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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

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Transcription:

美 しい 星 へのいざない Invitation to Cool Earth 50 ~ 3つの 提 案 3つの 原 則 ~ 資 料 3 冒 頭 杉 田 日 本 経 済 新 聞 社 社 長 アジア 各 国 指 導 者 の 皆 様 御 来 賓 の 皆 様 本 日 各 方 面 でアジアを 代 表 する 皆 様 方 の 前 で スピーチをする 機 会 をいただい たことを 誠 にうれしく 思 います 本 日 の 会 合 の 関 係 者 の 皆 様 に 感 謝 申 し 上 げます 未 来 に 責 任 を 有 する 政 治 家 として 私 は 地 球 環 境 問 題 とりわけ 気 候 変 動 問 題 に 大 きな 関 心 を 持 っています アジアは 世 界 の 成 長 の 中 心 であり アジアでこの 問 題 への 対 応 を 怠 った 場 合 には 世 界 全 体 の 未 来 に 大 きな 悪 影 響 が 出 てくるおそれがあります 1 月 の 東 アジアサミットでは アロヨ 大 統 領 の 卓 越 した 指 導 力 により この 問 題 の 一 翼 を 担 うエネルギー 安 全 保 障 について 合 意 することができました 改 めて ア ロヨ 大 統 領 に 敬 意 を 表 します その 後 4 月 の 中 国 温 家 宝 首 相 米 国 ブッシュ 大 統 領 との 会 談 においても 気 候 変 動 問 題 の 解 決 に 向 けた 協 力 を 強 化 することで 一 致 しました こうした 経 緯 を 踏 まえ 本 日 この 問 題 に 対 する 私 の 考 え 方 と 提 案 を 皆 様 方 に 申 し 述 べたいと 思 います そして アジアの 皆 様 と 共 有 した 決 意 を 私 は 世 界 全 体 1

に 訴 えてまいります 問 題 提 起 地 球 と 人 類 の 歴 史 を 顧 みれば 世 界 中 に 眠 る 石 炭 や 石 油 などの 化 石 資 源 は 地 球 上 の 生 物 が 何 千 万 年 何 億 年 という 長 い 年 月 をかけて 大 気 中 の 二 酸 化 炭 素 を 少 しずつ 固 定 化 しながら 蓄 積 してきたものです しかし 我 々 人 類 は 産 業 革 命 に 突 入 してからわずか200 年 あまりで その 貴 重 な 遺 産 を 急 速 に 燃 やし 尽 くし 大 気 中 に 膨 大 な 量 の 二 酸 化 炭 素 を 放 出 しつつあるのです 気 候 変 動 に 関 する 政 府 間 パネル(IPCC)の 報 告 では 地 球 温 暖 化 は 疑 う 余 地 がないとされています 地 球 温 暖 化 が 進 行 すると 大 洪 水 や 干 ばつなどの 異 常 気 象 の 頻 度 が 高 まり また 感 染 症 による 健 康 被 害 が 増 加 することが 懸 念 されています さらに 水 資 源 の 枯 渇 により 食 糧 生 産 が 危 機 的 状 況 に 陥 るおそれがあります 今 こそ 我 々は 行 動 しなければなりません そうでなければ 将 来 の 子 孫 に 対 し どんな 顔 を 向 けられるでしょうか 一 方 で 我 々は この 問 題 に 精 力 的 に 取 組 んできました 京 都 議 定 書 は 人 類 が 温 室 効 果 ガス 削 減 という 具 体 的 な 温 暖 化 対 策 に 踏 み 出 した 第 一 歩 でありました た だ そこには 限 界 があることも 認 めざるを 得 ません このため 京 都 議 定 書 を 超 え て 世 界 全 体 が 参 加 する 排 出 削 減 のための 新 たな 枠 組 みを 作 ることが 必 要 です 現 在 この 試 みに 対 しては 大 きく3つの 懸 念 が 示 されています しかし 私 は これらの 懸 念 は 克 服 可 能 だと 考 えています 2

