今日の臨床サポート - 鬱滞性皮膚炎 - 評価・治療例

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2 積 極 的 な 接 種 勧 奨 の 差 し 控 え 国 は 平 成 25 年 4 月 から 定 期 接 種 化 したが ワクチン 接 種 との 関 連 を 否 定 できない 持 続 的 な 痛 みなどの 症 状 が 接 種 後 に 見 られたことから 平 成 25 年 6 月 定 期 接 種 と

監 修 北 辰 会 有 澤 総 合 病 院 内 科 大 八 木 秀 和 1 時 間 目 子 宮 内 膜 症 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 産 婦 人 科 中 原 辰 夫 NAKAHARA Tatsuo 月 経 困 腎 難 不 を 全 訴 とはどのような えて 来 院 される

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

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製 造 業 者 は 製 造 販 売 業 者 の 管 理 監 督 の 下 適 切 な 品 質 管 理 を 行 い 製 品 を 製 造 します なお 製 造 業 は 製 造 に 特 化 した 許 可 となっており 製 造 業 の 許 可 のみでは 製 品 を 市 場 に 出 荷 することはできま せん

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

●労働基準法等の一部を改正する法律案

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

( 医 療 機 器 の 性 能 及 び 機 能 ) 第 3 条 医 療 機 器 は 製 造 販 売 業 者 等 の 意 図 する 性 能 を 発 揮 できなければならず 医 療 機 器 としての 機 能 を 発 揮 できるよう 設 計 製 造 及 び 包 装 されなければならない 要 求 項 目 を

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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

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職 員 の 等 に 関 する 条 例 第 24 条 の 承 認 は 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わりにおいて 30 分 を 単 位 として 行 う ものとする 2 育 児 を 原 因 とする 特 別 休 暇 を 承 認 されている 職 員 に 対 する の 承 認 については

( 運 用 制 限 ) 第 5 条 労 働 基 準 局 は 本 システムの 維 持 補 修 の 必 要 があるとき 天 災 地 変 その 他 の 事 由 によりシステムに 障 害 又 は 遅 延 の 生 じたとき その 他 理 由 の 如 何 を 問 わず その 裁 量 により システム 利 用 者

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

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( 減 免 の 根 拠 等 ) 第 1 条 こ の 要 綱 は, 地 方 税 法 第 条 の 規 定 に 基 づ く 市 税 条 例 第 6 9 条 の 2 の 規 定 を 根 拠 と す る 身 体 障 害 者 等 に 対 す る 軽 自 動 車 税 の 減 免 の 具 体 的 な 対

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

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第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

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Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

①表紙

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

4 乙 は 天 災 地 変 戦 争 暴 動 内 乱 法 令 の 制 定 改 廃 輸 送 機 関 の 事 故 その 他 の 不 可 抗 力 により 第 1 項 及 び 第 2 項 に 定 める 業 務 期 日 までに 第 1 条 第 3 項 の 適 合 書 を 交 付 することができない 場 合 は

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

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小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

返還同意書作成支援 操作説明書

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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第 8 条 乙 は 甲 に 対 し 仕 様 書 に 定 める 期 日 までに 所 定 の 成 果 物 を 検 収 依 頼 書 と 共 に 納 入 する 2 甲 は 前 項 に 定 める 納 入 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする 3 検 査 不 合 格 となった 場 合 甲 は

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5 月 27 日 4 子 宮 頸 癌 1 GIO: 子 宮 頸 癌 の 病 態 診 断 治 療 について 理 解 する SBO: 1. 子 宮 頸 癌 の 発 癌 のメカニズムや 発 癌 過 程 について 説 明 できる 2. 子 宮 頸 癌 および 前 癌 病 変 の 分 類 ついて 説 明 でき

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

目 次 表 紙... 1 目 次... 2 改 訂 記 録 目 的 対 象 製 造 部 門 品 質 部 門 組 織 PET 薬 剤 製 造 施 設 ( 施 設 長 )の 責 務 製 造 管 理 者 の 責 務... 7

子 育 てをサポート サポートする 休 暇 等 制 度 1 出 産 前 後 の 休 暇 休 暇 等 名 称 妊 娠 出 産 後 通 院 休 暇 ( 特 別 休 暇 ) 妊 娠 中 の 職 員 及 び 出 産 後 1 年 以 内 の 職 員 が 保 健 指 導 又 は 健 康 審 査 を 受 ける 場

定款

1

Transcription:

