(Microsoft Word - WM-O92R3_\202\353\202\244\215\336\223\235\215\207\224\305.doc)



Similar documents
(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

(Microsoft Word - \220V\227v\215j\221S\225\266.DOC)

5. 火 災 時 の 措 置 消 火 剤 : 周 辺 の 貯 蔵 品 に 適 用 される 消 火 剤 消 火 を 行 う 者 の 保 護 : 適 切 な 保 護 具 を 着 用 し 安 全 な 場 所 から 消 火 活 動 を 行 う 6. 漏 出 時 の 措 置 人 体 に 対 する 注 意 事


Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

Taro-データ公安委員会相互協力事

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

<8C9A90DD94AD90B696D88DDE939982CC8DC48E918CB989BB82C98AD682B782E98E9696B18EE688B CC FC90B3816A2E786477>

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

安 全 データシート(SDS) 1/4 作 成 日 :2013( 平 成 25 年 )12 月 17 日 ( 改 訂 0) 1. 製 品 及 び 会 社 情 報 製 品 名 :1)ステンレス 鋼 製 差 し 込 み 溶 接 継 手 突 合 せ 溶 接 継 手 溶 接 フランジ 参 考 規 格 ( 以

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

-4- 他 照 射 録 診 療 放 射 線 技 師 は 放 射 線 を 人 体 に 対 して 照 射 したときは 遅 滞 なく 必 要 事 項 を 記 載 した 照 射 録 を 作 成 し その 照 射 について 指 示 をした 医 師 又 は 歯 科 医 師 の 署 名 を 受 けているか ( 診

Microsoft Word - SDS No.1-6

我孫子市小規模水道条例

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

Microsoft Word - 不正アクセス行為の禁止等に関する法律等に基づく公安

認 し 通 常 の 立 入 検 査 に 際 しても 許 可 内 容 が 遵 守 されていることを 確 認 するこ と 2 学 校 薬 剤 師 業 務 の 兼 任 学 校 薬 剤 師 の 業 務 を 兼 任 する 場 合 の 取 扱 いは 次 のとおりとする (1) 許 可 要 件 1 薬 局 等 の

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

(5) 特 定 施 設 の 使 用 の 方 法 (6) 色 等 の 処 理 の 方 法 (7) 排 出 水 の 色 等 の 汚 染 状 態 及 び 量 2 一 の 施 設 が 特 定 施 設 となった 際 現 にその 施 設 を 設 置 している 者 ( 設 置 の 工 事 をしている 者 を 含

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮


(8) 危 険 物 火 災 等 で 逗 子 北 化 学 1を 必 要 とする 火 災 指 令 時 は 逗 子 北 1を 同 時 編 成 する (9) 未 承 認 対 象 物 からの 即 時 通 報 は 当 該 署 所 の1ケ 部 隊 編 成 とする (10) 通 常 災 害 時 及 び 異 常 災

2 絵 表 示 またはシンボル: 注 意 喚 起 語 : 危 険 危 険 有 害 性 情 報 : 皮 膚 に 接 触 すると 有 害 のおそれ( 経 皮 ) 吸 引 すると 有 害 ( 粉 じん) 強 い 眼 刺 激 生 殖 能 又 は 胎 児 への 悪 影 響 のおそれの 疑 い 中 枢 神 経

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

スライド 1

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

●電力自由化推進法案

Microsoft Word - 20ガイドラインリーフレット案4ページ

目  次(秦野市地域防災計画)

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>

honbu-38H06_kunrei31

Taro-契約条項(全部)

<95CA8E C668EA695B68F91967B95B6816A8F4390B394C5>

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

第 節 ○○計画

安全データシート

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

駐 車 場 管 理 規 程

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

とする ( 減 免 額 の 納 付 ) 第 6 条 市 長 は 減 免 を 受 け た 者 が 偽 り そ の 他 不 正 な 方 法 に よ り 減 免 の 決 定 を 受 け た こ と を 知 っ た と き 前 の 申 告 が あ っ た と き 又 は 同 条 第 2 項 の 規 定 によ

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

1_2013BS(0414)

第 1 章 総 括 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1 仕 様 書 の 適 用 この 仕 様 書 は 山 形 県 企 業 局 酒 田 水 道 事 務 所 発 注 の 平 成 28 年 度 平 田 浄 水 場 及 び 酒 田 工 業 用 水 道 天 日 乾 燥 床 管 理 業 務 委 託 に 適