第 1の 懸 念 は 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 に 取 り 組 むと 経 済 成 長 が 阻 害 されるの ではないか ということです 私 は 技 術 の 開 発 や 社 会 生 活 の 改 革 に 人 類 の 叡 智 を 結 集 することにより 排 出 削 減 を 進 めながら 経 済 成 長 を 維 持 することが 可 能 であ ると 考 えます 特 に 優 れた 技 術 を 有 する 我 が 国 は その 両 立 に 大 いに 貢 献 するこ とができます 第 2の 懸 念 は 自 国 が 取 組 んでも 他 国 が 取 組 まなければ 地 球 規 模 での 問 題 解 決 にならないのではないか ということです 確 かにその 通 りです 温 暖 化 対 策 は 世 界 全 体 で 取 り 組 むべき 問 題 です 世 界 全 体 が 同 じ 地 球 に 暮 らし 大 気 を 共 有 して いるのです だからこそ 先 進 国 と 途 上 国 がともに 取 り 組 む 仕 組 みを 新 たに 導 入 する ことが 不 可 欠 です 第 3の 懸 念 は 途 上 国 に 対 策 を 求 めるのは 不 公 平 ではないか という 議 論 です 実 際 途 上 国 の 中 にも 大 量 に 温 室 効 果 ガスを 排 出 する 国 があり それらの 国 々の 参 加 が 不 可 欠 です 各 国 の 責 任 と 能 力 に 応 じて 取 り 組 むことのできる 仕 組 みとするこ とで バランスのとれた 枠 組 みを 構 築 することは 可 能 と 考 えます また 先 進 国 か ら 途 上 国 への 技 術 移 転 の 促 進 により 対 応 する 能 力 のギャップを 埋 めていくことも 必 要 です 我 が 国 は 深 刻 な 公 害 や2 度 にわたる 石 油 危 機 に 直 面 し 短 期 的 には 環 境 規 制 や 省 エネ 対 策 という 負 担 を 余 儀 なくされました しかし 今 ではこれらも 賢 い 長 期 的 投 資 だったと 評 価 されています なぜならば こうした 環 境 エネルギーの 厳 しい 制 約 に 対 し 官 民 が 一 体 となって 取 り 組 んだ 結 果 過 去 30 年 でエネルギー 効 率 が 3

37% 改 善 し また GDPが2 倍 となる 中 で 石 油 消 費 量 は8% 減 少 したのです さらに 燃 費 に 優 れた 自 動 車 や 省 エネ 型 の 電 気 機 器 を 開 発 することにより 高 い 国 際 競 争 力 を 実 現 しました その 鍵 は 優 れた 技 術 と 環 境 と 調 和 した 社 会 の 仕 組 み や 伝 統 そして 私 達 の 意 志 であったと 考 えます 提 案 の 全 体 像 本 日 私 は 皆 様 を2050 年 の 美 しい 星 地 球 にご 招 待 申 し 上 げたいと 思 います これからお 話 しすることは 私 が 提 唱 している 21 世 紀 環 境 立 国 戦 略 の 中 核 にもしていきます まず この 問 題 に 対 応 するために 次 の3つの 柱 からなる 戦 略 を 美 しい 星 50 という 名 のパッケージとして 提 案 したいと 思 います 第 1の 柱 は 世 界 全 体 の 温 室 効 果 ガスの 排 出 量 を 削 減 するための 長 期 戦 略 の 提 唱 であります 第 2の 柱 は 2013 年 以 降 の 温 暖 化 対 策 の 国 際 的 な 枠 組 みの 構 築 に 向 けた 3 原 則 の 提 唱 であります 第 3の 柱 は 我 が 国 として 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 を 確 実 にするため 国 民 運 動 を 展 開 するという 取 組 みであります 提 案 1: 長 期 戦 略 まず 第 1の 柱 である 長 期 戦 略 を 紹 介 します 4