薬 剤 の 保 険 適 ご 確 認 のお 願 い 評 価 治 療 例 ( 詳 細 ) ページの 薬 剤 に 保 険 適 表 記 を 追 記 させていただきましたので ご 確 認 をお 願 いします 疾 患 に 対 して 記 載 されている 薬 剤 処 は 保 険 適 があるのかないのか また 量 内 なのかを 読 者 が 確 認 できるようにすることを 的 としています この 保 険 適 情 報 は エルゼビアの 責 任 として レセプトチェックソフトなどを 参 考 に 案 を 作 成 しておりますが 先 のコンテンツに 掲 載 することから 違 和 感 がないかな ど 公 開 前 に 先 に 内 容 をご 確 認 いただけたらと 考 えております 添 付 書 記 載 の 保 険 適 の 内 容 が 査 定 の 現 場 の 内 容 と 異 なることがあります 例 えば 筋 緊 張 型 頭 痛 は 厳 密 にはロキソニンの 保 険 適 外 です しかし 慣 習 的 に いられて おり 査 定 対 象 にならないことがあります このような 場 合 には 筋 緊 張 型 頭 痛 は 厳 密 にはロキソニンの 適 外 だが 査 定 の 対 象 とならないこともある のような 記 載 を 付 け 加 えられたらと 考 えています このような 記 載 が 必 要 かどうかについて 先 の 現 場 の 感 覚 にてご 指 導 を 御 頂 戴 できたら 幸 いです 注 釈 評 価 治 療 例 ( 詳 細 ) の 下 に 以 下 のような 注 釈 を 掲 載 薬 剤 情 報 の( 適 外 / 適 内 / 量 内 / 量 外 /適) 等 の 表 記 は 編 集 部 によって 記 載 時 に 添 付 書 社 会 保 険 診 療 報 酬 払 基 レセプト 請 求 計 算 事 例 レセプトチェックソフ トなどで 確 認 し 作 成 しております ただし これらの 記 載 は 実 際 の 保 険 適 の 査 定 において 保 険 適 及 び 保 険 適 外 と 判 断 されることを 保 証 するものではありませ ん また 症 状 のオーダーセットや 検 査 薬 輸 液 液 製 剤 全 酔 薬 抗 癌 剤 等 の 薬 剤 は 保 険 適 の 記 載 の 部 を 割 愛 しています 例 : 芽 球 癆 表 現 覧 適XX 薬 剤 は 厳 密 には 病 名 の 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 XXの 適 と 記 載 されており XXに 対 する 量 として 評 価 した 場 合 量 が 範 囲 内 である 記 載 ( 〇 〇 には 病 名 が ります) 意 味 [ 適 内 / 量 内 /適 ] 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 量 も 範 囲 内 [ 適 内 / 量 適 宜 増 減 2 倍 以 下 適 ] [ 適 内 / 量 適 宜 増 減 2 倍 超 適 ] [ は 適 外 / 他 適 量 内 /適 ] [ は 適 外 / 他 適 量 適 宜 増 減 2 倍 以 下 /適 ] [ は 適 外 / 他 適 量 適 宜 増 減 2 倍 超 /適 ] 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 量 は 添 付 書 量 を 超 えるが2 倍 以 内 である 添 付 書 に 適 宜 増 減 等 の 記 載 がある 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 量 は 添 付 書 量 の2 倍 超 である 添 付 書 に 適 宜 増 減 等 の 記 載 がある 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 では 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 に 対 して 適 と 想 定 され 病 名 に 対 する 量 として 評 価 した 場 合 範 囲 内 である 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 では 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 に 対 して 適 と 想 定 され 病 名 に 対 する 添 付 書 量 を 超 えるが2 倍 以 内 である 添 付 書 に 適 宜 増 減 等 の 記 載 がある 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 では 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 に 対 して 適 と 想 定 され 病 名 に 対 する 添 付 書 量 の2 倍 超 である 添 付 書 に 適 宜 増 減 等 の 記 載 がある [ 適 内 / 児 量 内 /適 ] 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 児 量 も 存 在 し その 範 囲 内 である [ 適 内 / 児 量 外 /適 ] 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 児 量 は 存 在 するが その 範 囲 外 である [ 適 内 / 児 量 記 載 無 /適 ] 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 に 適 と 想 定 される 児 量 が 存 在 せず 成 での 量 範 囲 内 である [ は 適 外 / 他 適 児 量 内 /適 ] [ は 適 外 / 他 適 児 量 外 /適 ] [ 薬 価 未 収 載 ] 海 外 の 薬 剤 など 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 では 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 に 対 して 適 と 想 定 され 病 名 に 対 する 児 量 が 存 在 し その 範 囲 内 である 薬 剤 が 同 じページ 内 に 記 載 されている 想 定 病 名 では 適 外 と 査 定 される 可 能 性 がある 薬 剤 は 病 名 に 対 して 適 と 想 定 され 病 名 に 対 する 児 量 が 存 在 し その 範 囲 外 である 2015/11/12 Page 1 of 27

評 価 治 療 例 ( 詳 細 ) #1448 鬱 滞 性 膚 炎 初 診 時 フォローアップ 時 対 象 患 者 コメントを 隠 す/ 表 する 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) 下 記 は 部 を 除 き 執 筆 者 が 過 去 に 診 た20 の 患 者 で2 以 上 に った 事 を 羅 列 して 頂 いています 実 際 の1 の 患 者 に った 内 容 は 下 記 の 部 分 であることを 了 解 下 さい 評 価 針 治 療 針 下 腿 末 梢 側 の 約 1/3から 関 節 にかけて 浮 腫 浮 腫 性 硬 化 紫 斑 および 褐 ないし 紫 褐 の 素 沈 着 を 認 めた 場 合 に 鬱 滞 性 膚 炎 を 疑 う 次 性 下 肢 静 脈 瘤 に 起 因 することが 多 く 次 性 ないし 次 性 静 脈 瘤 の 検 索 が 重 要 である スクリーニングとして ドプラ 聴 診 を う 理 画 像 検 査 ドプラ 聴 診 [ID0621] 対 象 : 鬱 滞 性 膚 炎 を 疑 う 患 者 ( 推 奨 度 1) 下 肢 静 脈 エコー 対 象 : 鬱 滞 性 膚 炎 を 疑 う 患 者 ( 推 奨 度 2) 次 性 次 性 にかかわらず 静 脈 瘤 の 存 在 が 疑 われる 患 者 ( 推 奨 度 1) 下 肢 造 影 CT 対 象 : 深 部 静 脈 栓 症 を 疑 う 患 者 ( 推 奨 度 1) 腹 部 エコー 対 象 : 妊 娠 腹 腔 内 腫 瘍 の 存 在 が 疑 われる 患 者 ( 推 奨 度 3) 湿 疹 の 症 状 があるときには ステロイド 外 を 使 する 膚 炎 の 程 度 が 軽 度 なら ステロイド 外 を い 弾 性 包 帯 もしくは 弾 性 ストッキングの 着 を 勧 める 潰 瘍 を 伴 う 場 合 はアルゴリズム([ID0701])に 従 い 鬱 滞 の 原 因 と 状 態 によって 圧 迫 療 法 術 療 法 などを 選 択 する 治 療 外 副 腎 質 ステロイド(ベリーストロング) マイザー 軟 膏 [0.05%] 1 2 回 患 部 に 塗 布 4 本 [ 適 内 / 量 内 /適 湿 疹 ]( 編 集 部 注 : 本 ページで 想 定 す る 適 病 名 うっ 滞 性 膚 炎 湿 疹 /2015 年 7 ) 薬 剤 情 報 を る 対 象 : 湿 疹 の 症 状 がある 患 者 ( 推 奨 度 2) コメント: マイザー アンテベート フルメタ デルモベートは 通 常 いずれか1つを いる アンテベート 軟 膏 [0.05%] 1 2 回 患 部 に 塗 布 4 本 [ 適 内 / 量 内 /適 湿 疹 ] 対 象 : 湿 疹 の 症 状 がある 患 者 ( 推 奨 度 2) コメント: 薬 剤 情 報 を る マイザー アンテベート フルメタ デルモベートは 通 常 いずれか1つを いる フルメタ 軟 膏 [0.1%] 1 2 回 患 部 に 塗 布 4 本 [ 適 内 / 量 内 /適 湿 疹 ] 対 象 : 湿 疹 の 症 状 がある 患 者 ( 推 奨 度 2) コメント: 薬 剤 情 報 を る マイザー アンテベート フルメタ デルモベートは 通 常 いずれか1つを いる 外 副 腎 質 ステロイド(ストロンゲスト) デルモベート 軟 膏 [0.05%] 1 2 回 患 部 に 塗 布 4 本 [ 適 内 / 量 内 /適 湿 疹 ] 薬 剤 情 報 を る 2015/11/12 Page 2 of 27

