職場でのがん経験者とのコミュニケーション調査報告



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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

 

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

納品労働者アンケート結果_0331納品版

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

取 り 消 された 後 当 該 産 前 の 休 業 又 は 出 産 に 係 る 子 若 しくは 同 号 に 規 定 する 承 認 に 係 る 子 が 死 亡 し 又 は 養 子 縁 組 等 により 職 員 と 別 居 することとなったこと (2) 育 児 休 業 をしている 職 員 が 休 職 又

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

注 雇 促 進 税 制 と 本 制 度 のどちらかを 利 する 可 能 性 があるが あらかじめどちらの 制 度 を 利 するか 判 断 できない という 場 合 雇 促 進 税 制 の 事 前 届 出 ( 雇 促 進 計 画 の 提 出 )をした 上 で 申 告 の 際 にどちらを 利 するかご

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3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

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該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

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った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

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5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

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(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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(6) 31 年 以 上 の 期 間 については 1 年 につき100 分 の120 2 前 項 に 規 定 する 者 のうち 負 傷 若 しくは 病 気 ( 以 下 傷 病 という 傷 病 は 国 家 公 務 員 共 済 組 合 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 128 号 ) 第 81 条

件名

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Ⅰ 調 査 目 的 介 護 保 険 制 度 の 創 設 以 後 介 護 サービスを 供 給 する 企 業 は 増 加 を 続 けているが 近 年 は 訪 問 通 所 介 護 を 中 心 に 人 手 不 足 や 競 争 の 激 化 から 経 営 不 振 に 陥 る 企 業 も 少 なくない 高 齢 化

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

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鳥 取 国 民 年 金 事 案 177 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 められることから 納 付 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申

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地 方 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 条 例 6 職 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 規 則 ( 規 則 第 14-1 号 以 下 育 児 休 業 規 則 という ) 第 1 条 の2の 育 児 休


Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

基発第 号

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

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Transcription:

~ がんになっても 安 心 して 暮 らせる 社 会 の 実 現 に 向 けて ~ 職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 2013 年 4 月 16 日 アフラック(アメリカンファミリー 生 命 保 険 会 社 日 本 における 代 表 者 社 長 : 外 池 徹 )は 職 場 におけ るがん 経 験 者 と 上 司 同 僚 など 周 囲 とのコミュニケーションに 関 するアンケートを 実 施 し 集 計 結 果 をま とめました ( 詳 細 は 別 紙 をご 参 照 ください) 調 査 結 果 の 概 要 1.がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 認 識 について < 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 機 会 があると がん 経 験 者 の 復 帰 後 の 仕 事 に 対 する 理 解 度 は 高 い> がん 経 験 者 と 働 いたことのある 上 司 一 般 社 員 は がん 経 験 者 が 復 職 しても 仕 事 を 続 け るのは 困 難 となるか との 問 いに 対 して ( 全 く あまり)そうは 思 わない と 回 答 し た 割 合 が 上 司 41.0% 一 般 社 員 47.5%と 高 く がん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)と 大 きな 差 がみられた 2. 仕 事 に 復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 接 し 方 について < 部 下 にがん 経 験 者 がいたことがある 上 司 は いたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 につ いてのコミュニケーションに より 積 極 的 > 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない ことについて がん 経 験 者 が 部 下 にいたこ とがある 上 司 の 20.5%が そうは 思 わない と 回 答 した 部 下 にがん 経 験 者 がいたこと がない 上 司 の 約 6 割 (56.4%)が そう 思 う と 回 答 しているのと 対 照 的 な 結 果 となった まとめ 本 調 査 を 通 じて 年 々 増 加 しているがん 罹 患 者 の 職 場 復 帰 に 際 して 上 司 同 僚 など 受 け 入 れる 側 の 不 安 は 大 きいものの 密 なコミュニケーションや 過 去 にがん 経 験 者 とともに 働 いた 経 験 の 有 無 によって 理 解 度 や 接 し 方 に 違 いがあることがわかった 今 後 がん 経 験 者 のスムーズな 職 場 復 帰 を 支 援 するための 制 度 整 備 と 平 行 して コミュニ ケーションの 重 要 性 と ともに 働 く 社 員 向 けの がん 教 育 の 必 要 性 が 明 らかになった キャンサー ソリューションズ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 桜 井 なおみ 氏 のコメント 職 場 の 上 司 や 同 僚 の 多 くが がんを 経 験 した 人 でも 仕 事 を 続 けられる と 回 答 するなど がん に 対 す る 社 会 や 職 場 の 意 識 が 大 きく 変 わってきていることが 調 査 結 果 から 見 て 取 れる がん 経 験 者 とともに 働 くことには 本 人 だけでなく 上 司 や 同 僚 など 周 囲 も ことが 多 いのは 事 実 だが 治 療 と 仕 事 の 両 立 には コミュニケーションが 大 切 であることも 同 時 によくわかる こうした 意 識 変 化 をより 広 げていくためには 企 業 が 社 員 向 けに がん 教 育 を 実 施 するなど 職 場 全 員 が がん に 対 する 意 識 を 高 めて 共 感 を 深 めることが 重 要 であり 部 下 や 同 僚 が そして 自 分 自 身 が がんに 罹 患 した 際 にも 働 き 続 けることへの 不 安 を 和 らげることにつながる また 復 帰 に 際 して 職 場 の 上 司 や 本 人 に 産 業 医 を 通 じたフォローを 行 うことは 企 業 の 健 康 経 営 の ためにも 不 可 欠 今 後 は 企 業 ががん 教 育 の 実 施 などの 好 事 例 を 積 み 重 ね それを 日 本 全 国 に 広 め ていくことが がんになっても 安 心 して 暮 らせる 社 会 の 実 現 に 近 づいていくものと 考 えている

