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表 一 般 用 医 薬 品 薬 効 分 類 別 副 作 用 症 例 数 ( 平 成 21 年 度 ~25 年 度 ) 4 薬 効 分 類 症 例 数 うち 死 亡 例 数 うち 後 遺 症 が 残 った 症 例 数 死 亡 や 後 遺 症 が 残 った 症 例 の 副 作 用 名 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 ) 400 8 9 解 熱 鎮 痛 消 炎 剤 279 3 2 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 間 質 性 肺 疾 患 スティーブンス ジョンソン 症 候 群 肝 障 害 肝 壊 死 急 性 汎 発 性 発 疹 性 膿 疱 症 尿 細 管 間 質 性 腎 炎 腎 障 害 心 不 全 喘 息 発 作 重 積 呼 吸 障 害 心 室 性 頻 脈 意 識 変 容 状 態 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 小 脳 性 運 動 失 調 漢 方 製 剤 134 1 間 質 性 肺 疾 患 禁 煙 補 助 剤 72 耳 鼻 科 用 剤 39 下 剤 浣 腸 剤 28 その 他 の 生 薬 及 び 漢 方 処 方 に 基 づく 医 薬 品 25 ち んがいきょ 鎮 咳 去 たん 剤 24 2 劇 症 肝 炎 心 室 性 頻 脈 意 識 変 容 状 態 その 他 224 1 4 薬 物 性 肝 障 害 糸 球 体 腎 炎 歯 槽 骨 炎 網 膜 剥 離 肺 塞 栓 症 総 計 1225 15 15 出 典 : 副 作 用 が 疑 われる 症 例 報 告 に 関 する 情 報 ( 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 ) 2. 副 作 用 の 初 期 症 状 表 に 示 したように 比 較 的 安 全 と 考 えられている 一 般 用 医 薬 品 においても 重 篤 な 副 作 用 が 報 告 されています スティーブンス ジョンソン 症 候 群 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 肝 障 害 間 質 性 肺 疾 患 腎 障 害 喘 息 発 作 重 積 などは 極 めて 重 篤 に なることもありますが 一 般 的 に 治 療 が 早 ければ 早 いほど 重 症 化 を 防 止 するこ とが 可 能 であり 治 療 の 効 果 も 期 待 できます (1)スティーブンス ジョンソン 症 候 群 及 び 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 スティーブンス ジョンソン 症 候 群 や 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 の 初 期 症 状 は 高 熱 目 の 充 血 等 の 目 の 変 化 粘 膜 の 異 常 皮 膚 の 異 常 などがみら れ これらの 症 状 のいずれかが 続 いたり 急 激 に 悪 くなったりすることもありま す まず 両 目 に 急 性 結 膜 炎 ( 結 膜 が 炎 症 を 起 こし 充 血 目 やに 涙 かゆ み 腫 れなどが 起 こる 病 態 )を 生 じます _ 4 製 造 販 売 業 者 から 報 告 された 全 ての 症 例 を 集 計 対 象 としており 医 薬 品 との 因 果 関 係 が 不 明 なものを 含 む( 平 成 26 年 10 月 末 時 点 での 集 計 値 ) 2

目 の 変 化 とほぼ 同 時 又 は1 日 程 度 遅 れて 皮 膚 などに 症 状 が 現 れます スティーブンス ジョンソン 症 候 群 や 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 は 場 合 によって は 死 亡 することもあり 救 命 してもしばしば 視 力 障 害 などの 後 遺 症 が 残 ります 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 ) 解 熱 消 炎 鎮 痛 剤 により 発 症 することが 報 告 されていま す 原 因 と 考 えられる 医 薬 品 の 服 用 後 2 週 間 以 内 に 