76



Similar documents
1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

<81798C F6A8BE0817A8D8297EE CF6955C9770>

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病


Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

介護保険制度改正にかかる事業所説明会

( 新 ) 医 療 提 供 の 機 能 分 化 に 向 けたICT 医 療 連 携 導 入 支 援 事 業 費 事 業 の 目 的 医 療 政 策 課 予 算 額 58,011 千 円 医 療 分 野 において あじさいネットを 活 用 したICT したICT 導 入 により により 医 療 機 能

Microsoft Word - 目次.doc

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

1 正 規 団 員 希 望 者 は 入 団 希 望 日 から1ヶ 月 間 の 仮 団 員 期 間 を 経 て 団 員 となることができる 仮 団 員 期 間 は 団 費 は 発 生 せず 入 団 届 けに 明 記 した 入 団 日 がその 月 の15 日 以 前 ならば 当 月 16 日 以 降 な

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

5) 在 宅 医 療 提 供 体 制 の 検 討 退 院 に 関 わる 業 種 ごとに 部 会 を 立 ち 上 げ 在 宅 医 療 に 必 要 なことについて 検 討 していく またそれを 拠 点 整 備 事 業 委 員 会 が 統 括 し さらにそれを 拠 点 整 備 事 業 協 議 会 が 監

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>


< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

<4D F736F F D20819F964C96BE8E E682548AFA89EE8CEC816A8A C52E646F63>

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

<817993FA967B8E E A E815B817A B F976C8EAE82502D322E786C73>

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

●電力自由化推進法案

<4D F736F F D D488A778CA48B8689C881468DB293A190E690B E682558AFA93C896D88E738D8297EE8ED E646F6378>

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

●幼児教育振興法案

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

m07 北見工業大学 様式①

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

2. 研 修 体 系 (1) 段 階 的 にスキルアップを 図 る 研 修 指 す 支 援 者 像 に 向 けて 三 つの 段 階 を 設 定 障 害 者 ケアマネジメントの 基 本 的 な 理 念 や 概 念 を 理 解 するこ と 障 害 者 本 人 のニーズを 的 確 に 把 握 するためのア


資料1:勧告の仕組みとポイント 改【完成】

学校安全の推進に関する計画の取組事例

(\202g22\214\366\225\\.xls)

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

 

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

東 京 電 力 ホールディングス 株 式 会 社 労 働 環 境 改 善 2016/9/29 在 分 野 名 括 り 5 内 容 これまで1ヶ 月 の 動 きと 今 後 1ヶ 月 の 予 定 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 備 考 員 の 確 保 状 況 と 地 元 雇 用 率 の 実

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

< EC8E F58B8B975E8CF6955C8CB48D652E786C73>

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

表紙-2.xdw

(2) 特 別 障 害 給 付 金 国 民 年 金 に 任 意 加 入 していなかったことにより 障 害 基 礎 年 金 等 を 受 給 していない 障 がい 者 の 方 に 対 し 福 祉 的 措 置 として 給 付 金 の 支 給 を 行 う 制 度 です 支 給 対 象 者 平 成 3 年 3

定款

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

(3) 福 祉 施 設 から 一 般 就 労 への 移 行 本 市 の 福 祉 施 設 利 用 者 の 中 で 平 成 24 年 度 に 一 般 就 労 により 退 所 した 人 は 3 人 です ここでいう 福 祉 施 設 とは 生 活 介 護 事 業 自 立 訓 練 事 業 ( 生 活 訓 練

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (4 年 4 月 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 級 級 級 4 級 5 級 号 給 の 給 料 月 額 5, 85,,9,9 89, 最 高 号 給 の 給 料 月 額 4,7 7,8 54,7 88, 4, ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

003-00個人の健康増進・疾病予防の推進のための所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 年 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

25年度 全国アンケート結果

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

文化政策情報システムの運用等

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

ずれかに 属 しなければならないものとする 但 し パートは 同 一 種 類 の 楽 器 に 1 パート 以 上 形 成 できないものとし 運 営 委 員 会 の 承 認 を 経 たものであ ることを 要 する ( 団 員 の 義 務 ) 第 8 条 団 員 は 次 の 義 務 を 負 う (1)こ

Q5 育 児 休 業 を 請 求 する 際 の 事 務 手 続 は? A5 育 児 休 業 を 請 求 しようとする 職 員 は, 育 児 休 業 承 認 請 求 書 ( 様 式 第 1 号 )に 子 の 氏 名 や 請 求 する 期 間 等 を 記 入 し, 育 児 休 業 を 始 めようとする1

高齢者の居住安定確保プラン 第3章 高齢者の居住の安定確保に向けた基本的方針

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

伊勢崎市職員職場復帰支援制度

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

スライド 1

(1) 自 立 相 談 支 援 事 業 生 活 困 窮 者 に 対 して 広 く 相 談 を 行 うとともに 生 活 困 窮 者 が 抱 えている 課 題 を 多 面 的 に 把 握 し 本 人 の 状 況 や 意 思 を 十 分 に 確 認 ( 以 下 アセスメント という )した 上 で 対 象

