環 境 関 連 対 策 について 平 成 27 年 3 月 6 日 総 務 省 自 治 財 政 局 調 整 課 課 長 補 佐 鈴 木 健 介
本 日 の 内 容 1 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 2 海 岸 漂 着 物 等 対 策 について 3 自 然 公 園 の 現 状 と 課 題 4 1~3に 係 る 新 たな 地 方 財 政 措 置 1
1 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 2
1-1 鳥 獣 保 護 法 の 沿 革 (1. 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 の 概 要 ) 我 が 国 における 鳥 獣 法 制 は その 時 代 時 代 により 変 化 する 多 様 な 要 請 を 受 け 公 共 の 安 寧 秩 序 の 維 持 に 重 点 を 置 いたものから 鳥 獣 の 保 護 管 理 にも 重 点 を 置 いた 制 度 に 見 直 し 明 治 6 年 鳥 獣 猟 規 則 の 制 定 銃 猟 のみ 規 制 の 対 象 銃 猟 の 免 許 鑑 札 制 銃 猟 期 間 を10 月 15 日 ~ 翌 年 4 月 15 日 まで 日 没 から 日 出 までの 間 人 家 が 密 集 して いる 場 所 等 での 銃 猟 を 禁 止 明 治 25 年 狩 猟 規 則 の 制 定 猟 具 の 規 制 範 囲 に 網 猟 わな 猟 を 追 加 捕 獲 を 禁 止 する 保 護 鳥 獣 15 種 を 指 定 明 治 28 年 狩 猟 法 の 制 定 職 猟 と 遊 猟 の 区 別 を 廃 止 大 正 7 年 狩 猟 法 の 制 定 ( 全 部 改 正 ) 保 護 鳥 獣 の 指 定 から 狩 猟 鳥 獣 の 指 定 保 護 鳥 獣 の 販 売 保 護 鳥 のひな 卵 の 採 取 販 売 を 禁 止 昭 和 25 年 狩 猟 法 の 改 正 鳥 獣 保 護 区 制 度 の 創 設 保 護 鳥 獣 の 飼 養 許 可 証 制 度 の 導 入 現 行 法 の 骨 格 が 完 成 3 昭 和 38 年 鳥 獣 保 護 及 狩 猟 ニ 関 スル 法 律 ( 改 称 ) 鳥 獣 保 護 思 想 の 明 確 化 鳥 獣 保 護 事 業 計 画 制 度 の 創 設 昭 和 46 年 林 野 庁 から 環 境 庁 に 移 管 平 成 11 年 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 制 度 の 創 設 国 と 都 道 府 県 の 役 割 の 明 確 化 平 成 14 年 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 の 制 定 (ひらがな 化 ) 指 定 猟 法 禁 止 区 域 制 度 の 創 設 捕 獲 鳥 獣 の 報 告 を 義 務 化 平 成 18 年 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 網 わな 免 許 の 分 離 鳥 獣 保 護 区 における 保 全 事 業 の 実 施 輸 入 鳥 獣 の 標 識 制 度 の 導 入 平 成 19 年 鳥 獣 による 農 林 水 産 業 等 に 係 る 被 害 の 防 止 のための 特 別 措 置 に 関 する 法 律 市 町 村 への 捕 獲 許 可 権 限 の 委 譲
1-2 鳥 獣 保 護 法 の 体 系 (1. 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 の 概 要 ) 法 律 の 目 的 鳥 獣 の 保 護 を 図 るための 事 業 の 実 施 鳥 獣 による 被 害 の 防 止 猟 具 の 使 用 に 係 る 危 険 の 予 防 生 物 多 様 性 の 確 保 生 活 環 境 の 保 全 及 び 農 林 水 産 業 の 健 全 な 発 展 に 寄 与 国 都 道 府 県 鳥 獣 保 護 事 業 計 画 の 基 本 指 針 都 道 府 県 に 対 し 技 術 的 支 援 助 言 鳥 獣 保 護 事 業 計 画 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 ( 任 意 計 画 ) 生 息 環 境 の 保 護 整 備 国 指 定 鳥 獣 保 護 区 の 指 定 等 都 道 府 県 指 定 鳥 獣 保 護 区 の 指 定 等 鳥 獣 の 捕 獲 規 制 狩 猟 鳥 獣 の 指 定 狩 猟 制 度 の 管 理 特 に 保 護 を 図 るべき 鳥 獣 の 捕 獲 許 可 等 ---------------- 狩 猟 制 度 の 運 用 捕 獲 許 可 ( 有 害 鳥 獣 捕 獲 等 )の 運 用 その 他 4 生 息 状 況 の 調 査 放 鳥 獣 傷 病 鳥 獣 の 保 護 等
2-1 狩 猟 と 許 可 捕 獲 (2. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 に 関 する 制 度 ) 鳥 獣 保 護 法 では 狩 猟 と 許 可 捕 獲 を 除 き 野 生 鳥 獣 の 捕 獲 は 原 則 禁 止 有 害 捕 獲 や 個 体 数 調 整 学 術 研 究 等 の 目 的 で 捕 獲 する 場 合 は 都 道 府 県 知 事 等 の 許 可 が 必 要 狩 猟 狩 猟 鳥 獣 を 定 められた 猟 法 定 められた 期 間 で 捕 獲 許 可 捕 獲 有 害 捕 獲 : 農 作 物 等 の 被 害 防 止 のため 都 道 府 県 知 事 等 の 許 可 を 受 けて 捕 獲 個 体 数 調 整 : 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 で 定 めた 特 定 鳥 獣 の 数 の 調 整 のため 都 道 府 県 知 事 等 の 許 可 を 受 けて 行 う 捕 獲 等 区 分 狩 猟 有 害 捕 獲 個 体 数 調 整 定 義 法 定 猟 法 により 狩 猟 鳥 獣 を 捕 獲 等 ( 捕 獲 又 は 殺 傷 ) 農 林 水 産 業 又 は 生 態 系 等 に 係 る 被 害 の 防 止 の 目 的 で 鳥 獣 の 捕 獲 等 又 は 鳥 類 の 卵 採 取 等 を 行 うこと 法 第 7 条 に 基 づき 都 道 府 県 知 事 が 作 成 した 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 で 定 め た 特 定 鳥 獣 の 数 の 調 整 を 行 うこと 対 象 鳥 獣 狩 猟 鳥 獣 (48 種 ) 卵 ひなを 除 く 鳥 獣 及 び 卵 特 定 鳥 獣 捕 獲 及 び 採 取 の 事 由 問 わない 農 林 水 産 業 等 の 被 害 防 止 のため( 注 ) 特 定 鳥 獣 の 数 の 調 整 のため 個 別 の 手 続 き 不 要 ( 狩 猟 免 許 の 取 得 毎 年 度 猟 期 前 の 登 録 が 必 要 ) 許 可 申 請 が 必 要 申 請 先 : 都 道 府 県 知 事 等 許 可 申 請 が 必 要 申 請 先 : 都 道 府 県 知 事 等 捕 獲 できる 時 期 北 海 道 以 外 :11 月 15 日 ~2 月 15 日 北 海 道 :10 月 1 日 ~1 月 31 日 許 可 された 期 間 ( 年 中 いつでも 可 能 ) 許 可 された 期 間 ( 年 中 いつでも 可 能 ) 方 法 法 定 猟 法 ( 網 わな 猟 銃 猟 ) 注 ) 被 害 等 のおそれがある 場 合 に 実 施 する 予 察 による 捕 獲 は この 限 りではない 法 定 猟 以 外 も 可 ( 危 険 猟 法 等 については 制 限 あり) 5 法 定 猟 以 外 も 可 ( 危 険 猟 法 等 については 制 限 あり)
