外 交 政 策 上 の 特 記 事 項 等 中 国 の 安 定 した 発 展 は 東 アジアの 平 和 と 発 展 に 不 可 欠 中 国 の 改 革 開 放 政 策 により 両 国 間 の 経 済 関 係 は 拡 大 を 続 けており 2007 年 には 米 国 を 抜 き 現 在 まで 日 本 の 最 大 の 貿 易 相 手 国 となっている 中 国 の 環 境 問 題 及 び 感 染 症 等 は 我 が 国 にも 直 接 影 響 が 及 び 得 る 地 球 規 模 の 課 題 ODAは 日 中 関 係 の 健 全 な 発 展 に 必 要 な 両 国 国 民 間 の 相 互 理 解 交 流 の 増 進 ひいては 中 国 国 民 の 対 日 理 解 増 進 にも 資 する 円 借 款 については 2007 案 件 を 最 後 の 新 規 案 件 としている 日 中 関 係 全 般 を 踏 まえて 事 業 を 進 めていく 必 要 がある 援 助 重 点 分 野 開 発 課 題 環 境 問 題 など 地 球 規 模 の 問 題 に 対 処 するための 協 力 中 国 は 市 場 経 済 化 に 伴 い 急 速 な 経 済 成 長 を 遂 げてきたが 粗 放 型 の 経 済 開 発 からの 脱 却 が 遅 れており 環 境 の 悪 化 が 深 刻 なレベル( 二 酸 化 硫 黄 の 排 出 量 は 約 2200 万 トン COD 排 出 量 は1400 万 トン 弱 等 環 境 の 受 容 能 力 を 超 えている)に 達 している また 中 国 は 年 に 世 界 第 一 位 のエ ネルギー 消 費 国 となったが エネルギー 利 用 効 率 は 約 30 %と 低 い 水 準 にあり 環 境 悪 化 に 拍 車 をかけている しかし 環 境 保 護 対 策 への 取 り 組 み は 遅 れ 環 境 保 護 技 術 レベルも 未 だ 低 く 関 連 する 法 律 の 法 執 行 能 力 等 も 改 善 の 必 要 があると 考 えられる 中 国 政 府 は 2003 年 7 月 に 持 続 可 能 な 発 展 を 実 践 する 要 綱 として 中 国 の21 世 紀 始 めの 持 続 可 能 な 発 展 行 動 要 綱 を 策 定 し 同 要 綱 において 環 境 保 護 と 汚 染 防 止 及 び ( 環 境 管 理 を 含 めた) 能 力 建 設 を 重 点 分 野 と 位 置 付 けている また 2006 年 3 月 に 承 認 された 中 国 政 府 の 第 11 次 五 ヵ 年 計 画 (2006-)においても 融 資 税 制 財 政 を 通 じた 総 合 的 な 環 境 改 善 の 取 り 組 みを 掲 げる 等 一 連 の 環 境 対 策 を 打 ち 出 している しかし 急 速 な 工 業 化 都 市 化 経 済 活 動 の 活 発 化 により 依 然 として 環 境 負 荷 が 増 大 しており 環 境 管 理 体 制 の 整 備 や 対 策 技 術 の 確 立 が 追 いつい ていない 状 況 である 特 に 財 政 力 の 乏 しい 地 方 では 経 済 発 展 を 優 先 する 傾 向 が 続 いており 法 の 執 行 や 具 体 的 な 措 置 が 不 十 分 である また 住 民 参 加 や 情 報 公 開 については 重 要 課 題 として 認 識 されているものの 法 整 備 等 の 具 体 的 な 対 策 は 遅 れている 近 年 では 化 学 肥 料 や 農 薬 による 水 や 土 壌 の 汚 染 も 相 当 な 範 囲 に 広 がっていると 言 われているが 問 題 認 識 が 低 く 対 策 も 十 分 ではないと 考 え られる 我 が 国 は 環 境 保 全 についての 経 験 ノウハウ 技 術 を 駆 使 しながら 中 国 の 環 境 保 全 に 関 する 制 度 整 備 地 球 温 暖 化 対 策 や 気 候 変 動 対 策 等 の 地 球 規 模 の 環 境 問 題 対 策 および 黄 砂 や 酸 性 雨 等 の 国 境 を 超 える 環 境 問 題 対 策 を 支 援 をしていくこととする わが 国 にも 直 接 影 響 が 及 ぶ 広 域 的 な 環 境 問 題 への 対 策 環 境 保 全 省 エネにかかる 政 策 制 度 等 整 備 の 支 援 プログ ラム 中 国 における 資 源 節 約 型 環 境 保 全 型 社 会 の 実 現 に 向 けた 循 環 経 済 3R 気 候 変 動 対 策 省 エネ 対 策 及 び 国 内 外 に 深 刻 な 影 響 を 及 ぼす 環 境 汚 染 等 に 対 し 世 界 及 びアジア 地 域 の 持 続 可 能 な 発 展 も 視 野 に 政 策 技 術 面 の 支 援 を 行 う 循 環 型 経 済 推 進 プロジェクト 環 境 汚 染 健 康 損 害 賠 償 制 度 構 築 推 進 持 続 的 農 業 技 術 研 究 開 発 計 画 ( 第 2 期 - 環 境 に 優 しい 農 業 技 術 開 発 及 び 普 及 ) 8.80 3.89 天 津 市 環 境 管 理 能 力 向 上 プロジェクト 汚 水 処 理 場 グレードアップ 改 造 と 運 営 改 善 に 関 するプロジェクト 勘 定 技 術 支 援 都 市 廃 棄 物 循 環 利 用 推 進 プロジェクト 市 民 参 加 による 気 候 変 動 対 策 推 進 プロジェクト 環 境 大 気 におけるオゾン 汚 染 の 抑 制 技 術 研 修 プロジェクト 大 気 中 の 主 要 汚 染 物 質 総 量 抑 制 政 策 研 究 及 びコベネフィットモデ ルプロジェクト 勘 定 技 術 支 援 日 中 協 力 第 三 国 研 修 第 三 国 研 修 環 境 保 全 にかかる 政 策 制 