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先 物 取 引 2016.5.7 1. 先 物 取 引 とは その 前 に 一 言 投 資 で 経 験 を 積 んで 進 むよくあるパターンは; 1 段 階 1: 現 物 株 投 資 (レバレッジ=1) 2 段 階 2: 信 用 取 引 (レバレッジ=3) 3 段 階 3: 先 物 ( 日 経 225 先 物 )(レバレッジ=20~30) そして 失 敗 の 多 くは 無 計 画 な 逆 張 り (トレンドに 反 した 売 買 そして 膨 らんだ 評 価 損 を 抱 えてナンピンの 繰 り 返 し 決 して 損 切 りを 行 わない 無 謀 な 売 買 ) おお! 誰 のことを 言 っている?? 逆 張 り 投 資 を 放 棄 し 順 張 りを 基 本 とした 投 資 に 成 長 すべし!!( 素 人 からセミプロへ 変 身 ) 逆 張 りは 素 人 の 損 したくない! 大 きく 儲 けたい!の 欲 張 りな 成 功 率 の 低 い 投 資 法 である?? ( 不 確 定 要 素 : 買 った 銘 柄 は 本 当 に 将 来 上 がるの? 上 がるとして 期 間 はどんだけ 必 要?など) 先 物 取 引 とは 価 格 や 数 値 が 変 動 する 各 種 商 品 指 数 について 未 来 の 売 買 についてある 価 格 での 取 引 を 約 定 するものを 言 う ( 対 義 語 は 現 物 取 引 ) では 金 融 派 生 商 品 とはどんな 物 を 言 うのでしょうか 金 融 派 生 商 品 とは 金 融 取 引 ( 借 入 預 金 債 券 売 買 外 国 為 替 株 式 売 買 等 )から 相 場 変 動 によるリスクを 回 避 するために 開 発 された 金 融 商 品 の 総 称 の 事 を 言 います つまり 先 物 取 引 とは 相 場 変 動 によるリスクを 回 避 するために 開 発 された 金 融 商 品 の 一 つであると 言 えます 1カ 月 先 や 6カ 月 先 に 前 もって 決 めた 価 格 で 売 買 することを 約 束 する 取 引 先 物 で 売 った 人 はその 後 に 実 際 の 価 格 がより 下 がっても 損 をしない 逆 に 実 際 の 価 格 が 上 がると 売 った 人 は 損 をするが 先 物 で 買 った 人 は 事 前 に 安 く 買 えたことになり もうかる 原 油 や 金 大 豆 など 商 品 のほか 日 経 平 均 株 価 のような 株 価 指 数 を 対 象 に した 先 物 取 引 がある 先 物 取 引 や 将 来 の 売 買 の 権 利 を 取 引 する オプション 為 替 や 債 券 などの 売 買 を 組 み 合 わせた 取 引 などを デリバティブ( 金 融 派 生 商 品 ) と 呼 ぶ 1730 年 ごろにでき コメを 売 買 した 大 阪 の 堂 島 米 会 所 が 世 界 初 の 本 格 的 な 先 物 市 場 と 言 われる 大 証 はその 伝 統 を 受 け 継 ぎ 1987 年 に 国 内 初 の 株 式 先 物 を 始 め た 1.1 ( 現 物 ) 株 取 引 との 違 い(ここでは 現 物 株 取 引 と 日 経 平 均 先 物 との 違 い) 1) 取 引 できる 期 間 が 決 まっている 株 取 引 では その 企 業 が 倒 産 しない 限 りいつまでも 株 式 を 保 有 しておくことが 可 能 です これに 対 して 先 物 取 引 は 取 引 の 期 日 があります つまり 先 物 取 引 では 期 間 内 であればいつでも 売 買 できますが 期 限 になれば 自 動 的 に 決 済 されます 2) 売 りからスタートすることもできる 先 物 取 引 は 相 場 が 上 昇 すると 予 想 したときには 株 取 引 と 同 様 に 買 い から 反 対 に 相 場 が 下 落 すると 予 想 したときには 