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第 XIII 章 出 願 要 件 及 び 特 許 付 与 に 係 る 手 続 第 71 条 出 願 要 件 第 72 条 出 願 手 数 料 第 73 条 調 査 報 告 第 74 条 発 明 の 単 一 性 第 75 条 出 願 の 補 正 及 び 分 割 第 76 条 優 先 権 第 77 条 出 願 日 第 78 条 出 願 等 の 審 査 第 79 条 特 許 の 付 与 第 80 条 特 許 登 録 簿 第 81 条 登 録 簿 の 閲 覧 及 び 認 証 謄 本 第 82 条 ファイルの 閲 覧 第 XIV 章 特 許 の 存 続 期 間 第 83 条 特 許 の 存 続 期 間 第 XV 章 特 許 所 有 者 の 権 利 第 84 条 特 許 所 有 者 の 権 利 第 85 条 侵 害 者 とされる 者 の 挙 証 責 任 第 86 条 所 有 者 の 権 利 の 制 限 第 87 条 先 の 製 造 又 は 使 用 から 生 じる 権 利 第 XVI 章 特 許 出 願 及 び 特 許 の 譲 渡 及 び 移 転 第 88 条 特 許 出 願 及 び 特 許 の 譲 渡 及 び 移 転 第 89 条 特 許 出 願 又 は 特 許 の 共 有 第 XVII 章 ライセンス 契 約 第 90 条 解 釈 第 91 条 ライセンス 契 約 の 様 式 及 び 登 録 第 92 条 実 施 権 者 の 権 利 第 93 条 実 施 許 諾 者 の 権 利 第 94 条 ライセンス 契 約 における 無 効 条 項 第 95 条 特 許 が 付 与 されなかった 出 願 又 は 無 効 を 宣 言 された 特 許 の 効 果 第 96 条 ライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 の 記 録 第 97 条 国 外 への 支 払 を 伴 うライセンス 契 約 第 XVIII 章 特 許 の 権 利 放 棄 及 び 無 効 第 98 条 特 許 の 権 利 放 棄 第 99 条 特 許 の 無 効 第 100 条 無 効 の 効 力 発 生 日 及 び 効 果 3

第 V 部 第 XIX 章 標 章 及 び 商 号 第 101 条 定 義 第 XX 章 標 章 の 認 容 可 能 性 第 102 条 標 章 の 認 容 可 能 性 第 103 条 客 観 的 理 由 により 認 容 されない 標 章 第 104 条 第 三 者 の 権 利 を 理 由 として 認 容 されない 標 章 第 105 条 信 託 の 不 登 録 第 XXI 章 出 願 要 件 及 び 登 録 手 続 第 106 条 出 願 要 件 第 107 条 優 先 権 第 108 条 国 際 博 覧 会 で 展 示 された 標 章 の 仮 保 護 第 109 条 出 願 手 数 料 第 110 条 方 式 に 関 する 出 願 審 査 第 111 条 標 章 の 更 なる 審 査 及 び 公 告 の 後 の 標 章 登 録 第 112 条 登 録 の 未 了 第 113 条 標 章 登 録 簿 及 び 証 明 書 の 交 付 第 114 条 登 録 標 章 の 公 告 第 115 条 登 録 簿 の 閲 覧 及 び 認 証 謄 本 第 116 条 連 合 標 章 第 117 条 連 合 標 章 の 譲 渡 及 び 使 用 第 XXII 章 標 章 登 録 の 存 続 期 間 第 118 条 登 録 の 存 続 期 間 第 119 条 更 新 第 120 条 登 録 標 章 の 変 更 第 XXIII 章 標 章 の 登 録 所 有 者 の 権 利 第 121 条 登 録 所 有 者 の 権 利 第 122 条 登 録 所 有 者 の 権 利 の 制 限 第 XXIV 章 標 章 の 出 願 及 び 登 録 の 譲 渡 及 び 移 転 第 123 条 出 願 及 び 登 録 の 譲 渡 及 び 移 転 第 XXV 章 ライセンス 契 約 第 124 条 解 釈 第 125 条 ライセンス 契 約 の 様 式 及 び 登 録 第 126 条 使 用 権 者 の 権 利 4

第 127 条 使 用 許 諾 者 の 権 利 第 128 条 ライセンス 契 約 及 び 一 定 の 条 項 の 無 効 第 129 条 ライセンス 契 約 の 取 消 第 130 条 国 外 への 支 払 を 伴 うライセンス 契 約 第 131 条 ライセンス 契 約 に 関 する 登 録 の 無 効 の 効 果 第 132 条 ライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 第 XXVI 章 標 章 登 録 の 放 棄 及 び 無 効 第 133 条 登 録 の 放 棄 第 134 条 登 録 の 無 効 第 135 条 無 効 の 効 力 発 生 日 及 び 効 果 第 XXVII 章 標 章 の 抹 消 第 136 条 標 章 の 抹 消 第 137 条 標 章 抹 消 の 効 力 発 生 日 及 び 効 果 第 XXVIII 章 団 体 標 章 第 138 条 団 体 標 章 第 139 条 団 体 標 章 の 登 録 出 願 第 140 条 団 体 標 章 の 登 録 及 び 公 告 第 141 条 団 体 標 章 の 使 用 を 規 制 する 条 件 の 変 更 第 XXIX 章 証 明 標 章 第 142 条 証 明 標 章 第 VI 部 第 XXX 章 商 号 第 143 条 禁 止 商 号 第 144 条 商 号 の 保 護 第 145 条 商 号 の 譲 渡 及 び 移 転 第 VII 部 第 XXXI 章 集 積 回 路 の 配 置 設 計 第 146 条 保 護 を 受 ける 権 利 第 147 条 独 創 性 第 148 条 保 護 の 範 囲 第 149 条 保 護 の 開 始 及 び 存 続 期 間 第 150 条 出 願 要 件 第 151 条 配 置 設 計 の 登 録 簿 への 登 録 5

第 152 条 移 転 を 受 ける 権 利 及 び 登 録 簿 の 更 正 第 153 条 所 有 権 の 変 更 及 び 契 約 ライセンス 第 154 条 配 置 設 計 の 登 録 の 取 消 第 155 条 代 理 人 による 代 理 第 156 条 侵 害 第 157 条 違 法 行 為 第 158 条 本 法 の 一 定 の 規 定 の 適 用 第 159 条 解 釈 第 VIII 部 第 XXXII 章 不 正 競 争 及 び 非 開 示 情 報 第 160 条 不 正 競 争 及 び 非 開 示 情 報 第 IX 部 第 XXXIII 章 地 理 的 表 示 第 161 条 地 理 的 表 示 の 保 護 第 X 部 第 XXXIV 章 諮 問 委 員 会 の 構 成 及 び 権 限 第 162 条 諮 問 委 員 会 の 任 命 等 第 XI 部 第 XXXV 章 長 官 及 び 裁 判 所 への 申 請 及 び 手 続 第 163 条 登 録 簿 の 訂 正 及 び 更 正 第 164 条 登 録 簿 の 損 傷 した 分 冊 の 写 しを 作 成 し, 復 元 された 頁 を 作 成 し 挿 入 する 権 限 第 165 条 長 官 の 証 明 書 による 証 拠 第 166 条 認 証 謄 本 による 証 拠 第 167 条 立 証 方 法 第 168 条 長 官 による 裁 量 権 の 行 使 第 169 条 長 官 に 対 する 法 務 総 裁 の 助 力 第 170 条 侵 害 及 び 救 済 第 171 条 実 施 権 者 ( 使 用 権 者 )による 又 はその 請 求 に 基 づく 侵 害 訴 訟 第 172 条 不 侵 害 の 宣 言 第 173 条 上 訴 第 174 条 長 官 及 び 裁 判 所 への 手 続 の 費 用 6

第 XXXVI 章 登 録 代 理 人 第 175 条 登 録 代 理 人 第 XXXVII 章 基 金 第 176 条 基 金 第 XXXVIII 章 違 法 行 為 及 び 刑 罰 第 177 条 登 録 簿 の 登 録 事 項 に 関 する 虚 偽 第 178 条 著 作 権 の 侵 害 第 179 条 意 匠 の 侵 害 第 180 条 意 匠 に 関 する 虚 偽 表 示 第 181 条 特 許 の 侵 害 第 182 条 特 許 に 関 する 虚 偽 表 示 第 183 条 特 許 に 関 する 情 報 の 不 法 開 示 第 184 条 標 章 の 侵 害 第 185 条 標 章 に 関 する 虚 偽 表 示 第 186 条 標 識 及 び 取 引 表 示 に 関 するその 他 の 違 法 行 為 第 187 条 法 人 による 違 法 行 為 第 188 条 解 釈 第 189 条 虚 偽 の 名 称 又 はイニシャル 第 190 条 標 章 の 偽 造 第 191 条 虚 偽 の 宣 言 による 違 法 行 為 第 192 条 標 章 及 び 表 示 の 使 用 第 193 条 通 常 の 業 務 過 程 に 雇 用 される 一 定 の 者 についての 除 外 規 定 第 194 条 訴 答 における 標 章 の 記 述 方 法 第 195 条 証 拠 についての 規 則 第 196 条 共 犯 の 処 罰 第 197 条 捜 索 令 状 第 198 条 防 御 及 び 訴 追 の 費 用 第 199 条 虚 偽 の 取 引 表 示 に 関 する 規 定 が 適 用 されない 場 合 第 200 条 留 保 規 定 第 201 条 裁 判 管 轄 権 が 及 び,かつ, 保 釈 が 可 能 な 違 法 行 為 第 202 条 訴 追 についての 制 限 第 203 条 標 章 を 付 した 商 品 の 販 売 に 関 する 黙 示 的 保 証 第 XXXIX 章 規 則 第 204 条 規 則 第 XL 章 1996 年 州 高 等 裁 判 所 ( 特 別 規 定 ) 法 No.10 の 改 正 第 205 条 1996 年 法 律 No.10 の 改 正 7

第 XLI 章 税 関 布 告 の 改 正 第 206 条 税 関 布 告 第 101 条 ( 第 235 章 )の 改 正 第 207 条 税 関 布 告 への 新 条 の 挿 入 第 XLII 章 廃 止 及 び 留 保 規 定 第 208 条 廃 止 及 び 留 保 規 定 第 209 条 意 匠 の 留 保 規 定 第 210 条 特 許 の 留 保 規 定 第 211 条 標 章 の 留 保 規 定 第 XLIII 章 解 釈 第 212 条 解 釈 第 213 条 不 一 致 がある 場 合 におけるシンハラ 語 版 の 優 先 8

第 1 条 簡 略 名 称 本 法 は,2003 年 知 的 財 産 法 No.36 として 引 用 することができる 第 I 部 運 営 第 2 条 長 官 の 任 命 及 び 権 限 (1) スリランカ 知 的 所 有 権 長 官 である 者 又 は 当 該 長 官 としての 役 割 を 務 める 者 ( 以 下 長 官 という)を 置 く (2) 長 官 は, (a) 本 法 規 定 の 実 施 について, 意 匠, 特 許, 標 章 及 び 本 法 によって 規 定 されるその 他 の 事 項 の 登 録 及 び 運 営 の 管 理 及 び 指 揮 について, 並 びに 本 法 の 規 定 の 実 施 のために 任 命 され 又 は 当 該 実 施 に 従 事 する 全 ての 者 の 監 督 及 び 管 理 について 権 限 を 有 し,かつ (b) 博 覧 会, 競 技 会, 研 究 会 及 び 刊 行 を 組 織 し, 第 II 部 に 基 づく 著 作 権 及 び 著 作 隣 接 権 を 保 護 し 運 営 するための 団 体 又 は 協 会 の 設 立 及 び 適 正 な 機 能 を 促 進 し 助 長 することにより, 著 作 権 及 び 著 作 隣 接 権 を 含 む 知 的 所 有 権 の 問 題 についての 全 国 民 の 意 識 を 高 め, 助 長 する 上 で 必 要 な 全 ての 措 置 を 講 じる (3) 長 官 は, 知 的 所 有 権 問 題 に 関 する 政 府 の 全 般 的 政 策 及 び 当 該 政 策 に 関 して 大 臣 が 出 す 一 般 的 な 又 は 特 別 の 指 示 に 従 う 第 3 条 局 長 及 び 副 局 長 (1) 本 法 の 規 定 の 適 正 な 実 施 及 び 運 営 のために, 知 的 所 有 権 局 長 及 び 副 局 長 である 者 又 はこ れらの 者 としての 役 割 を 務 める 1 又 は 複 数 の 者 を 随 時 任 命 することができる (2) 前 記 のとおり 任 命 された 者 は, 局 長 又 は 副 局 長 に 明 示 的 に 付 与 され 又 は 課 された 権 限, 責 務 又 は 職 能 を 行 使, 遂 行 及 び 履 行 することができ,また, 大 臣 の 指 示 に 従 い,かつ, 長 官 の 承 認 及 び 管 理 の 下 で, 本 法 により 又 は 本 法 に 基 づいて 長 官 に 付 与 され 又 は 課 された 権 限, 責 務 又 は 職 能 を 行 使, 遂 行 及 び 履 行 することができる (3) 本 法 の 適 用 上 必 要 な 他 の 幹 部 職 員 及 び 職 員 を 任 命 するものとする 第 4 条 庁 及 び 登 録 簿 の 維 持 (1) スリランカ 国 家 知 的 所 有 権 庁 と 称 する 官 庁 ( 以 下 庁 という)を 置 く 当 該 官 庁 を, 意 匠, 特 許, 標 章 及 び 本 法 に 規 定 するその 他 の 事 項 の 登 録 及 び 運 営 についてのスリランカにお ける 唯 一 の 官 庁 とする (2) 本 法 の 規 定 に 基 づき 備 え 置 き, 維 持 することが 要 求 される 全 ての 登 録 簿 は, 長 官 の 監 督 の 下 に, 庁 において 備 え 置 き, 維 持 するものとし, 当 該 登 録 簿 は, 意 匠, 特 許, 標 章 及 び 本 法 に 規 定 するその 他 の 事 項 に 関 する 登 録 についてのスリランカにおける 唯 一 の 法 的 に 承 認 さ れた 登 録 簿 とする 9

