資料3-1 関係データ集(幼児教育・幼少接続について)



Similar documents
●幼児教育振興法案

資料3 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の明確化について(仮案・調整中)

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

資料2 利用者負担(保育費用)

川越市幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

    平成11年度余市町私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

( 教 育 職 員 免 許 状 の 取 得 ) 第 9 条 教 育 職 員 免 許 状 ( 幼 稚 園 教 諭 二 種 免 許 状 )を 取 得 しようとする 者 は 教 育 職 員 免 許 法 に 基 づき 別 表 2に 掲 げる を 修 得 しなければならない 2 教 育 職 員 免 許 状 の

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

「一時預かり事業の実態について」の一部改正について

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

退職手当とは

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の


ず 第 1 段 階 目 の 選 抜 に 係 る 額 は4,000 円 とし 第 2 段 階 目 の 選 抜 に 係 る 額 は13,000 円 と する 4 第 1 項 に 規 定 する 幼 稚 園 小 学 校 及 び 中 学 校 並 びに 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部 中 学 部 及 び

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

●電力自由化推進法案

Microsoft Word - 目次.doc

スライド 1

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

文化政策情報システムの運用等

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

公表表紙

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

(2) 保 育 料 等 減 免 措 置 に 関 する 調 書 (3) 地 方 税 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 226 号 ) 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 規 定 する 市 町 村 民 税 の 課 税 の 状 況 を 証 明 する 書 類 又 は 生 活 保 護 法 ( 昭 和

18 国立高等専門学校機構

0605調査用紙(公民)

別記

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

答申第585号

スライド 1

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

16 日本学生支援機構

1

 

財政再計算結果_色変更.indd

1 支 給 認 定 新 制 度 では 幼 稚 園 ( 新 制 度 に 移 行 する 幼 稚 園 のことで 以 下 同 じ) を 利 用 する 場 合 には お 住 まいの 市 町 村 から 支 給 認 定 証 の 交 付 を 受 ける 必 要 があります 認 定 の 区 分 は 年 齢 や 保 育

学校安全の推進に関する計画の取組事例

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

大津市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

第 一 子 ども 子 育 て 支 援 の 意 義 に 関 する 事 項 子 どもの 最 善 の 利 益 が 実 現 される 社 会 を 目 指 すとの 考 え 方 を 基 本 とする 障 害 疾 病 虐 待 貧 困 など 社 会 的 な 支 援 の 必 要 性 が 高 い 子 どもやその 家 族 を

m07 北見工業大学 様式①

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

PowerPoint プレゼンテーション

定款

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

PowerPoint プレゼンテーション

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

一般競争入札について

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

1_扉-配布用.indd

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

東久留米市訓令乙第   号

とする (1) 多 重 債 務 や 過 剰 債 務 を 抱 え 返 済 が 困 難 になっている 人 (2) 債 務 整 理 を 法 律 専 門 家 に 依 頼 した 直 後 や 債 務 整 理 途 上 の 人 (3) 収 入 よりも 生 活 費 が 多 くお 金 が 不 足 がちで 借 金 に 頼

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

別 紙

4 調 査 の 対 話 内 容 (1) 調 査 対 象 財 産 の 土 地 建 物 等 を 活 用 して 展 開 できる 事 業 のアイディアをお 聞 かせく ださい 事 業 アイディアには, 次 の 可 能 性 も 含 めて 提 案 をお 願 いします ア 地 域 の 活 性 化 と 様 々な 世

Microsoft Word - 02第3期計画(元データ).doc

延長保育料について

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

平成 年 月 日

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

Transcription:

平 成 2 7 年 4 月 2 8 日 教 育 課 程 企 画 特 別 部 会 資 料 3-1 幼 児 教 育 幼 小 接 続 に 関 する 現 状 について 1. 幼 児 教 育 の 現 状 1 2. 子 供 の 発 達 の 現 状 12 3. 幼 小 接 続 14

1. 幼 児 教 育 の 現 状

乳 幼 児 期 における 教 育 保 育 の 制 度 発 小 学 校 達 や 学 び の 連 続 学 校 教 育 幼 稚 園 (= 学 校 ) 3~5 歳 認 定 こども 園 0~5 歳 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 ( 学 校 及 び 児 童 福 祉 施 設 ) 幼 稚 園 型 認 定 こども 園 保 育 所 (= 児 童 福 祉 施 設 ) 0~5 歳 性 保 育 所 型 認 定 こども 園 地 方 裁 量 型 認 定 こども 園 1

