平 成 24 平 年 成 度 23 年 環 度 境 環 省 境 税 省 制 税 改 制 正 改 要 正 望 要 の 望 結 の 果 概 について 要 平 成 23 年 12 月 1 地 球 温 暖 化 対 策 ( 低 炭 素 化 促 進 )のための 税 制 全 体 のグリーン 化 (1) 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 の 導 入 平 成 24 年 度 税 制 改 正 大 綱 ( 平 成 23 年 12 月 10 日 閣 議 決 定 )において 以 下 のように 盛 り 込 まれた 第 2 章 各 主 要 課 題 の 平 成 24 年 度 での 取 組 み 5. 環 境 関 連 (2)エネルギー 課 税 1 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 の 導 入 地 球 温 暖 化 防 止 のための 温 室 効 果 ガスの 削 減 は 我 が 国 のみならず 地 球 規 模 の 重 要 かつ 喫 緊 の 課 題 です 欧 州 諸 国 を 中 心 とした 諸 外 国 では 1990 年 代 以 降 燃 料 などのCO2 排 出 源 に 対 する 課 税 を 強 化 し 価 格 メ カニズムを 通 じたCO2 排 出 の 抑 制 や 企 業 による 省 エネ 設 備 導 入 の 支 援 などを 行 う 施 策 が 進 められています 我 が 国 では 温 室 効 果 ガスの 約 9 割 をエネルギー 起 源 CO2が 占 めて おり 今 後 省 エネルギー 対 策 再 生 可 能 エネルギー 普 及 化 石 燃 料 の クリーン 化 などのエネルギー 起 源 CO2の 排 出 抑 制 対 策 を 強 化 すること は 不 可 欠 です こうした 状 況 に 鑑 み 我 が 国 においても 税 制 による 地 球 温 暖 化 対 策 を 強 化 するとともに エネルギー 起 源 CO2 排 出 抑 制 のための 諸 施 策 を 実 施 していく 観 点 から 平 成 23 年 度 税 制 改 正 では 上 記 の 考 え 方 に 基 づき 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 を 盛 り 込 んだところですが 国 会 におけ る 審 議 の 結 果 この 改 正 事 項 については 見 送 られることとなりました この 改 正 事 項 については 地 球 規 模 の 重 要 かつ 喫 緊 の 課 題 である 地 球 温 暖 化 対 策 を 進 める 観 点 から 平 成 24 年 度 税 制 改 正 において 引 き 続 き 1
実 現 を 図 ります 具 体 的 な 手 法 としては 広 範 な 分 野 にわたりエネルギー 起 源 CO2 排 出 抑 制 を 図 るため 全 化 石 燃 料 を 課 税 ベースとする 現 行 の 石 油 石 炭 税 に CO2 排 出 量 に 応 じた 税 率 を 上 乗 せする 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 を 設 けることとします この 特 例 により 上 乗 せする 税 率 は 原 油 及 び 石 油 製 品 については1キ ロリットル 当 たり 760 円 ガス 状 炭 化 水 素 は1トン 当 たり 780 円 石 炭 は1トン 当 たり 670 円 とします このように 広 く 薄 く 負 担 を 求 めることで 特 定 の 分 野 や 産 業 に 過 重 な 負 担 となることを 避 け 課 税 の 公 平 性 を 確 保 します また 導 入 に 当 たっては 急 激 な 負 担 増 とならないよう 税 率 を 段 階 的 に 引 き 上 げる とともに 一 定 の 分 野 については 所 要 の 免 税 還 付 措 置 を 設 けること とします 併 せて 燃 料 の 生 産 流 通 コストの 削 減 や 供 給 の 安 定 化 物 流 交 通 の 省 エネ 化 のための 方 策 や 過 疎 寒 冷 地 に 配 慮 した 支 援 策 に ついても 実 施 することとします 2 揮 発 油 税 地 方 揮 発 油 税 及 び 軽 油 引 取 税 国 及 び 地 方 の 財 政 事 情 が 非 常 に 厳 しい 状 況 にあることや 地 球 温 暖 化 対 策 の 観 点 も 踏 まえ 引 き 続 き 揮 発 油 税 地 