1.マクロ 動 向 日 本 の 潜 在 成 長 率 は 低 下 傾 向 にある 成 長 戦 略 が 掲 げる 名 目 3% 実 質 2% 成 長 の 達 成 には 相 当 の 努 力 が 必 要 潜 在 成 長 率 は 労 働 資 本 TFP( 全 要 素 生 産 性 )の 寄 与 に 分 けられる

資 料 1 ノベショについて ( 事 務 局 説 明 資 料 ) 1.マクロ 動 向 2.ノベショとその 要 因 等 の 概 念 整 理 3.ノベショ 生 産 性 と 要 因 の 関 係 4.ノベショを 支 える 要 因 の 動 向 5. 政 策 対 応 平 成 24 年 2 月 29 日 経 済 社 会 構 造 に 関 する 有 識 者 会 議

1.マクロ 動 向 日 本 の 潜 在 成 長 率 は 低 下 傾 向 にある 成 長 戦 略 が 掲 げる 名 目 3% 実 質 2% 成 長 の 達 成 には 相 当 の 努 力 が 必 要 潜 在 成 長 率 は 労 働 資 本 TFP( 全 要 素 生 産 性 )の 寄 与 に 分 けられるが 高 齢 化 の 進 展 を 踏 まえると 成 長 率 を 高 めるためには 社 会 のあらゆる 場 面 でノ ベショを 実 現 しTFPの 伸 びを 高 める 必 要 日 本 の 経 済 成 長 率 1 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 名 目 成 長 率 実 質 成 長 率 潜 在 成 長 率 5.0 4.0 3.0 成 長 会 計 労 働 の 寄 与 TFP 上 昇 率 資 本 の 寄 与 4.0 3.0 1.0 1.0 1.0 3.0 1981 1983 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 1.0 1981 1990 1991 2000 2001 2010 4.0 5.0 ( 出 所 ) 内 閣 府 国 民 経 済 計 算 及 び 内 閣 府 推 計 1

5.0 4.0 3.0 1.0 1.0 2000 年 代 の 日 本 の 特 徴 労 働 : 労 働 時 間 がマナに 寄 与 労 働 の 質 はプに 寄 与 資 本 :ICT 資 本 非 ICT 資 本 ともプの 寄 与 は 小 さい TFP:90 年 代 より2007 年 までは 改 善 するも 伸 びは 低 い 成 長 会 計 の 各 国 比 較 日 本 5.0 4.0 3.0 1.0 1980 84 1985 89 1990 94 1995 99 2000 04 2005 07 1.0 ( 注 ) 付 加 価 値 成 長 率 ICT 資 本 の 寄 与 非 ICT 資 本 の 寄 与 TFPの 寄 与 労 働 時 間 の 寄 与 労 働 の 質 の 寄 与 英 国 1980 84 1985 89 1990 94 1995 99 2000 04 2005 07 1 5 4 3 2 1 0 2 ツ 1980 84 1985 89 1990 94 1995 99 2000 04 2005 07 5.0 米 国 5.0 フ 4.0 4.0 4.0 3.0 3.0 3.0 1.0 1.0 1.0 1980 84 1985 89 1990 94 1995 99 2000 04 2005 07 1.0 1980 84 1985 89 1990 94 1995 99 2000 04 2005 07 1.0 1.0 1980 841985 891990 941995 992000 042005 07 ( 出 所 )EU KLEMS 2009デタベ 2 5.0 タ

