2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その18) 50 ライフスタイルを 見 直 し 1 人 1 日 で1kgを 目 指 して CO 2 ダイエット 京 都 議 定 書 6% 削 減 目 標 の 達 成 に 向 けて 積 み 重 ねで 1kg 1 億 2,800 万 人 365 日 > = 約 4700 万 t/ 年 家 庭 部 門 の 削 減 目 標 約 3,800 万 t/ 年 二 酸 化 炭 素 の 部 門 別 排 出 量 の 推 移 家 庭 や 職 場 地 域 での 具 体 的 な 温 暖 化 防 止 のアイデアを 公 募 し 効 果 が 検 証 されれば 積 極 的 に 国 民 へ 紹 介 1kg サッカーボール 約 100 個 分! ( 体 積 ) <CO 2 削 減 量 > 身 近 な 地 球 温 暖 化 対 策 ~ 家 庭 でできる10の 取 り 組 み~ ( 環 境 省 ) 他 より C02 削 減 のために 一 人 ひとりができること 我 が 国 のCO 2 排 出 量 は 家 庭 部 門 で37.4 %の 増 (1990 年 比 )[2005 年 度 排 出 量 :1 億 7500 万 トン]となっており 2010 年 までの 削 減 目 標 量 は 3,800 万 トン これを 実 現 するためには 一 人 ひとりが 日 常 のライフスタイルを 見 直 し 家 庭 や 職 場 でできる 温 室 効 果 ガス 削 減 の 取 組 の 輪 を 広 げていく 必 要 があります 例 えば 下 記 の 取 り 組 みを 全 て 実 践 すると 年 間 で1 世 帯 当 たり 約 569kg(1 人 1 日 では610g)の 削 減 が 可 能 です 政 府 は 国 民 運 動 の 展 開 に 全 力 をあげていきます チーム マイナス6% に 国 民 の 皆 様 の 力 を 貸 して 下 さい 1 人 1 日 での 削 減 量 35g 74g 104g 281g 132g 45g 42g 62g 52g 64g 温 度 調 節 で 減 らそう 冷 房 28 暖 房 20 にしよう 例 えば 冷 房 の 温 度 を1 高 く 暖 房 の 温 度 を1 低 く 設 定 すると 1 人 1 日 で35gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 33kgの 削 減 ) 水 道 の 使 い 方 で 減 らそう 蛇 口 はこまめにしめよう 例 えば シャワーを1 日 1 分 減 らすと 1 人 1 日 で74gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 69kgの 削 減 ) 商 品 の 選 び 方 で 減 らそう エコ 製 品 を 選 んで 買 おう 例 えば 身 近 な 家 電 製 品 (エアコン 冷 蔵 庫 照 明 )をエコ 製 品 に 買 い 替 えると 1 人 1 日 で281gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 262kgの 削 減 ) 自 動 車 の 使 い 方 で 減 らそう エコドライブをしよう 例 えば 1 日 5 分 間 のアイドリングストップを 行 うと 1 人 1 日 で42gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 39kgの 削 減 ) 買 い 物 とゴミで 減 らそう 過 剰 包 装 を 断 ろう ゴミをしっかり 分 別 しよう 例 えば マイバッグを 持 ち 歩 き 省 包 装 の 野 菜 などを 選 ぶと 電 気 の 使 い 方 で 減 らそう コンセントからこまめに 抜 こう 例 えば テレビなどの 主 電 源 を 切 り 長 時 間 使 わないときはコンセントから 抜 くと 公 募 したアイデアなどにより 更 に 削 減 を 目 指 します 1 人 1 日 で62gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 58kgの 削 減 ) 例 えば ゴミの 分 別 を 徹 底 し 廃 プラスチックをリサイクルして 焼 却 量 を 減 らすと 1 人 1 日 で52gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 48kgの 削 減 ) 1 人 1 日 で64gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 60kgの 削 減 ) オフィスで (1)エアコンの 設 定 温 度 をクールビズ 開 始 (2005 年 度 ) 前 より 上 げている 割 合 43.2 % エアコン (2)CO 2 削 減 量 の 推 計 日 本 全 体 で 約 114 万 トンのCO 2 削 減 (6~9 月 ) 0 20 40 60 80 100% 冷 蔵 庫 1 人 1 日 で104gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 97kgの 削 減 ) % 1 人 1 日 で132gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 