資 料 6 原 因 究 明 調 査 を 行 ったが 製 品 に 起 因 して 生 じた 事 故 かどうか 不 明 であると 判 断 した 案 件 ( 案 ) 管 理 番 号 1 A200900318 平 成 21 年 7 月 11 日 ( 徳 島 県 ) 平 成 21 年 7 月 17 日 布 団 乾 燥 機 当 該 製 品 を 使 用 していたところ 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 の 本 体 部 は 外 郭 樹 脂 の 一 部 が 溶 融 しているのみで 内 部 は 焼 損 していなかっ 電 源 プラグ 部 の 焼 損 が 著 しく 電 源 プラグ 内 部 の 栓 刃 と 電 源 コードのカシメ 部 及 び 電 源 コードが 約 10mm 未 回 収 であっ 未 回 収 部 分 の 栓 刃 の 端 部 及 び 電 源 コードの 端 部 に 溶 融 痕 が 認 められ 当 該 製 品 は 電 源 プラグ 内 の 栓 刃 の 根 元 部 に 溶 融 痕 が 認 められ この 部 分 から 出 火 した ものと 推 定 されるが 当 該 箇 所 が 焼 失 等 により 未 回 収 であったことから 電 源 コードやプラグ 部 の 取 扱 い 上 のストレスにより 半 断 線 した 可 能 性 もあり 回 収 できていない 部 品 もあるため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 2 A200900446 平 成 21 年 8 月 7 日 ( 茨 城 県 ) 平 成 21 年 9 月 1 日 照 明 器 具 当 該 製 品 付 近 から 発 煙 発 火 す る 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 及 び 周 辺 を 焼 損 し 当 該 製 品 の 本 体 上 面 が 著 しく 錆 びてい 当 該 製 品 最 上 部 にある 磁 器 ソケットの 屋 内 配 線 接 続 部 が 赤 く 変 色 しており 緑 青 が 認 めら れ 当 該 製 品 の 磁 器 ソケットを 用 いて 点 灯 試 験 を 実 施 した 結 果 正 常 に 点 灯 し 消 火 後 に 天 井 の 断 熱 材 が 廃 棄 されていたため 当 該 製 品 が 断 熱 材 に 覆 われていたかどう か 確 認 できなかっ 当 該 製 品 の 上 部 が 長 年 ( 約 18 年 )にわたり 過 熱 されたため 火 災 に 至 ったものと 推 定 され るが 当 該 製 品 が 断 熱 材 に 覆 われていたかなど 設 置 状 況 が 不 明 であり 事 故 原 因 の 特 定 に は 至 らなかっ なお 取 扱 説 明 書 には 断 熱 材 で 器 具 本 体 を 覆 うと 器 具 及 び 断 熱 材 が 過 熱 される 恐 れが ある 旨 記 載 されている 3 A200900463 平 成 21 年 8 月 30 日 ( 長 野 県 ) 平 成 21 年 9 月 8 日 温 水 洗 浄 便 座 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 は 半 年 前 から 脱 臭 機 能 が 作 動 しない 故 障 が 生 じてい 当 該 製 品 の 焼 損 状 況 は 脱 臭 ファンが 取 り 付 けられている 右 後 側 の 焼 損 が 著 しい 状 況 で あっ 脱 臭 ファンは 焼 損 が 著 しく 内 部 基 板 が 焼 失 してい その 他 の 制 御 基 板 温 水 ヒーター 温 風 ファン 電 磁 ポンプ 内 部 配 線 漏 電 ブレーカー コンセント 等 には 発 火 の 痕 跡 が 認 められなかっ 当 該 製 品 は 半 年 前 から 脱 臭 ファンに 不 具 合 が 生 じていたため 出 火 に 至 った 可 能 性 が あるが 脱 臭 ファンは 焼 損 が 著 しく 内 部 基 板 が 焼 失 しているため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 1