対 象 : 湿 疹 の 症 状 がある 患 者 ( 推 奨 度 2) コメント: コンサルト マイザー アンテベート フルメタ デルモベートは 通 常 いずれか1つを いる 膚 科 : 術 ( 位 結 紮 術 のため)[ID0622] 対 象 : 静 脈 瘤 を 伴 う 患 者 ( 推 奨 度 2) 管 外 科 : 術 対 象 : 静 脈 瘤 を 伴 う 患 者 ( 推 奨 度 2) 指 導 弾 性 包 帯 ([ID0623]) 弾 性 ストッキング([ID0624])の 着 対 象 : 全 患 者 ( 推 奨 度 1) 再 診 院 の 指 潰 瘍 の 悪 化 や 疼 痛 が 強 く 常 活 に 障 があるとき 対 象 : 潰 瘍 を 伴 う 患 者 ( 推 奨 度 2) 推 奨 度 1: 明 らかに 利 益 が 害 やコストよりも 上 回 る 必 ず う 必 要 があり 得 る 為 推 奨 度 2: 害 コストよりも 利 益 が 上 回 る 可 能 性 が い 半 数 以 上 の 状 況 で われ 得 る 為 推 奨 度 3: 利 益 よりも 害 コストが 上 回 る 可 能 性 が い 半 数 以 下 の 状 況 で われ 得 る 為 推 奨 度 4: 明 らかに 利 益 が 害 やコストよりも 下 回 る 医 学 的 に 原 則 禁 忌 といわれている 為 ( 詳 細 はこちら 参 照 ) 薬 剤 中 分 類 法 同 効 薬 診 療 報 酬 は エルゼビアが 独 に 作 成 した 薬 剤 情 報 であり 著 者 により 作 成 された 情 報 ではありません 尚 法 は 添 付 書 より 同 効 薬 は 薬 剤 師 監 修 のもとで 作 成 しております 薬 剤 情 報 の( 適 外 / 適 内 / 量 内 / 量 外 /適) 等 の 表 記 は 編 集 部 によって 記 載 時 に 添 付 書 社 会 保 険 診 療 報 酬 払 基 レセプト 請 求 計 算 事 例 レセプトチェックソフトなどで 確 認 し 作 成 している ただし これらの 記 載 は 実 際 の 保 険 適 の 査 定 において 保 険 適 及 び 保 険 適 外 と 判 断 されることを 保 証 するものではない また 症 状 のオーダーセットや 検 査 薬 輸 液 液 製 剤 全 酔 薬 抗 癌 剤 等 の 薬 剤 は 保 険 適 の 記 載 の 部 を 割 愛 している ( 詳 細 はこちらを 参 照 ) 最 終 更 新 : 2015 年 10 20 <<ページ 末 尾 :#situationdetails6.aspx?diseaseid=1448&situationno=1>> 2015/11/12 Page 3 of 27