売 り から 取 引 を 始 めることができます 売 り からスタートし 予 想 通 り 相 場 が 下 落 すれ ば 買 戻 す ことで 利 益 を 得 ることができます ただし 予 想 に 反 して 相 場 が 変 動 した 場 合 には 損 失 が 発 生 します 注 ) 従 い 保 有 している 現 物 株 のリスクヘッジを 行 うことができる しかし こんなリスクヘッジを 行 うよりか 株 の 売 買 手 数 料 が 安 い 現 在 は 保 有 現 物 株 を 一 旦 売 ってしまうのが 正 解 である 3) 差 金 の 受 け 渡 しで 決 済 する 買 い 付 け(または 売 り 付 け)を 約 束 した 時 点 の 先 物 価 格 と 決 済 時 点 での 先 物 価 格 の 差 額 のみの 受 渡 を 行 う 決 済 方 法 を 差 金 決 済 といいます つまり 株 取 引 のように 売 買 の 都 度 株 券 や 代 金 を 受 渡 するの ではなく 売 買 により 生 じた 損 益 ( 差 額 )のみの 受 渡 を 行 います 4) 取 引 には 証 拠 金 が 必 要 になる 株 取 引 では 10 万 円 の 株 式 を 買 う 場 合 原 則 10 万 円 の 資 金 が 必 要 となります これに 対 して 先 物 取 引 は 証 拠 金 と 呼 ばれる 担 保 を 差 し 入 れて 取 引 を 行 います 株 取 引 の 信 用 取 引 と 似 た 制 度 で 先 物 取 引 は 証 拠 金 に 対 して 数 十 倍 の 取 引 を 行 うことができる 仕 組 みとなっています このテコの 原 理 を レバレッジ 効 果 といいます 10 万 円 の 証 拠 金 で100 万 円 の 取 引 ができる 場 合 レバ レッジは10 倍 ということになります ただ この レバレッジ 効 果 は 損 失 の 面 でも 同 様 に 働 きますので 相 場 の 見 通 しがはずれた 場 合 には 損 失 が 拡 大 することも 考 えておかなければなりません 商 品 や 時 期 によってレバレッジの 倍 率 は 異 なります 5) 銘 柄 選 択 が 不 要 で 倒 産 リスクを 避 けることができる 個 別 銘 柄 に 投 資 した 場 合 は その 企 業 が 倒 産 した 場 合 のリスクも 予 め 考 慮 しておく 必 要 がありますが 日 経 平 均 株 価 ( 日 経 225)やTOPIXなどの 株 価 指 数 を 対 象 とする 取 引 の 場 合 株 取 引 のように 個 別 の 銘 柄 が 対 象 ではないので 倒 産 リスクを 避 けることができます テレビ 新 聞 などのニュースでも 常 に 報 道 されてい るので 相 場 ( 価 格 ) 水 準 の 把 握 が 比 較 的 容 易 です

6) ゼロサム ゲームである 株 価 指 数 という 実 体 のない 数 字 を 対 象 にしたバーチャルな 取 引 であり 売 り 買 い 投 資 家 全 体 では 損 益 は ゼロ である (これに 対 して 現 物 株 取 引 は 現 物 株 が 上 がれば 全 員 が 利 益 を 得 ることができる ) 1.2 先 物 取 引 の 種 類 世 界 で 最 初 の 先 物 取 引 市 場 は1531 年 にベルギーで 開 設 されたと 言 われています 日 本 では1730 年 に 大 阪 堂 島 米 会 所 が 誕 生 しました それ 以 前 にも 米 の 先 物 取 引 は 行 われていたのですが この 大 阪 堂 島 米 会 所 は 世 界 初 めての 公 設 先 物 市 場 でした 近 代 的 な 先 物 取 引 へ 発 展 したのは1850 年 頃 と 言 われています 日 本 での 最 初 の 先 物 取 引 の 対 象 とされた のがお 米 ですが 現 在 では 先 物 取 引 されていません 先 物 取 引 の 歴 史 1531 年 ベルギーで 世 界 初 の 先 