第1学年 組 算数科学習指導案



Similar documents
Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

研究職員会資料

をメモ 書 きし それを 見 て 教 師 に 話 したり 質 問 に 答 えたりできる 4. 単 元 指 導 計 画 (8 時 間 ) 段 階 配 時 目 標 活 動 と 内 容 教 師 の 手 立 て 話 をするときは6 1 教 師 のある 日 の 体 験 につい *6 要 素 が 大 切 である

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

(Microsoft Word - \207I\202T\224N\216w\223\261\210\304\201u\220}\214`\202\314\212p\201v.docx)

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D2082D782C282D782C282C92C82A282C182B582E582C92E646F6378>

国 語 算 数 外 国 語 活 動 リズムを 感 じ 取 りながら 発 声 の 仕 方 に 気 をつけて 音 読 や 群 読 を 楽 しく 行 うことができる 漢 字 の 部 首 を 理 解 することが できる 整 数 の 加 法 減 法 乗 法 の 計 算 についての 理 解 を 深 め 確 実

1 年 女 子 保 健 体 育 生 徒 は 主 体 的 に 授 業 に 取 り 組 んでいる しかし 周 りが 動 かないと 動 けない 場 面 が 見 られる 体 育 係 が 声 掛 けをしているが 今 後 は 体 育 係 の 声 掛 けがなくても 動 けるようにしていく 運 動 が 苦 手 な

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C45F8FAC81458ED089EF816A8DD593632E646F63>

/ 5 ページ 身 近 な 普 通 名 詞 を 覚 えさせ 絵 カードや 言 葉 絵 本 などを 使 い 身 近 な 生 活 に 関 わる 固 有 名 詞 をマッチングさせ 集 合 名 詞 の 概 念 を 身 に 付 けさせ 普 通 名 詞 の 絵 カードや 字 単 語 カードを 見 本 に 従 っ

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word Viewer - 2年1組指導案算数.doc

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

2 本 校 の 読 解 力 のとらえ 方 読 解 力 とは, 文 章 を 読 んでその 意 味 を 理 解 し, 解 釈 する 力 ( 広 辞 苑 ) とある そこで 本 校 では, 読 解 力 を 文 章 を 読 み, 正 確 に 読 み 取 ったことをもとに, 経 験 や 体 験 を 踏 まえ

Taro-指導案(修正版)

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

設 問 4(5) 主 として 知 識 に 関 する 問 題 地 球 自 然 事 象 についての 知 識 理 解 ( 短 答 式 ) (6) 主 として 活 用 に 関 する 問 題 地 球 科 学 的 な 思 考 表 現 ( 選 択 式 ) 水 が 水 蒸 気 になる 現 象 について 科 学 的

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

PowerPoint プレゼンテーション

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

2 次 は 自 分 の 製 作 計 画 に 従 って 製 作 を 進 める 縫 い 方 はミシン 縫 いを 基 本 と 必 要 に 応 じて 手 縫 いでもよいこととする 上 糸 や 下 糸 のかけ 方 や 返 縫 いの 仕 方 等 の 既 習 事 項 を 想 起 できるよ 掲 示 資 料 を 用

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

社会科学習指導略案

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

入札公告 機動装備センター

●幼児教育振興法案

< F2D8CA48B B837D914F95B F E6A7464>

問題解決能力等の調査(小学校)

年 ○○科 学習指導案

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

退職手当とは

第1章 簿記の一巡

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

主要生活道路について

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

一般競争入札について

「子どもが自ら学ぼうとする力の育成」―自分の思いを伝える子・高めあう子をめざして

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

東近江行政組合職員の育児休業等に関する条例

Microsoft PowerPoint  22日修正最終確定.ppt

10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

<4D F736F F D D31208EC096B18F438F4B8E7793B1834B FC92F BD896694C5816A2E646F6378>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

Microsoft PowerPoint - ホームページ 表紙 藤山

<4D F736F F D CC E82CC8E9E89BF955D89BF82CC8AEE8F E20322E32202E646F63>

3 学 習 指 導 計 画 評 価 規 準 ( 全 時 間 ) 過 程 つ む 配 時 ( 4 組 本 時 ) 主 学 習 活 動 ( 見 通 活 動 見 直 活 動 ) 評 価 規 準 1 将 来 職 業 つ 夢 つ 話 合 2 単 元 名, 今 学 習 身 つ 読 方 使 読, 伝,

資料2 利用者負担(保育費用)

<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

数学

Microsoft Word - 6nenn-jyunnjyoyokuseirisitesirabeyou

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

1. 実 施 内 容 (1) 研 修 体 制 の 概 要 2 大 阪 府 教 育 庁 大 阪 府 教 育 センター 進 捗 管 理 研 修 の 委 託 進 捗 管 理 連 携 協 力 進 捗 報 告 民 間 業 者 ( 外 部 機 関 ) 市 町 村 教 育 委 員 会 府 立 高 等 学 校 研

学校安全の推進に関する計画の取組事例

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

Taro-8図形の角.jtd

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

< F2D8E518D6C B83678C8B89CA >

表紙

Taro-研究構想.jtd

件名

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

2016 年 度 情 報 リテラシー 三 科 目 合 計 の 算 出 関 数 を 用 いて 各 教 科 の 平 均 点 と 最 高 点 を 求 めることにする この2つの 計 算 は [ホーム]タブのコマ ンドにも 用 意 されているが 今 回 は 関 数 として 作 成 する まず 表 に 三 科