幼 稚 園 数 及 び 幼 稚 園 児 数 ( 平 成 26 年 5 月 1 日 現 在 : 学 校 基 本 統 計 ) 区 分 合 計 国 立 公 立 私 立 幼 稚 園 数 ( 園 ) 12,905 100% 49 0.4% 4,714 36.5% 8,142 63.1% 在 園 児 数 計 ( 人 ) 1,557,461 100% 5,614 0.4% 264,563 17.0% 1,287,284 82.7% 3 歳 児 441,834 100% 1,259 0.3% 42,315 9.6% 398,260 90.1% うち 前 年 度 間 入 園 者 数 ( 人 ) 54,441 100% 0 0.0% 387 0.7% 54,054 99.3% 4 歳 児 540,560 100% 2,184 0.4% 98,937 18.3% 439,439 81.3% 5 歳 児 575,067 100% 2,171 0.4% 123,311 21.4% 449,585 78.2% 教 員 数 ( 本 務 者 )( 人 ) 111,059 100% 344 0.3% 23,360 21.0% 87,355 78.7% ( 注 ) 四 捨 五 入 の 関 係 上 合 計 が100%にならない 場 合 がある 前 年 度 間 入 園 者 数 は 前 年 度 の 満 3 歳 の 誕 生 日 以 降 に 入 園 した 幼 児 数 である 2

幼 稚 園 数 の 推 移 ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 ( 文 部 省 ) 学 校 基 本 統 計 ( 各 年 度 5 月 1 日 現 在 ) 3

幼 稚 園 在 園 児 数 の 推 移 ( 国 公 私 別 ) ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 ( 文 部 省 ) 学 校 基 本 統 計 ( 各 年 度 5 月 1 日 現 在 ) 4

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 25 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 3 割 就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 25 年 度 ) 幼 稚 園 在 園 者 数 幼 稚 園 就 園 率 保 育 所 在 所 児 数 保 育 所 入 所 率 推 計 未 就 園 児 数 未 就 園 率 該 当 年 齢 人 口 0 歳 児 0 人 0.0% 112,000 人 10.7% 932,000 人 89.3% 1,044,000 1 歳 児 0 人 0.0% 322,000 人 30.2% 745,000 人 69.8% 1,067,000 2 歳 児 0 人 0.0% 394,000 人 37.7% 650,000 人 62.3% 1,044,000 3 歳 児 440,988 人 42.2% 459,000 人 43.9% 145,012 人 13.9% 1,045,000 4 歳 児 554,896 人 51.7% 469,000 人 43.7% 49,104 人 4.6% 1,073,000 5 歳 児 589,330 人 55.1% 464,000 人 43.4% 15,670 人 1.5% 1,069,000 合 計 1,585,214 人 25.0% 2,220,000 人 35.0% 2,536,786 人 40.0% 6,342,000 うち0~2 歳 児 0 人 0.0% 828,000 人 26.2% 2,327,000 人 73.8% 3,155,000 うち3~5 歳 児 1,585,214 人 49.7% 1,392,000 人 43.7% 209,786 人 6.6% 3,187,000 保 育 所 の 数 値 は 平 成 25 年 の 待 機 児 童 数 調 査 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 )より 4 5 歳 は 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 現 在 )の 年 齢 別 割 合 を 乗 じて 推 計 幼 稚 園 の 数 値 は 平 成 25 年 度 学 校 基 本 統 計 ( 平 成 25 年 5 月 1 日 現 在 )より なお 幼 稚 園 には 特 別 支 援 学 校 幼 稚 部 を 含 む 該 当 年 齢 人 口 は 総 務 省 統 計 局 による 人 口 推 計 年 報 ( 平 成 24 年 10 月 1 日 現 在 )より 推 計 未 就 園 児 数 は 該 当 年 齢 人 口 から 幼 稚 園 在 園 者 数 及 び 保 育 所 在 所 児 数 を 差 し 引 いて 推 計 したものである 待 機 児 童 数 調 査 社 会 福 祉 施 設 等 調 査 については 東 日 本 大 震 災 の 影 響 により 調 査 を 実 施 していないところがある 四 捨 五 入 の 関 係 により 合 計 が 合 わない 場 合 がある

