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Transcription:

( 見 解 ) 住 吉 市 民 病 院 は あくまでも 現 地 で 建 て 替 えを 2012 年 7 月 12 日 大 阪 府 保 険 医 協 会 大 阪 市 の 橋 下 徹 市 長 は5 月 29 日 住 之 江 区 にある 住 吉 市 民 病 院 を 廃 止 し 住 吉 区 の 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターに 統 合 する 方 針 を 発 表 しました その 理 由 を 橋 下 市 長 は 府 と 市 の 二 重 行 政 を 見 直 すため 赤 字 だから などとしています これに 対 し 地 元 および 近 隣 の 住 之 江 区 や 西 成 区 の 住 民 でつくる 住 吉 市 民 病 院 を 充 実 させる 市 民 の 会 代 表 が6 月 20 日 に 大 阪 市 を 訪 れ 橋 下 市 長 宛 の 要 望 書 を 提 出 し,また 住 之 江 区 地 域 振 興 会 ( 町 会 )と 区 社 会 福 祉 協 議 会 が 住 吉 市 民 病 院 の 現 地 存 続 を 求 める 署 名 運 動 を 展 開 し 短 期 間 に4 万 3 千 筆 の 署 名 を 集 約 しています この 要 望 書 には 以 下 のように 記 されています 現 地 での 建 て 替 えは 区 民 多 数 の 願 い 住 吉 市 民 病 院 は 1950 年 以 来 大 阪 市 南 部 地 域 の 市 民 病 院 として 親 しまれ 市 民 の 命 と 健 康 をまもるうえでなくてはならない 総 合 病 院 です 大 阪 市 南 部 地 域 は 小 児 科 産 科 をはじめすべての 診 療 科 が 少 ない 地 域 です また 地 震 津 波 など 災 害 時 におおきな 役 割 をはたすのが 公 立 病 院 です 住 之 江 西 成 住 吉 区 など 周 辺 地 域 を 中 心 に 怒 り 驚 き 不 安 が 広 がり 住 吉 市 民 病 院 を 残 して ほしい の 声 が 急 速 に 広 がっています 住 吉 市 民 病 院 で 命 を 救 ってもらった なくさないでほしい 私 は 市 民 病 院 で 生 まれた 私 の 子 どもはここで 産 んだ 住 之 江 区 で 子 育 てできなくなる 地 域 住 民 の 命 にかかわることなので 慎 重 に 判 断 してほしい など 切 実 な 声 があふれています 住 吉 市 民 病 院 を 府 立 急 性 期 総 合 医 療 セン ターに 統 合 せず 現 地 で 建 て 替 えを は 区 民 多 数 の 願 いです 市 民 の 切 実 な 声 を 受 け 止 めて 住 吉 市 民 病 院 を 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターに 統 合 する ことを 撤 回 され 現 地 での 建 て 替 えをされるこ とを 強 く 要 望 します 大 阪 市 における 市 民 病 院 の 経 緯 と 09 年 改 革 プラン 大 阪 市 の 市 民 病 院 は 1887( 明 治 20) 年 に 桃 山 避 病 院 が 伝 染 病 対 策 のために 開 設 されたことに 始 まり 1940( 昭 和 15) 年 に 北 市 民 病 院 が そして 終 戦 直 後 の 市 民 医 療 を 担 うために 相 次 いで 開 設 され 1950 年 代 の 初 頭 には9ヶ 所 となりました( 北 市 民 東 市 民 日 本 橋 市 民 住 吉 市 民 十 三 市 民 城 北 市 民 今 宮 市 民 桃 山 市 民 少 年 保 養 所 ) その 後 民 間 の 医 療 機 関 が 次 第 に 整 備 さ れる 一 方 で 市 民 病 院 の 施 設 の 老 朽 化 と 財 政 赤 字 の 累 積 が 問 題 とされ 市 民 の 医 療 ニーズの 高 度 化 および 多 様 化 に 対 応 するためとして 1993 年 に5 病 院 を 統 廃 合 し 大 規 模 高 度 機 能 を 担 う 総 合 1