度 等 整 備 の 支 援 関 連 課 題 別 研 修 山 東 省 泰 安 揚 水 発 電 所 建 設 計 画 180.00 山 西 省 西 龍 池 揚 水 発 電 所 建 設 計 画 232.41 環 境 モデル 都 市 計 画 ( 貴 陽 ) 62.66 環 境 モデル 都 市 計 画 ( 貴 陽 )(Ⅱ) 81.69 瀋 陽 環 境 整 備 計 画 (Ⅱ) 61.96 遼 寧 省 鞍 山 市 総 合 環 境 整 備 事 計 画 145.25 広 西 チワン 族 自 治 区 南 寧 市 水 環 境 整 備 計 画 121.15 湖 南 省 環 境 整 備 生 活 改 善 計 画 78.82 内 蒙 古 自 治 区 フフホト 市 水 環 境 整 備 計 画 97.47 陝 西 省 水 環 境 整 備 計 画 湖 南 省 長 沙 市 水 環 境 整 備 計 画 新 疆 ウイグル 自 治 区 伊 寧 市 環 境 整 備 計 画 272.64 199.64 64.62 内 蒙 古 自 治 区 包 頭 市 大 気 環 境 改 善 計 画 84.69
貴 州 省 貴 陽 市 水 環 境 整 備 計 画 121.40 貴 州 省 環 境 社 会 発 展 計 画 91.73 内 蒙 古 自 治 区 フフホト 市 大 気 環 境 改 善 計 画 74.00 雲 南 省 昆 明 市 水 環 境 整 備 計 画 127.00 吉 林 省 吉 林 市 環 境 整 備 計 画 97.11 黒 龍 江 省 ハルビン 市 水 環 境 整 備 計 画 73.98 広 西 チワン 族 自 治 区 玉 林 市 水 環 境 整 備 計 画 62.82 雲 南 省 昆 明 市 水 環 境 整 備 計 画 ( 第 二 期 ) 104.00 寧 夏 回 族 自 治 区 水 環 境 整 備 計 画 84.32 新 疆 ウイグル 自 治 区 地 方 都 市 環 境 整 備 計 画 ( 第 一 期 ) 129.98 四 川 省 地 方 都 市 水 環 境 整 備 計 画 63.00 安 徽 省 地 方 都 市 水 環 境 整 備 計 画 84.00 内 蒙 古 自 治 区 フフホト 市 大 気 環 境 改 善 計 画 ( 第 二 期 ) 63.00 甘 粛 省 蘭 州 市 大 気 環 境 改 善 計 画 新 疆 ウイグル 自 治 区 地 方 都 市 環 境 整 備 計 画 ( 第 二 期 ) 74.00 38.02 河 南 省 南 陽 市 環 境 整 備 計 画 115.00 湖 南 省 都 市 廃 棄 物 処 理 計 画 105.00 安 徽 省 都 市 廃 棄 物 処 理 計 画 68.00
開 発 課 題 生 態 系 の 維 持 回 復 森 林 の 保 全 造 成 対 中 国 事 業 展 開 計 画 中 国 の 生 態 環 境 は 気 候 的 要 因 人 為 的 な 要 因 等 により 脆 弱 な 状 況 にある 1990 年 代 には 長 江 大 洪 水 草 原 の 三 化 ( 草 地 退 化 砂 漠 化 アルカリ 化 ) 土 壌 流 出 生 物 多 様 性 の 減 少 といった 問 題 が 深 刻 化 し その 影 響 は 自 然 災 害 の 激 化 農 民 の 生 活 環 境 の 悪 化 黄 砂 といった 形 で 中 国 国 内 や 周 辺 国 にまで 及 んでいる 中 国 政 府 は1999 年 に 全 国 生 態 環 境 建 設 計 画 を 策 定 し 植 林 や 草 地 の 回 復 野 生 動 植 物 保 護 といった 対 策 により 2050 年 までに 森 林 被 覆 率 を 26% 草 原 の 三 化 を 全 面 的 に 回 復 自 然 動 植 物 保 護 区 の 増 設 によって 生 態 環 境 を 大 々 的 に 改 善 することを 目 標 としている 全 国 生 態 環 境 建 設 計 画 の 達 成 に 向 けた 事 業 戦 略 として 森 林 保 全 および 野 生 動 植 物 保 護 対 策 については 6 大 林 業 重 点 事 業 ( )(2001 年 制 定 )が 実 施 されており 10 年 間 で7000 億 元 ( 約 9.1 兆 円 )の 予 算 投 入 を 見 込 んでいる 6 大 林 業 重 点 事 業 は 順 調 に 実 施 され 成 果 をあげつつあるも のの 林 業 分 野 に 関 しては 県 レベル 林 業 関 係 者 の 技 術 管 理 能 力 地 域 住 民 への 普 及 優 良 種 苗 の 生 産 および 種 苗 供 給 システム 造 林 事 業 の 計 画 設 計 のための 予 算 確 保 他 部 門 との 調 整 等 に 課 題 が 存 在 する 野 生 動 植 物 保 護 分 野 に 関 しては 自 然 保 護 区 の 設 置 数 が 近 年 増 加 していること もあり 専 門 知 識 を 持 った 人 材 の 不 足 野 生 動 植 物 の 保 護 と 地 域 住 民 の 生 産 活 動 とのバランス 野 生 動 植 物 の 生 息 地 の 保 護 体 制 強 化 が 課 題 になっ ている 砂 漠 化 を 初 めとする 草 原 の 三 化 については 農 業 部 国 家 林 業 局 水 利 部 環 境 保 護 部 等 複 数 の 関 係 機 関 が 取 組 んでおり 退 牧 還 草 ( 禁 牧 や 休 牧 ) 退 耕 還 林 還 草 ( 耕 地 に 植 林 又 は 植 草 ) 全 国 牧 区 草 原 生 態 保 護 水 資 源 保 障 計 画 ( 飼 料 栽 培 のための 節 水 灌 漑 ) 砂 漠 化 防 止 条 約 に 基 づく 行 動 計 画 等 が 実 施 されている しかしながら 生 態 環 境 の 保 全 と 農 民 の 生 計 向 上 の 両 立 各 部 門 間 の 連 携 節 水 灌 漑 