J. Technology and Education, Vol.18, No.2, 211 J. Technology and Education, Vol.18, No.2, pp.61-7, 211 教 育 論 文 もったいない の 日 本 文 化 - 循 環 型 社 会 の 構 築 に 向 けて- 吉 村 忠 与 志 福 井 工 業 高 等 専 門 学 校 物 質 工 学 科 ( 916-857 鯖 江 市 下 司 町 ) tadayosi@fukui-nct.ac.jp Japanese culture Mottainai into the development of sustainable society Tadayosi YOSHIMURA Department of Chemistry and Biology Engineering, Fukui National College of Technology (Geshi, Sabae, Fukui 916-857, Japan) (Received June 15, 211; Accepted July 1, 211) Abstract With the development of science and technology, the Japanese eating habits became more similar to those of Europeans or Americans. The food self-sufficiency rate in Japan decreased from 79% to 4%. In spite of depending on foreign foods, Japanese make enough the cooking, and do leftovers. Garbage is currently incinerated at high temperatures. The action of garbage burning violates the Japanese culture Mottainai. With this waste, both agriculture and forestry decline. The forestry without the successor became the abandoned land, and it has been bought to the overseas capitalist. The keys which escape from the crisis of agriculture and forestry are in the Japanese culture Mottainai. Key words: Japanese culture Mottainai, Development of the sustainable society, Food self-sufficiency rate 1 はじめに 使 い 捨 ての 消 費 社 会 から 循 環 型 社 会 の 構 築 に 向 けて 社 会 が 変 わろうとしている 中 で 日 本 の 食 糧 事 情 は 自 給 率 4%という 低 い 状 態 に 甘 んじ 海 外 から 安 価 なものを 輸 入 して 飽 食 を 美 徳 とする 生 活 を 維 持 している G8 の 先 進 国 の 中 では これほど 低 い 食 料 自 給 率 は 日 本 だけであり 食 糧 問 題 が 国 家 最 大 の 戦 略 ともなっていない 古 来 からの 日 本 文 化 もったいない を 再 確 認 する 中 で 農 林 水 産 業 を 地 産 地 消 型 に 見 直 し 地 力 ある 日 本 文 化 の 推 進 と 持 続 可 能 なエコの 実 践 を 提 案 したい 2 食 生 活 の 変 化 日 本 における 科 学 産 業 の 発 展 によって 第 1 次 産 業 である 農 業 牧 畜 業 水 産 業 林 業 狩 猟 業 などから 第 2 次 産 業 である 製 造 業 工 業 建 設 業 などに 労 働 力 が 移 行 した それによって 国 - 61 -
http://bigjohn.fukui-nct.ac.jp/journal/ 家 戦 略 が 変 化 して 農 林 水 産 政 策 は 減 反 減 産 を 行 い 工 業 商 業 政 策 で 高 度 経 済 成 長 を 行 った 農 林 水 産 業 地 域 の 田 舎 から 工 業 商 業 地 域 の 都 市 に 人 々は 生 活 の 拠 点 を 移 して 都 会 での 衣 食 住 の 消 費 が 集 中 することになった 農 村 の 若 者 の 多 くは 都 会 に 出 て 工 場 や 会 社 で 仕 事 を 見 つけ 田 舎 に 戻 ら なくなった その 結 果 農 村 や 漁 村 は 高 齢 化 して すた 農 林 水 産 業 そのものが 廃 れていった 国 民 の 生 活 スタイルが 欧 米 化 すると 共 に 和 食 生 活 も 洋 食 化 が 進 んだ 日 本 人 は 食 の 多 様 化 で 和 食 