公立大学法人名古屋市立大学ハラスメント防止対策ガイドライン



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参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この


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平成24年度開設予定大学院等一覧(判定を「不可」とするもの)

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平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同


第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

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(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

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(5) 事 業 者 等 自 転 車 及 び 自 動 車 の 製 造 輸 入 販 売 又 は 修 理 を 業 として 行 っている 者 及 びそ れらの 者 の 団 体 並 びにその 他 の 事 業 者 をいう (6) 所 有 者 等 自 動 車 の 所 有 権 占 有 権 若 しくは 使 用 権 を

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もの( 交 通 事 故 事 件 に 係 るものを 除 く ) 3 重 大 な 交 通 事 故 事 件 とは 次 に 掲 げる 交 通 事 故 事 件 をいう (1) 死 亡 ひき 逃 げ 事 件 車 両 等 の 交 通 により 人 が 死 亡 した 場 合 において 道 路 交 通 法 ( 昭 和

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4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

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いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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Transcription:

公 立 大 学 法 人 名 古 屋 市 立 大 学 ハラスメント 防 止 対 策 ガイドライン 第 1 趣 旨 公 立 大 学 法 人 名 古 屋 市 立 大 学 ( 以 下 本 学 という )は 学 生 教 職 員 その 他 す べての 大 学 構 成 員 に 対 し 勉 学 就 業 に 関 わる 基 本 的 人 権 を 守 る 責 務 を 負 っており ハラスメントは 許 されざるものであり 禁 止 されなければならない このハラスメントの 防 止 と 対 策 は 人 権 に 関 わる 重 要 な 一 部 であり 大 学 は 可 能 な 限 りその 勤 めを 果 たさ ねばならない 同 時 に 大 学 を 構 成 するすべての 人 々に この 問 題 を 理 解 し ハラス メントを 行 わない 行 わせない 努 力 が 求 められる こうした 目 的 の 実 現 のためにこの ガイドラインを 定 める 第 2 ハラスメントの 定 義 1 ハラスメントとは セクシュアル ハラスメント アカデミック ハラスメント パワー ハラスメント モラル ハラスメントを 含 む 人 格 を 傷 つける 行 為 または 人 権 を 侵 害 す る 行 為 をいう 2 セクシュアル ハラスメントとは 相 手 の 意 に 反 する 性 的 言 動 によって 相 手 の 人 格 を 傷 つける 行 為 または 人 権 を 侵 害 する 行 為 である 本 学 では 就 学 上 研 究 上 就 労 上 あるいは 学 生 生 活 における 関 係 を 利 用 してなされる 次 のような 行 為 をセクシ ュアル ハラスメントと 定 義 する (1) 性 的 要 求 に 対 する 服 従 又 は 拒 否 を 理 由 に 利 益 又 は 不 利 益 を 与 える あるい はそれを 示 唆 すること (2) 明 確 な 利 益 又 は 不 利 益 の 提 示 はともなわないが 相 手 の 望 まない 性 的 言 動 をおこなうこと 又 はそれを 求 めること (3) 性 的 言 動 や 性 にかかわる 掲 示 性 差 別 的 な 発 言 等 により 不 快 の 念 を 抱 かせ るような 環 境 をつくること 3 アカデミック ハラスメントとは 教 育 研 究 の 場 における 立 場 権 力 を 利 用 して 不 適 切 な 言 動 指 導 を 行 い その 指 導 等 を 受 ける 者 の 研 究 意 欲 教 育 研 究 環 境 を 著 しく 悪 化 させることである 本 学 では 次 のような 行 為 をアカデミック ハラスメントと 定 義 する (1) 研 究 活 動 に 際 し 妨 害 行 為 を 働 く あるいは 相 手 の 研 究 成 果 を 搾 取 する 等 研 究 の 場 における 正 当 な 研 究 活 動 の 権 利 を 侵 害 すること (2) 教 育 の 場 において 教 育 指 導 など 必 要 な 職 務 を 意 図 的 に 行 わない あるいは しかるべき 教 育 実 習 を 担 当 させないといった 不 当 な 待 遇 または 学 位 単 位 認 定 において 不 公 正 な 執 行 をすること (3) 人 格 を 傷 つける 言 動 または 暴 力 的 な 言 動 や 権 力 の 濫 用 等 の 方 法 で 教 育 1

