Taro-内藤教諭0213



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PTA

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

1 年 女 子 保 健 体 育 生 徒 は 主 体 的 に 授 業 に 取 り 組 んでいる しかし 周 りが 動 かないと 動 けない 場 面 が 見 られる 体 育 係 が 声 掛 けをしているが 今 後 は 体 育 係 の 声 掛 けがなくても 動 けるようにしていく 運 動 が 苦 手 な

学校安全の推進に関する計画の取組事例

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

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スライド 1

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

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検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

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社会科学習指導略案

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0605調査用紙(公民)

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21消費者研究会事例4-1

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

Ⅰ 平 成 24 年 度 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 について 1 調 査 の 概 要 (1) 目 的 子 どもの 体 力 が 低 下 している 状 況 にかんがみ 国 が 全 国 的 な 子 どもの 体 力 の 状 況 を 把 握 分 析 することにより 子 どもの

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

をメモ 書 きし それを 見 て 教 師 に 話 したり 質 問 に 答 えたりできる 4. 単 元 指 導 計 画 (8 時 間 ) 段 階 配 時 目 標 活 動 と 内 容 教 師 の 手 立 て 話 をするときは6 1 教 師 のある 日 の 体 験 につい *6 要 素 が 大 切 である

18 国立高等専門学校機構

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

●電力自由化推進法案

第1章 簿記の一巡

02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

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1. 実 施 内 容 (1) 研 修 体 制 の 概 要 2 大 阪 府 教 育 庁 大 阪 府 教 育 センター 進 捗 管 理 研 修 の 委 託 進 捗 管 理 連 携 協 力 進 捗 報 告 民 間 業 者 ( 外 部 機 関 ) 市 町 村 教 育 委 員 会 府 立 高 等 学 校 研

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平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

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資料8(第2回水害WG)

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鳥 取 国 民 年 金 事 案 177 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 められることから 納 付 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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m07 北見工業大学 様式①

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

調査結果の概要

設 問 4(5) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 自 然 事 象 についての 知 識 理 解 ( 短 答 式 ) (6) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) 水 が 水 蒸 気 になる 現 象 について 科 学 的

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

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Taro-指導案(修正版)

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16 日本学生支援機構


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とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

「報・連・相」の方法

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

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4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

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Taro-結果概要

Taro-07-1提言概要.jtd

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

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文化政策情報システムの運用等

公表表紙

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

第 2 節 関 連 計 画 1. 国 の 方 針 計 画 国 が 示 している 一 般 廃 棄 物 の 減 量 化 等 に 関 する 目 標 値 を 以 下 に 示 します (1) 廃 棄 物 の 減 量 その 他 その 適 正 な 処 理 に 関 する 施 策 の 総 合 的 かつ 計 画 的 な

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

特 別 徴 収 による 納 税 の 仕 組 み 従 業 員 事 業 所 市 町 村 3 特 別 徴 収 税 額 の 通 知 ( 従 業 員 用 ) 1 給 与 支 払 報 告 書 の 提 出 (1 月 末 日 まで) 2 税 額 の 計 算 4 給 与 支 払 いの 際 に 税 額 を 徴 収 3

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Transcription:

平 成 24 年 度 教 科 リーダー 養 成 講 座 ( 高 等 学 校 ) 実 践 記 録 意 思 決 定 のプロセスから 思 考 力 を 育 てる 2 年 生 家 庭 基 礎 家 庭 の 経 済 と 消 費 の 授 業 を 通 して 県 立 新 潟 北 高 等 学 校 内 藤 香 織 Ⅰ 指 導 構 想 生 徒 との 普 段 の 会 話 から 消 費 生 活 が 意 思 決 定 を 意 識 的 にしていくことで 繰 り 返 されていることに 気 づかずに 物 品 の 購 入 等 の 消 費 行 動 を 送 る 様 子 が 感 じられる また 新 学 習 指 導 要 領 改 訂 の 要 点 に おける 各 科 目 の 内 容 の 改 善 として 消 費 者 教 育 と 環 境 教 育 を 推 進 するために 消 費 者 としての 適 切 な 意 思 決 定 に 基 づいて 責 任 をもって 行 動 できる 力 を 育 成 する 引 用 1 とある このような 生 徒 の 実 態 や 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 の 内 容 から 意 思 決 定 のプロセスに 焦 点 を 当 てた 研 究 テーマを 設 定 することと した 本 研 究 は 意 思 決 定 の 大 切 さを 軸 に 生 徒 に 自 立 した 消 費 者 としての 力 を 身 に 付 けさせることをねら いとして 授 業 実 践 を 試 みた 具 体 的 な 手 立 てとして 身 近 な 生 活 課 題 の 解 決 について 考 えることか ら 消 費 者 として 健 全 な 家 計 管 理 を 行 うために 必 要 な 知 識 を 理 解 させる 授 業 展 開 を 計 画 した また 日 々の 授 業 の 中 で 生 徒 は 与 えられた 課 題 について 自 ら 考 え 表 現 することを 苦 手 としているよう に 感 じる したがって 消 費 生 活 の 意 思 決 定 の 学 習 を 通 して 生 徒 の 思 考 力 の 育 成 を 図 るため 意 見 発 表 の 方 法 やワークシートの 内 容 の 工 夫 に 取 り 組 んだ Ⅱ 学 習 指 導 案 1 単 元 名 家 庭 基 礎 (3) 消 費 生 活 と 環 境 ア 家 庭 の 経 済 と 消 費 2 対 象 クラス 2 年 3 組 ( 普 通 科 男 子 10 名 女 子 26 名 計 36 名 ) 3 指 導 目 標 (1) 家 庭 の 経 済 生 活 社 会 の 変 化 と 消 費 生 活 消 費 者 の 権 利 と 責 任 について 関 心 をもち 適 切 な 意 思 決 定 や 消 費 行 動 について 考 えようとしている 関 心 意 欲 態 度 (2) 消 費 者 として 主 体 的 な 判 断 をするために 消 費 者 の 権 利 と 責 任 について 考 えを 深 めている 思 考 判 断 (3) 生 涯 を 見 通 した 生 活 における 経 済 の 管 理 や 計 画 について 考 えることができる 思 考 判 断 (4) 消 費 生 活 の 現 状 と 課 題 や 消 費 者 の 権 利 と 責 任 について 理 解 させ 適 切 な 意 思 決 定 に 基 づいて 行 動 できる 技 能 表 現 (5) 家 計 の 管 理 家 庭 経 済 と 国 民 経 済 との 関 わりについて 理 解 している 知 識 理 解 4 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 全 7 時 間 本 時 1/7) 時 学 習 内 容 学 習 活 動 評 価 と 評 価 方 法 1 消 費 行 動 と 意 思 決 定 消 費 者 として 日 々の 意 思 消 費 生 活 について 主 体 的 に 考 え 決 定 の 連 続 が 家 計 を 作 って 意 思 決 定 することができる 本 いることを 知 る 思 考 判 断 意 思 決 定 のプロセスについ ワークシート 自 己 評 価 シート 時 て 意 見 交 換 を 行 いながら 消 費 行 動 における 意 思 決 定 のプロ 学 ぶ セスについて 理 解 している 知 識 理 解 ワークシート 自 己 評 価 シート 2 経 済 計 画 と 家 計 管 理 資 料 Aさんの1か 月 の 家 資 料 を 見 ながら 自 分 の 将 来 の 家 計 から 経 済 計 画 と 家 計 計 管 理 について 考 えることができ 3 管 理 について 学 ぶ る 思 考 判 断 ワークシート 資 料 の 具 体 例 から 家 計 管 理 に 必 要 な 情 報 を 整 理 することができる 技 能 表 現 ワークシート - 1 -

