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東久留米市訓令乙第   号

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国 語 算 数 外 国 語 活 動 リズムを 感 じ 取 りながら 発 声 の 仕 方 に 気 をつけて 音 読 や 群 読 を 楽 しく 行 うことができる 漢 字 の 部 首 を 理 解 することが できる 整 数 の 加 法 減 法 乗 法 の 計 算 についての 理 解 を 深 め 確 実

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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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はじめに 平 成 18 年 2 月 に 子 どもが 本 と 出 会 い 読 書 を 楽 しむまち ふじ を 基 本 理 念 とした 富 士 市 子 ども 読 書 活 動 推 進 計 画 が 策 定 された この 推 進 計 画 は 子 ども 読 書 に 関 わる 多 くの 富 士 市 民 や 関 係

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小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申


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(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

2 条 ) ア 育 児 休 業 の 対 象 とならない 職 員 ( 法 第 2 条 及 び 条 例 第 2 条 関 係 ) (ア) 臨 時 的 に 任 用 される 職 員 (イ) 育 児 休 業 に 係 る 期 間 を 任 期 と 定 めて 採 用 された 職 員 (ウ) 勤 務 延 長 職 員 (

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

16 日本学生支援機構

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Q1 4 月 から 児 童 手 当 の 支 給 額 はどうなるのですか? Q2 児 童 手 当 には 所 得 制 限 が 設 けられるとのことですが 具 体 的 な 基 準 はどのよう になるのですか? Q3 4 月 以 降 児 童 手 当 を 受 け 取 るためには 手 続 きが 必 要 ですか?

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

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18 国立高等専門学校機構


2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

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1 学 校 の 状 況 学 校 名 平 成 23 24 年 度 加 西 市 立 九 会 小 学 校 校 長 名 岸 本 祐 三 所 在 地 675-2102 加 西 市 中 野 町 5 番 地 TEL(0790)49-0009 読 書 活 動 推 進 校 研 究 成 果 報 告 書 FAX(0790)49-2773 1 学 年 2 学 年 3 学 年 4 学 年 5 学 年 6 学 年 特 別 支 援 学 級 計 学 級 数 2 2 2 3 2 2 1 14 児 童 生 徒 数 55 55 47 72 64 67 3 363 1. 研 究 主 題 活 気 ある 学 校 図 書 館 をめざして ボランティアとの 連 携 による 図 書 館 運 営 ならびに 読 書 活 動 推 進 のあり 方 2. 研 究 主 題 の 経 緯 児 童 の 活 字 離 れが 言 われて 久 しいが, 兵 庫 県 においても 家 庭 での1 日 30 分 以 上 の 読 書 習 慣 の 育 成 が 平 成 23 年 度 教 育 委 員 会 の 重 点 目 標 の 一 つとして 挙 げられてきた 本 校 では, 朝 の 学 習 タイムに 静 か に 読 書 をする 習 慣 がつきつつあったが, 自 主 的 に 家 に 持 ち 帰 って 読 もうとする 児 童 は 少 なく, 学 校 図 書 館 の 利 用 率 が 決 して 高 いとはいえない 状 況 であった そこで, 学 校 図 書 館 の 利 用 を 高 めるために 平 成 19 年 度 よりPTAへ 呼 びかけ, 立 ち 上 げられた 図 書 ボランティアの 活 動 は, 本 の 登 録 から 環 境 整 備 へと 活 動 内 容 も 広 がり 充 実 してきた 平 成 23 年 度 からは 読 書 活 動 推 進 校 の 指 定 を 受 け, 図 書 ボランティアの 活 動 をさらに 充 実 させ, いつでも 人 のいる 図 書 館, 児 童 が 安 心 して 利 用 できる 活 気 ある 図 書 館 づくりについて 推 進 してき た 本 年 度 は, 図 書 ボランティアの 拡 充 継 続 を 行 っていくとともに, 児 童 の 自 主 的 な 読 書 活 動 を 推 進 し, 家 庭 や 地 域 と 連 携 した 読 書 習 慣 の 育 成 にも 取 り 組 んでいきたいと 本 研 究 テーマを 設 定 した 3. 研 究 における 推 進 体 制 読 書 活 動 推 進 委 員 会 学 校 長, 教 頭, 主 幹 教 諭, 教 務, 推 進 教 員, 学 年 の 代 表 環 境 整 備 推 進 教 員 図 書 ボランティア 学 校 長 教 育 改 革 教 頭 推 進 委 員 会 学 習 部 推 進 教 員 読 書 活 動 の 推 進 推 進 教 員 学 級 担 任 図 書 委 員 ( 注 1) ( 読 み 聞 かせ 図 書 )ボランティア 職 員 会 各 学 年 地 域 との 連 携 保 護 者 加 西 市 立 図 書 館 ワッショイスクール 協 力 員 ( 地 域 ボランティア) ( 注 1): 読 書 活 動 の 全 体 計 画,ボランティアや 公 立 図 書 館 との 連 携 による 読 書 活 動 の 活 性 化 を 図 る