123kgの 削 減 ) 日 本 国 民 全 員 が 週 に1 枚 レジ 袋 を 断 った 場 合 42%の 効 率 改 善 (1997 年 度 2006 年 度 ) 0 20 40 60 80 100 照 明 最 も 買 い 替 えやすいものとして 照 明 のうち 白 熱 電 球 を 電 球 形 蛍 光 ランプ に 交 換 1 人 1 日 で45gの 削 減 (1 世 帯 1 年 間 では 約 42kgの 削 減 ) < 白 熱 電 球 > 55%の 効 率 改 善 (1998 年 度 2006 年 度 ) < 電 球 形 蛍 光 ランプ> 消 費 電 力 最 大 で1/5 日 本 全 体 で 約 36 万 トン/ 年 のCO 2 削 減 温 室 効 果 ガス 削 減 のための 国 民 運 動 の 展 開 は 上 記 のような 家 庭 部 門 での 取 組 だけでなく 業 務 部 門 (オフィスビル 等 )でもしっかりと 進 めていく 必 要 があります 71
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その19) 50 我 が 国 の 温 室 効 果 ガス 排 出 量 は 増 加 しており 対 策 の 第 一 歩 である 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 のためには 14.1 %の 削 減 が 必 要 ( 百 万 トンCO2) 1,355 (+7.4 %) 1,364 (+8.1 %) 単 位 : 百 万 トンCO 2 500 エネルギー 起 源 CO2 部 門 別 排 出 量 推 移 原 発 の 長 期 停 止 の 影 響 分 2.8% 2.3% 400 産 業 ( 工 場 等 ) 1,300 1,200 1,261 京 都 議 定 書 削 減 約 束 90 年 比 6.0 % 14.1 % 国 内 排 出 量 の 削 減 8.7% 森 林 吸 収 源 3.8% 京 都 メカニズム 1.6% 300 200 100 0 単 位 : 百 万 トンCO 2 1990 年 度 業 務 その 他 (オフィスビル 等 ) 増 減 率 2005 年 度 ( 速 報 値 ) 目 標 までの 削 減 率 運 輸 ( 自 動 車 船 舶 等 ) 家 庭 エネルギー 転 換 90919293949596979899000102030405( 速 報 値 ) ( 注 )%の 数 字 は 基 準 年 比 削 減 ( 増 減 ) 率 2010 年 度 目 安 ( ) としての 目 標 削 減 必 要 量 産 業 ( 工 場 等 ) 482-3.2% 466-6.4% 435 31 運 輸 ( 自 動 車 船 舶 等 ) 217 +18.1% 257-3.2% 250 7 1,100 業 務 その 他 (オフィスビル 等 ) 164 +42.2% 234-42.1 % 165 69 1990 2004 2005 2010 基 準 年 排 出 量 速 報 値 家 庭 エネルギー 転 換 127 68 +37.4% +9.7% 175 74-29.9% -7.4% 137 69 38 5 ( ) 温 室 効 果 ガス 排 出 吸 収 目 録 の 精 査 により 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 策 定 時 とは 基 準 年 ( 原 則 1990 年 )の 排 出 量 が 変 化 しているため 今 後 精 査 見 直 しが 必 要 72
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その20) 50 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 実 施 状 況 ( 平 成 18 年 7 月 地 球 温 暖 化 対 策 推 進 本 部 ) この1 年 間 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 に 示 された 対 策 施 策 の 全 般 にわたり 一 定 の 進 展 具 体 化 がみられ 我 が 国 の 地 球 温 暖 化 対 策 は 前 進 していると 言 える 一 方 対 策 評 価 指 標 等 の 数 値 から 見 て 今 後 過 去 を 上 回 る 進 捗 の 必 要 がある 対 策 も 見 られ 2007 年 度 の 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しを 待 たず 計 画 の 確 実 な 達 成 に 向 けて 施 策 の 一 層 の 強 化 など 対 策 の 加 速 化 が 必 要 である また 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しに 備 えて 面 ネットワークの 対 策 を 含 め 対 策 施 策 の 追 加 や 一 層 の 強 化 に ついても 検 討 を 進 める 必 要 がある 2007 年 度 に 行 う 計 画 の 定 量 的 な 評 価 見 直 しは その 結 果 が2008 年 から 始 まる 第 一 約 束 期 間 の 排 出 量 吸 収 量 に 直 結 するものであることを 踏 まえ 対 策 施 策 の 進 捗 状 況 を 厳 格 に 評 