幼 稚 園 教 育 関 係 の 主 な 規 定 教 育 基 本 法 ( 平 成 18 年 法 律 120 号 ) ( 幼 児 期 の 教 育 ) 第 11 条 幼 児 期 の 教 育 は, 生 涯 にわたる 人 格 形 成 の 基 礎 を 培 う 重 要 なものであることにかんがみ, 国 及 び 地 方 公 共 団 体 は, 幼 児 の 健 やかな 成 長 に 資 する 良 好 な 環 境 の 整 備 その 他 適 当 な 方 法 によって,その 振 興 に 努 めなければならない 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22 年 法 律 26 号 ) 第 22 条 幼 稚 園 は, 義 務 教 育 及 びその 後 の 教 育 の 基 礎 を 培 うものとして, 幼 児 を 保 育 し, 幼 児 の 健 やかな 成 長 のために 適 当 な 環 境 を 与 えて,その 心 身 の 発 達 を 助 長 することを 目 的 とする 第 23 条 幼 稚 園 における 教 育 は, 前 条 に 規 定 する 目 的 を 実 現 するため, 次 に 掲 げる 目 標 を 達 成 するよう 行 われるものとする 1 健 康, 安 全 で 幸 福 な 生 活 のために 必 要 な 基 本 的 な 習 慣 を 養 い, 身 体 諸 機 能 の 調 和 的 発 達 を 図 ること 2 集 団 生 活 を 通 じて, 喜 んでこれに 参 加 する 態 度 を 養 うとともに 家 族 や 身 近 な 人 への 信 頼 感 を 深 め, 自 主, 自 律 及 び 協 同 の 精 神 並 びに 規 範 意 識 の 芽 生 えを 養 うこと 3 身 近 な 社 会 生 活, 生 命 及 び 自 然 に 対 する 興 味 を 養 い,それらに 対 する 正 しい 理 解 と 態 度 及 び 思 考 力 の 芽 生 えを 養 うこと 4 日 常 の 会 話 や, 絵 本, 童 話 等 に 親 しむことを 通 じて, 言 葉 の 使 い 方 を 正 しく 導 くとともに, 相 手 の 話 を 理 解 しようとする 態 度 を 養 うこと 5 音 楽, 身 体 による 表 現, 造 形 等 に 親 しむことを 通 じて, 豊 かな 感 性 と 表 現 力 の 芽 生 えを 養 うこと 第 24 条 幼 稚 園 においては, 第 二 十 二 条 に 規 定 する 目 的 を 実 現 するための 教 育 を 行 うほか, 幼 児 期 の 教 育 に 関 する 各 般 の 問 題 につき, 保 護 者 及 び 地 域 住 民 その 他 の 関 係 者 からの 相 談 に 応 じ, 必 要 な 情 報 の 提 供 及 び 助 言 を 行 うなど, 家 庭 及 び 地 域 に おける 幼 児 期 の 教 育 の 支 援 に 努 めるものとする 第 25 条 定 める 第 26 条 幼 稚 園 の 教 育 課 程 その 他 の 保 育 内 容 に 関 する 事 項 は, 第 二 十 二 条 及 び 第 二 十 三 条 の 規 定 に 従 い, 文 部 科 学 大 臣 が 幼 稚 園 に 入 園 することのできる 者 は, 満 三 歳 から, 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 幼 児 とする 6

現 行 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 平 成 20 年 告 示 )の 構 成 第 1 章 総 則 幼 稚 園 教 育 の 基 本 環 境 を 通 して 行 う 教 育 幼 児 期 にふさわしい 生 活 が 展 開 遊 びを 通 しての 指 導 を 中 心 として 第 2 章 に 示 すねらいが 総 合 的 に 達 成 されるようにすること 幼 児 一 人 一 人 の 特 性 に 応 じ 発 達 の 課 題 に 即 した 指 導 教 育 週 数 教 育 時 間 等 を 規 定 第 2 章 ねらい 及 び 内 容 領 域 健 康 健 康 な 心 と 体 を 育 て 自 ら 健 康 で 安 全 な 生 活 をつくり 出 す 力 を 養 う 領 域 人 間 関 係 他 の 人 々と 親 しみ 支 え 合 って 生 活 するために 自 立 心 を 育 て 人 とかかわる 力 を 養 う 領 域 環 境 周 囲 の 様 々な 環 境 に 好 奇 心 や 探 究 心 をもってかかわり それらを 生 活 に 取 り 入 れていこうとする 力 を 養 う 領 域 言 葉 経 験 したことや 考 えたことなどを 自 分 なりの 言 葉 で 表 現 し 相 手 の 話 す 言 葉 を 聞 こうとする 意 欲 や 態 度 を 育 て 言 葉 に 対 する 感 覚 や 言 葉 で 表 現 する 力 を 養 う 領 域 表 現 感 じたことや 考 えたことを 自 分 なりに 表 現 することを 通 して 豊 かな 感 性 や 表 現 する 力 を 養 い 創 造 性 を 豊 かに する 第 3 章 第 1 指 導 計 画 及 び 教 育 課 程 に 係 る 教 育 時 間 の 終 了 後 等 に 行 う 教 育 活 動 などの 留 意 事 項 指 導 計 画 の 作 成 に 当 たっての 留 意 事 項 一 般 的 な 留 意 事 項 指 導 計 画 の 作 成 入 園 から 修 了 までの 生 活 体 験 の 多 様 性 と 関 連 性 長 期 及 び 短 期 の 指 導 計 画 指 導 上 の 工 夫 教 師 の 役 割 家 庭 や 地 域 社 会 との 連 携 小 学 校 以 降 の 生 活 や 学 習 の 基 盤 の 育 成 特 に 留 意 する 事 項 安 全 に 関 する 指 導 障 害 のある 幼 児 の 指 導 障 害 のある 幼 児 との 活 動 を 共 にする 機 会 行 事 の 指 導 第 2 小 学 校 との 連 携 教 育 課 程 に 係 る 教 育 時 間 の 終 了 後 等 に 行 う 教 育 活 動 などの 留 意 事 項 いわゆる 預 かり 保 育 子 育 ての 支 援 7

