(1) 人 口 世 帯 平 成 22 年 国 勢 調 査 における 人 口 は 235,081 人 世 帯 数 は 93,445 世 帯 で 伸 び 率 は 低 くなってきているものの 増 加 しています 一 世 帯 当 たりの 世 帯 人 員 は 減 少 傾 向 が 続 いており 平 成 22 年



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(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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4. 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 特 例 の 延 長 長 期 優 良 住 宅 に 係 る 以 下 の 特 例 措 置 の 適 用 期 限 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 )を 延 長 する 1 登 録 免 許 税 の 特 例 ( 所 有 権 の 保 存 登 記 : 本 則 0.4%

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平 成 19 年 分 以 降 の 所 得 税 において 住 宅 ローン 控 除 の 適 用 がある 方 平 成 11 年 1 月 1 日 から 平 成 18 年 12 月 31 日 までに 入 居 した 方 平 成 19 年 以 降 に 入 居 した 方 については 住 民 税 の 住 宅 ローン

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16 日本学生支援機構

目 次 整 備 方 針 の 策 定 目 的 P1 公 民 館 の 現 状 P2~P4 1 公 民 館 の 施 設 概 要 P2~P3 2 施 設 の 老 朽 化 について P3 3 公 民 館 の 耐 震 化 について P3 4 施 設 の 利 便 性 について P3~P4 公 民 館 整 備 の


その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農



Transcription:

第2章 住まいを取り巻く現状と課題 1 市の現状 1 本市の概況 本市は 恵まれた自然環境と 四季を通じての温暖な気候から 住みやすく定住志向が強 い まとまりのある生活圏 があるまちです また 湘南 というイメージで対外的に も知名度があります 平成23年に策定された 茅ヶ崎市総合計画基本構想 では 市の特徴として 人口密 度が高く コンパクトなまち 住宅都市としての性格が強い 市民の多くは 生活実 感として住みよさを感じている 湘南を代表する 茅ヶ崎 という全国的知名度を持つ が挙げられています 本市の概況イメージ図 里山の自然 大地の恵み まとまりのある生活圏 自然の恩恵 温暖な気候 スポーツ レクリエーション 利便性 通勤通学 買物 観光 産業 風景 景観 湘南文化 湘南という知名度 新湘南国道 国道 1 号 JR 東海道本線 国道 134 号 海の恵み 海の自然 まとまりのある生活圏 自治会や小学校区などを単位とした 身近な生活圏 があるとともに 市域全体として も市街地が比較的コンパクトで 生活環境や 海や里山の自然環境が充実しています 9

(1) 人 口 世 帯 平 成 22 年 国 勢 調 査 における 人 口 は 235,081 人 世 帯 数 は 93,445 世 帯 で 伸 び 率 は 低 くなってきているものの 増 加 しています 一 世 帯 当 たりの 世 帯 人 員 は 減 少 傾 向 が 続 いており 平 成 22 年 には 2.52 人 となっ ています 人 口 動 態 * を 見 ると 社 会 増 減 * ( 流 入 人 口 - 流 出 人 口 ) 自 然 増 減 * ( 出 生 数 - 死 亡 数 ) ともに 近 年 は 減 少 傾 向 にあります ( 人 世 帯 ) 250,000 4.43 人 口 世 帯 の 推 移 ( 平 成 22 年 国 勢 調 査 ) ( 人 / 世 帯 ) 235,081 5.00 200,000 4.00 150,000 2.52 3.00 100,000 68,054 93,445 2.00 50,000 1.00 15,354 0 昭 和 35 年 40 年 45 年 50 年 55 年 60 年 平 成 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 世 帯 数 人 口 一 世 帯 あたり 人 員 の 推 移 0.00 ( 人 ) 2,000 1,934 1,500 1,835 人 口 動 態 * の 状 況 ( 平 成 24 年 神 奈 川 県 年 齢 別 人 口 統 計 調 査 ) 1,428 1,692 1,800 1,635 1,000 500 0 1,370 1,247 1,191 1,409 1,037 884 1,345 797 733 579 796 529 412 271 688 564 588 544 501 499 308 321 391 290 241 109 30 平 成 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 自 然 増 減 社 会 増 減 人 口 増 減 10