第 II 部 ( 著 作 権 : 省 略 ) 10

第 III 部 第 III 章 意 匠 [この 部 の 範 囲 及 び 定 義 ] 第 28 条 保 護 の 条 件 この 部 に 基 づいて 付 与 される 意 匠 の 保 護 は, 他 の 制 定 法, 特 に 第 II 部 に 基 づいて 付 与 される その 他 の 保 護 に 追 加 されるものであり,これらを 除 外 するものではない 第 29 条 この 部 の 範 囲 この 部 に 基 づいて 付 与 される 保 護 は 次 のとおりとする (a) 新 規 の 意 匠 にのみ 適 用 される (b) 中 傷 的 な 意 匠 から 成 るか 若 しくは 公 序 良 俗 若 しくは 公 共 の 利 益 に 反 するか, 又 は 長 官 若 しくは 当 該 事 項 が 付 託 された 裁 判 所 の 意 見 では 何 れかの 共 同 体 の 宗 教 的 若 しくは 人 種 的 感 情 を 害 する 虞 がある 意 匠 には 適 用 されない 第 30 条 意 匠 の 定 義 この 部 の 適 用 上, 工 業 又 は 手 工 芸 の 製 品 に 特 別 の 外 観 を 与 え,かつ, 工 業 又 は 手 工 芸 の 製 品 の 模 様 としての 役 割 を 果 たすことができる 線 若 しくは 色 彩 の 組 合 せ 又 は 立 体 ( 線 若 しくは 色 彩 と 結 合 しているか 否 かを 問 わない)は, 意 匠 とみなされる ただし, 技 術 的 成 果 を 得 ることのみに 役 立 つ 意 匠 の 如 何 なる 要 素 も,この 部 に 基 づいては 保 護 されない 第 31 条 新 規 性 の 定 義 (1) この 部 の 適 用 上, 新 規 な 意 匠 とは, 当 該 意 匠 についての 登 録 出 願 日 前 に 又 は 出 願 につい て 有 効 に 主 張 されている 優 先 日 前 に, 世 界 の 如 何 なる 場 所 においても,また, 如 何 なる 時 に おいても, 説 明, 使 用 又 はその 他 の 方 法 によって 公 衆 の 利 用 に 供 されていなかった 意 匠 をい う (2) 意 匠 は,その 登 録 出 願 に 先 立 つ 6 月 の 期 間 内 にそれが 公 式 又 は 公 認 の 国 際 博 覧 会 に 展 示 されたという 事 実 のみを 理 由 としては, 公 衆 の 利 用 に 供 されていたとみなされない (3) 意 匠 は,それが 些 細 な 点 において 先 の 意 匠 と 異 なるという 事 実, 又 はそれが 先 の 意 匠 を 具 体 化 する 製 品 と 異 なる 種 類 の 製 品 に 関 わっているという 事 実 のみを 理 由 としては, 新 規 の 意 匠 と 認 められない 第 IV 章 意 匠 の 保 護 を 受 ける 権 利 第 32 条 意 匠 の 所 有 権 及 び 保 護 を 受 ける 権 利 (1) 意 匠 についての 保 護 を 受 ける 権 利 は,その 意 匠 の 所 有 者 に 属 する (2) 第 34 条 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として, 意 匠 の 所 有 者 又 はその 権 原 承 継 人 は, 意 匠 創 作 者 である (3) 2 以 上 の 者 が 共 同 して 意 匠 を 創 作 した 場 合 は, 保 護 を 受 ける 権 利 は,それらの 者 に 共 同 で 帰 属 する 11

ただし, 意 匠 の 創 作 を 単 に 補 助 したのみであって, 創 造 的 性 格 の 貢 献 をしなかった 者 は, 当 該 意 匠 の 創 作 者 又 は 共 同 創 作 者 であるとはみなされない (4) 第 33 条 及 び 第 34 条 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として, 最 初 に 意 匠 登 録 出 願 をした 者 又 は 自 己 の 出 願 について 最 先 の 優 先 権 を 最 初 に 有 効 に 主 張 した 者 は,その 意 匠 の 創 作 者 であると みなされる 第 33 条 意 匠 (1) 意 匠 の 本 質 的 な 要 素 が, 保 護 を 受 ける 権 利 が 他 人 に 属 している 登 録 出 願 の 対 象 である 場 合, 又 は 当 該 意 匠 の 本 質 的 な 要 素 が, 保 護 を 受 ける 権 利 が 他 人 に 属 している 意 匠 から 得 られ たものである 場 合 は, 当 該 他 人 は, 長 官 に 対 し, 書 面 により, 前 記 の 出 願 又 は 登 録 が 自 己 に 譲 渡 されるべき 旨 を 申 請 することができる (2) 譲 渡 の 申 請 は, 所 定 の 手 数 料 及 び 申 請 人 の 主 張 を 立 証 する 証 拠 を 添 えて 送 付 しなければ ならない 既 に 登 録 がなされている 場 合 は,(1)に 基 づく 申 請 は, 第 44 条 に 基 づく 登 録 の 公 告 の 日 から 1 年 以 内 に 行 わなければならない (3) 長 官 は, 直 ちに 当 該 譲 渡 申 請 の 写 しを 登 録 出 願 人 又 は 意 匠 の 登 録 所 有 者 に 送 付 するもの とし, 出 願 人 又 は 登 録 所 有 者 は, 当 該 通 知 の 日 から 3 月 以 内 に, 所 定 の 方 式 による 答 弁 書 を 所 定 の 手 数 料 及 び 自 己 の 主 張 を 立 証 する 証 拠 と 共 に 長 官 に 送 付 しなければならない (4) 出 願 人 又 は 登 録 所 有 者 が(3)にいう 答 弁 書 を 送 付 した 場 合 は, 長 官 は, 当 事 者 を 聴 聞 した 後, 必 要 と 認 めるときは, 迅 速 に, 出 願 又 は 登 録 が 譲 渡 されるべきであるか 否 か, 及 び 該 当 する 場 合 は 登 録 簿 が 訂 正 されるべきであるか 否 かを 決 定 する 出 願 人 又 は 登 録 所 有 者 が(3) に 規 定 するとおり 3 月 の 期 間 内 に 答 弁 書 を 送 付 しなかった 場 合 は, 長 官 は,(1)にいう 申 請 を 認 めるものとする (5) 意 匠 の 登 録 出 願 がなされた 後, 保 護 を 受 ける 権 利 を 有 する 者 が 当 該 出 願 に 同 意 を 与 えた 場 合 は, 当 該 同 意 は, 事 実 上 当 該 出 願 の 日 から 有 効 であったものとみなされる 第 34 条 従 業 者 により 創 作 された 意 匠 の 使 用 者 への 帰 属 (1) 雇 用 契 約 又 は 業 務 遂 行 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 当 該 契 約 の 履 行 又 は 当 該 業 務 の 遂 行 中 に 創 作 された 意 匠 の 所 有 権 は, 該 当 する 事 情 に 応 じ, 使 用 者 又 は 当 該 業 務 を 委 託 した 者 に 帰 属 するものとみなす ただし, 前 記 の 意 匠 が, 該 当 する 事 情 に 応 じ, 雇 用 契 約 又 は 業 務 遂 行 契 約 を 締 結 した 時 点 で 当 事 者 が 合 理 的 に 予 測 することができたよりも 遥 かに 大 きな 経 済 的 価 値 を 獲 得 した 場 合 にお いて, 当 事 者 間 に 合 意 が 存 在 していないときは,その 創 作 者 は, 裁 判 所 に 対 して 創 作 者 が 行 う 申 請 に 基 づいて 裁 判 所 が 定 める 公 正 な 報 酬 を 受 ける 権 原 を 有 する (2) 雇 用 契 約 上, 創 作 的 活 動 に 従 事 することを 要 求 されていない 従 業 者 が, 使 用 者 から 利 用 を 委 ねられているデータ 又 は 手 段 を 使 用 して, 使 用 者 の 事 業 分 野 における 意 匠 を 創 作 した 場 合 において, 雇 用 契 約 に 別 段 の 規 定 がないときは,その 意 匠 の 所 有 権 は 使 用 者 に 帰 属 するも のとみなす ただし,その 従 業 者 は 公 正 な 報 酬 を 受 ける 権 原 を 有 するものとし, 当 該 報 酬 の 額 は, 当 事 者 間 に 合 意 が 存 在 しない 場 合 は, 裁 判 所 が,その 従 業 者 が 行 う 申 請 に 基 づいて, 同 人 の 給 与, 当 該 意 匠 の 経 済 的 価 値 及 び 使 用 者 が 当 該 意 匠 から 得 る 利 益 を 考 慮 して 定 める (3) (1) 及 び(2)により 意 匠 創 作 者 に 与 えられる 権 利 は, 契 約 によって 制 限 してはならない 12

第 35 条 意 匠 創 作 者 の 記 名 (1) 意 匠 創 作 者 は, 登 録 において, 意 匠 創 作 者 として 記 名 される ただし, 創 作 者 又 は 創 作 者 によりその 旨 を 書 面 で 授 権 された 者 が 署 名 し, 長 官 に 提 出 した 書 面 による 宣 言 によって, 登 録 に 自 己 の 名 称 が 使 用 されることを 差 し 控 える 意 思 を 表 示 するときは,この 限 りでない (2) (1)の 規 定 は, 如 何 なる 契 約 に 基 づく 条 件 によっても, 変 更 することができない 第 V 章 意 匠 の 出 願 要 件 及 び 登 録 手 続 第 36 条 出 願 要 件 (1) 意 匠 登 録 出 願 は, 所 定 の 様 式 によって 長 官 に 対 して 行 うものとし, 所 定 の 手 数 料 を 添 え, かつ, 次 の 事 項 を 含 んでいなければならない (a) 意 匠 の 登 録 を 求 める 願 書 (b) 出 願 人 の 名 称, 宛 先 及 び 説 明 並 びに 出 願 人 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 はスリ ランカにおける 郵 便 送 達 宛 先 (c) 意 匠 を 具 体 化 している 物 品 の 見 本, 又 はその 意 匠 の 写 真 又 は 図 的 表 示 の 写 しであって, 色 彩 付 き 意 匠 の 場 合 は 色 彩 を 付 したもの, 又 はその 意 匠 の 図 面 及 びトレーシング (d) 意 匠 の 使 用 予 定 対 象 である 製 品 の 種 類 の 表 示 及 び 規 則 によって 類 についての 規 定 がある 場 合 はその 製 品 が 属 する 類 の 表 示 (e) 当 該 意 匠 が, 出 願 人 が 知 る 限 りにおいて 新 規 のものである 旨 の 出 願 人 による 宣 言 (2) 登 録 出 願 には, 意 匠 創 作 者 が 署 名 した 宣 言 書 であって, 創 作 者 の 名 称 及 び 宛 先 を 記 載 し, かつ,これらが 登 録 において 表 示 されることを 請 求 する 旨 のものを 添 付 することができる (3) 出 願 人 が 意 匠 創 作 者 でない 場 合 は, 出 願 人 の 登 録 を 受 ける 権 利 を 正 当 化 する 陳 述 書 を 出 願 に 添 えなければならない (4) 長 官 は, 出 願 人 が 意 匠 創 作 者 でない 全 ての 場 合 において,(3)にいう 陳 述 書 の 写 しを 創 作 者 に 送 達 する 意 匠 創 作 者 は,その 出 願 を 閲 覧 し,かつ, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 して,その 写 しを 入 手 する 権 利 を 有 する (5) 出 願 が 代 理 人 を 通 してなされる 場 合 は,その 出 願 には, 出 願 人 が 代 理 人 に 与 えた 委 任 状 を 添 えなければならない 第 37 条 優 先 権 条 約 国 においてした 先 の 出 願 の 優 先 権 を 利 用 しようとする 意 匠 登 録 出 願 人 は, 当 該 先 の 出 願 の 出 願 日 から 6 月 以 内 に,その 者 の 出 願 に, 先 の 出 願 の 出 願 日 及 び 出 願 番 号, 出 願 人 の 名 称 並 びに 本 人 又 はその 前 権 利 者 が 先 の 出 願 をした 国 の 国 名 を 表 示 した 宣 言 書 を 付 加 しなければ ならず,かつ,スリランカでした 当 該 後 の 出 願 の 日 から 3 月 以 内 に, 先 の 出 願 がされた 国 の 該 当 当 局 が 正 しいものとして 認 証 した, 先 の 出 願 の 写 しを 提 出 しなければならない 第 38 条 出 願 手 数 料 意 匠 登 録 出 願 は, 所 定 の 手 数 料 が 既 に 長 官 に 納 付 されていない 限 り, 受 理 してはならない 第 39 条 出 願 審 査 (1) 長 官 は, 出 願 人 が 第 36 条, 第 37 条 ( 該 当 する 場 合 ) 及 び 第 38 条 の 規 定 に 従 っているか 否 13