戦 略 を 語 る 上 で 重 要 なことは 目 指 すべき 目 標 の 設 定 です 大 気 中 の 温 室 効 果 ガスの 濃 度 を 安 定 化 させるという 気 候 変 動 枠 組 条 約 の 目 標 の 達 成 のためには 世 界 全 体 の 排 出 量 を 自 然 界 の 吸 収 量 と 同 等 のレベルに 抑 え 込 む 必 要 があります このため 世 界 全 体 の 排 出 量 を 現 状 に 比 して2050 年 までに 半 減 する という 長 期 目 標 を 全 世 界 に 共 通 する 目 標 とすることを 提 案 します 現 状 の 世 界 の 排 出 量 は 自 然 界 の 吸 収 量 の2 倍 を 超 えており 大 気 中 の 濃 度 は 高 まる 一 方 であることを 考 えれば まず この 目 標 を 国 際 的 に 共 有 すべきです では この 目 標 をどのような 手 段 で 実 現 していけばよいのでしょうか 残 念 ながら 現 在 の 技 術 の 延 長 線 上 では この 2050 年 半 減 という 目 標 は 達 成 困 難 です したがって その 実 現 に 向 けて 革 新 的 技 術 の 開 発 とそれを 中 核 とする 低 炭 素 社 会 づくり という 長 期 のビジョンを 示 したいと 思 います まず 革 新 的 技 術 の 開 発 については 経 済 成 長 と 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 の 双 方 を 同 時 に 達 成 できる 技 術 を 国 際 協 力 により 開 発 していきたいと 考 えています 世 界 の3 割 を 占 める 石 炭 火 力 発 電 からの 二 酸 化 炭 素 の 排 出 量 をゼロにしようとい う 国 際 プロジェクトが 始 まっています 我 が 国 も こうした 取 組 みに 世 界 最 先 端 の 技 術 で 貢 献 いたします また 原 子 力 の 信 頼 性 と 安 全 性 を 高 めるとともに 高 温 ガス 炉 小 型 炉 など 先 進 的 な 原 子 力 発 電 技 術 を 開 発 し 安 全 で 平 和 的 な 利 用 を 拡 大 していきます さらに 太 陽 光 発 電 や 燃 料 電 池 の 低 コスト 化 や 高 効 率 化 を 進 め できるだけ 早 く 次 世 代 自 動 車 を 普 及 させます 5

産 業 部 門 では 例 えば 鉄 鉱 石 から 鉄 を 生 産 するときに コークスを 減 らし 水 素 を 用 いる 技 術 が 研 究 されています こういう 産 業 面 での 技 術 革 新 についても 飛 躍 的 に 進 めていきます 低 炭 素 社 会 づくり については 生 活 の 豊 かさの 実 感 と 二 酸 化 炭 素 の 排 出 削 減 が 同 時 に 達 成 できる 社 会 の 実 現 を 目 指 します 具 体 的 には 森 林 などの 自 然 と 共 生 した 生 活 公 共 交 通 等 の 効 率 的 な 移 動 システム コンパクトなまちづくりなど 生 活 様 式 や 社 会 システムの 変 革 にまで 踏 み 込 んだ 改 革 を 打 ち 出 していきます 我 が 国 としては 2050 年 半 減 の 長 期 目 標 とその 実 現 手 段 について 国 際 的 な 合 意 が 得 られるよう 各 国 に 精 力 的 に 働 きかけていきます また わが 国 の 優 れた 技 術 力 と 伝 統 的 な 社 会 の 仕 組 みなどを 活 用 して 大 いに 貢 献 していきます 特 に 日 本 には 昔 から もったいない の 心 があり 徹 底 したリサイクルが 行 わ れています また 緑 も 豊 かな 江 戸 時 代 のまちづくりに 代 表 される 良 き 伝 統 があり ます さらに 日 本 のGDP 当 たりの 二 酸 化 炭 素 排 出 量 は 世 界 の 主 要 国 の 中 で 最 も 少 なく また 公 共 交 通 機 関 を 使 う 割 合 は47%と 先 進 国 の 中 で 抜 きんでています こうしたわが 国 の 伝 統 と 優 れた 技 術 を 活 かし 環 境 と 調 和 した 美 しい 社 会 づくりを 日 本 モデル として 世 界 に 向 けて 発 信 していきます 提 案 2: 中 期 戦 略 地 球 はひとつであり 空 気 に 国 境 はありません いくら 立 派 な 戦 略 を 立 てても 地 球 上 のすべての 人 々が 参 画 するものでなければ 意 味 がありません 6

