Ⅰ 活 力 ある 中 小 企 業 対 策 の 推 進 ~ 地 方 経 済 の 好 循 環 と 成 長 のために~ 1 事 業 承 継 対 策 事 業 承 継 事 業 引 き 継 ぎは 経 営 者 の 高 齢 化 が 進 む 中 雇 用 ノウハウ 技 能 を 継 承 し 我 が 国 が 産 業 活 力

第 52 回 栃 木 県 商 工 会 議 所 議 員 大 会 提 言 要 望 事 項 Ⅰ 活 力 ある 中 小 企 業 対 策 の 推 進 ~ 地 方 経 済 の 好 循 環 と 成 長 のために~ 1 事 業 承 継 対 策 2 中 小 小 規 模 企 業 対 策 3 産 業 振 興 策 4 雇 用 人 材 育 成 対 策 Ⅱ 誇 れる 郷 土 づくりの 推 進 ~ 元 気 で 魅 力 ある とちぎ の 創 造 ~ 1 地 域 振 興 策 2 観 光 振 興 策 3 道 路 整 備 4 危 機 管 理 対 策 - 1 -

Ⅰ 活 力 ある 中 小 企 業 対 策 の 推 進 ~ 地 方 経 済 の 好 循 環 と 成 長 のために~ 1 事 業 承 継 対 策 事 業 承 継 事 業 引 き 継 ぎは 経 営 者 の 高 齢 化 が 進 む 中 雇 用 ノウハウ 技 能 を 継 承 し 我 が 国 が 産 業 活 力 を 維 持 するうえで 喫 緊 の 課 題 となっており 地 方 経 済 や 雇 用 を 支 える 中 小 小 規 模 企 業 が 円 滑 に 次 世 代 にバトンを 渡 せる 仕 組 みづくりが 重 要 であり 円 滑 な 事 業 承 継 なくして 地 方 創 生 はあり 得 ない 本 県 においても 近 年 社 長 交 代 率 の 低 下 や 事 業 所 の 廃 業 が 増 加 しており 事 業 承 継 を 重 要 な 経 営 課 題 と 認 識 する 企 業 が9 割 を 超 えるという 調 査 結 果 もある ついては 円 滑 な 事 業 承 継 を 推 進 し 次 世 代 が 将 来 に 希 望 を 持 てる 地 域 経 済 を 創 っていく ためにも 次 の 事 業 承 継 支 援 の 充 実 を 図 られたい (1) 取 引 相 場 のない 株 式 等 に 係 る 相 続 税 贈 与 税 の 軽 減 措 置 について 取 引 相 場 のない 株 式 の 評 価 については 中 小 企 業 経 営 者 が 経 営 努 力 により 企 業 価 値 を 向 上 させるほど 評 価 額 が 高 くなり 相 続 税 負 担 が 重 くなるという 弊 害 が 生 じている 相 続 税 納 税 が 困 難 な 場 合 事 業 用 土 地 の 物 納 や 借 入 で 対 応 するなど 円 滑 な 事 業 承 継 に 支 障 をきたしている 事 例 もある ついては 取 引 相 場 のない 株 式 を 相 続 税 贈 与 税 の 対 象 外 とすることを 含 めた 軽 減 措 置 を 講 じられたい また 次 の 事 業 承 継 税 制 に 係 る 要 件 や 特 例 措 置 の 見 直 しを 図 られたい ア 相 続 後 雇 用 を5 年 平 均 8 割 維 持 する 要 件 の 廃 止 イ 猶 予 対 象 株 式 の 継 続 保 有 要 件 の 廃 止 ウ 小 規 模 宅 地 等 の 課 税 特 例 と 同 様 に 事 業 用 建 物 機 械 車 両 等 を 対 象 とした 特 例 措 置 の 創 設 (2) 事 業 承 継 に 係 る 県 内 関 係 機 関 連 絡 会 議 の 創 設 について 事 業 承 継 の 円 滑 化 は 経 営 者 の 喫 緊 の 課 題 であり 地 域 経 済 が 継 続 的 に 発 展 を 続 けて いくために 必 要 不 可 欠 である こうした 中 昨 年 栃 木 県 事 業 引 き 継 ぎ 支 援 センター が 開 設 され 次 世 代 への 事 業 引 継 ぎに 関 する 様 々な 課 題 解 決 の 支 援 を 行 っている - 2 -