研 究 環 境 を 混 乱 させる あるいは 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること 4 パワー ハラスメントとは 職 場 における 上 下 関 係 雇 用 形 態 の 違 い 等 により 生 じ る 権 力 差 (パワー)を 背 景 にして 継 続 的 に 人 格 と 尊 厳 を 侵 害 する 言 動 で 職 場 環 境 を 悪 化 させる あるいは 就 業 不 安 を 与 える 行 為 である 本 学 では 次 のような 行 為 を パワー ハラスメントと 定 義 する (1) 職 場 の 内 外 において 職 場 の 上 下 関 係 雇 用 形 態 の 違 いを 背 景 にして 相 手 に 理 不 尽 な 要 求 をしたり 役 務 を 強 要 したりすること (2) 職 場 の 上 下 関 係 雇 用 形 態 の 違 いを 背 景 にして 人 格 を 傷 つける 言 動 また は 暴 力 的 な 言 動 や 権 力 の 濫 用 等 の 方 法 で 職 場 環 境 を 混 乱 させる あるいは 就 業 不 安 を 与 えるなど 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること 5 モラル ハラスメントとは 言 葉 や 態 度 などによって 巧 妙 に 人 の 心 を 傷 つける 精 神 的 な 暴 力 のことで 上 下 関 係 にある 場 合 のみならず 対 等 であるべき 同 僚 仲 間 の 間 柄 でも 起 こりうる 行 為 であり また 上 司 や 指 導 者 の 立 場 にある 者 であっても 被 害 者 となりうるものである 本 学 では 地 位 や 立 場 にかかわらず 継 続 的 に 言 葉 や 態 度, 身 振 りや 文 書 などによって 相 手 の 人 格 を 傷 つけたり 教 育 研 究 や 就 労 の 環 境 を 悪 化 させたりする 次 のような 行 為 をモラル ハラスメントと 定 義 する (1) 教 育 研 究 や 就 労 に 関 連 して 相 手 を 傷 つけること (2) コミュニケーション 拒 否 で 相 手 を 孤 立 させること (3) 相 手 の 人 格 を 傷 つけること (4) 言 葉 や 態 度 などにより 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること 6 第 2 項 第 3 項 第 4 項 第 5 項 の 具 体 例 は 別 表 1 2 3 4のとおりとする 第 3 防 止 対 策 の 対 象 1 ガイドラインは 本 学 の 学 生 ( 研 究 生 選 科 生 等 を 含 む ) 教 職 員 ( 本 学 と 職 務 上 関 係 を 有 する 者 などを 含 む )のすべてを 対 象 とする 2 ガイドラインは 本 学 キャンパスの 内 外 授 業 研 究 課 外 活 動 勤 務 等 の 時 間 の 内 外 を 問 わず 本 学 の 学 生 教 職 員 間 のハラスメントのすべてを 対 象 とする 第 4 総 括 責 任 者 理 事 長 は 本 学 におけるハラスメントの 問 題 を 把 握 し それに 対 する 対 応 を 適 切 に 行 うため 総 括 責 任 者 を 任 命 する なお この 総 括 責 任 者 は 副 理 事 長 をもって 充 て 事 務 局 総 務 課 が 庶 務 を 処 理 する 2

