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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

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Transcription:

ファイルローグ 事 件 の 検 討 ( 東 京 地 裁 平 成 15 年 1 月 29 日 ( 中 間 判 決 )) ( 東 京 高 裁 平 成 17 年 3 月 31 日 ) 岡 崎 大 橋 前 田 法 律 事 務 所 弁 護 士 新 間 祐 一 郎 1

1 事 件 の 概 要 2 前 提 となる 事 実 関 係 3 判 決 の 内 容 (1) 中 間 判 決 (2) 高 裁 判 決 4 判 決 の 検 討 クラブキャッツアイ 事 件 中 間 判 決 高 裁 判 決 の 比 較 ウィニー 事 件 ( 刑 事 )との 比 較 幇 助 者 に 対 する 差 止 についての 分 析 最 近 の 状 況 について 2

原 告 JASRAC 被 告 有 限 会 社 エム エム オー 3

原 告 は 著 作 権 ( 複 製 権 自 動 公 衆 送 信 権 送 信 可 能 化 権 )に 基 づき 1ファイルローグにおけるMP3 形 式 によって 複 製 された 電 子 ファイルの 送 受 信 の 差 止 2 被 告 エム エム オー 及 びその 取 締 役 松 田 道 人 に 対 し 損 害 賠 償 請 求 なお レコード 製 作 者 も 著 作 隣 接 権 ( 複 製 権 送 信 可 能 化 権 )に 基 づく 裁 判 を 提 起 4

1 被 告 エム エム オーは 本 件 各 管 理 著 作 物 について 原 告 の 有 する 著 作 権 を 侵 害 して いると 言 えるか 2 原 告 の 被 告 らに 対 する 著 作 権 侵 害 を 理 由 とする 損 害 賠 償 請 求 は 理 由 があるか 5

1 ファイル 交 換 の 種 類 等 ピア ツー ピア 方 式 クライアントサーバ 方 式 MP3 Napster 型 Grokster 型 6

ユーザー PC ユーザー PC 中 央 管 理 サーバ ユーザー PC 本 件 サービスはこれに 該 当 7

ユーザー PC ユーザー PC ユーザー PC Winnyはこれに 該 当 8

3 共 有 フォルダに 送 信 を 可 とする ファイルを 蔵 置 9ファイル 送 信 ユーザー PC 5ファイル 情 報 IPアドレス 及 び ポート 番 号 送 信 4 被 告 サーバーに 接 続 ユーザー PC 6キーワードとファイル 形 式 により 検 索 指 示 1クライアントソフトDL PCにインストール 2ユーザーID,PW 登 録 中 央 管 理 サーバ 7 電 子 ファイルに 関 する 情 報 送 信 8ファイルを 選 択 し ダウ ンロードボタンをクリック ユーザー PC 9

なお 本 件 サービスはMP3ファイルのみを 送 受 信 の 対 象 とするものではなく 音 声 動 画 画 像 文 書 ブログラ ムなどの 多 様 な 電 子 ファイルを 交 換 できる 汎 用 的 なもので あると 評 価 されている ファイル 送 信 の 指 示 及 び 電 子 ファイル 自 体 の 送 信 は 受 信 者 と 送 信 者 のパソコンの 間 で 直 接 行 われる 利 用 規 約 には ノーティス アンド テイクダウン 手 続 規 約 に 従 うべきことが 規 定 しかし 送 信 可 能 化 状 態 にされた MP3ファイルの 中 から 著 作 権 著 作 隣 接 権 侵 害 に 当 た るものの 選 別 やファイル 情 報 の 送 信 を 遮 断 するなどの 技 術 を 有 しているわけではない 10

被 告 サーバ 接 続 のPCの 共 有 フォルダに 蔵 置 されている 電 子 ファ イル 数 は 調 査 時 点 平 均 54 万 弱 ( 日 本 レコード 協 会 調 査 ) 内 MP3ファイルは 平 均 約 8 万 ( 全 体 の 約 15%) 検 索 した3 万 6000 個 のMP3ファイルの 中 から 無 作 為 に 抽 出 し た306 個 のMP3ファイルについて ファイル 名 及 びファルダ 名 に 照 らし 判 断 した 結 果 96.7%が 市 販 のレコードの 複 製 と 判 断 され た(なお 別 日 時 においても 同 様 の 調 査 あり) 本 件 サービスの 利 用 は 無 料 被 告 サイトの 画 面 上 に 表 示 される 広 告 から 若 干 の 広 告 料 収 入 あり なお この 数 字 は 公 開 中 の 電 子 ファイルの 数 であり 実 際 に 交 換 された 電 子 ファイルの 数 ではない 11

