実 用 的 な 英 語 力 を 問 う 大 学 入 試 の 実 現 を ~ 初 等 中 等 教 育 の 英 語 教 育 改 革 との 接 続 と 国 際 標 準 化 ~ 2013 年 4 月 公 益 社 団 法 人 経 済 同 友 会 0
目 次 Ⅰ.はじめに 2 Ⅱ. 提 言 実 用 的 な 英 語 力 を 問 う 大 学 入 試 の 実 現 を 3 Ⅲ. 具 体 的 なアクション 4 Ⅳ.おわりに 9 2012 年 度 教 育 改 革 による 国 際 競 争 力 強 化 PTメンバー 名 簿 10 参 考 資 料 11 1
Ⅰ.はじめに 日 本 企 業 はグローバルな 競 争 で 戦 える 人 材 獲 得 に 悩 まされ 日 本 人 の 海 外 経 験 の 少 なさ 内 向 きさが 指 摘 されている 要 因 の 一 つは 日 本 人 の 低 い 語 学 力 ( 英 語 ) 1 にあ る 英 語 はあくまでもコミュニケーションのツールであるが 意 思 疎 通 を 図 り 相 互 信 頼 を 得 るための 有 効 なツールでもある 今 や 世 界 の4 人 に1 人 ( 約 17 億 人 うちネ イティブスピーカーは4 億 人 に 満 たない)が 英 語 を 話 し ビジネスに 与 える 影 響 が 一 番 大 きい(2 位 中 国 語 日 本 語 は8 位 ) 2 以 前 は 基 礎 的 能 力 を 読 み 書 き 算 盤 と 言 っていたが 現 在 は 読 み 書 き IT 英 語 である 日 本 の 教 育 現 場 では 長 い 期 間 かけて 教 えているにもかかわらず 実 用 的 な 英 語 力 向 上 に 結 び 付 いていない 行 政 も 日 本 の 英 語 教 育 改 革 の 必 要 性 を 認 識 し 取 組 み を 開 始 している しかしながら 保 護 者 や 子 供 たちの 関 心 は より 良 い 就 職 その ためのより 良 い 教 育 として 考 えられている 大 学 への 進 学 であり 大 学 入 試 を 突 破 す るための 文 法 や 訳 読 を 中 心 とした 受 験 英 語 に 重 点 を 置 いてしまう よって 今 回 は 最 も 子 供 たちに 影 響 力 の 大 きい 大 学 入 試 改 革 に 焦 点 を 当 て 日 本 の 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 )において 実 用 的 な 英 語 力 を 問 い 国 際 的 に 通 用 する 外 部 資 格 試 験 (TOEF L)の 大 規 模 な 導 入 を 訴 えたい 1 TOEFL 成 績 の 国 別 ランキング(2010 年 )では 日 本 は 163 カ 国 中 135 位 アジア 内 30 カ 国 中 27 位 である ETS-Test and Score Data Summary for TOEFL Internet-based and Paper-based Tests JANUARY 2010-DECEMBER 2010 TEST DATA 2 Ms. Ilona Budapesti Linguistic Advisor to Rakuten, Inc.(The CEO and Academic Manager of Executive Training at Supeek)ご 講 演 ( 本 PT 第 2 回 会 合 :2012 年 8 月 30 日 ) 内 容 より 2
Ⅱ. 提 言 実 用 的 な 英 語 力 を 問 う 大 学 入 試 の 実 現 を 日 本 の 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 )において 実 用 的 な 英 語 力 を 問 い 国 際 的 に 通 用 する 外 部 資 格 試 験 (TOEF L)を 大 規 模 に 導 入 する 文 部 科 学 省 支 援 一 部 大 学 関 係 者 2016 年 まで 具 体 的 なアクション 1. 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 )において 実 生 活 でのコミュニケーションに 必 要 な 聞 く 話 す 読 む 書 く の4つの 技 能 3 を 総 合 的 に 測 定 する 外 部 資 格 試 験 を 活 用 する 2. 外 部 資 格 試 験 は 国 際 的 に 通 用 する TOEFL(TestofEnglish asaforei gnlangu age) 4 を 活 用 する 3. 