かを 審 査 する (2) 出 願 人 が 第 36 条 及 び 第 37 条 の 規 定 に 従 っていない 場 合 は, 長 官 は,その 意 匠 の 登 録 を 拒 絶 する ただし, 長 官 は, 先 ず 出 願 人 にその 出 願 中 の 欠 陥 について 通 知 し,その 通 知 の 受 領 日 から 3 月 以 内 に 当 該 欠 陥 を 是 正 する 機 会 を 与 える (3) 出 願 人 が 第 37 条 の 規 定 に 従 っていない 場 合 は, 長 官 は,その 意 匠 の 登 録 に 関 連 しては, 主 張 されている 優 先 権 を 考 慮 しない (4) 出 願 人 が 第 37 条 の 規 定 に 従 っている 場 合 は, 長 官 は,その 意 匠 の 登 録 に 関 連 して, 主 張 されている 優 先 権 を 記 録 する (5) 長 官 は, 意 匠 登 録 を 拒 絶 した 場 合 は, 当 該 拒 絶 の 理 由 を 述 べ,かつ, 所 定 の 手 数 料 の 納 付 があったときは, 自 己 の 決 定 の 理 由 を 出 願 人 に 通 知 する 第 40 条 登 録 (1) 出 願 人 が 第 36 条 及 び 第 38 条 の 規 定 に 従 っている 場 合 は, 長 官 は, 第 29 条 の 規 定 に 関 し て 当 該 意 匠 を 審 査 する (2) 意 匠 が 第 29 条 に 基 づいて 登 録 可 能 でない 場 合 は, 長 官 は,その 旨 を 出 願 人 に 通 知 し, 登 録 拒 絶 の 理 由 を 述 べる (3) 長 官 が 意 匠 登 録 出 願 を 拒 絶 した 場 合 は, 出 願 人 は,(2)にいう 通 知 の 日 から 1 月 以 内 に, 当 該 拒 絶 事 項 に 関 して 書 面 による 申 立 を 長 官 に 対 して 行 うことができる (4) 長 官 は,(3)に 要 求 されているとおり 申 立 を 受 領 したときは, 当 該 出 願 人 を 聴 聞 すること とし, 聴 聞 の 日 時 を 出 願 人 に 知 らせることができる 長 官 は, 聴 聞 の 後,その 意 匠 を 登 録 するか 又 はその 意 匠 の 登 録 を 拒 絶 する (5)(a) (1),(2),(3) 及 び(4)の 規 定 に 拘 らず, 意 匠 の 本 質 的 な 要 素 が, 登 録 出 願 の 対 象 であ る 意 匠 であって 既 に 登 録 されているものから 派 生 していると 長 官 が 認 めた 場 合 は, 長 官 は, その 旨 を 出 願 人 に 通 知 し,かつ, 当 該 意 匠 が 前 記 のように 派 生 したものではないことを 証 明 するよう 出 願 人 に 要 求 するものとし, 要 求 の 写 しを 前 記 の 登 録 意 匠 の 所 有 者 に 送 付 する (b) 出 願 人 は, 当 該 通 知 の 日 から 3 月 以 内 に, 所 定 の 手 数 料 を 添 えて 申 立 書 を 長 官 に 提 出 す ることができる 前 記 の 登 録 意 匠 の 所 有 者 も, 同 期 間 内 に, 自 己 の 意 見 を 書 面 により 提 出 す ることができる (c) 前 記 の 書 面 による 申 立 及 び 意 見 を 受 領 したときは, 長 官 は, 必 要 と 認 めた 場 合 に 当 事 者 を 聴 聞 した 後, 直 ちに, 当 該 意 匠 を 登 録 するべきか 否 かを 決 定 する (d) 出 願 人 が(b)に 要 求 されているとおり 書 面 による 申 立 を 提 出 しなかった 場 合 は, 長 官 は, 記 載 する 理 由 により 当 該 意 匠 登 録 出 願 を 拒 絶 するものとし,かつ, 出 願 人 が 請 求 する 場 合 に おいて, 出 願 人 による 所 定 の 手 数 料 の 納 付 があったときは,その 決 定 の 理 由 を 書 面 により 出 願 人 に 知 らせる (6) 長 官 は, 意 匠 が 登 録 可 能 であると 考 える 場 合 は, 出 願 人 に 対 し,1 月 以 内 に 所 定 の 出 願 公 告 手 数 料 を 納 付 するよう 要 求 することができる (7) 出 願 公 告 手 数 料 が 所 定 の 期 間 内 に 納 付 されなかった 場 合 は, 当 該 意 匠 の 登 録 は 拒 絶 され る (8)(a) 公 告 手 数 料 が 所 定 の 期 間 内 に 納 付 された 場 合 は, 長 官 は, 出 願 日, 出 願 番 号, 出 願 人 の 名 称 及 び 宛 先, 並 びに 出 願 人 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 はスリランカにおける 14

郵 便 送 達 宛 先, 主 張 されている 優 先 権, 意 匠 の 説 明, 並 びに 意 匠 の 種 類 及 び 類 を 記 載 した 出 願 の 公 告 の 手 続 を 取 る (b) (6),(7) 及 び(8)(a)の 規 定 に 拘 らず, 長 官 は, 自 己 の 裁 量 において, 出 願 人 に 対 し,(8)(a) の 規 定 に 基 づき,かつ, 長 官 が 指 示 する 様 式 で 出 願 を 公 告 するよう, 書 面 による 通 知 により 要 求 することができる 出 願 人 が, 前 記 の 長 官 の 通 知 から 2 月 以 内 に 長 官 から 要 求 されたと こおり 出 願 の 公 告 をしなかったか 又 はこれを 無 視 した 場 合 は, 出 願 を 拒 絶 することができる (9) 意 匠 が 第 29 条 にいう 1 又 は 複 数 の 理 由 により 登 録 可 能 でないと 考 える 者 は 何 人 も, 公 告 の 日 から 2 月 以 内 に, 当 該 登 録 に 対 する 所 定 の 様 式 による 異 議 申 立 の 通 知 に 異 議 申 立 の 理 由 を 記 載 し, 当 該 理 由 を 立 証 する 証 拠 を 添 えて, 所 定 の 手 数 料 と 共 に 長 官 に 提 出 することがで きる (10) 長 官 が(9)に 定 める 期 間 内 に 異 議 申 立 の 通 知 を 受 領 しなかった 場 合 は, 長 官 は, 当 該 意 匠 を 登 録 する (11) 長 官 が(9)に 定 める 期 間 内 に 所 定 の 様 式 による 異 議 申 立 の 通 知 を 所 定 の 手 数 料 と 共 に 受 領 した 場 合 は, 長 官 は, 当 該 異 議 申 立 の 理 由 の 写 しを 出 願 人 に 送 達 し,かつ, 出 願 人 に 対 し, 当 該 理 由 に 関 する 意 見 書 を,その 出 願 を 支 持 する 証 拠 を 添 えて 1 月 以 内 に 提 出 するよう 要 求 する (12) 長 官 は, 出 願 人 の 意 見 書 を 受 領 したときは, 全 ての 事 情 を 考 慮 して 必 要 と 認 めた 場 合 に 当 事 者 を 聴 聞 した 後, 迅 速 に, 当 該 意 匠 を 登 録 することができるか 否 かを 決 定 する 当 該 意 匠 が 登 録 可 能 であると 決 定 した 場 合 は, 長 官 は,それに 応 じて, 次 のときに 当 該 意 匠 を 登 録 する (a) 長 官 の 決 定 に 対 する 上 訴 が 提 起 されなかった 場 合 は, 決 定 に 対 して 上 訴 を 提 起 できる 期 間 が 満 了 したとき (b) 長 官 の 決 定 に 対 する 上 訴 が 提 起 された 場 合 は, 当 該 上 訴 が 棄 却 されたとき (13) 長 官 は, 本 条 に 基 づいて 行 為 がなされるべき 又 は 手 数 料 が 納 付 されるべき 所 定 の 期 間 の 合 理 的 な 延 長 を 認 めることができる 第 41 条 登 録 証 明 書 の 交 付 長 官 は, 意 匠 が 登 録 されたときは,その 登 録 所 有 者 に 登 録 証 明 書 を 交 付 するものとし,また, 登 録 所 有 者 から 請 求 があったときは, 当 該 証 明 書 を 登 録 所 有 者 に 対 して 書 留 郵 便 により, 最 後 に 記 録 されているスリランカにおける 郵 便 宛 先, 又 は 登 録 所 有 者 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 は, 最 後 に 記 録 されている 郵 便 宛 先 に 送 付 する 第 42 条 意 匠 登 録 簿 (1) 長 官 は, 意 匠 登 録 簿 という 名 称 の 登 録 簿 を 備 えて 維 持 し,その 登 録 簿 には, 登 録 の 順 序 に 従 って, 全 ての 登 録 意 匠, 及 びこの 部 の 規 定 によって 記 録 することが 許 可 若 しくは 指 示 されるか 又 は 随 時 規 定 される, 意 匠 に 関 するその 他 の 明 細 を 記 録 する (2) 意 匠 登 録 には, 意 匠 の 表 示 を 含 めるものとし,かつ, 次 の 事 項 を 記 載 する すなわち, 登 録 番 号, 登 録 所 有 者 の 名 称 及 び 宛 先, 並 びに 登 録 所 有 者 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 は,スリランカにおける 郵 便 送 達 宛 先 出 願 日 及 び 登 録 日 優 先 権 が 有 効 に 主 張 されて いるときは,その 事 実 の 表 示, 並 びに 優 先 権 主 張 の 基 礎 とされている 出 願 の 出 願 番 号, 出 願 日 及 び 出 願 国 第 36 条 (1)(d)にいう 製 品 の 種 類 及 び 類, 並 びに 意 匠 創 作 者 が 自 己 の 名 称 が 登 15

録 において 創 作 者 として 表 示 されることを 請 求 している 場 合 は, 当 該 創 作 者 の 名 称 及 び 宛 先 第 43 条 登 録 簿 の 閲 覧 及 び 認 証 謄 本 何 人 も 登 録 簿 を 閲 覧 することができ,また, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 して,その 認 証 抄 本 を 取 得 することができる 第 44 条 登 録 意 匠 の 公 告 長 官 は, 全 ての 登 録 意 匠 をその 登 録 の 順 序 に 従 い, 所 定 の 様 式 で 官 報 に 公 告 させるものとし, この 公 告 には, 公 告 される 各 意 匠 に 関 し, 所 定 の 明 細 への 言 及 を 含 める 第 VI 章 意 匠 登 録 の 存 続 期 間 第 45 条 登 録 の 存 続 期 間 この 部 の 他 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として,かつ,それらの 規 定 を 損 なうことなく, 意 匠 登 録 は, 登 録 出 願 の 受 領 日 から 5 年 が 経 過 したときに 満 了 する 第 46 条 更 新 (1) 意 匠 登 録 は,その 旨 の 申 請 に 基 づき,かつ, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 することにより, 連 続 5 年 の 期 間 を 単 位 として 2 回 更 新 することができる (2) 更 新 手 数 料 は, 登 録 の 存 続 期 間 の 満 了 日 に 先 立 つ 6 月 以 内 に 納 付 しなければならない ただし, 前 記 期 間 の 満 了 日 後 における 手 数 料 の 納 付 については, 所 定 の 割 増 手 数 料 を 納 付 す ることを 条 件 として,6 月 の 猶 予 期 間 が 認 められる (3) 長 官 は, 意 匠 登 録 更 新 の 全 てを 登 録 簿 に 記 録 するものとし,かつ, 所 定 の 様 式 により 官 報 において 公 告 させる (4) 更 新 手 数 料 が(2)に 定 める 期 間 又 はその 延 長 期 間 内 に 納 付 されなかった 場 合 は, 長 官 は, その 意 匠 に 係 る 登 録 を 登 録 簿 から 抹 消 する 第 VII 章 意 匠 の 登 録 所 有 者 の 権 利 第 47 条 意 匠 の 登 録 所 有 者 の 権 利 (1) 意 匠 の 登 録 所 有 者 は,この 部 の 他 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として,かつ,それらの 規 定 を 損 なうことなく,その 意 匠 に 関 し, 次 の 事 項 についての 排 他 権 を 有 する (a) 製 品 の 製 造 において, 意 匠 を 複 製 すること 及 び 具 体 化 すること (b) 意 匠 を 具 体 化 した 製 品 を 輸 入 し, 販 売 の 申 出 をし, 販 売 し 又 は 使 用 すること (c) 意 匠 を 具 体 化 した 製 品 について 販 売 の 申 出 をし, 販 売 し 又 は 使 用 する 目 的 で,これを 貯 蔵 すること (d) 意 匠 の 登 録 を 譲 渡 すること 又 は 移 転 すること (e) ライセンス 契 約 を 締 結 すること (2) 何 人 も, 意 匠 の 登 録 所 有 者 からの 同 意 がない 場 合 は,(1)にいう 行 為 をしてはならない (3) (1)にいう 行 為 が 権 限 のない 者 によってなされたときは,その 行 為 は, 登 録 意 匠 の 複 製 が 登 録 意 匠 と 些 細 な 点 に 関 して 異 なっているという 事 実 又 は 登 録 意 匠 の 複 製 が 登 録 意 匠 を 具 体 16

