~ がんになっても 安 心 して 暮 らせる 社 会 の 実 現 に 向 けて ~ 職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 2013 年 4 月 16 日 アフラック(アメリカンファミリー 生 命 保 険 会 社 日 本 における 代 表 者 社 長 : 外 池 徹 )は 職 場 におけ るがん 経 験 者 と 上 司 同 僚 など 周 囲 とのコミュニケーションに 関 するアンケートを 実 施 し 集 計 結 果 をま とめました ( 詳 細 は 別 紙 をご 参 照 ください) 調 査 結 果 の 概 要 1.がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 認 識 について < 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 機 会 があると がん 経 験 者 の 復 帰 後 の 仕 事 に 対 する 理 解 度 は 高 い> がん 経 験 者 と 働 いたことのある 上 司 一 般 社 員 は がん 経 験 者 が 復 職 しても 仕 事 を 続 け るのは 困 難 となるか との 問 いに 対 して ( 全 く あまり)そうは 思 わない と 回 答 し た 割 合 が 上 司 41.0% 一 般 社 員 47.5%と 高 く がん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)と 大 きな 差 がみられた 2. 仕 事 に 復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 接 し 方 について < 部 下 にがん 経 験 者 がいたことがある 上 司 は いたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 につ いてのコミュニケーションに より 積 極 的 > 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない ことについて がん 経 験 者 が 部 下 にいたこ とがある 上 司 の 20.5%が そうは 思 わない と 回 答 した 部 下 にがん 経 験 者 がいたこと がない 上 司 の 約 6 割 (56.4%)が そう 思 う と 回 答 しているのと 対 照 的 な 結 果 となった まとめ 本 調 査 を 通 じて 年 々 増 加 しているがん 罹 患 者 の 職 場 復 帰 に 際 して 上 司 同 僚 など 受 け 入 れる 側 の 不 安 は 大 きいものの 密 なコミュニケーションや 過 去 にがん 経 験 者 とともに 働 いた 経 験 の 有 無 によって 理 解 度 や 接 し 方 に 違 いがあることがわかった 今 後 がん 経 験 者 のスムーズな 職 場 復 帰 を 支 援 するための 制 度 整 備 と 平 行 して コミュニ ケーションの 重 要 性 と ともに 働 く 社 員 向 けの がん 教 育 の 必 要 性 が 明 らかになった キャンサー ソリューションズ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 桜 井 なおみ 氏 のコメント 職 場 の 上 司 や 同 僚 の 多 くが がんを 経 験 した 人 でも 仕 事 を 続 けられる と 回 答 するなど がん に 対 す る 社 会 や 職 場 の 意 識 が 大 きく 変 わってきていることが 調 査 結 果 から 見 て 取 れる がん 経 験 者 とともに 働 くことには 本 人 だけでなく 上 司 や 同 僚 など 周 囲 も ことが 多 いのは 事 実 だが 治 療 と 仕 事 の 両 立 には コミュニケーションが 大 切 であることも 同 時 によくわかる こうした 意 識 変 化 をより 広 げていくためには 企 業 が 社 員 向 けに がん 教 育 を 実 施 するなど 職 場 全 員 が がん に 対 する 意 識 を 高 めて 共 感 を 深 めることが 重 要 であり 部 下 や 同 僚 が そして 自 分 自 身 が がんに 罹 患 した 際 にも 働 き 続 けることへの 不 安 を 和 らげることにつながる また 復 帰 に 際 して 職 場 の 上 司 や 本 人 に 産 業 医 を 通 じたフォローを 行 うことは 企 業 の 健 康 経 営 の ためにも 不 可 欠 今 後 は 企 業 ががん 教 育 の 実 施 などの 好 事 例 を 積 み 重 ね それを 日 本 全 国 に 広 め ていくことが がんになっても 安 心 して 暮 らせる 社 会 の 実 現 に 近 づいていくものと 考 えている
< 別 紙 > 職 場 での がん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 = 目 次 = 調 査 概 要 回 答 者 属 性 単 純 集 計 クロス 集 計 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 部 下 の 復 帰 に 対 する 上 司 の 不 安 ) がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 上 司 同 僚 の 復 帰 に 対 する 不 安 ) 産 業 医 との 連 携 がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 まとめ 最 後 に:がん 経 験 者 及 び 周 囲 ( 職 場 )の 人 の 生 の 声 1 調 査 概 要 回 答 者 :がん 経 験 者 が 職 場 にいた 経 験 のある 人 ない 人 ( 男 女 ) サンプル 数 :312 名 調 査 方 法 :インターネット 調 査 調 査 実 施 期 間 : 2012 年 12 月 12 日 ( 水 )~12 月 14 日 ( 金 ) 割 付 条 件 : 1 がん 経 験 者 が 職 場 にいたことの 有 無 ( 過 去 10 年 ) 50:50 2 がん 経 験 者 との 職 場 における 関 係 (がん 経 験 者 が 職 場 にいたことがある 場 合 ) がん 経 験 者 が 部 下 もしくは 上 司 / 同 僚 - 50:50 (がん 経 験 者 が 職 場 にいたことのない 場 合 ) 現 在 の 職 責 ( 部 下 の 有 無 ) 50:50 実 施 機 関 : 株 式 会 社 キャンサースキャン 調 査 協 力 :キャンサー ソリューションズ 株 式 会 社 2
