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Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp 伪 伪 RIZAP 事 業 が 快 進 撃 で 収 益 の 柱 に 買 収 事 業 も 順 調 に 推 移 Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 浅 川 裕 之 <2928> は 通 販 事 業 からスタートし 健 康 を 切 り 口 に M&A を 積 極 的 に 活 用 しながら 事 業 領 域 を 拡 大 させてきた 現 状 は 美 容 健 康 関 連 ( 健 康 食 品 の 通 信 販 売 とパーソナル トレーニングジムの RIZAP (ライザップ) ) アパレル 関 連 住 関 連 ラ イフスタイル エンターテイメントの 4 事 業 部 門 を 擁 している 収 益 の 柱 に 成 長 した RIZAP 事 業 は 快 進 撃 が 続 いている 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 後 半 には 月 間 利 用 者 7,000 人 月 商 900 百 万 円 の 大 台 を 突 破 した 下 期 にはこれまでボト ルネックとなっていたトレーナー 不 足 が 解 消 されたことに 加 え シニア 層 向 けのマーケティング が 本 格 的 に 開 始 される 見 込 みで 年 間 売 上 高 が 10,000 百 万 円 の 大 台 に 到 達 する 可 能 性 が 高 まっている RIZAP の 業 績 伸 び 率 は 2016 年 3 月 期 にさらに 上 昇 する 可 能 性 が 高 い シニア 層 の 取 り 込 み 効 果 が 本 格 化 するのに 加 え ヘルス メディカル アスリート ワールド エビデンス などをキーワードに 広 告 宣 伝 活 動 を 一 段 と 積 極 化 するとみられる その 受 け 皿 としての 店 舗 網 の 拡 大 計 画 と トレーナーなどの 人 材 確 保 も 着 実 に 進 捗 している 売 上 高 で 前 期 比 倍 増 となる 道 筋 が 高 い 現 実 性 を 伴 って 見 えてきたと 弊 社 では 考 えている RIZAP 以 外 の 事 業 も 好 調 だ とくに 赤 字 体 質 に 陥 っていたアパレル 関 連 事 業 が 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 に 水 面 上 に 浮 上 してきたことは 大 きい 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 累 計 決 算 は 売 上 高 18,411 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 101.0% 増 ) 営 業 利 益 78 百 万 円 ( 前 年 同 期 は 670 百 万 円 の 営 業 損 失 ) 経 常 損 失 15 百 万 円 ( 同 394 百 万 円 の 経 常 損 失 ) 四 半 期 純 利 益 221 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 84.8% 減 ) となった 計 画 対 比 では 売 上 高 で 889 百 万 円 営 業 利 益 で 653 百 万 円 それぞれ 上 振 れとなった 2015 年 3 月 期 下 期 においては この 上 期 の 上 振 れ 分 を 2016 年 3 月 期 に 向 けた 広 告 宣 伝 活 動 に 投 下 する 可 能 性 があるため 単 純 に 上 方 修 正 期 待 とは 言 い 難 い 面 はあるが 現 在 の 会 社 予 想 を 下 回 るリスクは 極 めて 小 さくなったと 言 えよう 伪 伪 Check Point 累 計 新 規 会 員 22,000 人 突 破 設 備 能 力 の 早 期 増 強 が 課 題 新 規 出 店 ペース 早 める トレーナー 人 材 の 確 保 が 急 拡 大 の 鍵 に 2Q は 収 益 倍 増 で 営 業 利 益 上 振 れたが 通 期 は 計 画 を 据 え 置 く 1

