ゲムシタビン(ジェムザールⓇ)の投与を



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はじめに ABVD 療 法 はホジキンリンパ 腫 に 対 する 標 準 的 な 治 療 方 法 の 一 つです ホジキンリンパ 腫 の 治 療 法 として,ABVD 療 法 以 外 の 化 学 療 法 や 放 射 線 療 法 などもあります ホジキンリンパ 腫 の 進 行 程 度 などにより,これら

酸 塩 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または 薬 剤 師 に 告 げてください 腎 臓 に 重 篤 な 障 害 がある 人 高

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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下 記 のような 体 調 変 化 はございますか? 目 のかゆみ 目 のまわりのかゆみ 目 薬 をさしたとき しみること 目 が 充 血 すること 目 が 見 えづらくなる もやがかかったように 見 えること 目 がころころする ショボショボする 涙 が 出 ること 目 のまわりが 黒 くなる まつ


図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

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首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し


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大 腸 がん 術 後 内 服 化 学 療 法 連 携 1コース~3コース 大 腸 がん 術 後 内 服 化 学 療 法 連 携 4コース 以 降 拠 点 病 院 への 紹 介 基 準 : 食 事 が 入 らないとき 腫 瘍 マーカー 上 昇 時 発 熱 時 処 方 拠 点 病 院 への 紹 介 基

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栄養管理手順について

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

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5 月 19 日 5 新 生 児 の 呼 吸 障 害 GIO: 新 生 児 期 に 生 じる 呼 吸 障 害 の 病 態 の 特 徴 を 説 明 でき 胸 部 XPから 診 断 できる SBO: 1. 新 生 児 呼 吸 障 害 の 病 態 に 基 づく 症 状 の 特 徴 を 説 明 できる 2.

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人生の最終段階における医療に関する意識調査 結果の概要

主 要 な が ん 治 療 に つ い て 入 院 に か か る 医 療 費 の 支 払 い か ら 計 算 し た も の で す 例 え ば 胃 が ん に つ い て は 平 均 入 院 費 は 総 額 約 万 円 で 自 己 負 担 額 は 約 3 3 万 円 程 度 必 要

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

平成24年度 福島県患者調査の概況(厚生労働省大臣官房統計情報部人口動態・保健社会統計課 保健統計室:H )

( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

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母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

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想 像 思 行 ず 消 毒 擦 む 薄 血 混 じ 滲 み ぶ 痂 ぶ 取 下 薄 来 経 験 沢 山 お 思 健 常 人 間 元 々 備 能 力 中 具 的 何 起 ょ 簡 単 説 明 ず 人 間 負 部 リ ン パ 球 血 小 板 マ ク ロ フ ァ ジ 悪 食 べ 集 死 溶 食 べ 清 浄

前 立 腺 がんの 治 療 で ザイティガ を 服 用 される 患 者 さんへ 監 修 : 筧 善 行 先 生 香 川 大 学 医 学 部 泌 尿 器 科 学 教 授 前 立 腺 がんはゆっくりと 進 行 することが 知 られている がんで きちんと 治 療 を 続 けることで がんにともなう 様

監 修 北 辰 会 有 澤 総 合 病 院 内 科 大 八 木 秀 和 1 時 間 目 子 宮 内 膜 症 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 産 婦 人 科 中 原 辰 夫 NAKAHARA Tatsuo 月 経 困 腎 難 不 を 全 訴 とはどのような えて 来 院 される

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

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先行研究のサマリー

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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マニュアル 使 用 上 の 注 意 針 刺 し 切 創 皮 膚 粘 膜 曝 露 ( 事 象 ) 後 のHIV 感 染 を 防 止 するためには 事 象 発 生 後 できるだけ 早 く 抗 HIV 薬 の 服 用 を 開 始 する 必 要 がある 事 象 発 生 後 速 やかに 服 用 するために 医