回 答 者 属 性 3 属 性 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がん 経 験 者 が 職 場 にいた 経 験 がない (156 人 ) 職 場 にいた 経 験 がある (156 人 ) 部 下 にいたこと がない 上 司 (78 人 ) 部 下 にいたこと がある 上 司 (78 人 ) 職 場 にいたこと がない 一 般 社 員 (78 人 ) 職 場 にいたこと がある 一 般 社 員 (78 人 ) 4
属 性 性 別 年 齢 60 才 以 上 3.8% 55 才 ~59 才 9.9% 20 才 ~24 才 1.9% 25 才 ~29 才 4.8% 30 才 ~34 才 12.8% 50 才 ~54 才 17.3% 45 才 ~49 才 18.3% 35 才 ~39 才 15.1% 40 才 ~44 才 16.0% 女 性 25.3% 男 性 74.7% 5 属 性 職 業 及 び 会 社 規 模 会 社 員 (その 他 ) 23.4% 会 社 員 ( 技 術 系 ) 31.4% 公 務 員 11.2% 会 社 員 ( 事 務 系 ) 34.0% 5000 人 ~9999 人 2.9% 1000 人 ~ 4999 人 19.2% 500 人 ~999 人 8.0% 10000 人 以 上 14.4% 1 人 ~9 人 7.1% 10 人 ~ 49 人 13.8% 100 人 ~499 人 20.8% 50 人 ~99 人 13.8% 6
属 性 会 社 規 模 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 の 有 無 10 人 未 満 10 人 ~ 49 人 5 9 0 9 人 人 ~ 1 4 0 9 0 9 人 人 ~ 5 9 0 9 0 9 人 人 ~ 1 4 0 9 0 9 0 9 人 人 ~ 5 9 0 9 0 9 0 9 人 人 ~ 1 0 0 0 以 0 上 人 全 体 7.1% 13.8% 13.8% 20.8% 8.0% 19.2% 2.9% 14.4% 部 下 にいたことがある 上 司 2.6% 7.7% 16.7% 16.7% 2.6% 26.9% 5.1% 21.8% 部 下 にいたことがない 上 司 10.3% 21.8% 7.7% 20.5% 10.3% 12.8% 15.4% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 2.6% 12.8% 11.5% 20.5% 7.7% 24.4% 2.6% 17.9% 2.6% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 12.8% 12.8% 19.2% 25.6% 11.5% 12.8% 2.6% 部 下 にせよ 上 司 同 僚 にせよ 職 場 にがん 経 験 者 がいたことがある 人 は 勤 め ている 会 社 の 規 模 が 大 きい 傾 向 にあった 7 属 性 職 場 における 産 業 医 の 有 無 わからない 9.3% いない 42.6% いる 48.1% 8
属 性 産 業 医 の 有 無 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 の 有 無 いる いない わからない 全 体 48.1% 42.6% 9.3% 部 下 にいたことがある 上 司 65.4% 30.8% 3.8% 部 下 にいたことがない 上 司 43.6% 46.2% 10.3% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 5 37.2% 11.5% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 32.1% 56.4% 11.5% 産 業 医 の 配 置 基 準 は 社 員 数 で 決 まるため 職 場 にがん 経 験 者 がいたことがある 人 の 会 社 は 社 員 数 も 多 く 自 ずと 産 業 医 のいる 割 合 が 高 い 9 単 純 集 計 クロス 集 計 10
がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 部 下 の 復 帰 に 対 する 上 司 の 不 安 ) 11 不 安 もし 自 分 の 部 下 が がん 治 療 休 暇 から 復 帰 するとしたら( 上 司 ) N= 182 ( 現 在 部 下 をもつ 上 司 ) 0.5% 部 下 の 心 理 状 態 メンタルについて 8.8% 0.5% 部 下 の 体 力 体 調 について 4.4% 全 く 不 安 を 感 じない 13.2% 22.0% あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 不 安 を 感 じる 63.7% 62.6% 非 常 に 不 安 を 感 じる 13.7% 10.4% 病 気 についてどこまで 公 表 するかについて0.5% 16.5% 26.4% 44.5% 12.1% 部 下 に 対 する 自 分 のサポートは 適 切 か 1.6% 14.3% 27.5% 48.9% 7.7% 自 分 ががんについて 十 分 に 理 解 できているか 2.2% 11.5% 33.5% 43.4% 9.3% 部 下 へ 今 後 任 せる 仕 事 の 見 通 しについて1.1% 14.8% 3 47.8% 4.9% 部 下 に 対 して 周 囲 がどのような 態 度 を 取 るか 1.6% 19.2% 26.9% 45.1% 7.1% 周 囲 の 負 担 が 増 えないか 1.1% 17.0% 31.9% 45.6% 4.4% 部 下 に 対 してどのような 態 度 を 取 れば 良 いか 1.1% 18.1% 34.1% 40.7% 6.0% 部 下 への 言 葉 のかけ 方 について 2.2% 19.8% 31.9% 40.1% 6.0% がん 治 療 休 暇 から 復 帰 する 部 下 の 心 理 状 態 メンタルについて や 体 力 体 調 について 上 司 は7~8 割 にのぼる 加 えて どこまで 公 表 するか 自 分 のサポートは 適 切 か がんについて 十 分 に 理 解 できているか など 上 司 の 不 安 は 多 岐 にわたる 12
