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入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め


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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

2. 予 測 2.1. 予 測 項 目 予 測 項 目 は 以 下 のとおりとした 1 埋 設 廃 棄 物 の 掘 削 除 去 に 伴 う 廃 棄 物 2 造 成 等 の 施 工 の 一 時 的 な 影 響 による 建 設 工 事 に 伴 う 副 産 物 ( 建 設 発 生 土 建 設 廃 棄 物

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

Transcription:

第 4 編 砂 防 及 び 地 すべり 対 策 編 第 4 章 地 すべり 対 策 調 査 計 画 設 計 第 1 節 総 則 第 4401 条 総 則 1. 趣 旨 この 仕 様 書 は 岡 山 県 土 木 部 の 発 注 する 地 すべり 対 策 事 業 機 構 調 査 ( 以 下 調 査 とい う )の 適 正 な 施 行 を 図 るために 受 託 者 が 履 行 しなければならない 調 査 仕 様 の 標 準 を 示 すものとする 2. 適 用 範 囲 (1) この 仕 様 書 は 岡 山 県 土 木 部 の 発 注 する 地 すべり 対 策 事 業 共 通 的 事 項 を 示 すものである (2) 調 査 は 委 託 契 約 書 設 計 図 書 土 木 工 事 仕 様 書 建 設 省 河 川 砂 防 技 術 基 準 ( 案 ) 及 びこの 仕 様 書 に 基 づいて 施 行 しなければならない (3) この 仕 様 書 と 特 記 仕 様 書 とが 競 合 する 事 項 については 特 記 仕 様 書 の 定 めるところによるものとする 3. 目 的 調 査 は 地 すべり 地 域 及 びその 隣 接 する 地 域 について 地 表 踏 査 運 動 状 況 調 査 地 質 精 査 すべり 面 調 査 地 下 水 調 査 等 により 地 すべりの 実 態 と 性 格 を 把 握 して 地 すべりの 機 構 解 析 を 行 い 適 切 な 地 すべり 防 止 対 策 を 樹 立 することを 目 的 とする 4. 経 歴 書 の 提 出 (1) 調 査 を 担 当 する 技 術 者 は 地 すべり 調 査 の 経 験 と 専 門 的 知 識 を 有 していな ければならない (2) 監 理 技 術 者 の 届 出 と 同 時 に 調 査 を 担 当 する 技 術 者 の 地 すべり 調 査 に 関 す る 経 歴 書 を 監 督 員 に 提 出 するものとする 5. 調 査 箇 所 の 決 定 調 査 箇 所 は 設 計 図 書 に 示 すが 監 督 員 と 協 議 して 調 査 項 目 調 査 位 置 実 施 方 法 等 を 決 めるものとする 6. 施 行 計 画 調 査 着 手 前 に 調 査 項 目 毎 の 実 施 予 定 表 担 当 技 術 者 名 使 用 する 機 械 器 具 測 定 機 器 等 の 一 覧 表 を 提 出 し 監 督 員 の 承 諾 を 得 るものとする 7. 作 業 日 報 調 査 の 現 場 作 業 中 は 現 場 に 作 業 日 報 を 常 備 し 監 督 員 から 提 示 の 要 求 があったと きは 速 やかに 提 示 するものとする 8. 中 間 報 告 調 査 の 現 場 作 業 及 び 資 料 整 理 解 析 がおおむね 完 了 したきと または 監 督 員 から 指 示 のあったときは 中 間 報 告 をするものとする このとき 内 容 に 不 備 な 点 が 認 められたときは 協 議 のうえ 監 督 員 の 指 示 により 計 測

及 び 解 析 を 実 施 または 再 検 討 をするものとする 9. 保 安 施 設 (1) 調 査 実 施 期 間 中 は 交 通 水 利 その 他 公 衆 に 迷 惑 を 及 ぼさないように 保 安 設 備 または 必 要 な 処 置 を 講 ずるものとする (2) 火 薬 油 類 電 気 薬 品 その 他 危 険 物 を 使 用 するときは 保 管 及 び 取 り 扱 いについては 関 係 法 令 の 定 めるところによるものとする 10. 疑 義 の 協 議 及 び 協 議 記 録 簿 この 仕 様 書 及 び 特 記 仕 様 書 に 記 載 されていない 事 項 及 びこの 仕 様 書 及 び 特 記 仕 様 書 に 疑 義 を 生 じたときは 監 督 員 と 協 議 するものとする 受 託 者 は その 都 度 確 認 出 来 るよう 協 議 記 録 簿 等 ( 別 紙 様 式 -1)を 備 え 成 果 品 に 添 付 し 提 出 するものとする 第 2 節 地 すべり 調 査 第 4402 条 地 表 踏 査 計 画 準 備 は 地 すべり 調 査 の 実 施 の 予 備 調 査 として 既 存 資 料 調 査 地 形 判 読 現 地 調 査 を 実 施 し 調 査 計 画 応 急 対 策 計 画 を 策 定 することを 目 的 とする 2. 範 囲 の 推 定 地 域 内 に 発 生 している 各 種 の 徴 候 ( 亀 裂 段 落 ち 陥 没 押 し 出 し 構 造 物 等 の 変 状 樹 木 の 変 形 発 育 )や 微 地 形 ( 凹 地 池 沼 湧 水 凸 地 台 地 の 分 布 等 ) 地 質 ( 基 盤 やすべり 面 の 露 頭 等 ) あるいは 土 地 利 用 地 下 水 利 用 の 実 態 等 から 活 動 地 域 と 将 来 活 動 の 恐 れのある 地 域 被 害 地 域 等 の 範 囲 を 推 定 するものとする 3. 素 因 の 推 定 付 近 の 基 盤 の 露 頭 や 地 質 等 によって 地 すべり 発 生 に 関 与 していると 思 われる 地 質 あるいは 地 質 構 造 を 推 定 するものとする 4. 誘 因 と 経 過 の 推 定 発 生 当 時 の 気 象 等 を 参 考 にし また 運 動 形 態 を 観 察 して その 発 生 経 過 を 推 定 す ることによって 機 構 について 考 察 する また 当 該 地 すべり 地 における 過 去 の 運 動 の 履 歴 周 辺 での 地 すべり 発 生 等 に 関 する 情 報 を 収 集 するものとする 5. 運 動 についての 予 測 現 在 の 活 動 状 況 や 範 囲 等 から 考 えて 災 害 の 発 生 ないし 拡 大 について 予 測 するも のとする 6.ブロックの 区 分 全 活 動 地 域 を 幾 つかの 地 すべり 運 動 ブロック 分 割 する 分 割 するにあたっては 主 として 地 すべり 頭 部 の 分 布 や 亀 裂 の 状 況 を 観 察 した 上 で 行 うものとする なお 地 表 の 移 動 量 観 測 の 資 料 や 空 中 写 真 判 読 成 果 等 があれば 参 考 にするものとする 7. 応 急 対 策 の 検 討 発 生 及 び 運 動 機 構 が 推 定 されたところで 滑 落 の 危 険 のあるブロックについて 応 急 対 策 を 検 討 するものとする 8. 調 査 計 画 の 立 案 恒 久 対 策 の 計 画 に 必 要 な 調 査 計 画 を 踏 査 完 了 後 速 やかに 立 案 し 監 督 員 と 協 議 す

るものとする 第 4403 条 伸 縮 計 による 調 査 連 続 的 な 運 動 の 変 化 と 降 雨 や 地 下 水 位 等 との 因 果 関 係 を 更 に 具 体 的 に 見 出 し 対 策 工 法 に 関 連 づけることを 目 的 とする 2. 設 置 (1) 地 盤 伸 縮 計 は 各 調 査 測 線 に 沿 って 地 すべりの 運 動 方 向 に 平 行 に また 副 測 線 沿 いや 地 すべりの 中 間 部 末 端 部 では 明 瞭 な 亀 裂 や 段 落 ちのある 場 所 に 監 督 員 と 協 議 して 設 置 するものとする (2) 設 置 スパンは 原 則 20 m 以 下 とし インバー 線 は 塩 ビ 管 で 保 護 しなければ ならない なお 塩 ビ 管 がインバー 線 に 接 触 しないよう 特 に 注 意 するもの とする 3. 計 器 の 精 度 原 則 として 計 器 の 分 解 能 は 0.2mm 以 上 のものとする 4. 観 測 観 測 時 には 計 器 が 正 常 に 作 動 しているか 確 認 点 検 し あわせて 地 すべり 地 区 内 の 状 況 を 観 察 するものとする 5. 結 果 の 整 理 調 査 の 結 果 は 縦 軸 に 累 積 変 位 量 横 軸 に 期 日 をとり 降 水 量 または 地 下 水 位 と 対 照 できる 図 にまとめ 温 度 補 正 を 考 慮 して 気 温 も 記 入 するものとする 第 4404 条 地 盤 傾 斜 量 測 定 ( 傾 斜 計 ) 地 盤 傾 斜 量 の 測 定 は 地 すべり 運 動 の 不 明 瞭 な 地 域 の 安 定 度 を 推 定 することを 目 的 とする 2. 設 置 (1) 傾 斜 計 の 設 置 は 調 査 主 線 沿 いの 運 動 ブロックの 上 方 斜 面 ( 必 要 に 応 じて 運 動 ブロックの 両 側 の 斜 面 や 運 動 ブロック 内 )に 監 督 員 と 協 議 して 設 置 するものとする (2) 傾 斜 地 の 設 置 は 設 置 台 の 頭 部 にコンクリートを 打 設 し 表 面 にガラス 板 を 張 って 水 平 に 仕 上 げる 設 置 台 は 計 器 格 納 箱 で 覆 っておくものとする 3. 測 定 (1) 計 器 は 水 管 式 ( 分 解 能 1 秒 )を 用 い 測 定 は 2 本 の 傾 斜 計 を N-S E-W の 2 方 向 に 直 交 させて 行 う 主 軸 ( 分 度 板 の 付 いた 軸 )を N E 側 として 設 定 して 測 定 するものとする (2) 第 43 条 原 則 として 毎 日 1 回 設 置 後 少 なくとも60 日 以 上 はほぼ 一 定 時 に 行 い 以 降 の 測 定 間 隔 は 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 4. 結 果 の 整 理 調 査 の 結 果 は 縦 軸 に 傾 斜 累 積 量 傾 斜 変 動 量 横 軸 に 期 日 をとり 降 水 量 または 地 下 水 位 と 対 照 できる 図 に 整 理 し 傾 斜 累 積 速 度 日 平 均 傾 斜 変 動 量 を 計 算 する