現 行 幼 稚 園 教 育 要 領 改 訂 のポイント 改 訂 の 基 本 的 考 え 方 幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 体 験 と 言 葉 の 重 視 など 子 供 や 社 会 の 変 化 に 対 応 した 幼 稚 園 教 育 の 充 実 幼 稚 園 での 生 活 と 家 庭 などでの 生 活 の 連 続 性 を 踏 まえた 幼 稚 園 教 育 の 充 実 子 育 ての 支 援 と 預 かり 保 育 の 充 実 8

環 境 を 通 して 行 う 教 育 幼 稚 園 教 育 の 基 本 環 境 の 中 に 教 育 的 価 値 を 含 ませながら, 幼 児 が 自 ら 興 味 や 関 心 をもって 環 境 に 取 り 組 み, 試 行 錯 誤 を 経 て, 環 境 へのふさわしい かかわり 方 を 身 に 付 けていくことを 意 図 した 教 育 幼 稚 園 教 育 の 基 本 重 視 する 事 項 1 幼 児 は 安 定 した 情 緒 の 下 で 自 己 を 十 分 に 発 揮 することにより 発 達 に 必 要 な 体 験 を 得 ていくものであることを 考 慮 して, 幼 児 の 主 体 的 な 活 動 を 促 し, 幼 児 期 にふさわしい 生 活 が 展 開 されるようにすること 2 幼 児 の 自 発 的 な 活 動 としての 遊 びは, 心 身 の 調 和 のとれた 発 達 の 基 礎 を 培 う 重 要 な 学 習 であることを 考 慮 して, 遊 びを 通 しての 指 導 を 中 心 として, 第 2 章 に 示 すねらいが 総 合 的 に 達 成 されるようにすること 3 幼 児 の 発 達 は, 心 身 の 諸 側 面 が 相 互 に 関 連 し 合 い, 多 様 な 経 過 をたどって 成 し 遂 げられていくものであること また 幼 児 の 生 活 経 験 がそれぞれ 異 なることなどを 考 慮 して, 幼 児 一 人 一 人 の 特 性 に 応 じ, 発 達 の 課 題 に 即 した 指 導 を 行 うようにすること その 際, 教 師 は, 幼 児 の 主 体 的 な 活 動 が 確 保 されるよう 幼 児 一 人 一 人 の 行 動 の 理 解 と 予 想 に 基 づき, 計 画 的 に 環 境 を 構 成 しなければならない この 場 合 において, 教 師 は, 幼 児 と 人 やものとのかかわりが 重 要 であることを 踏 まえ, 物 的 空 間 的 環 境 を 構 成 しなければならない また, 教 師 は, 幼 児 一 人 一 人 の 活 動 の 場 面 に 応 じて, 様 々な 役 割 を 果 たし,その 活 動 を 豊 かにしなければならない 9