方 揮 発 油 税 及 び 軽 油 引 取 税 について 当 分 の 間 として 措 置 されている 現 在 の 税 率 水 準 を 維 持 するこ ととします 3 森 林 吸 収 源 対 策 温 室 効 果 ガスの 削 減 に 係 る 国 際 約 束 の 達 成 等 を 図 る 観 点 から 森 林 吸 収 源 対 策 を 含 めた 諸 施 策 の 着 実 な 推 進 に 資 するよう 平 成 25 年 以 降 の 地 球 温 暖 化 対 策 の 国 内 対 策 の 策 定 に 向 けて 検 討 する 中 で 国 全 体 としての 財 源 確 保 を 引 き 続 き 検 討 します 4 地 球 温 暖 化 対 策 に 関 する 地 方 の 財 源 確 保 地 球 温 暖 化 対 策 を 推 進 するためには 地 域 において 主 体 的 な 取 組 が 進 められることが 不 可 欠 です 既 に 地 方 公 共 団 体 が 地 球 温 暖 化 対 策 につ 2
いて 様 々な 分 野 で 多 くの 事 業 を 実 施 していることを 踏 まえ エネルギー 起 源 CO2 排 出 抑 制 策 森 林 吸 収 源 対 策 などの 地 球 温 暖 化 対 策 に 係 る 諸 施 策 を 地 域 において 総 合 的 に 進 めるため 地 方 公 共 団 体 の 財 源 を 確 保 す る 仕 組 みについて 検 討 します 第 3 章 平 成 24 年 度 税 制 改 正 4. 消 費 課 税 (2) 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 1 石 油 石 炭 税 に 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 を 設 け CO 2 排 出 量 に 応 じた 税 率 を 上 乗 せします 2 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 により 上 乗 せする 税 率 は 原 油 及 び 石 油 製 品 については1キロリットル 当 たり 760 円 ガス 状 炭 化 水 素 は1トン 当 たり 780 円 石 炭 は1トン 当 たり 670 円 とします そ の 結 果 上 乗 せ 分 を 合 わせた 石 油 石 炭 税 の 税 率 は 次 のとおりになり ます 原 油 石 油 製 品 ガス 状 炭 化 水 素 石 炭 1kl 当 たり 1t 当 たり 1t 当 たり 現 行 2,040 円 1,080 円 700 円 改 正 案 2,800 円 1,860 円 1,370 円 3 上 記 の 改 正 は 平 成 24 年 10 月 1 日 から 実 施 することとし 次 のとお り 所 要 の 経 過 措 置 を 講 じます 原 油 石 油 製 品 ガス 状 炭 化 水 素 石 炭 1kl 当 たり 1t 当 たり 1t 当 たり 現 行 2,040 円 1,080 円 700 円 平 成 24 年 10 月 1 日 2,290 円 1,340 円 920 円 平 成 26 年 4 月 1 日 2,540 円 1,600 円 1,140 円 平 成 28 年 4 月 1 日 2,800 円 1,860 円 1,370 円 4 現 行 石 油 石 炭 税 に 係 る 免 税 還 付 措 置 が 設 けられている 次 のイから ホについては 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 により 上 乗 せさ れる 税 率 についても 免 税 還 付 措 置 が 適 用 されます 3
イ 輸 入 国 産 石 油 化 学 製 品 製 造 用 揮 発 油 等 ロ 輸 入 特 定 石 炭 ハ 沖 縄 発 電 用 特 定 石 炭 ニ 輸 入 国 産 農 林 漁 業 用 A 重 油 ホ 国 産 石 油 アスファルト 等 5 次 のイからヘについては 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 に より 上 乗 せされる 税 率 についてのみ 平 成 26 年 3 月 31 日 までの 間 免 税 還 付 措 置 を 設 けることとします イ 苛 性 ソーダ 製 造 業 において 苛 性 ソーダ 製 造 用 電 力 の 自 家 発 電 に 利 用 される 輸 入 石 炭 ロ 内 航 運 送 用 船 舶 一 定 の 旅 客 定 期 航 路 用 船 舶 に 利 用 される 重 油 及 び 軽 油 ハ 鉄 道 事 業 に 利 用 される 軽 油 ニ 国 内 定 期 運 送 事 業 用 航 空 機 に 積 み 込 まれる 航 空 機 燃 料 ホ イオン 交 換 膜 法 による 塩 製 造 業 において 塩 製 造 用 電 力 の 自 家 発 電 に 利 用 される 輸 入 石 炭 ヘ 農 林 漁 業 に 利 用 される 軽 油 6 その 他 所 要 の 措 置 を 講 じます 7. 