のための 技 術 不 足 等 に 課 題 が 存 在 する ( ) 次 の6つの 事 業 の 総 称 1 天 然 林 資 源 保 護 事 業 2 三 北 及 び 長 江 流 域 等 防 護 林 システム 建 設 事 業 3 退 耕 還 林 事 業 4 北 京 天 津 風 砂 源 整 備 事 業 5 野 生 動 植 物 保 護 及 び 自 然 保 護 区 建 設 事 業 6 重 点 地 域 早 生 多 収 穫 用 材 林 基 地 建 設 事 業 ) 本 件 課 題 については これまで 造 林 事 業 乾 燥 地 における 生 態 環 境 保 全 関 連 の 協 力 を 行 っている 植 林 や 持 続 的 森 林 経 営 砂 漠 化 進 行 の 減 速 化 自 然 環 境 と 住 民 の 共 生 に 貢 献 するため 中 国 の 林 権 改 革 人 と トキとの 共 生 をテーマとするような 具 体 的 な 自 然 保 護 区 の 管 理 また 草 原 の 退 化 の 防 止 および 回 復 等 への 政 策 技 術 面 の 支 援 を 実 施 していくこととする 森 林 自 然 環 境 の 保 全 プログ ラム 造 林 事 業 野 生 動 植 物 保 護 事 業 を 中 心 として 中 国 において 深 刻 な 土 壌 の 流 出 砂 漠 化 の 防 止 に 向 けた 森 林 資 源 の 保 全 対 策 及 び 希 少 生 物 保 護 に 係 る 支 援 を 行 う また 自 然 環 境 保 全 事 業 と 住 民 の 生 計 生 産 活 動 を 両 立 させるための 支 援 を 実 施 す る 西 部 地 区 林 業 人 材 育 成 プロジェクト 人 とトキが 共 生 できる 地 域 環 境 づくりプロジェクト 黄 土 高 原 林 業 新 技 術 推 進 普 及 プロジェクト 4.70 4.50 勘 定 技 術 支 援 森 林 自 然 環 境 の 保 全 関 連 課 題 別 研 修 5 件 甘 粛 省 植 林 植 草 計 画 124.00 内 蒙 古 自 治 区 植 林 植 草 計 画 150.00 江 西 省 植 林 計 画 75.07 湖 北 省 植 林 計 画 75.36 四 川 省 生 態 環 境 整 備 計 画 65.03 河 南 省 植 林 計 画 74.34 吉 林 省 松 花 江 流 域 生 態 環 境 整 備 計 画 95.00 青 海 省 生 態 環 境 整 備 計 画 63.00 乾 燥 地 における 生 態 環 境 の 保 全 プログラム 退 牧 還 草 ( 放 牧 の 規 制 )や 退 耕 還 草 ( 耕 地 を 牧 草 に 転 換 )などの 政 策 に 基 づき 中 国 東 北 から 西 部 に 広 がる 乾 燥 地 帯 や 半 乾 燥 地 帯 における 草 原 の 退 化 の 防 止 及 び 回 復 について 住 民 の 生 計 維 持 を 図 りつつ 実 施 するための 支 援 を 行 う 山 西 省 雁 門 関 地 区 生 態 環 境 回 復 及 び 貧 困 緩 和 プロジェクト 新 疆 天 然 草 地 生 態 保 護 と 牧 畜 民 定 住 プロジェクト 草 原 における 環 境 保 全 型 節 水 灌 漑 モデル 事 業 3.80 3.90 3.80 乾 燥 地 における 生 態 環 境 の 保 全 関 連 課 題 別 研 修
開 発 課 題 水 資 源 の 持 続 可 能 な 利 用 対 中 国 事 業 展 開 計 画 中 国 においては 目 覚 しい 経 済 成 長 に 伴 い 水 問 題 が 深 刻 化 している 人 口 増 加 急 速 な 工 業 化 都 市 化 により 黄 河 の 断 水 に 象 徴 される 水 不 足 や 水 紛 争 水 質 汚 染 等 が 問 題 となっている 中 国 の 水 資 源 総 量 は2 兆 8000 億 m3であるが 一 人 あたりの 水 資 源 量 は 約 2100m3であり 世 界 平 均 の4 分 の1にすぎない また 水 資 源 分 布 の 地 域 的 偏 りがはげしく 南 部 4 大 流 域 ( 長 江 珠 江 東 南 諸 川 西 南 諸 川 )の 水 資 源 総 量 の 全 国 に 占 める 割 合 は81.0%であるが 北 部 の6 大 流 域 ( 松 花 江 遼 河 海 河 黄 河 准 河 西 北 諸 川 )の 水 資 源 総 量 の 全 国 に 占 める 割 合 は19.0%にすぎない その 結 果 北 部 地 域 では 水 不 足 が 深 刻 な 問 題 となっていると 同 時 に 南 部 地 域 では 洪 水 被 害 に 遭 遇 しているという 状 況 が 生 じている 更 に 将 来 に 渡 っては 気 候 変 動 の 影 響 により 北 部 地 域 では 更 に 降 水 量 が 減 少 する 一 方 で 南 部 地 域 では 集 中 豪 雨 が 増 加 し 問 題 がより 深 刻 になることが 予 測 されている こうした 状 況 を 踏 まえ 中 国 政 府 の 国 家 開 発 計 画 第 11 次 五 カ 年 計 画 (2006-)では 治 水 の 考 え 方 を 見 直 し 単 なる 洪 水 の 抑 制 から 洪 水 の 管 理 雨 水 資 源 の 科 学 的 利 用 に 転 換 し 水 資 源 の 開 発 利 用 重 視 から 水 資 源 の 節 約 保 護 最 適 配 分 に 転 換 する 等 の 水 資 源 の 統 一 管 理 を 強 化 する との 方 針 が 打 ち 出 されている 国 家 水 利 部 は 水 利 発 展 第 11 次 五 ヵ 年 計 画 等 において 1 洪 水 管 理 2 節 水 型 社 会 の 構 築 3 水 資 源 の 開 発 利 用 と 合 理 的 配 分 4 農 村 水 利 の 整 備 5 