そこで2つ 目 の 柱 として 地 球 上 のすべての 人 々の 参 加 を 目 指 す2013 年 以 降 の 温 暖 化 対 策 の 具 体 的 枠 組 みを 設 計 するための 3 原 則 を 世 界 に 向 けて 提 案 い たします 第 1の 原 則 は 主 要 排 出 国 が 全 て 参 加 し 京 都 議 定 書 を 超 え 世 界 全 体 での 排 出 削 減 につながること であります 2050 年 半 減 という 世 界 の 目 標 の 実 現 に 向 けて 2013 年 以 降 の 温 暖 化 対 策 の 枠 組 みを 現 行 の 京 都 議 定 書 よりも 大 きく 前 進 するものにしなければなりま せん そのため 温 暖 化 対 策 に 地 球 全 体 で 取 り 組 むよう 世 界 で 一 番 多 く 二 酸 化 炭 素 を 排 出 している 米 国 二 番 目 の 中 国 五 番 目 のインドなど 主 要 な 排 出 国 が 全 て 参 加 する 枠 組 みを 構 築 しなければなりません 第 2の 原 則 は 各 国 の 事 情 に 配 慮 した 柔 軟 かつ 多 様 性 のある 枠 組 みとすること であります 全 ての 国 には 共 通 だが 差 異 ある 責 任 と 各 国 の 能 力 の 原 則 の 下 排 出 削 減 に 取 り 組 む 義 務 があります 先 進 国 と 途 上 国 の 取 組 みが 同 じである 必 要 はなく また 途 上 国 というグループの 中 でも 新 興 国 とその 他 の 国 との 間 では 能 力 も 事 情 も 異 な ります したがって 各 国 が 最 大 限 の 取 組 を 行 うことを 可 能 とするよう 柔 軟 かつ 多 様 性 のある 枠 組 みとすべきです 7

第 3の 原 則 は 省 エネなどの 技 術 を 活 かし 環 境 保 全 と 経 済 発 展 とを 両 立 するこ と であります 世 界 全 体 で 取 り 組 むためには 各 国 の 経 済 発 展 と 両 立 できることが 必 要 です 経 済 発 展 を 犠 牲 にすることを 求 める 枠 組 みでは 多 くの 国 の 参 加 は 望 めません 両 立 の 鍵 は 技 術 開 発 とその 普 及 にあります ハイブリッド 自 動 車 や 太 陽 電 池 の ような 先 進 技 術 の 進 歩 と その 活 用 を 促 進 するような 枠 組 みを 作 ることで 全 世 界 の 参 加 が 可 能 となります ( 資 金 メカニズム) これらの 原 則 を 実 現 していくため これ 以 上 の 地 球 の 温 暖 化 には ノー と 言 い 温 室 効 果 ガスの 排 出 の 抑 制 と 経 済 成 長 を 両 立 させようとする 志 の 高 い 途 上 国 を 我 が 国 は 広 く 支 援 することを 表 明 します 温 室 効 果 ガスの 排 出 削 減 や 森 林 保 全 海 面 上 昇 や 干 ばつなどの 温 暖 化 の 影 響 を 受 けやすい 地 域 の 対 策 クリーンなエネルギー の 利 用 促 進 など 我 が 国 の 技 術 と 経 験 を 生 かした 支 援 を 途 上 国 の 事 情 にきめ 細 か く 配 慮 しながら 行 っていきます ただし こうした 支 援 は 我 が 国 の 提 案 に 応 えて 自 国 の 政 策 を 積 極 的 に 変 えて いく 途 上 国 に 対 して 行 います したがって これは 日 本 から 政 策 と 協 力 を 提 案 発 信 する 新 しい 形 の 支 援 と 言 えましょう 我 が 国 は 他 国 の 排 出 の 結 果 国 土 の 水 没 砂 漠 化 等 の 危 機 に 晒 されている 途 上 国 特 に 最 貧 国 に 配 慮 していきたいと 思 います 8