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

18 国立高等専門学校機構

Taro-別紙1 パブコメ質問意見とその回答

16 日本学生支援機構

(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

世 羅 町 立 世 羅 中 学 校 下 森 憲 治 神 田 明 埜 上 千 幸 金 子 哲 菅 隆 幸 土 生 秀 子 前 由 紀 恵 世 羅 町 立 世 羅 西 中 学 校 佐 伯 邦 章 藤 原 康 治 宮 岡 英 明 湯 浅 裕 子 川 﨑 とも 子 (3) 研 究 テーマ 生 徒 の 思 考

Taro13-01_表紙目次.jtd

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

22 第 1 章 資 本 金 等 利 益 積 立 金 貴 見 のとおり 資 本 等 取 引 は 本 来 は 増 資 とか 減 資 と か さらには 旧 資 本 積 立 金 額 の 増 加 または 減 少 をいうこと になる ただ 利 益 の 配 当 はいわゆる 資 本 金 等 取 引 である か 損

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

確 認 読 み 段 階 では まず 接 続 語 や 末 表 現 に 着 眼 したり と つながり 考 えたりしな がら 章 構 成 つかむ そして 構 成 分 析 視 点 基 に 吟 味 が 必 要 な 点 出 し 合 いながら 課 題 設 定 する こように 児 童 が 章 構 成 捉 えた 上

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

文化政策情報システムの運用等

< F2D824F C D9197A791E58A C938C8B9E>

Transcription:

低 学 年 部 の 考 え 方 ( 第 1 学 年 ずをつかってかんがえよう について) 1 数 理 を 確 かにした 子 どもの 姿 アレイ 図 を 使 って 立 式 し 答 えを 導 き 出 すことのできる 子 ども 図 で 表 せ ば 様 々 な 問 題 場 面 か ら 式 に 表 す こ と が で き る と い う 考 え 方 が で き る 子 ども 2 実 態 把 握 以 下 の 内 容 に 関 する 子 ども 達 の 実 態 を 把 握 するため 前 提 テストを 実 施 すまた, 問 題 の 工 夫 と し て, 加 法 減 法 の 問 題 場 面 を 図 式 化 し た り 図 式 化 し た も の を 使 っ て 自 分 の 考 えを 説 明 することができるかをより 正 確 に 把 握 できるように 問 題 場 面 を 図 に 表 したり 立 式 する 活 動 を 取 り 入 れ 集 合 数 と 順 序 数 の 意 味 について 加 法 の 意 味 について 減 法 の 意 味 について 3 表 現 活 動 表 現 内 容 表 現 方 法 表 現 内 容 順 序 数 の 加 減 法 異 種 の 数 量 の 加 減 求 大 求 小 の 加 法 減 法 表 現 方 法 図 ブロック 操 作 式 言 葉 かく 活 動 や 説 明 する 活 動 の 工 夫 図 をかいて 確 かめる 必 要 のある 試 しの 式 の 提 示 (かく 活 動 ) 分 かりやすい 図 をかくための 既 習 掲 示 物 の 活 用 (かく 活 動 ) 少 人 数 交 流 における 言 語 的 表 現 活 動 の 場 の 設 定 ( 説 明 する 活 動 ) 2つの 考 え 方 のどちらが 正 しいか 吟 味 する 話 し 合 いの 場 の 設 定 ( 説 明 する 活 動 ) 4 成 果 と 課 題 (1) 成 果 試 しの 式 の 提 示 により 図 をかいて 確 かめる 必 然 性 が 生 まれて 良 かった 既 習 内 容 が 分 かる 掲 示 物 を 常 掲 していくことで 自 分 の 考 えを 作 る 際 図 をかく 参 考 にすることができ 分 かりやすい 図 のかき 方 を 定 着 させることができた 少 人 数 交 流 は 図 と 関 連 付 け な が ら 自 分 の 考 え を 説 明 す る こ と が で き 子 ど も の 言 語 的 表 現 活 動 の 場 の 保 障 になっていた 全 体 交 流 で は 2 つ の 考 え の 図 を 比 較 さ せ る こ と で 正 し い 図 の 表 現 方 法 は ど ち ら かという 思 考 に 焦 点 化 させることができ 本 時 学 習 の 数 理 に 気 付 かせることができた (2) 課 題 少 人 数 交 流 や 全 体 交 流 において 低 学 年 における 自 分 の 考 えの 付 加 修 正 のさせ 方 かく 活 動 において 自 分 の 考 えを 図 で 効 果 的 に 表 現 させるためのノートの 工 夫 - 低 1-

