わいわい文庫2_061~065



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スライド 1

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

施 設 利 用 に 伴 う 設 営 物 物 販 の 確 認 業 務 災 害 時 の 対 応 急 病 等 への 対 応 遺 失 物 拾 得 物 の 対 応 事 件 事 故 への 対 応 ( 2 ) 公 園 の 使 用 料 の 徴 収 に 関 す る 業 務 一 般 利 用 者 予 約 等 対 応 業

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

編 5ヶ 月 6 総 論 7 抜 ピ ド ピ ド 速 永 久 繰 ロ セ 慣 容 易 結 共 通 決 々 5 照 づ 具 ご 紹 介 与 監 査 比 較 場 限 提 始 箇 提 進 ご 安 心 話 提 与 監 査 雑 把 与 締 役 緒 算 類 作 機 関 従 来 税 始 忘 生 物 繰 切 忘 葉

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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をメモ 書 きし それを 見 て 教 師 に 話 したり 質 問 に 答 えたりできる 4. 単 元 指 導 計 画 (8 時 間 ) 段 階 配 時 目 標 活 動 と 内 容 教 師 の 手 立 て 話 をするときは6 1 教 師 のある 日 の 体 験 につい *6 要 素 が 大 切 である

Transcription:

活 用 の 幅 を 広 げよう 盲 学 校 での 試 み 視 覚 支 援 学 校 における 実 践 事 例 東 京 都 立 久 我 山 青 光 学 園 視 覚 障 害 教 育 部 門 名 取 恵 津 子 障 害 の 実 態 に 応 じたさまざまな 活 用 の 可 能 性 を 探 る 今 年 度 の 本 校 の 視 覚 障 害 教 育 部 門 の 在 籍 数 は 幼 稚 部 13 名 小 学 部 17 できなかったり 漢 字 や 拗 音 や 促 音 などの 日 本 語 表 記 が 苦 手 だったりな ど その 実 態 はさまざまです 名 中 学 部 23 名 の 計 53 名 です 小 規 模 な 学 校 ですが 子 どもたちの 障 害 の 程 度 や 状 態 は 多 様 です 視 覚 障 害 の 程 度 は 全 盲 またはそ れに 近 い 状 態 で 普 通 の 文 字 を 読 む ことができない 者 が 幼 稚 部 9 名 小 学 部 7 名 中 学 部 8 名 です 知 的 障 害 を 併 せもち 文 字 が 使 え ない 者 も 多 く この 中 で 点 字 を 学 習 手 段 として 常 時 使 用 しているのは 小 学 部 2 名 中 学 部 8 名 です 弱 視 者 は 幼 稚 部 4 名 小 学 部 10 名 中 学 部 15 名 で 普 通 の 文 字 を 学 習 手 段 として 常 時 使 用 しているのは 小 学 部 4 名 中 学 部 14 名 です この 中 にも ひらがなやカタカナ 小 学 校 1 2 年 生 程 度 の 漢 字 の 読 み 書 きが 中 心 であったり 視 覚 認 知 の 障 害 の ために 文 字 の 読 み 書 きがスムーズに 弱 視 の 子 どもの 読 書 を 支 援 するための 書 見 台 や 拡 大 読 書 器 61