第 4405 条 測 量 による 調 査 ( 移 動 杭 ) 測 量 による 調 査 ( 移 動 杭 )は 地 すべり 運 動 方 向 が 不 明 瞭 な 場 合 や 運 動 の 激 しい 場 合 に 用 い 運 動 の 方 向 と 絶 対 量 を 正 確 に 求 めることによって 地 すべりの 方 向 性 活 動 性 の 分 布 を 知 り 期 間 別 季 節 別 の 量 を 比 較 して 各 季 節 因 子 ( 例 えば 梅 雨 融 雪 台 風 等 )との 関 係 を 求 めることを 目 的 とする 2. 設 置 地 すべり 運 動 地 域 外 固 定 点 2 点 を 置 き この 見 通 し 線 上 に 移 動 点 を 設 置 するもの とし 移 動 点 間 隔 については 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 3. 測 定 観 測 はトランシットにより 固 定 点 間 の 見 通 し 横 断 測 量 により 水 平 移 動 量 を 測 定 し レベルにより 固 定 点 を 含 め 水 準 測 量 を 実 施 し 垂 直 移 動 を 測 定 するものとす る 4. 結 果 の 整 理 調 査 結 果 は 水 平 縦 断 とも 各 移 動 量 を 表 及 び 図 に 測 定 ごとの 移 動 量 と 累 積 移 動 量 期 間 別 季 節 別 の 移 動 量 が 判 明 できるように 監 督 員 と 協 議 して 整 理 するものとする 第 4406 条 ボーリング 調 査 (1) ボーリングにより 得 られた 資 料 によって 地 質 土 質 の 判 定 及 び 地 質 学 上 の 諸 状 況 を 判 断 し 地 すべり 機 構 の 解 明 あるいは 対 策 工 事 を 実 施 する 上 での 基 礎 資 料 を 得 ることを 目 的 とする (2) 地 すべりのボーリング 調 査 は 地 下 水 形 態 地 すべり 面 等 地 すべり 地 域 の 内 部 的 性 質 を 探 査 する 重 要 な 調 査 である したがってボーリング 作 業 には 地 すべり 調 査 に 熟 練 したボーリング 技 術 者 を 配 置 して 適 切 で 精 細 な 調 査 を 行 うものとする 2. 位 置 (1) ボーリング 位 置 は 現 地 踏 査 を 行 い その 結 果 に 基 づいて 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする (3) 油 圧 式 ( 能 力 70 ~ 100m) 原 動 機 本 体 3.7 ~ 5.5kw ポンプ 2.2kw を 標 準 とする 3. 孔 径 ボーリング 孔 径 は 呼 称 66mm 以 上 の 普 通 形 コアービットで 掘 削 するものとする 4. 掘 削 (1) 掘 削 は 地 下 水 位 の 確 認 ができる 深 さまで 原 則 として 無 水 堀 りとする それ 以 深 は 掘 削 状 況 に 応 じて 清 水 堀 りまたは 無 水 堀 りで 行 う (2) 1 本 のボーリングの 長 さは 基 盤 を 確 認 するのに 十 分 な 長 さとし 基 盤 を 少 なくとも5m 以 上 確 認 することを 原 則 とする ただし 基 盤 までの 掘 進 長 が 30m を 著 しく 超 える 場 合 もしくは 著 しく 浅 い 場 合 は 監 督 員 と 協 議 し その 指 示 によるものとする (3) 試 料 の 採 取 は 全 掘 進 量 にわたり 行 い 採 取 率 100%に 近 づけるよう 努 力 す

る 調 査 中 は 調 査 現 地 において 保 管 し 調 査 終 了 後 提 出 するものとする (4) 掘 進 にあたって 孔 内 崩 壊 の 防 止 には 可 能 な 限 りケーシングパイプを 用 い 監 督 員 の 指 示 以 外 はベントナイト 等 の 使 用 は 禁 止 するものとする 5. 水 位 観 測 用 保 孔 管 (1) 保 孔 管 は 内 径 40mm 以 上 の 硬 質 塩 化 ビニール 管 を 使 用 し 滞 水 層 区 間 あ るいは 保 孔 管 全 区 間 にわたって ストレーナー 加 工 を 行 う ストレーナー は 円 形 またはスリット 状 とするものとする (2) 保 孔 管 の 継 手 は ネジ 継 手 ソケット 継 手 または 突 き 合 せ 継 手 とし 継 手 長 は 内 径 の 1.5 倍 程 度 を 標 準 とするものとする (3) 保 孔 管 にストレーナー 加 工 する 場 合 は 次 図 のようにするものとする 6.ボーリング 柱 状 図 ボーリング 柱 状 図 の 作 成 は 別 表 様 式 に 整 理 する 特 に 基 盤 面 すべり 面 及 び 地 下 水 形 態 等 地 すべり 的 判 定 に 関 連 する 事 象 は 掘 削 中 の 状 況 も 含 めて 詳 細 にもれなく 記 入 する 7.コアーの 整 理 (1) コアー 箱 は 長 さ 1m で 原 則 として 掘 進 長 5m 分 の 試 料 一 箱 に 入 るよう 5 列 の 溝 を 設 けたものを 使 用 し 掘 進 開 始 前 にその 予 定 掘 進 量 の 全 長 に 相 当 す るだけの 箱 を 用 意 する コアーは コアー 箱 の 所 定 の 位 置 に 整 理 して 配 列 して 採 取 区 分 毎 に 仕 切 板 を 入 れ コアー 箱 に 調 査 名 地 点 名 及 び 深 度 明 記 する なお 一 時 的 に 他 の 容 器 に 保 存 し ボーリング 終 了 後 整 理 してコア ー 箱 に 並 べかえることは 採 取 したコアーの 配 列 を 間 違 える 可 能 性 がある のでこれを 禁 止 する 採 取 率 が 低 く コアー 箱 に 相 当 の 空 間 ができてもこ れをつめてはならない (2) コアー 写 真 は 掘 進 終 了 後 直 ちにコアー 箱 に 納 められたコアーを 一 箱 ごと に 3 色 または 5 色 の 標 準 色 調 板 貼 布 し 画 面 一 杯 で 鮮 明 に 撮 影 し カラー 写 真 ( 手 札 以 上 )で 提 出 するものとする (3) 採 取 されたコアーは 乾 湿 凍 結 割 れ 等 の 変 形 変 質 を 防 ぐよう 留 意 し コアー 箱 は 保 護 覆 いのある 場 所 に 一 括 して 保 管 するものとする (4) スライムはその 旨 記 入 したビニール 袋 に 地 点 深 度 などを 記 入 して 監 督 員 の 指 示 があるまで 保 管 し コアー 箱 の 中 に 並 べてはならない 8. 結 果 の 整 理 (1) 地 質 土 質 等 の 判 定 には 担 当 技 師 が 必 ず 立 ち 合 ってその 責 任 において