中 間 判 決 結 論 被 告 エム エム オーは 自 動 公 衆 送 信 権 及 び 送 信 可 能 化 権 侵 害 の 主 体 12

被 告 エム エム オーが 送 信 可 能 化 権 及 び 自 動 公 衆 送 信 権 を 侵 害 している 都 会 すべか 否 かについては 1 被 告 エム エム オーの 行 為 の 内 容 性 質 2 利 用 者 のする 送 信 可 能 化 状 態 に 対 する 被 告 エム エム オーの 管 理 支 配 の 程 度 3 被 告 エム エム オーの 行 為 によって 受 け る 同 被 告 の 利 益 の 状 況 等 を 総 合 斟 酌 して 判 断 すべきである 13

本 件 サービスは MP3ファイルの 交 換 に 関 する 部 分 につ いては 利 用 者 をして 市 販 のレコードを 複 製 したMP3ファ イルを 自 動 公 衆 送 信 及 び 送 信 可 能 化 させるためのサービ ス 判 決 文 のa ファイル 情 報 の 取 得 等 に 関 するサービスの 提 供 及 び 電 子 ファイルをダウンロードする 機 会 の 提 供 その 他 一 切 のサービ スを 被 告 エム エム オー 自 らが 主 体 的 に 行 っている 判 決 文 のc 本 件 サービスにおいて 送 受 信 されるMP3ファイルのほとん どが 違 法 な 複 製 14

利 用 者 の 電 子 ファイルの 送 信 可 能 化 行 為 ( 中 略 ) 及 び 自 動 公 衆 送 信 ( 中 略 ) は 被 告 エム エム オーの 管 理 の 下 に 行 われているというべきである 15

判 決 文 a 被 告 サイトから 本 件 ソフトをダウンロードして これを 自 己 のパソコンにインストールすることが 必 要 不 可 欠 判 決 文 のb 利 用 者 は パソコンを 被 告 サーバに 接 続 させることが 必 要 不 可 欠 であるが この 接 続 は 通 常 本 件 クラ イアントソフトを 起 動 することにより 行 う 判 決 文 のc 自 動 公 衆 送 信 の 相 手 方 も パソコンに 本 件 クライアントソフトをインストールし そのパソコンを 被 告 サー バに 接 続 することが 必 要 不 可 欠 判 決 文 のd 本 件 サービスにおける 自 動 公 衆 送 信 及 び 送 信 可 能 化 にとって 上 記 検 索 機 能 は 必 要 不 可 欠 判 決 文 のe 本 件 サービスにおいては 受 信 者 に 受 信 しようとする 電 子 ファイルの 検 索 を 可 能 とさせるために 送 信 者 に 共 有 フォルダに 蔵 置 する 電 子 ファイルにファイル 名 を 付 させている ( 略 ) 判 決 文 のf 希 望 する 電 子 ファイルの 存 在 を 確 認 した 場 合 本 件 クライアントソフトの 画 面 上 の 簡 単 な 操 作 によって 希 望 する 電 子 ファイルを 受 信 することができるようになっており( 中 略 ) 受 信 者 のための 利 便 性 環 境 整 備 が 図 られてい る 判 決 文 のg 本 件 サービスの 利 用 方 法 について 自 己 の 開 設 したウェブサイト 上 で 説 明 をし ほとんどの 利 用 者 が 同 説 明 を 参 考 にして 本 件 サービスを 利 用 している 16

利 用 者 に 被 告 サーバに 接 続 させてMP3 ファイルの 送 信 可 能 化 行 為 をさせること 及 び 同 MP3ファイルを 他 の 利 用 者 に 送 信 させ ることは 被 告 エム エム オーの 営 業 上 の 利 益 を 増 大 させる 行 為 と 評 価 することができ る 17

