(6)ストレスと 学 校 への 適 応 1 いじめ 問 17 いじめ とはどのようなことだと 思 いますか (いくつでも) 1. 暴 力 をふるう 5. 本 人 に 聞 こえるような 悪 口 を 言 う 2.お 金 や 物 を 取 り 上 げる 6. 本 人 がいない 場 所 で 悪 口 を 言 う 3. 人 の 持 ち 物 にいたずらをする 7.むしして 口 をきかない 4.いやなことをさせる 8. 相 手 がいやがることはすべて 問 17 いじめとは( 小 学 生 ) 問 17 いじめとは( 中 学 生 ) 嫌 なことさせる 78.7 72.9 69.1 79.7 嫌 がること 全 部 71.8 71.8 75.7 80.4 暴 力 をふるう 76.4 77.1 65.9 79.6 暴 力 をふるう 67.4 71.8 64.6 75.8 嫌 がること 全 部 71.4 71.6 68.3 78.6 嫌 なことさせる 67 70.4 70 73.1 本 人 の 悪 口 言 う 持 ち 物 にいたずら 67.8 72.1 63.3 75.5 64.3 64.6 61.4 67.8 本 人 の 悪 口 言 う 無 視 する 62.1 68.1 67.9 66.7 68.3 70.3 68.2 64.4 本 人 の 陰 口 言 う 54.4 61.6 60.2 65.6 持 ち 物 にいたずら 64.7 68 65.4 63.7 無 視 する 57.9 64.4 57.6 65.6 本 人 の 陰 口 言 う 43.9 47.6 59.3 55.2 金 やものを 取 る 62.8 57.9 46.2 59.7 金 やものを 取 る 65.3 64.5 55.4 66.4 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 では 嫌 なことをさせる 暴 力 をふるう 嫌 がることはすべて 本 人 のいない 場 所 で 悪 口 を 言 う の 順 でいじめであるという 認 識 が 強 く 約 8 割 である 次 いで 人 の 持 ち 物 にい たずらをする 本 人 に 聞 こえるような 悪 口 を 言 う 無 視 して 口 をきかない であり 約 7 割 で ある しかし 金 や 物 を 取 る については 唯 一 6 割 を 下 回 っている いっぽう 中 学 生 では 嫌 がることがすべて が 最 も 高 く 約 8 割 がいじめであると 回 答 してい る 次 いで 暴 力 をふるう が8 割 弱 嫌 なことをさせる が7 割 強 と 高 く いじめである 認 識 が 強 い それ 以 外 の 項 目 も6 割 から7 割 を 超 える 割 合 でいじめと 感 じているが 本 人 に 聞 こえる ような 悪 口 を 言 う についてのみ 6 割 を 下 回 っている < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 小 学 生 では 平 成 まで 減 少 傾 向 が 見 られた 項 目 が 平 成 では 増 加 している (*) これは いじめと 感 じる 行 為 に 対 して 敏 感 になり いじめであるという 認 識 が 強 まったためだと 考 えられる いっぽう 中 学 生 では 嫌 がることはすべて 嫌 なことをさせる 暴 力 をふるう について いじめであるという 認 識 が 年 を 経 る 毎 に 強 まる 傾 向 にある (*) それ 以 外 の 項 目 については6 割 か ら7 割 と 横 ばいで いじめである 認 識 の 変 化 はほとんど 見 られない (*) また 本 人 がいない 場 所 で 悪 口 を 言 う は 平 成 までは 増 加 傾 向 が 見 られたが (*) 平 成 で 減 少 している - 53 -
問 18 過 去 1 年 間 に いじめ を 受 けたことがありますか 1.ある 2.ない 問 19 過 去 1 年 間 に いじめ をしたことがありますか 1.ある 2.ない 問 20 過 去 1 年 間 に いじめ の 現 場 を 見 たことがありますか 1.ある 2.ない 問 18~20 いじめの 体 験 ( 小 学 生 ) 問 18~20 いじめの 体 験 ( 中 学 生 ) いじめを 受 けた 36.7 35 33.2 52.5 いじめを 受 けた 16.5 21.1 23.8 18.9 いじめをした 25.7 39.6 27.7 21.9 いじめをした 19.4 19.2 23.3 13 いじめ 現 場 を 見 た 45.5 49.3 41.1 62.9 いじめ 現 場 を 見 た 40 46.5 49.2 30.9 A そのいじめをとめるために 何 かしましたか 1.した 2.