物 取 引 市 場 開 設 1620 年 頃 大 阪 の 豪 商 淀 屋 で 米 先 物 取 引 始 まる 1730 年 大 阪 堂 島 米 会 所 ( 世 界 初 公 設 の 先 物 市 場 ) 誕 生 1848 年 シカゴ 商 品 取 引 開 設 近 代 的 な 先 物 取 引 のはじまり 1877 年 ロンドン 金 属 取 引 所 開 設 1984 年 東 京 工 業 品 取 引 所 設 立 1991 年 社 団 法 人 日 本 商 品 先 物 取 引 員 協 会 ( 現 在 の 日 本 商 品 先 物 取 引 協 会 ) 発 足 1996 年 中 部 商 品 取 引 所 設 立 2003 年 商 品 先 物 取 引 の 税 制 が 申 告 分 離 課 税 に 2004 年 商 品 先 物 取 引 の 手 数 料 が 完 全 自 由 化 2005 年 改 正 商 品 取 引 所 法 の 施 行 2007 年 中 部 大 阪 商 品 取 引 所 設 立 先 物 取 引 の 歴 史 は 意 外 と 古 く 経 済 活 動 にさまざまな 機 能 を 有 しているのです また 先 物 取 引 はなにを 売 買 の 対 象 にするかによって 大 きく2つに 分 類 することができます ひとつは 商 品 先 物 取 引 もうひとつが 金 融 先 物 取 引 と 呼 ばれる 先 物 取 引 です 商 品 先 物 取 引 は 農 産 物 や 鉱 工 業 材 料 等 の 商 品 を 将 来 に 一 定 の 価 格 で 売 買 することを 契 約 時 点 で 約 束 する 先 物 取 引 の 一 種 です 基 本 的 には 経 営 の 安 全 性 を 高 めるために 将 来 の 価 格 変 動 リスクを 管 理 するための 手 段 (リスクヘッジ)として 利 用 する 場 合 を 想 定 していますが 商 品 先 物 取 引 の 多 くは 投 機 手 段 として 利 用 されているのが 現 状 です また 日 本 の 商 品 先 物 市 場 は 農 林 水 産 省 と 経 済 産 業 省 の 管 轄 となっていて 実 際 の 取 引 は 以 下 の4カ 所 の 取 引 所 で 行 われています 東 京 工 業 品 取 扱 所 主 な 取 引 商 品 は 金 銀 ゴム アルミニウム 中 東 産 原 油 などで 世 界 第 2 位 の 出 来 高 となっています 東 京 穀 物 商 品 取 引 所 主 な 取 引 商 品 はとうもこし Non-GMO 大 豆 一 般 大 豆 アラビカコーヒー 生 豆 などとなっています 中 部 大 阪 商 品 取 引 所 主 な 取 引 商 品 は 本 部 ではガソリン 灯 油 軽 油 大 阪 取 引 センターではアルミニウム ニッケルなどとなって います 関 西 商 品 取 引 所 主 な 取 引 商 品 はコーヒー 指 数 コーン75 指 数 小 豆 などとなっています 実 際 に 取 引 に 参 加 する 場 合 は 取 引 所 の 会 員 に 限 定 されていますので 会 員 に 委 託 して 取 引 を 行 わなけ ればなりません 委 託 する 仲 介 業 者 を 商 品 取 扱 員 と 呼 び 通 常 は 商 品 取 引 受 託 業 務 を 営 む 株 式 会 社 に 依 頼 す ることとなります また 勧 誘 に 関 しての 苦 情 が 多 いため 2004 年 に 施 行 された 改 正 商 品 取 引 所 法 により 勧 誘 時 のルールが 強 化 され 同 時 に 資 産 保 全 制 度 の 充 実 なども 盛 り 込 まれました ちなみに 法 改 正 によって 廃 業 した 業 者 が 海 外 先 物 取 引 の 勧 誘 を 行 っている 場 合 があるそうです 1.3 日 経 225 先 物 取 引 の 単 位 日 経 225 先 物 :1 枚 = 日 経 平 均 X1000 倍 ( 約 1,500 万 円 強 レバレッジをかけるので 証 拠 金 は 約 50 万 円 )