土 壌 保 全 と 水 資 源 保 護 を 重 点 項 目 としてあげている また 法 律 や 実 施 細 則 等 の 制 定 改 正 が 進 められており 水 法 (2002 年 11 月 ) 取 水 許 可 および 水 資 源 費 徴 収 管 理 条 例 (2006 年 4 月 ) 等 は 既 に 改 正 施 行 されており その 他 水 利 権 譲 渡 に 関 する 条 例 節 水 条 例 などの 法 規 の 制 定 作 業 が 進 められている 節 水 型 社 会 の 実 現 に 向 けた 節 水 技 術 や 啓 発 水 資 源 の 合 理 的 配 分 農 村 水 利 の 整 備 河 川 や 湖 沼 の 水 環 境 管 理 上 下 水 道 の 管 理 など 中 国 の 深 刻 な 水 問 題 に 対 し 支 援 を 行 うこととする 特 に 我 が 国 が 優 れた 技 術 経 験 を 有 する 1 統 合 水 資 源 管 理 2 洪 水 予 防 警 報 避 難 等 の 非 構 造 物 (ソフト) 水 害 対 策 3 土 砂 災 害 対 策 4 ダムや 農 村 給 水 等 の 施 設 マネジメント 5 水 汚 染 対 策 を 重 点 対 象 とする 水 資 源 の 管 理 強 化 プログラム 水 資 源 の 統 合 的 管 理 の 観 点 から 節 水 型 社 会 の 実 現 に 向 けた 節 水 技 術 や 啓 発 水 資 源 の 合 理 的 配 分 農 村 水 利 の 整 備 河 川 や 湖 沼 の 水 環 境 管 理 上 下 水 道 の 管 理 など 中 国 の 深 刻 な 水 問 題 に 対 し 協 力 を 行 う 節 水 型 社 会 構 築 モデルプロジェクト ダム 運 用 管 理 能 力 向 上 プロジェクト 西 安 市 黒 河 引 水 系 統 生 態 環 境 保 護 と 改 善 プロジェクト 3.89 3.90 勘 定 技 術 支 援 水 資 源 の 管 理 強 化 関 連 課 題 別 研 修 湖 南 省 都 市 洪 水 対 策 改 善 計 画 240.00 湖 北 省 都 市 洪 水 対 策 改 善 計 画 130.00 江 西 省 都 市 洪 水 対 策 改 善 計 画 110.00
開 発 課 題 感 染 症 対 策 対 中 国 事 業 展 開 計 画 2002 年 11 月 に 広 東 省 で 最 初 の 患 者 が 確 認 された 重 症 急 性 呼 吸 器 症 候 群 (SARS)をはじめ HIV/AIDS ワクチン 予 防 可 能 感 染 症 ( 結 核 ポリオ 麻 疹 肝 炎 日 本 脳 炎 等 ) 等 の 感 染 症 に 関 し その 予 防 と 感 染 拡 大 の 抑 制 が 急 務 となっている HIV/AIDSについては 年 10 月 時 点 中 国 のHIV 感 染 者 数 は74 万 人 に 上 ると 推 定 されており そのうち エイズ 患 者 は 約 10 万 人 が 報 告 されてい る また 特 に 貧 困 地 域 における 結 核 の 蔓 延 も 依 然 として 深 刻 であり その 抑 制 は HIV/AIDSの 抑 制 とともに 中 国 のMDGsの 中 で 達 成 が 危 ぶまれる 項 目 として 指 摘 されている ワクチン 予 防 可 能 感 染 症 について ポリオは 2000 年 にWHO 西 太 平 洋 地 域 事 務 局 により 根 絶 が 宣 言 されたものの 周 辺 国 からの 野 生 株 ウィルス 流 入 の 危 険 にさらされるなど 新 たな 課 題 にも 直 面 しており その 他 B 型 肝 炎 の 蔓 延 や 麻 疹 のアウトブレークなど 課 題 が 多 い また 社 会 経 済 の 発 展 や 西 部 地 区 の 大 開 発 等 により 交 通 が 発 達 し 流 動 人 口 が 増 大 しつつある 現 在 感 染 症 の 流 行 範 囲 は 拡 大 し 中 国 国 内 での 伝 播 速 度 も 加 速 している 更 に 物 流 の 国 際 化 や 人 口 移 動 の 活 性 化 による 感 染 症 のグローバル 化 が 同 時 に 懸 念 されることからも 中 国 における 感 染 症 対 策 は 国 際 社 会 特 に 隣 国 の 我 が 国 にとっても 重 要 な 課 題 である 中 国 政 府 は このような 状 況 に 対 し 2004 年 8 月 に 中 国 伝 染 病 防 治 法 を 改 正 し 感 染 症 発 生 時 の 報 告 や 治 療 に 際 しての 中 央 政 府 地 方 政 府 医 療 機 関 の 役 割 を 明 確 化 するなど 有 効 な 予 防 診 断 治 療 のためのシステムの 確 立 を 目 指 している また 近 年 では 医 薬 衛 生 体 制 改 革 を 進 めて おり 年 3 月 に 公 布 された 同 改 革 に 関 する 当 面 の 重 点 実 施 方 案 (~ 年 )の 通 知 では 1 基 本 医 療 保 障 制 度 の 建 設 の 推 進 2 国 家 基 本 薬 物 制 度 の 基 礎 の 建 設 3 基 層 ( 末 端 ) 医 療 衛 生 サービスシステムの 健 全 化 4 基 本 公 衆 衛 生 サービスの 均 等 化 の 段 階 的 促 進 5 公 立 病 院 改 革 モデ ルの 推 進 という5つの 柱 を 設 定 している 改 革 開 放 以 降 の 先 富 的 な 開 発 政 策 により 医 療 公 衆 衛 生 分 野 に 関 しても 人 材 技 術 の 開 発 が 一 定 程 度 進 んだものの 国 内 における 大 きな 格 差 が 顕 在 化 していることから 医 療 保 障 や 公 衆 衛 生 体 制 病 院 薬 品 供 給 の 体 制 を 改 善 し 全 ての 住 民 