2/10 2007 年 版 の 白 書 では, 医 療 構 造 改 革 関 連 法 の 円 滑 な 施 行 や 都 道 府 県 の 各 種 計 画 の 策 定 作 業 にも 資 するよう, 医 療 構 造 改 革 の 内 容 を 解 説 するとともに, 今 後 の 日 本 の 医 療 の 進 むべき



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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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●幼児教育振興法案

 

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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官報掲載【セット版】

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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●電力自由化推進法案

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m07 北見工業大学 様式①

18 国立高等専門学校機構

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

16 日本学生支援機構

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

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小山市保育所整備計画

公表表紙

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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該 介 護 休 業 が 終 了 する 日 までに, 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 が 死 亡 したとき 又 は 離 婚, 婚 姻 の 取 消, 離 縁 等 により 当 該 介 護 休 業 に 係 る 対 象 家 族 との 親 族 関 係 が 消 滅 した とき (3) 配 偶

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

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17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

国立大学法人 東京医科歯科大学教職員就業規則

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

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1 資 料 編 我 が 国 の 人 口 の 推 移 厚 労 働 全 般 平 成 24 年 版 厚 労 働 白 書 5

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支


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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

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(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

4-3-4共立蒲原総合病院組合職員の育児休業等に関する条例

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

第25回税制調査会 総25-1

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

Taro-iryouhoken

●労働基準法等の一部を改正する法律案

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Transcription:

1/10 白 書 のポイント を 理 解 する 厚 生 労 働 白 書 少 子 化 社 会 白 書 国 民 生 活 白 書 青 少 年 白 書 高 齢 社 会 白 書 障 害 者 白 書 男 女 共 同 参 画 白 書 自 殺 対 策 白 書 ( :2009 年 1 月 8 日 掲 載 ) 白 書 ポイント 厚 生 労 働 白 書 ( 厚 生 労 働 省 ) 2007 年 版 厚 生 労 働 白 書 ~ 医 療 構 造 改 革 の 目 指 すもの~ (ピックアップ) 2006 年 に 成 立 した 医 療 構 造 改 革 関 連 法 の 円 滑 な 施 行 や 都 道 府 県 の 各 種 計 画 の 策 定 作 業 にも 資 するよう, 医 療 構 造 改 革 の 内 容 を 解 説 するとともに, 今 後 の 日 本 の 医 療 の 進 むべき 方 向 を 提 示 してい 都 道 府 県 別 の 1 人 当 たりの 老 人 医 療 費 (2004 年 度 )について, 最 も 高 い 福 岡 県 は 96 万 5000 円 で, 最 も 低 い 長 野 県 の 63 万 5000 円 の 約 1.5 倍 だった と 地 域 格 差 を 指 摘 し, 要 因 を 分 析 のため,1 健 診 受 診 率,2 高 齢 者 就 業 率,3 人 口 110 万 人 当 たり 病 床 数 など 18 項 目 と 老 人 医 療 費 の 関 係 を 調 査 してい 高 齢 者 就 業 率 が 高 い 都 道 府 県 では 1 人 当 たり 老 人 医 療 費 が 低 いという 一 定 程 度 の 相 関 関 係 もある としてい ( 白 書 の 要 点 ) 日 本 の 医 療 は, 世 界 に 誇 れる 国 民 皆 保 険 制 度 を 採 用 しており,その 結 果, 世 界 最 高 水 準 の 平 均 寿 命 や 高 い 保 健 医 療 水 準 を 実 現 してきた しかしながら, 医 療 保 険 制 度, 医 療 提 供 体 制, 健 康 づくりにおいて 様 々な 課 題 を 抱 えており, 日 本 の 医 療 は 難 しい 舵 取 りが 迫 られてい こうした 課 題 を 解 決 すべく,2006 年 6 月 に 成 立 した 医 療 構 造 改 革 関 連 法 は, 生 活 習 慣 病 予 防, 医 療 提 供 体 制, 医 療 保 険 制 度 に 関 する 改 革 を 総 合 的 かつ 一 体 的 に 行 うもので, 国 民 皆 保 険 制 度 創 設 以 来 の 大 改 革 といわれるものであ