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

申出書記載に当たっての注意事項(中間物)

2/7 HFC-152a+N ~30 4 応 急 措 置 吸 入 した 場 合 新 鮮 な 空 気 の 場 所 に 移 し 体 を 毛 布 などで 覆 い 保 温 して 安 静 に 保 ち 必 要 に 応 じて 医 師 の 診 断 を 受 ける 皮 膚 に

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

独立行政法人国立病院機構

送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

老発第    第 号

る 第 三 者 機 関 情 報 保 護 関 係 認 証 プライバシーマーク ISO27001 ISMS TRUSTe 等 の 写 しを 同 封 のうえ 持 参 又 は 郵 送 とする 但 し 郵 送 による 場 合 は 書 留 郵 便 とし 同 日 同 時 刻 必 着 とする 提 出 場 所 は 上

化学テロ発生時の現場対処標準について(案)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : 円 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135, , , , , ,600 最

<4D F736F F D20819A819A819A819A92808FF089F090E05F95FA92758EA9935D8ED48FF097E15F32352E31302E38>

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

第 節 ○○計画

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根

クサトールFP水溶剤

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

東京事務所BCP【実施要領】溶け込み版


【労働保険事務組合事務処理規約】

別 添 巡 回 連 絡 実 施 要 領 第 1 趣 旨 この 要 領 は 埼 玉 県 地 域 警 察 運 営 規 程 ( 平 成 15 年 埼 玉 県 警 察 本 部 訓 令 第 51 号 以 下 運 営 規 程 という ) 第 5 条 第 2 項 第 4 号 イの 規 定 に 基 づき 巡 回 連

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

1

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

Microsoft Word - (課×県・指定)【頭紙】「精神障害者保健福祉手帳の診断書の記入に当たって留意すべき事項について」等の一部改正について.rtf

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

大学病院治験受託手順書

Microsoft Word - 目次.doc

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評


前橋市軽自動車税減免要綱(案)1

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

< F2D E633368D86816A89EF8C768E9696B18EE688B5>

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

2/8 注 意 書 き: 原 料 および 加 工 で 生 じる 粉 塵 等 安 全 対 策 使 用 前 に 安 全 パンフレットを 入 手 し 参 照 す ること すべての 安 全 注 意 を 読 み 理 解 するまで 取 扱 わないこと 適 切 な 個 人 用 保 護 具 や 換 気 装 置 を

調達パートナー CSR調査票

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

JTCCM製品認証審査要綱

Transcription:

製 品 安 全 データシート(MSDS) 1. 製 品 及 び 会 社 情 報 製 品 名 称 : 溶 接 材 料 (ろう 付 け 材 料 ) Low Melt(ロウ メルト),Free Flow(フリー フロー),SY 銀 ロウ,ステンレス 鋼 用 ハンダ 会 社 名 : 株 式 会 社 タセト 住 所 : 251-0014 神 奈 川 県 藤 沢 市 宮 前 100-1 担 当 部 門 : 品 質 保 証 部 品 質 保 証 G 電 話 番 号 : 0466-29-5636 FAX 番 号 : 0466-29-5637 緊 急 連 絡 先 及 び 電 話 番 号 : 同 上 2. 危 険 有 害 性 の 要 約 ろう 付 け 作 業 では,ヒューム,ガス, 有 害 発 熱 光 などが 発 生 する ろう 付 け 作 業 による 人 体 への 障 害 としては, 次 のような ものがある ヒューム,ガスについては, 11. 有 害 性 情 報 を 参 照 ヒューム: ヒュームを 多 量 に 吸 入 したときは 金 属 熱 と 呼 ばれる 症 状 が 生 じることがある また, 長 期 間 吸 入 した 場 合,じん 肺 になることがある ガス: ガスによる 中 毒 を 引 き 起 こすことがある また, 通 風 の 不 十 分 な 場 所 でのろう 付 け 作 業 では, 酸 素 欠 乏 の 危 険 性 がある 有 害 発 熱 光 : ろう 付 け 作 業 時 の 有 害 発 熱 光 では, 白 内 障, 網 膜 の 熱 損 傷 などの 障 害 を 引 き 起 こすことがある 熱 など: 溶 融 金 属, 有 害 発 熱 光 などにより,やけどや 火 災 を 引 き 越 すことがある ろう 付 け 直 後 の 熱 い 溶 接 物 に 触 れるとやけどすることがある ろう 付 け 材 料 取 扱 い 時 の 障 害 としては, 次 のようなものがある ワイヤの 先 端 が 目 や 顔 に 触 れると, 傷 を 生 じる 恐 れがある ろう 付 け 材 料 の 転 倒, 落 下, 荷 崩 れなどによってけがをする 恐 れがある 3. 組 成, 成 分 情 報 単 一 混 合 物 の 区 分 : 混 合 物 危 険 有 害 性 成 分 成 分 1) 濃 度 (%) Low Melt Free Flow SY 銀 ロウ ステンレス 鋼 用 ハンダ 銀 及 びその 水 溶 性 化 合 物 40~50 45~55 30~40 - - 銅 及 びその 化 合 物 10~20 10~20 20~30 - - カドミウム 及 びその 化 合 物 20~30 10~20 10~20 - - 鉛 及 びその 無 機 化 合 物 - - - 45~55 - すず 及 びその 化 合 物 - - - 45~55-1) 労 働 安 全 衛 生 法 第 57 条 の 2 の 通 知 対 象 物 質 CAS No. 4. 応 急 処 置 各 種 障 害 に 対 する 応 急 処 置 を 以 下 に 示 すが, 必 要 な 応 急 処 置 後, 必 要 に 応 じて 速 やかに 医 師 の 診 断 を 受 ける 人 工 呼 吸, 心 臓 マッサージなどの 応 急 処 置 の 教 育 は, 日 本 赤 十 字 社, 消 防 署 などに 依 頼 することを 推 奨 する ヒューム 及 びガスによる 障 害 : 呼 吸 困 難 を 起 こした 場 合 は, 呼 吸 補 助 をする 眼 の 障 害 : 異 物 が 飛 び 込 んだ 場 合 は, 絶 対 にこすらず, 水 で 洗 い 流 す 痛 みを 感 じる 場 合 は, 冷 やす やけど: 急 いで 患 部 を 冷 やす 衣 服 が 燃 えた 場 合 は 剥 がさずに,そのまま 衣 服 の 上 から 冷 水 を 注 いで 冷 やす 酸 欠 : タンク 内,ピット 底 における 酸 欠 災 害 では, 被 災 者 を 新 鮮 な 空 気 のある 場 所 に 移 動 する 1