幼 稚 園 教 育 要 領 等 の 変 遷 昭 和 23 年 刊 行 保 育 要 領 ( 文 部 省 刊 行 ) 国 として 作 成 した 最 初 の 幼 稚 園 保 育 所 家 庭 における 幼 児 教 育 の 手 引 ( 手 引 書 的 性 格 の 試 案 ) 幼 児 期 の 発 達 の 特 質 生 活 指 導 生 活 環 境 等 について 解 説 保 育 内 容 を 楽 しい 幼 児 の 経 験 として12 項 目 に 分 けて 示 す 昭 和 31 年 刊 行 昭 和 39 年 改 訂 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 文 部 省 編 集 ) 幼 稚 園 の 教 育 課 程 の 基 準 としての 性 格 を 踏 まえた 改 善 学 校 教 育 法 に 掲 げる 目 的 目 標 にしたがい 教 育 内 容 を 望 ましい 経 験 (6 領 域 ( 健 康 社 会 自 然 言 語 音 楽 リズム 絵 画 制 作 )として 示 す 小 学 校 との 一 貫 性 を 配 慮 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 文 部 省 告 示 ) 幼 稚 園 教 育 の 課 程 の 基 準 として 確 立 ( 初 の 告 示 化 ) ( 実 施 ) 昭 和 31 年 4 月 1 日 実 施 ( 実 施 ) 昭 和 39 年 4 月 1 日 実 施 教 育 内 容 を 精 選 し 原 則 として 幼 稚 園 修 了 までに 幼 児 に 指 導 することを 望 ましいねらい として 明 示 6 領 域 にとらわれない 総 合 的 な 経 験 や 活 動 により ねらい が 達 成 されるものであることを 明 示 指 導 及 び 指 導 計 画 作 成 上 の 留 意 事 項 を 示 し 幼 稚 園 教 育 の 独 自 性 を 一 層 明 確 化 平 成 元 年 改 訂 平 成 10 年 改 訂 平 成 20 年 改 訂 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 文 部 省 告 示 ) 幼 稚 園 教 育 は 幼 児 期 の 特 性 を 踏 まえ 環 境 を 通 して 行 うものである ことを 幼 稚 園 教 育 の 基 本 として 明 示 幼 稚 園 生 活 の 全 体 を 通 してねらいが 総 合 的 に 達 成 されるよう 具 体 的 な 教 育 目 標 を 示 す ねらい とそれを 達 成 するための 教 師 が 指 導 する 内 容 を 区 別 し その 関 係 を 明 確 化 6 領 域 を5 領 域 ( 健 康 人 間 関 係 環 境 言 葉 表 現 )に 再 編 成 し 整 理 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 文 部 省 告 示 ) ( 実 施 ) 平 成 2 年 4 月 1 日 実 施 ( 実 施 ) 平 成 12 年 4 月 1 日 実 施 教 師 が 計 画 的 に 環 境 を 構 成 すべきことや 活 動 の 場 面 に 応 じて 様 々な 役 割 を 果 たすべきことを 明 確 化 教 育 課 程 を 編 成 する 際 には 自 我 が 芽 生 え 他 者 の 存 在 を 意 識 し 自 己 を 抑 制 しようとする 気 持 ちが 生 まれる 幼 児 期 の 発 達 の 特 性 を 踏 まえ ることを 明 示 各 領 域 の 留 意 事 項 について その 内 容 の 重 要 性 を 踏 まえ その 名 称 を 内 容 の 取 扱 い に 変 更 指 導 計 画 作 成 上 の 留 意 事 項 に 小 学 校 との 連 携 子 育 て 支 援 活 動 預 かり 保 育 について 明 示 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 文 部 科 学 省 告 示 ) ( 実 施 ) 平 成 21 年 4 月 1 日 実 施 幼 小 の 円 滑 な 接 続 を 図 るため 規 範 意 識 や 思 考 力 の 芽 生 えなどに 関 する 指 導 を 充 実 幼 稚 園 と 家 庭 の 連 続 性 を 確 保 するため 幼 児 の 家 庭 での 生 活 経 験 に 配 慮 した 指 導 や 保 護 者 の 幼 児 期 の 教 育 の 理 解 を 深 めるための 活 動 を 重 視 預 かり 保 育 の 具 体 的 な 留 意 事 項 を 示 すとともに 子 育 ての 支 援 の 具 体 的 な 活 動 を 例 示 10

幼 児 教 育 への 投 資 の 効 果 学 力 経 済 力 の 向 上 幼 児 期 の 教 育 は 生 涯 にわたる 学 習 の 基 盤 を 形 成 するものである 質 の 高 い 幼 児 教 育 を 受 けることにより その 後 の 学 力 の 向 上 や 将 来 の 所 得 向 上 逮 捕 歴 の 低 下 等 につ ながるという 調 査 結 果 が 示 されている (ペリー 就 学 前 計 画 の 結 果 による) 14 歳 での 基 本 的 な 到 達 15% 49% 高 校 卒 業 45% 65% 40 歳 で 年 収 2 万 ドル 以 上 40% 60% 質 の 高 い 幼 児 教 育 の 介 入 実 験 を 実 施 したグループ 未 実 施 のグループ 40 歳 までに 逮 捕 歴 5 回 以 上 36% 55% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 出 典 : Heckman and Masterov (2007) The Productivity Argument for Investing in Young Children ペリー 就 学 前 計 画 とは 1960 年 代 のアメリカ ミシガン 州 において 低 所 得 層 アフリカ 系 アメリ カ 人 3 歳 児 で 学 校 教 育 上 の リスクが 高 い と 判 定 された 子 供 を 対 象 に 一 部 に 質 の 高 い 幼 児 教 育 を 提 供 し その 後 約 40 年 にわたり 追 跡 調 査 を 実 施 しているもの 11