第 1 学 年 算 数 科 学 習 指 導 案 単 元 名 ずをつかってかんがえよう 1 指 導 観 単 元 の 系 統 1 年 1 年 2 年 なかまづくりとかず のこりはいくつ ちがいはいくつ たし 算 とひき 算 1 対 1 対 応 減 法 の 意 味 ( 求 残, 求 補, 求 差 ) 加 法 逆 の 減 法 集 合 数 の 意 味 減 法 逆 の 加 法 なんばんめ 順 序 数 の 意 味 あわせていくつ ふえるといくつ 加 法 の 意 味 ( 合 併, 増 加 ) ずをつかってかんがえよう 順 序 数 の 加 法, 減 法 異 種 量 の 加 法, 減 法 求 大, 求 小 本 単 元 は, 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 についても 加 減 計 算 が 適 用 できる ことを 理 解 し,それを 用 いることができるようにすることを 主 なねらいとしてい 具 体 的 には,1 問 題 場 面 を 図 に 表 すことのよさに 気 づき, 図 を 基 に 立 式 することができること 2 順 序 数 を 集 合 数 に 置 き 換 えたり, 異 種 の 数 量 を 同 種 の 数 量 に 置 き 換 えたりして, 加 減 法 を 拡 張 して 用 いること ができること 3 式 を 読 み 取 って 図 に 表 すこと 以 上,3 点 であ 本 学 級 の 子 どもは, 算 数 の 入 門 期 において,2つの 集 合 の 要 素 を 1 対 1 対 応 させ,その 要 素 の 数 の 多 少, 相 等 を 判 断 する 学 習 をした また, 集 合 数 の 理 解 を 基 に, 加 法 については 合 併 や 増 加 の 場 合 を, 減 法 につ いては 求 残 や 求 補, 求 差 の 場 合 を 学 習 してきていこれらの 具 体 的 場 面 を 通 して, 加 法 や 減 法 を 具 体 物 や 半 具 体 物 の 操 作 によって 定 義 し,その 意 味 を 理 解 してきた 集 合 数 とあわせて, 順 序 数 についても 具 体 的 な 場 面 を 基 に 理 解 してきてい 特 に, 求 差 や 順 序 数 の 学 習 では, 本 単 元 の 学 習 の 素 地 になる 内 容 を 経 験 してきてい そこで, 子 どもの 実 態 を 把 握 するために, 単 元 導 入 前 に 前 提 テストを 行 った 結 果 は 以 下 の 通 りであ (11 月 30 日 31/31 名 実 施 ) 観 点 問 題 正 答, 正 答 率, 誤 答 例 集 合 数 (5ひき)と 順 序 数 (5ひきめ)の 違 いが 分 かっ ているか まえから5ひきを でかこ みましょう また,まえから5ひきめを でかこみましょう 正 答 前 から5ひきを 囲 む 正 答 率 90% 誤 答 例 5 ひきめを 囲 む(2 人 ) 正 答 前 から 5 ひきめを 囲 む 正 答 率 77% 誤 答 例 5ひきを 囲 む(5 人 ) 求 差 の 問 題 を 解 決 できる りんごが 15 こ,みかんが9こあ 正 答 15-9=6 か ります りんごは,みかんより なんこおおいでしょうか 6 こ 正 答 率 90% ( 立 式 は 97%) 誤 答 例 計 算 間 違 い(2こ,15 こ 16 こ) - 低 2-

1 位 数 +1 位 数 の 加 法 ( 繰 り 上 がりあり)とその 逆 の 減 法 の 計 算 ができるか 1 位 数 +1 位 数 の 加 法 ( 繰 り 上 がりあり)の 問 題 を 図 と ことばで 説 明 することが 出 来 るか 1 7+4 2 8+5 3 11-2 4 13-7 8+5のけいさんのしかたを, ずとことばでせつめいしましょ う 正 答 正 答 11 正 答 率 97% 正 答 13 正 答 率 97% 正 答 9 正 答 率 100% 正 答 6 正 答 率 94% 正 答 率 ( 図 ) 87% ( 説 明 ) 61% 11~18 から 1 位 数 をひく 減 法 ( 繰 り 下 がりあり)の 問 題 を 図 とことばで 説 明 する ことが 出 来 るか 10 こたえ 13 はじめに 8はあと2で 10 つぎに 5を2と3にわけ そして 8に2をたして 10 さいごに 10 と3で 13 12-9のけいさんのしかたを, ずとことばでせつめいしましょ う 正 答 正 答 率 ( 図 ) 81% ( 説 明 ) 26% こたえ 3 はじめに 2から9はひけない つぎに 12 を 10 と2にわけ そして 10 から9をひいて1 さいごに 1と2で3 前 提 テストの 結 果 考 察 前 提 テストの 結 果 から, 次 のような 実 態 が 明 らかとなった まず, 集 合 数 と 順 序 数 については, 特 に 順 序 数 について,よく 理 解 できていない 子 どもが 23%もいるこ とがわかった 以 前 から, 何 度 も 同 じような 問 題 には 取 り 組 んできたが,その 度 に 間 違 いが 目 立 つ 問 題 で はあ 単 元 に 入 る 前 に 十 分 補 充 しておく 必 要 があ 次 に, 求 差 の 文 章 問 題 であるが,よく 正 答 出 来 ていることが 分 か 文 章 問 題 に 出 会 ったとき, 大 事 な 言 葉 等 をもとに 演 算 決 定 し, 立 式 し 答 えを 導 き 出 すという 一 連 の 作 業 については,これまで 数 多 く 取 り 組 んだ 結 果, 特 に 抵 抗 なく 取 り 組 めるようになってきていしかし,よく 問 題 の 内 容 を 考 えずに, 大 事 な 言 葉 だけから 機 械 的 に 判 断 して, 演 算 決 定 してしまう 子 どもも 多 い 問 題 の 意 味 をしっかりと 把 握 させ, 図 などを 用 いながらそのような 計 算 になるわけを 考 えさせることは, 本 学 級 の 子 どもたちにとってとても 大 切 なことであ 加 法, 減 法 の 計 算 問 題 については, 大 体 よく 解 けていることが 分 かった - 低 3-