業 績 の 推 移 売 上 高 左 軸 経 常 利 益 右 軸 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 期 予 伪 伪 会 社 概 要 健 康 食 品 の 通 販 で 創 業 M&A により 事 業 ドメインを 次 々 拡 大 同 社 は 健 康 食 品 の 通 信 販 売 を 目 的 に 2003 年 4 月 に 設 立 された 経 営 理 念 に わたくした ちは 世 界 でいちばん イキイキワクワクした けんこう をつくり えがお かがやき あ りがとう を 世 界 中 に 広 めます を 掲 げ 事 業 持 株 会 社 である 同 社 本 体 と 連 結 子 会 社 16 社 及 び 非 連 結 子 会 社 5 社 から 成 る 企 業 グループへと 発 展 拡 大 してきた 現 在 の 事 業 部 門 は 美 容 健 康 関 連 アパレル 関 連 住 関 連 ライフスタイル 及 び エンターテイメント の 4 つ で 構 成 されている 美 容 健 康 関 連 は 同 社 の 中 核 事 業 であり 収 益 の 柱 となっている この 中 には 創 業 事 業 である 健 康 食 品 の 通 信 販 売 事 業 のほか RIZAP 事 業 も 含 まれている RIZAP 事 業 は 100% 子 会 社 RIZAP( 株 ) が 手 掛 けるパーソナル トレーニングジムの 運 営 事 業 で 今 後 数 年 間 で 同 社 の 収 益 規 模 を 大 きく 変 貌 させる 可 能 性 を 秘 めた 急 成 長 事 業 だ アパレル 関 連 は ( 株 ) エンジェリーベ(マタニティウエア) ( 株 ) 馬 里 邑 ( 高 級 婦 人 服 ) ( 株 ) アンティローザ ( 婦 人 服 紳 士 服 ) の 3 子 会 社 が 中 核 となっている 商 品 に 競 争 力 がありな がらも 販 売 力 の 弱 さで 苦 戦 していた 企 業 を 同 社 の 販 売 力 と 事 業 シナジーにより 再 生 すると いうコンセプトで 展 開 しており 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 で 収 益 立 て 直 しの 目 途 が 立 ちつ つある 住 関 連 ライフスタイル は 2013 年 9 月 にイデアインターナショナル <3140> を 子 会 社 化 し て 参 入 した 事 業 だ 同 社 はイデアインターナショナルに 経 営 陣 を 派 遣 してコスト 削 減 を 始 めと する 各 種 の 構 造 改 革 策 を 実 行 し 収 益 力 回 復 と 企 業 価 値 の 最 大 化 に 向 けて 取 り 組 んでいる エンターテイメント は 2014 年 1 月 に SD エンターテイメント <4650> ( 旧 ゲオディノス 以 下 SD 社 ) を 子 会 社 化 して 参 入 した SD 社 はグループ 入 り 直 後 から 一 気 に 不 採 算 店 舗 事 業 からの 撤 退 を 進 めた 結 果 収 益 安 定 性 が 高 まった 今 後 はもう 一 段 の 収 益 拡 大 策 がテー マとなっている 状 況 にある 2

会 社 概 要 事 業 部 門 別 売 上 高 営 業 利 益 (2015 年 3 月 期 第 2 四 半 期 累 計 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 美 容 健 康 関 連 アパレル 関 連 住 関 連 ライフスタイル エンタ - テイメント 売 上 高 10,144 2,308 2,597 3,667 営 業 利 益 260-42 9 89 売 上 高 比 2.6% - 0.3% 2.4% 伪 伪 RIZAP の 特 徴 高 い 収 益 性 で 成 長 をけん 引 する RIZAP RIZAP (ライザップ) とは 同 社 が 子 会 社 の RIZAP を 通 じて 運 営 するパーソナル