発 症 する 場 合 が 多 く 1か 月 以 上 経 ってから 起 こることもあります 初 期 症 状 の 例 高 熱 (38 以 上 ) 目 の 変 化 ( 目 の 充 血 目 やに まぶたの 腫 れ 目 が 開 けづらい ) 粘 膜 の 異 常 ( 唇 や 陰 部 のただれ のどの 痛 み 排 尿 排 便 時 の 痛 み) 皮 膚 の 異 常 ( 広 い 範 囲 が 赤 くなる ) 写 真 1 結 膜 炎 こうしんしゅちょう 写 真 2 口 唇 腫 脹 と 口 唇 及 び 口 ほっせき 唇 粘 膜 の 発 赤 びらん せきはん 写 真 3 体 幹 の 浮 腫 性 赤 班 すいほう と 水 泡 びらん 出 典 : 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル スティーブンス ジョンソン 症 候 群 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 ( 厚 生 労 働 省 ) (2) 肝 障 害 けんたいかん おうだん ほっしん 肝 障 害 の 初 期 症 状 は 倦 怠 感 発 熱 黄 疸 発 疹 吐 き 気 おう 吐 かゆみ などがみられ これらの 症 状 が 急 に 出 現 したり 持 続 したりする 場 合 があります また 症 状 としては 現 れず 血 液 検 査 で 肝 障 害 が 発 見 されるこ ともあります かんせい 肝 機 能 の 低 下 が 進 むと 腹 水 や 意 識 障 害 ( 肝 性 のうしょう 脳 症 )が 出 現 します まれに 肝 障 害 が 劇 症 化 し 致 命 的 になる 場 合 もあります 解 熱 消 炎 鎮 痛 剤 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 )などの 医 薬 品 で 起 こることが 多 いです 肝 障 害 は 原 因 と 考 えられる 医 薬 品 の 服 用 後 数 時 間 で 発 症 する 場 合 もあれ ば 数 か 月 以 上 薬 を 飲 み 続 けてから 起 こることもあります 3

初 期 症 状 の 例 倦 怠 感 発 熱 黄 疸 発 疹 吐 き 気 おう 吐 かゆみ 出 典 : 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル 薬 物 性 肝 障 害 ( 厚 生 労 働 省 ) (3) 間 質 性 肺 炎 はいほう 間 質 性 肺 炎 にかかると 肺 の 中 の 間 質 と 呼 ばれる 肺 胞 の 壁 やその 周 辺 に 炎 症 が 起 こり 血 液 に 酸 素 が 取 り 込 めず 呼 吸 が 苦 しくなります 初 期 症 状 は 階 段 を からせき 登 ったり 少 し 無 理 をしたりすると 息 切 れがする 息 苦 しくなる 空 咳 (コ ンコンと 痰 の 伴 わない 乾 いた 咳 )が 出 る 発 熱 する などがみられ これら の 症 状 が 急 に 現 れたり 継 続 する 場 合 があります 発 熱 はみられないこともあり ます 間 質 性 肺 炎 が 進 行 すると 治 療 が 効 きにくくなって 難 治 化 するために 死 亡 率 が 高 くなります 多 くの 医 薬 品 が 原 因 になりますが 代 表 的 なものとしては 漢 方 製 剤 や 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 ) 解 熱 消 炎 鎮 痛 剤 などです 初 期 症 状 の 例 息 切 れ 息 苦 しい 空 咳 発 熱 出 典 : 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル 間 質 性 肺 炎 ( 厚 生 労 働 省 ) (4) 腎 障 害 ( 急 性 腎 不 全 ) 腎 不 全 とは 腎 臓 の 機 能 が 低 下 することをいいます 腎 臓 の 大 きな 役 割 は 老 廃 物 や 余 分 なナトリウム 塩 素 カリウムなどを 尿 として 体 の 外 に 排 泄 すること です 腎 不 全 になると 尿 量 が 少 なくなる ほとんど 尿 が 出 ない などの 症 状 が 出 て 老 廃 物 が 血 液 中 にたまり 症 状 が 重 い 場 合 には 人 工 透 析 を 受 けない といけない 状 態 になります 一 般 用 医 薬 品 では 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 )や 解 熱 鎮 痛 消 炎 剤 などで 起 こること が 多 いです 4