本 市 の 年 齢 別 人 口 構 成 は 35~39 歳 の 団 塊 世 代 ジュニア * と 60~64 歳 の 団 塊 世 代 * が 多 く 居 住 しています 年 齢 別 人 口 構 成 ( 平 成 22 年 国 勢 調 査 ) 0 3,000 6,000 9,000 12,000 人 9 100 歳 以 上 男 性 85 95~99 歳 392 90~94 歳 1,123 85~89 歳 2,671 80~84 歳 4,464 75~79 歳 6,217 70~74 歳 7,400 65~69 歳 8,468 団 塊 世 代 60~64 歳 7,013 55~59 歳 6,632 50~54 歳 8,325 45~49 歳 9,666 40~44 歳 10,220 団 塊 世 代 ジュニア 35~39 歳 8,009 30~34 歳 6,271 25~29 歳 5,753 20~24 歳 5,542 15~19 歳 5,743 10~14 歳 5,655 5~ 9 歳 5,204 0~ 4 歳 12,000 人 9,000 6,000 3,000 0 48 女 性 329 1,090 2,376 3,798 5,336 6,684 8,167 団 塊 世 代 9,362 7,374 6,670 7,812 9,198 団 塊 世 代 ジュニア 10,136 7,948 6,317 5,402 5,359 5,477 5,529 5,205 65 歳 以 上 50,189 人 15~64 歳 151,477 人 0~14 歳 32,813 人 (2) 将 来 人 口 推 計 本 市 の 人 口 のピークは 平 成 32 年 頃 と 予 想 されています また 生 産 活 動 の 中 心 とな る 15~64 歳 の 生 産 年 齢 人 口 * は 減 少 し 65 歳 以 上 の 高 齢 者 は 増 加 しています 本 市 の 将 来 人 口 推 計 ( 平 成 24 年 茅 ヶ 崎 市 の 人 口 について) 300,000 人 基 準 年 実 績 値 推 計 値 ピーク 年 250,000 212,874 220,809 228,420 235,081 238,586 239,407 238,035 235,236 231,803 200,000 150,000 155,425 156,944 154,844 151,868 148,059 148,063 149,074 145,161 137,542 100,000 50,000 32,288 32,639 41,774 50,315 59,057 62,669 63,783 66,467 71,055 0 25,161 31,226 31,802 32,898 31,470 28,675 25,178 23,608 23,206 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 平 成 27 年 平 成 32 年 平 成 37 年 平 成 42 年 平 成 47 年 総 数 0~14 歳 15 歳 ~64 歳 65 歳 以 上 11

2) 地 域 別 類 型 の 特 徴 平 成 22 年 国 勢 調 査 で 人 口 の 年 齢 構 成 や 世 帯 の 種 類 などから 地 域 を 分 類 すると 以 下 の7つの 特 徴 を 持 ったエリアに 区 分 できます * 一 部 の 戸 建 住 宅 地 や 公 的 賃 貸 住 宅 団 地 では 高 齢 化 が 進 んでいます 全 体 としては 持 ち 家 住 宅 と 賃 貸 住 宅 が 混 在 し 多 様 な 世 帯 が 住 んでいる 地 域 が 多 くなっています 地 域 類 型 の 特 徴 ( 平 成 22 年 国 勢 調 査 に 基 づいたクラスター 分 析 * ) 1 類 型 主 な 特 徴 人 口 世 帯 住 宅 生 活 子 育 て 期 のファミリー*が 多 い マンションが 比 較 的 多 い 居 住 期 間 20 年 未 満 が 比 較 的 多 い 2 単 身 が 比 較 的 多 い アパートが 比 較 的 多 い 未 婚 率 が 比 較 的 高 い 3 子 育 て 期 のファミリー*が 多 い 持 ち 家 戸 建 が 多 い 従 業 地 ; 他 市 が 多 い 4 多 様 な 世 帯 が 居 住 持 ち 家 戸 建 が 多 い 従 業 地 ; 他 県 が 多 い 5 高 齢 化 した 世 帯 が 多 い * 公 的 賃 貸 住 宅 団 地 居 住 期 間 20 年 以 上 が 多 い 6 子 育 て 期 のファミリー*が 特 に 多 い 持 ち 家 戸 建 が 多 い 居 住 期 間 5 年 未 満 が 多 い 7 高 齢 化 した 世 帯 が 多 い 持 ち 家 戸 建 が 多 い 居 住 期 間 20 年 以 上 が 多 い 12