行 政 は 責 任 者 達 成 時 期 目 標 数 値 を 明 確 にし 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 ) 改 革 を 後 押 しする 3 新 学 習 指 導 要 領 では 小 学 校 (5 6 年 )では 聞 くこと 話 すことを 中 心 に 指 導 し 中 学 校 では 聞 く 話 す 読 む 書 く 技 能 を 総 合 的 に 育 成 させるとある ( 文 部 科 学 省 HP より) 4 TOEFLは 英 語 を 母 国 語 としない 人 々の 英 語 コミュニケーション 能 力 を 測 るテストであり 世 界 中 の 英 語 検 定 テ ストの 中 で 最 も 幅 広 い 国 々で 受 け 入 れられている アメリカ イギリス オーストラリア ニュージーラン ド カナダのほぼ 全 ての 大 学 をはじめとした 130カ 国 8,500 以 上 の 機 関 が TOEFLテストスコアを 英 語 能 力 の 証 明 入 学 や 推 薦 入 学 奨 学 金 卒 業 の 基 準 として 利 用 している 世 界 中 で 毎 年 100 万 人 近 く TOEFLテスト 開 始 からこれまでに 約 2,700 万 人 以 上 が 受 験 しており 日 本 では 年 間 30~40 回 約 10か 所 の 地 域 で 試 験 が 行 われている 現 在 日 本 では TOEFLiBTが 行 われており 聞 く 話 す 読 む 書 く の4セクションで 構 成 され すべてコンピューター 上 で 受 験 する ( 国 際 教 育 交 換 協 議 会 <CIEE> 日 本 代 表 部 HPより) < 補 足 > 日 本 で 多 く 活 用 されている TOEICは 大 学 レベルの 英 語 を 使 用 および 理 解 する 能 力 を 測 定 する TOEFL と 比 較 して 身 近 な 内 容 からビジネスまでを 幅 広 く 対 象 としており Listeningと Readingの 試 験 となっている Speakingと Writingを 測 定 する TOEICSWテストも 別 に 実 施 されている 3
Ⅲ. 具 体 的 なアクション 1. 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 )において 実 生 活 でのコミュニケーションに 必 要 な 聞 く 話 す 読 む 書 く の 4つの 技 能 を 総 合 的 に 測 定 する 外 部 資 格 試 験 を 活 用 する 現 状 の 課 題 現 在 の 大 学 入 試 は 聞 く 読 む 訳 す 細 かな 文 法 に 偏 っている また 各 大 学 による 試 験 開 発 により 特 徴 や 傾 向 が 異 なっている 学 習 指 導 要 領 の 改 定 に より 小 学 生 からの 英 語 教 育 開 始 や 高 校 の 英 語 による 英 語 授 業 の 実 施 など 課 題 5 は 残 るものの4 技 能 バランスある 教 育 改 革 が 開 始 されている しかし 教 員 や 保 護 者 生 徒 の 最 大 の 関 心 である 入 学 選 考 を 変 えなければ 志 望 大 学 の 試 験 に 向 け た 従 来 の 文 法 訳 読 型 の 受 験 英 語 学 習 を 避 けることができない 大 学 入 試 は 一 発 勝 負 であり 生 徒 の 負 荷 が 大 きい また 一 度 に 多 くの 生 徒 が 受 験 するため 大 学 も 論 文 や 面 接 など 時 間 と 労 力 を 割 く 選 考 を 行 うのは 容 易 ではない 入 試 結 果 は 合 否 のみで 生 徒 は 能 力 向 上 に 繋 げるフィードバックが 得 られない 実 施 による 改 善 ポイント 初 等 中 等 教 育 改 革 で 進 める4 技 能 バランスよく 総 合 的 統 合 的 に 指 導 する 学 習 に 接 続 し 学 校 も 教 員 も 生 徒 も 受 験 のための 学 習 から 実 用 的 な 英 語 力 の 養 成 に 積 極 的 にシフトすることできる 英 語 の 選 考 を 各 大 学 各 学 部 で 出 願 条 件 として 設 定 する 基 準 スコアを 満 たすこと に 変 更 することにより 生 徒 は 年 に 複 数 回 受 験 することができ 大 学 受 験 の 負 荷 を 減 らすことができる 大 学 は 個 別 の 試 験 開 発 試 験 運 営 のコストと 時 間 を 削 減 でき 各 大 学 の 狙 いに 適 した 試 験 選 考 を 検 討 することができる 英 語 学 習 を 入 学 の 合 否 で 終 わらせることなくフィードバックが 得 られ 入 学 後 や 卒 業 時 の 英 語 力 測 定 に 活 用 することができ 生 徒 の 学 習 意 欲 を 継 続 できる 2. 