2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その14) 50 EUの 動 向 欧 州 理 事 会 ( 首 脳 会 合 )での 合 意 気 温 上 昇 幅 を 工 業 化 前 から2 以 内 に 抑 制 (05 年 3 月 ) EUとして 2020 年 までに1990 年 比 で 排 出 量 を 少 なくとも20%( 国 際 合 意 次 第 で 30%) 削 減 (07 年 3 月 ) 先 進 国 全 体 で 2020 年 までに1990 年 比 で 排 出 量 を30% 2050 年 までに60-80% 削 減 (07 年 3 月 ) EU-ETS( 欧 州 域 内 排 出 量 取 引 ) 炭 素 市 場 の 形 成 により 最 も 費 用 効 率 的 に 排 出 削 減 を 実 現 できることを 主 張 欧 州 産 業 界 ( 欧 州 産 業 連 盟 ) EUの 野 心 的 かつ 一 方 的 な 目 標 は 受 け 入 れられないとの 声 明 を 発 表 (07 年 1 月 ) 米 国 の 動 向 ブッシュ 政 権 気 候 変 動 は 重 要 な 課 題 と 言 及 し 再 生 可 能 エネルギーを 強 力 に 推 進 バイオエタノールの 供 給 大 幅 拡 大 により 向 こう10 年 間 で ガソリン 消 費 を20% 削 減 など(07 年 1 月 大 統 領 一 般 教 書 演 説 ) 但 し ブッシュ 政 権 は 1 京 都 議 定 書 を 支 持 しない 2 温 室 効 果 ガス 削 減 のための 数 値 目 標 導 入 に 反 対 という 立 場 を 維 持 エネルギー 安 全 保 障 クリーン 開 発 及 び 気 候 変 動 に 関 する 日 米 共 同 声 明 (07 年 4 月 27 日 )( 抜 粋 ) 我 々は 大 気 中 の 温 室 効 果 ガスの 濃 度 を 気 候 系 に 対 して 危 険 な 人 為 的 干 渉 を 及 ぼすこととならない 水 準 において 安 定 化 させると いう 究 極 的 な 目 的 に 引 き 続 きコミットし この 目 的 のために 前 進 する 途 をさらに 検 討 する 連 邦 議 会 国 際 交 渉 への 積 極 参 加 を 求 める 決 議 や 排 出 量 取 引 制 度 を 組 み 込 んだ 義 務 的 な 温 室 効 果 ガス 排 出 規 制 に 関 する 複 数 の 法 案 が 提 出 されている 州 レベル カリフォルニア 州 :1990 年 比 で 2020 年 ±0%とする 法 律 2050 年 -80%とする 行 政 指 令 を 制 定 発 令 排 出 量 取 引 制 度 や 自 動 車 燃 費 規 制 なども 組 み 込 む 予 定 NY 州 を 含 む 北 東 部 州 ( 現 在 8 州 ): 排 出 量 取 引 により 2009 年 に 排 出 増 抑 制 2018 年 には2009 年 比 10% 削 減 企 業 レベル USCAP: 企 業 及 びNPO 連 合 排 出 量 取 引 を 活 用 し 次 の 目 標 実 現 を 政 府 に 要 請 - 長 期 目 標 :2050 年 に 現 在 から60-80% 削 減 - 短 期 目 標 : 今 から5 年 で 排 出 増 を 抑 制 10 年 で10% 15 年 で20% 削 減 市 民 レベル 映 画 不 都 合 な 真 実 ハリケーン カトリーナなどで 市 民 の 関 心 高 まる 67
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その15) 50 米 国 の 動 向 (つづき) 大 気 浄 化 法 を 巡 る 最 高 裁 判 決 (07 年 4 月 ) 二 酸 化 炭 素 は 広 く 定 義 されている 大 気 浄 化 法 の 大 気 汚 染 物 質 に 該 当 しうる 排 出 規 制 を 拒 否 してきたEPAに 対 して その 判 断 を 再 検 討 するように 命 じた 京 都 議 定 書 の 下 の 交 渉 においては 共 通 だが 差 異 のある 責 任 の 原 則 を 強 調 し 自 らが 排 出 削 減 義 務 を 負 うこ とに 反 対 第 11 次 5カ 年 計 画 (2006~2010 年 )において 2006 年 からの5 年 間 でGDP 当 たりのエネルギー 消 費 量 を20% 削 減 する 目 標 を 掲 げているが 単 年 4% 削 減 の 目 標 は2006 年 度 は 達 成 できず( 前 年 比 1.2% 削 減 ) 日 中 環 境 保 護 協 力 の 強 化 に 関 する 共 同 声 明 中 国 の 動 向 2007 年 4 月 の 温 家 宝 総 理 来 日 に 際 して 日 本 国 政 府 及 び 中 華 人 民 共 和 国 政 府 による 環 境 保 護 協 力 の 一 層 の 強 化 に 関 する 共 同 声 明 に 両 国 外 務 大 臣 が 署 名 気 候 変 動 問 題 については 以 下 のとおり ( 抜 粋 ) 四 気 候 変 動 に 関 する 国 