2.ノベショとその 要 因 等 の 概 念 整 理 ノベショとは 新 製 品 の 開 発 や 生 産 方 法 の 改 善 に 加 え マケティグ 方 法 の 改 善 組 織 形 態 の 改 革 も 含 む マクロ 経 済 的 には 人 口 移 動 や 高 齢 化 に 伴 い 社 会 の 嗜 好 が 変 化 することに よってもノベショの 機 会 が 生 じる(フノベショなど) ノベショの 担 い 手 は 企 業 だけでなく 社 会 的 課 題 や 地 球 的 課 題 に 取 り 組 む 非 営 利 部 門 や 公 的 部 門 も 含 まれる(グノベショなど) ノベショの 類 型 ノベショの 担 い 手 新 しい 又 は 非 常 に 改 善 した 製 品 サビ デザやパッケジ 販 売 促 進 価 格 付 けにお ける 大 きな 変 化 を 伴 う マケティグ 方 法 企 業 部 門 新 しい 又 は 非 常 に 改 善 した 生 産 方 法 や 配 達 方 法 ビジネ 慣 行 職 場 の 組 織 対 外 関 係 におけ る 新 しい 方 法 非 営 利 部 門 公 的 部 門 ( 環 境 医 療 介 護 教 育 等 ) ( 注 )OECD Oslo manual(2005)(ノベショに 関 する 指 標 を 比 較 可 能 な 形 にするためにOECDが 作 成 したマニュ)に 基 づく 3

ノベショに 影 響 を 与 える 多 様 な 要 因 と 政 策 対 応 企 業 外 的 要 因 製 品 サビ 市 場 環 境 競 争 環 境 ( 参 入 退 出 ) ネットワク 環 境 (クタ 産 学 官 ) グロバ 化 企 業 内 的 要 因 研 究 開 発 無 形 資 産 (ブ 著 作 権 他 ) IT 資 本 人 的 資 本 労 働 市 場 金 融 市 場 経 営 資 源 参 入 障 壁 除 去 規 制 制 度 改 革 起 業 創 業 支 援 公 共 調 達 改 革 教 育 訓 練 政 策 対 応 目 標 設 定 と 資 源 配 分 研 究 開 発 経 済 連 携 推 進 成 長 マネ 供 給 税 制 補 助 金 知 的 財 産 戦 略 4

3.ノベショ 生 産 性 と 要 因 の 関 係 グロバ 化 と 生 産 性 は 正 の 関 係 新 規 参 入 に 加 えて 企 業 内 の 生 産 性 上 昇 や 製 品 転 換 による 生 産 性 上 昇 も 重 要 ノベショ 生 産 性 に 影 響 を 与 える 要 素 についての 定 性 的 定 量 的 分 析 (その1)( 未 定 稿 ) 要 素 グロバ 化 新 規 参 入 退 出 プロダクト ッチ グ 分 析 例 グロバ 化 と 国 内 産 業 企 業 の 生 産 性 との 間 に 正 の 関 係 が 存 在 することが 多 くの 実 証 分 析 によって 示 されてきた( 宮 川 滝 澤 (2012))(ただし もともと 生 産 性 の 高 い 企 業 がグロバ 化 するという 自 己 選 択 効 果 (Self selection effect)が 多 い 点 に 留 意 ) FDIによる 生 産 性 向 上 効 果 (Learning effect)は 非 製 造 業 で 統 計 的 に 有 意 (Ito(2007)) 海 外 子 会 社 での 先 端 的 な 研 究 開 発 は 日 本 の 親 会 社 の 生 産 性 を 向 上 させることを 示 した (Todo&Shimizutani(2008)) 海 外 からの 輸 入 競 争 にさらされるセクタは 当 該 企 業 の 生 産 性 向 上 非 効 率 企 業 の 退 出 により 生 産 性 上 昇 率 が 高 い(Syverson(2011)) 輸 出 と 研 究 開 発 との 両 方 の 活 動 を 行 っている 企 業 のパフォマは 突 出 して 高 く 生 産 性 成 長 率 も 高 い 両 活 動 が 生 産 性 に 対 して 何 らかの 補 完 的 な 影 響 を 持 っていることを 示 唆 ( 伊 藤 松 浦 (2010)) 社 齢 が 若 いほど TFP 水 準 TFP 上 昇 率 共 に 高 い( 深 尾 権 (2011)) いわゆる ソビ 企 業 ( 金 融 機 関 から 資 金 補 助 を 受 けている 企 業 ) が 増 加 した 産 業 の 生 産 性 上 昇 率 は 低 い(Caballero et al(2008)) 企 業 の 純 参 入 効 果 はそれほど 大 きくなく 企 業 内 の 生 産 性 向 上 効 果 が 全 体 の 生 産 性 変 動 に 大 きな 影 響 ( 宮 川 滝 澤 (2012)) 日 本 の 製 造 業 の 生 産 の 動 きは 製 品 構 成 の 変 化 (product switching)が 大 きな 影 響 この 製 品 転 換 は 規 制 が 少 ない 産 業 で 活 発 製 品 転 換 を 行 った 企 業 ほど 生 産 性 が 向 上 (Kawakami & Miyagawa(2010)) 企 業 のTFPは 生 産 する 財 の 数 と 正 の 相 関 がある( 米 国 企 業 デタ:Bernard, Redding and Schott(2010)) ( 注 )プロダクト ッチグとは 企 業 における 製 品 構 成 の 変 化 を 意 味 する(Kawakami & Miyagawa(2010), BRS(2010) 5

