独 立 行 政 法 人 日 本 貿 易 保 険 年 度 計 画 (2016 年 度 平 成 28 年 度 ) 16 一 般 00117 2016 年 3 月 31 日 日 本 貿 易 保 険 は お 客 様 憲 章 に 則 り 常 にお 客 様 の 立 場 になって お 客 様 のニー ズに 的 確 に 対 応 し お 客 様 の 満 足 度 の 向 上 とお 客 様 との 強 い 信 頼 関 係 の 構 築 を 目 指 す 基 本 精 神 の 下 引 き 続 き 第 四 期 中 期 計 画 に 沿 って 業 務 を 運 営 し 我 が 国 企 業 の 国 際 競 争 力 強 化 のため 質 の 高 い 貿 易 保 険 サービスを 提 供 することによって お 客 様 の 海 外 事 業 展 開 を 支 援 する 第 189 回 国 会 における 貿 易 保 険 法 及 び 特 別 会 計 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 可 決 により 日 本 貿 易 保 険 は 平 成 29 年 4 月 から 全 額 政 府 出 資 の 特 殊 会 社 に 移 行 し また 貿 易 再 保 険 特 別 会 計 は 平 成 28 年 度 末 までに 廃 止 され その 資 産 及 び 負 債 は 日 本 貿 易 保 険 に 承 継 されることとなった 今 年 度 は 特 殊 会 社 移 行 前 最 後 の 1 年 間 であり 移 行 準 備 に 万 全 を 期 す 具 体 的 には 1. 内 部 統 制 リスク 管 理 態 勢 の 強 化 2. 資 産 運 用 態 勢 の 整 備 3. 特 会 資 産 承 継 資 産 評 価 4. 会 計 規 定 類 並 びに 税 務 面 の 整 備 5.システムの 整 備 6. 人 材 確 保 その 他 の 準 備 を 着 実 に 進 める また 引 き 続 き お 客 様 サービスの 向 上 と 業 務 効 率 化 を 実 現 するための 保 険 申 込 手 続 等 の Web 化 や 業 務 フローの 最 適 化 を 進 める また 世 界 経 済 のリスクファクターの 増 大 や 経 済 環 境 の 変 化 に 柔 軟 に 対 応 し 政 策 的 に 必 要 な 保 険 引 受 を 着 実 に 行 って いく 特 に 成 長 戦 略 インフラ 輸 出 支 援 には 引 き 続 き 重 点 的 に 取 り 組 み TPPの 発 効 を 見 据 えて 中 小 企 業 や 農 産 品 食 品 の 輸 出 支 援 強 化 に 取 り 組 む 以 上 の 観 点 及 び 直 近 の 実 績 評 価 を 踏 まえつつ 本 年 度 計 画 においては お 客 様 や 職 員 の 満 足 度 指 標 をはじめとする 数 値 目 標 を 可 能 な 限 り 多 く 取 り 入 れ これらを 起 点 とする PDCA サイクルを 確 立 する 1. 国 民 に 対 して 提 供 するサービスその 他 の 業 務 の 質 の 向 上 に 関 する 目 標 を 達 成 するためとるべき 措 置 我 が 国 の 通 商 産 業 政 策 や 国 際 ルール 等 の 動 向 に 対 応 しつつ 取 引 環 境 の 変 化 に 応 じたお 客 様 のご 要 望 を 積 極 的 に 汲 み 取 り 我 が 国 企 業 の 国 際 競 争 力 確 保 の 観 点 から 諸 外 国 と 比 較 して 遜 色 のない 質 の 高 いサービスを 提 供 する また そのために 商 品 の 改 善 開 発 等 に 取 り 組 む また こうした 取 組 の 評 価 は お 客 様 の 声 を 重 視 して 行 っていく 貿 易 保 険 利 用 者 アンケートによる 顧 客 満 足 度 目 標 参 考 値 総 合 評 価 85% 以 上 [15 年 度 実 績 :86.0%] 商 品 性 の 改 善 70% 以 上 [15 年 度 実 績 :60.5%] お 客 様 の 負 担 軽 減 80% 以 上 [15 年 度 実 績 :82.1%]
意 思 決 定 業 務 処 理 の 迅 速 化 70% 以 上 [15 年 度 実 績 :68.2%] ( 注 )アンケート 結 果 において 高 く 評 価 できる ある 程 度 評 価 できる と 回 答 した 割 合 (1) 商 品 性 の 改 善 1 現 行 保 険 商 品 の 見 直 し 2015 年 5 月 21 日 に 安 倍 総 理 大 臣 が 質 の 高 いインフラパートナーシップ を 発 表 し 同 年 11 月 にはそのフォローアップとして 世 界 のインフラ 獲 得 競 争 が 一 層 激 化 する 中 で 日 本 企 業 のインフラシステム 輸 出 を 一 層 推 進 するための 施 策 が 発 表 されたところ 日 本 貿 易 保 険 としても 関 連 する 諸 施 策 を 発 表 しており これらを 着 実 に 実 施 する また 政 策 ニーズに 対 応 した 商 品 の 見 直 しを 行 うとともに 過 去 独 立 行 政 法 人 時 代 を 通 じて お 客 様 から 日 本 貿 易 保 険 に 寄 せられた 様 々なご 要 望 のうち 未 対 応 のものについて 制 度 上 あるいは 業 務 運 営 上 の 観 点 から 検 討 の 上 可 能 なものについてはすべて 実 施 する 質 の 高 いインフラパートナーシップへの 対 応 海 外 投 資 保 険 における 最 長 保 険 期 間 の 15 年 から 30 年 への 変 更 (2016 年 4 月 実 施 予 定 ) 海 外 投 資 保 険 及 び 海 外 事 業 資 金 貸 付 保 険 ( 劣 後 ローン 特 約 )における 経 営 に 関 与 しない 者 による 優 先 株 劣 後 ローンへのてん 補 