資 料 1 安 全 な 施 設 管 理 に 向 けた 技 術 的 検 討 課 題 ( 案 ) 指 定 廃 棄 物 処 理 施 設 の 構 造 維 持 管 理 による 安 全 性 の 確 保 に 関 する 対 策 等 については これまでの 有 識 者 会 議 で 整 理 されたところであるが 今 後 実 際 に 指 定 廃 棄 物 を 処 理 施 設 において 安 全 に 長 期 管 理 していくにあたり 技 術 的 課 題 を 整 理 し 将 来 的 な 施 設 管 理 のあ り 方 も 含 め さらに 具 体 的 な 検 討 が 必 要 検 討 事 項 としては 管 理 中 の 指 定 廃 棄 物 の 放 射 性 セシウム 濃 度 レベルに 応 じた 対 応 施 設 の 管 理 期 間 施 設 の 維 持 管 理 方 法 に 関 するものが 考 えられる (1) 施 設 管 理 のあり 方 について 既 に 整 理 されている 事 項 処 理 施 設 の 安 全 性 確 保 の 考 え 方 ( 参 考 1) 今 後 の 検 討 課 題 濃 度 レベルに 応 じた 指 定 廃 棄 物 の 処 理 方 法 指 定 廃 棄 物 の 放 射 性 セシウム 濃 度 が 十 分 に 低 下 した 場 合 の 施 設 管 理 のあり 方 (2) 施 設 の 構 造 について 既 に 整 理 されている 事 項 多 重 防 護 の 考 え 方 ( 参 考 1) 施 設 構 造 の 考 え 方 (コンクリートの 二 重 構 造 等 )( 参 考 2) 埋 立 方 法 の 考 え 方 ( 参 考 3) 放 射 線 の 遮 へい 方 法 の 考 え 方 ( 参 考 4) コンクリートの 耐 久 性 ( 参 考 5) 今 後 の 検 討 課 題 具 体 的 な 必 要 耐 用 年 数 (コンクリート 等 )の 設 定 その 耐 用 年 数 を 実 現 するための 具 体 的 な 維 持 管 理 方 法 1
(3) 施 設 の 維 持 管 理 方 法 について a.モニタリング 方 法 既 に 整 理 されている 事 項 測 定 の 考 え 方 ( 測 定 項 目 測 定 位 置 )( 参 考 6) 今 後 の 課 題 測 定 の 考 え 方 ( 測 定 頻 度 ) 漏 えい 検 知 システム b. 点 検 維 持 管 理 方 法 について( 異 常 発 生 時 の 対 応 を 含 む) 既 に 整 理 されている 事 項 施 設 の 機 能 維 持 の 考 え 方 ( 参 考 7) 第 1 監 視 期 間 *1 の 考 え 方 ( 参 考 8) 第 2 監 視 期 間 *2 の 考 え 方 ( 参 考 9) *1 第 1 監 視 期 間 : 管 理 点 検 廊 より コンクリートのひび 割 れ 点 検 劣 化 診 断 等 の 検 査 によって 埋 立 構 造 物 の 健 全 性 につい て 確 認 補 修 等 を 行 う 期 間 *2 第 2 監 視 期 間 : 第 1 監 視 期 間 の 後 放 射 性 セシウム 吸 着 性 のあるベ ントナイト 混 合 土 を 管 理 点 検 廊 に 充 填 して モニタ リングを 継 続 する 期 間 今 後 の 課 題 第 1 監 視 期 間 から 第 2 監 視 期 間 への 具 体 的 な 移 行 時 期 第 2 監 視 期 間 の 終 了 時 期 漏 えいが 検 知 された 場 合 の 対 策 工 ( 遮 断 のための 矢 板 等 ) 2
はじめに: 処 分 場 の 安 全 性 確 保 の 考 え 方 参 考 1 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P9 指 定 廃 棄 物 が 健 康 や 環 境 に 及 ぼす 影 響 を 防 止 できるように 配 慮 した 立 地 検 討 処 分 場 設 計 長 期 間 の 監 視 を 行 います 処 分 場 の 安 全 性 確 保 の 考 え 方 長 期 遮 断 土 壌 やベント ナイトの 覆 い 充 填 コンクリートに よる 覆 い 長 期 間 にわたる 処 分 場 の 安 全 性 長 期 間 にわたるモニタリング 指 定 廃 棄 物 コンクリート や 土 壌 に よる 覆 い 長 期 監 視 長 期 遮 へい 生 活 エリアへの 影 響 等 を 考 慮 して 設 置 災 害 リスク 等 の 少 ない 安 定 した 場 所 に 設 置 はじめに: 処 分 場 の 安 全 性 確 保 の 方 法 搬 入 する 廃 棄 物 は 1 容 器 (フレキシブルコンテナ 等 )で 密 封 2 土 壌 等 でサンドイッチ 状 に 埋 設 32 重 のコンクリート 構 造 物 で 遮 断 4ライニングによる 保 護 層 の 設 置 5ベントナイト 混 合 土 等 による 遮 断 層 の 設 置 等 の 何 重 もの 安 全 対 策 を 講 じて 安 全 性 を 確 保 します 放 射 線 雨 水 ベントナイト 混 合 土 等 コンクリート 構 造 物 土 壌 等 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P10 ライニング 対 策 容 器 土 壌 等 コンクリート ライニング ベントナイト 混 合 土 等 効 果 飛 散 漏 出 防 止 吸 着 遮 へい 遮 断 遮 へい コンクリート 保 護 吸 着 遮 断 遮 へい 容 器 溶 出 コンクリート 構 造 物 安 全 性 確 保 のためのフェイルセーフ システム