2. 子 供 の 発 達 の 現 状

男 女 児 童 の 身 長 体 重 平 均 値 の 推 移 子 供 の 身 体 的 成 長 ( 身 長 体 重 )は 幼 児 期 から 約 2 歳 早 くなっている 伸 び (cm) 男 子 身 長 伸 び (cm) (cm) 女 子 身 長 (cm) 増 加 (kg) 男 子 : 昭 23と 平 25との 間 の 変 化 を 比 較 すると 身 長 の 伸 び の 大 きい 時 期 が 早 まっている 14~15 歳 12~13 歳 男 子 体 重 (kg) 女 子 : 昭 23と 平 25との 間 の 変 化 を 比 較 すると 身 長 の 伸 び の 大 きい 時 期 が 早 まっている 11~13 歳 10~11 歳 増 加 (kg) 女 子 体 重 (kg) 男 子 : 昭 23と 平 25との 間 の 変 化 を 比 較 すると 体 重 の 伸 び の 大 きい 時 期 が 早 まっている 14~16 歳 12~15 歳 女 子 : 昭 23と 平 25との 間 の 変 化 を 比 較 すると 体 重 の 伸 び の 大 きい 時 期 が 早 まっている 12~15 歳 11~12 歳 ( 出 典 ) 昭 和 23 年 (1948 年 ) 度 及 び 平 成 25 年 (2013 年 ) 度 学 校 保 健 統 計 より 12

文 字 数 思 考 の 育 ち 文 字 数 思 考 は 学 年 が 上 がるにつれてできる 割 合 が 増 えていく 第 1 回 幼 児 期 から 小 学 1 年 生 までの 家 庭 教 育 調 査 1 調 査 テーマ 幼 児 期 から 小 学 1 年 生 までの 子 供 の 学 びの 様 子 と 親 の 関 わりや 意 識 を 調 査 2 調 査 方 法 郵 送 法 3 調 査 時 期 2012 年 1~2 月 4 調 査 対 象 年 少 児 ~ 小 学 1 年 生 の 子 供 を 持 つ 母 親 5,016 名 ( 配 布 数 14,000 通 有 効 回 答 率 35.8%) 文 字 数 思 考 の 育 ち( 年 少 児 ~ 年 長 児 学 年 別 子 供 の 性 別 ) 男 子 (695) 年 少 児 年 中 児 年 長 児 女 子 (669) 男 子 (594) 女 子 (627) 男 子 (543) 女 子 (580) 自 分 の 名 前 を 読 める 79.1 87.7 95.5 98.1 97.9 99.1 かな 文 字 を 読 める 58.4 70.0 81.9 89.7 92.1 97.7 自 分 の 名 前 をひらがなで 書 ける 31.8 59.6 77.4 94.1 96.5 98.8 1 2 3 4と20までの 数 を 正 しく 数 えられる 80.6 86.5 94.4 95.1 97.2 97.6 指 やおはじきなどを 使 って 数 を 足 したり 引 いたりすることができる 27.8 27.4 65.0 68.9 85.8 87.4 自 分 のことばで 順 序 たてて 相 手 にわかるように 話 せる 68.5 74.4 80.2 82.1 82.9 87.9 えんぴつを 正 しく 持 てる 52.6 72.2 73.8 83.8 83.5 86.2 絵 本 や 図 鑑 を1 人 で 読 める 48.8 55.0 69.3 79.5 84.0 92.1 とても+まああてはまる の% カッコ 内 はサンプル 数 (%) ( 出 典 )ベネッセ 次 世 代 育 成 研 究 所 第 1 回 幼 児 期 から 小 学 校 1 年 生 の 家 庭 教 育 調 査 報 告 書 (2013 年 3 月 ) より 文 部 科 学 省 作 成 13