の 中 心 である 米 を 食 べなくなった 日 本 人 の 食 習 慣 は 主 食 がパンなどに 移 行 した パンの 原 料 の 強 力 小 麦 は 日 本 では 生 産 できないこともあり 永 久 的 に 海 外 依 存 となった 小 麦 粉 では 日 本 食 の 讃 岐 うどんがオーストラリア 産 でないと 作 れないほ どにもなった 現 状 がある 日 本 の 食 生 活 の 変 化 をみると 196 年 は 食 料 自 給 率 79%であったが 198 年 になると 53%となり 2 年 に 4%となり 海 外 食 材 依 存 型 食 生 活 に 変 化 した 米 中 心 の 炭 水 化 物 を 多 くとる 和 食 生 活 か ら 肉 中 心 の 脂 質 を 多 くとる 洋 食 に 変 化 した 12 28.5kg/ 年 と 4 倍 強 に 増 大 した[1] 食 材 の 種 類 を 比 べると 196 年 頃 の 米 中 心 の 和 食 から 24 年 頃 ではパンや 肉 類 中 心 の 洋 食 に 変 化 している[2] 図 1 の 食 材 自 給 率 の 推 移 では 小 麦 と 大 豆 がほと んど 日 本 で 生 産 されずに 輸 入 に 依 存 していること がわかる 最 近 の 傾 向 では 肉 類 果 実 魚 介 類 が 輸 入 に 頼 っており 農 水 産 業 が 衰 退 している 図 2 に 耕 作 のうちの 面 積 推 移 を 示 す 米 の 消 費 激 減 に 相 応 して 米 の 国 内 生 産 力 も 低 下 した 農 地 面 積 は 減 反 政 策 などで 196 年 で 67 万 ha で あったのに 27 年 には 465 万 ha と 減 り 耕 作 放 棄 地 が 1975 年 は 13.1 万 ha であったのに 25 年 に 38.6 万 ha と 3 倍 に 増 大 した[4] 減 反 政 策 とは 余 剰 生 産 による 米 価 の 下 落 を 防 ぐための 生 産 調 整 政 策 である 米 価 の 下 落 は 耕 作 しても 儲 けになるどころか 損 が 出 てしまうなら 耕 作 せずに 補 助 金 をもらうほうが 得 とする 政 策 で ある これが 耕 作 放 棄 地 の 増 大 と 農 業 人 口 の 減 少 に 拍 車 をかけたのである 広 大 な 優 良 農 地 は 農 業 の 大 規 模 経 営 を 推 進 するどころか 郊 外 でのショ ッピングセンターに 買 い 取 られ 利 用 され 耕 作 農 地 はどんどん 減 少 の 一 途 である 自 給 率 (%) 1 8 6 4 2 米 鶏 卵 野 菜 牛 乳 乳 製 品 肉 類 魚 介 類 果 実 小 麦 大 豆 農 地 面 積 (1 4 ha) 7 6 5 4 昭 和 35 昭 和 4 昭 和 5 昭 和 6 年 号 平 成 7 平 成 13 平 成 14 3 昭 和 35 昭 和 4 昭 和 45 昭 和 5 昭 和 55 昭 和 4 平 成 2 平 成 7 平 成 12 平 成 13 平 成 14 平 成 15 平 成 19 図 1 食 材 の 自 給 率 の 推 移 [3] 年 号 農 水 産 省 日 本 人 の 食 卓 の 現 実 より 作 成 図 2 耕 作 農 地 面 積 の 推 移 [4] 農 林 水 産 省 耕 地 及 び 作 付 面 積 統 計 より 作 成 日 本 人 一 人 の 米 の 消 費 は 1965 年 で 112kg/ 年 だ ったものが 28 年 で 59.kg/ 年 と 半 減 した それ に 比 べて 肉 類 は 1965 年 で 6kg/ 年 から 28 年 に 図 3 に 先 進 国 における 食 料 自 給 率 の 推 移 を 示 す 先 進 国 にもかかわらず 日 本 の 食 料 自 給 率 が 4% - 62 -
J. Technology and Education, Vol.18, No.2, 211 と 低 い 理 由 は 高 度 経 済 成 長 に 伴 う 食 生 活 の 変 化 を 挙 げたが 他 にも 低 くなった 要 因 がある れるが 食 料 自 給 率 を 上 げない 限 り 他 国 支 配 の 恐 怖 から 脱 却 は 出 来 ない アメリカとの MSA 協 定 食 料 自 給 率 (%, カロリーベース) 3 25 2 15 1 5 オーストラリア カナダ フランス ドイツ イタリア イギリス スウェーデン アメリカ 日 本 が 原 因 とはいえ 日 本 の 食 料 はカナダ オースト ラリア 中 国 など 多 くの 国 から 大 量 に 輸 入 して おり 食 料 の 他 国 依 存 は 解 消 すべき 大 きな 国 家 的 問 題 である 世 界 の 穀 物 自 給 率 によると 穀 物 自 給 率 の 低 い 国 は 先 進 国 にはなく 日 本 だけが 低 いの は 異 常 である 196 197 198 199 2 21 年 図 3 食 料 自 給 率 の 推 移 [5] 農 水 産 省 データより 作 成 3 日 本 文 化 もったいない もったいない( 勿 体 無 い)とは 仏 教 