製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

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5 月 25 日 2 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 2 GIO: 口 腔 咽 頭 唾 液 腺 の 疾 患 を 理 解 する SBO: 1. 急 性 慢 性 炎 症 性 疾 患 を 説 明 できる 2. 扁 桃 の 疾 患 を 説 明 できる 3. 病 巣 感 染 症 を 説 明 できる 4

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神 経 系 統 の 機 能 神 経 系 統 の 機 能 の 著 しい 障 害 とは 脳 の 器 質 障 害 四 肢 その 他 の 神 経 の 損 傷 によって 生 じる 灼 熱 痛 脳 神 経 及 び 脊 髄 神 経 の 外 傷 その 他 の 原 因 による 神 経 痛 等 により 特 に 軽 易

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試 験 概 略 試 験 目 的 同 同 一 一 規 規 格 格 の の 電 電 熱 熱 線 線 式 式 ヒーティングユニットを2 台 台 並 並 べ べ 片 片 方 方 のユニットに 遠 遠 赤 赤 外 外 線 線 放 放 射 射 材 材 料 料 である アルミ 合 金 エキスパンションメタルを 組

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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Contents がんとは 4 抗 がん 剤 とは 5 について 6 外 来 化 学 療 法 とは 7 と 一 緒 に 使 われる 薬 8 を 用 いた 抗 がん 剤 治 療 法 10 の 治 療 を 受 ける 前 のチェック 事 項 18 中 の 注 意 事 項 19 副 作 用 について 20

(\202g22\214\366\225\\.xls)

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

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科 目 名 生 理 学 Ⅱ 講 師 名 山 美 喜 子 開 講 期 前 期 後 期 通 身 体 の 正 常 な 機 能 を 国 家 試 験 の 出 題 内 容 と 関 連 付 けて 理 解 する 成 績 評 価 方 法 試 験 :00 点 受 講 態 度 :0 点 ( 減 点 方 式 ) 生 理 学

相 談 窓 口 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 救 済 制 度 相 談 窓 口 (フリーダイヤル) IP 電 話 等 の 方 でフリーダイヤルが 御 利 用 になれない 場 合 は ( 有 料 )を 御 利 用 くだ

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感 染 対 策 がマニュアルに 従 って 実 施 されるように 指 導 することや 病 棟 での 意 見 を 聞 き 入 れることが 重 要 です そして ICT 検 討 会 で 改 善 策 な どについて 話 し 合 います 巡 回 は 医 療 施 設 の 規 模 によって 異 なりますが 通 常

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

一 方 でも 自 分 から 医 師 に 症 状 の 変 化 について 伝 えている 割 合 は シーズン 前 では 満 足 な と 同 じ %でしたが シーズン 開 始 直 後 から 高 くなり シーズン 後 半 では の 31%を 上 回 り 42%となっています (グラフ 3) ギャップ 3:

提出時の注意点

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目  次

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Transcription:

連 絡 先 病 院 名 電 話 番 号 国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 03-3542-2511 担 当 医 師 担 当 薬 剤 師 監 修 肝 胆 膵 内 科 肝 胆 膵 内 科 薬 剤 部 看 護 部 2012.08 作 成

ゲムシタビン シスプラチン 併 用 療 法 を 受 けられる 患 者 さんへ 2012 年 8 月 国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 肝 胆 膵 内 科 薬 剤 部 看 護 部