< 別 紙 > 職 場 での がん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 = 目 次 = 調 査 概 要 回 答 者 属 性 単 純 集 計 クロス 集 計 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 部 下 の 復 帰 に 対 する 上 司 の 不 安 ) がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 上 司 同 僚 の 復 帰 に 対 する 不 安 ) 産 業 医 との 連 携 がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 まとめ 最 後 に:がん 経 験 者 及 び 周 囲 ( 職 場 )の 人 の 生 の 声 1 調 査 概 要 回 答 者 :がん 経 験 者 が 職 場 にいた 経 験 のある 人 ない 人 ( 男 女 ) サンプル 数 :312 名 調 査 方 法 :インターネット 調 査 調 査 実 施 期 間 : 2012 年 12 月 12 日 ( 水 )~12 月 14 日 ( 金 ) 割 付 条 件 : 1 がん 経 験 者 が 職 場 にいたことの 有 無 ( 過 去 10 年 ) 50:50 2 がん 経 験 者 との 職 場 における 関 係 (がん 経 験 者 が 職 場 にいたことがある 場 合 ) がん 経 験 者 が 部 下 もしくは 上 司 / 同 僚 - 50:50 (がん 経 験 者 が 職 場 にいたことのない 場 合 ) 現 在 の 職 責 ( 部 下 の 有 無 ) 50:50 実 施 機 関 : 株 式 会 社 キャンサースキャン 調 査 協 力 :キャンサー ソリューションズ 株 式 会 社 2

回 答 者 属 性 3 属 性 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がん 経 験 者 が 職 場 にいた 経 験 がない (156 人 ) 職 場 にいた 経 験 がある (156 人 ) 部 下 にいたこと がない 上 司 (78 人 ) 部 下 にいたこと がある 上 司 (78 人 ) 職 場 にいたこと がない 一 般 社 員 (78 人 ) 職 場 にいたこと がある 一 般 社 員 (78 人 ) 4

属 性 性 別 年 齢 60 才 以 上 3.8% 55 才 ~59 才 9.9% 20 才 ~24 才 1.9% 25 才 ~29 才 4.8% 30 才 ~34 才 12.8% 50 才 ~54 才 17.3% 45 才 ~49 才 18.3% 35 才 ~39 才 15.1% 40 才 ~44 才 16.0% 女 性 25.3% 男 性 74.7% 5 属 性 職 業 及 び 会 社 規 模 会 社 員 (その 他 ) 23.4% 会 社 員 ( 技 術 系 ) 31.4% 公 務 員 11.2% 会 社 員 ( 事 務 系 ) 34.0% 5000 人 ~9999 人 2.9% 1000 人 ~ 4999 人 19.2% 500 人 ~999 人 8.0% 10000 人 以 上 14.4% 1 人 ~9 人 7.1% 10 人 ~ 49 人 13.8% 100 人 ~499 人 20.8% 50 人 ~99 人 13.8% 6

属 性 会 社 規 模 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 の 有 無 10 人 未 満 10 人 ~ 49 人 5 9 0 9 人 人 ~ 1 4 0 9 0 9 人 人 ~ 5 9 0 9 0 9 人 人 ~ 1 4 0 9 0 9 0 9 人 人 ~ 5 9 0 9 0 9 0 9 人 人 ~ 1 0 0 0 以 0 上 人 全 体 7.1% 13.8% 13.8% 20.8% 8.0% 19.2% 2.9% 14.4% 部 下 にいたことがある 上 司 2.6% 7.7% 16.7% 16.7% 2.6% 26.9% 5.1% 21.8% 部 下 にいたことがない 上 司 10.3% 21.8% 7.7% 20.5% 10.3% 12.8% 15.4% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 2.6% 12.8% 11.5% 20.5% 7.7% 24.4% 2.6% 17.9% 2.6% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 12.8% 12.8% 19.2% 25.6% 11.5% 12.8% 2.6% 部 下 にせよ 上 司 同 僚 にせよ 職 場 にがん 経 験 者 がいたことがある 人 は 勤 め ている 会 社 の 規 模 が 大 きい 傾 向 にあった 7 属 性 職 場 における 産 業 医 の 有 無 わからない 9.3% いない 42.6% いる 48.1% 8

属 性 産 業 医 の 有 無 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 の 有 無 いる いない わからない 全 体 48.1% 42.6% 9.3% 部 下 にいたことがある 上 司 65.4% 30.8% 3.8% 部 下 にいたことがない 上 司 43.6% 46.2% 10.3% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 5 37.2% 11.5% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 32.1% 56.4% 11.5% 産 業 医 の 配 置 基 準 は 社 員 数 で 決 まるため 職 場 にがん 経 験 者 がいたことがある 人 の 会 社 は 社 員 数 も 多 く 自 ずと 産 業 医 のいる 割 合 が 高 い 9 単 純 集 計 クロス 集 計 10

がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 部 下 の 復 帰 に 対 する 上 司 の 不 安 ) 11 不 安 もし 自 分 の 部 下 が がん 治 療 休 暇 から 復 帰 するとしたら( 上 司 ) N= 182 ( 現 在 部 下 をもつ 上 司 ) 0.5% 部 下 の 心 理 状 態 メンタルについて 8.8% 0.5% 部 下 の 体 力 体 調 について 4.4% 全 く 不 安 を 感 じない 13.2% 22.0% あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 不 安 を 感 じる 63.7% 62.6% 非 常 に 不 安 を 感 じる 13.7% 10.4% 病 気 についてどこまで 公 表 するかについて0.5% 16.5% 26.4% 44.5% 12.1% 部 下 に 対 する 自 分 のサポートは 適 切 か 1.6% 14.3% 27.5% 48.9% 7.7% 自 分 ががんについて 十 分 に 理 解 できているか 2.2% 11.5% 33.5% 43.4% 9.3% 部 下 へ 今 後 任 せる 仕 事 の 見 通 しについて1.1% 14.8% 3 47.8% 4.9% 部 下 に 対 して 周 囲 がどのような 態 度 を 取 るか 1.6% 19.2% 26.9% 45.1% 7.1% 周 囲 の 負 担 が 増 えないか 1.1% 17.0% 31.9% 45.6% 4.4% 部 下 に 対 してどのような 態 度 を 取 れば 良 いか 1.1% 18.1% 34.1% 40.7% 6.0% 部 下 への 言 葉 のかけ 方 について 2.2% 19.8% 31.9% 40.1% 6.0% がん 治 療 休 暇 から 復 帰 する 部 下 の 心 理 状 態 メンタルについて や 体 力 体 調 について 上 司 は7~8 割 にのぼる 加 えて どこまで 公 表 するか 自 分 のサポートは 適 切 か がんについて 十 分 に 理 解 できているか など 上 司 の 不 安 は 多 岐 にわたる 12

不 安 復 帰 の 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 を 受 け 入 れた 経 験 1 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 非 常 に 自 分 のサポートは 適 切 か 1.6% 全 体 14.3% 27.5% 48.9% 7.7% N= 182 1.9% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 17.3% 28.8% 44.2% 7.7% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 10.3% 25.6% 55.1% 7.7% 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない やや 非 常 に どちらでもない 言 葉 のかけ 方 について 2.2% 全 体 19.8% 31.9% 40.1% 6.0% N= 182 3.8% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 25.0% 29.8% 34.6% 6.7% N= 104 0.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 12.8% 34.6% 47.4% 5.1% 自 分 のサポートは 適 切 か 言 葉 のかけ 方 など 復 帰 する 部 下 に 対 する 自 分 の 態 度 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があれば その 不 安 は 軽 減 している 13 不 安 受 け 入 れる 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 を 受 け 入 れた 経 験 2 どこまで 公 表 するか 全 く 不 安 を 感 じない 0.5% 全 体 16.5% あまり 不 安 を 感 じない 26.4% どちらでもない やや 44.5% 非 常 に 12.1% N= 182 1.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 23.1% 26.9% 36.5% 12.5% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 7.7% 25.6% 55.1% 11.5% 全 く 不 安 を 感 じない 0% 20% あまり 40% 60% やや 周 囲 がどのような 態 度 をとるか 80% 非 常 に 100% 不 安 を 感 じない どちらでもない 1.6% 全 体 19.2% 26.9% 45.1% 7.1% N= 1822.9% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 25.0% 28.8% 37.5% 5.8% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 11.5% 24.4% 55.1% 9.0% どこまで 公 表 するか 周 囲 がどのような 態 度 をとるか といった 周 囲 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 による 不 安 の 軽 減 は より 大 き い 14

がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 上 司 同 僚 の 復 帰 に 対 する 不 安 ) 15 不 安 もし 上 司 同 僚 が がん 治 療 休 暇 から 復 帰 するとしたら 全 く あまり 不 安 を 感 じない 不 安 を 感 じないどちらでもない やや 非 常 に 上 司 同 僚 の 心 理 状 態 メンタルについて 10.3% 22.1% 53.8% 12.5% 上 司 同 僚 の 体 力 体 調 について 11.5% 22.4% 55.4% 9.3% 上 司 同 僚 に 対 してどのような 態 度 を 取 れば 良 いか 2.2% 17.9% 26.9% 44.6% 8.3% 上 司 同 僚 への 言 葉 のかけ 方 について 2.6% 17.9% 27.2% 43.9% 8.3% 自 分 ががんについて 十 分 に 理 解 できているか 2.9% 14.4% 31.7% 4 9.6% 上 司 同 僚 に 対 する 自 分 のサポートは 適 切 か 19.6% 34.3% 36.9% 8.0% 治 療 や 体 力 が 原 因 で 仕 事 が 滞 らないか 1.6% 17.9% 37.8% 36.2% 6.4% がんから 復 帰 しても いずれ 退 職 するのではないか 2.2% 17.6% 38.5% 35.6% 6.1% 部 やチームの 今 後 の 仕 事 の 見 通 しや 計 画 がどうなるのか 1.6% 17.9% 38.8% 35.6% 6.1% 病 気 について クライアントや 取 引 先 などにどう 伝 えるか 3.8% 16.3% 41.0% 33.0% 5.8% まずは 復 帰 する 上 司 同 僚 の 心 理 状 態 メンタルについて や 体 力 体 調 について 最 も 不 安 を 感 じているのは 部 下 の 復 帰 時 の 上 司 同 様 続 いて どのような 態 度 をとれば 良 いか 言 葉 のかけ 方 がんについて 十 分 に 理 解 できているか について 人 も5 割 を 超 える 16