4. 平 成 23 24 年 度 の 取 組 概 要 (1) 豊 かな 読 書 活 動 のための 環 境 整 備 明 るく 親 しみやすい 学 校 図 書 館 を 目 指 した 1 利 用 しやすい 図 書 の 配 架 ( 蔵 書 の 新 旧 整 理 を 含 む) 本 棚 はNDC(Nippon Decimal Classification: 日 本 十 進 分 類 法 )に 基 づき 配 架 した ア. 利 用 頻 度 の 高 い 物 語 は 突 き 当 りの 書 架 の 全 棚 に 集 中 展 示 イ.シリーズごとにラベル 作 成 し, 各 棚 の 上 部 に 貼 付 ( 見 つけやすい 表 示 ) ウ. 表 紙 を 前 面 にした 陳 列 ( 借 りた 本 の 表 紙 コピー:レプリカ) 写 真 1 参 照 写 真 1( 図 書 館 の 後 ろの 棚 の 様 子 ) シリーズごとにまとめ 表 紙 が 見 える 配 置 ラベル 表 示 した 本 棚 ( 表 紙 のコピー) 元 の 場 所 へ 戻 せる エ. 本 の 修 理 仕 組 みの 確 立 学 級 文 庫 図 書 館 の 本 破 損 所 定 の 箱 に 入 れる ( 一 括 ) 修 理 する (ホ ランティア) 書 架 へ 戻 す (ホ ランティア) オ. 低 学 年 用 の 本 のコーナー(ピンクコーナー)の 設 置 主 に1 2 年 生 用 の 絵 本 を 中 心 とした 配 架 雨 の 日 などに1 2 年 生 が 来 た 時 に 選 びやすいように 写 真 2 ピンク コーナー 2 明 るく 居 心 地 の 良 い 空 間 づくり ア. 壁 面 窓 際 には 季 節 を 感 じる 掲 示 物, 写 真 3 棚 には 本 に 親 しめるような 小 物 を 展 示 イ. 調 べ 学 習 用 の 大 きい 机 に 加 え, 低 い 丸 テーブルと 可 愛 い 座 布 団 カバーの 掛 かったイスを 設 置 リラックスして 読 書 ができる 場 所 づくり (テーブル イスのカバーはボランティアの 手 作 り) ウ. 古 く 暗 い 本 棚 ( 9 の 棚 )のカラーチェンジ ( 写 真 2 参 照 黄, 橙,ピンクの 棚 ) エ. 夏 には 扇 風 機, 冬 にはストーブを 置 き, 長 時 間 居 ても 心 地 よい 空 間 づくり 3 特 設 コーナーの 設 置 ア. 新 刊 コーナー, 学 習 に 関 する 図 書 を 集 めたコーナーを 設 置 ( 例 ) 戦 争 特 集, 宮 沢 賢 治 特 集 イ. 学 習 内 容 によって, 必 要 に 応 じ 教 室 内 や 廊 下 にも 設 置 4 学 級 文 庫 のリフレッシュ(PTAの 協 力 ) ア. 各 学 級 の 文 庫 書 架 を 一 新 (50 年 近 く 使 用 した 書 架 を 一 新 ) イ. 不 用 な 図 書 の 整 理 廃 棄 ウ. 課 題 図 書, 市 内 共 通 の 必 読 書, 教 科 書 で 紹 介 された 本, 学 年 レベルに 適 応 した 本 を 収 納