2/10 2007 年 版 の 白 書 では, 医 療 構 造 改 革 関 連 法 の 円 滑 な 施 行 や 都 道 府 県 の 各 種 計 画 の 策 定 作 業 にも 資 するよう, 医 療 構 造 改 革 の 内 容 を 解 説 するとともに, 今 後 の 日 本 の 医 療 の 進 むべき 方 向 を 提 示 してい ( 白 書 のまとめ) (1) 日 本 の 保 健 医 療 をめぐるこれまでの 軌 跡 医 療 提 供 体 制 では,1 医 療 基 盤 の 整 備 と 量 的 拡 充 の 時 代 (おおむね1945 年 か ら1985 年 まで),2 病 床 規 制 を 中 心 とする 医 療 提 供 体 制 の 見 直 しの 時 代 (おおむね 1985 年 から1994 年 まで),3 医 療 施 設 の 機 能 分 化 と 患 者 の 視 点 に 立 った 医 療 提 供 体 制 の 整 備 の 時 代 (おおむね1992 年 以 降 )へと 変 化 してきた 医 療 保 険 制 度 では,1 国 民 皆 保 険 制 度 確 立 の 時 代 (おおむね1922 年 から1961 年 まで),2 保 険 給 付 等 の 拡 充 の 時 代 (おおむね1961 年 から1973 年 まで),3 医 療 費 の 増 大 に 対 応 するための 給 付 と 負 担 の 見 直 しの 時 代 (おおむね1973 年 以 降 )へ と 変 化 してきた 健 康 づくりでは,1 成 人 病 対 策 を 中 心 とした 疾 病 予 防 の 時 代 (おおむね1955 年 から1996 年 まで),2 生 活 習 慣 に 着 目 した 健 康 づくりの 時 代 (おおむね1996 年 から 2005 年 まで),3 新 しい 知 見 に 基 づく 総 合 的 な 生 活 習 慣 病 予 防 と 職 場 における 新 た な 健 康 確 保 対 策 の 時 代 (おおむね2005 年 以 降, 職 場 における 新 たな 健 康 確 保 対 策 は2000 年 以 降 )へと 変 化 してきた (2) 日 本 の 保 健 医 療 の 現 状 と 課 題 国 民 皆 保 険 制 度 を 堅 持 し, 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 していくためには, 国 民 患 者 の 視 点 に 立 って, 生 活 習 慣 病 対 策, 良 質 かつ 効 率 的 な 医 療 提 供 体 制 の 確 立 に 努 める 中 で, 中 長 期 を 見 据 えた 医 療 費 適 正 化 を 推 進 することが 求 められて い 具 体 的 には, 生 活 習 慣 病 の 有 病 者 予 備 群 を 減 らすとともに, 入 院 期 間 を 短 縮 し 病 院 から 早 く 家 庭 や 地 域 に 戻 れるようにし, 国 民 の 生 活 の 質 (QOL)を 確 保 向 上 しつつ, 結 果 として 医 療 費 適 正 化 に 資 するという, 中 長 期 的 な 対 策 を 講 ずることが 求 められてい 医 療 提 供 体 制 については, 国 際 的 に 見 て 長 い 平 均 在 院 日 数 や 医 療 紛 争 の 増 加 の 問 題 に 加 え, 最 近 では, 産 科 小 児 科,へき 地 等 における 医 師 不 足 の 問 題, 病 院 における 勤 務 医 の 疲 弊 等, 多 くの 問 題 が 指 摘 されてい 医 療 保 険 制 度 については,1 保 険 給 付 の 内 容 範 囲, 診 療 報 酬 等 の 見 直 し,2 高 齢 者 の 医 療 制 度 の 抜 本 的 な 見 直 し,3 保 険 者 の 財 政 基 盤 の 安 定 を 図 るととも に, 保 険 者 としての 機 能 を 発 揮 しやすくするための 再 編 統 合 の 推 進 が 求 められて いた 健 康 づくりについては, 国 民 の 生 活 の 質 (QOL)の 向 上 の 視 点 から, 生 活 習 慣