視 覚 障 害 者 のための 録 音 図 書 とい えば 少 し 前 まではカセットテープ に 録 音 されたものでした 全 盲 の 人 たちの 中 でも 点 字 を 読 める 人 より も 点 字 を 読 めない 人 や 速 いスピー ドで 読 めない 人 のほうが 多 く 点 字 図 書 館 では 点 字 図 書 よりも 録 音 図 書 の 利 用 のほうが 圧 倒 的 に 多 いです また 録 音 図 書 のほうが 点 字 図 書 よりも 入 手 がはやく 種 類 も 多 く 提 供 されるため 点 字 図 書 が 読 める 人 にも 多 く 利 用 されています 視 覚 特 別 支 援 学 校 図 書 館 には まだテープ 図 書 が たくさん 所 蔵 されている DAISY 図 書 はテープ 図 書 に 替 わる ものとしてとらえられることが 多 い のですが 子 どもたちの 多 様 な 障 害 の 実 態 に 応 じて 図 書 としてでは なく デジタル 録 音 機 の 機 能 の 利 用 も 含 めて テープ 図 書 にはなかった 利 点 を 活 かした 活 用 の 広 がりがあり ます 今 回 は 従 来 の 録 音 図 書 の 全 盲 の 人 への 音 訳 図 書 の 提 供 という 役 割 とは 異 なる 活 用 の 事 例 を 報 告 した いと 思 います また DAISY 図 書 の 利 用 を 広 げる ための 保 護 者 への 啓 発 活 動 について も 触 れてみたいと 思 います 文 字 を 読 むのが 困 難 で 本 が 読 み 通 せない 生 徒 に Aさんは 中 学 部 2 年 の 生 徒 で 視 力 を 使 って 普 通 文 字 を 読 むことがで きます 漢 字 を 書 くことが 苦 手 です 語 彙 は 広 く 漢 字 を 読 むことはさほ ど 苦 手 ではありませんが 友 好 を こうゆう と 読 むなど 熟 語 の 漢 字 を 逆 にして 読 み 書 きしたり 似 てい る 別 の 言 葉 に 置 き 換 えて 読 んでしま うこともあります 長 い 文 章 になる と 言 葉 の 切 れ 目 がわかりづらく おおよそ 文 意 はとれているものの スムーズに 読 みこなせないことがあ ります また 拗 音 や 促 音 助 詞 の は を などの 表 記 が 苦 手 で 話 すことは 問 題 ないのですが それを 実 際 に 書 こうとすると 迷 ってしまう ことがあります そんなAさんにとって 長 い 本 を 一 人 で 読 み 通 すことはなかなか 難 し いことです 夏 休 みに 乙 武 洋 匡 さん の だいじょうぶ3 組 を 選 んで 感 想 文 を 書 いてきたとき 最 後 まで 読 めませんでしたが という 前 置 きを してから 印 象 に 残 った 部 分 につい 62

て 書 いていました そこで サピエ 図 書 館 で 検 索 し 同 じものをDAISY 図 書 で 借 りて 渡 し ました Aさんは DAISY 図 書 の 存 在 を 知 らず 当 然 再 生 機 も 持 っ ていませんでした 伊 藤 忠 記 念 財 団 より 貸 与 されているプレクストーク を 貸 し 出 し 自 宅 で 聞 いてみること にしました プレクストーク 文 字 で 読 むよりも 聞 く 方 がわか りやすいとのことで 読 み 進 めてい ました しおり の 機 能 を 使 えば テープ 図 書 ではできなかった 印 象 に 残 った 箇 所 に 戻 ってもう 一 度 読 み 返 すことも 簡 単 です Aさんは 小 学 校 の 漢 字 から 復 習 を 始 め また 表 記 の 練 習 もコツコ ツと 積 み 重 ね 少 しずつ 力 をつけて いますが 一 方 で まとまった 文 章 を 読 み 読 書 の 楽 しみを 味 わったり さまざまな 情 報 を 得 ることについて は 聴 く 読 書 も 活 用 していってほ しいと 思 っています 録 音 機 能 を 活 用 して 教 材 を 作 成 Bさんは 中 学 部 3 年 の 全 盲 の 生 徒 で 知 的 障 害 があります 中 学 部 2 年 までは 点 字 タイプライターを 使 っ ていましたが 今 点 字 盤 に 切 り 替 えているところです 盲 学 校 で 点 字 の 読 み 書 きを 学 習 す るときの 練 習 の 一 つに 聴 写 とい うものがあります 音 読 される 短 い 文 章 を 聞 いて それを 一 定 の 時 間 内 に 正 しく 点 字 盤 で 書 き 取 ります Bさんは 点 字 盤 でもだんだん 正 確 に 点 字 が 書 けるようになってきたの で 聴 写 の 練 習 も 始 めることにしま した Bさんは 音 に 対 して 敏 感 で ピア ノも 上 手 です 好 きな 音 へのこだわ りも 強 く パソコンやプレクストー クを 立 ち 上 げる 時 の 機 械 音 や 機 械 の 音 声 がしゃべる 言 葉 も 大 好 きなも のの 一 つです そこで 聴 写 の 練 習 教 材 は DAISY 図 書 で 作 ることにしました Bさん は 聴 写 の 練 習 が 大 好 きになり 点 字 盤 をセットし 録 音 の 指 示 を 聞 きな がら 書 き 取 る 練 習 が すぐに 一 人 で できるようになりました 音 楽 CD 形 式 でCDに 保 存 すれば 再 生 機 がない 家 庭 でも 普 通 に 聞 くこと ができるので 家 庭 での 宿 題 にもす 63

