MRI標準テンプレート



Similar documents
<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

<4D F736F F D20328FCD5F8F5A82DC82A282DC82BF82C382AD82E882CC89DB91E8>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>


Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

表紙

16 日本学生支援機構

Microsoft Word - 目次.doc

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

スライド 1

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている


130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

<4D F736F F D2090BC8BBB959491BA8F5A91EE8A C52E646F63>

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

Microsoft Word - 本編2-3.doc

市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

m07 北見工業大学 様式①

<92508F838F578C A2E786C73>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

スライド 1


有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

スライド 1

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

●幼児教育振興法案

別紙3

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

人事行政の運営状況の報告について

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

資 料 町 内 アンケート 調 査 結 果 概 要 1. 調 査 方 法 調 査 対 象 者 : 町 内 に 居 住 する 15 歳 以 上 の 男 女 抽 出 方 法 : 無 作 為 に 抽 出 配 布 回 収 方 法 : 郵 送 配 布 郵 送 回 収 実 施 期 間 : 平 成 2

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

文化政策情報システムの運用等

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

官報掲載【セット版】

個人住民税徴収対策会議

3 体 制 整 備 等 (1) 全 ての 特 定 事 業 主 が 共 同 して 取 組 むものとする () 総 務 部 人 事 管 理 室 人 事 課 を 計 画 推 進 の 主 管 課 とし 全 ての 市 職 員 により 推 進 する (3) 実 施 状 況 を 把 握 し 計 画 期 間 中 で

第7章

Microsoft Word - 資料3(用途)

主要生活道路について

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

H28【滋賀県】滋賀県地域住宅計画(第3期)

Taro-H19退職金(修正版).jtd

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4%

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

調査結果の概要

Microsoft Word - H25年度の概要

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

39_1

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

京成成田駅東口地区地区計画運用基準

市街化区域と市街化調整区域との区分

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

1 口 速 報 集 計 について 県 において 国 に 提 出 した 調 査 書 をもとに 速 報 値 として 集 計 したものである したがって 国 における 審 査 の 結 果 次 第 では 国 がこの2 月 に 公 表 する 予 定 の 口 速 報 集 計 値 と 一 致 しないことがある ま

Microsoft Word - Łsfi®”YŠ¬™Ê‰Æ.doc

国 宝 重 要 文 化 財 美 術 工 芸 品 建 造 物 計 美 術 工 芸 品 建 造 物 計 東 京 , ,329 神 奈 川 千 葉 埼 玉 京 都 20

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

公表表紙


Taro-07-1提言概要.jtd

Taro-01 議案概要.jtd

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

2. 住 宅 の 建 て 方 構 造 中 野 区 と 23 区 の 住 宅 の 建 て 方 構 造 階 級 別 の 住 宅 割 合 ( 平 成 15 年 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 中 野 区 中 野 区 23 区 平 均 23 区 平 均 木 造 防 火 木 造 非 木 造 木 造 防 火

スライド 1

財政再計算結果_色変更.indd

東京事務所BCP【実施要領】溶け込み版

<4D F736F F D2088B089AE95F18D908F C8E DA8E9F >

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

Transcription:

外 国 人 ビジネスパーソンの 都 市 オフィス 居 住 環 境 に 関 するニーズ 調 査 報 告 書 2015 年 10 月 一 般 社 団 法 人 不 動 産 協 会

目 次 1. 調 査 の 概 要... 1 1.1 目 的... 1 1.2 業 務 内 容... 1 1.2.1 都 市 の 国 際 競 争 力 にかかる 既 往 調 査 のレビュー... 1 1.2.2 外 国 人 ビジネスパーソンアンケート 調 査 の 実 施... 1 2. 都 市 の 国 際 競 争 力 にかかる 既 往 調 査 のレビュー... 2 2.1 最 近 の 外 資 系 企 業 の 立 地 動 向... 2 2.1.1 我 が 国 の 外 資 系 企 業 立 地 数 の 推 移... 2 2.1.2 地 域 別 の 外 資 系 企 業 立 地 状 況... 3 2.1.3 外 資 系 企 業 の 業 種 本 社 所 在 国... 4 2.1.4 アジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点... 5 2.2 東 京 の 評 価 とニーズ... 6 2.2.1 都 市 の 総 合 的 なランキングにみる 東 京 の 順 位... 6 2.2.2 東 京 の 強 み 弱 み... 8 2.3 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用... 13 2.3.1 高 度 外 国 人 人 材 の 採 用 状 況... 13 2.3.2 高 度 外 国 人 人 材 の 将 来 の 働 き 方 への 要 望... 15 2.4 外 国 人 の 都 市 オフィス 居 住 に 対 するニーズ... 17 2.4.1 居 住 環 境 や 住 まいに 対 するニーズ... 17 2.4.2 生 活 全 般 に 対 するニーズ... 18 2.4.3 都 市 環 境 やビジネス 環 境... 19 3. 外 国 人 ビジネスパーソンアンケート 調 査 の 実 施... 22 3.1 調 査 概 要... 22 3.1.1 調 査 目 的... 22 3.1.2 調 査 内 容... 22 3.1.3 調 査 方 法... 22 3.1.4 回 収 結 果... 22 3.2 調 査 結 果... 23 3.2.1 回 答 者 の 概 要... 23 3.2.2 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 と 東 京 との 比 較 及 び 魅 力 向 上 策... 30 3.2.3 日 本 での 生 活 や 仕 事 における 外 国 人 ビジネスマンのニーズや 課 題... 56 3.2.4 住 まい 居 住 環 境 に 関 する 外 国 人 ビジネスマンのニーズや 課 題... 68 添 付 資 料 1 2006 年 調 査 との 比 較 考 察... 74 添 付 資 料 2 アンケート 調 査 票 ( 和 文 )... 90 添 付 資 料 3 アンケート 調 査 票 ( 英 文 )... 109

1. 調 査 の 概 要 1.1 目 的 一 般 社 団 法 人 不 動 産 協 会 では 2006 年 に 外 国 人 ビジネスマンの 都 市 オフィス 居 住 環 境 に 関 するニーズ 調 査 を 実 施 した 以 来 約 10 年 が 経 過 し 都 市 間 のグローバルな 競 争 が 激 しくなる 中 東 京 をはじめとする 我 が 国 大 都 市 の 置 かれた 環 境 も 変 化 している 本 調 査 は 2006 年 に 実 施 した 調 査 以 降 の 国 際 競 争 の 中 にある 東 京 等 の 我 が 国 大 都 市 の 現 況 や 強 み 弱 み 等 を 既 往 調 査 から 把 握 するとともに 外 国 人 ビジネスパーソンを 対 象 にし た 同 様 のアンケート 調 査 を 実 施 する それらを 踏 まえ 昨 今 の 我 が 国 大 都 市 に 対 する 住 む 働 く 憩 う 等 に 対 する 外 国 人 ビジネスパーソンのニーズを 把 握 し 国 際 競 争 力 強 化 に 向 けた 取 り 組 みを 考 察 するための 基 礎 資 料 として 取 りまとめることを 目 的 とした 1.2 業 務 内 容 本 調 査 は 既 往 調 査 のレビューと 外 国 人 ビジネスパーソンを 対 象 としたアンケート 調 査 で 構 成 される 1.2.1 都 市 の 国 際 競 争 力 にかかる 既 往 調 査 のレビュー 東 京 に 外 資 系 企 業 が 進 出 する 際 に 求 められる 事 項 国 際 競 争 力 強 化 に 関 する 既 存 の 国 の 施 策 検 討 資 料 等 を 収 集 整 理 する 1.2.2 外 国 人 ビジネスパーソンアンケート 調 査 の 実 施 外 国 人 ビジネスパーソンの 都 市 オフィス 居 住 環 境 に 対 するニーズを 把 握 するため 主 として 東 京 在 住 の 外 国 人 ビジネスパーソンに 対 し アンケート 調 査 を 実 施 する なお 2006 年 に 当 協 会 が 実 施 した 同 様 のアンケート 調 査 を 基 本 としつつ 社 会 情 勢 の 変 化 等 を 考 慮 し 調 査 項 目 の 改 定 を 行 う 1

2. 都 市 の 国 際 競 争 力 にかかる 既 往 調 査 のレビュー アジア 地 域 の 著 しい 経 済 成 長 に 伴 い アジア 地 域 における 都 市 間 競 争 は 激 しさを 増 してい る 多 面 的 な 評 価 軸 で 都 市 の 競 争 力 を 評 価 したランキングでも アジアの 都 市 が 東 京 を 追 い かけ 著 しい 成 長 を 続 けていることが 分 析 されており ビジネス 分 野 では シンガポール 香 港 などの 存 在 がアジア 地 域 で 非 常 に 高 まってきている ここでは 東 京 を 中 心 に 国 際 競 争 力 に 係 る 既 往 調 査 を 収 集 分 析 し 東 京 の 強 み 弱 みを 把 握 するとともに 外 資 系 企 業 の 誘 致 や 外 国 人 ビジネスパーソンの 生 活 環 境 等 に 求 められる ニーズを 整 理 する 2.1 最 近 の 外 資 系 企 業 の 立 地 動 向 我 が 国 における 外 資 系 企 業 の 立 地 動 向 を 統 計 調 査 等 を 用 い 分 析 した 2.1.1 我 が 国 の 外 資 系 企 業 立 地 数 の 推 移 経 済 産 業 省 調 査 によれば 我 が 国 には 約 6,000 社 の 外 資 系 企 業 が 立 地 しており 緩 や かな 増 加 傾 向 にある 調 査 回 答 が 得 られた 企 業 数 を 母 数 とする 中 では 我 が 国 に 立 地 する 外 資 系 企 業 の 2/3 は 東 京 都 内 に 所 在 する 2013 年 時 点 で 東 京 都 内 には 約 2,130 社 全 国 で 約 3,150 社 が 立 地 している 上 位 10 位 都 道 府 県 の 総 数 は 全 体 の 94%を 占 めている 図 2-1 外 資 系 企 業 立 地 数 の 推 移 7000 6000 外 国 企 業 数 ( 社 ) 5000 4000 3000 2000 1000 0 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 注 ) 本 調 査 の 対 象 とする 外 資 系 企 業 の 定 義 は 以 下 の 通 り 毎 年 3 月 末 時 点 で 以 下 の 条 件 を 満 たす 企 業 及 び 当 該 年 度 中 に 条 件 を 満 たしていた 企 業 外 国 投 資 家 が 株 式 又 は 持 分 の 3 分 の 1 超 を 所 有 している 企 業 外 国 投 資 家 が 株 式 又 は 持 分 の 3 分 の 1 超 を 所 有 している 国 内 法 人 が 出 資 する 企 業 であって 外 国 投 資 家 の 直 接 出 資 比 率 及 び 間 接 出 資 比 率 の 合 計 が 当 該 企 業 の 株 式 又 は 持 分 の 3 分 の 1 超 となる 企 業 上 記 1 2 いずれの 場 合 も 外 国 側 筆 頭 出 資 者 の 出 資 比 率 が 10% 以 上 である 企 業 出 所 ) 経 済 産 業 省 外 資 系 企 業 動 向 調 査 より 作 成 2

図 2-2 都 道 府 県 別 外 資 系 企 業 立 地 割 合 (2013 年 度 ) 2% 2%2% 6% 3% 5% 9% 68% 東 京 都 神 奈 川 県 大 阪 府 兵 庫 県 愛 知 県 千 葉 県 埼 玉 県 静 岡 県 福 岡 県 茨 城 県 その 他 出 所 ) 経 済 産 業 省 < 速 報 > 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 ) より 作 成 2.1.2 地 域 別 の 外 資 系 企 業 立 地 状 況 外 資 系 企 業 の 本 社 所 在 地 は 東 京 都 港 区 (795 社 25.6%) 東 京 都 千 代 田 区 (516 社 16.6%) 東 京 都 中 央 区 (232 社 7.5%)の 東 京 都 心 3 区 に 全 体 の 約 5 割 が 集 中 している 表 2-1 外 資 系 企 業 の 本 社 所 在 地 ベスト 30(2014 年 版 ) 都 市 名 社 数 都 市 名 社 数 1 東 京 都 港 区 795 16 千 葉 県 千 葉 市 24 2 東 京 都 千 代 田 区 516 17 東 京 都 大 田 区 23 3 東 京 都 中 央 区 232 18 東 京 都 墨 田 区 19 4 東 京 都 渋 谷 区 180 18 愛 知 県 名 古 屋 市 19 5 神 奈 川 県 横 浜 市 176 20 東 京 都 中 野 区 18 6 東 京 都 品 川 区 160 20 東 京 都 豊 島 区 18 7 東 京 都 新 宿 区 148 22 神 奈 川 県 相 模 原 市 13 8 大 阪 府 大 阪 市 84 23 東 京 都 杉 並 区 11 9 兵 庫 県 神 戸 市 65 23 埼 玉 県 さいたま 市 11 10 東 京 都 江 東 区 56 25 埼 玉 県 川 口 市 9 11 東 京 都 文 京 区 42 25 神 奈 川 県 厚 木 市 9 12 東 京 都 目 黒 区 40 25 大 阪 府 吹 田 市 9 13 神 奈 川 県 川 崎 市 38 28 神 奈 川 県 平 塚 市 8 14 東 京 都 台 東 区 37 29 東 京 都 板 橋 区 6 15 東 京 都 世 田 谷 区 25 29 広 島 県 広 島 市 6 29 福 岡 県 福 岡 市 6 注 ) 東 洋 経 済 外 資 系 企 業 総 覧 2014 年 版 より 集 計 収 録 会 社 数 は 3,107 社 3

2.1.3 外 資 系 企 業 の 業 種 本 社 所 在 国 国 内 の 外 資 系 企 業 の 業 種 は 卸 売 業 やサービス 業 の 割 合 が 大 きい ヨーロッパ 系 企 業 やアジア 系 企 業 の 立 地 数 の 伸 びが 顕 著 である 特 に アジア 系 企 業 は 2006 年 の 447 社 から 2013 年 には 700 社 と 急 増 しており 約 1.6 倍 となった 一 方 アメリカ 系 企 業 の 立 地 は 停 滞 あるいは 減 少 傾 向 にある 図 2-3 業 種 別 外 資 系 企 業 割 合 (2013 年 度 ) 出 所 ) 経 済 産 業 省 < 速 報 > 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 ) より 作 成 表 2-2 母 国 籍 別 及 び 業 種 別 構 成 比 ( 社 ) 1,600 1,400 1,399 1,200 1,000 800 600 400 200 0 1,135 969 875 700 447 114 176 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 アメリカ 系 企 業 アジア 系 企 業 ヨーロッパ 系 企 業 その 他 出 所 ) 経 済 産 業 省 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2007~2014 年 調 査 ) 4

2.1.4 アジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点 我 が 国 に 立 地 している 外 資 系 企 業 のうち アジア オセアニア 地 域 における 地 域 統 括 拠 点 は シンガポール 339 社 中 国 283 社 香 港 215 社 日 本 95 社 であった シン ガポールにアジア オセアニアの 地 域 統 括 拠 点 を 置 いていると 回 答 した 外 資 系 企 業 の 割 合 が 高 い また 前 年 の 調 査 結 果 となるが 進 出 年 次 別 からも シンガポールや 中 国 への 地 域 統 括 拠 点 の 集 中 が 続 いている 状 況 にある 全 産 業 表 2-3 海 外 親 会 社 ( 外 国 側 筆 頭 出 資 者 )が 設 置 するアジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点 (2013 年 度 ) 日 本 中 国 香 港 台 湾 韓 国 インド 注 ) 上 表 は 調 査 時 点 で 日 本 に 立 地 する 外 資 系 企 業 に 調 査 票 を 配 布 し アジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点 の 場 所 を 尋 ねたものである 例 えば 調 査 対 象 となった 外 資 系 企 業 が 地 域 統 括 拠 点 であった 場 合 日 本 という 回 答 となる 出 所 ) 経 済 産 業 省 < 速 報 > 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 ) シンガ ポール ( 単 位 : 社 拠 点 ) オースト ラリア その 他 95 283 215 48 46 49 339 70 237 製 造 業 20 66 26 8 8 11 53 8 43 非 製 造 業 75 217 189 40 38 38 286 62 194 ( 注 1) 海 外 親 会 社 が 設 置 している 調 査 対 象 企 業 以 外 のアジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点 を 国 地 域 別 に 集 計 ( 注 2) 国 地 域 別 の 統 括 拠 点 数 は 複 数 回 答 のため 延 べ 数 ( 注 3)1 つの 海 外 親 会 社 に 対 し その 子 会 社 及 び 孫 会 社 の 両 方 から 回 答 がある 場 合 は 重 複 を 排 除 している 図 2-4 進 出 時 期 別 外 資 系 企 業 のアジア オセアニア 地 域 統 括 拠 点 数 (2012 年 度 ) 注 ) 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 )は 2015 年 6 月 時 点 で 速 報 版 しか 公 開 されておらず 進 出 時 期 を 把 握 することができない 上 図 は 前 年 の 第 47 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 に 基 づくもの である 出 所 ) 国 土 交 通 省 大 都 市 戦 略 検 討 委 員 会 ( 第 2 回 ) 資 料 2-2 参 考 資 料 ( 平 成 27 年 3 月 )より 引 用 5

2.2 東 京 の 評 価 とニーズ 2.2.1 都 市 の 総 合 的 なランキングにみる 東 京 の 順 位 一 般 財 団 法 人 森 記 念 財 団 都 市 戦 略 研 究 所 が 2014 年 10 月 に 発 表 した 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング Global Power City Index-2014 によれば 東 京 の 総 合 的 なポジシ ョンは ロンドン ニューヨーク パリに 次 ぐ 第 4 位 である Global Power City Index-2014 の 結 果 概 要 東 京 は 昨 年 に 引 き 続 き 4 位 となったが 弱 みであった 文 化 交 流 分 野 において は 8 位 から 6 位 へと 上 昇 した これは 外 国 人 旅 行 者 数 の 大 幅 な 増 加 等 による ものである 2013 年 には 東 京 における 外 国 人 旅 行 者 数 が 680 万 人 を 超 え 海 外 からの 訪 問 者 数 が 向 上 したことに 加 え 国 際 コンベンション 開 催 件 数 ユネスコ 世 界 遺 産 ハイクラスホテル 客 室 数 などの 指 標 も 東 京 のスコアを 押 し 上 げた といえる 東 京 は 市 場 の 魅 力 や 交 通 利 便 性 などの 指 標 グループ において 弱 みを 抱 えているが 今 後 は 五 輪 開 催 を 契 機 とした 都 市 力 向 上 の 動 きが 期 待 されており 将 来 的 に 総 合 ランキング 3 位 のパリを 抜 く 可 能 性 がある 総 合 ランキング 上 位 のシンガポール(5 位 )とソウル(6 位 )が いずれも 昨 年 に 続 きスコアを 上 昇 東 京 (4 位 )との 差 を 縮 めた シンガポールはコンテンツ 輸 出 額 ソウルはユネスコ 世 界 遺 産 の 指 標 を 伸 ばすなど 両 都 市 ともに 文 化 交 流 分 野 のスコアが 上 昇 している 今 年 初 めて 調 査 した 都 市 の 感 性 価 値 ( 人 の 感 性 に 訴 える 力 ) を 加 味 したラ ンキング(GPCI+)では 東 京 が 総 合 ランキングで 3 位 となった 東 京 は 感 性 価 値 指 標 である 公 共 の 場 における 安 心 感 住 民 の 親 切 さ 国 際 空 港 の 定 時 運 航 率 移 動 の 快 適 性 に 関 して 高 い 評 価 を 得 た これは 東 京 が 安 全 安 心 の 面 で 優 れていることや おもてなし の 言 葉 に 代 表 さ れるようなホスピタリティ また 公 共 交 通 の 正 確 性 が 優 れていることを 示 しているといえる 下 線 は 加 筆 出 所 ) 一 般 財 団 法 人 森 記 念 財 団 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング Global Power City Index-2014 プレスリリ ースより 引 用 6

世 界 の 都 市 総 合 ランキングの 2008 年 から 2014 年 のランクの 推 移 を 見 ると シンガポ ールをはじめとするアジアの 都 市 が 大 幅 にランクアップしている 東 京 は 第 4 位 と 変 化 はないが 第 5 位 第 6 位 にシンガポール ソウルがランクされており まさに 背 後 に 迫 ってきたという 状 況 にある また 上 位 10 位 にアジアの 都 市 が 4 都 市 ランクされるなど 世 界 都 市 においてアジ アの 都 市 の 成 長 が 目 覚 ましいと 言 えるとともに それ 以 上 にアジアにおける 都 市 の 競 争 が 激 化 したとも 言 える 一 方 経 営 者 の 視 点 でみたランキングによると アジアの 都 市 が 第 2 位 から 第 5 位 を 占 める 結 果 となっている しかし 東 京 は 第 9 位 とビジネス 面 においてはこれら 上 位 都 市 に 後 塵 を 拝 している 図 2-5 世 界 の 都 市 総 合 ランキングの 推 移 注 ) 元 出 典 は 以 下 の 通 り 森 記 念 財 団 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング を 基 に 国 土 交 通 省 都 市 局 作 成 出 所 ) 国 土 交 通 省 大 都 市 戦 略 検 討 委 員 会 ( 第 2 回 ) 資 料 2-1 都 市 の 国 際 競 争 力 都 市 再 生 ( 平 成 27 年 3 月 )より 引 用 7