4 A200900490 平 成 21 年 8 月 27 日 ( 滋 賀 県 ) 平 成 21 年 9 月 16 日 運 動 器 具 当 該 製 品 を 組 み 立 てていたとこ ろ 当 該 製 品 に 指 を 挟 み 負 傷 し 使 用 者 は 当 該 製 品 の 開 梱 組 立 て 作 業 を 一 人 で 行 っていた 際 当 該 製 品 を 箱 から 取 り 出 そうとして 当 該 製 品 の 可 動 部 に 指 を 挟 み 負 傷 したが 具 体 的 な 作 業 方 法 は 不 明 であっ 使 用 者 は 取 扱 説 明 書 を 読 まずに 作 業 してい 当 該 製 品 には 変 形 やバリ 等 はなく 可 動 部 以 外 にけがをする 箇 所 は 認 められなかっ 当 該 製 品 には 指 挟 み 注 意 のシールが 貼 付 されていたが 指 を 挟 み 込 んだと 推 定 される 箇 所 には 指 挟 み 注 意 のシールは 貼 付 されていなかっ 当 該 製 品 の 開 梱 組 立 て 作 業 の 際 当 該 製 品 の 可 動 部 に 指 を 挟 まれて 事 故 に 至 ったもの と 推 定 されるが 事 故 当 時 の 詳 細 な 状 況 が 不 明 のため 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ なお 取 扱 説 明 書 には 組 み 立 ては 必 ず 二 人 以 上 で 行 う 旨 記 載 されている 5 A200900551 平 成 21 年 10 月 2 日 ( 青 森 県 ) 平 成 21 年 10 月 9 日 携 帯 電 話 機 当 該 製 品 をバッグに 入 れていた ところ 電 池 パックが 破 裂 し 当 該 製 品 とバッグを 焼 損 し 当 該 製 品 の 本 体 は 外 観 がススで 汚 れていたが 別 の 電 池 パックを 装 着 すると 正 常 に 使 用 することができ 電 池 パックは 外 郭 ケースの 中 央 部 が 内 圧 上 昇 により 破 裂 しており 安 全 装 置 のガス 排 出 弁 は 作 動 していなかっ 電 池 パック 内 部 の 電 極 体 には 欠 落 箇 所 があり 内 部 短 絡 が 認 められ 電 池 パックの 充 放 電 保 護 回 路 に 焼 損 はなく 電 気 特 性 に 異 常 は 認 められなかっ 電 池 パックの 外 郭 ケースには 凹 み 跡 が 認 められるが 使 用 者 は 電 池 パックを 取 り 外 したこ とはなかっ 当 該 製 品 は 電 池 パックに 外 力 が 加 わったため 内 部 で 短 絡 が 生 じ 異 常 発 熱 により 内 圧 が 上 昇 して 破 裂 出 火 に 至 った 可 能 性 があるが 製 造 時 に 電 極 体 に 異 物 が 混 入 していた 可 能 性 もあるため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 6 A200900659 平 成 21 年 11 月 10 日 ( 埼 玉 県 ) 平 成 21 年 11 月 19 日 換 気 扇 当 該 製 品 が 作 動 しないため 確 認 したところ スイッチ 部 に 焦 げが 確 認 され 空 室 にある 当 該 製 品 のスイッチが 動 かないので 点 検 したところスイッチが 焦 げてい スイッチ 強 の 焼 損 が 著 しかっ スイッチ 内 部 の 付 着 物 について 分 析 した 結 果 スイッチには 含 まれない 成 分 が 検 出 され 洗 剤 などの 浸 入 により 当 該 製 品 のスイッチ 接 点 が 接 触 不 良 を 起 こし 異 常 発 熱 して 焼 損 した 可 能 性 があるが 使 用 状 況 が 不 明 であり 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ なお 取 扱 説 明 書 には モーター スイッチなどの 電 気 部 品 は 水 洗 剤 等 の 液 体 につけた り かけたりしないでください 旨 記 載 されている 7 A200900687 平 成 21 年 11 月 4 日 ( 岩 手 県 ) 平 成 21 年 11 月 26 日 布 団 乾 燥 機 ( 火 災 軽 傷 1 名 ) 当 該 製 品 を 使 用 中 異 音 がした ため 確 認 すると 当 該 製 品 から 出 火 しており 当 該 製 品 を 焼 損 し 1 名 が 軽 傷 を 負 っ 当 該 製 品 は20 年 以 上 使 用 していなかった 古 い 製 品 であり 最 近 になって 再 度 使 い 始 めた 製 品 であっ 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 内 部 の 送 風 ファンの 周 囲 には 多 量 のススが 堆 積 しており 埃 の 表 面 は 焼 けた 状 態 になってい 当 該 製 品 は 廃 棄 されたため ヒーター モーター 安 全 装 置 の 温 度 ヒューズなどは 確 認 で きなかっ 当 該 製 品 は 内 部 に 多 量 の 埃 が 堆 積 していたことから 堆 積 していたホコリがヒーターに 接 触 し 火 災 に 至 った 可 能 性 があるが モーター 安 全 装 置 等 が 確 認 できないため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 2