化 する 製 品 と 異 なる 種 類 の 製 品 において 具 体 化 されているという 事 実 のみによっては, 合 法 的 なものとはならない 第 48 条 登 録 所 有 者 の 権 利 の 制 限 第 47 条 (1)の 規 定 は, (1) 工 業 又 は 商 業 目 的 でなされる 行 為 のみを 対 象 とするものとし, (2) 第 三 者 が, 登 録 意 匠 を 具 体 化 した 製 品 がスリランカにおいて 適 法 に 製 造 され, 輸 入 され, 販 売 の 申 出 がされ, 販 売 され, 使 用 され 又 は 貯 蔵 された 後 に,その 製 品 に 関 して, 前 記 の 行 為 を 実 行 することを 排 除 するものではない 第 VIII 章 意 匠 登 録 出 願 及 び 意 匠 登 録 の 譲 渡 及 び 移 転 第 49 条 出 願 及 び 登 録 の 譲 渡 及 び 移 転 (1) 意 匠 に 係 る 登 録 出 願 又 は 登 録 は, 譲 渡 又 は 移 転 することができるものとし, 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 によらなければならない (2) 譲 渡 又 は 移 転 によって 意 匠 の 登 録 出 願 又 は 登 録 に 係 る 権 利 を 取 得 した 者 は 何 人 も, 当 該 譲 渡 又 は 移 転 を 登 録 簿 に 記 録 するよう, 所 定 の 手 数 料 を 添 えて, 所 定 の 方 式 により 長 官 に 申 請 することができる (3) 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は, 所 定 の 手 数 料 が 長 官 に 納 付 されていない 限 り, 登 録 簿 に 記 録 され ない (4) 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は,その 旨 が 登 録 簿 に 記 録 されていない 限 り, 第 三 者 に 対 抗 すること ができない 第 50 条 出 願 及 び 登 録 の 共 有 当 事 者 間 に 別 段 の 合 意 がない 場 合 は, 意 匠 の 登 録 出 願 又 は 登 録 の 共 有 者 は, 単 独 でその 出 願 又 は 登 録 についての 各 人 の 権 利 を 譲 渡 し 又 は 移 転 すること,その 意 匠 を 使 用 すること 及 び 第 47 条 (1)(a)から(c)までにいう 排 他 権 を 行 使 することができるが,ただし, 出 願 の 取 下, 登 録 の 放 棄 又 はライセンス 契 約 の 締 結 は, 共 同 でのみ 行 うことができる 第 IX 章 意 匠 のライセンス 契 約 第 51 条 解 釈 この 部 の 適 用 上,ライセンス 契 約 とは, 意 匠 の 登 録 所 有 者 ( 実 施 許 諾 者 )が 他 の 者 又 は 企 業 ( 実 施 権 者 )に 対 し, 第 47 条 (1)(a),(b) 及 び(c)にいう 行 為 の 何 れか 又 は 全 部 を 行 うこ とについてライセンスを 許 諾 する 契 約 をいう 第 52 条 ライセンス 契 約 の 様 式 及 び 登 録 (1) ライセンス 契 約 は, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 によらなければならな い (2) 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 をもって 請 求 があったときは, 長 官 は, 所 定 の 手 数 料 の 納 付 に 基 づいて, 当 事 者 が 登 録 を 求 めるその 契 約 についての 明 細 を 登 録 簿 に 記 17

録 する ただし, 契 約 当 事 者 は, 前 記 契 約 に 関 する 他 の 明 細 を 開 示 すること 又 は 登 録 することを 要 求 されない 第 53 条 実 施 権 者 の 権 利 ライセンス 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 実 施 権 者 は, (a) 第 47 条 (1)(a),(b) 及 び(c)にいう 行 為 の 何 れか 又 は 全 部 を,スリランカにおいて, 更 新 期 間 を 含 む 意 匠 登 録 の 有 効 期 間 中 に 行 うことができるが, (b) ライセンス 契 約 に 基 づく 権 利 を 譲 渡 し 若 しくは 移 転 する 権 原, 又 は 第 三 者 にサブライセ ンスを 許 諾 する 権 原 は 有 さない 第 54 条 実 施 許 諾 者 の 権 利 (1) ライセンス 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 実 施 許 諾 者 は, 同 一 の 意 匠 に 関 して 別 のラ イセンスを 第 三 者 に 許 諾 し, 又 は 第 47 条 (1)(a),(b) 及 び(c)にいう 行 為 の 何 れか 若 しくは 全 部 を 自 ら 実 行 することができる (2) ライセンス 契 約 において,そのライセンスを 排 他 的 なものとする 旨 を 規 定 している 場 合 は, 当 該 契 約 に 別 段 の 明 示 規 定 がない 限 り, 実 施 許 諾 者 は, 同 一 の 意 匠 に 関 して 別 のライセ ンスを 第 三 者 に 許 諾 してはならず, 又 は 第 47 条 (1)(a),(b) 及 び(c)にいう 行 為 の 何 れも 自 ら 実 行 し 若 しくは 実 行 させてはならない 第 55 条 ライセンス 契 約 における 無 効 条 項 ライセンス 契 約 中 の 如 何 なる 条 項 又 は 条 件 も,この 部 により 意 匠 の 登 録 所 有 者 に 付 与 される 権 利 に 由 来 しない 制 限 又 は 当 該 権 利 を 保 護 するために 必 要 でない 制 限 を, 工 業 又 は 商 業 分 野 において 実 施 権 者 に 課 している 限 り, 無 効 とする ただし, 次 の 事 項 は, 当 該 制 限 を 構 成 しているとはみなさない (a) 意 匠 使 用 の 範 囲, 程 度 若 しくは 期 間 に 関 する 制 限, 又 は 意 匠 を 使 用 することができる 地 理 的 区 域 若 しくは 製 品 の 品 質 若 しくは 数 量 に 関 する 制 限, 及 び (b) 意 匠 登 録 の 有 効 性 を 損 なう 可 能 性 がある 全 ての 行 為 を 差 し 控 えさせるために 実 施 権 者 に 課 される 義 務 第 56 条 ライセンス 契 約 の 登 録 が 無 効 とされることの 効 果 ライセンス 契 約 の 期 間 満 了 前 に,その 登 録 が 無 効 と 宣 言 された 場 合 は, 実 施 権 者 は,ライセ ンス 契 約 に 基 づく 実 施 許 諾 者 への 如 何 なる 支 払 も 要 求 されず,また, 既 に 行 った 支 払 の 払 戻 を 受 ける 権 原 を 有 する ただし, 実 施 許 諾 者 が, 全 ての 事 情, 特 に 実 施 権 者 がそのライセンスによって 実 際 に 利 益 を 得 ているか 否 かを 考 慮 した 上 で, 前 記 の 払 戻 が 不 当 であることを 証 明 することができるとき は, 実 施 許 諾 者 は, 払 戻 を 一 切 要 求 されないか, 又 は 一 部 の 払 戻 のみを 要 求 されるものとす る 第 57 条 ライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 長 官 は, 次 のことを 行 うものとする 18

(1) 長 官 が, 登 録 されたライセンス 契 約 が 満 了 しているか 又 は 解 除 されていると 認 めたとき は, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 によるその 旨 の 請 求 に 基 づいて,その 事 実 を 登 録 簿 に 記 録 すること (2) この 部 の 何 れかの 規 定 に 基 づくライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 を 登 録 簿 に 記 録 す ること 第 58 条 国 外 への 支 払 を 伴 うライセンス 契 約 (1) 長 官 が,ライセンス 契 約 又 はその 修 正 若 しくは 更 新 が, (a) ロイヤルティの 国 外 への 支 払 を 伴 っているため, 又 は (b) 当 該 ライセンス 契 約 に 関 わる 他 の 事 情 に 起 因 する 理 由 により, スリランカの 経 済 発 展 に 有 害 であると 信 じる 合 理 的 理 由 を 有 するときは, 長 官 は, 中 央 銀 行 総 裁 に 書 面 をもってその 事 実 を 伝 達 し,かつ, 長 官 が 管 理 している 当 該 事 件 についての 決 定 に 不 可 欠 な 事 項 に 関 係 する 全 ての 書 類 を 中 央 銀 行 総 裁 に 送 付 する (2) 中 央 銀 行 総 裁 が(1)に 基 づく 伝 達 を 受 け, 長 官 に 対 し 当 該 ライセンス 契 約 又 はその 修 正 若 しくは 更 新 がスリランカの 経 済 発 展 に 有 害 なものである 旨 を 書 面 により 通 知 した 場 合 は, 長 官 は, 登 録 簿 における 当 該 契 約 の 記 録 を 取 り 消 し, 無 効 とする (3) 本 条 の 規 定 を 譲 渡 及 び 移 転 に 準 用 する (4) この 章 の 規 定 をサブライセンスに 準 用 する 第 X 章 意 匠 登 録 の 放 棄 及 び 無 効 第 59 条 登 録 の 放 棄 (1) 意 匠 の 登 録 所 有 者 は, 本 人 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 での 宣 言 を 長 官 に 提 出 する ことにより,その 登 録 を 放 棄 することができる (2) 長 官 は, 前 記 の 宣 言 書 を 受 領 したときは,それを 登 録 簿 に 記 録 し,かつ,その 記 録 を 官 報 において 公 告 させる (3) 放 棄 は, 長 官 が 前 記 の 宣 言 書 を 受 領 した 日 から 効 力 を 生 じる (4) 意 匠 に 関 するライセンス 契 約 が 登 録 簿 に 記 録 されている 場 合 において, 長 官 は, 当 該 ラ イセンス 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 限 り, 登 録 されている 実 施 権 者 又 は 再 実 施 権 者 の 全 員 が 放 棄 に 同 意 する 旨 の 署 名 された 宣 言 書 を 受 領 したときを 除 き, 当 該 放 棄 を 承 認 又 は 登 録 しない ただし,ライセンス 契 約 において, 同 意 の 要 件 が 明 示 的 に 放 棄 されている 場 合 は,この 限 り でない 第 60 条 登 録 の 無 効 (1) 裁 判 所 は, 正 当 な 利 害 関 係 を 有 する 者 又 は 長 官 を 含 めた 管 轄 当 局 が 提 出 し, 意 匠 の 登 録 所 有 者 及 び 登 録 されている 全 ての 譲 受 人, 実 施 権 者 又 は 再 実 施 権 者 を 当 事 者 とする 申 請 に 基 づき, 次 の 理 由 の 1 又 は 複 数 を 根 拠 として,その 意 匠 登 録 が 無 効 である 旨 を 宣 言 することが できる (a) 第 29 条, 第 30 条 及 び 第 31 条 の 規 定 が 守 られていないこと ただし, 第 29 条 (2)にいう 無 効 理 由 は,それらの 理 由 が 裁 判 所 に 対 して 申 請 を 行 った 日 に 明 白 でなかったときは 考 慮 してはならない 19

(b) 同 一 の 意 匠 が, 先 の 出 願 に 基 づいて 既 に 登 録 されているか, 又 は 他 国 における 先 の 登 録 を 理 由 としてそのことについての 出 願 の 効 力 により 先 の 優 先 権 が 与 えられていること (c) 登 録 意 匠 の 本 質 的 要 素 が, 第 33 条 の 意 味 において, 他 人 の 創 作 から 不 法 に 得 られている こと (2) (1)に 基 づく 申 請 が, 登 録 に 含 まれている 複 数 の 意 匠 を 対 象 としており,かつ, 何 れかの 無 効 理 由 が 一 部 の 意 匠 に 該 当 する 場 合 は, 裁 判 所 は, 当 該 登 録 が, 無 効 理 由 が 該 当 する 意 匠 に 関 係 する 限 りにおいて,これを 無 効 と 宣 言 する 第 61 条 無 効 の 効 力 発 生 日 及 び 効 果 (1) 裁 判 所 が 意 匠 登 録 の 全 部 又 は 一 部 の 無 効 を 宣 言 する 最 終 決 定 を 下 したときは,その 登 録 は, 該 当 する 事 情 に 応 じてその 全 部 又 は 一 部 がその 登 録 の 日 から 無 効 であったものとみなす (2) 無 効 宣 言 が 確 定 したときは, 裁 判 所 書 記 官 は 長 官 に 通 知 するものとし,また, 長 官 は, 当 該 宣 言 を 登 録 簿 に 記 録 し,かつ, 官 報 において 公 告 させる 20

