( 管 理 者 の 責 務 ) 第 5 条 管 理 者 ( 教 育 委 員 会 の 管 理 職 をいう )は, 前 2 条 の 趣 旨 を 踏 まえ, 障 害 を 理 由 とす る 差 別 の 解 消 を 推 進 するため, 次 に 掲 げる 事 項 を 実 施 しなければならない (1) 日 常



Similar documents
Taro-28要01 センターにおける障

二 障 害 者 等 から 不 当 な 差 別 的 取 扱 い 合 理 的 配 慮 の 不 提 供 に 対 する 相 談 苦 情 の 申 し 出 等 があった 場 合 は 迅 速 に 状 況 を 確 認 すること 三 合 理 的 配 慮 の 必 要 性 が 確 認 された 場 合 監 督 する 職 員

二 障 害 者 等 から 不 当 な 差 別 的 取 扱 い 合 理 的 配 慮 の 不 提 供 に 関 する 相 談 苦 情 の 申 出 等 ( 以 下 相 談 等 という )があった 場 合 は 迅 速 に 状 況 を 確 認 すること 三 合 理 的 配 慮 の 必 要 性 が 確 認 された

項 を 実 施 しなければならない 一 日 常 の 執 務 を 通 じた 指 導 等 により 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 し その 監 督 す る 職 員 の 注 意 を 喚 起 し 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 する 認 識 を 深 めさせるこ

日本銀行における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領(案)(ルビなし)

と 二 障 害 者 等 から 不 当 な 差 別 的 取 扱 い 合 理 的 配 慮 の 不 提 供 に 対 する 相 談 苦 情 の 申 し 出 等 があった 場 合 は 迅 速 に 状 況 を 確 認 すること 三 合 理 的 配 慮 の 必 要 性 が 確 認 された 場 合 監 督 する 職

独立行政法人国立文化財機構における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構における障害を理由とする差別の解消の推進に関する規程(案)

その 監 督 する 職 員 の 注 意 を 喚 起 し 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 する 認 識 を 深 めさせること 二 障 害 者 等 から 不 当 な 差 別 的 取 扱 い 合 理 的 配 慮 の 不 提 供 に 対 する 相 談 苦 情 の 申 し 出 等 があ

なければならない 一 日 常 の 執 務 を 通 じた 指 導 等 により 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 し そ の 監 督 する 職 員 の 注 意 を 喚 起 し 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 する 認 識 を 深 めさせること 二 障 害 者

【対応指針(るびなし)】環境省 HP 告示一覧掲載用

農林水産省 対応指針 るびなし

151109【セット版】外務省対応指針(るびなし)

等 があった 場 合 は 迅 速 に 状 況 を 確 認 すること 三 合 理 的 配 慮 の 必 要 性 が 確 認 された 場 合 監 督 する 職 員 に 対 して 合 理 的 配 慮 の 提 供 を 適 切 に 行 うよう 指 導 すること 2 監 督 者 は 障 害 を 理 由 とする 差

<4D F736F F D208FE18A5182F0979D975282C682B782E98DB795CA82CC89F08FC182CC C98AD682B782E991CE899E977697CC816988C4816A>

第 4 条 職 員 は 前 2 条 の 規 定 の 適 用 に 当 たっては 別 紙 に 定 める 留 意 事 項 に 留 意 するものとする なお 別 紙 中 望 ましい と 記 載 している 内 容 は それを 実 施 しない 場 合 で あっても 法 に 反 すると 判 断 されることはないが

Taro-栃木県教育委員会における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領(本文)

ない これに 当 たり 役 職 員 は 別 紙 に 定 める 留 意 事 項 に 留 意 するものとする ( 監 督 者 の 責 務 ) 第 4 条 役 職 員 のうち 役 員 及 び 職 員 を 監 督 する 地 位 にある 者 ( 以 下 総 称 して 監 督 者 という )は 障 害 を 理

障 がいを 理 由 に 書 面 の 交 付 資 料 の 送 付 パンフレットの 提 供 等 を 拒 む 障 がいを 理 由 に 説 明 会 シンポジウム 等 への 出 席 を 拒 む 事 務 事 業 の 遂 行 上 特 に 必 要 ではないにもかかわらず 障 がいを 理 由 に 来 庁 の 際 に

貝塚市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

かについて 具 体 的 な 検 討 をせずに 正 当 な 理 由 を 拡 大 解 釈 するなどして 法 の 趣 旨 を 損 なうことなく 個 別 の 事 案 ごとに 障 害 者 第 三 者 の 権 利 利 益 ( 例 : 安 全 の 確 保 財 産 の 保 全 損 害 発 生 の 防 止 等 ) 及

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

●幼児教育振興法案

<4D F736F F D E982D182C882B5816A8C6F8DCF8E598BC68FC88F8A8AC78E968BC695AA96EC82C982A882AF82E98FE18A5182F0979D975282C682B782E98DB795CA82CC89F08FC182CC C98AD682B782E991CE899E8E77906A88C42E646F6378>

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

●電力自由化推進法案

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

m07 北見工業大学 様式①

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設


1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

平成27年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)交付申請書等作成・提出要領

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)


送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

文化政策情報システムの運用等

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

16 日本学生支援機構

Microsoft Word 役員選挙規程.doc

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

<4D F736F F D A94BD837D836C B4B92F62E646F6378>

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

●労働基準法等の一部を改正する法律案

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

Microsoft Word - 【事務連絡】居所情報の登録申請が間に合わなかった場合の取扱いの周知について.docx

理化学研究所の役職員への兼業(兼職)依頼について

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

<4D F736F F D F303088A4926D8CA78E8497A EF68BC697BF93998C798CB895E28F958BE08CF D6A2E646F63>

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

答申第585号

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

スライド 1

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

 

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

っては いずれか 一 方 の 事 業 を 補 助 金 の 交 付 の 対 象 とする 3 第 1 項 各 号 に 掲 げる 事 業 において 国 県 若 しくは 本 市 からの 補 償 金 の 交 付 又 は 損 害 保 険 契 約 によ る 損 害 てん 補 その 他 これに 類 するものを 受