用 語 で 勿 もったい 体 を 物 体 と 書 き それを 否 定 する 言 葉 である 物 の 本 来 あるべき 姿 がなくなるのを 惜 しみ 嘆 く 気 持 ちを 表 す 語 である 神 聖 な 物 を 粗 末 にしな 高 度 経 済 成 長 を 一 緒 に 成 し 遂 げてきたアメリカ の 影 響 が 大 きい 日 本 はアメリカの 農 産 物 を 購 入 して アメリカはその 代 わり 日 本 の 製 品 の 購 入 と 安 全 保 障 の 防 衛 投 資 に 当 ててきた 日 本 の 農 産 物 増 産 と 小 農 保 護 の 政 策 を 止 めて 農 産 物 の 輸 入 方 針 い 畏 敬 の 心 掛 けである 日 本 人 なら 誰 でも 持 っ ていた 当 り 前 の 行 動 規 範 である 物 事 にケチケ チするというのではなく ありがたい( 感 謝 ) 畏 れ 多 い( 謙 虚 ) 生 かし 切 る( 大 切 )という 心 掛 け 思 い やりを 総 じて もったいない という に 切 り 替 えたのが MSA 協 定 (Mutual Security Act 相 互 防 衛 援 助 協 定 1954 年 )である アメリカの 外 交 戦 略 に 加 えて 減 反 政 策 により 日 本 の 米 の 生 産 量 は 激 減 した アメリカは 自 国 生 産 の 小 麦 や トウモロコシなどの 穀 物 を 日 本 に 売 り 込 むことが 出 来 た 他 の 先 進 国 は 日 本 と 違 い 食 料 の 生 産 量 を 維 持 増 大 する 政 策 を 採 り 食 料 を 一 定 量 以 上 生 産 した 農 家 には 補 助 金 を 出 して 農 家 を 支 援 して いる 工 業 生 産 を 優 先 した 日 本 の 政 策 は 間 近 に 到 来 す る 食 糧 危 機 を 全 く 無 視 したものであり 余 るほど に 生 産 される 食 料 を 輸 出 し 最 低 でも 食 料 の 自 給 図 4 もったいない ホームページ [6] 率 75%を 確 保 するような 政 策 は 今 のところ 皆 無 で ある どの 国 でも 食 糧 問 題 は 国 家 最 大 の 戦 略 であ り 外 交 的 に 国 の 弱 みを 握 られている 要 因 であり 日 本 の 低 い 自 給 率 の 弱 点 の 解 消 は 喫 緊 の 課 題 であ る 安 い 農 水 産 物 を 輸 入 できるうちは 甘 んじてお もったいないという 言 葉 は ワンガリ マータ イ(Wangari Maathai)が MOTTAINAI という 言 葉 が 日 本 文 化 にあることを 講 演 の 中 で 紹 介 したこ とから 図 4 のようなもったいない 運 動 が 始 まっ - 63 -
http://bigjohn.fukui-nct.ac.jp/journal/ たといえる マータイはこれを 3 つの R(Reduce, Ruse, Recycle)をたった 一 言 で 表 現 する 言 葉 とし て 先 見 性 にたけたビジョンとした 世 界 の 言 葉 に ない 自 然 に 対 して 畏 敬 の 念 を 持 つ 日 本 文 化 の 大 切 さを 紹 介 した ごみも 分 別 回 収 すれば 立 派 な 資 源 であることを もったいない 運 動 の 中 で 示 したキャッチコピーが 図 4 である アルミ 缶 はボーキサイトと 比 べて 3% のエネルギーでアルミ 素 材 とすることができ ご みにしてしまうことはエネルギー 面 でもったいな いといえる 農 林 業 センサスによれば 耕 作 放 棄 地 が 1975 年 は 13.1 万 ha であり 1985 年 まで 横 ばいであった のに 199 年 以 降 耕 作 放 棄 が 増 加 に 転 じて 25 年 に 38.6 万 ha と 3 倍 に 増 大 したことを 示 した[8] 図 6 に 耕 作 放 棄 地 面 積 の 推 移 を 示 す 高 齢 化 と 兼 業 農 家 において 耕 作 地 の 放 棄 が 進 んだ 耕 作 放 棄 されるまでは 田 んぼであり 畑 であった 土 地 が 荒 れ 放 題 にしてしまうことは 真 にもったいない それ は 農 家 の 事 情 もあるが 農 作 物 が 1 年 以 上 作 付 け されず 農 家 が 数 年 の 内 に 作 付 けする 予 定 もない 土 地 である 4 耕 作 放 棄 地 日 本 のあちらこちらに 図 5 のような 耕 作 放 棄 地 が 点 在 する 段 々 畑 の 田 んぼには 先 人 が 整 備 した 水 田 とその 排 水 路 が 整 備 されていても 一 旦 放 棄 地 にして 荒 れ 放 題 にしてしまうと 用 排 水 路 を 復 活 させることが 出 来 ず 畦 はボロボロで 地 面 は 固 く 耕 作 地 に 戻 らない 土 地 となっている 先 人 からの 財 産 なのに 実 にもったいない 集 落 における 田 ん ぼは 個 々に 存 在 しているわけではなく いくつも の 田 んぼに 上 流 ~ 下 流 の 流 れを 上 手 く 