そして こういった 支 援 のための 新 しい 資 金 メカニズム を 構 築 していきます 我 が 国 としては 単 に 従 来 行 っている 途 上 国 支 援 の 資 金 を 振 り 向 けるのではなく ある 程 度 の 長 期 で 相 当 規 模 の 新 たな 資 金 メカニズムの 構 築 を 検 討 し 他 の 先 進 国 や 世 銀 国 連 などの 国 際 機 関 にも 同 調 を 呼 びかけ 国 際 的 に 協 調 して 行 う 考 えです (エネルギーの 取 組 ) また 気 候 変 動 問 題 と 密 接 不 可 分 なエネルギー 対 策 面 からのアプローチとして 省 エネ 目 標 などの 策 定 に 関 する セブ 宣 言 を 発 展 させ エネルギー 効 率 の 向 上 に 関 するこの 取 組 みを 世 界 に 拡 大 します さらに 原 子 力 の 安 全 で 平 和 的 な 利 用 拡 大 のための 国 際 的 な 取 組 みや 途 上 国 への 原 子 力 導 入 のための 基 盤 整 備 を 始 めとする 支 援 を 積 極 的 に 推 進 します (その 他 の 手 法 の 検 討 ) これらのほか 中 期 戦 略 を 実 現 するため 例 えば 途 上 国 の 公 害 対 策 と 温 暖 化 対 策 との 一 体 的 取 組 みのための 協 力 方 策 や 排 出 量 取 引 経 済 的 インセンティブなど 様 々な 手 法 の 議 論 が 行 われています これらの 手 法 について 我 が 国 や 諸 外 国 の 経 験 を 踏 まえ 施 策 の 効 果 や 経 済 への 影 響 など 幅 広 い 観 点 から 検 討 していきます 提 案 3: 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 に 向 けた 国 民 運 動 の 展 開 提 案 の 第 3の 柱 は 我 が 国 の 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 に 向 けた 国 民 運 動 の 展 開 です 9

日 本 が 約 束 した6% 削 減 目 標 を 確 実 に 達 成 するため 総 力 を 挙 げて 国 民 全 体 で 取 り 組 む 決 意 です 特 に 排 出 量 の 伸 びが 著 しいオフィスや 家 庭 を 中 心 に 新 たな 対 策 を 追 加 し 本 年 度 中 に 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 を 見 直 します 政 府 は すべての 公 用 車 を 低 公 害 車 にするなど 温 室 効 果 ガスの 削 減 に 率 先 して 取 組 み 既 に 大 きな 効 果 を 挙 げています 自 治 体 や 主 要 な 業 務 部 門 に 計 画 の 公 表 を 要 請 し 行 動 の 加 速 化 を 促 したいと 思 います また 国 民 運 動 を 展 開 し 制 度 的 な 対 応 を 含 めて 取 組 みを 強 化 していきます 1 人 1 日 1kg の 温 室 効 果 ガスの 削 減 をモットーとして ライフスタイルの 見 直 しや 家 庭 と 職 場 での 努 力 や 工 夫 を 呼 びかけます 具 体 的 には クールビズの 定 着 ゴミの 減 量 白 熱 球 の 蛍 光 ランプへの 交 換 省 エネルギーのアドバイス 事 業 などを 推 進 します さらに 国 民 運 動 の 展 開 については 新 しい 提 案 を 公 募 し 効 果 が 確 認 されれば 積 極 的 に 採 用 していきたいと 考 えています 結 び 以 上 のとおり 私 は 日 本 国 民 とともに 温 暖 化 対 策 に 最 大 限 の 取 組 みを 行 ってい く 決 意 であります そして 先 進 国 途 上 国 を 問 わず 各 国 が 私 の 招 待 に 応 え 20 50 年 の 美 しい 星 に 向 かって 共 に 歩 んでいくことを 望 みます 私 は この 提 案 に 沿 って 努 力 を 継 続 し 来 年 の 北 海 道 洞 爺 湖 サミットで 成 果 を 上 げられるよう 取 り 組 んでまいりますので 皆 様 のご 理 解 とご 協 力 をお 願 い 申 し 上 げ 10

ます 美 しい 国 という 私 の 考 えは 地 球 環 境 との 調 和 を 図 りつつ 人 類 が 発 展 を 続 ける ため 文 明 のあり 方 を 転 換 すべきではないかという 問 題 提 起 でもあります 我 が 国 は 良 き 伝 統 と 世 界 最 先 端 の 技 術 を 存 分 に 発 揮 し 渾 身 の 努 力 を 重 ねることで 全 人 類 の 文 明 に 対 し 必 ず 大 きな 貢 献 ができると 信 じています 美 しい 星 の 実 現 に 向 け 皆 さん 手 を 携 え 共 に 取 り 組 もうではありませんか ご 清 聴 ありがとうございました 11