はじめに: 処 分 場 の 安 全 性 確 保 の 方 法 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P11 指 定 廃 棄 物 の 処 分 場 では 安 全 性 を 確 保 するために 以 下 の 安 全 確 保 の 方 法 をとります 管 理 区 分 安 全 性 の 確 保 の 目 安 安 全 確 保 の 基 礎 遮 断 する 遮 へいする 安 全 を 確 認 する 長 期 間 にわたる 処 分 場 の 安 全 性 確 保 のための 方 法 埋 立 中 第 1 監 視 期 間 第 2 監 視 期 間 3 年 間 程 度 数 十 年 間 その 後 ~ 追 加 線 量 1mSv/ 年 以 下 ( 第 1 監 視 期 間 以 降 は 追 加 線 量 10μSv/ 年 以 下 ) 生 活 エリアへの 影 響 等 を 考 慮 して 設 置 災 害 リスク 等 の 少 ない 安 定 した 場 所 に 設 置 コンクリート 製 の 遮 断 型 構 造 屋 根 囲 いの 設 置 コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 長 期 間 にわたって 点 検 維 持 管 理 を 可 能 とする 構 造 長 期 間 にわたる 放 射 線 放 射 能 のモニタリング 100 年 で 約 16 分 の1に 減 衰 ベントナイト 混 合 土 を 管 理 点 検 廊 に 充 填 飛 散 の 防 止 作 業 中 の 飛 散 防 止 のための 対 策 放 射 性 物 質 を 飛 散 させない 輸 送 仮 置 き 焼 却 埋 立
1: 処 分 場 :コンクリート 製 の 遮 断 型 構 造 参 考 2 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P13 処 分 場 の 構 造 は 放 射 性 物 質 を 含 む 廃 棄 物 の 影 響 を 遮 断 するため コンクリー トに 囲 まれた 遮 断 型 構 造 とします 埋 立 期 間 中 には 屋 根 と 囲 いを 設 置 し 雨 水 が 処 分 場 内 に 浸 入 することを 防 ぎま す また コンクリート 壁 の 立 ち 上 がり 部 分 を 地 上 面 より 高 くすることで 雨 により 生 じた 表 流 水 ( 地 表 面 を 流 れる 水 )が 処 分 場 内 に 浸 入 することを 防 ぎます 処 分 場 は 深 さ 約 8mの 地 下 埋 設 型 のコンクリート 構 造 であり 雨 水 により 土 壌 に しみこんだ 水 が 処 分 場 内 に 浸 入 することを 防 ぎます これによって 地 下 水 及 び 表 流 水 が 廃 棄 物 に 接 触 しないようにするとともに 放 射 性 物 質 が 外 部 に 漏 れ 出 すことを 防 ぐことができます 処 分 場 の 構 造 表 流 水 の 浸 入 防 止 地 下 水 の 浸 入 防 止 1 : 処 分 場 :コンクリート 製 の 遮 断 型 構 造 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P14 当 該 地 において 想 定 される 地 震 を 想 定 し 耐 震 性 安 全 性 を 高 めた 構 造 物 と します 地 震 応 答 解 析 *) を 行 い 極 めて 稀 に 発 生 する 地 震 による 力 に 対 しても 倒 壊 崩 壊 せずに 躯 体 を 維 持 できることを 確 認 します 解 析 モデルおよび 境 界 条 件 自 由 地 盤 と 側 壁 の 変 位 分 布 LNG 地 下 タンク 躯 体 の 地 震 応 答 解 析 の 例 圧 縮 主 ひずみの 分 布 *) 構 造 物 および 周 辺 地 盤 を 小 さな 要 素 の 集 合 体 としてモデル 化 し 地 中 の 岩 盤 面 ( 工 学 的 基 盤 面 )に 時 間 とともに 変 化 する 地 震 加 速 度 波 形 を 与 え 地 中 から 構 造 物 まで 伝 わる 振 動 ( 加 速 度 速 度 変 位 )を 逐 次 計 算 し 地 震 の 発 生 から 終 息 までの 各 時 間 ごとに 構 造 物 の 各 部 位 に 発 生 するひずみや 応 力 を 求 める 方 法