医 療 センター( 都 島 区 ) を 開 設 し 北 市 民 病 院 ( 此 花 区 ) 十 三 市 民 病 院 ( 淀 川 区 ) 住 吉 市 民 病 院 はそれぞれ 専 門 的 特 色 も 有 する 病 院 と 位 置 づけられて 経 過 してきました しかしその 後 累 積 赤 字 の 解 消 などをめざして 1998 年 度 から3 次 にわたる 経 営 健 全 化 計 画 がつ くられ 改 善 に 務 めましたが 抜 本 的 な 改 善 には 至 っていないとして 2007 年 に 総 務 省 が 出 した 公 立 病 院 改 革 ガイドラインに 添 い 平 松 邦 夫 市 長 下 で 2009 年 3 月 に 大 阪 市 市 民 病 院 改 革 プラン が 策 定 されました( 地 方 公 営 企 業 法 全 部 適 用 ) このプランでは 公 立 病 院 として 果 たすべき 役 割 は 採 算 性 等 の 面 から 民 間 医 療 機 関 では 対 応 が 困 難 であるが 行 政 において 施 策 とした 行 う 必 要 がある 政 策 医 療 や 地 域 に 不 足 する 医 療 を 提 供 し ていくこと として 次 のような 再 編 ネットワーク 化 を 打 ち 出 しました 即 ち 市 民 病 院 事 業 が 多 額 の 資 金 不 足 ( 不 良 債 権 )を 抱 えており 北 住 吉 市 民 病 院 の2 病 院 共 の 整 備 が 困 難 であること 地 域 医 療 の 確 保 特 に 南 部 基 本 医 療 圏 の 小 児 周 産 期 医 療 を 確 保 する 必 要 があること 多 額 の 起 債 長 期 借 入 金 があり 売 却 が 実 質 的 に 困 難 であるが 建 設 年 度 が 新 しく 優 れた 施 設 設 備 を 持 つ 十 三 市 民 病 院 の 活 用 などを 考 慮 した 結 果 総 合 医 療 センター 十 三 市 民 病 院 住 吉 市 民 病 院 を 存 置 し 北 市 民 病 院 については 結 核 医 療 緩 和 医 療 などの 政 策 医 療 の 他 の 市 民 病 院 への 移 転 を 前 提 として 民 間 医 療 機 関 の 誘 致 を 行 う と そして 北 市 民 病 院 については 既 に 2010 年 3 月 31 日 付 で 閉 院 し 公 募 により 大 阪 暁 明 館 ( 医 療 法 人 伯 鳳 会 )がその 事 業 者 として 決 定 し 跡 地 に 新 病 院 が 建 てられることとなっています 09 年 改 革 プラン での 住 吉 市 民 病 院 の 計 画 さて このプランにより 11 の 診 療 科 と 198 床 の 病 床 を 持 ち(2009 年 現 在 ) 政 策 医 療 として 小 児 と 周 産 期 医 療 及 び 災 害 医 療 を 担 っている 住 吉 市 民 病 院 は 今 後 ( 市 ) 南 部 医 療 圏 に 不 足 して いる 小 児 周 産 期 医 療 について 他 の 診 療 科 とも 連 携 しながら 充 実 を 図 る がんや 糖 尿 病 の 生 活 習 慣 病 については 地 域 医 療 機 関 と 連 携 し 対 応 を 行 なっていく としました 例 えば 小 児 二 次 救 急 医 療 機 関 は 市 内 の 北 部 に 多 く 南 部 にはなく( 平 成 19 年 10 月 現 在 ) 大 阪 市 南 部 医 療 圏 で 発 生 した 小 児 救 急 搬 送 患 者 について 80% 以 上 が 市 外 を 含 む 他 の 医 療 圏 へ 搬 送 さ れている( 平 成 19 年 実 績 ) ことなどを 踏 まえ 住 吉 市 民 病 院 では 平 成 20 年 12 月 より 小 児 二 次 救 急 を 進 め 小 児 救 急 の 充 実 を 図 っていく としています また 周 産 期 医 療 に 関 しては 住 吉 市 民 病 院 は 超 低 出 生 体 重 児 や 疾 患 のある 新 生 児 など 重 症 患 者 に 対 応 できるNICUを3 床 設 置 しており OGCS( 産 婦 人 科 診 療 相 互 援 助 システム) NMCS( 新 生 児 診 療 相 互 援 助 システ ム)に 協 力 病 院 として 参 画 し また 平 成 20 年 3 月 に 比 較 的 高 度 な 医 療 行 為 を 行 うことができる 施 設 として 地 域 周 産 期 母 子 医 療 センターに 認 定 され 地 域 の 中 核 病 院 として 周 産 期 医 療 を 提 供 し ている が 今 後 増 加 が 予 想 されるハイリスク 分 娩 へ 市 民 病 院 群 として 対 応 の 充 実 を 図 る こと とし 2009 年 にはNICUを3 床 から6 床 に 増 床 してきました また 施 設 に 関 しては 非 常 に 老 朽 化 が 進 んでおり( 北 館 が 1958 年 本 館 が 1965 年 築 ) ( 市 の 耐 震 改 修 計 画 では) 計 画 的 に 耐 震 化 を 推 進 し 平 成 27 年 度 までの 完 了 をめざすことになっている 2