トップページ #1448 鬱 滞 性 膚 炎 概 要 監 修 : 宮 地 良 樹 滋 賀 県 成 病 センター 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) 疾 患 のポイント: 鬱 滞 性 膚 炎 とは 静 脈 鬱 滞 = 静 脈 圧 状 態 によって じる 湿 疹 膚 炎 である 診 断 :[ID0011] 鬱 滞 性 膚 炎 では 下 腿 末 梢 側 の 約 1/3から 関 節 にかけて 浮 腫 浮 腫 性 硬 化 紫 斑 およ び 主 にヘモジデリン 沈 着 による 褐 ないし 紫 褐 の 素 沈 着 を じ ときに 潰 瘍 も 伴 う [ID0601] 臨 床 像 から 診 断 は 容 易 なことが 多 いが 病 変 部 の 中 枢 側 に 静 脈 瘤 を 出 すと ほぼ 診 断 は 確 定 である([ID0605]) 静 脈 瘤 のスクリーニングには ドプラ 聴 診 ([ID0621])が 有 であ る 下 肢 静 脈 瘤 に 起 因 することが 多 く 次 性 ないし 次 性 静 脈 瘤 の 検 索 が 重 要 である 鑑 別 すべき 疾 患 には 脂 乏 性 膚 炎 ([ID0602]) 強 症 ([ID0603]) 好 酸 球 性 筋 膜 炎 動 脈 性 潰 瘍 ([ID0604]) 接 触 膚 炎 外 傷 などがある 原 因 疾 患 合 併 疾 患 の 評 価 :[ID0022] 次 性 静 脈 瘤 : 鬱 滞 の 原 因 の8 割 を 占 める 臨 床 から 容 易 に 鑑 別 に 挙 がることが 多 い ドプラ 聴 診 器 により 逆 流 を 確 認 する 次 性 静 脈 瘤 : 原 因 としては 深 部 静 脈 栓 症 (DVT) 妊 娠 盤 内 腫 瘍 動 静 脈 瘻 などが 挙 げられるため 検 索 する 重 症 度 予 後 評 価 :[ID0013] 鬱 滞 性 膚 炎 は 下 肢 静 脈 性 疾 患 に 続 発 することがほとんどであり 下 肢 静 脈 性 疾 患 の 分 類 には 1994 年 のAmerican Venous Forumで 採 択 されたCEAP 分 類 (2004 年 改 訂 )を いることが 般 的 である [ID0606] 治 療 :[ID0014] 湿 疹 の 症 状 があるときには ステロイド 外 薬 を 使 する 膚 炎 の 程 度 が 軽 度 なら 弾 性 包 帯 もしくは 弾 性 ストッキングの 着 を 勧 める 潰 瘍 を 伴 う 場 合 はアルゴリズム([ID0701])に 従 い 鬱 滞 の 原 因 検 索 とその 治 療 を 検 討 する 専 医 相 談 のタイミング:[ID0017] 鬱 滞 性 膚 炎 が 疑 われたときは 原 疾 患 の 検 索 と 治 療 を 含 めて 膚 科 専 医 への 受 診 を 促 す 臨 床 のポイント: 下 肢 静 脈 瘤 に 起 因 することが 多 いので 静 脈 瘤 の 検 査 が 必 須 である ステロイド 外 のみでなく 弾 性 ストッキングの 着 も 指 導 する 臨 床 のポイント は 監 修 者 による 執 筆 です 評 価 治 療 の 進 め 選 定 されている 評 価 治 療 は 例 です 症 状 病 態 に 応 じて 適 宜 変 更 してください 鬱 滞 の 原 因 検 索 原 因 として 最 も 頻 度 の い 静 脈 瘤 の 有 無 について スクリーニングを う [ID0621] 鬱 滞 性 膚 炎 を 疑 う 場 合 は スクリーニングとして1)を う 1)ドプラ 聴 診 [ID0621] 鬱 滞 の 原 因 検 索 と 術 適 応 の 評 価 例 下 肢 静 脈 瘤 の 交 通 枝 の 確 認 と 深 部 静 脈 が 開 通 しているかどうかについて 評 価 を う 術 前 の 評 価 として 1)により 深 部 静 脈 の 開 存 を 確 認 しなければならない 1) 下 肢 静 脈 エコー 2015/11/12 Page 4 of 27

鬱 滞 性 膚 炎 の 治 療 針 まとめ 膚 炎 に 対 してはステロイドを 外 し 弾 性 ストッキングや 弾 性 包 帯 を 着 する 潰 瘍 を 伴 う 症 例 では アルゴリズムに 従 い 圧 迫 療 法 か 術 療 法 を 検 討 する 膚 潰 瘍 がない 場 合 は 1)もしくは 必 要 に 応 じて1)2)を 併 する 1)マイザー 軟 膏 [0.05%] 1 2 回 患 部 に 塗 布 4 本 [ 適 内 / 量 内 /適 湿 疹 ]( 編 集 部 注 : 想 定 する 適 病 名 うっ 滞 性 膚 炎 湿 疹 /2015 年 7 ) 薬 剤 情 報 を る 2) 弾 性 包 帯 ([ID0623]) 弾 性 ストッキング([ID0624])の 着 追 加 情 報 ページへのリンク 鬱 滞 性 膚 炎 に 関 する 詳 細 情 報 鬱 滞 性 膚 炎 に 関 する 評 価 治 療 例 ( 詳 細 ) (1 件 ) 初 診 時 フォローアップ 時 鬱 滞 性 膚 炎 に 関 する 画 像 (14 件 ) 薬 剤 中 分 類 法 同 効 薬 診 療 報 酬 は エルゼビアが 独 に 作 成 した 薬 剤 情 報 であり 著 者 により 作 成 された 情 報 ではありません 尚 法 は 添 付 書 より 同 効 薬 は 薬 剤 師 監 修 のもとで 作 成 しております 薬 剤 情 報 の( 適 外 / 適 内 / 量 内 / 量 外 /適) 等 の 表 記 は 編 集 部 によって 記 載 時 に 添 付 書 社 会 保 険 診 療 報 酬 払 基 レセプト 請 求 計 算 事 例 レセプトチェックソフトなどで 確 認 し 作 成 している ただし これらの 記 載 は 実 際 の 保 険 適 の 査 定 において 保 険 適 及 び 保 険 適 外 と 判 断 されることを 保 証 するものではない また 症 状 のオーダーセットや 検 査 薬 輸 液 液 製 剤 全 酔 薬 抗 癌 剤 等 の 薬 剤 は 保 険 適 の 記 載 の 部 を 割 愛 している ( 詳 細 はこちらを 参 照 ) 最 終 更 新 : 2015 年 10 20 <<ページ 末 尾 :#searchdetails4.aspx?diseaseid=1448>> 2015/11/12 Page 5 of 27