2-2 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 (2. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 に 関 する 制 度 ) 著 しく 増 加 又 は 減 少 した 野 生 鳥 獣 の 地 域 個 体 群 について 科 学 的 知 見 を 踏 まえ 明 確 な 保 護 管 理 の 目 標 を 設 定 し 総 合 的 な 対 策 を 実 施 1 計 画 のねらい: 地 域 個 体 群 の 長 期 にわたる 安 定 的 維 持 2 策 定 主 体 : 都 道 府 県 が 策 定 ( 任 意 ) 3 対 象 : ニホンジカやイノシシ 等 の 地 域 的 に 著 しく 増 加 している 種 の 地 域 個 体 群 または クマ 類 等 の 地 域 的 に 著 しく 減 少 している 種 の 地 域 個 体 群 計 画 達 成 のための 三 本 柱 個 体 数 管 理 目 標 設 定 を 踏 まえた 適 切 な 捕 獲 や 地 域 の 実 情 に 応 じた 狩 猟 制 限 等 の 設 定 による 個 体 数 調 整 生 息 環 境 管 理 鳥 獣 の 採 餌 環 境 の 改 善 等 による 生 息 環 境 の 保 全 整 備 被 害 防 除 対 策 防 護 柵 の 設 置 追 い 払 い 等 の 被 害 防 除 対 策 の 実 施 計 画 を 策 定 した 場 合 に 可 能 な 狩 猟 の 特 例 措 置 1. 捕 獲 等 が 出 来 る 期 間 の 延 長 ( 狩 猟 期 間 の 範 囲 内 ) 2. 捕 獲 制 限 の 緩 和 1 頭 数 制 限 (1 日 に1 人 が 捕 獲 する 頭 数 )を 緩 和 2 猟 法 制 限 (くくりわなの 直 径 12cm 以 下 )を 緩 和 等 3. 特 例 休 猟 区 制 度 の 活 用 平 成 26 年 4 月 現 在 特 定 計 画 は 46 都 道 府 県 において ニホンジカ(40) イノシシ(38) ニホンザル(21) ツキノワグマ(21) カモシカ(7) カワウ(4)の6 種 について 作 成 ( 計 131 計 画 ) 6
3-1 野 生 鳥 獣 の 分 布 (ニホンジカ イノシシ) (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 25 年 で 全 国 の 分 布 メッシュがニホンジカで 約 1.7 倍 イノシシで 約 1.3 倍 に 拡 大 全 国 分 布 メッシュ 比 較 図 全 国 分 布 メッシュ 比 較 図 ニホンジカ (Cervus nippon) 北 海 道 本 州 四 国 九 州 に 分 布 北 海 道 産 をエゾジカ 対 馬 産 をツシマジカ 屋 久 島 産 をヤクシカなど いつかの 亜 種 に 分 けることがある イノシシ (Sus scrofa) イノブタを 含 む 本 州 四 国 九 州 及 び 南 西 諸 島 に 分 布 南 西 諸 島 産 をリュウキュウイノシシとし て 区 別 することがある 環 境 省 生 物 多 様 性 センター 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査 哺 乳 類 分 布 調 査 ( 生 息 メッシュ 数 ) 1978 年 のみ 生 息 (292) 2003 年 のみ 生 息 (3,416) 1978 年 及 び2003 年 生 息 (3,928) 7 環 境 省 生 物 多 様 性 センター 自 然 環 境 保 全 基 礎 調 査 哺 乳 類 分 布 調 査 ( 生 息 メッシュ 数 ) 1978 年 のみ 生 息 (331) 2003 年 のみ 生 息 (1,836) 1978 年 及 び2003 年 生 息 (4,857)
3-2 ニホンジカによる 生 態 系 への 影 響 (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) ニホンジカが 樹 皮 を 環 状 に 剥 皮 することで 樹 木 が 枯 死 し 森 林 が 衰 退 地 表 に 生 える 植 物 を 過 度 に 食 べることで 生 態 系 が 単 純 化 わずか 数 年 で 2002 年 風 景 が 激 変 2008 年 8 写 真 : 高 知 県 鳥 獣 対 策 課 提 供
3-3 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 の 状 況 (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 野 生 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 額 は 近 年 200 億 円 前 後 で 推 移 している 状 況 被 害 のうち 全 体 の7 割 がシカ イノシシ サルによるもの 特 に シカ イノシシの 被 害 の 増 加 が 顕 著 さらに 鳥 獣 被 害 は 営 農 意 欲 の 減 退 耕 作 放 棄 地 の 増 加 等 をもたらし 被 害 額 として 数 字 に 現 れる 以 上 に 農 山 漁 村 に 深 刻 な 影 響 鳥 獣 被 害 が 深 刻 化 している 要 因 としては 鳥 獣 の 生 息 域 の 拡 大 狩 猟 による 捕 獲 圧 の 低 下 耕 作 放 棄 地 の 増 加 等 が 考 えられる 300 ( 億 円 ) 250 200 185 億 円 野 生 鳥 獣 による 農 作 物 被 害 金 額 の 推 移 239 億 円 226 億 円 230 億 円 213 億 円 199 億 円 199 億 円 (24 年 度 25 年 度 ) その 他 鳥 類 21 17 カラス 21 18 150 その 他 獣 類 28 20 100 サル 15 13 50 イノシシ 62 55 0 19 年 度 農 林 水 産 省 資 料 20 年 度 21 年 度 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 注 1: 都 道 府 県 からの 報 告 による 注 2:ラウンドの 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある 9 シカ 82 76