最 後 に, 加 法 の 問 題 や 減 法 の 問 題 を 図 と 言 葉 で 説 明 する 問 題 についてであるが, 図 に 表 すことについ ては 比 較 的 よく 出 来 ていることが 分 かしかし, 説 明 については 正 しく 書 くことができなかった 子 が 目 立 った その 単 元 の 学 習 中 には 確 かにかけていたはずなのに, 単 元 の 学 習 が 終 わるとかけなくなってい その 原 因 について,2つ 考 えられ 一 つは, 単 元 の 学 習 中 には, 図 や 説 明 のかき 方 のモデルを 掲 示 して いた 前 提 テストでは 掲 示 が 何 もない 中 で 取 り 組 ませたので, 説 明 を 書 く 手 がかりが 何 もなくうまくかく ことができなかったということであもう 一 つは, 図 と 対 応 させて, 意 味 を 考 えながら 言 葉 の 説 明 を 書 く 力 がまだよく 育 っていないことであ 以 上 のことから,かく 活 動 の 手 だてとして, 既 習 の 掲 示 物 を 本 単 元 でも 活 用 していきたいと 思 う また, 図 を 見 て,それを 指 し 示 しながらその 通 りに 説 明 するという 活 動 を 単 元 当 初 から 繰 り 返 し 取 り 組 ませることで, 説 明 する 力 を 養 っていきたいと 思 う 本 単 元 の 指 導 にあたっては,これまでに 学 習 してきた 加 法 や 減 法 の 用 いられる 場 面 とその 意 味 を 広 げ, 理 解 を 深 めることができるよう, 表 現 活 動 を 意 図 的 に 仕 組 んでいく 具 体 的 には, 順 序 数 を 含 む 加 減 法, 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 法, 求 大 や 求 小 の 場 合 の 加 減 法 の 場 面 におい て,1 問 題 場 面 を 図 に 表 す,2その 図 を 基 に 立 式 する,3 立 式 の 根 拠 を 図 を 用 いて 説 明 する, 活 動 を 行 っ ていく まず, 子 どもたちは, 本 単 元 において, 初 めて を 用 いた 図 に 表 すことにな 時 には, 順 序 数 を 集 合 数 に, 異 種 の 量 を 同 種 の 量 に 置 き 換 えることによって, 図 に 表 現 する 必 要 があまた, 必 要 に 応 じて 具 体 物 や 算 数 ブロックやおはじきなどを 用 い, 図 に 表 すことができるようにしたい 次 に, 子 どもたちの 中 には, みんなで や ぜんぶで のこりは などのキーワードだけを 基 に 演 算 を 決 定 してしまう 者 がいることが 予 想 されよって, 立 式 させる 際 には, 表 した 図 をもとに 立 式 させ るようにしていきたい 最 後 に,どうしてそのような 式 になったのかを 図 をもとに 説 明 させるようにすそのような 活 動 を 通 して, 図 を 関 連 づけて 式 を 読 む 経 験 へとつなげ, 理 解 をより 深 めるようにしていきたい 2 目 標 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 についても 加 減 計 算 が 適 用 できることを 理 解 し,それを 用 いることができるようにす 関 心 意 欲 態 度 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 を 図 に 表 すことのよさに 気 づき, 図 を 用 い て 解 決 しようとす 数 学 的 な 考 え 方 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 を 図 に 表 し, 問 題 場 面 の 構 造 をとらえて 考 えることができ 技 能 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 を 式 に 表 し, 解 決 することができ 知 識 理 解 順 序 数 や 異 種 の 数 量 を 含 む 加 減 の 場 面, 求 大 や 求 小 の 場 面 の 問 題 解 決 を 通 して, 加 減 の 意 味 を 拡 張 し て 理 解 す - 低 4-