被 災 者 の 意 識 がないか, 反 応 が 鈍 い 場 合 は,まず 気 道 の 確 保 を 行 う 気 道 を 確 保 した 状 態 で, 呼 吸 がない 場 合 は 人 工 呼 吸 を 行 う さらに 脈 拍 がない 場 合 は 心 臓 マッサージも 行 う 熱 中 症 : 被 災 者 を 速 やかに 涼 しい 場 所 に 移 動 する 水 分 を 欲 しがれば, 与 える 5. 火 災 時 の 措 置 適 切 な 消 火 剤 : 火 災 の 状 況 に 適 した 消 火 剤 を 使 用 する 6. 漏 出 時 の 措 置 一 般 的 な 環 境 下 では, 固 体 であり, 漏 出 しない 7. 取 扱 い 及 び 保 管 上 の 注 意 火 災 爆 発 の 防 止 対 策 : 内 部 に 可 燃 物, 引 火 性 液 体 などの 入 った 容 器 又 はパイプ, 並 びに 密 閉 された 容 器 又 はパイプは,ろう 付 けを 行 わない ろう 付 け 中 及 びろう 付 け 直 後 の 熱 い 溶 接 物 には, 可 燃 物, 引 火 性 液 体 などを 近 づけない 天 井, 床, 壁 などのろう 付 けでは, 隠 れた 側 にある 可 燃 物, 引 火 性 液 体 などを 取 り 除 く ろう 付 け 作 業 場 の 近 くに, 消 火 器 を 設 置 する ろう 付 け 材 料 取 扱 い 時 の 障 害 の 防 止 対 策 : ろう 付 け 材 料 を 取 り 扱 う 際 には,かわ 製 手 袋 や 保 護 めがねを 着 用 する ろう 付 け 材 料 の 運 搬 及 び 取 扱 いに 際 して, 安 全 靴 を 着 用 し, 落 下 及 び 腰 痛 に 注 意 する 保 管 上 の 注 意 : ろう 付 け 材 料 は, 多 湿 な 場 所 は 避 けて, 室 内 に 保 管 する その 際, 地 面 に 直 接 置 いたり, 壁 に 直 接 接 触 しないよ うにする ろう 付 け 材 料 は, 化 学 反 応 を 起 こす 恐 れのある 酸 などの 化 学 物 質 から 隔 離 し, 保 管 する 8. 暴 露 防 止 及 び 保 護 措 置 ろう 付 け 作 業 は, 昭 和 54 年 4 月 に 交 付 された 粉 じん 障 害 防 止 規 則 には 該 当 しないが,ろう 付 け 作 業 をする 際 には 同 規 則 に 準 じて 作 業 することを 推 奨 する 設 備 対 策 : 屋 内 のろう 付 けでは, 全 体 換 気 装 置 又 はこれと 同 等 以 上 の 装 置 ( 局 所 排 気 装 置,プッシュプル 型 換 気 装 置 など) を 設 置 する 呼 吸 器 の 保 護 対 策 : ヒュームを 直 接 吸 入 しないように, 呼 吸 用 保 護 具 を 着 用 する その 際, 発 生 源 から 頭 部 をさけ, 風 向 きを 考 えて 身 体 を 配 置 することが 望 ましい 呼 吸 用 保 護 具 を 着 用 する 際 には, 顔 面 と 面 体 を 密 着 させる 通 風 の 不 十 分 な 場 所 でのろう 付 けや,めっき 鋼 板, 塗 装 鋼 板 などのろう 付 けでは, 換 気 を 十 分 に 行 う 皮 膚, 手 及 び 足 の 保 護 対 策 : 安 全 帽, 保 護 めがね, 長 袖 の 服, 溶 接 用 かわ 製 保 護 手 袋, 前 掛 け, 安 全 靴, 脚 カバーなどの 保 護 具 を 使 用 する 溶 接 用 かわ 製 保 護 手 袋 及 び 安 全 靴 は,それぞれ JIS T 8113( 溶 接 用 かわ 製 保 護 手 袋 ) 及 び JIS T 8101( 安 全 靴 )に 規 定 されたものを 使 用 する 溶 接 物 が 十 分 に 冷 却 するまで, 直 接 触 れないようにする 許 容 濃 度 : ろう 付 け 作 業 において 発 生 すると 考 えられる 物 質 に 関 して, 日 本 産 業 衛 生 学 会 及 び ACGIH(American Conference of Governmental Industrial Hygienist: 米 国 産 業 衛 生 専 門 官 会 議 )が 勧 告 している 許 容 濃 度 を 付 表 に 示 す 9. 物 理 的 及 び 化 学 的 性 質 Low Melt Free Flow SY 銀 ロウ ステンレス 鋼 用 ハンダ 物 理 的 状 態 : 固 体 固 体 固 体 固 体 形 状 : ワイヤ ワイヤ ワイヤ 棒 又 は 板 色 : 銀 白 色 銀 白 色 銀 白 色 銀 白 色 臭 い: なし なし なし なし 融 点 : 約 620 約 635 約 700 約 185 溶 解 度 : 水 に 不 溶 水 に 不 溶 水 に 不 溶 水 に 不 溶 2