3-4 鳥 獣 被 害 防 止 特 別 措 置 法 (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 鳥 獣 による 農 林 水 産 業 等 に 係 る 被 害 の 防 止 のための 特 別 措 置 に 関 する 法 律 法 律 の 目 的 鳥 獣 による 農 林 水 産 業 等 に 係 る 被 害 の 防 止 のための 施 策 を 総 合 的 かつ 効 果 的 に 推 進 し 農 林 水 産 業 の 発 展 及 び 農 山 漁 村 地 域 の 振 興 に 寄 与 農 林 水 産 大 臣 が 被 害 防 止 施 策 の 基 本 指 針 を 作 成 ( 具 体 的 な 措 置 ) 権 限 委 譲 : 都 道 府 県 に 代 わって 市 町 村 自 ら 被 害 防 止 のための 鳥 獣 保 護 法 の 捕 獲 許 可 の 基 本 指 針 に 即 して 市 町 村 が 被 害 防 止 計 画 を 作 成 平 成 26 年 10 月 末 現 在 1,409 市 町 村 で 策 定 権 限 を 行 使 ( 権 限 委 譲 ) 財 政 支 援 : 特 別 交 付 税 の 拡 充 ( 計 画 作 成 後 の 駆 除 等 の 経 費 : 交 付 率 5 割 8 割 ) 補 助 事 業 による 支 援 ( 捕 獲 追 い 払 い 侵 入 防 止 柵 食 肉 処 理 加 工 施 設 など)など 必 要 な 財 政 上 の 措 置 農 林 水 産 省 鳥 獣 被 害 防 止 総 合 対 策 交 付 金 ( 平 成 26 年 度 予 算 :95 億 円 / 平 成 25 年 度 補 正 予 算 30 億 円 鳥 獣 被 害 防 止 緊 急 捕 獲 等 対 策 ( 平 成 24 年 度 補 正 予 算 :129 億 円 ) 人 材 確 保 : 鳥 獣 被 害 対 策 実 施 隊 を 設 け( 平 成 26 年 10 月 末 現 在 939) 民 間 隊 員 について は 非 常 勤 の 公 務 員 とし 狩 猟 税 の 軽 減 措 置 (1/2) 当 面 の 間 隊 員 等 に 銃 刀 法 の 猟 銃 所 持 許 可 時 の 技 能 講 習 免 除 等 を 措 置 10 都 道 府 県 と 協 議 中 のものを 含 む
3-5 鳥 獣 保 護 法 と 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 の 連 携 (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 国 と 地 方 の 連 携 行 政 間 の 連 携 ( 環 境 行 政 農 林 水 産 行 政 ) 強 化 を 進 めるとともに 狩 猟 者 地 域 住 民 専 門 家 等 の 多 様 な 主 体 との 連 携 が 重 要 鳥 獣 保 護 法 ( 環 境 省 ) 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 ( 農 林 水 産 省 ) 国 都 道 府 県 鳥 獣 管 理 全 般 基 本 指 針 ( 環 境 省 ) 国 指 定 鳥 獣 保 護 区 の 管 理 等 即 して 作 成 鳥 獣 保 護 事 業 計 画 整 合 性 基 本 指 針 ( 農 林 水 産 省 ) 被 害 対 策 中 心 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 市 町 村 整 合 性 11 即 して 作 成 被 害 防 止 計 画
3-6 鳥 獣 捕 獲 数 (ニホンジカ) (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 平 成 23 年 度 の 全 国 の 捕 獲 数 は41.6 万 頭 10 年 で 約 2.9 倍 捕 獲 頭 数 に 占 める 有 害 捕 獲 個 体 数 調 整 の 割 合 は10 年 で 約 35%から56%に 増 加 捕 獲 数 ( 頭 ) 450,000 400,000 350,000 ニホンジカ 捕 獲 数 推 移 個 体 数 調 整 有 害 狩 猟 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 施 行 300,000 250,000 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 制 度 制 定 200,000 150,000 100,000 50,000 0 1990 H2 1991 H3 1992 H4 1993 H5 1994 H6 1995 H7 1996 H8 1997 H9 1998 H10 1999 H11 2000 H12 2001 H13 2002 H14 2003 H15 2004 H16 2005 H17 2006 H18 2007 H19 2008 H20 2009 H21 2010 H22 2011 H23 年 度 12
3-7 狩 猟 者 数 の 推 移 (3. 鳥 獣 の 保 護 管 理 及 び 狩 猟 における 現 状 と 課 題 ) 狩 猟 免 許 所 持 者 は 年 々 減 少 最 近 40 年 間 で 約 38%まで 減 少 (53 万 人 20 万 人 ) ただし わな 猟 免 許 所 持 者 は 増 加 高 齢 者 の 占 める 割 合 が 高 くなっており 平 成 23 年 度 では60 歳 以 上 の 割 合 が 約 66%(13.1 万 人 ) 狩 猟 免 許 所 持 者 数 ( 免 許 別 ) 狩 猟 免 許 所 持 者 数 ( 年 齢 別 ) ( 万 人 ) 60 50 40 30 20 10 0 約 53 万 人 2.7 49.8 0.8 S45 (1970) S55 (1980) H2 (1990) H12 (2000) 第 二 種 銃 猟 第 一 種 銃 猟 わな 猟 網 猟 網 わな 猟 H22 (2010) 約 20 万 人 0.2 11.6 7.3 H23 (2011) 0.7 ( 万 人 ) 60 50 40 30 20 10 0 5.4 6.2 14.2 17.8 9.5 S45 (1970) S55 (1980) H2 (1990) H12 (2000) 60 歳 以 上 50 歳 代 40 歳 代 30 歳 代 20 歳 代 H22 (2010) 13.1 3.8 1.6 1.0 H23 0.3 (2011) 13
4 課 題 への 対 応 方 向 (4. 課 題 の 解 決 に 向 けた 環 境 省 の 取 組 ) 鳥 獣 による 被 害 の 防 止 に 向 け 捕 獲 の 担 い 手 確 保 鳥 獣 保 護 管 理 に 携 わる 人 材 育 成 効 率 的 な 捕 獲 技 術 の 検 討 広 域 協 議 会 の 設 置 国 立 公 園 における 被 害 対 策 等 を 実 施 1 狩 猟 者 の 減 少 高 齢 化 が 続 く 中 で 捕 獲 従 事 者 を 増 やす 方 策 の 検 討 狩 猟 者 だけでなく 農 家 等 の 被 害 者 や 民 間 事 業 者 等 の 参 加 促 進 が 必 要 新 たな 担 い 手 の 育 成 に 向 けたフォーラム 開 催 地 域 ぐるみの 捕 獲 推 進 2 効 果 的 な 捕 獲 を 推 進 するための 技 術 と 体 制 の 検 討 普 及 地 域 の 特 性 に 応 じた 大 規 模 かつ 効 率 的 な 捕 獲 手 法 の 検 討 個 体 数 推 定 精 度 の 向 上 と 特 定 計 画 への 反 映 大 型 囲 いわな 高 度 な 射 撃 技 術 の 実 証 鳥 獣 保 護 管 理 に 関 する 人 材 登 録 事 業 地 方 自 治 体 職 員 を 対 象 とした 研 修 等 の 実 施 3 都 道 府 県 域 をまたいで 広 域 に 分 布 移 動 する 鳥 獣 に 対 する 適 切 な 保 護 管 理 の 推 進 広 域 協 議 会 の 設 置 や 広 域 保 護 管 理 指 針 の 策 定 カワウ(3 地 域 ) ニホンジカ(1 地 域 ) ツキノワグマ(1 地 域 )について 広 域 指 針 の 策 定 等 を 支 援 4 国 立 公 園 等 における 自 然 生 態 系 被 害 の 低 減 国 立 公 園 等 において ニホンジカ 被 害 の 防 止 に 向 けた 取 組 の 推 進 被 害 防 止 柵 の 設 置 ニホンジカの 捕 獲 生 息 状 況 調 査 等 を 実 施 14