行 うものとする (2) 採 取 されたコアーの 判 定 は 付 近 の 地 質 状 況 を 加 味 して 行 い 必 要 な 場 合 は 監 督 員 の 許 可 を 得 てコアーを 裁 断 して 裁 断 面 の 観 察 によって 判 断 する ものとする (3) 調 査 の 結 果 は 地 質 柱 状 図 及 びその 資 料 をもとにして 作 成 した 調 査 地 域 一 帯 の 地 質 図 地 すべり 状 況 図 ( 平 面 図 及 び 縦 断 面 図 )にまとめるものとす る 第 4407 条 標 準 貫 入 試 験 標 準 観 入 試 験 は 原 位 置 における 地 すべり 土 塊 の 硬 軟 ( 地 耐 力 並 びに 内 部 摩 擦 角 ) 締 まり 具 合 ( 粗 密 状 況 )を 知 り 地 すべり 機 構 の 解 明 あるいは 対 策 工 法 を 検 討 する 上 での 資 料 とすることを 目 的 とする 2. 試 験 試 験 は JISA1219 土 の 標 準 貫 入 試 験 方 法 によるものとする 第 4408 条 電 気 ( 垂 直 水 平 ) 探 査 (1) 電 気 探 査 は 地 すべり 地 域 の 地 質 地 下 構 造 の 概 略 及 び 地 下 水 の 状 況 を 概 括 的 に 把 握 することを 目 的 とする 地 中 土 層 の 物 理 的 な 性 質 を 利 用 し 電 気 を 使 ってその 層 を 通 過 する 抵 抗 値 を 測 定 器 により 測 定 するものである (2) 計 測 及 び 解 析 は 経 験 と 専 門 的 知 識 を 有 する 技 術 者 が 実 施 するものとする 2. 測 線 設 定 測 線 の 位 置 及 び 方 向 については 設 計 図 に 示 すが 着 工 前 に 地 形 踏 査 して 機 構 解 析 に 最 も 効 果 的 な 測 線 を 設 定 し 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 3. 測 定 (1) 電 気 探 査 には 垂 直 探 査 水 平 探 査 二 次 元 探 査 などがあるが その 電 極 配 置 法 電 極 間 隔 解 析 手 法 については 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するこ ととする (2) 測 定 点 の 数 が 少 ないときは 垂 直 探 査 を 主 とするかどうか 着 工 前 に 監 督 員 の 指 示 を 受 けるものとする (3) 比 抵 抗 層 を 一 様 な 条 件 ( 例 えば 一 様 な 厚 さ)で 測 定 するため 測 線 の 方 向 は 斜 面 またはすべり 方 向 に 平 行 にとることを 原 則 とする ただし 大 規 模 地 すべりの 場 合 はこの 限 りでない (4) 測 定 点 間 の 間 隔 は 同 一 測 線 に 30 ~ 50m ごとに 設 置 するものとする (5) 測 定 はウエンナー 系 または 平 均 3 極 法 により 実 施 するものとし 電 極 間 隔 は 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0 24.0 28.0 32.0 36.0 40.0 45.0 50.0 60.0m で 測 定 し その 結 果 は 所 定 の 様 式 ( 測 定 表 )に 整 理 するものとする (6) 平 均 3 極 法 の 場 合 遠 方 電 極 の 場 所 は 図 上 に 明 記 し 遠 方 電 極 による 測 定

誤 差 は 5% 以 内 になるようにするものとする (7) 電 極 配 置 または 測 定 方 法 を 変 更 することが 効 果 的 と 認 められるときは 監 督 員 と 協 議 してその 指 示 によるものとする 同 一 測 線 上 または 同 一 の 測 定 点 の 探 査 測 点 間 において 各 測 線 深 度 での 比 抵 抗 測 定 値 が 著 しく 変 化 し 明 らかに 地 質 的 に 不 連 続 が 推 定 されるとき はリーの 分 割 により 電 極 端 子 間 の 接 続 を 変 更 し 比 抵 抗 測 定 の 左 右 間 比 対 称 性 を 確 認 するものとする (8) 測 定 したデーターにより 測 定 点 ごとにp-a 曲 線 を 作 成 するものとする 4. 解 析 (1) 電 気 探 査 の 解 析 は 垂 直 および 水 平 解 析 を 行 うものとする (2) 垂 直 探 査 の 解 析 は 測 定 点 ごとのp-a 曲 線 よりサンドベルグの 解 析 法 により 比 抵 抗 値 を 解 析 して 比 抵 抗 層 を 推 定 し 測 線 ごとの 比 抵 抗 断 面 図 を 作 成 するものである (3) 水 平 探 査 の 解 析 は 電 極 間 隔 ( 深 度 )5.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0m について 見 掛 け 比 抵 抗 値 分 布 図 を 作 成 し それを 合 成 して 等 見 掛 け 比 抵 抗 値 合 成 図 を 作 成 するものとする ただし 測 定 点 が 少 なく 分 布 図 の 作 成 が 困 難 な 場 合 は あらかじめ 監 督 員 の 指 示 を 受 けるものとする (4) 垂 直 及 び 水 平 解 析 を 総 合 した 結 果 から 推 定 される 地 すべりの 移 動 機 構 と 推 定 される 地 下 水 の 状 態 について 検 討 を 加 えるものとする 第 4409 条 弾 性 波 探 査 (1) 弾 性 波 探 査 は 弾 性 波 の 速 度 を 測 定 することにより 地 すべり 地 域 の 地 下 構 造 を 把 握 し 基 盤 岩 の 深 度 破 砕 帯 の 位 置 規 模 お 及 び 地 すべり 面 の 深 度 形 態 を 推 定 し 地 すべり 機 構 を 解 明 するための 資 料 とすることを 目 的 とする (2) 調 査 は 地 表 弾 性 波 探 査 法 で 行 うものとする 測 定 及 び 解 析 は 経 験 と 専 門 的 知 識 を 有 する 技 術 者 が 実 施 するものとする 2. 測 線 設 定 (1) 測 線 は 設 計 図 に 示 すが 着 工 前 に 地 形 踏 査 をして 機 構 解 析 に 最 も 有 力 な 測 線 を 設 定 し 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする (2) 測 線 は 地 層 の 走 向 に 平 行 な 測 線 の 間 隔 を 密 にし これに 直 角 な 方 向 の 測 線 間 隔 を 疎 とする 網 状 配 置 とし ボーリング 調 査 孔 の 位 置 はできるかぎり その 測 線 上 とする 既 設 ボーリング 調 査 孔 があるときは その 点 を 測 線 が 通 るように 設 定 するものとする (3) 測 線 長 はその 部 分 である 展 開 (スプレッド)とともに 地 すべりの 調 査 深 度 によって 次 のように 決 定 するものとする 1) 展 開 (スプレッド)とは 感 震 器 を 設 定 したのち その 位 置 において 連 続 して 観 測 する 初 回 の 発 破 地 点 と 最 終 の 発 破 地 点 との 間 隔 であり 感 震 器 の 設 定 長 さではない 2) 展 開 長 さは 調 査 深 度 の 8 ~ 10 倍 をとるものとする

3) 測 線 長 さは 感 震 器 設 置 間 隔 (チャンネル 数 - 1) n(n; 整 数 )とする 4) 調 査 深 度 は 一 般 に 20 ~ 50m 程 度 とし 基 盤 岩 と 考 えられる 2.0 ~ 3.0km / sec 程 度 の 地 層 までとする なお 特 別 に 必 要 のある 場 合 は 4.0km / sec 程 度 の 地 層 までとする 3. 測 線 測 量 測 線 設 定 後 水 準 測 量 を 実 施 し 地 形 ( 測 線 ) 断 面 図 を 作 成 する この 場 合 基 準 点 は 監 督 員 と 協 議 するものとする 4. 測 定 (1) 測 定 機 械 器 具 は 24 成 分 の 弾 性 波 探 査 器 機 ( 高 倍 率 微 動 記 録 装 置 )を 使 用 しなければならない また 発 火 器 は 安 全 装 置 の 十 分 なものを 使 用 するも のとする (2) 感 震 器 のの 間 隔 は 原 則 として 5m とする また 発 破 点 間 隔 は 50m 程 度 とするが 測 定 前 に 展 開 を 考 慮 し 走 時 曲 線 組 合 わせ 模 式 図 を 作 成 し 発 破 点 を 決 定 し 監 督 員 の 承 認 を 得 るものとする (3) 爆 薬 の 取 扱 いは 予 め 保 管 責 任 者 を 定 め 帳 簿 を 備 えて 搬 入 量 使 用 量 残 量 等 を 明 確 にする また この 扱 い 保 管 は 関 係 法 令 の 定 めるところに より 実 施 するものとする (4) 爆 破 作 業 にあたっては 付 近 の 工 事 現 場 構 造 物 及 び 民 家 などに 損 害 を 与 えないように 特 に 留 意 し 危 険 標 識 見 張 人 などを 立 て 通 行 人 その 他 に 危 険 を 与 えないよう 万 全 の 措 置 をとるものとする (5) 受 震 測 定 は 往 復 測 定 とし 展 開 ごとに 受 震 点 を 1 点 以 上 重 複 させるもの とする (6) 測 定 データの 良 否 は 必 ず 現 場 で 判 定 し 記 録 が 明 瞭 確 実 にとれないと きは 再 測 定 を 実 施 する 5. 解 析 (1) 測 定 結 果 に 基 づき 伝 播 時 間 を 縦 軸 に 発 破 点 受 震 点 距 離 を 横 軸 にとり それをプロットした 走 時 曲 線 図 を 作 成 する 走 時 曲 線 図 には 縦 波 (P 波 ) の 屈 折 波 法 はぎとり 法 により 得 られた 値 をプロットし その 状 況 が 判 明 できるようにするものとする (2) 走 時 曲 線 図 を 基 に 基 岩 と 考 えられる 2.0 ~ 3.0km / sec( 特 に 必 要 のあ る 場 合 は 4.0km / sec) 程 度 の 速 度 層 までの 解 析 断 面 を 作 成 する なお 破 砕 帯 が 推 定 できれば 解 析 断 面 図 に 記 入 する 走 時 曲 線 図 にも その 推 定 の 挙 動 部 分 に 印 を 付 しておくものとする (3) 解 析 にあたっては 既 存 資 料 (ボーリング 調 査 結 果 等 )を 参 考 にし 地 質 と 速 度 層 の 対 比 を 解 析 断 面 図 に 図 示 するものとする (4) 計 算 法 により 得 られた 値 は 図 式 解 析 法 により 層 厚 の 推 定 の 修 正 をし 走 時 曲 線 図 に 測 定 値 及 び 計 算 値 は 黒 丸 の 点 でプロットする 解 析 断 面 図 は 縦 横 同 一 の 縮 尺 とし この 解 析 断 面 図 を 基 に 推 定 岩 盤 上 面 の 等 高 線 平 面 図 を 作 成 するものとする (5) 探 査 の 結 果 得 られた 資 料 を 基 に 速 度 層 の 区 分 と 土 質 地 質 との 関 係 に ついての 判 定 を 詳 述 する また 地 下 構 造 について 総 合 的 な 考 察 を 実 施