2. 住 宅 の 現 状 1) 住 宅 の 概 況 1 建 て 方 別 住 宅 数 の 推 移 一 戸 建 の 割 合 が 神 奈 川 県 と 比 較 して 高 く また 共 同 非 木 造 の 割 合 が 低 くなってい ます 建 て 方 別 住 宅 数 の 推 移 一 戸 建 長 屋 造 共 同 木 共 同 非 木 造 その 他 平 成 10 年 56.3 2.9 11.2 29.0 0.6 15 年 55.4 3.2 9.7 31.2 0.6 20 年 55.8 3.4 7.8 32.9 0.1 神 奈 川 県 41.4 2.2 9.3 46.9 0.3 全 国 55.3 2.7 5.5 36.2 0.3 2 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 昭 和 55 年 以 前 に 建 築 された 新 耐 震 基 準 を 満 たしていない 住 宅 は 持 ち 家 戸 建 で 1 万 3,500 棟 借 家 共 同 住 宅 では 5,570 棟 存 在 します 昭 和 45 年 以 前 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 昭 和 46 年 ~55 年 昭 和 56 年 ~ 平 成 2 年 平 成 3 年 ~12 年 平 成 13 年 ~17 年 平 成 18 年 ~20 年 9 月 持 ち 家 戸 建 4,650 (10.7%) 8,850 (20.3%) 8,800 (20.2) 11,300 (25.9%) 6,610 (15.2%) 3,420 (7.8%) 100 (0.9%) 1,630 持 ち 家 共 同 住 宅 (15.3%) 2,800 (26.3%) 4,200 (39.5%) 1,280 620 (12.0%)(5.8%) 借 家 戸 建 740 (28.2%) 780 (29.8%) 520 (19.8%) 380 (14.5%) 120 (4.6%) 80 (3.1%) 借 家 共 同 住 宅 4,440 (22.4%) 1,130 (5.7%) 4,630 (23.3%) 5,940 (29.9%) 2,740 960 (13.8%) (4.8%) 13

3 所 有 関 係 別 割 合 の 推 移 本 市 の 持 ち 家 率 は 66.3%であり 全 国 神 奈 川 県 と 比 較 して 高 くなっています 茅 ヶ 崎 市 の 所 有 関 係 別 世 帯 数 の 推 移 主 世 帯 持 ち 家 公 営 都 市 再 生 機 構 民 営 の 借 家 給 与 住 宅 * 間 借 り 公 社 の 借 家 茅 ヶ 崎 市 平 成 12 年 78,591 49,018 6,476 21,137 1,960 825 平 成 17 年 85,396 55,367 6,240 22,115 1,674 1,159 平 成 22 年 91,317 61,299 5,630 22,704 1,684 1,152 神 奈 川 県 平 成 22 年 3,706,130 2,214,495 197,576 1,181,387 112,672 50,480 全 国 平 成 22 年 50,477,548 31,594,379 3,069,946 14,371,457 1,441,766 577,331 資 料 : 国 勢 調 査 所 有 関 係 別 割 合 の 推 移 ( 国 勢 調 査 ) 持 ち 家 公 営 都 市 再 生 機 構 公 社 の 借 家 民 営 の 借 家 給 与 住 宅 間 借 り 平 成 12 年 61.7 8.2 26.6 2.5 1.0 17 年 64.0 7.2 25.6 1.9 1.3 22 年 66.3 6.1 24.6 1.8 1.2 神 奈 川 県 58.9 5.3 31.4 3.0 1.3 全 国 61.9 6.0 28.1 2.8 1.1 4 住 宅 の 建 て 方 所 有 関 係 別 の 世 帯 数 全 世 帯 のうち 持 ち 家 一 戸 建 て 住 宅 が 54.4% 持 ち 家 共 同 住 宅 が 11.9% 借 家 共 同 住 宅 が 27.3%となっており 持 ち 家 一 戸 建 て 住 宅 が 過 半 数 を 占 めています 住 宅 の 建 て 方 所 有 関 係 別 主 世 帯 数 ( 平 成 22 年 国 勢 調 査 ) ( 世 帯 ) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 一 戸 建 て 共 同 住 宅 721 (0.8%) 10,847 (11.9%) 49,671 (54.4%) 24,885 (27.3%) 35,732 3,031 (3.3%) 52,702 持 ち 家 長 屋 建 て 2,780 借 家 2,059 (2.3%) 14