使 って 水 を 分 配 している これは 昔 の 人 が 多 くの 人 手 と 時 間 図 6 耕 作 放 棄 地 面 積 の 推 移 [8] 農 林 水 産 省 耕 作 放 棄 地 の 現 状 と 課 題 (27 年 6 月 )より をかけて 作 り 上 げた 用 排 水 システムなのであるが 田 んぼが 放 棄 されると 当 然 管 理 も 上 手 くいかなく なってしまうので 田 んぼの 復 活 は 難 しくなる 耕 作 地 の 放 棄 の 原 因 について 農 林 水 産 省 調 べ (24 年 2 月 )の 結 果 の 分 析 を 多 い 順 にあげると 1 高 齢 化 による 労 働 力 不 足 2 生 産 性 が 低 い 3 農 地 の 受 け 手 がいない 4 土 地 条 件 が 悪 い となっている[9] 耕 作 面 積 の 少 ない 農 家 で 後 継 者 がおらず 高 齢 化 し 農 業 収 入 も 低 いことが 挙 げられる 農 業 を 主 業 専 業 とする 農 家 が 少 なく 農 業 経 営 に 生 き 詰 まり 米 価 の 下 落 が 進 み 減 反 面 積 が 拡 大 する 図 5 住 宅 付 近 の 耕 作 放 棄 地 [7] 中 先 行 き 不 安 で 主 業 農 家 が 農 地 の 引 き 取 りに 慎 - 64 -
J. Technology and Education, Vol.18, No.2, 211 重 になっている 宅 地 やスーパー 量 販 店 等 への 転 用 を 期 待 し 収 益 のあがらない 狭 い 農 地 をそのま ま 保 有 する 農 家 が 少 なくない 販 売 農 家 自 給 的 農 家 土 地 持 ち 非 農 家 の 耕 作 放 棄 地 面 積 の 合 計 は 39.6 万 ha となり 5 年 前 (25 年 )に 比 べて 1 万 ha 増 加 した しかし 耕 作 放 棄 地 面 積 の 増 加 率 は 2.7%となり 販 売 農 家 の 増 加 幅 は 縮 小 した[1] 農 業 就 業 人 口 の 平 均 年 齢 は 65.8 歳 となり 5 年 前 と 比 べて 2.6 歳 上 昇 した 日 本 の 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 による 農 業 人 口 の 減 少 が 顕 著 に 表 している[11] 5 森 林 の 売 却 危 機 日 本 国 民 誰 もが 気 付 いていることであるが 図 7 その 源 流 の 森 林 が 外 国 人 に 買 われてしまっている 外 国 人 の 土 地 取 得 に 規 制 が 必 要 であり 喫 緊 の 解 決 すべき 国 家 的 課 題 である 政 治 家 は 何 をしてい るか 悲 しい 限 りである 日 本 の 森 林 は 約 25 万 ha あり そのうち 約 13 万 ha( 約 5 割 )が 天 然 林 1 万 ha( 約 4 割 )が 人 工 林 残 りが 無 立 木 地 竹 林 などである 国 土 面 積 に 占 める 森 林 面 積 は 約 66%( 森 林 率 約 7 割 )で 先 進 国 の 中 では 有 数 の 森 林 大 国 である しかし 図 9 に 示 すように 197 年 ごろから 木 材 の 供 給 は 外 材 が 国 産 材 を 逆 転 し それと 同 時 に 自 給 率 も 低 迷 した のように 皆 が 心 配 している 政 府 は 何 しているの だと 日 本 国 は 外 国 人 に 買 われて 支 配 される 心 配 までしなければならない 先 祖 から 受 け 継 いだ 田 畑 森 林 であっても 管 理 できない 状 態 になると 二 束 三 文 で 誰 にでも 売 ってしまう 日 本 国 民 も 情 けないが 国 策 の 失 敗 と 受 け 取 り 国 が 買 い 取 る 仕 組 みを 早 急 に 作 らないと 図 7 のような 危 惧 をし なければならない 図 8 水 源 が 危 ない の 記 事 [13] 信 濃 毎 日 新 聞 211 年 2 月 2 日 掲 載 より 1 9 8 外 材 国 産 材 自 給 率 (%) 1 9 8 図 7 宇 多 田 ヒカルのつぶやき [12] 木 材 供 給 量 (1 3 m 3 ) 7 6 5 4 3 2 7 6 5 4 3 2 自 給 率 (%) 1 1 図 8 に 離 島 や 森 林 という 日 本 の 不 動 産 を 外 国 人 が 取 得 した 記 事 が 報 道 されている 日 本 国 の 安 全 保 障 問 題 がどうなるのか 心 配 するのは 私 だけで 昭 和 3 35 4 45 5 55 6 平 成 2 年 号 7 12 17 18 19 はない 図 8 の 山 形 県 の 水 源 は 最 上 川 にあるが 図 9 木 材 自 給 率 と 外 材 国 産 材 の 比 率 [14] - 65 -