5 図 書 のデータベース 化 に 向 けての 計 画 と 実 施 ( 図 書 ボランティアの 協 力 ) 写 真 4 今 まで 手 作 業 で 行 われていた 本 の 登 録 作 業 をコンピュータ 入 力 で 行 う ア.コンピュータ 等 の 購 入 ( 平 成 24 年 度 PTAによる 予 算 化 ) イ. 学 校 図 書 館 の 蔵 書 のデータベース 化 に 向 けた 作 業 内 容 の 検 討 ウ. 学 校 図 書 館 と 学 級 文 庫 の 本 のデータベース 化 作 業 ( 写 真 4 参 照 ) (7 月 中 旬 から 12 月 末 までのべ 25 日 余 り 活 動 ) 図 書 館 の 本 のデータべース 化 作 業 (2) 児 童 の 意 欲 をたかめる 読 書 活 動 の 推 進 1 朝 の 読 書 の 充 実 朝 の 読 書 は, 火 ~ 金 曜 日 の8 時 15 分 から8 時 25 分 の10 分 間 ( 平 成 24 年 度 からは8 時 10 分 から8 時 25 分 の15 分 間 ) 取 り 組 んでいる 10 分 間 (15 分 間 )の 読 書 を 励 行 させるために,チャイムの 予 鈴 を 入 れたり, 学 級 担 任 と 協 力 して 事 前 に 机 の 上 に 本 を 準 備 させたりして, 速 やかに 読 書 に 取 り 掛 かれるようにしている また, 手 提 げ 鞄 の 中 に 常 時 読 みたい 本 を 入 れ, 休 憩 時 間 等 に 本 を 開 く 隙 間 読 書 を 奨 励 している 2 年 3 回 の 読 書 月 間 の 継 続 と 推 進 各 学 期 に,1か 月 間 を 読 書 月 間 と 位 置 付 け, 期 間 内 での 達 成 目 標 を 次 のとおり 設 定 して, 1 冊 でも 多 くの 本 を 読 むように 奨 励 喚 起 している ア. 低 学 年 30 冊 イ. 中 学 年 20 冊 ウ. 高 学 年 10 冊 児 童 には 読 書 貯 金 通 帳 を 配 布 し 読 んだ 本 の 名 前 を 記 入 させている 読 書 月 間 での 結 果 に おいて 目 標 達 成 した 者 には, 平 成 23 年 度 は 図 書 委 員 特 製 のしおりを 渡 し, 平 成 24 年 度 は 読 んだ 冊 数 に 応 じてシールを 渡 すことで 意 欲 を 持 って 読 書 に 取 り 組 ませた また, 学 級 ごとに 達 成 者 人 数 を 発 表 したりする 等, 充 実 感 と 次 回 へのチャレンジ 精 神 が 得 ら れるような 工 夫 も 図 っている 写 真 5( 読 書 貯 金 通 帳 ) 写 真 6( 押 花 のしおり) 写 真 7( 切 紙 のしおり) 3 読 み 聞 かせ( 使 用 した 絵 本 は 市 立 図 書 館 及 び 学 校 図 書 館 の 蔵 書 ) ア. 読 み 聞 かせの 活 動 内 容 低 学 年 :いつでもどこでも 時 間 の 間 隙 を 推 進 教 員 による 見 つけて 読 み 聞 かせを 行 う 読 み 聞 かせ 高 学 年 : 給 食 時 間 に 物 語 の 読 み 聞 かせ 全 教 師 による 読 書 月 間 に 実 施 読 み 聞 かせ 教 師 の 分 担 は 推 進 教 員 が 計 画 する 読 み 聞 かせホ ランティア 読 書 月 間 に 全 学 級 1 回 ずつ 実 施 する による 読 み 聞 かせ 朝 の 読 書 の 時 間 に 教 室 で 実 施 ホ ランティアの 好 意 で 随 時 実 施 する 図 書 ホ ランティアによる ピアノ 伴 奏 付 きの 読 み 聞 かせを 音 楽 室 で 読 み 聞 かせ 実 施 英 語 での 読 み 聞 かせも 実 施 ( 昼 休 み)