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

一般社団法人泉青年会議所

18 国立高等専門学校機構

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

Transcription:

センター 長 のマネジメント 能 力 の 向 上 memo 75

76

センター長の マネジメント能力の向上 Ⅰマネジメントとは マネジメントとは 組織の目的を達成するため人 物 金などの経営資源を配して 付加価値を生み出す活動 目的 ビジョン 顧客ニーズ(例:住民ニーズ)に応えること 効率的 確実的に組織を運営する機能 マネジメントを機能させるには 1 目的 目標を決める 長期ビジョンの提示 短期 中期計画 長期計画や予算の立案 2 目的を達成するための人的ネットワークを築く ビジョンの伝達によるメンバーの統合 組織構造の設計と人員配置 3 築いたネットワークが目的を達成出来るように手を打つ メンバーの動機づけ 予算や実績管理を行い 問題解決を図る 77

マネジメントを 構 成 するもの 1ニーズに 基 づいた 計 画 実 施 評 価 2 事 業 進 行 管 理 モニタリング( 監 視 モニター) 3コミュニティ 開 発 対 話 4 多 部 門 の 協 働 ネットワーク 5 人 材 育 成 6 情 報 管 理 7 予 算 ( 経 営 ) 的 管 理 8 利 用 可 能 な 資 源 管 理 ( 地 域 資 源 の 開 発 ) 9リーダーシップと 技 術 革 新 ( 支 援 技 術 の 向 上 ) マネジメントサイクル 実 行 Do 計 画 Plan PDCA CHECK 調 整 改 善 ACTION 78

地 域 包 括 支 援 センターにおける マネジメントとは 1. 地 域 包 括 支 援 センターの 目 的 地 域 包 括 支 援 センターの 目 的 = 地 域 包 括 ケアの 実 現 地 域 包 括 ケアとは 地 域 住 民 が 住 み 慣 れた 地 域 で 安 心 して 尊 厳 あるその 人 らしい 生 活 を 継 続 することができるように 介 護 保 険 制 度 による 公 的 サービスのみならず その 他 のフォーマル やインフォーマルな 多 様 な 社 会 資 源 を 本 人 が 活 用 でき るように 包 括 的 および 継 続 的 に 支 援 することです 地 域 包 括 ケアを 支 える 中 核 拠 点 としての 役 割 79

地域包括支援センターにおけるマネジメント 1) 組織内のマネジメント 具体的な業務の決定 人材育成等 2) 地域に対するマネジメント 自立支援の推進と地域資源のネットワークの構築 チームマネジメント そのためのメソッドとして 地域ケア会議 3) 政策に対するマネジメント 保険者の介護保険事業計画へ反映 ①組織内 マネジメント 地域 エリア 地域包括支援センター ③政策マネジメント 市町村の関与 意思 市町村の関与 意志 運営指針の明示 法改正 運営協議会の実施 ③政策に対する マネジメント ①組織内 マネジメント 円滑に進めていくためには マネジメントが必要 80 ②地域に対する マネジメント

1 ニーズの 把 握 生 活 圏 域 の 課 題 1 ニーズ 調 査 項 目 ( 必 須 事 項 ) 世 帯 構 成 ( 独 居 高 齢 者 高 齢 者 のみの 世 帯 ) 認 知 症 関 係 所 得 レベル 住 まい 関 係 予 防 早 期 対 応 (ADL IADLの 状 況 ) ( 孤 立 者 等 の 早 期 発 見 ) ( 生 活 援 助 と 生 活 行 為 の 向 上 ) 疾 病 状 況 等 日 常 生 活 圏 域 高 齢 者 ニーズ 調 査 モデル 事 業 2 ニーズの 把 握 生 活 圏 域 の 課 題 2 声 にならない 生 活 課 題 (ニーズ)の 把 握 地 域 アセスメントにより 潜 在 的 ニーズを 持 つ 世 帯 を 確 認 し 地 域 包 括 支 援 センターの 専 門 職 がアウ トリーチを 実 施 地 域 住 民 からの 情 報 を 集 約 し 地 域 包 括 支 援 セ ンターの 専 門 職 がアウトリーチを 実 施 近 隣 住 民 等 による 見 守 りや 声 掛 けからの 情 報 を 入 手 し 地 域 包 括 支 援 センターの 専 門 職 がアウトリ ーチを 実 施 総 合 相 談 からの 課 題 やニーズの 分 析 81