検 討 事 項 国 税 (7) 地 球 温 暖 化 対 策 については 今 回 地 球 温 暖 化 対 策 のための 税 と して CO2 排 出 抑 制 に 資 する 観 点 から 新 たに 設 けられた 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 国 内 排 出 量 取 引 制 度 再 生 可 能 エネルギ ー 全 量 固 定 価 格 買 取 制 度 といった 施 策 の 整 合 性 確 保 が 不 可 欠 であり 各 施 策 の 進 捗 を 踏 まえ その 整 合 性 や 政 策 効 果 の 検 証 を 行 っていくこ ととします 国 税 地 方 税 共 通 (5) 地 球 温 暖 化 対 策 に 関 する 国 と 地 方 の 役 割 分 担 を 踏 まえ 地 方 財 源 を 確 保 充 実 する 仕 組 みについて 平 成 25 年 度 実 施 に 向 けた 成 案 を 得 る べく 更 に 検 討 を 進 めます 4
< 参 考 > 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 の CO2 排 出 量 1トン 当 たりの 税 率 289 円 地 球 温 暖 化 対 策 のための 課 税 の 特 例 上 乗 せ 税 率 石 油 石 炭 税 779 円 原 油 石 油 製 品 ガス 状 炭 化 水 素 (LPG LNG) 400 円 石 炭 301 円 現 行 税 率 出 典 : 平 成 22 年 度 第 23 回 政 府 税 制 調 査 会 (12 月 15 日 ) 資 料 (2) 車 体 課 税 の 一 層 のグリーン 化 等 ( 自 動 車 重 量 税 自 動 車 取 得 税 自 動 車 税 ) 平 成 24 年 度 税 制 改 正 大 綱 において 以 下 のように 盛 り 込 まれた 第 2 章 各 主 要 課 題 の 平 成 24 年 度 での 取 組 み 5. 環 境 関 連 (1) 車 体 課 税 車 体 課 税 については 自 動 車 産 業 を 巡 る 状 況 地 球 温 暖 化 対 策 や 国 及 び 地 方 の 財 政 状 況 などを 踏 まえて 簡 素 化 グリーン 化 負 担 の 軽 減 等 の 観 点 から 見 直 しを 検 討 しました 自 動 車 重 量 税 については 平 成 24 年 度 において 車 検 証 の 交 付 等 の 時 点 で 燃 費 等 の 環 境 性 能 に 関 する 一 定 の 基 準 ( 燃 費 基 準 等 の 切 り 替 えに 応 じて 変 更 現 時 点 では 平 成 27 年 度 燃 費 基 準 等 )を 満 たしている 自 動 車 に は 本 則 税 率 を 適 用 するとともに それ 以 外 の 自 動 車 に 適 用 される 当 分 の 間 税 率 について 13 年 超 の 自 動 車 を 除 き 引 き 下 げを 行 います また 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 自 動 車 産 業 の 技 術 的 優 位 性 の 確 保 向 上 等 の 観 点 を 踏 まえ いわゆる エコカー 減 税 について 燃 費 基 準 等 の 切 り 替 えを 行 うとともに 特 に 環 境 性 能 に 優 れた 自 動 車 に 対 する 軽 減 措 置 を 拡 充 した 上 で 平 成 27 年 4 月 まで3 年 延 長 することとします 自 動 車 取 得 税 については 平 成 24 年 度 において 地 球 温 暖 化 対 策 の 推 進 自 動 車 産 業 の 技 術 的 優 位 性 の 確 保 向 上 等 の 観 点 を 踏 まえ いわゆ る エコカー 減 税 について 燃 費 基 準 等 の 切 り 替 えを 行 うことなどに 5