4 複 雑 化 多 様 化 する 消 費 多 様 化 する 現 代 の 消 費 生 活 多 様 化 する 現 代 の 消 費 生 活 の 実 態 生 活 の 現 状 と 課 題 の 実 態 を 学 ぶ を 知 ろうとしている 6 VTR 油 断 大 敵! 悪 質 商 関 心 意 欲 態 度 法 ( 財 団 法 人 日 本 消 費 者 協 ワークシート 視 聴 シート 会 ) はじめての 金 融 ガイ 販 売 方 法 や 支 払 い 方 法 について 理 ド ( 金 融 庁 )を 視 聴 する 解 している 内 容 知 識 理 解 1 販 売 方 法 支 払 い 方 法 の ワークシート 視 聴 シート 複 雑 化 多 様 化 に 伴 い 生 じる 身 近 な 消 費 者 問 題 について 2 消 費 者 問 題 を 未 然 に 防 ぐ 方 法 や 解 決 方 法 について 7 消 費 者 政 策 と 消 費 者 の 権 わが 国 の 消 費 者 政 策 消 費 消 費 者 としての 権 利 と 責 任 につい 利 と 責 任 者 の 権 利 について 学 ぶ て 考 えを 深 めることができる 思 考 判 断 ワークシート わが 国 の 消 費 者 政 策 消 費 者 の 権 利 について 理 解 している 知 識 理 解 ワークシート ~ 5 単 元 の 評 価 規 準 Ⅰ 関 心 意 欲 態 度 Ⅱ 思 考 判 断 Ⅲ 技 能 表 現 Ⅳ 知 識 理 解 生 活 における 経 済 の 計 消 費 生 活 についての 自 立 した 消 費 者 として 生 活 における 経 済 の 画 消 費 行 動 と 意 思 決 課 題 を 見 いだし そ の 家 庭 経 済 の 計 画 管 計 画 消 費 行 動 と 意 定 消 費 者 の 権 利 と 責 の 解 決 を 目 指 して 思 理 に 関 する 基 礎 的 基 思 決 定 多 様 な 販 売 任 などに 関 心 をもち 考 を 深 め 適 切 かつ 本 的 な 技 術 を 身 に 付 け 方 法 や 支 払 い 方 法 意 欲 をもって 学 習 活 動 主 体 的 に 判 断 するこ ている 消 費 者 の 権 利 と 責 任 に 取 り 組 んでいる とができる などについて 理 解 し 多 様 化 する 現 代 の 消 費 自 分 の 将 来 の 家 計 管 ている 生 活 の 実 態 を 知 ろうと 理 について 考 えるこ 適 切 な 意 思 決 定 に 基 している とができる づいて 責 任 をもって 行 動 するために 必 要 な 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 を 身 に 付 けて いる 6 本 時 の 計 画 (1/7 時 間 ) (1) ねらい 1 消 費 行 動 における 意 思 決 定 について 理 解 する 2 生 活 情 報 を 活 用 し 消 費 者 として 主 体 的 に 判 断 できる 3 消 費 行 動 における 意 思 決 定 のプロセスを 理 解 する (2) 本 時 における 研 究 テーマ に 迫 るための 指 導 の 構 想 本 研 修 の 高 等 学 校 における 家 庭 科 の 課 題 と 授 業 改 善 の 視 点 の 講 義 の 中 で 高 等 学 校 家 庭 科 の 課 題 として 講 義 中 心 の 授 業 形 態 の 場 合 多 くを 伝 えようとする 教 師 側 からの 一 方 的 な 授 業 になりがちなことがあげられた この 授 業 形 態 の 改 善 を 図 り 実 験 実 習 以 外 でも 生 徒 と 教 師 の 双 方 向 の 学 習 活 動 を 通 して 生 徒 の 考 える 力 を 育 てたいと 考 えた 生 徒 は 日 頃 の 授 業 で 教 師 が 黒 板 に 書 いたことや 教 科 書 に 書 いてある 語 句 を 抜 き 出 し ワークシートに 書 き 込 む ことはできるが ~について 考 えをまとめなさい という 記 述 部 分 になると 書 いている 手 が 止 まってしまう このような 場 面 で 生 徒 にまとめ 方 を 支 援 すると 課 題 について 考 えている ことが 確 認 できるが それを 言 葉 に 表 現 できない 生 徒 もいる 本 時 の 意 思 決 定 のプロセス によって 生 徒 が 考 えるおもしろさ を 知 る 一 つのきっか けになり 思 考 力 を 身 に 付 けるために 具 体 的 な 問 題 を 用 いて 自 分 なりの 意 思 決 定 の 理 由 を 考 えられるワークシートを 工 夫 した また 生 徒 が 意 見 を 表 現 しやすくすることと その 意 見 を 授 業 に 反 映 させることを 目 的 に 意 思 表 示 のカードを 教 具 として 使 用 した - 2 -