はじめに 胆 道 がんの 治 療 には 主 なものとして 外 科 療 法 放 射 線 療 法 化 学 療 法 ( 抗 がん 剤 )の3つがあります がんの 進 行 度 と 全 身 状 態 などを 考 慮 して このうちのひとつ あるいはこれらを 組 み 合 わ せた 治 療 が 行 われます 化 学 療 法 は 内 服 薬 や 注 射 薬 によって 抗 がん 剤 を 全 身 へいきわたらせ がん 細 胞 の 増 殖 や 進 展 を 抑 え る 全 身 的 な 治 療 です ゲムシタビン シスプラチン 併 用 療 法 は 胆 道 がんに 効 果 を 示 すといわれている 治 療 法 です 抗 がん 剤 は がん 細 胞 だけでなく 体 の 正 常 な 細 胞 にも 作 用 し 副 作 用 となって 現 れます しかし 副 作 用 は 薬 の 種 類 によっても 異 なりますし 現 れ 方 は 個 人 差 がありますので 症 状 の 種 類 や 強 さも 人 によって 異 なります 抗 がん 剤 治 療 を 受 けるにあたり 薬 の 副 作 用 の 種 類 その 予 防 法 や 対 処 法 をよく 知 り 副 作 用 を 防 いだり 症 状 を 軽 くしたりして 安 心 して 日 常 生 活 を 送 ることは 大 切 です この 小 冊 子 にはゲムシタビン シスプラチン 併 用 療 法 について 薬 の 内 容 や 起 こりうる 副 作 用 の 種 類 とその 対 策 についてまとめ ました これから 抗 がん 剤 治 療 を 受 けられる 皆 様 が 安 心 して 治 療 を 受 けられるために この 小 冊 子 を 役 立 てていただければ 幸 いです 国 立 がん 研 究 センター 中 央 病 院 肝 胆 膵 内 科

ゲムシタビンとは ゲムシタビンは 点 滴 で 行 う 治 療 薬 です がん 細 胞 の 増 殖 に 必 要 な 物 質 とよく 似 た 構 造 をしているため がん 細 胞 の 中 に 取 り 込 まれて 効 果 を 発 揮 します がん 細 胞 の DNA に 入 り 込 み 細 胞 分 裂 に 必 要 な DNA の 合 成 を 阻 害 してがん 細 胞 を 死 滅 させ がんの 分 裂 や 増 殖 を 抑 えます シスプラチンとは シスプラチンは 点 滴 で 行 う 治 療 薬 であり プラチナ( 白 金 )を 含 む 金 属 化 合 物 です がん 細 胞 内 の 遺 伝 子 本 体 である DNA と 結 合 することにより がん 細 胞 の 分 裂 を 止 め やがて 死 滅 させます 副 作 用 に 腎 臓 の 働 きを 悪 化 させることが 知 られており 腎 臓 を 保 護 するために 水 分 補 給 の 点 滴 を 行 います 抗 がん 剤 の 治 療 は がん 細 胞 を 殺 すだけではなく がんを 小 さくしたり 増 殖 を 遅 らせたりすること で がんによる 症 状 を 緩 和 し 治 療 を 受 ける 方 々の 生 活 の 質 をよりよく することも 重 要 な 目 的 の1つです

治 療 スケジュール 薬 の 投 与 量 は 患 者 さんの 体 表 面 積 をもとに 決 められます また 年 齢 や 副 作 用 の 程 度 によって 投 与 量 を 調 節 することも あります 通 常 3 週 間 を 一 区 切 りとして 週 1 回 の 投 与 を 2 週 間 続 け 3 週 目 はお 休 みします これを 1 コースとして 繰 り 返 します この スケジュールは 血 液 検 査 の 結 果 や 患 者 さんの 体 調 によって 変 わることがあります 1 コース 2 コース 3 コース 1 日 目 8 15 22 29 36 43 50 57 投 与 日 の 点 滴 スケジュール 約 3 4 時 間 水 分 の 点 滴 1 デキサメタゾン( 吐 き 気 止 め) + グラニセトロン( 吐 き 気 止 め) 2 シスプラチン( 抗 がん 剤 ) 3 ゲムシタビン( 抗 がん 剤 ) 4 生 理 食 塩 液 ( 点 滴 管 内 を 洗 い 流 す) 15 分 60 分 30 分 15 分 注 射 液 が 血 管 の 外 に 漏 れてしまうと 注 射 部 位 が 腫 れたり 赤 くな ったりすることがあるので 点 滴 中 はなるべく 安 静 にしましょう ( 点 滴 しながらトイレに 立 ったりすることはできます) 注 射 部 位 に 違 和 感 痛 み 熱 感 やかゆみなどがある 場 合 はすぐ にお 知 らせください