生 産 性 上 昇 のためには 反 競 争 的 規 制 の 除 去 ( 過 度 にならない 程 度 の) 市 場 競 争 が 重 要 IT 資 本 無 形 資 産 もそれぞれ 成 長 生 産 性 に 寄 与 ノベショのためには 間 接 金 融 よりも 直 接 金 融 型 の 金 融 シテムが 効 果 的 ノベショ 生 産 性 に 影 響 を 与 える 要 素 についての 定 性 的 定 量 的 分 析 (その2)( 未 定 稿 ) 要 素 規 制 改 革 競 争 政 策 分 析 例 反 競 争 的 規 制 はICT 使 用 産 業 を 中 心 に 生 産 性 を 押 し 下 げる(Arnold et al(2008)) 市 場 競 争 は 一 般 的 に 生 産 性 を 上 昇 させるが 過 度 の 競 争 は 生 産 的 な 活 動 (R&D 活 動 )を 減 らし 生 産 性 低 下 をもたらすことが 指 摘 される( 宮 川 滝 澤 (2012)) 公 的 所 有 の 電 力 プトの 生 産 性 上 昇 は 最 も 小 さく 私 的 所 有 のプトの 生 産 性 上 昇 は 最 も 大 きい( 米 国 の 場 合 Fabrizio et.al (2007)) IT 資 本 IT 資 本 サビの 投 入 による 日 本 の 成 長 への 寄 与 :1995 2000 0.5%( 米 0.6%) 2000 2007 0.4%( 米 0.6%)(EU Klems 2009) 無 形 資 産 OECD 諸 国 の 労 働 生 産 性 上 昇 に1/4~1%ポト 程 度 寄 与 (OECD Innovation Strategy(2010)) 無 形 資 産 の 日 本 の 成 長 への 寄 与 度 ( 宮 川 金 (2011)) 1995 2000:0.5%, 2000 2005:0.3% IT 革 命 に 中 心 的 な 役 割 を 果 たしたマクロソフト 社 において 無 形 資 産 の 成 長 への 寄 与 率 は 44%(1988 2006)(Hulten(2010)) 人 的 資 本 労 働 者 のパフォマに 対 して 柔 軟 な 昇 進 や 報 酬 体 系 を 採 用 すること 人 材 育 成 に 関 し て 力 を 入 れることは 高 い 生 産 性 と 深 く 関 連 ( 宮 川 滝 澤 (2012)) 金 融 市 場 の 整 備 借 入 はノベショの 源 泉 である 研 究 開 発 投 資 や 無 形 資 産 の 蓄 積 に 関 連 する 投 資 に 対 す る 資 金 調 達 形 態 として 適 していないとの 指 摘 ( 無 形 資 産 は 担 保 となりにくいため) ( 宮 川 滝 澤 (2012)) 6

