第 3 章 宅 環 境 をめぐる 課 題 整 理
1 現 況 特 性 まとめ 1 現 況 特 性 まとめ 項 目 現 況 まとめ 課 題 人 口 と 世 帯 数 人 口 世 帯 総 数 推 移 2005 年 国 勢 調 査 によるかほく 市 総 人 口 は 34,847 人 人 口 伸 び 悩 みが 見 られ 世 帯 数 は 増 加 傾 向 にあり 1 世 帯 当 たり 人 員 は 減 少 2005 年 には 3.31 人 となり 核 家 族 化 進 行 が 著 しい 人 口 を 維 持 すると ともに 世 帯 規 模 縮 小 に 対 応 した 施 策 が 必 要 であ 年 齢 構 成 65 歳 以 上 人 口 比 率 は 21.1%で 増 加 傾 向 少 子 高 齢 化 が 引 き 続 き 進 行 してい 高 齢 化 に 対 応 した 宅 施 策 が 求 めら れ 地 域 別 人 口 人 口 動 態 近 年 1 人 暮 らし 世 帯 数 が 急 増 し 特 に 65 歳 以 上 高 齢 者 1 人 暮 らし 世 帯 増 加 が 目 立 ってい 宇 ノ 気 南 部 地 域 宇 ノ 気 西 部 地 域 な ど 市 域 南 部 では 人 口 が 増 加 傾 向 に あ 高 松 北 部 地 域 など 市 域 北 部 では 減 少 傾 向 が 続 いてい 市 域 北 部 から 東 部 山 間 地 におい て 高 齢 者 人 口 比 率 が 高 く 高 齢 化 が 顕 著 に 進 行 してい 出 生 数 減 少 と 高 齢 化 による 死 亡 数 増 加 により 自 然 減 に 転 じてい 社 会 増 減 では 転 入 が 転 出 を 上 回 津 幡 町 内 灘 町 など 隣 接 市 町 他 金 沢 市 を 除 いた 県 内 各 市 町 から 転 入 が 超 過 してい 急 増 する 単 身 高 齢 者 高 齢 者 み 世 帯 へ 対 応 が 必 要 となってい 市 域 南 部 人 口 増 加 地 域 において は 無 秩 序 な 市 街 化 を 防 止 するなど 適 切 な 宅 施 策 実 施 が 必 要 であ 人 口 減 少 地 域 にお いては 高 齢 化 対 応 と 合 わせた 宅 施 策 が 求 められ 人 口 を 維 持 するた めにも 引 き 続 き 転 入 を 促 進 するこ とが 必 要 であ - 41 -
1 現 況 特 性 まとめ 宅 スト 宅 所 有 持 ち 家 率 は 85.3%と 高 いが 直 近 - ック 形 態 では 低 下 傾 向 となってい 民 営 借 家 率 が 増 加 傾 向 となってい 宅 広 さ 1 世 帯 あたり 平 均 延 べ 面 積 は 持 引 き 続 き 良 質 な ち 家 民 営 借 家 とも 県 平 均 を 上 回 宅 供 給 が 求 めら れ 宅 建 て 総 世 帯 数 増 加 に 合 わせた 一 戸 建 て 世 帯 人 員 減 少 に 方 世 帯 数 増 加 に 加 えて 共 同 宅 も 対 応 して 共 同 居 世 帯 数 伸 びが 大 きい 宅 供 給 を 促 進 する 必 要 があ 空 き 家 状 旧 市 街 地 に 空 き 家 が 多 く 集 中 してい 防 災 や 防 犯 など 況 見 地 からも 空 き 家 活 用 を 進 める 必 要 があ 市 営 宅 291 戸 市 営 宅 があり 市 域 老 朽 化 した 市 営 状 況 広 い 範 囲 にわたって 点 在 してい 宅 適 切 な 更 新 が 木 造 戸 建 て 宅 が 多 く 残 存 するな 必 要 であ ど 老 朽 化 が 進 んでい 計 画 年 次 で 市 現 状 に 対 応 し ある 平 成 29 年 には 150 戸 が 耐 た 適 切 な 市 営 宅 用 年 限 を 超 え 管 理 戸 数 を 設 定 す 各 市 町 世 帯 数 を 勘 案 した 上 で 公 営 る 必 要 があ 宅 管 理 戸 数 を 周 辺 市 町 と 比 較 す 財 政 が 逼 迫 する 中 ると 金 沢 市 野 々 市 町 内 灘 町 に 次 で 市 営 宅 適 いで 多 い 切 な 維 持 管 理 更 市 財 政 状 況 は 逼 迫 しており これ 新 が 求 められ までような 市 営 宅 へ 投 資 が 困 難 となってい - 42 -