2.2.2 東 京 の 強 み 弱 み 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング Global Power City Index-2014 によれば 東 京 の 弱 みは 市 場 の 魅 力 法 規 制 リスク 集 客 資 源 居 住 コスト 自 然 環 境 国 際 交 通 ネットワーク 交 通 利 便 性 が 対 象 都 市 の 平 均 を 下 回 っていると 報 告 さ れている 図 2-6 東 京 の 強 み 弱 み ( 参 考 ) 東 京 の 弱 みを 構 成 する 指 標 集 客 資 源 :アーティストの 創 作 環 境 (アンケート 調 査 ) ユネスコ 世 界 遺 産 (100km 圏 ) 文 化 歴 史 伝 統 への 接 触 機 会 (アンケート 調 査 ) 自 然 環 境 : 水 質 都 心 部 の 緑 被 状 況 気 温 の 快 適 性 国 際 交 通 ネットワーク: 国 際 線 直 行 便 就 航 都 市 数 国 際 線 直 行 貨 物 便 就 航 都 市 数 交 通 利 便 性 : 都 心 から 国 際 空 港 までのアクセス 時 間 人 口 当 たり 交 通 事 故 死 亡 者 数 タクシー 運 賃 出 所 ) 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング Global Power City Index 2014 一 般 財 団 法 人 森 記 念 財 団 都 市 戦 略 研 究 所 より 引 用 8

東 京 は 総 合 力 では 第 4 位 にランクされているが 個 別 の 指 標 でみると 比 較 劣 位 な 点 も 多 く 抱 えている 例 えば 経 済 分 野 や 研 究 開 発 分 野 環 境 分 野 は 総 じてみると 優 位 であるが 一 人 当 たりオフィス 面 積 研 究 者 の 交 流 機 会 都 心 の 緑 被 状 況 等 は 低 位 に 位 置 している また 文 化 交 流 分 野 居 住 分 野 交 通 アクセス 分 野 では 低 位 ~ 中 位 に 位 置 する 指 標 も 多 く 見 られる 例 えば 災 害 に 対 する 脆 弱 性 や 都 心 から 国 際 空 港 までの アクセス 時 間 である 表 2-4 東 京 と 海 外 主 要 都 市 との 世 界 の 都 市 総 合 ランキングの 指 標 の 比 較 1 出 所 ) 国 土 交 通 省 大 都 市 戦 略 検 討 委 員 会 ( 第 2 回 ) 資 料 2-1 都 市 の 国 際 競 争 力 都 市 再 生 ( 平 成 27 年 3 月 )より 引 用 9

表 2-5 東京と海外主要都市との世界の都市総合ランキングの指標の比較② 表 2-6 東京と海外主要都市との世界の都市総合ランキングの指標の比較③ 出所 国土交通省大都市戦略検討委員会 第 2 回 資料2 1 27 年 3 月 より引用 10 都市の国際競争力 都市再生 平成

日 本 貿 易 振 興 機 構 ( 以 下 JETRO)の 調 査 によれば 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 とし て ビジネスコストの 高 さ 外 国 語 によるコミュニケーションの 難 しさ 等 が 指 摘 されている 日 本 のビジネスコスト について 更 に 詳 細 に 尋 ねた 質 問 では 約 50%の 企 業 が 税 負 担 や オフィス 事 業 用 地 の 取 得 賃 貸 コスト が 大 きな 負 担 と 回 答 してい る 図 2-7 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 ( 複 数 回 答 : 上 位 4 項 目 ) N=102 ( 単 位 : 社 ) 図 2-8 日 本 のビジネスコスト( 複 数 回 答 : 上 位 3 項 目 ) N=102 ( 単 位 : 社 ) 注 ) 調 査 の 概 要 は 以 下 の 通 り 2003 年 4 月 から 2012 年 12 月 までに JETRO が 支 援 して 日 本 に 進 出 した 外 資 系 企 業 1,048 社 のうち 捕 捉 可 能 な 555 社 に 対 し 2013 年 2~3 月 に 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 についてアンケート 調 査 を 実 施 102 社 から 回 答 を 得 た 出 所 ) 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 に 関 する 外 資 系 企 業 の 声 と 改 善 要 望 日 本 貿 易 振 興 機 構 (JETRO)2013 年 4 月 より 引 用 11

また 行 政 手 続 き 許 認 可 制 度 の 厳 しさ 複 雑 さ については 制 度 の 厳 しさ 等 を 指 摘 する 他 に 行 政 手 続 きの 煩 雑 さ を 指 摘 する 回 答 も 多 い 人 材 確 保 の 厳 しさ としては 約 50%の 企 業 が グローバル 人 材 確 保 の 難 しさ を 指 摘 しており こうした 人 材 面 の 育 成 も 日 本 への 投 資 を 阻 害 する 要 因 となっている 図 2-9 行 政 手 続 き 許 認 可 制 度 の 厳 しさ 複 雑 さ( 複 数 回 答 : 上 位 3 項 目 ) N=102 ( 単 位 : 社 ) 図 2-10 人 材 確 保 の 厳 しさ( 複 数 回 答 : 上 位 3 項 目 ) N=102 ( 単 位 : 社 ) 注 ) 調 査 の 概 要 は 以 下 の 通 り 2003 年 4 月 から 2012 年 12 月 までに JETRO が 支 援 して 日 本 に 進 出 した 外 資 系 企 業 1,048 社 のうち 捕 捉 可 能 な 555 社 に 対 し 2013 年 2~3 月 に 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 についてアンケート 調 査 を 実 施 102 社 から 回 答 を 得 た 出 所 ) 日 本 における 投 資 阻 害 要 因 に 関 する 外 資 系 企 業 の 声 と 改 善 要 望 日 本 貿 易 振 興 機 構 (JETRO)2013 年 4 月 より 引 用 12

2.3 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 日 本 の 企 業 の 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 について 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 修 機 構 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 ( 平 成 25 年 5 月 ) より 傾 向 を 整 理 した なお この 調 査 は 以 下 の 通 り 企 業 調 査 と 個 人 調 査 により 構 成 されている < 参 考 > 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 ( 平 成 25 年 5 月 )の 概 要 企 業 調 査 調 査 対 象 : 総 務 省 平 成 21 年 経 済 センサス の 産 業 規 模 の 分 布 をもとに 民 間 の 調 査 会 社 の 企 業 データベースから 抽 出 した 10,915 社 調 査 方 法 : 質 問 紙 を 用 いた 通 信 調 査 調 査 機 関 :2013 年 1 月 10~2013 年 1 月 29 日 回 収 数 :1,339 通 回 収 率 :12.3% 個 人 調 査 調 査 対 象 : 日 本 の 企 業 ( 在 日 外 資 系 企 業 を 含 む)で 働 く 高 度 外 国 人 材 日 本 の 国 籍 を 有 しない 者 ( 入 管 特 例 法 における 特 別 永 住 者 を 除 く)で 日 本 国 内 および 海 外 の 大 学 大 学 院 以 上 の 最 終 学 歴 を 有 する 者 またはそれに 相 当 する 実 績 をあ げている 外 国 人 在 留 資 格 研 究 ( 企 業 内 の 研 究 職 ) 技 術 人 文 知 識 国 際 業 務 投 資 経 営 法 律 会 計 業 務 企 業 内 転 勤 の 外 国 人 調 査 方 法 : 企 業 調 査 票 に 個 人 調 査 票 3 通 を 同 封 総 務 人 事 担 当 者 を 通 じて 高 度 外 国 人 材 に 配 布 回 収 は 回 答 者 本 人 から 直 接 郵 送 回 収 数 :351 通 2.3.1 高 度 外 国 人 人 材 の 採 用 状 況 外 国 人 の 高 度 人 材 の 採 用 実 績 があると 回 答 した 348 社 のうち 約 1 割 が 採 用 人 数 を 増 やす 約 1 割 が 現 状 維 持 約 5 割 が 必 要 に 応 じて 採 用 と 多 くの 企 業 が 高 度 外 国 人 人 材 の 採 用 に 前 向 きである 本 調 査 結 果 では 多 くの 企 業 がアジア 人 材 を 受 け 入 れており 中 国 国 籍 者 ( 台 湾 除 く) を 雇 用 している 企 業 は 高 度 外 国 人 人 材 を 雇 用 している 企 業 の 約 7 割 に 上 る 13

図 2-11 過 去 3 年 間 の 採 用 実 績 (N=1,338) 図 2-12 今 後 の 高 度 外 国 人 材 の 採 用 見 込 み(N=333) 図 2-13 高 度 外 国 人 材 の 出 身 国 ( 複 数 回 答 N=308) 最 も 人 数 が 多 い 国 地 域 (N=275) 出 所 ) 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 修 機 構 ( 平 成 25 年 5 月 )より 引 用 14

2.3.2 高 度 外 国 人 人 材 の 将 来 の 働 き 方 への 要 望 現 在 の 会 社 でずっと 働 くつもり が 4 割 以 上 など 回 答 者 の 6 割 以 上 が 日 本 での 就 労 継 続 を 希 望 している ずっと 日 本 で 働 く も 2 割 に 上 るなど 日 本 での 従 業 意 向 は 高 い 以 上 のことから 少 なくとも 外 国 人 の 高 度 人 材 の 採 用 実 績 を 持 つ 企 業 は 今 後 も 高 度 外 国 人 人 材 の 採 用 に 前 向 きであり 外 国 人 従 業 者 も 日 本 での 従 業 意 向 は 高 いと 言 える 図 2-14 将 来 の 働 き 方 の 希 望 (N=334) 出 所 ) 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 修 機 構 ( 平 成 25 年 5 月 )より 引 用 < 参 考 > 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 における 回 答 企 業 属 性 図 2-15 業 種 出 所 ) 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 修 機 構 ( 平 成 25 年 5 月 )より 引 用 15

図 2-16 資 本 金 (N=1,338) 図 2-17 株 式 公 開 (N=1,338) 図 2-18 海 外 展 開 (N=1,338) 出 所 ) 企 業 における 高 度 外 国 人 材 の 受 入 と 活 用 に 関 する 調 査 独 立 行 政 法 人 労 働 政 策 研 修 機 構 ( 平 成 25 年 5 月 )より 引 用 16

2.4 外 国 人 の 都 市 オフィス 居 住 に 対 するニーズ 2.4.1 居 住 環 境 や 住 まいに 対 するニーズ 東 京 都 が 国 家 戦 略 特 区 構 想 として 公 開 した 提 案 書 によれば 外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくりの 取 り 組 みとして 以 下 4 点 が 示 されている 都 心 部 におけるレジデンスや 教 育 医 療 機 能 などが 外 国 人 が 求 める 居 住 環 境 と 想 定 される 表 2-7 外 国 人 が 暮 らしやすい 都 市 づくり 外 国 人 の 生 活 環 境 整 備 のための 土 地 利 用 規 制 への 柔 軟 な 対 応 都 心 部 において レジデンス 機 能 学 校 施 設 医 療 施 設 の 導 入 を 図 る 民 間 プロジェク トに 対 し 容 積 率 を 緩 和 インターナショナルスクールの 充 実 学 校 校 舎 の 所 有 要 件 等 の 緩 和 ( 都 による 規 制 緩 和 ) 海 外 トップスクールの 誘 致 及 びインターナショナルスクールに 対 する 法 人 の 寄 付 税 制 の 創 設 ( 税 制 ) 外 国 人 向 け 医 療 環 境 の 充 実 外 国 人 患 者 対 応 指 導 等 外 国 人 医 師 の 臨 床 修 練 制 度 の 対 象 の 拡 充 ( 規 制 緩 和 ) JCI 認 証 取 得 に 向 けた 支 援 制 度 の 創 設 外 国 語 対 応 救 急 隊 員 の 養 成 ( 都 の 独 自 取 組 ) 生 活 コンシェルジュの 配 置 外 国 人 に 対 する 情 報 提 供 やサービスを 提 供 する 生 活 コンシェルジュを 配 置 図 2-19 外 国 人 の 生 活 環 境 整 備 のための 土 地 利 用 規 制 への 柔 軟 な 対 応 出 所 ) 東 京 都 国 家 戦 略 特 区 提 案 書 ( 平 成 25 年 9 月 ) より 引 用 17

2.4.2 生 活 全 般 に 対 するニーズ 対 日 直 接 投 資 推 進 会 議 が 決 定 した 外 国 企 業 の 日 本 への 誘 致 に 向 けた 5 つの 約 束 (2015 年 3 月 ) によれば 今 後 取 り 組 むべき 課 題 として 身 の 回 りの 多 言 語 表 記 や 多 言 語 へのアクセス 性 向 上 (WEB) 教 育 環 境 の 充 実 があげられている 図 2-20 外 国 企 業 の 日 本 への 誘 致 に 向 けた 5 つの 約 束 (2015 年 3 月 ) 出 所 ) 対 日 直 接 投 資 推 進 会 議 決 定 外 国 企 業 の 日 本 への 誘 致 に 向 けた5つの 約 束 (2015 年 3 月 17 日 ) よ り 引 用 東 京 都 が 国 家 戦 略 特 区 構 想 として 公 開 した 提 案 書 によれば 東 京 の 国 際 化 を 目 指 して 以 下 5 点 に 取 り 組 むことが 示 されている 表 2-8 24 時 間 活 動 する 国 際 都 市 としての 環 境 整 備 総 合 的 な 交 通 体 系 の 整 備 都 営 バス 六 本 木 渋 谷 間 等 の 終 夜 運 行 地 下 鉄 の 運 行 時 間 の 拡 大 地 下 鉄 の 一 元 化 時 間 市 場 開 発 の 推 進 美 術 館 コンサートホール 等 の 集 客 施 設 の 開 館 時 間 の 延 長 国 家 戦 略 としての 標 準 時 間 2 時 間 前 倒 し の 検 討 ( 米 ニューヨーク 市 場 が 終 わ る 時 にアジア 最 大 の 東 京 市 場 が 開 くようにして 外 資 系 金 融 機 関 のアジア 拠 点 を 香 港 やシンガポールから 日 本 に 呼 び 戻 すことを 狙 った 施 策 ) 外 国 通 貨 を 使 いやすい 環 境 整 備 海 外 発 行 キャッシュカードで 利 用 可 能 な ATM の 拡 充 外 貨 両 替 業 務 に 関 する 報 告 義 務 の 緩 和 ( 規 制 緩 和 ) MICE IR の 整 備 カジノに 係 る 法 整 備 とカジノ 開 設 エリアとしての 指 定 ( 規 制 緩 和 ) 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピックを 見 据 えた 環 境 整 備 出 所 ) 東 京 都 国 家 戦 略 特 区 提 案 書 ( 平 成 25 年 9 月 ) より 作 成 18

2.4.3 都 市 環 境 やビジネス 環 境 経 済 産 業 省 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 ) によれば 日 本 で 事 業 活 動 を 行 う 上 でのビジネスの 魅 力 は 所 得 水 準 が 高 く 製 品 サービスの 顧 客 ボリュームが 大 きい インフラ( 交 通 エネルギー 情 報 通 信 等 )が 充 実 している が 5 割 を 超 えている 日 本 で 事 業 活 動 を 行 う 上 での 阻 害 要 因 は ビジネスコストの 高 さ が 最 も 大 きく 日 本 市 場 の 閉 鎖 性 特 殊 性 が 続 く 図 2-21 日 本 で 事 業 展 開 する 上 での 魅 力 ( 複 数 回 答 : 上 位 5つまで) 出 所 ) 経 済 産 業 省 < 速 報 > 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 )の 概 況 より 引 用 19

図 2-22 日 本 で 事 業 展 開 する 上 での 阻 害 要 因 ( 複 数 回 答 : 上 位 5つまで) 出 所 ) 経 済 産 業 省 < 速 報 > 第 48 回 外 資 系 企 業 動 向 調 査 (2014 年 調 査 )の 概 況 より 引 用 20

一 方 で 東 京 の 大 規 模 ビルに 新 規 進 出 した 外 資 系 企 業 が 現 在 の 地 域 に 進 出 を 決 めた 主 な 進 出 理 由 としては オフィスビルのスペックの 高 さ ビジネス 市 場 の 拠 点 性 等 を 挙 げる 回 答 が 多 く 経 済 集 積 やオフィスビルのスペックは 評 価 を 受 けていることがわか る なお 一 人 当 たりのオフィス 面 積 について 世 界 の 諸 都 市 と 比 較 すると 東 京 は 11.9 m2であり 香 港 ニューヨーク ロンドンなどのランキング 上 位 都 市 よりも 広 い オフィスビルの 量 質 はもちろんであるが 下 図 にみられるよう 海 外 からのアクセス 性 オフィス 周 辺 の 公 園 緑 地 景 観 の 充 実 ショップ 飲 食 店 の 充 実 など 都 市 とし ての 魅 力 の 向 上 が 求 められている 図 2-23 企 業 の 東 京 都 心 部 への 立 地 選 択 の 理 由 注 ) 元 出 典 は 以 下 の 通 り 国 土 交 通 省 都 市 地 域 整 備 局 都 市 の 国 際 競 争 力 強 化 のための 集 中 的 かつ 重 点 的 な 支 援 策 のあり 方 に 関 する 調 査 報 告 書 ( 平 成 22 年 度 )より 都 市 局 作 成 出 所 ) 国 土 交 通 省 大 都 市 戦 略 検 討 委 員 会 ( 第 2 回 ) 資 料 2-1 都 市 の 国 際 競 争 力 都 市 再 生 ( 平 成 27 年 3 月 )より 引 用 図 2-24 一 人 当 たりオフィス 面 積 ( 標 準 ) 出 所 )DTZ Research DTZ s Global Occupier Metrics より 作 成 21

3. 外 国 人 ビジネスパーソンアンケート 調 査 の 実 施 グローバル 化 に 伴 い 日 本 企 業 が 外 国 で 外 国 企 業 が 日 本 で 事 業 活 動 を 行 うことは 特 別 な 選 択 肢 ではなくなりつつある 東 京 などの 大 規 模 な 経 済 圏 を 複 数 有 する 日 本 は 有 望 なマー ケットとして アジア 成 長 を 牽 引 する 拠 点 的 役 割 を 果 たしてきた しかし アジア 諸 国 の 成 長 とそれに 伴 う 急 速 な 都 市 の 発 展 により グローバルな 都 市 間 での 競 争 が 激 化 し 昨 今 東 京 の 相 対 的 な 地 位 の 低 下 が 顕 著 となっている 東 京 をはじめとする 大 都 市 が 国 際 競 争 力 を 高 め 競 争 するアジア 諸 都 市 とともに 更 なる 発 展 成 長 を 遂 げるためにも 日 本 人 外 国 人 の 垣 根 なく ビジネスでの 活 躍 やそれによる 経 済 の 活 発 化 を 促 し かつ 豊 かで 充 実 した 生 活 をおくることができるよう 都 市 の 力 を 高 め ていくことが 望 まれる 本 調 査 では これらのヒントを 得 るため 日 本 の 特 に 東 京 及 びその 周 辺 で 従 業 する 外 国 人 ビジネスパーソンを 対 象 に 現 在 の 都 市 やオフィス 居 住 環 境 等 のニーズを 把 握 することを 目 的 として アンケート 調 査 を 実 施 した 3.1 調 査 概 要 3.1.1 調 査 目 的 都 市 オフィス 居 住 環 境 等 に 関 して 外 国 人 ビジネスパーソンの 日 本 における 生 活 及 び ビジネスの 現 状 と 要 望 ニーズを 把 握 分 析 し 東 京 をはじめとする 我 が 国 の 大 都 市 が 今 後 一 層 魅 力 を 増 し 国 際 的 な 競 争 力 を 高 めていくための 取 り 組 みを 考 察 するための 基 礎 資 料 とする 3.1.2 調 査 内 容 1 外 国 人 ビジネスパーソンが 選 ぶ 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 及 び 東 京 に 対 する 評 価 と 魅 力 向 上 のための 諸 方 策 2 日 本 での 生 活 や 仕 事 における 外 国 人 ビジネスパーソンのニーズや 課 題 3 住 まい 居 住 環 境 に 関 する 外 国 人 ビジネスパーソンのニーズの 特 徴 3.1.3 調 査 方 法 調 査 は インターネットを 介 したオンラインアンケート 手 法 で 実 施 した 調 査 票 は 日 本 語 英 語 を 選 択 できることとした また 調 査 対 象 は 以 下 のとおりである 東 京 都 及 び 神 奈 川 県 在 住 の 外 国 人 勤 務 者 特 に 東 京 23 区 内 に 居 住 する 回 答 者 を 多 く 集 められるよう 工 夫 した 3.1.4 回 収 結 果 有 効 回 答 数 :223 票 調 査 期 間 は 2015 年 6 月 5 日 ( 金 )から 同 年 6 月 19 日 ( 金 )まで 22