4.ノベショを 支 える 要 因 の 動 向 研 究 分 野 におけるネットワクは 重 要 科 学 分 野 の 論 文 数 は 中 国 韓 国 ブジなどの 新 興 国 を 中 心 に 増 加 し ている 研 究 者 間 の 国 際 間 協 力 も 広 がっている 科 学 分 野 の 論 文 と 協 力 1998 年 2008 年 Japan Korea Poland Russian Federation Sweden Netherland s Germany Belgium France Switzerland United Kingdom Italy Spain Korea Poland Russian Federation. Japan Sweden Belgium Netherlands Germany France Italy Switzerland United Kingdom Spain China India United States Brazil Canada Australi a China India United States Brazil Canada Australia ( 出 所 )OECD(2010b) ( 注 )バブの 大 きさは 科 学 分 野 における 論 文 の 数 を 表 しており 線 の 太 さは 協 力 の 強 まり( 共 著 論 文 など)を 示 している 7

-1-0.8-0.6-0.4-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 デ マ ク ウ ェ デ ツ 英 国 フ ト ベ ギ ダ メ カ 日 本 フ ィ タ ノ ウ ェ ペ カ ナ ダ ト ク セ ブ ク 2009 年 0 1 2 3 4 5 カ ナ ダ メ カ ト フ 英 国 ペ ノ ウ ェ ク セ ブ ク タ ウ ェ デ ダ ト ツ 日 本 フ ィ (サビ 輸 出 全 額 に 占 める 割 合 ) (2008 年 ) 対 個 人 文 化 娯 楽 サビ 0 1 2 3 4 5 カ ナ ダ メ カ 英 国 フ ノ ウ ェ ペ ト ツ ダ タ 日 本 (サビ 輸 出 全 額 に 占 める 割 合 ) (2008 年 ) 視 聴 覚 同 関 連 サビ -1-0.8-0.6-0.4-0.2 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 デ マ ク ウ ェ デ ツ 日 本 英 国 メ カ フ ダ ベ ギ タ ト フ ィ ペ カ ナ ダ ノ ウ ェ ト ク セ ブ ク 我 が 国 のR&D 集 約 財 に 対 する 比 較 優 位 は 低 下 我 が 国 の 創 造 的 サビの 輸 出 シェはわずか ( 出 所 ) 経 済 財 政 白 書 (2011) ( 備 考 )( 右 図 ) 1.OECD UN.Comtradeにより 作 成 2. 貿 易 特 化 指 数 は ( 輸 出 額 輸 入 額 )/( 輸 出 額 + 輸 入 額 )から 算 出 される 数 値 で 1は 輸 出 はしているが 輸 入 がゼロである 場 合 1は 輸 入 はしているが 輸 出 は ゼロであることを 表 し 輸 出 競 争 力 を 示 す 3.R&D 集 約 財 は 日 本 メカ ツにおいてR&D 額 を 設 備 投 資 額 で 割 った 数 値 が 大 きい 業 種 において 生 産 輸 出 する 財 ( 医 薬 品 医 療 用 精 密 光 学 機 器 鉄 道 その 他 輸 送 機 器 )を 選 択 これらに 続 く 業 種 としては 事 務 用 機 器 等 航 空 機 類 その 他 輸 送 用 機 器 など 4.OECD 諸 国 のうち 一 人 当 たりGDPが 大 きい 上 位 20か 国 について 示 している ( 備 考 )( 左 図 ) 1.OECD.Stat UNCTADにより 作 成 2.OECD 諸 国 のうち 一 人 あたりGDP 上 位 20カ 国 につき 試 算 3. 創 造 的 サビ (UNCTADによる 定 義 )とは 広 告 市 場 調 査 世 論 調 査 研 究 開 発 建 築 エジニグ その 他 技 術 サビ 対 個 人 文 化 娯 楽 サ ビ 視 聴 覚 同 関 連 サビなどが 含 まれる 経 済 財 政 白 書 (2011)では 各 国 比 較 可 能 なデタが 揃 う 対 個 人 文 化 娯 楽 サビ 視 聴 覚 同 関 連 サ ビ のみについて 各 国 比 較 しており 米 加 英 の 割 合 が 高 いのは いずれも 英 語 圏 であり 文 化 的 あるいは 視 聴 覚 的 なサビの 貿 易 に 対 する 障 壁 が 低 い ことが 考 えられる としている 創 造 的 サビ 輸 出 の 動 向 R&D 集 約 財 の 貿 易 特 化 係 数 8 2000 年