1 現 況 特 性 まとめ 環 境 防 災 まちづ 市 海 岸 沿 いは 金 沢 と 能 登 を 結 ぶ 歴 史 的 景 観 保 全 状 況 くり 古 くから 街 道 に 沿 って 歴 史 的 雰 囲 と 防 災 機 能 向 上 気 ある 街 道 まちなみが 形 成 され と 折 り 合 いを 付 ており 古 い 木 造 宅 が 密 集 してい けながら 防 災 ま ちづくりを 進 めて いく 必 要 があ 古 い 市 街 地 内 には 小 規 模 な 繊 維 工 場 宅 と 工 場 混 在 も 多 く 宅 と 混 在 してい については 地 域 産 業 振 興 視 点 か らも 検 討 する 必 要 があ 生 活 環 境 に かほく 市 都 市 計 画 マスタープラン まちづくり 見 地 対 する 意 識 策 定 に 際 して 実 施 したアンケート 調 からも 防 災 対 策 を 査 結 果 では 公 園 や 広 場 下 水 道 整 充 実 させるなどし 備 環 境 対 策 など 分 野 で 満 足 度 が ていく 必 要 があ 高 い 避 難 路 避 難 場 所 周 知 河 川 水 路 等 氾 濫 浸 水 対 策 公 共 賃 貸 宅 数 など 身 近 な 生 活 環 境 分 野 では 満 足 度 が 低 い 景 観 づくり 景 観 づくりについては 河 川 海 岸 景 観 づくりに 対 す に 対 する 意 環 境 整 備 丘 陵 地 等 緑 地 保 る 市 民 意 識 醸 成 識 全 確 保 公 共 施 設 景 観 に 配 慮 を 図 る 必 要 があ した 整 備 など 項 目 が 高 い 宅 地 景 観 整 備 商 店 街 景 観 形 成 は 低 い 数 値 にとどまってい 宅 建 設 新 規 宅 着 宅 着 工 戸 数 については 変 動 はあ - 動 向 工 戸 数 るも 長 期 的 にはほぼ 横 ばい 状 況 となってい 地 価 動 地 価 動 向 公 示 地 価 は 2000 年 ころから 低 下 - 向 し ピーク 時 より 18%から 42% と 大 きく 下 落 した 直 近 では 下 げ 止 まり 傾 向 が 見 られ - 43 -
1 現 況 特 性 まとめ 宅 整 備 区 画 整 理 4 箇 所 で 居 系 を 中 心 土 地 区 画 整 地 域 現 状 に 合 っ 実 績 宅 地 開 発 等 理 事 業 が 施 行 されているほか 民 間 た 適 切 な 宅 地 供 給 状 況 事 業 者 等 による 宅 地 開 発 が 行 われて がなされるよう 誘 い 導 していく 必 要 が 木 津 地 区 で 街 なみ 環 境 整 備 事 業 が 実 あ 施 されてい - 44 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 2 宅 環 境 整 備 課 題 2-1 課 題 整 理 現 況 調 査 結 果 から 示 された かほく 市 における 今 後 宅 環 境 整 備 においてクリ アすべき 課 題 を 分 野 ごとに 整 理 すると 以 下 通 りとな 人 口 と 世 帯 数 から 人 口 は 横 ばい 状 態 だが 世 帯 数 は 増 加 傾 向 が 続 いてい 高 齢 化 が 確 実 に 進 行 する 中 で 単 身 高 齢 者 数 増 加 が 著 しい 高 い 人 口 密 度 密 集 した 市 街 地 (4m 未 満 道 路 占 有 率 が 高 い) 将 来 人 口 推 計 結 果 では 世 帯 あたり 人 員 は 一 層 減 少 が 予 想 され 流 出 率 増 加 公 営 宅 に 関 す る 課 題 1. 老 朽 市 営 宅 再 編 と 再 生 2. 民 間 活 力 誘 引 誘 導 宅 ストックから 持 ち 家 率 は 高 い 水 準 を 維 持 してい 宅 面 積 も 県 平 均 を 上 回 る 水 準 となって い 近 年 は 共 同 宅 増 加 が 続 いてい 地 価 下 落 は 続 いているが 下 げ 止 まり 傾 向 にあ 保 存 価 値 高 い 建 築 物 現 存 持 家 に 関 す る 課 題 3. 持 家 質 向 上 4. 