3 ニーズの 把 握 フォーマルな 関 係 機 関 行 政 的 ニーズの 把 握 専 門 職 機 関 のニーズ 把 握 民 生 委 員 介 護 支 援 専 門 員 PSW MSW かかりつけ 医 司 法 関 係 者 介 護 サービス 事 業 者 医 療 機 関 ( 医 師 会 歯 科 医 師 会 薬 剤 師 会 ) 社 会 福 祉 協 議 会 警 察 署 消 防 署 など ニーズ 把 握 について(まとめ) 行 政 的 ニーズ 把 握 専 門 職 によるニーズ 把 握 地 域 住 民 によるニーズ 把 握 これら3つを 独 立 分 断 して 考 えないことが 大 事 なお ニーズを 把 握 する 際 には 地 域 包 括 支 援 セン ターにおいて 個 別 の 台 帳 をIT 化 して 情 報 集 約 をす ることが 必 要 82

生 活 圏 域 の 課 題 (ニーズ)への 対 応 組 織 内 部 に 対 するマネジメント ( 地 域 包 括 支 援 センター 内 部 ) 地 域 に 対 するマネジメント ( 地 域 の 介 護 サービス 事 業 所 医 療 サービス 警 察 民 生 委 員 インフォーマルサービス 等 ) 政 策 に 対 するマネジメント 保 険 者 ( 市 町 村 )の 介 護 保 険 事 業 計 画 に 反 映 マネジメントを 通 じて 地 域 の 課 題 に 対 する 共 通 認 識 を 持 ち 目 的 を 共 有 化 する 2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメント 1 センターの 目 的 と 基 本 視 点 について 職 員 間 で 共 通 認 識 を 持 てるようにする 2 所 属 組 織 ( 法 人 等 )にセンターの 取 り 組 みを 理 解 してもらえる ように 働 きかける 3 業 務 内 容 に 関 して 職 員 間 で 共 通 理 解 ができるようにする 4 チームアプローチができるように 業 務 を 進 める 5 係 わる 事 例 のスクリーニングをチームとして 行 えるようにする 6 スクリーニングの 段 階 で 緊 急 対 応 の 必 要 性 を 判 断 する 7 本 人 等 についての 情 報 を 職 員 間 で 共 有 する 8 情 報 の 取 り 扱 いルールを 確 立 する 9 チームで 担 当 しているケースの 検 討 を 行 う 10 地 域 の 現 状 と 課 題 についてチームとして 検 討 する 社 団 法 人 日 本 社 会 福 祉 士 会 地 域 包 括 支 援 センター 社 会 福 祉 士 評 価 シート を 参 考 にして 作 成 83

2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメント( 続 き) 11 必 要 に 応 じてスーパービジョンを 行 う 12 必 要 に 応 じて 専 門 職 によるコンサルテーションの 場 を 設 ける 13 必 要 に 応 じて 外 部 の 研 修 に 参 加 できるようにする 14 働 きやすい 職 場 環 境 づくりに 取 り 組 む 15 リスクの 周 知 とリスク 管 理 に 取 り 組 む 16 年 間 事 業 計 画 を 立 てて センター 業 務 を 計 画 的 に 進 める 17 定 期 的 もしくは 随 時 組 織 の 取 り 組 みについて 評 価 を 行 う 18 職 員 の 人 材 育 成 を 行 う 社 団 法 人 日 本 社 会 福 祉 士 会 地 域 包 括 支 援 センター 社 会 福 祉 士 評 価 シート を 参 考 にして 作 成 1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメント( 事 例 1) 3 業 務 内 容 に 関 して 職 員 間 で 共 通 理 解 ができるようにする 16 年 間 事 業 計 画 を 立 てて センター 業 務 を 計 画 的 に 進 める 17 定 期 的 もしくは 随 時 組 織 の 取 り 組 みについて 評 価 を 行 う A 地 域 包 括 支 援 センターでは 3 職 種 がそれぞれの 担 当 事 業 を 実 施 してい ました 事 業 内 容 やその 他 の 取 り 組 みが 増 えていく 中 で 業 務 量 や 担 当 者 の 調 整 が 困 難 な 状 態 が 生 じてきました そこで 年 度 末 に 実 施 事 業 の 棚 卸 を 行 い 4 事 業 ごとの 事 業 計 画 を 作 成 し 事 業 ごとに 最 も 適 した 担 当 者 を 選 任 しました その 後 各 担 当 者 で 事 業 計 画 を 遂 行 するための 実 施 計 画 を 立 案 し 2 週 間 に1 回 進 捗 会 議 を 実 施 し それぞれの 実 施 状 況 を 評 価 確 認 することにしま した このことにより 職 員 間 の 協 力 体 制 が 構 築 され 業 務 量 の 均 衡 化 が 図 れ ま た 担 当 業 務 以 外 の 共 通 理 解 が 促 進 されました 84