詳 細 情 報 #1448 鬱 滞 性 膚 炎 病 態 疫 学 診 察 疾 患 情 報 ( 疫 学 病 態 ) [ID0001] 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) 鬱 滞 性 膚 炎 は 静 脈 鬱 滞 = 静 脈 圧 状 態 によって じる 湿 疹 膚 炎 である 中 年 以 降 の 性 に 多 く 肥 満 は 発 病 ないし 悪 化 要 因 である また 職 業 活 習 慣 も きく 影 響 し ち 仕 事 を 余 儀 なくされる 職 業 に 多 く 発 症 する 主 に 下 腿 に じ その 多 くは 下 肢 静 脈 瘤 による 鬱 滞 によって じる 放 置 すると 難 治 性 潰 瘍 を 形 成 しうるため 鬱 滞 を 疑 えばその 原 因 について 精 査 し 治 療 するこ とが 重 要 である 問 診 診 察 のポイント [ID0002] 鬱 滞 性 膚 炎 では 下 腿 末 梢 側 の 約 1/3から 関 節 にかけて 浮 腫 浮 腫 性 硬 化 紫 斑 およ び 主 にヘモジデリン 沈 着 による 褐 ないし 紫 褐 の 素 沈 着 を じる [ID0601] 瘙 痒 から 掻 破 し 湿 疹 化 して 浸 出 液 を 伴 うこともある また ときに 潰 瘍 化 することもある [ID0601] 覚 症 状 として むくみ だるさ こむら 返 りなどを 訴 えることがある 原 因 の 多 くは 下 肢 静 脈 瘤 による 静 脈 鬱 滞 であり 鬱 滞 性 膚 炎 を 疑 えば 静 脈 瘤 の 有 無 につい ても 確 認 することが 重 要 である 鑑 別 すべき 疾 患 には 脂 乏 性 膚 炎 ([ID0602]) 強 症 ([ID0603]) 好 酸 球 性 筋 膜 炎 動 脈 性 潰 瘍 ([ID0604]) 接 触 膚 炎 外 傷 などがある 診 断 針 0: 想 起 [ID0010] 下 腿 末 梢 側 の 約 1/3から 関 節 にかけて 浮 腫 性 硬 化 紫 斑 素 沈 着 潰 瘍 をみたら 鬱 滞 性 膚 炎 を 念 頭 におくべきである 1: 診 断 [ID0011] 臨 床 像 から 診 断 は 容 易 なことが 多 いが 病 変 部 の 中 枢 側 に 静 脈 瘤 を 出 すと ほぼ 診 断 は 確 定 である [ID0605] 静 脈 瘤 のスクリーニングには ドプラ 聴 診 ([ID0621])が 有 である 脂 乏 性 膚 炎 好 酸 球 性 筋 膜 炎 や 強 症 動 脈 性 潰 瘍 薬 剤 による 接 触 膚 炎 外 傷 など を 除 外 する 2: 疾 患 の 除 外 [ID0012] 静 脈 鬱 滞 = 静 脈 圧 状 態 によって じる 膚 炎 であるため 静 脈 鬱 滞 を 認 めなければ 除 外 される 治 療 針 3: 原 因 疾 患 合 併 疾 患 [ID0022] 次 性 静 脈 瘤 : 鬱 滞 の 原 因 の8 割 を 占 める 臨 床 から 容 易 に 鑑 別 に 挙 がることが 多 い ドプラ 聴 診 器 により 逆 流 を 確 認 する 次 性 静 脈 瘤 の 除 外 が 必 要 次 性 静 脈 瘤 : 原 因 としては 深 部 静 脈 栓 症 (DVT) 妊 娠 盤 内 腫 瘍 動 静 脈 瘻 などが 挙 げられる DVT: 次 性 の 中 では 頻 度 が い 常 に 鑑 別 に 考 慮 する 下 肢 静 脈 エコーもしくは 下 肢 造 影 CTを 検 査 する 妊 娠 : 適 齢 期 の 性 であれば 常 に 考 慮 する 分 に 問 診 し 妊 娠 検 査 を う 盤 内 腫 瘍 :つねに 鑑 別 に 考 慮 する 腹 部 エコーもしくは 腹 部 CTを 実 施 する 動 静 脈 瘻 :まれであるが 鑑 別 に 考 慮 する 管 造 影 検 査 を う 4: 重 症 度 予 後 [ID0013] 鬱 滞 性 膚 炎 は 下 肢 静 脈 性 疾 患 に 続 発 することがほとんどであり 下 肢 静 脈 性 疾 患 の 分 類 には 2015/11/12 Page 6 of 27

1994 年 のAmerican Venous Forumで 採 択 されたCEAP 分 類 (2004 年 改 訂 )を いることが 般 的 である この 分 類 では 臨 床 徴 候 Cを0~6 病 因 Eをc p s n 解 剖 学 的 部 位 Aをs d p n 病 態 理 学 的 機 能 不 全 Pをr o nで 分 類 する([ID0606]) 鬱 滞 性 膚 炎 の 症 状 は 臨 床 徴 候 C4~6に 含 まれている 5: 治 療 [ID0014] 湿 疹 の 症 状 があるときには ステロイド 外 薬 を 使 する ち 仕 事 などしていれば 悪 化 要 因 であるので 可 能 な 限 り 状 況 を 改 善 するように 指 導 する 膚 炎 の 程 度 が 軽 度 なら 弾 性 包 帯 ([ID0623])もしくは 弾 性 ストッキング([ID0624])の 着 を 勧 める 潰 瘍 を 伴 う 場 合 や 静 脈 瘤 が 明 らかな 場 合 は 診 療 アルゴリズム([ID0701]) に 従 い 鬱 滞 の 原 因 検 索 と 治 療 を 進 める 6: 術 適 応 術 の 選 択 [ID0021] 鬱 滞 の 原 疾 患 として 静 脈 瘤 が つかった 場 合 術 ( 位 結 紮 術 もしくはストリッピング) を 考 慮 する その 適 応 については 本 膚 科 学 会 の 下 腿 潰 瘍 下 肢 静 脈 瘤 診 療 ガイドライン ([ID0701])に 従 う 7:フォローアップ 針 [ID0015] 鬱 滞 の 原 因 が 明 らかな 場 合 は その 治 療 を う 鬱 滞 の 原 因 が 不 明 あるいは 治 療 困 難 なときは ステロイド 外 と 圧 迫 療 法 を 継 続 しながら 1 3カ に1 回 フォローアップする その 後 は 症 状 に 合 わせて 適 宜 治 療 を 延 する 8: 難 治 症 例 の 治 療 [ID0019] 潰 瘍 化 し 外 薬 や 圧 迫 で 改 善 しない 症 例 に 対 しては 院 し 患 肢 の 挙 上 と 安 静 を 保 つ 鬱 滞 の 要 因 について 精 査 し その 治 療 を う 静 脈 の 逆 流 が つかれば アルゴリズム ([ID0701])に 従 い 圧 迫 療 法 術 療 法 などを 選 択 する 9: 治 療 の 中 [ID0016] 鬱 滞 の 原 因 治 療 ができない 場 合 は 悪 化 を 防 ぐために 外 薬 もしくは 圧 迫 療 法 の 維 持 継 続 が 望 ましい 原 疾 患 の 治 療 により 症 状 が 軽 快 すれば 治 療 を 中 して 経 過 観 察 してもよいが 再 発 が 多 いこ とを 伝 えておく 必 要 がある 10: 院 適 応 [ID0018] 鬱 滞 性 膚 炎 に 潰 瘍 や 疼 痛 を 伴 い 安 静 が 必 要 な 場 合 は 院 を 考 慮 する 11: 専 医 相 談 のタイミング [ID0017] 背 景 に 静 脈 瘤 などがある 場 合 は その 治 療 が 必 要 となる 鬱 滞 性 膚 炎 が 疑 われたときは 原 疾 患 の 検 索 と 治 療 を 含 めて 膚 科 専 医 への 受 診 を 促 す 達 の 極 意 コツ 12: 達 の 極 意 コツ [ID0020] 鬱 滞 を 疑 ったら 静 脈 瘤 が 近 くにないか 触 診 と 視 診 で 確 認 する さらにドプラ 聴 診 器 ([ID0621])で 逆 流 の 有 無 を 確 認 する イメージ [ID0601] 鬱 滞 性 膚 炎 a: 初 診 時 b: 初 診 から7 年 後 圧 迫 療 法 は 継 続 している 2015/11/12 Page 7 of 27