価 し 6% 削 減 約 束 を 確 実 に 達 成 でき る 内 容 とする 必 要 がある 排 出 削 減 ( 吸 収 ) 見 込 量 の 数 値 がある 対 策 施 策 のうち 排 出 削 減 見 込 量 が 概 ね1000 万 t-co2 以 上 のもの 自 主 行 動 計 画 の 着 実 な 実 施 とフォローアップ 建 築 物 の 省 エネ 性 能 の 向 上 BEMS HEMSの 普 及 住 宅 の 省 エネ 性 能 の 向 上 ( 平 成 18 年 7 月 地 球 温 暖 化 対 策 推 進 本 部 ) 原 子 力 の 推 進 等 による 電 力 分 野 における 二 酸 化 炭 素 排 出 原 単 位 の 低 減 新 エネルギー 対 策 の 推 進 (バイオマス 熱 利 用 太 陽 光 発 電 等 の 利 用 拡 大 ) コージェネレーション 燃 料 電 池 の 導 入 促 進 等 トップランナー 基 準 による 自 動 車 の 燃 費 改 善 トップランナー 基 準 による 機 器 の 効 率 向 上 産 業 界 の 計 画 的 な 取 組 の 促 進 代 替 物 質 の 開 発 等 及 び 代 替 製 品 の 利 用 の 促 進 法 律 に 基 づく 冷 媒 として 機 器 に 充 填 されたHFCの 回 収 等 森 林 林 業 対 策 の 推 進 による 温 室 効 果 ガス 吸 収 源 対 策 の 推 進 京 都 メカニズムの 本 格 活 用 ( 京 都 メカニズムクレジット 取 得 事 業 ) 73
2 美 しい 星 へのいざない Invitation Cool Earth to (その21) 50 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 し 2008 年 の 約 束 期 間 開 始 に 向 け 対 策 の 加 速 化 が 必 要 であり 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 し 作 業 を 中 央 環 境 審 議 会 地 球 環 境 部 会 産 業 構 造 審 議 会 環 境 部 会 地 球 環 境 小 委 員 会 をはじめ 関 係 審 議 会 において 進 めている 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 の 評 価 見 直 しスケジュール 中 央 環 境 審 議 会 地 球 環 境 部 会 産 業 構 造 審 議 会 環 境 部 会 地 球 環 境 小 委 員 会 では 平 成 18 年 秋 から 合 同 で 評 価 見 直 し 作 業 を 開 始 これまで 関 係 業 界 や 関 係 省 庁 からのヒアリング 等 を 行 ってきたところ < 今 後 の 予 定 > H19(2007) 夏 目 途 中 間 報 告 12 12 月 末 目 途 最 終 報 告 H20(2008) 3 月 末 目 途 新 目 標 達 成 計 画 の 閣 議 決 定 74
3 地 球 温 暖 化 に 関 するモニタリング 予 測 及 び 適 応 策 の 検 討 G8グレンイーグルズサミット ( 平 成 17 年 7 月 ): 小 泉 首 相 が 気 候 変 動 イニシアティブを 発 表 し アジ ア 太 平 洋 地 域 を 中 心 に 衛 星 から 海 洋 陸 上 に 至 る 統 合 的 な 観 測 網 の 構 築 を 推 進 するとともに より 高 精 度 の 気 候 変 動 予 測 を 目 指 すことを 表 明 科 学 的 知 見 の 収 集 への 貢 献 我 が 国 が 誇 る 最 先 端 の 観 測 数 値 予 測 技 術 を 活 用 し 2013 年 頃 に 取 りまとめ られる 予 定 のIPCC 第 5 次 評 価 報 告 書 に 積 極 的 に 貢 献 地 球 環 境 変 動 のメカニズム 解 明 - 地 球 観 測 サミットで 採 択 された 全 球 地 球 観 測 システム(GEOSS) 衛 星 観 測 だいち やGOSAT 等 の 地 球 観 測 衛 星 群 極 域 観 測 南 極 観 測 船 しらせ 10 年 実 施 計 画 の 推 進 - 海 洋 地 球 観 測 探 査 システム 観 測 デ ー タ の 集 約 衛 星 観 測 陸 海 域 観 測 データ 統 合 解 析 提 供 デ ー タ 統 合 解 析 シ ス テ ム より 確 かな 科 学 的 根 拠 に 基 づく 政 策 行 動 全 地 球 規 模 環 境 変 化 の 監 視 体 制 の 整 備 と 精 緻 な 予 測 地 球 シミュレータによる 予 測 シミュレーション 高 信 頼 度 の 気 候 変 動 予 測 情 報 の 創 出 モデルの 精 緻 化 不 確 実 性 の 低 減 100 年 後 の 全 球 温 度 分 布 予 測 シミュレーション 結 果 脆 弱 地 域 にもた らされるリスクの 評 価 と 適 応 能 力 強 化 の 支 援 75