3. 幼 小 接 続

幼 稚 園 と 小 学 校 の 比 較 幼 稚 園 小 学 校 根 拠 法 令 学 校 教 育 法 第 1 条 学 校 教 育 法 第 1 条 目 的 機 能 役 割 義 務 教 育 及 びその 後 の 教 育 の 基 礎 を 培 うものとして, 幼 児 を 保 育 し, 幼 児 の 健 やかな 成 長 のために 適 当 な 環 境 を 与 えて,その 心 身 の 発 達 を 助 長 すること ( 学 校 教 育 法 第 22 条 ) 満 3 歳 から 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 するまでの 幼 児 を 対 象 に 教 育 を 行 う 学 校 心 身 の 発 達 に 応 じて, 義 務 教 育 として 行 われる 普 通 教 育 のう ち 基 礎 的 なものを 施 すこと ( 学 校 教 育 法 第 29 条 ) 学 齢 ( 満 6 歳 )に 達 した 児 童 を 対 象 に 教 育 を 行 う 学 校 義 務 教 育 修 業 年 限 は6 年 教 育 内 容 教 育 時 間 等 幼 稚 園 教 育 要 領 ( 平 成 20 年 3 月 文 部 科 学 省 告 示 ) 健 康 人 間 関 係 環 境 言 葉 表 現 の5 領 域 4 時 間 を 標 準 とする (39 週 を 下 ってはならない ) 小 学 校 学 習 指 導 要 領 ( 平 成 20 年 3 月 文 部 省 科 学 省 告 示 ) 第 1 2 学 年 国 語 算 数 生 活 音 楽 図 画 工 作 体 育 特 別 の 教 科 道 徳 特 別 活 動 第 3 4 学 年 国 語 社 会 算 数 理 科 音 楽 図 画 工 作 体 育 特 別 の 教 科 道 徳 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 第 5 6 学 年 国 語 社 会 算 数 理 科 音 楽 図 画 工 作 家 庭 体 育 特 別 の 教 科 道 徳 外 国 語 活 動 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 年 間 標 準 総 授 業 時 数 5645 単 位 時 間 第 1 学 年 850 単 位 時 間 ( 週 当 たり25コマ) 第 2 学 年 910 単 位 時 間 ( 26 ) 第 3 学 年 945 単 位 時 間 ( 27 ) 第 4~6 学 年 980 単 位 時 間 ( 28 ) 学 校 数 12,905 園 20,852 校 在 学 者 数 155 万 7 千 人 660 万 人 14

幼 小 接 続 の 課 題 幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 に 関 するアンケート 調 査 ( 平 成 21 年 文 部 科 学 省 ) 幼 稚 園 教 育 が 小 学 校 教 育 とどのようにつながっていくのか 具 体 化 することが 難 しい ( 市 町 村 52%) 教 育 の 相 違 点 について 幼 稚 園 小 学 校 が 十 分 に 理 解 意 識 していな い ( 市 町 村 34%) 幼 稚 園 又 は 小 学 校 が 接 続 した 教 育 課 程 の 編 成 に 積 極 的 ではない ( 市 町 村 23%) 平 成 24 年 度 幼 児 教 育 実 態 調 査 ( 文 部 科 学 省 実 施 ) 各 市 町 村 における 幼 稚 園 保 育 所 の 学 校 教 育 保 育 と 小 学 校 教 育 との 連 携 接 続 の 状 況 につい ては ステップ2の 段 階 の 市 町 村 が 一 番 多 い ( 市 町 村 62.1%)( 参 考 P25) ステップ2: 年 数 回 の 授 業 行 事 研 究 会 などの 交 流 があるが 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 の 編 成 実 施 は 行 われていない 15

幼 小 接 続 に 関 する 取 組 1. 幼 稚 園 教 育 要 領 小 学 校 学 習 指 導 要 領 の 改 訂 ( 平 成 20 年 3 月 告 示 ) 幼 小 接 続 を 円 滑 に 行 うために 幼 稚 園 教 育 要 領 において 小 学 校 との 連 携 について 新 たに 規 定 するとと もに 小 学 校 学 習 指 導 要 領 において 第 1 学 年 において 幼 稚 園 教 育 の 内 容 などとの 関 連 を 考 慮 することに ついて 一 部 教 科 に 新 たに 規 定 (P18 P19 参 照 ) 2. 幼 稚 園 幼 児 指 導 要 録 の 小 学 校 への 送 付 ( 学 校 教 育 法 施 行 規 則 第 24 条 第 2 項 ) 学 籍 並 びに 指 導 の 過 程 とその 結 果 の 要 約 を 記 録 し その 後 の 指 導 及 び 外 部 に 対 する 証 明 等 に 役 立 た せる 原 簿 となる 幼 稚 園 幼 児 指 導 要 録 について 当 該 子 供 の 指 導 の 継 続 性 の 観 点 から 指 導 要 録 の 抄 本 又 は 写 しを 進 学 先 となる 小 学 校 に 送 付 することになっている 3. 幼 稚 園 教 員 と 小 学 校 教 員 の 免 許 併 有 の 促 進 平 成 14 年 文 部 科 学 省 協 力 者 会 議 報 告 幼 稚 園 教 員 の 資 質 向 上 について 平 成 17 年 中 央 教 育 審 議 会 答 申 子 どもを 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 を 踏 まえた 今 後 の 幼 児 教 育 の 在 り 方 について における 提 言 ととも に 幼 児 教 育 振 興 アクションプログラム( 平 成 18 年 度 ~22 年 度 ) において 併 有 率 の 目 標 値 設 定 を 求 めた ことなどにより 免 許 併 有 を 促 進 してきた 16