1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメント( 事 例 2) 4 チームアプローチができるように 業 務 を 進 める 5 係 わる 事 例 のスクリーニングをチームとして 行 えるようにする 6 スクリーニングの 段 階 で 緊 急 対 応 の 必 要 性 を 判 断 する 7 本 人 等 についての 情 報 を 職 員 間 で 共 有 する 9 チームで 担 当 しているケースの 検 討 を 行 う 民 生 委 員 からの 相 談 がありセンター 長 の 指 示 で 保 健 師 と 社 会 福 祉 士 が 訪 問 統 合 失 調 症 の 母 68 歳 と 40 歳 代 知 的 障 害 の 息 子 2 人 の3 人 暮 らしで 次 男 が 低 栄 養 で 寝 たき りなっていました 二 人 は 次 男 の 保 護 の 緊 急 性 についてその 場 で 協 議 し 救 急 車 を 呼 び ました 母 は 救 急 搬 送 を 妨 害 し 暴 れたため 警 察 に 連 絡 し 措 置 入 院 となりました 残 され た 長 男 について 市 障 害 福 祉 課 につなぎ ショートステイ 先 を 探 してもらいましたが 過 去 に 粗 暴 行 為 で 服 役 していたことを 理 由 に 受 け 手 が 見 つかりません その 日 の 内 に 市 障 害 福 祉 課 が 個 別 ケア 会 議 を 招 集 し 相 談 支 援 事 業 所 社 会 福 祉 協 議 会 ( 生 活 自 立 支 援 事 業 ) 配 食 サービス 事 業 所 長 男 本 人 包 括 職 員 等 の 参 加 で 協 議 しました 今 後 長 男 に 関 しては 相 談 支 援 事 業 所 のC 相 談 員 が 次 男 の 退 院 後 の 生 活 についても 同 じ 事 業 所 の D 相 談 員 が 担 うことになりました 措 置 入 院 中 の 母 親 については 翌 日 包 括 が 地 域 ケア 会 議 を 開 催 し 退 院 後 の 生 活 を 見 越 した 支 援 について 協 議 し 役 割 分 担 を 行 いました 母 親 の 退 院 の 見 通 しがたった 時 点 で 再 度 地 域 包 括 主 催 の 地 域 ケア 会 議 を 行 なうことを 確 認 しました 1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメント( 事 例 3) 9 チームで 担 当 しているケースの 検 討 を 行 う 10 地 域 の 現 状 と 課 題 についてチームとして 検 討 する 13 必 要 に 応 じて 外 部 の 研 修 に 参 加 できるようにする A 地 区 では ここ3ヶ 月 の 間 に3 人 の 認 知 症 行 方 不 明 者 がでました この3 事 例 について センター 内 三 職 種 で 検 討 を 行 ったところ 他 にも 行 方 不 明 になる 可 能 性 のある 高 齢 者 がいると 思 われるが 実 態 を 把 握 していないことが 課 題 と してあがり A 地 区 全 体 の 高 齢 者 の 実 態 把 握 の 必 要 性 について 確 認 しました そこで センター 長 と 保 健 師 社 会 福 祉 士 が 民 生 委 員 会 議 に 出 席 し 一 人 暮 らしや 日 中 独 居 の 高 齢 者 の 実 態 把 握 を 行 なうことについて 協 力 を 求 めたとこ ろ 民 生 委 員 と 包 括 スタッフで 実 態 把 握 を 実 施 することの 合 意 が 取 れました さらに 保 健 師 が 市 の 保 健 センターが 調 査 した 地 域 ごとの 健 康 調 査 のデータ を 入 手 し 実 態 調 査 結 果 と 合 わせてA 地 区 の 現 状 分 析 や 課 題 整 理 を 行 なうこ とができました また ちょうど 市 主 催 の 認 知 症 安 心 ネットワーク 事 業 研 修 会 があり 他 市 の 認 知 症 高 齢 者 対 応 訓 練 捜 索 訓 練 の 取 り 組 みについて 学 ぶことが 出 来 センタ ー 内 で 報 告 今 後 の 取 り 組 みについて 検 討 することができました 85

2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 2) 地 域 に 対 するマネジメント 1 地 域 住 民 のニーズを 把 握 する 2 地 域 の 課 題 について 地 域 住 民 とともに 理 解 を 深 める ための 取 り 組 みを 行 う 3 ネットワークの 必 要 性 について 共 通 理 解 をもてるように 地 域 住 民 や 専 門 職 を 含 めた 関 係 者 に 働 きかける 4 地 域 住 民 同 士 の 支 え 合 いの 活 動 ができるよう 働 きか ける 5 当 事 者 組 織 家 族 会 などの 組 織 化 や 活 動 を 支 援 する 社 団 法 人 日 本 社 会 福 祉 士 会 地 域 包 括 支 援 センター 社 会 福 祉 士 評 価 シート を 参 考 にして 作 成 2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 2) 地 域 に 対 するマネジメント( 続 き) 6 高 齢 者 虐 待 防 止 ネットワーク 等 支 援 に 必 要 となるネットワークを 構 築 ( 改 善 活 用 )する 7 必 要 に 応 じて 社 会 資 源 の 開 発 ( 活 用 改 善 開 発 )を 行 う 8 警 察 署 や 医 療 サービス インフォーマルサービス 等 との 円 滑 な 連 携 体 制 を 構 築 する 9 地 域 の 課 題 に 対 して 目 標 を 立 てて 取 り 組 む 10 定 期 的 もしくは 随 時 地 域 での 取 り 組 みについて 評 価 を 行 う 11 地 域 住 民 に 対 し 介 護 保 険 制 度 の 理 念 についての 説 明 周 知 を 行 う 社 団 法 人 日 本 社 会 福 祉 士 会 地 域 包 括 支 援 センター 社 会 福 祉 士 評 価 シート を 参 考 にして 作 成 86