5 新 設 住 宅 の 面 積 の 推 移 平 成 18 年 と 平 成 24 年 の 新 設 住 宅 の 床 面 積 を 比 較 すると 貸 家 では 46.0 m2から 53.4 m2へと 増 加 している 一 方 持 ち 家 は 横 ばいで 推 移 しています (m2/ 戸 ) 140.0 新 設 住 宅 の 一 戸 あたりの 床 面 積 ( 建 築 着 工 統 計 調 査 ) 120.0 114.0 110.0 持 家 100.0 80.0 60.0 90.6 92.9 90.3 87.2 分 譲 平 均 40.0 46.0 53.4 貸 家 20.0 0.0-18 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 - 給 与 給 与 住 宅 * は 18,19 年 度 及 び 22 年 度 以 降 は 供 給 なし 6 高 齢 者 世 帯 の 住 宅 面 積 65 歳 以 上 の 高 齢 者 世 帯 で 床 面 積 が100m2 以 上 ある 住 宅 は 単 身 主 世 帯 では 31.8% 夫 婦 主 世 帯 では 48.3%となっています 高 齢 者 世 帯 の 一 戸 あたりの 床 面 積 29m2 以 下 30 ~ 49m2 50 ~ 69 70 ~ 99 100 ~ 149 150m2 以 上 65 歳 以 上 の 単 身 主 世 帯 230 (3.9%) 1,260 (21.5%) 1,070 (18.3%) 1,440 (24.6%) 1,440 (24.6%) 420 (7.2%) 40 (0.4%) 65 歳 以 上 の 夫 婦 主 世 帯 690 (7.2%) 1,290 (13.4%) 2,950 (30.7%) 3,520 (36.6%) 1,130 (11.7%) 15

7 高 齢 者 のための 設 備 を 備 えた 住 宅 の 割 合 持 家 借 家 ともに 全 国 神 奈 川 県 と 比 較 して 低 くなっています 高 齢 者 のための 設 備 を 備 えた 住 宅 の 割 合 (%) 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 茅 ヶ 崎 市 18.9 56.3 持 家 借 家 神 奈 川 県 25.9 63.6 全 国 27.6 63.5 高 齢 者 のための 設 備 の 設 置 状 況 (%) 0.0 20.0 40.0 60.0 階 段 に 手 すりがある 廊 下 に 手 すりがある 3.5 3.6 22.5 28.0 平 成 15 年 平 成 20 年 浴 室 に 手 すりがある 15.5 20.2 便 所 に 手 すりがある 11.6 15.2 またぎやすい 高 さの 浴 室 20.7 26.1 廊 下 などが 車 椅 子 で 通 行 可 能 13.4 15.8 段 差 のない 屋 内 15.8 23.3 道 路 から 玄 関 まで 車 椅 子 で 通 行 可 能 8.2 11.2 高 齢 者 のための 設 備 はない 46.3 54.7 16