United Kingdom Germany (2002-05) New Zealand Australia (2004-07) Italy Russian Federation Iceland United States (2003- Israel (2004-06) Hong Kong, China Denmark Chile (2000-06) Luxembourg (2001-05) Switzerland (2002-07) Ireland Turkey Hungary France (2000-06) Romania Norway (2001-06) Slovak Republic Netherlands (2002-05) Finland (2001-06) Lithuania Belgium (2000-06) Argentina (2000-06) Portugal Slovenia Spain Sweden Canada South Africa (2002-05) Czech Republic Greece (2000-04) Austria (2001-07) Poland (2002-06) India (2001-06) Japan (2002-05) Mexico 0 5 10 15 20 % 3.0 2.5 1.5 1.0 0.5 日 本 の 新 規 開 業 率 は OECD 諸 国 と 比 較 して 非 常 に 低 い 水 準 起 業 家 精 神 への 障 壁 のうち 日 本 は 競 争 への 障 壁 (ネットワク 産 業 やサビ 産 業 への 参 入 障 壁 など)が 相 対 的 に 高 い 新 規 開 業 率 Regulatory and administrative opacity Administrative burdens on startups Barriers to competition 起 業 家 精 神 への 障 壁 指 標 (2008 年 ) 棒 グフは2000 2007 年 平 均 点 は2007 年 ( 出 所 )OECD(2010b) ( 注 ) 新 規 開 業 率 とは 当 該 年 に 新 た に 開 業 した 企 業 ( 従 業 員 を 雇 用 する 企 業 )が 全 企 業 に 占 め る 割 合 ( 出 所 )OECD(2010b) ( 注 ) 起 業 家 精 神 への 障 壁 指 標 と は OECDが 作 成 し ている 製 品 市 場 規 制 指 標 を 構 成 する 3 分 野 の 指 標 群 のう ちの 一 つ( 他 は 国 家 関 与 指 標 と 貿 易 投 資 への 障 壁 指 標 ) United Kingdom Netherlands Sweden Italy Canada Denmark Australia Korea Portugal Switzerland Austria Norway Spain United States France Germany Japan Finland Belgium Czech Republic New Zealand Luxembourg Hungary Iceland Mexico Poland Turkey 9

企 業 特 殊 的 人 的 資 本 投 資 (Off JT)は バブ 崩 壊 以 降 急 速 に 減 少 日 本 は 研 究 者 の 数 は 多 いが 博 士 号 取 得 割 合 は 諸 外 国 比 で 低 い 水 準 Portugal Switzerland Sweden Finland Germany United Kingdom Australia Austria EU19 Slovak Republic Netherlands Russian OECD Norway United States Greece Slovenia Ireland Czech Republic France Israel Denmark New Zealand Belgium Italy Korea Japan Canada Poland Spain Estonia Hungary Brazil Turkey Iceland Mexico Chile 61 38 46 52 42 44 48 42 46 46 42 #N/A 44 42 50 40 46 46 37 42 53 41 47 39 51 28 27 44 49 48 52 42 52 41 60 40 35 1.0 3.0 4.0 % 1 ( 人 ) 雇 用 者 千 人 当 たりの 研 究 者 の 数 1 8.0 6.0 ( 出 所 ) 宮 川 滝 澤 (2012) ( 注 ) 厚 生 労 働 省 就 労 条 件 総 合 調 査 報 告 より 作 成 同 報 告 の 教 育 訓 練 費 とは 企 業 の 教 育 訓 練 施 設 に 関 する 費 用 講 師 訓 練 指 導 員 に 対 する 手 当 謝 礼 講 習 会 への 参 加 委 託 訓 練 国 内 外 留 学 に 要 する 費 用 などをいう 4.0 博 士 号 取 得 割 合 中 国 フ ツ 日 本 韓 国 英 国 米 国 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 ( 出 所 )UNESCO Statistical Database 棒 グフは2007 年 点 は2000 年 を 表 す 女 性 の 割 合 を 示 す ( 出 所 )OECD(2010b) 10