8 A200900712 平 成 21 年 11 月 19 日 ( 愛 知 県 ) 平 成 21 年 12 月 2 日 インターホン 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 及 び 周 辺 を 焼 損 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 一 部 の 部 品 しか 回 収 できなかっ 当 該 製 品 の 左 隣 に 設 置 されていたTVモニターは ブラウン 管 ユニットが 残 っており ブラ ウン 管 ユニットからの 出 火 ではないと 確 認 できたが 電 源 基 板 は 焼 損 が 著 しく 一 部 の 部 品 し か 回 収 できなかっ 回 収 された 部 品 には 出 火 元 となるような 異 常 箇 所 は 認 められなかっ 電 源 コードは 埋 め 込 みボックス 内 で 断 線 溶 融 していたが 断 線 部 は 挟 み 込 まれた 部 分 ではないことから 二 次 痕 と 推 定 され 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 回 収 できていない 部 品 も 多 いことから 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 9 A200900789 平 成 21 年 12 月 4 日 ( 北 海 道 ) 平 成 21 年 12 月 22 日 電 動 丸 ノコ( 据 え 付 け 型 ) 火 災 が 発 生 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 は 焼 損 が 激 しく 金 属 部 品 のみしか 残 存 しておらず スイッチ 電 源 コードなどの 電 気 部 品 は 焼 失 未 回 収 のため 確 認 できなかっ 当 該 製 品 の 配 線 に 溶 融 痕 が 認 められたが 1 2 次 痕 の 特 定 はできなかっ 残 存 していたモーターの 巻 き 線 部 には 層 間 短 絡 などの 出 火 の 痕 跡 は 認 められなかっ 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 焼 失 している 部 品 もあり 出 火 元 も 特 定 できていないことから 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 10 A200900830 平 成 21 年 12 月 22 日 ( 千 葉 県 ) 平 成 21 年 12 月 28 日 携 帯 電 話 機 当 該 製 品 を 充 電 したまま 外 出 し たところ 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 してい 当 該 製 品 本 体 に 焼 損 はなく 新 しい 電 池 パックを 装 着 すると 正 常 に 使 用 することができ 電 池 パックの 外 郭 ケースは 内 圧 上 昇 により 膨 らみ ガス 排 出 弁 が 破 れてい 電 池 パック 内 部 の 電 極 体 には 凹 みがあり 銅 箔 が 凹 み 部 で 短 絡 してい 電 池 パックの 充 放 電 保 護 回 路 に 異 常 はなかっ 本 体 の 電 池 パック 蓋 は 爪 部 が 折 れていたが その 他 の 部 分 に 傷 は 認 められなかっ 電 池 パックの 取 り 扱 い 方 については 確 認 できなかっ 当 該 製 品 は 電 池 パックの 電 極 体 の 凹 み 部 分 で 内 部 短 絡 が 生 じ 内 圧 上 昇 により 外 郭 ケースが 膨 らんだものと 推 定 されるが 電 池 パックの 取 り 扱 い 方 について 確 認 ができなかっ たことから 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 11 A200901016 平 成 21 年 12 月 28 日 ( 福 島 県 ) 平 成 22 年 2 月 12 日 電 気 ストーブ 火 災 が 発 生 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 原 形 をとどめていない 当 該 製 品 の 電 気 部 品 のうち サーマルカットオフや 内 部 配 線 の 一 部 などが 確 認 できなかっ 内 部 配 線 に 短 絡 痕 が 認 められ 当 該 製 品 の 焼 損 が 著 しく 確 認 できない 電 気 部 品 もあることから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 3