トレー ニングジムのブランドだ RIZAP はトレーニングジムのプログラム 内 容 の 観 点 においても また ビジネスの 観 点 においても 一 般 的 なスポーツジムにはない 特 徴 を 有 している RIZAP の 最 大 の 特 徴 は 2 ヶ 月 間 という 期 間 を 区 切 って 減 量 やボディメイクという 目 標 に 対 して 結 果 を 出 すことにコミットしている 点 だ 目 標 通 りの 結 果 を 出 すためには RIZAP 側 の 努 力 だけでなく 顧 客 である 利 用 者 自 身 にも 相 応 の 努 力 が 求 められる RIZAP に 入 会 する 顧 客 はそ もそも 高 い 目 的 意 識 を 有 していることがほとんどであるため 同 社 トレーナーの 適 切 なサポー トにより 非 常 に 高 い 割 合 で 顧 客 が 満 足 するだけの 結 果 を 実 現 できているもようだ 個 人 差 が あるため 当 初 目 標 値 の 完 全 達 成 には 2 ヶ 月 以 上 の 期 間 を 要 するケースもあるようだが 最 初 の 2 ヶ 月 間 で 顧 客 が 満 足 する 効 果 を 実 現 したうえで さらに 次 の 目 標 あるいは 最 終 的 な 目 標 を 実 現 するために 顧 客 が 納 得 したうえで 利 用 期 間 を 延 長 するという 流 れができているようだ RIZAP と 他 のフィットネスジムとの 違 いは 顧 客 にどんな 価 値 を 提 供 するかということにあ る 一 般 的 にフィットネスジムは 顧 客 に 対 して 運 動 する 場 所 空 間 を 価 値 として 提 供 してい る それに 対 して RIZAP は 人 生 最 高 の 体 と 自 信 そして 期 待 を 上 回 る 感 動 を 提 供 価 値 として 掲 げ 具 体 的 な 減 量 やボディメイク 目 標 の 実 現 をコミットしている 一 方 パーソナル トレーニングジムは 目 標 達 成 をサポートするという 点 では RIZAP と 重 なる 部 分 が 多 い しか し ここでも 両 者 には 差 がある 一 般 的 なパーソナル トレーニングジムは トレーナーが 個 人 ベースで 指 導 を 行 うケースが 多 く トレーニング 理 論 や 指 導 法 において それぞれのトレー ナーの 能 力 資 質 への 依 存 度 が 高 い 構 造 になっている RIZAP は 約 2 万 人 に 達 する 自 社 の 実 績 から 抽 出 したノウハウに 加 えて 外 部 の 医 師 や 様 々な 分 野 の 研 究 者 のアドバイスを 取 り 容 れ より 高 い 次 元 での 科 学 的 アプローチを 実 現 しているとともに 社 内 研 修 を 通 じて 全 トレー ナーに 浸 透 させ 均 質 なサービス 提 供 を 行 っている いわば 個 人 対 組 織 という 違 いがそこ にはある ビジネスの 観 点 から RIZAP を 分 析 すると まず 収 益 性 において RIZAP が 圧 倒 的 に 高 い ことが 挙 げられる この 高 い 収 益 性 は RIZAP の 出 店 モデルに 起 因 している RIZAP 店 舗 は 駅 から 遠 いビルやマンションを 活 用 しているため コスト 構 造 のなかで 人 件 費 に 次 いで 大 きい 要 素 である 地 代 家 賃 を 極 めて 低 額 に 抑 えることが 可 能 となっている また 出 店 に 際 しても 特 に 地 方 都 市 においては 小 規 模 のいわゆる サテライト 店 舗 でスタートし 需 要 動 向 を 見 ながら 大 型 店 舗 へ 移 行 するという 二 段 構 えの 手 法 を 採 用 して 常 に 設 備 稼 働 率 を 高 く 維 持 する 工 夫 を 行 っている 3