事 業 承 継 に 悩 む 中 小 小 規 模 企 業 者 に より 有 効 に 同 センターを 活 用 してもらうため には 行 政 商 工 団 体 金 融 機 関 専 門 家 等 とのネットワークを 構 築 し 連 携 体 制 を 整 備 するとともに 支 援 機 関 との 情 報 共 有 連 携 強 化 が 必 要 であることから 県 の 主 導 に より 円 滑 な 事 業 承 継 の 推 進 に 向 けた 組 織 ( 連 絡 会 議 )を 設 置 されたい 2 中 小 小 規 模 企 業 対 策 (1) 小 規 模 企 業 経 営 支 援 事 業 費 補 助 金 の 拡 充 について 昨 年 商 工 会 議 所 等 を 小 規 模 企 業 支 援 の 中 核 と 位 置 付 ける いわゆる 小 規 模 支 援 法 を 改 正 する 法 律 が 施 行 され 併 せて 小 規 模 企 業 の 成 長 発 展 を 基 本 原 則 とする 小 規 模 基 本 法 が 施 行 された これらの 法 律 の 主 旨 を 踏 まえ 商 工 会 議 所 では 小 規 模 企 業 の 持 続 的 発 展 成 長 を 目 指 し 中 小 小 規 模 企 業 者 ニーズの 多 様 化 高 度 化 に 対 応 できる 実 践 的 支 援 など こ れまで 以 上 に きめ 細 かな 経 営 支 援 が 求 められており 機 能 強 化 と 経 営 指 導 員 等 の 資 質 向 上 が 喫 緊 の 課 題 となっている 県 においては 地 域 を 支 える 商 工 会 議 所 に 対 し 経 営 指 導 員 の 人 件 費 や 研 修 事 業 費 補 助 金 の 拡 充 など 中 小 小 規 模 企 業 対 策 予 算 が 十 分 かつ 安 定 的 に 確 保 されるよう 配 慮 さ れたい また 中 小 小 規 模 企 業 支 援 に 対 する 国 の 方 針 等 を 踏 まえ 小 規 模 企 業 経 営 支 援 事 業 費 補 助 金 における 補 助 対 象 職 員 数 算 定 基 準 の 見 直 しを 図 られたい (2) 小 規 模 事 業 者 経 営 改 善 資 金 (マル 経 資 金 )について 無 担 保 無 保 証 人 のマル 経 資 金 については 小 規 模 事 業 者 にとって 大 変 有 効 な 制 度 資 金 であり 経 営 の 安 定 と 発 展 に 大 きく 寄 与 している 融 資 制 度 である ついては 小 規 模 事 業 者 への 金 融 円 滑 化 に 向 け 現 在 講 じられている 拡 充 措 置 の 恒 久 化 並 びに 次 に 掲 げる 同 制 度 の 要 件 緩 和 を 図 られたい ア 取 扱 地 区 要 件 について 本 制 度 利 用 には 1 年 以 上 同 一 の 商 工 会 議 所 ( 商 工 会 ) 地 区 内 で 事 業 を 行 っている という 要 件 を 満 たす 必 要 があるが 利 用 者 の 利 便 性 向 上 のため 同 一 市 内 の 商 工 会 議 所 商 工 会 地 区 について いずれかの 経 営 指 導 を 受 けていれば どちらの 窓 口 におい ても 申 込 を 可 能 とすること - 3 -

イ 従 業 員 要 件 について 本 制 度 の 融 資 対 象 は 常 時 使 用 する 従 業 員 の 数 が20 人 以 下 ( 商 業 サービス 業 は 5 人 以 下 )となっているが 業 種 業 態 を 踏 まえた 従 業 員 要 件 の 緩 和 を 図 ること ウ 融 資 期 間 の 延 長 について 昨 年 4 月 にマル 経 資 金 の 融 資 限 度 額 が1,500 万 円 から2,000 万 円 に 引 き 上 げられたが 融 資 期 間 は 従 前 どおり( 運 転 資 金 7 年 設 備 資 金 10 年 )であり 利 用 者 の 返 済 負 担 を 軽 減 するためにも 融 資 期 間 を 延 長 すること (3) 中 小 小 規 模 企 業 支 援 のための 補 助 制 度 の 充 実 について 日 本 再 興 戦 略 では 現 場 の 中 小 小 規 模 企 業 の 目 線 に 立 ち 最 も 分 かりやすい 中 小 小 規 模 企 業 向 けの 施 策 を 目 指 し 補 助 申 請 書 類 の 更 なる 削 減 簡 素 化 等 支 援 制 度 の 使 い 勝 手 の 向 上 について 不 断 の 見 直 しを 行 っていくとしている ついては 実 効 性 の 高 い 補 助 制 度 となるよう 次 の 措 置 を 講 じられたい ア ものづくり 補 助 金 や 持 続 化 補 助 金 など 中 小 小 規 模 企 業 者 にとって 有 効 な 補 助 制 度 の 継 続 イ 補 助 制 度 の 申 請 期 間 を 十 分 に 確 保 するとともに 補 助 申 請 が 不 採 択 となった 場 合 再 申 請 の 機 会 付 与 のためにも 不 採 択 に 至 った 理 由 の 開 示 ウ 公 募 期 間 の 通 年 化 ( 特 に 創 業 に 係 る 補 助 金 ) エ 申 請 書 類 や 添 付 書 類 の 簡 素 化 (4)ミラサポ 専 門 家 派 遣 の 拡 大 について 中 小 小 規 模 企 業 者 を 対 象 にした 支 援 情 報 サイト ミラサポ は 経 営 者 や 専 門 家 と の 情 報 交 換 や 専 門 家 の 派 遣 を 要 請 することができ 中 小 小 規 模 企 業 者 にとって 大 変 有 益 なものとなっている しかし 専 門 家 の 派 遣 を 要 する 相 談 内 容 が 複 雑 化 多 様 化 していることから 現 状 1 事 業 所 3 回 となっている 派 遣 回 数 の 拡 大 を 図 られたい また インターネット 上 で 手 続 を 進 めることに 不 慣 れな 小 規 模 企 業 者 に 対 し 地 域 の 支 援 機 関 である 商 工 会 議 所 等 が 窓 口 となって ミラサポの 活 用 を 支 援 できる 体 制 の 整 備 を 図 られたい - 4 -

