EUの東方拡大とその行方



Similar documents
Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

平成24年度 業務概況書

入札公告 機動装備センター

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

弁護士報酬規定(抜粋)

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

定款  変更

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)


検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

一般競争入札について

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

Microsoft PowerPoint - 基金制度

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

小山市保育所整備計画

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

法 人 等 に 対 する 課 税 際 課 税 原 則 の 帰 属 主 義 への 見 直 しのポイント 総 合 主 義 から 帰 属 主 義 への 移 行 法 人 及 び 非 居 住 者 ( 法 人 等 )に 対 する 課 税 原 則 について 従 来 のいわゆる 総 合 主 義 を 改 め OECD

資料 厚生年金基金の今後の方向性について.PDF

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

●電力自由化推進法案

スライド 1

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

39_1

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

競 争 参 加 資 格 審 査 等 事 務 取 扱 要 領 ( 抜 粋 ) ( 有 資 格 者 としない 者 ) 第 6 条 契 約 事 務 責 任 者 は 契 約 を 締 結 する 能 力 を 有 しない 者 破 産 者 で 復 権 を 得 ない 者 及 び 暴 力 団 等 の 反 社 会 的 勢

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や


工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

公表表紙

根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

1

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

文化政策情報システムの運用等

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

スライド 1

m07 北見工業大学 様式①

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

(2) 検 体 採 取 に 応 ずること (3) ドーピング 防 止 と 関 連 して 自 己 が 摂 取 し 使 用 するものに 責 任 をもつこと (4) 医 師 に 禁 止 物 質 及 び 禁 止 方 法 を 使 用 してはならないという 自 己 の 義 務 を 伝 え 自 己 に 施 される

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

観光ガイド育成業務委託プロポーザル実施要領

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

財政再計算結果_色変更.indd

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

Microsoft Word - 【QA】外貨MMF受付停止.doc

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

スライド 1

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

Taro13-01_表紙目次.jtd

南伊豆町空き家バンクリフォーム等補助金交付要綱

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

Microsoft Word 第1章 定款.doc

佐渡市都市計画区域の見直し

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

人 に 使 用 される 者 としての 勤 続 期 間 を 当 該 職 員 となつた 者 の 職 員 としての 勤 続 期 間 に 通 算 することと 定 められている 法 人 に 限 る )をいう 3 第 一 項 の 退 職 手 当 通 算 予 定 職 員 とは 任 命 権 者 又 はその 委 任


PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 総合型DB資料_県版基金説明用.pptx

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

住 民 監 査 請 求 に 係 る 監 査 結 果 第 1 請 求 の 受 付 1 請 求 の 受 付 日 平 成 25 年 10 月 15 日 2 請 求 人 ( 省 略 ) 3 請 求 の 趣 旨 ( 原 文 のまま 掲 載 ) 請 求 の 要 旨 阿 波 町 大 道 北 54 番 地 1 と

しかし 主 に 欧 州 の 一 部 の 回 答 者 は 受 託 責 任 について 資 源 配 分 の 意 思 決 定 の 有 用 性 とは 独 立 の 財 務 報 告 の 目 的 とすべきであると 回 答 した 本 ED に 対 する ASBJ のコメント レターにおける 意 見 経 営 者 の 受

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

16 日本学生支援機構

Microsoft Word - 目次.doc

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

Taro-官報原稿(佐賀病院)

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

Microsoft Word - (P6)公示(実績抜き)_ 最終

Taro-01 議案概要.jtd

Transcription:

EU の 東 方 拡 大 とその 行 方 文 責 角 賢 二 0.はじめに 先 月 24 25 日 にブリュッセルで 開 かれた 首 脳 会 議 において 中 東 欧 地 中 海 諸 国 1 2カ 国 の 新 規 EU 加 盟 を12 月 のコペンハーゲン 首 脳 会 議 で 決 めることが 決 まった これ は 27ヶ 国 人 口 約 4 億 5 千 万 人 経 済 規 模 は GDP 約 10 兆 ドルというアメリカに 匹 敵 する 市 場 の 2004 年 成 立 に 向 けて 大 きな 前 進 であるといえる 12カ 国 が 加 盟 すると いうこと 自 体 が 前 代 未 聞 なのだが 政 治 的 な 意 味 でそれ 以 上 に 重 要 なのは10カ 国 もの 旧 共 産 圏 の 国 々が 加 盟 するということである 鉄 のカーテンで 分 断 されたヨーロッパの 再 統 合 ともいわれている しかし 東 欧 革 命 以 来 東 欧 諸 国 が 資 本 主 義 化 してまだ10 数 年 は たして 西 欧 先 進 諸 国 が 中 心 となって 作 り 上 げられた EU の 諸 制 度 にうまく 適 応 することが できるのか EU の 単 一 市 場 の 中 でどれほどの 競 争 力 を 持 っているのかなど 不 安 要 素 は 多 く ある その 辺 も 含 めて 今 回 はこれら 新 規 加 盟 国 と EU の 現 状 さらに EU 東 方 拡 大 の 行 方 について 考 察 していきたいと 思 う 1.EU の 歴 史 まずはこれまでの EU の 歴 史 を 概 観 していく 1945 年 第 二 次 世 界 大 戦 終 結 1946 年 チャーチル 鉄 のカーテン 演 説 1948 年 ブリュッセル 条 約 調 印 ( 西 欧 同 盟 設 立 ) 1950 年 シューマンプラン 発 表 ( 欧 州 石 炭 鉄 鋼 共 同 体 設 立 構 想 ) 1951 年 欧 州 石 炭 鉄 鋼 共 同 体 (ECSC) 設 立 するパリ 条 約 調 印 1957 年 欧 州 経 済 共 同 体 (EEC)と 欧 州 原 子 力 共 同 体 (EURATOM)を 設 立 するロー マ 条 約 調 印 1958 年 ローマ 条 約 発 効 1965 年 機 関 合 併 条 約 (EEC ECSC EURATOM 単 一 の 理 事 会 と 単 一 の 委 員 会 ) 調 印 1967 年 機 関 合 併 条 約 発 効 欧 州 共 同 体 (EC) 誕 生 1973 年 イギリス デンマーク アイルランド EC 加 盟 ( 第 一 次 拡 大 ) 1981 年 ギリシャ EC 加 盟 ( 第 二 次 拡 大 ) 1986 年 スペイン ポルトガル EC 加 盟 ( 第 三 次 拡 大 ) 南 ヨーロッパ 諸 国 との 地 域 格 差 問 題 1987 年 トルコ EC 加 盟 申 請 1989 年 ベルリンの 壁 崩 壊 (89~90 年 東 欧 革 命 ) 1990 年 ドイツ 統 一

1992 年 マーストリヒト 条 約 調 印 1993 年 6 月 欧 州 連 合 協 定 締 結 諸 国 の EU 加 盟 基 準 コペンハーゲン 基 準 について 合 意 11 月 マーストリヒト 条 約 発 効 欧 州 連 合 (EU)の 誕 生 1995 年 オーストリア スウェーデン フィンランド EU 加 盟 1997 年 アムステルダム 条 約 調 印 (99 年 発 効 ) 1999 年 イギリス スウェーデン デンマーク ギリシャを 除 く EU 加 盟 11 カ 国 で 単 一 通 貨 ユーロ 導 入 2001 年 ニース 条 約 調 印 (02 年 発 効 ) 2002 年 アイルランド 国 民 投 票 によりニース 条 約 批 准 ( 全 加 盟 国 ニース 条 約 批 准 ) ブリュッセル 首 脳 会 議 開 催 2.EU の 最 近 冷 戦 終 結 後 の 動 き ざっと EU の 歴 史 を 見 てみたところで EU のここ10 年 あまりの 動 きについてもっと 詳 しく 見 ていきたいと 思 う 1991 年 2 月 にハンガリー ポーランド チェコスロヴァキアとの 間 で 欧 州 連 合 協 定 調 印 欧 州 連 合 協 定 とは EU 加 盟 希 望 国 との 間 に 加 盟 を 前 提 として 締 結 する 協 定 のこと 細 かな 内 容 は 国 によって 違 うが 将 来 的 な EU との 市 場 統 合 のためにヒトとモノとサービス と 資 本 の 自 由 な 移 動 ができるようにすること そしてそれに 関 連 する 諸 制 度 を EU の 制 度 に 近 づけることがその 基 本 的 な 内 容 である 1993 年 6 月 コペンハーゲン 欧 州 理 事 会 が 開 催 され コペンハーゲン 基 準 についての 合 意 がなされた コペンハーゲン 基 準 とは (1) 政 治 的 基 準 民 主 主 義 法 の 支 配 人 権 と 少 数 民 族 の 尊 重 を 保 証 できる 安 定 した 制 度 や 機 関 が 存 在 すること (2) 経 済 的 基 準 正 常 に 市 場 経 済 が 機 能 していることと EU 内 の 産 業 に 対 抗 できるだけの 競 争 力 を 持 っていること (3) 法 的 基 準 EU の 積 み 上 げてきた 法 体 系 アキ コミュノテー ル を 受 け 入 れること の3 基 準 のことである これらが 中 東 欧 諸 国 の 主 要 な 新 規 加 盟 基 準 となった 1993 年 11 月 マーストリヒト 条 約 発 効 EU の 誕 生 EU と EC の 違 いは 何 か とい う 疑 問 は 当 然 出 ると 思 う どうもこれ 以 前 は 経 済 統 合 が 重 視 されており 政 治 統 合 に 関 し ては 脇 役 というイメージが 強 かった しかし EC とともに EU の 三 本 柱 といわれてい る CFSP: 共 通 外 交 安 全 保 障 条 約 と CJHA: 司 法 内 務 協 力 によって 統 一 欧 州 に 向 けての 道 筋 がつけられたといわれている CJHA は 国 境 をこえた 犯 罪 捜 査 や 移 民 難 民 問 題 の 共 通 化 を 目 指 すものであり これからますます 重 要 になっていくことが 予 想 されるが 特 に 移 民 政 策 に 関 してまとまった 機 関 ができたのはアムステルダム 条 約 以 降 のことである この 時 点 では CJHA よりも CFSP のほうが 重 要 である CFSP は 欧 州 内 の 統 一 行 動 を 促 進 する ためにもうけられたものであり その 目 的 は (1)EU の 基 本 的 価 値 基 本 的 利 益 独 立