副 作 用 とその 対 策 抗 がん 剤 は がん 細 胞 だけではなく 正 常 な 細 胞 にも 作 用 する ため 副 作 用 がしばしば 現 れることがあります 副 作 用 には 自 覚 症 状 があるもの 検 査 を 受 けなければ 気 づかないような 自 覚 症 状 がないものがあります 治 療 は 体 の 状 態 をみながら 効 果 と 副 作 用 のバランスを 考 え て 進 めるので 体 の 異 常 を 感 じる 場 合 は 必 ずご 相 談 ください 予 想 される 主 な 副 作 用 自 覚 症 状 があるもの 食 欲 不 振 吐 き 気 嘔 吐 下 痢 便 秘 などの 消 化 器 症 状 口 内 炎 発 熱 疲 労 感 発 疹 脱 毛 呼 吸 困 難 末 梢 神 経 障 害 聴 覚 障 害 など 自 覚 症 状 がないもの( 血 液 検 査 からわかるもの) 骨 髄 抑 制 ( 白 血 球 減 少 赤 血 球 減 少 血 小 板 減 少 など) 肝 機 能 障 害 腎 機 能 障 害 など 副 作 用 の 発 現 時 期 吐 き 気 下 痢 疲 労 感 口 内 炎 発 疹 骨 髄 抑 制 発 熱 食 欲 不 振 脱 毛 点 滴 1 週 間 2 週 間 3 週 間

消 化 器 症 状 食 欲 不 振 吐 き 気 嘔 吐 ~ 長 く 続 くと 脱 水 状 態 など 全 身 状 態 の 悪 化 につながります~ 抗 がん 剤 によって 引 き 起 こされる 吐 き 気 や 嘔 吐 には 次 の 3 種 類 があります 1. 点 滴 直 後 から 数 時 間 以 内 にみられるもの 2. 点 滴 終 了 後 24 時 間 以 降 にみられ 数 日 続 くもの 3. 薬 を 点 滴 すると 思 っただけで 起 こるもの 最 近 では 吐 き 気 止 めの 薬 でコントロールできるようになってい ます 体 調 の 異 常 を 感 じたら 遠 慮 せずに 医 師 看 護 師 薬 剤 師 にお 伝 えください 長 く 続 くと 脱 水 症 状 などから 全 身 状 態 の 悪 化 につながるので 可 能 であれば 水 分 補 給 ( 水 フルーツジュース スポーツ 飲 料 など) を 心 がけましょう 対 策 食 欲 がないときは 無 理 せず 食 事 を 控 えめにし て ゆっくり 時 間 をかけて 食 べたり 消 化 の 良 い ものを 少 量 ずつ 何 回 にも 分 けて 食 べたりするな どの 工 夫 をするとよいでしょう 脂 っこいもの においの 強 いものは 避 け さっぱりとしたものを 食 べましょう 熱 いものはにおいが 強 いので 冷 ましてから 食 べ るとよいでしょう においを 不 快 に 感 じるものは 近 くに 置 かないようにしましょう 口 の 中 を 清 潔 にしたり 室 内 の 換 気 をすることで 予 防 すること もできます

骨 髄 抑 制 白 血 球 の 減 少 ~ 感 染 症 にかかりやすくなります~ 白 血 球 は 体 内 へ 細 菌 が 入 り 込 まないように 守 り 感 染 症 を 防 ぐ 重 要 な 役 割 があります 白 血 球 が 減 少 すると 体 の 抵 抗 力 が 低 下 して 感 染 症 にかかりやすくなります 一 般 的 に 薬 を 点 滴 してか ら 1 週 間 前 後 に 白 血 球 の 数 が 少 なくなるといわれています 発 熱 や 感 染 症 の 可 能 性 がある 場 合 は 抗 生 剤 を 服 用 したり 点 滴 を 受 けたりすることがあります また 白 血 球 がかなり 減 少 し ている 場 合 は 白 血 球 を 増 加 させる 薬 を 使 うこともあります 感 染 症 を 引 き 起 こさないようにするため 感 染 しても 悪 化 させな いためにも 早 めの 対 策 を 心 がけましょう 対 策 手 洗 い うがいをこまめにしましょう 風 邪 をひいている 人 になるべく 近 づかないように しましょう なるべく 人 ごみを 避 けましょう トイレの 後 は 傷 つけないようにやさしく 拭 く ウォシュレットを 使 用 するなどしましょう 歯 を 磨 くときは 口 の 中 を 傷 つけないように 毛 の 柔 らかい 歯 ブ ラシがおすすめです 皮 膚 などに 小 さな 傷 がついた 場 合 は 消 毒 薬 をつけるなど 十 分 に 手 当 てをしましょう