第 5 相 談 窓 口 本 学 は ハラスメントに 係 る 相 談 を 受 ける 全 学 的 窓 口 を 置 く (1) 全 学 的 窓 口 の 相 談 員 の 委 嘱 理 事 長 は ハラスメントの 相 談 を 受 ける 相 談 員 を 委 嘱 する (2) 相 談 員 はハラスメントに 関 わる 相 談 を 受 ける 場 合 においては 相 談 者 の 訴 えに 耳 を 傾 け その 立 場 をよく 理 解 し 望 ましい 解 決 の 道 を 探 ることが 第 1 義 務 的 任 務 である その 活 動 にあたっては ハラスメント 相 談 マニュアル に 沿 った 対 応 に 努 め なければならない (3) 相 談 員 は 相 談 者 から 相 談 を 受 けた 場 合 対 応 についてのメニューを 提 示 すると ともに 相 談 者 が 学 外 カウンセラー( 相 談 員 を 兼 ねる 者 で 以 下 カウンセラー と いう )のカウンセリングを 希 望 する 場 合 にはカウンセラーに 引 き 継 ぐ (4) カウンセラーは 相 談 員 から 引 継 ぎを 受 け 必 要 と 判 断 した 場 合 はカウンセリン グを 行 う (5) 相 談 員 は 相 談 者 に 提 示 したメニューの 内 相 談 者 が 調 停 または 処 分 を 希 望 す る 場 合 関 係 する 所 属 から 選 出 されたハラスメント 対 策 委 員 および 副 理 事 長 に 報 告 する この 場 合 相 談 者 が 当 該 学 部 以 外 のハラスメント 対 策 委 員 を 希 望 する 場 合 は 副 理 事 長 は 当 該 学 部 以 外 のハラスメント 対 策 委 員 を 指 名 するものとする (6) 相 談 者 が 学 外 機 関 ( 弁 護 士 病 院 等 )の 紹 介 を 希 望 する 場 合 相 談 員 はカウン セラーと 協 議 する この 場 合 事 柄 が 重 要 な 場 合 相 談 員 は 副 理 事 長 に 報 告 し 副 理 事 長 は 理 事 長 に 報 告 し 対 応 を 相 談 員 に 指 示 する 第 6 ハラスメント 対 策 委 員 1 理 事 長 は 教 員 並 びに 事 務 局 及 び 病 院 に 所 属 する 職 員 からハラスメント 対 策 委 員 ( 以 下 対 策 委 員 という )を 任 命 するものとする 2 対 策 委 員 は 事 態 を 人 権 擁 護 ハラスメント 対 策 の 観 点 から 客 観 的 に 把 握 し 判 断 し 適 正 な 手 続 きに 則 って 事 態 を 解 決 することが 任 務 である 3 対 策 委 員 は 相 談 員 又 はカウンセラーと 協 議 の 上 直 ちに 相 談 者 を 保 護 又 は 救 済 する 措 置 が 必 要 と 判 断 され 相 談 者 もそれを 望 む 場 合 は 副 理 事 長 に 報 告 する 副 理 事 長 は 理 事 長 の 承 認 を 得 て 当 該 相 談 者 にハラスメントを 行 ったと 認 められる 相 手 方 への 注 意 警 告 などを 含 む 適 切 な 措 置 を 取 るよう 対 策 委 員 に 指 示 する この 場 合 対 策 委 員 は 二 次 被 害 報 復 などを 防 ぐ 上 で 相 談 者 の 保 護 に 十 分 留 意 しなければな らない 4 相 談 者 が 調 停 を 希 望 する 場 合 対 策 委 員 は 相 談 員 及 び 必 要 に 応 じてカウンセ ラーと 協 議 の 上 副 理 事 長 に 報 告 する 副 理 事 長 は 対 策 委 員 からの 報 告 に 基 づき 理 事 長 の 承 認 を 得 て 適 切 な 措 置 を 取 るよう 対 策 委 員 に 指 示 する 5 相 談 者 が 相 手 方 の 処 分 を 希 望 する 場 合 対 策 委 員 は 副 理 事 長 にハラスメント 審 査 会 の 開 催 を 要 請 する 3