病 歴 :70 歳 代 男 性 下 腿 に じた 難 治 性 の 潰 瘍 を 主 訴 に 受 診 診 察 : 下 腿 下 半 分 の 素 沈 着 と 膚 硬 化 および 中 央 に 潰 瘍 形 成 をみとめる(a) 診 断 のためのテストとその 結 果 : ドプラエコーにて 下 腿 静 脈 の 逆 流 をみとめ 鬱 滞 性 膚 炎 と 診 断 治 療 : 静 脈 瘤 に 対 する 術 希 望 なく 弾 性 包 帯 による 圧 迫 療 法 を 継 続 した 転 帰 : 潰 瘍 は 次 第 に 縮 し 約 3 年 かけて 治 癒 した(b) [ID0602] 鑑 別 疾 患 : 脂 乏 性 膚 炎 病 歴 :70 歳 代 男 性 下 腿 の 痒 みを 主 訴 に 受 診 診 察 : 全 体 に 乾 燥 し 鱗 屑 と 掻 破 を 伴 う 治 療 : 保 湿 剤 を 塗 布 して 軽 快 した 2015/11/12 Page 8 of 27

[ID0603] 鑑 別 疾 患 : 強 症 病 歴 :80 歳 代 性 レイノー 症 状 を 主 訴 に 受 診 診 察 :レイノー 症 状 および 四 肢 の 膚 硬 化 指 先 端 の 喰 い 瘢 痕 をみとめた 診 断 のためのテストとその 結 果 : 抗 セントロメア 抗 体 陽 性 [ID0604] 鑑 別 疾 患 : 動 脈 性 の 膚 炎 病 歴 :60 歳 代 性 左 下 腿 外 側 の 熱 感 を 伴 う 発 と 素 沈 着 を 主 訴 に 受 診 診 察 : 左 下 腿 外 側 に 熱 感 を 伴 う 発 硬 結 素 沈 着 をみとめた 診 断 のためのテストとその 結 果 : 静 脈 エコーで 逆 流 を 検 出 できず 動 脈 エコーで 深 部 より 動 脈 の 流 を 認 めた 治 療 : 弾 性 ストッキングで 圧 迫 療 法 中 2015/11/12 Page 9 of 27

[ID0605] 鬱 滞 性 膚 炎 (a)と 静 脈 瘤 (b) 病 歴 :60 歳 代 男 性 診 察 : 両 側 下 腿 の 下 1/3に 素 沈 着 をみとめ その 中 枢 側 には 静 脈 瘤 をみとめる [ID0606] CEAP 分 類 下 肢 静 脈 性 疾 患 は 臨 床 分 類 病 因 分 類 解 剖 学 的 分 類 病 態 理 分 類 の4 項 において 表 のよ 2015/11/12 Page 10 of 27

うに 分 類 される 鬱 滞 性 膚 炎 の 症 状 は 臨 床 分 類 のC4 C6に 該 当 する 1: Results of the national pilot screening program for venous disease by the American Venous Forum. PMID 17210399 J Vasc Surg. 2007 Jan;45(1):142-148. doi: 10.1016/ アルゴリズム ページ 上 部 に 戻 る [ID0701] 鬱 滞 性 膚 炎 診 療 アルゴリズム 軽 症 のものは ステロイド 外 潰 瘍 を 伴 うものや 静 脈 瘤 を 伴 うものでは アルゴリズムに 従 い 圧 迫 療 法 や 術 療 法 を 検 討 する 鑑 別 疾 患 脂 乏 性 膚 炎 強 症 好 酸 球 性 筋 膜 炎 接 触 膚 炎 動 脈 性 潰 瘍 外 傷 ガイドライン 下 腿 潰 瘍 下 肢 静 脈 瘤 診 療 ガイドライン 会 誌 :121(12), 2431-2448, 2011 ページ 上 部 に 戻 る ページ 上 部 に 戻 る 症 例 検 索 [https://clinicalsup.jp/jpoc/searchexternal.aspx? 2015/11/12 Page 11 of 27