イ. 家 の 人 や 地 域 の 人 たちとの 読 み 聞 かせ 会 平 成 23 年 度 に1 年 生 保 護 者 向 けに 読 み 聞 かせ の 大 切 さを 話 す 機 会 をもつことができた 平 成 24 年 度 は, 平 成 23 年 度 の 取 り 組 みの 発 展 として,オープンスクール 期 間 中 の1 時 間 を 特 設 して 保 護 者 や 地 域 の 人 と1 年 生 児 童 の 読 み 聞 かせ 会 を 実 施 した オープンスクールの 案 内 で 読 み 聞 かせ 会 への 参 加 を 募 ると 多 くの 保 護 者 ( 父 親, 祖 父 母 も 含 む)や 地 域 の 人 の 参 加 があり, 推 進 教 員 や 図 書 ボランティアの 応 援 も 得 て, 心 温 まる 楽 しい 会 となり, 読 み 聞 かせ の 大 切 さを 理 解 してもらえた 写 真 8 写 真 9 写 真 10 感 想 ( 児 童 ) 感 想 ( 保 護 者 ) 4 推 進 教 員 による 授 業 及 び 指 導 支 援 平 成 23 年 度 から, 本 の 選 び 方, 学 校 図 書 館 公 立 図 書 館 の 紹 介 や 利 用 についての 指 導 が 推 進 教 員 に 委 ねられている 国 語 の 教 科 書 においても 図 書 館 の 利 用 や 本 の 選 び 方 が 取 り 上 げら れ, 図 書 を 活 用 した 指 導 の 効 果 に 期 待 が 増 してきている 本 校 においては, 推 進 教 員 の 指 導 とし て 児 童 の 主 知 的 な 面 だけでなく, 情 操 面 の 発 達 と 探 究 心 の 育 成 効 果 を 予 見 し 次 のことを 実 施 した ア.(3 年 ~6 年 ) 年 度 初 めの 図 書 館 開 き( 図 書 館 の 使 い 方, 自 分 の 昨 年 の 図 書 カード 調 べ) イ. 授 業 や 学 習 に 役 立 つ 図 書 や 資 料 の 準 備 ウ. 目 的 に 合 った 本 の 選 び 方 の 指 導 エ.(3 4 年 ) 国 語 辞 典, 漢 字 辞 典 の 使 い 方 の 指 導 オ.(1 年 ) 国 語 はたらくくるま, 理 科 むししらべ の 参 考 図 書 の 準 備 と 紹 介, 支 援 カ.(2 年 ) 国 語 さんごの 海 のなかまたち の 発 展 魚 しらべ, 生 活 おもちゃランドを ひらこう の 参 考 文 献 紹 介 と 支 援 キ.(3 年 ) 理 科, 参 考 図 書 を 使 った こん 虫 のからだのつくりと 成 長 のしかた の 指 導 国 語, 参 考 図 書 を 使 った 本 で 調 べて 報 告 しよう の 指 導 総 合 的 な 学 習, 参 考 図 書 を 使 った 夏 休 みの 自 由 研 究 のテーマを 見 つけよう の 指 導 ク.(4 年 ) 社 会 ゴミについて の 参 考 図 書 の 準 備 と 支 援 ケ.(5 年 ) 総 合 的 な 学 習, 参 考 図 書 を 使 った 野 菜 のパワーを 発 見 しよう の 支 援 コ.(6 年 ) 理 科, 参 考 文 献 図 書 を 準 備 し,それを 材 料 とする 担 任 の 授 業 を 支 援 5. 研 究 の 成 果 (1) 読 書 活 動 の 推 進 この2 年 間 で, 本 を 読 むことが 好 きな 児 童 が 増 えた 今 年 度 は 全 校 生 の83%の 児 童 が 好 き と 答 えている (グラフ1 参 照 ) さらに, どちらかといえばきらい と 答 えた12%の 児 童 の うちの3~6 年 生 は, 図 書 館 で 借 りた 本 の 冊 数 を 調 べてみると, 平 均 21 冊 近 く 借 りており, 学 級 文 庫 の 本 を 読 んだ 冊 数 を 加 えるとさらに 多 く 読 んだこと グラフ2 になるのである つまり, 読 まないわけではなく, 働 きか けられたり 興 味 があったりすれば 読 む,これから すきに なる 可 能 性 のある 児 童 であるといえる ( 表 1 参 照 ) ウどちら かといえ ばきらい 12% 本 を 読 むのが 好 きかどうか エきらい 5% イどちら かといえ ばすき 32% アだいす き 51% グラフ1 キ その 他 3% オ 他 に 楽 しいこ とがある 31% 本 を 読 むのが 嫌 いな 理 由 カ 読 む 時 間 が ない 8% エ 本 を 選 べない 8% ア めん どうくさ い 24% イ 読 む ウ 話 が のが 遅 い わからな 21% い 5% H24.12 月 アンケート H24.12 月 アンケート グラフ3 H24.12 月 アンケート