ため 医 療 機 能 を 明 確 にして 立 替 整 備 を 進 める 必 要 がある そのため 小 児 救 急 の 充 実 を 含 め 小 児 周 産 期 医 療 を 提 供 するにあたって 必 要 な 診 療 科 や 地 域 に 不 足 する 診 療 科 等 について 地 域 の 医 療 ニーズを 見 極 め 総 合 的 な 周 産 期 医 療 を 担 っている 総 合 医 療 センターとの 機 能 分 担 と 連 携 を 踏 ま えながら 医 療 機 能 や 病 床 規 模 について 詳 細 に 検 討 していく また 立 替 え 整 備 に 係 る 財 政 的 負 担 を 軽 減 するためのコスト 削 減 の 手 法 について 多 角 的 に 研 究 する としていました これに 対 し 地 元 住 民 や 患 者 の 間 からは 命 と 健 康 を 守 るかけがえのない 役 割 を 果 たしてきた 病 院 だ 高 齢 化 が 進 んでいる 地 域 であり すべての 診 療 科 のある 病 院 として 存 続 してほしい との 声 が 上 がり 従 来 通 りの 総 合 病 院 として 存 続 を 求 める 運 動 が 進 められて 来 ました これまでの 積 み 上 げなどを 破 棄 した 橋 下 改 革 赤 字 だから 廃 止 し 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターへ 統 合 と 2011 年 11 月 27 日 の 大 阪 市 長 選 ( 府 知 事 とのダブル 選 )を 制 した 橋 下 徹 新 市 長 の 公 約 の 柱 の 1つが 大 阪 都 構 想 でした 早 速 1ヶ 月 後 の 12 月 27 日 に 松 井 一 郎 府 知 事 を 本 部 長 橋 下 市 長 を 副 本 部 長 とする 大 阪 府 市 統 合 本 部 を 立 ち 上 げ ブレーンなどを 集 めて 大 都 市 制 度 のあり 方 広 域 行 政 二 重 行 政 の 見 直 しなどをテーマに 検 討 を 開 始 しました 検 討 は 月 2~3 回 のペースで 行 われ 6 月 末 現 在 で 既 に 15 回 となっています 5 月 29 日 に 行 なった 第 12 回 大 阪 府 市 統 合 本 部 では 府 市 病 院 経 営 統 合 について がテーマと され ステップ1として 住 吉 市 民 病 院 のあり 方 が 議 論 されました そして 住 吉 市 民 病 院 の 今 後 に 関 して 1 現 地 での 建 替 え 2 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターへの 機 能 統 合 の2つが 検 討 されま した 橋 下 市 長 は 機 能 統 合 案 で 進 める 意 向 を 固 めたもようで 今 後 市 議 会 での 議 論 と 承 認 などが 焦 点 になるとみられます 資 料 に 基 づくと 住 吉 市 民 病 院 は 現 在 約 3 億 円 の 赤 字 ですが 府 立 急 性 期 センターは 約 13 億 円 の 黒 字 を 出 しています 当 初 の 市 の 基 本 計 画 による 建 替 え 案 では 整 備 費 が 約 57 億 円 現 状 の 患 者 数 による 建 替 え 案 で 約 45 億 円 となりますが 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターへの 機 能 統 合 の 場 合 なら 約 30 億 円 で 済 むと 試 算 また 両 病 院 の 距 離 は 約 2キロの 範 囲 であり 府 立 急 性 期 センターに は 大 阪 市 の 公 園 が 隣 接 しており 病 院 用 地 として 確 保 することも 可 能 だとし 現 地 建 替 えでは 当 面 は 赤 字 が 続 くが 機 能 統 合 すれば 初 年 度 から 黒 字 化 も 可 能 で 一 般 会 計 からの 負 担 も 大 きく 減 少 で きるとしています さらに 資 料 では 府 市 病 院 の 統 合 ロードマップ(イメージ)も 出 され 2015 年 に 府 と 大 阪 市 を 統 合 することを 前 提 に 現 在 の 大 阪 府 立 病 院 機 構 ( 地 方 独 立 行 政 法 人 : 公 務 員 型 )と 大 阪 市 立 病 院 ( 地 方 公 営 企 業 : 全 部 適 用 )を 統 合 し 地 方 独 立 行 政 法 人 大 阪 病 院 機 構 ( 仮 称 ) とする 案 が 検 討 されています 存 続 求 め 広 がる 住 民 運 動 見 られるとおり 橋 下 市 長 を 中 心 とする 大 阪 府 と 大 阪 市 の 病 院 統 合 計 画 は その 最 大 の 物 差 しが 3