http://bigjohn.fukui-nct.ac.jp/journal/ 林 野 庁 木 材 自 給 表 より 用 材 の 供 給 量 を 丸 太 換 算 したもの ての 価 値 が 高 い 樹 木 の 植 林 や 代 替 植 樹 を 大 規 模 に 行 った 戦 後 昭 和 2 年 代 後 半 から 4 年 代 後 半 紙 板 紙 42% 図 1 木 材 の 用 途 [14] 林 野 庁 木 材 自 給 表 より 家 具 建 具 5% 木 箱 梱 包 材 5% その 他 4% 建 築 土 木 44% の 植 林 事 業 (スギとヒノキの 植 林 政 策 )により 建 材 の 供 給 量 は 増 加 し 高 度 経 済 成 長 を 支 える 一 因 とは なった スギとヒノキの 植 林 の 分 布 について 都 道 府 県 別 に 調 べると 北 海 道 や 沖 縄 には スギとヒノキの 植 林 はほとんどない そこでは 戦 後 のスギとヒノ キの 植 林 事 業 がなかった 証 である また 香 川 県 も 少 なくスギ ヒノキ 林 は 1% 以 下 である それ 以 外 の 都 府 県 は 森 林 面 積 の 1% 以 上 がスギ ヒ ノキ 林 となり その 割 合 が 大 きい 森 林 面 積 (1 6 m 3 ) 3 25 2 15 1 5 天 然 林 人 工 林 昭 和 41 昭 和 51 昭 和 61 平 成 7 年 号 平 成 14 平 成 19 図 11 天 然 林 と 人 工 林 の 推 移 [14] 図 12 森 林 の 比 率 [15] 林 野 庁 木 材 自 給 表 より 林 野 庁 によると 日 本 の 森 林 面 積 は 日 本 で 利 用 される 木 材 の 用 途 は 図 1 のように なっており 建 築 土 木 紙 板 紙 で 86%を 占 め る 天 然 林 と 人 工 林 の 推 移 は 図 11 のようであり 人 工 林 が 比 率 的 には 増 えている 日 本 の 森 林 はスギの 森 ばかりである 第 二 次 世 界 大 戦 以 後 の 日 本 では 戦 後 復 興 や 都 市 開 発 など で 木 材 の 需 要 が 急 速 に 高 まったが 一 方 で 国 内 木 材 の 供 給 量 は 不 足 気 味 で 林 業 の 拡 大 と 造 林 は 当 時 の 日 本 において 急 務 であった このため 日 本 政 府 は 戦 後 に 拡 大 造 林 政 策 を 行 い その 一 環 として 各 地 にスギやヒノキなどの 成 長 率 が 高 く 建 材 とし 25,121,85ha で 国 土 の 67%が 森 林 で 緑 豊 かな 国 であるといえるが 実 は 森 林 のうち 41%が 針 葉 樹 を 中 心 とした 人 工 林 である また 森 林 のうち 28% がスギおよびヒノキの 林 で 日 本 特 有 の 花 粉 症 の 原 因 となっている スギ 林 とヒノキ 林 の 面 積 を 合 計 すると 7,84,88ha もあり 関 東 甲 信 越 に 静 岡 県 を 足 したくらいの 面 積 である 図 12 に 森 林 の 比 率 を 示 す 人 工 林 のうち スギ とヒノキだけに 注 目 にして いずれが 多 いかを 調 べてみると 九 州 および 北 陸 から 東 北 にかけては スギの 比 率 が 高 い 四 国 から 紀 伊 半 島 東 海 地 方 - 66 -
J. Technology and Education, Vol.18, No.2, 211 にかけては ヒノキの 比 率 が 高 い 日 本 のスギ 林 に 注 目 してその 年 齢 ( 林 齢 )の 推 移 をみると 21 年 ではほとんど 41 年 以 上 となり スギ 林 が 高 齢 化 している ゆえに 高 齢 化 したス ギを 切 り 若 いスギ 林 にしなければならないのであ る スギも 老 木 になると 二 酸 化 炭 素 の 吸 収 固 定 化 能 力 も 劣 り 早 く 木 材 として 利 用 し 若 い 木 に 植 え 替 えしなければならない 時 期 が 来 ている 人 工 林 で 人 の 手 が 行 き 届 かず 生 えていただけの スギ 林 では 材 木 としての 利 用 価 値 が 低 く 外 材 に 押 されて 行 き 詰 まりの 状 態 である これも 国 策 と してスギ ヒノキの 植 林 事 業 を 推 進 した 国 策 の 失 敗 であり 早 急 に 林 業 振 興 対 策 を 採 るべきである 森 林 を 生 命 体 として 健 全 な 形 に 補 修 することは スギ ヒノキの 花 粉 症 対 策 にもなるが 森 林 は 地 下 水 を 蓄 えるダムとしての 水 源 地 である 森 林 で 蓄 えられた 栄 養 分 は 河 川 を 近 隣 の 海 浜 を 豊 かにし ている 元 気 な 海 を 作 るのは 健 全 な 森 林 である なぜ 森 の 木 が 大 切 かは 漁 師 の 直 感 でわかるといわ れる 海 藻 や 植 物 性 プランクトンの 育 成 は 海 水 中 の 鉄 分 が 重 要 であり それを 補 給 しているのが 森 から 流 れ 出 る 水 である 海 で 元 気 な 植 物 を 育 てる 鉄 分 の 供 給 には 元 気 な 森 の 役 割 が 大 きい 森 のミ ネラル 成 分 の 