インフルエンザが 流 行 する 冬 インフルエンザは 全 国 的 には11 月 下 旬 ( 第 44~ 第 45 週 ) 頃 から 徐 々に 流 行 が 始 まり 東 京 都 では12 月 初 め( 第 5~ 第 51 週 ) 頃 から 流 行 り 始 め 1 月 末 ( 第 3~ 第 5 週 )



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(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

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ただし 本 提 案 は 技 術 的 検 討 結 果 であり 国 民 に 対 して 広 く 接 種 機 会 を 提 供 する 仕 組 みとして 実 施 するためには 前 提 として ワクチンの 供 給 実 施 体 制 の 確 保 必 要 となる 財 源 の 捻 出 方 法 等 の 検 討 を 行 った

 

○00表紙

Transcription:

#2335 元 気 のための 生 活 習 慣 (5) 冬 の 体 を 元 気 にする 食 事 と 習 慣 (215 年 1 月 作 成 )

インフルエンザが 流 行 する 冬 インフルエンザは 全 国 的 には11 月 下 旬 ( 第 44~ 第 45 週 ) 頃 から 徐 々に 流 行 が 始 まり 東 京 都 では12 月 初 め( 第 5~ 第 51 週 ) 頃 から 流 行 り 始 め 1 月 末 ( 第 3~ 第 5 週 ) 頃 に 流 行 のピークを 迎 えます インフルエンザには 通 常 は 動 物 の 間 で 感 染 していたものが なにかのきっ かけで 人 に 感 染 してしまった 鳥 インフルエンザ や 豚 インフルエンザ それ が 人 と 人 の 間 で 感 染 しあうようにウイルスが 変 化 した 新 型 インフルエンザ そして 季 節 性 インフルエンザ の3つがあり 日 本 では 冬 に 流 行 る と 言 われ るインフルエンザは 季 節 性 インフルエンザ です 新 型 インフルエンザ はかかったことがある 人 が 少 ない 間 は 新 型 インフル エンザ ですが 免 疫 が 広 まり 薬 なども 開 発 されると 季 節 性 インフルエンザ に 移 行 します 29 年 春 頃 から 流 行 した 新 型 インフルエンザも212 年 には 季 節 性 インフルエンザ に 移 行 しました ちなみに 日 本 をはじめ 温 帯 に 位 置 す るアメリカ ヨーロッパでは 冬 に 流 行 しますが 四 季 が 存 在 しない 熱 帯 では 一 年 中 見 られます インフルエンザウイルスは 湿 度 と 紫 外 線 に 弱 く さらに 湿 度 が 低 いときはの どや 鼻 の 免 疫 組 織 の 働 きが 落 ちるため 紫 外 線 の 弱 い 冬 湿 度 の 低 い 地 域 特 に 乾 燥 の 厳 しい 東 京 では 注 意 が 必 要 です 手 洗 いとうがいと 加 湿 で 予 防 インフルエンザワクチンは インフルエンザを 完 全 に 予 防 できるわけではあ りません 毎 年 ウイルスは 少 しずつ 形 を 変 えていくため 前 年 までに 流 行 した ウイルスに 対 して 開 発 されたワクチンでは 防 ぎきれません しかし 感 染 して も 重 症 化 を 防 ぐ 効 果 はあるとされています ワクチン 接 種 の 効 果 の 出 現 には2 週 間 程 度 を 要 するため ワクチンを 接 種 するなら 12 月 中 旬 までには 受 けまし ょう ワクチンを 受 けたとしても% 予 防 ではないので 感 染 しないように 心 掛 けることが 大 事 です インフルエンザは 飛 沫 (ひまつ)と 接 触 によって 感 染 します 感 染 した 人 が 咳 をすることで 飛 んだ 飛 沫 に 含 まれるウイルスを 別 の 人 が 口 や 鼻 から 吸 い 込 ん でしまい ウイルスが 体 内 に 入 り 込 むのが 飛 沫 感 染 です 感 染 した 人 が 咳 やく しゃみをした 際 に 手 で 口 を 押 さえたり 鼻 水 を 手 でぬぐったりして その 手 で ドアノブ スイッチなどに 触 れると そこにウイルスを 含 んだ 飛 沫 が 付 着 し 別 の 人 がそこに 手 を 触 れて その 手 で 鼻 や 口 に 触 れることで 粘 膜 などを 通 じ 1