3.2 調 査 結 果 各 設 問 の 回 答 結 果 を 整 理 した 3.2.1 回 答 者 の 概 要 1) 性 別 年 齢 回 答 者 の 性 別 は 男 性 が 40.4% 女 性 が 59.6%であった 回 答 者 の 年 齢 は 20 才 代 (48.9%)が 最 も 多 く 次 いで 30 才 代 (43.9%)で あった 図 3-1 性 別 (SA 1 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 40.4 59.6 男 性 女 性 図 3-2 年 齢 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 48.9 43.9 5.4 1.8 10 才 代 20 才 代 30 才 代 40 才 代 50 才 代 60 才 代 以 上 1 SA(single answer): 単 一 回 答 設 問 のことを 指 す 23

2) 出 身 国 ( 地 域 ) ホームタウン( 本 拠 地 と 認 識 している 国 ( 地 域 )) 母 国 語 a. 出 身 国 ( 地 域 ) 回 答 者 の 出 身 国 ( 地 域 )は 台 湾 (26.9%) 中 国 (14.8%) 米 国 (13.9%) の 上 位 3 か 国 で 50%を 占 めている 次 いで 韓 国 (7.2%) インド (5.8%) 英 国 (5.4%)であった 図 3-3 出 身 国 ( 地 域 )(SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 26.9 14.8 13.9 7.2 5.8 5.4 4.9 2.7 2.7 2.7 13.0 台 湾 中 国 米 国 韓 国 インド 英 国 タイ フランス ロシア ベトナム その 他 注 ) その 他 の 内 訳 は 次 のとおり フィリピン(1.8%) カナダ トルコ( 各 1.3%) インドネシア ウズベキスタン シンガポール マレーシア( 各 0.9%) イタリア ウクライナ オーストラリア スウェーデン スペイン チュニジア ドイツ ベナン メキシコ マルタ ルクセンブルグ( 各 0.4%) 注 ) 国 ( 地 域 ) 名 は 法 務 省 在 留 外 国 人 統 計 に 準 じた b. ホームタウン( 本 拠 地 と 認 識 している 国 ( 地 域 )) 回 答 者 のうち 台 湾 を 自 分 のホームタウンだと 感 じている 回 答 者 の 割 合 が 最 も 多 く(22.9%) 次 いで 米 国 (17.5%) 中 国 (13.0%) 韓 国 (7.2%) 英 国 (6.3%)となった 出 身 国 ( 地 域 )の 回 答 と 比 べ 米 国 をホームタウンと 回 答 する 回 答 者 が 増 えてい る 図 3-4 ホームタウン( 本 拠 地 と 認 識 している 国 ( 地 域 ))(SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 22.9 13.0 17.5 7.2 5.4 6.3 4.5 0.9 6.3 11.2 2.7 1.8 0.4 台 湾 中 国 米 国 韓 国 インド 英 国 タイ フランス ロシア ベトナム 日 本 その 他 無 回 答 注 ) その 他 の 内 訳 は 次 のとおり カナダ トルコ フィリピン( 各 1.3%) ウズベキスタン シンガ ポール マレーシア ロシア( 各 0.9%) イタリア インドネシア ウクライナ オーストラリア スペイン 中 国 ドイツ ベナン マルタ メキシコ( 各 0.4%) 24

c. 母 国 語 回 答 者 のうち 42.6%が 中 国 語 を 母 国 語 とし 次 いで 英 語 が 23.8%であった 図 3-5 母 国 語 ( 記 述 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 42.6 23.8 6.7 4.9 4.0 3.1 3.6 2.7 8.5 中 国 語 英 語 韓 国 語 タイ 語 ロシア 語 ヒンディー 語 フランス 語 ベトナム 語 その 他 注 ) その 他 の 内 訳 は 次 のとおり トルコ 語 (1.3%) インドネシア 語 カンナダ 語 スペイン 語 ド イツ 語 フィリピン 語 ( 各 0.9%) アラビア 語 イタリア 語 スウェーデン 語 テルグ 語 ベンガル 語 日 本 語 ( 各 0.4%) 台 湾 語 は 中 国 語 に 含 めた < 参 考 > 東 京 都 の 在 留 外 国 人 数 法 務 省 の 都 道 府 県 別 在 留 外 国 人 統 計 によれば 東 京 都 の 在 留 外 国 人 数 は 中 国 (38.0%) 韓 国 朝 鮮 (22.3%) フィリピン (6.8%) 米 国 (4.0%) ベトナム (3.5%) ネパール (3.4%) 台 湾 (3.2%) インド (2.2%) タイ (1.7%) ミャンマー (1.3%)の 順 である なお 在 留 外 国 人 数 とは 日 本 国 内 で 勤 務 する 外 国 人 やその 配 偶 者 と 子 弟 日 本 に 留 学 する 学 生 も 含 まれる 図 3-6 2014 年 12 月 在 留 外 国 人 統 計 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=430,658 3.2 38.0 22.3 6.8 4.0 3.5 1.7 3.4 2.2 1.3 13.4 0.03 中 国 韓 国 朝 鮮 フィリピン 米 国 ベトナム ネパール 台 湾 インド タイ ミャンマー その 他 無 国 籍 出 所 ) 法 務 省 都 道 府 県 別 国 籍 地 域 別 在 留 外 国 人 統 計 (2014 年 12 月 末 ) < 参 考 > 在 留 外 国 人 の 定 義 在 留 外 国 人 : 中 長 期 在 留 者 及 び 特 別 永 住 者 中 長 期 在 留 者 : 出 入 国 管 理 及 び 難 民 認 定 法 上 の 在 留 資 格 をもって 我 が 国 に 中 長 期 間 在 留 す 25

る 外 国 人 のうち, 次 の1から4までのいずれにもあてはまらない 者 である なお, 次 の5 及 び6の 者 も 中 長 期 在 留 者 ではない 1 3 月 以 下 の 在 留 期 間 が 決 定 された 者 2 短 期 滞 在 の 在 留 資 格 が 決 定 された 者 3 外 交 又 は 公 用 の 在 留 資 格 が 決 定 された 者 4 1から3までに 準 じるものとして 法 務 省 令 で 定 める 者 ( 特 定 活 動 の 在 留 資 格 が 決 定 された, 亜 東 関 係 協 会 の 本 邦 の 事 務 所 若 しくは 駐 日 パレスチナ 総 代 表 部 の 職 員 又 はその 家 族 ) 5 特 別 永 住 者 6 在 留 資 格 を 有 しない 者 3) 勤 務 年 数 a. 勤 務 年 数 ( 合 計 ) 回 答 者 の 勤 続 年 数 ( 合 計 )は 4 年 以 下 の 割 合 が 最 も 多 く(43.9%) 次 いで 5~9 年 (28.7%) 10~14 年 (13.0%)であった 図 3-7 勤 務 年 数 ( 合 計 )( 記 述 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 43.9 28.7 13.0 4.9 8.1 1.3 ~4 年 5~9 年 10~14 年 15~19 年 20~29 年 30 年 以 上 b. 勤 務 年 数 (うち 日 本 で 働 いた 年 数 ) 回 答 者 の 勤 続 年 数 (うち 日 本 で 働 いた 年 数 )は 4 年 以 下 の 割 合 が 最 も 多 く(72.2%) 次 いで 5~9 年 (17.0%) 10~14 年 (7.2%)であった 図 3-8 勤 務 年 数 (うち 日 本 で 働 いた 年 数 )( 記 述 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 72.2 17.0 7.2 3.6 ~4 年 5~9 年 10~14 年 15 年 以 上 26

4) 1 年 間 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 1 年 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 について 83.9%が 日 本 で 殆 ど 1 年 中 と 回 答 し た 日 本 で 6 か 月 以 上 は 10.3% 日 本 で 6 か 月 未 満 は 5.8%であった 図 3-9 1 年 間 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 83.9 10.3 5.8 日 本 で 殆 ど1 年 中 日 本 で6カ 月 以 上 日 本 で6カ 月 未 満 5) 勤 務 先 の 業 種 職 種 a. 勤 務 先 の 業 種 回 答 者 の 勤 務 先 の 業 種 は 製 造 業 に 従 事 するものの 割 合 が 最 も 多 く(15.7%) 次 いで サービス 業 (15.2%) 通 信 業 (13.5%)であった 図 3-10 勤 務 先 の 業 種 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 15.7 15.2 13.5 8.5 5.4 3.6 3.1 1.3 2.7 1.3 29.6 製 造 業 サービス 業 通 信 業 小 売 業 卸 売 業 金 融 業 保 険 業 不 動 産 業 建 設 業 飲 食 業 運 輸 業 その 他 b. 現 在 の 主 な 職 種 回 答 者 の 現 在 の 主 な 職 種 について 尋 ねたところ 企 画 開 発 研 究 に 従 事 してい る 者 の 割 合 が 最 も 多 く(34.1%) 次 いで 社 外 対 応 ( 例 ; 営 業 情 報 SE) (25.6%) 社 内 対 応 ( 例 ; 人 事 総 務 ) (19.3%)であった 27

図 3-11 勤 務 先 の 主 な 職 種 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 34.1 25.6 19.3 6.3 2.2 12.6 企 画 開 発 研 究 社 内 対 応 ( 例 ; 人 事 総 務 ) ディーリング 投 資 社 外 対 応 ( 例 ; 営 業 情 報 SE) 法 律 会 計 等 の 専 門 職 その 他 c. 職 業 回 答 者 のうち 31.4%が 外 資 系 企 業 に 勤 める 回 答 者 61.4%が 日 本 企 業 に 勤 める 回 答 者 であった 回 答 者 の 職 業 について 外 資 系 企 業 に 勤 務 している 回 答 者 の 中 では 技 術 職 (IT スタッフ エンジニアなど) (11.2%) 事 務 職 (6.3%) 専 門 職 ( 弁 護 士 医 師 教 員 など) (4.9%)が 多 く 日 本 企 業 に 勤 務 している 回 答 者 の 中 では 事 務 職 (20.6%) 技 術 職 (IT スタッフ エンジニアなど) (12.6%) 営 業 職 (セールスマンなど) (11.2%)の 割 合 が 多 かった 図 3-12 勤 務 先 の 内 訳 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 31.4 61.4 7.2 外 資 系 日 本 企 業 その 他 注 ) その 他 には 自 営 業 個 人 事 業 主 教 職 等 の 職 種 が 含 まれる 28

図 3-13 回 答 者 の 現 在 の 職 業 (SA) 外 資 系 企 業 勤 務 者 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=70 4.3 12.9 20.0 10.0 15.7 35.7 1.4 経 営 者 管 理 職 事 務 職 営 業 職 (セールスマンなど) 専 門 職 ( 弁 護 士 医 師 教 員 など) 技 術 職 (ITスタッフ エンジニアなど) 研 究 職 日 本 企 業 勤 務 者 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=137 2.9 6.6 33.6 18.2 11.7 20.4 6.6 経 営 者 管 理 職 事 務 職 営 業 職 (セールスマンなど) 専 門 職 ( 弁 護 士 医 師 教 員 など) 技 術 職 (ITスタッフ エンジニアなど) 研 究 職 d. 職 階 雇 用 形 態 回 答 者 の 職 階 雇 用 形 態 は 社 員 スタッフ が 最 も 多 く 72.6%を 占 めている 経 営 者 ( 代 表 役 員 など) は 3.1% 管 理 職 ( 部 長 課 長 など) は 8.1%であった 図 3-14 職 階 雇 用 形 態 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 全 体 3.1 8.1 72.6 13.9 2.2 外 資 系 企 業 に 勤 務 2.9 6.6 75.9 14.6 0 日 本 企 業 に 勤 務 4.3 12.9 68.6 12.9 1.4 経 営 者 ( 代 表 役 員 など) 管 理 職 社 員 スタッフ 期 間 契 約 派 遣 スタッフ その 他 注 ) その 他 の 内 訳 は 次 のとおり 教 育 関 連 (2 票 ) 番 組 制 作 ミュージシャン デザイナー( 各 1 票 ) 29

3.2.2 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 と 東 京 との 比 較 及 び 魅 力 向 上 策 1) 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 (ランキング) 回 答 者 に 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 を 記 述 回 答 形 式 で 尋 ねたところ 東 京 が 最 も 多 く(28.3%) 次 いで ニューヨーク (14.8%) シンガポール (8.1%) の 順 となった 世 界 の 都 市 を 評 価 した 主 なランキング 調 査 において 経 済 力 を 重 視 したランキングで は ロンドンやニューヨークが 上 位 にランクされている また 駐 在 員 の 住 みやすさ を 主 な 評 価 指 標 としたランキングではウィーンやチューリヒが 上 位 に 入 っている 本 調 査 で 東 京 が 1 位 となったのは 本 調 査 が 在 日 勤 務 者 を 対 象 としており 世 界 の 他 の 都 市 よりも 東 京 をよく 知 っている 人 が 比 較 的 多 かったことが 要 因 の 一 つとして 考 えられる 表 3-1 主 な 世 界 の 都 市 ランキング 調 査 既 往 調 査 1 位 2 位 東 京 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング 2014 ( 森 記 念 財 団 ) ロンドン ニューヨーク 4 位 Cities of Opportunity 6 世 界 の 都 市 力 比 較 2014(PwC) ロンドン ニューヨーク 13 位 Global Cities Index and Global Cities Outlook 2015(A.T. Kearney) ニューヨーク ロンドン 4 位 世 界 生 活 環 境 レポート 2015 (Quality of Living Survey 2015)(マーサー) ウィーン チューリヒ 44 位 図 3-15 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 ランキング( 記 述 回 答 ) 30% 28.3 25% 22.0 20% 15% 14.8 13.5 10% 8.1 5% 0% n=223 3.1 2.2 2.2 2.2 1.8 1.8 注 ) その 他 の 内 訳 は 以 下 のとおり 台 北 バンコク メルボルン ロンドン( 各 1.3%) ウィーン サンディエゴ シアトル バンクー バー 北 京 ローマ(0.9%) アーバイン(カリフォルニア) イスタンブール 小 樽 クアラルン プール 札 幌 サンチャゴ(チリ) サンパウロ 静 岡 上 海 ジュネーブ ストックホルム ソウ ル 台 南 ( 台 湾 ) ニューデリー ハーグ パース バルセロナ 武 漢 ベルリン ホノルル モス クワ 横 浜 ( 各 0.4%) 国 名 地 域 名 が 書 かれている 場 合 は 無 効 回 答 とした 無 効 回 答 の 内 訳 は 以 下 のとおり 日 本 (2.2%) 米 国 オランダ 沖 縄 ( 各 1.3%) スカンジナビア 地 域 マレ ーシア( 各 0.9%) 英 国 大 田 区 カリフォルニア ギリシャ シリコンバレー スイス スウェー デン 台 湾 ドイツ ニュージーランド ハワイ 北 海 道 ( 各 0.4%) 30

2) 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 についての 評 価 回 答 者 が 世 界 で 最 も 住 み 働 きたいと 回 答 した 都 市 をどう 評 価 しているか 尋 ねたとこ ろ 1 位 は 5: 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 (49.3%)となっており 生 活 面 の 良 さが 不 可 欠 な 要 素 と 見 て 取 れる 次 いで 6: 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 (46.2%) 1:ビ ジネスの 市 場 規 模 が 大 きい (39.9%) 4:オフィス 環 境 が 良 い 街 (35.9%) 3: 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 (35.4%)となってい る 図 3-16 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 ( 回 答 した 都 市 に 関 わらず 集 計 )(MA 2 ) プラス 評 価 の 項 目 マイナス 評 価 の 項 目 1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 0% 10% 20% 30% 40% 50% 39.9 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 26.5 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 35.4 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 35.9 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 49.3 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 46.2 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 30.5 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 充 実 してい る 28.7 30.5 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 25.1 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 5.4 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 4.9 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 3.1 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 4.0 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 5.8 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 7.6 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 5.8 注 ) 回 答 者 の 回 答 した 都 市 によらず 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 項 目 を 単 純 に 集 計 したもので ある n=223 2 MA (Multiple answer) : 複 数 回 答 設 問 のことを 指 す 31

最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 上 位 3 都 市 は 東 京 ニューヨーク シンガポー ル であった それぞれの 都 市 を 評 価 する 理 由 について 比 較 したところ 東 京 は 経 済 規 模 や オフィ ス 環 境 生 活 環 境 文 化 レジャー 自 然 環 境 等 の 面 で 評 価 が 高 かった 一 方 ICT に 代 替 されることなく 人 や 企 業 がそこに 集 まらなければ 得 られない 価 値 に 繋 がる 3: 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 については 他 の2 都 市 に 比 べて 大 きく 劣 後 する 結 果 となった また 英 語 などの 多 言 語 環 境 や 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 についても 他 の 2 都 市 と 比 較 して 非 常 に 評 価 が 低 い 図 3-17 最 も 住 み 働 きたい 都 市 上 位 3 都 市 を 選 んだ 回 答 者 の その 都 市 に 対 する 評 価 の 比 較 プラス 評 価 の 項 目 マイナス 評 価 の 項 目 東 京 n=63 0% 20% 40% 60% 80% ニューヨーク n=33 0% 20% 40% 60% 80% シンガポール n=18 0% 20% 40% 60% 80% 1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 54.0 69.7 22.2 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 19.0 36.4 44.4 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 36.5 63.6 61.1 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 39.7 45.5 33.3 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 46.0 27.3 33.3 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 34.9 42.4 27.8 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズ ムがある 街 33.3 45.5 22.2 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 33.3 15.2 33.3 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 など の 多 言 語 対 応 が 充 実 している 6.3 39.4 55.6 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 12.7 33.3 38.9 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネス や 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 14.3 3.0 5.6 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 7.9 3.0 5.6 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レ ジャー 環 境 が 物 足 りない 4.8 3.0 11.1 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 6.3 0.0 0.0 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 9.5 3.0 5.6 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 な どの 多 言 語 対 応 が 不 足 22.2 0.0 5.6 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 14.3 0.0 11.1 32

世 界 で 最 も 住 み 働 きたいと 考 えた 都 市 を 評 価 する 理 由 について 記 述 回 答 から 特 徴 を 整 理 した 選 んだ 都 市 を 評 価 する 理 由 は 大 別 すると 自 然 や 文 化 国 際 性 も 含 めた 生 活 環 境 と ビジネス 機 会 の 多 さや 経 済 発 展 といった 仕 事 環 境 との 二 つに 分 類 で きる 東 京 は 生 活 環 境 を 評 価 する 回 答 が 多 く 高 度 なインフラや 安 全 安 心 清 潔 といった 回 答 が 多 く 見 られた 一 方 仕 事 環 境 では 日 本 の 経 済 の 中 心 という 位 置 づけに 留 ま り ニューヨークが 世 界 経 済 の 中 心 世 界 中 の 情 報 が 集 まるといった 回 答 が 多 いのと 対 照 的 であった 表 3-2 最 も 住 み 働 きたいと 考 えた 都 市 の 評 価 理 由 ( 記 述 回 答 ) 都 市 名 東 京 ニューヨーク シンガポール サンフランシ スコ シドニー パリ 主 な 評 価 内 容 生 活 環 境 を 評 価 した 回 答 が 多 かった 生 活 環 境 : 住 みやすい ( 公 共 交 通 機 関 や 買 い 物 が) 便 利 だ 清 潔 安 全 仕 事 環 境 : 先 進 国 日 本 の 経 済 の 中 心 ビジネスチャン スが 多 い 生 活 環 境 仕 事 環 境 の 双 方 で 評 価 さていた 生 活 環 境 : 多 文 化 自 然 がある 英 語 が 使 える 仕 事 環 境 : 世 界 の 経 済 の 中 心 である 世 界 中 の 情 報 が 集 ま る ビジネスチャンスが 多 い 生 活 環 境 を 評 価 した 回 答 が 多 かった 生 活 環 境 : 多 文 化 アジアでありながら 英 語 が 使 える 気 候 がよい 仕 事 環 境 : ビジネスの 規 模 が 大 きい ビジネスの 規 制 が 少 ない 生 活 環 境 を 評 価 した 回 答 が 多 かった 生 活 環 境 : きれい 住 みやすい 仕 事 環 境 : 有 名 で 新 規 性 のある 企 業 が 多 い 生 活 環 境 を 評 価 した 回 答 が 多 かった 生 活 環 境 : 国 際 性 気 候 建 築 物 インフラがよい 仕 事 環 境 : スキルを 持 った 外 国 人 の 受 け 入 れ 生 活 環 境 と 仕 事 環 境 の 双 方 が 評 価 されていた 生 活 環 境 : 街 の 雰 囲 気 ファッション 仕 事 環 境 : ワーク ライフ バランスの 実 現 3) 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 の 所 在 について 東 京 が 67.7% と 最 も 多 く 次 いで シンガポール が 5.8% 上 海 及 び 台 北 が 5.4%の 順 と なった 回 答 者 のうち 外 資 系 企 業 に 勤 める 回 答 者 が 所 属 する 企 業 の 中 心 拠 点 は 55.7%が 東 京 15.7%が シンガポール という 結 果 となり シンガポールがやや 増 加 した また 回 答 者 が 想 定 する 自 社 の 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 について 東 京 が 54.3% シンガポール が 13.5% 上 海 が 10.8%の 順 となり 東 京 が 現 在 と 比 べ 大 きく 減 少 している 日 本 企 業 に 勤 める 回 答 者 が 61.4%を 占 める 中 シンガポールや 上 海 等 への 移 転 を 示 唆 する 結 果 となった また 外 資 系 企 業 に 勤 務 する 回 答 者 の 中 でも 自 社 の 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 について 東 京 が 現 在 と 比 べ 大 きく 減 少 し シンガポール 上 海 が 10 年 後 の 中 心 33