10. 安 定 性 及 び 反 応 性 当 該 製 品 の 安 定 性 : 製 品 のままでは 爆 発 性, 引 火 性, 可 燃 性, 自 然 発 火 性, 禁 水 性, 酸 化 性, 急 性 毒 性, 腐 食 刺 激 性 及 び 特 定 有 害 性 はない 特 定 条 件 下 で 生 じる 危 険 な 反 応 : 酸 のような 化 学 物 質 と 接 触 すると, 有 害 なガス 発 生 の 原 因 となる 可 能 性 がある 11. 有 害 性 情 報 ヒューム 及 びガスについて ヒュームはろう 付 け 材 料 などを 構 成 する 物 質 の 高 温 蒸 気 が, 大 気 中 に 放 出 され, 蒸 気 全 体 が 急 速 に 冷 却 固 化 す ることによって 形 成 される 固 体 の 粒 子 である このため,ヒュームの 化 学 組 成 はろう 付 け 材 料 の 含 有 成 分 から 成 るものであるが, 各 成 分 の 含 有 量 はろう 付 け 材 料 とは 大 幅 に 異 なる ヒューム 中 には, 銀, 銅, 亜 鉛,カドミウム, 鉛,すずなどが 含 まれ, 複 合 酸 化 物 として 存 在 する ガスはろう 付 け 作 業 の 際, 使 用 するフラックスが 加 熱 により 熱 分 解 あるいは 蒸 発 して 有 臭 かつ 有 害 なガスが 発 生 する ヒューム 及 びガスの 発 生 量 及 び 成 分 は,ろう 付 け 材 料,フラックスの 種 類,ろう 付 け 方 法,ろう 付 け 条 件, 母 材 の 種 類 ( 表 面 処 理 を 含 む)などによって 異 なる また,ろう 付 け 作 業 環 境 での 濃 度 は,ろう 付 け 箇 所 の 数, 作 業 場 の 大 きさ, 換 気 条 件 などの 影 響 も 受 ける 急 性 毒 性 : ヒュームによる 急 性 障 害 としては, 涙 目, 鼻 や 喉 の 痛 み, 頭 痛,めまい, 呼 吸 困 難, 頻 繁 な 咳, 胸 痛 などがある 感 作 性 : 現 在 のところ, 感 作 性 に 関 する 有 用 な 情 報 なし 慢 性 毒 性 : ヒュームによる 慢 性 障 害 としては,じん 肺 がある 発 ガン 性 : ヒューム 中 に 含 まれることがある,カドミウム 及 びカドミウム 化 合 物 は, 日 本 産 業 衛 生 学 会 の 許 容 濃 度 等 の 勧 告 においては, 発 ガン 性 のある 物 質 に 分 類 されている ただし, 発 ガンに 関 与 する 物 質 の 全 てが 同 定 されているわ けではない 12. 環 境 影 響 情 報 現 在 のところ 環 境 影 響 に 関 する 有 用 な 情 報 なし 13. 廃 棄 上 の 注 意 製 品 や 包 装 材 料 などは, 産 業 廃 棄 物 に 関 する 法 律, 都 道 府 県 及 び 市 町 村 が 定 める 関 連 条 例 などに 従 い, 環 境 に 配 慮 した 適 切 な 方 法 で 処 分 する 残 材 は, 法 令 で 定 められた 産 業 廃 棄 物 の 金 属 くず に 分 類 されるため, 管 理 型 又 は 遮 断 型 の 最 終 処 分 場 に 埋 立 処 分 しなければならない 14. 輸 送 上 の 注 意 製 品 の 運 搬 時 には, 転 倒 や 荷 崩 れしないように 積 載 する 雨 天 などの 際 には, 防 水 措 置 をとる 15. 適 用 法 令 労 働 安 全 衛 生 法 : 制 定 昭 和 47 年 6 月 8 日 法 律 第 57 号 最 新 改 正 平 成 20 年 12 月 26 日 法 律 第 95 号 粉 じん 障 害 防 止 規 則 : 制 定 昭 和 54 年 4 月 25 日 労 働 省 令 第 18 号 最 新 改 正 平 成 21 年 3 月 30 日 厚 生 労 働 省 令 第 55 号 じん 肺 法 : 制 定 昭 和 35 年 3 月 31 日 法 律 第 30 号 最 新 改 正 平 成 16 年 12 月 1 日 法 律 第 150 号 3