高 齢 化 に 対 応 した 受 け 皿 整 備 防 災 面 から 古 くから 市 街 地 ( 特 に 海 岸 部 )では 木 造 宅 が 密 集 し 道 路 幅 員 も 狭 い 古 くから 市 街 地 を 中 心 として 空 き 家 が 目 立 ってい 公 的 宅 現 状 から 高 い 公 的 借 家 率 市 営 宅 老 朽 化 が 著 しい 市 営 宅 で 高 齢 世 帯 率 が 高 くかつ 単 身 で 入 居 率 が 高 い 高 齢 世 帯 率 が 高 く 若 い 世 代 に 対 する 宅 が 少 ない 環 境 に 関 す る 課 題 5. 保 存 価 値 高 い 持 家 保 全 6. 安 全 で 安 心 な 環 境 整 備 推 進 7. 工 混 在 許 容 も 含 めた 土 地 利 用 計 画 検 討 - 45 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 2-2 分 野 別 課 題 (1) 公 営 宅 に 関 する 課 題 1) 計 画 課 題 -1-1 老 老 朽 市 朽 営 市 営 宅 宅 再 編 と 再 再 編 生 と 再 生 現 在 市 営 宅 をどように 再 編 再 生 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 かほく 市 総 合 計 画 : 低 所 得 者 層 高 齢 者 および 新 たな 居 者 幅 広 い 要 望 に 対 応 し た 公 共 借 家 更 新 整 備 石 川 県 宅 マスタープラン: 公 共 賃 貸 宅 提 供 ため 施 策 背 景 現 在 管 理 している 市 営 宅 20 団 地 うち 16 団 地 (2 団 地 は 一 部 )については 老 朽 化 が 著 しく そうち 15 団 地 については 耐 用 年 限 を 既 に 超 えてい そほとんど 団 地 が 10 戸 以 下 小 規 模 団 地 で 市 内 に 分 散 して 立 地 してい 現 在 入 居 者 は 高 齢 者 が 多 く 60 歳 以 上 方 が 入 居 する 世 帯 が 40% うち 単 身 で 入 居 されている 方 が 58.5%と 高 くなってい 居 水 準 に 関 しては 床 面 積 設 備 ともに 低 水 準 で 持 ち 家 と 格 差 が 著 しく これに 対 応 するため 入 居 者 による 増 改 築 が 多 く 行 われてい 近 年 整 備 された 市 営 宅 (あさひが 丘 ハイツ) 計 画 方 向 性 老 朽 化 が 著 しい 15 団 地 については 基 本 的 には 退 去 後 取 壊 しを 行 う また 建 て 替 えを 中 心 とした 再 生 に 取 り 組 まなければならない そ 場 合 現 在 小 規 模 分 散 状 態 を 解 消 するよう 考 慮 する 必 要 があ 耐 用 年 数 が 経 過 した 宅 に 入 居 している 現 入 居 者 は 既 存 市 営 宅 へ 誘 導 するため 家 賃 激 変 緩 和 などに 配 慮 する 必 要 があ 現 入 居 者 が 引 き 続 き 市 営 宅 に むことを 前 提 とするで 高 齢 者 対 応 宅 とする ことはもちろん 周 囲 環 境 と 関 連 家 賃 激 変 緩 和 などについても 配 慮 する 必 要 があ - 46 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 2) 計 画 課 題 -2-2 民 民 間 活 間 力 活 力 誘 引 誘 引 誘 導 誘 導 民 間 による 共 同 宅 供 給 に 対 する 支 援 をどう 推 進 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 かほく 市 総 合 計 画 : 民 間 優 良 な 宅 地 供 給 推 進 石 川 県 宅 マスタープラン: 公 的 賃 貸 宅 提 供 ため 施 策 背 景 近 年 民 間 による 共 同 宅 建 設 が 急 増 してい 大 学 や 企 業 立 地 進 展 などを 反 映 して 従 来 型 宅 とは 異 なるニーズをつかんでいると 思 われ 人 口 維 持 ため には 引 き 続 き 民 間 による 宅 整 備 が 進 むことが 望 ましい 市 営 宅 に 対 する 需 要 は 高 いが 老 朽 化 が 進 んでいることや 財 政 的 な 問 題 から 現 状 管 理 戸 数 を 維 持 していくことは 困 難 となってい 建 て 替 えにより 建 設 した 市 営 宅 については 現 入 居 者 へ 措 