第 IV 部 第 XI 章 定 義 第 62 条 発 明 の 定 義 (1) この 部 の 適 用 上, 発 明 とは, 発 明 者 の 着 想 であって, 技 術 の 分 野 における 特 定 の 課 題 を 実 際 に 解 決 することを 可 能 にするものをいう (2) 発 明 は, 製 品 若 しくは 方 法 であるか, 又 はそれらに 関 連 しているものとする (3) 次 のものは,(1)の 意 味 における 発 明 であっても, 特 許 を 受 けることができない (a) 発 見, 科 学 的 理 論 及 び 数 学 的 方 法 (b) 植 物, 動 物 及 びその 他 の 遺 伝 子 組 換 え 微 生 物 以 外 の 微 生 物, 並 びに 非 生 物 学 的 及 び 微 生 物 学 的 方 法 以 外 の, 植 物 及 び 動 物 の 生 産 のための 本 質 的 に 生 物 学 的 な 方 法 ただし, 微 生 物 について 付 与 される 特 許 は, 本 法 の 規 定 に 従 うものとする (c) 事 業 活 動, 純 粋 に 精 神 的 な 行 為 の 遂 行 又 は 遊 戯 のための 計 画, 規 則 又 は 方 法 (d) 手 術 又 は 治 療 による 人 体 又 は 動 物 の 体 の 処 置 方 法 及 び 人 体 又 は 動 物 の 体 の 診 断 方 法 ただし,このような 方 法 において 使 用 される 製 品 は 特 許 を 受 けることができる (e) 核 兵 器 において 特 別 の 核 物 質 又 は 核 エネルギーを 利 用 する 上 で 有 用 な 発 明 (f) 人 間, 動 物 又 は 植 物 の 生 命 若 しくは 健 康 の 保 護 又 は 環 境 に 対 する 重 大 な 不 利 益 の 回 避 を 含 めた 公 序 良 俗 を 保 護 するために,その 商 業 的 利 用 をスリランカにおいて 阻 止 することが 必 要 な 発 明 第 63 条 特 許 を 受 けることができる 発 明 発 明 は,それが 新 規 なものであり, 進 歩 性 を 具 え,かつ, 産 業 上 利 用 可 能 であるときは, 特 許 を 受 けることができる 第 64 条 新 規 性 (1) 発 明 が 先 行 技 術 によって 予 測 されていない 場 合 は,その 発 明 は 新 規 である (2) 先 行 技 術 は, 次 のものによって 構 成 される (a) 世 界 の 何 れかの 場 所 において 書 面 による 公 表, 口 頭 による 開 示, 使 用 その 他 の 方 法 によ り,その 発 明 をクレームしている 特 許 出 願 の 出 願 日 前 又 は 該 当 する 場 合 は 優 先 日 前 に, 公 衆 に 開 示 されている 全 てのもの (b) (a)にいう 特 許 出 願 より 先 の 出 願 日 又 は 該 当 する 場 合 は 先 の 優 先 日 を 有 するスリランカ における 特 許 出 願 の 内 容 ただし, 当 該 内 容 がスリランカにおける 特 許 出 願 に 基 づいて 付 与 された 特 許 に 含 まれていることを 条 件 とする (3) (2)(a)による 開 示 は, 次 の 事 情 がある 場 合 は 無 視 する (a) 当 該 開 示 が 生 じたのがその 特 許 出 願 日 前 1 年 以 内 であって, 当 該 開 示 が 出 願 人 又 はその 前 権 利 者 が 実 行 した 行 為 の 結 果 であること (b) 当 該 開 示 が 生 じたのがその 特 許 出 願 日 前 6 月 以 内 であり,かつ, 当 該 開 示 が 出 願 人 又 は その 前 権 利 者 の 権 利 に 対 する 濫 用 を 理 由 としているか 又 はその 結 果 であること 21

第 65 条 進 歩 性 発 明 は,その 発 明 をクレームする 特 許 出 願 に 関 連 する 先 行 技 術 を 考 慮 したときに,その 進 歩 性 が 当 該 技 術 に 通 常 の 技 能 を 有 する 者 にとって 自 明 でない 場 合 は, 進 歩 性 を 具 えているもの とみなす 第 66 条 発 明 の 産 業 上 の 利 用 発 明 は, 何 れかの 種 類 の 産 業 において 製 造 又 は 使 用 することができる 場 合 は, 産 業 上 利 用 可 能 であるとみなす 第 XII 章 特 許 を 受 ける 権 利 第 67 条 特 許 を 受 ける 権 利 (1) 第 68 条 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として, 特 許 を 受 ける 権 利 は 発 明 者 に 属 する (2) 2 以 上 の 者 が 共 同 して 発 明 をしたときは, 特 許 を 受 ける 権 利 はそれらの 者 に 共 同 で 帰 属 する (3) 2 以 上 の 者 が 相 互 に 独 立 して 同 一 の 発 明 をした 場 合 は,その 出 願 が 最 先 の 出 願 日 又 は 優 先 権 が 主 張 されているときは 有 効 に 主 張 されている 最 先 の 優 先 日 を 有 している 者 が 特 許 を 受 ける 権 利 を 有 する ただし,その 出 願 が 取 り 下 げられず, 放 棄 されず 又 は 拒 絶 されないこと を 条 件 とする 第 68 条 窃 取 の 場 合 の 特 許 出 願 又 は 特 許 の 裁 判 所 による 譲 渡 特 許 出 願 又 は 特 許 においてクレームされている 発 明 の 本 質 的 要 素 が, 特 許 を 受 ける 権 利 が 他 人 に 属 する 発 明 から 不 法 に 得 られたものである 場 合 は, 当 該 他 人 は 裁 判 所 に 対 し, 前 記 の 特 許 出 願 又 は 特 許 が 自 己 に 譲 渡 されるべき 旨 の 命 令 を 出 すよう 申 請 することができる ただし, 特 許 出 願 がなされた 後 において, 特 許 を 受 ける 権 利 の 帰 属 先 である 者 が, 前 記 の 特 許 出 願 に 同 意 を 与 えていた 場 合 は, 当 該 同 意 は, 全 ての 目 的 について, 前 記 出 願 の 出 願 日 か ら 効 力 を 有 していたものとみなす ただし, 前 記 に 加 え, 裁 判 所 は, 特 許 の 付 与 日 から 5 年 の 期 間 が 満 了 した 後 は, 特 許 の 当 該 譲 渡 を 求 める 申 請 を 受 理 しない 第 69 条 従 業 者 により 又 は 委 託 に 基 づいてなされた 発 明 (1) 雇 用 契 約 又 は 業 務 遂 行 契 約 において 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 前 記 の 雇 用 契 約 の 履 行 中 又 は 前 記 の 業 務 の 遂 行 中 になされた 発 明 に 関 する 特 許 を 受 ける 権 利 は, 該 当 する 事 情 に 応 じ, 使 用 者 又 は 当 該 業 務 を 委 託 した 者 に 生 じたものとみなす ただし, 発 明 が, 雇 用 契 約 又 は 業 務 遂 行 契 約 を 締 結 した 時 に 当 事 者 が 合 理 的 に 予 測 すること ができたよりも 遥 かに 大 きな 経 済 的 価 値 を 獲 得 した 場 合 において, 当 事 者 間 に 合 意 が 存 在 し ていないときは, 発 明 者 は,その 旨 の 申 請 に 基 づいて 裁 判 所 が 定 める 公 正 な 報 酬 を 受 ける 権 原 を 有 する (2) 雇 用 契 約 上, 発 明 活 動 に 従 事 することを 要 求 されていない 従 業 者 が, 使 用 者 から 利 用 を 委 ねられているデータ 又 は 手 段 を 使 用 して, 使 用 者 の 事 業 分 野 における 発 明 をした 場 合 にお いて, 雇 用 契 約 に 別 段 の 規 定 がないときは, 当 該 発 明 に 関 する 特 許 を 受 ける 権 利 は 使 用 者 に 22

生 じたものとみなす ただし, 従 業 者 は, 当 事 者 間 に 合 意 が 存 在 していない 場 合 は, 裁 判 所 が,その 旨 の 申 請 に 基 づいて, 従 業 者 の 給 与, 発 明 の 経 済 的 価 値, 及 び 使 用 者 が 当 該 発 明 から 得 る 利 益 を 考 慮 して 定 める 公 正 な 報 酬 を 受 ける 権 原 を 有 する (3) (1) 及 び(2)に 基 づいて 発 明 者 に 与 えられる 権 利 は, 契 約 によって 制 限 してはならない 第 70 条 発 明 者 の 記 名 (1) 発 明 者 は, 特 許 において, 発 明 者 として 記 名 される ただし, 発 明 者 が, 本 人 又 は 代 理 の 者 が 署 名 し, 長 官 に 提 出 した 書 面 による 宣 言 によって, 特 許 に 自 己 の 名 称 が 記 載 されるこ とを 差 し 控 える 意 思 を 表 示 している 場 合 は,この 限 りでない (2) (1)の 規 定 は, 如 何 なる 契 約 に 基 づく 条 件 によっても, 変 更 してはならない 第 XIII 章 出 願 要 件 及 び 特 許 付 与 に 係 る 手 続 第 71 条 出 願 要 件 (1)(a) 特 許 の 付 与 を 求 める 出 願 は, 所 定 の 様 式 によって 長 官 に 対 して 行 うものとし,かつ, 次 の 事 項 を 含 んでいなければならない (i) 特 許 の 付 与 を 求 める 願 書 (ii) 特 許 の 明 細 書 (iii) 1 又 は 複 数 のクレーム (iv) 必 要 な 場 合 は,1 又 は 複 数 の 図 面 (v) 要 約 (vi) 存 在 する 場 合 は, 当 該 の 出 願 においてクレームされている 発 明 と 同 一 の 又 は 本 質 的 に 同 一 の 発 明 に 関 して 出 願 人 が 国 外 でした 特 許 出 願 ( 以 下 外 国 出 願 という)の 日 付 及 び 番 号 (vii) 出 願 人 又 はその 前 権 利 者 が, 当 該 出 願 においてクレームされている 発 明 と 同 一 の 又 は 本 質 的 に 同 一 の 発 明 に 関 して, 当 該 出 願 がなされる 前 に, 外 国 で 特 許 を 取 得 していない 旨 の 宣 言 (b) (a)(vii)にいう 宣 言 が 虚 偽 のものであることが 判 明 した 場 合 は, 裁 判 所 は, 何 れかの 利 害 関 係 人 又 は 長 官 を 含 めた 管 轄 当 局 から 裁 判 所 になされた 申 請 に 基 づいて, 当 該 特 許 を 無 効 であると 宣 言 することができる 特 許 の 登 録 所 有 者, 譲 受 人 及 び 実 施 権 者 は, 前 記 の 申 請 の 当 事 者 となる (c) 出 願 人 の 通 常 の 居 所 又 は 主 たる 営 業 所 がスリランカ 以 外 にある 場 合 は, 出 願 人 はスリラ ンカに 居 住 する 代 理 人 によって 代 理 されなければならず,かつ,その 名 称 及 び 宛 先 を 出 願 に 記 載 しなければならない また, 出 願 には, 出 願 人 が 当 該 代 理 人 に 与 えた 委 任 状 を 添 えなけ ればならない (d) 出 願 には, 発 明 者 が 署 名 した 宣 言 書 であって,その 名 称 及 び 宛 先 を 記 載 しており,かつ, 自 己 の 名 称 を 特 許 において 発 明 者 として 記 載 するよう 請 求 するものを 添 えることができる (2)(a) 願 書 には, 次 の 事 項 を 記 載 しなければならない (i) 特 許 の 付 与 を 求 める 旨 の 申 立 (ii) 発 明 の 名 称 (iii) 出 願 人, 発 明 者, 及 び 存 在 する 場 合 には 代 理 人 に 関 する 名 称, 宛 先, 説 明 及 びその 他 23

の 所 定 の 情 報 (b) 出 願 人 が 発 明 者 でない 場 合 は, 願 書 には, 出 願 人 の 特 許 を 受 ける 権 利 を 正 当 化 する 陳 述 書 を 添 付 しなければならない (c) 長 官 は,(b)にいう 陳 述 書 の 写 しを 発 明 者 に 送 付 するものとし, 発 明 者 は, 出 願 書 類 を 閲 覧 し,かつ, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 してその 写 しを 入 手 する 権 利 を 有 する (3) 明 細 書 は, 当 該 技 術 に 通 常 の 技 能 を 有 する 者 がその 発 明 を 評 価 し, 実 行 するのに 十 分 な 程 度 に 明 確 かつ 完 全 な 形 でその 発 明 を 開 示 していなければならず,また, 特 に 出 願 人 が 知 っ ている,その 発 明 を 実 行 する 上 での 最 善 の 方 法 を 表 示 していなければならない (4) クレームは, 明 確, 簡 潔 でなければならず,かつ, 前 記 の 明 細 書 によって 裏 付 けられて いなければならない (5) 図 面 は, 発 明 を 理 解 するために 必 要 な 場 合 に 要 求 される (6) クレームの 表 現 が 特 許 によって 与 えられる 保 護 の 範 囲 及 び 程 度 を 定 めるものとし, 明 細 書 及 び 図 面 は,クレームを 解 釈 するために 使 用 することができる (7) 要 約 は, 技 術 情 報 を 提 供 するためのものであり, 特 許 によって 与 えられる 保 護 の 範 囲 及 び 程 度 を 決 定 又 は 解 釈 する 目 的 で 使 用 してはならない (8) 特 許 協 力 条 約 に 基 づきスリランカ 以 外 でなされたスリランカを 指 定 する 特 許 出 願 は, 当 該 出 願 人 が 相 応 する 申 請 を 長 官 に 対 して 行 った 場 合 は, 本 法 に 基 づいてなされた 出 願 である ものとみなす 本 章 の 適 用 上, 特 許 協 力 条 約 とは,1970 年 6 月 19 日 にワシントンで 作 成 され, 随 時 改 正 されている 特 許 協 力 条 約 をいう 第 72 条 出 願 手 数 料 特 許 の 付 与 を 求 める 出 願 は, 所 定 の 手 数 料 が 既 に 長 官 に 納 付 されていない 限 り, 受 理 されな い 第 73 条 調 査 報 告 (1) 各 出 願 人 は, 所 定 の 種 類 に 合 致 する 調 査 の 報 告 を 所 定 の 期 間 内 に 提 出 しなければならず, 報 告 が 英 語 によるものでないときは,その 英 語 翻 訳 文 を 添 付 しなければならない ただし, 出 願 人 は, 前 記 の 調 査 の 代 わりに, 長 官 に 対 し,その 出 願 を 国 内 の 審 査 員 に 付 託 す るよう 請 求 することができ, 審 査 員 は, 明 細 書 及 び 存 在 するときは 図 面 を 十 分 に 考 慮 して, クレームに 基 づいて 出 願 を 審 査 し,かつ, 設 備 が 許 す 限 り, 関 連 する 先 行 技 術 をできる 限 り 多 く 発 見 すべく 努 めた 後, 関 連 する 先 行 技 術 についての 報 告 を, 所 定 の 期 間 内 に 長 官 に 提 出 しなければならない また, 当 該 調 査 の 目 的 で, 国 内 の 審 査 員 は, 先 行 技 術 に 関 して 自 己 が 利 用 することができる 全 ての 文 献 を 参 照 しなければならない (2) 出 願 人 は, 自 己 の 出 願 を 国 内 の 審 査 員 に 付 託 するよう 長 官 に 請 求 するときは,この 旨 の 申 請 を 所 定 の 手 数 料 と 共 に 長 官 に 送 付 するものとする (3)(a) 出 願 人 は, 長 官 から 要 請 があったときは, 本 法 に 基 づいて 行 った 出 願 においてクレー ムしている 発 明 と 同 一 の 又 は 本 質 的 に 同 一 の 発 明 について 自 己 が 国 外 で 行 った 外 国 特 許 出 願 に 関 して, 次 の 書 類 を 長 官 に 提 出 しなければならない (i) 外 国 出 願 に 関 して 行 われた 調 査 又 は 審 査 の 結 果 について 出 願 人 が 受 領 した 通 信 の 写 し (ii) 外 国 出 願 に 基 づいて 付 与 された 特 許 証 の 写 し 24