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

入札公告 機動装備センター

スライド 1

Taro-29職員退職手当支給規程

Taro-01 議案概要.jtd

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

係 に 提 出 する 2 財 形 担 当 係 は 前 項 の 規 定 による 財 形 貯 蓄 等 の 申 込 みがあった 場 合 には 当 該 申 込 みの 内 容 を 点 検 し 財 形 貯 蓄 等 の 契 約 の 要 件 ( 第 6 条 に 規 定 する 基 準 を 含 む )を 満 たしている

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

Transcription:

障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 広 島 県 教 育 関 係 職 員 対 応 要 領 ( 目 的 ) 第 1 条 この 要 領 は, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 65 号 以 下 法 という ) 第 10 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき,また, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 基 本 方 針 ( 平 成 27 年 2 月 24 日 閣 議 決 定 )に 即 して, 法 第 7 条 に 規 定 する 事 項 に 関 し, 教 育 関 係 職 員 ( 広 島 県 教 育 委 員 会 組 織 規 則 に 定 める 事 務 局, 県 立 学 校 及 び 学 校 以 外 の 教 育 機 関 に 勤 務 する 職 員 以 下 職 員 という )が 適 切 に 対 応 するために 必 要 な 事 項 を 定 めるものとする ( 定 義 ) 第 2 条 この 要 領 において 教 育 委 員 会 とは, 広 島 県 教 育 委 員 会 組 織 規 則 に 定 める 事 務 局, 県 立 学 校 及 び 学 校 以 外 の 教 育 機 関 をいう 2 この 要 領 において 障 害 者 とは, 身 体 障 害, 知 的 障 害, 精 神 障 害 ( 発 達 障 害 を 含 む ) その 他 の 心 身 の 機 能 の 障 害 ( 以 下 障 害 という )がある 者 であって, 障 害 及 び 社 会 的 障 壁 ( 障 害 がある 者 にとって 日 常 生 活 又 は 社 会 生 活 を 営 む 上 で 障 壁 となるような 社 会 におけ る 事 物, 制 度, 慣 行, 概 念 その 他 一 切 のもの 以 下 同 じ )により 継 続 的 に 日 常 生 活 又 は 社 会 生 活 に 相 当 な 制 限 を 受 ける 状 態 にあるものをいう ( 不 当 な 差 別 的 取 扱 いの 禁 止 ) 第 3 条 職 員 は, 法 第 7 条 第 1 項 の 規 定 のとおり,その 事 務 又 は 事 業 を 行 うに 当 たり, 障 害 を 理 由 として, 障 害 者 でない 者 と 不 当 な 差 別 的 取 扱 いをすることにより, 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 してはならない これに 当 たり, 職 員 は, 別 紙 に 定 める 留 意 事 項 に 留 意 するもの とする なお, 別 紙 中, 望 ましい と 記 載 している 内 容 は,それを 実 施 しない 場 合 であっても, 直 ちに 法 に 反 すると 判 断 されるものではないが, 障 害 者 基 本 法 ( 昭 和 45 年 法 律 第 84 号 ) の 基 本 的 な 理 念 及 び 法 の 目 的 を 踏 まえ,できるだけ 取 り 組 むことが 望 まれることを 意 味 す る( 次 条 において 同 じ ) ( 合 理 的 配 慮 の 提 供 ) 第 4 条 職 員 は, 法 第 7 条 第 2 項 の 規 定 のとおり,その 事 務 又 は 事 業 を 行 うに 当 たり, 障 害 者 から 現 に 社 会 的 障 壁 の 除 去 を 必 要 としている 旨 の 意 思 の 表 明 があった 場 合 において,そ の 実 施 に 伴 う 負 担 が 過 重 でないときは, 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 することとならないよう, 当 該 障 害 者 の 性 別, 年 齢 及 び 障 害 の 状 態 に 応 じて, 社 会 的 障 壁 の 除 去 の 実 施 について 必 要 かつ 合 理 的 な 配 慮 ( 以 下 合 理 的 配 慮 という )の 提 供 をしなければならない これに 当 たり, 職 員 は, 別 紙 に 定 める 留 意 事 項 に 留 意 するものとする 1