範 囲 拡 大 ( 信 用 危 険 のてん 補 )(2017 年 度 下 半 期 実 施 予 定 ) 貿 易 代 金 貸 付 保 険 及 び 海 外 事 業 資 金 貸 付 保 険 の 保 証 債 務 約 款 におけるス ワップブレークコストへのてん 補 拡 大 (2017 年 度 下 半 期 実 施 予 定 ) ファイナンス 案 件 への 原 則 非 常 危 険 100%てん 補 の 実 施 (2016 年 4 月 実 施 予 定 ) サブソブリン 対 応 保 険 の 創 設 (サブソブリンリスクに 対 する 引 受 方 針 明 確 化 )(2016 年 4 月 実 施 予 定 ) 政 策 ニーズに 対 応 した 商 品 の 見 直 し 政 策 ニーズに 対 応 し 商 品 の 見 直 しの 検 討 を 行 う 包 括 保 険 制 度 の 改 善 大 型 プラント 案 件 等 に 係 る 信 用 リスクてん 補 の 対 象 範 囲 の 拡 大 など ユーザ ーニーズを 踏 まえた 包 括 保 険 制 度 の 改 善 を 行 う 海 外 投 資 保 険 の 改 善 事 故 時 の 損 失 カバー 範 囲 の 拡 大 など ユーザーニーズを 踏 まえた 海 外 投 資 保 険 制 度 の 改 善 を 行 う 航 空 機 保 険 の 制 度 設 計 他 国 輸 出 信 用 機 関 に 比 べて 遜 色 のない 国 産 航 空 機 輸 出 支 援 保 険 の 創 設 に 向 けた 準 備 推 進 ( 約 款 引 受 審 査 及 び 期 中 管 理 等 の 引 受 体 制 ) (2)サービスの 向 上 1 お 客 様 の 負 担 軽 減 2015 年 度 から 順 次 実 施 している Web サービスの 利 用 対 象 となる 手 続 を 拡 大 す る これらにより オンラインでの 保 険 申 込 の 実 現 等 手 続 の 大 幅 な 簡 素 化 を 可 能 にする また 分 かりにくい 制 度 や 運 用 の 明 確 化 を 引 き 続 き 進 めるとともに 各 国 輸 出 信 用 機 関 との 再 保 険 ネットワークを 通 じ 国 際 共 同 事 業 を 進 めるお 客 様 の 手 続 負 担 軽 減 を 図 る 2/15
Web サービスの 拡 充 と 改 善 お 客 様 の 負 担 軽 減 と 利 便 性 向 上 に 資 するため Web サービスの 更 なる 拡 充 と 改 善 を 図 り 短 期 保 険 については 原 則 としてすべての 商 品 につい て Web 化 を 実 現 する 企 業 総 合 保 険 の 特 約 関 連 手 続 き( 期 中 限 度 額 設 定 及 び 特 約 年 度 更 新 手 続 き)の Web 化 (2017 年 3 月 サービス 開 始 予 定 ) 2015 年 度 に Web 化 を 導 入 した 手 続 きのフォローアップを 行 い 更 なる 改 善 により Web 手 続 きの 利 用 率 の 向 上 を 図 る 目 標 参 考 値 : Web 利 用 率 ( 中 小 保 険 貿 一 個 別 保 険 申 込 80% バイヤー 登 録 申 請 95%) 日 本 貿 易 保 険 の 事 情 により 紙 による 申 込 を 求 めている 場 合 を 除 く 各 国 輸 出 信 用 機 関 との 再 保 険 協 力 ( 短 期 )を 通 じたサービスの 提 供 2 意 思 決 定 業 務 処 理 の 迅 速 化 Web サービスを 拡 充 し お 客 様 の 負 担 軽 減 とともに 日 本 貿 易 保 険 の 保 険 業 務 の 大 幅 な 効 率 化 迅 速 化 を 実 現 する また 引 き 続 き 業 務 処 理 の 期 間 に 関 する 基 準 を 遵 守 する Web サービスの 拡 充 と 改 善 ( 再 掲 ) 業 務 処 理 期 間 の 遵 守 信 用 リスクに 係 る 保 険 金 の 査 定 期 間 :55 日 以 下 ( 被 保 険 者 事 由 ある いは 海 外 の 関 係 当 事 者 への 照 会 による 所 要 期 間 を 除 く) 保 険 料 の 試 算 に 関 する 問 い 合 わせへの 回 答 : 必 要 な 情 報 を 提 供 された 翌 営 業 日 まで( 中 長 期 NonL/G 信 用 案 件 については5 営 業 日 以 内 ) 提 出 された 保 険 契 約 申 込 書 等 に 不 備 がある 場 合 の 連 絡 :5 営 業 日 以 内 提 出 された 保 険 金 請 求 書 及 び 添 付 書 類 に 不 備 がある 場 合 の 連 絡 :3 営 業 日 以 内 具 体 的 な 案 件 に 係 るお 客 様 からの 制 度 面 の 照 会 への 回 答 :5 営 業 日 以 内 政 府 が 締 結 する 債 務 繰 延 協 定 等 に 基 づく 保 険 事 故 債 権 に 係 る 回 収 金 の 配 分 : 日 本 貿 易 保 険 の 口 座 に 全 額 入 金 が 確 認 された 日 の 翌 営 業 日 まで に 送 金 処 理 手 続 完 了 ( 註 ) 信 用 リスクに 係 る 保 険 金 の 査 定 期 間 算 定 における 被 保 険 者 事 由 あるいは 海 外 の 関 係 当 事 者 への 照 会 による 所 要 期 間 とは 被 保 険 者 から 提 出 書 類 の 不 備 や 回 答 遅 延 等 のため 保 険 金 査 定 が 行 えない もしくはこ れらに 起 因 して 調 査 等 の 対 応 を 要 する 期 間 を 指 す 3 情 報 提 供 の 強 化 とお 客 様 ニーズの 把 握 広 報 活 動 の 強 化 を 通 じて 貿 易 保 険 の 認 知 度 向 上 を 図 る また 各 種 セミナー 説 明 会 の 開 催 や 個 別 訪 問 などを 通 じ 潜 在 的 なお 客 様 の 発 掘 に 積 極 的 に 取 り 組 む 加 えて お 客 様 への 定 期 的 な 訪 問 等 により 的 確 なニーズ 把 握 を 進 める 広 報 活 動 の 強 化 3/15