RIZAP の 特 徴 RIZAP のこうした 事 業 モデルを 可 能 にしている 要 因 を 追 及 すると 前 述 の RIZAP が 提 供 す る 価 値 に 行 き 着 く RIZAP では 顧 客 側 も 明 確 な 目 標 を 有 しているため 結 果 へのプロセス すなわちトレーニングの 内 容 が 大 事 なのであって 立 地 の 便 利 さは 二 の 次 である また ト レーニング 機 器 も 最 新 特 殊 な 機 器 である 必 要 はない さらに 完 全 予 約 制 を 採 用 できるた め 人 員 配 置 上 も 有 利 性 がある こうしたことが 積 み 上 がって 高 い 収 益 性 が 実 現 できている と 弊 社 では 考 えている RIZAP 事 業 の 収 益 性 のイメージ RIZAP 一 般 的 なスポーツクラブ 売 上 高 100% 100% 原 価 人 件 費 15% 20 ~ 30% 地 代 家 賃 4% 20% 水 道 光 熱 費 1% 10% 設 備 維 持 費 1% 5~8% 店 舗 減 価 償 却 費 1% 7 ~ 10% 限 界 利 益 髙 低 RIZAP の 出 店 モデル 出 店 タイプ サテライト 店 舗 大 型 店 舗 コンセプト 地 方 都 市 での 新 規 出 店 試 験 的 出 店 の 形 態 都 市 部 での 出 店 及 び 地 方 都 市 におけるサテライト 店 舗 から のステップアップ ブース 数 2~3 需 要 増 に 対 応 して 拡 大 化 10~15 事 業 可 能 な 居 住 用 マンション 最 寄 駅 は 主 要 駅 ながらも 徒 歩 立 地 の1 室 にトレーニング 用 ブース 5~10 分 圏 のビル 1 階 を 避 けて 2つと 事 務 用 オフィスを 設 置 す 地 下 もしくは2 階 以 上 のフロアに るイメージ 出 店 して 出 店 コストを 低 減 化 出 店 コスト 数 十 万 円 ~ 3,000~5,000 万 円 4

伪 伪 RIZAP の 足 元 の 動 向 累 計 新 規 会 員 22,000 人 突 破 設 備 能 力 の 早 期 増 強 が 課 題 RIZAP の 勢 いが 止 まらない 状 況 だ まず 新 規 獲 得 会 員 数 累 計 は 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 末 となる 9 月 末 に 20,000 人 を 突 破 した 期 初 の 2014 年 4 月 は 約 13,000 人 だったため 6 ヶ 月 間 で 7,000 人 近 い 新 規 会 員 の 獲 得 を 達 成 したことになる 10 月 にはさらに 22,000 人 へ と 新 規 獲 得 会 員 数 累 計 を 伸 ばしている RIZAP の 新 規 獲 得 会 員 累 計 の 推 移 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 末 の 9 月 には 月 間 利 用 者 数 が 7,000 人 に 到 達 し 10 月 には 7,000 人 を 明 確 に 突 破 した 期 初 の 2014 年 4 月 の 月 間 利 用 者 数 は 4,000 人 を 超 えた 水 準 であり 6 ヶ 月 間 で 約 7 割 の 増 加 となったことになる 月 間 利 用 者 数 が 増 加 している 要 因 に は 新 規 会 員 の 増 加 と 既 存 会 員 の 利 用 長 期 化 の 2 つの 要 素 が 重 なりあっているとみられる 新 規 会 員 の 増 加 は 前 述 のとおりで 月 間 1,000 人 超 のペースでの 流 入 が 続 いている これ に 加 えて 既 存 会 員 も 当 初 の 2 カ 月 間 のスケジュールを 延 長 すなわち 追 加 料 金 を 支 払 って RIZAP の 利 用 を 継 続 しているものとみられる これは 同 社 の 業 績 に 対 して 大 きなプラス 要 素 であると 言 えよう 5