5-1 鳥 獣 保 護 法 改 正 の 概 要 (5. 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 ) 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 26 年 法 律 第 46 号 )が 成 立 平 成 26 年 5 月 30 日 公 布 平 成 27 年 5 月 29 日 施 行 (53のみ 公 布 日 施 行 ) 改 正 の 必 要 性 ニホンジカ イノシシ 等 による 自 然 生 態 系 への 影 響 及 び 農 林 水 産 業 被 害 が 深 刻 化 狩 猟 者 の 減 少 高 齢 化 等 により 鳥 獣 捕 獲 の 担 い 手 が 減 少 鳥 獣 の 捕 獲 等 の 一 層 の 促 進 と 捕 獲 等 の 担 い 手 育 成 が 必 要 改 正 内 容 1. 題 名 目 的 等 の 改 正 2. 施 策 体 系 の 整 理 3. 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 創 設 4. 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 制 度 の 導 入 5.その 他 1 住 居 集 合 地 域 等 における 麻 酔 銃 猟 の 許 可 2 網 猟 免 許 及 びわな 猟 免 許 の 取 得 年 齢 の 引 き 下 げ 3 公 務 所 等 への 照 会 規 定 の 追 加 15
5-1 鳥 獣 保 護 法 改 正 の 概 要 (2) (5. 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 ) 題 名 目 的 等 の 改 正 ( 第 1 条 第 2 条 ) 題 名 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 鳥 獣 の 保 護 及 び 管 理 並 びに 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 目 的 ( 第 1 条 ) この 法 律 は 鳥 獣 の 保 護 及 び 管 理 を 図 るための 事 業 を 実 施 するとともに 鳥 獣 による 生 活 環 境 農 林 水 産 業 又 は 生 態 系 に 係 る 被 害 を 防 止 し 併 せて 猟 具 の 使 用 に 係 る 危 険 を 予 防 することにより 鳥 獣 の 保 護 及 び 管 理 並 びに 狩 猟 の 適 正 化 を 図 り もって 生 物 の 多 様 性 の 確 保 ( 生 態 系 の 保 護 を 含 む 以 下 同 じ ) 生 活 環 境 の 保 全 及 び 農 林 水 産 業 の 健 全 な 発 展 に 寄 与 することを 通 じて 自 然 環 境 の 恵 沢 を 享 受 できる 国 民 生 活 の 確 保 及 び 地 域 社 会 の 健 全 な 発 展 に 資 することを 目 的 とする 定 義 ( 第 2 条 ) 生 物 の 多 様 性 の 確 保 生 活 環 境 の 保 全 又 は 農 林 水 産 業 の 健 全 な 発 展 を 図 る 観 点 から 鳥 獣 の 保 護 :その 生 息 数 を 適 正 な 水 準 に 増 加 させ 若 しくはその 生 息 地 を 適 正 な 範 囲 に 拡 大 させ ること 又 はその 生 息 数 の 水 準 及 びその 生 息 地 の 範 囲 を 維 持 すること 鳥 獣 の 管 理 : その 生 息 数 を 適 正 な 水 準 に 減 少 させ 又 はその 生 息 地 を 適 正 な 範 囲 に 縮 小 させる こと 16
5-1 鳥 獣 保 護 法 改 正 の 概 要 (3) (5. 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 ) 施 策 体 系 の 整 理 ( 第 3 条 第 4 条 第 7 条 ~ 第 7 条 の4) 現 行 改 正 法 即 して 作 成 基 本 指 針 ( 環 境 大 臣 ) 都 道 府 県 知 事 が 策 定 鳥 獣 保 護 事 業 計 画 ( 必 須 ) 全 ての 鳥 獣 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 ( 任 意 計 画 ) その 生 息 数 が 著 しく 減 少 している 鳥 獣 その 生 息 数 が 著 しく 増 加 している 鳥 獣 即 して 作 成 基 本 指 針 ( 環 境 大 臣 ) 都 道 府 県 知 事 が 策 定 鳥 獣 保 護 管 理 事 業 計 画 ( 必 須 ) 全 ての 鳥 獣 第 一 種 特 定 鳥 獣 保 護 計 画 ( 任 意 計 画 ) その 生 息 数 が 著 しく 減 少 し 又 は 生 息 地 の 範 囲 が 縮 小 している 鳥 獣 第 二 種 特 定 鳥 獣 管 理 計 画 ( 任 意 計 画 ) その 生 息 数 が 著 しく 増 加 し 又 は 生 息 地 の 範 囲 が 拡 大 している 鳥 獣 環 境 大 臣 が 策 定 希 少 鳥 獣 保 護 計 画 ( 任 意 計 画 ) 特 定 希 少 鳥 獣 管 理 計 画 ( 任 意 計 画 ) 17