が 平 等 に 医 療 公 衆 衛 生 サービスを 享 受 できるよう 保 健 システムの 改 善 強 化 を 進 めていくことが 課 題 となっている SARS 鳥 及 び 新 型 インフルエンザ 等 のグローバルな 感 染 症 対 策 のため 我 が 国 の 高 度 な 保 健 医 療 技 術 に 基 づ く 経 験 を 生 かしつつ 感 染 症 の 発 生 動 向 を 把 握 し 対 応 するためのサーベイランス 及 び 予 防 コントロールの 能 力 体 制 の 強 化 に 資 する 支 援 を 実 施 していくこととする 感 染 症 対 策 プログラム 感 染 症 の 発 生 動 向 を 把 握 し 対 応 するための サーベイランス 能 力 体 制 の 強 化 を 目 指 す また 感 染 症 の 予 防 コントロールの 能 力 体 制 の 強 化 を 目 指 す 特 に 中 西 部 農 村 地 域 では 医 療 格 差 が 著 しく 感 染 症 アウトブレイクへの 適 時 適 切 な 対 応 感 染 症 等 疾 病 の 早 期 発 見 早 期 対 応 を 困 難 に しているため 中 西 部 農 村 地 域 を 中 心 とする 保 健 システムの 強 化 を 念 頭 において 協 力 を 展 開 し 公 衆 衛 生 サービスの 改 善 を 通 して 感 染 症 対 策 を 推 進 する さらに 中 央 レベルでの 政 策 策 定 実 施 管 理 に 資 する 能 力 強 化 を 並 行 して 進 め 日 中 間 の 感 染 症 対 策 分 野 の 情 報 交 換 のためのパイプを 形 成 する ワクチン 予 防 可 能 感 染 症 のサーベイランス 及 びコントロールプロ ジェクト 国 家 級 公 衆 衛 生 政 策 計 画 管 理 プロジェクト 地 域 公 衆 衛 生 サービス 提 供 能 力 及 び 感 染 症 対 策 能 力 強 化 プロジェ クト 家 庭 保 健 を 通 じた 感 染 症 予 防 等 健 康 教 育 強 化 プロジェクト 衛 生 技 術 プロジェクト 感 染 症 対 策 関 連 課 題 別 研 修 5.80 勘 定 技 術 支 援 勘 定 技 術 支 援 勘 定 技 術 支 援 公 衆 衛 生 基 礎 施 設 整 備 計 画 262.18
援 助 重 点 分 野 開 発 課 題 経 済 秩 序 の 維 持 経 済 関 連 法 令 の 整 備 等 改 革 開 放 支 援 中 国 では 2001 年 のWTO 加 盟 を 機 に 内 外 差 別 の 廃 止 透 明 性 の 向 上 法 規 則 間 の 矛 盾 の 是 正 公 平 な 競 争 環 境 の 確 保 などのため WTO 各 協 定 の 国 内 法 化 と 既 存 法 の 改 正 作 業 を 進 めている 最 近 では 企 業 法 改 正 (2005 年 8 月 ) 証 券 法 改 正 (2005 年 8 月 ) 破 産 法 制 定 (2006 年 8 月 ) 物 権 法 制 定 (2007 年 3 月 ) 独 占 禁 止 法 制 定 (2007 年 8 月 )が 行 われ 基 本 的 には 国 際 ルールに 整 合 的 な 民 商 法 経 済 法 分 野 の 法 制 度 が 整 いつつある 今 後 はこうした 法 制 度 の 運 用 面 の 強 化 が 必 要 となっており 条 例 規 則 類 の 整 備 市 場 環 境 の 変 化 や 民 間 部 門 の 成 長 に 即 した 機 動 的 な 立 法 法 改 正 そして 法 運 用 を 担 う 人 材 の 育 成 などが 不 可 欠 である 我 が 国 は 中 国 の 市 場 経 済 化 加 速 への 努 力 を 支 援 し 中 国 経 済 の 国 際 経 済 との 関 わりを 一 層 強 化 するよう 促 すとともに 市 場 経 済 化 の 担 い 手 である 民 間 の 活 動 を 活 発 化 させるために 企 業 法 や 独 占 禁 止 法 など 経 済 活 動 を 律 する 法 制 度 不 法 行 為 法 や 民 事 訴 訟 法 などの 基 本 法 に 関 する 分 野 で 立 法 協 力 を 行 ってきた これらの 支 援 は 我 が 国 企 業 が 中 国 において 円 滑 に 企 業 活 動 を 展 開 し 民 間 主 体 で 日 中 経 済 関 係 が 拡 大 発 展 するよう 環 境 を 整 備 することにも 大 きく 貢 献 しており 中 国 側 からも 高 い 評 価 を 得 ている 中 国 における 経 済 関 連 法 制 度 の 執 行 運 用 における 予 測 性 信 頼 性 の 向 上 は 市 場 参 加 者 の 投 資 貿 易 を 促 進 する 点 で 中 国 自 身 の 利 益 となるの はもちろん 我 が 国 企 業 進 出 支 援 及 び 既 進 出 企 業 の 円 滑 な 事 業 活 動 支 援 にも 資 する 我 が 国 は これまでの 支 援 が 効 果 を 上 げつつある 競 争 法 金 融 関 連 法 等 の 経 済 法 分 野 及 び 民 事 訴 訟 法 をは じめとする 民 事 関 連 法 分 野 を 中 心 に 立 法 および 立 法 後 の 執 行 運 用 に 対 する 協 力 を 継 続 する 加 えて 中 国 の 国 際 経 済 との 一 体 化 および 日 中 経 済 関 係 の 深 化 を 促 進 する 分 野 ( 国 際 課 税 分 野 など)に 力 点 をおいて 行 政 官 の 育 成 に 協 力 する 健 全 な 市 場 経 済 化 の 推 進 に 向 けた 政 府 の 能 力 強 化 プログラ ム 会 社 法 独 占 禁 止 法 などの 経 済 活 動 のための 基 本 ルールの 整 備 のほか 政 府 による 制 度 の 適 切 な 運 用 のための 人 材 育 成 など 中 国 において 公 正 か つ 健 全 な 市 場 経 済 化 を 実 現 するために 不 可 欠 な 経 済 ソフトインフラの 整 備 の 支 援 を 行 う 資 本 市 場 法 整 備 民 事 訴 訟 法 仲 裁 法 改 善 プロジェクト 民 事 訴 訟 法 および 民 事 関 連 法 個 別 専 門 家 民 事 訴 訟 法 および 民 事 関 連 法 税 務 行 政 管 理 プロジェクト 知 的 財 産 権 保 護 プロジェクト 国 際 産 業 連 関 表 作 成 による 統 計 整 備 プロジェクト 健 全 な 市 場 経 済 化 の 推 進 に 向 けた 政 府 の 能 力 強 化 関 連 課 題 別 研 修