( 管 理 者 の 責 務 ) 第 5 条 管 理 者 ( 教 育 委 員 会 の 管 理 職 をいう )は, 前 2 条 の 趣 旨 を 踏 まえ, 障 害 を 理 由 とす る 差 別 の 解 消 を 推 進 するため, 次 に 掲 げる 事 項 を 実 施 しなければならない (1) 日 常 の 執 務 を 通 じた 指 導 等 により, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 し,その 管 理 している 職 員 の 注 意 を 喚 起 し, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 する 認 識 を 深 めさせ ること (2) 障 害 者 等 から 不 当 な 差 別 的 取 扱 い, 合 理 的 配 慮 の 不 提 供 に 対 する 相 談, 苦 情 の 申 し 出 等 があった 場 合 は, 迅 速 に 状 況 を 確 認 すること (3) 合 理 的 配 慮 の 必 要 性 が 確 認 された 場 合, 管 理 している 職 員 に 対 して, 合 理 的 配 慮 の 提 供 を 適 切 に 行 うよう 指 導 すること 2 管 理 者 は, 障 害 を 理 由 とする 差 別 に 関 する 問 題 が 生 じた 場 合 には, 迅 速 かつ 適 切 に 対 処 しなければならない ( 相 談 体 制 の 整 備 ) 第 6 条 職 員 による 障 害 を 理 由 とする 差 別 に 関 する 障 害 者 及 びその 家 族 その 他 の 関 係 者 から の 相 談 等 に 的 確 に 対 応 するため, 相 談 窓 口 を 教 育 委 員 会 事 務 局 管 理 部 総 務 課, 教 職 員 課 及 び 教 育 部 特 別 支 援 教 育 課 に 置 く 2 相 談 等 を 受 ける 場 合 は, 性 別, 年 齢, 障 害 の 状 態 等 に 配 慮 するとともに, 対 面 のほか, 電 話,ファックス, 電 子 メールに 加 え, 障 害 者 が 他 人 とコミュニケーションを 図 る 際 に 障 害 の 特 性 に 応 じて 必 要 となる 多 様 な 手 段 を 可 能 な 範 囲 で 用 意 して 対 応 するものとする 3 相 談 者 の 用 意 した 意 思 疎 通 のための 器 具 や 手 段 については, 原 則 として 利 用 を 認 めると ともに, 相 談 者 の 意 思 疎 通 を 補 助 し, 又 は 支 援 する 同 伴 者 については, 原 則 として 同 席 を 認 めるものとする 4 相 談 窓 口 に 寄 せられた 相 談 等 は, 相 談 者 の 意 向 やプライバシーに 配 慮 しつつ, 関 係 者 等 において, 情 報 共 有 を 図 り, 早 期 の 解 決 に 努 めるものとする 5 相 談 窓 口 は,プライバシーに 配 慮 し, 寄 せられた 相 談 等 を 以 後 の 相 談 等 において 活 用 す るとともに, 相 談 体 制 の 充 実 に 努 めるものとする ( 対 応 措 置 ) 第 7 条 相 談 窓 口 に 寄 せられた 相 談 等 について, 事 実 関 係 の 調 査 及 び 確 認 の 結 果, 職 員 が 障 害 者 に 対 して 不 当 な 差 別 的 取 扱 いをした, 又 は, 過 度 な 負 担 がないにもかかわらず 合 理 的 配 慮 の 提 供 をしなかったと 確 認 された 場 合 は, 事 案 の 内 容 や 程 度 に 応 じ, 懲 戒 処 分 を 含 む 人 事 管 理 上 の 措 置 に 付 されることがある 2

( 研 修 啓 発 ) 第 8 条 教 育 委 員 会 事 務 局 管 理 部 総 務 課 又 は 教 職 員 課 において, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 を 図 るため, 職 位 や 業 務 に 応 じて 必 要 な 研 修 啓 発 を 行 うものとする 2 特 に, 新 たに 職 員 となった 者 に 対 しては, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 に 関 する 基 本 的 な 事 項 について 理 解 させるために,また, 新 たに 管 理 者 となった 職 員 に 対 しては, 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 等 に 関 し 求 められる 役 割 について 理 解 させるために,それぞれ, 必 要 な 研 修 を 実 施 するものとする 3 職 員 に 対 し, 研 修 資 料 及 び 啓 発 資 料 により, 障 害 の 特 性 や 多 様 性 を 理 解 させ, 障 害 者 に 適 切 に 対 応 するよう, 意 識 の 啓 発 を 図 るものとする 附 則 この 要 領 は, 平 成 28 年 4 月 1 日 から 施 行 する 3

別 紙 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 広 島 県 教 育 関 係 職 員 対 応 要 領 に 係 る 留 意 事 項 第 1 不 当 な 差 別 的 取 扱 いの 基 本 的 な 考 え 方 法 は, 障 害 者 に 対 して, 正 当 な 理 由 なく, 障 害 を 理 由 として, 財 サービスや 各 種 機 会 の 提 供 を 拒 否 する 又 は 提 供 に 当 たって 場 所 時 間 帯 などを 制 限 する, 障 害 者 でない 者 に 対 して は 付 さない 条 件 を 付 けることなどにより, 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 することを 禁 止 している ただし, 障 害 者 の 事 実 上 の 平 等 を 促 進 し, 又 は 達 成 するために 必 要 な 特 別 の 措 置 は, 不 当 な 差 別 的 取 扱 いではない したがって, 障 害 者 を 障 害 者 でない 者 と 比 べて 優 遇 する 取 扱 い(い わゆる 積 極 的 改 善 措 置 ), 法 に 規 定 された 障 害 者 に 対 する 合 理 的 配 慮 の 提 供 による 障 害 者 でな い 者 との 異 なる 取 扱 いや, 合 理 的 配 慮 を 提 供 等 するために 必 要 な 範 囲 で,プライバシーに 配 慮 しつつ 障 害 者 に 障 害 の 状 況 等 を 確 認 することは, 不 当 な 差 別 的 取 扱 いには 当 たらない このように, 不 当 な 差 別 的 取 扱 いとは, 正 当 な 理 由 なく, 障 害 者 を, 問 題 となる 事 務 又 は 事 業 について, 本 質 的 に 関 係 する 諸 事 情 が 同 じ 障 害 者 でない 者 より 不 利 に 扱 うことである 点 に 留 意 する 必 要 がある 第 2 正 当 な 理 由 の 判 断 の 視 点 正 当 な 理 由 に 相 当 するのは, 障 害 者 に 対 して, 障 害 を 理 由 として, 財 サービスや 各 種 機 会 の 提 供 を 拒 否 するなどの 取 扱 いが 客 観 的 に 見 て 正 当 な 目 的 の 下 に 行 われたものであり,そ の 目 的 に 照 らしてやむを 得 ないと 言 える 場 合 である 教 育 委 員 会 においては, 正 当 な 理 由 に 相 当 するか 否 かについて, 具 体 的 な 検 討 をせずに 正 当 な 理 由 を 拡 大 解 釈 するなどして 法 の 趣 旨 を 損 なうことなく, 個 別 の 事 案 ごとに, 障 害 者, 第 三 者 の 権 利 利 益 ( 例 : 安 全 の 確 保, 財 産 の 保 全, 損 害 発 生 の 防 止 等 ) 及 び 教 育 委 員 会 の 事 務 又 は 事 業 の 目 的 内 容 機 能 の 維 持 等 の 観 点 に 鑑 み, 具 体 的 場 面 や 状 況 に 応 じて 総 合 的 客 観 的 に 判 断 することが 必 要 である 職 員 は, 正 当 な 理 由 があると 判 断 した 場 合 には, 障 害 者 にその 理 由 を 説 明 するものとし, 理 解 を 得 るよう 努 めることが 望 ましい なお, 理 解 が 得 られない 場 合 には, 相 談 窓 口 への 相 談 を 考 慮 することが 望 ましい 第 3 不 当 な 差 別 的 取 扱 いの 具 体 例 不 当 な 差 別 的 取 扱 いに 当 たり 得 る 具 体 例 は 以 下 のとおりである なお, 第 2で 示 したとお り, 不 当 な 差 別 的 取 扱 いに 相 当 するか 否 かについては, 個 別 の 事 案 ごとに 判 断 されることと なる また, 以 下 に 記 載 されている 具 体 例 については, 正 当 な 理 由 が 存 在 しないことを 前 提 としていること,さらに,それらはあくまでも 例 示 であり, 記 載 されている 具 体 例 だけに 限 られるものではないことに 留 意 する 必 要 がある (1) 障 害 を 理 由 に, 窓 口 対 応 を 拒 否 し, 又 は 対 応 の 順 序 を 後 回 しにする (2) 障 害 を 理 由 に, 書 面 の 交 付, 資 料 の 送 付,パンフレットの 提 供, 説 明 会 やシンポジ 4