貿 易 保 険 と 日 本 貿 易 保 険 の 認 知 度 向 上 のための 新 聞 記 事 等 の 掲 載 働 き 掛 け 目 標 参 考 値 : 新 聞 掲 載 件 数 150 件 うち 全 国 紙 42 件 特 殊 会 社 化 に 向 けたホームページ 及 びパンフレットの 改 訂 お 客 様 向 けの 各 種 セミナー 懇 談 会 説 明 会 等 を 通 じた 広 報 目 標 参 考 値 : 各 種 懇 談 会 会 議 説 明 会 等 を 通 じた 情 報 発 信 回 数 40 回 業 種 別 国 別 等 バイヤー 格 付 ( 財 務 内 容 の 特 徴 事 故 データ 分 析 等 含 む) に 関 する 有 用 な 情 報 を 集 計 分 析 し enexi やセミナーを 通 じてお 客 様 へ 提 供 する 中 堅 中 小 企 業 のお 客 様 に 対 する 貿 易 保 険 制 度 の 浸 透 と 利 用 促 進 関 係 支 援 機 関 や 提 携 金 融 機 関 等 との 協 力 によるセミナー 説 明 会 の 開 催 などによる 貿 易 保 険 の 広 報 活 動 目 標 参 考 値 : 関 係 機 関 等 との 協 働 によるセミナー 説 明 会 やイベン トの 実 施 参 加 回 数 80 回 ( 本 店 40 回 大 阪 40 回 ) 関 係 機 関 団 体 等 のホームページへのバナー 設 置 リンク 設 定 を 行 っ て 日 本 貿 易 保 険 ホームページの 誘 導 を 図 る 目 標 参 考 値 : リンク 設 定 数 30 社 ( 本 店 15 社 大 阪 15 社 ) 貿 易 保 険 制 度 の 認 知 度 向 上 に 向 けて ホームページ 改 善 や 様 々な 広 報 媒 体 を 活 用 する 国 内 農 産 物 製 造 者 農 産 物 加 工 業 者 等 の 集 まる 場 所 (アグリフード EXPO 地 方 の 展 示 会 交 易 会 等 )でのセミナーや 説 明 会 の 実 施 並 び にブース 設 置 による 広 報 活 動 に 取 り 組 む さらに 農 業 ( 輸 出 ) 関 係 団 体 との 提 携 を 進 める 関 係 支 援 機 関 と 協 力 協 定 を 結 ぶ 等 農 業 関 係 に 知 見 のある 支 援 機 関 と の 連 携 を 強 化 し 具 体 的 案 件 の 組 成 につなげる 中 堅 中 小 企 業 に 対 するアプローチ 強 化 目 標 参 考 値 : 中 堅 中 小 企 業 への 訪 問 等 による 面 談 実 施 250 社 ( 本 店 150 社 大 阪 100 社 ) 貿 易 保 険 の 利 用 拡 大 特 に 中 堅 中 小 企 業 による 利 用 拡 大 ( 後 掲 ) お 客 様 ニーズの 把 握 継 続 的 に 貿 易 保 険 をご 利 用 いただいているお 客 様 への 訪 問 等 を 通 じた ニーズの 把 握 目 標 参 考 値 : 訪 問 社 数 150 社 ( 本 店 90 社 大 阪 60 社 ) お 客 様 相 談 窓 口 対 応 の 充 実 お 客 様 総 合 窓 口 による 顧 客 相 談 及 び 成 約 貿 易 保 険 利 用 をするお 客 様 に 適 正 な 商 品 を 紹 介 すること また 担 当 グ ループへの 引 継 ぎを 適 正 に 実 施 することなど 顧 客 対 応 の 充 実 に 努 め ていく 目 標 参 考 値 : 過 去 3 年 以 上 利 用 がない 元 先 へのコンタクト: 個 別 保 険 利 用 :70 社 中 小 保 険 32 社 手 形 保 険 30 社 昨 年 利 用 相 談 やバイヤー 登 録 手 続 きまで 完 了 した 社 のうち 見 込 みの あるものへの 再 トレース 87 社 4/15
(3)リスク 管 理 の 強 化 及 び 業 務 の 適 正 確 保 のための 体 制 整 備 年 度 計 画 の 一 層 の 明 確 化 数 値 化 と PDCA サイクルの 確 立 を 通 じて 業 務 の 適 正 確 保 を 図 るとともに リスク 管 理 体 制 や 内 部 統 制 機 能 の 構 築 等 特 殊 会 社 化 を 見 据 えた 組 織 力 強 化 のための 体 制 制 度 整 備 を 着 実 に 進 める 1 リスク 管 理 の 強 化 リスク 管 理 態 勢 の 高 度 化 新 会 社 への 移 行 に 伴 い 日 本 貿 易 保 険 の 業 務 運 営 に 伴 い 発 生 可 能 性 のあ る 重 大 なリスクを 引 き 受 け 資 金 運 用 オペレーション コンプライア ンス 等 のリスクカテゴリー 別 に 把 握 し 各 カテゴリー 別 のリスクに 対 する 管 理 態 勢 を 検 証 した 上 で 委 員 会 や 部 署 の 設 置 人 員 の 配 置 や 規 定 整 備 等 必 要 な 強 化 策 を 検 討 し 特 殊 会 社 化 に 向 けた 統 合 的 なリスク 管 理 態 勢 を 確 立 する また 日 本 貿 易 保 険 の 引 受 の 更 なる 拡 大 のために 民 間 の 再 保 険 マ ーケットを 活 用 しリスク 軽 減 を 図 ることを 検 討 する 事 務 フローの 見 直 しによる 事 務 リスクの 低 減 フロント バック 業 務 の 分 離 等 引 受 から 証 券 発 行 に 至 る 既 存 手 続 きの 大 幅 な 見 直 しを 行 い 簡 素 化 や 適 正 化 を 図 りつつ 事 務 リスクの 低 減 を 実 現 する バイヤー 格 付 制 度 の 改 善 等 ポートフォリオ 状 