判 決 文 のa 被 告 エム エム オーが 本 件 サービスにおいて より 多 くの 送 信 者 に 被 告 サー バに 接 続 させて より 多 くのMP3ファイルの 送 信 可 能 化 行 為 をさせることは 本 件 サービスを 将 来 有 料 化 したときの 顧 客 数 の 増 加 につながり 被 告 エム エム オーの 利 益 に 資 するものといえる 判 決 文 のb ウェブサイト 上 の 広 告 掲 載 への 需 要 は 当 該 ウェブサイトへの 接 続 数 と 相 関 関 係 があり 接 続 数 が 多 くなれば 広 告 掲 載 の 需 要 が 高 まり 広 告 収 入 等 も 多 くなる 本 件 サービスにおいて 被 告 サーバに 接 続 したパソコンに 情 報 を 送 信 するなどの 方 法 により 広 告 をすることもでき そのような 方 法 を 採 った 場 合 には 被 告 サーバへの 接 続 数 と 同 サーバを 利 用 した 広 告 の 需 要 との 間 に 相 関 関 係 が 認 められる 判 決 文 のc 本 件 サービスの 運 営 を 継 続 すれば 上 記 人 数 は 将 来 さらに 増 加 することも 予 想 され 本 件 サービスは 広 告 媒 体 としての 価 値 を 十 分 に 有 する 18

事 実 認 定 について 中 間 判 決 及 び 終 局 判 決 を 引 用 ただし e 本 件 サービスの 部 分 については 削 除 結 論 送 信 可 能 化 権 及 び 自 動 公 衆 送 信 権 の 侵 害 主 体 19

単 に 一 般 的 に 違 法 な 利 用 もあり 得 るということだけにとどま らず 本 件 サービスが 1その 性 質 上 具 体 的 かつ 現 実 的 な 蓋 然 性 をもって 特 定 の 類 型 の 違 法 な 著 作 権 侵 害 行 為 を 惹 起 するものであり 1 控 訴 人 会 社 がそのことを 予 想 しつつ 本 件 サービスを 提 供 して そのような 侵 害 行 為 を 誘 発 し 2しかもそれについての 控 訴 人 会 社 の 管 理 があり 3 控 訴 人 会 社 がこれにより 何 らかの 経 済 的 利 益 を 得 る 余 地 があるとみられる 事 実 があるとき ( 番 号 及 び 下 線 は 発 表 者 において 付 した) 20

本 件 サービスは ファイルの 交 換 に 特 化 してそのための 機 能 を 一 体 的 に 備 え 市 販 のCD 等 の 複 製 に 係 るMP3ファイルという 特 定 の 種 類 の ファイルの 送 受 信 に 非 常 に 適 したものであり そのような 利 用 態 様 を 誘 引 するものであるという 事 実 に 鑑 みれば 本 件 サービスは 市 販 のCD 等 の 複 製 に 係 るMP3ファイルの 送 受 信 を 惹 起 するという 具 体 的 かつ 現 実 的 な 蓋 然 性 を 有 するものといえるから MP3ファイルの 交 換 に 関 する 部 分 について 利 用 者 をして 上 記 のようなMP3ファイルの 送 信 可 能 化 及 び 自 動 公 衆 送 信 させるためのサービスとしての 性 質 を 有 すると 優 に 認 定 することができる 本 件 サービス 開 始 前 後 の 状 況 からすれば 多 くの 者 が 本 件 サービス を 市 販 のCD 等 の 複 製 に 係 るMP3ファイルの 交 換 ができるものと 認 識 し て そのように 利 用 することは 必 定 であり 前 記 認 定 に 係 る 本 件 サービス の 性 質 を より 強 く 示 すものということができ また そのような 事 態 とな ることは 控 訴 人 会 社 においても 十 分 予 想 していたものというべき 21