より 環 境 性 能 に 極 めて 優 れた 自 動 車 の 負 担 軽 減 に 重 点 化 を 図 った 上 で 平 成 27 年 3 月 まで3 年 延 長 します また 自 動 車 税 については 平 成 24 年 度 において 軽 課 重 課 の 組 合 せによる 税 収 中 立 を 図 ることを 前 提 に 燃 費 基 準 等 の 切 り 替 えを 行 った 上 で いわゆる グリーン 化 特 例 を 平 成 26 年 3 月 末 まで2 年 延 長 しま す 第 3 章 平 成 24 年 度 税 制 改 正 7. 検 討 事 項 国 税 地 方 税 共 通 (4) 自 動 車 取 得 税 及 び 自 動 車 重 量 税 については 廃 止 抜 本 的 な 見 直 し を 強 く 求 める 等 とした 平 成 24 年 度 税 制 改 正 における 与 党 の 重 点 要 望 に 沿 って 国 地 方 を 通 じた 関 連 税 制 のあり 方 の 見 直 しを 行 い 安 定 的 な 財 源 を 確 保 した 上 で 地 方 財 政 にも 配 慮 しつつ 簡 素 化 負 担 の 軽 減 グリーン 化 の 観 点 から 見 直 しを 行 います < 参 考 1> 自 動 車 重 量 税 の 見 直 しの 内 容 出 典 : 平 成 23 年 度 第 25 回 政 府 税 制 調 査 会 (12 月 10 日 ) 資 料 6
< 参 考 2> 自 動 車 取 得 税 の 見 直 しの 内 容 出 典 : 平 成 23 年 度 第 25 回 政 府 税 制 調 査 会 (12 月 10 日 ) 資 料 (3) 再 生 可 能 エネルギー 発 電 設 備 に 係 る 課 税 標 準 の 特 例 措 置 の 創 設 ( 固 定 資 産 税 ) 電 気 事 業 者 による 再 生 可 能 エネルギー 電 気 の 調 達 に 関 する 特 別 措 置 法 に 規 定 する 再 生 可 能 エネルギー 源 ( 太 陽 光 風 力 水 力 地 熱 バイオマス に 限 る )を 電 気 に 変 換 する 一 定 の 設 備 で 同 法 に 規 定 する 認 定 を 受 けたも のを 取 得 する 場 合 における 当 該 設 備 に 係 る 固 定 資 産 税 について 課 税 標 準 を 最 初 の3 年 間 価 格 の 2/3 とする 措 置 を2 年 間 講 ずることとされた (4) 一 定 の 省 エネ 性 能 を 満 たす 新 築 住 宅 に 係 る 投 資 型 減 税 の 延 長 ( 所 得 税 ) 省 エネ 性 能 をその 要 件 に 含 む 認 定 長 期 優 良 住 宅 の 新 築 等 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 ( 標 準 的 な 性 能 強 化 費 用 相 当 額 の 10% 相 当 額 をその 年 分 の 所 得 税 額 から 控 除 )について 税 額 控 除 額 の 上 限 額 を 50 万 円 ( 現 行 :100 万 円 )に 引 き 下 げた 上 その 適 用 期 限 を2 年 延 長 することとされた 7
(5) 特 定 認 定 長 期 優 良 住 宅 を 取 得 した 場 合 の 不 動 産 取 得 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 不 動 産 取 得 税 ) 省 エネ 性 能 をその 要 件 に 含 む 認 定 長 期 優 良 住 宅 の 新 築 に 係 る 不 動 産 取 得 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 ( 当 該 住 宅 の 価 格 から 1,300 万 円 ( 通 常 の 新 築 住 宅 は 1,200 万 円 )を 控 除 )について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 することと された (6) 特 定 認 定 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 固 定 資 産 税 の 減 額 措 置 の 延 長 ( 固 定 資 産 税 ) 省 エネ 性 能 をその 要 件 に 含 む 認 定 長 期 優 良 住 宅 ( 新 築 )について 新 た に 固 定 資 産 税 が 課 される 年 度 から5 年 度 分 ( 中 高 層 耐 火 建 築 物 は7 年 度 分 ) ( 通 常 の 新 築 住 宅 は3 年 度 分 ( 中 高 層 耐 火 建 築 物 は5 年 度 分 ))に 限 り 当 該 住 宅 に 係 る 固 定 資 産 税 の 税 額 から 1/2 を 減 額 する 措 置 について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 することとされた なお 新 築 住 宅 等 に 係 る 固 定 資 産 税 の 減 額 措 置 については 平 成 24 年 度 税 制 改 正 大 綱 において 以 下 のとおりとされている 7. 