況 バイヤー 格 付 状 況 ( 短 期 信 用 ) 把 握 の 精 度 向 上 を 通 じた バイヤー 格 付 短 期 与 信 精 度 の 改 善 例 : 格 付 別 事 故 分 析 格 付 遷 移 分 析 短 期 ポートフォリオ 報 告 高 エクスポージャー/ 高 リスク 国 についてのカントリーリスクの 把 握 / 分 析 強 化 大 型 の 中 長 期 案 件 相 談 を 受 けている 国 や 引 受 残 高 が 多 い 国 等 その 国 の カントリーリスクをとれるかどうか 頻 度 を 高 めて 分 析 すべき 対 象 国 の 抽 出 枠 組 みを 策 定 し それらの 国 について 詳 細 な 調 査 分 析 を 行 う リスク 管 理 の 強 化 を 目 的 とし 営 業 への 指 導 が 可 能 となるよう セクター 別 情 報 事 例 等 を 追 加 して 審 査 マニュアルを 充 実 させる 貿 易 代 金 貸 付 保 険 海 外 事 業 資 金 貸 付 保 険 海 外 投 資 保 険 において 保 険 契 約 上 の 日 本 貿 易 保 険 の 権 利 保 険 金 支 払 後 の 回 収 可 能 性 の 確 保 向 上 を 目 的 として 被 保 険 者 のみならず 借 入 人 若 しくは 被 保 険 投 資 の 相 手 方 等 か らの 情 報 入 手 や 代 位 を 含 めた 日 本 貿 易 保 険 の 権 利 を 法 的 に 一 層 明 確 に 確 保 できるようこれらの 者 との 間 の 明 文 上 の 取 り 決 めをルール 化 させる 世 界 経 済 や 各 国 の 動 向 に 関 する 情 報 収 集 分 析 を 行 いつつ 資 源 価 格 下 落 等 マーケット 環 境 悪 化 や 戦 乱 の 影 響 によりリスクが 顕 在 化 又 は 顕 在 化 する 可 能 性 がある 保 険 引 受 案 件 について 既 存 案 件 の 管 理 態 勢 を 強 化 する 2 質 の 高 いサービス 提 供 のための 専 門 性 向 上 及 び 人 材 育 成 保 険 業 務 に 関 する 規 程 類 等 の 整 備 保 険 業 務 に 関 する 規 程 類 内 部 運 用 ルールの 体 系 的 な 整 備 案 件 引 受 における 信 用 カントリー 環 境 の 審 査 基 準 を 体 系 的 に 整 備 す る 体 系 的 な 職 員 研 修 制 度 に 基 づく 職 員 の 専 門 性 向 上 組 織 内 部 外 部 の 力 を 活 用 して 職 務 経 験 知 識 レベルに 応 じた 職 員 教 育 5/15
を 充 実 させる 新 入 職 員 研 修 入 社 2 年 目 職 員 に 対 する 海 外 研 修 職 員 の 基 本 的 な 業 務 知 識 習 得 のための 研 修 ( 貿 易 実 務 財 務 分 析 等 ) キャリア 階 層 に 応 じた 技 能 研 修 ( 管 理 職 非 管 理 職 別 研 修 ) 職 員 のキャリアアップに 向 けた 研 修 ( 海 外 勤 務 のための 語 学 研 修 情 報 システム 研 修 財 務 分 析 高 度 化 のための 研 修 国 内 大 学 院 支 援 制 度 ) マネージメント 研 修 等 目 標 参 考 値 職 員 向 けアンケート 研 修 制 度 の 充 実 における 満 足 度 ( 注 )80%[15 年 度 実 績 :74.8%] ( 注 )アンケート 結 果 において 大 いにそう 思 う ある 程 度 そ う 思 う と 回 答 した 割 合 特 定 の 業 務 分 野 の 専 門 知 識 獲 得 に 向 けた 研 修 の 充 実 特 定 の 業 務 分 野 の 専 門 知 識 獲 得 に 向 けた 研 修 の 一 層 の 充 実 を 図 る 海 外 事 業 資 金 貸 付 保 険 海 外 投 資 保 険 の 特 約 に 関 する 研 修 カントリーリスク 研 修 的 確 な 保 険 金 査 定 に 向 けた 事 例 研 究 会 債 権 回 収 研 修 ( 後 掲 ) 金 融 実 務 知 識 (トレードファイナンス コーポレートファイナンス プロジェクトファイナンス) 研 修 情 報 システムに 関 する 基 本 的 な 知 識 習 得 のための 研 修 財 務 会 計 研 修 等 3 保 険 金 の 的 確 な 査 定 的 確 な 査 定 に 向 けた 事 例 研 究 会 の 実 施 ( 後 掲 ) 4 内 部 統 制 の 強 化 とコンプライアンスの 徹 底 年 度 監 査 計 画 を 策 定 し 内 部 監 査 部 門 の 強 化 を 図 るとともに リスクが 大 き いと 考 えられる 機 能 (コンプライアンス 事 務 管 理 等 )にフォーカスしたリ スクベースの 内 部 監 査 を 強 化 する 情 報 セキュリティに 関 する PDCA サイクルの 継 続 的 実 施 ( 後 掲 ) コンプライアンスに 関 しては 機 密 情 報 管 理 の 強 化 に 引 き 続 き 取 り 組 むと ともに 各 部 固 有 のコンプライアンスリスクを 明 確 にしたコンプライアン ス プログラムを 策 定 し 確 実 に 実 行 することによりリスクベースのコン プライアンス 強 化 を 図 る 5 情 報 開 示 を 通 じた 業 務 運 営 の 透 明 性 の 確 保 HP アニュアルレポート 等 による 組 織 業 務 運 営 に 関 する 情 報 の 開 示 特 殊 会 社 化 後 の 情 報 開 示 の 在 り 方 の 検 討 (4) 重 点 的 政 策 分 野 への 戦 略 化 重 点 化 これまで 実 施 した 制 度 改 正 も 活 用 しつつ インフラシステム 輸 出 や 中 堅 中 6/15