2) 地 域 に 対 するマネジメント( 事 例 1) 1 地 域 住 民 のニーズを 把 握 する 2 地 域 の 課 題 について 地 域 住 民 とともに 理 解 を 深 めるた めの 取 り 組 みを 行 う 区 の 高 齢 化 率 は37%を 超 えていますが 住 んでいる 住 民 自 体 に 自 覚 があ りません そのため 介 護 予 防 教 室 の 開 催 を 働 きかけても 興 味 を 持 ってもらえず 担 当 保 健 師 が 悩 んでいました 保 健 師 は センター 長 に 相 談 し 保 健 センターと 協 働 地 区 にいる 健 康 推 進 員 さ んたちに 声 を 掛 けました 推 進 員 さんは こういうのがあるのを 知 らない 人 が 多 い と 思 う 介 護 予 防 は 自 分 たちの 問 題 である と チラシを 手 作 りしてくれると 提 案 が あり できあがったチラシを 各 戸 にも 個 別 配 付 し 声 掛 けもしてくれました 回 覧 板 で 回 すだけではないこの 作 戦 が 功 を 奏 し 20 人 以 上 の 人 が 集 まりました 推 進 員 さんも 手 伝 いに 来 てくれました 教 室 終 了 後 推 進 員 さんも 参 加 して その 場 で 振 り 返 り 兼 相 談 会 を 実 施 し 介 護 予 防 ニーズからこの 地 区 の 課 題 の 見 える 議 論 ができ 次 回 の 活 動 へつなげること ができました この 事 例 は 住 民 自 らが 地 域 の 実 態 や 介 護 予 防 の 大 切 さに 気 づき その 課 題 に 取 り 組 み 始 めたとても 良 い 事 例 だと 思 います 2) 地 域 に 対 するマネジメント( 事 例 2) 1 地 域 住 民 のニーズを 把 握 する 2 地 域 の 課 題 について 地 域 住 民 とともに 理 解 を 深 めるための 取 り 組 みを 行 う 5 当 事 者 組 織 家 族 会 などの 組 織 化 や 活 動 を 支 援 する 市 の 認 知 症 を 抱 える 家 族 の 会 は 活 動 を 開 始 して10 年 が 経 とうとしてい ました 定 例 会 で 会 員 が 集 まり 情 報 交 換 をしていましたが 最 近 市 の 認 知 症 の 取 り 組 みが 活 性 化 している 中 で 自 分 たちの 組 織 も 何 か 役 に 立 てることは 無 い だろうかと 地 域 包 括 支 援 センターに 相 談 がありました この 相 談 を 受 けた 社 会 福 祉 士 は センター 内 会 議 に 報 告 し なにか 家 族 会 を 活 用 できる 取 り 組 みがないか 意 見 を 求 めました 主 任 ケアマネから 家 族 会 の 会 員 を 対 象 に 家 族 介 護 者 の 介 護 負 担 感 を 出 し 合 うワークショップをしてみたらど うかという 案 が 出 ました ワークショップでは 家 族 の 抱 える 介 護 ニーズが 多 く 出 され 会 員 には 同 じ 悩 みを 持 つもの 同 士 の 共 感 する 力 があることが 分 りました そこで 地 域 包 括 職 員 やケアマネジャーが 家 族 介 護 者 の 相 談 を 受 けたときに 会 に 家 族 の 話 し 相 手 になってもらえる 会 員 派 遣 を 協 力 依 頼 することができるよう 家 族 支 援 ネットワ ークを 構 築 していくことになりました 87