12 A200901037 平 成 22 年 2 月 10 日 ( 千 葉 県 ) 平 成 22 年 2 月 18 日 電 気 カーペット 当 該 製 品 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 し 焼 損 箇 所 以 外 の 部 位 に 出 火 の 痕 跡 は 認 められなかっ 焼 損 箇 所 には 常 時 昇 降 台 (4 脚 )が 置 かれてい 当 該 製 品 には 昇 降 台 が 置 かれておりその 脚 がヒーター 線 を 踏 みつぶし 短 絡 させた 可 能 性 があるが 出 火 元 が 特 定 できてないことから 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 13 A200901071 平 成 22 年 2 月 10 日 ( 北 海 道 ) 平 成 22 年 2 月 24 日 電 気 毛 布 ( 火 災 死 亡 1 名 ) 建 物 が 全 焼 し 1 名 が 死 亡 する 火 災 が 発 生 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 の 焼 損 が 著 しく 大 部 分 が 焼 失 してい コントロールボックス 内 の 過 熱 防 止 装 置 は 作 動 してい 回 収 できたヒーター 線 には 溶 融 痕 などの 異 常 は 認 められなかっ 当 該 製 品 の 焼 損 が 著 しく 確 認 できない 部 品 もあることから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 14 A200901101 平 成 22 年 1 月 11 日 ( 岩 手 県 ) 平 成 22 年 3 月 5 日 コンセント( 照 明 器 具 用 引 掛 けシーリ ング) 当 該 製 品 と 当 該 製 品 に 接 続 された 電 球 ソケットと 屋 内 配 線 が 部 分 的 に 焼 損 しているが 出 火 元 について 特 定 できなかっ 当 該 製 品 及 び 周 辺 を 焼 損 する 火 当 該 製 品 は 事 故 発 生 後 に 廃 棄 されており 詳 細 な 調 査 を 実 施 できなかっ 災 が 発 生 してい 当 該 製 品 が 廃 棄 され 詳 細 な 調 査 が 実 施 できないことから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 15 A200901145 平 成 22 年 3 月 1 日 ( 宮 城 県 ) 平 成 22 年 3 月 23 日 布 団 乾 燥 機 火 災 が 発 生 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 は 原 型 を 留 めないほど 焼 損 が 著 しかっ 内 部 配 線 が 結 束 バンドで 束 ねられた 箇 所 周 辺 で 断 線 しており 溶 融 痕 が 認 められ 温 度 ヒューズなど 一 部 の 部 品 が 回 収 されていなかっ 当 該 製 品 内 部 のヒーター モーター タイマースイッチ 等 の 残 存 する 電 気 部 品 に 出 火 の 痕 跡 は 認 められなかっ 当 該 製 品 の 焼 損 が 著 しく 一 部 回 収 できない 部 品 があることから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 16 A200901158 平 成 21 年 12 月 23 日 ( 三 重 県 ) 平 成 22 年 3 月 26 日 コンセント 付 洗 面 台 当 該 製 品 が 焼 損 し 周 辺 が 汚 損 する 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 はキャビネットが 著 しく 焼 損 しており 右 側 コンセント 下 部 から 上 部 に 燃 え 拡 がっ てい 右 側 コンセントには 除 湿 器 の 電 源 プラグが 差 し 込 まれ 除 湿 器 は 運 