(5) 消 費 税 増 税 に 伴 う 中 小 小 規 模 企 業 者 への 対 応 について 平 成 27 年 度 税 制 改 正 大 綱 では 消 費 税 率 10%への 引 き 上 げを 平 成 29 年 4 月 1 日 とする ことに 併 せ 消 費 税 の 転 嫁 を 阻 害 する 行 為 の 是 正 等 に 関 する 特 別 措 置 法 の 期 限 を 平 成 30 年 9 月 30 日 として 引 き 続 き 消 費 税 の 円 滑 かつ 適 正 な 転 嫁 について 万 全 な 対 応 を 進 め るとしている 昨 年 4 月 の8% 導 入 の 際 には 経 済 対 策 パッケージの 実 施 による 経 済 の 下 支 えや 価 格 転 嫁 対 策 により 概 ね 円 滑 に 転 嫁 が 進 んだが 取 引 上 弱 い 立 場 の 中 小 小 規 模 企 業 者 は 厳 しい 価 格 競 争 の 中 増 税 分 を 価 格 転 嫁 できずに 収 益 が 悪 化 したケースも 見 受 けられ た ついては 税 率 10%への 引 き 上 げの 際 には 経 済 情 勢 に 注 視 しながら 適 宜 適 切 な 経 済 対 策 と 実 効 性 の 高 い 転 嫁 対 策 を 実 施 されたい また 複 数 税 率 の 導 入 は 社 会 保 障 財 源 が 大 きく 失 われるだけでなく 中 小 小 規 模 企 業 者 に 煩 雑 で 新 たな 事 務 負 担 を 強 いることから 税 率 構 造 は 単 一 税 率 を 維 持 されたい 3 産 業 振 興 策 (1) 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 推 進 について 昨 年 4 月 に 閣 議 決 定 した 第 4 次 となる エネルギー 基 本 計 画 では 2030 年 における 再 生 可 能 エネルギーの 導 入 について 第 3 次 計 画 で 示 した 導 入 水 準 ( 発 電 電 力 量 全 体 の 2 割 程 度 )を 上 回 ることを 目 指 すとしている 本 年 1 月 からは 経 済 産 業 省 において 実 現 可 能 でバランスの 取 れたエネルギー 需 給 構 造 の 将 来 像 (エネルギーミックス)に 関 する 検 討 が 始 まったが 再 生 可 能 エネルギー 拡 大 の 制 約 要 因 として 送 電 網 の 能 力 発 電 コスト 高 安 定 供 給 などの 課 題 がある エネルギー 政 策 は 客 観 的 な 情 報 と 十 分 な 議 論 を 踏 まえ 政 治 が 責 任 を 持 って 判 断 す べき 極 めて 重 要 な 国 家 の 基 幹 政 策 であることから よりきめ 細 かなデータを 開 示 のう えで 将 来 に 希 望 がもてるような 電 源 構 成 のエネルギーミックスを 検 討 されたい (2) 佐 野 インランドポート 整 備 事 業 について 平 成 27 年 2 月 に 佐 野 インランドポート 整 備 事 業 に 対 する 国 土 交 通 省 所 管 の 港 湾 関 係 国 庫 補 助 金 が 決 定 し 佐 野 市 においても 本 年 度 から3 年 計 画 で 総 合 物 流 拠 点 の 核 とな る 佐 野 インランドポートを 整 備 することとなった - 5 -

今 後 は ハード 整 備 とともに 利 用 荷 主 の 利 便 性 向 上 を 図 るため 船 社 との 協 力 体 制 の 確 保 や 国 際 コンテナ 戦 略 港 湾 に 指 定 されている 京 浜 港 との 連 携 佐 野 インランドポー トの 運 営 を 行 う 指 定 管 理 者 の 選 定 に 向 けた 調 整 等 に 取 り 組 んでいくこととなる この 佐 野 インランドポートは 京 浜 港 と 栃 木 県 とのシャトル 輸 送 と 栃 木 県 内 企 業 のコ ンテナ 輸 送 が 効 率 化 されることから コンテナターミナル 機 能 としての 役 割 が 期 待 され ている また 東 北 自 動 車 道 と 北 関 東 自 動 車 道 がクロスする 大 変 恵 まれた 立 地 環 境 にあ ることから 東 日 本 の 物 流 拠 点 としての 機 能 も 併 せもつものである 県 においては 佐 野 インランドポートの 早 期 完 成 供 用 開 始 に 向 けた 活 動 に 対 する 支 援 を 更 に 強 化 されたい (3) 宇 都 宮 鹿 沼 道 路 (さつきロード)の 通 行 料 金 無 料 化 について 県 道 宇 都 宮 鹿 沼 道 路 (さつきロード)は 東 北 自 動 車 道 鹿 沼 インターチェンジと 宇 都 宮 環 状 線 を 最 短 で 接 続 する 幹 線 道 路 であり 主 要 工 業 団 地 である 産 業 未 来 基 地 とちぎ 中 央 (みぶ 羽 生 田 産 業 団 地 )や 物 流 基 地 である とちぎ 流 通 センター なども 近 接 する ことから 産 業 振 興 には 欠 かすことのできない 重 要 な 道 路 である また 当 地 区 では 新 産 業 団 地 の 事 業 計 画 策 定 も 予 定 されており 交 通 渋 滞 など 地 域 住 民 はもとより 企 業 経 営 にも 多 大 な 影 響 が 予 想 される ついては 料 金 徴 収 期 間 が 終 了 せず 建 設 資 金 等 の 借 入 金 があるのは 承 知 しているが 産 業 振 興 や 地 域 経 済 活 性 化 のため さらには 交 通 の 利 便 性 を 向 上 させる 観 点 からも 早 急 に 通 行 料 金 を 無 料 化 されたい (4)TPPへの 交 渉 参 加 に 伴 う 農 商 工 連 携 の 促 進 について TPPへの 交 渉 参 加 に 伴 い これまで 以 上 に 農 商 工 連 携 及 び 海 外 展 開 支 援 の 強 化 を 促 進 するため 日 本 の 商 工 業 と 農 業 が 相 互 に 知 恵 を 出 し 合 い 国 際 競 争 に 対 応 できる 農 林 水 産 業 の 実 現 に 向 けた 具 体 的 な 対 策 を 講 じられたい (5) 米 粉 の 消 費 拡 大 に 向 けた 施 策 について 食 育 活 動 や FOOD ACTION NIPPON を 通 じて 国 産 農 産 物 の 消 費 拡 大 に 向 けた 取 組 みが 推 進 されているが 未 だ 米 粉 活 用 食 品 の 認 知 度 は 低 く 米 粉 の 需 要 は 伸 び 悩 んでいる 本 県 では 県 産 米 粉 の 利 用 拡 大 を 図 るため 米 粉 元 気 プロジェクト を 立 ち 上 げ ネッ - 6 -