際 連 合 枠 組 条 約 及 びその 京 都 議 定 書 の 枠 組 みの 下 で 改 めて 双 方 は 共 通 に 有 しているが 差 異 のある 責 任 の 原 則 に 基 づき 国 際 的 な 協 力 を 通 じて 気 候 変 動 問 題 の 解 決 に 関 する 努 力 を 行 うとい う 政 治 的 決 意 を 表 明 する 双 方 は 上 述 の 条 約 及 び 議 定 書 の 原 則 及 び 規 定 に 基 づき 2013 年 以 降 の 実 効 的 な 枠 組 みの 構 築 に 関 する 過 程 に 積 極 的 に 参 加 する 双 方 は クリーン 開 発 と 気 候 に 関 するアジア 太 平 洋 パートナーシッ プにおける 協 力 及 び 協 議 を 強 化 し 実 務 的 協 力 を 推 進 し 京 都 議 定 書 の 下 でのクリーン 開 発 メカニズムプロジェ クトの 協 力 を 引 き 続 き 行 う 今 回 の 共 同 声 明 は 2006 年 10 月 の 安 倍 総 理 訪 中 の 際 の 日 中 共 同 プレス 発 表 の 中 で 表 明 された 戦 略 的 互 恵 関 係 構 築 のための 具 体 的 協 力 の 一 環 安 倍 総 理 は 日 中 首 脳 会 談 の 席 においても 温 室 効 果 ガス 排 出 削 減 と2013 年 以 降 の 実 効 的 な 枠 組 み 構 築 の 重 要 性 を 強 調 し これについて 日 中 間 で 協 力 することで 一 致 68
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その16) 50 G8プロセス 気 候 変 動 に 関 する 外 交 スケジュール 2005 年 のグレンイーグルズ サミットで 気 候 変 動 が 主 要 議 題 (サミットには 中 国 インド ブラジル メキシコ 南 アの 新 興 経 済 諸 国 5ヵ 国 も 参 加 ) 気 候 変 動 枠 組 条 約 関 係 3 月 G8 環 境 大 臣 会 合 (ドイツ) ( 気 候 変 動 生 物 多 様 性 が 議 題 ) 6 月 G8 ドイツサミット (ハイリゲンダム) 秋 G20 対 話 (ドイツ) (2005 年 の 英 国 サミットでG8 及 び 中 国 インド 等 主 要 20カ 国 及 び 世 銀 IEAからなる 気 候 変 動 に 関 する 対 話 を 開 始 ) 3 月 欧 州 理 事 会 (2020 年 の 削 減 目 標 を 採 択 ) APP 政 策 実 施 委 員 会 ( 年 央 東 京 ) APP 閣 僚 級 会 合 ( 年 後 半 インド) 11 月 最 新 の 科 学 的 知 見 :IPCC 第 4 次 評 価 報 告 書 公 表 12 月 気 候 変 動 枠 組 条 約 締 約 国 会 議 (COP13 インドネシア) 春 G20 対 話 ( 日 本 ) 春 G8 環 境 大 臣 会 合 ( 日 本 ) 夏 G8 日 本 サミット (G20 対 話 の 報 告 まとめその 他 ) 2008 年 ~2012 年 京 都 議 定 書 第 一 約 束 期 間 12 月 気 候 変 動 枠 組 条 約 締 約 国 会 議 (COP14 (ホ ーラント 予 定 )) 69
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その17) 50 気 候 変 動 への 適 応 技 術 移 転 等 の 途 上 国 支 援 COP12 及 びCOP/MOP2(ナイロビ)における 議 論 適 応 策 : 適 応 に 関 する5ヶ 年 作 業 計 画 (2005 ~2010 年 )の 前 半 期 の 具 体 的 な 活 動 内 容 に 合 意 適 応 基 金 : 管 理 原 則 運 用 形 態 等 で 合 意 技 術 移 転 : 技 術 移 転 に 関 する 専 門 家 グループ(EGTT ) の 活 動 期 間 を 延 長 日 本 の 取 組 アジア 太 平 洋 地 球 変 動 研 究 ネットワーク(APN) 京 都 イニシアティブ 及 び 持 続 可 能 な 開 発 のための 環 境 保 全 イニシアティブ (EcoISD) コベネフィットに 関 する 協 同 プログラム( 日 本 国 環 境 省 米 国 環 境 保 護 庁 ) 地 球 温 暖 化 アジア 太 平 洋 地 域 セミナー(APセミナー) CDM/JIに 関 する 途 上 国 等 人 材 育 成 支 援 事 業 等 70