置 を 優 先 的 に 講 ずるこ ととなるため 新 たな 受 け 皿 として 位 置 づけることが 難 しい 計 画 方 向 性 民 間 による 共 同 宅 整 備 を 促 進 するため 民 間 事 業 者 や 入 居 者 に 対 する 支 援 などに ついて 検 討 を 進 める 必 要 があ 宅 地 開 発 宅 整 備 等 についても 誘 導 促 進 施 策 について 検 討 を 進 めていく 必 要 があ 民 間 により 整 備 される 共 同 宅 を 市 営 宅 管 理 戸 数 減 少 を 補 完 するもとして 位 置 づけていく 必 要 があ 市 営 宅 から 円 滑 な 移 転 等 ため 必 要 な 施 策 を 整 備 する 必 要 があ - 47 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 (2) 持 ち 家 に 関 する 課 題 1) 計 画 課 題 -3-3 持 持 ち 家 質 向 上 上 持 家 宅 ストックをどように 整 備 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 石 川 県 宅 マスタープラン: 災 害 に 強 い 宅 建 築 物 整 備 ため 施 策 背 景 本 市 における 持 ち 家 率 は 2005 年 国 勢 調 査 で 85.3%であり 県 平 均 を 大 きく 上 回 っていまた 持 ち 家 宅 面 積 も 県 平 均 より 広 い 近 年 共 同 宅 比 率 が 急 増 するなど 持 ち 家 率 は 低 下 兆 しが 見 られてい 世 帯 規 模 が 縮 小 を 続 ける 中 で 宅 へニーズは 多 様 化 しつつあまた 少 子 化 高 齢 化 単 身 化 などといった 世 帯 構 成 変 化 に 従 来 型 宅 が 対 応 しきれていない 面 が あ 能 登 半 島 地 震 などにより 老 朽 宅 耐 震 化 が 大 きな 問 題 となっている 中 かほく 市 に おける 宅 耐 震 化 率 1 は 56%にとどまってい 戸 数 地 区 耐 震 化 率 計 耐 震 性 あり 耐 震 性 なし 1 高 松 南 部 2,252 1,146 1,106 51% 2 高 松 北 部 615 266 349 43% 3 高 松 東 部 309 94 215 30% 4 七 塚 北 部 1,540 803 737 52% 5 七 塚 南 部 1,868 1,100 768 59% 6 宇 ノ 気 東 部 642 323 319 50% 7 宇 ノ 気 西 部 1,421 991 430 70% 8 宇 ノ 気 南 部 896 650 246 73% 9 宇 ノ 気 北 部 564 252 312 45% 合 計 10,107 5,625 4,482 56% 地 域 別 耐 震 化 率 ( 資 料 :かほく 市 ) 計 画 方 向 性 新 規 に 持 ち 家 を 取 得 する 際 に 世 帯 実 情 に 合 った 質 高 い 宅 を 取 得 することがで きるよう 宅 情 報 提 供 等 ソフト 面 を 重 視 した 施 策 を 検 討 する 必 要 があ 宅 ストック 大 半 を 占 める 持 ち 家 を 居 者 にとって 快 適 で 安 全 なもとなるよう 効 果 的 な 増 改 築 修 繕 を 行 えるような 誘 導 支 援 策 が 必 要 であ 耐 震 化 促 進 計 画 により 耐 震 性 がないと 判 断 された 建 物 については 耐 震 化 を 促 進 さ せ 特 に 重 点 地 区 ( 家 屋 倒 壊 で 避 難 経 路 を 塞 ぐ 可 能 性 があるなど 耐 震 化 をより 促 進 する 必 要 があると 認 められる 地 区 )については 平 成 27 年 までには 耐 震 化 を 確 保 するよう 支 援 制 度 を 検 討 する 必 要 があ 1 耐 震 化 率 : 建 築 基 準 法 が 改 正 された 昭 和 56 年 以 前 に 建 設 された 宅 を 耐 震 性 なし 昭 和 57 年 以 後 に 建 設 された 宅 を 耐 震 性 あり として 計 数 した 結 果 であり 個 々 宅 耐 震 性 能 を 評 価 した もではない - 48 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 