6 副 理 事 長 は 3 及 び4に 係 る 措 置 を 対 策 委 員 に 指 示 する 場 合 当 事 者 の 所 属 する 部 局 長 等 にあらかじめ 報 告 するとともに 相 談 を 受 けた 相 談 員 に 通 知 することとす る 7 副 理 事 長 は 5のハラスメント 審 査 会 を 開 催 する 場 合 当 事 者 の 所 属 する 部 局 長 等 にあらかじめ 報 告 するとともに 相 談 者 及 び 相 談 を 受 けた 相 談 員 に 通 知 すること とする 第 7 ハラスメント 審 査 会 ハラスメントに 関 する 処 分 案 を 審 議 するため ハラスメント 審 査 会 ( 以 下 審 査 会 と いう )を 設 置 する (1) 審 査 会 は 相 談 者 が 相 手 方 の 処 分 を 希 望 する 場 合 に 開 催 される (2) 審 査 会 は 事 例 を 調 査 し 必 要 によっては 処 分 案 などを 検 討 させるため 調 査 委 員 会 を 設 置 することができる (3) 調 査 委 員 会 は 副 理 事 長 が 対 策 委 員 の 中 から 事 案 ごとに 指 名 する 委 員 及 び 副 理 事 長 が 自 らの 判 断 により 教 職 員 から 推 薦 する 委 員 により 構 成 する (4) 調 査 委 員 会 は 当 事 者 間 の 問 題 解 決 のために 事 実 関 係 の 調 査 を 行 う この 場 合 当 事 者 のプライバシー 等 に 十 分 に 配 慮 しつつ 調 査 し 必 要 によっては 処 分 案 を 検 討 し 結 果 を 副 理 事 長 及 び 事 案 を 担 当 した 対 策 委 員 に 報 告 する (5) 調 査 委 員 会 から 報 告 を 受 けた 対 策 委 員 は 調 査 委 員 会 の 検 討 結 果 に 対 する 意 見 を 副 理 事 長 に 報 告 する (6) 副 理 事 長 は 調 査 委 員 会 の 検 討 結 果 及 び 対 策 委 員 のこれに 対 する 意 見 を 委 員 会 に 報 告 する (7) 報 告 を 受 けた 審 査 会 は 処 分 案 を 審 議 の 上 その 結 果 を 理 事 長 に 報 告 する (8) 理 事 長 は その 報 告 を 基 に 必 要 な 措 置 あるいは 処 分 をすることとする なお 理 事 長 は 加 害 者 に 対 する 処 分 が 必 要 である 場 合 は 法 令 及 び 本 学 の 規 程 に 基 づく 手 続 きの 開 始 を 関 係 部 局 に 対 し 要 請 する (9) 苦 情 処 理 にかかる 大 学 としての 最 終 結 果 は 当 事 者 及 び 相 談 を 受 けた 相 談 員 に 通 知 することとする 第 8 ハラスメント 予 防 委 員 会 1 ハラスメント 予 防 のための 啓 発 研 修 等 の 企 画 実 施 について 審 議 するため ハラ スメント 予 防 委 員 会 ( 以 下 委 員 会 という )を 設 置 する 2 本 学 では 委 員 会 における 審 議 に 基 づき 次 のようなハラスメント 予 防 のための 啓 発 研 修 を 随 時 実 施 することとする (1) 学 生 教 職 員 に 対 する 本 学 ホームページ リーフレットなどによる 周 知 (2) 学 生 教 職 員 を 対 象 とする 講 演 会 の 開 催 など 啓 発 事 業 の 実 施 (3) 学 生 生 活 のてびき 新 入 生 オリエンテーションなどによる 学 生 に 対 する 広 報 (4) 相 談 員 連 絡 調 整 会 議 講 習 会 の 開 催 など 相 談 員 対 策 委 員 に 対 する 研 修 の 4

実 施 第 9 プライバシー 等 の 保 護 相 談 員 ( 学 部 等 教 員 及 び 外 部 カウンセラー) 対 策 委 員 を 初 め 苦 情 処 理 に 当 たる 者 は 当 事 者 のプライバシー 名 誉 ならびに 人 権 に 十 分 配 慮 するとともに 知 り 得 た 秘 密 を 外 部 に 漏 らしてはならない 第 10 見 直 し 本 ガイドラインは 当 面 できる 限 り 本 学 における 既 存 の 管 理 運 営 組 織 を 活 用 して 本 学 のハラスメントの 対 策 が 可 及 的 速 やかにその 実 効 をあげることを 目 指 して 定 め たものであるので 今 後 の 学 内 環 境 に 合 わせて 適 宜 見 直 すこととする 第 11 大 学 管 理 規 程 との 関 係 審 査 会 調 査 委 員 会 委 員 会 対 策 委 員 ならびに 相 談 員 等 に 関 しては 本 学 の 規 程 によって 別 途 定 めることとする 別 表 1 セクシュアル ハラスメントには 多 様 な 形 態 があるが 次 にその 具 体 例 を 示 す 1 性 的 要 求 に 対 する 服 従 又 は 拒 否 を 理 由 に 利 益 又 は 不 利 益 を 与 える あるいは それを 示 唆 すること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 個 人 的 な 性 的 要 求 への 服 従 又 は 拒 否 を 就 学 上 研 究 上 就 労 上 の 指 導 評 価 学 業 成 績 等 に 反 映 させること (2) 就 学 上 研 究 上 就 労 上 又 は 学 生 生 活 における 利 益 又 は 不 利 益 を 条 件 として 性 的 働 きかけをすること 2 明 確 な 利 益 又 は 不 利 益 の 提 示 はともなわないが 相 手 の 望 まない 性 的 言 動 をお こなうこと 又 はそれを 求 めること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 執 拗 もしくは 強 制 的 な 性 的 行 為 への 誘 い あるいは 交 際 の 働 きかけをすること (2) 強 引 な 接 触 や 性 的 行 為 を 行 うこと (3) 性 的 魅 力 をアピールするような 服 装 や 振 る 舞 いを 要 求 すること 3 性 的 言 動 や 性 にかかわる 掲 示 性 差 別 的 な 発 言 等 により 不 快 の 念 を 抱 かせる ような 環 境 をつくること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 性 的 な 意 図 をもって 身 体 への 一 方 的 な 接 近 又 は 接 触 などをおこなうこと ア 相 手 の 身 体 を 上 から 下 まで 長 い 間 じろじろ 眺 め 又 は 目 で 追 ったりすること イ 相 手 の 身 体 の 一 部 ( 肩 背 中 腰 頬 髪 等 )に 意 識 的 に 触 れること (2) 性 的 な 面 で 不 快 感 をもよおすような 話 題 行 動 および 状 況 をつくること ア クラブ 部 室 又 は 研 究 室 等 にポルノ 写 真 わいせつ 図 画 などを 貼 る 等 の 扇 情 的 5