てウイルスが 体 内 に 入 り 込 むのが 接 触 感 染 です 飛 沫 感 染 は 不 織 布 タイプのマスクである 程 度 は 防 げます うがいに 関 して イ ンフルエンザウイルスは 気 道 の 粘 膜 に 取 り 付 くと 約 2 分 で 細 胞 の 中 に 取 り 込 ま れるため うがいをそんなに 頻 繁 にするわけではないから インフルエンザ 予 防 には 役 立 たない と 言 う 説 もあります しかし 京 都 大 学 の 研 究 により う がいは 少 なくとも 風 邪 を 予 防 することがわかっています また 乾 燥 によって ウイルスなどの 異 物 を 除 去 する 粘 膜 の 線 毛 運 動 の 働 きが 下 がるので うがいで のどを 潤 し 線 毛 運 動 の 衰 えを 防 いだり うがいでのどを 適 度 に 刺 激 したりし て 粘 液 の 分 泌 や 血 行 を 盛 んにすることは インフルエンザ 予 防 に 役 立 ちます のどのうるおいを 保 つために 室 内 の 湿 度 の 低 下 に 注 意 して 加 湿 器 を 使 う などして 適 度 の 湿 度 を 保 ちましょう 接 触 感 染 を 防 ぐには ドアノブやスイッチ エスカレーターの 手 すりなどに 触 れた 手 で 鼻 や 口 を 触 らないこと 飲 食 の 前 には 手 を 洗 うことが 大 事 です 週 別 インフルエンザウイルス 分 離 検 出 報 告 数 (211/12~213/14シーズン) 213/14シーズン 21431 (1)pdm (3 (トリ) () 5 4 () 2 3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35 212/13シーズン (1)pdm (3 (トリ) () 5 4 () 2 3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35 211/12シーズン (1)pdm (3 (トリ) 5 () 4 2 () 2 3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35

3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35 212/13シーズン (1)pdm (3 (トリ) () 5 4 () 2 3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35 211/12シーズン (1)pdm (3 (トリ) 5 () 4 () 2 3 3 3 3 4 41 42 43 44 45 4 4 4 4 5 51 52 1 2 3 4 5 1 11 12 13 14 15 1 1 1 1 2 21 22 23 24 25 2 2 2 2 3 31 32 33 34 35 厚 生 労 働 省 健 康 局 結 核 感 染 症 課 国 立 感 染 症 研 究 所 今 冬 のインフルエンザの 発 生 動 向 (213/14シーズ ン)よりhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou1/dl/fludoco1314.pdf 花 粉 症 対 策 は 早 めが 勝 ち いまや 日 本 人 の4 人 に1 人 が 花 粉 症 2 月 頃 からスギ 花 粉 が 増 えて 花 粉 症 に 悩 まされる 人 が 増 えます 花 粉 症 の 治 療 法 は 進 化 しています とりあえず 症 状 を 軽 くさせられる 治 療 もあります 発 症 してからでは 行 える 治 療 が 少 なくなり ますし 効 果 もあまり 出 ません シーズンに 先 駆 けて 治 療 を 行 えば いろいろ な 治 療 が 行 えますし 効 果 も 出 ます 花 粉 症 はアレルギー つまり 免 疫 の 暴 走 で 起 こる 症 状 です 免 疫 力 を 正 しく する 食 事 で ある 程 度 やわらげることもできます それもまた シーズン 真 っ 盛 りに 発 症 してからではなく シーズン 前 から 食 事 に 気 を 付 けることで 効 果 が 出 ます 風 邪 花 粉 症 には 免 疫 力 の 適 正 化 メニュー のどなどの 粘 膜 を 強 化 して 細 菌 やウイルス 花 粉 などの 異 物 を 体 内 の 奥 ま で 入 れないようにすることで 風 邪 などの 感 染 症 を 予 防 したり 引 きはじめの 風 邪 を 撃 退 したり 花 粉 症 を 軽 減 したりすることができます おすすめは 大 根 大 根 の 辛 み 成 分 であるイソシアシアネイトには 抗 酸 化 力 が あり 風 邪 予 防 にぴったり 皮 と 皮 との 間 に 多 く 含 まれていて 熱 に 弱 い 成 分 なので 皮 をよく 洗 って 皮 ごとおろして 食 べるのがおすすめです 風 邪 の 引 き はじめにのどが 腫 れたときは 大 根 を 皮 ごと1センチ 角 くらいに 切 って はちみ つをかけて 数 時 間 置 いておき 大 根 の 成 分 を 含 んだはちみつをなめましょう 大 根 には 抗 炎 症 作 用 があり はちみつには 殺 菌 作 用 があるので のどの 軽 い 腫 れにはよく 効 きます 3