豊 富 な 水 が 海 を 育 てているのである る( 図 13) ミネラル 成 分 の 豊 富 な 水 を 供 給 する 森 は 木 の 葉 が 腐 って 腐 葉 土 を 作 り 鉄 イオンと 結 び ついてフルボン 酸 鉄 を 生 成 する ゆえに 落 ち 葉 を 多 く 作 る 広 葉 樹 林 が 最 も 適 している 先 にも 示 したが 日 本 の 森 はスギ 林 ヒノキ 林 の 針 葉 樹 林 が 多 い 植 林 の 際 は クヌギなどの 落 葉 広 葉 樹 が 優 れており 根 を 土 中 深 く 大 きく 張 り 落 葉 するこ とで 冬 は 森 の 中 に 日 が 差 し 多 様 な 下 草 が 成 長 し て 雨 などで 水 分 を 多 く 含 んでそこに 生 息 する 微 生 物 によって 分 解 され 腐 葉 土 となって 土 壌 を 肥 やし 河 川 に 流 れ 出 てその 養 分 は 海 水 まで 潤 うのである 森 林 の 機 能 を 理 解 して 落 葉 広 葉 樹 の 植 林 活 動 は 盛 んに 展 開 されている 近 年 異 常 気 象 で 局 所 的 なゲリラ 豪 雨 が 降 り 洪 水 や 山 崩 れが 起 きている スギ 林 のような 針 葉 樹 林 は 土 中 に 根 をあまり 大 きく 張 らないので 山 の 表 層 地 盤 が 緩 くなり 落 葉 しないため 一 年 中 地 面 ま で 日 が 差 さず 生 物 の 育 成 も 悪 いことが 重 なって ゲリラ 豪 雨 のような 集 中 豪 雨 に 弱 い スギ 林 の 山 の 斜 面 に 位 置 するところで 土 砂 崩 れが 起 きる 広 島 県 庄 原 市 で 起 きたゲリラ 豪 雨 で 山 肌 にでき た 土 砂 崩 れの 写 真 を 図 14 に 示 す 庄 原 市 では 21 年 7 月 16 日 に 3 時 間 で 173 ミリの 集 中 豪 雨 が 降 っ た 東 西 3 キロ 南 北 2 キロの 範 囲 で 2 箇 所 以 上 の 土 砂 崩 れが 起 きた 図 13 畠 山 重 篤 氏 の 森 は 海 の 恋 人 キャッチフ レーズ [16] 以 上 の 考 えで 森 を 大 切 にしようとする 活 動 が 行 われているが その 先 頭 に 立 つ 人 は 牡 蠣 の 森 を 慕 う 会 の 畠 山 重 篤 氏 であり 全 国 展 開 で 活 動 してい 図 14 土 砂 崩 れの 山 肌 写 真 [17] 広 島 県 庄 原 市 で 起 きた 多 くの 土 砂 崩 れ= 海 堀 正 博 広 島 大 准 教 授 提 供 - 67 -
http://bigjohn.fukui-nct.ac.jp/journal/ 土 砂 崩 れのメカニズムは 京 都 大 学 防 災 研 の 福 岡 浩 准 教 授 によると 晴 れているとき 土 砂 の 表 面 が 絡 み 合 って 動 かないが 豪 雨 などで 水 が 土 砂 中 に 溜 ると 浮 力 が 働 き 山 肌 の 土 砂 は 斜 面 に 踏 ん 張 る ことができず 滑 るように 表 層 を 流 れ 落 ちる[18] ス ギ 林 のような 山 肌 であれば 斜 面 地 盤 の 表 層 が 緩 く 土 砂 崩 れが 起 きやすい 治 山 事 業 の 役 割 は 重 大 であり 土 砂 災 害 に 強 い エネルギー 自 給 率 (%) 25 2 15 1 5 日 本 ドイツ エネルギー( 原 子 力 除 く) エネルギー( 原 子 力 込 み) 食 料 イギリス フランス イタリア アメリカ 国 名 カナダ ロシア 中 国 オーストラリア 森 林 づくりを 進 め 安 全 で 快 適 な 暮 らしを 守 る 必 要 がある 森 林 の 水 源 かん 養 機 能 により 豊 かな 水 図 15 国 別 のエネルギー 自 給 率 (27 年 ) [19] FAOSTATS, Energy Balances (27)より 作 成 を 育 む 山 づくりを 推 進 し 海 岸 からの 飛 砂 等 を 防 止 する 森 林 を 育 まなければならない 森 林 と 人 と の 共 生 林 づくりがますます 重 要 である 今 年 211 年 は 国 連 が 定 める 国 際 森 林 年 であ る 森 は 木 材 や 食 料 の 供 給 源 としてだけでなく 水 源 土 壌 の 保 全 二 酸 化 炭 素 の 固 定 ( 光 合 成 )など 大 切 な 役 割 を 果 たしている 森 には 地 球 上 の 生 物 多 様 性 の 8%が 存 在 し まさにかけがえのない 存 在 となっている わが 日 本 の 森 林 率 は 国 土 の 69% であり 世 界 第 3 位 の 森 林 大 国 であるが スギと ヒノキがびっしりと 並 ぶ 人 工 林 が 多 く 林 業 の 衰 退 で 人 手 の 届 かない 荒 れた 山 林 が 多 い 美 しい 森 は 手 入 れの 行 き 届 いたもので 林 業 として 最 も 価 値 のあるバイオマス 資 源 である 6 飽 食 日 本 飽 食 日 本 どこへ 行 く 平 和 ボケした 日 本 国 民 