不 安 復 帰 の 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 を 受 け 入 れた 経 験 1 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 非 常 に 自 分 のサポートは 適 切 か 1.6% 全 体 14.3% 27.5% 48.9% 7.7% N= 182 1.9% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 17.3% 28.8% 44.2% 7.7% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 10.3% 25.6% 55.1% 7.7% 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない やや 非 常 に どちらでもない 言 葉 のかけ 方 について 2.2% 全 体 19.8% 31.9% 40.1% 6.0% N= 182 3.8% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 25.0% 29.8% 34.6% 6.7% N= 104 0.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 12.8% 34.6% 47.4% 5.1% 自 分 のサポートは 適 切 か 言 葉 のかけ 方 など 復 帰 する 部 下 に 対 する 自 分 の 態 度 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があれば その 不 安 は 軽 減 している 13 不 安 受 け 入 れる 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 を 受 け 入 れた 経 験 2 どこまで 公 表 するか 全 く 不 安 を 感 じない 0.5% 全 体 16.5% あまり 不 安 を 感 じない 26.4% どちらでもない やや 44.5% 非 常 に 12.1% N= 182 1.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 23.1% 26.9% 36.5% 12.5% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 7.7% 25.6% 55.1% 11.5% 全 く 不 安 を 感 じない 0% 20% あまり 40% 60% やや 周 囲 がどのような 態 度 をとるか 80% 非 常 に 100% 不 安 を 感 じない どちらでもない 1.6% 全 体 19.2% 26.9% 45.1% 7.1% N= 1822.9% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 上 司 25.0% 28.8% 37.5% 5.8% N= 104 がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 上 司 11.5% 24.4% 55.1% 9.0% どこまで 公 表 するか 周 囲 がどのような 態 度 をとるか といった 周 囲 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 による 不 安 の 軽 減 は より 大 き い 14
がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 ( 上 司 同 僚 の 復 帰 に 対 する 不 安 ) 15 不 安 もし 上 司 同 僚 が がん 治 療 休 暇 から 復 帰 するとしたら 全 く あまり 不 安 を 感 じない 不 安 を 感 じないどちらでもない やや 非 常 に 上 司 同 僚 の 心 理 状 態 メンタルについて 10.3% 22.1% 53.8% 12.5% 上 司 同 僚 の 体 力 体 調 について 11.5% 22.4% 55.4% 9.3% 上 司 同 僚 に 対 してどのような 態 度 を 取 れば 良 いか 2.2% 17.9% 26.9% 44.6% 8.3% 上 司 同 僚 への 言 葉 のかけ 方 について 2.6% 17.9% 27.2% 43.9% 8.3% 自 分 ががんについて 十 分 に 理 解 できているか 2.9% 14.4% 31.7% 4 9.6% 上 司 同 僚 に 対 する 自 分 のサポートは 適 切 か 19.6% 34.3% 36.9% 8.0% 治 療 や 体 力 が 原 因 で 仕 事 が 滞 らないか 1.6% 17.9% 37.8% 36.2% 6.4% がんから 復 帰 しても いずれ 退 職 するのではないか 2.2% 17.6% 38.5% 35.6% 6.1% 部 やチームの 今 後 の 仕 事 の 見 通 しや 計 画 がどうなるのか 1.6% 17.9% 38.8% 35.6% 6.1% 病 気 について クライアントや 取 引 先 などにどう 伝 えるか 3.8% 16.3% 41.0% 33.0% 5.8% まずは 復 帰 する 上 司 同 僚 の 心 理 状 態 メンタルについて や 体 力 体 調 について 最 も 不 安 を 感 じているのは 部 下 の 復 帰 時 の 上 司 同 様 続 いて どのような 態 度 をとれば 良 いか 言 葉 のかけ 方 がんについて 十 分 に 理 解 できているか について 人 も5 割 を 超 える 16
不 安 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 3 どのような 態 度 をとれば 良 いか 全 く 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない やや 非 常 に 全 体 2.2% 17.9% 26.9% 44.6% 8.3% がん 経 験 者 が 職 場 にいた N= 156 2.6% 21.8% 28.8% 39.7% 7.1% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 1.9% 14.1% 25.0% 49.4% 9.6% N= 156 言 葉 のかけ 方 について 0% 全 く 20% 40% 60% やや 80% 非 常 に 100% 不 安 を 感 じない あまり 不 安 を 感 じない どちらでもない 全 体 2.6% 17.9% 27.2% 43.9% 8.3% がん 経 験 者 が 職 場 にいた 2.6% N= 156 23.1% 27.6% 37.8% 9.0% がん 経 験 者 が 職 場 にいなかった 2.6% 12.8% N= 156 26.9% 50.0% 7.7% どのような 態 度 をとれば 良 いか 言 葉 のかけ 方 など 自 分 の 復 帰 する 上 司 同 僚 に 対 する 態 度 に 関 する 項 目 では 過 去 にがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があ れば その 不 安 は 軽 減 している 17 がん 経 験 者 とともに 働 く 際 の 不 安 まとめ 部 下 または 上 司 / 同 僚 の 復 帰 に 際 して がん 経 験 者 と 働 くことと なった 上 司 や 一 般 社 員 の 一 番 の 不 安 は 復 帰 する 経 験 者 の 心 理 状 態 メンタル や 体 力 体 調 について それに 加 えて 部 下 が 復 帰 する 際 の 上 司 の 不 安 は 自 分 のサポート 体 制 や 周 囲 への 働 きかけについてなど 多 岐 にわたる 自 分 のサポートは 適 切 か がんについて 十 分 に 理 解 できてい るか どこまで 公 表 するか 周 囲 がどのような 態 度 を 取 る か 今 後 任 せる 仕 事 の 見 通 し などの 項 目 においても5 割 を 超 える 人 が 不 安 を 感 じている 一 方 一 般 社 員 の 不 安 は 自 分 と 経 験 者 との 関 係 に 関 することが 主 どのような 態 度 を 取 れば 良 いか 言 葉 のかけ 方 がんにつ いて 十 分 に 理 解 できているか などの 項 目 での 不 安 が5 割 を 超 える 上 司 一 般 社 員 ともに 過 去 に 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があ れば 自 分 とがん 経 験 者 との 関 わり 方 や 周 囲 とがん 経 験 者 との 関 係 についての 不 安 は 軽 減 する 傾 向 18