拠 点 都 市 となると 予 想 した 人 が 現 在 と 比 較 して 増 加 していた 中 心 拠 点 がその 都 市 にある 理 由 としては その 国 や 都 市 の 経 済 市 場 規 模 の 大 きさ が 46.2%と 最 も 多 く 次 いで 昔 から 中 心 拠 点 がその 都 市 にあるから (30.9%) その 国 の 経 済 成 長 への 期 待 (21.1%)の 順 となっている 図 3-18 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 (SA) 70% 67.7 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 5.8 2.7 5.4 0.9 0.9 5.4 0.4 0.0 0.4 1.3 0.4 1.3 3.6 3.6 n=223 注 ) 日 本 の 東 京 以 外 の 都 市 の 内 訳 は 以 下 のとおり 横 浜 (2.7%) 大 阪 座 間 岡 山 ( 各 0.4%) 海 外 の 上 記 以 外 の 都 市 の 内 訳 は 以 下 のとおり タシケント(ウズベキスタン)(2.7%) アモイ 深 圳 新 竹 ( 台 湾 ) パリ( 各 0.4%) 国 名 地 域 名 が 書 かれている 場 合 は 無 効 回 答 とした 無 効 回 答 の 内 訳 は 以 下 のとおり ベト ナム(2 票 ) 米 国 ドバイ 徳 島 県 石 川 県 神 奈 川 県 ( 各 1 票 ) 図 3-19 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 ( 外 資 系 企 業 に 勤 務 する 回 答 者 の 回 答 ) 60% 55.7 50% 40% 30% 20% 10% 15.7 4.3 4.3 2.9 11.2 5.9 0% n=70 注 ) その 他 の 内 訳 は 以 下 のとおり タシケント(ウズベキスタン)(2.8%) 北 京 ソウル ムンバ イ バンコク シドニー 深 圳 ( 中 国 ) 新 竹 ( 台 湾 )( 各 1.4%) 国 名 地 域 名 が 書 かれている 場 合 は 無 効 回 答 とした 無 効 回 答 の 内 訳 は 以 下 のとおり 石 川 ベトナム ドバイ( 各 1.4%) 34

図 3-20 回 答 者 が 予 想 する 所 属 企 業 の 10 年 後 のアジア オセアニアの 中 心 拠 点 都 市 (SA) 70% 67.7 現 在 10 年 後 60% 54.3 50% 40% 30% 20% 10% 0% 5.8 13.5 2.73.6 10.8 5.4 0.9 3.1 0.9 0.9 5.44.5 0.9 0.9 0.4 0.0 0.4 1.31.8 0.41.3 1.3 0.0 0 3.63.1 3.6 1.3 n=223 注 ) 現 在 の 中 心 拠 点 都 市 の その 他 無 効 回 答 の 内 訳 は 図 3-18 のとおり 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 の 予 想 の 海 外 の 上 記 以 外 の 都 市 の 内 訳 は 以 下 のとおり アルマトイ(カザ フスタン)(0.9%) ロサンゼルス ニューヨーク 深 圳 ホーチミン( 各 0.4%) 国 名 地 域 名 が 書 かれている 場 合 は 無 効 回 答 とした 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 の 予 想 の 無 効 回 答 の 内 訳 は 以 下 のとおり ドバイ ベトナム 石 川 県 ( 各 1 票 ) 図 3-21 回 答 者 が 予 想 する 所 属 企 業 の 10 年 後 のアジア オセアニアの 中 心 拠 点 都 市 (SA) ( 外 資 系 勤 務 の 回 答 者 の 回 答 ) 60% 55.7 50% 40% 40.0 30% 20% 10% 20.0 15.7 4.3 4.3 4.3 4.3 2.9 12.9 11.2 17.1 5.9 2.9 0% n=70 現 在 10 年 後 注 ) 現 在 の 中 心 拠 点 都 市 の その 他 無 効 回 答 の 内 訳 は 図 3-19 のとおり 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 の 予 想 の その 他 の 内 訳 は 以 下 のとおり 北 京 クアラルンプール シドニ ー アルマトイ(ウズベキスタン)( 各 2.9%) ムンバイ バンコク 深 圳 ( 各 1.4%) 国 名 地 域 名 が 書 かれている 場 合 は 無 効 回 答 とした 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 の 無 効 回 答 の 内 訳 は 以 下 のとおり 石 川 県 ドバイ( 各 1 票 ) 35

図 3-22 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 がその 都 市 にある 理 由 ( 回 答 した 都 市 に 関 わらず 集 計 )(MA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% その 国 や 都 市 の 経 済 市 場 規 模 の 大 きさ 46.2 その 国 の 経 済 成 長 への 期 待 21.1 取 引 高 が 最 も 大 きいから 13.5 昔 から 中 心 拠 点 がその 都 市 にあるから 30.9 アジアの 主 要 都 市 へのアクセスが 良 い アジア 地 域 の 金 融 や 貿 易 のハブとなる 都 市 だから 金 融 や 貿 易 商 取 引 のインフラが 充 実 している 12.1 10.8 15.2 企 業 活 動 に 係 る 規 制 が 緩 く 企 業 優 遇 策 が 充 実 英 語 でビジネス 活 動 や 生 活 ができるから その 他 n=223 6.3 6.3 7.6 注 ) 回 答 者 の 回 答 した 都 市 によらず 各 項 目 を 単 純 集 計 したものである 4) 東 京 がアジア オセアニア 地 域 の 中 心 拠 点 となるための 課 題 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 上 位 2 都 市 である 東 京 とシンガ ポールで 中 心 拠 点 がその 都 市 にある 理 由 を 比 較 したところ 以 下 のような 特 徴 がみ られた 東 京 は その 国 や 都 市 の 経 済 市 場 規 模 の 大 きさ や 昔 から 中 心 拠 点 がその 都 市 に あるから といった 理 由 がシンガポールと 比 較 して 多 い 一 方 シンガポールは その 国 の 経 済 成 長 への 期 待 アジアの 主 要 都 市 へのアク セスが 良 い アジア 地 域 の 金 融 や 貿 易 のハブとなる 都 市 だから 金 融 や 貿 易 商 取 引 のインフラが 充 実 している 企 業 活 動 に 係 る 規 制 が 緩 く 企 業 優 遇 策 が 充 実 英 語 でビジネス 活 動 や 生 活 ができるから といった 理 由 が 東 京 と 比 較 して 多 かった これらは 既 往 調 査 や 世 界 の 都 市 総 合 力 ランキング の 結 果 とも 符 合 する 点 が 多 い 36

図 3-23 所 属 企 業 のアジア オセアニアにおける 中 心 拠 点 都 市 が その 都 市 にある 理 由 ( 上 位 2 都 市 の 比 較 ) その 国 や 都 市 の 経 済 市 場 規 模 の 大 きさ 東 京 n=151 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 47.7 シンガポール n=13 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 53.8 その 国 の 経 済 成 長 への 期 待 18.5 46.2 取 引 高 が 最 も 大 きいから 10.6 15.4 昔 から 中 心 拠 点 がその 都 市 にある から アジアの 主 要 都 市 へのアクセスが 良 い アジア 地 域 の 金 融 や 貿 易 のハブと なる 都 市 だから 金 融 や 貿 易 商 取 引 のインフラが 充 実 している 企 業 活 動 に 係 る 規 制 が 緩 く 企 業 優 遇 策 が 充 実 英 語 でビジネス 活 動 や 生 活 ができ るから 33.8 13.2 11.3 10.6 2.0 4.0 0 38.5 30.8 23.1 15.4 30.8 その 他 5.3 0 東 京 が アジア オセアニア 地 域 の 中 心 拠 点 となるには どのような 課 題 があるかに ついて 記 述 回 答 で 市 場 経 済 規 制 税 慣 習 等 の 課 題 と 日 々の 生 活 ( 働 く 住 む 楽 しむ 学 ぶなど)を 支 える 都 市 環 境 の 課 題 に 区 分 して 回 答 を 得 た 経 済 環 境 や 日 々の 生 活 環 境 のいずれにおいても 外 国 人 の 受 け 入 れ 体 制 ( 言 葉 や 慣 習 等 )が 課 題 と 指 摘 されている また 日 常 の 生 活 においては インターナショナルスクールの 充 実 といった 教 育 環 境 に 関 する 指 摘 があった 37

表 3-3 東 京 がアジア オセアニア 地 域 の 中 心 拠 点 となるための 課 題 ( 記 述 回 答 ) 項 目 市 場 経 済 規 制 税 慣 習 等 主 な 課 題 外 国 人 ( 企 業 )の 受 け 入 れ( 例 : 多 言 語 環 境 が 整 って いないこと 日 本 人 の 考 えが 内 向 きであること) 日 本 的 な 慣 習 保 守 的 な 規 制 経 済 の 悪 化 ( 例 : 市 場 規 模 の 縮 小 ) 高 い 税 金 家 賃 の 高 さ など 日 々の 生 活 ( 働 く 住 む 楽 しむ 学 ぶなど)を 支 える 都 市 環 境 の 課 題 外 国 人 ( 企 業 )の 受 け 入 れ( 例 : 多 言 語 環 境 が 整 って いないこと 日 本 人 の 考 えが 内 向 きであること 外 国 人 だと 部 屋 を 借 りることが 難 しいこと) 日 本 的 な 企 業 文 化 ( 例 : 長 時 間 労 働 ) 教 育 環 境 の 整 備 ( 例 : 保 育 施 設 インターナショナル スクールの 整 備 ) 公 共 交 通 機 関 の 混 雑 緩 和 緑 を 増 やす 公 園 の 整 備 建 物 の 耐 震 性 の 強 化 無 料 Wi-Fi の 整 備 自 転 車 レーンの 整 備 ジムの 充 実 家 賃 の 高 さ など 5) 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 と 現 在 の 東 京 に 対 する 印 象 現 在 の 東 京 に 対 する 印 象 を 尋 ねたところ 最 も 多 かった 回 答 は 1:ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい であり 次 いで 6: 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 3: 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 の 順 となった 一 方 マイナス 評 価 も 多 く 16:ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 11: 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 17: 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける との 評 価 となっている 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 の 全 体 の 傾 向 と 比 較 しても 東 京 は 経 済 規 模 の 面 では 評 価 されているが 生 活 環 境 ( 住 みやすいまちづくり 文 化 自 然 多 言 語 多 文 化 環 境 ) や ビジネス 環 境 ( 規 制 の 多 さ 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 ) といった 面 ではマイナスの 評 価 だった 38

図 3-24 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 と 現 在 の 東 京 に 対 する 印 象 (MA) 1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 充 実 している 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける n=223 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 注 ) 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 には 東 京 と 回 答 した 回 答 者 の 結 果 も 含 まれている 4.5 5.4 4.9 3.1 7.2 4.0 5.8 5.8 7.6 14.8 13.0 13.9 19.7 19.7 22.9 26.5 25.1 24.7 30.0 35.4 35.9 35.9 30.5 33.6 上 ( 濃 色 )が 世 世 界 界 で 最 で も 最 住 も み 住 働 み きたい 働 きたい 都 市 都 の 市 評 価 に 対 する 評 価 下 ( 薄 色 )が 現 世 在 界 の で 東 最 も 京 住 に み 対 働 する きたい 評 価 都 プラスの マイナスの 市 の 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 28.7 27.8 30.5 35.0 39.9 38.1 42.2 46.2 49.3 57.8 住 み 働 く 街 としての 東 京 の 評 価 に 関 する 記 述 回 答 を 魅 力 プラス 評 価 と 課 題 マイナス 評 価 に 分 類 整 理 した プラス 評 価 としては 安 全 安 心 やインフラの 充 実 利 便 性 等 が 挙 げられている 一 方 マイナス 評 価 としては 外 国 人 子 弟 の 教 育 環 境 多 言 語 対 応 や 労 働 慣 習 ( 長 時 間 ) コスト 高 等 が 挙 げられている 39

表 3-4 住 み 働 く 街 としての 東 京 の 評 価 ( 記 述 回 答 ) 魅 力 プラス 評 価 課 題 マイナス 評 価 主 な 課 題 安 全 である 公 共 交 通 機 関 が 発 達 している 便 利 な 街 エンターテイメントが 充 実 している 商 業 施 設 が 多 く 買 い 物 が 便 利 ビジネスなどの 機 会 が 多 く 働 くにはよい 最 先 端 の 技 術 を 持 っている など 外 国 人 の 子 どもへの 教 育 環 境 子 育 てにお 金 がかかる 多 言 語 環 境 ではないなど 外 国 人 へのサポート 不 足 忙 しい 街 長 時 間 労 働 など 日 本 的 な 企 業 文 化 狭 い( 道 路 など) 人 が 多 い( 電 車 のラッシュなど) 物 価 が 高 い 自 然 がない 地 震 が 不 安 など 6) 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 について 重 視 する という 回 答 が 多 かった 上 位 3 項 目 は 15: 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 14: 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 7: 英 語 やアジア 言 語 でビジネスや 日 常 生 活 ができる 多 言 語 対 応 の 環 境 にすること である これらに 次 いで 16: 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 となっていること 6: 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 2: 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること といった 意 見 も 多 い 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 について 回 答 者 の 最 近 の 印 象 を 尋 ねたところ よくな っている という 回 答 が 多 かった 上 位 3 項 目 は 1 東 京 の 混 然 とした 活 力 をさらに 高 めるため 多 様 な 機 能 施 設 の 集 積 をさらに 高 めること 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 15 地 震 等 の 災 害 時 に も 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること である 一 方 変 わらない という 回 答 が 多 かった 上 位 3 項 目 は 9:オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 10: 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 20: 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシ ェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること などである 40

図 3-25 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 (SA) < 東 京 の 魅 力 を 高 めるために 重 要 なこと> < 最 近 の 東 京 の 印 象 > 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 東 京 の 混 然 とした 活 力 をさらに 高 めるため 多 様 な 機 能 施 設 の 集 積 をさらに 高 めること 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 3 都 心 部 に 職 住 通 学 余 暇 レジャー 等 の 機 能 を 集 積 させ 利 便 性 と 楽 しさを 一 層 高 めること 4 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 5 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 6 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 7 英 語 やアジア 言 語 でビジネスや 日 常 生 活 ができる 多 言 語 対 応 の 環 境 にすること 8 国 際 空 港 から 都 心 部 へのアクセス 交 通 利 便 性 の 向 上 9 オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くす ること 10 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 11 日 本 や 東 京 の 文 化 歴 史 芸 術 を 感 じられる 施 設 や 地 区 が 増 えること 12 街 並 みやスカイラインの 統 一 洗 練 されたデザイ ンの 建 築 物 が 都 市 景 観 を 構 成 していること 13 低 層 建 築 が 密 集 した 地 域 を 超 高 層 建 築 などで 立 体 的 に 再 開 発 すること 14 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなど の 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 15 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 16 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 と なっていること 17 民 間 企 業 や 個 人 の 資 金 等 を 取 り 込 み 都 市 の 再 生 や 再 開 発 不 動 産 投 資 を 促 進 すること 18 治 安 が 良 い 反 面 住 宅 や 街 の 防 犯 やセキュリ ティが 緩 いので これらを 強 化 すること 19 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること 40.4 44.4 43.5 38.6 45.7 48.4 40.8 45.7 11.2 2.7 7.2 0 14.3 1.3 13.0 2.7 37.7 42.2 17.9 2.2 45.3 52.5 43.0 32.7 9.9 1.8 12.1 2.7 40.8 34.5 33.6 35.9 27.8 39.5 43.5 46.2 45.7 40.4 17.5 19.7 18.8 16.6 27.4 2.2 2.2 1.3 1.8 4.5 18.4 36.3 57.0 57.4 49.8 31.4 41.3 37.7 43.9 36.3 9.0 31.4 32.7 37.2 9.9 1.8 9.0 0.9 11.2 1.8 43.5 42.6 22.0 3.1 13.9 2.2 50.7 37.7 9.4 13.5 2.2 4.9 19.3 48.4 19.3 50.7 17.0 47.1 17.9 41.3 17.0 41.7 17.9 41.7 15.2 42.6 18.8 49.8 10.8 28.7 13.5 32.3 14.8 43.9 13.0 43.5 11.7 37.7 18.4 57.8 19.3 45.7 16.1 48.4 13.0 34.5 13.0 41.3 9.9 39.9 10.8 37.7 24.7 7.6 26.0 4.0 29.6 6.3 33.2 7.6 31.4 9.9 30.9 9.4 35.4 6.7 26.9 4.5 47.1 44.4 31.8 32.7 36.3 13.5 9.9 9.4 10.8 14.3 13.9 9.9 22.0 13.0 24.7 10.8 32.3 20.2 30.5 15.2 36.8 13.5 39.5 12.1 n=223 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 に 関 係 が 無 い よくなっている ややよくなっている 変 わらない わからない 41

下 図 は 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 に 関 して 重 視 度 改 善 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 9:オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 10: 都 心 部 でN Yセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 19: 東 京 が アジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20: 外 国 人 の 生 活 をサポート するコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること の 4 点 が 比 較 的 重 視 され ているにもかかわらず 改 善 度 が 低 い 項 目 として 挙 げられる 一 方 重 視 度 改 善 度 がともに 高 かった 項 目 は 2: 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 14: 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 15: 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること であった これらは 東 日 本 大 震 災 以 降 の 取 り 組 みを 通 じて 近 年 改 善 が 進 んだと 評 価 されている 項 目 と 認 識 できる 図 3-26 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 (SA) N=223 1.80 1.60 1.40 高 改 善 度 低 重 視 度 平 均 (1.22) 14 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 評 価 されている 項 目 1.20 1.00 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 か に 過 ごせる 街 にすること 15 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 0.80 0.60 0.40 0.20 13 9 オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 改 善 が 求 められる 項 目 12 17 10 都 心 部 でNYセントラル パークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 8 1 16 3 5 4 6 7 11 18 改 善 度 平 均 (0.73) 19 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20 外 国 人 の 生 活 をサポートす るコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サ ポート)が 充 実 すること 低 重 視 度 高 0.00-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80-0.20 注 ) 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 について 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 については 重 視 する を 2 点 やや 重 視 する を 1 点 あまり 重 視 しない を-1 点 重 視 しない を-2 点 回 答 者 が 感 じる 最 近 の 印 象 を 尋 ねた 各 項 目 の 改 善 度 については よくなっている を 2 点 やや 良 くなってい る を 1 点 変 わらない 分 からない を 0 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した 42