2) 地 域 に 対 するマネジメント( 事 例 3) 2 地 域 の 課 題 について 地 域 住 民 とともに 理 解 を 深 めるための 取 り 組 みを 行 う 4 地 域 住 民 同 士 の 支 え 合 いの 活 動 ができるよう 働 きかける 7 必 要 に 応 じて 社 会 資 源 の 開 発 ( 活 用 改 善 開 発 )を 行 う A 地 区 では 月 日 社 協 のインストラクターの 指 導 のもと 区 長 班 長 民 生 委 員 など 地 域 の 役 員 が 集 まり 地 域 支 え 合 いマップの 作 成 を 行 いました この 取 り 組 みは 地 域 住 民 自 身 があらためて 地 域 情 報 を 出 し 合 い マップに 落 とすこと で 視 覚 的 に 情 報 を 共 有 し 地 域 課 題 の 確 認 を 行 なうことを 目 的 にしています 地 域 包 括 職 員 も 地 域 ニーズの 把 握 のために 参 加 しています この 作 業 の 中 で こ の 地 区 の 要 介 護 者 のほとんどが 遠 いデイサービスに 通 っていること 地 区 内 に 介 護 保 険 事 業 所 がひとつもないことや 地 域 サロンも 開 設 されていないことが 分 り ました マップを 作 成 しながら 介 護 状 態 にならないよう 遠 くのデイサービスに 行 かなくても 良 いようにサロンをつくろうではないかという 意 見 が 出 ました 地 域 の 中 で 協 力 してくれそうな 人 参 加 して 欲 しい 人 をマップでチェックし 集 会 所 を 使 って1 回 目 の 集 まりを 開 くことに 決 まりました 包 括 の 保 健 師 が 介 護 予 防 の お 話 と 体 操 をすることになり しばらくは 社 協 と 一 緒 に 企 画 内 容 の 相 談 にのるこ とになりました 1ヵ 月 後 集 会 所 には15 人 の 高 齢 者 が 集 まり にぎやかに 楽 し い 時 間 を 過 ごし 2 週 間 に 一 回 定 例 で 開 こうということになりました 2) 地 域 に 対 するマネジメント( 事 例 4) 8 警 察 署 や 医 療 サービス インフォーマルサービス 等 との 円 滑 な 連 携 体 制 を 構 築 する 10 定 期 的 もしくは 随 時 地 域 での 取 り 組 みについて 評 価 を 行 う 市 では 認 知 症 に 関 する 医 療 連 携 を 構 築 しようと 思 い 市 が 医 師 会 と 地 域 包 括 支 援 センターの 連 携 会 議 を 企 画 しました その 席 で 認 知 症 の 受 診 につ いて 話 題 になり 個 人 開 業 の 医 師 から 認 知 症 の 診 断 は 時 間 がかかりすぎるの で かかりつけ 医 には 荷 が 重 過 ぎるという 意 見 が 出 ました そこで 翌 日 のセンター 内 ミーティングで 主 任 ケアマネからケアマネジャー や 相 談 員 が 受 診 につなげる 際 に 本 人 の 状 況 を 事 前 に 聞 き 取 り より 正 確 な 情 報 をかかりつけ 医 に 伝 えられるよう 物 忘 れ 連 絡 シート の 作 成 をしたいと の 希 望 が 出 されました センター 内 で 合 意 が 得 られたので 連 絡 会 議 に 参 加 している 医 師 からも 意 見 をいただきながら シートを 作 り 上 げました このシートができてからは 受 診 前 にかかりつけ 医 に 提 供 することで 認 知 症 の 診 断 がスムーズになったとの 開 業 医 からの 評 価 をもらい 診 断 結 果 によ っては 専 門 医 につなぐという 流 れも 出 来 上 がったとの 声 もありました 88

2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 3) 政 策 に 対 するマネジメント 1 保 険 者 ( 市 町 村 )に 対 して センターの 取 り 組 みと 課 題 について 理 解 が 深 まるように 働 きかける 2 センター 運 営 協 議 会 や 地 域 の 関 係 者 関 係 機 関 に 対 して セ ンターの 取 り 組 みと 課 題 について 理 解 が 深 まるように 反 映 させ る 3 制 度 施 策 の 課 題 等 について 地 域 の 関 係 者 関 係 機 関 ととも に 行 政 に 対 しその 解 決 に 向 けた 働 きかけを 行 う 4 保 険 者 の 介 護 保 険 事 業 計 画 へ 反 映 させる 社 団 法 人 日 本 社 会 福 祉 士 会 地 域 包 括 支 援 センター 社 会 福 祉 士 評 価 シート を 参 考 にして 作 成 3) 政 策 に 対 するマネジメント( 事 例 ) 3 制 度 施 策 の 課 題 等 について 地 域 の 関 係 者 関 係 機 関 と ともに 行 政 に 対 しその 解 決 に 向 けた 働 きかけを 行 う 市 では 生 活 圏 域 ごとに 地 区 社 会 福 祉 協 議 会 ( 地 域 の 福 祉 課 題 に 取 り 組 む 住 民 の 自 主 組 織 )が 設 置 されていました 地 域 包 括 支 援 センターと 市 社 会 福 祉 協 議 会 では 地 区 社 協 と 連 携 して 見 守 りネッ トワーク 構 築 等 の 活 動 をしていました 活 動 の 中 から 地 域 での 共 通 課 題 や 住 民 で 解 決 できない 課 題 もあることがわか ってきたため 社 会 福 祉 協 議 会 がコーディネートし 行 政 や 地 域 密 着 型 事 業 所 介 護 保 険 事 業 所 その 他 事 業 所 学 校 地 域 包 括 支 援 センター 等 が 参 加 して 生 活 圏 域 における 地 域 住 民 主 体 の 会 議 ( 地 域 ケア 会 議 )を 開 催 する 運 びとなりました この 会 議 を 行 うことによって 地 域 の 課 題 の 把 握 共 有 や 支 援 を 必 要 とする 事 例 を 共 に 考 えるきっかけとなり 共 助 を 高 めることができました また 地 域 住 民 で 解 決 できない 課 題 に 関 しては 市 に 提 言 していくことになりました 89