16. その 他 の 情 報 参 考 文 献 日 本 産 業 衛 生 学 会 : 許 容 濃 度 等 の 勧 告 (2008) American Conference of Governmental Industrial Hygienist:2008 TLVs (Threshold Limit Values for Chemical Substances and Physical Agents) and BEIs (Biological Exposure Indices) OSHA : Occupational Safety and Health Standards Limits for Air contaminants (1910.1000) 及 び Occupational Safety and Health Standards for Shipyard Air contaminants (1915.1000) 日 本 溶 接 協 会 規 格 WES 2302:2001 溶 接 材 料 の 管 理 指 針 日 本 溶 接 協 会 規 格 WES 9009:1998 アーク 溶 接 の 安 全 衛 生 管 理 American National Standard ANSI Z 49.1:2005 Safety in Welding, Cutting and Allied Processes CSA (Canadian Standards Association) Standard W117.2-01 Safety in Welding, Cutting, and Allied Processes 化 学 物 質 の 危 険 有 害 便 覧 中 央 労 働 災 害 防 止 協 会 (1999) 備 考 本 データシートは, 製 品 の 安 全 性 に 関 する 要 求 事 項 を 記 載 しています 本 データシートは,JIS Z 7250:2005 化 学 物 質 等 安 全 データシート(MSDS)- 第 一 部 : 内 容 及 び 項 目 の 順 序 に 準 じて 作 成 されており, 用 語 の 定 義 はこの JIS に 従 っています また, 内 容 の 記 述 は, 製 品 安 全 データシートの 作 成 指 針 ( 社 団 法 人 日 本 化 学 工 業 協 会, 平 成 4 年 8 月 発 行, 平 成 5 年 4 月 一 部 改 訂 補 足 )を 参 考 にしました 本 データシートは, 製 品 の 安 全 な 取 扱 いを 確 保 するための 参 考 情 報 として, 作 成 時 点 で 当 社 の 有 する 情 報 を 取 扱 事 業 者 に 提 供 するものです 取 扱 事 業 者 は,この 情 報 に 基 づいて, 自 らの 責 任 において, 適 切 な 処 置 を 講 ずることが 必 要 で す 従 って, 本 データシートは, 製 品 の 安 全 を 保 証 するものではなく, 本 データシートには 記 載 されていないが, 当 社 が 知 見 を 有 さない 危 険 性 がある 可 能 性 があります 本 データシートの 最 新 版 は, 下 記 のホームページにてご 確 認 ください < 株 式 会 社 タセトのホームページ http://www.taseto.com> ろう 付 け 作 業 で 本 製 品 とともにフラックスを 使 用 する 場 合 は,フラックスの 製 品 安 全 データシート(MSDS) もご 参 照 くだ さい 4

付 表 各 種 物 質 の 許 容 濃 度 物 質 形 態 許 容 濃 度 (mg/m 3 ) 日 本 産 業 衛 生 学 会 1) ACGIH 2)3) CAS No. 4) 銀 及 び 銀 化 合 物 (Ag として) 0.01-7440-22-4 Ag 金 属 銀 - 0.1 可 溶 性 化 合 物 (Ag として) - 0.01 Cd カドミウム 及 びカドミウム 化 合 物 (Cd として) 0.05 0.01 (7440-43-9) Cu ヒューム 5) - 0.2 (7440-50-8) ダスト 及 びミスト(Cu として) 5) - 1 鉛 及 び 鉛 化 合 物 (74936-92-1) 0.1 - Pb (Pb として,アルキル 鉛 化 合 物 を 除 く) 金 属 有 機 化 合 物 (Pb として) - 0.05 金 属 スズ - 2 7440-31-5 Sn 酸 化 物, 水 素 化 物 を 除 く 無 機 酸 化 物 (Sn として) - 2 有 機 化 合 物 - 0.1 Zn ZnO ヒューム ( 検 討 中 ) - (1314-13-2) ZnO - 2 1314-13-2 注 1) 日 本 産 業 衛 生 学 会 : 許 容 濃 度 等 の 勧 告 (2008) 2) ACGIH:2008 TLVs(Threshold Limit Values for Chemical Substances and Physical Agents) and BEIs (Biological Exposure Indices) 3) ACGIH が 勧 告 する TLV は, 国 際 的 に 最 も 権 威 ある 指 標 として 受 け 止 められている TLV は 閾 値 であるので, 許 容 濃 度 と 訳 すのは 必 ずしも 適 当 でないが 通 常 この 語 が 用 いらている 4) 米 国 化 学 会 の Chemical Abstract Service (CAS) において 化 学 物 質 検 索 を 容 易 にするためにつけられた 番 号 であり, 国 際 的 に 文 献 調 査 等 の 際 に 広 く 利 用 されている 本 表 の CAS No.は, 形 態 欄 に 記 載 されている 物 質 につけられている 番 号 である なお,( )で 記 載 されている CAS No.はヒューム,ダストなどの 番 号 ではなく, それらの 中 に 含 まれている 純 物 質 または 化 合 物 の 番 号 です 5) 変 更 が 予 告 されている 物 質 及 び 値 であり 現 在 提 案 中 の 変 更 予 告 表 によって 意 見 を 聴 取 しているとされて いる (なお, 表 中 の 値 は 既 採 択 TLV である )