1 : 処 分 場 :コンクリート 製 の 遮 断 型 構 造 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P16 コンクリートの 耐 久 性 を 持 続 させるため コンクリート 壁 体 の 内 外 面 には 腐 食 防 止 対 策 を 講 じます 腐 食 防 止 対 策 としては エポキシ 樹 脂 塗 装 FRP 防 食 ライニング シートラ イニング 等 の 施 工 を 想 定 しています 鉄 筋 には 耐 腐 食 性 の 高 いものを 使 用 します 腐 食 防 止 対 策 エポキシ 樹 脂 塗 装 : 耐 薬 品 性 耐 磨 耗 性 密 着 性 に 優 れた エポキシ 樹 脂 塗 料 を 用 いた 塗 装 FRP 防 食 ライニング: 耐 水 耐 食 性 及 びクラック 追 従 性 に 優 れたビニルエステ ル 樹 脂 とガラスマット 等 を 複 合 した 工 法 シートライニング : 伸 縮 性 に 富 んだシート(ゴム 系 塩 ビ 系 アスファルト 系 ) を 使 用 する 工 法
2: 処 分 場 : 屋 根 囲 いの 設 置 埋 立 期 間 中 には 屋 根 と 囲 いを 設 置 します 参 考 3 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P17 これによって 雨 水 が 埋 立 地 の 内 部 に 浸 入 することを 防 ぐとともに 埋 立 作 業 中 の 粉 じん 等 の 外 部 への 飛 散 を 防 ぐことができます 処 分 場 の 構 造 雨 水 の 浸 入 防 止 2: 処 分 場 : 屋 根 囲 いの 設 置 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P18 埋 立 地 や 仮 置 場 に 設 置 する 屋 根 や 囲 いは 台 風 稀 に 発 生 する 竜 巻 地 震 積 雪 を 考 慮 して 鉄 骨 造 の 骨 組 み 構 造 等 とします 屋 根 は 金 属 製 の 折 板 構 造 とします 構 造 材 は 鋼 製 の 骨 組 み 構 造 とします 屋 根 外 観 ( 例 ) 屋 根 内 部 ( 例 )
2: 処 分 場 : 屋 根 囲 いの 設 置 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P19 廃 棄 物 が 入 った 容 器 と 容 器 の 間 に 土 壌 を 充 填 します また 容 器 の 上 は 土 壌 で 覆 います 土 壌 を 充 填 することにより 仮 に 容 器 から 廃 棄 物 が 流 出 し 放 射 性 物 質 が 溶 け 出 したと しても 放 射 性 物 質 が 埋 立 構 造 物 の 外 に 移 動 することを 防 ぐこ とが 出 来 ます また 土 壌 で 覆 うことで 埋 立 作 業 中 の 処 分 場 付 近 の 空 間 線 量 率 を 低 減 す ることができます ( 土 壌 による 遮 へい 効 果 ) 土 壌 を 充 填 3: 埋 立 後 のコンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P20 指 定 廃 棄 物 の 埋 立 終 了 後 には 処 分 場 の 上 部 をコンクリート 製 の 覆 いで 蓋 をし さらにその 上 に 止 水 性 のあるベントナイト 混 合 土 で 覆 い さらに 土 壌 で 覆 います これによって 埋 立 終 了 後 も 雨 水 が 埋 立 地 に 浸 入 することを 防 ぐことができ ます 第 1 監 視 期 間 雨 水 の 浸 入 防 止
参 考 4 5:コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P25 指 定 廃 棄 物 には 放 射 性 物 質 が 含 まれているため 放 射 線 を 出 します 外 部 被 ばくを 防 ぐためには 遮 へい 効 果 のあるコンクリートや 土 壌 で 覆 い 指 定 廃 棄 物 からの 放 射 線 を 遮 へいすることが 重 要 です そこで 埋 立 中 は 廃 棄 物 を 埋 め 立 てる 度 にその 上 を 土 壌 で 覆 い 埋 立 終 了 後 には 処 分 場 の 上 部 をコンクリート 製 の 覆 いで 蓋 をし さらにその 上 をベン トナイト 混 合 土 や 土 壌 で 覆 います これによって 処 分 場 内 にある 放 射 性 物 質 から 出 される 放 射 線 を 十 分 に 遮 へいすることができ 