3. 事 業 計 画 1) 事 業 計 画 とは 組 織 の 理 念 に 基 づき 設 定 した 目 的 を 達 成 するために 長 期 中 期 年 度 などの 単 位 で 定 められる 計 画 である 具 体 的 な 到 達 目 標 と 活 動 とを 明 確 にしたうえで なすべき 行 動 を 定 めたものである 事 業 計 画 は 組 織 構 成 員 のモチベーションが 高 まるものでな くてはならない 目 標 は 明 確 に 示 し 達 成 することの 意 義 が 全 体 で 共 有 され なければならない 確 実 な 目 標 達 成 のために 実 行 中 の 活 動 を 評 価 し 評 価 に 基 づき 計 画 戦 略 戦 術 を 見 直 すことが 重 要 である 実 行 段 階 ではPDCAサイクルを 意 識 的 に 実 行 する 3. 事 業 計 画 2) 事 業 計 画 の 作 成 現 状 分 析 からスタート(ニーズ 調 査 とアセスメント) 事 実 をベースに 分 析 することで 目 標 とのギャップが 見 えて くる 外 部 環 境 の 分 析 地 域 の 情 況 利 用 者 家 族 ボランティ ア 地 域 住 民 等 のニーズを 把 握 する 内 部 環 境 の 分 析 計 画 実 現 のために 必 要 な 経 営 資 源 (ヒ ト モノ カネ)が 備 わっているか 90

3. 事 業 計 画 3) 事 業 計 画 の 効 果 (なぜ 必 要 か) 事 業 体 の 意 思 を 内 外 に 示 す 明 確 な 理 念 に 基 づいて 策 定 された 事 業 計 画 の 実 行 プロセスは 事 業 体 の 働 きが 広 く 社 会 に 認 知 されるにとどまらず 地 域 社 会 を 変 革 し 事 業 体 が 地 域 に 支 えられて 発 展 する 方 向 につながる 組 織 文 化 を 高 める 明 確 な 目 標 を 組 織 内 で 共 有 化 することにより 組 織 構 成 員 の 共 通 認 識 を 高 めることができ モチベーションやモラールを 高 める ことができる 目 的 意 識 的 な 仕 事 によりサービスの 質 が 向 上 する 事 業 計 画 の 実 行 に 沿 って 働 くことにより 自 らの 仕 事 が 全 体 の 中 でどのように 位 置 づけられているかを 理 解 でき 自 らの 役 割 を 理 解 することができる 4. 行 動 計 画 1) 行 動 計 画 の 策 定 事 業 計 画 に 基 づき 目 標 達 成 のために 取 り 組 むべき 具 体 策 を 盛 り 込 み それぞれの 具 体 策 ごと に 担 当 者 評 価 項 目 と 目 標 数 値 実 行 計 画 ( 工 程 ) 表 を 作 成 する 工 程 表 があることで 実 行 段 階 でのPDCAサイク ルをまわすことができる 91

4. 行 動 計 画 2) 行 動 計 画 の 実 行 (PDCAサイクルをまわしながら 行 う) 計 画 に 基 づき(P) 具 体 策 を 実 行 (D) 点 検 評 価 を 行 う(C) 一 定 期 間 (1ヶ 月 3ヶ 月 半 年 )または 節 目 ごとに 計 画 の 進 捗 情 況 を 評 価 する 事 業 計 画 の 項 目 ごとに 達 成 度 を 評 価 分 析 する 事 業 計 画 を 改 善 する(A) 工 程 にずれが 生 じた 場 合 などは 計 画 の 修 正 を 行 い 次 の 具 体 策 の 実 行 に 活 かす 5. 評 価 目 標 は 理 念 目 的 に 沿 って 明 確 なものであったか 目 標 実 現 の 手 段 としての 具 体 策 は 適 当 だったか 目 標 は 実 現 可 能 で 全 員 が 共 有 できるものであったか ゴールは 明 確 だったか マネジメントは 適 切 に 行 われたか 求 める 成 果 は 得 られたか 更 なる 改 善 発 展 のためには 何 が 必 要 か メモ 一 般 的 に 評 価 には その 事 業 計 画 や 企 画 目 的 目 標 そのものが 妥 当 だったのか をみる 企 画 の 評 価 ( 計 画 の 評 価 ) 実 施 がどうであったの かをみる 実 施 評 価 結 果 をみる 結 果 評 価 があり その 全 体 をみる 総 合 的 な 評 価 があります ここでは 評 価 の 一 部 を 抜 粋 して 紹 介 しています 92