産 業 医 との 連 携 19 産 業 医 との 連 携 部 下 が 職 場 復 帰 するにあたり 産 業 医 と 話 し 合 ったか ( 復 帰 したがん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 ) N= 56 ( 産 業 医 がいなかった 人 を 除 く) 産 業 医 が いなかった 28.2% 産 業 医 はいたが 話 し 合 わなかった 26.9% 十 分 話 し 合 った 20.5% 多 少 話 し 合 った 24.4% 産 業 医 は いたが 話 し 合 わ なかった 37.5% 多 少 話 し 合 った 33.9% 十 分 話 し 合 った 28.6% がんに 罹 患 した 部 下 が 職 場 に 復 帰 するにあたり 産 業 医 と 十 分 に 話 し 合 ったの はわずか20.5% 一 方 産 業 医 がいたにも 関 わらず 話 し 合 わなかった 上 司 は 26.9%にのぼった 産 業 医 の 活 用 の 余 地 があると 考 えられる ただし 産 業 医 がいないとするケースについては 事 業 所 規 模 が 小 さく 産 業 医 がいない 場 合 と 産 業 医 がいても 非 常 勤 である もしくは 存 在 が 認 識 されていない など の 場 合 も 考 えられる 20
産 業 医 との 連 携 部 下 の 復 帰 に 際 し 産 業 医 と 話 し 合 った 事 柄 N= 35 ( 産 業 医 と 話 し 合 った 上 司 ) 復 職 の 可 否 について 復 職 の 時 期 について 復 職 後 の 働 き 方 について 患 者 の 体 力 や 体 調 について 患 者 の 心 理 状 態 やメンタルについて 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 労 災 となるのかどうか 家 族 の 心 理 状 態 やメンタルについて 医 療 制 度 の 助 成 などについて ( 患 者 の 回 復 状 況 など) 今 後 の 見 通 しについて 患 者 への 具 体 的 サポートの 仕 方 について その 他 2.9 2.9 17.1 25.7 25.7 20.0 60.0 68.6 51.4 54.3 51.4 80.0 産 業 医 と 話 し 合 った 事 柄 としては 復 職 後 の 働 き 方 や 時 期 そもそもの 復 職 の 可 否 についてが6~8 割 また 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル 配 慮 すべき 事 柄 について 相 談 す る 上 司 が 相 談 者 中 5 割 を 超 える 様 子 が 見 て 取 れる 21 産 業 医 との 連 携 今 後 もし 部 下 が 職 場 復 帰 するなら 産 業 医 と 話 し 合 いの 場 を 持 つか その 他 1.1% N= 182 ( 現 在 部 下 を 持 つ 上 司 ) 持 たない 4.4% 持 ちたいが 産 業 医 がいない 17.0% 必 ずもつ 17.0% おそらく 持 たない 14.8% どちらとも 言 えない 15.4% おそらく 持 つ 30.2% 今 後 もしがんに 罹 患 した 部 下 が 復 帰 する 場 合 産 業 医 と 話 し 合 いの 場 を ( 必 ず おそらく) 持 つ のは47.2%にとどまった 持 ちたいが 産 業 医 がいない (17.0%)という 現 実 も 22
産 業 医 との 連 携 今 後 もし 部 下 が 職 場 復 帰 するなら 産 業 医 と 何 を 話 し 合 うか N= 182 ( 現 在 部 下 を 持 つ 上 司 ) 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらとも 言 えない そう 思 わない 全 くそう 思 わない 復 職 の 可 否 について 14.3 42.3 28.0 9.3 6.0 復 職 の 時 期 について 15.9 45.1 27.5 6.6 4.9 復 職 後 の 働 き 方 について 17.6 47.8 24.2 6.6 3.8 患 者 の 体 力 や 体 調 について 17.6 47.3 26.4 4.9 3.8 患 者 の 心 理 状 態 やメンタルについて 17.0 48.4 24.2 6.0 4.4 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 17.0 48.4 23.1 7.1 4.4 労 災 となるのかどうか 3.8 22.5 49.5 16.5 7.7 家 族 の 心 理 状 態 やメンタルについて 7.1 31.9 45.6 10.4 4.9 医 療 制 度 の 助 成 などについて 8.2 33.0 43.4 11.0 4.4 ( 患 者 の 回 復 状 況 など) 今 後 の 見 通 しについて 9.9 46.2 32.4 7.1 4.4 患 者 への 具 体 的 サポートの 仕 方 について 12.1 45.6 30.8 7.7 3.8 今 後 もしがんに 罹 患 した 部 下 が 復 帰 する 場 合 には 復 職 後 の 働 き 方 や 復 職 の 時 期 患 者 の 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル について また 就 労 に 際 して 配 慮 すべき 事 柄 について 相 談 したい 上 司 は6 割 を 超 える 23 産 業 医 との 連 携 まとめ 部 下 の 復 帰 に 際 して 感 じる 不 安 は 大 きいものの 部 下 が 復 帰 するに あたり 産 業 医 と 十 分 に 話 し 合 った 上 司 は 全 体 のわずか20.5% 産 業 医 がいたにもかかわらず 話 し 合 わなかった 上 司 (26.9%)が 十 分 話 し 合 った 上 司 (20.5%)を 上 回 り がん 罹 患 者 の 復 帰 にあたって 産 業 医 の 活 用 が 十 分 でない 様 子 が 見 て 取 れる 一 方 相 談 する 産 業 医 がいなかった 上 司 も28.2%にのぼり 話 し 合 いの 場 を 持 ちたいが 産 業 医 がいない (17.0%)という 回 答 も 産 業 医 に 相 談 したい 事 柄 としては 復 職 後 の 働 き 方 や 考 慮 すべ き 事 柄 体 力 や 体 調 心 理 状 態 やメンタル についてが 6 割 を 超 えた 24
がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 25 理 解 / 認 識 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 の 身 体 や 心 の 状 態 疲 れやすい 倦 怠 感 / 身 体 がだるい 以 前 と 比 べて 痩 せてしまう 常 にある しばしばある たまにある あまりない 全 くない 19.9% 55.8% 17.6% 24.7% 53.8% 43.6% 0.3% 21.5% 2.6% 24.4% 22.8% 3.5% 0.6% 7.7% 再 発 を 不 安 に 感 じる 24.7% 38.5% 28.5% 6.4% 1.9% 髪 の 毛 が 抜 けているなど 容 姿 に 影 響 がある 9.0% 38.1% 31.7% 17.0% 4.2% 顔 色 が 悪 い 10.3% 34.0% 41.7% 11.9% 2.2% 重 いものを 持 つことが 難 しい 6.7% 33.3% 37.2% 19.2% 3.5% 食 欲 がない 6.7% 33.0% 43.9% 14.4% 1.9% 痛 み 6.4% 33.3% 40.4% 16.7% 3.2% 仕 事 におけるストレスが 増 加 する 6.1% 31.7% 44.2% 14.4% 3.5% 精 神 的 に 不 安 定 な 時 がある 7.4% 29.8% 42.9% 15.4% 4.5% 長 時 間 立 っていることが 難 しく 立 ち 仕 事 に 影 響 がある 5.8% 29.8% 42.6% 17.9% 3.8% 元 気 がない 7.1% 28.5% 44.2% 16.7% 3.5% 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 の 身 体 や 心 の 状 態 については 疲 れやすい 倦 怠 感 / 身 体 がだるい といった 体 調 に 関 することや 痩 せてしまう という 外 から 見 て 取 れる 変 化 再 発 を 不 安 に 感 じる といった 心 の 状 況 について ( 常 に しばしば)ある と 認 識 している 人 が6 割 を 超 えていた 26
理 解 / 認 識 職 場 に 復 帰 後 の 身 体 や 治 療 の 状 況 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 復 職 後 は 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなせる 6.7% 22.1% 27.9% 35.9% 7.4% 復 職 直 後 は 休 職 前 と 同 様 にはいかないが 1~2か 月 で にはいかないが 1~2か 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなせるようになる 6.7% 28.2% 37.8% 23.7% 3.5% 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい 12.2% 35.3% 33.3% 17.6% 1.6% 仕 事 を 休 みがちとなる 8.0% 30.1% 39.7% 19.6% 2.6% 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる 4.2% 20.2% 41.0% 28.8% 5.8% 復 職 しても いずれはがんが 原 因 で 死 に 至 ることがある 7.7% 22.1% 50.3% 14.4% 5.4% 治 療 等 で 経 済 的 な 負 担 が 大 きい 24.7% 40.7% 27.6% 4.8% 2.2% 家 族 の 負 担 や 心 理 的 ストレスが 大 きい 25.6% 40.1% 28.8% 3.8% 1.6% 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい に ( 多 くの 場 合 しばしば) 当 て はまる と 答 えた 人 が47.5%にのぼる 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が34.6% 27 理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 1 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 4.2% 20.2% 41.0% 28.8% 5.8% 部 下 にいたことがある 上 司 19.2% 38.5% 35.9% 5.1% 部 下 にいたことがない 上 司 6.4% 23.1% 47.4% 19.2% 3.8% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 2.6% 14.1% 35.9% 38.5% 9.0% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 6.4% 24.4% 42.3% 21.8% 5.1% がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 が ない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べて 大 きく 差 がついた 28