(3) 展 開 時 間 学 習 活 動 教 師 の 働 きかけと 支 援 留 意 点 ( 分 ) 予 想 される 生 徒 の 反 応 評 価 評 価 方 法 導 入 消 費 生 活 と 環 境 消 費 生 活 と 環 境 という 新 しい 分 野 消 費 生 活 の 身 近 な 事 が 5 分 の 学 習 内 容 とその 目 の 学 習 に 入 ること この 分 野 ではどの らや 社 会 問 題 などに 目 的 を 知 る ようなことを 学 ぶのか 確 認 する を 向 けさせる 展 開 ニーズ と ウォ ワークシートの 内 容 ニーズ と ウ 自 分 にとって 本 当 に 必 35 分 ンツ の 違 いについ ォンツ について 説 明 要 な 物 は 何 か 考 えるこ て 学 ぶ 自 分 が 欲 しいものは ニーズ なの とができる 意 思 決 定 のプロセ か ウォンツ なのか 考 てみよう 思 考 判 断 ス を 学 ぶ ワークシート 問 題 を 考 えながら 意 ニーズ= 本 当 に 必 要 な 物 意 思 決 定 について 自 思 決 定 について 学 ウォンツ=ただ 単 に 欲 しい 物 分 の 考 えをまとめるこ ぶ とができる 買 い 物 するときに 迷 う 場 面 があるな 思 考 判 断 何 を 条 件 にほしい 品 物 を 選 んでいるの 発 表 ワークシート かな 皆 さんは 買 い 物 をするときに 意 思 決 ワークシートに 自 分 の 定 をしています さて 意 思 決 定 はど 考 えを 記 入 できない 生 のように 行 われているか ワークシー 徒 に 考 え 方 の 例 を 紹 介 トの 問 題 を 使 って 考 えていきます する ワークシートの 問 題 について 自 分 の 考 えをまとめ 発 表 する 他 者 の 発 表 を 聞 いて 意 思 決 定 のために 再 度 自 分 の 選 択 について 考 える 意 思 表 示 はA Bの 意 思 表 示 カードを 利 用 することを 指 示 する A Bそれぞれの 数 を 生 徒 に 知 らせ る まとめ 本 時 の 振 り 返 り 自 己 評 価 シート< 今 日 の 学 習 の 振 り 返 意 思 決 定 の 大 切 さを 理 10 分 り>を 記 入 本 時 について 自 己 評 価 し 解 できる ながら 学 習 内 容 をまとめる 知 識 理 解 生 徒 が 記 入 した ワークシートと 自 己 自 己 評 価 シート 評 価 シートを 集 める (4) 評 価 1 消 費 行 動 における 具 体 的 な 事 例 を 通 して 主 体 的 に 考 え 意 思 決 定 することができる 思 考 判 断 2 消 費 行 動 における 意 思 決 定 のプロセスについて 理 解 している 知 識 理 解 Ⅲ 授 業 の 実 際 生 徒 は 本 時 の 学 習 内 容 にしっかりと 取 り 組 んでいた 意 思 表 示 カードの 使 用 により 挙 手 をする 時 よりも 生 徒 が 意 思 を 示 しやすく 反 応 がよかった しかし 本 時 の 指 導 案 を 時 間 内 に 収 め ようとしてしまい 机 間 巡 視 の 実 施 や 生 徒 の 意 見 を 十 分 に 聞 くことができな [ 授 業 の 様 子 ] [ 意 思 表 示 カード] かった - 3 -