人 の 健 康 への 影 響 を 防 ぐことができます 第 1 監 視 期 間 放 射 線 の 遮 へい 5:コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P26 コンクリートと 土 壌 の 遮 へい 効 果 の 程 度 を 試 算 した 結 果 35cmのコンクリー ト 層 を 設 置 した 場 合 放 射 線 は 約 99.5% 遮 へいされ 放 射 線 の 量 は 約 200 分 の1になります その 上 に100cmの 土 壌 層 を 設 置 した 場 合 は 放 射 線 はさらに 遮 へいされ 放 射 線 の 量 は 約 400 万 分 の1になります 約 200 分 の1 約 400 万 分 の1 約 18μSv/h 約 0.09μSv/h 約 0.0000047μSv/h 10 万 Bq/kg(Cs134とCs137の 比 率 は1:1)の 指 定 廃 棄 物 4,000トン (10m 5m 5mが10 区 画 ) * 線 源 の 放 射 性 セシウム 濃 度 及 びコンクリートの 単 位 体 積 重 量 は 保 守 的 な 値 を 用 いて 計 算 しているので 実 際 の 空 間 線 量 率 は 記 載 している 数 値 よりさらに 小 さい 数 値 となります
5:コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P28 以 下 の 図 は 埋 立 中 における 埋 立 区 画 端 からの 距 離 毎 の 空 間 線 量 率 のシミュレーションの 結 果 です 埋 立 中 においては 敷 地 境 界 で 周 辺 公 衆 の 追 加 被 ばく 線 量 が 年 間 1mSv(0.19μSv/h)を 超 えな いようにすることとされています 敷 地 境 界 線 を 埋 立 区 画 端 から10m 以 上 とることによって 周 辺 公 衆 の 追 加 被 ばく 線 量 の 年 間 1mSvを 下 回 ります 埋 立 の 際 埋 立 終 了 した 区 画 を 速 やかに 覆 土 して 遮 蔽 を 行 うことにより 敷 地 境 界 での 追 加 被 ば く 線 量 は シミュレーション 計 算 値 の 数 分 の1に 低 減 します シミュレーション 計 算 条 件 の 設 定 10 万 Bq/kgを3 万 m3 埋 立 て(Cs134:Cs137=1:1と 仮 定 ) 廃 棄 物 の 上 には 厚 さ35cmのコンクリート 蓋 厚 さ100cmの 土 壌 の 覆 い 建 屋 を 設 置 ( 幅 3,000cm 奥 行 き3,600cm 高 さ1,250cm 屋 根 の 厚 さ:0.1cm 壁 の 厚 さ:0.035cm 材 質 : 鉄 7.9 g/cm 3 ) 埋 立 中 の 駆 体 のうち1 駆 体 が 開 放 状 態 (500m 2 ) 年 間 1mSv (0.19μSv/h) 覆 土 厚 100cm コンクリート 蓋 厚 35cm 年 間 6mSv (1μSv/h) 年 間 0.3mSv (0.06μSv/h) 年 間 0.1mSv (0.03μSv/h) 年 間 0.05mSv (0.01μSv/h) 深 さ: 5m 10 万 Bq/kgの 廃 棄 物 3 万 m3 (Cs134:Cs137=1:1) 幅 : 約 110m 0m 10m 30m 50m 100m * 線 源 の 放 射 性 セシウム 濃 度 廃 棄 物 量 及 び 躯 体 の 開 放 状 態 の 期 間 は 保 守 的 な 値 を 用 いて 計 算 しているので 実 際 の 空 間 線 量 率 は 記 載 している 数 値 よりさ らに 小 さい 数 値 となります 奥 行 き: 約 100m 図 中 の 年 間 追 加 空 間 線 量 率 は 1 日 の 内 8 時 間 を 外 で 16 時 間 を 屋 内 で 過 ごした 場 合 を 想 定 した 値 であり 下 記 の 式 で 求 められるものです 年 間 あたりの 追 加 空 間 線 量 率 = 時 間 あたりの 追 加 空 間 線 量 率 (8+0.4 16) 365 5:コンクリート ベントナイト 土 壌 による 覆 い 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P29 以 下 の 図 は 埋 立 終 了 後 における 埋 立 区 画 端 からの 距 離 毎 の 空 間 線 量 率 の シミュレーションの 結 果 です 埋 立 終 了 後 においては 周 辺 公 衆 の 追 加 被 ばく 線 量 が 年 間 10μSvを 超 えないよう にすることとされています シミュレーション 結 果 からは 処 分 場 付 近 (2m)でも 年 間 0.001μSvと 年 間 10μSvを 