本 件 サービスの 提 供 に 関 し 控 訴 人 会 社 は 広 告 料 という 直 接 の 利 益 を 得 ている 本 件 サービスにおいて 市 販 のCD 等 の 複 製 に 係 るMP3ファイルの 送 受 信 ができること はその 利 用 者 を 吸 引 し 増 やす 最 も 大 きな 力 であり( 中 略 ) 利 用 者 が 増 えれば 将 来 的 に は サービスの 有 料 化 ないし 広 告 媒 体 として の 活 用 等 により 本 件 サービスの 商 業 的 価 値 を 増 すことは 明 らか 22

侵 害 の 主 体 について クラブキャッツアイ 事 件 ( 最 高 裁 昭 和 63 年 3 月 15 日 ) 1 管 理 2 営 業 上 の 利 益 (を 増 大 させる 意 図 ) 客 は ( 中 略 ) 上 告 人 らの 従 業 員 による 歌 唱 の 勧 誘 上 告 人 らの 備 え 置 いたカラオケテープの 範 囲 内 での 選 曲 上 告 人 らの 設 置 したカラオケ 装 置 の 従 業 員 による 操 作 を 通 じ て 上 告 人 らの 管 理 のもとに 歌 唱 しているものと 解 され 他 方 上 告 人 らは 客 の 歌 唱 をも 店 の 営 業 政 策 の 一 環 として 取 り 入 れ これを 利 用 していわゆるカラオケスナックとして の 雰 囲 気 を 醸 成 し かかる 雰 囲 気 を 好 む 客 の 来 集 を 図 つて 営 業 上 の 利 益 を 増 大 させることを 意 図 したというべきであつ て 前 記 のような 客 による 歌 唱 も 著 作 権 法 上 の 規 律 の 観 点 からは 上 告 人 らによる 歌 唱 と 同 視 しうる 23

クラブキャッツアイ ( 最 高 裁 ) ファイルローグ ( 中 間 判 決 ) 1 行 為 の 内 容 性 質 1 管 理 2 管 理 支 配 の 程 度 2 管 理 ファイルローグ ( 高 裁 判 決 ) 1その 性 質 上 具 体 的 か つ 現 実 的 な 蓋 然 性 をもっ て 特 定 の 類 型 の 違 法 な 著 作 権 侵 害 行 為 を 惹 起 1 予 想 しつつ 本 件 サービ スを 提 供 して そのような 侵 害 行 為 を 誘 発 2 営 業 上 の 利 益 (を 増 大 さ せることを 意 図 ) 3 利 益 の 状 況 等 3 何 らかの 経 済 的 利 益 を 得 る 余 地 1~3を 総 合 斟 酌 24

クラブキャッツアイ 営 業 上 の 利 益 を 増 大 させることを 意 図 客 の 歌 唱 をも 店 の 営 業 政 策 の 一 環 カラオケスナック としての 雰 囲 気 を 醸 成 かかる 雰 囲 気 を 好 む 客 の 来 集 を 図 つて 営 業 上 の 利 益 を 増 大 させ ることを 意 図 ファイルローグ ( 中 間 判 決 ) 利 益 の 状 況 ( 利 益 ) より 多 くの 送 信 者 に 被 告 サーバに 接 続 させて よ り 多 くのMP3ファイルの 送 信 可 能 化 行 為 をさせる ことは 将 来 有 料 化 したときの 顧 客 数 の 増 加 につ ながり 利 益 に 資 する ウェブサイト 上 の 広 告 掲 載 への 需 要 は ウェブサ イトへの 接 続 数 と 相 関 関 係 があり 接 続 数 が 多 く なれば 広 告 掲 載 の 需 要 が 高 まり 広 告 収 入 等 も 多 くなる 被 告 サーバに 接 続 したパソコンに 情 報 を 送 信 するなどの 方 法 により 広 告 をすることもでき そのような 方 法 を 採 った 場 合 には 被 告 サーバへ の 接 続 数 と 同 サーバを 利 用 した 広 告 の 需 要 との 間 に 相 関 関 係 あり 将 来 さらに 増 加 することも 予 想 され 本 件 サービ スは 広 告 媒 体 としての 価 値 を 十 分 に 有 する ファイルローグ ( 高 裁 判 決 ) 何 らかの 経 済 的 利 益 を 得 る 余 地 ( 利 益 の 存 在 ) 広 告 料 という 直 接 の 利 益 市 販 のCD 等 の 複 製 に 係 るMP3ファイルの 送 受 信 ができることはその 利 用 者 を 吸 引 し 増 やす 最 も 大 きな 力 であり 利 用 者 が 増 えれば 将 来 的 には サービスの 有 料 化 ないし 広 告 媒 体 として の 活 用 等 により 本 件 サービスの 商 業 的 価 値 を 増 す 25