転 中 であったが プ ラグ 刃 にトラッキングの 痕 跡 は 認 められなかっ 内 部 配 線 に 溶 融 痕 は 認 められなかっ 当 該 製 品 は 事 故 後 に 廃 棄 されていたため コンセント 及 び 配 線 接 続 部 は 確 認 できなかっ 当 該 製 品 は 右 側 コンセント 部 から 上 部 に 燃 え 拡 がっていることから 右 コンセント 周 辺 か ら 出 火 したものと 考 えられるが 当 該 製 品 が 確 認 できないため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 を 特 定 することはできなかっ A200900857( 電 気 洗 濯 乾 燥 機 )と 同 一 事 故 4
17 A200901159 平 成 22 年 3 月 12 日 ( 茨 城 県 ) 平 成 22 年 3 月 26 日 携 帯 電 話 機 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 し 前 夜 から 他 社 製 の 充 電 器 で 充 電 していたところ 朝 当 該 製 品 から バンッ という 音 がした ので 見 ると 炎 が 上 がってい 当 該 製 品 の 本 体 裏 側 の 電 池 パック 周 辺 が 局 部 的 に 焼 損 しており 電 池 コネクターがず れ 周 辺 部 品 の 欠 落 が 認 められ 電 池 パックは 破 裂 し 電 池 パック 内 蔵 の 過 充 電 保 護 回 路 には 部 品 の 欠 落 が 認 められ 当 該 製 品 に 過 電 圧 が 加 わった 履 歴 が 認 められ 再 現 実 験 を 実 施 したが 事 故 は 再 現 できなかっ 当 該 製 品 に 過 電 圧 がかかり 電 池 パックが 破 裂 出 火 に 至 ったものと 推 定 されるが 過 電 圧 がかかった 原 因 の 特 定 ができなかったことから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 18 A201000011 平 成 22 年 1 月 12 日 ( 大 阪 府 ) 平 成 22 年 4 月 2 日 歩 行 車 当 該 製 品 を 使 用 中 に 転 倒 し 負 傷 し 使 用 者 が 当 該 製 品 で 歩 道 からビルの 敷 地 内 に 入 ろうと4cm 程 度 の 段 差 を 乗 り 上 げよう としたところ 当 該 製 品 が 折 り 畳 まれるように 前 方 に 倒 れ 事 故 直 前 に 付 添 者 が 折 り 畳 まれていた 当 該 製 品 を 車 から 降 ろし 広 げて 使 えるようにし たが 当 該 製 品 の 座 面 がきちんとロックされていたかは 憶 えていない 座 面 折 り 畳 みロック 機 構 内 部 のバネは 支 持 腕 が2 本 とも 破 損 しており 疲 労 破 面 が 認 め られまた バネの 表 面 に 細 かいひび 割 れが 多 数 認 められ 支 持 腕 が2 本 とも 破 損 している 場 合 段 差 では39~49N 程 度 の 水 平 力 で 座 面 が 折 り 畳 ま れることを 確 認 し 当 該 製 品 のバネに 過 大 な 力 が 加 わって 支 持 腕 が 折 損 していたところへ 段 差 を 乗 りあげ ようとした 際 に 使 用 者 の 押 す 力 が 加 わって 座 面 が 折 り 畳 まれたことにより 事 故 に 至 った 可 能 性 が 考 えられるが 当 該 製 品 の 使 用 状 況 がわからず 過 大 な 力 がいつどのように 加 わっ たのかの 特 定 に 至 らなかったため 製 品 に 起 因 するか 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 には 至 ら なかっ なお 取 扱 説 明 書 には 小 さな 凸 凹 や 段 差 のある 路 面 を 歩 行 する 際 は 前 方 に 転 倒 しな いように 前 輪 を 上 げて 操 作 してください 旨 記 載 されている 19 A201000055 平 成 22 年 4 月 5 日 ( 福 井 県 ) 平 成 22 年 4 月 16 日 電 子 レンジ 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 し 当 該 製 品 は 前 面 パネル 部 の 焼 損 が 著 しかっ 当 該 製 品 内 部 のノイズフィルター 基 板 に 接 続 していたAC 電 源 コードの 二 つの 端 子 の 一 方 に 