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資 料 4 県 内 公 立 学 校 におけるいじめに 関 する 調 査 結 果 の 分 析 について 1 いじめの 認 知 件 数 の 推 移 ( 注 )データ 出 典 :H24 以 前 は 文 部 科 学 省 問 題 行 動 等 調 査 H25 は 本 県 の 独 自 調 査 以 下 同 じ (1) 全 国 と 県 全 体 ( 小 中 高 の 計 )の 比 較 平 成 18 年 度 にいじめの 定 義 及 び 調 査 報 告 が 発 生 件 数 から 認 知 件 数 に 変 更 された ことにより 認 知 件 数 は 増 えたが その 後 減 少 傾 向 が 続 いてきた 大 津 市 のいじめ 自 殺 事 案 (H23.10)を 受 け 平 成 24 年 度 の 調 査 では 全 国 的 に いじめの 認 知 件 数 が 大 幅 に 増 加 した 本 県 においても 増 加 したが 1000 人 あたり の 件 数 は 全 国 との 差 が 拡 大 した 平 成 25 年 度 は 本 県 の 独 自 調 査 により いじめの 認 知 件 数 が 大 幅 に 増 加 した ( 全 国 の 状 況 は 文 部 科 学 省 平 成 25 年 度 問 題 行 動 等 調 査 で 調 査 中 ) 統 一 形 式 のアンケートを 導 入 し 面 談 等 を 通 じ 一 人 一 人 に 丁 寧 な 聴 きとり を 実 施 したことによるものととらえている 1000 人 あたりの 認 知 件 数 ( 小 中 高 の 計 ) ( 件 ) 25.0 20.0 15.0 14.4 23.5 10.0 5.0 0.0 8.7 7.1 6.0 5.2 5.5 5.1 7.0 4.8 3.8 2.8 3.0 2.8 4.7 参 考 いじめの 定 義 旧 定 義 : 1 自 分 より 弱 いものに 対 して 一 方 的 に 2 身 体 的 心 理 的 な 攻 撃 を 継 続 的 に 加 え 3 相 手 が 深 刻 な 苦 痛 を 感 じているもの 新 定 義 ( 平 成 18 年 度 より) : 当 該 児 童 生 徒 が 一 定 の 人 間 関 係 にある 者 から 心 理 的 物 理 的 な 攻 撃 を 受 けたことによ り 精 神 的 な 苦 痛 を 感 じているもの 新 定 義 (いじめ 防 止 対 策 推 進 法 第 2 条 ) : 一 定 の 人 的 関 係 にある 他 の 児 童 等 が 行 う 心 理 的 又 は 物 理 的 な 影 響 を 与 える 行 為 (インターネ ットを 通 じて 行 われるものを 含 む )であって 当 該 行 為 の 対 象 となった 児 童 等 が 心 身 の 苦 痛 を 感 じているもの 1

(2) 県 内 小 中 学 校 の 分 析 平 成 24 年 度 は 本 県 も 全 国 と 同 様 に 認 知 件 数 は 増 加 したものの 1000 人 あた りの 認 知 件 数 は 全 国 と 比 べると-10 ポイント 以 上 となり その 差 はさらに 拡 大 し た この 要 因 としては 以 下 のことが 考 えられる 冷 やかしやからかい 等 については その 場 ですぐに 対 応 し 解 決 することで これをいじめとして 認 知 件 数 に 計 上 しなかったこと 学 校 側 に いじめの 問 題 を 不 登 校 や 暴 力 行 為 等 と 同 じように 少 ない 方 が 良 い という 感 覚 があったこと 教 員 が 旧 定 義 中 の 自 分 より 弱 い 者 に 対 して 一 方 的 攻 撃 を 継 続 相 手 が 深 刻 な 苦 痛 から 抜 け 切 れずにいたこと 1000 人 あたりの 認 知 件 数 ( 小 学 校 ) ( 件 ) 25.0 20.0 17.4 23.9 15.0 10.0 8.5 6.9 5.7 4.9 5.3 4.8 5.0 0.0 3.8 2.4 2.9 2.0 1.7 1.8 1.2 1000 人 あたりの 認 知 件 数 ( 中 学 校 ) ( 件 ) 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 17.8 25.2 14.2 12.0 10.2 8.9 9.4 8.6 11.4 9.4 7.5 6.2 4.9 4.1 4.0 2