2.リスク 管 理 先 物 取 引 がハイリスク ハイリターンの 取 引 だということは その 分 リスクの 管 理 をしっかり 行 わなければ 大 きな 損 害 を 抱 えることになります では 実 際 のリスク 管 理 にはどのよう 行 えばいいのでしょうか 様 々な 方 法 がありますが ここではよく 使 う 手 法 について 説 明 します ただし 注 意 しておきたいことは 100%の 回 避 方 法 はありません 仮 にあったならば 先 物 取 引 で 考 えられないほどの 利 益 を 上 げられるでしょうが 現 実 的 にはほぼ 不 可 能 だと 思 います いくらリスク 管 理 していても 損 失 を 受 けることがある それが 先 物 取 引 なのです 2.1 資 金 分 配 具 体 的 な 手 法 の 前 に1つ 重 要 なことがあります それは 資 金 分 配 です 先 ほど 述 べたように いくらリスク 管 理 していても 損 失 の 危 険 性 がある 先 物 取 引 では まず 資 金 分 配 がもっと も 大 切 です 自 分 が 用 意 したお 金 が100 万 円 だった 場 合 最 初 に 取 引 に 使 うお 金 を50 万 と 決 めていれば それだけでリス クの 軽 減 となるのです どのくらいの 金 額 が 妥 当 なのかは 個 人 の 考 え 方 により 様 々ですが 資 金 の50% 位 までがよいと 思 います なぜなら 仮 に 自 分 の 考 えと 反 対 に 価 格 が 動 いたときの 対 処 方 法 には さらに 資 金 が 必 要 な 場 合 があるからで す もちろん 気 持 ちの 中 でも 資 金 全 額 と 半 分 では 大 きな 差 があるのは 明 白 です 熱 くなったら 負 け は 先 物 取 引 にもあてはまります 2.2 損 切 損 失 が 出 た 状 態 で 反 対 売 買 により 取 引 を 終 わらせることを 損 切 り といいます ここで 大 切 なことは いつ 損 切 りするかという 点 です あるモノの 価 格 が 自 分 の 希 望 と 反 対 に 動 いたとき 反 転 して 自 分 の 利 益 になる 動 きをすればいいのですが そのまま 損 害 が 大 きくなる 場 合 があります 損 害 が 大 きくなる 前 に 損 を 覚 悟 で 取 引 を 終 わらせる 時 にはこの 決 断 ができるかどうかが 利 益 を 得 るか 損 す るかの 分 かれ 目 になることもある 大 切 な 対 処 方 法 です 2.3 追 証 発 生 時 の 判 断 自 分 の 委 託 した 本 証 拠 金 が 値 洗 いにより50% 以 下 の 損 計 算 になれば 商 品 取 引 員 から 追 加 の 証 拠 金 が 請 求 されます ここで 取 引 を 継 続 するか 終 了 するか 選 択 する 機 会 が 与 えられ 追 証 拠 金 を 預 ければ 取 引 を 継 続 することも 出 来 ます もちろん 取 引 を 終 了 させることも 可 能 です 2.4 途 転 当 初 の 見 込 みと 反 対 に 相 場 が 動 きそうなときに いったん 取 引 を 終 了 させて 反 対 の 取 引 を 行 うことを 途 転 と 言 います 自 分 の 予 想 と 反 対 の 動 きをするのは 大 変 かもしれませんが 相 場 の 動 きによっては 必 要 となります ただし あまり 上 下 に 変 動 しない 相 場 (もみ 合 い 相 場 )で 途 転 を 繰 り 返 すと 損 害 が 大 きくなる 可 能 性 もあります 2.5 両 建 て 自 分 の 取 引 したモノに 対 して 反 対 方 向 ( 買 いならば 売 り 売 りならば 買 い)のモノを 同 数 取 引 することを 言 い ます 両 方 向 の 取 引 となるのです 片 方 の 側 だけの 取 引 に 比 べて 買 いと 売 りで 相 場 の 変 動 が 相 殺 されるため リスクは 減 