小 企 業 支 援 資 源 エネルギーの 安 定 供 給 源 確 保 等 政 策 的 重 要 度 の 高 い 分 野 への 支 援 に 引 き 続 き 積 極 的 に 取 り 組 む 目 標 値 : 政 策 的 に 特 に 重 要 な 中 長 期 貸 付 及 び 投 資 案 件 の 引 受 比 率 3 割 以 上 目 標 参 考 値 : 上 記 該 当 引 受 案 件 19 件 内 諾 案 件 20 件 積 極 的 受 注 支 援 案 件 28 件 目 処 以 下 印 のついている 案 件 が 該 当 Letter of Intent の 発 出 件 数 :30 件 目 処 入 札 時 やプロジェクト 初 期 において プロジェクト 契 約 書 や 融 資 スキーム について 本 邦 企 業 や 相 手 国 政 府 企 業 へのアドバイス 等 を 行 った 案 件 1 新 たな 成 長 戦 略 への 対 応 インフラ 案 件 や 宇 宙 産 業 の 適 時 適 切 な 引 受 目 標 参 考 値 : 該 当 引 受 案 件 13 件 内 諾 案 件 12 件 積 極 的 受 注 支 援 案 件 18 件 目 処 航 空 機 保 険 の 制 度 設 計 ( 再 掲 ) 2 中 小 企 業 及 び 農 業 等 の 国 際 展 開 支 援 貿 易 保 険 の 利 用 拡 大 特 に 中 堅 中 小 企 業 に 関 しては 新 輸 出 大 国 コンソー シアムの 枠 組 を 活 用 し 関 係 機 関 との 連 携 を 図 りつつ 貿 易 保 険 の 利 用 拡 大 を 実 施 目 標 値 : 新 規 利 用 社 数 78 社 うち 中 堅 中 小 企 業 65 社 目 標 参 考 値 : 中 堅 中 小 企 業 の 個 別 系 商 品 成 約 件 数 2500 件 新 規 利 用 社 数 うち 中 堅 中 小 企 業 の 個 別 系 商 品 ( 中 小 個 別 手 形 ) 2016 年 度 目 標 本 店 46 36 大 阪 32 29 合 計 78 65 Web サービスの 拡 充 と 改 善 ( 再 掲 ) 農 業 分 野 への 取 組 内 閣 府 経 産 省 農 水 省 主 導 の 輸 出 力 強 化 WG 及 び TF での 対 応 方 針 を 踏 まえつつ 関 係 機 関 との 連 携 等 による 農 業 食 品 セクターへの 投 資 輸 出 支 援 関 係 機 関 及 び 各 地 の 事 業 別 組 合 等 に 対 し 積 極 的 周 知 活 動 を 展 開 目 標 参 考 値 : 農 業 食 品 セクター 利 用 社 数 55 社 日 本 の 安 定 的 な 食 料 調 達 に 資 する 海 外 農 業 食 品 セクター 向 けファイ ナンスを 支 援 目 標 参 考 値 : 農 業 分 野 におけるファイナンス 支 援 2016 年 度 まで 3 件 国 内 再 保 険 スキームの 推 進 ( 後 掲 ) 国 内 の 民 間 保 険 会 社 を 元 受 とした 再 保 険 新 スキームの 引 受 実 務 フローを 確 実 に 実 施 する 商 工 会 議 所 加 盟 企 業 を 中 心 とする 中 堅 中 小 企 業 に 対 する 貿 易 保 険 引 受 を 拡 大 する 広 報 媒 体 を 通 じた 情 報 発 信 各 種 セミナーおよ び 提 携 機 関 等 を 通 じた 制 度 紹 介 に 努 める 提 携 金 融 機 関 等 へのカントリー 説 明 会 を 実 施 7/15
( 参 考 目 標 : 年 5 回 ) 3 環 境 安 全 技 術 の 普 及 超 々 臨 界 圧 石 炭 火 力 発 電 所 案 件 等 先 進 的 環 境 安 全 技 術 の 輸 出 や 省 エネ 環 境 改 善 に 資 するプロジェクト 及 び 再 生 可 能 エネルギー 案 件 等 温 室 効 果 ガスの 排 出 低 減 に 資 する 設 備 機 器 輸 出 やプロジェクト 積 極 的 に 支 援 する 目 標 参 考 値 : 該 当 引 受 案 件 5 件 内 諾 案 件 6 件 積 極 的 受 注 支 援 案 件 8 件 目 処 効 率 的 かつ 適 切 な 環 境 審 査 の 実 施 2014 年 度 2015 年 度 にそれぞれ 改 正 した 環 境 ガイドラインと OECD コモン アプローチを 遵 守 しつつ 効 率 的 かつ 適 切 な 審 査 を 実 施 する OECD コモンアプローチの 議 論 への 対 応 改 正 された OECD コモンアプローチの 運 用 等 に 関 する 議 論 に 積 極 的 に 参 画 す る 4 諸 外 国 との 経 済 連 携 などの 強 化 航 空 機 分 野 における 本 邦 企 業 参 画 の 国 際 共 同 開 発 プロジェクトに 係 る 再 保 険 引 受 米 国 輸 出 入 銀 行 の 引 受 再 開 次 第 航 空 機 ファイナンス 支 援 の 再 保 険 引 受 を 通 じた 本 邦 航 空 機 部 品 産 業 の 輸 出 促 進 を 支 援 各 国 輸 出 信 用 機 関 との 連 携 強 化 BU 会 合 への 参 加 やバイ 協 議 等 の 各 種 国 際 会 議 等 への 開 催 参 加 を 通 じた 諸 外 国 輸 出 信 用 機 関 との 連 携 強 化 OECD IWG 会 合 等 への 対 応 OECD IWG 会 合 等 の 国 際 会 議 における 輸 出 信 用 の 枠 組 みに 関 する 議 論 への 参 画 5 資 源 エネルギーの 安 定 供 給 源 確 保 資 源 エネルギー 案 件 の 積 極 的 かつ 戦 略 的 な 引 受 お 客 様 のニーズ 及 び 資 源 エネルギー 政 策 を 踏 まえた 我 が 国 の 資 源 安 定 確 保 に 資 する 資 源 エネルギー 案 件 の 引 受 目 標 参 考 値 : 該 当 引 受 案 件 1 件 内 諾 案 件 2 件 積 