不 安 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 3 どのような 態 度 をとれば 良 いか 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 非 常 に 全 体 2.2% 17.9% 26.9% 44.6% 8.3% がん 経 験 者 が 職 場 にいた N= 156 2.6% 21.8% 28.8% 39.7% 7.1% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 1.9% 14.1% 25.0% 49.4% 9.6% N= 156 言 葉 のかけ 方 について 0% 全 く 20% 40% 60% やや 80% 非 常 に 100% 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない 全 体 2.6% 17.9% 27.2% 43.9% 8.3% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 2.6% N= 156 23.1% 27.6% 37.8% 9.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 2.6% 12.8% N= 156 26.9% 50.0% 7.7% どのような 態 度 をとれば 良 いか 言 葉 のかけ 方 など 自 分 の 復 帰 する 上 司 同 僚 に 対 する 態 度 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があ れば その 不 安 は 軽 減 している 17 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 まとめ 部 下 または 上 司 / 同 僚 の 復 帰 に 際 して がん 経 験 者 と 働 くことと なった 上 司 や 一 般 社 員 の 一 番 の 不 安 は 復 帰 する 経 験 者 の 心 理 状 態 メンタル や 体 力 体 調 について それに 加 えて 部 下 が 復 帰 する 際 の 上 司 の 不 安 は 自 分 のサポート 体 制 や 周 囲 への 働 きかけについてなど 多 岐 にわたる 自 分 のサポートは 適 切 か がんについて 十 分 に 理 解 できてい るか どこまで 公 表 するか 周 囲 がどのような 態 度 を 取 る か 今 後 任 せる 仕 事 の 見 通 し などの 項 目 においても5 割 を 超 える 人 が 不 安 を 感 じている 一 方 一 般 社 員 の 不 安 は 自 分 と 経 験 者 との 関 係 に 関 することが 主 どのような 態 度 を 取 れば 良 いか 言 葉 のかけ 方 がんにつ いて 十 分 に 理 解 できているか などの 項 目 での 不 安 が5 割 を 超 える 上 司 一 般 社 員 ともに 過 去 に 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があ れば 自 分 とがん 経 験 者 との 関 わり 方 や 周 囲 とがん 経 験 者 との 関 係 についての 不 安 は 軽 減 する 傾 向 18

産 業 医 との 連 携 19 産 業 医 との 連 携 部 下 が 職 場 復 帰 するにあたり 産 業 医 と 話 し 合 ったか ( 復 帰 したがん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 ) N= 56 ( 産 業 医 がいなかった 人 を 除 く) 産 業 医 が いなかった 28.2% 産 業 医 はいたが 話 し 合 わなかった 26.9% 十 分 話 し 合 った 20.5% 多 少 話 し 合 った 24.4% 産 業 医 は いたが 話 し 合 わ なかった 37.5% 多 少 話 し 合 った 33.9% 十 分 話 し 合 った 28.6% がんに 罹 患 した 部 下 が 職 場 に 復 帰 するにあたり 産 業 医 と 十 分 に 話 し 合 ったの はわずか20.5% 一 方 産 業 医 がいたにも 関 わらず 話 し 合 わなかった 上 司 は 26.9%にのぼった 産 業 医 の 活 用 の 余 地 があると 考 えられる ただし 産 業 医 がいないとするケースについては 事 業 所 規 模 が 小 さく 産 業 医 がいない 場 合 と 産 業 医 がいても 非 常 勤 である もしくは 存 在 が 認 識 されていない など の 場 合 も 考 えられる 20

産 業 医 との 連 携 部 下 の 復 帰 に 際 し 産 業 医 と 話 し 合 った 事 柄 N= 35 ( 産 業 医 と 話 し 合 った 上 司 ) 復 職 の 可 否 について 復 職 の 時 期 について 復 職 後 の 働 き 方 について 患 者 の 体 力 や 体 調 について 患 者 の 心 理 状 態 やメンタルについて 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 労 災 となるのかどうか 家 族 の 心 理 状 態 やメンタルについて 医 療 制 度 の 助 成 などについて ( 患 者 の 回 復 状 況 など) 今 後 の 見 通 しについて 患 者 への 具 体 的 サポートの 仕 方 について その 他 2.9 2.9 17.1 25.7 25.7 20.0 60.0 68.6 51.4 54.3 51.4 80.0 産 業 医 と 話 し 合 った 事 柄 としては 復 職 後 の 働 き 方 や 時 期 そもそもの 復 職 の 可 否 についてが6~8 割 また 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル 配 慮 すべき 事 柄 について 相 談 す る 上 司 が 相 談 者 中 5 割 を 超 える 様 子 が 見 て 取 れる 21 産 業 医 との 連 携 今 後 もし 部 下 が 職 場 復 帰 するなら 産 業 医 と 話 し 合 いの 場 を 持 つか その 他 1.1% N= 182 ( 現 在 部 下 を 持 つ 上 司 ) 持 たない 4.4% 持 ちたいが 産 業 医 がいない 17.0% 必 ずもつ 17.0% おそらく 持 たない 14.8% どちらとも 言 えない 15.4% おそらく 持 つ 30.2% 今 後 もしがんに 罹 患 した 部 下 が 復 帰 する 場 合 産 業 医 と 話 し 合 いの 場 を ( 必 ず おそらく) 持 つ のは47.2%にとどまった 持 ちたいが 産 業 医 がいない (17.0%)という 現 実 も 22