ウムへの 出 席 等 を 拒 む (3) 障 害 を 理 由 に, 施 設 等 やそれらのサービスの 利 用 をさせない (4) 障 害 を 理 由 に, 県 立 学 校 への 入 学 の 出 願 の 受 理, 受 験, 入 学, 授 業 等 の 受 講 や 研 究 指 導, 実 習 等 校 外 教 育 活 動, 入 寮, 式 典 参 加 を 拒 み,また,これらを 拒 まない 代 わり として 正 当 な 理 由 のない 条 件 を 付 す (5) 試 験 等 において 合 理 的 配 慮 の 提 供 を 受 けたことを 理 由 に, 当 該 試 験 等 の 結 果 を 学 習 評 価 の 対 象 から 除 外 し, 評 価 において 差 をつける (6) 事 務 事 業 の 遂 行 上, 特 に 必 要 ではないにもかかわらず, 障 害 を 理 由 に, 来 庁 の 際 に 付 き 添 い 者 の 同 行 を 求 めるなどの 条 件 を 付 けたり, 特 に 支 障 がないにもかかわらず, 付 き 添 い 者 の 同 行 を 拒 んだりする (7) 身 体 障 害 者 補 助 犬 の 同 伴 を 拒 否 する 第 4 合 理 的 配 慮 の 基 本 的 な 考 え 方 1 障 害 者 の 権 利 に 関 する 条 約 ( 以 下 権 利 条 約 という ) 第 2 条 において, 合 理 的 配 慮 は, 障 害 者 が 他 の 者 との 平 等 を 基 礎 として 全 ての 人 権 及 び 基 本 的 自 由 を 享 有 し, 又 は 行 使 することを 確 保 するための 必 要 かつ 適 当 な 変 更 及 び 調 整 であって, 特 定 の 場 合 において 必 要 とされるものであり,かつ, 均 衡 を 失 した 又 は 過 度 の 負 担 を 課 さないもの と 定 義 され ている 法 は, 権 利 条 約 における 合 理 的 配 慮 の 定 義 を 踏 まえ, 行 政 機 関 等 に 対 し,その 事 務 又 は 事 業 を 行 うに 当 たり, 個 々の 場 面 において, 障 害 者 から 現 に 社 会 的 障 壁 の 除 去 を 必 要 とし ている 旨 の 意 思 の 表 明 があった 場 合 において,その 実 施 に 伴 う 負 担 が 過 重 でないときは, 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 することとならないよう, 社 会 的 障 壁 の 除 去 の 実 施 について, 合 理 的 配 慮 を 行 うことを 求 めている 合 理 的 配 慮 は, 障 害 者 が 受 ける 制 限 は, 障 害 のみに 起 因 するものではなく, 社 会 における 様 々な 障 壁 と 相 対 することによって 生 ずるものとのい わゆる 社 会 モデル の 考 え 方 を 踏 まえたものであり, 障 害 者 の 権 利 利 益 を 侵 害 すること とならないよう, 障 害 者 が 個 々の 場 面 において 必 要 としている 社 会 的 障 壁 を 除 去 するため の 必 要 かつ 合 理 的 な 取 組 であり,その 実 施 に 伴 う 負 担 が 過 重 でないものである 合 理 的 配 慮 は, 教 育 委 員 会 の 事 務 又 は 事 業 の 目 的 内 容 機 能 に 照 らし, 必 要 とされる 範 囲 で 本 来 の 業 務 に 付 随 するものに 限 られること, 障 害 者 でない 者 との 比 較 において 同 等 の 機 会 の 提 供 を 受 けるためのものであること, 事 務 又 は 事 業 の 目 的 内 容 機 能 の 本 質 的 な 変 更 には 及 ばないことに 留 意 する 必 要 がある 2 合 理 的 配 慮 は, 障 害 の 特 性 や 社 会 的 障 壁 の 除 去 が 求 められる 具 体 的 場 面 や 状 況 に 応 じて 異 なり, 多 様 かつ 個 別 性 の 高 いものであり, 当 該 障 害 者 が 現 に 置 かれている 状 況 を 踏 まえ, 社 会 的 障 壁 の 除 去 のための 手 段 及 び 方 法 について, 第 5 過 重 な 負 担 の 基 本 的 な 考 え 方 に 掲 げる 要 素 を 考 慮 し, 代 替 措 置 の 選 択 も 含 め, 双 方 の 建 設 的 対 話 による 相 互 理 解 を 通 じ て, 必 要 かつ 合 理 的 な 範 囲 で, 柔 軟 に 対 応 がなされるものである さらに, 合 理 的 配 慮 の 内 容 は, 技 術 の 進 展, 社 会 情 勢 の 変 化 等 に 応 じて 変 わり 得 るものである 合 理 的 配 慮 の 提 5