性 のとと 国 際 社 会 の 安 全 保 障 を 強 化 すること(4) 国 際 協 力 の 推 進 (5) 民 主 主 義 法 治 主 義 基 本 的 人 権 と 自 由 の 尊 重 を 発 展 させ 強 化 することの 五 つである しかし イギリ スやデンマークなどの 統 合 慎 重 派 の 国 々はオプトアウト(OPT OUT)という 選 択 的 不 参 加 を 行 っている 場 合 も 多 く その 面 ではまだ 十 分 に 統 一 行 動 が 取 れていないといえる アジェンダ2000 EU の 強 化 中 期 的 な 財 政 的 枠 組 み 欧 州 協 定 締 結 諸 国 の EU 加 盟 交 渉 開 始 のための 準 備 状 況 評 価 を 提 示 新 規 加 盟 をみこしての 農 業 支 援 の 増 大 アムステルダム 条 約 (1) 人 権 などの 基 本 原 則 を 守 らない 国 の 資 格 の 停 止 東 欧 の 人 権 状 況 に 一 定 の 歯 止 めをかける 目 的 もあると 思 われる (2) 域 内 国 境 の 検 閲 廃 止 協 定 シェンゲン 協 定 の 導 入 ( 英 アイルランドはオプトア ウト) 人 の 自 由 な 移 動 についての 進 展 しかし このことが 貧 しい 国 から 豊 かな 国 への 移 民 問 題 を 引 き 起 こすことになるのは 想 像 に 難 くない 他 にも 問 題 になることがあるが そ れは 後 述 (3) 柔 軟 性 の 原 則 の 導 入 テーマによって 一 部 参 加 できない 国 があったとしても 過 半 数 の 国 の 支 持 があれば 緊 密 な 協 力 を 各 国 がすること つまりは 統 合 に 熱 心 な 国 が 先 行 することを 認 めた また 建 設 的 棄 権 という 制 度 もできた これは ある 国 が 決 議 を 棄 権 しても その 他 の 国 だけで 決 議 ができるというもの 棄 権 した 国 はその 決 議 に 拘 束 されは しないが その 決 定 が EU を 拘 束 することは 認 めなければならない 全 会 一 致 制 よりも 柔 軟 性 に 富 む 統 合 の 深 化 が 可 能 となった ルクセンブルク 欧 州 理 事 会 EU 加 盟 希 望 国 に 対 する 交 渉 開 始 に 向 けた 欧 州 協 議 会 の 開 催 決 定 (98 年 3 月 ロンドン) ハンガリー ポーランド チェコ エストニア スロヴ ェニア キプロス(ルクセンブルク グループ)との 間 で 加 盟 交 渉 開 始 を 決 定 欧 州 協 議 会 は この6カ 国 に まだ 予 備 交 渉 の 段 階 にある5カ 国 ( 後 述 のヘルシンキ グループ) を 加 えた 11 ヶ 国 の 新 規 加 盟 交 渉 の 皮 切 りとなるものであった ヘルシンキ 欧 州 理 事 会 ラトヴィア リトアニア マルタ ルーマニア ブルガリア(ヘ ルシンキ グループ)を 加 盟 交 渉 に 参 加 させることが 決 定 ユーロ 流 通 開 始 ユーロは1999 年 1 月 にすでに 為 替 株 式 債 権 などの 取 引 や 決 済 に 使 われていたが 2002 年 1 月 から 一 般 流 通 を 開 始 した これによって 各 国 独 自 の 通 貨 が 姿 を 消 し ユーロ 圏 各 国 の 金 融 財 政 政 策 はその 独 自 性 を 大 きく 拘 束 されることとなっ た ニース 条 約 2000 年 12 月 7 日 から 11 日 まで フランスのニースにおいて 首 脳 会 議 が 開 催 され 新 たな 基 本 条 約 の 改 定 が 合 意 された そのなかで 最 も 注 目 を 集 めたのが 将 来 の EU 拡 大 を 視 野 にいれた EU の 機 構 改 革 である その 主 な 内 容 は (1) 欧 州 委 員 会 の 構 成 の 改 定 EU の 行 政 執 行 機 関 であり 対 外 的 に EU の 利 益 を 代 表 している 欧 州 委 員 会 の 委 員 構 成 についての 改 正 がなされた これ 以 前 は 人 口 比 に 基 づき 独 仏 伊 英 西 という5 大 国 が 各 々2 名 ずつ+ 残 りの 各 国 各 々1 名 ずつ であった しかし 新 たに 今 交 渉 している 国 々がすべて 加 盟 して 加 盟 国 27ヶ 国