産 業 医 との 連 携 今 後 もし 部 下 が 職 場 復 帰 するなら 産 業 医 と 何 を 話 し 合 うか N= 182 ( 現 在 部 下 を 持 つ 上 司 ) 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらとも 言 えない そう 思 わない 全 くそう 思 わない 復 職 の 可 否 について 14.3 42.3 28.0 9.3 6.0 復 職 の 時 期 について 15.9 45.1 27.5 6.6 4.9 復 職 後 の 働 き 方 について 17.6 47.8 24.2 6.6 3.8 患 者 の 体 力 や 体 調 について 17.6 47.3 26.4 4.9 3.8 患 者 の 心 理 状 態 やメンタルについて 17.0 48.4 24.2 6.0 4.4 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 17.0 48.4 23.1 7.1 4.4 労 災 となるのかどうか 3.8 22.5 49.5 16.5 7.7 家 族 の 心 理 状 態 やメンタルについて 7.1 31.9 45.6 10.4 4.9 医 療 制 度 の 助 成 などについて 8.2 33.0 43.4 11.0 4.4 ( 患 者 の 回 復 状 況 など) 今 後 の 見 通 しについて 9.9 46.2 32.4 7.1 4.4 患 者 への 具 体 的 サポートの 仕 方 について 12.1 45.6 30.8 7.7 3.8 今 後 もしがんに 罹 患 した 部 下 が 復 帰 する 場 合 には 復 職 後 の 働 き 方 や 復 職 の 時 期 患 者 の 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル について また 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 相 談 したい 上 司 は6 割 を 超 える 23 産 業 医 との 連 携 まとめ 部 下 の 復 帰 に 際 して 感 じる 不 安 は 大 きいものの 部 下 が 復 帰 するに あたり 産 業 医 と 十 分 に 話 し 合 った 上 司 は 全 体 のわずか20.5% 産 業 医 がいたにもかかわらず 話 し 合 わなかった 上 司 (26.9%)が 十 分 話 し 合 った 上 司 (20.5%)を 上 回 り がん 罹 患 者 の 復 帰 にあたって 産 業 医 の 活 用 が 十 分 でない 様 子 が 見 て 取 れる 一 方 相 談 する 産 業 医 がいなかった 上 司 も28.2%にのぼり 話 し 合 いの 場 を 持 ちたいが 産 業 医 がいない (17.0%)という 回 答 も 産 業 医 に 相 談 したい 事 柄 としては 復 職 後 の 働 き 方 や 考 慮 すべ き 事 柄 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル についてが 6 割 を 超 えた 24

がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 25 理 解 / 認 識 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 の 身 体 や 心 の 状 態 疲 れやすい 倦 怠 感 / 身 体 がだるい 以 前 と 比 べて 痩 せてしまう 常 にある しばしばある たまにある あまりない 全 くない 19.9% 55.8% 17.6% 24.7% 53.8% 43.6% 0.3% 21.5% 2.6% 24.4% 22.8% 3.5% 0.6% 7.7% 再 発 を 不 安 に 感 じる 24.7% 38.5% 28.5% 6.4% 1.9% 髪 の 毛 が 抜 けているなど 容 姿 に 影 響 がある 9.0% 38.1% 31.7% 17.0% 4.2% 顔 色 が 悪 い 10.3% 34.0% 41.7% 11.9% 2.2% 重 いものを 持 つことが 難 しい 6.7% 33.3% 37.2% 19.2% 3.5% 食 欲 がない 6.7% 33.0% 43.9% 14.4% 1.9% 痛 み 6.4% 33.3% 40.4% 16.7% 3.2% 仕 事 におけるストレスが 増 加 する 6.1% 31.7% 44.2% 14.4% 3.5% 精 神 的 に 不 安 定 な 時 がある 7.4% 29.8% 42.9% 15.4% 4.5% 長 時 間 立 っていることが 難 しく 立 ち 仕 事 に 影 響 がある 5.8% 29.8% 42.6% 17.9% 3.8% 元 気 がない 7.1% 28.5% 44.2% 16.7% 3.5% 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 の 身 体 や 心 の 状 態 については 疲 れやすい 倦 怠 感 / 身 体 がだるい といった 体 調 に 関 することや 痩 せてしまう という 外 から 見 て 取 れる 変 化 再 発 を 不 安 に 感 じる といった 心 の 状 況 について ( 常 に しばしば)ある と 認 識 している 人 が6 割 を 超 えていた 26