3/10 の 改 善 を 通 じた 健 康 づくりを 徹 底 することが 重 要 であり, 若 い 時 からメタボリックシン ドロームの 予 防 を 効 果 的 に 推 進 していくことが 課 題 となっていまた, 労 働 者 の 働 き 方 の 現 状 を 踏 まえれば,ワーク ライフ バランスを 含 めた 働 き 方 の 見 直 しも 重 要 となってい (3) 保 健 医 療 介 護 をめぐる 地 域 差 の 現 状 と 課 題 都 道 府 県 の 医 療 費, 健 康, 保 健 事 業, 医 療 提 供 体 制, 介 護 については 大 きな 地 域 差 が 存 在 す 1 時 点 で 見 ると, 高 齢 化 率 が 高 い 都 道 府 県 ほど 医 療 費 は 高 い 傾 向 にあるが,2 時 点 間 で 比 較 すると, 高 齢 化 の 進 行 度 合 いと 医 療 費 の 増 加 度 合 いの 関 係 は 一 様 で はない 都 道 府 県 をグループ 化 し,それぞれの 特 性 を 見 出 すという 試 みを 行 った 1 人 当 たり 老 人 医 療 費 の 高 い3グループのうち2グループはいずれも 入 院 医 療 費 が 高 い が,その 背 景 事 情 として, 病 床 数 が 多 く, 平 均 在 院 日 数 が 長 く, 入 院 医 療 では, 供 給 が 需 要 を 生 み 出 す 側 面 があることを 示 唆 してい1 人 当 たり 老 人 医 療 費 が 低 いグ ループの 健 康 関 連 指 標 について 見 ると,いずれも 健 診 受 診 率 が 高 い 水 準 に 位 置 し ており, 健 康 づくりを 推 進 していく 上 での 重 要 性 を 示 唆 してい 取 り 上 げた 分 析 結 果 を 固 定 的 な 視 点 で 見 ることなく, 医 療 費 適 正 化 を 推 進 して いく 上 での 一 つのヒントとして 活 用 するとともに, 各 都 道 府 県 において 更 なる 分 析 を 行 った 上 で, 地 域 の 実 情 を 踏 まえながら 保 健 医 療 の 将 来 ビジョンを 総 合 的 に 展 望 し, 医 療 構 造 改 革 の 取 組 みを 推 進 することを 期 待 したい (4)これからの 健 康 づくりと 医 療 ~ 医 療 構 造 改 革 の 目 指 すもの~ 医 療 構 造 改 革 は, 生 活 習 慣 病 対 策 の 推 進 による 患 者 の 減 少 や, 平 均 在 院 日 数 の 削 減 等 の 医 療 提 供 体 制 の 見 直 しなど, 国 民 の 生 活 の 質 (QOL)を 確 保 向 上 する 形 で 医 療 を 効 率 化 するという, 中 長 期 的 な 医 療 費 適 正 化 対 策 が 中 心 であるという 点 が 大 きな 特 徴 であ 具 体 的 施 策 については, 次 の5つの 視 点 で 整 理 でき 1 予 防 の 重 視 ~ 働 き 方 を 含 め 生 活 を 見 直 す~ 2 生 涯 を 通 じて 国 民 の 安 心 を 保 障 する 医 療 の 推 進 3 保 険 基 盤 の 安 定 化 と 保 険 者 機 能 の 発 揮 による 医 療 費 適 正 化 4 保 健 医 療 分 野 の 情 報 化 の 推 進 5 都 道 府 県 が 描 く 保 健 医 療 の 将 来 ビジョン 医 療 構 造 改 革 を 実 効 あるものとするためには, 国, 都 道 府 県, 市 町 村, 保 険 者, 医 療 機 関, 医 療 関 係 者, 事 業 者 企 業, 国 民 の 関 係 者 全 員 が,その 役 割 を 認 識 し, 互 いに 連 携 協 力 しなければならない

4/10 2006 年 版 厚 生 労 働 白 書 ~ 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 と 支 え 合 いの 循 環 ( 地 域 への 参 加 と 働 き 方 の 見 直 し)~ (ピックアップ) 少 子 化 社 会 の 背 景 に, 働 き 過 ぎ があると 指 摘 してい(30 代 男 性 の 4 人 に 1 人 が 60 時 間 / 週 以 上 の 労 働, 育 児 休 暇 取 得 率 は 女 性 72% 男 性 0.5%) 団 塊 の 世 代, 高 齢 者,フリーターでは 継 続 雇 用, 就 職, 再 就 職 の 希 望 が 多 いとす これらから, 社 会 全 体 として 支 え 合 いの 循 環 ができれば, 社 会 保 障 の 充 実 につ ながると 提 言 してい 具 体 的 には, ワーク ライフ バランス ( 仕 事 と 生 活 の 調 和 )の 共 通 認 識 が 必 要 で, 働 き 方 の 見 直 しには,1 労 働 時 間 の 適 正 化 残 業 の 削 減,2 求 人 時 の 年 齢 制 限 の 撤 廃,3 職 業 能 力 開 発 の 推 進,などをあげてい 高 齢 者 については,フルタイム, 短 時 間 雇 用, 週 3 日 勤 務 などの 柔 軟 な 働 き 方 の 定 着 が 必 要 としてい アンケートの 実 施 結 果 によると, 少 子 化 の 進 行 では, 5~10 年 程 度 の 短 期 間 で 出 生 率 が 上 昇 することは 期 待 できない と 75%が 回 答 していまた, 労 働 時 間 の 短 縮 では, 経 営 者 の 取 り 組 み が 44%で, 政 府 による 規 制 が 27%との 結 果 であっ た ( 白 書 の 要 点 まとめ) 日 本 の 人 口 は, 少 子 高 齢 化 が 進 み,2005 年 に 人 口 減 少 局 面 に 入 った 日 本 の 経 済 は, 成 長 をとげ 生 活 も 豊 かになった 暮 らし 向 きの 意 識 でも, 生 活 の 満 足 感, 中 流 意 識 を 多 くの 国 民 が 感 じてい 日 本 の 家 族 は, 世 帯 人 員 の 減 少, 三 世 代 世 帯 の 減 少 などにより 世 帯 人 員 が 減 少 し, 家 事 を 担 う 者 が 少 なくなってきた 高 齢 者 単 身 世 帯 の 増 加 などにより 地 域 全 体 で 支 えることが 必 要 となる 世 帯 が 多 くなってきてい 一 方 で, 手 助 けは 家 族 に 頼 む 希 望 が 依 然 として 高 い 日 本 の 地 域 社 会 は, 職 住 分 離, 人 口 移 動 などにより 近 所 付 き 合 いの 希 薄 化 が 進 んでいるが, 個 人 の 社 会 貢 献 意 識 は 高 く, 近 所 付 き 合 いへの 期 待 が 大 きい 日 本 は, 失 業 率 は 改 善 が 見 られるものの 依 然 高 い 水 準 にあ 全 体 から 見 れ ば 総 実 労 働 時 間 が 減 少 しているが, 一 方 で 近 年 長 時 間 就 業 者 の 割 合 が 増 加 してい 長 期 的 にみて, 高 齢 者 女 性 の 就 労 が 進 んでい 非 正 規 労 働 者 も 増 加 してい 各 種 の 意 識 調 査 の 結 果 を 見 ると, 将 来 の 我 が 国 の 将 来 像 を 考 える 上 で 家 族 地 域 職 場 の 在 り 方 を 変 えていくという 方 向 性 が 示 唆 されてい