戦 略 2 生 物 多 様 性 の 保 全 による 自 然 の 恵 みの 享 受 と 継 承 1 自 然 共 生 の 智 慧 の 再 興 発 展 (その1) 漁 業 者 による 資 源 の 共 同 管 理 古 くから 住 民 の 入 会 により 共 同 管 理 される 阿 蘇 の 草 原 日 本 の 国 立 公 園 は 国 民 の 財 産 であるとともに 地 域 の 重 要 な 観 光 資 源 でもある 我 が 国 には 地 域 の 資 源 利 用 者 が 共 同 で 自 然 資 源 の 管 理 を 行 う 伝 統 的 な 社 会 シ ステムが 存 在 現 在 でも 入 会 権 共 同 漁 業 権 等 が 法 律 上 の 権 利 として 認 められ ている 伝 統 的 な 自 然 資 源 管 理 に 加 え 国 家 的 観 点 からの 自 然 環 境 の 保 全 等 を 行 う 手 段 として 国 が 土 地 を 専 有 せずに 区 域 を 定 めて 指 定 し 多 様 な 主 体 の 協 働 により 保 護 を 図 る 国 立 公 園 等 のシステムを 整 備 し てきた 日 本 型 国 立 公 園 とアメリカ 型 国 立 公 園 古 くから 伝 統 的 な 自 然 資 源 管 理 が 行 われてきた 日 本 では 地 域 指 定 制 の 国 立 公 園 制 度 を 発 達 させ てきた 一 方 アメリカ 等 では 区 域 内 に 集 落 地 の 存 在 を 前 提 とせず 国 が 土 地 を 専 有 する 国 立 公 園 制 度 を 導 入 している アジア 諸 国 では 原 生 自 然 から 里 地 里 山 に 至 るまで 多 様 で 美 しい 自 然 環 境 を 有 し 地 域 と 共 存 する 日 本 型 国 立 公 園 制 度 への 関 心 が 高 まりつつある 76
1 自 然 共 生 の 智 慧 の 再 興 発 展 (その2) 我 が 国 は 1 億 の 人 口 がある 先 進 国 であ りながら 国 土 の3 分 の2が 森 林 で 覆 わ れる 世 界 有 数 の 緑 豊 かな 森 林 国 長 い 年 月 をかけて 森 林 を 整 備 保 全 し その 多 様 な 恵 みを 暮 らしの 中 に 活 か している 人 工 林 貴 重 な 森 林 生 態 系 ( 知 床 保 護 林 ) 海 岸 林 針 広 混 交 林 例 えば 海 岸 沿 いの 松 林 スギやヒノ キ 等 の 人 工 林 多 様 な 樹 種 で 構 成 され る 針 広 混 交 林 知 床 等 の 原 生 的 で 貴 重 な 天 然 林 のように ニーズに 応 じて 多 様 な 森 林 が 整 備 保 全 されている 日 本 では 国 や 自 治 体 所 有 者 そし て 地 域 住 民 等 が 森 林 計 画 や 保 安 林 等 の 制 度 のもと 緑 の 社 会 資 本 の 整 備 や 林 業 環 境 教 育 など 多 様 な 形 で 森 林 に 関 わることにより 多 様 な 森 林 を 維 持 していく 社 会 システムが 形 成 されてい る 77
1 自 然 共 生 の 智 慧 の 再 興 発 展 (その3) 里 地 里 山 SATOYAMA イニシアティブ ー 伝 統 的 な 自 然 共 生 の 智 慧 ー 自 然 を 尊 重 し 共 生 することを 常 とする 自 然 観 自 然 をうまく 利 用 しながら 培 ってきた 知 恵 と 技 術 地 域 共 同 体 による 共 同 作 業 やルール 雑 木 林 の 持 続 的 利 用 のイメージ 伐 採 後 0 年 伐 採 後 1~2 年 多 くの 萌 芽 が 見 られる かつて 持 続 的 な 資 源 管 理 循 環 型 社 会 自 然 共 生 社 会 を 実 現 伐 採 後 12~20 年 伐 採 後 5~7 年 世 界 に 提 案 SATOYAMAイニシアティブ 現 代 の 知 識 や 技 術 世 界 各 地 の 伝 統 的 な 自 然 共 生 の 智 慧 + バイオマス エコツーリズムなど 世 界 各 地 の = 自 然 社 会 条 件 を 新 たな 共 同 体 の 構 築 尊 重 した 自 然 共 生 社 会 都 市 住 民 や 企 業 などの 参 画 78
1 自 然 共 生 の 智 慧 の 再 興 発 展 (その4) 美 しい 日 本 の 自 然 キャンペーン 美 しい 日 本 の 自 然 の 再 発 見 /アジア 海 外 への 発 信 日 本 の 自 然 の 特 徴 多 様 な 地 形 と 生 態 系 がもたらす 美 しい 自 然 風 景 数 多 くの 固 有 の 動 植 物 が 身 近 に 生 育 生 息 多 様 な 主 体 の 関 わりによる 保 全 活 用 の 伝 統 美 しい 自 然 : 日 本 を 代 表 する 国 立 公 園 の 大 自 然 の 風 景 から 里 地 里 山 が 織 りなす 日 本 人 の 原 風 景 まで 自 然 体 験 の 推 進 日 本 の 自 然 ならではの 自 然 体 験 プログラムや エコツーリズムの 推 進 情 報 発 信 国 立 公 園 や 日 本 の 自 然 に ついての 国 内 外 への 情 報 発 信 (インターネット 他 ) 受 入 れ 体 制 の 整 備 自 然 体 験 の 場 ( 施 設 )の 整 備 自 然 観 察 ガイドの 育 成 外 国 語 標 識 ハ ンフレット の 整 備 アジア 諸 国 に 対 する 技 術 支 援 等 地 域 との 協 働 による 日 本 型 自 然 資 源 管 理 ( 国 立 公 園 管 理 ) 技 術 を 途 上 国 で 取 り 入 れるための 専 門 家 の 派 遣 共 同 による 国 際 的 情 報 発 信 日 本 のすばらしさ 美 しさの 再 認 識 と 将 来 を 担 う 子 供 達 に 対 する 原 体 験 の 付 与 国 際 交 流 の 促 進 観 光 客 誘 致 技 術 協 力 によるアジアの 自 然 環 境 保 全 の 実 現 79
