し 海 上 自 衛 隊 は 海 上 保 安 庁 と 協 同 して 中 国 漁 船 への 対 応 を 行 う このような 海 上 自 衛 隊 艦 艇 等 の 活 動 に 対 し 中 国 海 軍 艦 艇 等 は 航 行 妨 害 等 を 実 施 し 南 西 諸 島 海 域 で 偶 発 的 な 武 力 衝 突 が 発 生 するなど 一 気 に 緊 迫 の 度 が 高 まる 可 能 性 が 高 い 尖 閣 周 辺 海 域 において 中 国 軍 と 自 衛 隊 の 対 峙 状 態 が 生 起 し 継 続 すると 一 気 に 軍 事 的 小 競 り 合 い 等 衝 突 のエスカレーションラダーを 駆 け 上 がる 可 能 性 がある (p.31) 偽 装 漁 民 の 上 陸 はひとつのあり 得 るケースですが 一 般 に 尖 閣 周 辺 海 域 で 中 国 軍 と 自 衛 隊 のにらみあいが 続 くと さまざまなきっかけで 一 気 に 武 力 衝 突 に 突 き 進 む 可 能 性 が

あります もめごとの 火 種 を 抱 えた 地 域 での 軍 事 力 は 戦 争 を 防 ぐ 抑 止 力 どころか 逆 に 戦 争 突 入 力 になり 得 るのです 南 西 諸 島 にある 利 用 可 能 な 港 湾 民 間 空 港 を 自 衛 隊 機 及 び 米 軍 機 の 離 発 着 支 援 が できるように 整 備 し 燃 料 弾 薬 などを 地 下 施 設 に 備 蓄 して 艦 艇 作 戦 機 等 の 航 空 基 地 と して 活 用 する (p.33) 先 島 諸 島 の 前 線 基 地 化 です 南 ぬ 島 石 垣 空 港 や 石 垣 港 は このような 基 地 に 変 わるでしょ う 米 軍 機 の 使 用 は 当 然 の 前 提 と 考 えられています 陸 上 自 衛 隊 は ( 中 略 ) 中 国 の 侵 攻 部 隊 の 尖 閣 諸 島 などへの 接 近 を 阻 止 するために 対 艦 ミサイル 部 隊 を 主 要 な 島 々に 配 備 するとともに 航 空 自 衛 隊 と 連 携 して 作 戦 地 域 の 防 空 態 勢 を 整 備 しておく (p.39) 陸 自 の 地 対 艦 ミサイル( 射 程 約 200km)が 尖 閣 諸 島 に 接 近 する 艦 艇 を 標 的 にしているこ とをはっきり 述 べています 重 要 なのは 陸 自 ミサイル 部 隊 の 先 島 配 備 が 偽 装 漁 民 の 上 陸 を 待 つまでもなく 現 在 既 に 実 施 されようとしていることです 私 は この 配 備 自 体 が 偽 装 漁 民 にも 劣 らぬ 緊 張 激 化 の 要 因 になるのではないかと 見 ています 著 者 達 は 偽 装 漁 民 の 排 除 あるいは 保 護 をめぐる 両 国 の 衝 突 が 中 国 軍 の 尖 閣 上 陸 作 戦 という 戦 闘 に 発 展 することを 想 定 しています 本 格 的 武 力 紛 争 中 国 軍 の 尖 閣 上 陸 中 国 第 二 砲 兵 ( 戦 略 ロケット 軍 )は 南 西 諸 島 に 所 在 する 日 本 の 基 地 レーダー 地 対 空 ミサイルなどの 機 能 低 下 能 力 喪 失 を 狙 いとして SRBM MRBM SLBM 等 の 弾 道 ミサ イルなどを 発 射 する 引 き 続 き 中 国 空 軍 は 揚 陸 艦 及 び 輸 送 機 などによる 着 上 陸 作 戦 を 安 全 容 易 に 実 施 するために 戦 闘 機 を 随 伴 した 爆 撃 機 戦 闘 爆 撃 機 が 南 西 諸 島 に 対 する 爆 撃 を 実 施 する そして 水 上 戦 闘 艦 艇 群 による 防 御 を 得 た 上 陸 部 隊 の 中 国 軍 が 尖 閣 に 上 陸 を 開 始 する (p.43-44)