理 解 / 認 識 職 場 に 復 帰 後 の 身 体 や 治 療 の 状 況 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 復 職 後 は 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなせる 6.7% 22.1% 27.9% 35.9% 7.4% 復 職 直 後 は 休 職 前 と 同 様 にはいかないが 1~2か 月 で にはいかないが 1~2か 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなせるようになる 6.7% 28.2% 37.8% 23.7% 3.5% 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい 12.2% 35.3% 33.3% 17.6% 1.6% 仕 事 を 休 みがちとなる 8.0% 30.1% 39.7% 19.6% 2.6% 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる 4.2% 20.2% 41.0% 28.8% 5.8% 復 職 しても いずれはがんが 原 因 で 死 に 至 ることがある 7.7% 22.1% 50.3% 14.4% 5.4% 治 療 等 で 経 済 的 な 負 担 が 大 きい 24.7% 40.7% 27.6% 4.8% 2.2% 家 族 の 負 担 や 心 理 的 ストレスが 大 きい 25.6% 40.1% 28.8% 3.8% 1.6% 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい に ( 多 くの 場 合 しばしば) 当 て はまる と 答 えた 人 が47.5%にのぼる 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が34.6% 27 理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 1 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 4.2% 20.2% 41.0% 28.8% 5.8% 部 下 にいたことがある 上 司 19.2% 38.5% 35.9% 5.1% 部 下 にいたことがない 上 司 6.4% 23.1% 47.4% 19.2% 3.8% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 2.6% 14.1% 35.9% 38.5% 9.0% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 6.4% 24.4% 42.3% 21.8% 5.1% がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 が ない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べて 大 きく 差 がついた 28

理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 2 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 12.2% 35.3% 33.3% 17.6% 1.6% 部 下 にいたことがある 上 司 6.4% 35.9% 41.0% 14.1% 2.6% 部 下 にいたことがない 上 司 14.1% 34.6% 32.1% 17.9% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 12.8% 30.8% 28.2% 26.9% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 15.4% 39.7% 32.1% 11.5% 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 比 べると 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい との 問 いへの 回 答 では 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 による 差 はそれほど 大 きくない 過 去 にがん 経 験 者 とともに 働 いたことがあれば 休 職 前 と 同 様 ではないが 何 らかの 形 で 仕 事 を 継 続 できる との 思 いがより 強 いと 考 えられる 29 理 解 / 認 識 復 帰 後 の 身 体 や 治 療 の 状 況 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 全 く 当 てはまらない 当 てはまらない 一 通 りの 治 療 が 終 了 し 体 力 なども 十 分 に 戻 っている 18.3% 23.7% 29.2% 26.0% 2.9% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 体 力 などが 戻 っていない 13.8% 34.6% 34.9% 13.5% 3.2% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある 41.7% 34.6% 16.7% 5.4% 1.6% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しており 定 期 的 な 検 査 に 通 う 程 度 26.3% 34.6% 25.6% 10.3% 3.2% 復 帰 後 も 定 期 的 な( 週 に1 度 ~ 月 に1 度 など) 治 療 が 継 続 する 場 合 もある 22.8% 36.2% 25.6% 11.5% 3.8% 復 帰 後 の 治 療 については 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある と 認 識 している 人 が 77%に 上 る また 定 期 的 な 検 査 や 定 期 的 な 治 療 が 継 続 についても5 割 を 超 える 人 が ( 多 く しばしば) と 回 答 30

理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 3 復 帰 の 際 には 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 41.7% 34.6% 16.7% 1.6% 5.4% 部 下 にいたことがある 上 司 53.8% 24.4% 15.4% 6.4% 部 下 にいたことがない 上 司 30.8% 37.2% 23.1% 6.4% 2.6% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 48.7% 38.5% 7.7% 3.8% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 33.3% 38.5% 20.5% 5.1% 2.6% がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は 5 割 近 くが 定 期 的 に 通 院 を 多 くの 場 合 と 認 識 がん 経 験 者 と 働 いた 経 験 のない 上 司 / 一 般 社 員 に 比 べて 定 期 的 通 院 をより 一 般 的 なこと と 受 け 止 めていること がわかる がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 まとめ 31 約 半 数 (47.5%)が 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい と 認 識 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あま り 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が34.6%にのぼった がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は (あま り 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べ よりがん 経 験 者 の 就 労 の 継 続 に 積 極 的 な 気 持 ちを 持 っていることがわかる 復 帰 後 の 治 療 については 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある と 認 識 して いる 人 が 全 体 の76.3% がん 経 験 者 を 受 け 入 れたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 の5 割 近 くは この 定 期 的 な 通 院 を 多 くの 場 合 と 認 識 より 一 般 的 なこと と 理 解 していることが 分 かる 32

復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 33 態 度 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 に どのような 態 度 をとると 思 うか 都 度 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 がける 無 理 をしないように 勧 める 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 15.7% 60.3% 25.6% 50.0% 15.7% 53.2% 18.9% 20.8% 25.3% 全 く そう 思 わない 4.8% 2.2% 5.4% 0.3% 0.3% 重 いものなどは 代 わりに 持 つように 心 掛 ける 9.3% 5 31.7% 5.8% 1.9% 本 人 の 周 りでタバコを 控 える 28.8% 31.7% 32.1% 4.2% 3.2% 代 われる 仕 事 はできるだけ 代 わる 6.1% 46.2% 32.7% 12.8% 2.2% 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない 10.3% 36.9% 38.8% 12.8% 食 事 や 飲 みなどの 誘 いは 少 し 控 える 7.1% 38.5% 45.2% 8.0% 治 療 についての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く 6.1% 28.8% 45.2% 15.7% 4.2% 以 前 と 変 わらず 仕 事 を 頼 む 3.8% 26.9% 47.1% 18.9% 3.2% 休 むように 勧 める 2.9% 23.1% 49.4% 18.9% 5.8% がんばって などと 声 掛 けして 励 ます 3.2% 21.8% 39.1% 28.8% 7.1% 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 がける 人 がそれぞれ 76.0% 75.6%と 大 多 数 に 上 った がんばって などと 声 掛 けして 励 ます ことに 関 しては 25.0%がそう 思 う と 回 答 した 半 面 35.9%がそう 思 わないと 回 答 大 きく 傾 向 が 分 かれた 34