少 します ただし 両 建 をはずすタイミングが 難 しく 新 たに 資 金 も 必 要 となるため 注 意 が 必 要 です また 両 建 は 手 数 料 も 倍 になるので 実 際 に 取 り 組 む 時 はその 計 算 も 入 れましょう 2.6 ナンピン 自 分 の 予 想 した 価 格 の 推 移 と 実 際 の 相 場 の 動 きが 逆 になった 時 に 自 分 が 取 引 した 数 量 を 更 に 増 加 させて 平 均 コストを 下 げることにより 損 失 を 取 り 戻 す 方 法 です 自 分 が 相 場 が 上 がると 読 んで 買 いから 入 り プラスの 状 態 で 更 に 買 い 増 しするのとは 異 なります ただし 将 来 の 相 場 の 回 復 を 前 提 にしてますので 回 復 しない 場 合 には 枚 数 が 増 えることにより 更 に 悪 化 する 場 合 もあるので 注 意 が 必 要 です 注 ) 負 けているときのナンピンは 逆 張 り 投 資 に 多 い つまり 初 心 者 が 陥 る 大 負 け 街 道 まっしぐら! 最 近 の 例 では 原 油 ブル でのあきらめることを 知 らないナンピン 買 いが 地 獄 へ 直 行

3. 具 体 例 ( 代 表 的 な 日 経 平 均 先 物 ( 日 経 225 先 物 )について 説 明 ) 3.1 SQ(Special Quotation( 特 別 清 算 指 数 )) SQとは 日 経 225 先 物 や 日 経 平 均 オプション 取 引 などの 先 物 オプションを 最 終 決 済 日 における 決 済 する 特 別 な 価 格 という 意 味 です SQ 値 は 第 2 金 曜 日 の 朝 一 番 の225 銘 柄 の 始 値 によって 決 められます まず 先 物 取 引 とはどのような 仕 組 みで 取 引 されているのか 考 えてみます 簡 単 に 言 うと 先 物 取 引 では 将 来 のあるモノを 取 引 時 点 の 価 格 で 売 買 する 取 引 です 商 品 先 物 取 引 のようにモ ノが 実 在 するのならば イメージしやすいかと 思 います しかし 先 物 取 引 では 実 際 には 存 在 しないモノを 取 引 の 対 象 としている 場 合 もあります 例 えば 金 融 先 物 取 引 の 中 の 株 価 指 数 先 物 取 引 商 品 の 一 つ 日 経 225 先 物 取 引 では 東 証 第 一 部 上 場 銘 柄 の うち 市 場 の 流 動 性 の 高 い225 銘 柄 の 株 価 を 単 純 平 均 し それに 修 正 を 加 えた 株 価 指 数 を 取 引 の 対 象 として います 商 品 先 物 取 引 の 市 場 は 投 機 の 場 として 活 用 されている 場 合 がほとんどですが なかには 実 際 のモノの 受 渡 により 決 済 する 方 もいます では 先 ほどの 株 価 指 数 先 物 取 引 市 場 ではどうでしょうか 株 価 の 指 数 を 取 引 の 対 象 とする 株 価 指 数 先 物 取 引 では 実 物 があるわけではなく 計 算 上 の 数 字 で 取 引 する のです つまり 最 終 的 な 期 限 がすぎても 実 際 にモノを 受 け 取 ることはできません その 為 実 際 の 決 済 方 法 は 反 対 売 買 しか 成 り 立 たないため 満 期 日 をすぎても 決 済 していない 場 合 には 自 動 的 に 反 対 売 買 されることになります その 自 動 決 済 に 用 いられる 価 格 がSQ 値 と 呼 ばれる 値 なのです ただし 数 値 が 使 われるのは 満 期 日 前 までに 決 済 していない 場 合 です 期 限 の 前 に 取 引 される 場 合 は 先 物 市 場 の 価 格 が 用 いられるためです また 決 済 時 には 現 実 の 指 数 と 約 定 した 価 格 との 差 額 の 受 渡 を 行 い 