検 討 事 項 地 方 税 (3) 新 築 住 宅 等 に 係 る 固 定 資 産 税 の 減 額 措 置 については 住 宅 ストック が 量 的 に 充 足 している 現 状 を 踏 まえ 住 宅 の 質 の 向 上 を 図 る 政 策 への 転 換 適 正 なコストによる 良 質 な 住 宅 の 取 得 等 の 住 宅 政 策 の 観 点 から 平 成 26 年 度 税 制 改 正 までに 社 会 経 済 の 情 勢 を 踏 まえつつ 他 の 税 目 も 含 めた 住 宅 税 制 の 体 系 と 税 制 上 支 援 すべき 住 宅 への 重 点 化 等 そ のあり 方 を 検 討 します (7) 特 定 認 定 長 期 優 良 住 宅 の 所 有 権 の 保 存 登 記 等 に 係 る 税 率 の 軽 減 措 置 の 延 長 ( 登 録 免 許 税 ) 省 エネ 性 能 をその 要 件 に 含 む 特 定 認 定 長 期 優 良 住 宅 の 所 有 権 の 保 存 登 記 等 に 対 する 登 録 免 許 税 の 税 率 の 軽 減 措 置 について 戸 建 て 住 宅 に 係 る 所 有 権 の 移 転 登 記 に 対 する 軽 減 税 率 を 2/1000( 現 行 1/1000)に 引 き 上 げた 上 そ の 適 用 期 限 を2 年 延 長 することとされた 8
2 公 害 防 止 廃 棄 物 リサイクル 対 策 の 推 進 (1) 廃 棄 物 処 理 業 用 設 備 に 係 る 耐 用 年 数 の 見 直 し( 法 人 税 所 得 税 ) 廃 棄 物 処 理 業 用 設 備 について 個 別 の 指 定 設 備 とされていないために 現 行 17 年 となっている 法 定 耐 用 年 数 を 実 態 に 合 わせて 縮 減 する 措 置 について 今 回 は 見 送 られた (2) 特 定 廃 棄 物 最 終 処 分 場 に 係 る 特 定 災 害 防 止 準 備 金 制 度 の 延 長 ( 法 人 税 所 得 税 ) 廃 棄 物 最 終 処 分 場 における 埋 立 終 了 後 の 維 持 管 理 に 要 する 費 用 に 備 える ための 準 備 金 ( 維 持 管 理 積 立 金 ) 制 度 に 基 づく 積 立 金 を 損 金 又 は 必 要 経 費 に 算 入 できる 措 置 について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 することとされた (3)PCB 汚 染 物 等 無 害 化 処 理 用 設 備 石 綿 含 有 廃 棄 物 等 無 害 化 処 理 用 設 備 に 係 る 特 別 償 却 の 延 長 ( 法 人 税 所 得 税 ) PCB 汚 染 物 等 無 害 化 処 理 用 設 備 及 び 石 綿 含 有 廃 棄 物 等 無 害 化 処 理 用 設 備 に 係 る 特 別 償 却 制 度 ( 初 年 度 8/100)については 延 長 が 行 われないこと とされた (4) 公 害 防 止 用 設 備 に 係 る 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 固 定 資 産 税 ) 公 害 防 止 用 設 備 のうち 汚 水 処 理 用 施 設 ごみ 処 理 施 設 及 び 一 般 廃 棄 物 の 最 終 処 分 場 PCB 廃 棄 物 等 処 理 施 設 石 綿 含 有 産 業 廃 棄 物 溶 接 施 設 に 係 る 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 の 特 例 措 置 (1/3(ごみ 処 理 施 設 及 び 一 般 廃 棄 物 の 最 終 処 分 場 については 1/2))について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 す ることとされた (5) 廃 棄 物 処 理 事 業 の 用 に 供 する 軽 油 に 係 る 