る 予 定 です 点 字 の 力 を 伸 ばすことだけでなく 教 員 やお 母 さんの 手 助 けなしに 一 人 で 課 題 に 取 り 組 めるという 点 でも BさんにはDAISY 図 書 が 有 効 でした 聴 写 問 題 は1 題 が3 分 程 度 の 短 い ものなので 見 出 しごとにとんでい ければ 十 分 です 階 層 を 設 ける 必 要 はないため 作 成 もパソコンを 使 わ ずプレクストーク1 台 で 短 時 間 でで きる 点 も 便 利 だと 思 います 録 音 して その 場 で 聞 ける 機 能 を 活 用 Cさんは 中 学 部 3 年 の 弱 視 の 生 徒 です よく 話 すのですが 声 が 非 常 に 小 さく また 物 事 を 整 理 して 理 解 したり 話 したりすることが 苦 手 で 発 言 は 文 の 一 部 で 終 わってしま うことがよくあります 高 校 入 試 も 近 づき Cさんには 相 手 に 伝 えよう という 気 持 ちを もって 意 識 して 話 してほしいと 思 い 録 音 して 自 分 の 声 を 聞 いてもらいま した 録 音 はICレコーダーなどで もできるのですが プレクストーク はスピーカーも 内 蔵 しているため 録 音 したものをその 場 でちょうどよ いボリュームですぐに 聞 くことがで きます 自 分 の 話 し 方 を 聞 いたCさんは 声 小 さっ! 滑 舌 悪 い! と 苦 笑 いをしていました 再 びプレクス トークを 向 けると 今 度 は 意 識 して 大 きな 声 を 出 し どうだった? と 聞 いてきました 少 し 考 えながら 言 い 直 す 場 面 もありましたが 整 理 し て 相 手 に 伝 えようという 意 識 をもつ と 格 段 にわかりやすい 話 し 方 にな りました 日 常 生 活 の 中 での 話 し 方 は 急 に 改 善 されるものではありま せんが 自 分 の 話 し 方 を 聞 くことで 自 分 の 癖 を 直 そうという 意 識 をもっ て 話 すことを 繰 り 返 し 練 習 させてい きたいと 思 います 今 は 高 校 入 試 の 面 接 に 向 けて 受 け 答 えの 練 習 を 重 ね ています 録 音 した 自 分 の 声 をその 場 で 聞 く 方 法 は 発 語 が 少 なく 絵 カードや パソコンの 画 面 を 見 ることのできな い 全 盲 の 生 徒 の 意 欲 を 引 き 出 すこと にも 役 立 つように 思 います 学 校 図 書 館 という 場 を 活 かして 教 員 保 護 者 への 啓 発 を 図 る 視 覚 障 害 がある 子 どもたちにとっ て DAISYや マ ル チ メ デ ィ アDAISY 図 書 は 読 書 の 楽 しみを 味 わう 上 で 非 常 に 有 効 な 媒 体 です 多 くの 点 字 図 書 館 では テープからDAISYへの 切 り 替 えが 終 わり 視 覚 障 害 者 の 世 界 には DAISY 規 格 はすっかり 定 着 しています しかし 本 校 ではDAISY マルチ 64

メディアDAISY 図 書 ともに まだ 十 分 に 活 用 されているとはいえない 状 態 です その 理 由 はいくつか 考 えら れますが 一 つの 要 因 として 普 通 科 の 教 員 の 間 に 浸 透 していないこと が 挙 げられます 教 員 への 伝 達 は 朝 礼 や 学 部 会 などで 行 っていますが 実 際 に 機 器 を 使 用 し 実 習 するまでに は 及 んでおらず 操 作 が 複 雑 である とイメージを 持 った 教 員 が 多 いのが 実 情 です また 学 校 図 書 館 に 常 駐 の 司 書 が 配 置 されておらず 貸 出 や 利 用 指 導 蔵 書 製 作 などの 環 境 が 整 っ ていないことも 大 きな 課 題 となって います このような 中 で DAISYやマルチ メディアDAISY 図 書 の 利 用 を 広 げて いくには 何 より 学 校 図 書 館 が 人 と 資 料 を 結 ぶ 仲 立 ちとなることが 大 切 です 子 どもたちや 教 員 だけではな く 保 護 者 にもその 便 利 さや 有 効 性 を 実 感 してもらうための 取 り 組 みも 必 要 です 具 体 的 には 教 員 保 護 者 を 対 象 としたDAISY マルチメディ アDAISYの 体 験 講 座 の 実 施 や 機 器 の 貸 出 しなどが 考 えられます 視 覚 障 害 がある 子 どもたちが 豊 かな 読 書 経 験 を 積 むために わいわ い 文 庫 や サピエ 図 書 館 を 有 効 に 活 用 し 子 どもたちへ 読 むこと 知 ること の 喜 びを 伝 えていくこと が 図 書 館 の 大 きな 役 割 です 65