開 発 課 題 対 中 国 事 業 展 開 計 画 経 済 格 差 の 拡 大 の 背 景 には 戸 籍 制 度 上 都 市 と 区 別 され 政 治 経 済 社 会 のあらゆる 面 で 権 利 を 制 限 されてきた 地 方 の 農 村 や 農 民 の 問 題 があ る この 都 市 - 農 村 の 差 別 的 二 重 構 造 を 解 消 するために 中 国 政 府 は 現 在 農 民 負 担 の 軽 減 や 組 織 化 農 村 における 民 主 化 社 会 保 障 における 格 差 の 解 消 などの 制 度 面 の 改 革 に 乗 り 出 しており 2006 年 には 新 農 村 建 設 政 策 が 打 ち 出 された このような 取 り 組 みにより 都 市 と 地 方 農 村 部 の 間 の 制 度 的 な 格 差 が 解 消 されるとともに 農 村 が 民 主 的 に 運 営 されるような 自 治 的 機 能 などのガバナンスの 確 立 が 求 められている また 計 画 経 済 から 市 場 経 済 への 移 行 に 伴 い もともと 社 会 主 義 公 有 制 度 をベースに 確 立 された 伝 統 的 な 社 会 保 障 制 度 が 人 民 公 社 の 解 体 と 国 有 企 業 改 革 のリストラ さらにこれらに 伴 う 人 口 の 流 動 化 等 により 崩 壊 したにもかかわらず 市 場 経 済 に 適 応 する 社 会 保 障 制 度 の 整 備 が 立 ち 遅 れ 社 会 保 障 や 地 域 保 健 等 の 公 共 サービスにアクセスが 困 難 なグループが 増 大 し 社 会 の 安 定 と 公 平 を 脅 かしかねない 要 因 となっている そこで 関 連 する 人 材 育 成 及 び 制 度 整 備 を 通 して 公 共 サービスを 公 平 かつ 効 率 的 に 住 民 へ 提 供 するための 行 政 機 能 の 向 上 が 求 められている 中 国 政 府 は 急 速 な 経 済 成 長 の 成 果 を 全 国 的 に 均 衡 のとれた 社 会 の 実 現 にうまく 結 び 付 けた 日 本 の 経 験 に 強 い 関 心 を 寄 せている 中 国 が 民 主 的 な 法 治 国 家 を 実 現 し 公 正 かつ 透 明 性 の 高 い 社 会 の 実 現 を 図 るため 立 法 面 の 協 力 および 税 務 制 司 法 警 察 監 察 等 の 公 権 力 に 係 る 制 度 整 備 及 び 政 府 の 人 材 育 成 の 支 援 を 行 う また 中 国 における 地 域 格 差 の 解 消 とバランスのとれた 発 展 のため 特 に 中 国 の 制 度 政 策 面 の 改 革 及 び 深 刻 な 都 市 農 村 の 格 差 是 正 に 向 けた 取 り 組 みを 支 援 する 特 に 中 国 で 社 会 保 障 関 連 制 度 が 整 備 されることは 中 国 の 安 定 に 資 するの みならず 我 が 国 企 業 と 中 国 企 業 との 公 正 な 競 争 の 実 現 にも 資 するため 引 き 続 き 案 件 形 成 を 図 っていくことと する 地 域 におけるガバナンスを 強 化 し 地 域 社 会 が 民 主 的 に 運 営 されるよう 行 政 能 力 の 向 上 を 図 る さらに 国 有 企 業 改 革 等 の 市 場 経 済 化 や 人 口 の 流 動 化 に 対 応 できておらず 経 済 の 格 差 が 広 まる 中 問 題 が 顕 著 になって きている 社 会 保 障 制 度 や 地 域 保 健 等 について その 制 度 整 備 改 善 人 材 育 成 を 図 る 健 全 な 社 会 発 展 の 実 現 中 央 におけるガバナンスの 強 化 プログラム 中 国 が 民 主 的 な 法 治 国 家 を 実 現 し 公 正 かつ 透 明 性 の 高 い 社 会 の 実 現 を 図 るため 財 政 税 務 司 法 警 察 制 度 等 の 公 権 力 及 び 中 央 政 府 の 行 政 能 力 の 向 上 に 係 る 制 度 整 備 及 び 人 材 育 成 の 支 援 を 行 う また 国 有 企 業 改 革 等 の 市 場 経 済 化 の 進 展 や 農 村 から 都 市 への 人 口 の 流 動 化 に 伴 い 経 済 の 格 差 が 広 まる 中 問 題 が 顕 著 になってきている 社 会 保 障 制 度 や 保 健 医 療 システム 等 について 制 度 整 備 改 善 人 材 育 成 を 図 る 財 政 税 制 立 法 執 行 研 修 行 政 管 理 分 野 腐 敗 予 防 行 政 監 督 研 修 司 法 研 修 制 度 犯 罪 防 止 及 び 刑 事 司 法 研 修 公 安 捜 査 幹 部 安 全 生 産 科 学 技 術 能 力 強 化 計 画 3.90 職 業 衛 生 科 学 技 術 能 力 強 化 計 画 プロジェクト 食 品 安 全 管 理 体 制 強 化 プロジェクト 地 域 におけるガバナンスの 