A A E 発 初 期 症 状 の 例 尿 量 が 少 なくなる 尿 が 出 ない むくみ 体 がだるい 出 典 : 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル 急 性 腎 不 全 ( 厚 生 労 働 省 ) ぜんそく (5) 喘 息 E ほ っ さ 作 E A(アスピリン 喘 息 等 ) 喘 息 とは 空 気 の 通 り 道 である 気 道 ( 気 管 支 など)に 炎 症 が 起 き 空 気 の 流 れ ( 気 流 )が 制 限 される 病 気 です 喘 息 発 作 は まず 鼻 水 鼻 づまりが 起 こり 次 ぜんめい に 咳 喘 鳴 (ゼーゼーやヒューヒュー) 呼 吸 困 難 になることもあります 重 症 化 すると 意 識 がなくなったり 窒 息 したりする 危 険 性 があります 総 合 感 冒 薬 ( 風 邪 薬 )や 解 熱 鎮 痛 消 炎 剤 などの 幅 広 い 医 薬 品 の 使 用 において 喘 息 発 作 が 起 きた 例 が 報 告 されています 原 因 と 考 えられる 医 薬 品 の 服 用 後 1 時 間 程 度 で 発 症 することが 多 いです 以 下 のような 方 はアスピリン 喘 息 を 起 こす 可 能 性 が 高 いとされています 成 人 になってから 喘 息 を 発 症 した 方 通 年 性 の 鼻 炎 症 状 ( 鼻 水 鼻 づまり)のある 方 ふくびくうえん はな たけ 慢 性 副 鼻 腔 炎 ( 蓄 膿 症 )や 鼻 茸 ( 鼻 ポリープ)を 合 併 している 又 はそ の 手 術 を 受 けたことのある 方 きゅうかく 嗅 覚 異 常 無 嗅 覚 症 ( 臭 いを 感 じない)の 合 併 のある 方 アレルギー 検 査 の 結 果 が 陰 性 ( 非 アトピー 型 )の 方 季 節 に 関 係 なく 喘 息 発 作 が 起 こる 方 初 期 症 状 の 例 喘 鳴 (ゼーゼー ヒューヒュー 鳴 る ) 呼 吸 困 難 ( 息 苦 しい ) 出 典 : 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル 非 ステロイド 性 抗 炎 症 薬 による 喘 息 発 作 ( 厚 生 労 働 省 ) 5

3. 事 故 情 報 (1) 事 故 情 報 データバンクに 寄 せられた 事 故 件 数 事 故 情 報 データバンク 5 に 平 成 22 年 度 から 平 成 26 年 度 までの5 年 間 に 寄 せられた 一 般 用 医 薬 品 による 副 作 用 発 生 の 情 報 件 数 は 図 のとおり 増 加 傾 向 に あります ( 件 数 ) 140 一 般 用 医 薬 品 の 事 故 情 報 件 数 137 137 120 100 80 75 68 86 60 40 20 0 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 平 成 26 年 度 ( 年 度 ) (2) 事 故 情 報 データバンクに 寄 せられた 主 な 事 例 事 例 1 風 邪 薬 で 全 身 に 蕁 麻 疹 が 出 て 目 唇 が 垂 れるほど 腫 れ 上 がった 咳 痰 鼻 水 と 風 邪 のような 症 状 が 出 たため ドラッグストアへ 行 ったとこ ろ 風 邪 薬 を 勧 められた 服 用 当 日 の 夜 全 身 に 蕁 麻 疹 が 出 て 目 唇 が 垂 れる ほど 腫 れ 上 がったため メーカーに 電 話 したところ 直 ちに 服 用 を 止 め 病 院 に 行 くように 言 われたので 病 院 の 夜 間 窓 口 へ 出 向 き 薬 をもらった 1 週 間 位 で 症 状 は 治 まった ( 事 故 発 生 年 月 :2014 年 6 月 被 害 者 : 福 岡 県 70 歳 代 男 性 ) 5 事 故 情 報 データバンク は 消 費 者 庁 が 独 立 行 政 法 人 国 民 生 活 センターと 連 携 し 関 係 機 関 より 事 故 情 報 危 険 情 報 を 広 く 収 集 し 事 故 防 止 に 役 立 てるためのデータ 収 集 提 供 システム( 平 成 22 年 4 月 運 用 開 始 ) 事 実 関 係 や 因 果 関 係 が 確 認 されていな い 事 例 を 含 む 6