溶 融 が 認 められ 端 子 が 取 り 付 けてあった 部 分 の 基 板 は 焼 失 脱 落 しており 確 認 できなかっ 当 該 製 品 は50Hz 専 用 機 種 であるにもかかわらず60Hz 地 域 で 使 用 されていたが 再 現 実 験 の 結 果 出 火 原 因 に 繋 がるような 要 因 は 認 められなかっ 事 業 者 が 実 施 したドア 部 からの 類 焼 実 験 では 当 該 製 品 の 焼 損 状 態 と 類 似 した 結 果 と なっまた 同 等 品 を 使 用 し ホットワイヤー 試 験 でノイズフィルター 基 板 上 のコンデンサー を 強 制 的 に 焼 損 させる 再 現 実 験 を 実 施 したが 自 然 鎮 火 し 外 部 への 類 焼 はなかっ 事 故 当 時 当 該 製 品 は 電 源 プラグはコンセントに 挿 入 されていたが 使 用 されていなかっ 当 該 製 品 は 前 面 パネル 部 の 焼 損 が 著 しく 外 部 からの 延 焼 の 可 能 性 や 内 部 のノイズ フィルター 基 板 に 接 続 していたACコードの 二 つの 端 子 の 一 方 に 溶 融 が 認 められることから 当 該 個 所 からの 出 火 の 可 能 性 があるが 基 板 部 が 焼 失 脱 落 しており 確 認 できないことか ら 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 5
20 A201000115 平 成 22 年 3 月 27 日 ( 北 海 道 ) 平 成 22 年 5 月 6 日 コーヒーメーカー 建 物 が 全 焼 する 火 災 が 発 生 し 現 場 に 当 該 製 品 があっ 当 該 製 品 は 原 形 を 留 めないほど 焼 損 が 著 しい 残 存 していた 電 気 部 品 や 内 部 に 溶 融 痕 等 の 発 火 の 痕 跡 は 認 められなかったが メイン 基 板 やパネル 基 板 は 焼 失 または 未 回 収 のため 確 認 できなかっ 当 該 製 品 の 電 源 コードに 溶 融 痕 が 認 められ 電 源 プラグは 焼 失 または 未 回 収 のため 確 認 できなかっ 当 該 製 品 の 焼 損 が 著 しく 焼 失 または 未 回 収 により 確 認 できない 部 品 があるため 出 火 元 を 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 21 A201000140 平 成 22 年 5 月 2 日 ( 千 葉 県 ) 平 成 22 年 5 月 14 日 テレビ(ビデオ 一 体 型 ブラウン 管 型 ) ( 火 災 軽 傷 1 名 ) ブレーカーが 作 動 したため 確 認 すると 当 該 製 品 及 び 周 辺 が 焼 損 する 火 災 が 発 生 しており 1 名 が 負 傷 し 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しかっ 当 該 製 品 のメイン 基 板 は 一 部 しか 残 っておらず 偏 向 ヨーク 基 板 も 回 収 できていなかっ 一 部 回 収 できたメイン 基 板 や 配 線 などに 溶 融 痕 等 の 出 火 の 痕 跡 は 認 められなかっ 当 該 製 品 の 焼 損 が 激 しく 回 収 されていない 部 品 もあることから 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 使 用 期 間 : 不 明 ( 製 造 期 間 から 約 12~13 年 と 推 定 ) 22 A201000158 平 成 22 年 4 月 24 日 ( 長 崎 県 ) 平 成 22 年 5 月 20 日 ゴルフクラブ 当 該 製 品 を 使 用 してゴルフをし ていたところ 当 該 製 品 のグリッ プ 部 分 が 折 れ 負 傷 し 当 該 製 品 は グリップ 部 の 後 端 から 約 135mmの 位 置 でシャフトが 折 損 していまた 折 損 部 はシャフト 軸 に 対 して90 度 方 向 ( 円 周 方 向 )に 凹 みが 認 められ 凹 み 両 端 には 長 手 方 向 の 割 れが 生 じており 円 周 方 向 に 破 断 してい 長 手 方 向 の 破 面 は 著 しく 腐 食 しているが 円 周 方 向 の 破 面 は 比 較 的 光 沢 を 保 ってい 当 該 製 品 の 折 損 部 近 傍 のシャフトの 衝 撃 強 度 及 び 断 面 硬 度 を 測 定 した 結 果 社 内 基 準 を 満 たしてい 折 損 部 は グリップラバー 内 であっ 当 該 製 品 のグリップ 部 に 局 所 的 な 応 力 が 加 わったことによってシャフトグリップ 部 に 凹 みと 長 手 方 向 の 亀 裂 が 生 じ それに 気 づかずに 使 用 を 継 続 したため 亀 裂 が 円 周 方 向 に 進 展 し シャフトが 折 損 して 事 故 に 至 ったものと 推 定 されるが 当 該 製 品 のグリップ 部 に 凹 みが 生 じた 時 点 が 不 明 であることから 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 6