極 的 受 注 支 援 案 件 2 件 目 処 6 東 日 本 大 震 災 等 への 対 応 日 系 海 外 現 地 子 会 社 への 円 滑 な 資 金 配 給 日 系 海 外 現 地 子 会 社 向 けの 運 転 資 金 支 援 および 事 業 投 資 資 金 等 への 保 険 引 受 を 通 じて 日 本 企 業 の 海 外 事 業 を 積 極 的 に 支 援 7 引 受 リスクの 質 的 量 的 拡 大 に 向 けた 取 組 海 外 投 資 保 険 の 引 受 拡 大 自 然 災 害 等 が 主 たるリスクである 案 件 契 約 違 反 リスクへの 付 保 等 海 外 投 資 保 険 の 引 受 拡 大 目 標 参 考 値 : 海 外 投 資 保 険 引 受 件 数 140 件 うち 新 規 引 受 件 数 30 件 新 興 国 における 企 業 与 信 が 困 難 な 案 件 への 対 応 8/15
新 興 国 における 企 業 与 信 が 困 難 な 案 件 について 現 地 銀 行 又 はホスト 国 政 府 等 を 経 由 したツーステップ ローンによる 本 邦 輸 出 を 積 極 的 に 支 援 す る 目 標 参 考 値 : 該 当 引 受 案 件 5 件 プロジェクトファイナンス 案 件 等 のリスク 審 査 のノウハウ 構 築 に 努 め 更 なる 引 受 体 制 の 充 実 を 図 る ホスト 国 政 府 との 政 策 対 話 や 関 係 輸 出 信 用 機 関 海 外 スポンサーと 積 極 的 に 協 議 意 見 交 換 等 を 実 施 し 我 が 国 企 業 の 海 外 事 業 を 支 援 する 契 約 違 反 リスク サブソブリン 案 件 やイランのスナップバックリスク 等 引 受 リスクの 質 的 拡 大 に 向 けた 取 組 を 進 める 潜 在 的 ニーズが 高 い 国 (インド ミャンマー ウズベキスタン モザンビ ーク タンザニア 等 ) 向 け 案 件 を 積 極 的 に 支 援 する (5) 民 間 保 険 会 社 による 参 入 の 円 滑 化 1 海 外 フロンティング 契 約 の 締 結 促 進 等 民 間 保 険 会 社 とのフロンティング 協 力 を 推 進 して 欧 州 をフロンティング 展 開 地 域 に 加 える 目 標 参 考 値 :フロンティング 引 受 件 数 50 件 外 資 系 民 間 保 険 会 社 との 再 保 険 協 力 の 推 進 外 資 系 民 間 保 険 会 社 との 再 保 険 関 係 の 拡 充 2 サービス 提 供 の 在 り 方 の 見 直 し 国 内 再 保 険 スキームの 推 進 国 内 の 民 間 保 険 会 社 を 元 受 とした 再 保 険 新 スキームの 引 受 実 務 フローを 確 実 に 実 施 する 商 工 会 議 所 加 盟 企 業 を 中 心 とする 中 堅 中 小 企 業 に 対 する 貿 易 保 険 引 受 を 拡 大 する 広 報 媒 体 を 通 じた 情 報 発 信 各 種 セミナーおよび 提 携 機 関 等 を 通 じた 制 度 紹 介 に 努 める 2. 業 務 運 営 の 効 率 化 に 関 する 事 項 (1) 業 務 運 営 の 効 率 化 業 務 の 最 適 化 や 費 用 支 出 の 効 率 化 を 図 りつつ お 客 様 へのサービス 向 上 や 特 殊 会 社 化 に 向 けた 準 備 のための 体 制 整 備 を 着 実 に 進 める 業 務 最 適 化 に 向 けた 取 組 企 業 総 合 保 険 の Web 化 に 伴 う 業 務 の 見 直 しを 一 層 進 め 業 務 フロー マニ ュアルを 整 備 する また 27 年 度 に 実 施 した 業 務 フローの 見 直 しについ て その 定 着 及 び 担 当 者 の 熟 練 度 の 向 上 により 一 層 の 効 率 化 を 図 る Web サービスの 一 層 の 拡 充 と 改 善 ( 再 掲 ) 費 用 支 出 の 効 率 化 業 務 費 及 び 一 般 管 理 費 の 効 率 的 な 利 用 の 促 進 目 標 値 : 業 務 費 第 三 期 中 期 目 標 末 水 準 以 下 一 般 管 理 費 第 三 期 中 期 目 標 末 水 準 毎 年 1% 削 減 人 件 費 の 抑 制 やラスパイレス 指 数 の 引 下 げ 適 正 確 保 に 向 けた 取 組 調 達 等 合 理 化 計 画 に 基 づく 取 組 の 実 施 効 率 的 でガバナンスの 効 いた 経 費 管 理 及 び 一 層 の 効 果 的 な 調 達 の 実 現 のた 9/15
めの 経 理 調 達 関 連 規 定 の 整 備 特 殊 会 社 化 に 向 けた 態 勢 整 備 資 産 運 用 態 勢 の 整 備 資 産 運 用 基 本 方 針 や 運 用 アウトソーシングとインハウス 機 能 のバラン スのとれた 設 計 を 行 い 運 用 態 勢 の 整 備 準 備 を 進 める 会 計 規 程 類 並 びに 税 務 面 の 整 備 税 務 に 対 応 した 会 計 制 度 の 整 備 (2)システムの 効 率 的 な 開 発 及 び 円 滑 な 運 用 保 守 性 や 費 用 対 効 果 を 考 慮 した 上 でシステム 開 発 保 守 運 用 を 行 うことを 基 本 方 針 とし 理 事 又 は 参 事 を 責 任 者 とした 体 制 を 構 築 する システム 開 発 態 勢 の 強 化 保 守 性 や 費 用 対 効 果 を 高 めるため システム 開 発 態 勢 について 更 なる 改 善 整 備 を 行 う 上 記 の 考 えに 基 づいた 効 率 的 なシステムの 開 発 Web 化 事 務 適 正 化 のためのシステム 開 発 ( 再 掲 ) 基 幹 システムの 基 盤 更 改 (2016 年 10 