Ⅳ 実 践 の 考 察 とまとめ 1 実 践 を 通 して (1) ワークシートについて 1 問 題 に 対 して 長 所 を 考 えて 意 思 決 定 をする 流 れであったが 意 思 決 定 をしてから 長 所 を 考 える 流 れの 方 が 生 徒 が 自 分 の 意 見 を 深 めることができたのでワークシートの 形 式 の 検 討 が 必 要 である 2 他 の 人 の 意 見 を 聞 いて 自 分 の 意 見 の 変 化 を 記 入 する 部 分 は 人 によっていろいろな 考 え 方 や 価 値 観 があることを 知 ってもらうことが 目 的 であったが 意 見 が 変 化 したかどうかが 目 的 のように 感 じられる 点 があった 授 業 のねらいを 明 確 にすることが 大 切 である 3 意 思 決 定 を 理 解 するための 問 題 3つは 多 かった そのため 生 徒 がじっくり 考 えをまと めたり 生 徒 の 意 見 を 十 分 に 聞 くことができなかった (2) 発 問 と 意 見 の 取 り 込 み 方 について 1 発 問 に 対 して 生 徒 が 答 えた 意 見 を まとめやすいように 言 葉 を 変 えて 板 書 した これは 生 徒 が 自 分 の 意 見 が 反 映 されていないと 感 じてしまう 意 見 を 一 旦 黒 板 の 他 の 場 所 に 書 き ま とめをする 部 分 と 変 えるなどの 工 夫 が 必 要 である 2 生 徒 のワークシートを 確 認 すると さまざまな 意 見 が 記 入 されていた 生 徒 は それぞれ 違 う 意 見 を 持 っていることに 興 味 を 持 っていたので この 意 見 を 生 徒 同 士 が 発 表 する 時 間 を 設 定 するとよかった 2 自 己 評 価 シート< 今 日 の 学 習 の 振 り 返 りから> いままでの 授 業 では ワークシートに 自 分 の 意 見 を 書 きなさい と 言 われると 記 入 すること が 難 しかった 生 徒 も 意 思 決 定 後 長 所 と を 考 え なぜ 自 分 はこちらを 選 んだのだろう と 自 分 に 向 き 合 って 考 える 手 順 を 踏 むことによって 自 分 の 考 えをまとめやすくなった また 他 の 人 と 意 見 が 違 ったり いろいろな 考 えがあることがわかり 考 えることに 興 味 をもち おもしろさ も 感 じていることが 自 己 評 価 シートの 記 述 内 容 ( 生 徒 の 感 想 )から 分 かった 生 徒 は 自 己 評 価 をすることで 授 業 の 取 組 や 理 解 度 を 確 認 することができ 本 時 のまとめとし て 有 効 であった そして 教 師 は 生 徒 の 取 組 や 意 見 感 想 などを 授 業 の 改 善 につなげることがで きる 自 己 評 価 シート< 今 日 の 学 習 の 振 り 返 り> 結 果 1 意 思 決 定 を 行 うとき 人 それぞれい ろんな 視 点 や 考 え 方 があることがわか りましたか 無 回 答 3% わからな かった 0% わかっ た 97% 2 自 分 自 身 の 考 えをまとめ 表 現 する ことができましたか 無 回 答 3% 少 し できた 43% できた 54% 3 今 自 分 の 周 りにあるものが 自 分 自 身 の 選 択 の 結 果 の 積 み 重 ねであるこ とがわかりましたか あまり わからな かった 3% 少 し わかった 46% 無 回 答 3% わかった 48% 4 意 思 決 定 の 大 切 さを 感 じることがで きましたか 無 回 答 3% 少 し できた 26% できた 71% - 4 -