5/10 社 会 保 障 については, 社 会 保 障 が 他 の 政 策 分 野 と 比 べて 期 待 が 従 来 から 高 く, 近 年 では 最 も 高 い 期 待 を 持 たれており,この 分 野 についてはこれまで 様 々な 改 善 が 図 られているところであ 雇 用 については,セーフティネットの 整 備, 積 極 的 雇 用 政 策, 労 働 移 動 の 円 滑 化 のための 雇 用 政 策 といった 経 済 の 変 動 に 対 応 した 雇 用 対 策, 高 齢 者, 女 性, 若 者, 障 害 者 といった 労 働 者 の 属 性 等 に 着 目 した 雇 用 対 策,パートタイム 労 働 者 や 派 遣 労 働 者 等 の 働 き 方 の 多 様 化 に 対 応 したルールづくりが 行 われた 今 後 は, 仕 事 と 生 活 の 調 和 を 図 り,すべての 人 が 生 きがいを 持 って 働 ける 社 会 を 実 現 することが 必 要 であ 日 本 の 老 後 の 所 得 保 障 については, 老 後 の 暮 らしを 支 える 老 齢 年 金 や 最 低 限 度 の 生 活 を 保 障 する 生 活 保 護 などの 制 度 があるが,これまでの 歴 史 は, 1 昭 和 20 年 代 の 戦 後 混 乱 期 の 生 活 保 護 といった 救 貧 施 策 が 中 心 の 時 期 2 昭 和 30 年 代 からの 高 度 経 済 成 長 による 国 民 の 生 活 水 準 の 向 上 等 に 伴 い, 防 貧 政 策 として 公 的 年 金 制 度 の 重 要 性 が 増 していった 時 期 3 昭 和 50 年 代 半 ばからの 少 子 高 齢 化 の 進 展 に 対 応 し, 将 来 にわたり 持 続 可 能 な 公 的 年 金 制 度 を 構 築 する 時 期 に 大 きく 分 けることができ2004 年 改 正 により 将 来 の 過 重 な 負 担 をかけない 持 続 可 能 な 制 度 の 構 築 が 図 られたところであり, 今 後 とも, 国 民 から 信 頼 される 制 度 運 営 に 努 め, 制 度 に 対 する 国 民 の 理 解 と 協 力 を 得 ながら, 子 どもや 孫 の 世 代 にこの 貴 重 な 財 産 を 引 き 継 いでいきたい 保 健 医 療 については, 戦 後 直 後 の 感 染 症 の 蔓 延 を 防 止 する 等 の 対 策 に 始 ま り,その 後, 医 療 サービスの 量 的 拡 大 を 行 ってきた 現 在 は, 高 齢 化 社 会 の 到 来 と 疾 病 構 造 の 変 化 の 中 で, 国 民 が 健 康 問 題 に 積 極 的 に 関 与 し, 地 域 で 安 心 して 医 療 を 受 けることのできる 体 制 の 整 備 を 推 進 することがこれまで 以 上 に 注 目 されてい 今 後,より 効 率 的 な 生 活 習 慣 病 対 策 や 生 涯 を 通 じた 継 続 的 な 健 康 管 理 の 支 援 が 必 要 であ 高 齢 者 介 護 については, 戦 後, 主 として 低 所 得 者 等 を 対 象 とした 措 置 制 度 とし て 行 われている 中 で, 対 象 者 の 拡 大 やサービスメニューの 充 実 が 図 られてきた 1989 年 からは, 高 齢 者 保 健 福 祉 施 策 推 進 10か 年 計 画 (ゴールドプラン) 等 に 基 づ き, 計 画 的 なサービス 基 盤 の 整 備 が 進 められ, 多 様 な 事 業 者 によりサービスが 担 わ れるようになった 2000 年 からは, 利 用 者 の 選 択 によって 各 種 介 護 サービスを 利 用 することを 可 能 とし, 費 用 負 担 を 含 め 国 民 全 体 で 高 齢 者 の 介 護 を 支 える 仕 組 み( 介 護 保 険 制 度 )を 導 入 した 今 後, 介 護 予 防 の 推 進 と 地 域 における 介 護 サービスの 推 進 が 必 要 であ 障 害 者 福 祉 については, 戦 後, 障 害 種 別 ごとに 制 度 が 作 られ,それぞれ 措 置 制 度 として 行 われていた 1980 年 代 からは,ノーマライゼーションの 考 え 方 の 浸 透 によ