外 部 資 格 試 験 は 国 際 的 に 通 用 する TOEFL(TestofEnglis h as a Forei gn La nguag e) を 活 用 する 現 状 の 課 題 国 際 標 準 である TOEF Lは 日 本 では 教 育 機 関 等 の 学 内 単 位 認 定 や 入 試 優 遇 海 外 派 遣 選 考 の 目 安 として 利 用 されているが 入 試 優 遇 では AO 入 試 や 一 般 推 薦 入 試 外 国 人 留 学 生 入 試 での 活 用 に 留 まっており 一 般 入 試 での 活 用 はほとんどない ( 図 1)TOEFLiBTスコア 利 用 形 態 対 象 : 全 国 753 大 学 の 入 試 課 及 び 教 務 課 有 効 回 答 数 :206 校 TOEFLiB Tスコア 利 用 実 態 調 査 報 告 書 201 2 年 版 国 際 教 育 交 換 協 議 会 (CIEE) 日 本 代 表 部 より 5 教 育 改 革 による 国 際 競 争 力 強 化 PT 検 討 による 日 本 の 英 語 教 育 のあるべき 姿 参 照 ( 巻 末 参 考 資 料 1) 4
実 施 による 改 善 ポイント TOEF L 活 用 の 利 点 は たとえ 入 学 目 的 で 受 験 したとしても 多 くの 生 徒 が 留 学 に 必 要 なスコアに 対 する 自 身 のレベルを 把 握 出 来 ることである 今 のレベルでどの 海 外 大 学 にチャレンジできるのか あと 何 点 で 有 名 大 学 へチャレンジできるかな どが 見 える 化 できれば 留 学 を 身 近 に 感 じられ 留 学 生 数 増 加 に 繋 げられる 大 学 側 もまた 生 徒 の 実 用 的 な 英 語 力 を 各 年 代 または 世 界 の 他 大 学 と 比 較 する ことができ 今 後 の 授 業 計 画 や 留 学 支 援 計 画 など 大 学 運 営 の 戦 略 策 定 に 役 立 て ることができる [ 実 現 に 向 けた 課 題 ] 国 内 の 受 験 者 数 は 年 間 約 60 万 人 であるため TOEF Lの 大 規 模 な 活 用 には 運 営 上 の 課 題 もある インターネット 試 験 を 行 う 機 材 の 整 った 試 験 会 場 の 整 備 や 採 点 体 制 の 整 備 など 然 るべき 検 討 が 必 要 である 行 政 と 大 学 TOEF L 開 発 運 営 団 体 によ り 実 現 のためのロードマップを 詰 めていくべきである 6 ( 図 2) 各 国 学 生 の 海 外 派 遣 者 数 推 移 ( 図 3) 外 国 人 留 学 生 / 日 本 人 留 学 者 数 推 移 グローバル 人 材 育 成 推 進 会 議 審 議 まとめ より (OECD Education at a Glance IIE Open Doors 等 ) 文 部 科 学 省 発 表 をもとに 事 務 局 作 成 (ユネスコ 文 化 統 計 年 鑑 OECD Educational at a Glance IIE OPEN DOORS 日 本 学 生 支 援 機 構 等 ) 6 過 去 30 年 間 で 全 世 界 の 留 学 生 数 は 1975 年 の 80 万 人 から 2009 年 の 367 万 人 へ 4 倍 以 上 増 加 している 文 部 科 学 省 高 等 教 育 局 資 料 より(OECD, Education at a Glance 2011 Box C3.1) 5