軽 油 引 取 税 の 課 税 免 除 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 軽 油 引 取 税 ) 廃 棄 物 処 理 事 業 を 営 む 者 が 廃 棄 物 の 埋 立 地 内 において 専 ら 廃 棄 物 の 処 分 のために 使 用 する 機 械 の 動 力 源 の 用 途 に 供 する 軽 油 の 引 取 りに 係 る 軽 油 引 取 税 の 課 税 免 除 の 特 例 措 置 について その 適 用 期 限 を3 年 延 長 するこ ととされた なお 軽 油 引 取 税 に 係 る 課 税 免 除 措 置 については 平 成 24 年 度 税 制 改 正 大 綱 において 以 下 のとおりとされている 9
7. 検 討 事 項 地 方 税 (7) 軽 油 引 取 税 に 係 る 課 税 免 除 措 置 の 適 用 期 限 延 長 後 の 取 扱 いについて は 地 球 温 暖 化 対 策 や 燃 料 課 税 全 体 のあり 方 に 関 する 議 論 もあること から 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 状 況 課 税 免 除 措 置 廃 止 による 国 民 生 活 への 影 響 国 地 方 を 通 じた 財 政 事 情 等 も 勘 案 しつつ 引 き 続 き 検 討 します (6) 産 活 法 に 基 づく 認 定 を 受 けた 者 に 係 る 登 録 免 許 税 の 軽 減 措 置 の 延 長 ( 登 録 免 許 税 ) 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 産 活 法 )に 規 定 する 認 定 事 業 再 構 築 計 画 等 に 基 づき 行 う 登 記 に 対 する 登 録 免 許 税 の 税 率 の 軽 減 措 置 について 軽 減 税 率 を 次 のとおり 見 直 した 上 その 適 用 期 限 を 2 年 延 長 することとされた (1) 分 割 による 株 式 会 社 の 設 立 又 は 資 本 金 の 額 の 増 加 の 登 記 5/1000( 現 行 3.5/1000) (2) 分 割 による 法 人 の 設 立 等 の 場 合 における 次 の 登 記 1 不 動 産 の 所 有 権 の 移 転 登 記 4/1000( 現 行 2/1000) 2 船 舶 の 所 有 権 の 移 転 登 記 23/1000( 現 行 12/1000) 10
3 その 他 環 境 関 連 施 策 の 推 進 (1) 環 境 教 育 環 境 保 全 活 動 拠 点 に 係 る 税 制 上 の 特 例 措 置 の 創 設 ( 固 定 資 産 税 ) 環 境 教 育 等 促 進 法 の 成 立 を 受 けて 自 然 体 験 学 習 の 拠 点 となっている 設 備 等 の 体 験 の 機 会 の 場 の 利 用 を 促 進 するため 環 境 教 育 環 境 保 全 活 動 拠 点 に 係 る 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 を 1/2 に 軽 減 する 措 置 の 創 設 について 今 回 は 見 送 られた (2) 試 験 研 究 を 行 った 場 合 の 法 人 税 額 の 特 別 控 除 ( 上 乗 せ 分 )の 恒 久 化 ( 法 人 税 所 得 税 法 人 住 民 税 ) 試 験 研 究 費 の 総 額 に 係 る 税 額 控 除 制 度 のうち 上 乗 せ 措 置 ( 試 験 研 究 費 の 増 加 額 の5%を 控 除 する 増 加 型 と 平 均 売 上 金 額 の 10%を 超 える 試 験 研 究 費 の 額 から 一 定 額 を 控 除 する 高 水 準 型 の 選 択 制 )について その 適 用 期 限 を2 年 延 長 することとされた (3) 放 射 性 物 質 による 汚 染 への 対 処 を 促 進 するための 特 例 措 置 の 創 設 ( 法 人 税 所 得 税 個 人 住 民 税 ) 放 射 性 物 質 環 境 汚 染 対 処 特 措 法 に 基 づき 汚 染 廃 棄 物 等 に 係 る 処 理 施 設 を 設 置 するため 土 地 収 用 等 に 伴 い 支 払 われる 補 償 金 等 について 譲 渡 所 得 の 特 例 として 5,000 万 円 の 特 別 控 除 等 の 措 置 を 講 ずることとされた 11