事 例 2 風 邪 薬 を 服 用 して 肝 臓 の 数 値 が 高 くなった 自 宅 にあった 風 邪 薬 を 服 用 したが 治 らなかったので 別 の 市 販 の 風 邪 薬 を 服 用 した 目 立 った 症 状 はなかったが 健 康 診 断 で 肝 臓 の 数 値 が 高 いことを 指 摘 され た 今 までそんなことはなかったので 医 師 に 風 邪 薬 のことを 話 したら そのせ いかもしれないと 言 われた 風 邪 薬 のメーカーに 問 い 合 わせたら まれに 生 じる と 言 われた ( 受 付 年 月 :2014 年 3 月 被 害 者 : 東 京 都 70 歳 代 男 性 ) 事 例 3 漢 方 薬 を 飲 んで 空 咳 が 出 るようになった 空 咳 や 息 苦 しさがあり 下 痢 するようにもなった 漢 方 薬 を 飲 み 始 めてからと 気 付 き 他 の 薬 は 飲 んでいないので 副 作 用 ではないかと 思 い メーカーに 連 絡 したところ 病 院 に 行 くように 勧 められた ( 事 故 発 生 年 月 :2014 年 6 月 被 害 者 :30 歳 代 女 性 ) 事 例 4 風 邪 薬 を 飲 んで 腎 臓 が 悪 くなった 薬 局 で 風 邪 の 内 服 液 を 購 入 した 飲 んだら 尿 が 出 なくなり 手 足 がパンパンに 腫 れ 体 重 が5キロも 増 えた 一 時 は 腎 臓 透 析 が 必 要 になるかもと 言 われた ( 受 付 年 月 :2013 年 12 月 被 害 者 : 大 阪 府 60 歳 代 男 性 ) 事 例 5 風 邪 薬 で 喘 息 を 誘 発 した 母 が 薬 局 で 風 邪 にはこれがいい と 勧 められ 薬 を 購 入 した 薬 を 飲 んだ 直 後 に 喘 息 で 救 急 車 で 病 院 に 運 ばれた 母 には 喘 息 の 持 病 があったが 販 売 時 に 持 病 については 薬 局 で 聞 かれなかったようだ 医 者 には この 薬 を 飲 んで 喘 息 を 誘 発 した 可 能 性 が 高 い と 言 われている ( 事 故 発 生 年 月 :2014 年 5 月 被 害 者 : 埼 玉 県 60 歳 代 女 性 ) 4. 事 業 者 団 体 等 への 要 請 一 般 用 医 薬 品 の 副 作 用 でも 極 めて 重 篤 になるケースがみられます 消 費 者 が 一 般 用 医 薬 品 の 副 作 用 の 危 険 性 を 知 り 症 状 が 出 た 場 合 に 適 切 に 判 断 対 処 できる ように 一 般 用 医 薬 品 販 売 の 事 業 者 団 体 に 対 し 消 費 者 へ 啓 発 を 図 るよう 要 請 しま した 5. 消 費 者 へのアドバイス (1) 一 般 用 医 薬 品 を 使 用 して 異 常 を 感 じたら 薬 の 服 用 を 止 めて すぐに 医 師 や 薬 剤 師 に 相 談 してください 7

(2) 自 らが 使 用 するために 一 般 用 医 薬 品 を 購 入 する 時 のみならず 代 理 で 購 入 す る 時 にも 使 用 する 者 のアレルギーの 有 無 や 副 作 用 の 経 験 持 病 及 び 併 用 し ている 薬 を 薬 剤 師 や 登 録 販 売 者 に 伝 え 副 作 用 の 説 明 等 を 受 けるようにしま しょう また 薬 を 使 用 する 際 には 必 ず 添 付 文 書 ( 薬 に 添 付 されている 説 明 書 )を 読 み 注 意 事 項 を 守 って 使 用 することが 大 切 です (3) 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 では 消 費 者 の 皆 様 から 医 療 用 医 薬 品 や 一 般 用 医 薬 品 に 関 する 相 談 を 電 話 で 受 け 付 けています 効 能 効 果 飲 み 合 わせ 飲 み 方 使 い 方 心 配 事 などの 相 談 に 専 任 の 相 談 員 がお 答 えします 受 付 時 間 : 月 曜 日 ~ 金 曜 日 ( 祝 日 年 末 年 始 を 除 く ) 午 前 9 時 ~ 午 後 5 時 電 話 番 号 :03-3506-9457 (4) 医 薬 品 を 適 正 に 使 用 したにもかかわらず 副 作 用 により 入 院 治 療 を 要 する 程 度 以 上 の 健 康 被 害 が 生 じた 場 合 等 に 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 