s=%e9%ac%b1%e6%bb%9e%e6%80%a7%e7%9a%ae%e8%86%9a%e7%82%8e 症 例 くん]での 検 索 ( 鬱 滞 性 膚 炎 ) ( 症 例 くん は 本 内 科 学 会 地 会 の 症 例 報 告 の 検 索 システムです 本 内 科 学 会 のID パ スワードにてアクセスしてください ) 最 終 更 新 : 2015 年 10 20 <<ページ 末 尾 :#actiondetails4.aspx?diseaseid=1448>> ページ 上 部 に 戻 る 1: Revision of the CEAP classification for chronic venous disorders: consensus statement. PMID 15622385 J Vasc Surg. 2004 Dec;40(6):1248-52. doi: 10.1016/j.jvs 2: 下 腿 潰 瘍 下 肢 静 脈 瘤 診 療 ガイドライン 会 誌 :121(12), 2431-2448, 2011 2015/11/12 Page 12 of 27

エビデンス 解 説 #1448 鬱 滞 性 膚 炎 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) 最 終 更 新 : 2015 年 10 20 <<ページ 末 尾 :#evidencedetails4.aspx?diseaseid=1448>> 2015/11/12 Page 13 of 27

画 像 覧 #1448 欄 記 述 法 作 図 にあたって 参 考 にした 献 さらに 詳 しく 知 るための 参 考 資 料 の 場 合 は と 区 別 するために 参 考 献 : とご 記 述 いただけましたら 幸 いです 画 像 表 記 についてご 了 承 のお 願 い 先 に 元 図 をご 提 供 いただき それを 元 に 弊 社 にてイラストを 描 き 起 こしている 場 合 は エルゼビア 作 成 のイラストとし て を 割 愛 させていただいている 場 合 があります その 点 ご 了 承 のほどお 願 いいたします 他 社 出 版 社 発 物 からの 転 載 は 額 の 場 合 や 許 諾 が 下 りない 場 合 は 掲 載 できない 場 合 がありますので ご 了 承 くだ さい のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 1ガイドライン 編 者 名 編 : ガイドライン 名 策 定 年 度 年 版 p 掲 載 or 図 版 番 号 発 元 出 版 年 2 雑 誌 著 者 名 : 表 題. 雑 誌 名 発 年 ( 暦 ); 巻 ( 号 ): -. 例 1 郎 : 中 枢 神 経 の 構 造 的 特 徴. 脳 と 神 経 1998;45(7):12-15. 例 2 参 考 献 :Hauenstein EJ, Marvin RS, Snyder AL, et al.: Stress in parents of children with diabetes mellitus. Diabetes Care 1989; 12(1): 18-23. PMID: 2714163 3 単 本 著 者 名 : 表 題. 編 者 名. 書 名. 発 所 所 在 地 ( 本 の 出 版 社 の 場 合 は 不 要 ): 発 所, 発 年 ( 暦 ); 掲 載. 例 1 郎 : 脳 と 脊 髄 への 液 供 給. 吉 次 郎 編. 神 経 科 学.エルゼビア ジャパン, 2003;125. 例 2 参 考 献 :Kettenmann H, Ranson BR: Neuroglia. New York: Oxford University Press,1955; 154. 4その 他 学 先 よりご 提 供 等 明 記 してください 鬱 滞 性 膚 炎 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) [ID0601] 鬱 滞 性 膚 炎 a: 初 診 時 b: 初 診 から7 年 後 圧 迫 療 法 は 継 続 している 病 歴 :70 歳 代 男 性 下 腿 に じた 難 治 性 の 潰 瘍 を 主 訴 に 受 診 診 察 : 下 腿 下 半 分 の 素 沈 着 と 膚 硬 化 および 中 央 に 潰 瘍 形 成 をみとめる(a) 診 断 のためのテストとその 結 果 : ドプラエコーにて 下 腿 静 脈 の 逆 流 をみとめ 鬱 滞 性 膚 炎 と 診 断 治 療 : 静 脈 瘤 に 対 する 術 希 望 なく 弾 性 包 帯 による 圧 迫 療 法 を 継 続 した 転 帰 : 潰 瘍 は 次 第 に 縮 し 約 3 年 かけて 治 癒 した(b) のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 2015/11/12 Page 14 of 27

著 者 提 供 [ID0602] 鑑 別 疾 患 : 脂 乏 性 膚 炎 病 歴 :70 歳 代 男 性 下 腿 の 痒 みを 主 訴 に 受 診 診 察 : 全 体 に 乾 燥 し 鱗 屑 と 掻 破 を 伴 う 治 療 : 保 湿 剤 を 塗 布 して 軽 快 した のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0603] 鑑 別 疾 患 : 強 症 2015/11/12 Page 15 of 27

病 歴 :80 歳 代 性 レイノー 症 状 を 主 訴 に 受 診 診 察 :レイノー 症 状 および 四 肢 の 膚 硬 化 指 先 端 の 喰 い 瘢 痕 をみとめた 診 断 のためのテストとその 結 果 : 抗 セントロメア 抗 体 陽 性 のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0604] 鑑 別 疾 患 : 動 脈 性 の 膚 炎 病 歴 :60 歳 代 性 左 下 腿 外 側 の 熱 感 を 伴 う 発 と 素 沈 着 を 主 訴 に 受 診 診 察 : 左 下 腿 外 側 に 熱 感 を 伴 う 発 硬 結 素 沈 着 をみとめた 診 断 のためのテストとその 結 果 : 静 脈 エコーで 逆 流 を 検 出 できず 動 脈 エコーで 深 部 より 動 脈 の 流 を 認 めた 治 療 : 弾 性 ストッキングで 圧 迫 療 法 中 2015/11/12 Page 16 of 27

のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0605] 鬱 滞 性 膚 炎 (a)と 静 脈 瘤 (b) 病 歴 :60 歳 代 男 性 診 察 : 両 側 下 腿 の 下 1/3に 素 沈 着 をみとめ その 中 枢 側 には 静 脈 瘤 をみとめる のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0606] CEAP 分 類 2015/11/12 Page 17 of 27