無 形 ( 知 的 ) 資 産 には 様 々な 定 義 現 在 中 間 投 入 として 扱 われている 研 究 開 発 投 資 につい て 2008SNAでは 投 資 として 計 上 することを 求 めている 無 形 資 産 トックの 推 移 をみると 2000 年 代 には 伸 びが 低 くなっている 無 形 資 産 の 分 類 無 形 資 産 トック( 対 GDP 比 実 質 ) ( 出 所 ) 経 済 財 政 白 書 (2011) ( 出 所 )Corrado et.al.(2009) 経 済 財 政 白 書 (2011) 対 GDP 比 :% 30 25 20 有 形 及 び 無 形 資 産 投 資 の 各 国 比 較 (2006 年 ) 設 備 投 資 情 報 化 資 産 革 新 的 資 産 経 済 的 競 争 能 力 2008SNAにおける 知 的 資 産 の 分 類 A Research and development B Mineral exploitation and evaluation C Computer software and databases D Entertainment, literary and artistic originals E Other intellectual products ( 出 所 )System of National Accounts 2008 15 10 5 0 Slovak Republic Italy Czech Republic Japan (2005) Australia Spain Canada (2005) Portugal (2005) Austria Sweden France Denmark Germany Finland ( 出 所 )OECD(2010b) United States United Kingdom 11

成 長 率 が 大 きく 引 き 上 げられた 例 米 国 の1990 年 代 後 半 の 生 産 性 上 昇 のうち 約 6 割 はITの 寄 与 2000 年 代 は 減 速 したが IT 産 業 以 外 のTFP 上 昇 はITに 起 因 するとの 見 方 も(Bryjolfsson & Saunders(2011)) 豪 州 では 1990 年 代 にサビ 業 のTFP 上 昇 率 が 加 速 し 成 長 率 を 押 し 上 げ こ れは1980 年 代 に 行 われた 貿 易 投 資 の 開 放 政 策 国 内 競 争 の 促 進 などの 制 度 改 革 の 成 果 とされている(Australia Productivity Commission(2004)) 米 国 : 成 長 会 計 豪 : 各 産 業 の 全 要 素 生 産 性 への 寄 与 部 門 別 全 要 素 生 産 性 の 寄 与 ( 出 所 )Jorgenson, Mun Ho, and Stiroh(2008) 12

5. 政 策 対 応 成 長 戦 略 シナに 基 づく 成 長 を 実 現 するためには 日 本 再 生 の 基 本 戦 略 を 着 実 に 実 施 し 政 策 効 果 を 十 分 に 発 現 させることが 必 要 労 働 力 人 口 の 減 少 が 成 長 にマナに 寄 与 する 中 成 長 力 を 高 めるためには TFPを 大 きく 上 昇 させることが 必 要 社 会 のあらゆる 場 面 で ノベショを 実 現 することが 必 要 不 可 欠 名 目 GDP ( 兆 円 ) 637 復 興 需 要 円 高 デフレ への 対 応 民 需 主 導 の 経 済 成 長 への 円 滑 な 移 行 新 産 業 新 市 場 の 創 出 ノベショによる 非 連 続 な 発 展 を 実 現 創 薬 医 療 機 器 開 発 等 で 世 界 をする 日 本 を 実 現 する 戦 略 産 学 のニシティブによる 科 学 技 術 ノベショ 等 成 長 シナ 次 世 代 の 育 成 と 活 躍 できる 社 会 の 形 成 若 者 雇 用 戦 略 グロバ 人 材 の 育 成 等 558 特 区 を 活 用 した 地 域 経 済 の 活 性 化 国 際 戦 略 総 合 特 区 地 域 活 性 化 総 合 特 区 復 興 特 区 等 470 慎 重 シナ 成 長 マネの 供 給 拡 大 官 民 連 携 のファ 創 設 等 2011 年 度 2020 年 度 ( 出 所 ) 国 家 戦 略 会 議 ( 平 成 24 年 1 月 25 日 ) 資 料 13