(iii) 外 国 出 願 を 拒 絶 するか 又 は 外 国 出 願 において 請 求 されている 特 許 の 付 与 を 拒 絶 する 最 終 決 定 の 写 し (b) 出 願 人 は, 長 官 から 要 請 があったときは,(a)にいう 外 国 出 願 に 基 づいて 付 与 された 特 許 を 無 効 にする 最 終 決 定 の 写 しを 長 官 に 提 出 しなければならない (4) 本 条 の 適 用 上, 国 内 の 審 査 員 とは, 長 官 が 特 許 に 関 する 問 題 を 付 託 することができ る 熟 練 者 をいう 第 74 条 発 明 の 単 一 性 出 願 は,1 の 発 明 のみ 又 は 単 一 の 包 括 的 発 明 概 念 を 形 成 するように 相 互 に 関 連 している 一 群 の 発 明 に 関 わるものでなければならない 第 75 条 出 願 の 補 正 及 び 分 割 (1) 出 願 人 は, 出 願 を 補 正 することができるが,その 補 正 が 原 出 願 における 開 示 の 範 囲 を 超 えないことを 条 件 とする (2)(a) 出 願 人 は, 出 願 を 2 以 上 の 出 願 ( 以 下 分 割 出 願 という)に 分 割 することができるが, 各 分 割 出 願 が 原 出 願 の 開 示 の 範 囲 を 超 えないことを 条 件 とする (b) 各 分 割 出 願 は, 原 出 願 の 出 願 日 又 は 該 当 する 場 合 は 優 先 日 を 享 受 することができる (3) 出 願 の 補 正 又 は 出 願 の 分 割 には, 所 定 の 手 数 料 の 納 付 を 要 する 第 76 条 優 先 権 (1) 出 願 には, 出 願 人 又 はその 前 権 利 者 が 前 記 条 約 の 締 約 国 において 又 は 締 約 国 に 関 してし た 1 又 は 複 数 の 先 の 国 内, 地 域 又 は 国 際 出 願 について, 同 条 約 に 基 づく 優 先 権 を 主 張 する 宣 言 を 含 めることができる (2) 出 願 が(1)に 基 づく 宣 言 を 含 んでいる 場 合 は, 長 官 は, 出 願 人 に 対 し, 先 の 出 願 がされた 官 庁 によりその 旨 を 授 権 された 幹 部 職 員 によって, 又 は 先 の 出 願 が 特 許 協 力 条 約 に 基 づいて された 国 際 出 願 であった 場 合 は 世 界 知 的 所 有 権 機 関 の 国 際 事 務 局 によりその 旨 を 授 権 された 官 庁 によって, 適 正 なものとして 認 証 された 先 の 出 願 の 写 しを 所 定 の 期 間 内 に 提 出 するよう 要 求 することができる (3) (1)にいう 宣 言 の 効 果 は, 同 項 にいう 条 約 に 規 定 されているとおりとする (4) 本 条 又 はそれに 基 づいて 制 定 された 規 則 の 要 件 の 何 れかが 遵 守 されていない 場 合 は,(1) にいう 宣 言 は 無 効 であるものとみなす 第 77 条 出 願 日 (1) 長 官 は, 出 願 の 受 領 日 を 出 願 日 として 記 録 する ただし,この 規 定 は, 出 願 がその 受 領 の 日 において 次 の 事 項 を 含 んでいることを 条 件 とする (a) 出 願 人 の 名 称 及 び 宛 先 (b) 発 明 者 の 名 称 及 び 宛 先, 並 びに 出 願 人 が 発 明 者 でない 場 合 は 第 71 条 (2)(b)にいう 陳 述 書 (c) 特 許 の 明 細 書 (d) クレーム ただし,この 規 定 は, 出 願 の 受 領 時 に 所 定 の 手 数 料 が 既 に 納 付 されていることも 条 件 とする (2) 長 官 が 出 願 を 受 領 した 時 に,(1)の 規 定 が 遵 守 されていないと 認 めた 場 合 は, 長 官 は, 所 25

要 の 訂 正 を 提 出 するよう 出 願 人 に 要 求 するものとし,かつ, 提 出 期 限 は 当 該 要 求 の 日 から 3 月 以 内 とする (3) 出 願 人 が(2)にいう 要 求 に 従 った 場 合 は, 長 官 は, 要 求 した 訂 正 の 提 出 日 を 出 願 日 として 記 録 する 出 願 人 が 要 求 に 従 わなかった 場 合 は, 長 官 は, 出 願 を 無 効 であるものとして 処 理 する (4) 出 願 が 図 面 に 言 及 している 場 合 において, 実 際 にはその 図 面 が 出 願 に 含 まれていないと きは, 長 官 は, 欠 落 している 図 面 を 提 出 するよう 出 願 人 に 要 求 する (5) 出 願 人 が(4)にいう 要 求 に 従 った 場 合 は, 長 官 は, 欠 落 していた 図 面 を 受 領 した 日 を 出 願 日 として 記 録 する 出 願 人 が 要 求 に 従 わなかった 場 合 は, 長 官 は 出 願 の 受 領 日 を 出 願 日 とし て 記 録 し,かつ, 前 記 の 図 面 への 言 及 はなされていないものとする (6) 第 71 条 (8)に 基 づいてなされたスリランカを 指 定 する 国 際 出 願 と 共 に 提 出 された 名 称, 明 細 書, 図 面, 要 約 及 びクレームは, 本 法 に 基 づいて 要 求 される 細 目 に 従 って 作 成 されたも のとみなす (7) 第 71 条 (8)に 基 づいてなされ, 庁 により 処 理 された 出 願 の 出 願 日 は, 特 許 協 力 条 約 に 基 づく 出 願 の 出 願 日 であるものとみなす 第 78 条 出 願 等 の 審 査 (1) 長 官 は, 出 願 を 審 査 し, 次 の 事 項 が 満 たされていることを 確 認 する (a) 該 当 する 場 合 は, 第 71 条 (1)(b)の 要 件 (b) 第 71 条 (2)(a)の 要 件 (c) 該 当 する 場 合 は, 第 71 条 (2)(b)の 要 件 (d) 明 細 書,クレーム 及 び 該 当 する 場 合 は 図 面 が 所 定 の 要 件 を 遵 守 していること (e) 出 願 においてクレームされている 発 明 の 本 質 的 要 素 が,スリランカにおいて 既 に 付 与 さ れている 特 許 から 不 法 に 得 られたものではないこと (f) 出 願 が 要 約 を 含 んでいること (g) 第 73 条 にいう 調 査 報 告 が 提 出 されていること (2) 長 官 は,(1)にいう 条 件 が 満 たされていないと 認 めた 場 合 は, 所 要 の 訂 正 を 提 出 するよう 出 願 人 に 要 求 するものとし, 提 出 期 限 は 当 該 要 求 の 日 から 3 月 とする 出 願 人 が 要 求 に 従 わ なかったときは,(3)の 規 定 に 従 うことを 条 件 として,その 出 願 は 拒 絶 される (3) (2)に 基 づく 要 求 に 応 じて 訂 正 が 提 出 されることがなかった 場 合 は, 長 官 は, 所 定 の 期 間 内 に 所 定 の 手 数 料 が 納 付 されることを 条 件 として, 出 願 に 訂 正 を 加 えるものとし, 所 定 の 期 間 内 に 所 定 の 手 数 料 が 納 付 されなかった 場 合 は,その 出 願 を 拒 絶 する (4) 長 官 は, 出 願 においてクレームされている 発 明 の 本 質 的 要 素 がスリランカにおいて 既 に 付 与 されている 特 許 から 不 法 に 得 られたものであると 認 めた 場 合 は,その 出 願 を 拒 絶 する (5) 長 官 は,(2),(3) 及 び(4)に 基 づく 決 定 を 出 願 人 に 通 知 するものとし,また, 出 願 を 拒 絶 するために 下 す 決 定 は, 当 該 拒 絶 の 理 由 を 記 載 した 書 面 によるものとする 第 79 条 特 許 の 付 与 (1) クレームされている 発 明 の 商 業 利 用 が 法 律 により 禁 止 されていることを 理 由 として 特 許 の 付 与 が 拒 絶 されることはなく,また, 特 許 が 無 効 とされることはない ただし,クレーム されている 発 明 の 商 業 利 用 の 禁 止 が, 人 間, 動 物 若 しくは 植 物 の 生 命 若 しくは 健 康 の 保 護 を 26

含 む 公 序 良 俗 の 保 護, 又 は 環 境 に 対 する 重 大 な 不 利 益 の 回 避 に 必 要 な 場 合 は,この 限 りでな い (2) 出 願 人 が 第 78 条 (1)の 要 件 を 長 官 が 納 得 するように 満 たした 場 合 は, 長 官 は, 特 許 を 付 与 し,かつ, 直 ちに 次 のことを 実 行 する (a) 特 許 に 関 する 明 細 を, 第 80 条 の 規 定 に 従 って 維 持 することを 義 務 付 けられている 特 許 登 録 簿 に 記 録 すること (b) 出 願 人 に, 特 許 の 付 与 に 関 する 証 明 書 及 び 調 査 報 告 を 含 む 特 許 書 類 の 写 しを 交 付 するこ と ただし, 出 願 人 が, 国 際 調 査 報 告 を 提 出 しないで, 第 73 条 ただし 書 に 基 づいて, 出 願 を 国 内 の 審 査 員 に 付 託 するよう 長 官 に 請 求 した 場 合 は, 長 官 は, 通 知 を 公 告 することにより, 当 該 通 知 の 公 告 の 日 から 3 月 が 経 過 した 時 に 当 該 出 願 人 に 特 許 を 付 与 する 可 能 性 がある 旨 を 公 衆 に 通 知 する (3) 長 官 は,その 後 速 やかに, 特 許 付 与 に 関 する 通 知 を 官 報 において 公 告 させる (4) 特 許 は, 長 官 が(2)(a)の 規 定 に 従 って 措 置 した 日 に 付 与 されたものとみなす (5) (2)ただし 書 にいう 通 知 には, 出 願 人 の 名 称 及 び 宛 先,また, 出 願 人 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 はスリランカにおける 郵 便 送 達 宛 先, 発 明 の 明 細 書, 並 びに 定 められるそ の 他 の 情 報 を 記 載 しなければならない (6) 出 願 人 は, 長 官 から 要 求 があったときは(2)ただし 書 にいう 所 定 の 公 告 手 数 料 を 納 付 しな ければならず, 出 願 人 が 当 該 要 求 の 日 から 1 月 以 内 に 当 該 要 求 を 満 たさなかった 場 合 は, 長 官 は, 当 該 特 許 の 付 与 を 拒 絶 する 第 80 条 特 許 登 録 簿 長 官 は, 登 録 簿 ( 以 下 特 許 登 録 簿 という)を 備 えて 維 持 し,その 中 には, 全 ての 特 許 を 付 与 の 順 序 に 従 って 記 録 し, 次 の 事 項 を 明 記 するものとする すなわち, 特 許 番 号, 特 許 の 被 付 与 者 の 名 称 及 び 宛 先,また 被 付 与 者 がスリランカ 以 外 に 居 住 している 場 合 はスリランカに おける 郵 便 送 達 宛 先, 出 願 日 及 び 付 与 日, 特 許 出 願 又 は 特 許 の 所 有 権 についての 変 更, 特 許 出 願 の 補 正 又 は 分 割, 特 許 出 願 又 は 特 許 の 譲 渡 又 は 移 転, 優 先 権 についての 有 効 な 主 張, 特 許 についての 権 利 放 棄 又 は 取 消,また, 特 許 に 関 してこの 部 によって 登 録 簿 に 記 録 すること を 許 可 若 しくは 指 示 されているか 又 は 随 時 規 定 されるその 他 の 事 項 第 81 条 登 録 簿 の 閲 覧 及 び 認 証 謄 本 何 人 も 登 録 簿 を 閲 覧 することができ,かつ, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 して,その 認 証 抄 本 を 取 得 することができる 第 82 条 ファイルの 閲 覧 (1) 何 人 も, 特 許 付 与 の 後 は,(2) 及 び(3)に 従 うことを 条 件 として, 特 許 に 関 するファイル を 閲 覧 することができ,かつ, 所 定 の 手 数 料 を 納 付 して,その 認 証 抄 本 を 取 得 することがで きる (2) 特 許 出 願 に 関 するファイルは, 特 許 付 与 前 においては, 出 願 人 からの 書 面 による 許 可 を 得 ている 場 合 に 限 り, 閲 覧 することができる ただし, 長 官 は, 特 許 付 与 前 に, 何 人 に 対 しても 次 の 情 報 を 明 らかにすることができる 27