5-1 鳥 獣 保 護 法 改 正 の 概 要 (4) (5. 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 ) 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 創 設 ( 第 14 条 の2) 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 流 れ 指 定 管 理 鳥 獣 の 指 定 ( 環 境 省 ) 集 中 的 かつ 広 域 的 に 管 理 を 図 る 必 要 があ るもの 基 本 指 針 に 指 定 管 理 鳥 獣 の 管 理 に 関 する 事 項 を 記 載 ( 環 境 省 ) 第 二 種 特 定 鳥 獣 管 理 計 画 ( 都 道 府 県 ) 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 に 関 する 実 施 計 画 ( 都 道 府 県 ) 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 実 施 ( 都 道 府 県 又 は 国 の 機 関 ) 事 業 の 全 部 又 は 一 部 について 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 その 他 環 境 省 令 で 定 める 者 に 対 し 委 託 するこ とができる 18 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 に 係 る 特 例 捕 獲 等 の 禁 止 ( 法 第 8 条 )を 適 用 しない 鳥 獣 の 放 置 の 禁 止 ( 法 第 18 条 )を 適 用 しな い ただし 生 態 系 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼ すおそれがなく かつ 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 実 施 に 当 たって 特 に 必 要 が あると 認 められる 場 合 として 環 境 省 令 で 定 める 場 合 に 該 当 するときに 限 る 夜 間 銃 猟 の 禁 止 ( 法 第 38 条 第 1 項 )を 適 用 しない ただし 委 託 を 受 けた 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 が 実 施 日 時 実 施 区 域 実 施 方 法 実 施 体 制 等 について 都 道 府 県 知 事 の 確 認 を 受 けて 実 施 するとき に 限 る
5-1 鳥 獣 保 護 法 改 正 の 概 要 (5) (5. 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 ) 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 制 度 の 導 入 ( 第 18 条 の2~ 第 18 条 の10) 認 定 の 基 準 1 2 3 4 5 鳥 獣 の 捕 獲 等 をする 事 業 を 実 施 する 者 ( 法 人 ) 申 請 都 道 府 県 知 事 安 全 管 理 を 図 るための 体 制 が 基 準 に 適 合 夜 間 銃 猟 をする 際 の 安 全 管 理 を 図 るための 体 制 が 基 準 に 適 合 従 事 者 が 適 正 かつ 効 率 的 に 鳥 獣 の 捕 獲 等 をするため に 必 要 な 技 能 及 び 知 識 を 有 する 者 として 基 準 に 適 合 従 事 者 に 対 する 研 修 の 内 容 が 適 正 かつ 効 率 的 に 鳥 獣 の 捕 獲 等 をするために 必 要 な 技 能 及 び 知 識 の 維 持 向 上 に 適 切 かつ 十 分 その 他 事 業 実 施 のために 必 要 な 基 準 に 適 合 夜 間 銃 猟 をしない 場 合 は2を 除 く 基 準 の 詳 細 は 環 境 省 令 で 規 定 基 準 に 適 合 認 定 ( 有 効 期 間 3 年 ) 認 定 の 効 果 < 法 律 上 の 効 果 > 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 の 夜 間 銃 猟 の 実 施 者 となれる( 全 ての 基 準 を 満 たした 事 業 者 に 限 る) 名 称 使 用 制 限 ( 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 の 一 定 の 質 の 確 保 ) 従 事 者 の 適 性 試 験 の 免 除 捕 獲 等 許 可 の 際 の 従 事 者 証 の 発 行 対 象 ( 法 人 として 許 可 の 対 象 と なる) <その 他 の 効 果 > 安 全 性 効 率 性 の 高 い 捕 獲 従 事 者 の 安 定 的 確 保 都 道 府 県 等 が 事 業 を 委 託 する 際 の 審 査 の 効 率 化 等 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 19
6-1 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 費 (6. 鳥 獣 の 管 理 の 推 進 に 向 けて) 平 成 27 年 度 予 算 ( 案 ) 額 : 500 百 万 円 (0 百 万 円 ) 平 成 26 年 度 補 正 予 算 額 : 1,301 百 万 円 背 景 ニホンジカ 及 びイノシシによる 自 然 生 態 系 への 影 響 及 び 農 林 水 産 業 被 害 が 深 刻 化 ニホンジカの 推 定 個 体 数 が 現 状 の 捕 獲 率 を 維 持 すると 2025 年 には2011 年 の 約 2 倍 に 増 加 環 境 省 と 農 林 水 産 省 は 2013 年 12 月 にシ カ イノシシの 個 体 数 を10 年 後 までに 半 減 さ せる 抜 本 的 な 鳥 獣 捕 獲 強 化 対 策 を 発 表 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 鳥 獣 保 護 法 の 改 正 により 創 設 集 中 的 かつ 広 域 的 に 管 理 を 図 る 必 要 があるとして 環 境 大 臣 が 定 めた 鳥 獣 ( 指 定 管 理 鳥 獣 )について 都 道 府 県 又 は 国 が 捕 獲 等 をする 事 業 ( 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 )を 実 施 することができることとするもの 指 定 管 理 鳥 獣 は ニホンジカ 及 びイノシシを 指 定 交 付 金 の 内 容 対 象 鳥 獣 : 指 定 管 理 鳥 獣 (ニホンジカ 及 びイノシシ) 対 象 都 道 府 県 : 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 を 実 施 する 都 道 府 県 交 付 対 象 事 業 : 1 実 施 計 画 策 定 等 事 業 実 施 計 画 の 策 定 のための 調 査 計 画 検 討 経 費 事 業 効 果 の 評 価 のための 調 査 評 価 経 費 2 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 ニホンジカ 捕 獲 等 事 業 イノシシ 捕 獲 等 事 業 ( H26 補 正 予 算 はモデル 事 業 として 実 施 ) ( H26 補 正 予 算 はモデル 事 業 として 実 施 ) 捕 獲 数 の 大 幅 拡 大 が 必 須 交 付 割 合 : 事 業 費 の1/2 以 内 (H26 補 正 予 算 は 事 業 費 の9/10 以 内 ) 交 付 の 仕 組 み : 20 国 ( 平 成 27 年 度 当 初 予 算 では 特 別 交 付 税 措 置 を 要 望 中 ) 交 付 金 都 道 府 県 調 査 計 画 策 定 事 業 実 施