8 木 造 住 宅 の 耐 震 化 率 茅 ヶ 崎 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 の 目 標 率 90%に 対 して 平 成 23 年 度 現 在 80.5% となっています 耐 震 化 率 の 状 況 ( 茅 ヶ 崎 市 耐 震 改 修 促 進 計 画 ) 85.0 80.0 耐 震 75.0 化 率 ( 70.0 戸 数 棟 数 68.0 77.8 69.1 79.4 70.0 80.5 71.1 %) 65.0 60.0 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 9 住 宅 の 種 類 別 住 宅 着 工 数 の 推 移 住 宅 の 住 宅 着 工 数 は 分 譲 住 宅 の 戸 数 の 増 減 に 大 きく 影 響 を 受 けています 平 成 18 年 度 以 降 は 平 成 21 年 度 に 大 幅 に 上 昇 しているものの 減 少 傾 向 にあります ( 戸 ) 3,500 住 宅 の 種 類 別 住 宅 着 工 数 の 推 移 ( 建 築 着 工 統 計 調 査 ) 3,000 2,682 合 計 2,500 持 家 2,000 1,656 1,500 1,317 分 譲 1,000 500 0 884 626 481 510 0 0 H18 年 度 H19 年 度 H20 年 度 H21 年 度 H22 年 度 H23 年 度 H24 年 度 520 貸 家 給 与 給 与 住 宅 * は 18,19 年 度 及 び 22 年 度 以 降 は 供 給 なし 17

10 空 き 家 率 本 市 では 空 き 家 率 は 全 国 神 奈 川 県 と 比 較 してまだ 低 いものの 10.0%あり 増 加 傾 向 にあります 賃 貸 住 宅 は 全 住 宅 の 空 き 家 率 と 比 較 して 18.4%と 高 くなっています 借 家 共 同 住 宅 では 建 物 の 老 朽 化 などに 伴 い 家 賃 の 下 落 がみられるものの 空 き 家 は 増 加 しているようです ( 市 内 不 動 産 事 業 者 ヒアリング 調 査 より) 空 き 家 率 の 推 移 ( 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 14.0 (%) 13.1 12.0 10.0 11.5 10.2 12.2 10.4 10.5 10.0 全 国 神 奈 川 県 8.0 7.9 8.9 茅 ヶ 崎 市 6.0 H10 年 H15 年 H20 年 全 住 宅 と 賃 貸 住 宅 の 空 き 家 率 入 居 者 あり 入 居 者 なし 全 住 宅 90.0 10.0 賃 貸 住 宅 81.6 18.4 18

11 建 築 時 期 別 住 宅 数 平 成 15 年 と 平 成 20 年 の 建 築 時 期 別 の 住 宅 数 から 5 年 間 に 減 少 した 住 宅 ( 滅 失 住 宅 ) の 数 を 算 出 し そこから 平 均 耐 用 年 数 を 算 出 すると 概 ね 30 年 になります 建 築 時 期 別 住 宅 数 ( 住 宅 土 地 統 計 調 査 ) 昭 和 25 年 以 前 昭 和 26 年 ~35 年 昭 和 36 年 ~45 年 昭 和 46 年 ~55 年 昭 和 56 年 ~ 平 成 2 年 平 成 3 年 ~7 年 平 成 8 年 ~12 年 平 成 13 年 ~17 年 平 成 18 年 ~20 年 9 月 0 5,000 10,000 15,000 20,000 戸 ( 滅 失 住 宅 数 ) 850 1,060 平 成 15 年 ( ) 1,670 平 成 20 年 1,120 9,760 7,900 13,280 12,530 19,030 16,980 10,230 9,890 12,330 12,440 (550 戸 ) (1,860 戸 ) (750 戸 ) (2,050 戸 ) (340 戸 ) ( ) 6,440 10,850 ( ) 0 5,340 ( ) 本 調 査 は 標 本 調 査 であるため 統 計 表 の 数 値 は 標 本 誤 差 を 含 んでいる 昭 和 25 年 以 前 の 住 宅 は 平 成 15 年 よりも 平 成 20 年 の 調 査 の 戸 数 が 多 いため 算 出 から 除 外 した 建 築 時 期 別 の 平 均 建 築 年 数 は 以 下 の 通 り 昭 和 26~35 年 =50 年 昭 和 36 年 ~45 年 =40 年 昭 和 46 年 ~55 年 =30 年 昭 和 56 年 ~ 平 成 2 年 =20 年 平 成 3 年 ~7 年 =12.5 年 19