になったときも 同 じ 方 式 で 委 員 の 配 分 を 決 めると35 名 という 大 人 数 となってしま い 円 滑 な 意 思 決 定 に 支 障 をきたす それゆえ 各 国 一 名 ずつの 選 出 とし その 最 大 数 は27 名 以 下 とするとした (それ 以 上 に 加 盟 国 が 増 大 したときは 委 員 の 選 出 し ない 国 を 輪 番 制 で 決 める) (2) 特 定 多 数 決 の 範 囲 拡 大 と 票 配 分 政 策 決 定 を 迅 速 化 するための 特 定 多 数 決 制 が 新 たに 難 民 サービス 貿 易 知 的 所 有 権 構 造 基 金 環 境 欧 州 委 の 委 員 長 および 委 員 の 任 命 などに 適 用 されることとなった 税 制 などの 各 国 の 主 権 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす 分 野 に 関 しては 実 質 適 用 されなかった 票 配 分 は 現 行 の 最 高 10 票 から 最 低 2 票 総 数 87 票 から 最 高 29 票 から 最 低 4 票 総 数 237 票 となった 改 定 され た 各 国 別 票 配 分 については 資 料 参 照 (ただし 資 料 には 新 規 加 盟 国 を 含 んでいる) 更 に 人 口 基 準 ( 特 定 多 数 決 の 成 立 には 賛 成 国 の 全 人 口 が EU の 人 口 の62% 以 上 を 占 めていることが 必 要 )というものが 加 味 され 最 大 の 人 口 を 抱 えながら 票 数 は 英 仏 と 同 じしかないドイツに 配 慮 した 形 となった (3) 欧 州 議 会 の 議 席 数 再 配 分 現 状 のままでは 中 小 国 に 有 利 であるという 大 国 からの 不 満 をもとに 新 規 加 盟 国 も 含 めた 議 席 の 再 配 分 がなされた 具 体 的 な 配 分 は 資 料 参 照 ドイツとルクセンブルク 以 外 の 議 席 は 減 少 する 結 果 となった (4) 先 行 統 合 の 確 認 これは 先 のアムステルダム 条 約 ででてきた 柔 軟 性 の 原 則 を 再 確 認 するものである とはいっても 多 少 の 変 更 点 はあり いままで 過 半 数 の 参 加 がこの 原 則 の 発 動 条 件 だったのが どれだけ 加 盟 国 が 増 えても8カ 国 の 参 加 でよい ということになった より 柔 軟 になったともいえるが 統 合 に 熱 心 な 先 進 国 と 急 激 な 統 合 の 難 しいその 他 の 中 小 国 との 間 に 統 合 の 大 きな 差 ができてしまうと 懸 念 す る 声 も 多 い 3. 諸 制 度 と 東 欧 諸 国 アキ コミュノテール EU の 政 治 経 済 通 貨 同 盟 などの 枠 組 みを 提 供 してきた 法 体 系 に 自 国 の 法 制 度 を 合 わせていく 31 分 野 にわけて 各 国 国 内 法 の 整 備 状 況 を 得 点 で 評 価 コペンハーゲン 基 準 のうちの 一 つ 加 盟 のためのパートナーシップ 欧 州 委 員 会 は 前 述 のアジェンダ2000の 提 案 をうけ て 加 盟 交 渉 開 始 の 前 に 加 盟 申 請 国 別 に 加 盟 のためのパートナーシップという 文 章 を 作 成 した これは 加 盟 申 請 国 が 加 盟 を 実 現 するために 解 決 しなければならない 問 題 を 経 済 改 革 産 業 構 造 改 革 制 度 的 行 政 改 革 の 強 化 国 内 市 場 司 法 内 政 農 業 環 境 といった 項 目 別 に 列 挙 したものであり 短 期 優 先 目 標 と 中 期 目 標 に 分 けて 列 挙 されている こうしたものが 作 成 された 背 景 としては 国 別 に 優 先 課 題 と 実 行 時 期 を 明 確 化 することで 申 請 国 の 加 盟 準 備 を 加 速 させることも 狙 いの 一 つになっているとみられる ユーロ 新 規 に 加 盟 する 国 があれば 当 然 将 来 的 なユーロ 圏 の 拡 大 がみこまれる しかし EU 平 均 と 12カ 国 平 均 間 の 格 差 12カ 国 相 互 間 の 格 差 が 大 きいのもまた 事 実 であり バ