(6. 鳥 獣 の 管 理 の 推 進 に 向 けて) 6-2 狩 猟 税 の 見 直 し 平 成 27 年 度 税 制 改 正 の 大 綱 ( 平 成 27 年 1 月 14 日 閣 議 決 定 ) 狩 猟 税 について 鳥 獣 被 害 対 策 の 推 進 のため 1 対 象 鳥 獣 捕 獲 員 を 非 課 税 ( 現 行 :1/2) 2 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 を 非 課 税 3 有 害 鳥 獣 捕 獲 に 従 事 した 者 を1/2 減 税 とする 措 置 等 を 平 成 30 年 度 ( 平 成 31 年 3 月 31 日 )まで 実 施 平 成 27 年 度 税 制 改 正 大 綱 に 示 された 狩 猟 税 の 税 制 改 正 ( 平 成 31 年 3 月 31 日 までの 時 限 措 置 ) 通 常 の 税 額 は 銃 猟 ( 装 薬 銃 )で16500 円 わな 猟 網 猟 で8200 円 銃 猟 ( 空 気 銃 )で5500 円 / 年 レジャー 目 的 のみの 狩 猟 者 有 害 鳥 獣 捕 獲 許 可 を 有 している 者 ( 鳥 獣 法 に 基 づき 被 害 防 止 目 的 等 の 許 可 を 受 け 過 去 1 年 以 内 に 捕 獲 に 従 事 した 者 ) 認 定 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 者 ( 1) 対 象 鳥 獣 捕 獲 員 ( 2) 狩 猟 税 の 減 免 措 置 1 / 2 減 税 免 税 今 回 追 加 で 減 免 措 置 された 範 囲 減 既 税 存 措 の 置 1: 改 正 鳥 獣 法 に 基 づき 都 道 府 県 知 事 から 認 定 を 受 けた 捕 獲 事 業 者 の 従 事 者 ( 過 去 1 年 以 内 に 実 際 に 捕 獲 に 従 事 した 都 道 府 県 において 適 用 ) 2: 鳥 獣 被 害 防 止 特 措 法 に 基 づき 市 町 村 長 から 任 命 されて 捕 獲 を 行 う 者 21
2 海 岸 漂 着 物 等 対 策 について 22
1. 日 本 の 海 洋 ごみの 概 要 1. 海 岸 の 状 況 2. 漂 着 物 ( 韓 国 中 国 語 標 記 ) 漁 具 山 形 県 酒 田 市 飛 島 3. 想 定 される 被 害 生 態 系 を 含 めた 海 洋 環 境 の 悪 化 船 舶 航 行 への 障 害 観 光 漁 業 への 悪 影 響 沿 岸 域 居 住 環 境 の 劣 化 特 に 近 年 海 水 中 に 漂 う マイクロプラスチック ( 微 細 なプラスチック)が 生 態 系 に 与 える 影 響 が 問 題 に! 長 崎 県 対 馬 市 日 本 海 沖 合 で 採 集 さ れた 発 泡 スチロール 片 23 ポリタンク ( 参 考 ) 日 本 の 海 流 洗 剤 容 器 イメージ
2. 海 洋 ごみの 実 態 把 握 調 査 ( 漂 着 ペットボトルの 国 別 割 合 ) 環 境 省 は 平 成 23~25 年 度 の3 年 間 漂 着 ごみについて 全 国 7カ 所 で 実 態 調 査 を 実 施 このうち 収 集 したペットボトル について ラベル 等 に 表 示 された 文 字 をもとに 発 生 国 を 推 定 平 成 23~25 年 度 の 調 査 によれば 鹿 児 島 県 兵 庫 県 茨 城 県 など 太 平 洋 側 では 日 本 語 表 記 のものが 多 く 沖 縄 県 長 崎 県 山 口 県 石 川 県 など 東 シナ 海 及 び 日 本 海 側 では 中 国 語 韓 国 語 表 記 のものが 多 かった 日 本 その 他 ロシア 台 湾 中 国 韓 国 平 成 23~25 年 度 ペットボトル 国 別 割 合 24 平 成 25 年 度 漂 着 ごみ 対 策 総 合 検 討 業 務
3. 海 洋 ごみに 関 する 国 際 協 力 の 推 進 漂 流 漂 着 ごみに 関 する 国 際 協 力 の 推 進 < 北 西 太 平 洋 地 域 海 行 動 計 画 (NOWPAP)における 取 組 > 北 西 太 平 洋 地 域 海 行 動 計 画 (NOWPAP)とは 日 本 海 及 び 黄 海 の 海 洋 環 境 保 全 を 目 的 とする 地 域 海 行 動 計 画 の 一 つ 1994 年 より 日 本 韓 国 中 国 ロシアが 参 加 NOWPAP 海 洋 ごみプロジェクト(2006 年 より 開 始 ) 2006 年 : 海 洋 ごみに 関 する 行 動 計 画 (MALITA) 開 始 2007 年 ~ 現 在 : 地 域 行 動 計 画 (RAPMALI) 各 国 政 府 による 漂 着 ごみに 関 するモニタリング 一 般 市 民 も 参 加 したワークショップの 開 催 海 岸 清 掃 キャンペーンの 実 施 2013 年 国 際 海 岸 清 掃 活 動 ( 沖 縄 県 恩 納 村 ) < 日 中 韓 三 カ 国 環 境 大 臣 会 合 (TEMM16) 等 における 取 組 > 平 成 26 年 4 月 の 第 16 回 日 中 韓 三 カ 国 環 境 大 臣 会 合 (TEMM16)では 共 同 声 明 (コミュニケ)の 中 で 海 洋 ごみに 係 る 現 状 と 課 題 について 日 中 韓 で 協 力 し 積 極 的 に 情 報 共 有 に 取 り 組 んで 行 く 旨 が 盛 込 まれた 25
4. 地 方 公 共 団 体 への 財 政 的 支 援 漂 流 漂 着 ごみの 及 ぼす 様 々な 影 響 国 内 外 を 問 わず 様 々な 地 域 から ごみが 続 々と 漂 着 ( 漂 着 地 に 責 任 無 し) 漂 着 地 のみの 努 力 では 解 決 困 難 対 策 海 岸 漂 着 物 処 理 推 進 法 が 議 員 立 法 により 成 立 ( 平 成 21 年 7 月 ) 第 29 条 政 府 は 海 岸 漂 着 物 対 策 を 推 進 するために 必 要 な 財 政 上 の 措 置 を 講 じなければならない 海 岸 漂 着 物 地 域 対 策 推 進 事 業 漂 着 ごみの 回 収 処 理 や 発 生 抑 制 対 策 等 に 対 する 支 援 ( 補 助 金 ) 平 成 21~24 年 度 : 地 域 グリーンニューディール 基 金 ( 平 成 21 年 度 補 正 : 約 60 億 円 ) 平 成 25~26 年 度 : 地 域 環 境 保 全 対 策 費 補 助 金 ( 平 成 24 年 度 補 正 : 約 100 億 円 ) さらに 平 成 27 年 度 は 地 方 の 要 望 を 踏 まえ 漂 着 ごみ 対 策 に 加 えて 漂 流 海 底 ごみ 対 策 をメニューに 追 加 補 助 金 のスキーム 環 境 省 事 業 計 画 補 助 金 都 道 府 県 市 町 村 など 回 収 処 理 事 業 など 事 業 実 績 報 告 年 度 平 成 21 平 成 22 平 成 23 平 成 24 平 成 25 事 業 費 ( 百 万 円 ) 230 1,553 3,194 585 3,297 回 収 処 理 量 (t) 8,671 14,238 42,956 9,854 34,610 26 (t) 60,000 40,000 20,000 0 海 岸 漂 着 物 地 域 対 策 推 進 事 業 によ る 回 収 処 理 量 平 成 21 平 成 22 平 成 23 平 成 24 平 成 25