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その18) 50 ライフスタイルを 見 直 し 1 人 1 日 で1kgを 目 指 して CO 2 ダイエット 京 都 議 定 書 6% 削 減 目 標 の 達 成 に 向 けて 積 み 重 ねで 1kg 1 億 2,800 万 人 365 日 > = 約 4700 万 t/ 年 家 庭 部 門 の 削 減 目 標 約 3,800 万 t/ 年 二 酸 化 炭 素 の 部 門 別 排 出 量 の 推 移 家 庭 や 職 場 地 域 での 具 体 的 な 温 暖 化 防 止 のアイデアを 公 募 し 効 果 が 検 証 されれば 積 極 的 に 国 民 へ 紹 介 1kg サッカーボール 約 100 個 分! ( 体 積 ) <CO 2 削 減 量 > 身 近 な 地 球 温 暖 化 対 策 ~ 家 庭 でできる10の 取 り 組 み~ ( 環 境 省 ) 他 より C02 削 減 のために 一 人 ひとりができること 我 が 国 のCO 2 排 出 量 は 家 庭 部 門 で37.4 %の 増 (1990 年 比 )[2005 年 度 排 出 量 :1 億 7500 万 トン]となっており 2010 年 までの 削 減 目 標 量 は 3,800 万 トン これを 実 現 するためには 一 人 ひとりが 日 常 のライフスタイルを 見 直 し 家 庭 や 職 場 でできる 温 室 効 果 ガス 削 減 の 取 組 の 輪 を 広 げていく 必 要 があります 例 えば 下 記 の 取 り 組 みを 全 て 実 践 すると 年 間 で1 世 帯 当 たり 約 569kg(1 人 1 日 では610g)の 削 減 が 可 能 です 政 府 は 国 民 運 動 の 展 開 に 全 力 をあげていきます チーム マイナス6% に 国 民 の 皆 様 の 力 を 貸 して 下 さい 1 人 1 日 での 削 減 量 35g 74g 104g 281g 132g 45g 42g 62g 52g 64g 温 度 調 節 で 減 らそう 冷 房 28 暖 房 20 にしよう 例 えば 冷 房 の 温 度 を1 高 く 暖 房 の 温 度 を1 低 く 設 定 すると 1 人 1 日 で35gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 33kgの 削 減 ) 水 道 の 使 い 方 で 減 らそう 蛇 口 はこまめにしめよう 例 えば シャワーを1 日 1 分 減 らすと 1 人 1 日 で74gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 69kgの 削 減 ) 商 品 の 選 び 方 で 減 らそう エコ 製 品 を 選 んで 買 おう 例 えば 身 近 な 家 電 製 品 (エアコン 冷 蔵 庫 照 明 )をエコ 製 品 に 買 い 替 えると 1 人 1 日 で281gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 262kgの 削 減 ) 自 動 車 の 使 い 方 で 減 らそう エコドライブをしよう 例 えば 1 日 5 分 間 のアイドリングストップを 行 うと 1 人 1 日 で42gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 39kgの 削 減 ) 買 い 物 とゴミで 減 らそう 過 剰 包 装 を 断 ろう ゴミをしっかり 分 別 しよう 例 えば マイバッグを 持 ち 歩 き 省 包 装 の 野 菜 などを 選 ぶと 電 気 の 使 い 方 で 減 らそう コンセントからこまめに 抜 こう 例 えば テレビなどの 主 電 源 を 切 り 長 時 間 使 わないときはコンセントから 抜 くと 公 募 したアイデアなどにより 更 に 削 減 を 目 指 します 1 人 1 日 で62gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 58kgの 削 減 ) 例 えば ゴミの 分 別 を 徹 底 し 廃 プラスチックをリサイクルして 焼 却 量 を 減 らすと 1 人 1 日 で52gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 48kgの 削 減 ) 1 人 1 日 で64gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 60kgの 削 減 ) オフィスで (1)エアコンの 設 定 温 度 をクールビズ 開 始 (2005 年 度 ) 前 より 上 げている 割 合 43.2 % エアコン (2)CO 2 削 減 量 の 推 計 日 本 全 体 で 約 114 万 トンのCO 2 削 減 (6~9 月 ) 0 20 40 60 80 100% 冷 蔵 庫 1 人 1 日 で104gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 97kgの 削 減 ) % 1 人 1 日 で132gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 123kgの 削 減 ) 日 本 国 民 全 員 が 週 に1 枚 レジ 袋 を 断 った 場 合 42%の 効 率 改 善 (1997 年 度 2006 年 度 ) 0 20 40 60 80 100 照 明 最 も 買 い 替 えやすいものとして 照 明 のうち 白 熱 電 球 を 電 球 形 蛍 光 ランプ に 交 換 1 人 1 日 で45gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 42kgの 削 減 ) < 白 熱 電 球 > 55%の 効 率 改 善 (1998 年 度 2006 年 度 ) < 電 球 形 蛍 光 ランプ> 消 費 電 力 最 大 で1/5 日 本 全 体 で 約 36 万 トン/ 年 のCO 2 削 減 温 室 効 果 ガス 削 減 のための 国 民 運 動 の 展 開 は 上 記 のような 家 庭 部 門 での 取 組 だけでなく 業 務 部 門 (オフィスビル 等 )でもしっかりと 進 めていく 必 要 があります 71