2) 計 画 課 題 -4-4 高 高 齢 化 齢 に 化 対 に 応 対 した 応 した 受 け 皿 受 け 整 皿 備 整 備 高 齢 化 における 自 立 した 生 活 を 宅 施 策 面 からどう 支 援 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 石 川 県 宅 マスタープラン: 居 福 祉 環 境 構 築 ため 施 策 背 景 本 市 高 齢 者 率 は 2005 年 国 勢 調 査 で 21.1%となってい 今 後 も 急 激 な 高 齢 化 が 進 むと 予 想 され 世 帯 員 数 減 少 と 相 まって 高 齢 者 み 世 帯 また 高 齢 者 単 独 世 帯 が 急 増 して おり 今 後 も 増 加 すると 見 られ 多 く 宅 では バリアフリー 化 など 高 齢 者 に 対 応 した 整 備 が 充 分 に 進 んでいないと 思 われ 施 設 福 祉 から 在 宅 福 祉 へシフトする 中 で 在 宅 で 様 々な 介 護 や 福 祉 サー ビス 実 施 に 支 障 を 来 すことも 予 想 され 計 画 方 向 性 高 齢 化 に 対 応 した 宅 リフォームを 推 進 するとともに 持 ち 家 を 中 心 として 高 齢 者 が 自 立 して 生 活 できるような 在 宅 生 活 支 援 サービス 一 体 的 な 供 給 を 検 討 する 必 要 があ 高 齢 になってから 新 しい 環 境 へ 転 居 することが 身 体 的 にも 精 神 的 にも 厳 しいことを 理 解 し できるだけ 現 在 環 境 中 で より 快 適 に 安 全 に 過 ごせるよう 配 慮 する 必 要 が あ 高 齢 者 居 ニーズは 高 齢 者 自 身 と 同 様 に 多 様 かつ 複 雑 であるため 福 祉 関 係 者 とも 連 携 しながら 相 談 機 能 を 強 化 するなど 柔 軟 な 対 応 ができる 体 制 整 備 について 検 討 す る 必 要 があ - 49 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 (3) 環 境 に 関 する 課 題 1) 計 画 課 題 -5-5 保 保 存 価 存 値 価 値 高 い 高 建 い 築 物 建 築 保 物 全 保 全 町 家 形 態 を 残 すような 建 築 物 をどうように 保 全 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 かほく 市 総 合 計 画 : 自 然 環 境 保 全 とふるさと 景 観 づくり かほく 市 都 市 計 画 マスタープラン: 豊 かな 地 域 資 源 を 活 かした 個 性 と 魅 力 ある まちづくり 石 川 県 宅 マスタープラン: 美 しい 街 なみや 集 落 景 観 保 全 と 創 造 ため 施 策 背 景 宿 場 町 として 発 展 し 金 沢 城 下 から 能 登 へ 続 く 街 道 主 要 な 集 配 場 ( 駅 )として 口 銭 場 が 置 かれた 高 松 地 区 や 漁 村 として 栄 え 加 賀 藩 主 や 従 臣 による 花 見 宴 も 開 かれていた 木 津 地 区 藩 内 有 数 船 主 集 落 であった 白 尾 地 区 など 地 域 について は 格 子 戸 や 下 見 板 張 り 黒 瓦 など 伝 統 的 な 建 築 物 が 多 数 現 存 してい 一 方 で 老 朽 宅 が 多 く 建 て 替 え 等 に 伴 いそ 景 観 が 失 われつつあり 保 全 について まったなし 状 況 であ 旧 街 道 沿 い 伝 統 的 なまちなみ( 高 松 地 区 ) 計 画 方 向 性 個 性 ある 歴 史 景 観 を 後 世 に 伝 えるべく 市 民 意 識 醸 成 を 推 進 する 必 要 があ 建 築 物 維 持 保 全 を 図 るため 外 観 修 景 構 造 補 強 等 について 助 成 制 度 を 検 討 す る 必 要 があ 新 規 に 戸 建 て 宅 を 建 築 する 方 で 町 家 等 景 観 に 配 慮 した 宅 を 建 築 する 等 につい て 助 成 制 度 を 検 討 する 必 要 があ - 50 