1 自 然 共 生 の 智 慧 の 再 興 発 展 (その5) 2010 年 目 標 の 達 成 は 厳 しい 状 況 国 家 戦 略 の3 度 目 の 策 定 を 通 じて 温 暖 化 対 策 との 統 合 的 推 進 等 を 行 うほか 次 期 世 界 目 標 の 設 定 をリードする また 里 地 里 山 に 代 表 される 日 本 モデルとしての 自 然 共 生 の 知 恵 を 国 内 世 界 に 発 信 する [ 現 状 と 問 題 点 ] [ 今 後 の 施 策 の 方 向 と 課 題 ] 2010 年 目 標 ( 世 界 目 標 )の 達 成 は 困 難 GBO(Global Biodiversity Outlook(2006 年 )) によれば 大 半 の 評 価 項 目 で しており 目 標 達 成 は 厳 しい 状 況 2010 年 目 標 :2010 年 までに 生 物 多 様 性 の 損 失 速 度 を 顕 著 に 減 少 させる GBO: 生 物 多 様 性 条 約 事 務 局 が 世 界 の 生 物 多 様 性 の 状 況 を15の 指 標 を 用 いて 評 価 したもの 豊 饒 のサンゴ 礁 国 内 における 取 組 の 着 実 な 推 進 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 の3 度 目 の 策 定 と 着 実 な 実 行 100 年 先 を 見 越 した 国 土 のグランドデザイン 提 示 3つの 危 機 への 対 応 強 化 温 暖 化 対 策 と 生 物 多 様 性 施 策 の 統 合 的 推 進 さとやま 自 然 資 源 共 用 プラン の 創 設 国 際 的 なリーダーシップの 発 揮 里 地 里 山 /SATOYAMA を 発 信 - 持 続 可 能 な 利 用 の 日 本 モデルを 国 内 外 に 発 信 - 1992 年 に 発 生 した ニューファンドランド 東 岸 における 大 西 洋 タラ 個 体 群 の 崩 壊 死 滅 したサンゴの 瓦 礫 条 約 締 約 国 会 議 (2010 年 日 本 開 催 )で 採 択 する 次 期 世 界 目 標 の 設 定 をリード 世 界 に 先 駆 けた 日 本 版 GBOの 実 施 アジア 国 立 公 園 イニシアチブ 全 球 的 サンゴ 礁 保 護 区 ネットワークの 構 築 第 2 回 特 別 部 会 環 境 省 提 出 資 料 80
生 物 多 様 性 条 約 2 次 期 世 界 目 標 の 設 定 に 向 けた リーダーシップの 発 揮 (その1) 経 緯 1992 年 地 球 サミットで 採 択 翌 年 日 本 が 締 結 (2007 年 4 月 現 在 190か 国 (EUを 含 む 米 国 は 未 締 結 ) 目 的 1 生 物 多 様 性 の 保 全 2 生 物 多 様 性 の 構 成 要 素 の 持 続 可 能 な 利 用 3 遺 伝 資 源 の 利 用 から 生 ずる 利 益 の 公 正 かつ 衡 平 な 配 分 2010 年 目 標 2010 年 までに 生 物 多 様 性 の 損 失 速 度 を 顕 著 に 減 少 させること COP6(2002 年 ハーグ)にて 採 択 今 後 のスケジュール 2007 年 : 第 3 次 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 策 定 2008 年 :G8サミット( 日 本 ) 2010 年 : 生 物 多 様 性 条 約 COP10の 日 本 開 催 ( 立 候 補 中 ) 国 連 国 際 生 物 多 様 性 年 81
2 次 期 世 界 目 標 の 設 定 に 向 けた リーダーシップの 発 揮 (その2) 地 球 規 模 生 物 多 様 性 概 況 第 2 版 (GBO2) 生 物 多 様 性 条 約 事 務 局 が 条 約 の 実 施 状 況 を 把 握 (2006 年 3 月 に 公 表 ) 15の 指 標 により 生 物 多 様 性 の 状 況 を 評 価 12の 指 標 で 傾 向 表 GBO2による 生 物 多 様 性 の 状 況 に 関 する 評 価 結 果 < 分 野 :フォーカ ルエリア> < 多 様 性 の 構 成 要 素 の 状 況 と 傾 向 > < 持 続 可 能 な 利 用 > < 生 物 多 様 性 への 脅 威 > < 生 態 系 の 健 全 性 と 生 態 系 による 財 サービスの 提 供 など> < 伝 統 的 知 識 革 新 慣 行 などの 状 況 > < 利 益 へのアクセ ス 及 び 配 分 の 状 況 > < 資 源 の 移 転 の 状 況 > GBO2で 評 価 を 行 った 指 標 特 定 の 生 物 群 系 生 態 系 及 び 生 息 地 の 規 模 の 推 移 特 定 の 種 の 個 体 数 及 び 分 布 の 推 移 保 護 地 域 の 指 定 範 囲 絶 滅 のおそれのある 種 の 指 定 の 変 更 主 な 家 畜 栽 培 種 及 び 養 殖 魚 の 遺 伝 的 多 様 性 の 推 移 持 続 可 能 な 森 林 農 地 生 態 系 等 の 面 積 生 態 系 フットプリント 及 び 関 連 する 概 念 窒 素 の 集 積 外 来 生 物 の 傾 向 海 洋 食 物 連 鎖 指 数 生 態 系 の 連 続 性 と 分 断 性 水 域 生 態 系 の 水 質 固 有 の 言 語 の 多 様 性 の 状 況 と 言 葉 を 話 す 人 の 数 開 発 中 条 約 の 支 援 のために 提 供 されたODAの 額 評 価 結 果 改 善 / 改 善 不 明 82