財 政 効 率 に 置 かれ 不 採 算 な 部 分 は 厳 しく 見 直 す 方 向 で 進 められようとしています それは 地 元 住 民 から 批 判 があった 平 松 市 政 による 住 吉 市 民 病 院 の 見 直 し 計 画 = 南 部 医 療 圏 に 不 足 している 小 児 周 産 期 医 療 に 機 能 を 特 化 して 充 実 を 図 る= からも 更 に 大 きく 後 退 することが 必 至 です ここで 市 南 部 地 域 ( 阿 倍 野 住 之 江 住 吉 東 住 吉 平 野 西 成 区 )と 特 に 住 吉 市 民 病 院 のある 住 之 江 区 の 医 療 状 況 をみると 大 阪 市 域 では 最 も 高 齢 化 が 進 む 地 域 と 推 定 されていますが 各 診 療 科 の 対 人 口 比 施 設 数 は 全 て 他 地 域 を 下 回 り 特 に 遠 距 離 の 通 院 が 困 難 な 高 齢 者 とその 家 族 の 不 安 の 声 が 聞 かれます また 南 部 地 域 では 分 娩 取 り 扱 い 施 設 が 14 ヶ 所 で 2005 年 から3ヶ 所 減 少 して います 現 在 住 吉 市 民 病 院 での 分 娩 数 は 年 間 700 数 十 件 で その 約 7 割 が 地 元 の 住 之 江 区 と 隣 接 の 西 成 区 の 住 民 です 同 区 内 にはそれぞれ 産 科 を 扱 う 診 療 所 もそれぞれ1ヶ 所 のみで しかも 僅 かな 件 数 しか 対 応 していません もし 住 吉 市 民 病 院 が 廃 止 統 合 されれば 同 区 での 分 娩 取 扱 い 場 所 は 無 きに 等 しい 事 態 となります 小 児 救 急 搬 送 に 関 しても 南 部 地 域 で 年 間 4000 件 を 超 えていますが 圏 内 での 受 け 入 れは 1350 件 約 3 分 の1にとどまり 他 圏 への 搬 送 に 頼 っているのが 現 状 です 住 吉 市 民 病 院 でも 2008 年 か ら 小 児 二 次 救 急 を 週 1 日 実 施 してきましたが これらの 廃 止 は 明 らかに 医 療 体 制 の 後 退 と 言 わざる を 得 ません 橋 下 市 長 による 住 吉 市 民 病 院 廃 止 統 合 方 針 の 発 表 は 多 くの 市 民 とりわけ 地 元 の 住 之 江 区 や 西 成 区 の 住 民 にとって 全 くの 寝 耳 に 水 で 衝 撃 でした 住 吉 市 民 病 院 を 充 実 させる 市 民 の 会 では 広 く 重 大 性 を 呼 びかけ 地 元 住 民 の 賛 同 を 集 め チラシを 作 って 存 続 の 運 動 を 強 めました この 中 で 小 児 周 産 期 に 機 能 特 化 もやむなし としていた 人 々も 含 め 共 感 と 賛 同 が 広 がり 冒 頭 で 触 れの ように 住 之 江 区 では 地 域 振 興 会 ( 町 会 )による4 万 3 千 筆 の 署 名 が 短 期 間 に 集 約 されています ち なみに 市 長 選 で 橋 下 市 長 が 同 区 で 得 た 得 票 は3 万 7 千 万 票 でした また 地 元 の 医 師 会 も 当 初 の 計 画 であった 南 部 医 療 圏 に 不 足 している 小 児 周 産 期 医 療 につい て 他 の 診 療 科 とも 連 携 しながら 充 実 を 図 る ことを 中 心 とした 現 地 建 て 替 え を 強 く 望 んでお り 橋 下 市 長 による 廃 止 統 合 計 画 に 強 い 怒 りと 当 惑 の 中 で 住 民 とともに 事 態 の 打 開 を 希 望 して います 道 理 なく 地 域 衰 退 を 促 す 廃 止 統 合 住 民 と 共 に 現 地 建 て 替 えを 求 める --- 保 険 医 協 会 の 見 解 1. 市 民 病 院 には 果 たすべき 役 割 がある 2009 年 に 出 された 市 の 大 阪 市 民 病 院 改 革 プラン には 公 立 病 院 が 果 たすべき 役 割 として 採 算 性 等 の 面 から 民 間 医 療 機 関 では 対 応 が 困 難 であるが 行 政 において 施 策 として 行 う 必 要 がある 政 策 医 療 や 地 域 に 不 足 する 医 療 を 提 供 していく と まっとうな 内 容 が 書 かれていました そして 住 吉 市 民 病 院 は 今 後 南 部 医 療 圏 に 不 足 している 小 児 周 産 期 医 療 について 充 実 を 図 る とし ま 4