供 に 当 たっては, 障 害 者 の 性 別, 年 齢, 状 態 等 に 配 慮 するものとする なお, 合 理 的 配 慮 を 必 要 とする 障 害 者 が 多 数 見 込 まれる 場 合, 障 害 者 との 関 係 性 が 長 期 にわたる 場 合 等 には,その 都 度 の 合 理 的 配 慮 とは 別 に, 後 述 する 環 境 の 整 備 を 考 慮 に 入 れ ることにより, 中 長 期 的 なコストの 削 減 効 率 化 につながる 点 は 重 要 である 3 意 思 の 表 明 に 当 たっては, 具 体 的 場 面 において, 社 会 的 障 壁 の 除 去 に 関 する 配 慮 を 必 要 としている 状 況 にあることを 言 語 ( 手 話 を 含 む )のほか, 点 字, 拡 大 文 字, 要 約 筆 記, 筆 談, 口 話, 絵 カード,コミュニケーションボード, 実 物 の 提 示 や 身 振 りサイン 等 による 合 図, 触 覚 による 意 思 伝 達 など, 障 害 者 が 他 人 とコミュニケーションを 図 る 際 に 必 要 な 手 段 ( 手 話 通 訳 等 の 通 訳 を 介 するものやICT 機 器 によるものを 含 む )により 伝 えられる また, 障 害 者 からの 意 思 表 明 のみでなく, 知 的 障 害 や 精 神 障 害 ( 発 達 障 害 を 含 む ) 等 に より 本 人 の 意 思 表 明 が 困 難 な 場 合 には, 障 害 者 の 家 族, 支 援 者 介 助 者, 法 定 代 理 人 等, コミュニケーションを 支 援 する 者 が 本 人 を 補 佐 して 行 う 意 思 の 表 明 も 含 む なお, 意 思 の 表 明 が 困 難 な 障 害 者 が, 家 族, 支 援 者 介 助 者, 法 定 代 理 人 等 を 伴 ってい ない 場 合 など, 意 思 の 表 明 がない 場 合 であっても, 当 該 障 害 者 が 社 会 的 障 壁 の 除 去 を 必 要 としていることが 明 白 である 場 合 には, 法 の 趣 旨 に 鑑 みれば, 当 該 障 害 者 に 対 して 適 切 と 思 われる 配 慮 を 提 案 するために 建 設 的 対 話 を 働 きかけるなど, 自 主 的 な 取 組 に 努 めること が 望 ましい 4 合 理 的 配 慮 は, 障 害 者 等 の 利 用 を 想 定 して 事 前 に 行 われる 建 築 物 のバリアフリー 化, 介 助 者 や 支 援 者 等 の 人 的 支 援, 情 報 アクセシビリティの 向 上 等 の 環 境 の 整 備 を 基 礎 として, 個 々の 障 害 者 に 対 して,その 状 況 に 応 じて 個 別 に 実 施 される 措 置 である したがって, 各 場 面 における 環 境 の 整 備 の 状 況 により, 合 理 的 配 慮 の 内 容 は 異 なることとなる また, 障 害 の 状 態 等 が 変 化 することもあるため, 特 に, 障 害 者 との 関 係 性 が 長 期 にわたる 場 合 等 に は, 提 供 する 合 理 的 配 慮 について, 適 宜, 見 直 しを 行 うことが 重 要 である 5 教 育 委 員 会 がその 事 務 又 は 事 業 の 一 環 として 実 施 する 業 務 を 事 業 者 に 委 託 等 する 場 合 は, 提 供 される 合 理 的 配 慮 の 内 容 に 大 きな 差 異 が 生 ずることにより 障 害 者 が 不 利 益 を 受 けるこ とのないよう, 委 託 等 の 条 件 に, 対 応 要 領 を 踏 まえた 合 理 的 配 慮 の 提 供 について 盛 り 込 む よう 努 めることが 望 ましい 第 5 過 重 な 負 担 の 基 本 的 な 考 え 方 過 重 な 負 担 については, 具 体 的 な 検 討 をせずに 過 重 な 負 担 を 拡 大 解 釈 するなどして 法 の 趣 旨 を 損 なうことなく, 個 別 の 事 案 ごとに, 以 下 の 要 素 等 を 考 慮 し, 具 体 的 場 面 や 状 況 に 応 じ て 総 合 的 客 観 的 に 判 断 することが 必 要 である 職 員 は, 過 重 な 負 担 に 当 たると 判 断 した 場 合 は, 障 害 者 にその 理 由 を 説 明 するものとし, 理 解 を 得 るよう 努 めることが 望 ましい なお, 理 解 が 得 られない 場 合 には, 相 談 窓 口 への 相 談 を 考 慮 することが 望 ましい 1 事 務 又 は 事 業 への 影 響 の 程 度 ( 事 務 又 は 事 業 の 目 的, 内 容, 機 能 を 損 なうか 否 か) 2 実 現 可 能 性 の 程 度 ( 物 理 的 技 術 的 制 約, 人 的 体 制 上 の 制 約 ) 3 費 用 負 担 の 程 度 6