RIZAP の 足 元 の 動 向 RIZAP の 月 間 利 用 者 数 の 推 移 一 方 金 額 的 な 側 面 では 新 規 獲 得 会 員 数 並 びに 月 間 利 用 者 数 の 増 加 にリンクする 形 で 月 商 も 順 調 に 拡 大 している 2014 年 4 月 には 月 商 は 約 600 百 万 円 であったが 7 月 には 900 百 万 円 を 突 破 し 8 月 以 降 も 約 900 百 万 円 レベルが 継 続 している 7 月 から 10 月 にかけて 月 間 利 用 者 数 が 右 肩 上 がりで 推 移 したにも 関 わらず 月 商 は 900 百 万 円 で 横 ばいとなっている が これは 設 備 能 力 の 問 題 だと 弊 社 ではみている 会 員 の 主 力 層 が 30 代 ~ 50 代 の 働 き 盛 り 世 代 であるため 予 約 が 夕 方 から 夜 間 など 特 定 の 時 間 帯 に 集 中 しやすく それら 人 気 時 間 帯 については 利 用 キャパシティに 対 して 稼 働 率 がフルの 状 況 にあると 弊 社 では 考 えている この 点 については 同 社 自 身 も 重 要 なポイントと 認 識 しており 新 規 店 舗 オープン ブース 増 設 トレーナーの 増 員 など 各 種 の 利 用 キャパシティ 増 強 策 を 講 じている 状 況 だ 利 用 キャパシティ 増 強 策 が 整 うことで 月 商 は 現 状 の 900 百 万 円 の 水 準 を 超 えて 一 気 にブレークしてくると 弊 社 ではみている RIZAP 月 次 売 上 高 の 推 移 6

伪 伪 RIZAP の 中 長 期 成 長 シナリオ 比 率 低 いシニア 層 顧 客 新 たなプロモーションで 取 り 込 み 狙 う RIZAP の 成 長 余 地 は 非 常 に 大 きいと 弊 社 では 考 えている 将 来 的 な RIZAP の 発 展 可 能 性 はいろいろあるが 当 面 ここ 1 2 年 のポイントとして 弊 社 では シニア 層 の 取 り 込 みと ヘルスケア 需 要 の 取 り 込 みの 2 つに 注 目 している 出 店 戦 略 も 成 長 のためには 不 可 欠 な 要 素 である (1) シニア 層 の 取 り 込 み 同 社 は 2015 年 の 年 初 からシニア 層 向 けに RIZAP のマーケティングを 本 格 的 に 開 始 してい る RIZAP における 60 歳 以 上 の 構 成 比 は 約 3%と 低 い これは これまでの 同 社 の RIZAP のマーケティングが 比 較 的 若 年 層 を 意 識 した 減 量 及 びボディメイクに 力 点 が 置 かれていたた めであると 思 われる 60 歳 以 上 であっても 減 量 やボディメイクへの 潜 在 的 なニーズは 存 在 す るとみられており シニア 世 代 のモデルを 用 いてボディメイク 効 果 を 実 証 的 にアピールするよ うな 広 告 を 打 ち 出 しており その 効 果 が 注 目 される シニア 層 については 下 記 のヘルスケア 需 要 とも 一 部 では 重 なるが ボディメイク 以 外 に 健 康 管 理 に 重 点 を 置 いたニーズが 高 くなると 想 定 される 同 社 はそうしたシニア 層 特 有 のニー ズに 対 応 するための シニア 層 専 用 のトレーニングプログラム 開 発 にも 注 力 しているもようだ これらも 準 備 が 整 い 次 第 順 次 シニア 向 けマーケティング 策 としてローンチされてくると 弊 社 で はみている シニア 層 の 取 り 込 みは 同 社 の 業 績 へのインパクトが 非 常 に 大 きいと 弊 社 では 考 えている なぜならば 現 時 点 で 稼 働 率 が 低 い 平 日 昼 間 の 時 間 帯 に 呼 び 込 むことが 出 来 るためだ この 時 間 帯 の 稼 働 率 が 上 がることは 今 の 同 社 の 収 益 構 造 において 完 全 に 追 加 的 な 売 上 増 加 であり 利 益 率 が 非 常 に 高 くなると 弊 社 ではみている 60 歳 以 上 の 利 用 者 の 構 成 比 (2014 年 3 月 時 点 ) 60 才 以 上 顧 客 の 構 成 比 RIZAP 3.4% A 社 36.6% 大 手 フィットネスジム B 社 26.9% C 社 27.4% クリニックと 提 携 してヘルスケア 分 野 へ 参 入 (2) ヘルスケア 需 要 の 取 り 組 み 同 社 は 2014 年 