決 済 することを 差 金 決 済 と 呼 びます 3.2 SQ 値 算 出 SQ 値 は 特 別 清 算 指 数 最 終 清 算 指 数 と 呼 ばれる 場 合 もありますが 実 際 にはどのように 決 定 されるのでしょ うか それは 売 買 最 終 日 の 翌 日 の 指 数 構 成 各 銘 柄 の 始 値 をもとに 算 出 されます 具 体 的 には 日 経 225 先 物 取 引 は 3 6 9 12 月 の 第 2 金 曜 日 の 日 経 平 均 株 価 の 始 値 を 基 準 に 算 出 される ことになります この 時 市 場 の 気 配 なども 加 味 されるため 必 ずしも 当 日 の 日 経 225の 始 値 とは 一 致 しません 3.3 取 引 例

厳 密 にいうと この 例 でのあなた BさんおよびCさんの 取 引 に 係 る 決 済 の 相 手 方 はそれぞれ 証 券 会 社 とな ります しかし 先 物 取 引 を 説 明 する 上 で 取 引 を 成 立 させた 当 事 者 同 士 が 決 済 を 行 っていると 考 えても 問 題 がな いため 例 のように 説 明 しています 1) 方 法 Aの 場 合 ( 最 初 の 取 引 ) あなたは 買 い 手 Bさんは 売 り 手 で 12,000 円 で 取 引 しました Aさん Bさんとも 新 規 の 取 引 です 日 経 225 先 物 取 引 において 最 小 取 引 単 位 は 日 経 平 均 株 価 の 数 値 に1,000 円 を 乗 じた 数 値 です 12,000 1,000=1,200 万 円 の 先 物 契 約 が 結 ばれたことになります ただし ここでは 契 約 のみで 金 銭 の 授 受 は 行 われません 建 玉 の 状 況 は? この 時 点 で2 人 はそれぞれ 決 済 を 行 っていない 買 い 約 定 と 売 り 約 定 を1つずつ 持 っています つまり あな たは 買 い 建 玉 Bさんは 売 り 建 玉 を 持 っていることになります そのまま 満 期 日 を 迎 える そのまま 満 期 日 を 迎 えました SQ 値 は12,800 円 でした 2) SQ 値 (12,800 円 )- 約 定 した 価 格 (12,000 円 )=800 円 安 く 買 っているので 売 り 手 であるBさんが 差 額 をあ なたに 支 払 うこととなります この 差 額 は800 1,000=80 万 円 つまりあなたは80 万 円 の 利 益 Bさんは80 万 円 の 損 失 となります 満 期 まで 決 済 せずに 保 有 する 場 合 日 々の 値 洗 い で 損 失 が 発 生 し 追 加 の 証 拠 金 を 差 し 入 れる 必 要 が 生 じる 場 合 があります 方 法 Bの 場 合 ( 未 決 済 のまま 次 の 取 引 ) あなたはBさんとの 取 引 を 決 済 せずに 新 たにCさんと12,500 円 で 取 引 しました Bさんとの 取 引 では 買 い 手 だったあなたが 今 度 は 売 り 手 に 回 りCさんが 買 い 手 となっています この 時 の 建 玉 を 表 にすると 以 下 のようになります あなた Bさん Cさん 合 計 売 り 建 玉 1 1 0 2 買 い 建 玉 1 0 1 2 その 後 満 期 日 を 迎 える

つまりSQ 値 に 関 係 なく50 万 円 の 利 益 を 確 保 した 状 態 です あなた Bさん Cさん 合 計 利 益 80 万 円 - 30 万 円 110 万 円 損 失 30 万 円 80 万 円 - 110 万 円 損 益 +50 万 -80 万 +30 万 0 円 全 員 の 損 益 を 合 計 すると 必 ずゼロになります 3) 方 法 Cの 場 合 ( 転 売 ) あなたはBさんとの 取 引 で 発 生 した 買 い 建 玉 をCさんに12,500 円 で 転 売 しました あなた Bさん Cさん 合 計 売 り 建 玉 0 1 0 1 買 い 建 玉 0 0 1 1 その 後 満 期 日 を 迎 える あなた Bさん Cさん 合 計 利 益 50 万 円 - 30 万 円 80 万 円 損 失 - 80 万 円 - 80 万 円 損 益 +50 万 -80 万 +30 万 0 円 全 員 の 損 益 を 合 計 すると 必 ずゼロになります