京 都 地 裁 平 成 18 年 12 月 13 日 結 論 罰 金 150 万 円 cf 刑 法 62 条 1 項 著 作 権 法 ( 平 16 法 92 号 改 正 前 )119 条 1 号 23 条 1 項 26

WinnyはP2P 型 ファイル 共 有 ソフトであり 被 告 人 自 身 が 述 べるところやE 供 述 等 からも 明 らかなように それ 自 体 はセンターサーバを 必 要 としないP2P 技 術 の 一 つとしてさまざまな 分 野 に 応 用 可 能 で 有 意 義 なものであって 被 告 人 がいかなる 目 的 の 下 に 開 発 したかにか かわらず 技 術 それ 自 体 は 価 値 中 立 的 であること さらに 価 値 中 立 的 な 技 術 を 提 供 する こと 一 般 が 犯 罪 行 為 となりかねないような 無 限 定 な 幇 助 犯 の 成 立 範 囲 の 拡 大 も 妥 当 でな いことは 弁 護 人 らの 主 張 するとおりである 結 局 そのような 技 術 を 実 際 に 外 部 へ 提 供 する 場 合 外 部 への 提 供 行 為 自 体 が 幇 助 行 為 として 違 法 性 を 有 するかどうかは その 技 術 の 社 会 における 現 実 の 利 用 状 況 やそれ に 対 する 認 識 さらに 提 供 する 際 の 主 観 的 態 様 如 何 によると 解 するべきである 以 上 から 本 件 では インターネット 上 においてWinny 等 のファイル 共 有 ソフトを 利 用 して やりとりがなされるファイルのうちかなりの 部 分 が 著 作 権 の 対 象 となるもので Winnyを 含 むファイル 共 有 ソフトが 著 作 権 を 侵 害 する 態 様 で 広 く 利 用 されており Winnyが 社 会 におい ても 著 作 権 侵 害 をしても 安 全 なソフトとして 取 りざたされ 効 率 もよく 便 利 な 機 能 が 備 わって いたこともあって 広 く 利 用 されていたという 現 実 の 利 用 状 況 の 下 被 告 人 は そのようなファ イル 共 有 ソフト とりわけWinnyの 現 実 の 利 用 状 況 等 を 認 識 し 新 しいビジネスモデルが 生 まれることも 期 待 して Winnyが 上 記 のような 態 様 で 利 用 されることを 認 容 しながら Winny2.0 β 6.47 及 びWinny2.0 β 6.6を 自 己 の 開 設 したホームページ 上 に 公 開 し 不 特 定 多 数 の 者 が 入 手 できるようにしたことが 認 められ ( 中 略 ) 被 告 人 がそれらのソフトを 公 開 して 不 特 定 多 数 の 者 が 入 手 できるように 提 供 した 行 為 は 幇 助 犯 を 構 成 すると 評 価 す ることができる 27

結 論 無 罪 理 由 価 値 中 立 のソフトをインターネット 上 で 提 供 することが 正 犯 の 実 行 行 為 を 容 易 ならしめたといえるためには ソ フトの 提 供 者 が 不 特 定 多 数 の 者 のうちには 違 法 行 為 を する 者 が 出 る 可 能 性 蓋 然 性 があると 認 識 し 認 容 して いるだけでは 足 りず それ 以 上 に ソフトを 違 法 行 為 の 用 途 のみに 又 はこれを 主 要 な 用 途 として 使 用 させるよう にインターネット 上 で 勧 めてソフトを 提 供 する 場 合 に 幇 助 犯 が 成 立 すると 解 すべきである 28