2 次 期 世 界 目 標 の 設 定 に 向 けた リーダーシップの 発 揮 (その3) ポツダム イニシアティブ- 生 物 多 様 性 2010 経 緯 平 成 19 年 3 月 にドイツのポツダムで 開 催 されたG8 環 境 大 臣 会 合 において 取 りま とめ 生 物 多 様 性 に 関 する 経 済 的 な 評 価 分 析 ( 対 策 を 講 じなかった 場 合 の 損 失 保 全 のためのコストの 分 析 など)を 行 うことや 生 物 多 様 性 の 科 学 的 基 盤 を 強 化 することなどが 盛 り 込 まれた 概 要 1) 生 物 多 様 性 の 地 球 規 模 の 損 失 における 経 済 的 重 要 性 の 分 析 2) 科 学 と 政 策 の 間 のインターフェース( 接 点 ) 向 上 3) コミュニケーション 教 育 および 社 会 の 認 識 地 球 規 模 の 生 物 種 情 報 システム の 構 築 の 検 討 4) 生 産 と 消 費 のパターン 5) 野 生 動 物 の 違 法 取 引 対 策 の 強 化 6) 侵 略 的 外 来 生 物 種 対 策 の 強 化 7) 海 洋 保 護 区 の 地 球 規 模 ネットワーク 8) 生 物 多 様 性 と 気 候 変 化 9) 資 金 調 達 10) 年 2010 とそれ 以 降 83
3 百 年 先 を 見 通 した 我 が 国 の 生 物 多 様 性 の 保 全 (その1) 千 島 列 島 や 赤 道 近 くから 流 れてきた 海 流 は ゆたかな 生 命 を 育 んで 北 の 海 で はアザラシが 子 育 てにいそしみ 南 の 海 では 青 々と 茂 る 海 草 の 間 をジュゴン の 群 れが 悠 々と 泳 いでいく 奥 山 だけでなく 里 地 里 山 都 市 にも 巨 木 がそびえ 大 都 市 に も 大 きな 森 があり 猛 禽 類 が 悠 々と 空 を 舞 っている 数 千 数 万 kmも 離 れた 遠 い 国 から 飛 ん できた 鳥 たちが そこここの 森 や 干 潟 で 遊 び 餌 をついばむ 都 市 町 や 村 に 生 き 物 たちのにぎわい があり 人 々は 生 き 物 たちとのふれあい を 通 して 生 活 のにぎわい ゆたかさを 感 じる 新 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 ( 平 成 14 年 3 月 策 定 ) 生 物 多 様 性 から 見 た 国 土 のグランドデザイン 84
3 百 年 先 を 見 通 した 我 が 国 の 生 物 多 様 性 の 保 全 (その2) 食 卓 からみる 生 物 多 様 性 私 たちの 毎 日 の 食 卓 は 健 全 な 生 態 系 からの 様 々な 恵 みであふれています 阿 蘇 の 赤 牛 の 消 費 が 草 原 保 全 につな がる ジビエ( 有 害 駆 除 のシカ イノシシ 肉 の 利 用 )も おいしい 水 は 豊 かな 森 林 から 藻 場 干 潟 浅 海 域 等 は 魚 貝 類 のゆりかご 環 境 保 全 型 の 水 田 やため 池 は 水 鳥 両 生 類 水 生 昆 虫 の 生 息 地 として 機 能 国 産 間 伐 材 の 割 り 箸 利 用 が 人 工 林 の 手 入 れにつながる 国 産 椎 茸 を 食 べると ほだ 木 利 用 促 進 が 里 山 手 入 れにつながる 化 学 肥 料 や 農 薬 を 控 えた 野 菜 の 消 費 は 生 物 多 様 性 への 負 荷 を 軽 減 水 環 境 の 保 全 にも 貢 献 国 産 材 テーブルの 使 用 が 人 工 林 の 手 入 れにつながる 地 産 地 消 により 輸 送 のエネルギー 消 費 が 削 減 される 国 産 材 の 消 費 は 吸 収 源 対 策 の 促 進 に 寄 与 85
3 百 年 先 を 見 通 した 我 が 国 の 生 物 多 様 性 の 保 全 (その3) 農 林 水 産 業 農 山 漁 村 と 生 物 多 様 性 第 2 回 特 別 部 会 農 林 水 産 省 提 出 資 料 農 林 水 産 業 は 自 然 界 の 循 環 機 能 を 利 用 し 動 植 物 を 育 むことによって 行 われる 生 産 活 動 であり 持 続 可 能 な 農 林 水 産 業 の 維 持 発 展 のためには 生 物 多 様 性 の 保 全 は 基 本 的 な 課 題 また 自 然 と 人 間 が 共 存 してきた 農 山 漁 村 特 有 の 自 然 環 境 を 維 持 することが 重 要 国 土 の 大 半 を 占 める 農 林 水 産 業 の 場 は 国 土 の 生 物 多 様 性 保 全 のため 重 要 な 環 境 を 形 成 農 地 面 積 481 万 ha 国 土 の13% 水 環 境 200 万 haの 水 田 40 万 kmの 