6/10 り, 在 宅 福 祉 サービスが 推 進 された その 後, 計 画 的 な 整 備 やより 質 の 高 いサービ スを 障 害 者 本 人 の 選 択 によって 利 用 する 仕 組 みへと 転 換 がなされた 今 後, 本 格 的 なサービス 基 盤 の 整 備 や 障 害 者 の 就 労 促 進 を 進 める 必 要 があ 子 育 て 支 援 については, 戦 後, 児 童 福 祉 法 により, 児 童 の 保 護 を 中 心 とした 基 本 的 な 枠 組 みのもとで 施 策 が 進 められてきた 平 成 の 時 代 に 入 り, 少 子 化 が 社 会 的 な 問 題 として 認 識 されるようになり,エンゼルプランなどにより 計 画 的 な 保 育 サー ビス 拡 充 等 の 取 組 みを 経 て, 若 者 の 自 立 から 働 き 方 の 見 直 し, 地 域 や 社 会 生 活 で の 子 育 て 支 援 に 至 る 総 合 的 な 子 ども 子 育 てプラン が 策 定 された 社 会 保 障 制 度 の 基 盤 の 確 保 に 加 え, 地 域 における 住 民 の 自 主 的 積 極 的 参 加 による 活 動 や, 働 く 意 欲 と 能 力 のある 人 が 就 労 する 機 会 を 得 られること, 労 働 者 や 経 営 者 の 意 識 変 革 によって 生 まれる 仕 事 と 生 活 を 調 和 させる 働 き 方 が 大 きな 流 れ となっていくことにより 支 え 合 いの 循 環 が 生 まれることが 期 待 され 2005 年 版 厚 生 労 働 白 書 ~ 地 域 とともに 支 えるこれからの 社 会 保 障 ~ 地 域 という 視 点 から, 地 域 における 社 会 保 障 サービスのニーズの 多 様 化 に 着 目 した 内 容 で, 地 域 の 重 層 的 連 携 に 向 けた 提 言 として, (1) 国 の 4 つの 役 割 :1 制 度 の 企 画 立 案,2 地 域 格 差,3 地 方 自 治 体 の 自 主 性 独 自 性,4 連 携, (2) 地 方 自 治 体 の 5 つの 役 割 :1 住 民 密 着,2 自 立 支 援 予 防 事 業 の 取 組 み,3 自 主 性 裁 量 性 を 発 揮 した 取 組 み,4 応 分 の 責 任,5 専 門 的 職 員 の 育 成 をあげて, 国, 地 方 自 治 体 と 多 様 な 社 会 保 障 サービスの 実 施 主 体, 担 い 手 との 重 層 的 な 役 割 分 担 連 携 を 推 進 し, 地 域 における 特 性 を 踏 まえて, 多 様 化 した 国 民 のニ ーズに 的 確 に 応 えていくことのできる 地 域 とともに 支 える 社 会 保 障 を 構 築 すること が 重 要 であると 結 論 づけてい 少 子 化 社 会 白 書 2007 年 版 少 子 化 社 会 白 書 2003 年 に 成 立 した 少 子 化 社 会 対 策 基 本 法 第 9 条 に 基 づく 年 次 報 告 書 であ 日 本 の 少 子 化 の 現 状 や 将 来 の 見 通 し,ワーク ライフ バランス( 仕 事 と 生 活 の 調 和 ) 後 日 掲 載 の 少 子 化 対 策 を 図 表 で 確 認 する を 参 照 のこと の 実 現 に 向 けた 働 き 方 の 改 革, 子 育 て 支 援 サービスをめぐる 課 題 などについて 解 説 してい 少 子 化 の 原 因 として, 夫 婦 が 持 つ 子 供 数 の 減 少, 未 婚 化 や 晩 婚 化, 晩 産 化 の 進 行 をあげ, 仕 事 と 子 育 ての 両 立 が 難 しい 社 会 の 現 状 がその 背 景 だと 分 析 してい フランスやスウェーデンで 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 可 能 にしている 背 景 として, 多 様 な 働 き 方 を 支 える 保 育 サービスの 提 供 といった 環 境 が 整 備 されていることなどを 指 摘 してい 第 1 部 において, 日 本 の 最 近 の 少 子 化 の 現 状 や 将 来 推 計 人 口 に 基 づく 将 来 の 見 通 しについて 説 明 し,ワーク ライフ バランスの 実 現 に 向 けた 働 き 方 の 改 革 など 子