は 今 こそ 考 え 行 動 するときである 図 15 を 見 ると 先 進 国 (OECD)の 中 で 27 年 のエネルギー 自 給 率 ( 原 子 力 除 く)は 4%に 留 まり 食 料 自 給 率 は 41%で ある 資 源 もなく 食 料 は 外 国 頼 みの 輸 入 依 存 であ る 日 本 は 世 界 中 から 大 量 の 食 料 を 輸 入 し 消 費 し ている そして 消 費 されない 残 飯 や 資 源 を 無 駄 使 いするのが 当 り 前 である 経 済 性 ばかりを 優 先 する 余 り すべての 資 源 と 食 料 を 輸 入 に 頼 ってい て 良 いのだろうか 町 のあちこちにあるコンビニエンスストアの 品 物 の 豊 富 さは 目 に 余 りものがある 弁 当 が 閑 散 と 並 ぶ 風 景 はほとんどなく 常 に 満 タンに 並 べられ た 棚 ばかりである ほぼ 売 れ 残 った 食 品 は 廃 棄 さ れる 廃 棄 された 食 品 はラップのかかったものば かりで コンビニエンスストア 側 で 商 品 価 値 を 失 った 生 ごみである コンビニ 食 品 は 賞 味 期 限 消 費 期 限 という 概 念 の 他 に 販 売 許 容 期 限 を 設 け て 実 際 の 賞 味 期 限 より 早 い 時 期 に 廃 棄 している 売 れ 残 った 弁 当 は 捨 てられる 運 命 にあるものであ る これらの 生 ごみはエネルギー 価 値 の 高 いもの で このまま 燃 えるごみとして 重 油 付 加 による 高 温 焼 却 処 理 されるのは 真 にもったいない 結 婚 式 などの 宴 会 での 食 べ 残 しのテーブルが 多 い テー ブルでの 食 事 で 食 べ 残 す 割 合 は 宴 会 時 が 最 も 多 い 食 品 リサイクル 法 でコンビニやレストランから 出 る 生 ごみは 家 畜 の 飼 料 や 農 業 肥 料 にリサイクルし ているといえどもまだまだ 燃 やされているものの 廃 棄 量 が 多 い 図 16 に 食 料 廃 棄 物 の 発 生 原 因 別 の 廃 棄 量 を 示 す 食 品 製 造 業 での 原 料 ロス コンビニなどの 流 通 段 階 での 品 質 劣 化 による 在 庫 廃 棄 それに 家 庭 や 飲 食 店 での 食 べ 残 しなどである 食 べ 残 しはもったいない 食 品 の 廃 棄 量 の 多 さ では 世 界 第 1 位 の 日 本 にはもったいないという 思 - 68 -
J. Technology and Education, Vol.18, No.2, 211 想 がある 欧 米 などでは 食 べ 切 れなかった 分 は 家 庭 に 持 ち 帰 るのが 常 識 のようである 宴 会 など で 食 べ 切 れなかった 分 を 持 ち 帰 ることについてア イシェアが 調 べたところ( 有 効 回 答 数 339 名 29 年 3 月 調 査 )[19] 図 17 のようになった これによ ると 食 べ 残 した 料 理 について 6 割 以 上 の 人 は 家 庭 に 持 ち 帰 ることを 望 んでいる どちらかという と 賛 成 も 含 めると 89%が 持 ち 帰 り 賛 成 である 食 べ 物 を 無 駄 にしたらもったいないというアンケ ート 記 述 もあったようで 日 本 にとって 大 変 重 要 な 国 家 的 課 題 である り 冷 めて 本 来 の 味 を 失 った 料 理 は 廃 棄 すべきと 考 える 料 理 人 もいる 食 品 衛 生 法 では 料 理 を 始 め てから 食 べ 切 るまでの 時 間 を 6 時 間 と 設 定 してお り その 時 間 を 過 ぎるとばい 菌 の 繁 殖 が 起 こり 食 中 毒 の 原 因 ともなることがある 黄 色 ブドウ 球 菌 が 食 中 毒 を 起 こすのに 必 要 な 量 の 毒 素 を 作 るの には 多 量 の 菌 数 が 必 要 なので 仕 込 んでから2~ 3 時 間 程 度 で 口 に 入 る 場 合 は 毒 素 量 が 少 なく 問 題 にならない ただし 常 温 放 置 6 時 間 を 超 えるよ うな 場 合 食 中 毒 はいつ 起 きても 不 思 議 ではないの で 持 ち 帰 り 時 間 の 制 約 があることを 忘 れてはな らない 当 然 家 庭 でも 食 べ 残 した 食 材 は 温 め 直 して 殺 菌 して 冷 蔵 庫 にしまうなどの 保 存 処 置 を 行 っている 食 材 を 節 約 して 飽 食 を 止 め 食 べ 残 し をしないことである 7 もったいない 運 動 マータイ(W. Maathai)が MOTTAINAI とい う 文 化 が 日 本 にあることを 講 演 の 中 で 紹 介 してか ら 国 際 認 知 となった もったいない 市 民 運 動 図 16 食 品 廃 棄 物 の 分 類 [2] は 展 開 されている 例 えば MOTTAINAI ホー 項 目 反 対 どちらかというと 反 対 どちらかというと 賛 成 賛 成 全 体 女 性 男 性 2 4 6 8 比 率 (%) ムページを 主 催 するグループやもったいないフェ アを 市 民 会 議 で 開 催 する 事 例 がたくさんある そ の 一 例 として 宇 都 宮 のもったいない 運 動 は 21 年 9 月 26 日 に 開 催 された 催 しで 宇 都 宮 市 もったい ない 運 動 市 民 会 議 が 主 催 した 出 展 内 容 はもった いない 運 動 の 啓 発 物 品 の 配 布 と 運 動 のパネル 展 示 である 静 岡 版 もったいない 運 動 の 取 り 組 み では 雑 紙 の 回 収 であったり 買 物 でのマイバッ クの 携 帯 であったり ごく 一 般 的 なエコ 活 動 であ る 図 17 食 べ 切 れなかった 分 の 持 ち 帰 りの 是 非 [2] もったいない 運 動 は 単 に 節 約 を 推 奨 するケチ ケチ 運 動 ではない 地 球 上 のすべてのモノに 感 謝 して 大 切 にし 無 駄 なく 生 かし 切 ることである 食 べ 残 した 料 理 を 持 ち 帰 る 行 為 を 衛 生 面 からよ くないとする 意 見 がある 料 理 はその 場 で 食 べ 切 もったいない は 発 生 抑 制 (Reduce) 再 使 用 (Reuse) 再 生 利 用 (Recycle) 修 理 (Repair)の4R - 69 -
http://bigjohn.fukui-nct.ac.jp/journal/ 活 動 を 通 してモノを 大 切 に 使 い 切 る 心 掛 けを 表 し ている 持 続 可 能 な 社 会 への 移 行 において 忘 れ かけた もったいない の 日 本 文 化 を 呼 び 起 こし ていくことが 推 進 力 となると 信 じている 謝 辞 本 報 で 引 用 した 図 表 はインターネットで 公 表 さ れているものの 中 から 活 用 させていただいたこと を 記 し 深 謝 に 代 える 本 内 容 は 平 成 23 年 度 福 井 県 大 学 連 携 リーグ 連 携 企 画 講 座 環 境 とサイエンスの 今 で 講 義 した ものの 一 部 をまとめたものである 引 用 文 献 と 出 典 URL [1] 農 林 水 産 省 日 本 人 の 食 料 について 考 える http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/jikyu 8.htm [2] 農 林 水 産 省 HP http://www.maff.go.jp/tokai/kikaku/tokaijikyu/cr 7.html [3] 農 水 産 省 日 本 人 の 食 卓 の 現 実 [4] 農 林 水 産 省 耕 地 及 び 作 付 面 積 統 計 [5] 農 水 産 省 データ [6] もったいないホームページ http://www.mottainai.info/about/ [7] 三 重 県 HP http://www.pref.mie.lg.jp/onokan/hp/nosei/no gyo_hokichi.htm [8] 農 林 水 産 省 耕 作 放 棄 地 の 現 状 と 課 題 27 年 6 月 ; http://blog.livedoor.jp/myfarm/archives/29583.h tml [9] 農 林 水 産 省 調 べ(24 年 2 月 ) [1] 農 林 水 産 省 データより Hyyp://www.anshin-ijyu.com/statistics/agri1327/ [11] 農 林 水 産 省 データより Hyyp://www.anshin-ijyu.com/statistics/agri1286/ [12] 宇 多 田 ヒカルのつぶやき http://rocketnews24.com/?p=6486 [13] 信 濃 毎 日 新 聞 211 年 2 月 2 日 掲 載 記 事 より [14] 林 野 庁 木 材 自 給 表 より 用 材 の 供 給 量 を 丸 太 換 算 したもの; http://www.financial-j.net/blog/29/5/912.h tml [15] 林 野 庁 森 林 資 源 現 状 調 査 22 年 3 月 ( 駒 沢 大 学 HP より) http://www.komazawa-u.ac.jp/~fumio/k28/b-2. html [16] 天 草 ウェブ HP http://hp.amakusa-web.jp/a248/myhp/pub/fre e.aspx?cno=5 [17] 広 島 県 庄 原 市 で 起 きた 多 くの 土 砂 崩 れ= 海 堀 正 博 広 島 大 准 教 授 提 供 : https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/vcm kofdibo [18] 福 岡 浩 京 都 大 学 防 災 研 究 所 の 資 料 より [19] FAOSTATS, Energy Balances (27) [2] 食 品 廃 棄 物 の 分 類 http://www.jinsei.net/doctor.html - 7 -