3 単 元 計 画 ( 全 6 時 間 ) 時 学 習 活 動 と 内 容 ( は 表 現 活 動 に 関 するもの) 表 現 方 法 内 容 と 主 な 支 援 ( は 説 明 例 ) (1)たしざんとひきざん 2 時 間 1 問 題 文 を 読 み, 問 題 場 面 を 把 握 す 絵 や 問 題 文 を 基 に, 人 数 をおはじきや 図 で 表 し, 立 式 す 6+4 自 分 が 立 てた 式 を 発 表 し,その 根 拠 を 説 明 す 適 応 問 題 を 解 く まとめ 順 序 数 をおはじきなどの 集 合 数 に 置 き 換 え ると 既 習 の 加 減 法 が 使 え 2 問 題 文 を 読 み, 問 題 場 面 を 把 握 す 問 題 場 面 をおはじきや 図 に 表 して 考 え, 立 式 す 5+3 自 分 が 立 てた 式 を 発 表 し,その 根 拠 を 説 明 す 適 応 問 題 を 解 く まとめ 異 種 の 量 を1 対 1に 対 応 して 置 き 換 えると 既 習 の 加 減 法 が 使 え (2) おおいすくない 2 時 間 3 問 題 文 を 読 み, 問 題 場 面 を 把 握 す 問 題 場 面 を 図 で 表 して 考 え, 立 式 す 7+5 自 分 が 立 てた 式 を 発 表 し,その 根 拠 を 説 明 す 適 応 問 題 を 解 く まとめ 図 を 用 いると, 数 量 の 関 係 が 捉 えやすいこ とをまとめ 拡 大 図 を 掲 示 し, 問 題 場 面 を 捉 えやすくす おはじきや 絵 を 用 いて, 前 や 後 ろに 並 ん でいる 人 を 表 現 す 一 番 前 の 人 からひろしさんまでが6 人,ひ ろしさんの 後 ろに4 人 いるので, 式 は6+ 4になります 拡 大 図 を 掲 示 し, 問 題 場 面 を 捉 えやすくす おはじきや 絵 を 用 いて, 一 輪 車 に 乗 って いる 人 数 や 一 輪 車 の 数 を 表 現 す 人 と 一 輪 車 を1 対 1 対 応 させ, 乗 ってい る 一 輪 車 が 何 台 なのかを 気 づかせ 人 が 乗 っている 一 輪 車 が5 台,だれも 乗 っ ていない 一 輪 車 が3 台 なので, 式 は5+3 になります 拡 大 図 を 掲 示 し, 問 題 場 面 を 捉 えやすくす 図 を 用 いて, 赤 い 紙 と 青 い 紙 を 表 現 する 1 対 1 対 応 させ,2 量 の 関 係 を 視 覚 的 に 捉 えさせ 青 い 紙 は, 赤 い 紙 と 同 じ7 枚 より5 枚 多 い から, 式 は7+5になります 4 問 題 文 を 読 み, 問 題 場 面 を 把 握 す 問 題 場 面 を 図 で 表 して 考 え, 立 式 す 12-4 自 分 が 立 てた 式 を 発 表 し,その 根 拠 を 説 明 す 適 応 問 題 を 解 く まとめ 図 を 用 いると, 数 量 の 関 係 が 捉 えやすいこ とをまとめ 拡 大 図 を 掲 示 し, 問 題 場 面 を 捉 えやすくす 図 を 用 いて,2 人 のおはじきの 個 数 を 表 現 す たかしさんのおはじきはゆみさんのおはじ きより4こ 少 ないので, 式 は12-4にな ります - 低 5-

(3) ずにかいてかんがえよう 1 時 間 5 問 題 文 を 読 み, 問 題 場 面 を 把 握 し,どんな 式 になるのか 予 想 す 本 問 題 場 面 を 図 で 表 して 考 え, 立 式 す 時 4+1+3 (4+3+1,1+4+3) 4+3 自 分 が 立 てた 式 を 発 表 し,その 根 拠 を 二 人 組 で 説 明 し 話 し 合 う 4+1+3なのか4+3なのか 図 を 指 しな がら 話 し 合 う 適 用 問 題 を 解 く まとめ 図 を 用 いると, 問 題 文 に 示 されていない 数 値 が 明 らかになることを 確 認 す (4) しあげと 評 価 1 時 間 拡 大 図 を 掲 示 し, 問 題 場 面 を 捉 えやすくす 図 に 表 す 前 に,どんな 式 になりそうか 予 想 させ 図 を 用 いて,バス 停 に 並 んでいる 人 を 表 現 す 一 番 前 の 人 からけんさんの 前 までが4 人, けんさんがいて,その 後 ろに3 人 いるので, 式 は4+1+3になります 私 は 4+1+3が 正 しいと 思 います 問 題 文 に けんさんのまえに4 人 と 書 いてあ るので けんさんより 前 に4つ をかきま す けんさんよりうしろに3 人 と 書 いてあ るので けんさんのうしろに3つ をかき ます 最 後 にけんさんは 別 なので 1をた さないといけないからです 1 しあげのもんだい に 取 り 組 む 式 を 読 む 活 動 も 取 り 入 れ - 低 6-