な 雰 囲 気 をつくること イ 卑 猥 な 絵 画 映 像 又 は 文 章 等 を 見 ることを 強 要 すること ウ コンパ 親 睦 会 のつきあい 等 集 団 で 下 品 な 行 動 をとること エ 性 に 関 する 悪 質 な 冗 談 やからかいをおこなうこと オ 相 手 が 返 答 に 窮 するような 性 的 又 は 下 品 な 冗 談 をいうこと カ 相 手 が 不 快 感 を 表 明 しているにもかかわらず その 場 からの 離 脱 を 妨 害 する こと キ 意 図 的 に 性 的 な 噂 をながすこと ク 個 人 的 な 性 体 験 を 尋 ねること あるいは 経 験 談 を 話 すこと 又 は 聞 くことを 強 要 すること (3) 性 的 特 徴 を 理 由 とする 蔑 視 的 な 発 言 などを 行 うこと ア 性 的 理 由 のみによって 性 格 能 力 行 動 および 傾 向 等 において 劣 っている あるいは 望 ましくないと 決 めつけること イ 権 利 を 主 張 する 女 性 は 性 的 魅 力 に 乏 しい 等 個 人 の 主 張 や 意 見 を 性 的 属 性 に 結 び 付 けること ウ 相 手 の 望 まない(おじさん おばさん 坊 や ねえちゃん) 等 の 呼 称 を 蔑 視 的 に 使 用 すること 別 表 2 アカデミック ハラスメントには 多 様 な 形 態 があるが 次 にその 具 体 例 を 示 す 1 研 究 活 動 に 際 し 妨 害 行 為 を 働 く あるいは 相 手 の 研 究 成 果 を 搾 取 する 等 研 究 の 場 における 正 当 な 研 究 活 動 の 権 利 を 侵 害 すること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をい う (1) 研 究 テーマを 与 えない 研 究 テーマを 強 要 すること (2) 研 究 に 必 要 な 機 器 試 薬 文 献 図 書 等 を 意 図 的 に 使 わせない 買 わない 等 の 方 法 で 研 究 の 遂 行 を 妨 害 すること (3) 研 究 に 必 要 な 機 器 や 試 薬 や 経 過 観 察 中 の 試 料 を 勝 手 に 廃 棄 して 研 究 の 遂 行 を 妨 害 すること (4) 主 体 的 に 関 わっていない 研 究 成 果 の 発 表 において 著 者 の 変 更 を 強 要 するこ と 2 教 育 の 場 において 教 育 指 導 など 必 要 な 職 務 を 意 図 的 に 行 わない あるいは し かるべき 教 育 実 習 を 担 当 させないといった 不 当 な 待 遇 または 学 位 単 位 認 定 に おいて 不 公 正 な 執 行 をすること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう 6