水 路 21 万 ヶ 所 のため 池 森 林 面 積 2,512 万 ha 国 土 の67% 人 工 林 1,036 万 ha 国 有 林 784 万 ha 漁 場 日 本 の 排 他 的 経 済 水 域 面 積 447 万 km2 は 世 界 第 6 位 国 産 材 その 他, 1,656 万 m3 603, 16% 宅 地, 183, 5% 国 土 面 積 3,779 万 ha 輸 入 農 用 地 481 農 万 用 ha 地, 13% 481, 13% 森 林, 2,512 万 2512, ha 67% 66% 沿 岸 漁 場 海 外 木 材 輸 入 6,868 万 m3 輸 入 農 産 物 1,200 万 ha 相 当 遠 洋 漁 場 輸 入 水 産 物 森 林 原 生 的 な 天 然 林 の 保 全 や 持 続 可 能 な 森 林 経 営 を 通 じて 多 様 な 野 生 動 植 物 が 生 息 生 育 里 地 里 山 農 林 業 の 営 み 等 を 通 じて 特 有 の 自 然 環 境 が 持 続 的 に 形 成 され 多 様 な 野 生 動 植 物 が 生 息 生 育 里 海 藻 場 干 潟 など 人 が 適 度 な 働 きかけを 継 続 しな がら 多 様 な 魚 介 類 等 自 然 からの 恵 みを 享 受 海 洋 寒 流 暖 流 が 交 錯 する 生 物 の 多 様 性 に 富 む 豊 かな 漁 場 バイオテクノロジー 遺 伝 資 源 の 保 存 提 供 等 遺 伝 子 組 換 え 作 物 の 利 用 における 安 全 性 確 保 (カルタヘナ 法 ) 国 際 的 視 点 食 料 木 材 水 産 物 などを 輸 入 に 依 存 国 際 的 な 視 点 による 評 価 の 必 要 性 866
3 百 年 先 を 見 通 した 我 が 国 の 生 物 多 様 性 の 保 全 (その4) 幅 広 い 国 民 の 理 解 と 参 加 のもと 生 物 多 様 性 を 考 慮 した 持 続 的 な 農 林 水 産 業 を 推 進 生 物 多 様 性 に 配 慮 した 農 林 水 産 業 の 推 進 健 全 な 農 林 水 産 業 の 振 興 農 山 漁 村 の 活 力 向 上 によ る 農 林 水 産 業 を 通 じてつく られる 特 有 の 自 然 環 境 の 維 持 目 指 すべき 姿 ( 目 標 )を 明 確 にするための 取 り 組 みの 推 進 環 境 保 全 に 配 慮 した 農 林 水 産 業 の 推 進 農 林 水 産 業 と 生 物 多 様 性 の 関 係 についての 評 価 指 標 の 検 討 開 発 と 関 連 施 策 の 効 果 把 握 評 価 主 要 施 策 における 生 物 多 様 性 保 全 の 検 証 反 映 国 土 の 生 物 多 様 性 保 全 に 向 けた 地 域 の 多 様 な 取 り 組 み 支 援 間 伐 等 適 切 な 森 林 の 保 全 整 備 の 推 進 NPOをはじめとする 国 民 参 加 の 森 づくり 有 機 農 業 等 の 推 進 耕 作 放 棄 対 策 の 推 進 鳥 獣 害 防 止 対 策 の 推 進 多 様 な 主 体 が 行 う 共 同 活 動 の 支 援 生 物 多 様 性 に 配 慮 した 農 業 農 村 整 備 手 法 の 推 進 普 及 希 少 な 野 生 生 物 など 自 然 とふれあえる 空 間 づくりの 推 進 ( 冬 期 湛 水 の 取 組 など) 都 市 農 山 漁 村 の 交 流 定 住 促 進 による 地 域 資 源 の 保 全 活 用 藻 場 干 潟 の 造 成 再 生 海 洋 生 物 資 源 の 保 全 持 続 的 利 用 ( 資 源 回 復 計 画 等 ) 等 安 全 で 良 質 な 農 林 水 産 物 を 供 給 国 産 農 水 産 物 国 産 材 の 活 用 バイ オマスの 活 用 農 林 水 産 業 農 山 漁 村 の 活 性 化 自 然 とのふれあい 環 境 教 育 の 推 進 地 球 温 暖 化 防 止 国 土 の 保 全 農 林 水 産 省 生 物 多 様 性 戦 略 の 策 定 農 林 水 産 省 の 生 物 多 様 性 保 全 に 向 けた 基 本 的 な 方 針 戦 略 を 作 成 戦 略 の 視 点 多 様 な 主 体 による 取 り 組 み 多 様 な 分 野 との 連 携 実 践 的 な 行 動 計 画 国 民 の 目 線 に 立 った 内 容 により 国 民 的 な 行 動 に 向 けたインセンティヴの 提 示 新 しい 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 への 反 映 生 物 多 様 性 条 約 の 中 長 期 目 標 への 貢 献 (2010 年 までに 生 物 多 様 性 の 損 失 速 度 を 顕 著 に 減 少 ) 87