4 本 時 の 目 標 図 に 表 すことのよさに 気 付 き, 図 を 用 いて 場 面 を 表 そうとす 図 を 基 に, 自 分 の 考 えを, 式 や 言 葉 を 用 いて 表 現 す 5 本 時 指 導 の 考 え 方 本 時 授 業 仮 説 本 時 指 導 にあたり, 以 下 のような 表 現 活 動 の 工 夫 を 行 えば, 子 どもたちは 数 理 を 確 かなものにすること ができるだろう 図 をかいて 確 かめる 必 要 のある 試 しの 式 の 提 示 (かく 活 動 ) 分 かりやすい 図 をかくための 既 習 掲 示 物 の 活 用 (かく 活 動 ) 少 人 数 交 流 における, 言 語 的 表 現 活 動 の 場 の 設 定 ( 説 明 する 活 動 ) 2つの 考 え 方 のどちらが 正 しいか 吟 味 する 話 し 合 いの 場 の 設 定 ( 説 明 する 活 動 ) 本 時 は, 本 単 元 第 1 時 で 学 習 した, 位 置 や 順 序 を 表 す 順 序 数 を 量 に 表 す 集 合 数 に 置 き 換 える 考 えを 活 用 し, 問 題 文 に 表 れている 数 だけでは 立 式 できず, 問 題 文 から 場 面 を 読 み 取 り 自 分 で 数 を 補 って 式 を 立 てる ことができるようにすることをねらいとしてい そこで,つかむ 段 階 では,バス 停 でけんさんの 前 と 後 ろに 人 が 並 んでいるという 場 面 を 設 定 すバス 停 に 並 んでいる 人 の 絵 ( 前 の 方 のみ)を 提 示 し, 子 どもたちが 問 題 場 面 を 把 握 することが 出 来 るようにす その 後,いつものように 問 題 文 の 分 析 ( 大 事 な 数 や 大 事 な 言 葉,お 尋 ねの 文 や 答 えの 単 位 に 印 を 付 け る)を 行 い, 試 しの 立 式 を 行 うようにす 大 事 な 数 4 人 3 人 と 大 事 な 言 葉 ぜんぶで から, 式 を 4+3 でよしと 考 える 子 どもが 多 いと 予 想 されそこで, ほんとうに4+3になるのか,ずを つかってたしかめよう というめあてへとつなぐようにす 見 通 す 段 階 では, 何 を の 図 に 表 すとよいか という 視 点 で, 見 通 しを 交 流 し, 前 の 人 と 後 ろ の 人,それから けんさん もかく 必 要 があることをおさえそして, 前 の 人 は 後 ろの 人 は けんさんは, 赤 丸 で 表 すように 確 認 しておく つくる 段 階 では, 各 自,まず 図 を 完 成 させていくようにすそしてそれをもとに, 立 式 させていくよ うにすその 際, 図 には, 分 かっている 数 字 をかき 込 ませておくようにす 既 習 の 掲 示 物 を 用 意 して おき, 図 をかく 時 の 参 考 にできるようにしておきたい なかなか 考 えを 作 ることが 出 来 ない 子 どもには, けんさんの 位 置 だけ 示 し, 前 と 後 ろの 人 の 図 をかけばよいことを 助 言 するようにす 自 力 解 決 の 後 には, 二 人 組 による 少 人 数 交 流 を 行 う 隣 の 席 の 人 と, 図 を 指 でさしながら, 自 分 の 考 え を 式 や 言 葉 を 用 いて 説 明 するようにす 特 に, 式 に 使 った 数 字 については, 図 をつかって,どこのこと なのか 説 明 するようにす 二 人 組 による 少 人 数 交 流 の 後 には, 全 体 交 流 を 行 う 前 に 並 んだ 4 人 と 後 ろに 並 んだ 3 人 の 中 にけんさ んを 含 めない 考 え 方 と 含 める 考 え 方 の 二 つを 提 示 し,どちらが 正 しいか 吟 味 する 話 し 合 いの 場 を 設 定 す 図 を 指 しながら, 数 字 の 意 味 について 説 明 することを 通 して, 問 題 文 にない1を 足 すことの 必 要 性 に 気 付 くことが 出 来 るようにしたい まとめる 段 階 では,もう 一 問 振 り 返 り 問 題 に 取 り 組 み,この 問 題 もやはり, 問 題 文 にない1を 足 してい ることから, 本 時 のまとめへとつないでいくようにしたい 6 準 備 教 師 : 既 習 の 掲 示 物,バス 停 にならんでいる 人 の 絵, 学 習 プリント,ヒントカード,お 話 タイムの 進 め 方 児 童 :なし - 低 7-

7 学 習 指 導 過 程 (5/6) 時 学 習 活 動 と 内 容 主 な 支 援 ( は 表 現 活 動 について, は 評 価 規 準 ) 5 1. 本 時 学 習 問 題 を 知 り,めあてをつく (1) 学 習 問 題 を 知 学 習 問 題 バスていに 人 が ならんでいます けんさんのまえに 4 人 います けんさんのうしろに 3 人 います ぜんぶで なん 人 ならんでいますか (2) 試 しの 立 式 をす 4+3 (3) めあてをつく めあて ほんとうに4+3になるのか,ずをつかってたし かめよう バス 停 に 並 んでいる 人 の 絵 ( 前 の 方 のみ) を 提 示 し, 問 題 場 面 を 把 握 することができ るようにす 問 題 文 に 印 ( 大 事 な 数, 大 事 な 言 葉,お 尋 ねの 文, 単 位 )をつけさせ 大 事 な 数 (4 人,3 人 )と 大 事 な 言 葉 ( 全 部 で)から,わざと 間 違 った 式 を 提 示 す 5 2. 解 決 の 見 通 しをたて, 交 流 す まえの 人 をずにかく ( でかく) うしろの 人 をずにかく ( でかく) けんさんをかく ( 赤 丸 でかく) 何 を の 図 に 表 すとよいですか と いう 発 問 をすることで, 前 の 人 と 後 ろの 人 をかくという 考 えを 導 き 出 す 10 3. 自 分 の 考 えをつく A:けんさんを 別 にかく ( 正 答 ) 4 人 けん 3 人 前 時 までの 図 を 掲 示 しておき,かく 際 の 参 考 にできるようにしておく まえ うしろ 8 人 4+1+3=8 (4+3+1=8) 答 え 8 人 B:けんさんを 4 人 の 方 に 含 め( 誤 答 ) 4 人 3 人 より 分 かりやすい 説 明 ができるように, 図 に 数 字 を 書 き 込 み, 自 分 の 考 えをつくる ようにす なかなか 考 えを 作 ることが 出 来 ない 子 ど もには,けんさんの 位 置 だけ 示 し, 前 と 後 ろの 人 の 図 を 各 自 かくように 助 言 す まえ うしろ 7 人 4+3=7 答 え 7 人 C:けんさんを 3 人 の 方 に 含 め( 誤 答 ) 4 人 3 人 図 に 表 すことのよさに 気 付 き, 図 を 用 い て 場 面 を 表 そうとしてい まえ うしろ 7 人 4+3=7 答 え 7 人 - 低 8-