7/10 どもと 家 族 を 応 援 する 日 本 重 点 戦 略 の 中 間 報 告 の 概 要, 働 き 方 や 子 育 て 支 援 サ ービスをめぐる 課 題 等 について 解 説 してい 第 2 部 では,2006 年 度 に 講 じられた 少 子 化 社 会 対 策 について, 少 子 化 社 会 対 策 大 綱 (2004 年 6 月 4 日 閣 議 決 定 )における 4 つの 重 点 課 題 と 重 点 課 題 に 取 り 組 むための 28 の 行 動 の 項 目 に 従 い 整 理 し, 説 明 してい 国 民 生 活 白 書 2007 年 版 国 民 生 活 白 書 ~つながりが 築 く 豊 かな 国 民 生 活 ~ 内 閣 府 が 毎 年 1 回 まとめて 発 表 する 国 民 生 活 全 般 についての 動 きや 変 化 を 分 析 した 年 次 報 告 書 であ 特 に, 消 費 者 物 価 指 数, 家 計 調 査, 給 与 統 計, 雇 用 統 計 な どを 中 心 に, 生 活 のあらゆる 側 面 から 国 民 生 活 の 実 態 を 解 明 し, 国 民 生 活 の 階 層 別 や 地 域 別 の 所 得, 消 費 内 容 の 移 り 変 わりなどを 明 らかにするのがねらいであ 家 族, 地 域, 職 場 における つながり に 焦 点 を 当 て,その 変 化 と 現 状 を 分 析 してい 父 親 の 長 時 間 労 働 などを 原 因 とする 家 族 関 係 の 希 薄 化 が, 家 庭 教 育 や 地 域 ぐる みの 子 育 て 支 援 に 悪 い 影 響 をもたらしているとし, 安 らぎや 充 足 感 を 与 える つなが り を 再 び 取 り 戻 すために, ワーク ライフ バランス (WLB)を 推 進 すること, 地 域 活 動 への 参 加 を 希 望 する 高 齢 者 に 積 極 的 に 情 報 提 供 を 行 なうことなどを 提 案 してい 家 族 の つながり では,130~40 代 の 男 性 の 約 3 割 が 家 族 と 過 ごす 時 間 が 不 十 分 と 感 じていること,220 年 前 に 比 べ 家 族 団 らんの 時 間 が 減 っていることを 問 題 と して 指 摘 してい 時 間 が 取 れない 要 因 として, 長 時 間 労 働 など 働 き 方 の 問 題 を 挙 げ, 家 族 が 一 番 大 切 と 思 う 人 が 増 える 一 方 で, 親 子 の 対 話 の 充 足 度 や 過 程 の 教 育 力 が 低 下 していることを 問 題 とし, 家 族 の 機 能 や 一 体 感 を 高 めるための 取 組 みが 重 要 であるとしてい 地 域 の つながり では,1 地 域 から 孤 立 する 人 ( 近 所 付 き 合 いが 浅 く, 地 域 活 動 にも 参 加 しない 人 )が 約 2 割 もいること,2 地 域 のつながりが 10 年 前 に 比 べて 弱 くなった と 考 える 人 が 約 3 割 いるとしてい 地 域 の つながり の 希 薄 化 により,1 教 育 力 の 低 下,2 子 育 て 機 能 の 脆 弱 化,3 治 安 の 悪 化,などが 起 きているとしてい 職 場 の つながり では, 両 立 支 援 制 度 を 利 用 することで, 従 業 員 同 士 の 助 け 合 う 雰 囲 気 や 一 体 感 を 醸 成 する 効 果 が 上 がることなどを 紹 介 し,WLB の 取 組 を 進 めるこ とが 重 要 としてい 以 上 の 状 況 を 踏 まえて, 白 書 は, 家 族 地 域 職 場 における つながり の 希 薄 化 の 流 れを 止 め, 再 構 築 することを 提 案 してい 個 人 に 押 し 付 けないよう 配 慮 した 上 で, つながり を 持 ちたい 人 が, 持 てるようにするために,1WLB 推 進 のための 環