生 徒 の 感 想 自 分 が 思 ったことが 他 人 の 考 えと 違 うことがよくわかった 物 には 長 所 があるので しっかり 見 比 べて 自 分 にあった 物 を 買 った 方 が 経 済 的 に 優 し いし エコにもつながるんじゃないのかなと 思 いました 無 意 識 に 物 の 情 報 を 集 めていたことを もっとこれから 生 かせるようにしようと 思 いました 自 分 の 意 思 決 定 によって 自 分 の 生 活 を 左 右 していくことが 分 かった それが 本 当 に 必 要 かどう かを 判 断 することの 大 切 さが 大 事 だということがわかった 当 たり 前 だと 思 っていたことが 本 当 は 違 うということが 分 かってよかったです ワークシートの 問 題 は 自 分 が 大 人 になったときに 起 こるかもしれないことだったけれど どっ ちを 選 んでいいのか 分 からなくて 困 った きゅうりと 車 との 意 見 が 友 達 と 違 っておもしろかった いろんな 考 えが 分 かってよかったです きゅうりの 時 では 安 さが 大 切 だと 思 っていたけれど 車 や 物 件 を 選 ぶ 時 は やっぱり 安 いだけではだめなんだと 思 いました 物 にもいろいろな 視 点 があるんだなぁって 思 った 人 によっていろんな 考 えもあった 人 と 意 見 交 換 することも 大 切 3 評 価 について 本 時 の 評 価 規 準 の 一 つめ 消 費 行 動 における 具 体 的 な 事 例 を 通 して 主 体 的 に 考 え 意 思 決 定 することができる については 問 題 により 生 徒 の 取 組 に 対 する 興 味 関 心 が 変 わると 感 じた 本 時 で 取 り 上 げたきゅうりは 身 近 な 問 題 として 適 していた しかし 乗 用 車 や 物 件 に 関 する 問 題 は それらの 知 識 が 少 ない 生 徒 にとって 提 示 した 情 報 だけで 選 択 するのは 難 しい 面 があった そのた め 生 徒 が 自 分 の 考 えを 深 められないまま 意 思 決 定 することになってしまった 生 徒 が 考 えやす いように 問 題 の 設 定 と 資 料 の 工 夫 が 必 要 である 本 時 の 評 価 規 準 の 二 つめ 消 費 行 動 における 意 思 決 定 のプロセスについて 理 解 している に ついては 意 思 決 定 のプロセスの 説 明 だけではなく ワークシートの 問 題 を 実 際 に 考 えることによ り 生 徒 の 理 解 が 深 まったと 感 じた 生 徒 が 授 業 の 内 容 をより 深 く 理 解 し 実 践 につなげるために は 大 切 なキーワードの 説 明 だけではなく 実 際 の 生 活 に 生 かせる 問 題 について 考 えることが 効 果 的 であった 4 まとめ 本 時 の 授 業 中 に 生 徒 が どちらを 選 んだのか 理 由 は といった 意 見 交 換 をしている 様 子 が 見 られた また 生 徒 が 提 出 したワークシートの 記 述 内 容 から 意 思 決 定 のプロセスから 思 考 力 を 育 てる という 本 研 究 のねらいはおおむね 達 成 されたと 感 じる 本 研 究 から 日 頃 感 じてい る 以 上 に 生 徒 は 考 える 力 や 他 の 人 の 意 見 を 聞 く 力 を 持 っていることに 気 づいた しかし 教 師 による 一 方 的 な 講 義 形 式 の 授 業 では 生 徒 が 考 える 時 間 や 意 見 を 発 表 する 時 間 を 奪 っていることに も 気 付 かされた 思 考 力 を 育 てることは 一 斉 授 業 だけではなく 生 徒 が 考 えや 意 見 を 出 し 合 い 学 び 合 う 授 業 を 取 り 入 れていくことが 大 切 であると 感 じた 生 徒 が 持 っている 思 考 力 をいかに 引 き 出 し 育 てるかを 重 点 に 据 えた 授 業 づくりに 努 めていきたい Ⅴ 参 考 文 献 引 用 1: 高 等 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 家 庭 編 平 成 22 年 5 月 文 部 科 学 省 p5 3 改 訂 の 要 点 (3) 各 科 目 の 内 容 の 改 善 より - 5 -

Ⅵ 配 布 資 料 家 庭 基 礎 授 業 日 : 月 日 ( ) 2 年 組 番 氏 名 Ⅲ 第 1 章 消 費 生 活 と 資 源 環 境 消 費 行 動 と 意 思 決 定 ( 教 科 書 家 庭 基 礎 出 会 う かかわる 行 動 する 教 育 図 書 P156~157) あなたにとって 本 当 に 必 要 な 物 欲 しいものはたくさんあるけれど お 金 には 限 りがある 1 <あなたにとって 本 当 に 必 要 なもの> ニーズ :わたしたちがよりよい 生 活 をしていく 上 で 本 当 に(1 )なもの ウォンツ:ただ 単 に(2 )もの ニーズ ウォンツは その 人 の 価 値 観 の 違 いによって 異 なる 消 費 生 活 は 日 々の 3 の 連 続 である 何 を 買 うのか 買 わないのか どれを 選 ぶのか それらの 積 み 重 ねによって あなたの 生 活 が 作 られている 自 分 の 身 の 回 りを 見 てみよう 今 使 っているものはあなたが 選 んだから そこにある 2 < 意 思 決 定 のプロセス> 問 題 の 認 識 情 報 収 集 比 較 検 討 決 定 評 価 - 6 -