15 10 4. 考 えの 交 流 を 行 う (1) 二 人 組 で 考 えの 説 明 をす 図 と 式 を 関 連 させ, 図 を 示 しながら 交 互 に 説 明 す (2) 全 体 で 考 えの 説 明 をす 代 表 児 童 が,Aの 考 え 方 の 図 と 式 を 提 示 す 教 師 が, 誤 答 (BかC)を 提 示 す どちらの 考 えが 正 しいか, 話 し 合 う Aの 考 え 方 でまとめ ( 問 題 文 にない,けんさんの1をたす 必 要 がある ということ) 5. 本 時 学 習 をまとめ (1) 振 り 返 り 問 題 をす でんしゃごっこをしています ぼくのまえに3 人 い ます ぼくのうしろに5 人 います みんなでなん 人 で あそんでいますか (2) ふりかえりコーナー を 書 く (3) 本 時 学 習 をまとめ まとめ ずにあらわすと,もんだいぶんになかった1をた すことがわか 二 人 組 で 図 を 用 いながら, 全 体 の 数 の 求 め 方 を 表 現 す 一 番 前 の 人 からけんさんの 前 までが 4 人, ここにけんさんがいて,その 後 ろに 3 人 い るので, 式 は4+1+3 答 えは 8 人 にな ります 図 を 基 に, 自 分 の 考 えを, 式 や 言 葉 を 用 いて 表 現 してい 代 表 児 は 図 と 式 を 提 示 するだけにさせ, どちらの 考 えが 正 しいかは,クラスみんな で 考 えるようにす 2 つの 考 え 方 のどちらが 正 しいか, 図 を 指 しながら, 数 名 に 説 明 させるようにす 式 で 使 った 数 字 を, 問 題 文 に 返 して 考 え させることで,このような 問 題 の 場 合, 問 題 文 にない1を 足 すということに 気 づくこ とができるようにす 図 をかいて 立 式 できるようにす +1 を 板 書 に 表 すことで, 学 習 問 題 も 振 り 返 り 問 題 も 問 題 文 にない1を 足 して いることに 気 づくことが 出 来 るようにし, まとめへとつなぐようにす 8 板 書 - 低 9-

9 指 導 の 実 際 学 習 活 動 と 内 容 1. 本 時 学 習 問 題 を 知 り めあてをつく (1) 学 習 問 題 を 知 学 習 問 題 バスていに 人 がならんでいます けんさんのまえに4 人 います けんさんのうしろに3 人 います ぜんぶでなん 人 ならんでいますか (2) 試 しの 立 式 をす (3)めあてをつく めあて ほんとうに4+3になるのか ずをつかってたし かめよう 2. 解 決 の 見 通 しをたて (1) 見 通 しを 交 流 す 見 通 し 主 な 発 問 と 子 どもの 反 応 T: 今 日 の 学 習 問 題 です ( 挿 絵 を 提 示 ) T:これは 何 をしているところですか? C:バス 停 に 並 んでいるところです C:( 問 題 を 読 む) T:いつものように プリントをもらったら 名 前 を 書 き 印 をつけてください T:(プリント 配 布 ) C:( 問 題 文 に 線 を 引 く) C: 答 えにつく 言 葉 は 人 です C: 大 事 な 言 葉 は ぜんぶ だからたし 算 です C: 大 事 な 数 は 4 人 と 3 人 です C:お 尋 ねの 文 は 全 部 で 何 人 並 んでいますか です T: 今 日 の 式 は 4+3 でいいかな? C:はい 良 いです T: 本 当 にそうなるかな? 確 かめてみようね 何 を 使 って 確 かめたら 良 いですか? C: 図 T: 本 当 に4+3になるか 図 を 使 って 確 かめようと 思 います では 今 日 のめあてです C:(めあてを 読 む) T: 図 にかくといいものは 何 ですか? 見 通 しを 書 い てみましょう C:( 見 通 しを 考 える) T:それでは 見 通 しを 発 表 してください C: けんさんの 後 ろの 人 の 数 を 書 けばよいと 思 います C: 全 部 の 数 を 書 けばよいと 思 います C: けんさんまでの 人 の 数 を 書 けばよいと 思 い ます T: 全 部 の 数 はすぐに 書 ける? C: 書 けない T: 全 部 の 人 の 数 は 最 終 的 には 書 けるかもしれない けど 最 初 には 書 きにくいですね T:(けんさんまでの まで を 指 しながら)けん さんまでの 数? C:まえの T: けんさんの 前 の 人 の 数 が 良 いですね C:けんさんの 後 ろの 人 を 書 けばよいと 思 います - 低 10-