た 小 児 二 次 救 急 などへの 対 応 を 進 めてきていました それが 橋 下 市 長 の 登 場 で いきなり 反 故 にさ れ 大 改 変 させられるということは 市 民 病 院 の 果 たすべき 役 割 からみて 全 く 説 明 がつきません 廃 止 統 合 案 では 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターへの 統 合 で 現 在 の 医 療 需 要 を 吸 収 すると していますが しかし 大 阪 府 域 全 体 を 視 野 に 置 き 第 三 次 救 急 としての 機 能 を 役 割 とする 府 立 急 性 期 医 療 センターと 二 次 救 急 として 主 に 地 元 の 患 者 受 け 入 れに 軸 足 を 据 えてきた 住 吉 市 民 病 院 で は 基 本 的 な 役 割 の 違 いがあります その 基 本 的 理 念 を 深 く 掘 り 下 げることなく 統 合 することは 医 療 のあり 方 に 大 きな 問 題 を 生 じることになりかねません また 出 されている 府 市 病 院 経 営 統 合 の 資 料 では 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターと 統 合 する と 初 年 度 から 黒 字 が 見 込 めると 書 いています しかしその 内 実 は 職 員 の 非 公 務 員 化 や 外 注 化 等 に よる 賃 金 切 り 下 げなどの 経 費 削 減 が 見 込 めるからだと 推 測 されます しかし 市 民 病 院 はその 歴 史 からも 明 らかなように 不 採 算 だが 市 民 にとって 不 可 欠 な 医 療 を 率 先 して 担 ってきました 小 児 や 周 産 期 救 急 医 療 などはリスクが 大 きく かつ 不 確 定 要 素 が 多 いことなどから 不 採 算 とならざる を 得 ない 分 野 です この 点 を 顧 みず 赤 字 回 避 しか 考 えないとすれば 本 末 転 倒 です 2. 子 供 を 生 み 育 てやすい 地 域 であるために 住 吉 市 民 病 院 は 長 い 歴 史 の 中 で 地 元 で 開 業 する 少 なくない 医 師 を 生 み 出 して 両 者 一 体 とな った 地 域 医 療 圏 をつくってきました 市 域 で 最 も 高 齢 化 が 進 むと 見 込 まれ 若 者 が 集 まり 子 育 てが し 易 いまちづくりが 切 望 されている 地 域 であるこの 住 之 江 や 西 成 区 から 中 核 的 な 医 療 機 関 で し かも 貴 重 な 小 児 周 産 期 の 医 療 を 担 ってきた 市 立 病 院 が 消 滅 することは 今 後 地 域 の 衰 退 を 促 す おそれの 強 い 愚 策 と 言 わざるを 得 ません 3. 災 害 時 の 医 療 拠 点 として また 災 害 時 の 医 療 拠 点 としても 住 吉 市 民 病 院 は 住 之 江 地 域 の 住 民 の 命 を 支 える 貴 著 な 資 源 です 東 日 本 大 震 災 の 記 憶 が 生 々しい 今 安 易 にこの 病 院 を 廃 止 し 住 吉 区 の 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センタ ーに 統 合 するということは 大 いに 疑 問 です 以 上 の 点 から 私 たちは 大 阪 府 市 民 の 医 療 に 携 わる 6200 人 の 医 師 団 体 として 橋 下 市 政 が 実 施 しようとしている 住 吉 市 民 病 院 を 廃 止 し 住 吉 区 の 府 立 急 性 期 総 合 医 療 センターに 統 合 する 計 画 に 強 く 反 対 します そして 小 児 周 産 期 医 療 の 体 制 を 充 実 させ あくまでも 現 地 で 建 て 替 えること が 最 良 の 方 策 であると 考 えます それは 多 くの 市 民 の 思 いであり とりわけ 圧 倒 的 多 数 の 地 元 住 民 の 願 いだと 確 信 します 保 険 医 協 会 は この 立 場 から 今 後 地 域 住 民 医 師 会 をはじめ 多 くの 市 民 と 手 を 携 え 取 り 組 んで いくものです 5