美 しい 星 へのいざない Invitation to Cool Earth 50 問 題 提 起 京 都 議 定 書 を 超 えて 世 界 全 体 が 参 加 する 排 出 削 減 のための 新 たな 枠 組 み 作 りが 必 要 新 たな 枠 組 み 作 りという 試 みに 対 して 次 の3つの 懸 念 が 表 明 さているが いずれの 懸 念 も 克 服 可 能 ( 第 1に) 排 出 削 減 に 取 り 組 むと 経 済 成 長 が 阻 害 されるのではないか? ( 第 2に) 自 国 が 取 組 んでも 他 国 が 取 組 まなければ 問 題 解 決 にならないのではないか? ( 第 3に) 途 上 国 に 対 策 を 求 めるのは 不 公 平 ではないか? 我 が 国 は 深 刻 な 公 害 や 石 油 危 機 を 乗 り 越 え GDPを 2 倍 とする 中 で 石 油 消 費 を 8% 減 少 問 題 解 決 の 鍵 は 優 れた 技 術 環 境 と 調 和 した 社 会 の 仕 組 みや 伝 統 私 達 の 意 志 提 案 の 全 体 像 本 日 皆 様 を 2050 年 の 美 しい 星 地 球 に 招 待 したい このため 次 の3つの 柱 からなる 美 しい 星 50(Cool Earth 50) というパッケージを 提 案 提 案 1: 世 界 全 体 の 排 出 量 削 減 のための 長 期 戦 略 の 提 唱 世 界 全 体 の 排 出 量 を 現 状 から 2050 年 までに 半 減 という 長 期 目 標 を 世 界 共 通 目 標 として 提 案 その 達 成 のため 革 新 的 技 術 の 開 発 と 低 炭 素 社 会 づくり という 長 期 ビジョンを 提 示 提 案 2:2013 年 以 降 の 国 際 枠 組 み 構 築 に 向 けた 3 原 則 の 提 唱 2013 年 以 降 の 温 暖 化 対 策 の 具 体 的 枠 組 みを 設 計 するための 3 原 則 を 世 界 に 提 案 ( 第 1) 主 要 排 出 国 が 全 て 参 加 し 京 都 議 定 書 を 超 え 世 界 全 体 での 排 出 削 減 につながること ( 第 2) 各 国 の 事 情 に 配 慮 した 柔 軟 かつ 多 様 性 のある 枠 組 みとすること ( 第 3) 省 エネなどの 技 術 を 活 かし 環 境 保 全 と 経 済 発 展 とを 両 立 すること 我 が 国 として 志 の 高 い 途 上 国 の 支 援 のために 新 たな 資 金 メカニズム を 国 際 協 調 で 構 築 エネルギー 効 率 の 向 上 の 取 組 を 世 界 に 拡 大 原 子 力 利 用 拡 大 の 国 際 取 り 組 みや 基 盤 整 備 の 支 援 公 害 対 策 と 温 暖 化 対 策 の 一 体 的 取 組 排 出 量 取 引 経 済 的 インセンティブなどの 手 法 を 検 討 提 案 3: 京 都 議 定 書 の 目 標 達 成 に 向 けた 国 民 運 動 の 展 開 京 都 議 定 書 の6% 削 減 目 標 達 成 に 向 けて 京 都 議 定 書 目 標 達 成 計 画 を 見 直 す 政 府 の 率 先 的 取 組 みを 進 め 自 治 体 や 主 要 な 業 務 部 門 の 行 動 の 加 速 化 を 促 す 国 民 運 動 を 展 開 し 1 人 1 日 1kg 削 減 のモットーの 下 で 様 々な 努 力 や 工 夫 を 呼 びかけ また 国 民 運 動 の 展 開 について 新 しい 提 案 を 公 募 し 採 用 する 結 び 美 しい 国 という 私 の 考 えは 地 球 環 境 との 調 和 を 図 りつつ 人 類 が 発 展 を 続 けるため 文 明 のあ り 方 を 転 換 すべきではないかとの 問 題 提 起 でもある 美 しい 星 の 実 現 に 向 け 手 を 携 えて 共 に 取 り 組 もうではありませんか

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