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その19) 50 我 が 国 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 は 増 加 しており 対 策 の 第 一 歩 である 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 のためには 14.1 %の 削 減 が 必 要 ( 百 万 トンCO2) 1,355 (+7.4 %) 1,364 (+8.1 %) 単 位 : 百 万 トンCO 2 500 エネルギー 起 源 CO2 部 門 別 排 出 量 推 移 原 発 の 長 期 停 止 の 影 響 分 2.8% 2.3% 400 産 業 ( 工 場 等 ) 1,300 1,200 1,261 京 都 議 定 書 削 減 約 束 90 年 比 6.0 % 14.1 % 国 内 排 出 量 の 削 減 8.7% 森 林 吸 収 源 3.8% 京 都 メカニズム 1.6% 300 200 100 0 単 位 : 百 万 トンCO 2 1990 年 度 業 務 その 他 (オフィスビル 等 ) 増 減 率 2005 年 度 ( 速 報 値 ) 目 標 までの 削 減 率 運 輸 ( 自 動 車 船 舶 等 ) 家 庭 エネルギー 転 換 90919293949596979899000102030405( 速 報 値 ) ( 注 )%の 数 字 は 基 準 年 比 削 減 ( 増 減 ) 率 2010 年 度 目 安 ( ) としての 目 標 削 減 必 要 量 産 業 ( 工 場 等 ) 482-3.2% 466-6.4% 435 31 運 輸 ( 自 動 車 船 舶 等 ) 217 +18.1% 257-3.2% 250 7 1,100 業 務 その 他 (オフィスビル 等 ) 164 +42.2% 234-42.1 % 165 69 1990 2004 2005 2010 基 準 年 排 出 量 速 報 値 家 庭 エネルギー 転 換 127 68 +37.4% +9.7% 175 74-29.9% -7.4% 137 69 38 5 ( ) 温 室 効 果 ガス 排 出 吸 収 目 録 の 精 査 により 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 策 定 時 とは 基 準 年 ( 原 則 1990 年 )の 排 出 量 が 変 化 しているため 今 後 精 査 見 直 しが 必 要 72
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その20) 50 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 実 施 状 況 ( 平 成 18 年 7 月 地 球 温 暖 化 対 策 推 進 本 部 ) この1 年 間 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 に 示 された 対 策 施 策 の 全 般 にわたり 一 定 の 進 展 具 体 化 がみられ 我 が 国 の 地 球 温 暖 化 対 策 は 前 進 していると 言 える 一 方 対 策 評 価 指 標 等 の 数 値 から 見 て 今 後 過 去 を 上 回 る 進 捗 の 必 要 がある 対 策 も 見 られ 2007 年 度 の 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しを 待 たず 計 画 の 確 実 な 達 成 に 向 けて 施 策 の 一 層 の 強 化 など 対 策 の 加 速 化 が 必 要 である また 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しに 備 えて 面 ネットワークの 対 策 を 含 め 対 策 施 策 の 追 加 や 一 層 の 強 化 に ついても 検 討 を 進 める 必 要 がある 2007 年 度 に 行 う 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しは その 結 果 が2008 年 から 始 まる 第 一 約 束 期 間 の 排 出 量 吸 収 量 に 直 結 するものであることを 踏 