表 3-5 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 (SA) ( 重 視 度 改 善 度 上 位 順 ) 重 視 度 順 位 重 視 度 改 善 度 改 善 度 順 位 重 視 度 改 善 度 15 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 1.48 0.84 14 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビ ルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 1.45 0.95 14 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビ ルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 7 英 語 やアジア 言 語 でビジネスや 日 常 生 活 ができる 多 言 語 対 応 の 環 境 にすること 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 16 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 となっていること 6 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 3 都 心 部 に 職 住 通 学 余 暇 レジャー 等 の 機 能 を 集 積 させ 利 便 性 と 楽 しさを 一 層 高 める こと 1 東 京 の 混 然 とした 活 力 をさらに 高 めるた め 多 様 な 機 能 施 設 の 集 積 をさらに 高 める こと 19 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェル ジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること 18 治 安 が 良 い 反 面 住 宅 や 街 の 防 犯 やセ キュリティが 緩 いので これらを 強 化 すること 4 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 8 国 際 空 港 から 都 心 部 へのアクセス 交 通 利 便 性 の 向 上 5 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 11 日 本 や 東 京 の 文 化 歴 史 芸 術 を 感 じら れる 施 設 や 地 区 が 増 えること 10 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 9 オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 17 民 間 企 業 や 個 人 の 資 金 等 を 取 り 込 み 都 市 の 再 生 や 再 開 発 不 動 産 投 資 を 促 進 する こと 12 街 並 みやスカイラインの 統 一 洗 練 された デザインの 建 築 物 が 都 市 景 観 を 構 成 してい ること 13 低 層 建 築 が 密 集 した 地 域 を 超 高 層 建 築 などで 立 体 的 に 再 開 発 すること 1.45 0.95 1.38 0.73 1.37 0.89 1.37 0.81 1.34 0.78 1.28 0.81 1.26 0.87 1.26 0.60 1.26 0.59 1.25 0.67 1.23 0.77 1.21 0.87 1.17 0.76 1.17 0.74 1.13 0.59 1.13 0.50 1.06 0.61 0.96 0.70 0.73 0.61 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 8 国 際 空 港 から 都 心 部 へのアクセス 交 通 利 便 性 の 向 上 1 東 京 の 混 然 とした 活 力 をさらに 高 めるた め 多 様 な 機 能 施 設 の 集 積 をさらに 高 める こと 15 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 3 都 心 部 に 職 住 通 学 余 暇 レジャー 等 の 機 能 を 集 積 させ 利 便 性 と 楽 しさを 一 層 高 める こと 16 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 となっていること 6 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 4 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 5 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 11 日 本 や 東 京 の 文 化 歴 史 芸 術 を 感 じら れる 施 設 や 地 区 が 増 えること 7 英 語 やアジア 言 語 でビジネスや 日 常 生 活 ができる 多 言 語 対 応 の 環 境 にすること 12 街 並 みやスカイラインの 統 一 洗 練 された デザインの 建 築 物 が 都 市 景 観 を 構 成 してい ること 18 治 安 が 良 い 反 面 住 宅 や 街 の 防 犯 やセ キュリティが 緩 いので これらを 強 化 すること 13 低 層 建 築 が 密 集 した 地 域 を 超 高 層 建 築 などで 立 体 的 に 再 開 発 すること 17 民 間 企 業 や 個 人 の 資 金 等 を 取 り 込 み 都 市 の 再 生 や 再 開 発 不 動 産 投 資 を 促 進 する こと 19 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 10 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 20 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェル ジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること 9 オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 1.37 0.89 1.21 0.87 1.26 0.87 1.48 0.84 1.28 0.81 1.37 0.81 1.34 0.78 1.23 0.77 1.17 0.76 1.17 0.74 1.38 0.73 0.96 0.70 1.25 0.67 0.73 0.61 1.06 0.61 1.26 0.60 1.13 0.59 1.26 0.59 1.13 0.50 平 均 1.22 0.73 平 均 1.22 0.73 43

次 頁 の 図 は 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 に 関 して 職 階 別 ( 経 営 者 管 理 職 と 社 員 スタッフ 別 )で 重 視 度 改 善 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したもの である 全 般 的 に 経 営 者 管 理 者 の 方 が 社 員 スタッフより 評 価 が 厳 しい 傾 向 にある 以 下 は 経 営 者 管 理 者 が 重 視 する 項 目 であるにも 関 わらず 十 分 な 改 善 が 見 られない と 評 価 されている 項 目 である 4: 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 5: 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 6: 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 9:オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 10: 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 するこ と 16: 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 となっていること 19: 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 また 以 下 は 社 員 スタッフが 重 視 する 項 目 であるにもかかわらず 十 分 な 改 善 が 見 られないと 評 価 された 項 目 である 19: 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20: 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 するこ と 経 営 者 管 理 者 社 員 スタッフの 双 方 で 19: 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 が 重 視 度 は 高 いが 改 善 度 が 低 い 項 目 となっていた 重 視 度 改 善 度 双 方 とも 高 かったのは 経 営 者 管 理 者 社 員 スタッフともに 2: 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 14: 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 15: 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること であった 文 化 やレジャー 等 の 街 の 楽 しさや 災 害 対 策 について 一 定 の 評 価 を 得 ていると 言 える また 経 営 者 管 理 者 のみの 特 徴 として 4: 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 5: 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと といった 項 目 で 重 視 度 は 高 いが 改 善 度 が 低 くなっている グ ローバルビジネスの 拠 点 として 人 や 企 業 の 活 発 な 交 流 を 生 む 環 境 整 備 が 求 められる 44

図 3-27 職 階 別 住 み 働 く 街 として 東 京 の 魅 力 を 高 めるための 諸 方 策 (SA) 1.80 1.60 1.40 1.20 高 改 善 度 低 重 視 度 経 営 者 平 均 (1.18) 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 重 視 度 全 体 平 均 (1.22) 重 視 度 社 員 スタッフ 平 均 (1.23) 評 価 されている 項 目 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルな どの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20-0.20 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 13-a 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 13-b オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 20-a 注 ) 東 京 の 魅 力 を 高 めるために 重 要 なことについて 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 については 重 視 する を 2 点 やや 重 視 する を 1 点 あまり 重 視 しない を-1 点 重 視 しない を-2 点 回 答 者 が 感 じる 最 近 の 印 象 を 尋 ねた 各 項 目 の 改 善 度 については よくなっている を 2 点 やや 良 くなっ ている を 1 点 変 わらない 分 からない を 0 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した No. 東 京 の 魅 力 を 高 めるために 重 視 する 項 目 1 東 京 の 混 然 とした 活 力 をさらに 高 めるため 多 様 な 機 能 施 設 の 集 積 をさらに 高 めること 2 経 済 や 産 業 のみならず 生 活 や 余 暇 文 化 等 で 楽 しく 豊 かに 過 ごせる 街 にすること 3 都 心 部 に 職 住 通 学 余 暇 レジャー 等 の 機 能 を 集 積 させ 利 便 性 と 楽 しさを 一 層 高 めること 4 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくりや 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 5 国 際 会 議 や 国 際 的 なイベントなどが 多 く 開 催 され 街 のにぎわいが 増 すこと 6 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れる 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 7 英 語 やアジア 言 語 でビジネスや 日 常 生 活 ができる 多 言 語 対 応 の 環 境 にすること 8 国 際 空 港 から 都 心 部 へのアクセス 交 通 利 便 性 の 向 上 9 オフィスや 住 宅 など 建 物 の 広 さ スペースを 広 くすること 10 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 11 日 本 や 東 京 の 文 化 歴 史 芸 術 を 感 じられる 施 設 や 地 区 が 増 えること 12 街 並 みやスカイラインの 統 一 洗 練 されたデザインの 建 築 物 が 都 市 景 観 を 構 成 していること 13 低 層 建 築 が 密 集 した 地 域 を 超 高 層 建 築 などで 立 体 的 に 再 開 発 すること 14 地 震 や 災 害 に 備 えて 街 全 体 や 住 宅 ビルなどの 耐 震 防 災 対 策 を 強 化 すること 15 地 震 等 の 災 害 時 にも 業 務 の 継 続 や 家 族 等 の 安 否 の 確 認 が 速 やかにできること 16 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさしい 建 物 や 街 となっていること 17 民 間 企 業 や 個 人 の 資 金 等 を 取 り 込 み 都 市 の 再 生 や 再 開 発 不 動 産 投 資 を 促 進 すること 18 治 安 が 良 い 反 面 住 宅 や 街 の 防 犯 やセキュリティが 緩 いので これらを 強 化 すること 19 東 京 がアジア 地 域 の 拠 点 都 市 となり 得 る 戦 略 の 策 定 と 実 行 20 外 国 人 の 生 活 をサポートするコンシェルジュ 機 能 ( 相 談 サポート)が 充 実 すること 8-a 17-a a. 経 営 者 管 理 職 b. 社 員 スタッフ N=25 N=198 8-b 2-b 1-b 16-b 3-b 15-b 5-b 4-b 6-b 2-a 1-a 11-b 12-b 7-b 11-a 18-b 7-a 17-b 20-b 10-b 12-a 19-b 6-a 16-a 3-a 9-b 5-a 18-a 4-a 19-a 10-a 9-a 14-b 14-a 15-a 改 善 度 社 員 スタッフ 平 均 (0.75) 改 善 度 全 体 平 均 (0.73) 改 善 度 経 営 者 平 均 (0.57) 地 球 環 境 に 配 慮 した 環 境 にやさし い 建 物 や 街 となっていること 都 心 部 でNYセントラルパークのような 大 規 模 な 公 園 憩 いの 場 を 整 備 すること 外 資 系 企 業 や 外 国 人 就 業 者 観 光 客 を 多 く 受 け 入 れ 国 際 的 な 集 客 力 を 高 める 環 境 づくり る 市 場 開 放 規 制 緩 和 策 等 の 推 進 や 集 客 拠 点 集 積 を 進 めること 低 重 視 度 高 0.00-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 改 善 が 求 められる 項 目 45

東 京 の 魅 力 を 高 めるために 重 要 な 方 向 性 や 対 策 に 関 する 自 由 記 述 回 答 を 分 析 したとこ ろ 主 として 外 国 人 の 受 け 入 れ 体 制 自 然 環 境 日 本 文 化 のアピール 住 みやすい 観 光 しやすい 街 づくり に 関 する 回 答 が 多 かった 多 言 語 対 応 環 境 の 整 備 や 都 心 部 で 自 然 と 触 れ 合 える 環 境 を 充 実 すべきという 提 案 など があった また 日 本 文 化 のアピール では 日 本 の 伝 統 や 文 化 を 積 極 的 に 海 外 に 発 信 すべきといった 日 本 の 文 化 を 評 価 した 上 で 情 報 発 信 の 不 足 を 指 摘 する 提 案 もあった 表 3-6 東 京 の 魅 力 を 高 めるために 重 要 とお 考 えの 方 向 性 や 対 策 ( 記 述 回 答 ) 項 目 外 国 人 の 受 け 入 れ 体 制 自 然 環 境 日 本 文 化 のアピール 住 みやすい 街 づくり 主 な 課 題 多 言 語 対 応 環 境 の 整 備 (オフィスビルや 観 光 地 での 案 内 板 の 表 記 に 英 語 日 本 語 の 双 方 とも 表 記 するなど) 国 際 イベントの 開 催 都 内 に 公 園 をつくる 自 然 がない 日 本 の 伝 統 文 化 をもっと 海 外 へ 発 信 すべき 日 本 東 京 らしい 建 築 デザインが 欲 しい すべて 欧 米 風 でがっかりした 伝 統 的 なイベントの 開 催 子 連 れ 高 齢 者 妊 婦 にやさしい 街 づくり 環 境 にやさしい 街 づくり 観 光 しやすい 街 づくり 空 港 へのアクセスが 不 便 無 料 Wi-Fi 自 転 車 レーン 地 震 対 策 通 勤 ラッシュの 緩 和 歩 きたばこ 7) オフィスビルに 求 められる 機 能 及 び 現 在 の 満 足 度 a. オフィスの 施 設 設 備 の 重 視 度 及 び 満 足 度 オフィスの 施 設 設 備 の 全 ての 項 目 において 高 い 満 足 度 を 得 ている 特 に 重 視 する との 回 答 が 多 かったのは 5: 免 震 制 振 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ や 6: 停 電 時 の 電 力 供 給 や 防 災 備 蓄 倉 庫 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 充 実 であ った オフィスビルについて 防 災 性 能 が 最 も 重 視 されていることがわかる 一 方 不 満 足 である という 回 答 が 最 も 多 かったのは 7:1 フロア 面 積 の 大 きさ や 8: 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) であ った 46

図 3-28 オフィスの 施 設 設 備 の 重 視 度 及 び 満 足 度 (SA) オフィスビルの 施 設 設 備 について 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 ビルの 設 備 グレードの 高 さ 29.6 48.9 16.6 4.9 26.0 55.2 17.0 1.8 2 セキュリティの 高 さ(セキュリティゲートの 設 置 等 ) 39.9 44.4 12.6 3.1 26.5 55.2 16.1 2.2 3 ビル 内 共 用 施 設 の 充 実 ( 高 グレードな 喫 煙 室 リフ レッシュスペース 等 ) 31.4 43.0 18.4 7.2 23.3 43.9 27.4 5.4 4 トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ 52.0 39.5 0.4 8.1 31.4 53.8 12.1 2.7 5 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ 65.5 27.8 1.3 5.4 31.8 48.9 16.6 2.7 6 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 充 実 61.4 28.3 9.0 1.3 26.0 52.5 18.8 2.7 7 1フロア 面 積 の 大 きさ 30.0 50.2 17.0 2.7 19.7 50.7 23.3 6.3 8 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) 37.7 43.5 17.0 1.8 17.0 53.8 23.3 5.8 n=223 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 に 関 係 がない 満 足 している やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 である 次 頁 の 図 は オフィスの 施 設 設 備 について 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである オフィスの 施 設 設 備 については 先 にも 示 した 通 り 全 般 的 に 満 足 度 は 高 い 特 に 4:トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ 5: 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ 6: 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 充 実 は 他 の 項 目 と 比 較 して 重 視 度 満 足 度 ともに 高 かった 一 方 重 視 度 は 相 対 的 に 高 くはないが 7:1フロア 面 積 の 大 きさ 8: 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) について 満 足 度 が 低 い 結 果 となった 47

図 3-29 オフィスの施設 設備の重視度及び満足度 SA N=223 1.80 重視度平均 1.09 高 1.60 満 足 度 低 評価されている項目 1.40 5 免震 制震等の耐震性能の 高さ 1.20 4 トイレ内の快適性の高さ 1.00 2 1 0.80 7 1フロア面積の大きさ 0.60 3 改善が求められる項目 0.40 8 環境への配慮 省エネ対応 環境認証取得 LEED CASBEE 等 等 0.20 満足度平均 0.75 6 停電時の電力供給 自家用 発電機の設置等 や防災備蓄 等 優れた防災体制 バック アップ体制の充実 低 重視度 高 0.00-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80-0.20 注 オフィスの施設 設備について尋ねた各項目の重視度 満足度について 重視する 満足して いる を 2 点 やや重視する やや満足 を 1 点 あまり重視しない やや不満足 を 1 点 重視しない 不満足である を 2 点と配点し 各選択肢の分布図を作成した 表 3-7 オフィスの施設 設備の重視度及び満足度 SA 重視度 満足度上位順 重視度順位 重視度 満足度 5 免震 制震等の耐震性能の高さ 1.51 0.91 6 停電時の電力供給 自家用発電機の 設置等 や防災備蓄等 優れた防災体 制 バックアップ体制の充実 1.39 4 トイレ内の快適性の高さ 重視度 満足度 4 トイレ内の快適性の高さ 1.35 0.99 0.80 5 免震 制震等の耐震性能の高さ 1.51 0.91 1.35 0.99 2 セキュリティの高さ セキュリティゲートの 設置等 1.05 0.87 2 セキュリティの高さ セキュリティゲートの 設置等 1.05 0.87 1 ビルの設備グレードの高さ 0.82 0.87 8 環境への配慮 省エネ対応 環境認証 取得 LEED CASBEE 等 等 0.98 0.53 6 停電時の電力供給 自家用発電機の 設置等 や防災備蓄等 優れた防災体 制 バックアップ体制の充実 1.39 0.80 7 1フロア面積の大きさ 0.88 0.54 7 1フロア面積の大きさ 0.88 0.54 1 ビルの設備グレードの高さ 0.82 0.87 8 環境への配慮 省エネ対応 環境認証 取得 LEED CASBEE 等 等 0.98 0.53 3 ビル内共用施設の充実 高グレードな 喫煙室 リフレッシュスペース等 0.73 0.52 3 ビル内共用施設の充実 高グレードな 喫煙室 リフレッシュスペース等 0.73 0.52 平均 1.09 0.75 平均 1.09 0.75 48 満足度順位

次 頁 の 図 は オフィスの 施 設 設 備 に 関 して 職 階 別 ( 経 営 者 管 理 職 と 社 員 スタッ フ 別 )で 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 経 営 者 管 理 職 では 6: 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 充 実 8: 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) といった 項 目 で 重 視 度 は 高 いが 満 足 度 が 低 い 社 員 スタッフでは 3:ビル 内 共 用 施 設 の 充 実 ( 高 グレードな 喫 煙 室 リフレッシュ スペース 等 ) 7 :1フロア 面 積 の 大 きさ 8: 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) といった 項 目 で 満 足 度 が 低 くなっていた ただし これらは 相 対 的 に 重 視 度 が 低 かった 一 方 重 視 度 満 足 度 双 方 とも 高 かったのは 社 員 スタッフでは 4:トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ 5: 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ 6: 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 充 実 となっ ていた 経 営 者 管 理 職 では 双 方 に 高 い 項 目 はなく 4:トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ や 5: 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ が 比 較 的 評 価 されている 項 目 であることが わかった 経 営 者 管 理 職 社 員 スタッフともに 5: 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ は 重 視 しかつ 満 足 度 も 高 い 一 方 8: 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) は 重 視 するが 満 足 度 は 低 いという 傾 向 が 見 られた 6: 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バ ックアップ 体 制 の 充 実 に 関 して 重 視 度 は 経 営 者 管 理 職 社 員 スタッフで 差 がな いが 経 営 者 管 理 職 の 方 が 満 足 度 は 低 いという 結 果 だった 経 営 者 管 理 職 の 事 業 継 続 を 重 視 する 姿 勢 がうかがえる 49

図 3-30 職 階 別 オフィスの 施 設 設 備 の 重 視 度 及 び 満 足 度 (SA) 1.80 1.60 1.40 高 満 足 度 低 トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ 重 視 度 全 体 平 均 (1.09) 重 視 度 社 員 スタッフ 平 均 (1.12) 重 視 度 経 営 者 平 均 (0.86) 評 価 されている 項 目 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ 1.20 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20-0.20 3-a 2-a 1-a ビル 内 共 用 施 設 の 充 実 ( 高 グレードな 喫 煙 室 リフレッシュスペース 等 ) 1フロア 面 積 の 大 きさ 注 )オフィスの 施 設 設 備 について 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 満 足 度 について 重 視 する 満 足 して いる を+2 点 やや 重 視 する やや 満 足 を+1 点 あまり 重 視 しない やや 不 満 足 を-1 点 重 視 しない 不 満 足 である を-2 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した No. オフィスの 施 設 設 備 の 重 視 度 及 び 満 足 度 の 項 目 1 ビルの 設 備 グレードの 高 さ 2 セキュリティの 高 さ(セキュリティゲートの 設 置 等 ) 3 ビル 内 共 用 施 設 の 充 実 ( 高 グレードな 喫 煙 室 リフレッシュスペース 等 ) 4 トイレ 内 の 快 適 性 の 高 さ 5 免 震 制 震 等 の 耐 震 性 能 の 高 さ 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バックアップ 体 制 の 6 充 実 7 1フロア 面 積 の 大 きさ 8 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) 4-a 1-b 2-b 3-b 8-b 7-a 7-b 環 境 への 配 慮 ( 省 エネ 対 応 環 境 認 証 取 得 (LEED CASBEE 等 ) 等 ) 0.00 低 重 視 度 高 -0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 a. 経 営 者 管 理 職 b. 社 員 スタッフ N=25 N=198 8-a 改 善 が 求 められる 項 目 4-b 6-b 5-a 5-b 満 足 度 社 員 スタッフ 平 均 (0.77) 満 足 度 全 体 平 均 (0.75) 満 足 度 経 営 者 平 均 (0.65) 6-a 停 電 時 の 電 力 供 給 ( 自 家 用 発 電 機 の 設 置 等 )や 防 災 備 蓄 等 優 れた 防 災 体 制 バック アップ 体 制 の 充 実 b. オフィスの 周 辺 環 境 の 重 視 度 及 び 満 足 度 オフィスの 周 辺 環 境 について 重 視 する との 回 答 が 多 かったのは 1: 交 通 利 便 の 充 実 や 2: 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 であった 1: 交 通 利 便 の 充 実 や 2: 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 については 最 も 重 視 される 項 目 であると 同 時 に 満 足 している という 回 答 の 割 合 が 高 い 項 目 ともなっ ている 重 視 度 は 他 に 比 べ 高 くはないが 不 満 足 である という 回 答 の 割 合 が 高 いのは 8: 緑 オープンスペースの 充 実 や 9: 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 )の 充 実 である 50

図 3-31 オフィスの 周 辺 環 境 の 重 視 度 及 び 満 足 度 (SA) オフィスの 周 辺 環 境 について オフィスの 0% 周 辺 20% 環 境 について 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 交 通 利 便 の 充 実 66.4 28.3 5.4 31.8 46.6 16.6 4.9 2 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 59.2 32.3 8.1 0.4 27.4 48.0 20.6 4.0 3 ショッピング 施 設 ( 物 販 店 舗 等 )の 充 実 32.3 41.7 21.1 4.9 23.3 51.1 21.1 4.5 4 アクティビティ 施 設 (フィットネス 等 )の 充 実 26.9 47.5 21.5 4.0 16.1 45.3 35.0 3.6 5 文 化 交 流 施 設 ( 劇 場 美 術 館 等 )の 充 実 24.2 39.0 31.4 5.4 14.8 46.6 33.2 5.4 6 カンファレンスルーム コンベンション 施 設 の 充 実 26.9 39.9 27.4 5.8 16.1 51.6 28.3 4.0 7 医 療 施 設 ( 病 院 ドラッグストア 等 )の 充 実 36.3 44.8 15.2 3.6 15.7 52.0 27.4 4.9 8 緑 オープンスペースの 充 実 40.4 46.2 12.6 0.9 18.4 48.0 25.1 8.5 9 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 )の 充 実 40.8 44.4 13.0 1.8 17.5 47.5 26.0 9.0 n=223 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 に 関 係 がない 満 足 している やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 である 次 頁 の 図 は オフィスの 周 辺 環 境 に 関 して 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 1: 交 通 利 便 の 充 実 や 2: 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 は 重 視 度 満 足 度 ともに 高 い 項 目 となっていた 一 方 重 視 度 は 高 いが 満 足 度 が 低 い 項 目 としては 7: 医 療 施 設 ( 病 院 ドラッグ ストア 等 )の 充 実 8: 緑 オープンスペースの 充 実 9: 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 ) の 充 実 が 挙 げられる 51