SRBM MRBM SLBM とは それぞれ 短 距 離 中 距 離 潜 水 艦 発 射 の 弾 道 ミサイルのこ とです 先 島 諸 島 に 置 かれる 軍 事 施 設 は 本 格 的 武 力 紛 争 が 始 まれば ミサイルと 爆 撃 機 の 攻 撃 にさらされることが 想 定 されています 日 本 政 府 は 防 衛 出 動 待 機 命 令 を 発 令 し 航 空 総 隊 隷 下 の 戦 闘 機 部 隊 を 機 動 展 開 さ せる ( 中 略 ) 民 間 機 などへ 紛 争 の 被 害 が 及 ばないように 飛 行 制 限 及 び 禁 止 空 域 を 設 定 し 南 西 地 域 全 域 が 自 衛 隊 の 作 戦 地 域 として 指 定 される (p.45) 政 府 は 武 力 攻 撃 事 態 対 処 法 に 基 づき 防 衛 上 の 事 態 と 認 定 防 衛 出 動 を 下 令 す る (p.45) こうして 先 島 は ミサイルが 飛 び 交 い 民 間 機 も 飛 べない 文 字 通 りの 戦 場 になります 自 治 体 警 察 海 上 保 安 庁 は 島 民 の 避 難 保 護 収 容 を 実 施 し 自 衛 隊 はこれを 支 援 護 衛 する (p.45) 国 民 保 護 法 に 基 づく 全 島 避 難 です ミサイル 着 弾 前 に 避 難 できなければ 生 命 が 危 険 にさ らされ 無 事 避 難 できても 見 慣 れた 景 色 住 まい 仕 事 の 全 てを 失 います それにしても 10 万 人 を 超 える 先 島 の 住 民 を どのように 輸 送 し どこに 保 護 収 容 するのでしょうか? 実 施 主 体 と 考 えられている 石 垣 市 役 所 八 重 山 警 察 署 海 上 保 安 庁 などは 具 体 的 な 避 難 計 画 を 持 っているのでしょうか? 状 況 により 掃 海 母 艦 潜 水 艦 航 空 機 などにより 主 要 な 海 域 に 機 雷 を 敷 設 するほか 主 要 な 島 々の 沿 岸 部 ( 上 陸 適 地 )に 水 際 地 雷 などを 埋 設 し 侵 攻 を 阻 止 する (p.50) 石 垣 島 の 上 陸 適 地 とは 名 蔵 湾 や 御 神 崎 などでしょうか 沖 合 いには 機 雷 が 浮 かび 浜 辺 は 地 雷 原 になります 中 国 からの 弾 道 ミサイル 攻 撃 は 北 朝 鮮 に 近 い 吉 林 省 と 台 湾 正 面 の 福 建 省 浙 江 省 の 二 方 向 から 発 射 されるために イージス 艦 を 二 正 面 に 配 備 しなければならず 空 中 です べてを 撃 破 することは 難 しい このため 日 本 の BMD を 突 破 した 弾 道 ミサイルや 巡 航 ミサ イル 攻 撃 に 対 して 戦 闘 機 による 飛 翔 ミサイルの 直 接 破 壊 及 び 基 地 防 空 火 器 特 に 短 SAM による 積 極 的 な 防 衛 と 在 地 にある 戦 闘 機 などの 空 中 退 避 や 人 員 退 避 隠 蔽 掩 蔽 に

よる 被 害 局 限 策 と 堅 固 な 基 地 防 御 措 置 などの 消 極 的 な 防 衛 の 双 方 で 対 処 する (p.52-54) BMD とは 弾 道 ミサイル 防 衛 短 SAM とは 短 距 離 地 対 空 ミサイルのことです 現 在 の 陸 自 配 備 計 画 で 導 入 予 定 の 地 対 空 ミサイルが 大 いに 使 われる 場 面 です しかし 軍 事 技 術 の 粋 を 集 めても この 積 極 的 防 衛 だけで 飛 来 する 弾 道 ミサイルや 巡 航 ミサイルを 全 て 撃 ち 落 とすのは 難 しく 戦 闘 機 の 空 中 退 避 などの 消 極 的 防 衛 も 併 用 せざるを 得 ないようで す 石 垣 市 街 地 は 見 る 影 もない 変 わり 果 てた 姿 になるでしょう 中 国 軍 が 尖 閣 諸 島 または 先 島 諸 島 にまで 上 陸 する 場 合 には 海 上 自 衛 隊 艦 対 艦 ミサ イル 及 び 陸 上 配 備 の 対 艦 ミサイルにより 