(3) 県 内 公 立 高 等 学 校 の 分 析 平 成 18 年 度 の 高 畠 高 校 の 事 案 を 受 け 学 校 がいじめの 積 極 的 な 認 知 に 努 めてお り 1000 人 当 たりの 件 数 は 常 に 全 国 平 均 を 上 回 っている 平 成 25 年 度 については 2 月 に 実 施 した 緊 急 アンケート 面 談 により 認 知 件 数 は 大 幅 に 増 加 した 1000 人 あたりの 認 知 件 数 ( 高 等 学 校 ) ( 件 ) 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 20.0 9.1 7.3 4.6 3.4 4.5 4.9 2.9 3.5 2.5 2.0 1.7 2.1 1.8 4.8 2 いじめの 解 消 率 の 推 移 (1) 全 国 と 県 全 体 ( 小 中 高 の 計 )の 比 較 平 成 22 年 度 を 除 き ほぼ 全 国 と 同 様 又 はそれ 以 上 の 解 消 率 となっている 本 県 では 平 成 24 年 度 は 従 前 に 比 較 して 冷 やかしやからかい 等 も 含 めていじ めとして 認 知 し 速 やかに 解 消 に 結 びつけた 結 果 解 消 率 も 88.3%と 上 昇 した 平 成 25 年 度 本 県 は 2 月 に 実 施 した 緊 急 アンケート 面 談 により 認 知 された 件 数 が 多 くなったため 解 消 率 は 低 い 状 況 にある いじめの 解 消 率 ( 小 中 高 の 計 ) (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 85.5 80.9 79.7 78.9 85.5 85.1 79.8 79.5 79.0 76.1 80.2 80.3 89.4 88.3 72.0 50.0 3

(2) 県 内 小 中 学 校 の 分 析 小 学 校 の 解 消 率 は 平 成 18 年 度 から 平 成 21 年 度 までは 全 国 とほぼ 同 程 度 で 推 移 していたが 平 成 22 年 度 以 降 全 国 に 比 べ4~9ポイント 低 くなった 要 因 としては 以 下 のことが 考 えられる 認 知 の 時 期 が 例 年 に 比 べ 第 2 3 期 ( 年 度 後 半 )に 多 い 傾 向 にあったこと 問 題 がこじれたり 解 消 が 困 難 になったりしてから 認 知 される 傾 向 があった こと 中 学 校 の 解 消 率 は 80%から 90% 程 度 で 推 移 し 全 国 の 解 消 率 を 上 回 っている 学 校 では いじめと 認 知 した 場 合 は 生 徒 指 導 に 係 る 組 織 的 な 対 応 を 強 化 して 解 決 に 当 たっていることが 考 えられる 小 中 学 校 ともに 継 続 支 援 中 の 事 案 も 含 め 解 消 されていない 事 案 について は 追 跡 調 査 を 行 っている いじめの 解 消 率 ( 小 学 校 ) (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 86.2 81.9 85.3 82.4 84.4 82.5 82.7 81.6 81.2 82.3 78.4 72.6 90.8 87.0 74.8 60.0 50.0 いじめの 解 消 率 ( 中 学 校 ) (%) 100.0 90.0 80.0 70.0 60.0 90.3 88.7 83.3 86.7 86.4 80.4 77.9 77.3 77.0 77.2 76.7 78.5 86.6 84.8 69.3 50.0 4

(3) 県 内 公 立 高 等 学 校 の 分 析 県 内 の 公 立 高 等 学 校 は 例 年 全 国 平 均 より 解 消 率 が 若 干 低 い これは 各 学 校 で いじめの 現 象 が 消 失 し いじめた 側 もいじめられた 側 も 納 得 しているもの の 経 過 観 察 が 必 要 と 判 断 し 一 定 の 解 消 が 図 られたが 継 続 支 援 中 として 慎 重 に 対 応 しているためと 考 えられる 近 年 最 高 の 認 知 件 数 を 示 した 平 成 24 年 度 は 解 消 率 も 93.7%と 大 きく 上 昇 した このことは アンケート 実 施 後 きめ 細 かな 個 別 面 談 や 相 談 を 繰 り 返 し 行 い 解 決 するまで 見 届 けてきたことが 要 因 として 考 えられる いじめの 解 消 率 ( 高 等 学 校 ) (%) 100.0 90.0 80.0 88.7 76.6 93.7 77.7 80.3 78.9 90.3 76.9 70.0 60.0 76.7 70.8 71.9 79.5 70.5 76.0 68.2 50.0 5