( 表 1)TOEFLの 大 学 入 試 ( 一 般 入 試 ) 活 用 における 課 題 例 と 対 策 案 TOEFL 開 発 団 体 である Educational Testing Service(ETS)と 日 本 の TOEFL 事 務 局 である 国 際 教 育 交 換 協 議 会 (CIEE) 日 本 代 表 部 との 意 見 交 換 をもとに 事 務 局 作 成 3. 行 政 は 責 任 者 達 成 時 期 目 標 数 値 を 明 確 にし 大 学 の 英 語 入 試 ( 一 般 入 試 ) 改 革 を 後 押 しする 現 状 の 課 題 内 閣 府 や 文 部 科 学 省 などの 多 くの 政 策 提 言 や 実 行 プランにおいて 大 学 入 試 の TOEF Lや TOEI Cなど 外 部 資 格 試 験 活 用 が 提 言 7 されている しかし 文 部 科 学 省 か ら 毎 年 発 行 される 大 学 入 学 者 選 抜 実 施 要 項 8 はあくまでガイドラインであり 実 際 の 運 営 は 各 大 学 に 任 され 一 般 入 試 の 外 部 資 格 試 験 活 用 は 一 向 に 進 まない 大 学 全 入 時 代 個 別 大 学 主 導 の 大 胆 な 入 試 改 革 は 入 学 志 願 者 数 減 少 のリス クがあり 実 行 しにくい 実 施 による 改 善 ポイント 行 政 の 支 援 により 特 定 大 学 に 大 きなリスクを 負 わすことなく 社 会 全 体 の 改 革 として 大 学 の 入 試 改 革 を 展 開 することが 出 来 る 韓 国 は 日 本 と 昔 は 変 わらなかっ 7 文 部 科 学 省 で 設 置 した 外 国 語 能 力 の 向 上 に 関 する 検 討 会 の 国 際 共 通 語 としての 英 語 力 向 上 のための 5つの 提 言 と 具 体 的 施 策 (2011.6.30) 産 学 協 働 人 財 育 成 円 卓 会 議 アクションプラン (2012.5.7) 内 閣 官 房 長 官 が 議 長 を 務 めたグローバル 人 材 育 成 推 進 会 議 グローバル 人 材 育 成 戦 略 ( 審 議 まとめ) (2012.6.4) 文 部 科 学 省 大 学 改 革 実 行 プラン (2012.6.5)でそれぞれ 提 言 されている 8 文 部 科 学 副 大 臣 名 にて 国 公 私 立 大 学 や 高 校 関 係 者 等 の 審 議 を 踏 まえ 大 学 入 試 を 実 施 する 上 でのガイドライ ンを 国 公 私 立 大 学 宛 てに 毎 年 通 知 している 入 学 志 願 者 の 外 国 語 におけるコミュニケーション 能 力 を 適 切 に 評 価 する 観 点 から 実 用 英 語 検 定 試 験 ( 英 検 )や TOEFL 等 の 結 果 を 活 用 する( 第 6 学 力 検 査 等 3 小 論 文 面 接 実 技 検 査 外 部 試 験 等 の 活 用 ) と 記 載 されている 6
たが 1995 年 の 金 泳 三 政 権 のグローバル 化 政 策 以 降 政 府 による 大 規 模 且 つ 迅 速 な 英 語 教 育 改 革 を 進 め 英 語 力 向 上 を 実 現 した 現 在 は 実 用 的 な 英 語 力 を 問 う PC ベースの 試 験 を 開 発 し 大 学 センター 試 験 ( 英 語 )の 代 替 を 検 討 している 大 学 入 試 改 革 に 行 政 が 積 極 的 に 関 与 することにより 推 し 進 める 初 等 中 等 教 育 の 英 語 教 育 改 革 と 接 続 を 図 ること 9 ができる 特 に 外 国 人 教 員 の 増 員 など 英 語 の 授 業 を 英 語 で 行 うことが 重 要 となってくるが 教 育 機 関 の ICT 環 境 の 整 備 を 進 め 世 界 中 にいる 人 材 も 活 用 できる Distance g 10 Learnin の 導 入 を 進 めるべきである ( 図 4) 韓 国 と 日 本 の TOEFL 成 績 の 推 移 目 標 80 点 ( 表 2)アジアにおける 国 別 TOEFL 成 績 の 推 移 国 2005~2006 2007 2008 2009 2010 中 国 76 78 76 76 77 香 港 ( 公 用 語 = 英 語 ) 80 80 80 81 81 韓 国 72 77 78 81 81 日 本 65 65 66 67 70 韓 国 大 使 館 講 演 資 料 より ( 図 5) 韓 国 と 日 本 の 貿 易 総 額 の 対 GDP 比 推 移 ( 表 2)をもとに 事 務 局 作 成 国 際 貿 易 投 資 研 究 所 貿 易 ( 国 際 比 較 統 計 )の 貿 易 総 額 ( 輸 出 + 輸 入 ) の 対 GDP 比 (201 1 年 )をもとに 事 務 局 作 成 9 教 育 改 革 による 国 際 競 争 力 強 化 PT 検 討 による 日 本 の 英 語 教 育 のあるべき 姿 参 照 ( 巻 末 参 考 資 料 1) 10 インターネットなどを 活 用 しながら 遠 隔 地 から 教 育 を 受 講 すること 7