しなかった 問 20A いじめを 止 めるために 何 かした( 小 学 生 ) 問 20A いじめを 止 めるために 何 かした( 中 学 生 ) いじめ 止 めた 53.3 57.6 52.8 いじめ 止 めた 30.1 24.8 28.7 31.4 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 では いじめを 受 けた と 回 答 している 割 合 は 約 3 割 いじめをした と 回 答 し ている 割 合 は 約 2 割 である また いじめの 現 場 を 見 た と 回 答 している 割 合 は 約 4 割 そ の 中 で いじめを 止 めた と 回 答 している 割 合 は5 割 強 である それに 対 して 中 学 生 では いじめを 受 けた と 回 答 している 割 合 は 約 2 割 いじめをし た と 回 答 している 割 合 は1 割 強 であり 小 学 生 よりも 低 い 割 合 である また いじめの 現 場 を 見 た と 回 答 している 割 合 は 約 3 割 であり その 中 で いじめを 止 めた と 回 答 している 割 合 は 約 3 割 程 度 である これも 小 学 生 よりも 低 い 割 合 である 中 学 生 では 小 学 生 よりも いじめに 対 して 関 わりを 避 ける 傾 向 がうかがえる < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 小 学 生 では いじめを 受 けた いじめをした いじめの 現 場 を 見 た の 項 目 に 減 少 傾 向 が 見 られ いじめが 減 少 していると 考 えられる (*) また いじめを 止 めた の 項 目 は 約 5 割 から 約 6 割 と 横 ばいであり (*) いじめに 対 して 良 い 関 わりができる 児 童 が 多 いと 考 え られる いっぽう 中 学 生 では 平 成 まで 増 加 傾 向 が 見 られた いじめを 受 けた い じめをした いじめの 現 場 を 見 た が (*) 平 成 では 大 きく 減 少 した また い じめを 止 めた との 項 目 では 若 干 の 増 加 傾 向 が 見 られ (*) 少 しずついじめに 対 して 関 わろ うとしていることがうかがえる - 54 -
2 ストレス 問 4 この1ヶ 月 くらいの 間 で 次 のA~Kのようなことがありますか (よくある ときどきある あまりない まったくないから 選 択 ) A 朝 なかなか 起 きられない G イライラする B 夜 なかなか 眠 れない H 自 分 の 性 格 がいやになる C 午 前 中 頭 がぼんやりする I 死 にたいと 思 うことがある D つかれやすい J 何 もする 気 になれない E 肩 がこる K 人 や 物 にあたりたくなる F おなかが 痛 くなる グラフは よくある ときどきある を 合 わせたものである 問 4 ストレスの 体 験 ( 小 学 生 ) 問 4 ストレスの 体 験 ( 中 学 生 ) よくある+ときどきある よくある+ときどきある 朝 起 きれない 夜 眠 れない つかれやすい イライラする おなかが 痛 くなる 人 や 物 にあたる 午 前 中 ぼんやりする 何 もしたくない 自 分 の 性 格 がいや 肩 がこる 死 にたくなる 55 54 53.8 53.5 54.1 51.3 50.9 48.6 48 46.2 46.4 51.9 52.5 43.9 43.2 39.7 41.6 42.7 38.1 41.7 38.4 33.2 32.9 35.6 39.6 30.7 31.9 33.9 31.9 30.5 29.3 31.8 30.8 29.8 26.5 26.3 21.9 22.6 23.5 22.1 22.6 17.9 18 朝 起 きれない つかれやすい イライラする 午 前 中 ぼんやりする おなかが 痛 くなる 自 分 の 性 格 がいや 夜 眠 れない 何 もしたくない 肩 がこる 人 や 物 にあたる 死 にたくなる 73.2 74.7 74.2 73 70.1 69.6 68.4 68.1 54.5 55.4 56.1 56.1 56.9 54.9 54.6 43.9 46.3 47.9 48.9 42.4 48.4 53.9 48.7 46.1 49 47 48.3 52.6 46.6 50.1 46.6 39.6 39.9 38.5 40.8 43.1 44.5 42.2 35.2 29.5 21.2 20.1 20 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 では 朝 なかなか 起 きられない 夜 なかなか 眠 れない が5 割 を 超 え 上 位 を 占 める また 死 にたいと 思 うことがある は 唯 一 2 割 を 下 回 っており 最 も 低 い 割 合 である 中 学 生 では 朝 なかなか 起 きられない つかれやすい が7 割 前 後 で 上 位 を 占 める また 小 学 生 と 同 様 に 死 にたいと 思 うことがある の 割 合 がもっとも 低 く 2 割 である 全 体 的 に 中 学 生 の 方 が 小 学 生 よりもストレスを 強 く 感 じていることが 言 える また 参 考 とし ては 男 子 よりも 女 子 の 方 が ストレスを 感 じている < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 小 学 生 中 学 生 ともに 朝 なかなか 起 きられない つかれやすい はほぼ 横 ばいで 変 化 はあまり 見 られない (*) 小 学 生 では 増 加 傾 向 が 見 られる 項 目 はなく イライラする 人 や 物 にあたりたくなる 何 もする 気 になれない 自 分 の 性 格 がいやになる のように 年 を 経 る 毎 に 減 少 傾 向 が 見 られる 項 目 がある (*) 中 学 生 では 小 学 生 とは 異 なり 人 や 物 にあたりたくなる が 減 少 傾 向 であること 以 外 は ほぼ 横 ばいで 変 化 が 見 られない 項 目 がほとんどである (*) - 55 -
3 学 校 への 適 応 問 24 学 校 へ 行 きたくないと 思 うことがありますか 1.よくある 2.ときどきある 3.あまりない 4.まったくない グラフは よくある ときどきある を 合 わせたものである 問 24 学 校 へ 行 きたくないと 思 うことがある よくある+ときどきある 63.4 小 学 校 57.2 53.1 48.5 66.2 中 学 校 61.2 63.2 54.5 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 では5 割 弱 中 学 生 では5 割 強 と 中 学 生 の 方 が 学 校 へ 行 きたくないと 思 うこ とが よくある ときどきある と 答 えて いる < 平 成 から を 通 し ての 比 較 > 学 校 へ 行 きたくない 割 合 は 年 を 経 る 毎 に 減 少 傾 向 が 見 られる (*) A 学 校 へ 行 きたくないと 思 うのは おもにどんなときですか (3つまで) 1. 友 だちとうまくいかないとき 6. 行 くのがめんどうなとき 2. 先 生 に 会 いたくないとき 7.なんとなく 不 安 なとき 3.いやな 授 業 があるとき 8. 好 きなことができないとき 4.いやな 行 事 があるとき 9. 特 に 理 由 が 思 いつかない 5. 体 の 調 子 が 悪 いとき Bへすすむ 問 24A 学 校 へ 行 きたくない 理 由 ( 小 学 生 ) 問 24A 学 校 へ 行 きたくない 理 由 ( 中 学 生 ) 体 調 が 悪 い 48.6 47.4 42.3 45.5 行 くのが 面 倒 56.4 53.4 54 行 くのが 面 倒 35.2 32.9 39.2 35.9 体 調 が 悪 い 42.6 44.6 42.2 38.6 友 とうまくいかない 29.1 32.9 27.4 35.3 嫌 な 授 業 がある 42.9 34.3 36.9 27.2 嫌 な 授 業 がある なんとなく 不 安 嫌 な 行 事 がある 41.3 36.3 39.5 35.1 26.6 29.7 25.6 29.6 18.9 18.4 16.4 16.2 友 とうまくいかない なんとなく 不 安 嫌 な 行 事 がある 25.5 26.1 25.3 23.6 19.7 22.2 22.1 20.8 23 20.9 17.9 17.4 先 生 に 会 いたくない 14.6 8.2 13.6 11.2 先 生 に 会 いたくない 11.6 8.8 8.4 8.7 好 きなことができない 7.3 7.4 6.7 8.2 好 きなことができない 5.4 6.2 6 5.3 特 に 理 由 はない 3.1 12.1 9.7 8.5 特 に 理 由 はない 1 8.4 7.3 10.3-56 -
< 平 成 の 結 果 > 学 校 へ 行 きたくないと 思 う 理 由 については 小 学 生 では 体 の 調 子 が 悪 いとき が4 割 強 ともっとも 高 い 割 合 を 示 す 次 いで 行 くのがめんどうなとき いやな 授 業 があると き 友 だちとうまくいかないとき であり 3 割 強 である いっぽう 中 学 生 では 行 くのがめんどうなとき が5 割 強 ともっとも 高 い 割 合 を 示 す 次 いで 体 の 調 子 が 悪 いとき で 約 4 割 いやな 授 業 があるとき が3 割 弱 友 だち とうまくいかないとき が2 割 強 と 続 く 小 学 生 中 学 生 ともに 学 校 へ 行 きたくない 理 由 の 多 くは 共 通 したものを 挙 げている ことがわかった また 全 体 的 には 小 学 生 の 方 が 理 由 がはっきりしていて 中 学 生 の 方 は 行 くのがめんどう といったように はっきりしていない 理 由 が 多 くなっている < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 学 校 へ 行 きたくないと 思 う 理 由 については 小 学 生 では いやな 授 業 があるとき いやな 行 事 があるとき に 減 少 傾 向 が 見 られる (*) しかし 体 の 調 子 が 悪 いと き 友 だちとうまくいかないとき なんとなく 不 安 なとき は 平 成 で 増 加 している これは 中 学 生 には 見 られない いっぽう 中 学 生 では 行 くのがめんどうなとき 体 の 調 子 が 悪 いとき いや な 授 業 があるとき 友 だちとうまくいかないとき に 減 少 傾 向 が 見 られる (*) そ れ 以 外 の 項 目 では ほぼ 横 ばいで 変 化 はほとんど 見 られない B 学 校 へどうしても 行 きたくないとき 家 の 人 にどうしてほしいですか 1. 