23 A201000273 平 成 22 年 1 月 10 日 ( 長 野 県 ) 平 成 22 年 7 月 1 日 洗 面 化 粧 台 当 該 製 品 下 部 の 棚 を 掴 んで 当 該 製 品 を 清 掃 中 棚 の 溝 に 入 っ ていた 指 が 抜 けず 負 傷 し 使 用 者 が 当 該 製 品 下 部 の 棚 裏 側 の 溝 に 左 手 を 引 っかけ つま 先 立 ちになって 鏡 の 上 部 を 拭 いていた 際 に バランスを 崩 し 身 体 が 反 転 して 倒 れ 左 手 小 指 が 棚 の 溝 に 引 っかかっ たままとなり 骨 折 し 溝 は 時 計 などのオプションを 取 り 付 ける 部 分 で 普 段 触 れる 場 所 ではなかっ なお 溝 のすき 間 は 約 18mm 奥 行 きは40mmで 容 易 に 指 が 抜 けるすき 間 ではなかっ 溝 や 周 辺 の 部 品 には 変 形 や 亀 裂 などの 異 常 は 認 められなかっ 使 用 者 が 無 理 な 姿 勢 で 当 該 製 品 の 溝 に 手 を 掛 けて 作 業 をしているうちに バランスを 崩 し て 倒 れ 指 を 負 傷 したものと 推 定 されるが 当 該 製 品 下 部 の 棚 のすき 間 は 指 が 入 るが 容 易 に 抜 けない 構 造 も 事 故 に 至 った 可 能 性 があるため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 24 A201000297 平 成 22 年 6 月 24 日 ( 岐 阜 県 ) 平 成 22 年 7 月 9 日 介 護 ベッド 使 用 者 が 当 該 製 品 の 側 の 床 に 横 たわっているところを 発 見 さ れ 重 傷 と 診 断 され 当 該 製 品 には オプションのキャスターが 取 り 付 けられており 事 故 時 は 足 側 が 動 いて 当 該 製 品 が 横 向 きの 状 態 になってい 4つのキャスターのうち 2 個 はロック 機 構 が 付 いていたが 事 故 時 にロックが 掛 かってい たかは 不 明 であり ロック 機 構 自 体 の 効 きも 悪 くなってい サイドレールの 取 付 け 状 況 は 確 認 できなかっ 当 該 製 品 は キャスターのロックが 掛 かっていなかったか ロックが 効 かなくなっていたた め 当 該 製 品 が 動 いて 転 倒 に 至 った 可 能 性 があるが サイドレールの 取 付 け 状 況 や 転 倒 に 至 った 経 緯 が 不 明 なため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 25 A201000374 平 成 22 年 6 月 23 日 ( 群 馬 県 ) 平 成 23 年 8 月 3 日 花 火 ( 手 持 ち 花 火 ) 当 該 製 品 に 点 火 後 後 方 より 火 が 噴 き 出 し 負 傷 し 5 歳 の 子 供 が 手 持 ち 花 火 の 当 該 製 品 を 持 っていた 状 態 で 点 火 したところ 後 方 に 火 の 粉 が 噴 き 出 し 左 腕 に 火 傷 を 負 っ 外 筒 の 内 面 には 焦 げ 跡 があり 底 止 めの 跡 がわずかに 残 ってい 体 重 75kgの 試 験 者 が 内 部 の 火 薬 が 出 るほど 踏 み 方 を 変 えて2 回 踏 みつけた 同 等 品 は 後 方 から 火 の 粉 が 噴 き 出 し 外 筒 内 部 に 焦 げ 痕 が 認 められ 製 造 直 後 の 同 等 品 80 本 を 通 常 燃 焼 させた 結 果 異 常 燃 焼 は 認 められなかっ 当 該 製 品 が 何 らかの 要 因 で 底 止 め 部 が 破 損 し その 状 態 で 導 火 線 に 点 火 したため 後 方 から 火 の 粉 が 吹 き 出 し 事 故 に 至 った 可 能 性 があるが 底 止 め 部 が 