態 度 がん 経 験 者 に 対 する 態 度 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 1 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 全 く そう 思 わない 全 体 10.3% 36.9% 38.8% 12.8% 部 下 にいたことがある 上 司 10.3% 21.8% 47.4% 20.5% 部 下 にいたことがない 上 司 11.5% 44.9% 35.9% 5.1% 2.6% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 9.0% 46.2% 32.1% 11.5% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 10.3% 34.6% 39.7% 14.1% がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 の20.5%が 病 気 や 体 調 のことにはな るべく 触 れない ことについて そう 思 わない と 回 答 反 面 ( 大 変 )そう 思 う は32.1%と 部 下 にいたことがない 上 司 の56.4%に 比 べてて 大 きく 差 が ついた 35 態 度 がん 経 験 者 に 対 する 態 度 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 2 治 療 についての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 全 く そう 思 わない 全 体 6.1% 28.8% 45.2% 15.7% 4.2% 部 下 にいたことがある 上 司 6.4% 44.9% 35.9% 6.4% 6.4% 部 下 にいたことがない 上 司 6.4% 21.8% 59.0% 11.5% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 3.8% 21.8% 44.9% 24.4% 5.1% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 7.7% 26.9% 41.0% 20.5% 3.8% 一 方 で がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 治 療 についての 気 持 ちな ど できるだけ 話 を 聞 く が5にのぼり 部 下 にいたことがない 上 司 (28.2%)に 比 べて 積 極 的 にがんや 治 療 についてコミュニケーションを 取 ろう としている 様 子 がうかがえる 36

復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 まとめ 多 くの 人 が 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 が ける と 回 答 (それぞれ76.0% 75.6%) がんばって などと 声 掛 けして 励 ます ことに 関 しては 25.0% が ( 大 変 )そう 思 う と 回 答 した 半 面 35.9%が ( 全 く)そう 思 わ ない と 回 答 大 きく 傾 向 が 分 かれた がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 部 下 にいたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 についてのコミュニケーションに 積 極 的 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない ことについて 20.5%が そう 思 わない と 回 答 部 下 にいたことがない 上 司 の 約 6 割 (56.4%)が そう 思 う と 回 答 しているのと 対 照 的 一 方 で がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 治 療 につ いての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く が5にのぼり 部 下 にいたことがない 上 司 の28.2%を 大 きく 上 回 った 37 まとめ 38

職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 まとめ1 職 場 における 体 力 や 体 調 に 関 する 理 解 心 理 的 状 況 やメンタルに 関 する 理 解 については がん 経 験 者 を 受 け 入 れる 側 の 周 囲 の 人 も 大 きな 不 安 を 感 じている 特 に 上 司 の 不 安 は 上 記 の 点 以 外 にも 自 分 のサポートや 声 掛 け 周 囲 との 関 係 や 周 囲 への 働 きかけについてなど 多 岐 にわたり 心 理 的 負 担 が 大 きいことがうかがえる 不 安 を 感 じているものの がん 罹 患 者 の 復 帰 にあたって 産 業 医 の 活 用 が 十 分 でない 様 子 話 し 合 いの 場 を 持 ちたいが 産 業 医 がいな い (17.0%)という 現 実 も 39 職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 まとめ2 がん 経 験 者 に 対 する 理 解 は 過 去 に 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があれば 深 まり 不 安 も 軽 減 する 傾 向 また がん 経 験 者 が 部 下 に いたことがある 上 司 は 部 下 にいたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 についてのコミュニケーションに 積 極 的 な 傾 向 約 半 数 (47.5%)が 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい と 認 識 しかし その 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 と なる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が 34.6%にのぼった がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は (あま り 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いたことがない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べ よりがん 患 者 の 就 労 の 継 続 に 積 極 的 な 気 持 ちを 持 っていることがわかる 40

最 後 に がん 経 験 者 及 び 周 囲 ( 職 場 )の 人 の 生 の 声 41 がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 気 配 りを 感 じた 暖 かく 支 援 してくれた といったコメントが 多 く 見 られた 半 面 以 下 のようなコメントも ( 上 司 ) 心 配 はしてくれたし できることは 援 助 してくれたが 基 本 的 な 知 識 はない (62 歳 女 性 ) 通 常 の 健 康 社 員 と 同 じ 扱 いを 受 け がんの 辛 さを 理 解 していない(45 歳 男 性 ) 抱 える 不 安 に 対 する 理 解 度 が 低 い(40 歳 男 性 ) 上 司 から がんになったら 普 通 辞 めるよ と 言 われた(51 歳 男 性 ) ( 同 僚 ) がんがどういう 病 気 なのかを 知 らない 感 じだった(33 歳 男 性 ) がんイコール 死 の 病 というイメージを 持 っている(63 歳 男 性 ) 以 前 より 親 切 に 接 してくれるようになったが 病 気 に 対 する 同 情 的 な 雰 囲 気 が 顕 著 でやや 窮 屈 に 感 じた(41 歳 女 性 ) どう 接 するのがいいのか 判 断 しかねている また 健 康 な 作 業 者 と 同 じ 負 担 を 強 いる 風 潮 も 感 じられる(40 歳 男 性 ) どう 接 していいのか はれものに 触 るような 雰 囲 気 だった(45 歳 男 性 ) 励 ましの 言 葉 ばかり 言 われるとストレスが 溜 まる(28 歳 男 性 ) 42

がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 気 配 りを 感 じた 暖 かく 支 援 してくれた といったコメントが 多 く 見 られた 半 面 以 下 のようなコメントも ( 上 司 ) 心 配 はしてくれたし できることは 援 助 してくれたが 基 本 的 な 知 識 はない (62 歳 女 性 ) 通 常 の 健 康 社 員 と 同 じ 扱 いを 受 け がんの 辛 さを 理 解 していない(45 歳 男 性 ) 抱 える 不 安 に 対 する 理 解 度 が 低 い(40 歳 男 性 ) 上 司 から がんになったら 普 通 辞 めるよ と 言 われた(51 歳 男 性 ) ( 同 僚 ) がんがどういう 病 気 なのかを 知 らない 感 じだった(33 歳 男 性 ) がんイコール 死 の 病 というイメージを 持 っている(63 歳 男 性 ) 以 前 より 親 切 に 接 してくれるようになったが 病 気 に 対 する 同 情 的 な 雰 囲 気 が 顕 著 でやや 窮 屈 に 感 じた(41 歳 女 性 ) どう 接 するのがいいのか 判 断 しかねている また 健 康 な 作 業 者 と 同 じ 負 担 を 強 いる 風 潮 も 感 じられる(40 歳 男 性 ) どう 接 していいのか はれものに 触 るような 雰 囲 気 だった(45 歳 男 性 ) 励 ましの 言 葉 ばかり 言 われるとストレスが 溜 まる(28 歳 男 性 ) 43 がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 今 後 への 希 望 ( 周 囲 に 対 する 希 望 ) 外 見 上 は 問 題 なく 見 えても がん 治 療 にはとても 体 力 を 消 耗 することを 周 囲 は 理 解 しておいてもらいたい(35 歳 男 性 ) 気 遣 いはありがたいが 過 剰 になると 負 担 となる(56 歳 男 性 ) 体 調 や 心 理 面 の 気 遣 いもありがたいですが 普 通 の 時 は 普 段 と 変 わりなく 接 し てくれるのが ありがたかった(62 歳 男 性 ) 時 々 仕 事 中 にもぜんそくのような 後 遺 症 の 発 作 が 起 きるが そんな 時 にはあわ てないでほしい(41 歳 女 性 ) 回 りの 方 にがんに 対 しての 最 低 限 の 知 識 を 持 ってもらいたい(52 歳 女 性 ) ( 組 織 社 会 に 対 する 希 望 ) がんは 誰 にでもなり 得 るという 認 識 をもてば がんに 対 して 勉 強 してがん 経 験 者 が 働 くこと 働 きたくても 治 療 がキツくて 働 けない 場 合 もあることなど 理 解 できるのではないかと 思 う 今 後 特 に 役 職 につく 人 たちには 国 の 制 度 として 治 療 しながら 働 く 事 を 理 解 する 研 修 などを 徹 底 させて がん 経 験 者 でも 働 きな がら 治 療 をしやすい 社 会 にする 必 要 があると 思 う(42 歳 女 性 ) 周 りの 理 解 と 会 社 の 理 解 が 何 よりもがん 経 験 者 にとって 助 けとなる( 中 略 ) 会 社 としては シミュレーションでもいいので 上 層 部 の 人 たちにもがん 経 験 をさせて それと 闘 いながらの 仕 事 がどんなものか 体 験 させてみれば 患 者 の 気 持 ちがよく 分 かると 思 う そのような 研 修 が 必 要 である(45 歳 男 性 ) 44

職 場 の 人 がん 経 験 者 と 一 緒 に 働 くことについて 感 じている 不 安 や 問 題 点 今 後 改 善 していければいいこと ( 感 じている 不 安 について) 普 段 の 会 話 の 中 会 話 のすれ 違 いや 自 分 の 知 識 の 無 さから 出 た 言 葉 によって メンタル 面 で 相 手 を 傷 つけてしまうことがあるかも と 心 配 (33 歳 女 性 ) どのように 接 すれば 良 いか どこまで 踏 み 込 んでいいかわからない(41 歳 女 性 ) 接 し 方 に 気 を 遣 うと 思 うので その 辺 について 助 言 が 欲 しい(35 歳 男 性 ) 気 を 遣 いすぎると 逆 にがん 患 者 のプレッシャーになりそう(54 歳 男 性 ) 必 要 以 上 に 気 を 遣 うことは 相 手 に 疎 外 感 を 与 えてしまいそうで 逆 効 果 か(41 歳 男 性 ) がんに 対 してしっかりとした 知 識 を 持 っているかどうかが 不 安 に 思 う 理 解 不 足 のせいでがん 患 者 や 闘 病 中 の 人 に 不 快 な 思 いをさせたくない より 理 解 を 深 め 治 療 の 支 えになってあげるべき(31 歳 男 性 ) ( 学 びの 機 会 について) 周 りの 者 がどの 様 に 接 したらいいのかを 勉 強 する 機 会 があればいい(38 歳 女 性 ) 接 し 方 に 気 を 使 うと 思 うので その 辺 について 助 言 が 欲 しい(35 歳 男 性 ) 45