理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 2 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 12.2% 35.3% 33.3% 17.6% 1.6% 部 下 にいたことがある 上 司 6.4% 35.9% 41.0% 14.1% 2.6% 部 下 にいたことがない 上 司 14.1% 34.6% 32.1% 17.9% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 12.8% 30.8% 28.2% 26.9% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 15.4% 39.7% 32.1% 11.5% 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 比 べると 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのは 難 しい との 問 いへの 回 答 では 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 による 差 はそれほど 大 きくない 過 去 にがん 経 験 者 とともに 働 いたことがあれば 休 職 前 と 同 様 ではないが 何 らかの 形 で 仕 事 を 継 続 できる との 思 いがより 強 いと 考 えられる 29 理 解 / 認 識 復 帰 後 の 身 体 や 治 療 の 状 況 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 全 く 当 てはまらない 当 てはまらない 一 通 りの 治 療 が 終 了 し 体 力 なども 十 分 に 戻 っている 18.3% 23.7% 29.2% 26.0% 2.9% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 体 力 などが 戻 っていない 13.8% 34.6% 34.9% 13.5% 3.2% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある 41.7% 34.6% 16.7% 5.4% 1.6% 一 通 りの 治 療 は 終 了 しており 定 期 的 な 検 査 に 通 う 程 度 26.3% 34.6% 25.6% 10.3% 3.2% 復 帰 後 も 定 期 的 な( 週 に1 度 ~ 月 に1 度 など) 治 療 が 継 続 する 場 合 もある 22.8% 36.2% 25.6% 11.5% 3.8% 復 帰 後 の 治 療 については 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある と 認 識 している 人 が 77%に 上 る また 定 期 的 な 検 査 や 定 期 的 な 治 療 が 継 続 についても5 割 を 超 える 人 が ( 多 く しばしば) と 回 答 30
理 解 / 認 識 がん 経 験 者 に 対 する 認 識 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 3 復 帰 の 際 には 一 通 りの 治 療 は 終 了 しているが 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある 多 くの 場 合 しばしば たまに あまり 当 てはまらない 全 く 当 てはまらない 全 体 41.7% 34.6% 16.7% 1.6% 5.4% 部 下 にいたことがある 上 司 53.8% 24.4% 15.4% 6.4% 部 下 にいたことがない 上 司 30.8% 37.2% 23.1% 6.4% 2.6% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 48.7% 38.5% 7.7% 3.8% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 33.3% 38.5% 20.5% 5.1% 2.6% がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は 5 割 近 くが 定 期 的 に 通 院 を 多 くの 場 合 と 認 識 がん 経 験 者 と 働 いた 経 験 のない 上 司 / 一 般 社 員 に 比 べて 定 期 的 通 院 をより 一 般 的 なこと と 受 け 止 めていること がわかる がん 経 験 者 の 身 体 や 心 復 帰 後 の 治 療 に 関 する 理 解 / 認 識 まとめ 31 約 半 数 (47.5%)が 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい と 認 識 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 となる に 対 して (あま り 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が34.6%にのぼった がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は (あま り 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 がない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べ よりがん 経 験 者 の 就 労 の 継 続 に 積 極 的 な 気 持 ちを 持 っていることがわかる 復 帰 後 の 治 療 については 定 期 的 に 通 院 する 必 要 がある と 認 識 して いる 人 が 全 体 の76.3% がん 経 験 者 を 受 け 入 れたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 の5 割 近 くは この 定 期 的 な 通 院 を 多 くの 場 合 と 認 識 より 一 般 的 なこと と 理 解 していることが 分 かる 32
復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 33 態 度 職 場 に 復 帰 したがん 経 験 者 に どのような 態 度 をとると 思 うか 都 度 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 がける 無 理 をしないように 勧 める 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 15.7% 60.3% 25.6% 50.0% 15.7% 53.2% 18.9% 20.8% 25.3% 全 く そう 思 わない 4.8% 2.2% 5.4% 0.3% 0.3% 重 いものなどは 代 わりに 持 つように 心 掛 ける 9.3% 5 31.7% 5.8% 1.9% 本 人 の 周 りでタバコを 控 える 28.8% 31.7% 32.1% 4.2% 3.2% 代 われる 仕 事 はできるだけ 代 わる 6.1% 46.2% 32.7% 12.8% 2.2% 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない 10.3% 36.9% 38.8% 12.8% 食 事 や 飲 みなどの 誘 いは 少 し 控 える 7.1% 38.5% 45.2% 8.0% 治 療 についての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く 6.1% 28.8% 45.2% 15.7% 4.2% 以 前 と 変 わらず 仕 事 を 頼 む 3.8% 26.9% 47.1% 18.9% 3.2% 休 むように 勧 める 2.9% 23.1% 49.4% 18.9% 5.8% がんばって などと 声 掛 けして 励 ます 3.2% 21.8% 39.1% 28.8% 7.1% 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 がける 人 がそれぞれ 76.0% 75.6%と 大 多 数 に 上 った がんばって などと 声 掛 けして 励 ます ことに 関 しては 25.0%がそう 思 う と 回 答 した 半 面 35.9%がそう 思 わないと 回 答 大 きく 傾 向 が 分 かれた 34