トワークづくりや 新 商 品 開 発 の 支 援 が 行 われているが 今 後 は 学 校 給 食 における 米 粉 パンの 導 入 回 数 増 加 に 対 しての 助 成 に 加 え 米 粉 の 特 性 ( 吸 油 率 が 低 いなど)について メディアを 活 用 して 広 く 周 知 するとともに 学 校 教 育 の 中 で 米 粉 を 取 り 入 れた 調 理 実 習 を 行 うなど 米 粉 消 費 拡 大 に 向 けた 更 なる 取 組 みの 推 進 を 図 られたい 4 雇 用 人 材 育 成 対 策 (1) 産 業 人 材 の 育 成 と 小 規 模 企 業 者 の 経 営 改 善 のための5S 導 入 について 産 業 の 継 続 的 な 発 展 拡 大 には これを 支 える 人 材 の 存 在 が 極 めて 重 要 であるが 中 小 小 規 模 企 業 においては その 確 保 育 成 に 苦 慮 している 事 業 所 が 数 多 くある また 近 年 現 実 を 踏 まえた 就 労 イメージが 持 てない 若 者 も 多 く 早 期 離 職 というケ ースも 多 く 見 受 けられ 若 者 の 健 全 な 勤 労 観 職 業 観 の 醸 成 の 必 要 性 も 叫 ばれている このような 中 5S( 整 理 整 頓 清 掃 清 潔 躾 )を 学 校 商 工 団 体 事 業 所 など 街 ぐるみで 推 進 するとともに 世 界 へ 普 及 啓 発 を 図 るためのサミットを 開 催 し 経 営 力 の 向 上 や 人 材 育 成 などに 大 きな 成 果 を 上 げている 地 域 もある ついては 産 業 人 材 育 成 等 の 観 点 から 県 内 高 等 学 校 の 教 員 研 修 に5S 活 動 の 実 習 を 組 み 入 れ 生 徒 の 学 習 指 導 (カリキュラム)に 活 かすとともに 小 規 模 企 業 者 が 経 営 改 善 のために5Sを 導 入 する 場 合 には 県 の 補 助 対 象 事 業 とし 更 なる 普 及 啓 発 を 図 られた い (2) 若 者 に 対 する 県 内 建 設 業 の 魅 力 発 信 及 び 人 材 育 成 施 策 の 充 実 について 建 設 業 界 においては 少 子 高 齢 化 の 進 展 や 労 働 環 境 改 善 の 遅 れなどにより 若 者 の 就 職 希 望 者 が 減 少 し 後 継 者 への 技 術 の 伝 承 などが 厳 しい 状 況 にある このことは 地 元 企 業 への 発 注 機 会 の 低 減 につながる 恐 れがある ついては 建 設 業 界 における 優 秀 な 人 材 の 確 保 育 成 及 び 技 術 の 伝 承 に 向 けた 次 の 取 り 組 みを 推 進 されたい ア 若 者 の 建 設 業 への 就 職 促 進 のために 高 等 学 校 専 門 学 校 大 学 などにおいて 建 設 業 の 魅 力 創 造 の 喜 びなどを 授 業 や 実 践 を 通 して 教 育 するとともに 地 元 企 業 の 素 晴 らしさを 積 極 的 にPRし ものづくり 県 を 維 持 されたい イ 中 小 建 設 業 においては 自 社 内 での 雇 用 獲 得 技 術 伝 承 などの 人 材 確 保 育 成 には - 7 -

限 界 がある そのため 県 が 中 心 となって 県 内 建 設 業 に 特 化 した 合 同 面 接 会 の 実 施 や 研 修 の 場 の 設 定 意 見 交 換 会 の 開 催 など 建 設 業 界 における 人 材 確 保 育 成 に 向 け た 取 り 組 みを 重 点 的 に 推 進 されたい ウ 県 が 実 施 する 離 転 職 者 向 け 職 業 訓 練 などにおいて 建 設 業 に 係 るカリキュラムなど の 一 層 の 充 実 を 図 られたい (3) 県 内 インターンシップ 事 業 の 拡 大 について 行 政 機 関 や 県 内 大 学 企 業 等 が 連 携 して 実 施 するインターンシップ 事 業 (キャリア 形 成 支 援 推 進 協 議 会 事 業 等 )は 学 生 に 対 するキャリア 形 成 を 支 援 するとともに 職 業 観 や 勤 労 観 を 醸 成 し 県 内 の 企 業 等 が 求 める 次 世 代 の 地 域 産 業 を 担 う 優 秀 な 人 材 を 育 成 す る 有 益 な 事 業 を 展 開 している 本 県 に 優 秀 な 産 業 人 材 を 確 保 し 産 業 振 興 を 図 るためには 県 内 はもとより 県 外 の 学 生 に 対 しても 本 県 企 業 の 情 報 を 発 信 していく 必 要 がある ついては UJIターンを 促 進 する 観 点 からも 県 外 の 教 育 機 関 とも 連 携 交 流 を 図 ることが 重 要 であり 特 に 首 都 圏 で 開 催 する 就 職 ガイダンスなどで 本 県 の 魅 力 ある 企 業 の 情 報 発 信 に 努 められたい - 8 -