最 初 の 公 開 提 供 の 時 から 幇 助 犯 が 成 立 するということではないと して その 約 1 年 4か 月 の 間 どの 時 点 から どのヴァージョンのWin nyの 提 供 から 幇 助 犯 が 成 立 するに 至 ることになるのかが 原 判 決 の 基 準 では 判 然 としない ファイル 共 有 ソフトによる 著 作 権 侵 害 の 状 況 について 時 期 や 統 計 の 取 り 方 によって 調 査 の 結 果 にも 相 当 の 幅 があると 認 められるの に Winnyの 公 開 提 供 時 の 現 実 の 利 用 状 況 をどのようにして 認 識 するのかが 判 然 としない 上 どの 程 度 の 割 合 の 利 用 状 況 によって 幇 助 犯 の 成 立 に 至 るのかも 原 判 決 の 基 準 では 判 然 としない 技 術 それ 自 体 が 価 値 中 立 のものであるWinnyの 提 供 はインター ネット 上 の 行 為 として 行 われるのであるから いかなる 主 観 的 意 図 の 下 に 開 発 されたとしても 主 観 的 意 図 がインターネット 上 において 明 らかにされることが 必 要 か 否 か またその 時 期 について 原 判 決 の 基 準 では 判 然 としない したがって 原 判 決 の 基 準 は 相 当 でないといわ なければならない 29

ファイルローグ 高 裁 ウィニー 地 裁 ウィニー 高 裁 その 性 質 上 具 体 的 かつ 現 実 的 な 蓋 然 性 をもって 特 定 の 類 型 の 違 法 な 著 作 権 侵 害 行 為 を 惹 起 するものであり 控 訴 人 会 社 がそのことを 予 想 しつつ 本 件 サービスを 提 供 し て そのような 侵 害 行 為 を 誘 発 し 管 理 利 益 外 部 への 提 供 行 為 自 体 が 幇 助 行 為 として 違 法 性 を 有 する かどうかは その 技 術 の 社 会 における 現 実 の 利 用 状 況 や それに 対 する 認 識 さらに 提 供 する 際 の 主 観 的 態 様 如 何 によると 解 するべきである ソフトの 提 供 者 が 不 特 定 多 数 の 者 のうちには 違 法 行 為 をす る 者 が 出 る 可 能 性 蓋 然 性 が あると 認 識 し 認 容 しているだ けでは 足 りず それ 以 上 に ソ フトを 違 法 行 為 の 用 途 のみに 又 はこれを 主 要 な 用 途 として 使 用 させるようにインターネッ ト 上 で 勧 めてソフトを 提 供 する 場 合 に 幇 助 犯 が 成 立 する ファイルローグ 事 件 は 民 事 事 件 であり ウィニー 事 件 は 刑 事 事 件 であり 民 事 刑 事 の 違 いが 存 在 する また ソフトの 提 供 とサービスの 提 供 等 事 案 の 違 いもあるが ここでは 議 論 のために 比 較 を 行 うものである 30

著 作 権 法 112 条 1 項 著 作 者 著 作 権 者 出 版 権 者 実 演 家 又 は 著 作 隣 接 権 者 は その 著 作 者 人 格 権 著 作 権 出 版 権 実 演 家 人 格 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 する 者 又 は 侵 害 するおそれがある 者 に 対 し その 侵 害 の 停 止 又 は 予 防 を 請 求 することができる 中 間 判 決 及 び 高 裁 判 決 この 点 については 判 断 を 行 っていない 幇 助 行 為 に 対 する 差 止 としたが 物 理 的 な 利 用 行 為 を 行 っていない 場 合 であっても 物 理 的 な 利 用 行 為 があったと 評 価 することや 物 理 的 な 利 用 行 為 がなくとも 規 範 的 に 利 用 行 為 を 行 った 等 として 差 止 の 対 象 とすることは 可 能 である なお これらの 点 については 上 野 達 弘 ファイルローグ 事 件 東 京 地 方 裁 判 所 平 成 15 年 1 月 29 日 中 間 判 決 CIPICジャーナル134 号 (2003 年 )に 詳 しい 31