2) 建 て 方 所 有 者 別 住 宅 の 現 状 (1) 持 ち 家 戸 建 住 宅 1 世 帯 主 の 年 齢 構 成 持 ち 家 戸 建 住 宅 の 世 帯 主 は 38.3%が 65 歳 以 上 の 高 齢 者 となっています 持 ち 家 戸 建 住 宅 の 世 帯 主 の 年 齢 構 成 25 歳 未 満 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 65 歳 以 上 持 ち 家 戸 建 住 宅 ( 年 齢 構 成 ) 20 (0.04%) 1,730 6,850 (3.9%) (15.3%) 8,280 (18.5%) 10,660 (23.8%) 17,140 (38.3%) 2 世 帯 主 が 65 歳 以 上 の 世 帯 類 型 持 ち 家 戸 建 住 宅 で 世 帯 主 が 65 歳 以 上 の 世 帯 では 単 身 世 帯 と 夫 婦 世 帯 が 約 1 万 世 帯 存 在 し 59%となっています 世 帯 主 が 65 歳 以 上 の 持 ち 家 戸 建 住 宅 の 世 帯 類 型 単 身 夫 婦 夫 婦 + 子 ども ひとり 親 その 他 不 詳 持 ち 家 戸 建 住 宅 ( 世 帯 類 型 ) 3,310 (19.3%) 6,810 (39.7%) 4,260 (24.9%) 1,320 1,440 (7.7%) (8.4%) 20

(2) 持 ち 家 共 同 住 宅 1 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 16.2%ある 昭 和 55 年 以 前 の 持 ち 家 共 同 住 宅 は 新 耐 震 基 準 を 満 たしておらず ま た 設 備 の 老 朽 化 が 進 んでいます 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 昭 和 45 年 以 前 昭 和 46 年 ~55 年 昭 和 56 年 ~ 平 成 2 年 平 成 3 年 ~12 年 平 成 13 年 ~17 年 平 成 18 年 ~20 年 9 月 100 (0.9%) 持 ち 家 共 同 住 宅 1,630 (15.3%) 2,800 (26.3%) 4,200 (39.5%) 1,280 620 (12.0%)(5.8%) 2 持 ち 家 共 同 住 宅 を 所 有 する 上 での 今 後 の 不 安 持 ち 家 共 同 住 宅 の 所 有 者 に 対 するアンケート 調 査 結 果 では 今 後 の 不 安 なこととして 大 規 模 修 繕 に 係 る 費 用 耐 震 性 などの 防 災 建 て 替 えに 係 る 費 用 や 合 意 形 成 の 比 率 が 高 くなっています 持 ち 家 共 同 住 宅 を 所 有 する 上 での 今 後 の 不 安 ( 平 成 23 年 度 茅 ヶ 崎 市 集 合 住 宅 アンケート) (N=147) 大 規 模 修 繕 に 係 る 費 用 耐 震 性 などの 防 災 建 て 替 えに 係 る 費 用 や 合 意 形 成 マンション 老 朽 化 等 による 空 家 発 生 相 続 その 他 無 回 答 0 10 20 30 (%) 27.9 27.2 21.8 9.5 4.1 2.7 6.8 21