Ⅱ 誇 れる 郷 土 づくりの 推 進 ~ 元 気 で 魅 力 ある とちぎ の 創 造 ~ 1 地 域 振 興 策 (1) 北 関 東 自 動 車 道 出 流 原 パーキングエリアの 施 設 の 拡 充 等 について 北 関 東 自 動 車 道 は 総 距 離 145.2 キロメートルの 高 速 道 路 で4ヶ 所 のパーキングエリ ア( 以 下 PA と 表 記 )があるが ガソリンスタンドが 設 置 されているのは 笠 間 PA のみである 同 自 動 車 道 の 中 央 に 位 置 する 出 流 原 PA は 上 下 線 共 に 駐 車 場 ( 大 型 車 14 台 小 型 車 17 台 ) トイレ 自 動 販 売 機 しか 設 置 されていない 小 規 模 のPAであり 多 くのド ライバーや 施 設 利 用 者 に 不 便 を 強 いている 状 況 にある 同 自 動 車 道 は 全 線 開 通 後 交 通 量 が 急 速 に 増 えており 沿 線 の 開 発 や 他 の 高 速 道 路 と の 連 携 が 深 まることでPAの 利 用 者 は 更 に 増 加 するものと 予 想 され また 大 災 害 時 の 迂 回 経 路 車 両 緊 急 避 難 先 としての 役 割 が 期 待 されているところでもある ついては 高 速 道 路 利 用 者 の 利 便 性 向 上 と 災 害 時 の 支 援 機 能 を 果 たす 観 点 からも 出 流 原 PAの 駐 車 スペース 及 び 休 憩 施 設 の 拡 充 ガソリンスタンド 設 置 などの 機 能 強 化 を 図 られたい (2) 自 動 車 ご 当 地 ナンバー 導 入 基 準 の 要 件 緩 和 について 自 動 車 のナンバープレートは 新 たな 地 域 名 表 示 によるいわゆる ご 当 地 ナンバー が 全 国 29の 地 域 で 導 入 され 地 域 振 興 や 観 光 振 興 に 大 きな 成 果 を 上 げている しかし ご 当 地 ナンバーの 導 入 基 準 として 対 象 地 域 内 の 登 録 自 動 車 台 数 10 万 台 を 超 え ていること という 要 件 があり 導 入 の 阻 害 要 因 となっている ついては ご 当 地 ナンバーの 導 入 促 進 のためにも 希 望 する 地 域 の 特 性 を 加 味 した 登 録 自 動 車 台 数 の 要 件 の 緩 和 を 図 られたい (3) 救 急 医 療 機 関 の 周 辺 整 備 について 労 働 者 の 安 全 安 心 を 確 保 することはもとより 地 域 住 民 が 安 心 して 暮 らしていくため には いざという 時 に 迅 速 に 救 急 医 療 を 利 用 できる 体 制 づくりが 必 要 であり 地 域 の 中 核 となる 医 療 機 関 周 辺 の 環 境 整 備 が 重 要 である - 9 -

ついては 次 の 救 急 医 療 機 関 の 周 辺 整 備 として スマートICの 設 置 や 道 路 整 備 を 検 討 されたい ア 足 利 赤 十 字 病 院 ( 三 次 救 急 医 療 施 設 ) 利 便 性 の 向 上 と 救 急 医 療 の 充 実 を 図 るためにも 同 病 院 の 近 隣 に 北 関 東 自 動 車 道 路 のスマートインターチェンジを 設 置 されたい イ 芳 賀 赤 十 字 病 院 ( 二 次 救 急 医 療 施 設 ) 芳 賀 地 域 における 唯 一 の 二 次 救 急 医 療 機 関 である 同 病 院 は 平 成 30 年 に 新 たな 移 転 先 での 開 院 が 予 定 されているが 周 辺 道 路 は 幅 員 が 狭 く 歩 道 もない 状 況 にある ついては 歩 行 者 や 通 行 車 両 が 安 心 して 往 来 できる 環 境 整 備 を 促 進 されたい (4) 市 町 村 合 併 に 伴 う 商 工 団 体 の 連 携 及 び 合 併 について 国 においては 同 一 市 内 の 商 工 会 と 商 工 会 議 所 が 円 滑 に 合 併 できるよう 合 併 を 促 す 法 整 備 その 他 必 要 な 措 置 を 早 急 に 講 じられたい 県 においては 商 工 団 体 がより 効 率 的 な 活 動 を 進 めるためにも 商 工 会 法 第 7 条 ( 地 区 ) 商 工 会 議 所 法 第 8 条 ( 地 区 )の 原 則 や1 市 町 1 商 工 団 体 の 観 点 から 組 織 や 事 業 の あり 方 について より 具 体 的 な 情 報 の 提 供 や 積 極 的 な 助 言 を 行 うとともに 県 商 工 会 議 所 商 工 会 の 三 者 協 議 の 場 を 設 けるなど 必 要 に 応 じた 財 政 的 支 援 策 も 講 じられたい (5) 市 町 村 合 併 に 伴 う 衆 議 院 選 挙 区 の 早 期 見 直 しについて 異 なる 衆 議 院 選 挙 区 同 士 の 市 町 村 が 合 併 した 場 合 公 職 選 挙 法 により 行 政 区 画 の 変 更 があっても 有 権 者 は 従 前 の 選 挙 区 で 投 票 することになっており 同 一 市 内 の 有 権 者 にも 関 わらず 複 数 の 衆 議 院 選 挙 区 の 候 補 者 を 選 出 する 不 合 理 な 事 態 が 生 じている 国 会 では 一 票 の 格 差 に 対 する 最 高 裁 判 所 での 違 憲 状 態 との 判 決 を 受 け 緊 急 是 正 法 や 区 割 り 改 定 法 の 施 行 などの 対 応 がとられたが 1つの 行 政 区 に3つの 選 挙 区 が 混 在 することも 大 変 不 合 理 な 状 況 にあることから 市 町 村 合 併 により 同 一 市 内 に 複 数 の 衆 議 院 選 挙 区 が 存 在 する 地 域 においては 衆 議 院 選 挙 区 の 改 定 に 関 わる 衆 議 院 選 挙 区 画 定 審 議 会 の 早 期 勧 告 が 行 われるよう 対 策 を 講 じられたい - 10 -