強 化 プログラム 中 国 における 地 域 間 格 差 の 解 消 とバランスのと れた 発 展 のため 特 に 中 国 の 制 度 政 策 面 の 改 革 及 び 深 刻 な 都 市 農 村 の 格 差 是 正 に 向 けた 取 り 組 みを 支 援 する 地 域 におけるガバナンスを 強 化 し 地 域 社 会 が 民 主 的 に 運 営 されるよう 行 政 能 力 の 向 上 を 図 る 中 央 におけるガバナンスの 強 化 関 連 課 題 別 研 修 四 川 省 涼 山 州 金 沙 江 流 域 生 態 環 境 保 全 総 合 開 発 モデルプロジェク ト 中 西 部 地 区 リハビリテーション 人 材 養 成 プロジェクト 4.80 西 部 地 域 行 政 官 研 修 プロジェクト 4.50 高 速 道 橋 梁 の 耐 久 性 及 び 改 造 技 術 の 向 上 プロジェクト 勘 定 技 術 支 援 その 他 地 域 におけるガバナンスの 強 化 関 連 課 題 別 研 修 放 送 施 設 整 備 計 画 202.02
援 助 重 点 分 野 開 発 課 題 相 互 理 解 の 増 進 相 互 理 解 の 増 進 種 々の 要 因 から 両 国 国 民 間 の 相 互 理 解 と 信 頼 醸 成 は 十 分 と 言 えない 状 況 にある 両 国 国 民 間 の 相 互 理 解 の 促 進 は 両 国 間 の 長 期 にわたる 良 好 な 関 係 の 基 礎 をな 青 年 研 修 事 業 草 の 根 技 術 協 力 事 業 ボランティア 事 業 等 を 通 じ 研 修 員 と 派 遣 対 象 者 のみならず 双 方 の 受 入 関 係 者 すものである 中 国 人 の 対 日 観 の 改 善 については 中 国 自 身 による 具 体 的 努 力 が 極 めて 重 要 であるが 同 時 に 日 本 側 から 主 体 的 に 働 きかけ 中 国 人 が 実 際 に 日 本 及 びその 周 辺 の 関 係 者 が 相 手 国 の 実 情 を 知 り 相 手 国 民 への 理 解 を 深 めるようにする また 地 方 農 村 部 に 対 する 貧 困 人 や 日 本 文 化 に 触 れる 機 会 を 増 加 させることも 両 国 国 民 間 の 相 互 理 解 の 促 進 にとり 有 効 な 手 段 となる 問 題 に 対 する 国 民 参 加 型 協 力 を 推 進 する 人 材 育 成 支 援 無 償 長 期 研 修 員 等 の 留 学 生 事 業 を 通 じて 中 国 の 行 政 部 門 及 び 経 済 交 流 の 面 では 2001 年 12 月 の 中 国 のWTO 正 式 加 盟 後 中 国 の 投 資 環 境 の 改 善 が 進 むのに 伴 い 外 国 企 業 による 対 中 国 直 接 投 資 額 は 2002 年 より 毎 年 500 知 的 エリート 層 における 知 日 親 日 派 の 増 加 を 目 指 す 中 央 党 校 研 修 員 の 訪 日 研 修 により 政 治 的 指 導 層 の 知 日 派 の 拡 大 億 米 ドル 以 上 というペースで 拡 大 し 続 けている こうした 中 中 国 に 拠 点 を 有 する 進 出 日 系 企 業 にとっての 問 題 であると 同 時 に 対 中 貿 易 投 資 促 進 の 障 害 のひとつと を 図 る 内 陸 部 の 地 方 人 材 およびビジネス 分 野 における 人 材 育 成 を 強 化 し 日 中 の 交 流 に 資 する なっているのが 専 門 知 識 と 高 度 な 日 本 語 の 語 学 能 力 を 持 つ 人 材 の 不 足 である かかる 状 況 を 踏 まえ わが 国 は 中 国 東 北 部 有 数 の 国 際 商 業 都 市 である 大 連 市 に ビジネスでも 通 用 する 日 本 語 能 力 と 専 門 分 野 ( 経 営 管 理 生 産 管 理 IT 等 )の 能 力 とを 兼 ね 備 えた 人 材 を 育 成 する 日 中 友 好 大 連 人 材 育 成 センター ( 以 下 セン ター)に 対 する 無 償 資 金 協 力 および 技 術 協 力 を 行 ってきた 我 が 国 はこれまでも 次 代 のリーダーとなる 人 たち さらにはより 広 く 一 般 の 中 国 人 に 対 して 日 本 人 と 交 流 し また 現 在 の 日 本 や 日 本 文 化 を 学 ぶ 機 会 を 提 供 する ことに 積 極 的 にODAを 用 いてきた 今 後 は 民 間 とも 協 力 しつつ 専 門 家 派 遣 や 研 修 員 受 入 れ 留 学 生 支 援 青 年 研 修 や 文 化 交 流 に 力 を 入 れ 日 本 研 究 の 促 進 や 日 中 共 同 研 究 を 含 む 学 術 交 流 大 学 間 交 流 などを 通 じて 相 互 理 解 の 増 進 に 資 する 人 材 の 育 成 に 従 来 以 上 に 努 力 することが 必 要 となる また 中 国 の 優 秀 な 若 者 の 米 欧 への 留 学 指 向 が 強 い 中 留 学 生 事 業 の 充 実 や 在 日 留 学 生 支 援 など 人 的 交 流 を 更 に 効 果 的 に 進 めていくことができるようODAを 通 じ 留 学 生 受 け 入 れの 環 境 整 備 を 含 めた 支 援 を 進 めることも 肝 要 である 両 国 の 重 層 的 な 交 流 支 援 プログラム 青 年 研 修 事 業 草 の 根 技 術 協 力 事 業 ボランティア 事 業 等 を 通 じ 研 修 員 と 派 遣 対 象 者 のみならず 双 方 の 受 官 民 連 携 によるビジネス 人 材 育 成 入 関 係 者 及 びその 周 辺 の 関 係 者 が 相 手 国 の 