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Ⅳ.おわりに 世 界 のボーダレス 化 は 急 速 に 進 んでいる 特 に SNSなどの 普 及 により 世 界 の 英 知 やベストプラクティスが リアルタイムに 個 人 レベルで 得 られるようになっている しかし このままでは 多 くの 日 本 人 ひいては 日 本 企 業 日 本 全 体 が 世 界 から 取 り 残 されてしまう 日 本 の 国 際 競 争 力 の 向 上 には グローバルに 通 用 する 日 本 人 の 育 成 だ けでなく 高 度 な 技 術 者 などベスト&ブライテストをいかに 世 界 中 から 自 国 に 呼 び 集 めるかという 側 面 もある 外 国 人 に 安 全 性 などの 住 みやすさで 評 価 される 日 本 は 特 に 仕 事 の 面 で 言 葉 が 障 害 となっており 日 本 全 体 の 実 用 的 な 英 語 力 の 向 上 は 日 本 の 可 能 性 を 大 きく 高 めることになる 当 然 ながら 英 語 力 だけではなく 話 す 中 身 や 専 門 的 な 能 力 リーダーシップ 力 日 本 人 としてのアイデンティティなども 重 要 である しかし それらを 世 界 の 優 秀 な 人 材 と 切 磋 琢 磨 し 自 身 の 意 見 として 発 信 していくためには 英 語 での 意 思 疎 通 が 必 須 である 最 近 問 題 視 されている 日 本 近 代 史 の 学 習 においても それらを 英 語 で 教 え ることにより 日 本 人 だけでなく 国 際 的 な 理 解 が 深 まり 世 界 との 相 互 信 頼 を 得 るこ とに 繋 げることができる 日 本 の 良 さは 一 部 のリーダーによるものではなく 日 本 全 体 で 作 り 上 げているもの である 一 部 の 人 だけでなく 全 体 的 な 英 語 力 を 一 定 レベルまで 底 上 げすることが 世 界 に 誇 れる 日 本 を 広 く 発 信 することに 繋 がる 何 より 次 代 を 担 う 日 本 にいる 子 供 たちに 世 界 に 通 用 する 可 能 性 を 提 供 してあげることが 我 々の 役 目 の 一 つではない だろうか 9
2012 年 度 教 育 改 革 による 国 際 競 争 力 強 化 PT 2013 年 4 月 現 在 ( 敬 称 略 ) 委 員 長 三 木 谷 浩 史 ( 楽 天 取 締 役 会 長 兼 社 長 ) 委 員 有 馬 誠 (グーグル 代 表 取 締 役 ) 稲 垣 泰 弘 ( 小 松 製 作 所 執 行 役 員 ) 井 上 智 治 ( 井 上 ビジネスコンサルタンツ 代 表 取 締 役 ) 川 鍋 一 朗 ( 日 本 交 通 取 締 役 社 長 ) 佐 山 展 生 (GCA サヴィアン 取 締 役 ) 白 石 徳 生 (ベネフィット ワン 取 締 役 社 長 ) 田 代 桂 子 ( 大 和 証 券 執 行 役 員 ) 出 口 恭 子 (ベルシステム24 専 務 執 行 役 ) 中 村 紀 子 (ポピンズ 代 表 取 締 役 CEO) 樋 口 泰 行 ( 日 本 マイクロソフト 執 行 役 社 長 ) 平 井 康 文 (シスコシステムズ 執 行 役 員 社 長 ) 橘 フクシマ 咲 江 (G&S Global Advisors Inc. 取 締 役 社 長 ) 星 野 佳 路 ( 星 野 リゾート 取 締 役 社 長 ) 森 浩 生 ( 森 ビル 取 締 役 専 務 執 行 役 員 ) 安 田 結 子 (ラッセル レイノルス アソシエイツ シ ャハ ン イン ク マネーシ ンク テ ィレクタ ー/ 日 本 代 表 ) 安 渕 聖 司 ( 日 本 GE 取 締 役 GE キャピタル 社 長 兼 CEO) 四 方 ゆかり (グラクソ スミスクライン 取 締 役 ) 以 上 18 名 事 務 局 伊 藤 清 彦 ( 経 済 同 友 会 常 務 理 事 ) 篠 塚 肇 ( 経 済 同 友 会 政 策 調 査 第 3 部 部 長 ) 江 尻 陽 平 ( 経 済 同 友 会 政 策 調 査 第 1 部 マネジャー) 10