2 観 光 振 興 策 (1)2020 年 東 京 オリンピック パラリンピックを 契 機 としたインバウンド 対 策 について 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピックの 経 済 効 果 は 約 19.4 兆 円 という 試 算 もあり 開 催 を 契 機 に 多 くの 外 国 人 観 光 客 が 見 込 まれ 本 県 にとって 観 光 誘 客 に 繋 が る 一 大 スポーツイベントである 本 県 は 東 京 からアクセスも 良 く 観 光 資 源 も 豊 富 であることから 外 国 語 標 記 の 案 内 板 やピクトグラム( 視 覚 記 号 )の 整 備 外 国 人 を 想 定 したホスピタリティの 向 上 公 共 空 間 等 における Wi-Fi 環 境 の 整 備 など 早 急 にインバウンド 対 策 を 行 うことが 重 要 である ついては 行 政 業 界 団 体 関 係 機 関 など オール 栃 木 体 制 による 誘 客 戦 略 会 議 ( 仮 称 )を 設 置 し 東 京 オリンピック 等 キャンプ 地 誘 致 を 含 めた 誘 客 への 取 り 組 みを 推 進 され たい (2) 東 北 北 海 道 新 幹 線 の 宇 都 宮 駅 停 車 について 東 北 新 幹 線 の はやぶさ はやて こまち スーパーこまち は その 全 列 車 が 宇 都 宮 駅 を 通 過 しており 東 北 方 面 から 本 県 への 修 学 旅 行 を 含 む 観 光 客 ビジネス 客 数 が 伸 び 悩 んでいるところであるが 平 成 28 年 3 月 には 新 青 森 より 以 北 函 館 まで 新 幹 線 が 延 伸 される 予 定 となっており 本 県 への 新 たな 観 光 誘 客 や 地 域 間 の 経 済 交 流 に 大 きな 期 待 が 寄 せられている ついては 北 海 道 東 北 地 方 との 交 流 拡 大 を 図 り 本 県 の 産 業 経 済 観 光 等 をより 発 展 させていくためにも 県 市 町 経 済 団 体 等 が 一 体 となって 東 北 北 海 道 新 幹 線 が1 本 でも 多 く 県 都 宇 都 宮 駅 に 停 車 するよう その 取 り 組 みを 推 進 されたい また 小 山 駅 那 須 塩 原 駅 に 停 車 する 新 幹 線 は 運 行 本 数 全 体 の 約 3 割 しか 停 車 してお らず 両 駅 及 び 周 辺 各 駅 の 利 便 性 を 向 上 させるためにも1 本 でも 多 くの 新 幹 線 が 停 車 す るよう 検 討 されたい (3)JR 宇 都 宮 線 の 宇 都 宮 駅 以 北 の 利 便 性 向 上 について 本 年 3 月 上 野 東 京 ライン の 開 業 により JR 宇 都 宮 線 は 東 海 道 線 と 相 互 直 通 運 転 が 開 始 されるなど 都 心 を 貫 く 移 動 の 利 便 性 向 上 や 混 雑 緩 和 が 図 られるようになった しかし 殆 どの 列 車 が 宇 都 宮 駅 で 折 り 返 す 運 行 形 態 となっており 東 京 方 面 と 黒 磯 方 - 11 -