(3) 借 家 共 同 住 宅 1 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 28.1%ある 昭 和 55 年 以 前 の 借 家 共 同 住 宅 は 新 耐 震 基 準 を 満 たしておらず また 設 備 の 老 朽 化 が 進 んでいます 建 て 方 所 有 関 係 の 建 築 時 期 別 住 宅 数 昭 和 45 年 以 前 昭 和 46 年 ~55 年 昭 和 56 年 ~ 平 成 2 年 平 成 3 年 ~12 年 平 成 13 年 ~17 年 平 成 18 年 ~20 年 9 月 借 家 共 同 住 宅 4,440 (22.4%) 1,130 (5.7%) 4,630 (23.3%) 5,940 (29.9%) 2,740 960 (13.8%)(4.8%) 2 借 家 共 同 住 宅 オーナーの 今 後 の 経 営 意 向 民 営 借 家 では2 階 建 てが 70.7%を 占 めます 借 家 共 同 住 宅 オーナーへのアンケート 調 査 による 今 後 の 経 営 意 向 では 事 業 採 算 が 合 う 限 り このまま 経 営 を 続 ける との 回 答 が 過 半 数 を 占 める 一 方 建 物 の 老 朽 化 に 限 界 がきたらやめる との 回 答 も 20% 程 度 と 高 くなっています 民 営 借 家 の 階 高 別 棟 数 比 率 1 階 建 2 階 建 3~5 階 建 6 階 建 以 上 民 営 借 家 0 11,680 (70.7%) 3,700 (22.4%) 1,140 (6.9%) 借 家 共 同 住 宅 オーナーの 今 後 の 経 営 意 向 ( 平 成 23 年 茅 ヶ 崎 市 集 合 住 宅 アンケート) (N=86) 事 業 採 算 が 合 う 限 り このまま 賃 貸 集 合 住 宅 の 経 営 を 続 ける 0 10 20 30 40 50 60 (%) 54.7 建 物 の 老 朽 化 に 限 界 がきたらやめる 20.9 既 存 の 建 物 の 充 実 を 図 り 賃 貸 集 合 住 宅 の 経 営 を 続 ける 10.5 今 すぐ 経 営 をやめたいが やめられない ニーズにあった 賃 貸 集 合 住 宅 に 建 て 替 え 経 営 を 続 ける もうすぐ 経 営 をやめる 予 定 他 の 土 地 活 用 に 切 り 替 える その 他 無 回 答 4.7 2.3 1.2 0 1.2 4.7 22

(4) 借 家 戸 建 て 住 宅 1 家 賃 別 構 成 借 家 戸 建 て 住 宅 の 戸 数 を 家 賃 の 価 格 帯 別 にみると 6 万 円 未 満 のものと 10 万 円 以 上 のものが 多 くなっています 市 内 不 動 産 事 業 者 へのヒアリング 調 査 によると 家 賃 の 高 い 借 家 戸 建 て 住 宅 につい ても 需 要 があるようです 借 家 戸 建 て 住 宅 の 家 賃 別 構 成 1,200 1,000 ( 戸 ) 1,050 (29.1%) 910 (25.2%) 800 600 660 (18.3%) 620 (17.2%) 400 260 (7.2%) 200 0 4 万 円 未 満 4~6 万 円 6~8 万 円 8~10 万 円 10 万 円 以 上 * (5) 公 的 賃 貸 住 宅 1 所 有 関 係 別 世 帯 年 収 別 の 構 成 公 営 や 都 市 再 生 機 構 公 社 の 借 家 の 居 住 者 は 年 収 200 万 円 未 満 の 比 率 が 高 くな っています 所 有 関 係 別 世 帯 年 収 別 の 構 成 200 万 円 未 満 200~300 万 円 未 満 300~400 万 円 未 満 400~500 万 円 未 満 500~700 万 円 未 満 700 万 円 以 上 不 明 持 家 6.5 10.7 12.9 11.7 21.6 35.9 0.7 借 家 15.3 16.3 17.3 15.1 17.3 11.5 7.2 ( 公 営 の 借 家 ) 34.8 24.2 6.1 12.1 3.0 9.1 10.6 ( 都 市 再 生 機 構 公 社 の 借 家 ) 20.3 26.4 22.7 12.9 11.6 5.2 0.9 ( 民 営 の 借 家 ) 14.9 14.4 16.8 15.8 17.2 12.3 8.6 23