大 きく 下 回 ります 具 体 的 には 年 間 10μSvに 対 して 1 万 分 の1 程 度 の 小 さな 値 となります シミュレーション 計 算 条 件 の 設 定 10 万 Bq/kgを3 万 m3 埋 立 廃 棄 物 の 上 には 厚 さ35cmのコンクリート 蓋 厚 さ100cmの 土 壌 の 覆 い 覆 土 厚 100cm コンクリート 蓋 厚 35cm 年 間 0.001μSv (= 年 間 0.000001mSv) (0.0000001μSv/h) (0.00000009μSv/h) 4m 深 さ: 5m 10 万 Bq/kgの 廃 棄 物 3 万 m3 (Cs134:Cs137=1:1) 2m 6m 8m 10m * 線 源 の 放 射 性 セシウム 濃 度 廃 棄 物 量 及 びコンクリートの 単 位 体 積 重 量 は 保 守 的 な 値 を 用 いて 計 算 しているので 実 際 の 空 間 線 量 率 は 記 載 している 数 値 よりさらに 小 さい 数 値 となります 幅 : 約 110m 奥 行 き: 約 100m 図 中 の 年 間 追 加 空 間 線 量 率 は 1 日 24 時 間 を 外 で 過 ごした 場 合 を 想 定 した 値 であり 下 記 の 式 で 求 められるものです 年 間 あたりの 追 加 空 間 線 量 率 = 時 間 あたりの 追 加 空 間 線 量 率 24 365
1 : 処 分 場 :コンクリート 製 の 遮 断 型 構 造 参 考 5 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P15 使 用 するコンクリートは 強 度 は 鉄 筋 コンクリート 構 造 体 の 計 画 供 用 期 間 を 参 考 に 必 要 な 耐 久 性 を 確 保 できるものを 使 用 し 長 期 にわたり 建 物 の 強 度 水 の 遮 断 機 能 放 射 線 の 遮 へい 機 能 を 維 持 します コンクリートや 鉄 筋 に 用 いる 材 質 については 耐 久 性 等 を 十 分 配 慮 したものを 使 用 し ます 計 画 供 用 期 間 : 躯 体 の 計 画 耐 用 年 数 大 規 模 補 修 を 必 要 としないことが 予 定 できる 期 間 鉄 筋 コンクリート 構 造 体 の 計 画 供 用 期 間 供 用 期 間 の 級 標 準 供 用 級 長 期 供 用 級 超 長 期 供 用 級 計 画 供 用 期 間 およそ65 年 およそ100 年 およそ200 年 出 典 : 日 本 建 築 学 会 建 築 工 事 標 準 仕 様 書 同 解 説 5 第 13 版 鉄 筋 コンクリートの 耐 久 性 一 般 的 に 地 中 で 環 境 変 化 が 少 ない 場 合 コンクリートの 劣 化 は 遅 くなります コンクリートが 所 要 の 強 度 を 有 していて 鉄 筋 の 発 錆 を 抑 制 する 対 策 が 講 じられてい れば 鉄 筋 コンクリート 構 造 物 は100 年 以 上 は 十 分 に 耐 久 性 があります 参 考 資 料 コンクリートの 耐 久 性 について ( 本 文 15 頁 ) イタリアのソンマ ヴェスヴィアーナ 遺 跡 から 発 掘 された 約 2000 年 前 の 古 代 コンク リートは 建 設 時 の 約 1/4 の 圧 縮 強 度 を 有 していた 発 掘 した 古 代 コンクリートの 圧 縮 強 度 :3.3~5.6N/mm 2 当 時 の 製 法 を 再 現 して 作 成 した 模 擬 試 験 体 ( 材 齢 1 年 )の 圧 縮 強 度 :20N/mm 2 ただし 古 代 コンクリートの 製 法 や 材 料 は 現 代 コンクリートとは 異 なっている 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P53 ソンマ 遺 跡 で 採 取 された 古 代 コンクリート 材 質 特 徴 セメント 細 骨 材 古 代 コンクリート 消 石 灰 と 骨 材 間 のポゾラン 反 応 及 び 消 石 灰 の 炭 酸 化 硬 化 を 利 用 し 長 時 間 かけてゆっくりと 強 度 を 発 現 させる 消 石 灰 山 砂 海 砂 川 砂 現 代 コンクリート セメントそれ 自 体 の 水 和 反 応 を 利 用 し 早 期 に 強 度 を 発 現 させる エーライト(Ca3SiO5) ビ ライト(Ca2SiO4) 砂 砂 利 採 石 砕 砂 人 口 軽 量 骨 材 スラグ 骨 材 など 粗 骨 材 レンガ 屑 石 材 おおむね5mm 以 上 の 粒 径 のもの 耐 久 性 混 和 材 ポッツォラーナ ( 高 耐 久 性 水 中 施 工 性 が 求 められる 場 合 ) 高 炉 スラグ シリカフューム 混 和 剤 油 分 散 剤 遅 延 剤 増 粘 剤 80 年 以 上 一 般 の 建 築 物 で50 年 高 耐 久 性 の 建 築 物 で100 年 土 木 学 会 :コンクリートライブラリー131 号 古 代 ローマコンクリート(2008)より