中 国 海 軍 揚 陸 艦 及 びそれらを 支 援 する 艦 艇 を 洋 上 で 撃 破 する 損 害 が 出 てもさらに 島 に 向 かってくる 揚 陸 艦 に 対 しては 対 艦 ミサイル 対 戦 車 ミサイル 砲 撃 により それらを 撃 破 する さらに 上 陸 してくる 海 兵 部 隊 には 対 戦 車 火 器 などにより 撃 破 し 上 陸 を 阻 止 する (p.58) 宮 古 石 垣 の 陸 自 部 隊 は 破 壊 されずに 残 った 地 対 艦 ミサイルを 使 って 尖 閣 あるいは 先 島 に 上 陸 を 図 る 中 国 軍 艦 艇 を 集 中 攻 撃 します しかし 著 者 達 は 作 戦 が 完 全 には 成 功 せ ず 中 国 軍 の 一 部 が 尖 閣 に 上 陸 する 事 態 を 想 定 しています 日 本 の 尖 閣 奪 回 中 国 軍 の 一 部 が 尖 閣 に 上 陸 した 場 合 その 後 後 続 部 隊 を 上 陸 させ ヘリポート 飛 行 場 岸 壁 トーチカ ミサイルの 配 備 等 急 速 にインフラの 整 備 と 戦 力 増 強 を 図 るなど 実 効 支 配 のための 行 動 を 実 施 するだろう そして 尖 閣 の 領 有 を 国 内 外 に 宣 言 するとともに 中 国 軍 の 有 力 な 海 空 戦 力 を 引 き 続 き 尖 閣 周 辺 海 空 域 に 展 開 し 事 態 を 現 状 で 固 定 化 し 占 領 を 既 成 事 実 化 することになる (p.61) これに 対 して 日 本 は 本 州 に 残 していた 戦 力 で まず 尖 閣 周 辺 地 域 の 航 空 優 勢 海 上 優 勢 を 奪 回 確 保 するための 作 戦 を 行 い 中 国 の 海 空 部 隊 を 殲 滅 排 除 することに 努 める (p.61)

航 空 優 勢 海 上 優 勢 は 尖 閣 上 陸 に 成 功 した 中 国 軍 がまずは 握 っていると 想 定 されていま す 先 島 の 自 衛 隊 部 隊 も 取 り 残 された あるいは 任 務 で 残 った 住 民 も 事 実 上 本 土 と 本 島 から 切 り 離 された 状 態 に 置 かれているわけです この 段 階 では 日 本 の 尖 閣 逆 上 陸 作 戦 の 可 否 が 大 きなポイントになる そのためには 尖 閣 に 上 陸 した 中 国 部 隊 の 陣 地 構 築 を 含 む 戦 力 増 強 を いかに 阻 害 するかということと わが 国 の 逆 上 陸 兵 力 を いかに 安 全 に 尖 閣 に 輸 送 できるかという 点 が 重 要 になる ( 中 略 ) 中 国 軍 の 底 知 れぬ 人 的 抗 堪 (こうたん) 性 と 地 理 的 縦 深 性 及 び 自 衛 隊 の 限 ら れた 攻 撃 能 力 と 兵 力 の 量 燃 料 弾 薬 食 料 補 用 物 品 などの 補 給 量 も 勘 案 しなければな らない 従 って 日 本 の 兵 力 だけで 尖 閣 を 奪 回 する 戦 いはきわめて 熾 烈 なものとなり これに 伴 い 多 大 の 犠 牲 を 生 じる 可 能 性 が 高 いだろう (p.61-64) この 後 にも 自 衛 隊 による 逆 上 陸 作 戦 の 記 述 は 続 きますが 著 者 達 は 米 軍 の 参 戦 なしに は 奪 回 は 困 難 を 極 め 安 定 して 確 保 することも 難 しいと 見 ているようです 米 軍 参 戦 中 国 は 尖 閣 諸 島 を 占 拠 するに 当 たり 極 力 米 軍 参 加 の 回 避 に 努 める 従 って 弾 道 ミ サイル 攻 撃 や 巡 航 ミサイル 攻 撃 に 当 たっては 米 軍 基 地 を 避 け 世 論 戦 心 理 戦 により 戦 争 を 避 ける 方 向 に 米 国 世 論 を 誘 導 していく また 武 力 紛 争 の 範 囲 を 米 軍 基 地 がない 先 島 に 限 定 する 