3 < 意 思 決 定 の 練 習 > 次 の 問 題 を 考 えながら 将 来 自 分 自 身 で 収 支 のバランスのとれた 健 全 な 家 計 を 営 むことが できるように 消 費 生 活 に 関 わる 意 思 決 定 の 練 習 をしてみよう 次 の 場 合 自 分 ならどちらを 選 択 するか 考 えてみよう 問 題 1 今 日 の 夕 飯 の 料 理 でサラダを 作 ります きゅうりが1 本 必 要 です スーパーマーケットにきゅうりを 買 いに 行 くと 2 種 類 のきゅうりがありました あなたはどちらのきゅうりを 購 入 しますか また A Bを 選 択 した 理 由 を 考 えてみましょう A きゅうり1 本 50 円 B きゅうり5 本 200 円 新 潟 県 産 本 日 朝 収 穫 新 潟 県 産 本 日 朝 収 穫 長 所 比 較 検 討 長 所 決 定 選 択 する 理 由 他 の 人 の 意 見 他 の 人 の 意 見 を 聞 いた 後 の 決 定 はじめに 選 んだものと 変 わったか 変 わらなかったか また その 理 由 は? 理 由 変 わった 変 わらない - 7 -

問 題 2 乗 用 車 を 新 車 で 買 うことになりました 貯 金 が100 万 円 あります あなたはA Bどちらの 乗 用 車 を 購 入 しますか また A Bを 選 択 した 理 由 を 考 えてみましょう A 90 万 円 の 軽 乗 用 車 を B 200 万 円 の 普 通 乗 用 車 を 現 金 で 購 入 する ローン( 借 金 )で 購 入 する 長 所 比 較 検 討 長 所 決 定 選 択 する 理 由 他 の 人 の 意 見 他 の 人 の 意 見 を 聞 いた 後 の 決 定 はじめに 選 んだものと 変 わったか 変 わらなかったか また その 理 由 は? 理 由 変 わった 変 わらない - 8 -

問 題 3 就 職 し 一 人 暮 らしをすることになりました あなたの1か 月 の 収 入 は13 万 円 です 職 場 に 近 く 所 在 地 がほぼ 同 じところに2つの 物 件 があります あなたはA Bどちらの 物 件 を 選 択 しますか また A Bを 選 択 した 理 由 を 考 えてみましょう A 家 賃 40000 円 B 家 賃 60000 円 風 呂 とトイレは 別 風 呂 とトイレは 一 緒 築 20 年 築 1 年 2 階 1 階 エアコン 無 し 比 較 検 討 エアコン 有 り 都 市 ガス オール 電 化 長 所 長 所 決 定 選 択 する 理 由 他 の 人 の 意 見 他 の 人 の 意 見 を 聞 いた 後 の 決 定 はじめに 選 んだものと 変 わったか 変 わらなかったか また その 理 由 は? 理 由 変 わった 変 わらない - 9 -

家 庭 基 礎 授 業 日 : 月 日 ( ) 2 年 組 番 氏 名 < 今 日 の 学 習 の 振 り 返 り> 1~4は 当 てはまる 項 目 に をつけてください 1 意 思 決 定 を 行 うとき 人 それぞれいろんな 視 点 や 考 えかたがあることがわかりましたか わかった わからなかった 2 自 分 自 身 の 考 えをまとめ 表 現 することができましたか できた 少 しできた あまりできなかった できなかった 3 今 自 分 の 周 りにあるものが 自 分 自 身 の 選 択 の 結 果 の 積 み 重 ねであることがわかりましたか わかった 少 しわかった あまりわからなかった わからなかった 4 意 思 決 定 の 大 切 さを 感 じることができましたか できた 少 しできた あまりできなかった できなかった 5 今 日 の 授 業 を 通 して 理 解 したことや 感 じたことを 書 きましょう 先 生 よりひとこと - 10 -