3. 住 まいの 課 題 住 まいに 係 る 主 な 課 題 として 次 の 点 があげられます 課 題 1 超 高 齢 社 会 への 対 応 少 子 高 齢 化 が 進 み 人 口 が 減 少 し まちの 活 力 が 低 下 に 向 かうと 考 えられる 中 で 地 域 コミュニティ * の 創 出 向 上 のためには 多 様 な 世 代 が 居 住 できる 都 市 づくりに 向 けて 本 市 の 特 性 にあった 住 宅 政 策 を 実 施 していくことが 求 められます 課 題 2 市 民 民 間 事 業 者 行 政 の 連 携 住 宅 は 個 人 の 財 産 であることから 効 果 的 に 住 宅 政 策 を 展 開 するためには 市 民 民 間 事 業 者 行 政 の 情 報 の 共 有 と 連 携 した 取 組 が 欠 かせないため 連 携 強 化 のためのし くみを 構 築 することが 求 められます 課 題 3 住 宅 戦 略 の 構 築 豊 かな 暮 らしの 実 現 には 多 様 なライフスタイル * や 若 い 単 身 者 子 育 てファミリー 層 * 高 齢 者 世 帯 などライフステージ * に 応 じた 住 まい 方 ができることが 必 要 です その ため 円 滑 な 住 み 替 えなど 将 来 を 見 据 えた 総 合 的 な 住 宅 戦 略 を 早 期 に 構 築 していくこ とが 求 められます 課 題 4 昭 和 40 年 代 の 住 宅 開 発 地 などの 地 域 の 活 性 化 昭 和 40 年 代 に 大 規 模 分 譲 された 住 宅 開 発 地 などでは 高 齢 者 の 単 身 世 帯 夫 婦 世 帯 の 増 加 が 予 測 されるため 住 み 慣 れた 地 域 で 暮 らし 続 けることのできる 支 援 のしくみ づくりが 必 要 です 24

課 題 5 災 害 に 強 い 住 まいづくり 高 齢 者 や 障 害 者 が 居 住 する 住 宅 の 耐 震 化 とバリアフリー* 化 を 連 携 して 進 め 住 宅 改 善 を 促 進 することが 求 められます また 持 ち 家 共 同 住 宅 の 所 有 者 が 不 安 に 感 じている 維 持 管 理 の 費 用 や 耐 震 性 など 将 来 の 大 規 模 修 繕 や 防 災 に 対 する 知 識 の 情 報 提 供 が 必 要 です 課 題 6 自 然 環 境 への 配 慮 と 地 域 とつながる 住 まいづくり 本 市 は これまで 環 境 に 配 慮 したさまざまな 取 組 を 行 ってきましたが 今 後 も 地 球 温 暖 化 に 対 応 するとともに 本 市 の 特 徴 である 温 暖 で 恵 まれた 自 然 環 境 を 活 かし 風 や 太 陽 光 緑 のカーテンなどを 取 り 入 れた 住 まい 住 まい 方 の 推 進 が 必 要 です また 住 みやすく 定 住 志 向 が 強 い まとまりのある 生 活 圏 がある 特 徴 を 大 切 にし 今 後 の 少 子 高 齢 社 会 において 高 齢 者 が 自 立 して 暮 らすことのできる 環 境 子 育 てがし やすい 環 境 整 備 など 地 域 とつながる 住 まい 住 まい 方 の 整 備 が 求 められます 課 題 7 福 祉 分 野 と 連 携 した 民 間 賃 貸 住 宅 の 活 用 促 進 福 祉 分 野 と 連 携 し 生 活 困 窮 者 * に 配 慮 した 住 宅 セーフティネット * の 一 端 として 建 て 替 えや 住 宅 改 善 が 遅 れがちな2~3 階 建 ての 小 規 模 な 民 間 賃 貸 住 宅 の 住 宅 改 修 や 建 て 替 えに 向 けた 支 援 の 検 討 が 求 められます 課 題 8 増 加 する 空 き 家 への 対 応 今 後 相 続 人 のいない 高 齢 者 の 単 身 世 帯 の 増 加 や 人 口 減 少 などに 伴 い 増 加 すること が 予 測 される 空 き 家 について 地 域 の 防 災 防 犯 上 の 安 全 安 心 を 確 保 する 条 例 の 制 定 や 地 域 の 福 祉 や 活 力 向 上 のための 利 活 用 ができるように 対 策 を 立 てることが 求 められま す 課 題 9 庁 内 の 横 断 的 な 連 携 強 化 住 宅 政 策 の 効 果 的 効 率 的 な 事 業 を 推 進 するため 庁 内 の 横 断 的 な 連 携 の 強 化 を 図 る とともに 住 まいに 係 る 専 任 部 署 の 設 置 などが 求 められます まとまりのある 生 活 圏 : 自 治 会 や 小 学 校 区 などを 単 位 とした 身 近 な 生 活 圏 があるとともに 市 域 全 体 として も 市 街 地 が 比 較 的 コンパクトで 生 活 環 境 や 海 や 里 山 の 自 然 環 境 が 充 実 しています 25