の 対 象 と なる 可 能 性 がありますので 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 までお 問 い 合 わせくだ さい 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 相 談 窓 口 ( 医 薬 品 の 外 箱 に 連 絡 先 が 記 載 されています ) 受 付 時 間 : 月 曜 日 ~ 金 曜 日 ( 祝 日 年 末 年 始 を 除 く ) 午 前 9 時 ~ 午 後 5 時 電 話 番 号 :0120-149-931(フリーダイヤル) E-メール:kyufu@pmda.go.jp http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html (5) 様 々な 副 作 用 の 初 期 症 状 について 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 では 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル をウェブサイトで 提 供 していますので 御 活 用 く ださい 重 篤 副 作 用 疾 患 別 対 応 マニュアル http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/adr-info/manualsfor-public/0001.html 本 件 に 関 する 問 合 せ 先 消 費 者 庁 消 費 者 安 全 課 中 川 横 屋 TEL:03(3507)9137( 直 通 ) FAX:03(3507)9290 消 費 者 庁 ホームページ:http://www.caa.go.jp/ 8

参 考 資 料 1. 医 薬 品 の 区 分 について 医 薬 品 には 医 師 の 指 示 に 基 づいて 処 方 される 医 療 用 医 薬 品 と 薬 局 やド ラッグストア 等 で 市 販 されている 医 薬 品 ( 要 指 導 医 薬 品 一 般 用 医 薬 品 )があり ます 市 販 される 医 薬 品 は リスクの 程 度 に 応 じて 以 下 の4 種 類 に 分 類 されて おり 対 応 する 専 門 家 も 異 なります( 以 下 の 表 参 照 ) 本 文 では 要 指 導 医 薬 品 と 一 般 用 医 薬 品 を 合 わせて 一 般 用 医 薬 品 と 記 載 しています 表 市 販 される 医 薬 品 の 区 分 リスク 区 分 特 徴 薬 剤 例 要 指 導 医 薬 品 一 般 用 医 薬 品 第 1 類 医 薬 品 第 2 類 医 薬 品 ( 指 定 第 2 類 医 薬 品 ) 第 3 類 医 薬 品 劇 薬 と 医 療 用 医 薬 品 から 一 般 用 医 薬 品 になって 原 則 3 年 以 内 の 医 薬 品 特 にリスクが 高 いもの リスクが 比 較 的 高 いもの リスクが 比 較 的 低 いもの 胃 腸 薬 禁 煙 補 助 剤 など 解 熱 鎮 痛 消 炎 剤 風 邪 薬 な ど ビタミン 剤 整 腸 薬 など 対 応 する 専 門 家 必 要 な 情 報 を 書 面 で 説 明 す る 義 務 インター ネット 郵 便 等 の 販 売 薬 剤 師 義 務 不 可 薬 剤 師 又 は 登 録 販 売 者 努 力 義 務 可 出 典 : 知 っておきたい 薬 の 知 識 ( 厚 生 労 働 省 日 本 薬 剤 師 会 ) ( 平 成 27 年 3 月 一 部 改 変 ) 2. 薬 剤 師 と 登 録 販 売 者 について 薬 剤 師 国 家 資 格 を 持 った 薬 の 専 門 家 です 医 療 用 医 薬 品 要 指 導 医 薬 品 第 1 類 医 薬 品 を 含 めた 全 ての 医 薬 品 を 取 り 扱 うこと ができます 登 録 販 売 者 一 般 用 医 薬 品 のうち 第 2 類 第 3 類 医 薬 品 についての 知 識 を 持 つ 者 として 都 道 府 県 の 行 う 試 験 に 合 格 し 登 録 を 受 け た 人 です 第 1 類 医 薬 品 を 除 く 一 般 用 医 薬 品 を 取 り 扱 うこと ができます 薬 剤 師 又 は 登 録 販 売 者 の 義 務 として 医 薬 品 の 購 入 者 から 相 談 があった 場 合 は 必 要 な 情 報 を 説 明 しなければなりません 9