(a) 出 願 人 の 名 称, 宛 先 及 び 説 明 並 びに 代 理 人 が 存 在 するときは 代 理 人 の 名 称 及 び 宛 先 (b) 出 願 番 号 (c) 出 願 日 及 び 優 先 権 が 主 張 されている 場 合 は 優 先 日, 先 の 出 願 の 番 号, 先 の 出 願 がされた 国 の 国 名, 又 は 先 の 出 願 が 地 域 若 しくは 国 際 出 願 であった 場 合 は 出 願 の 対 象 であった 国 の 国 名 及 び 出 願 がなされた 官 庁 の 名 称 (d) 発 明 の 名 称 (e) 出 願 の 所 有 権 についての 変 更 及 び 出 願 に 関 するファイルに 記 載 されているライセンス 契 約 への 言 及 (3) 第 79 条 (2)ただし 書 の 規 定 が 適 用 される 場 合 においては,(1) 及 び(2)における 特 許 付 与 への 言 及 は, 当 該 ただし 書 にいう 通 知 の 公 告 への 言 及 であるものとみなす (4) 庁 に 雇 用 されている 者 は, 庁 における 雇 用 期 間 中 及 び 当 該 雇 用 が 終 了 した 後 1 年 間 は, 特 許 出 願 をし 若 しくは 特 許 の 付 与 を 受 け, 又 は 方 法 の 如 何 を 問 わず 特 許 に 関 連 する 何 らかの 権 利 を 取 得 し 若 しくは 保 有 してはならない 第 XIV 章 特 許 の 存 続 期 間 第 83 条 特 許 の 存 続 期 間 (1) この 部 の 他 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として,かつ,それらの 規 定 を 損 なうことなく, 特 許 は,その 登 録 出 願 の 出 願 日 から 20 年 後 に 満 了 する (2) 特 許 権 者 が, 特 許 の 付 与 日 から 第 2 年 度 の 満 了 時 において, 特 許 の 効 力 を 維 持 する 意 思 を 有 する 場 合 は, 特 許 権 者 は, 特 許 存 続 期 間 中 の 第 2 年 度 及 びその 後 の 各 年 度 の 満 了 日 前 12 月 に 所 定 の 年 次 手 数 料 を 納 付 しなければならない ただし, 所 定 の 割 増 手 数 料 を 納 付 することを 条 件 として, 前 記 の 満 了 日 から 6 月 の 納 付 猶 予 期 間 が 認 められる ただし, 特 許 権 者 は, 所 定 の 年 次 手 数 料 合 計 額 の 全 部 又 は 一 部 を 前 納 することもできる 第 XV 章 特 許 所 有 者 の 権 利 第 84 条 特 許 所 有 者 の 権 利 (1) この 部 の 他 の 規 定 に 従 うことを 条 件 として,かつ,それらの 規 定 を 損 なうことなく, 特 許 所 有 者 は,その 特 許 発 明 に 関 して 次 のことをする 排 他 権 を 有 する (a) 特 許 発 明 を 実 施 すること (b) 特 許 発 明 を 譲 渡 又 は 移 転 すること (c) ライセンス 契 約 を 締 結 すること (2) 何 人 も, 特 許 所 有 者 の 同 意 を 得 ない 限 り,(1)にいう 行 為 をしてはならない (3) この 部 の 適 用 上, 特 許 発 明 の 実 施 とは, 特 許 に 関 する 次 の 何 れかの 行 為 をいう (a) 特 許 が 製 品 について 付 与 されている 場 合 (i) その 製 品 を 製 造 し, 輸 入 し, 販 売 の 申 出 をし, 販 売 し, 輸 出 し 又 は 使 用 すること (ii) その 製 品 について, 販 売 の 申 出 をし, 販 売 し, 輸 出 し 又 は 使 用 することを 目 的 としてこ れを 貯 蔵 すること (b) 特 許 が 方 法 について 付 与 されている 場 合 28

(i) その 方 法 を 使 用 すること (ii) その 方 法 を 使 用 して 直 接 に 取 得 される 製 品 に 関 し,(a)にいう 行 為 の 何 れかをすること (iii) 何 人 かがその 方 法 を 使 用 するのを, 又 はその 方 法 を 使 用 して 直 接 に 取 得 される 製 品 を 使 用 し, 販 売 し 若 しくは 輸 入 するのを 妨 げること ただし,その 者 がこれらのことをするこ とを 許 可 されている 場 合 を 除 く 第 85 条 侵 害 者 とされる 者 の 挙 証 責 任 (1) 次 の 何 れかの 場 合 において, 特 許 の 対 象 が 製 品 を 取 得 するための 方 法 であるときは, 侵 害 製 品 とされている 製 品 が 当 該 特 許 方 法 によって 取 得 されたものではないことを 証 明 する 民 事 訴 訟 における 立 証 責 任 は, 侵 害 者 とされている 者 にある (a) 特 許 方 法 によって 取 得 された 製 品 が 新 規 である 場 合 (b) 製 品 が 特 許 方 法 によって 製 造 された 実 質 的 な 可 能 性 が 存 在 し,かつ, 特 許 所 有 者 が 合 理 的 に 努 力 しても 実 際 に 使 用 された 方 法 を 判 断 することができない 場 合 (2) 証 拠 の 収 集 及 び 評 価 において, 侵 害 者 とされる 者 の 非 開 示 情 報 の 保 護 に 係 る 同 人 の 正 当 な 利 害 を 考 慮 に 入 れなければならない 第 86 条 所 有 者 の 権 利 の 制 限 (1) 第 84 条 の 規 定 は, (i) 工 業 上 又 は 商 業 上 の 目 的 でされる 行 為 のみに 適 用 するものとし,かつ, 特 に 学 術 的 研 究 の 目 的 のみでされた 行 為 には 適 用 せず, (ii) 第 87 条 にいう 権 利 を 有 する 者 又 は 実 施 権 者 が 特 許 発 明 を 実 施 することを 排 除 せず, (iii) 一 時 的 に 又 は 偶 発 的 にスリランカの 領 海, 領 空 又 は 領 土 に 入 った 外 国 籍 船 舶, 航 空 機, 宇 宙 船 又 は 陸 上 車 両 における 製 品 の 存 在 又 は 使 用 には 適 用 せず, (iv) 特 許 所 有 者 により 又 はライセンスに 基 づいて 製 造 者 により 市 場 に 出 された 物 品 に 関 す る 行 為 には 適 用 しない (2)(a) 如 何 なる 者, 団 体, 政 府 部 局 又 は 法 定 機 関 も, 以 下 に 規 定 する 方 法 により 特 許 を 実 施 するためのライセンスを 取 得 する 目 的 で, 長 官 に 申 請 を 行 うことができる (b) 前 記 の 申 請 を 受 領 したときは, 長 官 は, 申 請 人 が 合 理 的 な 商 業 条 件 で 権 利 の 所 有 者 から 承 認 を 得 るために 努 力 したこと, 及 び 当 該 努 力 が 合 理 的 な 期 間 内 に 成 功 しなかったことにつ いて 納 得 することを 条 件 として, 実 施 のためのライセンスを 交 付 することができる (c) 長 官 は, 国 家 非 常 事 態 若 しくはその 他 の 極 度 の 緊 急 な 状 況 が 存 在 すると 自 ら 判 断 した 場 合, 又 は 国 の 安 全, 栄 養 補 給, 健 康 等 の 目 的 での 若 しくは 国 民 経 済 のその 他 の 重 要 な 分 野 の 開 発 のための 非 営 利 的 公 共 使 用 の 場 合 は,(b)に 記 載 する 要 件 を 棚 上 げすることができる (d) 特 許 の 実 施 の 範 囲 及 び 期 間 は,ライセンスに 明 記 した 目 的 に 限 定 される この 実 施 は, 主 として 国 内 市 場 への 供 給 を 目 的 とするものでなければならない (e) 長 官 は, 特 許 を 実 施 するためのライセンスを 付 与 する 前 に, 各 申 請 をそれぞれの 実 体 に ついて 検 討 するものとする (f) ライセンスの 交 付 は, 非 排 他 的 なものとし,かつ, 長 官 が 決 定 する 経 済 価 値 を 考 慮 に 入 れた 特 許 の 所 有 者 に 対 する 適 正 な 報 酬 の 支 払, 及 び 該 当 する 場 合 は 反 競 争 的 慣 行 を 是 正 する 必 要 性 を 前 提 条 件 とするものとする (g) 当 該 申 請 が, 他 人 の 特 許 ( 第 1 の 特 許 )を 侵 害 することなしには 実 施 することができない 29

特 許 ( 第 2 の 特 許 )の 実 施 に 係 るものである 場 合 は, 次 の 条 件 が 適 用 される (i) 第 2 の 特 許 においてクレームされている 発 明 が, 第 1 の 特 許 においてクレームされてい る 発 明 との 対 比 で, 相 当 の 経 済 的 意 義 を 有 する 重 要 な 技 術 的 進 歩 を 伴 うものであること (ii) 第 1 の 特 許 の 所 有 者 が, 第 2 の 特 許 においてクレームされている 発 明 を 実 施 するための クロスライセンスを 合 理 的 な 条 件 で 受 ける 権 原 を 有 すること (iii) 第 1 の 特 許 に 関 して 認 められた 実 施 は, 第 2 の 特 許 の 譲 渡 と 共 にしなければ 譲 渡 不 能 であること (h) 長 官 の 決 定 は, 速 やかに, 特 許 所 有 者 に 書 面 で 通 知 される (i) 長 官 は, 所 有 者 又 はライセンスの 受 益 者 から 請 求 があったときは, 当 事 者 を 聴 聞 した 後 に, 特 許 実 施 ライセンスの 交 付 条 件 を 補 正 することにより 自 己 の 決 定 を 変 更 するが, 事 情 の 変 化 が 当 該 変 更 を 正 当 化 する 範 囲 に 限 る (j) 長 官 は, 所 有 者 から 請 求 があった 場 合 において, 自 己 の 決 定 をもたらした 事 情 が 消 滅 し, 再 び 生 じる 可 能 性 が 小 さいと 判 断 したとき, 又 はライセンスが 当 該 ライセンスの 条 件 に 従 わ なかったと 判 断 したときは, 当 該 の 非 任 意 的 ライセンスを 終 了 させる (k) (j)に 含 まれる 如 何 なる 規 定 にも 拘 らず, 長 官 は,ライセンスの 受 益 者 の 正 当 な 利 害 の 適 切 な 保 護 の 観 点 から 当 該 ライセンスの 継 続 が 正 当 化 されると 判 断 したときは,ライセンスを 終 了 させない (l) 特 許 実 施 ライセンスは, 当 該 特 許 の 実 施 権 者 の 事 業 若 しくは 業 務, 又 は 当 該 事 業 若 しく は 業 務 の 一 部 であって, 当 該 実 施 ライセンス 付 与 の 対 象 であるものと 共 にしてのみ, 移 転 す ることができる (m) 司 法 又 は 行 政 機 関 が 特 許 の 所 有 者 又 は 実 施 権 者 による 実 施 の 態 様 が 反 競 争 的 であると 判 定 し,かつ, 長 官 が 本 条 に 基 づく 特 許 の 実 施 によりそのような 実 施 態 様 が 是 正 されると 判 断 した 場 合 は, 長 官 は, 如 何 なる 者, 団 体, 政 府 部 局 又 は 法 定 機 関 に 対 しても, 当 該 特 許 の 所 有 者 のライセンスを 得 ることなく, 当 該 特 許 を 実 施 することを 許 可 することができる (b), (c) 及 び(g)を 除 く 前 各 項 の 規 定 を 当 該 ライセンスに 適 用 する (3) (2)に 基 づく 長 官 の 決 定 により 不 利 益 を 被 る 者 は,それに 対 して 上 訴 することができる 第 173 条 の 規 定 を 当 該 上 訴 に 準 用 する 第 87 条 先 の 製 造 又 は 使 用 から 生 じる 権 利 (1) ある 者 が, 特 許 出 願 の 出 願 日 又 は 該 当 する 場 合 はその 出 願 の 優 先 日 に, 次 の 事 情 に 該 当 していた 場 合 は, 当 該 人 は, 特 許 の 付 与 に 拘 らず,その 特 許 発 明 を 実 施 する 権 利 を 有 するも のとする (a) スリランカにおいて 善 意 で, 当 該 出 願 においてクレームされている 発 明 の 対 象 である 製 品 を 製 造 し 又 はその 対 象 である 方 法 を 使 用 していたこと (b) スリランカにおいて 善 意 で,(a)にいう 製 品 を 製 造 するため 又 は 方 法 を 使 用 するために 真 摯 な 準 備 をしていたこと ただし,この 規 定 は, 当 該 製 品 の 製 造 又 は 当 該 方 法 の 使 用 が, 前 記 の 者 によってスリランカ において 行 われることを 条 件 とする ただし,この 規 定 はまた,その 発 明 が 第 64 条 (3)(a) 又 は(b)にいう 事 情 の 下 で 開 示 されてい た 場 合 は, 当 該 人 が,その 発 明 についての 自 己 の 知 識 が 前 記 の 開 示 の 結 果 でない 旨 を 証 明 す ることを 条 件 とする 30