図 3-32 オフィスの周辺環境の重視度及び満足度 SA N=223 1.80 重視度平均 0.96 高 1.60 満 足 度 低 1.40 1.20 1.00 評価されている項目 1 交通利便の充実 0.80 3 0.60 7 医療施設 病院 ドラッグスト ア等 の充実 2 飲食施設 レストラン等 の 充実 満足度平均 0.52 6 8 緑 オープンスペースの充実 0.40 5 9 居住環境 職住近接 の充実 4 改善が求められる項目 0.20 低 重視度 高 0.00-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80-0.20 注 オフィスの周辺環境について尋ねた各項目の重視度 満足度について 重視する 満足してい る を 2 点 やや重視する やや満足 を 1 点 あまり重視しない やや不満足 を 1 点 重視しない 不満足である を 2 点と配点し 各選択肢の分布図を作成した 表 3-8 オフィスの周辺環境の重視度及び満足度 重視度 満足度上位順 重視度順位 重視度 満足度 1 交通利便の充実 1.56 0.84 2 飲食施設 レストラン等 の充実 1.42 8 緑 オープンスペースの充実 重視度 満足度 1 交通利便の充実 1.56 0.84 0.74 2 飲食施設 レストラン等 の充実 1.42 0.74 1.13 0.43 3 ショッピング施設 物販店舗等 の充実 0.75 0.68 9 居住環境 職住近接 の充実 1.09 0.39 6 カンファレンスルーム コンベンション 施設の充実 0.55 0.48 7 医療施設 病院 ドラッグストア等 の充 実 0.95 0.46 7 医療施設 病院 ドラッグストア等 の充 実 0.95 0.46 3 ショッピング施設 物販店舗等 の充実 0.75 0.68 8 緑 オープンスペースの充実 1.13 0.43 4 アクティビティ施設 フィットネス等 の 充実 0.72 0.35 9 居住環境 職住近接 の充実 1.09 0.39 6 カンファレンスルーム コンベンション 施設の充実 0.55 0.48 4 アクティビティ施設 フィットネス等 の 充実 0.72 0.35 5 文化 交流施設 劇場 美術館等 の充 実 0.45 0.32 5 文化 交流施設 劇場 美術館等 の充 実 0.45 0.32 平均 0.96 0.52 平均 0.96 0.52 52 満足度順位

次 頁 の 図 は オフィス 周 辺 環 境 に 関 して 職 階 別 ( 経 営 者 管 理 職 と 社 員 スタッフ 別 ) で 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 経 営 者 管 理 職 では 8: 緑 オープンスペースの 充 実 について 重 視 度 は 高 いが 満 足 度 が 低 く 評 価 されている なお 以 下 は 相 対 的 に 重 視 度 は 高 くないものの 満 足 度 が 低 い 項 目 である 4:アクティビティ 施 設 (フィットネス 等 )の 充 実 5: 文 化 交 流 施 設 ( 劇 場 美 術 館 等 )の 充 実 6:カンファレンスルーム コンベンション 施 設 の 充 実 社 員 スタッフでは 8: 緑 オープンスペースの 充 実 や 9: 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 ) の 充 実 が 改 善 点 として 指 摘 できる 経 営 者 管 理 職 のみの 特 徴 として 5: 文 化 交 流 施 設 ( 劇 場 美 術 館 等 )の 充 実 及 び 6:カンファレンスルーム コンベンション 施 設 の 充 実 の 満 足 度 が 低 いという 点 が 挙 げられる これは 図 3-27 の 傾 向 とも 合 致 しており 国 際 的 な 会 議 や 文 化 交 流 イベントを 開 催 できる 施 設 の 充 実 が 求 められる 重 視 度 改 善 度 双 方 とも 高 い 評 価 を 得 たのは 経 営 者 管 理 職 社 員 スタッフともに 1: 交 通 利 便 の 充 実 2: 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 であった 53

図 3-33 職 階 別 オフィスの 周 辺 環 境 の 重 視 度 及 び 満 足 度 (SA) 1.80 1.60 1.40 高 満 足 度 低 重 視 度 全 体 平 均 (0.96) 重 視 度 社 員 スタッフ 平 均 (0.96) 重 視 度 経 営 者 平 均 (0.97) 1.20 1.00 0.80 0.60 0.40 0.20 5-b 6-a 低 重 視 度 高 0.00-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 4-a 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80-0.20 カンファレンスルーム コンベン ション 施 設 の 充 実 文 化 交 流 施 設 ( 劇 場 美 術 館 等 )の 充 実 注 )オフィスの 周 辺 環 境 について 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 満 足 度 について 重 視 する 満 足 してい る を+2 点 やや 重 視 する やや 満 足 を+1 点 あまり 重 視 しない やや 不 満 足 を-1 点 重 視 しない 不 満 足 である を-2 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した No. オフィスの 周 辺 環 境 の 重 視 度 及 び 満 足 度 の 項 目 1 交 通 利 便 の 充 実 2 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 3 ショッピング 施 設 ( 物 販 店 舗 等 )の 充 実 4 アクティビティ 施 設 (フィットネス 等 )の 充 実 5 文 化 交 流 施 設 ( 劇 場 美 術 館 等 )の 充 実 6-b アクティビティ 施 設 (フィットネス 等 )の 充 実 緑 オープンスペースの 充 実 6 カンファレンスルーム コンベンション 施 設 の 充 実 7 医 療 施 設 ( 病 院 ドラッグストア 等 )の 充 実 8 緑 オープンスペースの 充 実 9 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 )の 充 実 5-a 4-b 3-b 7-a 9-a 3-a a. 経 営 者 管 理 職 b. 社 員 スタッフ N=25 N=198 評 価 されている 項 目 飲 食 施 設 (レストラン 等 )の 充 実 交 通 利 便 の 充 実 7-b 8-b 8-a 9-b 2-b 1-a 居 住 環 境 ( 職 住 近 接 )の 充 実 2-a 改 善 が 求 められる 項 目 1-b 満 足 度 社 員 スタッフ 平 均 (0.54) 満 足 度 全 体 平 均 (0.52) 満 足 度 経 営 者 平 均 (0.39) 54

8) オフィスビルに 対 する 要 望 オフィスに 対 するニーズ 及 びオフィス 周 辺 に 求 める 施 設 とその 理 由 を 記 述 回 答 形 式 で 尋 ねたところ 以 下 のような 特 徴 があった その 結 果 を 下 表 にまとめた 表 3-9 オフィスに 対 するニーズ 及 びオフィス 周 辺 に 求 める 施 設 とその 理 由 ( 記 述 回 答 ) 区 分 求 める 施 設 理 由 耐 震 機 能 地 震 対 策 休 憩 室 社 員 同 士 の 交 流 リラックスのため 夜 遅 くまで 残 業 しているため 睡 眠 をとりたい 無 料 Wi-Fi お 客 様 にも 使 えるように 残 業 が 多 いので 深 夜 営 業 のレストランがほしい レストラン 飲 食 店 もっとランチなどに 食 べられる 種 類 を 増 やしてほしい 禁 煙 レストラン オフィスに 求 め 安 いレストラン るニーズ( 新 し 落 ち 着 きたい カフェ い 設 備 サービ 仕 事 終 了 後 に 行 く スや 複 合 機 能 スーパー いつも 帰 りが 遅 いから 等 ) 医 療 施 設 仕 事 が 忙 しいと 行 きにくいため 託 児 所 迎 えに 行 きやすいように カンファレンス センター 他 企 業 との 交 流 のため ジム 健 康 維 持 仕 事 終 了 後 の 日 課 気 分 転 換 自 然 仕 事 中 後 のリラックスのため 昼 は 特 に 混 雑 する レストラン より 安 いレストランがほしい 仕 事 終 わりに 仲 間 と 交 流 する ショッピングセ 仕 事 帰 りにあると 便 利 ンター 夜 遅 くまで 残 業 する 時 に 便 利 ホテル 終 電 を 逃 しても 会 社 の 近 くで 泊 まりたい 映 画 館 美 術 館 劇 場 仕 事 後 に 楽 しみたい オフィス 周 辺 に 求 める 施 設 インターナショ ナルスクール 託 児 所 医 療 施 設 ジム 駅 住 居 住 宅 公 園 自 然 都 内 は 少 ない 安 いインターナショナルスクールが 欲 しい 子 供 がいる 女 性 が 安 心 して 働 けるように 都 心 に 広 くて 安 いものがない 帰 りが 遅 いので 近 くで 行 ける 場 所 がほしい 退 社 後 運 動 したい 運 動 不 足 だから 近 くに 駅 がないので 不 便 サービスアパートメントがあれば 仕 事 に 行 くのに 便 利 長 距 離 通 勤 はストレス リラックスのため 55

3.2.3 日 本 での 生 活 や 仕 事 における 外 国 人 ビジネスマンのニーズや 課 題 1) 日 本 での 赴 任 形 態 日 本 への 赴 任 形 態 は 単 身 の 赴 任 ( 独 身 も 含 む) が 71.3% 家 族 帯 同 ( 夫 婦 のみ) の 赴 任 が 13.0% 家 族 帯 同 ( 子 供 含 む)の 赴 任 が 12.6%となっている 図 3-34 日 本 での 赴 任 形 態 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 71.3 13.0 12.6 3.1 単 身 の 赴 任 ( 独 身 も 含 む) 家 族 帯 同 ( 子 供 含 む)の 赴 任 家 族 帯 同 ( 夫 婦 のみ)の 赴 任 その 他 2) 住 まいと 勤 務 先 の 所 在 地 と 通 勤 時 間 回 答 者 の 日 本 での 主 要 な 勤 務 先 の 所 在 地 は 渋 谷 区 (14.8%)が 最 も 多 く 次 い で 千 代 田 区 (13.9%) 新 宿 区 (12.6%) 港 区 (10.8%) 中 央 区 (6.7%) 品 川 区 (5.4%) 横 浜 市 (5.8%) 川 崎 市 (2.7%)となっ ていた 現 在 の 居 住 地 は 東 京 23 区 内 が 76.2%を 占 めた 東 京 23 区 内 では 新 宿 区 (9.4%) 大 田 区 (4.9%) 江 東 区 (4.5%) 世 田 谷 区 (4.5%) 等 であった 図 3-35 主 要 な 勤 務 先 の 所 在 地 及 び 日 本 での 居 住 地 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 勤 務 地 14.8 13.9 12.6 10.8 6.7 5.4 19.3 5.8 2.7 8.1 居 住 地 4.5 4.0 9.4 1.8 3.1 4.0 49.3 10.8 5.4 7.6 渋 谷 区 千 代 田 区 新 宿 区 港 区 中 央 区 品 川 区 その 他 東 京 17 区 横 浜 市 川 崎 市 その 他 注 ) 勤 務 地 の その 他 東 京 18 区 の 内 訳 は 以 下 のとおり 台 東 区 (3.1%) 豊 島 区 (2.7%) 江 東 区 足 立 区 ( 各 2.2%) 文 京 区 世 田 谷 区 ( 各 1.8%) 中 野 区 (1.3%) 目 黒 区 大 田 区 練 馬 区 江 戸 川 区 ( 各 0.9%) 墨 田 区 (0.4%) 居 住 地 の その 他 東 京 18 区 の 内 訳 は 以 下 のとおり 大 田 区 (4.9%) 江 東 区 世 田 谷 区 ( 各 4.5%) 杉 並 区 豊 島 区 ( 各 4.0%) 足 立 区 (3.6%) 台 東 区 目 黒 区 練 馬 区 江 戸 川 区 ( 各 3.1%) 荒 川 区 (2.7%) 文 京 区 (2.2%) 北 区 (1.8%) 中 野 区 (1.3%) 板 橋 区 墨 田 区 ( 各 0.9%) 56

a. 自 宅 から 会 社 までの 通 勤 時 間 及 び 許 容 できる 通 勤 時 間 通 勤 時 間 は 30 分 以 上 60 分 未 満 が 43.5% 15 分 以 上 30 分 未 満 が 26.9%とな っており 30 分 未 満 の 人 を 合 わせると 70.4%となっていた 許 容 できる 通 勤 時 間 としては 30 分 以 上 60 分 未 満 が 最 も 多 く(57.0%) 次 い で 15 分 以 上 30 分 未 満 (24.7%)となっていた 図 3-36 自 宅 から 会 社 までの 通 勤 時 間 及 び 許 容 できる 通 勤 時 間 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 通 勤 時 間 12.6 26.9 43.5 13.5 3.6 許 容 できる 通 勤 時 間 5.4 24.7 57.0 11.2 1.8 n=223 15 分 未 満 15 分 以 上 30 分 未 満 30 分 以 上 60 分 未 満 60 分 以 上 90 分 未 満 90 分 以 上 3) 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 に 関 して 在 日 外 国 人 がどの 程 度 重 視 し また 満 足 しているかという 評 価 を 19 項 目 について 尋 ねた 重 視 する という 回 答 が 多 かったのは 1: 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 2: 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 3: 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 13: 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 19: 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 であった 上 記 の 項 目 の 中 で 満 足 している という 回 答 の 割 合 が 特 に 高 かったのは 1: 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 3: 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) である 不 満 足 である という 回 答 の 割 合 が 高 かったのは 7: 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 19: 無 料 Wi -Fi 環 境 の 整 備 であった 9: 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 10: 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サ ービスの 提 供 11: 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 の 子 どもに 関 連 す る 項 目 は 子 供 のいる 回 答 者 のみの 回 答 を 分 析 した その 結 果 9: 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 11: 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 に 関 しては 重 視 する という 回 答 が 半 数 以 上 であり 子 育 て 世 帯 における 教 育 環 境 の 重 要 性 ( 多 言 語 )が 伺 える 57

図 3-37 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 (SA) < 重 視 度 > < 満 足 度 > 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 49.8 38.1 9.0 3.1 10.3 53.8 27.4 8.5 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 39.9 38.1 17.5 4.5 4.5 49.8 36.8 9.0 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 43.0 44.4 11.2 1.3 17.9 47.5 23.8 10.8 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 25.6 43.5 27.4 3.6 13.5 58.7 25.6 2.2 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 33.6 38.6 21.5 6.3 6.7 45.7 36.3 11.2 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 24.2 34.5 30.5 10.8 8.5 43.5 39.5 8.5 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 30.9 37.7 25.1 6.3 8.5 36.3 37.7 17.5 8 本 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 13.5 26.5 38.1 22.0 11.7 49.8 30.0 8.5 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 57.1 28.6 10.7 3.6 14.3 39.3 39.3 7.1 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 32.1 42.9 17.9 7.1 10.7 35.7 46.4 7.1 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 50.0 25.0 21.4 3.6 7.1 42.9 35.7 14.3 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 53.4 32.7 10.8 3.1 7.6 30.9 43.9 17.5 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 39.0 30.9 23.3 6.7 5.4 44.8 39.0 10.8 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 34.5 35.9 23.3 6.3 5.8 47.1 35.9 11.2 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サークル 等 への 参 加 誘 導 31.4 43.5 19.3 5.8 6.3 52.0 35.0 6.7 16 外 国 人 への 多 言 語 によるFM 放 送 や 情 報 誌 17.9 34.1 34.5 13.5 8.5 46.6 35.0 9.9 17 レストランや 文 化 施 設 案 内 サインの 多 言 語 化 19.3 43.0 28.3 9.4 10.3 51.6 29.6 8.5 18 ハラールやコーシャに 対 応 するレストランの 増 加 17.5 21.1 33.6 27.8 15.2 45.7 29.1 9.9 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 60.1 22.9 11.2 5.8 8.5 28.7 31.8 30.9 n=223 (9,10,11のみn=28) 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 に 関 係 が 無 い 満 足 している やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 である 注 ) 諸 方 策 9 10 11 に 関 しては 子 供 がいる 回 答 者 のみ(N=28)を 対 象 にグラフを 作 成 した 58

下 図 は 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 に 関 して 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 重 視 度 満 足 度 ともに 高 かったのは 1: 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 3: 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 4: 都 心 部 でア フター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 であった 本 アンケート 調 査 では 若 年 層 (20 代 48.9% 30 代 43.9%( 図 3-2))の 回 答 が 多 く また 単 身 (71.3%) 又 は 夫 婦 の み(13.0%)での 赴 任 形 態 ( 図 3-34)が 多 くなっており 都 心 部 で 職 住 近 接 を 実 現 できている 者 が 多 いと 想 定 される 一 方 重 視 度 は 高 いが 満 足 度 が 低 い 改 善 すべき 項 目 としては 7: 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 19: 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 13: 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート が 挙 げられる また 子 どもを 持 つ 回 答 者 に 限 った 回 答 では 10: 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービ スの 提 供 や 11: 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 が 重 視 度 は 高 いものの 満 足 度 は 低 く 改 善 が 求 められる 図 3-38 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 (SA) N=223 0.80 0.60 高 満 足 度 低 重 視 度 平 均 (0.68) 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 評 価 されている 項 目 0.40 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 18 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 1 8 17 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 0.20 サービスの 提 供 15 9 16 満 足 度 平 均 (0.07) 6 5 14 2 低 重 視 度 高 0.00-0.80-0.60-0.40-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60-0.20-0.40 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 -0.60 改 善 が 求 められる 項 目 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 -0.80 注 ) 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 についた 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 満 足 度 について 重 視 する 満 足 している を+2 点 やや 重 視 する やや 満 足 を+1 点 あまり 重 視 しない やや 不 満 足 を-1 点 重 視 しない 不 満 足 である を-2 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した 諸 方 策 9 10 11 に 関 しては 子 供 がいる 回 答 者 のみを 対 象 に 分 布 図 を 作 成 した 59

表 3-10 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 ( 重 視 度 満 足 度 上 位 順 ) 重 視 度 順 位 重 視 度 満 足 度 満 足 度 順 位 重 視 度 満 足 度 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 1.25 0.14 1.22 0.30 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 1.22-0.33 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 1.20-0.48 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サーク ル 等 への 参 加 誘 導 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 し む 場 を 拡 大 17 レストランや 文 化 施 設 案 内 サインの 多 言 語 化 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 16 外 国 人 への 多 言 語 によるFM 放 送 や 情 報 誌 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 し む 場 を 拡 大 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 18 ハラールやコーシャに 対 応 するレスト ランの 増 加 0.60 0.56 1.17 0.38 1.22 0.30-0.33 0.27 1.17 0.38 8 本 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 -0.29 0.26 0.96-0.07 0.91 0.04 0.75 0.16 0.75-0.04 0.72-0.05 0.72 0.00 0.69 0.00 0.62-0.19 0.60 0.56 0.35 0.26 0.31 0.04 0.09 0.09 17 レストランや 文 化 施 設 案 内 サインの 多 言 語 化 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サーク ル 等 への 参 加 誘 導 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 16 外 国 人 への 多 言 語 によるFM 放 送 や 情 報 誌 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 0.35 0.26 0.75 0.16 1.25 0.14 0.09 0.09 0.91 0.04 0.31 0.04 0.72 0.00 0.69 0.00 0.75-0.04 0.72-0.05 0.96-0.07 0.62-0.19 8 本 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 -0.29 0.26 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 1.22-0.33 18 ハラールやコーシャに 対 応 するレスト ランの 増 加 -0.33 0.27 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 1.20-0.48 平 均 0.68 0.07 平 均 0.68 0.07 注 ) 諸 方 策 9 10 11 に 関 しては 子 供 がいる 家 庭 のみを 対 象 に 重 視 度 満 足 度 を 算 出 した 60