逆 に 日 本 にとっては 政 治 外 交 などあらゆる 手 段 を 講 じて 米 軍 が 参 戦 するように 誘 導 していくことが 必 要 となる (p.71) 著 者 達 は 結 局 米 軍 が 参 戦 するというシナリオを 描 いていますが そうだとしても 中 国 側 は 米 軍 の 役 割 を 限 定 的 にとどめるために 米 軍 基 地 への 攻 撃 はなるべく 控 えるでしょう ま た 日 米 側 も 嘉 手 納 普 天 間 ましてや 横 田 や 横 須 賀 にミサイルが 着 弾 する 事 態 は 避 けた いので 双 方 とも はじめから 終 わりまで 戦 闘 範 囲 をほぼ 先 島 に 限 定 しようとするでしょう これは 究 極 の 先 島 捨 て 石 作 戦 と 言 うほかありません

その 後 は 中 国 の 戦 闘 基 盤 そのものを 攻 撃 目 標 とする 米 軍 の 機 動 打 撃 力 と 自 衛 隊 の 尖 閣 上 陸 作 戦 によって 奪 回 に 成 功 すると 想 定 しています 日 本 の 尖 閣 確 保 及 び 維 持 中 国 軍 の 尖 閣 上 陸 部 隊 を 撃 破 排 除 し 自 衛 隊 が 確 保 した 後 島 には 陸 上 自 衛 隊 及 び 警 察 を 常 駐 させるだろう そのため 常 駐 化 と 尖 閣 防 衛 に 必 要 な 資 器 材 の 緊 急 輸 送 を 行 ない また 島 全 体 の 不 発 弾 等 の 安 全 処 置 を 講 じ 恒 久 的 施 設 を 建 設 する (p.79) 中 国 軍 は 日 本 ( 日 米 )の 強 力 な 反 抗 を 受 けて 尖 閣 上 陸 部 隊 を 撤 収 し 一 旦 東 シナ 海 沿 岸 へと 戦 力 を 下 げるであろう しかし 再 度 尖 閣 及 び 日 本 打 撃 のための 態 勢 立 て 直 しを 行 い 次 の 作 戦 発 動 に 備 え る (p.80) 尖 閣 諸 島 の 支 配 を 武 力 で 確 保 しても それで 平 和 になるわけではありません 尖 閣 は 要 塞 化 され 双 方 は 引 き 続 き 情 報 収 集 警 戒 監 視 等 の 海 上 作 戦 航 空 作 戦 を 実 施 し 軍 事 的 緊 張 は 続 きます そして 陸 上 自 衛 隊 は 尖 閣 諸 島 先 島 諸 島 に 中 国 軍 との 戦 闘 のための 部 隊 の 配 備 を 継 続 することになる 本 州 などから 抽 出 された 部 隊 を 補 うために 本 州 部 隊 の 再 編 制 を 実 施 する か 増 強 の 部 隊 を 編 制 して 新 たに 配 備 する 戦 闘 で 傷 ついた 石 垣 宮 古 など 先 島 諸 島 は 次 の 戦 闘 に 備 える 最 前 線 の 軍 事 拠 点 として 新 たに 再 編 強 化 されます 島 に 元 の 生 活 が 戻 ることは このシナリオからは 読 み 取 れませ ん 以 上 が この 本 が 描 く 尖 閣 武 力 紛 争 のあらましです もちろん これはひとつのシナリオ であり 必 ずこうなるというものではありません しかし 領 土 をめぐる 緊 張 の 高 まりが 武 力 紛 争 に 発 展 した 時 に 何 が 起 きるか 比 較 的 冷 静 な 分 析 と 予 想 が 示 されていると 思 います みなさんは どうお 感 じになったでしょうか 私 は 尖 閣 問 題 の 武 力 解 決 という 選 択 肢 は 私 にとってはあり 得 ない と 強 く 感 じました それは どちらが 勝 とうと 石 垣 島 での 私 の 生 活 が 根 本 的 に 失 われることはほとんど 避 けら れないと 悟 ったからです

別 の 選 択 肢 陸 上 自 衛 隊 ミサイル 部 隊 の 先 島 配 備 をやめさせ 平 和 的 外 交 交 渉 によっ て 領 土 問 題 を 解 決 する 道 を 全 力 で 追 求 したいと 思 います