するものとする 第 4410 条 自 然 放 射 能 探 査 (1) 自 然 放 射 能 探 査 は 地 中 より 放 出 される 放 射 能 を 測 定 してその 強 度 分 布 により 断 層 や 破 砕 帯 の 有 無 及 び 地 すべりブロックの 境 界 地 下 水 の 分 布 等 を 判 断 することを 目 的 とする (2) 自 然 放 射 能 探 査 は 経 験 と 専 門 的 知 識 を 有 する 技 術 者 が 実 施 するものと する 2. 測 線 設 定 測 線 は 設 計 図 に 示 すが 着 工 前 に 地 表 踏 査 を 行 い 目 的 達 成 のため 最 も 有 効 的 な 測 線 を 設 定 することとし 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 3. 測 線 測 量 (1) 測 線 測 量 は 平 面 図 に 測 定 箇 所 をプロットすると 共 に 縦 横 断 面 図 を 作 成 する 基 準 点 は 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする (2) 測 定 機 器 は シンチレーションカウンターまたは 同 等 以 上 の 性 能 を 有 す る 測 定 機 器 を 使 用 するものとする (3) バックグラウンドの 測 定 地 点 は 一 般 的 には 地 すべり 区 域 外 の 不 動 地 と 考 えられる 地 点 の 空 気 中 におけるもので 建 築 物 等 人 為 的 な 工 作 物 及 び 想 定 させる 断 層 破 砕 帯 から 離 れた 日 陰 地 を 選 定 するものとするが 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする (4) バックグラウンドの 測 定 は 調 査 値 の 地 質 条 件 が 異 なる 場 合 には 地 質 単 位 毎 に 行 うものとし 毎 日 作 業 開 始 前 及 び 終 了 後 に 必 ず 10 分 以 上 20 秒 毎 に 継 続 測 定 を 行 い その 平 均 値 をもって 当 日 測 定 分 のバックグラウン ドとするものとする (5) 測 点 を 鍬 または 移 植 ゴテ 等 で 5 ~ 10cm 程 度 掘 り 起 こし 測 定 孔 を 設 け ブ ローブを 孔 底 に 垂 直 に 密 着 させて 測 定 するものとする (6) 測 定 は 測 線 上 を 50m 間 隔 に 行 い 1 点 あたり 5 秒 間 隔 で 5 回 測 定 し そ の 平 均 値 をとるものとするが 測 点 数 値 に 著 しい 変 動 がある 場 合 は 監 督 員 と 協 議 する 4. 結 果 の 整 理 (1) 測 定 値 について 縦 横 断 別 の 頻 度 曲 線 を 作 成 して 分 布 様 相 を 検 討 し バッ クグラウンドの 測 定 値 を 参 考 に 異 常 放 射 能 地 帯 と 判 断 すべき 測 定 レベルを 決 定 するものする (2) 放 射 能 強 度 解 析 図 における 曲 線 の 形 態 及 び 現 地 状 況 により 測 定 実 施 地 域 の 地 質 構 造 的 特 徴 を 考 察 して 調 査 平 面 図 縦 横 断 面 図 に 記 入 する 第 4411 条 すべり 面 調 査 ( 歪 計 ) (1) パイプ 式 歪 計 (ストレインゲージパイプ)による 測 定 は 地 中 の 内 部 応 力 を 測 定 し すべり 面 を 的 確 にとらえることを 目 的 とする

(2) 地 すべり 調 査 におけるすべり 面 の 探 査 は 必 須 のものである 特 に 地 すべ りの 安 定 解 析 や 杭 打 工 の 計 画 には 欠 くことができないので 計 測 によって も 判 定 し 難 いときは 調 査 ボーリング 柱 状 図 及 びコアーよりその 位 置 を 推 定 するものとする 2. 規 格 (1) 地 中 歪 計 は 所 要 の 精 度 ( 設 置 時 にその 測 定 値 がアナログ 式 で 8,000 ~ 12,000 10-6 デジタル 式 -2,000 ~ 2,000 10-6)を 有 するものを 使 用 する (2) パイプ 式 歪 計 は 外 径 48 ~ 60mm の 塩 ビ 管 外 周 軸 方 向 で 直 交 する 2 方 向 又 は 1 方 向 にペーパーストレーンゲージを 1.0m 間 隔 に 装 着 したもの を 使 用 する また リード 線 は 0.3mm2 3 列 平 行 KV 線 メッキ 付 また 同 等 以 上 のものとする 3. 設 置 (1) 挿 入 に 先 立 ち 歪 計 各 部 に 異 常 がないか 否 か 測 定 器 で 点 検 する 挿 入 は ケーシングパイプをガイドとして 行 い 挿 入 前 にケーシングパイプを 引 抜 いてはならない ゲージの 方 向 は 地 すべり 運 動 の 方 向 と 一 致 させることを 原 則 とする 歪 計 とボーリング 孔 壁 との 空 隙 は 砂 で 充 填 する 充 填 に 当 っては ごみ どろ 等 を 含 まない 良 質 の 砂 をシュートによりケーシングパイプを 引 き 抜 きなが ら 十 分 に 投 入 し 孔 口 をモルタルで 塞 ぐものとする (2) 設 置 位 置 は 少 なくとも 主 測 線 沿 いの 運 動 ブロック 内 の 調 査 ボーリング 孔 に 設 置 するものとする 4. 測 線 測 点 間 隔 は 原 則 として 1.0m とし 設 置 後 1 週 間 を 経 たものから 利 用 することを 原 則 とする 測 定 は 原 則 として 3 日 に 1 回 とするが 地 すべりの 動 きにより 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 観 測 時 には 機 器 が 正 常 に 作 動 しているか 確 認 点 検 し あわせて 地 すべり 地 区 内 の 状 況 を 観 察 するものとする 5. 結 果 の 整 理 計 測 の 結 果 を 歪 変 動 累 積 図 に 降 雨 量 または 地 下 水 位 と 対 照 できるように 整 理 する 原 則 として 歪 の 累 積 1,000 10-6 以 上 をもってすべり 面 と 判 断 する 累 積 傾 向 のな いものは 如 何 に 測 定 値 の 変 動 が 著 しくも すべり 面 と 判 定 してはならない 第 4412 条 地 すべり 面 調 査 ( 孔 内 傾 斜 計 ) 孔 内 傾 斜 計 による 測 定 は 地 すべりの 変 位 による 観 測 管 の 傾 斜 量 を 測 定 しすべり 面 の 位 置 移 動 量 等 を 把 握 することを 目 的 とする 2. 規 格 観 測 管 は 2 軸 方 向 を 測 定 できるものとし また 地 すべり 面 を 正 確 にとらえる 構 造 かつ 材 質 であるものとする なお 孔 内 傾 斜 計 の 機 種 選 定 にあたっては 監 督 員 と 協 議 するものとする 3. 設 置 (1) 設 置 位 置 は 少 なくとも 主 測 線 沿 いの 運 動 ブロック 内 の 調 査 ボーリング