8/10 境 を 整 備 する,2 地 域 活 動 への 参 加 を 希 望 する 高 齢 者 に, 積 極 的 な 情 報 提 供 や 参 加 しやすい 雰 囲 気 づくりをする,3 家 族 地 域 の 絆 を 再 生 する 国 民 運 動 などにより 意 識 啓 発 をする,などを 求 めてい 青 少 年 白 書 2007 年 版 青 少 年 白 書 青 少 年 白 書 は, 青 少 年 の 現 状 と 青 少 年 に 関 する 施 策 を 広 く 国 民 に 紹 介 し,その 理 解 を 得 るため,1956 年 から, 関 係 省 庁 等 との 協 力 で 発 行 されてい 2006 年 平 均 で,ニート( 学 校 に 行 かず 仕 事 も 職 業 訓 練 もしない)が 62 万 人 ( 前 年 比 2 万 人 減 少 ),フリーターが 187 万 人 (2003 年 の 217 万 人 をピークに 3 年 連 続 減 少 ) と 依 然 高 水 準 が 続 いており, 社 会 的 自 立 が 困 難 な 若 者 が 多 い 状 況 は 社 会 全 体 に とっても 健 全 とはいえない と 指 摘 してい 2003 年 度 末 の 新 卒 者 の 3 年 以 内 の 離 職 率 は, 中 卒 70.4%, 高 卒 49.3%, 大 卒 35.7%と 高 く, 中, 高, 大 卒 の 順 に 離 職 率 が 高 い 七 五 三 現 象 が 定 着 しつつあると してい 2006 年 に 全 国 の 警 察 が 扱 ったいじめに 起 因 する 事 件, 検 挙 補 導 された 少 年 が 増 加 し, 学 校 生 活 をめぐって, 児 童 生 徒 の 問 題 行 動 が 憂 慮 すべき 状 況 にあり, 極 め て 重 要 な 課 題 と 指 摘 してい 2005 年 度 に 全 国 の 児 童 相 談 所 が 対 応 した 児 童 虐 待 の 相 談 件 数 が 過 去 最 高 の 3 万 4472 件 になり, 児 童 虐 待 問 題 は, 依 然, 早 急 に 取 り 組 むべき 社 会 全 体 の 課 題 としてい 高 齢 社 会 白 書 2007 年 版 高 齢 社 会 白 書 高 齢 社 会 白 書 は, 高 齢 社 会 対 策 基 本 法 に 基 づき,1996 年 から 毎 年 政 府 が 国 会 に 提 出 している 年 次 報 告 書 で, 高 齢 化 の 状 況 や 政 府 が 講 じた 高 齢 社 会 対 策 の 実 施 の 後 日 掲 載 の 高 齢 社 状 況, 高 齢 化 の 状 況 を 考 慮 して 講 じようとする 施 策 について 明 らかにしてい 会 対 策 を 図 表 で 確 認 す る を 参 照 のこと 2006 年 度 高 齢 化 の 状 況 及 び 高 齢 社 会 対 策 の 実 施 状 況, 2007 年 度 高 齢 社 会 対 策 で 構 成 されてい 平 均 寿 命 が 延 びていることから, 第 2 の 人 生 が 長 くなっている 点 を 強 調 し,60 歳 を 過 ぎても 働 く 傾 向 が 強 まっており, 高 齢 者 は 高 齢 社 会 を 支 えることが 可 能 な 貴 重 なマンパワーで, 意 欲 と 能 力 を 職 場 で 活 用 することが 必 要 だとしてい 2006 年 :5 人 に 1 人 が 高 齢 者 (65 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 は, 過 去 最 高 の 2,660 万 人, 総 人 口 に 占 める 割 合 ( 高 齢 化 率 )も 20.8%(2005 年 は 20.1%)となっている) 2012 年 : 団 塊 の 世 代 が 65 歳 になり, 高 齢 者 人 口 が 3000 万 人 を 超 え 2055 年 :2.5 人 に 1 人,4 人 に 1 人 が 後 期 高 齢 者, 現 役 世 代 1.3 人 で1 人 の 高 齢 者 を 支 える 社 会, 男 性 83.67 歳 女 性 90.34 歳 まで 生 きられる, 日 本 は 世 界 のどの 国 も 経 験 したことのない 高 齢 社 会 とな