演 習 ~センター 長 としてのマネジメント を 振 り 返 ってみましょう!~ 演 習 時 の 座 席 図 に 移 動 してください 併 せてホワイトボードを 移 動 してくだ さい 休 憩 後 に 演 習 を 開 始 します 始 めに 司 会 者 書 記 発 表 者 を 決 める(3 分 ) 司 会 者 全 員 に 意 見 を 求 め 全 体 をまとめていく 書 記 ホワイトボードを 活 用 し 意 見 を 簡 潔 にわか りやすく 記 述 する 発 表 者 グループ 内 で 話 し 合 われた 会 話 の 要 点 を 簡 潔 に 報 告 する 93

演 習 1 の 手 順 (20 分 ) 組 織 内 部 に 対 するマネジメントを 振 り 返 る 2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 1) 組 織 ( 職 場 ) 内 部 に 対 するマネジメントに 記 載 された1~18 項 目 のうち 1 センターの 目 的 と 基 本 視 点 について 職 員 間 で 共 通 認 識 を 持 てるようにする 3 業 務 内 容 に 関 して 職 員 間 で 共 通 理 解 ができるようにする 16 年 間 事 業 計 画 を 立 てて センター 業 務 を 計 画 的 に 進 める 18 職 員 の 人 材 育 成 を 行 う の4 項 目 から 各 グループで 一 つ 選 択 して 現 状 と 課 題 を 話 し 合 いましょう 1: 個 人 ワーク できていること 上 手 くできていないことを 整 理 する 2:グループワーク (1)できていること 上 手 くできていないことを 話 し 合 う (2)できていないことへの 今 後 の 取 り 組 み アイディアを 話 し 合 う 演 習 2 の 手 順 (20 分 ) 地 域 に 対 するマネジメントを 振 り 返 る 2. 目 的 を 達 成 するためのマネジメント 2) 地 域 に 対 するマネジメントに 記 載 された1~11 項 目 のうち 1 地 域 住 民 のニーズを 把 握 する 2 地 域 の 課 題 について 地 域 住 民 とともに 理 解 を 深 める ための 取 り 組 みを 行 う 3 ネットワークの 必 要 性 について 共 通 理 解 をもてるように 地 域 住 民 や 専 門 職 を 含 めた 関 係 者 に 働 きかける 9 地 域 の 課 題 に 対 して 目 標 を 立 てて 取 り 組 む の4 項 目 から 各 グループで 一 つ 選 択 して 現 状 と 課 題 を 話 し 合 いましょう 1: 個 人 ワーク 自 らのセンターとして できていること うまくできていないことを 整 理 する 2:グループワーク (1)できていること 上 手 くできていないことを 話 し 合 う (2)できていないことへの 今 後 の 取 り 組 み アイディアを 話 し 合 う 94

最 後 に 全 体 共 有 (20 分 ) 各 グループ 内 で 出 た 意 見 を 発 表 報 告 し 参 加 者 全 員 で 情 報 共 有 する 明 日 の 研 修 につなぐ! [ 組 織 内 部 ][ 地 域 ][ 政 策 ]それぞれに 対 する マネジメントを 実 施 する 中 で 地 域 ケア 会 議 をどのように 活 用 できるのかについて 意 見 交 換 しましょう まとめ 地 域 包 括 支 援 センターの 目 的 社 会 的 使 命 は 地 域 包 括 ケアの 実 現 そのためにはマネジメント( 組 織 運 営 )が 必 要 不 可 欠 3つの 要 素 1 組 織 が 有 する 社 会 的 使 命 を 果 たすこと 2 仕 事 で 人 を 生 かすこと 3 使 命 を 果 たすためのネットワーク 構 築 ( 他 機 関 専 門 職 地 域 住 民 等 ) 事 業 計 画 組 織 の 理 念 に 基 づき 設 定 された 目 的 を 達 成 するための 計 画 行 動 計 画 の 策 定 目 標 達 成 のために 取 り 組 む 具 体 策 行 動 計 画 の 実 行 (PDCAサイクルをまわす ) 事 業 計 画 の 評 価 95

リーダーシップ 発 揮 に 必 要 な 能 力 1 目 標 課 題 をきちんと 捉 えていること 2 目 標 課 題 達 成 のための 段 取 りが 分 かっ ていること 3 チームメンバーに 敬 意 を 持 たれていること 4 要 所 で 決 断 が 下 せること 5 必 要 に 応 じて 代 替 案 が 提 出 できること 引 用 : 企 画 の 立 て 方 第 3 版 星 野 匡 著 日 本 経 済 新 聞 社 96