赤 血 球 減 少 ~ 貧 血 症 状 につながります~ めまい 立 ちくらみ 冷 え だるさ 息 切 れ 動 悸 などの 症 状 があ ります 貧 血 の 程 度 が 著 しい 場 合 は 輸 血 を 行 うこともあります 対 策 症 状 がある 時 は 激 しい 運 動 は 控 え 体 を 休 ませましょう ゆっくりと 行 動 し 転 倒 しないよう 気 をつけましょう めまいやふらつきなどの 症 状 が 出 るため 危 険 な 場 所 は 避 け ましょう 血 小 板 減 少 ~ 出 血 しやすくなります~ 血 小 板 は 血 液 を 固 まりやすくする 働 きがあります 血 小 板 の 数 が 少 なくなると 出 血 しやすくなります 血 小 板 の 数 が 少 なくなり 出 血 傾 向 がみられる 場 合 は 輸 血 を 行 うこともあります 身 に 覚 えのない 内 出 血 や 血 便 血 尿 鼻 血 などが 見 られたら す ぐに 連 絡 してください 対 策 ケガや 転 倒 の 危 険 性 がある 作 業 はなるべく 避 けましょう 体 を 洗 うときに 強 くこするのはやめましょう トイレの 後 はやさしく 拭 きましょう 歯 ブラシは 毛 の 柔 らかいものを 使 い やさしく 磨 くようにしまし ょう

腎 機 能 障 害 腎 臓 では 体 の 老 廃 物 を 排 泄 し 水 分 のバランスを 調 節 するな ど 体 を 維 持 するために 重 要 な 働 きをしています シスプラチン の 投 与 により 腎 機 能 障 害 が 現 れることがあります 腎 機 能 障 害 の 予 防 には たくさんの 尿 を 出 すことが 重 要 です 抗 がん 剤 の 点 滴 のあいだは 水 分 を 補 給 するための 点 滴 を 行 い 十 分 な 量 の 尿 が 出 るようにします 頭 痛 むくみ 尿 量 の 変 化 などの 症 状 が 続 く 場 合 はご 連 絡 ください 対 策 いつもより 多 め(500mL ペットボトル 1 本 分 程 度 多 め)の 水 分 摂 取 を 心 掛 けて 下 さい 大 量 の 水 分 が 体 の 中 に 入 ると 電 解 質 のバランスが 崩 れ 吐 き 気 や 倦 怠 感 などの 症 状 が 現 れる 場 合 があります 水 分 摂 取 する 時 は 水 やお 茶 だけでなく スポーツ 飲 料 なども 摂 取 す るとよいでしょう

その 他 の 症 状 発 疹 ~ 皮 膚 が 赤 くなったりかゆくなったりします~ 皮 膚 が 赤 くなったり かゆくなったりすることがあり ます 症 状 が 強 い 場 合 は 治 療 をお 休 みして 様 子 をみる こともありますので 異 常 を 感 じたら 医 師 看 護 師 薬 剤 師 に 相 談 してください 発 熱 ~ 長 引 くときは 感 染 症 の 可 能 性 も~ 治 療 を 受 けると 3 日 以 内 に 38 くらいの 熱 が 出 るこ とがあります 長 く 続 くときは 感 染 症 の 可 能 性 がありますので 早 めに 連 絡 してください 発 熱 時 は 水 分 補 給 を 心 がけ ましょう 疲 労 感 ~もともと 疲 れがある 人 は 増 強 することも~ 疲 労 感 はたいてい 点 滴 当 日 から 2 3 日 続 く 場 合 があります 疲 れたと 感 じたときは 無 理 をせずに 体 を 十 分 休 ませましょう また 体 を 冷 やさないようにしましょう