面 を 移 動 する 際 には 宇 都 宮 駅 で 乗 り 換 えなければならない 県 北 地 域 には 産 業 団 地 等 が 多 数 立 地 しており 東 京 方 面 からの 通 勤 や 出 張 また 市 民 生 活 や 観 光 においてもJR 宇 都 宮 線 を 利 用 する 首 都 圏 との 移 動 も 多 い ついては JR 宇 都 宮 線 における 首 都 圏 と 宇 都 宮 駅 以 北 への 直 通 運 転 本 数 を 増 便 し 通 勤 通 学 及 び 観 光 客 等 の 利 便 性 の 向 上 を 図 られたい (4)JR 両 毛 線 と 水 戸 線 の 相 互 乗 り 入 れ 及 び 複 線 化 について JR 両 毛 線 及 び 水 戸 線 は ともに 単 線 区 間 が 多 く 人 的 交 流 や 貨 物 輸 送 に 支 障 をきたし ている ついては 更 なる 利 用 促 進 と 災 害 発 生 時 における 代 替 輸 送 機 能 等 の 充 実 を 図 る ため 次 の 事 項 について 改 善 を 図 られたい ア 首 都 圏 方 面 のアクセス 改 善 を 図 るため JR 両 毛 線 水 戸 線 の 全 線 複 線 化 に 向 けた 整 備 促 進 イ 両 毛 線 と 新 幹 線 のアクセスの 改 善 ウ 連 携 交 流 促 進 のため JR 高 崎 駅 ~ 水 戸 駅 間 ( 両 毛 線 水 戸 線 )での 直 通 快 速 電 車 の 運 行 エ 両 毛 線 及 び 水 戸 線 を 走 るSL 等 イベント 列 車 の 運 行 オ 両 毛 線 における 貨 物 列 車 が 運 行 可 能 な 環 境 の 整 備 3 道 路 整 備 (1) 栃 木 県 西 部 広 域 幹 線 道 路 の 整 備 促 進 について 米 沢 市 ~ 会 津 若 松 市 ~ 南 会 津 町 ~ 日 光 市 ~ 鹿 沼 市 ~ 栃 木 市 ~ 小 山 市 間 の 一 部 を 成 す 栃 木 県 西 部 広 域 幹 線 道 路 は 栃 木 県 と 東 北 内 陸 部 を 結 ぶ 重 要 路 線 であり 地 域 間 交 流 の 円 滑 化 を 図 るため 次 の 区 間 について 地 域 高 規 格 道 路 の 路 線 指 定 を 行 い 早 期 の 整 備 促 進 を 図 られたい ア 南 会 津 町 ~ 日 光 市 間 を 地 域 高 規 格 道 路 の 計 画 路 線 に 指 定 イ 日 光 市 ~ 鹿 沼 市 ~ 栃 木 市 ~ 小 山 市 間 を 地 域 高 規 格 道 路 の 候 補 路 線 に 指 定 (2) 栃 木 小 山 両 都 市 間 の 交 通 軸 の 強 化 について 都 市 計 画 道 路 小 山 栃 木 都 賀 線 は 北 関 東 自 動 車 道 都 賀 ICから 栃 木 市 の 東 部 を 経 - 12 -

由 し 小 山 駅 ( 新 幹 線 停 車 駅 )に 至 る 主 要 幹 線 道 路 であり 両 都 市 にとって 互 いを 補 完 し 合 う 都 市 間 を 結 ぶ 重 要 な 路 線 である 且 つ 全 線 開 通 による 経 済 効 果 は 計 り 知 れない ものがある また 栃 木 県 広 域 道 路 整 備 基 本 計 画 における 西 部 広 域 幹 線 の 一 部 を 構 成 していること から 本 路 線 を 整 備 することにより 市 街 地 の 通 過 交 通 を 排 除 し 交 通 渋 滞 を 緩 和 すると ともに 都 市 間 交 通 軸 の 強 化 を 図 り 適 正 な 市 街 地 の 形 成 や 安 全 で 円 滑 な 交 通 を 確 保 す るものであることから 早 急 な 全 線 開 通 に 向 けた 整 備 促 進 を 図 られたい (3) 国 道 4 号 栃 木 県 北 地 域 の 整 備 促 進 について ア 本 県 の 重 要 幹 線 である 国 道 4 号 について 栃 木 県 北 部 地 域 の 産 業 インフラの 整 備 と しもいしがみ 地 域 住 民 の 安 全 安 心 のため 交 通 環 境 が 劣 悪 な 矢 板 市 土 屋 地 区 ~ 大 田 原 市 下 石 上 かみいしがみ 上 石 上 地 区 ~ 那 須 塩 原 市 三 区 町 地 区 ( 仮 称 矢 板 市 土 屋 バイパス)についてバイパス 等 の 新 たなルートも 含 め 早 期 に 整 備 促 進 を 図 られたい イ 都 市 計 画 道 路 3 3 3 号 について 野 崎 工 業 団 地 の 産 業 インフラの 整 備 並 びに 住 民 の 生 活 環 境 整 備 のため JR 跨 線 橋 から 国 道 461 号 の 計 画 道 路 部 分 について 早 期 に 整 備 促 進 を 図 られたい (4) 八 溝 山 麓 西 部 地 域 の 道 路 の 整 備 促 進 について ア 八 溝 山 麓 西 部 地 域 は 農 商 工 など 多 様 な 分 野 の 産 業 がバランス 良 く 集 積 している この 地 域 の 連 携 機 能 交 流 機 能 連 結 機 能 の 強 化 を 図 るため 高 根 沢 町 地 内 の 国 道 4 08 号 から 分 岐 し さくら 市 ( 氏 家 喜 連 川 ) 大 田 原 市 那 須 塩 原 市 ( 黒 磯 )を 縦 貫 して 那 須 町 で 国 道 4 号 に 接 続 する 新 たな 地 域 高 規 格 道 路 の 延 伸 整 備 を 図 られたい おおたわら イ 国 道 294 号 と 国 道 461 号 の 共 用 区 間 である 大 田 原 むこうまち 向 町 なか 那 珂 ばし まえ し 市 おおまめ 大 豆 だ 田 ていじろ くろばね 丁 字 路 黒 羽 橋 前 間 は 交 通 渋 滞 が 常 態 化 しており 新 たな 架 橋 とバイパスなどの 建 設 による 整 備 促 進 を 図 られたい (5) 鬼 怒 テクノ 通 り( 真 岡 南 バイパス) 及 び 宇 都 宮 高 根 沢 バイパスの 整 備 促 進 について 鬼 怒 テクノ 通 りは 真 岡 インターチェンジから 国 道 294 号 までの 区 間 ( 真 岡 南 バイ パス:3.1 km)が 開 通 することにより 本 路 線 の 利 便 性 が 格 段 に 向 上 することから 早 期 - 13 -