11 月 21 日 付 リリースで 医 療 法 人 有 吉 クリニックとの 業 務 提 携 を 発 表 した 具 体 的 な 内 容 は (1) 有 吉 クリニック 内 への RIZAP の 出 店 (2) 有 吉 クリニックから RIZAP へ の 送 客 (3) パーソナル トレーニングと 人 間 ドックを 組 み 合 わせた 新 サービスの 開 発 (4) 医 学 的 見 地 に 基 づいたシニア 層 向 け 新 サービスの 開 発 (5) 医 学 的 見 地 を 活 用 した 独 自 のエ ビデンス ( 証 拠 ) 開 発 や RIZAP スタッフの 医 療 関 連 知 識 向 上 などとなっている 7

RIZAP の 中 長 期 成 長 シナリオ ポイントはやはりトレーニング 効 果 のエビデンスの 集 積 にあると 弊 社 ではみている パーソ ナル トレーニングに 医 学 的 裏 付 けが 得 られれば RIZAP を 予 防 医 療 向 けのプログラムへと 進 化 させることができ 市 場 を 大 きく 拡 大 させることが 可 能 であるからだ また 上 記 のシニ ア 層 の 取 り 込 みのうえでも ボディメイク 以 外 の 目 標 を 設 定 し 目 的 意 識 を 共 有 するためには 医 学 的 裏 付 けは 大 きな 支 援 材 料 になると 思 われる 新 規 出 店 ペース 早 める トレーナー 人 材 の 確 保 が 急 拡 大 の 鍵 に (3) 新 規 出 店 戦 略 2014 年 9 月 末 現 在 の 店 舗 数 は 国 内 30 店 舗 で 10 月 には 福 島 県 郡 山 市 にサテライト 店 舗 を 開 設 した 同 社 は 2015 年 3 月 期 末 に 約 40 店 舗 体 制 に 2016 年 3 月 期 末 に 60 店 舗 体 制 に それぞれ 到 達 することを 目 標 として 掲 げている 前 述 したように 同 社 はローコストの 出 店 モデルを 確 立 しているほか より 簡 易 なサテライ ト 店 舗 という 出 店 形 態 も 柔 軟 に 採 用 しているため 出 店 計 画 の 達 成 のポイントは 人 材 確 保 に 依 存 していると 弊 社 では 考 えている この 人 材 確 保 について 同 社 は 2015 年 3 月 期 初 から 大 きな 費 用 をかけて 行 ってきたが これまではトレーナーの 新 規 採 用 数 が 月 間 20 ~ 30 人 程 度 のペースで 目 標 を 下 回 っていた しかし 12 月 単 月 では 一 気 に 100 人 超 が 入 社 し 採 用 目 標 に 追 いついたとみられる 同 社 は 今 後 も 継 続 的 にトレーナーの 採 用 に 努 め 新 規 出 店 を 計 画 通 り 進 める 方 針 だ RIZAP の 店 舗 展 開 8

RIZAP の 中 長 期 成 長 シナリオ トレーナーの 研 修 強 化 伪 伪 業 績 動 向 2Q は 収 益 倍 増 で 営 業 利 益 上 振 れたが 通 期 は 計 画 を 据 え 置 く 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 累 計 決 算 は 売 上 高 18,411 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 101.0% 増 ) 営 業 利 益 78 百 万 円 ( 前 年 同 期 は 670 百 万 円 の 営 業 損 失 ) 経 常 損 失 15 百 万 円 ( 同 394 百 万 円 の 経 常 損 失 ) 四 半 期 純 利 益 221 百 万 円 ( 前 年 同 期 比 84.8% 減 ) となった 計 画 対 比 では 売 上 高 で 889 百 万 円 営 業 利 益 で 653 百 万 円 それぞれ 上 振 れとなった 上 振 れ の 主 因 は RIZAP の 好 調 によるものだ 収 益 の 中 核 である 美 容 健 康 関 連 事 業 では RIZAP が 前 述 のように 勢 いが 持 続 して いるほか 健 康 食 品 の 通 信 販 売 