(1) 放 任 主 義 をうたい 必 要 な 研 究 指 導 やアドバイスをしない あるいはセミナーを 開 催 しないこと (2) 十 分 な 資 格 があるのに 正 当 な 理 由 も 無 く 単 位 を 与 えないこと (3) 他 の 学 位 取 得 者 と 同 等 の 成 果 を 挙 げているにも 関 わらず 正 当 な 理 由 も 無 く 学 位 を 与 えないこと (4) 正 当 な 理 由 なく 学 生 に 対 する 講 義 や 実 習 を 担 当 させないこと 3 人 格 を 傷 つける 言 動 または 暴 力 的 な 言 動 や 権 力 の 濫 用 等 の 方 法 で 教 育 研 究 環 境 を 混 乱 させる あるいは 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) お 前 は 馬 鹿 だ など 教 育 上 指 導 と 直 接 結 びつかない 発 言 で 相 手 を 傷 つけ ること (2) 兼 業 兼 職 やアルバイトの 全 面 禁 止 など 不 当 な 規 則 を 作 り 講 座 研 究 室 内 に 強 要 すること (3) 教 授 の 学 会 発 表 の 準 備 を 共 著 者 では 無 い 学 生 などにやらせること (4) 教 室 や 研 究 会 で 行 われる 集 会 やセミナーなどに 正 当 な 理 由 なく 出 席 させな いこと 別 表 3 パワー ハラスメントには 多 様 な 形 態 があるが 次 にその 具 体 例 を 示 す 1 職 場 の 内 外 において 職 場 の 上 下 関 係 雇 用 形 態 の 違 いを 背 景 にして 相 手 に 理 不 尽 な 要 求 をしたり 役 務 を 強 要 したりすること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をい う (1) 上 司 の 引 越 しの 手 伝 いやゴルフ 場 への 送 迎 など 職 務 に 関 係 のない 役 務 への 従 事 を 強 要 すること (2) 飲 み 会 への 参 加 を 強 要 すること (3) 特 定 の 職 員 ばかりに 過 剰 な 職 務 を 強 要 すること 2 職 場 の 上 下 関 係 雇 用 形 態 の 違 いを 背 景 にして 人 格 を 傷 つける 言 動 または 暴 力 的 な 言 動 や 権 力 の 濫 用 等 の 方 法 で 職 場 環 境 を 混 乱 させる あるいは 就 業 不 安 を 与 えるなど 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をい う (1) お 前 はダメだ こんなこともできないのか など 就 業 指 導 上 不 必 要 な 発 言 で 相 手 を 傷 つけること (2) 同 僚 が 大 勢 いる 前 で わざと 大 きな 声 で 罵 ったりして 相 手 の 人 格 を 傷 つけ 7

いたずらに 職 場 環 境 を 混 乱 させること (3) 過 剰 な 仕 事 を 与 えておいて それが 達 成 できないと 大 きな 声 で 罵 ったり そ れを 理 由 に 低 く 評 価 したりすること (4) 雇 用 形 態 の 違 いを 理 由 にして 本 人 の 意 思 に 関 係 なく 仕 事 を 与 えない 等 の 措 置 をすること (5) 契 約 職 員 だから パートだから など 雇 用 形 態 の 違 いを 理 由 に 相 手 の 人 格 を 傷 つけること 別 表 4 モラル ハラスメントには 多 様 な 形 態 があるが 次 にその 具 体 例 を 示 す 1 教 育 研 究 や 就 労 に 関 連 して 相 手 を 傷 つけること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をい う (1) 研 究 仕 事 に 必 要 な 情 報 を 与 えないこと (2) 正 当 な 理 由 なく 相 手 の 意 見 にことごとく 反 対 すること (3) 相 手 の 研 究 を 必 要 以 上 に 不 当 に 非 難 すること (4) 研 究 職 務 上 相 手 の 責 任 になるような 失 敗 を 引 き 起 こす または 相 手 が 失 敗 するように 仕 向 けること 2 コミュニケーション 拒 否 で 相 手 を 孤 立 させること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 標 的 にした 人 が 話 そうとすると 話 をさえぎること (2) 標 的 にした 人 に 対 して 常 にメモや 手 紙 メールなど 書 いたものだけで 意 志 を 伝 えること (3) 一 緒 にいても ほかの 人 たちにだけ 話 しかけて 存 在 を 無 視 すること (4) 話 し 合 いの 要 求 に 応 じないこと 3 相 手 の 人 格 を 傷 つけること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 侮 蔑 的 な 言 葉 で 相 手 に 対 する 評 価 を 下 すこと (2) ため 息 をつく 馬 鹿 にしたように 見 るなど 軽 蔑 的 な 態 度 をとること (3) 同 僚 や 上 司 部 下 の 信 用 を 失 わせるようなことを 言 う 又 は 噂 を 流 すこと (4) 身 体 的 な 特 徴 をからかう 又 はその 真 似 をすること 4 言 葉 や 態 度 などにより 相 手 に 精 神 的 な 負 荷 をかけること とは 例 えば 次 の 行 為 等 をいう (1) 威 圧 的 に 目 の 前 でドアをバタンと 閉 めること (2) 大 声 でわめく 又 は 怒 鳴 りつけること (3) 頻 繁 に 電 話 をかける 又 は 手 紙 やメールを 書 いて 私 生 活 に 侵 入 すること 8