9/10 障 害 者 白 書 2007 年 版 障 害 者 白 書 障 害 者 白 書 は, 障 害 者 基 本 法 に 基 づき,1994 年 から 毎 年 政 府 が 国 会 に 提 出 して いる 年 次 報 告 書 であり, 障 害 者 のために 講 じた 施 策 の 概 況 について 明 らかにしてい 後 日 掲 載 の 障 害 者 対 策 を 図 表 で 確 認 する を 参 照 のこと 2006 年 度 に 講 じた 施 策 を,1 相 互 理 解 と 交 流,2 社 会 参 加 へ 向 けた 自 立 の 基 盤 づくり,3 日 々の 暮 らしの 基 盤 づくり,4 住 みよい 環 境 の 基 盤 づくり,の 4 つの 観 点 からまとめ, 障 害 者 が 雇 用 就 業 環 境, 支 援 サービスをどのように 評 価 しているかの アンケート 調 査 も 明 らかにした 障 害 児 者 数 は, 身 体 が 352 万 人 ( 在 宅 333 万 人, 施 設 19 万 人 ), 知 的 が 55 万 人 ( 在 宅 42 万 人, 施 設 13 万 人 ), 精 神 が 303 万 人 ( 在 宅 268 万 人, 施 設 35 万 人 )で あ 知 的 障 害 児 者 数 は 約 55 万 人 で,2002 年 から 約 9 万 人 増 えてい 精 神 障 害 者 数 は 2005 年 に 約 303 万 人 となり,2002 年 から 約 45 万 人 増 え, 初 めて 300 万 人 を 超 えた 2006 年 に 講 じた 施 策 として, 改 正 障 害 者 雇 用 促 進 法, 障 害 者 自 立 支 援 法,バリア フリー 新 法 などの 施 行 があり, 再 チャレンジ 支 援 総 合 プラン で 障 害 者 へのチャレ ンジを 支 援 する 事 が 盛 り 込 まれたこと, 成 長 力 底 上 げ 戦 略 では 福 祉 から 雇 用 へ 推 進 5 か 年 計 画 の 策 定 が 決 まったこと,など 障 害 者 の 自 立 と 社 愛 参 加 を 促 進 するための 思 索 が 総 合 的 に 打 ち 出 されたとされてい 5015 人 ( 有 効 回 答 1430 人 )を 対 象 にした 雇 用 などに 関 するアンケートと 調 査 結 果 では, 就 業 支 援 の 更 なる 必 要 性 が 明 確 になった 回 答 者 は, 現 在 働 いている 人 が 61%, 就 労 経 験 のある 人 が 26%,ほぼ 9 割 に 就 労 経 験 があった この10 年 間 に 働 きやすくなったと 感 じた 人 は 36%, 変 わらない が 40%, 働 きにくくなった が 14%であった また, 障 害 者 の 就 労 に 社 会 の 理 解 がない が 56%, 就 労 で 差 別 Y を 受 けたことがある が 52%,と 回 答 した さらに, 障 害 者 がもっと 働 けるようにする ための 法 整 備 が 必 要 が 79%であった 白 書 は, 障 害 者 を 理 由 とした 差 別 の 禁 止 や 権 利 擁 護 へのいっそうの 取 組 が 必 要 であると 提 起 してい 男 女 共 同 参 画 白 書 2007 年 版 男 女 共 同 参 画 白 書 男 女 共 同 参 画 社 会 基 本 法 が 1999 年 に 制 定 され, 2001 年 に 内 閣 府 に 男 女 共 同 参 画 局 が 設 立 された 国 際 比 較 でみた 男 女 共 同 参 画 状 況 を 特 集 してい 女 性 が 政 治 経 済 活 動, 意 思 決 定 に 参 加 できるかどうかを 測 る ジェンダー エンパワーメント 指 数 (GEM)を 見 ると, 日 本 は 75 か 国 中 42 位 にとどまってい 特 に, 管 理 職 の 女 性 割 合 は 諸 外 国 に 比 べて 著 しく 低 い 労 働 力 率 も 欧 米 諸 国 に 比

10/10 べてやや 低 く,はっきりしたM 字 カーブになっているなど, 女 性 参 画 の 遅 れが 目 立 つ また, 日 本 の 男 女 間 の 賃 金 格 差 は 韓 国,マレーシアと 並 んで 大 きいとしてい 自 殺 対 策 白 書 2007 年 版 自 殺 対 策 白 書 2006 年 10 月 施 行 の 自 殺 対 策 基 本 法 第 10 条 の 規 定 に 基 づき, 日 本 における 自 殺 の 概 要 および 政 府 が 講 じた 自 殺 対 策 の 実 施 の 状 況 について, 政 府 が 毎 年 国 会 に 提 出 しなければならない 報 告 書 で, 今 回 初 めての 提 出 であ 白 書 の 構 成 は, 第 1 章 において, 日 本 の 自 殺 の 現 状 や 自 殺 対 策 基 本 法 成 立 まで の 経 緯 を 記 述 し, 第 2 章 において,2006 年 度 から 2007 年 度 前 半 にかけて 政 府 が 講 じた 施 策 について 解 説 していまた, 自 殺 は 防 ぐことができるという 認 識 を 明 らか にするとともに, 自 殺 対 策 基 本 法 の 成 立 に 尽 力 した 民 間 団 体 の 取 組 や 遺 族 の 声 等 も 紹 介 してい 2006 年 の 自 殺 者 数 は 前 年 比 632 人 減 の 2 万 9921 人 ( 厚 生 労 働 省 人 口 動 態 統 計 )で, 原 因 動 機 として 健 康 問 題 47.9%, 経 済 生 活 問 題 21.7%, 家 庭 問 題 9.2%となってい2007 年 6 月 の 自 殺 総 合 対 策 大 綱 に 沿 い, 自 殺 は 追 い 込 ま れた 末 の 死 自 殺 は 防 ぐことができる 自 殺 を 考 えている 人 は 悩 みを 抱 え 込 みな がらもサインを 発 している という 3 つの 基 本 認 識 のもと, 政 府 が 進 めている 9 項 目 (46)の 重 点 的 な 自 殺 対 策 についてまとめてい2016 年 までに2005 年 の 自 殺 死 亡 率 (24.2)を 20% 以 上 減 少 させ, 自 殺 者 数 が 2 万 4000 人 台 の 水 準 まで 下 げることを 目 標 に 掲 げてい