第 6 合 理 的 配 慮 に 関 する 留 意 点 幼 児, 児 童 及 び 生 徒 に 対 する 合 理 的 配 慮 の 提 供 については, 文 部 科 学 省 所 管 事 業 分 野 にお ける 障 害 を 理 由 とする 差 別 の 解 消 の 推 進 に 関 する 対 応 指 針 ( 平 成 27 年 文 部 科 学 省 告 示 第 180 号 ) 別 紙 2 学 校 教 育 分 野 の2(1)において, 主 として 以 下 の 点 に 留 意 することが 示 さ れている ア 合 理 的 配 慮 の 合 意 形 成 に 当 たっては, 権 利 条 約 第 24 条 第 1 項 にある, 人 間 の 多 様 性 の 尊 重 等 の 強 化, 障 害 者 が 精 神 的 及 び 身 体 的 な 能 力 等 を 可 能 な 最 大 限 度 まで 発 達 させ, 自 由 な 社 会 に 効 果 的 に 参 加 することを 可 能 とするといった 目 的 に 合 致 するかどうかの 観 点 から 検 討 が 行 われることが 重 要 である イ 合 理 的 配 慮 は, 一 人 一 人 の 障 害 の 状 態 や 教 育 的 ニーズ 等 に 応 じ, 設 置 者 学 校 ( 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 26 号 ) 第 1 条 に 規 定 する 学 校 ( 大 学 及 び 高 等 専 門 学 校 を 除 く ) をいう 以 下 同 じ ) 及 び 本 人 保 護 者 により, 発 達 の 段 階 を 考 慮 しつつ 合 意 形 成 を 図 った 上 で 提 供 されることが 望 ましく,その 内 容 を 個 別 の 教 育 支 援 計 画 に 明 記 することが 重 要 で ある ウ 合 理 的 配 慮 の 合 意 形 成 後 も, 幼 児, 児 童 及 び 生 徒 一 人 一 人 の 発 達 の 程 度, 適 応 の 状 況 等 を 勘 案 しながら 柔 軟 に 見 直 しができることを 共 通 理 解 とすることが 重 要 である エ 合 理 的 配 慮 は, 障 害 者 がその 能 力 を 可 能 な 最 大 限 度 まで 発 達 させ, 自 由 な 社 会 に 効 果 的 に 参 加 することを 可 能 とするとの 目 的 の 下, 障 害 のある 者 と 障 害 のない 者 が 共 に 学 ぶ 仕 組 みであるインクルーシブ 教 育 システムの 理 念 に 照 らし,その 障 害 のある 幼 児, 児 童 及 び 生 徒 が 十 分 な 教 育 が 受 けられるために 提 供 できているかという 観 点 から 評 価 することが 重 要 である 例 えば 個 別 の 教 育 支 援 計 画 や 個 別 の 指 導 計 画 について, 各 学 校 において 計 画 に 基 づき 実 行 した 結 果 を 評 価 して 定 期 的 に 見 直 すなど,PDCAサイクルを 確 立 させていく ことが 重 要 である オ 進 学 等 の 移 行 時 においても 途 切 れることのない 一 貫 した 支 援 を 提 供 するため, 個 別 の 教 育 支 援 計 画 の 引 継 ぎ, 学 校 間 や 関 係 機 関 も 含 めた 情 報 交 換 等 により, 合 理 的 配 慮 の 引 継 ぎ を 行 うことが 必 要 である 7

第 7 合 理 的 配 慮 の 具 体 例 第 4で 示 したとおり, 合 理 的 配 慮 は, 具 体 的 場 面 や 状 況 に 応 じて 異 なり, 多 様 かつ 個 別 性 の 高 いものであるが, 具 体 例 としては, 次 のようなものがある なお, 記 載 した 具 体 例 については, 第 5で 示 した 過 重 な 負 担 が 存 在 しないことを 前 提 とし ていること,また,これらはあくまでも 例 示 であり, 記 載 されている 具 体 例 だけに 限 られる ものではないことに 留 意 する 必 要 がある 1 合 理 的 配 慮 に 当 たり 得 る 物 理 的 環 境 への 配 慮 の 具 体 例 (1) 災 害 時 の 警 報 音, 緊 急 連 絡 等 が 聞 こえにくい 障 害 者 に 対 し, 職 員 が 直 接 災 害 を 知 ら せたり, 緊 急 情 報 館 内 放 送 を 視 覚 的 に 受 容 することができる 警 報 設 備 電 光 表 示 機 器 等 を 用 意 したり, 掲 示 板 手 書 きのボード 等 を 用 いて 分 かりやすく 案 内 したりする (2) 聴 覚 過 敏 の 児 童 生 徒 等 のために 教 室 の 机 椅 子 の 脚 に 緩 衝 材 を 付 けて 雑 音 を 軽 減 す る, 視 覚 情 報 の 処 理 が 苦 手 な 児 童 生 徒 等 のために 黒 板 周 りの 掲 示 物 等 の 情 報 量 を 減 ら すなど, 個 別 の 事 案 ごとに 特 性 に 応 じて 教 室 環 境 を 変 更 する (3) 目 的 の 場 所 までの 案 内 の 際 に, 障 害 者 の 歩 行 速 度 に 合 わせた 速 度 で 歩 いたり, 介 助 する 位 置 ( 左 右 前 後 距 離 等 )について, 障 害 者 の 希 望 を 聞 いたりする (4) 保 護 者, 支 援 員 等 の 教 室 への 入 室, 授 業 や 試 験 でのパソコン 入 力 支 援, 移 動 支 援, 待 合 室 での 待 機 を 許 可 する (5) 段 差 がある 場 合 に, 車 椅 子 利 用 者 にキャスター 上 げ 等 の 補 助 をする, 携 帯 スロープ を 渡 すなどする (6) 配 架 棚 の 高 い 所 に 置 かれたパンフレット 等 を 取 って 渡 す パンフレット 等 の 位 置 を 分 かりやすく 伝 える (7) 障 害 の 特 性 により, 頻 繁 に 離 席 の 必 要 がある 場 合 に, 会 場 の 座 席 位 置 を 扉 付 近 にす る (8) 疲 労 を 感 じやすい 障 害 者 から 別 室 での 休 憩 の 申 し 出 があった 際, 別 室 の 確 保 が 困 難 であったことから, 当 該 障 害 者 に 事 情 を 説 明 し, 対 応 窓 口 の 近 くに 長 椅 子 を 移 動 させ て 臨 時 の 休 憩 スペースを 設 ける (9) 不 随 意 運 動 等 により 書 類 等 を 押 さえることが 難 しい 障 害 者 に 対 し, 職 員 が 書 類 を 押 さえたり,バインダー 等 の 固 定 器 具 を 提 供 したりする (10) 施 設 内 の 点 字 ブロック 上 に 障 害 物 を 置 かない 2 合 理 的 配 慮 に 当 たり 得 る 意 思 疎 通 の 配 慮 の 具 体 例 (1) 点 字, 拡 大 文 字, 要 約 筆 記, 筆 談, 絵 カード,コミュニケーションボード, 読 み 上 げ, 手 話 等 のコミュニケーション 手 段 (ICT 機 器 によるものを 含 む )を 用 いる 特 に, 意 思 疎 通 が 不 得 意 な 障 害 者 に 対 しては, 絵 カード,コミュニケーションボード 等 を 活 用 して 意 思 を 確 認 する (2) 情 報 保 障 の 観 点 から, 見 えにくさに 応 じた 情 報 の 提 供 ( 聞 くことで 内 容 が 理 解 でき 8