孔 に 設 置 するものとする (2) ボーリング 後 孔 内 を 清 掃 し 深 度 を 確 認 のうえ 観 測 管 を 継 ぎながら 静 か に 挿 入 し 鉛 直 に 設 置 するものとする (3) 観 測 管 の 継 手 はソケットを 用 い 自 重 に 耐 え また 管 にネジレが 生 じない ようリベット 等 により 確 実 に 固 定 するものとする (4) 観 測 管 の 軸 は 地 すべりの 運 動 方 向 と 一 致 させるものとする (5) 観 測 管 と 孔 壁 との 空 隙 は 砂 等 で 充 填 する 充 填 に 当 っては 良 質 の 砂 等 をケーシングパイプを 引 き 抜 きながら 十 分 に 投 入 し 孔 口 をモルタルで 塞 ぐものとする なお 充 填 材 は 監 督 員 の 指 示 によるものとする (6) 観 測 管 設 置 後 速 やかに 蓋 をし 孔 口 から 塵 芥 が 入 らないようにしなけれ ばならない 4. 測 定 測 定 器 は 監 督 員 と 協 議 し 精 度 の 十 分 なものを 使 用 する また 測 定 間 隔 は 原 則 として 0.5 ~ 1.0m とし 観 測 管 設 置 後 1 週 間 を 経 過 したものから 初 期 値 観 測 を 行 う 一 般 に 測 定 間 隔 は 1 週 間 ないし 1 ヶ 月 に 1 回 程 度 であるが 地 すべり 現 象 が 活 発 な 場 合 等 には 監 督 員 と 協 議 するものとする 測 定 は 孔 内 傾 斜 計 を 一 旦 孔 底 までおろし 指 示 計 の 表 示 が 安 定 してから 0.5m 毎 に 引 き 上 げながら 測 定 し 2 回 目 は 180 反 転 して 再 び 孔 底 より 測 定 するものとする 測 定 は 2 軸 方 向 測 定 するものとする 観 測 期 間 中 に 測 定 値 等 の 異 常 が 認 められる 時 は 原 因 を 究 明 すると 共 に 監 督 員 と 協 議 し その 指 示 によるものとする 観 測 時 に は 機 器 が 正 常 に 作 動 しているか 確 認 点 検 し あわせて 地 すべり 地 内 の 状 況 を 観 察 す るものとする 5. 結 果 整 理 測 定 の 結 果 を 変 位 量 図 に 降 雨 量 又 は 地 下 水 位 と 対 照 できるように 整 理 する 第 4413 条 地 下 水 位 測 定 ( 自 記 水 位 計 ) 斜 面 の 安 定 解 析 の 基 礎 資 料 を 得 るため 地 すべり 地 の 静 水 圧 とすべりとの 相 関 性 の 有 無 の 検 討 を 目 的 とする 2. 設 置 (1) 自 記 水 位 計 は 触 針 式 水 位 計 フロート 式 水 位 計 または 水 圧 式 水 位 計 と する フロート 式 水 位 計 を 用 いる 場 合 は ボーリング 孔 用 の 特 殊 のフロートを 使 用 し 錘 とフロートは 別 孔 とする 設 置 台 は 木 杭 上 に 水 平 に 設 置 する 水 圧 式 水 位 計 を 用 いる 場 合 は 必 要 な 部 分 だけをスクリーン 加 工 した 保 孔 管 を 挿 入 し 孔 壁 との 間 はグラウト 処 理 をおこなう 等 注 意 する (2) 水 位 計 記 録 器 データロガーは 格 納 箱 で 保 護 するものとする 3. 観 測 (1) 測 定 器 は 監 督 員 と 協 議 して 精 度 の 十 分 なものを 使 用 すること 特 殊 な 場 合 には 触 針 式 水 位 計 ( 測 深 法 )を 用 いるが 測 定 誤 差 防 止 のため 1 孔 あたり 2 回 以 上 の 測 定 をおこなう

(2) 測 定 間 隔 は 他 の 測 定 機 器 (パイプ 歪 計 孔 内 傾 斜 計 等 )と 整 合 した 間 隔 を 選 ぶようにする またデータ 解 析 上 継 続 的 に 測 定 することが 必 要 で ある 4. 結 果 の 整 理 観 測 の 結 果 は 降 水 量 ( 地 表 変 動 量 )と 対 照 図 として 整 理 し 地 すべり 防 止 対 策 策 定 の 基 礎 資 料 とするものとする 第 4414 条 地 下 水 追 跡 試 験 地 下 水 の 流 動 経 路 流 速 などを 把 握 し 地 すべり 変 動 と 地 下 水 の 関 連 性 について 追 求 することを 目 的 とする 2.トレーサー トレーサーは 食 塩 フローレッセンソーダ 等 の 毒 性 のないものを 使 用 する 3. 試 験 (1) トレーサー 投 入 地 点 採 水 位 置 ( 平 面 図 に 記 入 ) 試 験 方 法 については 試 験 前 に 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする (2) 試 験 は 調 査 ボーリング 孔 を 利 用 して 地 下 水 中 にトレーサーを 投 入 し こ れを 湧 水 ボーリング 孔 井 戸 渓 流 等 で 検 出 することにより 地 下 水 の 流 路 を 推 定 する 検 出 は 事 前 に 測 定 した 各 採 水 位 置 のバックグラウンド 値 と 比 較 して 行 うものとする (3) トレーサー 投 入 地 点 は 斜 面 上 部 に 選 び 確 実 に 流 出 させるため 多 量 の 水 を 注 入 して その 水 頭 で 浸 透 を 容 易 にさせるものとする (4) 採 水 は 関 係 地 域 の 全 域 にわたりできる 限 り 多 くのボーリング 孔 湧 水 箇 所 井 戸 小 渓 において 行 うものとする (5) トレーサー 投 入 後 の 採 水 は 第 1 日 目 は 投 入 後 それぞれ 0.5 1 2 4 8 時 間 後 第 2 日 目 以 降 は 毎 日 1 回 とし 投 入 日 を 含 め 最 低 20 日 間 実 施 する トレーサー 投 入 前 7 日 間 は 1 日 1 回 のバックグラウンド 濃 度 をとるものと する 4. 結 果 の 整 理 (1) 個 々の 採 水 点 におけるトレーサーの 検 出 は 権 威 のある 試 験 研 究 所 等 で 行 い 検 出 結 果 を 検 出 時 間 を 入 れた 平 面 図 上 にプロットして 地 下 水 の 流 動 経 路 を 求 める また 縦 軸 に 追 加 因 子 の 溶 存 量 (mg / l) 横 軸 に 経 過 日 数 を とり トレーサー 検 出 結 果 図 として 整 理 すものとする (2) トレーサー 投 入 孔 と 採 水 孔 との 距 離 及 び 検 出 時 間 から 概 略 の 透 水 係 数 を 求 め 地 下 水 排 除 工 の 設 計 資 料 にするものとする 第 4415 条 地 下 水 検 層 試 験 地 下 水 検 層 試 験 は 地 下 水 の 流 動 層 の 位 置 及 び 流 動 状 況 を 垂 直 的 に 調 査 解 析 する ことにより 地 下 水 排 除 工 の 設 計 上 の 資 料 にすることを 目 的 とする 2. 試 験 器

試 験 器 は 電 極 間 25cm 150 点 電 極 検 層 コードと 150 点 切 替 器 を 内 蔵 する 比 抵 抗 測 定 器 からなる 多 点 式 地 下 水 検 層 器 または 最 先 端 に 電 極 のついたコードを 上 下 移 動 させて 測 定 する 単 点 式 地 下 水 検 層 器 を 使 用 する 3. 位 置 試 験 は 地 すべり 地 の 頭 部 付 近 の 調 査 ボーリング 孔 または 主 測 線 沿 いのボーリン グ 孔 で 行 うものとし 試 験 前 に 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとする 4. 測 定 (1) 測 定 するボーリング 孔 は 十 分 な 通 水 口 を 配 備 した 塩 ビ 管 等 で 保 孔 し 孔 内 に 投 入 する 電 解 物 質 は 食 塩 とし その 使 用 量 は 孔 内 水 の 電 気 比 抵 抗 値 が バックグラウンド 値 の 約 1 / 10 程 度 の 電 気 抵 抗 値 になるようにするも のとする (2) バックグラウンド 値 測 定 の 結 果 孔 内 水 に 溶 解 物 が 多 く 測 定 範 囲 が 極 めて 狭 いときは 監 督 員 の 指 示 によるものとする (3) 食 塩 投 入 は 溶 解 した 食 塩 水 を 孔 内 水 の 塩 分 濃 度 が 一 定 となるよう 十 分 撹 拌 しなければならない 投 入 直 後 の 測 定 で 孔 内 水 の 塩 分 濃 度 が 一 定 でないときは 検 層 コードを 一 旦 撤 去 して 撹 拌 をやり 直 すものとする (4) 検 層 コードをボーリング 孔 内 に 挿 入 し 静 止 した 状 態 で 食 塩 水 投 入 前 (バックグラウンド 値 ) 後 10 20 30 60 120 180 分 の 時 間 間 隔 で 孔 内 水 の 抵 抗 値 を 測 定 する (5) 地 下 水 の 流 動 面 では 孔 内 水 により 稀 釈 され 抵 抗 値 が 大 きく 変 化 する から 測 定 結 果 により 流 動 層 の 確 認 を 行 うものとする 測 定 値 に 変 化 がなく 流 動 層 の 確 認 が 困 難 のときは 協 議 し 監 督 員 の 指 示 によるものとする 5. 結 果 の 整 理 測 定 の 結 果 は 食 塩 投 入 直 後 または 10 分 後 を 基 準 としての 各 時 間 後 との 抵 抗 値 の 変 化 を 地 質 柱 状 図 に 対 比 させて 記 入 し 地 下 水 流 動 面 の 位 置 及 び 地 層 との 関 連 を 考 察 する また 地 層 断 面 図 にこの 結 果 を 記 入 するものとする 第 4416 条 簡 易 揚 水 試 験 地 下 水 調 査 結 果 を 解 析 する 場 合 には ボーリング 孔 周 辺 の 土 層 の 透 水 係 数 が 重 要 である 簡 易 揚 水 試 験 は 土 層 の 透 水 性 を 判 定 することを 目 的 とする 2. 位 置 試 験 は 地 すべり 地 内 の 地 下 水 調 査 に 利 用 する 計 画 のあるボーリング 孔 とし 監 督 員 と 協 議 して 実 施 するものとする 3. 試 験 (1) 試 験 層 厚 ( 試 験 区 間 )は 3m とし 試 験 は 通 常 3m ごとに 行 う ケーシング パイプは 無 水 堀 で 挿 入 し 孔 壁 に 密 着 させて 上 層 からの 流 入 を 防 ぐものと する ( 図 -1)