まえ 対 策 施 策 の 進 捗 状 況 を 厳 格 に 評 価 し 6% 削 減 約 束 を 確 実 に 達 成 でき る 内 容 とする 必 要 がある 排 出 削 減 ( 吸 収 ) 見 込 量 の 数 値 がある 対 策 施 策 のうち 排 出 削 減 見 込 量 が 概 ね1000 万 t-co2 以 上 のもの 自 主 行 動 計 画 の 着 実 な 実 施 とフォローアップ 建 築 物 の 省 エネ 性 能 の 向 上 BEMS HEMSの 普 及 住 宅 の 省 エネ 性 能 の 向 上 ( 平 成 18 年 7 月 地 球 温 暖 化 対 策 推 進 本 部 ) 原 子 力 の 推 進 等 による 電 力 分 野 における 二 酸 化 炭 素 排 出 原 単 位 の 低 減 新 エネルギー 対 策 の 推 進 (バイオマス 熱 利 用 太 陽 光 発 電 等 の 利 用 拡 大 ) コージェネレーション 燃 料 電 池 の 導 入 促 進 等 トップランナー 基 準 による 自 動 車 の 燃 費 改 善 トップランナー 基 準 による 機 器 の 効 率 向 上 産 業 界 の 計 画 的 な 取 組 の 促 進 代 替 物 質 の 開 発 等 及 び 代 替 製 品 の 利 用 の 促 進 法 律 に 基 づく 冷 媒 として 機 器 に 充 填 されたHFCの 回 収 等 森 林 林 業 対 策 の 推 進 による 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 対 策 の 推 進 京 都 メカニズムの 本 格 活 用 ( 京 都 メカニズムクレジット 取 得 事 業 ) 73
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その21) 50 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 し 2008 年 の 約 束 期 間 開 始 に 向 け 対 策 の 加 速 化 が 必 要 であり 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 し 作 業 を 中 央 環 境 審 議 会 地 球 環 境 部 会 産 業 構 造 審 議 会 環 境 部 会 地 球 環 境 小 委 員 会 をはじめ 関 係 審 議 会 において 進 めている 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 しスケジュール 中 央 環 境 審 議 会 地 球 環 境 部 会 産 業 構 造 審 議 会 環 境 部 会 地 球 環 境 小 委 員 会 では 平 成 18 年 秋 から 合 同 で 評 価 見 直 し 作 業 を 開 始 これまで 関 係 業 界 や 関 係 省 庁 からのヒアリング 等 を 行 ってきたところ < 今 後 の 予 定 > H19(2007) 夏 目 途 中 間 報 告 12 12 月 末 目 途 最 終 報 告 H20(2008) 3 月 末 目 途 新 目 標 達 成 計 画 の 閣 議 決 定 74
3 地 球 温 暖 化 に 関 するモニタリング 予 測 及 び 適 応 策 の 検 討 G8グレンイーグルズサミット ( 平 成 17 年 7 月 ): 小 泉 首 相 が 気 候 変 動 イニシアティブを 発 表 し アジ ア 太 平 洋 地 域 を 中 心 に 衛 星 から 海 洋 陸 上 に 至 る 統 合 的 な 観 測 網 の 構 築 を 推 進 するとともに より 高 精 度 の 気 候 変 動 予 測 を 目 指 すことを 表 明 科 学 的 知 見 の 収 集 への 貢 献 我 が 国 が 誇 る 最 先 端 の 観 測 数 値 予 測 技 術 を 活 用 し 2013 年 頃 に 取 りまとめ られる 予 定 のIPCC 第 5 次 評 価 報 告 書 に 積 極 的 に 貢 献 地 球 環 境 変 動 のメカニズム 解 明 - 地 球 観 測 サミットで 採 択 された 全 球 地 球 観 測 システム(GEOSS) 衛 星 観 測 だいち やGOSAT 等 の 地 球 観 測 衛 星 群 極 域 観 測 南 極 観 測 船 しらせ 10 年 実 施 計 画 の 推 進 - 海 洋 地 球 観 測 探 査 システム 観 測 デ ー タ の 集 約 衛 星 観 測 陸 海 域 観 測 データ 統 合 解 析 提 供 デ ー タ 統 合 解 析 シ ス テ ム より 確 かな 科 学 的 根 拠 に 基 づく 政 策 行 動 全 地 球 規 模 環 境 変 化 の 監 視 体 制 の 整 備 と 精 緻 な 予 測 地 球 シミュレータによる 予 測 シミュレーション 高 信 頼 度 の 気 候 変 動 予 測 情 報 の 創 出 モデルの 精 緻 化 不 確 実 性 の 低 減 100 年 後 の 全 球 温 度 分 布 予 測 シミュレーション 結 果 脆 弱 地 域 にもた らされるリスクの 評 価 と 適 応 能 力 強 化 の 支 援 75