8: 長 期 間 にわたるモニタリング 参 考 6 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P35 処 分 場 では 万 が 一 何 らかの 変 化 があればいち 早 く 察 知 して 対 処 可 能 とす るため 埋 立 中 から 継 続 して 放 射 線 量 や 地 下 水 のモニタリング( 監 視 )を 実 施 します 測 定 の 考 え 方 放 射 線 量 は 敷 地 境 界 の 空 間 線 量 率 を 観 測 井 では 地 下 水 の 放 射 性 セシウム 濃 度 な どを 測 定 し 許 容 値 内 に 収 まっていること や 異 常 な 変 化 がないことを 確 認 します 空 間 線 量 率 については 敷 地 境 界 でバック グラウンドレベルであることを 確 認 します ( 埋 立 中 は 累 積 追 加 線 量 が 年 間 1mSvを 超 えないように 埋 立 終 了 後 は 累 積 追 加 線 量 が 年 間 10μSvを 超 えないようにしま す ) 測 定 結 果 はインターネット 等 により 公 開 し ます なお 先 にも 述 べたとおり 十 分 な 遮 へいを 行 う ことにより 実 際 の 追 加 被 ばく 線 量 はバックグラ ウンドと 比 べても 十 分 に 小 さな 値 となると 考 えら れます 工 事 中 埋 立 中 監 視 期 間 区 分 生 活 環 境 生 活 環 境 施 設 の 健 全 性 処 分 場 モニタリング 計 画 ( 案 ) 項 目 モニタリング 水 質 ( 排 水 基 準 項 目 ) 放 流 先 水 質 ( 河 川 水 質 項 目 ) 騒 音 振 動 生 活 排 水 騒 音 振 動 空 間 線 量 率 測 定 場 所 排 水 口 放 流 点 下 流 敷 地 境 界 排 水 口 敷 地 境 界 敷 地 境 界 地 下 水 水 質 ( 放 射 性 セシウム 濃 度 ダイオキ 地 下 水 シン 類 電 気 伝 導 率 塩 化 物 イオ モニタリング 井 戸 ン 地 下 水 水 質 項 目 ) 8 長 期 間 にわたるモニタリング 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P36 施 設 内 及 び 施 設 周 辺 の 各 所 において モニタリング( 監 視 )を 行 い 許 容 値 内 に 収 まっていることや 異 常 な 変 化 がないことを 確 認 します モニタリングの 位 置 図 ( 工 事 中 ) 騒 音 振 動 騒 音 振 動 水 質 [ 排 水 基 準 項 目 ] ( 排 水 口 ) 4haの 例 放 流 先 水 質 [ 河 川 水 質 項 目 ] ( 放 流 点 下 流 ) 防 災 調 整 池 管 理 棟 ほ 管 理 棟 ほ か か 全 安 管 理 全 設 備 管 理 設 備 ( 埋 立 中 ) 埋 立 地 埋 立 地 ( 終 了 仮 済 置 み き 場 区 画 ) 焼 却 施 設 仮 置 き 焼 却 施 場 設 残 置 緑 地 造 成 緑 地 騒 音 振 動
8 長 期 間 にわたるモニタリング 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P37 敷 地 内 の 各 所 において モニタリング( 監 視 )を 行 い 許 容 値 内 に 収 まって いることや 異 常 な 変 化 がないことを 確 認 します モニタリングの 位 置 図 ( 埋 立 中 および 監 視 期 間 ) 騒 音 振 動 騒 音 振 動 空 間 線 量 率 ( 敷 地 境 界 ) 生 活 排 水 ( 排 水 口 ) 空 間 線 量 率 ( 敷 地 境 界 ) 地 下 水 質 (モニタリン グ 井 戸 下 流 側 ) 防 災 調 整 池 管 理 棟 ほ 管 理 棟 ほ か か 全 安 管 全 理 設 備 管 理 設 備 ( 埋 立 中 ) 埋 立 地 埋 立 地 ( 終 了 仮 済 置 み き 区 場 画 ) 焼 却 施 設 仮 置 き 焼 却 施 場 設 騒 音 振 動 空 間 線 量 率 ( 敷 地 境 界 ) 地 下 水 質 (モニタリング 井 戸 上 流 側 ) 残 置 緑 地 造 成 緑 地 赤 字 は 放 射 性 セシウムによる 影 響 を 確 認 するためのモニタリング 騒 音 振 動 空 間 線 量 率 ( 敷 地 境 界 ) 埋 立 中 監 視 期 間