新 成 長 戦 略 における7つの 戦 略 分 野 ( 注 ) 下 線 の 項 目 は ノベショを 通 じた 新 産 業 新 市 場 の 創 出 の 観 点 から 特 に 重 要 な 戦 略 分 野 を 示 す また 各 項 目 に 該 当 する 21の 国 家 戦 略 プロジェクト を 当 該 項 目 の 下 に 記 載 14

参 考 文 献 Arnold, Jens, Giuseppe Nicoletti and Stefano Scarpetta, Regulation, Allocative Efficiency and Productivity in OECD Countries, OECD Economics Department Working Papers No.616 Australian Productivity Commission, Annual Report 2002 2003 Brynjolfsson, Erik and Adam Saunders(2010), Wired for Innovation, The MIT Press Corrado, C., C.Hulten, and D.Sichel (2009), Intangible Capital and U.S. Economic Growth, Review of Income and Wealth 55 Fabrizio, Kira R., Nancy L. Rose, and Catherine D. Wolfram(2007), Do Market Reduce Costs? Assessing the Impact of Regulatory Restructuring on US Electric Generation Efficiency American Economic Review Vol.97 No.4 Ito, Y. (2007) Choice for FDI and Post FDI Productivity, RIETI Discussion Paper 07 E 049 Jorgenson, Dale, Mun Ho, and Kevin Stiroh(2008) A Retrospective Look at the U.S. Productivity Growth Resurgence Journal of Economic Perspectives 22, no.1 Kawakami, Atsushi and Tsutomu Miyagawa(2010) Product Switching and Firm Performance in Japan, RIETI Discussion Paper Series 10 E 043 OECD and Eurostat(2005), Oslo Manual Guidelines for Collecting and Interpreting Innovation Data, OECD, Paris OECD(2010a), Ministerial report on the OECD Innovation Strategy, OECD, Paris OECD(2010b), Measuring Innovation: New Perspective, OECD, Paris Syverson, Chad(2011) What Determines Productivity?, Journal of Economic Literature, 49:2 Todo, Yasuyuki and Satoshi Shimizutani(2008), Overseas R&D Activities and Home Productivity Growth : Evidence from Japanese Firm Level Data, Journal of Industrial Economics, 56(4) 伊 藤 恵 子 松 浦 寿 幸 (2011) 政 府 統 計 ミクロ デタによる 生 産 性 分 析 藤 田 昌 久 長 岡 貞 男 編 生 産 性 とノ ベショシテム 第 2 章 日 本 評 論 社 深 尾 京 司 権 赫 旭 (2011) 日 本 経 済 成 長 の 源 泉 はどこにあるのか:ミクロデタによる 実 証 分 析 RIETI Discussion Paper Series 11 J 045 宮 川 努 (2006) 生 産 性 の 経 済 学 - 我 々の 理 解 はどこまで 進 んだか 日 本 銀 行 ワキグペパシズ No.06 J 06 宮 川 努 金 榮 愨 (2011) 無 形 資 産 の 計 測 と 経 済 効 果 藤 田 昌 久 長 岡 貞 男 編 著 生 産 性 とノベショシテ ム 第 3 章 日 本 評 論 社 宮 川 努 滝 澤 美 帆 (2012) 潜 在 成 長 率 について 潜 在 成 長 率 専 門 チム(2 月 23 日 ) 資 料 吉 川 洋 (2011) 少 子 高 齢 化 と 経 済 成 長 RIETI Policy Discussion Paper Series 11 P 006 15