月 目 途 ) 株 式 会 社 に 必 要 なシステムの 開 発 移 行 等 の 実 施 保 険 商 品 見 直 し 等 の 制 度 改 正 への 対 応 システムの 効 率 的 な 運 用 目 標 値 : 第 四 期 システム 保 守 費 用 16.1 億 円 ( 第 三 期 システム 保 守 費 用 ) 以 下 システムの 安 定 稼 働 システムの 保 守 作 業 を 着 実 に 実 施 し 安 定 稼 働 に 努 める 基 幹 システム 稼 働 率 99%を 目 標 とする 情 報 セキュリティに 関 する PDCA サイクルの 継 続 的 実 施 政 府 の 情 報 セキュリティ 対 策 方 針 を 踏 まえた 適 切 な 情 報 セキュリティ 対 策 の 推 進 セキュリティ 研 修 の 実 施 内 外 環 境 の 変 化 に 対 応 したセキュリティポリ シーの 随 時 見 直 しなど PDCA サイクルの 継 続 的 実 施 次 期 システムの 検 討 現 行 基 幹 システムの 問 題 点 及 び 将 来 の 業 務 効 率 化 に 向 けた 課 題 の 洗 い 出 しを 行 い 次 期 システムに 関 する 調 査 検 討 を 行 う システム 室 員 の 能 力 向 上 研 修 資 格 取 得 等 を 通 じ システム 室 員 の 開 発 運 用 セキュリティ 対 策 等 の IT 専 門 能 力 を 向 上 させる 3. 財 務 内 容 の 改 善 に 関 する 事 項 (1) 財 務 基 盤 の 充 実 お 客 様 に 対 して 確 実 な 安 心 を 継 続 的 かつ 安 定 的 に 提 供 していくため 業 務 運 営 の 効 率 化 保 険 事 故 債 権 の 適 切 な 管 理 及 び 回 収 の 強 化 等 を 通 じ 健 全 な 財 務 内 容 を 維 持 する (1) 財 務 基 盤 の 充 実 (ア) 予 算 計 画 ( 別 添 1 参 照 ) (イ) 収 支 計 画 ( 別 添 2 参 照 ) (ウ) 資 金 計 画 ( 別 添 3 参 照 ) 10/15
適 切 な 資 金 運 用 による 健 全 な 財 務 内 容 の 維 持 (2) 債 権 管 理 回 収 の 強 化 回 収 能 力 の 強 化 信 用 リスクに 係 る 保 険 事 故 債 権 の 積 極 的 な 回 収 目 標 値 : 中 期 目 標 期 間 の 平 均 回 収 実 績 率 :24% 目 標 参 考 値 : 2016 年 度 単 年 度 回 収 率 10% 終 了 予 定 案 件 11 件 主 要 非 常 リスク 案 件 に 関 する 回 収 への 的 確 な 取 組 キューバ 短 期 については リスケ 債 権 の 約 定 弁 済 及 び 新 規 引 受 分 の 期 日 決 済 を 遅 滞 なく 履 行 させるべく 引 き 続 きキューバと 密 にコンタクトする 等 適 切 に 債 権 管 理 を 行 う 中 長 期 については パリクラブ リスケ 合 意 内 容 の 実 現 に 向 けて 関 係 諸 機 関 と 連 携 しながら 顧 客 対 応 等 着 実 に 手 続 きを 進 める ベネズエラ 経 済 社 会 政 治 情 勢 を 随 時 把 握 するとともに 関 係 諸 機 関 と 連 携 しつつ 受 入 可 能 かつ 履 行 可 能 な 内 容 で 回 収 の 道 筋 を 付 けるべく 交 渉 の 実 現 並 び に 実 施 に 努 める 債 権 管 理 に 関 するノウハウ 蓄 積 フィードバックによる 事 故 防 止 の 取 組 保 険 事 故 に 関 する 傾 向 分 析 の 実 施 とその 結 果 の 法 人 内 外 への 情 報 発 信 債 権 回 収 研 修 の 実 施 サービサー 研 修 等 の 債 権 回 収 スキル 養 成 の 為 のカリキュラムの 整 備 実 施 (3) 保 険 料 率 設 定 積 立 て 基 準 の 明 確 化 透 明 化 特 殊 会 社 化 と 貿 易 再 保 険 特 別 会 計 の 廃 止 承 継 に 伴 う 責 任 準 備 金 の 算 出 方 法 に 関 する 規 定 及 び 会 計 方 針 や 財 務 諸 表 の 様 式 を 整 備 し 貿 易 保 険 事 業 の 会 計 の 透 明 性 を 確 保 する 4. 行 政 改 革 を 踏 まえた 新 たな 制 度 設 計 への 対 応 2017 年 4 月 に 予 定 される 特 殊 会 社 化 や 貿 易 再 保 険 特 別 会 計 の 廃 止 承 継 の 準 備 を 着 実 に 進 める 主 な 項 目 は 以 下 のとおり 1. 内 部 統 制 リスク 管 理 態 勢 の 強 化 会 社 定 款 取 締 役 会 評 価 委 員 会 経 営 会 議 コーポレートガバナンス 委 員 会 等 の 内 部 統 制 の 整 備 リスク 管 理 態 勢 の 強 化 ( 再 掲 ) 2. 資 産 運 用 態 勢 の 整 備 ( 再 掲 ) 3. 特 別 会 計 承 継 資 産 評 価 4. 会 計 規 程 類 並 びに 税 務 面 の 整 備 ( 再 掲 ) 5.システムの 整 備 ( 再 掲 ) 6. 人 材 の 確 保 ( 後 掲 ) 特 殊 会 社 化 をにらんだ 業 務 体 制 の 構 築 11/15