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 2) 計 画 課 題 -6-6 安 安 全 で 全 安 で 心 安 な 心 な 環 境 整 環 備 境 整 推 備 進 推 進 バリアフリーで 防 災 に 対 応 した 環 境 整 備 をどように 進 めるか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 かほく 市 総 合 計 画 : 歩 道 新 設 拡 幅 バリアフリー 化 踏 切 改 良 等 市 民 にやさ しい 道 路 空 間 創 出 による 交 通 円 滑 化 かほく 市 都 市 計 画 マスタープラン: 豊 かな 地 域 資 源 を 活 かした 個 性 と 魅 力 ある まちづくり 石 川 県 宅 マスタープラン: 地 域 コミュニティ 再 生 ため 施 策 背 景 海 岸 沿 い 旧 市 街 地 を 中 心 として 宅 が 密 集 し 幅 員 4m 未 満 道 路 が 多 い 等 災 害 時 には 危 険 な 箇 所 が 多 く 見 られ 細 街 路 だけでなく 県 道 や 国 道 など 主 要 道 路 についても 歩 道 が 連 続 して 設 けられて いないなど 歩 行 者 側 から 見 て 安 全 上 問 題 があ 都 市 計 画 道 路 や 都 市 計 画 公 園 は 計 画 されているも 災 害 時 には 一 時 避 難 地 や 延 焼 防 止 等 機 能 を 有 するような 都 市 基 盤 整 備 が 遅 れてい 木 津 地 区 において 街 なみ 環 境 整 備 事 業 が 実 施 されており 民 協 力 もと 成 果 をあげてい 街 なみ 環 境 整 備 事 業 ( 木 津 地 区 ) 計 画 方 向 性 木 津 地 区 を 参 考 に 良 好 な 景 観 を 保 全 しつつバリアフリーや 防 災 にも 配 慮 した 環 境 整 備 を 民 合 意 を 得 ながら 長 期 的 視 野 に 立 って 進 める 必 要 があ 市 街 地 に 残 された 歴 史 的 なまちなみ 保 全 と 兼 ね 合 いを 考 慮 する 必 要 があ 歩 行 者 空 間 を 確 保 するよう 整 備 する 必 要 があ 宅 耐 震 化 とあわせて 道 路 幅 員 確 保 を 進 める 必 要 があ - 51 -
2 宅 環 境 整 備 課 題 3) 計 画 課 題 -7-7 工 混 工 在 混 在 許 容 許 も 容 含 めた も 含 土 めた 地 利 土 用 地 計 画 利 用 検 計 討 画 検 討 地 場 産 業 振 興 を 考 慮 した 土 地 利 用 をどように 計 画 するか 上 位 計 画 における 関 連 項 目 かほく 市 都 市 マスタープラン: 連 携 と 交 流 による 一 体 的 なまちづくり 背 景 本 市 は 繊 維 産 業 が 盛 んであり 小 規 模 な 繊 維 工 場 多 くが 宅 地 一 部 に 建 てられてい こため 古 くから 市 街 地 内 では 宅 と 工 場 が 混 在 しており こうした 工 混 在 土 地 利 用 が 問 題 とされてきた しかし 近 年 は 国 内 繊 維 産 業 全 体 が 大 きな 構 造 変 革 を 迫 られる 中 で かほく 市 にお ける 繊 維 関 係 企 業 においても 工 場 移 転 や 廃 業 なども 多 く 宅 に 囲 まれた 空 き 工 場 なども 見 られてい ( 資 料 :かほく 市 都 市 計 画 マスタープラン) 市 街 地 における 土 地 利 用 状 況 計 画 方 向 性 工 混 在 問 題 については 現 実 に 宅 と 工 場 が 一 体 化 しているケースが 多 いことか ら 産 業 振 興 だけでなく 宅 政 策 一 環 として 検 討 を 欠 かすことができない 工 混 在 問 題 については 地 場 産 業 維 持 育 成 を 図 る 観 点 からは 現 状 職 混 在 型 土 地 利 用 を 容 認 することも 考 えられこため 用 途 地 域 指 定 にあわせ 緩 和 型 特 別 用 途 地 区 指 定 可 能 性 についても 検 討 を 進 める 必 要 があ 職 共 存 に 配 慮 し 伝 統 的 なまちなみを 活 かしつつ 良 好 なまちなみ 環 境 整 備 を 図 ることが 必 要 であ - 52 -