行 くように 言 ってほしい 3. 何 もしないでそっとしておいてほしい 2. 理 由 を 聞 いてほしい 問 25へすすむ 問 24B 家 の 人 に 望 むこと( 小 学 生 ) 問 24B 家 の 人 に 望 むこと( 中 学 生 ) 行 くように 言 う 9.6 7.3 14.2 8.3 行 くように 言 う 6.2 5.2 2.2 7.7 理 由 を 聞 く 37.2 27.4 34.1 34.6 理 由 を 聞 く 20.6 22.4 18.4 19.7 何 もしない 53.2 65.3 51.8 57.1 何 もしない 73.1 72.3 79.5 72.6 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 中 学 生 ともに 学 校 に 行 きたくないときには 何 もしないでそっとしておいて ほしい と 考 えている 割 合 が 一 番 高 い また 小 学 生 では 理 由 を 聞 いてほしい が3 割 強 おり 中 学 生 と 比 べて 高 い 割 合 である < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 小 学 生 では 何 もしないでそっとしておいてほしい が 第 2 次 調 査 で6 割 を 超 えてい る 以 外 は 5 割 強 の 結 果 である また 理 由 を 聞 いてほしい という 対 応 は 第 2 次 調 査 のみ3 割 を 下 回 ったがそれ 以 外 は3 割 強 の 結 果 である 行 くように 言 ってほしい と いう 対 応 は 年 を 経 てもそれほど 望 んではいないという 結 果 である いっぽう 中 学 生 では 何 もしないでそっとしておいてほしい が 第 3 次 調 査 で 約 8 割 と 高 くなったが それ 以 外 は7 割 強 の 結 果 である また 理 由 を 聞 いてほしい は 毎 回 大 きな 変 化 はなく ほぼ 横 ばいである 行 くように 言 ってほしい という 対 応 は 小 学 生 同 様 年 を 経 てもそれほど 望 んでいない - 57 -
4 給 食 を 残 す 理 由 問 23 給 食 を 残 すことがありますか 1.ほとんど 残 さない 2.ときどき 残 す 3.よく 残 す 問 23 給 食 を 残 すか( 小 学 生 ) 問 23 給 食 を 残 すか( 中 学 生 ) ほとんど 残 さない 31.8 38 42.8 54 ほとんど 残 さない 28.1 30.6 31.7 39 ときどき 残 す 40.9 35.3 35.3 30.3 ときどき 残 す 42 41.1 42.2 39.7 よく 残 す 27.3 26.7 21.8 15.7 よく 残 す 29.9 28.3 26.1 21.2 A 給 食 を 残 す 理 由 は 何 ですか 1.きらいな 物 があるから 4. 時 間 がたりないから 2. 多 すぎて 食 べきれないから 5. 太 りたくないから 3. 味 が 合 わないから 6. 食 べてはいけない 物 があるから 問 23A 給 食 を 残 す 理 由 ( 小 学 生 ) 問 23A 給 食 を 残 す 理 由 ( 中 学 生 ) 嫌 いな 物 がある 47.6 41.4 47.4 35.5 時 間 がたりない 24.5 28.9 25.7 32.6 食 べきれない 23.8 27.7 21.3 22.4 嫌 いな 物 がある 23 39 39.3 47.3 時 間 がたりない 味 が 合 わない 6.6 6.3 4.1 3.4 18.2 22.1 23.6 18.8 食 べきれない 味 が 合 わない 24.1 19.7 16.7 15.2 9.9 10.4 6.9 4.9 太 りたくない 2.2 1.5 1.5 2.8 太 りたくない 1.8 1.3 2.4 2.6 食 べてダメなもの 1.6 1 2.1 1.4 食 べてダメなもの 0.7 0.4 1.1 1 < 平 成 の 結 果 > 小 学 生 では ほとんど 残 さない が 最 も 高 い 割 合 であり 5 割 強 である また よ く 残 す は2 割 にも 満 たず 低 い 割 合 である いっぽう 中 学 生 では ときどき 残 す ほとんど 残 さない が それぞれ4 割 弱 であ る また よく 残 す は2 割 強 で 小 学 生 より 高 い 割 合 を 示 す < 平 成 から を 通 しての 比 較 > 小 学 生 中 学 生 ともに ほとんど 残 さない に 増 加 傾 向 が 見 られる (*) - 58 -