破 損 した 要 因 が 不 明 なため 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ なお 本 体 表 示 には 低 学 年 以 下 の 使 用 禁 止 旨 記 載 されている 26 A201000410 平 成 22 年 7 月 3 日 ( 神 奈 川 県 ) 平 成 22 年 8 月 12 日 花 火 ( 打 ち 上 げ 花 火 ) 当 該 製 品 の 外 筒 に 破 損 はなく 内 筒 は 正 常 に 発 射 されてい 町 内 子 供 会 で 花 火 をしていたと 花 火 を 行 っていた 場 所 は 草 が 所 々に 生 えた 凹 凸 のある 地 面 であっ ころ 当 該 製 品 に 点 火 した 際 花 当 該 製 品 の 下 台 には 穴 が 開 けられていたが 地 面 との 固 定 状 態 は 確 認 できなかっ 火 が 水 平 方 向 に 飛 び 約 5m 離 当 該 製 品 が 打 ち 上 げ 時 に 倒 れて 花 火 が 水 平 方 向 に 飛 んだ 可 能 性 があるが 当 該 製 品 れていた 被 害 者 に 当 たり 右 手 には 異 常 が 認 められず 事 故 当 時 の 当 該 製 品 の 固 定 状 況 が 不 明 なため 製 品 起 因 か 否 か に 火 傷 を 負 っ も 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 7
27 A201000544 平 成 22 年 9 月 10 日 ( 新 潟 県 ) 平 成 22 年 9 月 27 日 電 動 車 いす(ハンド ル 型 ) 当 該 製 品 を 充 電 中 建 物 が 全 焼 する 火 災 が 発 生 し 使 用 者 が 農 作 業 小 屋 に 併 設 された 下 屋 の 下 に 当 該 製 品 を 駐 車 し 作 業 小 屋 のコンセン トから 延 長 コードを 介 して 当 該 製 品 に 充 電 して 約 2 時 間 後 当 該 製 品 付 近 から1m 位 の 炎 が 立 ち 上 がっているのを 発 見 し 当 該 製 品 は 焼 損 が 著 しく 鉄 製 フレームを 残 してほとんど 焼 失 してい 当 該 製 品 の 残 存 していた 電 気 部 品 には 出 火 の 痕 跡 が 認 められなかっ 当 該 製 品 に 接 続 していた 延 長 コードには 溶 融 痕 などの 出 火 の 痕 跡 が 認 められなかった が 焼 失 して 確 認 できない 部 品 もあっ 当 該 製 品 は 電 気 部 品 に 発 火 痕 跡 が 認 められなかったが 焼 損 が 著 しく 確 認 できなかっ た 部 品 もあり 製 品 起 因 か 否 かも 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ 28 A201000699 平 成 22 年 11 月 8 日 ( 徳 島 県 ) 平 成 22 年 11 月 22 日 介 護 ベッド 用 手 すり ( 死 亡 1 名 ) 使 用 者 (70 歳 代 女 性 )が ベッド のフットボード( 足 側 のついたて) 脇 に 取 り 付 けていた 当 該 製 品 の 下 部 とマットレスの 間 に 腹 部 が 挟 まった 状 態 で 発 見 され 死 亡 が 確 認 され 当 該 製 品 とともに 使 用 されていたベッド 及 びマットレスの 組 合 せでは 当 該 製 品 の 下 桟 は マットレスの 上 面 より 低 い 位 置 となり 高 さ 方 向 に 隙 間 が 生 じないことが 確 認 され 当 該 製 品 の 下 桟 とベッドの 架 台 との 隙 間 は 最 大 で 約 8cmであっ 当 該 製 品 には 腹 部 が 挟 み 込 まれるような 隙 間 は 認 められないが 使 用 者 の 詳 細 な 使 用 状 況 が 不 明 なため 製 品 起 因 か 否 かを 含 め 事 故 原 因 の 特 定 に 至 らなかっ なお 当 該 病 院 には 2001 年 と2009 年 にベッドの 隙 間 をクッションなどで 埋 めるなどの 注 意 喚 起 をしており 2009 年 12 月 には 安 全 勉 強 会 が 実 施 されていまた 2009 年 6 月 に 当 該 病 院 からの 要 請 で 事 業 者 が 当 該 製 品 の 下 桟 とマットレスの 隙 間 及 び 当 該 製 品 内 部 の 隙 間 を 覆 うカバーを 無 償 で20 枚 納 入 していたが 当 該 製 品 には 使 用 されていなかっ たものと 思 われる 8