る 説 明 資 料 や, 拡 大 コピー, 拡 大 文 字 又 は 点 字 を 用 いた 資 料, 遠 くのものや 動 きの 速 いものなど 触 ることができないものを 確 認 できる 模 型 や 写 真 等 の 提 供 ), 聞 こえにく さに 応 じた 視 覚 的 な 情 報 の 提 供, 見 えにくさと 聞 こえにくさの 両 方 がある 場 合 に 応 じ た 情 報 の 提 供 ( 手 のひらに 文 字 を 書 いて 伝 える 等 ), 知 的 障 害 に 配 慮 した 情 報 の 提 供 ( 伝 える 内 容 の 要 点 を 筆 記 する, 漢 字 にルビを 振 る, 単 語 や 文 節 の 区 切 りに 空 白 を 挟 んで 記 述 する 分 かち 書 き にする,なじみのない 外 来 語 は 避 ける 等 )を 行 うこと また, その 際, 各 媒 体 間 でページ 番 号 等 が 異 なり 得 ることに 留 意 して 使 用 する (3) 知 的 障 害 のある 利 用 者 等 に 対 し, 抽 象 的 な 言 葉 ではなく, 具 体 的 な 言 葉 を 使 うこと 例 えば,サービスを 受 ける 際 の 手 続 や 申 請 など 生 活 上 必 要 な 言 葉 等 の 意 味 を 具 体 的 に 説 明 して, 当 該 利 用 者 等 が 理 解 しているかを 確 認 する (4) 子 供 である 障 害 者 又 は 知 的 障 害, 発 達 障 害, 言 語 障 害 等 により 言 葉 だけを 聞 いて 理 解 することや 意 思 疎 通 が 困 難 な 障 害 者 に 対 し, 絵 や 写 真 カード,コミュニケーション ボード,タブレット 端 末 等 の ICT 機 器 の 活 用, 視 覚 的 に 伝 えるための 情 報 の 文 字 化, 質 問 内 容 を はい 又 は いいえ で 端 的 に 答 えられるようにすることなどにより 意 思 を 確 認 したり, 本 人 の 自 己 選 択 自 己 決 定 を 支 援 する (5) 比 喩 表 現 等 の 理 解 が 困 難 な 障 害 者 に 対 し, 比 喩 や 暗 喩, 二 重 否 定 表 現 などを 用 いず に 説 明 する (6) 会 議 資 料 等 について, 点 字, 拡 大 文 字 等 で 作 成 する 際 に, 各 々の 媒 体 間 でページ 番 号 等 が 異 なり 得 ることに 留 意 して 使 用 する (7) 視 覚 障 害 のある 出 席 者 に 会 議 資 料 等 を 事 前 送 付 する 際, 読 み 上 げソフトに 対 応 でき るよう 電 子 データ(テキスト 形 式 )で 提 供 する (8) 駐 車 場, 会 場 入 口 などで 通 常, 口 頭 で 行 う 案 内 を, 紙 にメモをして 渡 す (9) 書 類 記 入 の 依 頼 時 に, 記 入 方 法 等 を 本 人 の 目 の 前 で 示 したり, 分 かりやすい 記 述 で 伝 達 したりする 本 人 の 依 頼 がある 場 合 には, 代 読 や 代 筆 といった 配 慮 を 行 う (10) 障 害 者 から 申 し 出 があった 際 に,ゆっくり, 丁 寧 に, 繰 り 返 し 説 明 し, 内 容 が 理 解 されたことを 確 認 しながら 応 対 する また,なじみのない 外 来 語 は 避 ける, 漢 数 字 は 用 いない, 時 刻 は 24 時 間 表 記 ではなく 午 前 午 後 で 表 記 するなどの 配 慮 を 念 頭 に 置 い たメモを, 必 要 に 応 じて 適 時 に 渡 す (11) 会 議 の 進 行 に 当 たり, 資 料 を 見 ながら 説 明 を 聞 くことが 困 難 な 視 覚 又 は 聴 覚 に 障 害 のある 出 席 者 や 知 的 障 害 のある 出 席 者 に 対 し,ゆっくり, 誰 が 話 しているのか 分 かる ように 挙 手 して 話 す, 一 人 ずつ 話 すなど 丁 寧 な 進 行 を 心 がけるなどの 配 慮 を 行 う (12) 会 議 の 進 行 に 当 たっては, 出 席 者 の 障 害 の 特 性 に 合 ったサポートを 行 う,また 介 助 者 や 支 援 者 の 同 席 を 認 めるなどの 可 能 な 範 囲 での 配 慮 を 行 う 3 ルール 慣 行 の 柔 軟 な 変 更 の 具 体 例 (1) 事 務 手 続 の 際 に, 職 員 や 教 員 が 必 要 書 類 の 代 筆 を 行 う (2) 障 害 者 が 立 って 列 に 並 んで 順 番 を 待 っている 場 合 に, 周 囲 の 理 解 を 得 た 上 で, 当 該 9