下 図 は 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 に 関 して 職 階 別 ( 経 営 者 管 理 職 と 社 員 スタッフ 別 )で 重 視 度 満 足 度 それぞれを 点 数 化 して 各 項 目 の 分 布 を 示 したものである 重 視 度 改 善 度 双 方 とも 高 かったのは 経 営 者 管 理 職 社 員 スタッフともに 1: 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 3: 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) であった 経 営 者 管 理 職 において 重 視 度 は 高 いが 改 善 度 が 低 い 改 善 すべき 点 として 2: 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 の 充 実 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 19: 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 社 員 スタッフでは 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 19: 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 が 挙 げられる 経 営 者 管 理 職 社 員 スタッフともに 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 及 び 19: 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 の 満 足 度 は 低 く より 一 層 の 改 善 が 求 められる なお 経 営 者 管 理 職 のみの 特 徴 として 2: 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービス の 拡 大 で 特 に 重 視 度 は 高 いが 満 足 度 は 低 い これは 他 の 質 問 項 目 においても 多 言 語 環 境 への 対 応 が 主 な 課 題 として 挙 げられていたことと 同 様 の 背 景 と 考 えられる 図 3-39 職 階 別 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 (SA) 18-a 0.80 0.60 高 満 足 度 低 重 視 度 経 営 者 平 均 (0.59) 重 視 度 平 均 (0.68) 4-b 重 視 度 社 員 スタッフ 平 均 (0.70) 9-a 3-a 評 価 されている 項 目 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 0.40 1-a 3-b 8-a 8-b 16-b 4-a 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 1-b 満 足 度 18-b ( 通 勤 20 分 以 内 ) 0.20 10-a 社 員 スタッフ 17-b 15-b 満 足 度 平 均 (0.07) 2-b 平 均 (0.07) 満 足 度 経 営 者 6-b 14-b 0.00 5-b 平 均 (0.01) 11-a -0.80-0.60-0.40-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 13-b 0.80 1.00 1.20 9-b 1.40 1.60 17-a 16-a 6-a 10-b 5-a 11-b 低 重 視 度 高 -0.20 13-a 7-b 医 療 サービスの 15-a 多 言 語 対 応 12-b 2-a -0.40 7-a 14-a 12-a 多 言 語 による ビジネス 支 援 19-b サービスの 拡 大 の 充 実 注 ) 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 について 尋 ねた 各 項 目 の 重 視 度 満 足 度 について 重 視 する 満 足 している を+2 点 やや 重 視 する やや 満 足 を+1 点 あまり 重 視 しない やや 不 満 足 を-1 点 重 視 しない 不 満 足 である を-2 点 と 配 点 し 各 選 択 肢 の 分 布 図 を 作 成 した -0.60-0.80 a. 経 営 者 管 理 職 b. 社 員 スタッフ N=25 N=198 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 諸 方 策 9 10 11 に 関 しては 子 供 がいる 家 庭 のみを 対 象 に 分 布 図 を 作 成 した 19-a 改 善 が 求 められる 項 目 61

No. 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 8 本 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サークル 等 への 参 加 誘 導 16 外 国 人 への 多 言 語 によるFM 放 送 や 情 報 誌 17 レストランや 文 化 施 設 案 内 サインの 多 言 語 化 18 ハラールやコーシャに 対 応 するレストランの 増 加 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 4) 日 本 での 生 活 文 化 諸 活 動 で 特 に 気 に 入 っていることと 気 に 入 らないこと 日 本 での 生 活 文 化 諸 活 動 で 特 に 気 に 入 っていること 気 に 入 らないことについて の 記 述 回 答 を 整 理 したところ 都 市 自 然 日 本 社 会 や 日 本 人 の 人 間 性 生 活 様 式 の3つに 分 類 された プラスの 評 価 として 日 本 社 会 や 日 本 人 の 人 間 性 生 活 様 式 を 評 価 する 意 見 が 特 に 多 かった また 都 市 の 安 全 性 や 清 潔 さ 利 便 性 を 評 価 する 意 見 も 多 い 一 方 マイナスの 評 価 として ルールの 多 さや 外 国 人 受 入 への 受 容 性 長 時 間 労 働 と いったダイバーシティ 社 会 の 実 現 に 向 けた 課 題 や 混 雑 通 勤 ラッシュなどが 指 摘 され ている 62

表 3-11 日 本 での 生 活 文 化 諸 活 動 で 特 に 気 に 入 っていること( 記 述 回 答 ) 主 な 指 摘 プラス 評 価 マイナス 評 価 日 本 社 会 や 日 本 人 の 人 間 性 生 活 様 式 都 市 自 然 日 本 社 会 や 日 本 人 の 人 間 性 生 活 様 式 都 市 自 然 秩 序 がある ルールを 守 る 礼 儀 正 しい 時 間 に 正 確 おもてなし 日 本 の 伝 統 的 な 文 化 ( 衣 装 や 祭 り 花 火 大 会 など) アニメ 漫 画 といったエンターテイメントが 豊 富 食 べ 物 がおいしい 温 泉 文 化 食 べ 物 が 安 全 公 共 交 通 機 関 が 便 利 安 全 きれい 道 がきれい 空 気 がきれい 便 利 である 公 共 交 通 機 関 が 便 利 観 光 施 設 や 案 内 板 は 完 備 されている ヘルスケアサービスが 充 実 四 季 季 節 ごとの 行 事 ルールが 多 い 外 国 人 を 受 け 入 れない( 多 言 語 環 境 ではない 外 国 人 に 対 す る 差 別 など) 日 本 人 の 国 民 性 ( 神 経 質 冷 たいなど) 長 時 間 労 働 企 業 文 化 ( 上 下 関 係 飲 み 会 文 化 など) ストレス 社 会 物 価 の 高 さ 混 雑 車 を 持 ちにくい 通 勤 ラッシュ 公 共 の 場 や 室 内 での 喫 煙 夏 の 暑 さ 自 然 災 害 ( 地 震 ) 63

5) 日 本 での 生 活 で 感 じる 不 安 や 不 自 由 母 国 にいるとき 以 上 に 日 本 での 生 活 で 不 安 や 不 自 由 を 感 じるかについては 感 じ る が 11.7% 少 し 感 じる が 39.5% あわせて 51.2%となっている 一 方 ほ とんど 感 じない 人 は 48.9%と 不 安 を 感 じる 人 と 感 じない 人 がほぼ 半 々であるとい う 結 果 であった 日 本 での 生 活 で 感 じた 不 安 や 不 自 由 の 内 容 は 地 震 等 の 災 害 (64.0%)が 最 も 多 く 次 いで 言 語 意 思 疎 通 (47.4%) 居 住 就 労 等 手 続 き (40.4%) 在 留 資 格 手 続 き (28.1%) 日 本 の 学 校 教 育 (21.1%) 病 気 やけが (20.2%) となっている 図 3-40 日 本 での 生 活 で 不 安 や 不 自 由 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 11.7 39.5 48.9 感 じる 少 し 感 じる ほとんど 感 じない 図 3-41 日 本 での 生 活 で 不 安 や 不 自 由 の 内 容 (MA) 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 64.0 9.6 21.1 20.2 5.3 40.4 28.1 7.0 47.4 10.5 0% n=114 64

6) 日 本 での 教 育 育 児 について 子 どもの 通 学 先 を 尋 ねたところ 未 就 学 児 (50.0%)が 最 も 多 く 次 いで 日 本 の 学 校 (35.7%)に 通 う 子 どもが 多 かった 国 際 的 認 証 を 受 けたインターナショナルスクール に 通 う 子 どもは 10.7% その 他 のインターナショナルスクール は 7.1%であった 他 の 質 問 項 目 の 分 析 結 果 ( 図 3-38)で 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 や 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 は 重 視 度 が 高 いものの 満 足 度 が 低 い 結 果 となっており インターナショナルスクールに 進 学 したくても 通 えず 日 本 の 学 校 に 通 っている 子 供 が 少 なからずいるものと 推 察 される 図 3-42 子 どもの 通 学 先 (SA) 60% 50% 50.0 40% 35.7 30% 20% 10% 10.7 7.1 7.1 10.7 0% n=28 国 際 的 認 証 を ル 受 ス ク け た ー イ ル ン タ ー ナ シ ョ ナ そ の 他 の イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル ス ク ー ル 母 国 系 の 学 校 民 族 学 校 日 本 の 学 校 未 就 学 児 そ の 他 注 ) 国 際 認 証 を 受 けたインターナショナルスクールとは 国 際 的 な 教 育 認 定 団 体 が 認 める 認 定 校 であり 国 際 的 な 修 了 資 格 が 認 められる 学 校 である 国 際 バカロレア WASC(Western Association of Schools and Colleges 米 国 西 部 学 校 大 学 協 会 ) CIS(Council of International Schools 英 国 インターナシ ョナルスクール 会 議 ) ACSI(Association of Christian Schools International キリスト 教 学 校 国 際 協 会 ) 等 が 日 本 にはある 65

7) 外 国 人 ビジネスマンの 余 暇 の 過 ごし 方 勤 務 開 始 時 間 は 9 時 台 が 過 半 数 (54.3%)で 次 いで 10 時 台 (21.1%) 8 時 台 (16.6%)となっている 勤 務 終 了 時 間 は 18 時 台 が 最 も 多 く(31.8%) 次 いで 19 時 台 (24.7%) 17 時 台 (13.5%) 20 時 台 (13.0%)となっている 図 3-43 勤 務 開 始 時 間 及 び 勤 務 終 了 時 間 ( 記 述 回 答 ) 勤 務 開 始 時 間 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 0.9 3.1 16.6 54.3 21.1 2.2 1.8 6 時 台 より 前 7 時 台 8 時 台 9 時 台 10 時 台 11 時 台 12 時 以 降 勤 務 終 了 時 間 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 1.8 4.5 13.5 31.8 24.7 13.0 7.2 2.7 0.9 16 時 台 より 前 17 時 台 18 時 台 19 時 台 20 時 台 21 時 台 22 時 台 23 時 台 24 時 以 降 休 日 のお 気 に 入 りの 街 や 施 設 についてその 理 由 と 共 に 記 述 回 答 形 式 で 尋 ねたところ 回 答 者 の 休 日 の 過 ごし 方 には 以 下 のような 特 徴 があった 66

休 日 お 気 に 入 り の 街 お 気 に 入 り の 施 設 表 3-12 休 日 のお 気 に 入 りの 街 施 設 とその 理 由 項 目 理 由 便 利 買 い 物 しやすい 新 宿 なんでもある アクセスもいい 買 い 物 が 便 利 渋 谷 友 達 と 一 緒 に 遊 べる 賑 やかで 友 達 とよく 渋 谷 で 食 事 をする 家 に 近 い 池 袋 サブカルチャー 豊 かな 街 自 宅 に 近 くて 買 い 物 や 外 食 に 便 利 おしゃれ 表 参 道 パンケーキ 公 園 が 近 い 原 宿 ショッピングができる カフェもある ショッピングが 楽 しめる 豪 華 銀 座 好 きなブランドが 揃 っている 劇 場 がある 安 くて 外 国 の 物 産 が 多 い 買 い 物 に 便 利 上 野 賑 やかな 雰 囲 気 上 野 公 園 日 本 の 文 化 に 親 しめる 浅 草 下 町 の 雰 囲 気 が 好 き 日 本 の 歴 史 と 古 い 建 物 が 好 き おしゃれ 何 でもあり 吉 祥 寺 便 利 で 落 ち 着 ける きれいで 公 園 がある 海 も 森 もあり ゆっくり 静 かにすごせる 環 境 鎌 倉 自 然 を 楽 しめる 公 園 ( 明 治 神 宮 皇 居 自 然 を 楽 しめる 代 々 木 公 園 葛 西 臨 海 公 開 放 感 がある 園 新 宿 御 苑 など) 家 族 で 楽 しめる 海 に 近 い みなとみらい きれい 家 族 で 楽 しめる 山 ( 高 尾 山 など) きれいな 景 色 東 京 の 郊 外 ( 江 の 島 鎌 気 分 転 換 倉 日 光 など) 東 京 スカイツリー ショッピングに 便 利 カフェ のんびりできる ジム スポーツクラブ 筋 トレができる 67

ア フ タ ー フ ァ イ ブ お 気 に 入 り の 街 お 気 に 入 り の 施 設 表 3-13 アフターファイブのお 気 に 入 りの 街 施 設 とその 理 由 項 目 理 由 飲 み 屋 が 多 い 新 宿 アクセスが 良 い レストランや 商 業 施 設 がそろっている ショッピング レストランが 多 い 渋 谷 アクセスが 良 い クラブやバーがある 帰 宅 途 中 に 寄 りやすい 池 袋 各 国 のおいしい 料 理 がある アクセスが 良 い オフィスに 近 い 銀 座 ウィンドウショッピング 遊 びやすい おしゃれ 表 参 道 観 光 客 が 多 い 友 達 とよくぶらぶらする おしゃれ 恵 比 寿 おしゃれなレストランで 友 達 と 交 流 レストランが 多 くておいしい 六 本 木 バーがある 秋 葉 原 電 化 製 品 を 買 える リラックス 家 族 と 過 ごす 家 で 過 ごす 家 族 と 夕 飯 を 食 べる 読 書 や 勉 強 のため リラックス 公 園 ジョギングや 散 歩 運 動 が 好 き ジム リフレッシュできる 近 くて 便 利 レストラン 同 僚 と 話 ができる 居 酒 屋 同 僚 との 飲 み 会 など 3.2.4 住 まい 居 住 環 境 に 関 する 外 国 人 ビジネスマンのニーズや 課 題 1) 現 在 の 住 宅 の 形 態 現 在 の 住 宅 の 形 態 は 戸 建 が 27.8% 集 合 住 宅 が 62.3% サービスアパート メント が 9.9%となっている 職 階 別 にみると 経 営 者 は 戸 建 て 住 宅 の 方 が 集 合 住 宅 をやや 上 回 るのに 対 して 管 理 職 や 社 員 スタッフは 6 割 超 が 集 合 住 宅 に 居 住 している なお 管 理 職 や 社 員 スタッ フでは 約 1 割 がサービスアパートメントを 利 用 していることも 特 徴 的 である 68

図 3-44 現 在 の 住 宅 の 形 態 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 27.8 62.3 9.9 戸 建 て 集 合 住 宅 サービスアパートメント 図 3-45 職 階 別 の 現 在 の 住 宅 の 形 態 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 経 営 者 ( 代 表 役 員 など) (7) 57% 43% 0% 管 理 職 (18) 22% 67% 11% 社 員 スタッフ (162) 25% 64% 11% 期 間 契 約 派 遣 スタッフ (31) 39% 58% 3% 戸 建 集 合 住 宅 サービスアパートメント 注 ) 職 階 別 の 回 答 のうち その 他 (5)は 除 いた 2) 現 在 の 同 居 人 数 現 在 の 同 居 人 数 は 単 身 が 44.8%であり 次 いで 2 人 (25.6%) 3 人 (13.0%) 4 人 (10.3%)となっていた 図 3-46 現 在 の 同 居 人 数 ( 回 答 者 自 身 を 含 む)( 記 述 回 答 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 44.8 25.6 13.0 10.3 5.4 0.9 単 身 2 人 3 人 4 人 5 人 無 効 回 答 3) 住 宅 の 居 室 数 の 現 状 と 今 後 の 要 望 現 在 の 居 室 数 は 1 ルーム が 26.0% 1BED が 35.2% 2BED が 26.0% 3BED が 7.3% 4BED 以 上 が 5.5%となっている 今 後 希 望 の 居 室 数 は 1 ルームが 5.5% 1BED が 15.5% 2BED が 42.5% 3BED が 29.7% 4BED 以 上 が 6.8%となっている 69

現 在 から 今 後 希 望 への 変 化 をみると 1 ルーム 1BED が 減 少 し 2BED 3BED が 大 幅 に 増 加 しており 現 在 の 居 室 数 と 比 べて 1-2 室 多 い 住 宅 を 求 めるニーズがう かがえる 図 3-47 住 まいの 居 室 数 ( 現 在 / 将 来 )(SA) 50% 42.5 40% 35.2 30% 26.0 26.0 29.7 20% 15.5 10% 0% 5.5 7.3 5.9 3.7 1.8 0.9 n=219 現 在 の 居 室 数 今 後 望 む 居 室 数 4) 住 宅 の 広 さの 現 状 と 今 後 の 希 望 現 在 の 住 宅 の 広 さは 49 m2 以 下 が 54.3%と 最 も 多 く 次 いで 50-99 m2 が 33.6% となっている 今 後 の 希 望 は 50-99 m2 が 43.9%と 最 も 多 く 次 いで 100 m2 台 が 26.5% 49 m2 以 下 が 13.0%となっている 図 3-48 住 まいの 広 さ( 現 在 / 将 来 )(SA) 60% 54.3 50% 40% 33.6 43.9 30% 26.5 20% 10% 0% 13.0 3.6 6.7 1.3 0.9 1.8 8.1 6.3 n=223 現 在 の 広 さ 今 後 望 む 広 さ 70

5) 現 在 の 住 まいの 総 合 的 な 満 足 度 現 在 の 住 まいの 総 合 的 な 満 足 度 は 非 常 に 満 足 が 9.9% 満 足 が 35.9% や や 満 足 が 37.2%となっており 8 割 超 が 現 在 の 住 まいに 満 足 している 一 方 不 満 足 とする 人 を 合 わせても 17.0%となっている 現 在 の 住 まいについて 職 階 別 では 経 営 者 や 管 理 職 の 方 が 社 員 スタッフより 満 足 し ている 傾 向 にある 図 3-49 現 在 の 住 まいの 総 合 的 な 満 足 度 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 9.9 35.9 37.2 12.1 4.5 0.4 非 常 に 満 足 満 足 やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 非 常 に 不 満 足 図 3-50 職 階 別 の 現 在 の 住 まいの 総 合 的 な 満 足 度 (SA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 経 営 者 ( 代 表 役 員 など) (7) 28.6 57.1 0 14.3 管 理 職 (18) 27.8 22.2 44.4 5.6 社 員 スタッフ (162) 6.8 35.2 37.7 14.2 5.6 0.6 期 間 契 約 派 遣 スタッフ (31) 12.9 41.9 38.7 3.2 3.2 非 常 に 満 足 満 足 やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 非 常 に 不 満 足 注 ) 職 階 別 の 回 答 のうち その 他 (5)は 除 いた 71

6) 住 まいや 居 住 環 境 に 求 めることとその 理 由 住 まいや 居 住 環 境 に 求 めることとその 理 由 を 記 述 回 答 で 尋 ねたところ 立 地 条 件 や 周 辺 環 境 敷 地 条 件 居 住 条 件 室 内 環 境 に 関 して 以 下 の 要 望 が 見 受 け られた 立 地 条 件 や 周 辺 環 境 では インターナショナルスクール 保 育 園 など 教 育 施 設 が 充 実 している や 駅 に 近 い 会 社 に 近 い など 子 弟 の 教 育 環 境 や 職 住 近 接 を 求 める 意 見 等 があった また 外 国 人 を 受 け 入 れてくれる 雰 囲 気 という 社 会 や 地 域 における 外 国 人 に 対 する 受 容 性 に 対 する 要 望 もあった 表 3-14 住 まいや 居 住 環 境 に 求 めることとその 理 由 ( 記 述 回 答 ) 項 目 立 地 条 件 や 周 辺 環 境 敷 地 条 件 居 住 条 件 室 内 環 境 主 な 要 望 インターナショナルスクール 保 育 園 など 教 育 施 設 が 充 実 している 駅 に 近 い 会 社 と 近 い スーパーやコンビニがあって 買 い 物 に 便 利 な 場 所 外 国 人 を 受 け 入 れてくれる 雰 囲 気 治 安 の 良 さ 静 かな 場 所 自 然 が 残 っているところ など 広 さ( 家 族 やゲストのため) 庭 がついていること(BBQ 子 どもと 遊 ぶ) ペット 可 値 段 ( 安 さ) 耐 震 性 日 当 たり 景 色 がよいこと 静 かな 場 所 など 新 しさ 間 取 り( 料 理 が 好 きなのでキッチンが 必 須 など) 和 室 ではない 収 納 が 多 いところ 断 熱 材 の 導 入 などエネルギー 効 率 がいいところ ウォッシュレットトイレ 24 時 間 管 理 セキュリティガードなどサービスがいいところ など 72

7) 住 宅 所 有 形 態 の 現 状 と 将 来 の 選 択 回 答 者 ( 全 体 )の 現 在 の 住 宅 所 有 形 態 は 所 有 が 14.4% 法 人 契 約 による 賃 貸 借 が 16.9% 個 人 契 約 による 賃 貸 借 が 61.2% 会 社 所 有 の 社 宅 が 7.5%とな っている 住 宅 所 有 形 態 についての 将 来 の 選 択 は 所 有 が 47.8% 法 人 契 約 による 賃 貸 借 が 10.0% 個 人 契 約 による 賃 貸 借 が 37.8% 会 社 所 有 の 社 宅 が 4.5%と 所 有 への 意 向 が 強 い 図 3-51 住 宅 の 所 有 形 態 の 現 状 と 将 来 の 選 択 (SA) 現 在 は 14.4 16.9 61.2 7.5 将 来 は 47.8 10.0 37.8 4.5 0% 20% 40% 60% 80% 100% n=201 所 有 個 人 契 約 による 賃 貸 借 法 人 契 約 による 賃 貸 借 会 社 所 有 の 社 宅 73