6: 長 期 間 にわたる 点 検 維 持 管 理 参 考 7 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P31 処 分 場 施 設 の 健 全 性 については 埋 立 中 および 第 1 監 視 期 間 において 管 理 点 検 廊 から 直 接 目 視 によりコンクリート 構 造 物 の 健 全 性 を 監 視 します 第 1 監 視 期 間 では コンクリートのひび 割 れ 点 検 劣 化 診 断 を 行 って 施 設 の 健 全 性 を 確 認 すると 同 時 に 適 切 に 補 修 等 を 行 いながら 管 理 していきます 第 1 監 視 期 間 管 理 点 検 廊 管 理 点 検 廊 6: 長 期 間 にわたる 点 検 維 持 管 理 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P32 適 切 に 維 持 管 理 を 行 うことにより 非 常 に 長 期 間 にわたり 遮 水 機 能 を 維 持 することができます このように 処 分 場 の 遮 水 機 能 が 十 分 に 維 持 されている 間 に 廃 棄 物 中 の 放 射 性 セシウム 濃 度 は 減 衰 していきます 例 えば 放 射 性 セシウム 濃 度 は100 年 で 約 16 分 の1に 減 衰 します 5 万 Bq/kgの 内 訳 (Cs134とCs137の 比 率 )は 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 から 放 出 された 時 点 で1:1であると 仮 定 し その 後 1 年 6ヶ 月 経 過 したものとして 計 算 しています 50000 遮 水 遮 断 機 能 必 要 に 応 じて 補 修 コンクリート 構 造 による 遮 水 第 1 監 視 期 間 時 間 ( 年 ) ベントナイト 層 による 遮 水 +セシウム 吸 着 第 2 監 視 期 間 Cs134+Cs137(Bq/kg) 40000 30000 20000 10000 0 0 20 40 60 80 100 時 間 ( 年 ) 監 視 期 間 における 処 分 場 機 能 の 維 持 放 射 性 セシウム 濃 度 の 減 衰
7: 第 1 監 視 期 間 の 考 え 方 参 考 8 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P34 第 1 監 視 期 間 は 管 理 点 検 廊 より コンクリートのひび 割 れ 点 検 劣 化 診 断 等 の 検 査 によって 埋 立 構 造 物 の 健 全 性 について 確 認 を 行 う 期 間 ( 埋 立 終 了 後 の 数 十 年 間 )です < 考 え 方 > 埋 立 地 周 辺 の 空 間 線 量 については 埋 立 処 分 が 完 了 し コンクリートによる 覆 いと 土 壌 層 による 覆 土 が 完 成 した 時 点 においてモデル 計 算 をしてみると 埋 立 地 からの 距 離 が2mの 地 点 であっても 線 量 は 年 間 0.001μSvと 試 算 され 管 理 目 標 値 の 年 間 10μSvに 対 して 約 1 万 分 の1となります ただし 地 下 水 や 雨 水 に 対 する 遮 断 性 能 や 放 射 線 の 遮 蔽 性 能 が 適 切 に 発 揮 さ れていることを 一 定 期 間 確 認 することによって 処 分 場 の 安 全 性 をより 明 確 に 示 す 必 要 があります 埋 立 終 了 後 の 数 十 年 間 第 1 監 視 期 間 として 管 理 点 検 廊 より コンクリートの ひび 割 れ 点 検 劣 化 診 断 等 の 検 査 によって 埋 立 構 造 物 の 健 全 性 を 確 認 すると ともに 線 量 が 十 分 低 い 状 態 になっていることを 確 認 します その 後 コンク リートが 劣 化 した 場 合 であっても 放 射 性 セシウムの 漏 出 を 防 止 できるベントナ イト 混 合 土 の 充 填 に 切 り 替 え 第 2 監 視 期 間 として 引 き 続 き 地 下 水 等 のモニタ リングを 適 切 に 行 い 管 理 していきます 管 理 にあたっては 専 門 家 の 意 見 を 踏 まえて 実 施 いたします 6: 長 期 間 にわたる 点 検 維 持 管 理 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P31 処 分 場 施 設 の 健 全 性 については 埋 立 中 および 第 1 監 視 期 間 において 管 理 点 検 廊 から 直 接 目 視 によりコンクリート 構 造 物 の 健 全 性 を 監 視 します 第 1 監 視 期 間 では コンクリートのひび 割 れ 点 検 劣 化 診 断 を 行 って 施 設 の 健 全 性 を 確 認 すると 同 時 に 適 切 に 補 修 等 を 行 いながら 管 理 していきます 第 1 監 視 期 間 管 理 点 検 廊 管 理 点 検 廊