戦 略 3 3Rを 通 じた 持 続 可 能 な 資 源 循 環 1アジアでの 循 環 型 社 会 の 構 築 に 向 けた 日 本 の 貢 献 (その1) 直 面 する 課 題 廃 棄 物 の 発 生 の 増 大 と 質 の 多 様 化 による 不 適 正 な 処 理 循 環 資 源 の 越 境 移 動 の 活 発 化 による 国 内 外 の 廃 棄 物 処 理 リサイクルシステム への 影 響 資 源 消 費 の 拡 大 と 価 格 の 高 騰 国 際 的 な 循 環 型 社 会 のイメージ 国 内 循 環 国 内 循 環 基 本 的 な 考 え 方 国 際 的 な 循 環 型 社 会 を 構 築 するために 1 まず 各 国 の 国 内 で 循 環 型 社 会 を 構 築 し 2 廃 棄 物 の 不 法 な 輸 出 入 を 防 止 する 取 組 を 充 実 強 化 し 3 その 上 で 循 環 資 源 の 輸 出 入 の 円 滑 化 を 図 る ことが 必 要 我 が 国 は G8 議 長 国 となる2008 年 を 目 指 して3Rイニシアティブの 推 進 に 向 けてリー ダーシップを 発 揮 国 境 国 際 循 環 前 提 :それぞれの 国 において 循 環 型 社 会 を 実 現 我 が 国 において モデルとなる 取 組 を 推 進 途 上 国 の 取 組 を 支 援 88
1アジアでの 循 環 型 社 会 の 構 築 に 向 けた 日 本 の 貢 献 (その2) 循 環 型 社 会 の 日 本 モデル 制 度 技 術 システム 各 主 体 による 取 組 連 携 を 核 とした 循 環 型 社 会 の 日 本 モデル をアジアを 中 心 に 展 開 ( 制 度 ) 廃 棄 物 処 理 法 の 改 正 による 排 出 事 業 者 責 任 の 強 化 容 器 包 装 リサイクル 法 等 各 種 リサイクル 法 の 制 定 と 拡 大 生 産 者 責 任 の 考 え 方 の 導 入 循 環 型 社 会 形 成 推 進 基 本 法 に 基 づく 法 体 系 の 確 立 資 源 生 産 性 等 の 目 標 設 定 PCBなど 負 の 遺 産 の 処 理 /ダイオキシンの 大 幅 削 減 等 ( 技 術 システム) 家 電 や 自 動 車 等 における 環 境 配 慮 設 計 生 産 設 備 を 活 用 した 高 度 なリサイクルシステム 廃 プラスチックのガス 化 油 化 技 術 ダイオキシン 対 策 と 発 電 を 両 立 させた 焼 却 技 術 最 終 処 分 場 の 高 度 な 管 理 技 術 等 ( 各 主 体 による 取 組 連 携 ) 市 民 によるリサイクル 活 動 等 への 参 加 エコタウンを 通 じた 効 率 的 な 施 設 整 備 と 地 域 活 性 化 企 業 による 自 主 的 な 取 組 等 写 真 市 民 によるごみの 分 別 89
1アジアでの 循 環 型 社 会 の 構 築 に 向 けた 日 本 の 貢 献 国 内 の 循 環 資 源 物 流 システムの 構 築 オールジャパン での 循 環 型 社 会 の 構 築 の 必 要 性 リサイクル 地 域 内 に 限 定 生 産 した 流 動 消 では 費 地 域 内 で 廃 棄 物 が 発 生 ( 発 生 ~リサイクルの 収 支 バランスが 取 れない) リサイクル 廃 棄 物 広 域 的 な 流 動 によりオール ジャパンでのリサイクル リサイクル (その3) ネットワークとしてCO 2 排 出 量 エネルギー 消 費 量 が 少 ない 海 上 輸 送 を 活 用 リサイクルの 拠 点 化 と 海 上 静 脈 物 流 ネット ワークの 形 成 生 産 消 費 廃 棄 物 生 産 リサイクル 消 費 生 産 リサイクル 消 費 廃 棄 物 廃 棄 物 生 産 廃 棄 物 最 終 処 分 の 極 小 化 廃 棄 物 消 費 > 廃 棄 物 地 域 内 で 処 理 しようとすればゴミであっても 広 域 的 に 流 動 させることによ り そのゴミは 資 源 となり 得 る 国 際 循 環 資 源 物 流 システムの 構 築 廃 棄 物 拠 点 として 物 流 基 盤 施 設 用 地 素 材 型 産 業 が 立 地 している 港 湾 を 活 用 リサイクルポートのイメージ 経 済 成 長 著 しいアジア 諸 国 に 対 する 循 環 資 源 の 輸 出 量 の 増 大 鉄 鋼 くず プラスチックくず 800 700 輸 出 600 量 500 ( 400 万 300 トン ) 200 100 0 その 他 台 湾 韓 国 中 国 95969798990 0102030405 年 財 務 省 貿 易 統 計 より 120 輸 100 出 80 量 ( 60 万 トン 40 ) 20 0 その 他 台 湾 香 港 中 国 9596979899000102030405 年 受 入 国 において 循 環 資 源 の 不 適 正 な 処 理 や 不 法 投 棄 が 原 因 と される 環 境 汚 染 が 深 刻 な 問 題 に! 第 2 回 特 別 部 会 国 土 交 通 省 提 出 資 料 広 域 的 な 循 環 資 源 物 流 の 拠 点 となる 港 湾 を 国 土 交 通 省 がリサイクルポートとして 指 定 ( 現 在 21 港 )し 以 下 の 取 組 みを 実 施 港 湾 管 理 者 による 岸 壁 等 の 港 湾 施 設 の 確 保 第 3セクター 等 が 行 う 積 替 保 管 施 設 等 の 整 備 に 対 する 支 援 港 湾 管 理 者 リサイクル 企 業 等 が 情 報 交 換 を 行 う 場 の 提 供 等 官 民 連 携 を 促 進 港 湾 毎 に 異 なる 循 環 資 源 の 取 扱 いルールについ て 国 際 循 環 資 源 への 適 用 も 視 野 に 入 れ 国 内 基 準 の 共 通 化 に 向 けて 検 討 90