態 度 がん 経 験 者 に 対 する 態 度 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 1 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 全 く そう 思 わない 全 体 10.3% 36.9% 38.8% 12.8% 部 下 にいたことがある 上 司 10.3% 21.8% 47.4% 20.5% 部 下 にいたことがない 上 司 11.5% 44.9% 35.9% 5.1% 2.6% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 9.0% 46.2% 32.1% 11.5% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 10.3% 34.6% 39.7% 14.1% がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 の20.5%が 病 気 や 体 調 のことにはな るべく 触 れない ことについて そう 思 わない と 回 答 反 面 ( 大 変 )そう 思 う は32.1%と 部 下 にいたことがない 上 司 の56.4%に 比 べてて 大 きく 差 が ついた 35 態 度 がん 経 験 者 に 対 する 態 度 と 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 2 治 療 についての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く 大 変 そう 思 う そう 思 う どちらでもない そう 思 わない 全 く そう 思 わない 全 体 6.1% 28.8% 45.2% 15.7% 4.2% 部 下 にいたことがある 上 司 6.4% 44.9% 35.9% 6.4% 6.4% 部 下 にいたことがない 上 司 6.4% 21.8% 59.0% 11.5% 職 場 にいたことがある 一 般 社 員 3.8% 21.8% 44.9% 24.4% 5.1% 職 場 にいたことがない 一 般 社 員 7.7% 26.9% 41.0% 20.5% 3.8% 一 方 で がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 治 療 についての 気 持 ちな ど できるだけ 話 を 聞 く が5にのぼり 部 下 にいたことがない 上 司 (28.2%)に 比 べて 積 極 的 にがんや 治 療 についてコミュニケーションを 取 ろう としている 様 子 がうかがえる 36
復 帰 したがん 経 験 者 に 対 する 態 度 まとめ 多 くの 人 が 体 調 などを 気 遣 う 以 前 と 変 わらず 接 するよう 心 が ける と 回 答 (それぞれ76.0% 75.6%) がんばって などと 声 掛 けして 励 ます ことに 関 しては 25.0% が ( 大 変 )そう 思 う と 回 答 した 半 面 35.9%が ( 全 く)そう 思 わ ない と 回 答 大 きく 傾 向 が 分 かれた がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 部 下 にいたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 についてのコミュニケーションに 積 極 的 病 気 や 体 調 のことにはなるべく 触 れない ことについて 20.5%が そう 思 わない と 回 答 部 下 にいたことがない 上 司 の 約 6 割 (56.4%)が そう 思 う と 回 答 しているのと 対 照 的 一 方 で がん 経 験 者 が 部 下 にいたことがある 上 司 は 治 療 につ いての 気 持 ちなど できるだけ 話 を 聞 く が5にのぼり 部 下 にいたことがない 上 司 の28.2%を 大 きく 上 回 った 37 まとめ 38
職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 まとめ1 職 場 における 体 力 や 体 調 に 関 する 理 解 心 理 的 状 況 やメンタルに 関 する 理 解 については がん 経 験 者 を 受 け 入 れる 側 の 周 囲 の 人 も 大 きな 不 安 を 感 じている 特 に 上 司 の 不 安 は 上 記 の 点 以 外 にも 自 分 のサポートや 声 掛 け 周 囲 との 関 係 や 周 囲 への 働 きかけについてなど 多 岐 にわたり 心 理 的 負 担 が 大 きいことがうかがえる 不 安 を 感 じているものの がん 罹 患 者 の 復 帰 にあたって 産 業 医 の 活 用 が 十 分 でない 様 子 話 し 合 いの 場 を 持 ちたいが 産 業 医 がいな い (17.0%)という 現 実 も 39 職 場 でのがん 経 験 者 とのコミュニケーション 調 査 報 告 まとめ2 がん 経 験 者 に 対 する 理 解 は 過 去 に 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いた 経 験 があれば 深 まり 不 安 も 軽 減 する 傾 向 また がん 経 験 者 が 部 下 に いたことがある 上 司 は 部 下 にいたことがない 上 司 に 比 べ がんや 治 療 についてのコミュニケーションに 積 極 的 な 傾 向 約 半 数 (47.5%)が 休 職 前 とほぼ 同 様 に 仕 事 をこなすのが 難 しい と 認 識 しかし その 半 面 復 職 しても 仕 事 を 続 けるのは 困 難 と なる に 対 して (あまり 全 く) 当 てはまらない との 回 答 が 34.6%にのぼった がん 経 験 者 と 働 いたことがある 上 司 及 び 一 般 社 員 は (あま り 全 く) 当 てはまらない と 回 答 した 率 が 高 く(それぞれ 41.0% 47.5%) 職 場 でがん 経 験 者 と 働 いたことがない 上 司 (23.0%) 一 般 社 員 (26.9%)に 比 べ よりがん 患 者 の 就 労 の 継 続 に 積 極 的 な 気 持 ちを 持 っていることがわかる 40