事 業 も 好 調 が 続 いている また 2015 年 3 月 期 の 第 2 四 半 期 決 算 の 目 立 った 変 化 として アパレル 事 業 が 第 2 四 半 期 に 黒 字 転 換 したことが 挙 げられる これはマタニティウエアを 手 掛 ける 子 会 社 のエンジェリーベが 黒 字 化 し 主 要 なアパレル 関 連 子 会 社 が 全 社 黒 字 化 したためだ 黒 字 化 の 背 景 にはマタニティカタログを 廃 止 してネット 通 販 に 切 り 替 えたことがある 2015 年 3 月 通 期 の 業 績 について 同 社 は 期 初 予 想 を 変 えていない 上 期 の 上 振 れた 利 益 を 原 資 に 広 告 宣 伝 費 の 投 入 を 積 極 化 させる 可 能 性 など 多 様 な 選 択 肢 を 手 元 に 残 しておくた めとみられる いずれにしても 期 初 予 想 を 下 回 る 可 能 性 は 極 めて 小 さくなってきたと 言 えよう 2016 年 3 月 期 の 業 績 についても RIZAP の 業 績 成 長 の 影 響 が 大 きくなると 予 想 される RIZAP 事 業 は 2015 年 3 月 通 期 には 約 10,000 百 万 円 の 売 上 高 規 模 になると 想 定 される 前 述 のように 新 規 出 店 を 加 速 させる 一 方 で 新 規 会 員 の 獲 得 が 現 状 のペースで 推 移 すれば 2016 年 3 月 期 は 平 均 月 商 が 1,300 百 万 円 ~ 1,500 百 万 円 に 成 長 する 可 能 性 は 十 分 にあると 弊 社 ではみている すなわち 年 商 20,000 百 万 円 という 値 が 月 商 の 年 度 換 算 ベースでは 2016 年 3 月 期 中 に 実 現 される 可 能 性 が 高 いということだ 9

業 績 動 向 2015 年 3 月 通 期 の 業 績 見 込 み ( 単 位 : 百 万 円 ) 14/3 期 15/3 期 12/3 期 13/3 期 下 期 通 期 上 期 下 期 通 期 上 期 ( 予 ) ( 予 ) 売 上 高 13,445 17,840 9,157 14,753 23,910 18,411 18,651 37,062 前 年 同 期 比 -0.9% 32.7% 5.6% 60.9% 34.0% 101.0% 26.4% 55.0% 売 上 総 利 益 8,225 10,235 5,132 8,951 14,083 11,833 - - 販 管 費 7,315 9,403 5,802 7,153 12,955 11,754 - - 営 業 利 益 909 832-670 1,797 1,127 78 1,940 2,018 前 年 同 期 比 -24.3% -8.5% - 35.1% 35.5% -111.7% 7.9% 79.0% 営 業 利 益 率 6.8% 4.7% -7.3% 12.2% 4.7% 0.4% 10.4% 5.4% 経 常 利 益 938 941-394 1,697 1,303-15 1,946 1,931 前 年 同 期 比 -17.7% 0.3% - 24.1% 38.5% - 14.6% 48.1% 当 期 純 利 益 887 402 1,452 1,246 2,698 221 932 1,153 前 年 同 期 比 41.5% -54.7% - 72.1% 571.0% -84.8% -25.2% -57.3% EPS ( 円 ) 2,877.09 13.03 47.06 40.38 87.44 7.17 15.11 18.69 配 当 ( 円 ) 235.00 1.35 0.00 7.00 7.00 0.00 3.36-3.74 3.36-3.74 分 割 調 整 後 EPS ( 円 ) 1,438.55 6.52 0.00 43.72 43.72 3.59 - - 分 割 調 整 後 配 当 金 ( 円 ) 117.50 0.68 0.00 3.50 3.50 0.00 - - 10

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