3 いじめ 発 見 のきっかけの 推 移 (1) 全 国 と 県 全 体 ( 小 中 高 の 計 )の 比 較 全 国 的 にみると 学 校 側 の 発 見 が 約 70%を 占 めているが 本 県 は 学 校 側 の 発 見 と 本 人 保 護 者 からの 訴 えがそれぞれ 40%でほぼ 同 じ 割 合 となっている 平 成 25 年 度 本 県 は 2 月 に 統 一 形 式 のアンケートと 面 談 等 を 実 施 したことに より 学 校 の 取 組 によるいじめ 発 見 の 割 合 が 60%に 上 昇 した いじめ 発 見 のきっかけ( 小 中 高 の 計 ) 13% H24 年 度 県 内 計 23% 10% H24 年 度 全 国 計 5% 16% 22% 21% 16% 21% 53% 16% 4% H25 年 度 県 内 計 7% 13% 60% (2) 県 内 小 中 学 校 の 分 析 平 成 24 年 度 小 学 校 では 保 護 者 からの 訴 えが 35% 教 職 員 等 が 約 30% 本 人 からの 訴 えは 約 20%となっている 本 人 が 周 りの 大 人 に 対 して いじめに 限 らず 友 人 間 の 様 々な 悩 みや 苦 しみを 訴 え それを 大 人 がいじめと 認 知 して 対 応 している ことが 考 えられる 平 成 24 年 度 中 学 校 では と が 56%で 割 合 が 高 い 一 方 学 校 の 教 職 員 等 による 発 見 が 低 い 傾 向 にある 本 人 及 び 保 護 者 か ら いじめ という 訴 えや 相 談 を 受 けてから 対 応 してきたと 考 えられる 6

アンケート 調 査 など 学 校 の 取 組 による 発 見 は 小 中 学 校 ともに 全 国 を 大 きく 下 回 っている( 参 考 :この 傾 向 は 平 成 24 年 度 以 前 も 同 様 である )が 要 因 とし ては 以 下 のことが 考 えられる これまで アンケート 調 査 は 個 別 面 談 や 個 人 ノート などの 日 記 を 併 用 しつつ 実 施 してきた 学 校 が 多 いが 様 式 や 回 数 時 期 記 名 の 有 無 等 は 各 学 校 に 任 せられてきたこと アンケートには 悩 み 相 談 教 育 相 談 カード 的 な 性 格 の 様 式 もあり 必 ずしも いじめに 特 化 した 質 問 紙 とはなっていなかったこと 平 成 25 年 度 は 発 見 のきっかけの 60% 弱 が アンケート 調 査 など 学 校 の 取 組 に よるものとなった この 要 因 としては 以 下 のことが 考 えられる 県 の 統 一 形 式 のアンケートは 原 則 無 記 名 で いじめの 態 様 ごとに をつける だけにしたことで 安 心 していじめを 訴 えることができるようになったこと いじめ 発 見 に 特 化 したアンケート 調 査 が 機 能 し 積 極 的 に 認 知 し 適 切 に 対 応 する 組 織 的 な 取 組 や 体 制 の 整 備 につながったこと いじめ 発 見 のきっかけ( 県 内 小 学 校 ) H24 年 度 県 内 小 学 校 15% 28% H25 年 度 県 内 小 学 校 4% 7% 23% 35% 19% 3% 9% 57% いじめ 発 見 のきっかけ( 県 内 中 学 校 ) H24 年 度 県 内 中 学 校 17% 22% H25 年 度 県 内 中 学 校 7% 12% 6% 27% 5% 20% 55% 29% 7

(3) 県 内 公 立 高 等 学 校 の 分 析 平 成 25 年 度 における 認 知 件 数 及 び 割 合 から 考 えても アンケート 調 査 はいじめ の 実 態 把 握 に 有 効 な 手 段 であり 実 施 によって 生 徒 はいじめを 訴 えやすくなって いる 今 後 調 査 がマンネリ 化 したり 生 徒 自 身 が 意 味 のない 調 査 であると 判 断 した りすることのないよう 絶 えず 工 夫 改 善 することが 必 要 である いじめ 発 見 のきっかけ( 県 内 高 等 学 校 ) 14% H24 年 度 県 内 高 等 学 校 6% 18% 3% H25 年 度 県 内 高 等 学 校 1% 3% 5% 13% 59% 78% 8