に 全 線 開 通 するよう 整 備 促 進 を 図 られたい また 清 原 工 業 団 地 から 北 側 宇 都 宮 高 根 沢 バイパスについては 地 域 高 規 格 道 路 と して 早 期 に 整 備 促 進 を 図 られたい (6) 県 南 地 域 における 南 北 軸 道 路 の 整 備 促 進 について 北 関 東 自 動 車 道 全 線 開 通 後 沿 線 の 商 業 工 業 観 光 などの 圏 域 は 広 域 化 が 進 んでお り 接 続 道 路 の 整 備 は 喫 緊 の 課 題 である また 首 都 圏 での 災 害 時 における 都 市 防 災 な ど 広 域 行 政 を 支 える 観 点 などから 首 都 圏 から 県 南 地 域 への 南 北 の 広 域 幹 線 道 路 の 整 備 は 不 可 欠 である ついては 埼 玉 県 羽 生 市 北 部 から 群 馬 県 館 林 市 を 経 由 し 佐 野 市 へ 至 る 道 路 について 新 たなルートを 含 め 整 備 促 進 を 図 られたい また 同 地 域 における 渡 良 瀬 川 及 び 利 根 川 にかかる 橋 が 少 なく 交 通 の 大 きな 阻 害 要 因 となっていることから 渡 良 瀬 川 及 び 利 根 川 への 新 たな 架 橋 の 整 備 促 進 を 図 られたい 4 危 機 管 理 対 策 (1) 補 完 都 市 構 想 ( 国 会 等 移 転 )の 実 現 について 国 家 の 危 機 管 理 対 策 上 から 危 機 管 理 機 能 の 中 枢 の 移 転 は 切 迫 した 課 題 であり 東 京 都 と 同 時 被 災 を 受 けることのない 地 域 にバックアップ 施 設 等 を 備 えた 補 完 都 市 を 造 るこ とが 必 要 である 本 県 は 緊 急 時 には 国 家 の 司 令 塔 として 速 やかに 対 応 できる 位 置 にあり 国 会 等 移 転 審 議 会 からも 最 高 の 総 合 評 価 を 得 ている また 関 東 のみならず 東 北 地 方 の 支 援 補 完 機 能 も 果 たせる 位 置 にある 本 県 の 適 地 性 及 び 国 会 等 移 転 の 重 要 性 を 十 分 訴 え 東 京 都 をはじめ 広 く 国 民 に 理 解 さ れることによって 補 完 都 市 の 実 現 に 向 けた 取 組 みを 推 進 されたい さらに 同 地 域 に 外 国 要 人 の 迎 賓 等 のための キャンプ 那 須 ( 仮 称 )を 整 備 されたい (2) 被 災 地 への 支 援 機 能 を 持 つ 施 設 の 整 備 について( 要 望 先 : 国 県 ) 今 後 発 生 が 予 想 される 首 都 直 下 型 地 震 などの 大 地 震 に 備 え 首 都 圏 と 同 時 被 災 を 受 け ることのない 地 域 に 被 災 地 への 救 援 や 支 援 等 のための 拠 点 施 設 を 整 備 する 必 要 がある - 14 -

本 県 は 地 震 の 影 響 を 受 けにくい 強 固 な 地 盤 を 有 しており 大 きな 自 然 災 害 も 少 ない また 東 北 自 動 車 道 と 北 関 東 自 動 車 道 が 交 差 するという 立 地 にも 恵 まれており 首 都 圏 災 害 時 にも 被 災 地 に 対 する 救 援 や 支 援 の 拠 点 としての 機 能 を 十 分 に 果 たせる 地 域 である ついては 大 きな 災 害 の 発 生 時 に 直 ちに 人 材 の 派 遣 や 必 要 な 物 資 の 供 給 が 行 える 機 能 を 持 った 施 設 を 本 県 内 に 整 備 されたい - 15 -

大 会 宣 言 我 々は 企 業 活 動 を 通 じて 地 域 経 済 の 発 展 に 貢 献 するととも ふるさと に 夢 と 希 望 あふれる 魅 力 ある 地 域 社 会 を 創 造 し 誇 れる 故 郷 と つ ちぎ を 次 世 代 へ 継 なぐため 次 の 行 動 指 針 のもと 全 力 を 尽 く すことをここに 決 意 する 行 動 指 針 一 地 域 経 済 の 代 表 者 としての 自 覚 と 誇 りを 持 ち 行 動 する 一 常 に 自 らが 実 践 することを 理 念 に 事 業 を 展 開 する 一 魅 力 ある 地 域 の 創 造 を 目 指 し 常 に 挑 戦 する 併 せて 関 係 機 関 に 対 し 次 のことを 提 言 要 望 する 提 言 要 望 事 項 一 活 力 ある 中 小 企 業 対 策 の 推 進 ~ 地 方 経 済 の 好 循 環 と 成 長 のために~ 二 誇 れる 郷 土 づくりの 推 進 ~ 元 気 で 魅 力 ある とちぎ の 創 造 ~ 平 成 27 年 9 月 18 日 第 52 回 栃 木 県 商 工 会 議 所 議 員 大 会 - 16 -