脱 毛 ~ 個 人 差 があります~ 軽 度 の 脱 毛 が 起 こる 場 合 がありますが 頻 度 は 比 較 的 少 ないと いわれています 脱 毛 が 起 こったとしても 治 療 が 終 了 すれば 回 復 し 始 めます 髪 の 毛 が 回 復 するまでの 間 かつらやバンダナ 帽 子 などを 使 用 すると 良 いでしょう シャンプーは 刺 激 の 少 ないもの( 弱 酸 性 ベビーシャンプーなど)を 使 用 し 外 出 の 際 は 直 射 日 光 を 避 ける ために 帽 子 や 日 傘 を 使 うと 良 いでしょう 下 痢 ~ 脱 水 になる 危 険 性 も~ 脱 水 予 防 のために 水 分 補 給 を 心 がけましょう 排 便 後 は 強 くこすらないようにし 肛 門 周 囲 を 清 潔 に 保 つよう にしてください 症 状 がひどいときには 下 痢 止 めのお 薬 を 服 用 することもありま す 便 秘 ~ 早 めの 対 応 を~ 長 期 になると 食 欲 不 振 や 吐 き 気 の 原 因 にもなります 水 分 を 十 分 に 取 りましょう 排 便 を 我 慢 せずに 十 分 に 時 間 をか けて 排 便 したり 毎 日 同 じ 時 間 帯 にトイレに 座 ってみるようにす るとよいでしょう 体 調 がよければ 適 度 な 運 動 ( 散 歩 など)も 効 果 的 です 連 日 排 便 がない 場 合 は 状 況 に 応 じて 下 剤 を 用 いることもありま す

口 内 炎 ~ 食 べ 物 がしみたり 痛 みや 歯 ぐきの 腫 れ など~ 口 内 炎 が 感 染 症 の 原 因 にもなることがあります 口 腔 内 を 清 潔 に 保 つためにうがいをこまめにしましょう 歯 ブラ シは 毛 の 柔 らかいものを 使 い やさしくブラッシングしましょう 食 べ 物 は 熱 いものを 避 け なるべく 柔 らかいものを 食 べるとよいでしょう 症 状 によっては うがい 薬 や 塗 り 薬 を 用 いること があります 聴 覚 障 害 ~ 早 めの 相 談 を~ シスプラチンの 副 作 用 として 高 音 域 での 難 聴 が 知 られています 頻 度 は 高 くありませんが 進 行 してしまうと 回 復 しづらく 有 効 な 治 療 法 も 有 りません 早 期 発 見 が 重 要 な 対 策 になります 高 い 音 が 聞 き 取 りづらい 耳 の 中 でベルが 鳴 っているような 音 が 聞 こえるなどの 症 状 がありましたら ご 相 談 ください 末 梢 神 経 障 害 ~ 早 めの 相 談 を~ シスプラチンの 副 作 用 として 手 足 のしびれがあります 頻 度 とし ては 高 くありません いったんしびれが 出 てから 軽 い 症 状 のまま で 推 移 することもありますが 投 与 を 重 ねるごとに 強 くなる 場 合 もあります ボタンがかけづらい 物 を 落 としやすい つまづきやすいなど 日 常 生 活 に 支 障 がある 場 合 は 担 当 医 にご 相 談 ください