幇 助 者 に 対 する 差 止 を 否 定 幇 助 者 に 対 する 差 止 を 肯 定 1 民 法 上 所 有 権 に 基 づく 妨 害 排 除 請 求 権 は 現 に 権 利 侵 害 を 生 じさせている 事 実 をその 支 配 内 に 収 めている 者 を 相 手 方 として 行 使 し 得 るものと 解 されている 112 条 1 項 に 規 定 する 差 止 請 求 の 制 度 は 著 作 権 等 が 著 作 物 を 独 占 的 に 支 配 できる 権 利 ( 著 作 者 人 格 権 については 人 格 権 的 に 支 配 できる 権 利 )である ことから この 独 占 的 支 配 を 確 保 する 手 段 として 著 作 権 等 の 円 満 な 享 受 が 妨 げられている 場 合 その 妨 害 を 排 除 して 著 作 物 の 独 占 的 支 配 を 維 持 回 復 することを 保 障 した 制 度 であるということができると ころ 物 権 的 請 求 権 ( 妨 害 排 除 請 求 権 及 び 妨 害 予 防 請 求 権 )の 行 使 として 当 該 具 体 的 行 為 の 差 止 めを 求 める 相 手 方 は 必 ずしも 当 該 侵 害 行 為 を 主 体 的 に 行 う 者 に 限 られるものではなく 幇 助 行 為 をする 者 も 含 まれるものと 解 し 得 る 文 理 上 特 段 の 支 障 はない 32

否 定 2 物 権 的 な 権 利 と 解 されている 特 許 権 商 標 権 等 についても 権 利 侵 害 を 教 唆 幇 助 し あるいはその 手 段 を 提 供 する 行 為 に 対 して 一 般 的 に 差 止 請 求 権 を 行 使 し 得 るもの と 解 することができないことから 特 許 法 商 標 法 等 は 権 利 侵 害 を 幇 助 する 行 為 のうち 一 定 の 類 型 の 行 為 を 限 定 して 権 利 侵 害 とみな す 行 為 と 定 めて 差 止 請 求 権 の 対 象 としている( 特 許 法 101 条 商 標 法 37 条 等 参 照 ) 肯 定 特 許 法 と 著 作 権 法 とは 法 領 域 を 異 にす る 特 許 法 における 間 接 侵 害 の 規 定 は 直 接 的 な 侵 害 行 為 がされているか 否 かにか かわらず 侵 害 行 為 とみなすものであるとこ ろ 著 作 権 法 112 条 1 項 の 差 止 請 求 の 対 象 に 含 めるべきであるとする 行 為 は 現 に 著 作 権 侵 害 が 行 われている 場 合 におい て その 侵 害 行 為 に 対 する 支 配 管 理 の 程 度 等 に 照 らして 侵 害 主 体 に 準 じる 者 と 評 価 できるような 幇 助 行 為 であるから 特 許 法 上 の 間 接 侵 害 に 当 たる 行 為 とその 適 用 場 面 を 同 一 にするものではない 33

否 定 3 一 般 的 に 差 止 請 求 権 を 行 使 し 得 る ものと 解 することは 不 法 行 為 を 理 由 とする 差 止 請 求 が 一 般 的 に 許 さ れていないことと 矛 盾 4 差 止 請 求 の 相 手 方 が 無 制 限 に 広 がるおそれ 肯 定 上 記 1と 同 様 事 後 的 に 不 法 行 為 による 損 害 賠 償 責 任 を 認 めるだけでは 権 利 者 の 保 護 に 欠 け る 著 作 物 の 利 用 に 関 わる 第 三 者 一 般 に 不 測 の 損 害 を 与 えるおそれもない なお 幇 助 者 に 対 する 差 止 については 様 々な 見 解 があるが ここでは 大 阪 地 裁 平 成 15 年 2 月 13 日 (ヒットワン 事 件 )( 差 止 肯 定 )と 東 京 地 裁 平 成 16 年 3 月 11 日 (2ちゃんね る 小 学 館 事 件 第 一 審 )( 差 止 否 定 )であげられた 理 由 をもとに 分 析 を 行 ったものである 34