ルト3 国 にいたっては もともとソ 連 内 共 和 国 であったため 中 央 銀 行 制 を 持 っていなか った こういうさまざまな 事 実 から 各 国 がユーロに 参 加 するのには 時 間 がかかり また 参 加 しても 欧 州 中 央 銀 行 などの 円 滑 な 業 務 を 妨 げることにもなりかねない 成 熟 した 中 央 銀 行 政 策 の 実 施 までにはまだ 時 間 がかかると 思 われる CAP( 共 通 農 業 政 策 ) CAP は 代 表 的 な EU の 伝 統 的 統 一 政 策 の 一 つであり 域 内 農 業 保 護 を 主 目 的 とする CAP 維 持 のための 費 用 が EU 予 算 の 半 分 を 占 めるという 最 も 重 要 な 政 策 である しかし 農 業 国 の 多 い 中 東 欧 諸 国 が 加 盟 した 後 まで 今 までと 同 じように 手 厚 い 保 護 政 策 を 続 けたままでいると 負 担 国 であるドイツなどから 不 満 が 噴 出 し 拡 大 のデ メリットが 顕 在 化 しかねない そこで 1992 年 のウルグアイラウンド 付 近 から CAP の 合 理 化 効 率 化 を 進 めるための 改 革 が 進 み 2002 年 7 月 にも 新 たな 改 革 案 が 提 示 され た しかし 改 革 には 農 業 国 であるフランスなどが 反 対 しており 改 革 が 進 むかどうかは 予 断 を 許 さない 4. 各 国 別 の 問 題 新 規 加 盟 に 伴 う 経 済 問 題 と 法 整 備 の 問 題 はどこの 国 でも 出 てくるが ここでは 各 国 別 に 出 てくる 問 題 を 一 部 とりあげたい (1) カリーニングラード 問 題 最 近 ニュースでも 取 り 上 げられていたから 知 っているひ ともいると 思 うが バルト3 国 が EU に 加 盟 することで EU 内 のロシア 領 と 化 してしまうカリーニングラードをめぐる 問 題 である 当 初 EU 側 はカリーニングラ ードからの 人 や 組 織 犯 罪 の 流 入 を 警 戒 して カリーニングラードへ 向 かうロシア 人 に 対 してビザを 発 給 しようとしていた しかし この 飛 び 地 への 自 由 な 移 動 を 求 め るロシアがこれに 反 発 し 結 局 はビザよりも 取 得 が 容 易 な 通 行 所 を 発 効 することで 折 り 合 いがついた (2) シェンゲンの 壁 問 題 シェンゲン 協 定 については 前 にも 触 れたが ここでは 新 たに 境 界 線 となる 東 欧 だからこそ 起 こる 問 題 を 取 り 上 げる シェンゲン 協 定 は 域 内 の 自 由 移 動 を 促 進 するものであるが その 性 格 ゆえに 域 外 からの 流 入 に 対 しては 厳 しい 政 策 を 取 らざるを 得 なくなる そのためこの 協 定 は EU 加 盟 国 非 加 盟 国 国 境 上 に 住 んでいるマイノリティーの 人 々の 移 動 を 阻 む シェンゲンの 壁 となって しまうのである (EX.ウクライナ ユーゴスラビアに 住 むハンガリー 系 住 民 の 問 題 ) 論 点 農 業 分 野 や 経 済 分 野 のことなどを 考 慮 に 入 れたとき 西 欧 と 中 東 欧 の 統 合 はどのよ うなものとなるべきか