重 大 な 副 作 用 重 大 な 副 作 用 と 呼 ばれるものには 次 のようなものがあります まれではあるものの 起 こると 重 篤 になってしまうものをいいま す 間 質 性 肺 炎 ~ 咳 息 切 れ 発 熱 など~ 日 頃 から 自 分 の 体 調 に 変 化 がないか 意 識 し 風 邪 に 似 た 症 状 がないかどうかをチェ ックするようにしてください 間 質 性 肺 炎 は 頻 度 はごく 少 ないものの ときに 重 い 症 状 になる 恐 れがあり 特 に 注 意 すべき 副 作 用 です 肺 が 炎 症 を 起 こし 機 能 が 低 下 するので 息 切 れ 咳 呼 吸 困 難 などの 症 状 が 現 れます 初 期 には 軽 度 の 発 熱 や 咳 など 風 邪 とよく 似 た 症 状 が 現 れることが 多 く ただの 風 邪 と 見 過 ごされや すいことがあるので このような 症 状 がある 場 合 は 自 分 で 判 断 せずにすぐに 相 談 してください 疑 いがあるときには 速 やかに 必 要 な 検 査 を 行 い 適 切 な 治 療 を 行 います

その 他 の 重 大 な 副 作 用 うっ 血 性 心 不 全 : 手 足 のむくみ 息 切 れ 動 悸 うっ 血 乳 頭 球 後 視 神 経 炎 皮 質 盲 : 片 目 の 急 な 視 力 の 低 下 目 の 奥 の 痛 み 横 紋 筋 融 解 症 : 筋 肉 痛 脱 力 感 肝 機 能 障 害 黄 疸 : 皮 膚 や 目 の 白 い 部 分 が 黄 色 くなる 倦 怠 感 食 欲 不 振 右 上 腹 部 痛 気 管 支 痙 攣 : 呼 吸 困 難 急 性 膵 炎 : 上 腹 部 痛 背 部 痛 高 血 糖 : 血 糖 の 上 昇 糖 尿 病 の 悪 化 抗 利 尿 ホルモン 不 適 合 分 泌 症 候 群 : 倦 怠 感 食 欲 低 下 消 化 管 出 血 : 潜 血 便 ショック アナフィラキシー 様 症 状 : アレルギー 性 呼 吸 困 難 心 筋 梗 塞 : 胸 の 痛 み 胸 の 不 快 感 腎 不 全 : 尿 量 が 減 る 手 足 のむくみ 頭 痛 成 人 呼 吸 促 迫 症 候 群 (ARDS): 38 以 上 の 急 な 発 熱 呼 吸 困 難 脳 梗 塞 : 手 足 のしびれ めまい 舌 がもつれる 白 質 脳 症 : ふらつき 舌 のもつれ けいれん 頭 痛 肺 水 腫 : 息 切 れ 発 汗 皮 膚 障 害 : 水 ぶくれ 灼 熱 感 溶 血 性 尿 毒 症 症 候 群 : 排 尿 困 難 あざ 血 便 溶 血 性 貧 血 : ふらつき めまい このような 症 状 が 現 れるのはごくまれですが 起 こると 重 篤 になってしまう 恐 れがあるので 気 になる 症 状 があ ればすぐにお 知 らせください

おわりに 治 療 を 受 けるにあたってのおねがい ~ 安 全 な 治 療 を 受 けるために~ 現 在 飲 んでいるお 薬 ( 薬 局 で 購 入 したものも) サプリメント 以 前 にお 薬 の 服 用 や 注 射 を 受 けたあと 発 疹 やかゆみなど が 出 たことがあるもの 気 になる 症 状 体 調 の 変 化 以 上 のことは どんな 些 細 なことでもすべて 伝 えてください また 治 療 を 受 けているすべての 病 院 や 薬 局 に ゲムシタビン シスプラチン 併 用 療 法 を 受 けていることを 伝 えてください 治 療 を 受 けているときは 不 安 や 疑 問 が 出 てくると 思 います そ のようなときは 遠 慮 なく 医 師 看 護 師 薬 剤 師 にご 相 談 ください 不 安 や 疑 問 を 解 消 することで 安 心 して 治 療 に 臨 むことができる と 思 います また 体 調 がよいときには 散 歩 をしたり 音 楽 を 聴 くなどの 趣 味 を 楽 しむことで よりいっそうリラックスして 治 療 を 受 けることがで きるでしょう