幇 助 者 に 対 する 差 止 請 求 を 肯 定 著 作 権 法 112 条 1 項 にいう 著 作 権 を 侵 害 する 者 又 は 侵 害 するおそ れがある 者 は 一 般 には 侵 害 行 為 の 主 体 たる 者 を 指 すと 解 される しかし 侵 害 行 為 の 主 体 たる 者 でなく 侵 害 の 幇 助 行 為 を 現 に 行 う 者 であっても 1 幇 助 者 による 幇 助 行 為 の 内 容 性 質 2 現 に 行 われて いる 著 作 権 侵 害 行 為 に 対 する 幇 助 者 の 管 理 支 配 の 程 度 3 幇 助 者 の 利 益 と 著 作 権 侵 害 行 為 との 結 び 付 き 等 を 総 合 して 観 察 したときに 幇 助 者 の 行 為 が 当 該 著 作 権 侵 害 行 為 に 密 接 な 関 わりを 有 し 当 該 幇 助 者 が 幇 助 行 為 を 中 止 する 条 理 上 の 義 務 があり かつ 当 該 幇 助 行 為 を 中 止 して 著 作 権 侵 害 の 事 態 を 除 去 できるような 場 合 には 当 該 幇 助 行 為 を 行 う 者 は 侵 害 主 体 に 準 じるものと 評 価 できるから 同 法 112 条 1 項 の 著 作 権 を 侵 害 する 者 又 は 侵 害 するおそれがある 者 に 当 たるものと 解 するのが 相 当 である 35

幇 助 者 に 対 する 差 止 否 定 著 作 権 について このような 規 定 ( 特 許 法 101 条 商 標 法 37 条 等 参 照 )を 要 するまでもなく 権 利 侵 害 を 教 唆 幇 助 し あるいはその 手 段 を 提 供 する 行 為 に 対 し て 一 般 的 に 差 止 請 求 権 を 行 使 し 得 るものと 解 するこ とは 不 法 行 為 を 理 由 とする 差 止 請 求 が 一 般 的 に 許 されていないことと 矛 盾 するだけでなく 差 止 請 求 の 相 手 方 が 無 制 限 に 広 がっていくおそれもあり ひいて は 自 由 な 表 現 活 動 を 脅 かす 結 果 を 招 きかねないも のであって 到 底 採 用 できないものである ( 括 弧 内 は 発 表 者 において 挿 入 ) 36

差 止 肯 定 (ただし 幇 助 者 とは 考 えていないと 思 われる ) インターネット 上 においてだれもが 匿 名 で 書 き 込 みが 可 能 な 掲 示 板 を 開 設 し 運 営 する 者 は 著 作 権 侵 害 となるような 書 き 込 みをしないよう 適 切 な 注 意 事 項 を 適 宜 な 方 法 で 案 内 するなどの 事 前 の 対 策 を 講 じるだけでなく 著 作 権 侵 害 となる 書 き 込 みが あった 際 には これに 対 し 適 切 な 是 正 措 置 を 速 やか に 取 る 態 勢 で 臨 むべき 義 務 がある 37

カラオケ 装 置 のリース 業 者 は カラオケ 装 置 のリース 契 約 を 締 結 した 場 合 において 当 該 装 置 が 専 ら 音 楽 著 作 物 を 上 映 し 又 は 演 奏 して 公 衆 に 直 接 見 せ 又 は 聞 かせるために 使 用 されるものであるときは リース 契 約 の 相 手 方 に 対 し 当 該 音 楽 著 作 物 の 著 作 権 者 との 間 で 著 作 物 使 用 許 諾 契 約 を 締 結 すべきことを 告 知 するだけでなく 上 記 相 手 方 が 当 該 著 作 権 者 との 間 で 著 作 物 使 用 許 諾 契 約 を 締 結 し 又 は 申 込 みをし たことを 確 認 した 上 でカラオケ 装 置 を 引 き 渡 すべき 条 理 上 の 注 意 義 務 を 負 う として カラオケ 装 置 のリース 業 者 に 対 する 損 害 賠 償 請 求 を 認 めた 38

平 成 22 年 1 月 文 化 審 議 会 著 作 権 文 化 会 法 制 問 題 小 委 員 会 権 利 制 限 の 一 般 規 定 ワーキングチーム 権 利 制 限 一 般 規 定 ワーキングチーム 報 告 書 平 成 22 年 1 月 20 日 付 司 法 救 済 ワーキングチーム 間 接 侵 害 に 関 する 検 討 経 過 報 告 39