(2) 孔 内 の 水 位 が 一 定 になるまで 汲 み 上 げて その 汲 上 量 を 測 定 する (3) 水 位 回 復 測 定 は 揚 水 後 ただちに 開 始 し 時 間 ~ 水 位 回 復 曲 線 を 求 める のに 適 当 な 測 定 間 隔 とする (4) 試 験 区 間 が 8m 以 浅 場 合 は ポンプを 使 用 しそれ 以 深 はペーラを 用 いる ただし 後 者 の 場 合 エアーリフト 以 外 の 方 法 ( 例 えば 深 井 戸 ポンプ)で 揚 水 ができるときはこの 限 りでない (5) 水 位 測 定 には 電 気 的 な 測 水 機 を 用 い 測 定 間 隔 が 密 にとれるようにする ものとする 4. 結 果 の 整 理 試 験 の 結 果 により 時 間 ~ 水 位 回 復 曲 線 を 求 め 回 復 曲 線 にヤコブ 式 を 適 用 して 各 深 度 ごとの 土 層 の 透 水 係 数 を 算 出 する また 測 定 値 は 次 の 参 考 図 表 のようにまと めるものとする 第 4417 条 機 構 解 析 (1) 地 盤 特 性 検 討 は 基 礎 地 盤 調 査 資 料 並 びに 移 動 変 形 調 査 から 総 合 的 に 対 象 地 域 の 地 盤 特 性 を 明 らかにすることを 目 的 とする (2) 機 構 解 析 は 対 象 地 域 の 地 すべり 発 生 原 因 ( 素 因 誘 因 ) 地 すべり 運 動 機 構 を 解 明 することを 目 的 とする 2. 内 容 (1) 計 画 準 備 受 注 者 は 業 務 の 目 的 主 旨 を 把 握 したうえで 設 計 図 書 に 示 す 業 務 内 容 を 確 認 し 第 1111 条 業 務 計 画 書 第 2 項 に 示 す 事 項 について 業 務 計 画 書 を 作 成 し 調 査 職 員 に 提 出 するものとする (2) 資 料 収 集 整 理 受 注 者 は 地 すべり 地 あるいは 地 すべり( 周 辺 ) 地 域 について 地 形 図 地 質 図 その 他 地 形 地 質 に 関 する 資 料 空 中 写 真 気 象 に 関 する 資 料 過 去 の 災 害 記 録 近 傍 で 発 生 した 地 すべりの 履 歴 復 旧 工 法 に 関 する 既 存

の 調 査 資 料 地 すべり 地 周 辺 の 自 然 社 会 環 境 等 に 関 する 資 料 文 献 等 を 収 集 し 必 要 な 事 項 をとりまとめるものとする (3) 地 質 精 査 結 果 の 解 析 受 注 者 は 地 質 精 査 の 結 果 に 基 づいて 地 質 地 下 構 造 を 解 析 し また すべり 面 の 有 無 深 度 形 状 を 検 討 するものとする また 地 質 精 査 の 種 類 に 応 じて 観 察 解 析 の 結 果 を 柱 状 図 地 質 展 開 図 断 面 図 等 の 図 表 にとりまとめるものとする (4) 地 下 水 調 査 結 果 の 解 析 受 注 者 は 地 下 水 調 査 結 果 に 基 づいて 地 下 水 の 分 布 地 下 水 の 流 動 層 地 下 水 の 流 下 供 給 経 路 流 下 速 度 性 質 間 隙 水 圧 地 下 水 位 の 状 況 を 解 析 するものとする (5) 移 動 量 調 査 結 果 の 解 析 受 注 者 は 移 動 量 調 査 の 結 果 に 基 づいて 地 すべり 変 動 が 有 る 場 合 には 地 すべりの 運 動 方 向 運 動 量 運 動 速 度 運 動 範 囲 気 象 因 子 と 運 動 との 関 係 を 解 析 するものとする (6)すべり 面 調 査 結 果 の 解 析 受 注 者 は すべり 面 調 査 の 結 果 に 基 づいて すべり 面 の 深 度 変 位 量 の 変 化 と 気 象 因 子 の 関 係 を 解 析 するものとする (7) 土 質 調 査 結 果 の 解 析 受 注 者 は 土 質 調 査 の 結 果 に 基 づいて すべり 面 の 強 度 地 盤 の 強 度 を 解 析 するものとする (8) 現 地 精 査 受 注 者 は 概 査 における 現 地 調 査 の 結 果 を 基 に 斜 面 の 工 法 検 討 機 構 解 析 のため さらに 詳 細 な 現 地 精 査 を 行 うものとする (9) 機 構 解 析 1)ブロック 区 分 受 注 者 は 予 備 調 査 概 査 精 査 の 結 果 に 基 づいて 地 すべり 地 の 運 動 ブロックの 区 分 を 行 うものとする 2) 素 因 誘 因 の 検 討 受 注 者 は 予 備 調 査 概 査 精 査 の 結 果 に 基 づいて 地 すべりの 滑 動 発 生 の 原 因 を 素 因 誘 因 に 分 けて 検 討 するものとする 3) 発 生 運 動 機 構 の 総 合 検 討 受 注 者 は 予 備 調 査 概 査 精 査 の 結 果 に 基 づいて 地 すべり 地 の 移 動 状 況 地 下 水 の 状 況 すべり 面 の 形 状 位 置 移 動 範 囲 移 動 土 量 地 す べり 滑 動 の 影 響 等 の 発 生 運 動 機 構 及 び 対 策 計 画 について 総 合 的 に 検 討 す るものとする 4) 解 析 図 の 作 成 受 注 者 は 予 備 調 査 概 査 精 査 の 結 果 に 基 づいて 地 すべり 地 の 平 面 図 断 面 図 を 作 成 する また 必 要 に 応 じて 副 測 線 や 横 断 測 線 についても 断 面 図 を 作 成 するものとする

(10) 報 告 書 作 成 受 注 者 は 業 務 の 成 果 として 第 1210 条 調 査 業 務 及 び 計 画 業 務 の 成 果 に 準 じて 報 告 書 を 作 成 するものとする 3. 貸 与 資 料 発 注 者 が 貸 与 する 資 料 は 下 記 を 標 準 とする (1) 地 すべり 予 備 調 査 報 告 書 (2) 地 すべり 概 査 報 告 書 (3) 地 すべり 精 査 報 告 書 データ サンプル (4) 空 中 写 真 (5) 地 形 図 ( 縮 尺 1/100~1/1,000) 第 3 節 地 すべり 対 策 計 画 第 4418 条 防 止 工 法 の 検 討 (1) 安 定 解 析 は 地 すべり 運 動 方 向 に 設 けた 測 線 の 地 すべり 断 面 について 安 定 計 算 を 行 い 地 すべり 斜 面 の 安 定 度 を 計 算 することを 目 的 とする (2) 機 構 解 析 安 定 解 析 及 びその 他 の 調 査 結 果 を 基 に 各 種 対 策 工 法 より 最 も 効 果 的 かつ 経 済 的 な 対 策 工 法 を 選 定 することを 目 的 とする 2. 安 全 率 計 画 安 全 率 (P.Fs)は 急 激 な 動 きが 予 想 され 多 数 の 人 命 家 屋 道 路 鉄 道 河 川 その 他 公 共 施 設 等 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼす 運 動 ブロックについては P.FS=1.10 ~ 1.20 とする また 規 模 の 特 に 広 大 なもので 人 家 公 共 施 設 等 に 影 響 の 少 ないもの 応 急 対 策 として 当 面 の 安 全 確 保 を 目 的 とするものについては P.Fs=1.05 ~ 1.10 とす るのが 一 般 的 である この 安 全 率 は 現 状 の 安 全 率 を 地 すべりの 運 動 状 況 に 応 じて Fs=0.95 ~ 1.00 と 仮 定 して 防 止 工 事 による 安 全 率 の 向 上 の 程 度 を 示 しているもので 工 事 後 の 斜 面 の 安 定 性 を 示 したものではない 3. 対 策 工 法 防 止 工 法 は 発 生 機 構 規 模 等 に 応 じて 適 切 に 抑 制 工 法 及 び 抑 止 工 法 を 組 み 合 せ て 計 画 するものとする 4. 工 法 の 選 定 防 止 工 法 は 下 記 事 項 を 考 慮 して 選 定 するものとする (1) 降 雨 や 融 雪 水 とすべり 運 動 が 密 接 に 関 連 している 場 合 には 直 ちに 地 表 水 排 除 工 を 実 施 して 雨 水 の 浸 透 を 防 止 する (2) 梅 雨 等 長 期 の 降 雨 や 融 雪 水 が 地 すべりの 運 動 の 発 生 に 密 接 に 関 連 してい る 場 合 には 地 下 水 排 除 工 を 中 心 とした 工 法 が 有 効 である (3) 風 化 した 凝 灰 岩 泥 岩 などの 粘 質 土 の 活 動 性 地 すべりでは 浅 層 地 下 水 地 下 水 の 処 理 が 対 策 の 中 心 となるが 非 常 に 軟 弱 な 粘 性 土 塊 の 場 合 は 地 すべり 斜 面 上 部 での 地 下 水 しゃ 断 工 や 地 下 水 排 除 工 により 地 域 内 への 地 下 水 流 入 を 防 ぎ 徐 々に 安 定 させる 場 合 もある (4) 単 一 ブロックで すべり 面 の 形 状 が 明 らかな 椅 子 型 や 舟 底 型 をなしてい