最 後 に がん 経 験 者 及 び 周 囲 ( 職 場 )の 人 の 生 の 声 41 がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 気 配 りを 感 じた 暖 かく 支 援 してくれた といったコメントが 多 く 見 られた 半 面 以 下 のようなコメントも ( 上 司 ) 心 配 はしてくれたし できることは 援 助 してくれたが 基 本 的 な 知 識 はない (62 歳 女 性 ) 通 常 の 健 康 社 員 と 同 じ 扱 いを 受 け がんの 辛 さを 理 解 していない(45 歳 男 性 ) 抱 える 不 安 に 対 する 理 解 度 が 低 い(40 歳 男 性 ) 上 司 から がんになったら 普 通 辞 めるよ と 言 われた(51 歳 男 性 ) ( 同 僚 ) がんがどういう 病 気 なのかを 知 らない 感 じだった(33 歳 男 性 ) がんイコール 死 の 病 というイメージを 持 っている(63 歳 男 性 ) 以 前 より 親 切 に 接 してくれるようになったが 病 気 に 対 する 同 情 的 な 雰 囲 気 が 顕 著 でやや 窮 屈 に 感 じた(41 歳 女 性 ) どう 接 するのがいいのか 判 断 しかねている また 健 康 な 作 業 者 と 同 じ 負 担 を 強 いる 風 潮 も 感 じられる(40 歳 男 性 ) どう 接 していいのか はれものに 触 るような 雰 囲 気 だった(45 歳 男 性 ) 励 ましの 言 葉 ばかり 言 われるとストレスが 溜 まる(28 歳 男 性 ) 42
がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 気 配 りを 感 じた 暖 かく 支 援 してくれた といったコメントが 多 く 見 られた 半 面 以 下 のようなコメントも ( 上 司 ) 心 配 はしてくれたし できることは 援 助 してくれたが 基 本 的 な 知 識 はない (62 歳 女 性 ) 通 常 の 健 康 社 員 と 同 じ 扱 いを 受 け がんの 辛 さを 理 解 していない(45 歳 男 性 ) 抱 える 不 安 に 対 する 理 解 度 が 低 い(40 歳 男 性 ) 上 司 から がんになったら 普 通 辞 めるよ と 言 われた(51 歳 男 性 ) ( 同 僚 ) がんがどういう 病 気 なのかを 知 らない 感 じだった(33 歳 男 性 ) がんイコール 死 の 病 というイメージを 持 っている(63 歳 男 性 ) 以 前 より 親 切 に 接 してくれるようになったが 病 気 に 対 する 同 情 的 な 雰 囲 気 が 顕 著 でやや 窮 屈 に 感 じた(41 歳 女 性 ) どう 接 するのがいいのか 判 断 しかねている また 健 康 な 作 業 者 と 同 じ 負 担 を 強 いる 風 潮 も 感 じられる(40 歳 男 性 ) どう 接 していいのか はれものに 触 るような 雰 囲 気 だった(45 歳 男 性 ) 励 ましの 言 葉 ばかり 言 われるとストレスが 溜 まる(28 歳 男 性 ) 43 がん 経 験 者 上 司 や 同 僚 の 理 解 について 今 後 への 希 望 ( 周 囲 に 対 する 希 望 ) 外 見 上 は 問 題 なく 見 えても がん 治 療 にはとても 体 力 を 消 耗 することを 周 囲 は 理 解 しておいてもらいたい(35 歳 男 性 ) 気 遣 いはありがたいが 過 剰 になると 負 担 となる(56 歳 男 性 ) 体 調 や 心 理 面 の 気 遣 いもありがたいですが 普 通 の 時 は 普 段 と 変 わりなく 接 し てくれるのが ありがたかった(62 歳 男 性 ) 時 々 仕 事 中 にもぜんそくのような 後 遺 症 の 発 作 が 起 きるが そんな 時 にはあわ てないでほしい(41 歳 女 性 ) 回 りの 方 にがんに 対 しての 最 低 限 の 知 識 を 持 ってもらいたい(52 歳 女 性 ) ( 組 織 社 会 に 対 する 希 望 ) がんは 誰 にでもなり 得 るという 認 識 をもてば がんに 対 して 勉 強 してがん 経 験 者 が 働 くこと 働 きたくても 治 療 がキツくて 働 けない 場 合 もあることなど 理 解 できるのではないかと 思 う 今 後 特 に 役 職 につく 人 たちには 国 の 制 度 として 治 療 しながら 働 く 事 を 理 解 する 研 修 などを 徹 底 させて がん 経 験 者 でも 働 きな がら 治 療 をしやすい 社 会 にする 必 要 があると 思 う(42 歳 女 性 ) 周 りの 理 解 と 会 社 の 理 解 が 何 よりもがん 経 験 者 にとって 助 けとなる( 中 略 ) 会 社 としては シミュレーションでもいいので 上 層 部 の 人 たちにもがん 経 験 をさせて それと 闘 いながらの 仕 事 がどんなものか 体 験 させてみれば 患 者 の 気 持 ちがよく 分 かると 思 う そのような 研 修 が 必 要 である(45 歳 男 性 ) 44
職 場 の 人 がん 経 験 者 と 一 緒 に 働 くことについて 感 じている 不 安 や 問 題 点 今 後 改 善 していければいいこと ( 感 じている 不 安 について) 普 段 の 会 話 の 中 会 話 のすれ 違 いや 自 分 の 知 識 の 無 さから 出 た 言 葉 によって メンタル 面 で 相 手 を 傷 つけてしまうことがあるかも と 心 配 (33 歳 女 性 ) どのように 接 すれば 良 いか どこまで 踏 み 込 んでいいかわからない(41 歳 女 性 ) 接 し 方 に 気 を 遣 うと 思 うので その 辺 について 助 言 が 欲 しい(35 歳 男 性 ) 気 を 遣 いすぎると 逆 にがん 患 者 のプレッシャーになりそう(54 歳 男 性 ) 必 要 以 上 に 気 を 遣 うことは 相 手 に 疎 外 感 を 与 えてしまいそうで 逆 効 果 か(41 歳 男 性 ) がんに 対 してしっかりとした 知 識 を 持 っているかどうかが 不 安 に 思 う 理 解 不 足 のせいでがん 患 者 や 闘 病 中 の 人 に 不 快 な 思 いをさせたくない より 理 解 を 深 め 治 療 の 支 えになってあげるべき(31 歳 男 性 ) ( 学 びの 機 会 について) 周 りの 者 がどの 様 に 接 したらいいのかを 勉 強 する 機 会 があればいい(38 歳 女 性 ) 接 し 方 に 気 を 使 うと 思 うので その 辺 について 助 言 が 欲 しい(35 歳 男 性 ) 45