添 付 資 料 1 2006 年 調 査 との 比 較 考 察 1. はじめに 本 資 料 は 2006 年 に 一 般 社 団 法 人 不 動 産 協 会 で 実 施 された 外 国 人 ビジネスマンの 都 市 オフィス 居 住 ニーズ 調 査 ( 有 効 回 答 118 票 以 降 2006 年 調 査 )と 今 年 度 実 施 した 同 種 の 調 査 ( 有 効 回 答 223 票 以 降 2015 年 調 査 )の 結 果 について 比 較 考 察 を 行 ったもの である 回 答 者 の 概 要 に 示 す 通 り 2006 年 調 査 は 欧 米 の 特 に 経 営 者 や 管 理 職 層 の 意 向 等 を 把 握 す ることに 重 点 を 置 き 調 査 実 施 されたものである 一 方 2015 年 調 査 は 昨 今 のグローバル 経 済 の 中 でのアジア 地 域 の 急 激 な 成 長 とともに その 成 長 力 を 我 が 国 に 取 り 込 む 必 要 がある という 観 点 等 を 踏 まえ 欧 米 等 の 地 域 や 一 部 の 職 階 に 限 らず 幅 広 く 外 国 人 ビジネスパーソ ンの 意 向 を 把 握 することを 目 的 として 実 施 した 2006 年 調 査 と 2015 年 調 査 には こうした 対 象 の 差 異 があるため 必 ずしも 正 確 な 比 較 と はならないことに 留 意 して 読 み 進 めていただきたい 2. 回 答 者 の 概 要 (1) 性 別 年 齢 2015 年 調 査 はやや 女 性 が 多 い 年 齢 については 2015 年 調 査 の 方 が 全 般 的 に 若 い 世 代 が 多 い 図 1 性 別 (SA 3 ) 2006 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=118 52 48 男 性 女 性 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 40.4 59.6 男 性 女 性 3 SA(single answer): 単 一 回 答 設 問 のことを 指 す 74

図 2 年 齢 (SA) 2006 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=118 0 15 65 14 5 0 10 才 代 20 才 代 30 才 代 40 才 代 50 才 代 60 才 代 以 上 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 48.9 43.9 5.4 1.8 10 才 代 20 才 代 30 才 代 40 才 代 50 才 代 60 才 代 以 上 (2) ホームタウン( 本 拠 地 と 認 識 している 国 ( 地 域 )) 2006 年 調 査 は 米 国 英 国 などの 欧 米 を 重 点 対 象 としたため 下 図 のような 割 合 と なっている 2015 年 調 査 は 東 アジアをホームタウンとする 回 答 者 が 多 い なお この 割 合 はアン ケート 調 査 会 社 のモニターの 割 合 と 概 ね 同 様 であった 図 3 ホームタウン( 本 拠 地 と 認 識 している 国 ( 地 域 ))(SA) 2006 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=118 36 11 9 8 4 3 3 3 3 3 3 2 2 2 9 米 国 英 国 オーストラリア オランダ ドイツ フランス ニュージーランド カナダ インド フィリピン 日 本 中 国 スイス イタリア その 他 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 22.9 13.0 17.5 7.2 5.4 6.3 4.5 0.9 6.3 11.2 2.7 1.8 0.4 台 湾 中 国 米 国 韓 国 インド 英 国 タイ フランス ロシア ベトナム 日 本 その 他 無 回 答 75

(3) 1 年 間 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 1 年 間 のうち 日 本 で 働 く 期 間 にかかる 回 答 は 2006 年 調 査 2015 年 調 査 いずれも 同 様 の 結 果 となった 図 4 1 年 間 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 (SA) 2006 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=118 85 10 5 日 本 で 殆 ど1 年 中 日 本 で6カ 月 以 上 日 本 で6カ 月 未 満 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 83.9 10.3 5.8 日 本 で 殆 ど1 年 中 日 本 で6カ 月 以 上 日 本 で6カ 月 未 満 (4) 職 階 2006 年 調 査 は 経 営 者 管 理 者 を 重 点 対 象 として 調 査 を 実 施 した 2015 年 調 査 は 職 階 を 限 定 せず 調 査 を 実 施 した そのため 社 員 スタッフが 最 も 多 く 日 本 で 働 く 外 国 人 ビジネスパーソンの 実 態 に 近 い 割 合 になっている 図 5 回 答 者 の 職 階 2006 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=118 7 42 31 7 13 2 経 営 者 管 理 職 ( 部 長 課 長 等 ) 社 員 スタッフ 期 間 契 約 派 遣 スタッフ その 他 無 回 答 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% n=223 3.1 8.1 72.6 13.9 2.2 経 営 者 ( 代 表 役 員 など) 管 理 職 ( 部 長 課 長 など) 社 員 スタッフ 期 間 契 約 派 遣 スタッフ その 他 76

3. 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 と 東 京 との 比 較 及 び 魅 力 向 上 策 (1) 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 最 も 住 み 働 きたい 都 市 を 評 価 する 理 由 として 5: 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 という 項 目 の 回 答 者 の 割 合 が 一 番 多 いのは 2006 年 調 査 2015 年 調 査 同 様 の 結 果 であ った 2015 年 調 査 では 5: 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 以 外 の 項 目 を 選 択 した 回 答 者 の 割 合 との 差 が 2006 年 に 比 べ 小 さく 求 められている 都 市 の 評 価 軸 が 多 様 化 してい ると 考 えられる 住 み 働 きたい 都 市 に 対 するマイナス 評 価 の 項 目 は 全 体 的 に 数 値 が 減 少 している 回 答 者 が 選 んだ 住 み 働 きたい 都 市 における マイナス 評 価 項 目 が 改 善 されつつあると 考 えられる ただし 2015 年 調 査 の 結 果 に 見 られたように 経 営 者 管 理 者 の 方 が 社 員 スタッ フ 等 に 比 べて 全 般 的 に 厳 しい 評 価 をする 傾 向 にあり 2006 年 調 査 の 方 が 経 営 者 管 理 職 の 割 合 が 大 きいことから それらが 影 響 した 可 能 性 もある 77

図 6 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 ( 回 答 した 都 市 に 関 わらず 集 計 )(MA 4 ) 2006 年 プラス 評 価 の 項 目 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% マイナス 評 価 の 項 目 1 ビジネス 市 場 の 規 模 の 大 きさ 53 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 34 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 36 4 オフィス 環 境 がよい 街 41 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 75 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 60 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 48 8 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 12 9 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 8 10 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 8 11 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 12 12 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 6 13 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 くの 言 語 対 応 が 不 足 13 14 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 6 n=118 無 回 答 1 4 MA (Multiple answer) : 複 数 回 答 設 問 のことを 指 す 78

プラス 評 価 の 項 目 マイナス 評 価 の 項 目 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 39.9 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 26.5 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 35.4 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 35.9 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 49.3 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 46.2 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 30.5 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 充 実 してい る 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 25.1 28.7 30.5 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 5.4 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 4.9 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 3.1 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 4.0 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 5.8 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 7.6 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 5.8 n=223 (2) アジア オセアニアの 中 心 拠 点 都 市 2006 年 調 査 2015 年 調 査 いずれも 東 京 を 現 在 の 中 心 拠 点 都 市 予 想 する 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 と 回 答 した 回 答 者 の 割 合 が 最 も 多 い シンガポール は 2006 年 時 点 では 現 在 の 中 心 拠 点 都 市 としての 割 合 より 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 としての 割 合 が 減 少 していた しかし 2015 年 調 査 では 逆 転 し 10 年 後 の 中 心 拠 点 都 市 として 選 ばれる 割 合 が 上 昇 している 既 往 の 都 市 のランキングの 調 査 結 果 でも 共 通 するようにアジアにおける 東 京 の 地 位 の 相 対 的 低 下 と シンガポールの 地 位 の 向 上 が 従 業 者 の 実 感 として 調 査 結 果 に 表 れ たとも 見 て 取 れる 79

図 7 回 答 者 が 予 想 する 所 属 企 業 の 10 年 後 のアジア オセアニアの 中 心 拠 点 都 市 (SA) 2006 年 70% 64 現 在 10 年 後 60% 53 50% 40% 30% 20% 10% 0% 14 11 9 8 14 1 0 2 1 1 3 3 0 0 1 0 1 2 9 6 n=118 2015 年 70% 67.7 現 在 10 年 後 60% 54.3 50% 40% 30% 20% 10% 0% 5.8 13.5 2.73.6 10.8 5.4 0.9 3.1 0.9 0.9 5.44.5 0.9 0.9 0.4 0.0 0.4 1.31.8 0.41.3 1.3 0.0 0 3.63.1 3.6 1.3 n=223 80

(3) 東 京 の 評 価 プラスの 評 価 項 目 では 2006 年 に 比 べ 2015 年 は 5: 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 6: 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 の 2 項 目 において 東 京 に 対 する 評 価 が 上 昇 し 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 の 割 合 との 差 が 減 少 し ている ( 経 営 者 管 理 者 が 2006 年 は 多 く 厳 しい 見 方 をしたとの 可 能 性 もある ) マイナスの 評 価 項 目 では 2006 年 に 割 合 の 高 かった 13: 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 14: 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 の 2 項 目 において 2015 年 は 割 合 が 大 幅 に 減 少 しており ここ 10 年 で 改 善 されてきたとも 考 えられる 図 8 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 と 現 在 の 東 京 に 対 する 印 象 (MA) 2006 年 1 ビジネス 市 場 の 規 模 の 大 きさ 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 4 オフィス 環 境 がよい 街 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 8 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 9 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 10 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 11 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 12 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 13 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 くの 言 語 対 応 が 不 足 14 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 無 回 答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 1 1 6 6 8 8 12 12 13 18 17 20 22 25 31 32 34 36 36 36 41 47 48 44 n=118 プラスの 上 ( 濃 色 )が 世 界 で 最 も も 住 み み 働 きたい きたい 都 市 都 の 市 評 に 価 対 する マイナスの 評 価 下 ( 薄 色 )が 現 在 世 の 界 で 東 最 京 も に 住 対 み する 働 きたい 評 価 都 市 の 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 42 53 60 62 76 75 81

1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 充 実 している 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける n=223 2015 年 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 4.5 5.4 4.9 3.1 7.2 4.0 5.8 5.8 7.6 14.8 13.0 13.9 19.7 19.7 22.9 26.5 25.1 24.7 35.4 35.9 35.9 30.0 39.9 38.1 30.5 33.6 上 ( 濃 色 )が 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 に 対 する 評 価 下 ( 薄 色 )が 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 プラスの 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 マイナスの 世 界 で 最 も 住 み 働 きたい 都 市 の 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 評 価 項 目 現 在 の 東 京 に 対 する 評 価 28.7 27.8 30.5 35.0 42.2 46.2 49.3 57.8 82

下 図 は 前 図 ( 図 3-3)で 掲 載 した 2006 年 調 査 と 2015 年 調 査 の 東 京 に 対 する 評 価 結 果 を 上 下 に 示 した 図 である 2006 年 当 時 東 京 は ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい について 圧 倒 的 に 高 く 評 価 さ れていたが 2015 年 調 査 では 評 価 を 下 げる 結 果 となった ICT 技 術 に 代 替 されることなく 人 や 企 業 がそこに 集 まらなければ 得 られない 価 値 に 繋 がる 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 という 評 価 も アジア 地 域 における 競 争 下 の 中 東 京 の 評 価 が 相 対 的 に 下 がる 結 果 となった 一 方 で オフィス 環 境 が 良 い 街 や 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 など 都 市 環 境 インフラそのものは 改 善 評 価 されている このようにハード 面 の 評 価 に 改 善 が 見 られるものの 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 や 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 や 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける と いったグローバルなビジネスの 創 出 を 期 待 できる 環 境 づくりや 制 度 面 でのビジネス 環 境 の 向 上 は 引 き 続 き 大 きな 課 題 と 言 える 図 9 東 京 に 対 する 印 象 2006 年 と 2015 年 の 比 較 (MA) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 1 ビジネスの 市 場 規 模 が 大 きい 2 ビジネス 活 動 の 自 由 度 や 各 種 規 制 の 少 ない 都 市 3 世 界 の 中 心 最 先 端 の 情 報 や 価 値 が 集 まり 生 まれる 街 4 オフィス 環 境 が 良 い 街 5 生 活 環 境 居 住 環 境 が 良 い 街 6 文 化 観 光 レジャー 自 然 環 境 を 重 視 した 街 7 新 しい 都 市 開 発 のダイナミズムがある 街 8 職 住 通 学 が 近 接 しており 利 便 性 が 高 い 18 15 17 20 25 36 30 36 35 38 34 44 47 58 76 9 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 充 実 している 4 10 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 が 十 分 揃 っている 11 規 制 が 多 く 非 効 率 ビジネスや 生 活 の 自 由 度 に 欠 ける 12 職 住 通 学 が 離 れていて 利 便 性 が 不 足 13 都 市 部 の 居 住 環 境 や 余 暇 レジャー 環 境 が 物 足 りない 14 都 市 部 の 広 い 公 園 や 広 い 道 路 が 不 足 15 小 さな 街 区 で 過 密 都 市 空 間 の 立 体 的 な 展 開 が 不 足 16 ビジネスや 生 活 での 英 語 などの 多 言 語 対 応 が 不 足 17 外 国 人 や 外 資 系 企 業 誘 致 の 環 境 条 件 の 魅 力 に 欠 ける 7 13 14 28 31 20 32 20 23 22 25 36 42 42 62 プラスの 評 価 項 目 上 ( 濃 色 )が2006 年 (n=118) 下 ( 薄 色 )が2015 年 (n=223) 東 京 に 対 する 評 価 (2006 年 ) マイナスの 東 京 に 対 する 評 価 (2006 年 ) 東 京 に 対 する 評 価 (2015 年 ) 評 価 項 目 東 京 に 対 する 評 価 (2015 年 ) 83

4. 日 本 での 生 活 や 仕 事 における 外 国 人 ビジネスマンのニーズや 課 題 (1) 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 2006 年 調 査 に 比 べ 2015 年 調 査 は 以 下 の 項 目 において 重 視 する やや 重 視 す る と 回 答 した 人 の 割 合 が 増 加 していた ( 図 3-1) 1: 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 きの 緩 和 6: 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 7: 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 9: 指 定 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 10: 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 11: 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 15: 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サークル 等 への 参 加 誘 導 2006 年 調 査 2015 年 調 査 の 回 答 者 の 属 性 は 職 階 は 異 なるものの 1 年 間 のうち 日 本 で 働 いている 期 間 が 概 ね 同 じであるとことを 踏 まえると 日 本 での 生 活 をより 重 視 する 傾 向 が 強 まったと 言 える 2006 年 調 査 2015 年 調 査 のいずれの 調 査 でも 11: 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 と 12: 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 は 重 視 度 は 高 いものの 満 足 度 は 低 い 結 果 となっており 重 視 されているにもかかわらず 一 向 に 改 善 が 進 まない 項 目 と 考 えられる これら 項 目 については 強 く 改 善 が 求 められる ( 図 4-2) 84

図 10 日 本 での 生 活 をより 豊 かに 快 適 にするための 諸 方 策 (SA) 2006 年 < 重 視 度 > < 満 足 度 > 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 21 39 29 11 26 32 27 14 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 26 39 24 11 14 43 28 13 3 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 55 30 12 3 38 31 26 4 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 33 39 20 8 17 47 29 8 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 35 28 25 11 1 15 45 25 14 2 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 11 18 45 26 33 44 18 41 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 14 25 39 21 25 41 21 13 8 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 9 28 41 22 24 38 30 9 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 12 20 10 59 25 41 24 6 4 10 子 弟 の 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 11 14 13 62 28 34 25 9 4 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 13 20 13 54 26 34 31 9 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 54 30 10 6 13 27 40 20 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 25 32 31 13 14 42 31 13 1 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 31 29 29 12 15 42 31 11 1 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 語 サークル 等 への 参 加 誘 導 19 34 31 16 17 43 29 11 16 外 国 人 への 多 言 語 による FM 放 送 や 情 報 誌 35 39 15 11 17 38 27 18 n=118 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 には 関 係 がない 無 回 答 満 足 している やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 である 無 回 答 85

2015 年 < 重 視 度 > < 満 足 度 > 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 外 国 人 の 出 入 国 や 居 住 に 係 る 規 制 や 手 続 の 緩 和 49.8 38.1 9.0 3.1 10.3 53.8 27.4 8.5 2 多 言 語 によるビジネス 支 援 サービスの 拡 大 39.9 38.1 17.5 4.5 4.5 49.8 36.8 9.0 3 都 心 部 に 住 み 職 住 近 接 ( 通 勤 20 分 以 内 ) 43.0 44.4 11.2 1.3 17.9 47.5 23.8 10.8 4 都 心 部 でアフター5や 休 日 に 憩 い 楽 しむ 場 を 拡 大 25.6 43.5 27.4 3.6 13.5 58.7 25.6 2.2 5 住 宅 情 報 や 仲 介 手 続 等 の 多 言 語 対 応 33.6 38.6 21.5 6.3 6.7 45.7 36.3 11.2 6 同 様 の 境 遇 の 外 国 人 が 住 む 地 区 への 居 住 の 紹 介 24.2 34.5 30.5 10.8 8.5 43.5 39.5 8.5 7 住 宅 の 外 国 人 優 遇 かつ 優 先 入 居 制 度 ( 公 的 補 助 も) 30.9 37.7 25.1 6.3 8.5 36.3 37.7 17.5 8 本 国 に 近 い 仕 様 の 住 宅 の 提 供 13.5 26.5 38.1 22.0 11.7 49.8 30.0 8.5 9 子 弟 の 通 学 に 便 利 な 居 住 地 の 選 定 や 紹 介 21.5 35.9 24.2 18.4 8.5 51.6 32.3 7.6 10 子 弟 の 本 国 と 同 様 の 教 育 サービスの 提 供 17.0 35.0 26.9 21.1 7.6 52.0 33.6 6.7 11 都 心 部 の 外 国 人 学 校 の 新 設 や 入 学 枠 拡 大 21.1 33.2 28.7 17.0 10.8 48.4 33.2 7.6 12 医 療 サービスの 多 言 語 対 応 53.4 32.7 10.8 3.1 7.6 30.9 43.9 17.5 13 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 と 相 談 サポート 39.0 30.9 23.3 6.7 5.4 44.8 39.0 10.8 14 外 国 人 への 生 活 全 般 の 情 報 提 供 の 多 言 語 対 応 34.5 35.9 23.3 6.3 5.8 47.1 35.9 11.2 15 地 域 の 国 際 交 流 活 動 や 日 本 語 サークル 等 への 参 加 誘 導 31.4 43.5 19.3 5.8 6.3 52.0 35.0 6.7 16 外 国 人 への 多 言 語 によるFM 放 送 や 情 報 誌 17.9 34.1 34.5 13.5 8.5 46.6 35.0 9.9 17 レストランや 文 化 施 設 案 内 サインの 多 言 語 化 19.3 43.0 28.3 9.4 10.3 51.6 29.6 8.5 18 ハラールやコーシャに 対 応 するレストランの 増 加 17.5 21.1 33.6 27.8 15.2 45.7 29.1 9.9 19 無 料 Wi-Fi 環 境 の 整 備 60.1 22.9 11.2 5.8 8.5 28.7 31.8 30.9 重 視 する やや 重 視 する あまり 重 視 しない 重 視 しない 自 分 に 関 係 が 無 い 満 足 している やや 満 足 やや 不 満 足 不 満 足 である 86

図 11 日本での生活をより豊かに快適にするための諸方策 SA 2006 年 2015 年 0.80 重視度平均 0.54 高 ④都心部でアフター5や休日 に憩い楽しむ場を拡大 0.60 満 足 度 低 ⑨子弟の通学に便利な居住 地の選定や紹介 ③都心部に住み 職住近接 通勤20分以内 0.40 ハラールやコーシャに対応 するレストランの増加 ①外国人の出入国や居住に 係る規制や手続の緩和 レストランや文化施設,案内 サインの多言語化 ⑧本国に近い仕様の住宅の0.20 提供 ⑮地域の国際交流活動や日 本語サークル等への参加誘導 ⑯外国人への多言語によるF M放送や情報誌 ⑭外国人への生活全般の情 報提供の多言語対応 ②多言語によるビジネス支援 サービスの拡大 0.00-0.40-0.20 0.00 0.20 0.40 0.60 ⑥ 同様の境遇の外国人が住 む地区への居住の紹介 -0.20 ⑦住宅の外国人優遇かつ優 先入居制度 公的補助も 0.80 1.00 ⑩子弟の本国と同様の教育 サービスの提供 ⑬外国人への生活全般の情 報提供と相談サポート 満足度平均 0.10 低 重視度 高 1.20 1.40 ⑪都心部の外国人学校の新 設や入学枠拡大 ⑫医療サービスの多言語対応 ⑤住宅情報や仲介 手続等の 多言語対応 -0.40 無料Wi Fi環境の整 備 -0.60 87