4 いじめの 態 様 の 推 移 (1) 全 国 と 県 全 体 ( 小 中 高 の 計 )の 比 較 いじめの 態 様 ( 複 数 回 答 )は 全 国 的 に 見 ると 冷 やかしからかい が 最 も 多 く 60% 以 上 を 占 めている 次 いで 軽 くぶつかる 仲 間 はずれ 無 視 がそれぞれ 約 20%という 結 果 である このことは 本 県 でも 概 ね 同 様 である ( 参 考 : 経 年 的 に 見 ても 同 様 の 傾 向 ) その 中 で 本 県 では 件 数 は 少 ないものの 全 体 の 割 合 から 見 るとパソコンや 携 帯 電 話 等 によるいじめが 全 国 に 比 べ1~5ポイントほど 高 い 傾 向 にある いじめの 態 様 ( 小 中 高 の 計 ) いじめの 態 様 H24 年 度 県 内 計 いじめの 態 様 H24 年 度 全 国 計 \1 4.7 2.7 9.3 8.0 6.9 3.1 18.9 18.9 54.3 \1 冷 やかしやからかい 悪 口 や 脅 し 文 句 嫌 なことを 64.3 言 われる 仲 間 はずれ 集 21.4 団 による 無 視 をされる 軽 くぶつかられたり 21.3 遊 ぶふりをして 叩 かれたり 蹴 られたりする ひどくぶつかられたり 8.4 叩 かれたり 蹴 られたりする 金 3.1 品 をたかられる 金 品 を 8.6 隠 されたり 盗 まれたり 壊 されたりする 嫌 なことや 8.7 恥 ずかしいこと 危 険 なことをされたり させられたりする パソコンや 3.9 携 帯 電 話 等 で 誹 謗 中 傷 やいやなことをされる その 4.0他 冷 やかしやからかい 悪 口 や 脅 し 文 句 嫌 なことを 言 われる 仲 間 はずれ 集 団 による 無 視 をされる 軽 くぶつかられたり 遊 ぶふりをして 叩 かれたり 蹴 られたりする ひどくぶつかられたり 叩 かれたり 蹴 られたりする 金 品 をたかられる 金 品 を 隠 されたり 盗 まれたり 壊 されたりする 嫌 なことや 恥 ずかしいこと 危 険 なことをされたり させられたりする パソコンや 携 帯 電 話 等 で 誹 謗 中 傷 やいやなことをされる 0.0 20.0 40.0 60.0 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 いじめの 態 様 H25 年 度 県 内 計 \1 5.2 2.1 7.4 6.1 4.7 3.0 15.6 22.3 59.2 冷 やかしやからかい 悪 口 や 脅 し 文 句 嫌 なことを 言 われる 仲 間 はずれ 集 団 による 無 視 をされる 軽 くぶつかられたり 遊 ぶふりをして 叩 かれたり 蹴 られたりする ひどくぶつかられたり 叩 かれたり 蹴 られたりする 金 品 をたかられる 金 品 を 隠 されたり 盗 まれたり 壊 されたりする 嫌 なことや 恥 ずかしいこと 危 険 なことをされたり させられたりする パソコンや 携 帯 電 話 等 で 誹 謗 中 傷 やいやなことをされる 0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 (2) 県 内 小 中 学 校 の 分 析 小 中 学 校 ともに いじめの 態 様 ごとの 割 合 は 全 国 との 比 較 でも 大 きな 違 い は 見 られない ( 参 考 : 経 年 的 に 見 ても 同 様 の 傾 向 ) いじめの 態 様 の 中 で ひどくぶつかる や 金 品 をたかられる 金 品 を 隠 され る 嫌 なこと 危 険 なことをさせられる 等 は 犯 罪 行 為 につながる 事 案 であり いじめか 否 かに 関 わらず 許 されるものではないことを 指 導 していく 必 要 がある 児 童 生 徒 が 言 い 出 しにくく 大 人 から 見 えにくいいじめを 積 極 的 に 認 知 し 確 実 な 解 消 に 向 け 保 護 者 や 関 係 機 関 等 と 連 携 しながら 丁 寧 に 対 応 していく 必 要 がある 9

(3) 県 内 公 立 高 等 学 校 の 分 析 冷 やかしやからかい 仲 間 はずれ 集 団 による 無 視 軽 くぶつかられる などのいじめの 態 様 が 多 くを 占 めるなどは 全 国 と 同 様 の 傾 向 を 示 している パソコンや 携 帯 電 話 等 で 誹 謗 中 傷 や 嫌 なことをされる の 件 数 が 小 中 学 校 よりも 多 く 平 成 25 年 度 の 件 数 は 前 年 比 4 倍 増 となっている LINE 等 のSNS 内 でのいじめは 外 部 には 見 えにくい 反 面 送 信 内 容 がス マートフォンや 携 帯 電 話 内 に 残 るため いじめられた 生 徒 が 訴 えれば 明 らかな いじめの 証 拠 となりうる このことを 生 徒 に 理 解 させた 上 で いじめを 訴 えやす い 環 境 をつくるとともに 加 害 生 徒 に 対 して 毅 然 とした 指 導 を 行 う 必 要 がある 10