本 を 読 むのが どちらかといえばきらい と 答 えた 児 童 の 図 書 館 で 借 りた 冊 数 ( 平 成 24 年 5 月 ~ 平 成 25 年 1 月 ) 学 年 3 年 4 年 5 年 6 年 3 ~ 6 年 平 均 平 均 冊 数 ( 冊 ) 27.8 17.8 18.5 21.9 20.8 表 1(グラフ1のウの 児 童 の 図 書 館 で 借 りた 冊 数 ) 図 書 カード 図 書 カード ( 中 学 年 ) ( 高 学 年 ) 1 朝 の 読 書 の 継 続 による 成 果 朝 の 読 書 の 時 間 にしっかり 本 を 読 める 児 童 が 増 え, 落 ち 着 いて 取 り 組 んでいることが 分 かる 朝 の 読 書 の 時 間 に,うろうろしたり, 本 を 何 度 も 借 りか えたりする 児 童 が 少 なくなってきた 学 習 へのスタートがスムーズに 行 える 学 校 全 体 が 落 ち 着 いてきた グラフ4( 朝 の 読 書 での 状 況 ) 参 照 ウあまり 読 めて いない 8% イだいた い 読 め ている 36% エ 違 うこ とをして いる 2% ア15 分 間 しっか り 読 めて いる 54% 朝 の 読 書 での 状 況 H24.12 月 アンケート グラフ4 2 読 書 月 間 の 推 進 の 成 果 努 力 目 標 ( 低 学 年 30 冊, 中 学 年 20 冊, 高 学 年 10 冊 )をクラス 全 員 で 達 成 しようと 子 ども 間 で 声 かけができてきた 児 童 だけでなく,しっかり 読 書 をする 児 童 を 認 めほめる 担 任 の 力 添 えも 表 れてきている 一 人 ひとりがしっかり 取 り 組 んでいる 姿 を 見 ることも 多 くなった 読 書 月 間 努 力 目 標 達 成 率 ( 全 校 ) 単 位 :% 平 成 22 年 度 平 成 24 年 度 1 学 期 2 学 期 3 学 期 年 平 均 1 学 期 2 学 期 3 学 期 年 平 均 73.6 67.7 76.3 72.6 81.0 76.9 88.7 82.5 表 2( 読 書 月 間 達 成 率 推 移 表 ) 3 読 書 貯 金 通 帳 記 録 の 成 果 児 童 が 自 分 の 一 年 間 に 読 破 した 本 の 数 と 読 書 傾 向 を 確 認 することができる 積 み 上 げてきた 日 々の 読 書 量 を 確 認 することで, 達 成 感 を 味 わうことができる 教 師 が 児 童 の 読 書 量 を 迅 速 に 知 ることができる 表 3(1 年 間 の 読 書 冊 数 / 児 童 1 人 あたり) 参 照 1 年 間 の 読 書 冊 数 ( 児 童 1 人 あたり) - 平 成 23 年 5 月 ~ 平 成 24 年 1 月 - 単 位 : 冊 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 204 170 88 56 42 35 表 3(1 年 間 の 読 書 冊 数 / 児 童 1 人 あたり) (2) 図 書 館 の 環 境 整 備 1 人 のいる 図 書 館 による 効 果 常 時, 推 進 教 員 や 図 書 委 員 がいることで, 貸 し 出 し 時 のトラブルが 軽 減 し, 安 心 して 図 書 館 が 利 用 できるようになった 書 架 が 整 理 され, 借 りたい 本 が 速 やかに 見 つけることができるようになり,このことが 読 書 意 欲 の 向 上 に 寄 与 している 図 書 館 を 利 用 するためのルールをよく 守 るようになった 1 日 3 回 ( 始 業 前 業 間 休 み 昼 休 み)の 貸 し 出 し 時 には, 必 ず 読 書 好 きの 児 童 が 図 書 館 に 集 まってくるようになった また, 競 い 合 って 図 書 館 に 来 る 姿 も 見 られるようになった 本 を 借 りるだけでなく, 毎 日 静 かに 読 書 を 楽 しむ 児 童 も 増 えており,これらの 児 童 にとっ て 図 書 館 は 落 ち 着 ける 居 場 所 ともなっている 学 習 時 には 必 要 な 図 書 や 資 料 が 整 い, 情 報 センターとしての 役 割 を 担 うようになってきた