3. 自 分 の 考 えをつく 4. 考 えの 交 流 を 行 う (1) 二 人 組 で 考 えの 説 明 をす C: 数 字 を 書 き 込 めば 良 いと 思 います T: 大 切 なことですね どんな 図 にも 数 字 を 書 き 込 めば 良 かったですね T:あと 一 つ 何 かありますね C:けんさんの 場 所 T:そうですね けんさんの 場 所 ですね T: 今 日 も 印 を 決 めます けんさんの 前 を け んさんの 後 ろを けんさんを 赤 にけんと 書 き ましょう 今 日 も お 話 の 通 り 図 を 書 きます ど うぞ 始 めてください ( 自 力 解 決 ) T:それでは お 話 タイムを 始 めたいと 思 います 用 意 は 良 いですか それでは 最 初 に 話 す 人 から 話 してもらいたいと 思 います ( 二 人 組 交 流 ) 二 人 組 交 流 (2) 全 体 で 考 えの 説 明 をす A:けんさんを 別 にかく ( 正 答 ) 4 人 けん 3 人 まえ うしろ 8 人 4+1+3=8 答 え 8 人 B:けんさんを 4 人 の 方 に 含 め( 誤 答 ) 4 人 3 人 まえ うしろ 7 人 4+3=7 答 え 7 人 全 体 交 流 ~どちらが 正 しいか 説 明 する 児 童 ( 全 体 交 流 ) T: 答 えが2 通 りありました まずは ( 図 を 指 し ながら)こういう 図 (B)を 書 いて 答 えが7 人 もう 一 つはKさんが 書 いてくれた(A) 答 えが8 人 どっちが 正 しいのでしょう? T:こちらが 正 しいと 思 います わけは で 教 え て 下 さい C: 先 生 の 方 (B)が 正 しいと 思 います わけは どこにも1が 出 てないからです C:Kさんの 考 え(A)が 正 しいです けんさんの 前 に4 人 いて 後 ろに3 人 いるからです C:あ!そういう 意 味 か C:Kさん(A)が 正 しいです わけは けんさん の 前 に4 人 いて 後 ろに3 人 いるからです C:いや 先 生 (B)が 正 しいです わけは 問 題 に1が 出 ていないのに1が 出 ているからおかし いです T: 式 の1が 気 になる 人 が 多 いですね T:では 図 だけで 考 えてみましょう 問 題 の 通 り 図 に 表 しているのはどちらですか? C: 先 生 Kさん C:( 問 題 文 をもう 一 度 読 む) T:どっちが 正 しいですか? C:Kさん(A)です T:どうしてですか - 低 11-

全 体 交 流 ~ 問 題 に 戻 り 説 明 する 児 童 2 つの 考 え 方 を 比 較 する 板 書 5. 本 時 学 習 をまとめ (1) 振 り 返 り 問 題 をす (2) 振 り 返 りカードを 書 く C: 先 生 (B)のは けんさんの 前 に4 人 なのに3 人 しかいないからです T: 先 生 (B)のは けんさんの 前 に 何 人 いますか? C:3 人 です T: 問 題 にはなんて 書 いてありますか? C:4 人 です T:この 図 はおかしいですね 後 ろは 合 っていますね ということは どちらの 図 が 正 しいですか? C:Kさん(A)です T: 式 に 表 すとどうなりますか? C:4+1+3です T:この1って 気 になるって 言 ってたけど この1 は 何 の1ですか? C:けんさんの 1 T: 問 題 の 中 に1がないって 言 ってましたね だけ ど( 図 を 指 しながら)この 中 に 4と3だけでな くけんさんの1が 必 要 なんですね T:( 板 書 問 題 文 にない1をたす ) この 1 って 誰 の 事 でしたか? C:けんさん T: 同 じような 問 題 ができるでしょうか? ( 振 り 返 り 問 題 を 読 む) T: 問 題 文 に 印 を 付 けたら 図 式 答 えを 書 いて 振 り 返 りコーナーに 進 んで 下 さい C:ぼくの 前 に3 人 います ぼくがここにいます ぼくの 後 ろに5 人 いますね だから 式 は3+1 +5=9 だから 答 えは9 人 です T: 答 えが9 人 になった 人? C:(ほぼ 全 員 挙 手 ) T: 1 を 足 すことが 大 切 でしたね では 振 り 返 りコーナーを 発 表 してください C: 始 めは 4+3だと 思 ったけど 問 題 文 にない 1を 足 すと 分 かりました C: 問 題 文 にないけんさんを 足 すことが 分 かりまし た T:では 2 人 が 言 ったことをまとめに 書 きます 振 り 返 り 問 題 に 取 り 組 む 児 童 (3) 本 時 学 習 をまとめ まとめ ずにあらわすと もんだいぶんになかった1をた すことがわか - 低 12-

10 資 料 本 時 学 習 プリント 既 習 の 掲 示 物 二 人 組 交 流 の 進 め 方 見 通 しをもつための 掲 示 物 - 低 13-