(2) (1)にいう 権 利 は, 当 該 人 の 業 務 の 部 分 としてする 場 合 を 除 き, 譲 渡 し 又 は 移 転 してはな らない (3) 本 条 の 規 定 は, 第 63 条, 第 64 条, 第 65 条 及 び 第 66 条 に 基 づいて 当 該 発 明 は 特 許 を 受 けることができないとの 理 由 で 特 許 の 付 与 に 異 論 を 唱 える 者 又 は 第 68 条 及 び 第 99 条 に 基 づ く 救 済 を 求 める 者 の 権 利 に 影 響 を 及 ぼすものではない 第 XVI 章 特 許 出 願 及 び 特 許 の 譲 渡 及 び 移 転 第 88 条 特 許 出 願 及 び 特 許 の 譲 渡 及 び 移 転 (1) 特 許 出 願 又 は 特 許 は, 譲 渡 し 又 は 移 転 することができるものとし,また, 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 によらなければならない (2) 譲 渡 又 は 移 転 によって 特 許 出 願 又 は 特 許 についての 権 利 を 取 得 した 者 は, 当 該 譲 渡 又 は 移 転 を 登 録 簿 に 記 録 するよう, 所 定 の 様 式 により 長 官 に 申 請 することができる (3) 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は, 所 定 の 手 数 料 が 長 官 に 納 付 されていない 限 り, 登 録 簿 に 記 録 され ない (4) 当 該 譲 渡 又 は 移 転 は,その 旨 が 登 録 簿 に 記 録 されていない 限 り, 第 三 者 に 対 抗 すること ができない 第 89 条 特 許 出 願 又 は 特 許 の 共 有 当 事 者 間 に 別 段 の 合 意 がない 場 合 は, 特 許 出 願 又 は 特 許 の 共 有 者 は, 単 独 で, 特 許 出 願 又 は 特 許 についての 各 人 の 権 利 を 譲 渡 し 又 は 移 転 すること,その 特 許 発 明 を 実 施 すること 及 び 特 許 発 明 を 実 施 した 者 に 対 して 共 有 者 の 同 意 を 得 ることなく 訴 訟 を 提 起 することができるが, ただし, 特 許 出 願 の 取 下, 特 許 の 権 利 放 棄 又 はライセンス 契 約 の 締 結 は, 共 有 者 の 共 同 行 為 による 場 合 に 限 り, 行 うことができる 第 XVII 章 ライセンス 契 約 第 90 条 解 釈 この 部 の 適 用 上,ライセンス 契 約 とは, 特 許 の 所 有 者 ( 以 下 実 施 許 諾 者 という)が 他 の 者 又 は 企 業 ( 以 下 実 施 権 者 という)に 対 し, 第 84 条 (1)(a) 及 び(3)にいう 行 為 の 全 部 又 は 何 れかを 実 行 するライセンスを 許 諾 する 契 約 をいう 第 91 条 ライセンス 契 約 の 様 式 及 び 登 録 (1) ライセンス 契 約 は, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 によらなければならな い (2) 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 が 署 名 した 書 面 をもって 請 求 があったときは, 長 官 は, 所 定 の 手 数 料 が 納 付 されることを 条 件 として, 登 録 されることを 当 事 者 が 希 望 する,その 契 約 についての 明 細 を 登 録 簿 に 記 録 する ただし, 契 約 当 事 者 に 対 し,その 契 約 に 関 する 他 の 明 細 を 開 示 すること 又 は 登 録 することを 要 求 してはならない 31

第 92 条 実 施 権 者 の 権 利 ライセンス 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 実 施 権 者 は, (a) 第 84 条 (1)(a) 及 び(3)にいう 行 為 の 全 部 又 は 何 れかを,スリランカの 領 域 内 において, 時 間 的 制 限 なしに,かつ, 特 許 発 明 の 利 用 によって 実 行 する 権 原 を 有 するが, (b) ライセンス 契 約 に 基 づくその 権 利 を 譲 渡 し 若 しくは 移 転 する 権 原, 又 は 第 三 者 にサブラ イセンスを 許 諾 する 権 原 は 有 さない 第 93 条 実 施 許 諾 者 の 権 利 (1) ライセンス 契 約 に 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 実 施 許 諾 者 は 同 一 の 特 許 に 関 して 更 にライ センスを 第 三 者 に 許 諾 すること, 又 は 第 84 条 (1)(a) 及 び(3)にいう 行 為 の 全 て 若 しくは 何 れ かを 実 行 することができる (2) ライセンス 契 約 において,そのライセンスは 排 他 的 なものである 旨 を 規 定 しており, 当 該 契 約 に 別 段 の 規 定 が 明 示 されていない 場 合 は, 実 施 許 諾 者 は, 同 一 の 特 許 に 関 して 更 にラ イセンスを 第 三 者 に 許 諾 してはならず, 又 は 第 84 条 (1)(a) 及 び(3)にいう 行 為 の 全 部 若 しく は 何 れかを 実 行 してはならない 第 94 条 ライセンス 契 約 における 無 効 条 項 ライセンス 契 約 における 如 何 なる 条 件 も,この 部 の 規 定 に 基 づいて 特 許 所 有 者 に 与 えられた 権 利 に 由 来 しない 制 限 又 は 当 該 権 利 を 保 護 するために 必 要 でない 制 限 を, 工 業 又 は 商 業 分 野 において 実 施 権 者 に 課 している 限 り, 無 効 とする ただし, 次 の 事 項 は, 当 該 制 限 を 構 成 しているとみなさない (a) 特 許 発 明 を 実 施 する 範 囲, 程 度 若 しくは 期 間 に 関 する 制 限, 又 は 特 許 発 明 の 実 施 に 関 わ る 地 理 的 区 域 又 は 製 品 の 品 質 若 しくは 数 量 に 関 する 制 限, 及 び (b) 特 許 の 有 効 性 を 害 する 可 能 性 がある 全 ての 行 為 を 差 し 控 えるよう 実 施 権 者 に 課 される 義 務 第 95 条 特 許 が 付 与 されなかった 出 願 又 は 無 効 を 宣 言 された 特 許 の 効 果 ライセンス 契 約 が 満 了 する 前 に, 当 該 契 約 において 言 及 されている 特 許 出 願 又 は 特 許 に 関 し て 次 の 何 れかの 事 件 が 生 じた 場 合 は, 実 施 権 者 はその 後,ライセンス 契 約 に 基 づく 実 施 許 諾 者 への 如 何 なる 支 払 も 要 求 されず,また, 既 に 行 った 支 払 について 払 戻 を 受 ける 権 原 を 有 す るものとする (a) 特 許 出 願 が 取 り 下 げられたこと (b) 特 許 出 願 についての 拒 絶 が 確 定 したこと (c) 特 許 が 権 利 放 棄 されたこと (d) 特 許 の 無 効 が 宣 言 されたこと (e) ライセンス 契 約 の 登 録 が 無 効 にされたこと ただし, 実 施 許 諾 者 が, 諸 般 の 事 情 を 考 慮 した 場 合, 特 に 実 施 権 者 がそのライセンスによっ て 実 際 に 利 益 を 得 ていた 場 合 において, 前 記 の 払 戻 が 不 当 であることを 証 明 することができ るときは, 実 施 許 諾 者 は 払 戻 を 一 切 義 務 付 けられないか, 又 は 一 部 の 払 戻 のみを 義 務 付 けら れるものとする 32

第 96 条 ライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 の 記 録 長 官 は, 次 のことを 行 う (a) 長 官 が, 登 録 されているライセンス 契 約 が 満 了 しているか 又 は 解 除 されていると 認 めた ときは, 契 約 当 事 者 又 はその 代 理 の 者 によって 署 名 された 書 面 によるその 旨 の 請 求 に 基 づい て,その 事 実 を 登 録 簿 に 記 録 すること (b) この 部 の 何 れかの 規 定 に 基 づくライセンス 契 約 の 満 了, 解 除 又 は 無 効 を 登 録 簿 に 記 録 す ること 第 97 条 国 外 への 支 払 を 伴 うライセンス 契 約 (1) 長 官 は,ライセンス 契 約 又 はその 修 正 若 しくは 更 新 が, (a) ロイヤルティの 国 外 への 支 払 を 伴 っているため, 又 は (b) 当 該 ライセンス 契 約 に 関 わる 他 の 事 情 に 起 因 する 理 由 により, スリランカの 経 済 発 展 に 有 害 であると 信 じる 合 理 的 理 由 を 有 する 場 合 は, 中 央 銀 行 総 裁 に 対 し, 書 面 をもってその 事 実 を 伝 達 し,かつ, 長 官 が 管 理 している 当 該 事 項 についての 決 定 に 関 係 する 全 ての 書 類 を 送 付 するものとする (2) 中 央 銀 行 総 裁 が(1)に 基 づく 伝 達 を 受 け, 長 官 に 対 し 当 該 ライセンス 契 約 又 はその 修 正 若 しくは 更 新 がスリランカの 経 済 発 展 に 有 害 である 旨 を 書 面 をもって 通 知 した 場 合 は, 長 官 は, 登 録 簿 における 当 該 契 約 の 記 録 を 取 り 消 し, 無 効 とする (3) 本 条 の 規 定 を 譲 渡 及 び 移 転 に 準 用 する (4) この 章 の 規 定 をサブライセンスに 準 用 する (5) この 章 の 規 定 は, 第 86 条 (2)にいうライセンスには 適 用 しない 第 XVIII 章 特 許 の 権 利 放 棄 及 び 無 効 第 98 条 特 許 の 権 利 放 棄 (1) 特 許 の 登 録 所 有 者 は, 本 人 又 は 本 人 により 授 権 された 者 が 署 名 した 書 面 での 宣 言 を 長 官 に 提 出 することにより,その 特 許 の 権 利 放 棄 をすることができる (2) 権 利 放 棄 は,その 対 象 を 特 許 の 1 又 は 複 数 のクレームに 限 定 することができる (3) 長 官 は, 前 記 の 宣 言 書 を 受 領 したときは,それを 登 録 簿 に 記 録 し 又 はそれを 登 録 させ, かつ, 当 該 登 録 を 官 報 において 公 告 させる (4) 権 利 放 棄 は, 長 官 が 前 記 の 宣 言 書 を 受 領 した 日 から 効 力 を 生 じる (5) 特 許 に 関 するライセンス 契 約 が 登 録 簿 に 記 録 されている 場 合 において, 長 官 は, 当 該 ラ イセンスに 別 段 の 規 定 がない 限 り, 登 録 されている 全 ての 実 施 権 者 又 は 再 実 施 権 者 が 当 該 権 利 放 棄 に 同 意 する 旨 の 署 名 された 宣 言 書 を 受 領 したときを 除 き, 当 該 権 利 放 棄 を 承 認 又 は 登 録 しない ただし,ライセンス 契 約 において, 同 意 の 要 件 が 明 示 的 に 放 棄 されている 場 合 は, この 限 りでない 第 99 条 特 許 の 無 効 (1) 裁 判 所 は, 正 当 な 利 害 関 係 を 証 明 する 者 又 は 長 官 を 含 めた 管 轄 当 局 が 提 出 し, 特 許 の 所 有 者 及 び 登 録 されている 全 ての 譲 受 人, 実 施 権 者 又 は 再 実 施 権 者 を 当 事 者 とする 申 請 に 基 づ き, 次 の 理 由 の 1 又 は 複 数 を 根 拠 として, 特 許 を 無 効 と 宣 言 することができる 33

(a) 特 許 における 発 明 としてクレームされているものが, 第 62 条 (1)の 意 味 における 発 明 で ないこと, 又 は 第 62 条 (3) 若 しくは 第 79 条 (1)に 基 づく 保 護 の 対 象 から 除 外 されていること, 又 は 第 63 条, 第 64 条, 第 65 条 及 び 第 66 条 の 要 件 を 満 たしていないために, 特 許 を 受 ける ことができないものであること (b) 明 細 書 又 はクレームが, 第 71 条 (3) 及 び(4)の 要 件 を 満 たしていないこと (c) クレームされている 発 明 を 理 解 するために 必 要 な 図 面 が 提 出 されていないこと (d) 特 許 を 受 ける 権 利 が, 特 許 の 付 与 を 受 けた 者 以 外 の 者 に 属 していること ただし, 特 許 が,その 特 許 の 付 与 を 受 ける 権 利 が 属 している 者 に 譲 渡 されていないことを 条 件 とする (2) (a)(1)の 規 定 が 複 数 のクレームの 内 の 一 部 又 は 1 のクレームの 一 部 にのみ 適 用 される 場 合 は, 裁 判 所 は, 当 該 複 数 のクレームの 一 部 又 は 1 のクレームの 当 該 一 部 のみについて 無 効 の 宣 言 をすることができる (b) 1 のクレームの 一 部 無 効 は, 当 該 クレームについての 相 応 の 制 限 の 形 で 宣 言 される (3)(a) (1)に 基 づく 申 請 の 当 事 者 とされた 譲 受 人, 実 施 権 者 又 は 再 実 施 権 者 は, 特 許 所 有 者 との 契 約 又 は 取 決 めに 別 段 の 規 定 がない 場 合 は, 訴 訟 手 続 に 参 加 する 権 原 を 有 する (b) 裁 判 所 への 申 請 が(1)(d)にいう 理 由 によるものである 場 合 は,その 申 請 人 は, 当 該 特 許 についての 権 利 が 属 しているとされる 者 に,その 申 請 について 通 知 しなければならない 第 100 条 無 効 の 効 力 発 生 日 及 び 効 果 (1) 裁 判 所 が 特 許 の 全 部 又 は 一 部 無 効 を 宣 言 する 確 定 判 決 を 下 したときは, 当 該 特 許 は, 該 当 する 事 情 に 応 じ,その 全 部 又 は 一 部 がその 特 許 の 付 与 日 から 無 効 であったものとみなす (2) 無 効 宣 言 が 確 定 したときは, 裁 判 所 書 記 官 は 長 官 に 通 知 するものとし,また, 長 官 は 当 該 宣 言 を 登 録 簿 に 記 録 し,かつ, 官 報 において 公 告 させる 34