レンコンは 免 疫 力 アップに 最 適 です レンコンを 切 ると 糸 をひきますが あ れはレンコンに 含 まれるネバネバ 成 分 のムチンで 粘 膜 保 護 作 用 があります またレンコンにはタンニンが 含 まれていて それが 花 粘 膜 の 血 行 を 促 進 して 花 粉 症 などによるうっ 血 を 改 善 して 鼻 の 通 りをよくしてくれます ビタミンCは 風 邪 予 防 に 効 果 的 で 大 根 もレンコンもビタミンCが 豊 富 なの で その 点 からもおすすめです その 他 芋 類 やイチゴなどもビタミンCを 多 く 含 んでいます 血 圧 の 大 敵 寒 さ 対 策 寒 さは 血 圧 を 上 げます 脳 卒 中 など 心 血 管 病 による 死 亡 率 も 冬 にいちばん 高 くなります 血 圧 が 高 めの 人 は 寒 さを 避 けるようにしましょう 注 意 したいのがトイレや 浴 室 脱 衣 所 です 服 を 脱 ぐなどして 体 温 が 下 がる 場 所 なのに 暖 房 をしてないほうが 一 般 的 でしょう 最 近 はトイレ 用 や 脱 衣 所 用 の 暖 房 機 もあるので それらを 利 用 して 利 用 前 に 温 めておきましょう 温 度 差 は 特 に 血 圧 に 悪 いので 廊 下 も 含 めて 暖 房 を 忘 れがちな 空 間 の 温 度 に 注 意 しましょう お 風 呂 は 暑 いお 湯 を 避 けて 長 湯 もしないこと 4 度 前 後 の 湯 に5~1 分 程 度 にしましょう 血 圧 が 高 い 人 は 冷 水 浴 やサウナは 危 険 です 高 血 圧 予 防 メニュー 高 血 圧 予 防 にはまず 大 事 なのが 塩 分 控 えめ 出 汁 をきかせた 料 理 なら 塩 分 控 えめでもおいしく 食 べられます 食 卓 に 醤 油 や 塩 は 置 かないようにしましょ う できあがった 料 理 に 後 から 醤 油 や 塩 をかけても 全 体 には 味 がなじみづら いこともあり ついつい たくさんかけてしまいがちです 塩 のとり 過 ぎが 血 圧 を 上 げるのは 塩 の 成 分 のひとつナトリウムの 作 用 によ るもの カリウムは 体 内 で 細 胞 からナトリウムを 引 き 出 し 体 外 に 追 い 出 す 働 きがあります そこでカリウムを 多 く 含 む 食 品 を 食 べることで 高 血 圧 を 改 善 し 脳 卒 中 を 予 防 することができます カリウムは 野 菜 イモ 豆 海 藻 など に 多 く 含 まれていますが 冬 のおすすめはリンゴです 東 北 地 方 は 寒 く 塩 分 摂 取 も 多 いことから 高 血 圧 が 多 いですが リンゴの 産 地 だけは 高 血 圧 や 脳 卒 中 が 少 ないことが 知 られています 体 を 芯 から 温 めることも 役 立 ちます 風 邪 予 防 の 観 点 からも ネギやニラ ニンニク 玉 ねぎ 生 姜 唐 辛 子 などの 体 を 温 める 食 物 を 積 極 的 に 摂 りましょ 4

う 鍋 やスープなどは 体 を 温 める 料 理 なので 長 ネギや 生 姜 をたっぷり 使 った つみれ 鍋 や オニオンスープなどはおすすめのおメニューです 寒 い 季 節 はついつい 家 に 引 きこもりがちですが 運 動 不 足 は 高 血 圧 を 招 き 血 管 を 老 化 させます 冬 も 散 歩 など 適 度 な 運 動 を 心 がけましょう 冬 にかかりやすい 季 節 性 うつ 病 その 予 防 メニュー 日 照 時 間 が 短 くなると うつ 症 状 が 出 やすくなります 冬 の 間 気 分 が 落 ち 込 み 集 中 力 が 低 下 炭 水 化 物 や 甘 いものが 食 べたくなり 体 重 の 増 加 が 激 し くなり 眠 気 が 強 くなる 春 になるとよくなる というのが 冬 季 うつ 病 の 典 型 的 な 症 状 です 光 を 浴 びる 時 間 が 少 ないことが 原 因 なので 朝 太 陽 が 昇 ったら 起 きて 外 に 出 て 積 極 的 に 太 陽 の 光 を 浴 びるようにすることで 改 善 されます 日 射 量 が 減 ることで 減 少 するセロトニンを 増 やすために セロトニンの 原 料 となる 必 須 アミノ 酸 のトリプトファンや トリプトファンの 吸 収 に 必 要 なビタミンB6や 精 神 安 定 に 働 くビタミンB12が 多 く 含 まれている 食 べ 物 を 食 べましょう トリプトファンが 多 く 含 まれている 食 品 は 良 質 な 赤 身 のまぐろや 海 苔 凍 り 豆 腐 鶏 肉 などです ビタミンB6はニンニクやハム ごま 鶏 肉 に 多 く 含 ま れています ビタミンB12は 海 苔 や 貝 類 に 多 く 含 まれています 医 療 ライター 森 田 慶 子 5 本 リポートの 内 容 は 執 筆 時 点 における 法 令 および 社 会 情 勢 に 基 づ いて 記 されています なお リポート 利 用 者 の 経 営 結 果 について は 責 を 負 いかねますので ご 了 承 ください