5. 高 い 専 門 性 を 持 った 人 材 の 育 成 ( 人 事 に 関 する 計 画 ) 質 の 高 いサービスを 提 供 するための 体 制 整 備 を 図 るため 人 材 の 確 保 登 用 や 能 力 開 発 を 行 い 職 員 の 専 門 性 を 高 める また 専 門 性 の 高 い 職 員 が 定 着 し 能 力 を 発 揮 できるような 就 業 環 境 を 形 成 する こうした 取 組 の 評 価 は 職 員 の 声 を 重 視 し て 行 う 職 員 向 けアンケートにおける 満 足 度 目 標 参 考 値 ( 注 ) 会 社 の 方 針 目 標 の 徹 底 65% [15 年 度 実 績 :60.4%] 仕 事 のやりがい 75% [15 年 度 実 績 :70.9%] 研 修 制 度 の 充 実 80% [15 年 度 実 績 :74.8%]( 再 掲 ) ( 注 )アンケート 結 果 において 大 いにそう 思 う ある 程 度 そう 思 う と 回 答 した 割 合 (1) 人 材 の 確 保 総 務 部 新 卒 者 高 度 な 専 門 性 を 有 する 人 材 の 計 画 的 な 採 用 2015 年 度 に 開 始 した 新 卒 採 用 の 継 続 的 実 施 経 理 システム 等 専 門 的 知 識 を 有 する 中 途 採 用 の 実 施 女 性 職 員 の 活 躍 促 進 女 性 職 員 が 最 大 限 に 能 力 を 発 揮 できるような 職 場 環 境 の 形 成 目 標 参 考 値 : 女 性 新 規 採 用 比 率 50% 女 性 管 理 職 比 率 20%の 維 持 仕 事 と 家 庭 の 両 立 支 援 制 度 の 充 実 育 児 休 業 からの 早 期 復 職 等 を 促 進 するための 勤 務 時 間 短 縮 制 度 等 の 継 続 及 び 産 休 育 休 者 との 面 談 を 含 めたサポート 制 度 の 的 確 な 実 施 (2) 人 材 の 養 成 体 系 的 な 職 員 研 修 制 度 に 基 づく 職 員 の 専 門 性 向 上 ( 再 掲 ) 特 定 の 業 務 分 野 の 専 門 知 識 獲 得 に 向 けた 研 修 の 実 施 ( 再 掲 ) (3)その 他 休 暇 取 得 の 促 進 年 次 有 給 休 暇 取 得 計 画 策 定 のルール 化 管 理 職 や 年 休 取 得 率 の 低 い 者 への 直 接 指 導 等 による 年 休 取 得 の 促 進 目 標 参 考 値 : 全 職 員 の 年 次 有 給 休 暇 取 得 7 日 以 上 評 価 制 度 の 運 用 改 善 適 正 性 公 平 性 信 頼 性 を 念 頭 に 制 度 の 見 直 しを 図 る ハラスメントの 防 止 セクハラ パワハラに 対 する 通 報 調 査 措 置 に 関 するマニュアル 策 定 株 式 会 社 化 に 向 けた 年 金 保 険 制 度 の 設 計 健 康 保 険 制 度 の 移 管 及 び 新 企 業 年 金 制 度 の 設 計 を 行 う 創 るプロジェクト の 実 施 株 式 会 社 化 に 向 けて 経 営 上 の 重 要 なテーマを 職 員 自 ら 考 え 提 案 すべく 会 社 を 創 るプロジェクト を 実 施 12/15
( 別 添 1) 予 算 計 画 収 入 業 務 収 入 正 味 収 入 保 険 料 正 味 回 収 金 受 取 利 息 その 他 業 務 収 入 被 出 資 債 権 からの 回 収 金 有 価 証 券 の 償 還 短 期 借 入 金 計 支 出 業 務 支 出 正 味 支 払 保 険 金 人 件 費 国 庫 納 付 金 その 他 業 務 支 出 投 資 支 出 システム 開 発 等 その 他 投 資 支 出 有 価 証 券 の 取 得 短 期 借 入 金 返 済 その 他 の 支 出 予 算 差 異 計 ( 単 位 : 百 万 円 ) 区 別 貿 易 保 険 事 業 合 計 17,491 11,621 2,000 3,870 7,619 19,737 44,847 25,347 19,544 1,247 4,556 1,785 1,715 70 17,715 44,847 17,491 11,621 2,000 3,870 7,619 19,737 44,847 25,347 19,544 1,247 4,556 1,785 1,715 70 17,715 44,847 13/15
( 別 添 2) 収 支 計 画 費 用 の 部 経 常 費 用 正 味 支 払 保 険 金 業 務 費 その 他 経 常 費 用 臨 時 損 失 計 ( 単 位 : 百 万 円 ) 区 別 貿 易 保 険 事 業 金 額 28,190 19,544 5,803 2,843 0 28,190 28,190 19,544 5,803 2,843 0 28,190 収 益 の 部 経 常 収 益 正 味 収 入 保 険 料 正 味 回 収 金 その 他 経 常 収 益 財 務 利 益 臨 時 利 益 計 純 利 益 13,625 11,621 2,000 4 3,870 7,619 25,114 3,076 13,625 11,621 2,000 4 3,870 7,619 25,114 3,076 14/15
( 別 添 3) 資 金 計 画 資 金 支 出 業 務 活 動 による 支 出 正 味 支 払 保 険 金 業 務 費 国 庫 納 付 金 投 資 活 動 による 支 出 財 務 活 動 による 支 出 翌 年 度 への 繰 越 金 計 ( 単 位 : 百 万 円 ) 区 別 貿 易 保 険 事 業 金 額 25,347 19,544 5,803 0 1,785 0 83,687 110,819 25,347 19,544 5,803 0 1,785 0 83,687 110,819 資 金 収 入 業 務 活 動 による 収 入 正 味 収 入 保 険 料 正 味 回 収 金 受 取 利 息 その 他 業 務 収 入 被 出 資 財 産 からの 回 収 金 投 資 活 動 による 収 入 財 務 活 動 による 収 入 前 年 度 繰 越 金 計 13,623 11,621 2,000 2 7,619 19,737 3,868 65,972 110,819 13,623 11,621 2,000 2 7,619 19,737 3,868 65,972 110,819 15/15