3.4 決 済 方 法 先 物 取 引 の 決 済 には 期 間 中 の 反 対 売 買 による 決 済 と 最 終 決 済 日 に 行 われるSQ 値 による 決 済 の2 種 類 が あります 1) 反 対 売 買 による 決 済 ( 手 数 料 は 省 略 しています ) 当 初 行 った 取 引 とは 反 対 の 取 引 を 行 うことで 取 引 最 終 日 までに 決 済 する 方 法 です 買 い 建 てた 投 資 家 は 売 る( 転 売 ) 売 り 建 てた 投 資 家 は 買 う( 買 戻 し)ことで 決 済 を 行 います 以 下 では 日 経 225 先 物 を 例 に 説 明 します 例 : 買 建 ての 場 合 ( 転 売 による 決 済 ) 15,000 円 で 日 経 225 先 物 を1 枚 買 ったら 15,100 円 に 値 上 がりしたので 転 売 した (15,100 円 -15,000 円 ) 1,000 1 枚 = 10 万 円 ( 転 売 した 値 段 - 買 った 値 段 ) 取 引 単 位 数 量 = 損 益 この 結 果 10 万 円 の 利 益 になります 例 : 売 建 ての 場 合 ( 買 戻 しによる 決 済 ) 15,000 円 で 日 経 225 先 物 を1 枚 売 ったら 15,100 円 に 値 上 がりしたので 買 い 戻 した (15,000 円 -15,100 円 ) 1,000 1 枚 = -10 万 円 ( 売 った 値 段 - 買 い 戻 した 値 段 ) 取 引 単 位 数 量 = 損 益 この 結 果 10 万 円 の 損 失 になります 2) SQ 値 による 決 済 ( 手 数 料 は 省 略 しています ) 取 引 最 終 日 までに 反 対 売 買 を 行 わなかった 場 合 は 満 期 日 ( 各 限 月 の 第 2 金 曜 日 等 )にSQ 値 で 自 動 的 に 決 済 されます 以 下 では 日 経 225 先 物 を 例 に 説 明 します 例 : 買 建 ての 場 合 15,000 円 で 日 経 225 先 物 を2 枚 買 いSQ 日 まで 保 有 していたら SQ 値 が14,980 円 になった (14,980 円 -15,000 円 ) 1,000 2 枚 = -4 万 円 (SQ 値 - 買 った 値 段 ) 取 引 単 位 数 量 = 損 益 この 結 果 4 万 円 の 損 失 になります 例 : 売 建 ての 場 合 15,000 円 で 日 経 225 先 物 を2 枚 売 りSQ 日 まで 保 有 していたら SQ 値 が14,980 円 になった (15,000 円 -14,980 円 ) 1,000 2 枚 = 4 万 円 ( 売 った 値 段 -SQ 値 ) 取 引 単 位 数 量 = 損 益 この 結 果 4 万 円 の 利 益 になります

損 益 について 決 済 により 生 じる 損 益 は 以 下 のとおりとなります 将 来 の 先 物 価 格 又 はSQ 値 > 約 定 価 格 の 場 合 現 実 の 指 数 から 約 定 価 格 を 引 いた 差 額 が 買 い 手 の 利 益 となります 差 額 は 売 り 手 が 支 払 います 将 来 の 先 物 価 格 又 はSQ 値 < 約 定 価 格 の 場 合 約 定 価 格 から 現 実 の 指 数 を 引 いた 差 額 が 売 り 手 の 利 益 となります 差 額 は 買 い 手 が 支 払 います 4.その 他 4.1 先 物 取 引 やオプション 取 引 をやっていない 投 資 家 にSQは 関 係 ある? 