実 情 を 知 り 相 手 国 民 への 理 解 を 深 めるようにする また 地 方 農 青 年 指 導 幹 部 視 察 研 修 村 部 に 対 する 貧 困 問 題 に 対 する 国 民 参 加 型 協 力 を 推 進 する 両 国 民 の 交 流 支 援 関 連 課 題 別 研 修 青 年 研 修 ボランティア 事 業 (JOCV) JOCV ボランティア 事 業 (SV) 草 の 根 技 術 協 力 SV 草 の 根 技 協 人 材 育 成 奨 学 計 画 無 償 4.92 人 材 育 成 計 画 147.00 内 陸 部 人 材 育 成 計 画 ( 地 域 活 性 化 交 流 市 場 ルール 強 化 環 境 保 全 ) 257.04 四 川 大 学 日 本 語 学 習 機 材 整 備 計 画 一 般 文 化 0.27 大 連 外 国 語 学 院 日 本 語 学 習 機 材 整 備 計 画 一 般 文 化 0.37 草 の 根 文 化 無 償 1 件 草 の 根 文 化 0.09 草 の 根 人 間 の 安 全 保 障 無 償 8880 件 草 の 根 6.88
援 助 重 点 分 野 特 別 課 題 四 川 省 大 地 震 復 興 支 援 四 川 省 大 地 震 復 興 支 援 2008 年 5 月 12 日 に 発 生 した 四 川 大 地 震 は 四 川 省 などで 死 者 6 万 9207 人 倒 壊 した 住 宅 約 450 万 戸 1000 万 人 が 住 宅 を 失 うなど 甚 大 な 被 害 をもた らした 中 国 政 府 は 同 年 6 月 より 国 家 発 展 改 革 委 員 会 ( 四 川 大 地 震 再 建 計 画 グループ)が 復 興 計 画 の 全 体 計 画 の 策 定 を 行 っており また 国 務 院 が 復 興 の 方 針 仮 説 住 宅 等 の 設 置 方 法 災 害 状 況 の 調 査 判 定 復 興 再 建 プランの 編 成 主 体 原 則 プロセス 等 を 明 確 にした 汶 川 地 震 復 興 再 建 条 例 を 作 成 している このような 中 国 の 状 況 を 受 け 日 本 政 府 は 四 川 大 地 震 からの 復 興 支 援 を 検 討 すべく 2008 年 7 月 上 旬 に 政 府 ミッションを 中 国 に 派 遣 した この 政 府 ミッションの 成 果 を 踏 まえ 同 年 7 月 9 日 に 開 催 された 日 中 首 脳 会 談 において 四 川 大 地 震 復 興 について 日 中 間 の 協 力 を 推 進 していくことが 確 認 された 具 体 的 には 日 本 側 から 阪 神 淡 路 大 震 災 の 復 興 計 画 を 参 考 にした 一 つの 全 体 計 画 と5つの 柱 (1 健 康 福 祉 2 社 会 文 化 3 産 業 雇 用 4 防 災 5まちづくり)の 下 で 震 災 復 興 の 経 験 知 識 技 術 等 ソフト 面 での 協 力 を 重 点 とする 支 援 プロジェクトを 提 示 し 中 国 側 か ら 約 50 項 目 について 協 力 要 請 があった 右 を 受 け 日 本 側 関 係 省 庁 等 で これらの 要 請 に 対 応 していくこととしている 2008 年 5 月 に 発 生 した 四 川 省 大 地 震 の 復 興 支 援 については 同 年 7 月 の 日 中 首 脳 会 談 において 事 前 に 派 遣 さ れた 政 府 ミッションと 中 国 関 係 部 局 との 協 議 の 結 果 も 踏 まえ 日 中 間 で 推 進 していくことで 一 致 しており 中 国 側 の 自 助 努 力 による 復 興 状 況 を 見 据 えながら 合 意 内 容 に 則 した 支 援 を 実 施 していくこととする 四 川 省 大 地 震 復 興 支 援 プログラム 四 川 省 大 地 震 の 復 興 防 災 に 資 する 案 件 の 形 成 実 施 に 努 める 日 中 協 力 地 震 緊 急 救 援 強 化 計 画 プロジェクト 3.60 耐 震 建 築 技 術 者 人 材 育 成 プロジェクト 4.20 四 川 大 地 震 復 興 支 援 -こころのケア 人 材 育 成 プロジェクト 3.30 四 川 省 震 災 後 森 林 植 生 復 旧 計 画 プロジェクト 6.00 四 川 省 大 地 震 復 興 支 援 関 連 課 題 別 研 修 凡 例 協 準 (= 全 ての 協 力 準 備 調 査 ) (= 技 術 協 力 プロジェクト) 開 発 計 画 (= 開 発 計 画 調 査 型 技 術 協 力 及 び 従 来 の 開 発 調 査 ) 個 別 専 門 家 個 別 機 材 (= 課 題 別 研 修 地 域 別 研 修 及 び 青 年 研 修 ) JOCV (= 青 年 海 外 協 力 隊 ) SV (=シニアボランティア) 草 の 根 技 協 (= 草 の 根 技 術 協 力 ) 第 三 国 専 門 家 第 三 国 研 修 科 学 技 術 (= 科 学 技 術 協 力 ) 省 技 協 (= 外 務 省 JICA 以 外 の 省 庁 及 び 独 立 行 政 法 人 等 が 実 施 している 技 術 協 力 ) 無 償 (= 以 下 に 特 記 するものを 除 く 全 ての 無 償 資 金 協 力 ) ノンプロ (=ノン プロジェクト 無 償 ) 草 の 根 (= 草 の 根 人 間 の 安 全 保 障 無 償 ) 日 本 NGO (= 日 本 NGO 連 携 無 償 ) 一 般 文 化 (= 一 般 文 化 無 償 ) 草 の 根 文 化 (= 草 の 根 文 化 無 償 ) 草 の 根 技 協 (= 草 の 根 技 術 協 力 ) (= 円 借 款 ) マルチ (= 国 際 機 関 等 を 通 じた 多 国 間 協 力 )