下 肢 静 脈 性 疾 患 は 臨 床 分 類 病 因 分 類 解 剖 学 的 分 類 病 態 理 分 類 の4 項 において 表 のよ うに 分 類 される 鬱 滞 性 膚 炎 の 症 状 は 臨 床 分 類 のC4 C6に 該 当 する 1: Results of the national pilot screening program for venous disease by the American Venous Forum. PMID 17210399 J Vasc Surg. 2007 Jan;45(1):142-148. doi: 10.1016/ のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0621] ドプラ 聴 診 a:ドプラ 聴 診 器 b: 静 脈 の を 聞 いているところ 2015/11/12 Page 18 of 27

のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0622] 位 結 紮 術 a: 伏 在 静 脈 をマーキング b: 伏 在 静 脈 の 腿 静 脈 への 流 部 を 同 定 し 結 紮 する のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0623] 2015/11/12 Page 19 of 27

弾 性 包 帯 適 切 な 圧 で 末 梢 から 中 枢 に 向 けて 巻 いていく のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0624] 弾 性 ストッキング 2015/11/12 Page 20 of 27

下 腿 までのタイプと 腿 までのタイプがある のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0671] 鬱 滞 性 膚 炎 2015/11/12 Page 21 of 27

両 側 下 腿 の 鬱 滞 性 膚 炎 浮 腫 性 硬 化 と 褐 の 素 沈 着 を 認 め 潰 瘍 も じている のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0672] 鬱 滞 性 膚 炎 2015/11/12 Page 22 of 27

両 側 下 腿 の 浮 腫 と 下 腿 下 半 分 に 素 沈 着 を 伴 っている のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0673] 鬱 滞 性 膚 炎 2015/11/12 Page 23 of 27

下 腿 下 半 分 から にかけての 素 沈 着 掻 破 と 鱗 屑 を 伴 う のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 [ID0701] 鬱 滞 性 膚 炎 診 療 アルゴリズム 2015/11/12 Page 24 of 27

軽 症 のものは ステロイド 外 潰 瘍 を 伴 うものや 静 脈 瘤 を 伴 うものでは アルゴリズムに 従 い 圧 迫 療 法 や 術 療 法 を 検 討 する のご 記 載 を 頂 いている 場 合 は 空 欄 で 結 構 です 著 者 提 供 最 終 更 新 : 2015 年 10 20 <<ページ 末 尾 :#ImageList4.aspx?DiseaseID=1448>> ページ 上 部 に 戻 る 2015/11/12 Page 25 of 27

うっ 滞 性 皮 膚 炎 うっ 滞 性 皮 膚 炎 は 下 肢 に 流 れる 血 液 の 循 環 が 長 年 滞 るために 引 き 起 こされる 皮 膚 炎 です 肥 満 の 人 や 立 ち 仕 事 を 続 けている 人 によく みられます 皮 膚 が 黒 っぽくなり やがて 皮 膚 が 萎 縮 し たり 皮 膚 潰 瘍 を 生 じたりしてきます 皮 膚 炎 に 対 する 治 療 とともに うっ 滞 を 改 善 させるために 弾 性 ストッキングや 弾 性 包 帯 で 下 肢 を 圧 迫 します うっ 滞 性 皮 膚 炎 の 原 因 でもっとも 多 いのは 静 脈 瘤 です 静 脈 瘤 は 手 術 が 可 能 なものと 不 可 能 なものがあります 手 術 ができなく ても 根 気 よく 圧 迫 を 続 けていくことで うっ 滞 症 状 の 改 善 が 期 待 できます 検 査 は ドプラ 聴 診 器 を 用 いて 静 脈 の 逆 流 があるかを 調 べます 逆 流 が 確 認 された 場 合 は さらに 超 音 波 検 査 を 行 い 深 部 静 脈 の 状 況 を 診 ます 肥 満 傾 向 のある 人 は 減 量 し 足 への 負 担 を 減 ら しましょう 座 るときや 寝 るときは できるだけ 足 を 高 くしま しょう 足 のむくみやだるさがとれないときは 皮 膚 科 を 受 診 しましょう 潰 瘍 ができて 治 りにくいときは 皮 膚 科 を 受 診 し ましょう 長 時 間 立 ち 続 けることや 過 度 な 運 動 は 避 けましょ う 2015/11/12 Page 26 of 27

執 筆 者 ご 紹 介 藤 澤 章 弘 京 都 学 膚 命 科 学 講 座 ( 膚 科 学 分 野 ) 執 筆 者 専 分 野 専 医 所 属 学 会 経 歴 治 療 アドバイス メッセージ 藤 澤 章 弘 膚 外 科 炎 症 性 疾 患 膚 科 般 本 膚 科 学 会 認 定 膚 科 専 医 本 膚 科 学 会 本 膚 外 科 学 会 褥 瘡 学 会 2001 年 京 都 学 医 学 部 卒 業 2008 年 京 都 学 学 院 博 課 程 を 修 了 その 後 天 理 よろづ 相 談 所 病 院 医 員 和 市 病 院 副 医 をへて 2011 年 より 京 都 学 膚 科 助 教 となる 鬱 滞 性 膚 炎 鬱 滞 性 潰 瘍 では 原 因 が 特 定 されない 場 合 軽 快 悪 化 を 繰 り 返 しながらフォローされているケース がよくあります 患 者 さんには 根 気 よく と 指 導 を 繰 り 返 していく 必 要 がありますが 医 師 はつねに 原 因 を 探 す 努 が 必 要 だとおもいます ご の 担 当 患 者 さんでもよくみれば 鬱 滞 性 膚 炎 を 持 っている は 結 構 いるとおもいます 是 みつけて 将 来 困 らないように 指 導 をお 願 いいたします 2015/11/12 Page 27 of 27