る 場 合 は 頭 部 での 排 土 工 や 深 層 地 下 水 排 除 工 が 有 効 である (5) 運 動 ブロックが 傾 斜 方 向 に 数 個 に 分 かれ かつ 連 続 連 続 している 場 合 や すべり 面 の 形 状 が 平 面 や 舟 底 型 に 近 い 場 合 や 末 端 に 隆 起 を 伴 う 場 合 は 末 端 部 の 押 え 盛 土 工 や 地 下 水 排 除 工 が 有 効 である (6) 渓 岸 崩 壊 渓 岸 浸 食 海 岸 浸 食 が 地 すべりの 誘 因 として 考 えられる 場 合 には まず 渓 岸 や 海 岸 の 浸 食 防 止 を 行 う 必 要 がある 5. 全 体 計 画 防 止 工 事 は 同 時 に 全 域 的 に 実 施 することは 困 難 であるで 各 運 動 ブロックの 危 険 度 保 全 対 象 の 重 要 性 に 応 じ また 工 法 上 の 特 性 を 十 分 検 討 し 工 法 位 置 数 量 施 工 順 位 等 を 内 容 とする 全 体 計 画 を 策 定 するものとする 対 象 となる 地 すべり 区 域 を 運 動 ブロックに 分 割 して 各 運 動 ブロックごとに 危 険 度 保 全 対 象 の 重 要 度 を 勘 案 し 防 止 工 事 の 計 画 を 策 定 するものとする 6. 安 定 解 析 (1) 安 定 計 算 及 び 安 定 解 析 は 経 験 と 専 門 的 知 識 を 有 する 技 術 者 が 実 施 する ものとする (2) 安 定 計 算 は 地 すべり 運 動 方 向 に 設 けた 測 線 の 地 すべり 断 面 について 実 施 するものとし 地 すべり 斜 面 の 安 定 を 保 持 するために 必 要 な 地 すべり 防 止 工 事 の 規 模 数 量 決 定 には 安 定 解 析 を 行 い 所 定 の 安 全 率 を 確 保 するもの とする (3) 安 定 計 算 に 用 いる 土 質 強 度 常 数 C φは 既 存 の 調 査 資 料 がある 場 合 には これを 使 用 し それがない 場 合 は C φ 図 より 土 質 強 度 常 数 を 推 定 して 安 定 計 算 を 実 施 するものとする (4) すべり 面 に 作 用 する 間 隙 水 圧 は ボーリング 孔 内 の 地 下 水 位 をもってこ れに 代 えるものとする (5) すべり 面 は 安 定 解 析 の 精 度 を 支 配 する 最 も 重 要 な 因 子 であり その 決 定 は 特 に 慎 重 に 行 い その 決 定 理 由 を 詳 述 するものとする (6) 計 算 に 使 用 する 公 式 及 び 記 号 の 説 明 を 記 載 し 計 算 の 中 途 の 結 果 は 省 略 しないものとする (7) 解 析 図 計 算 表 には 現 状 と 防 止 工 事 施 工 後 の 安 定 度 が 比 較 できるよう 明 示 するものとする 7. 防 止 工 法 (1) 機 構 解 析 安 定 解 析 その 他 の 調 査 結 果 を 基 に その 地 すべり 地 域 に 最 も 効 果 的 かつ 経 済 的 な 防 止 工 法 を 検 討 するものとする (2) 検 討 結 果 はその 採 用 工 法 の 理 由 及 び 施 工 方 法 等 を 詳 述 する また 平 面 図 断 面 図 に 防 止 工 法 の 工 種 計 画 位 置 規 模 部 材 の 形 状 寸 法 構 造 物 の 代 表 断 面 等 について 記 入 するものとする 第 4419 条 成 果 品 1. 報 告 書 の 作 成 調 査 機 構 解 析 防 止 工 法 の 検 討 後 はすみやかにその 結 果 をとりまとめて 報 告 書 を 作 成 するものとする

報 告 書 の 内 容 は 監 督 員 と 協 議 して 決 定 するものとし 次 のものを 具 備 するものと する (1) 表 紙 大 きさは 原 則 として A4 版 とし 長 期 の 使 用 に 耐 えられるものとし 表 紙 及 び 背 表 紙 に 必 要 事 項 ( 道 府 県 の 様 式 )を 記 入 する (2) 調 査 概 要 (3) 機 構 概 要 (4) 調 査 結 果 ( 各 種 調 査 ) (5) 機 構 解 析 (6) 防 止 工 法 の 検 討 添 付 図 面 は 添 付 方 法 図 面 の 名 称 等 について 監 督 員 と 協 議 して 必 要 図 面 を 添 付 するものとする 添 付 写 真 は 大 きさ 添 付 方 法 等 について 監 督 員 と 協 議 して 必 要 な 写 真 を 添 付 するものとする 2. 報 告 書 の 提 出 (1) 報 告 書 の 提 出 は 調 査 工 期 内 とし 報 告 書 の 提 出 により 調 査 はしゅん 功 と し しゅん 功 届 を 提 出 するものとする 1) 報 告 書 原 稿 1 部 コピー3 部 2) 調 査 資 料 一 式 (ボーリングコアー 等 提 出 に 必 要 なもの) (2) 報 告 書 の 提 出 の 際 は 報 告 書 の 内 容 ( 調 査 内 容 )について 技 術 者 が 発 注 者 に 説 明 するものとする (3) 報 告 書 の 内 容 に 疑 義 を 生 じたときは 協 議 し 監 督 員 の 指 示 によるものと する 第 4 節 地 すべり 防 止 施 設 設 計 第 4420 条 地 すべり 防 止 施 設 設 計 の 区 分 地 すべり 防 止 施 設 設 計 は 以 下 の 区 分 により 行 うものとする (1) 地 すべり 防 止 施 設 予 備 設 計 (2) 地 すべり 防 止 施 設 詳 細 設 計 第 4421 条 地 すべり 防 止 施 設 予 備 設 計 本 業 務 は 機 構 解 析 地 すべり 対 策 計 画 に 基 づいて 地 すべり 防 止 施 設 の 概 略 の 設 計 を 行 い 最 適 な 地 すべり 防 止 施 設 を 選 定 することを 目 的 とする 2. 内 容 (1) 設 計 計 画 受 注 者 は 業 務 の 目 的 主 旨 を 把 握 したうえで 設 計 図 書 に 示 す 業 務 内 容 を 確 認 し 第 1111 条 業 務 計 画 書 第 2 項 に 示 す 事 項 について 業 務 計 画 書 を 作 成 し 調 査 職 員 に 提 出 するものとする

(2) 現 地 踏 査 受 注 者 は 貸 与 資 料 を 基 に 現 地 踏 査 を 行 い 地 すべり 防 止 施 設 の 配 置 計 画 点 の 地 形 地 質 ( 露 頭 ) 周 辺 構 造 物 土 地 利 用 状 況 等 を 把 握 し また 工 事 用 道 路 施 工 ヤード 等 の 検 討 防 止 施 設 の 設 計 に 必 要 な 現 地 の 状 況 を 把 握 するものとする (3) 基 本 事 項 の 検 討 受 注 者 は 地 すべり 防 止 施 設 の 工 種 構 造 位 置 施 工 性 設 計 条 件 環 境 条 件 経 済 性 施 工 による 景 観 や 環 境 への 影 響 地 域 計 画 上 の 位 置 付 けなど 予 備 設 計 に 必 要 な 基 本 事 項 の 検 討 を 行 うものとする (4) 配 置 設 計 受 注 者 は 地 すべり 地 の 地 形 地 質 地 すべり 発 生 機 構 規 模 運 動 形 態 運 動 速 度 等 を 考 慮 し 抑 制 工 と 抑 止 工 の 適 切 な 組 み 合 わせ3 案 程 度 の 配 置 案 を 検 討 するものとする (5) 施 設 設 計 検 討 1) 主 要 構 造 物 の 概 略 設 計 受 注 者 は 配 置 設 計 で 立 案 された 工 法 について 主 要 な 構 造 物 について はその 機 能 規 模 に 応 じた 地 すべりの 安 定 度 の 変 化 を 計 算 し 必 要 とする 安 定 度 の 変 化 に 対 応 する 応 力 計 算 を 行 い 施 設 の 規 模 形 状 基 本 寸 法 使 用 材 料 等 を 決 定 するものとする 2) 景 観 検 討 受 注 者 は 自 然 及 び 地 域 に 馴 染 んだ 施 設 の 検 討 を 行 うものとする (6) 概 算 工 事 費 受 注 者 は 配 置 設 計 で 立 案 された3 案 に 対 して 概 算 数 量 を 基 に 概 算 工 事 費 を 算 定 するものとする (7) 最 適 案 の 選 定 受 注 者 は 比 較 3 案 に 関 する 検 討 結 果 をまとめ 構 造 特 性 施 工 性 経 済 性 環 境 等 について 問 題 点 を 記 述 し 各 比 較 案 の 評 価 を 行 い 調 査 職 員 と 協 議 のうえ 最 適 案 を 選 定 するものとする (8) 照 査 照 査 技 術 者 は 設 計 図 書 において 定 めがある 場 合 第 1107 条 照 査 技 術 者 及 び 照 査 の 実 施 に 基 づき 下 記 に 示 す 事 項 を 標 準 として 照 査 を 行 い 管 理 技 術 者 に 提 出 するものとする 1) 基 本 条 件 の 決 定 に 際 し 実 施 方 針 現 地 の 状 況 既 存 資 料 等 の 確 認 を 行 い その 内 容 が 適 切 であるか 確 認 する 2) 配 置 計 画 条 件 および 現 地 条 件 等 基 本 条 件 の 整 理 が 終 了 した 段 階 で 基 本 事 項 の 運 用 と 手 順 を 確 認 する 3) 基 本 事 項 に 基 づき 最 終 案 を 選 定 した 結 果 についての 妥 当 性 を 確 認 する 4) 全 ての 成 果 品 について 正 確 性 適 切 性 整 合 性 の 確 認 をする (9) 総 合 検 討 受 注 者 は 設 計 計 画 及 び 配 置 設 計 等 を 踏 まえ 施 設 設 計 について 総 合 的 な 検 討 を 行 い 詳 細 設 計 において 解 決 すべき 課 題 留 意 事 項 を 整 理 するもの