参 考 資 料 処 分 場 施 設 の 点 検 補 修 方 法 の 例 資 料 1-1( 平 成 ( 25 本 年 文 4 月 322 頁 日 ) P59 点 検 項 目 点 検 方 法 補 修 方 法 コ ひび 割 れ ン ク リー 剥 離 ト 鉄 筋 空 洞 強 度 腐 食 クラックスケールによるひび 割 れ 幅 調 査 クラックチェッカーによる 目 視 検 査 目 視 点 検 ハンマーによる 打 音 検 査 ハンマーによる 打 音 検 査 弾 性 波 探 査 電 磁 レーダー 法 赤 外 線 探 査 法 コアサンプリングによる 圧 縮 強 度 試 験 テストハンマーによる 打 撃 プルオフ 法 による 引 張 強 度 試 験 中 性 化 深 さ 調 査 塩 化 物 イオン 含 有 量 調 査 鉄 筋 腐 食 量 調 査 自 然 電 位 測 定 分 極 抵 抗 測 定 表 面 被 覆 工 法 充 填 工 法 注 入 工 法 左 官 工 法 吹 付 け 工 法 グラウト 工 法 注 入 工 法 充 填 工 法 打 換 え 取 替 え 工 法 増 厚 工 法 コンクリート 巻 立 て 工 法 鋼 板 接 着 工 法 FRP 接 着 工 法 鋼 板 巻 立 て 工 法 FRP 巻 立 て 工 法 表 面 被 覆 工 法 電 気 防 食 工 法 脱 塩 工 法 再 アルカリ 化 工 法 大 断 面 修 復 工 法
4:ベントナイト 混 合 土 の 充 填 参 考 9 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P21 埋 立 終 了 後 一 定 の 期 間 ( 第 1 監 視 期 間 )をおいた 後 放 射 性 セシウムを 吸 着 する 性 質 のあるベントナイト 混 合 土 を 管 理 点 検 廊 に 廃 棄 物 を 包 むように 充 填 します( 第 2 監 視 期 間 ) これによって 遠 い 将 来 にコンクリート 構 造 物 が 劣 化 して ひび 割 れ 部 分 か ら 水 がたとえ 漏 出 したとしても ベントナイト 混 合 土 に 放 射 性 セシウムが 吸 着 されるので 処 分 場 の 外 にまで 漏 れ 出 てくることを 防 止 することができま す 第 2 監 視 期 間 放 射 性 物 質 の 移 行 防 止 ベントナイト 混 合 土 を 充 填 ベントナイト 混 合 土 を 充 填 6: 長 期 間 にわたる 点 検 維 持 管 理 資 料 1-1( 平 成 25 年 4 月 22 日 ) P33 万 が 一 コンクリート 壁 及 び 管 理 点 検 廊 に 充 填 したベントナイト 混 合 土 層 の 両 方 が 破 損 し 放 射 性 セシウムを 含 む 水 が 漏 えいしたとしても セシウムは 土 壌 に 吸 着 されるなどして 敷 地 外 まで 到 達 するには 極 めて 長 い 時 間 がかかります 敷 地 境 界 に 到 達 するまでの 間 に 新 たな 遮 水 壁 の 設 置 等 の 対 策 を 講 ずることで 敷 地 外 への 影 響 を 防 ぐことが 可 能 です なお 周 辺 地 盤 が 砂 層 等 の 透 水 性 の 高 い 土 質 の 場 合 には 埋 戻 しの 際 に 粘 性 土 など 透 水 性 の 低 い 材 料 で 埋 戻 したり 必 要 に 応 じて 地 盤 の 改 良 を 行 います 地 下 水 の 流 速 の 試 算 例 ( 吸 着 を 考 慮 しない 流 速 ) 透 水 係 数 :k=1.0 10-7 ~10-5 cm/sec(シルト 層 の 場 合 ) 動 水 勾 配 :i=0.15 有 効 空 隙 率 :λ=0.15 *1) 流 速 :v=k i/λ=1.0 10-7 ~10-5 0.15/0.15=1.0 10-7 ~10-5 cm/sec =0.26~26cm/ 月 *2) 粘 性 土 での 埋 戻 しや 地 盤 の 改 良 など 敷 地 境 界 観 測 井 戸 遮 水 壁 増 設 不 透 水 層 最 小 10m 観 測 井 戸 敷 地 境 界 遮 水 壁 増 設 *1) 泥 粘 土 質 層 の 安 全 側 代 表 値 ( 地 下 水 ハンドブック1979 年 ) *2) 遮 水 壁 を 設 置 するのに3ヶ 月 を 要 す ると 仮 定 すると この 間 に 漏 水 は 最 大 26cm/ 月 3 月 =78cmしか 進 みません したがって 敷 地 外 に 放 射 性 セシウムを 含 む 水 が 漏 れ 出 す 前 に 遮 断 することが できます