海 岸 漂 着 物 等 地 域 対 策 推 進 事 業 ( 環 境 省 ) 26 年 度 補 正 予 算 :25 億 円 27 年 度 予 算 案 :3.5 億 円 海 岸 漂 着 物 処 理 推 進 法 の 施 行 を 受 けて 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は 海 岸 漂 着 物 対 策 に 関 し 施 策 を 策 定 し 実 施 す る 責 務 を 有 することとなった 海 岸 漂 着 物 処 理 推 進 法 に 基 づき 作 成 された 地 域 計 画 に 基 づき 実 施 する 海 岸 漂 着 物 の 回 収 処 理 や 発 生 抑 制 策 等 の 取 組 に 対 する 支 援 を 行 う また 上 記 に 加 え 漂 流 海 底 ごみの 回 収 処 理 に 対 する 支 援 も 実 施 する 事 業 計 画 事 業 実 施 環 境 省 補 助 金 都 道 府 県 事 業 実 績 報 告 補 助 金 市 町 村 等 事 業 実 施 地 域 計 画 策 定 事 業 ( 都 道 府 県 のみ) 補 助 率 1/2 回 収 処 理 事 業 発 生 抑 制 対 策 事 業 補 助 率 9.5/10~8/10( 地 域 の 状 況 に 応 じて) 全 国 の 漂 流 漂 着 海 底 ごみ 対 策 の 推 進 により 海 洋 環 境 の 保 全 を 図 るとともに 将 来 に 亘 って 優 れた 景 観 を 維 持 保 全 することにより 観 光 等 にとって 欠 かせない 地 域 の 美 しく 豊 かな 海 と 海 岸 の 価 値 を 一 層 高 める 27
4. 地 方 公 共 団 体 の 取 組 伊 勢 湾 流 域 圏 での 海 岸 漂 着 物 対 策 の 推 進 海 岸 漂 着 物 啓 発 シネアドの 上 映 伊 勢 湾 では 三 重 県 知 事 からの 提 案 により 三 県 一 市 ( 三 重 県 岐 阜 県 愛 知 県 名 古 屋 市 )が 連 携 し 伊 勢 湾 沿 岸 の 漂 着 ごみ 問 題 の 解 決 に 向 けた 取 組 が 行 われてい る 海 岸 漂 着 物 啓 発 シネアドの 上 映 伊 勢 湾 周 辺 の 映 画 館 にて 漂 着 ごみの 削 減 をねらったムービー を 上 映 内 陸 部 からの 海 ゴミの 発 生 を 抑 制 するために 内 陸 県 で ある 岐 阜 県 の 映 画 館 でも 上 映 した 三 重 県 インターネット 放 送 局 http://www.pref.mie.lg.jp/movie/detail.asp?con=5515 伊 勢 湾 森 川 海 のクリーンアップ 大 作 戦 住 民 やNPO 等 のさまざまな 主 体 が 海 岸 や 河 川 の 上 下 流 で 協 働 連 携 して 清 掃 活 動 に 取 り 組 むもの 三 重 県 では この 活 動 を 伊 勢 湾 流 域 全 体 で 広 域 的 に 行 うため 愛 知 県 岐 阜 県 名 古 屋 市 とも 連 携 し 伊 勢 湾 流 域 上 下 流 連 携 も テーマとした 統 一 行 動 として 平 成 20 年 度 から 取 り 組 んでいる 環 境 団 体 との 連 携 三 県 一 市 で 活 躍 する 環 境 団 体 と 共 に 海 岸 漂 着 物 対 策 担 当 者 が 清 掃 活 動 や 森 林 保 全 活 動 を 実 施 し 問 題 解 決 に 向 けた 認 識 を 共 有 28 29
3 自 然 公 園 の 現 状 と 課 題 29
( 現 状 ) 自 然 公 園 の 現 状 と 課 題 年 間 約 3 億 人 以 上 の 利 用 者 が 来 訪 訪 日 外 国 人 は 約 840 万 人 が 来 訪 していると 推 計 される( 平 成 24 年 ) 国 全 体 で2020 年 に 訪 日 外 国 人 2,000 万 人 の 来 訪 を 目 標 に 掲 げており 自 然 公 園 の 利 用 者 も 倍 増 すると 想 定 自 然 公 園 の 公 園 事 業 施 設 ( 公 共 )は 過 去 に 以 下 の 役 割 分 担 で 進 められ 現 在 もそれぞれの 施 設 を 管 理 して いる 状 況 国 立 公 園 : 国 都 道 府 県 市 町 村 国 定 公 園 : 都 道 府 県 市 町 村 30
( 課 題 ) 自 然 公 園 の 現 状 と 課 題 日 本 に 訪 問 してやりたいこと 自 然 景 勝 地 観 光 が42.8% もあり 自 然 公 園 での 受 け 入 れ 準 備 が 急 務 標 識 や 情 報 提 供 施 設 の 多 言 語 化 が 不 十 分 公 衆 トイレの 洋 式 化 等 の 快 適 な 受 け 入 れ 環 境 整 備 が 不 十 分 補 助 金 の 廃 止 後 地 方 公 共 団 体 の 管 理 する 施 設 において 更 新 が 行 われず 老 朽 化 が 著 しい 地 方 公 共 団 体 の 財 政 も 厳 しい 中 2020 年 に 向 けた 集 中 的 な 整 備 には 国 の 支 援 が 必 要 31 訪 日 外 国 人 の 関 心 出 典 : 観 光 庁 訪 日 外 国 人 消 費 動 向 調 査 平 成 26 年 10-12 月 期 報 告 書
( 年 度 ) 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 自 然 公 園 等 事 業 予 算 の 推 移 < 当 初 予 算 ベース> 8,948 公 共 事 業 化 10,290 11,642 12,807 12,935 16,486 17,586 17,002 環 境 省 設 立 14,684 14,278 13,893 補 助 金 廃 止 12,531 自 然 環 境 整 備 交 付 金 の 創 設 ( 国 定 公 園 等 ) 12,150 11,767 11,401 11,048 自 然 公 園 等 事 業 工 事 諸 費 10,718 自 然 公 園 等 維 持 管 理 費 10,012 自 然 公 園 等 事 業 調 査 費 8,235 自 然 公 園 等 整 備 費 補 助 (H17から 自 然 環 境 整 備 交 付 金 ) 8,195 国 民 公 園 整 備 費 8,458 国 立 公 園 整 備 費 8,788 自 然 環 境 整 備 交 付 金 の 拡 充 ( 国 立 公 園 ) 0 5,000 10,000 15,000 20,000 32 ( 百 万 円 )