障 害 者 の 順 番 が 来 るまで 別 室 や 椅 子 を 用 意 する (3) 他 人 との 接 触, 多 人 数 の 中 にいることによる 緊 張 のため, 不 随 意 の 発 声 等 がある 場 合, 緊 張 を 緩 和 するため, 当 該 障 害 者 に 説 明 の 上, 施 設 の 状 況 に 応 じて 別 室 を 用 意 す る (4) 移 動 に 困 難 のある 障 害 者 を 早 めに 入 場 させ 椅 子 に 誘 導 したり, 車 椅 子 を 使 用 する 障 害 者 の 希 望 に 応 じて, 決 められた 車 椅 子 用 以 外 の 客 席 も 使 用 できるようにする (5) 入 学 試 験 や 検 定 試 験 において, 本 人 保 護 者 の 希 望, 障 害 の 状 況 等 を 踏 まえ, 別 室 での 受 験, 試 験 時 間 の 延 長, 点 字 や 拡 大 文 字, 音 声 読 み 上 げ 機 能 の 使 用 等 を 許 可 する (6) 点 字 や 拡 大 文 字, 音 声 読 み 上 げ 機 能 を 使 用 して 学 習 する 児 童 生 徒 等 のために, 授 業 で 使 用 する 教 科 書 や 資 料, 問 題 文 を 点 訳 又 は 拡 大 したものやテキストデータを 事 前 に 渡 す (7) 聞 こえにくさのある 児 童 生 徒 等 に 対 し, 外 国 語 のヒアリングの 際 に, 音 質 音 量 を 調 整 したり, 文 字 による 代 替 問 題 を 用 意 する (8) 知 的 発 達 の 遅 れにより 学 習 内 容 の 習 得 が 困 難 な 児 童 生 徒 等 に 対 し, 理 解 の 程 度 に 応 じて, 視 覚 的 に 分 かりやすい 教 材 を 用 意 する (9) 肢 体 不 自 由 のある 児 童 生 徒 等 に 対 し, 体 育 の 授 業 の 際 に, 上 下 肢 の 機 能 に 応 じて ボール 運 動 におけるボールの 大 きさや 投 げる 距 離 を 変 えたり, 走 運 動 における 走 る 距 離 を 短 くしたり,スポーツ 用 車 椅 子 の 使 用 を 許 可 する (10) 日 常 的 に 医 療 的 ケアを 要 する 児 童 生 徒 等 に 対 し, 本 人 が 対 応 可 能 な 場 合 もあること などを 含 め, 配 慮 を 要 する 程 度 には 個 人 差 があることに 留 意 して, 医 療 機 関 や 本 人 が 日 常 的 に 支 援 を 受 けている 介 助 者 や 支 援 者 等 と 連 携 を 図 り, 個 々の 状 態 や 必 要 な 支 援 を 丁 寧 に 確 認 し, 過 剰 に 活 動 の 制 限 等 をしないようにする (11) 慢 性 的 な 病 気 等 のために 他 の 児 童 生 徒 等 と 同 じように 運 動 ができない 児 童 生 徒 等 に 対 し, 運 動 量 を 軽 減 したり, 代 替 できる 運 動 を 用 意 したりするなど, 病 気 等 の 特 性 を 理 解 し, 過 度 に 予 防 又 は 排 除 をすることなく, 参 加 するための 工 夫 をする (12) 治 療 等 のため 学 習 できない 期 間 が 生 じる 児 童 生 徒 等 に 対 し, 補 講 を 行 うなど, 学 習 機 会 を 確 保 する 方 法 を 工 夫 する (13) 読 み 書 き 等 に 困 難 のある 児 童 生 徒 等 のために, 授 業 や 試 験 でのタブレット 端 末 等 の ICT 機 器 使 用 を 許 可 したり, 筆 記 に 代 えて 口 頭 試 問 による 学 習 評 価 を 行 ったりする (14) 発 達 障 害 等 のため, 人 前 での 発 表 が 困 難 な 児 童 生 徒 等 に 対 し, 代 替 措 置 としてレポ ートを 課 したり, 発 表 を 録 画 したもので 学 習 評 価 を 行 う (15) 学 校 生 活 全 般 において, 適 切 な 対 人 関 係 の 形 成 に 困 難 がある 児 童 生 徒 等 のために, 能 動 的 な 学 習 活 動 などにおいてグループを 編 成 する 時 には, 事 前 に 伝 えたり, 場 合 に よっては 本 人 の 意 向 を 確 認 したりすること また,こだわりのある 児 童 生 徒 等 のため に, 話 し 合 いや 発 表 などの 場 面 において, 意 思 を 伝 えることに 時 間 を 要 する 場 合 があ ることを 考 慮 して, 時 間 を 十 分 に 確 保 したり, 個 別 に 対 応 する (16) 順 番 を 待 つことが 苦 手 な 障 害 者 に 対 し, 周 囲 の 者 の 理 解 を 得 た 上 で, 手 続 き 順 を 入 10

れ 替 える (17) 会 議, 研 修, 講 演 などでは,スクリーン, 手 話 通 訳 者, 要 約 筆 記, 板 書 が 良 く 見 え る 場 所 等 障 害 者 が 希 望 する 場 所 に 障 害 者 自 身 の 席 と 支 援 者 の 活 動 場 所 を 確 保 し, 支 援 者 の 周 りを 明 るくするなどの 配 慮 を 行 う また, 手 話 通 訳 は 話 し 手 の 横 で 通 訳 するよ うにするとともに 手 話 通 訳 が 見 えるように 通 訳 台 を 準 備 する (18) 車 両 乗 降 場 所 を 施 設 出 入 口 に 近 い 場 所 へ 変 更 する (19) 非 公 表 又 は 未 公 表 情 報 を 扱 う 会 議 等 において, 情 報 管 理 に 係 る 担 保 が 得 られること を 前 提 に, 障 害 のある 委 員 の 理 解 を 援 助 する 者 及 びコミュニケーションを 支 援 する 者 ( 手 話 通 訳 者 等 )の 同 席 を 認 める (20) 電 話 による 申 し 込 みや 本 人 確 認 において, 電 話 ができない 聴 覚 障 害 者 のために,フ ァックスやメールなどの 方 法 も 認 める 11