とする 3. 報 告 書 作 成 受 注 者 は 業 務 の 成 果 として 第 1211 条 設 計 業 務 の 成 果 に 準 じて 報 告 書 を 作 成 す るものとする 4. 貸 与 資 料 発 注 者 が 貸 与 する 資 料 は 下 記 を 標 準 とする (1) 地 すべり 予 備 調 査 報 告 書 (2) 地 すべり 概 査 報 告 書 (3) 地 すべり 精 査 報 告 書 (4) 地 すべり 機 構 解 析 報 告 書 (5) 地 すべり 対 策 計 画 報 告 書 (6) 設 計 地 点 の 平 面 図 断 面 図 ( 縮 尺 1/100~1/1,000) 第 4422 条 地 すべり 防 止 施 設 詳 細 設 計 本 業 務 は 地 すべり 防 止 施 設 の 予 備 設 計 の 成 果 に 基 づいて 工 事 に 必 要 な 詳 細 な 地 すべり 防 止 施 設 設 計 を 行 い 経 済 的 かつ 合 理 的 に 工 事 の 費 用 を 予 定 するための 資 料 を 作 成 することを 目 的 とする 2. 内 容 (1) 設 計 計 画 受 注 者 は 業 務 の 目 的 主 旨 を 把 握 したうえで 設 計 図 書 に 示 す 業 務 内 容 を 確 認 し 第 1111 条 業 務 計 画 書 第 2 項 に 示 す 事 項 について 業 務 計 画 書 を 作 成 し 調 査 職 員 に 提 出 するものとする (2) 現 地 踏 査 受 注 者 は 予 備 設 計 で 定 めた 設 計 内 容 および 施 工 計 画 の 条 件 を 現 地 で 確 認 するものとし 測 量 図 等 の 資 料 を 基 に 測 量 内 容 と 範 囲 を 現 地 で 確 認 す るものとする また 地 質 状 況 について 資 料 および 予 備 設 計 で 用 いた 地 盤 条 件 と 照 合 し 詳 細 設 計 に 必 要 な 事 項 を 確 認 するものとする (3) 基 本 事 項 決 定 受 注 者 は 予 備 設 計 等 の 資 料 及 び 設 計 図 書 に 基 づき 予 備 設 計 の 内 容 で 採 用 できる 事 項 と 詳 細 設 計 で 決 定 する 事 項 を 整 理 し 必 要 な 基 本 事 項 を 決 定 するものとする (4) 施 設 設 計 1) 詳 細 設 計 受 注 者 は 予 備 設 計 で 検 討 された 規 模 形 状 基 本 寸 法 等 に 基 づき 施 工 に 必 要 な 設 計 を 行 うものとする 2) 付 属 施 設 の 設 計 受 注 者 は 設 計 図 書 に 基 づき 付 属 施 設 の 設 計 を 行 うものとする 3) 設 計 計 算 受 注 者 は 詳 細 設 計 に 必 要 な 安 定 計 算 および 応 力 計 算 を 行 うものとする

4) 景 観 設 計 受 注 者 は 予 備 設 計 で 検 討 した 内 容 に 沿 って 使 用 する 素 材 についての 美 観 性 耐 候 性 加 工 性 経 済 性 等 及 び 自 然 と 地 域 に 馴 染 んだ 施 設 の 設 計 を 行 うものとする (5) 数 量 計 算 受 注 者 は 第 1211 条 設 計 業 務 の 成 果 (4)に 従 い 数 量 計 算 を 実 施 し 数 量 計 算 書 を 作 成 するものとする (6) 施 工 計 画 および 仮 設 構 造 物 設 計 受 注 者 は 施 設 の 施 工 方 法 施 工 順 序 等 を 考 慮 し 施 工 計 画 書 を 作 成 す るとともに 必 要 に 応 じて 仮 設 構 造 物 設 計 を 行 うものとする (7) 照 査 照 査 技 術 者 は 設 計 図 書 において 定 めがある 場 合 第 1107 条 照 査 技 術 者 及 び 照 査 の 実 施 に 基 づき 下 記 に 示 す 事 項 を 標 準 として 照 査 を 行 い 管 理 技 術 者 に 提 出 するものとする 1) 設 計 条 件 の 決 定 に 際 し 実 施 方 針 現 地 の 状 況 既 存 資 料 等 の 確 認 を 行 い その 内 容 が 適 切 であるか 確 認 する 2) 設 計 条 件 及 び 現 地 条 件 等 基 本 条 件 の 整 理 が 終 了 した 段 階 で 設 計 基 本 条 件 の 運 用 と 手 順 を 確 認 する 3) 詳 細 設 計 に 必 要 な 設 計 細 部 条 件 の 設 計 方 針 設 計 手 段 及 び 全 体 一 般 図 に ついてその 妥 当 性 を 確 認 する 4) 全 ての 成 果 品 について 正 確 性 適 切 性 整 合 性 の 確 認 をする (8) 総 合 検 討 受 注 者 は 施 設 設 計 について 総 合 的 な 検 討 を 行 うものとする (9) 報 告 書 作 成 受 注 者 は 業 務 の 成 果 として 第 1211 条 設 計 業 務 の 成 果 に 準 じて 報 告 書 を 作 成 するものとする 3. 貸 与 資 料 発 注 者 が 貸 与 する 資 料 は 下 記 を 標 準 とする (1) 地 すべり 対 策 工 予 備 設 計 報 告 書 (2) 設 計 地 点 の 測 量 図 面 平 面 図 ( 縮 尺 1/100~1/1,000) 横 断 図 ( 縮 尺 1/100~1/1,000) 縦 断 図 ( 縮 尺 1/100~1/1,000) (3) 予 備 設 計 で 提 案 された 地 質 調 査 試 験 等 の 結 果 資 料 第 5 節 成 果 品 第 4423 条 成 果 品 受 注 者 は 以 下 に 示 す 成 果 品 を 作 成 し 第 1116 条 成 果 物 の 提 出 に 従 い 2 部 納 品 す るものとする

成 果 品 一 覧 設 計 項 目 成 果 品 項 目 縮 尺 第 4421 条 (1) 位 置 図 1:2500~1:50000 地 すべり (2) 一 般 図 1) 平 面 図 1:100~1:1,000 防 止 施 設 2) 標 準 断 面 図 1:100~1:1,000 予 備 設 計 3) 主 要 構 造 図 1:10~1:100 (3) 概 略 設 計 計 算 書 (4) 概 略 数 量 計 算 書 (5) 概 算 工 事 費 (6) 報 告 書 第 4422 条 (1) 位 置 図 1:2500~1:50,000 地 すべり (2) 平 面 図 1:500~1:1000 防 止 施 設 (3) 縦 断 面 図 H=1:200~1:1000 詳 細 設 計 V=1:100~1:200 (4) 横 断 面 図 1:100~1:200 (5) 標 準 断 面 図 1:100~1:200 (6) 構 造 図 1) 構 造 物 詳 細 図 1:50~1:100 2) 展 開 図 1:50~1:500 3) 配 筋 図 1:10~1:100 4) 土 工 図 1:50~1:500 (7) 設 計 計 算 書 (8) 数 量 計 算 書 (9) 施 工 計 画 書 (10) 報 告 書 : 特 記 仕 様 書 に 指 示 された 場 合 に 作 成 する : 施 設 の 種 類 に 応 じて 作 成 する