( 新 ) 自 然 環 境 整 備 交 付 金 ( 国 立 公 園 における 公 園 利 用 施 設 の 国 際 化 老 朽 化 対 策 ) 平 成 27 年 度 予 算 ( 案 ) 額 8,788 百 万 円 のうち 600 百 万 円 (0 百 万 円 ) 国 立 公 園 には その 優 れた 自 然 景 観 に 触 れ やすらぎ 感 動 や 楽 しみを 得 るために 年 間 約 3 億 人 以 上 の 利 用 者 が 訪 問 している また 山 の 日 が 制 定 されたことで 自 然 環 境 への 関 心 がますます 高 くなっ ており 国 立 公 園 等 自 然 景 観 地 の 適 正 な 利 用 を 図 っていくことが 強 く 求 められている 政 府 方 針 として 骨 太 の 方 針 2014( 平 成 26 年 6 月 24 日 閣 議 決 定 ) に 2020 年 に 向 け 訪 日 外 国 人 旅 行 者 2,000 万 人 の 高 みを 目 指 す と 掲 げられ 観 光 立 国 の 実 現 に 向 けたアクション プログラム2014 に 世 界 に 通 用 する 魅 力 ある 観 光 地 域 づくりの 一 環 として 国 立 公 園 等 において 利 用 施 設 の 高 質 化 等 を 実 施 と 掲 げられている 大 勢 の 訪 日 外 国 人 をはじめとする 自 然 景 勝 地 を 楽 しみたいという 観 光 者 のニーズに 対 応 日 本 を 代 表 する 自 然 景 観 地 である 国 立 公 園 の 自 然 資 源 を 活 用 自 然 環 境 整 備 交 付 金 ( 国 立 公 園 における 公 園 利 用 施 設 の 国 際 化 老 朽 化 対 策 ) ( 支 出 予 定 先 : 都 道 府 県 ) 国 立 公 園 において 地 方 自 治 体 が 整 備 した 公 園 利 用 施 設 の 国 際 化 対 応 ( 標 識 情 報 提 供 施 設 の 多 言 語 化 公 衆 トイレの 洋 式 化 等 ) 老 朽 化 対 策 ( 荒 廃 破 損 した 歩 道 の 再 整 備 等 )のための 整 備 につい て その 事 業 費 の1/2を 上 限 として 支 援 国 立 公 園 の 利 用 施 設 について 国 際 化 対 応 老 朽 化 対 策 のための 整 備 を 集 中 的 に 推 進 し 自 然 景 勝 地 観 光 を 求 める 訪 日 外 国 人 をはじめとする 大 勢 の 観 光 者 の 利 用 環 境 ( 利 便 性 安 全 性 )を 向 上 させ 地 方 への 誘 客 に 寄 与 し 観 光 の 促 進 と 地 方 の 活 性 化 を 図 る 33
( 新 ) 自 然 環 境 整 備 交 付 金 ( 国 立 公 園 における 公 園 利 用 施 設 の 国 際 化 老 朽 化 対 策 ) 国 立 公 園 内 の 地 方 自 治 体 が 所 有 する 国 際 化 対 応 老 朽 化 対 策 が 必 要 な 利 用 施 設 (ビジターセンター 標 識 公 衆 トイレ 等 ) 集 中 的 な 施 設 整 備 2020 年 を 目 指 して 国 立 公 園 における 訪 日 外 国 人 をはじめとする 多 くの 観 光 者 の 安 全 快 適 な 利 用 環 境 を 整 備 するため 国 が 率 先 的 に 取 り 組 みつつ 地 方 自 治 体 からの 高 い 整 備 要 望 に 対 応 する 必 要 がある 国 立 公 園 内 の 地 方 自 治 体 が 所 有 する 公 園 利 用 施 設 について 国 際 化 対 応 や 老 朽 化 対 策 のための 整 備 に 対 して 支 援 し 国 が 実 施 する 直 轄 整 備 と 平 行 し 集 中 的 に 推 進 標 識 情 報 提 供 施 設 の 多 言 語 表 記 化 公 衆 トイレの 洋 式 化 老 朽 化 した 落 下 防 止 柵 荒 廃 している 利 用 の 多 い 歩 道 等 の 再 整 備 など 事 業 実 施 イメージ 公 衆 トイレの 洋 式 化 対 象 となる 事 業 事 例 ( 休 憩 所 の 多 言 語 表 記 化 ) ( 誘 導 標 の 多 言 語 表 記 ) 34 ( 老 朽 化 した 落 下 防 止 柵 の 再 整 備 ) ( 利 用 が 多 い 荒 廃 歩 道 の 再 整 備 )
4 1~3に 係 る 新 たな 地 方 財 政 措 置 35
環 境 関 連 対 策 に 係 る 新 たな 地 方 財 政 措 置 1. 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 交 付 金 鳥 獣 の 保 護 及 び 狩 猟 の 適 正 化 に 関 する 法 律 ( 平 成 14 年 法 律 第 88 号 )の 一 部 改 正 ( 平 成 27 年 5 月 29 日 施 行 )と 併 せ 新 たに 創 設 され る 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 交 付 金 の 地 方 負 担 について 地 方 交 付 税 措 置 を 講 じることとしている < 交 付 金 の 内 容 > 実 施 主 体 : 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 を 実 施 する 都 道 府 県 下 記 1は 実 施 予 定 都 道 府 県 を 含 む 下 記 2は 実 施 計 画 を 策 定 した 都 道 府 県 に 限 る 交 付 対 象 : 1 実 施 計 画 策 定 等 事 業 実 施 計 画 の 策 定 のための 調 査 計 画 検 討 経 費 事 業 効 果 の 評 価 のための 調 査 評 価 経 費 2 指 定 管 理 鳥 獣 捕 獲 等 事 業 (ニホンジカ 及 びイノシシ) 交 付 割 合 : 事 業 費 の1/2 以 内 < 地 方 財 政 措 置 > 上 記 交 付 金 に 係 る 地 方 負 担 について 以 下 のとおり 特 別 交 付 税 を 措 置 指 定 管 理 鳥 獣 の 駆 除 処 分 等 に 要 する 経 費 の8 割 その 他 ( 調 査 研 究 等 )に 要 する 経 費 の5 割 2. 海 岸 漂 着 物 等 地 域 対 策 推 進 事 業 国 の 補 助 金 による 海 岸 漂 着 物 地 域 対 策 推 進 事 業 が 平 成 26 年 度 末 に 実 施 期 限 を 迎 えることに 伴 い 新 たに 創 設 される 海 岸 漂 着 物 等 地 域 対 策 推 進 事 業 の 地 方 負 担 について 地 方 交 付 税 措 置 を 講 じることとしている < 事 業 の 内 容 > 実 施 主 体 : 都 道 府 県 及 び 市 町 村 交 付 対 象 : 1 地 域 計 画 策 定 改 定 に 係 る 事 業 ( 事 業 主 体 は 都 道 府 県 のみ) 2 海 岸 漂 着 物 等 及 び 漂 流 海 底 ごみの 回 収 処 理 に 係 る 事 業 3 発 生 抑 制 対 策 に 係 る 事 業 交 付 割 合 : 1 補 助 率 1/2 以 内 23 9.5/10~8/10 以 内 ( 地 域 の 状 況 に 応 じて) ただし 平 成 28 年 度 予 算 以 降 の 補 助 率 に ついては 9/10~7/10 以 内 ( 地 域 の 状 況 に 応 じて) < 地 方 財 政 措 置 > 上 記 23に 係 る 地 方 負 担 について 当 該 事 業 に 要 する 経 費 の8 割 に 特 別 交 付 税 を 措 置 3. 自 然 環 境 整 備 交 付 金 自 然 環 境 整 備 交 付 金 を 受 けて 実 施 する 国 立 公 園 における 公 園 利 用 施 設 の 国 際 化 老 朽 化 対 策 緊 急 整 備 事 業 の 地 方 負 担 について こ れまでの 交 付 金 事 業 と 同 様 の 地 方 財 政 措 置 ( )を 講 じることとしている ( ) 都 道 府 県 分 公 共 事 業 等 債 市 町 村 分 一 般 補 助 施 設 整 備 等 事 業 債 36