関 係 あります SQ 価 格 ( 日 経 225 先 物 日 経 225オプションの 場 合 )は225 銘 柄 の 始 値 で 決 められます そのため SQ 価 格 を 操 作 したいと 考 える 人 たちは 金 曜 日 の 朝 一 番 の 価 格 について 大 量 の 注 文 を 出 すことで 動 かそうとするケースがあります SQ 日 の 寄 り 付 き 前 の 板 情 報 を 見 ると225 銘 柄 は 前 日 比 とかなり 違 う 気 配 を 見 せていることがありますが それはこうした 動 きと 関 係 があるわけです 特 に3 月 6 月 9 月 12 月 のメジャーSQを 控 えると 株 式 市 場 では 思 惑 的 な 取 引 が 目 立 つようになります 特 に オプション 取 引 は 特 定 の 価 格 以 上 ( 以 下 )なら 価 値 を 持 つがそうでない 場 合 は 無 価 値 といった 性 質 があ ります 仮 に9500 円 の 日 経 平 均 コールオプションを 売 買 する 場 合 SQが9500 円 以 上 なのか9500 円 未 満 なの かで 大 きな 差 が 生 まれます そのため 株 価 が 節 目 に 近 いような 状 況 ではこれらを 意 識 した 売 買 が 現 物 市 場 先 物 市 場 に 流 れてくることが あります 要 するに 意 図 的 に 売 買 を 行 って 株 価 を 吊 り 上 げたり 下 げたりしようとする 注 文 がでてくるわけで す また 現 物 株 と 先 物 価 格 との 価 格 差 を 使 った 裁 定 取 引 についても 相 場 に 影 響 を 与 えます 時 に 先 高 感 がある 相 場 なのでは 先 物 価 格 > 現 物 価 格 となることがあります こうした 場 合 に 行 われるのが 裁 定 取 引 で 先 物 を 売 り 現 物 株 を 買 うという 手 段 をとる 場 合 があります この 先 物 売 り- 現 物 買 いの 差 を 裁 定 残 というわけですが この 裁 定 残 がSQ 間 際 になっても 解 消 されない 場 合 には 金 曜 日 の 寄 り 付 き 時 に 混 乱 がおこる 場 合 もあります 先 物 売 の 現 物 買 いのポジションを 持 っている 場 合 先 物 売 りのポジションはSQにおいて 自 動 執 行 されるた め 現 物 買 いのポジションもSQ 算 出 に 合 わせて 金 曜 日 の 寄 り 付 きで 処 分 する 必 要 があります そのため 裁 定 取 引 残 高 が 多 い 状 態 でSQを 迎 えると 金 曜 日 の 寄 り 付 きにまとまった 売 りが 出 てくることがあり ます SQの 日 の 寄 り 付 き 前 の 板 を 見 ると 気 配 値 がぶっ 飛 んでいることも 多 いです これはSQ 価 格 をかく 乱 させる 為 に 行 われているようです 最 も 寄 り 付 き 直 前 には 通 常 の 気 配 に 戻 りますので 一 喜 一 憂 しないようにしてくださ い 個 別 株 式 を 売 買 しているケースでもSQは 相 場 に 影 響 をあたえることがあります 先 物 取 引 やオプション 取 引 はしないから 無 関 係 というわけではないので どんなものなのか 理 解 することが 大 切 です 4.2 何 故 逆 張 りがいけないのか 先 物 は 必 ず 清 算 するまでの 期 限 があります 逆 張 りで 利 益 を 上 げるには 相 当 な 期 間 が 必 要 です 当 初 考 えて いた 見 込 むが 外 れれば 更 なる 期 間 が 必 要 です ( 塩 漬 け 期 間?) 現 物 株 ならば 利 益 が 出 るまで 気 長 に 待 つこ ともできますが( 売 らなければ 実 損 がないと 思 ているあなた 大 間 違 い! 戻 る 保 証 はありません ) 先 物 はで きません 従 い 順 張 りでなければいけないのです 以 上