2 図 書 ボランティアの 活 動 による 効 果 新 刊 が 迅 速 に 配 架 されるようになり, 児 童 の 図 書 に 対 する 関 心 が 高 まった 児 童 が 能 動 的 な 提 案 ( 次 に 読 みたい 本 を 希 望 )をするようになり, 読 み 手 の 声 も 活 かせる ようになった 読 み 聞 かせ 等 のイベントを 通 して, 児 童 が 図 書 ボランティアに 親 近 感 を 持 つようになった 児 童 の 気 持 ちの 中 にボランティアに 対 する 感 謝 の 気 持 ちが 出 てきた 6. 今 後 の 課 題 (1) 家 庭 に 読 書 を 広 げる 1 年 生 の 保 護 者 に, 昨 年 度, 読 み 聞 かせが 如 何 に 大 切 なのか 話 す 機 会 を 持 つことができ, 本 年 度 は, 親 子 で 読 み 聞 かせをする 親 子 読 書 を 1 年 生 で 実 施 することができた 参 加 された 保 護 者 の 感 想 は 子 どもが 自 分 で 読 むようになって, 読 み 聞 かせをしなくなっていたが,これ からまた 読 み 聞 かせもしていきたい というものや,25 分 の 読 み 聞 かせ 時 間 の 間, 穏 やか な 時 間 が 過 ぎた 実 感 から 楽 しい 子 どもとの 時 間 をすごさせてもらいありがたかった とい う 内 容 も 多 かった 次 は 他 の 学 年 にも 広 げ, 家 庭 での 親 子 の 読 書 活 動 へと 広 げていきたい 週 末 読 書 を 徹 底 し,テレビやゲームの 時 間 を 減 らして 読 書 時 間 を 増 やすように 啓 発 活 動 を 強 化 したい (2) 読 書 を 子 どもの 学 力 向 上 につなげる 読 書 量 を 増 やすことで 読 解 力 を 向 上 させ, 物 語 を 一 気 に 読 み 通 す 力 をつけたい 文 章 中 に 難 解 な 語 句 が 出 てきても, 文 脈 から 語 意 を 想 像 しながら 読 み 進 める 力 をつけたい わからないことや 言 葉 の 意 味 を 調 べる 力 ( 辞 書 事 典 図 鑑,PC で 自 力 で 調 べられる)をつ けたい 学 習 に 必 要 な 本 を 自 ら 目 利 きする 力 をつけたい (3) 図 書 館 使 用 の 年 間 計 画 を 立 てる 計 画 的 に 図 書 館 運 営 をするため,この 2 年 間 の 活 動 をベースに 次 年 度 の 年 間 計 画 を 立 てる 来 年 度 は, 読 書 活 動 推 進 教 員 の 加 配 がなくなるため, 常 時 人 がいる 環 境 をどう 設 定 して いくかも 含 めて 考 えていく 必 要 がある