幼 小 接 続 に 関 する 取 組 4. 先 導 的 な 取 組 の 支 援 (1) 文 部 科 学 省 調 査 研 究 協 力 者 会 議 報 告 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 につい て ( 平 成 22 年 11 月 )(P21~24 参 照 )を 受 けて 全 国 の 自 治 体 において 幼 小 接 続 のためのカリキュ ラムを 策 定 する 取 組 が 進 んでいる 例 : 埼 玉 県 草 加 市 東 京 都 港 区 北 区 福 井 県 島 根 県 松 江 市 高 知 県 (2) 教 育 実 践 の 中 から 提 起 される 諸 課 題 や 学 校 教 育 に 対 する 多 様 な 要 請 に 対 応 した 新 しい 教 育 課 程 や 指 導 方 法 を 開 発 するため 学 習 指 導 要 領 等 の 国 の 基 準 によらない 教 育 課 程 の 編 成 実 施 を 認 める 研 究 開 発 学 校 において 幼 小 接 続 をテーマに 研 究 開 発 を 実 施 ( 平 成 26 年 度 新 潟 大 学 教 育 学 部 附 属 長 岡 中 学 校 附 属 長 岡 小 学 校 附 属 幼 稚 園 神 戸 大 学 附 属 幼 稚 園 附 属 小 学 校 附 属 明 石 小 学 校 岡 山 大 学 教 育 学 部 附 属 幼 稚 園 にて 研 究 開 発 を 実 施 ) 17

幼 稚 園 教 育 要 領 ( 平 成 20 年 3 月 告 示 )における 幼 小 接 続 の 規 定 第 3 章 指 導 計 画 及 び 教 育 課 程 に 係 る 教 育 時 間 の 終 了 後 等 に 行 う 教 育 活 動 などの 留 意 事 項 第 1 指 導 計 画 の 作 成 に 当 たっての 留 意 事 項 1 一 般 的 な 留 意 事 項 (9) 幼 稚 園 においては, 幼 稚 園 教 育 が, 小 学 校 以 降 の 生 活 や 学 習 の 基 盤 の 育 成 につながるこ とに 配 慮 し, 幼 児 期 にふさわしい 生 活 を 通 して, 創 造 的 な 思 考 や 主 体 的 な 生 活 態 度 などの 基 礎 を 培 うようにすること 2 特 に 留 意 する 事 項 (5) 幼 稚 園 教 育 と 小 学 校 教 育 との 円 滑 な 接 続 のため, 幼 児 と 児 童 の 交 流 の 機 会 を 設 けたり, 小 学 校 の 教 師 との 意 見 交 換 や 合 同 の 研 究 の 機 会 を 設 けたりするなど, 連 携 を 図 るようにするこ と 幼 保 連 携 型 認 定 こども 園 教 育 保 育 要 領 保 育 所 保 育 指 針 においても 小 学 校 との 連 携 に 関 する 規 定 がある 18

小 学 校 小 学 校 学 習 指 導 要 領 ( 平 成 20 年 3 月 告 示 )における 幼 稚 園 教 育 の 主 な 規 定 第 1 章 総 則 第 4 指 導 計 画 の 作 成 等 に 当 たって 配 慮 すべき 事 項 2 (12) 学 校 がその 目 的 を 達 成 するため, 地 域 や 学 校 の 実 態 等 に 応 じ, 家 庭 や 地 域 の 人 々の 協 力 を 得 る など 家 庭 や 地 域 社 会 との 連 携 を 深 めること また, 小 学 校 間, 幼 稚 園 や 保 育 所, 中 学 校 及 び 特 別 支 援 学 校 などとの 間 の 連 携 や 交 流 を 図 るとともに, 障 害 のある 幼 児 児 童 生 徒 との 交 流 及 び 共 同 学 習 や 高 齢 者 などと の 交 流 の 機 会 を 設 けること 第 2 章 各 教 科 第 5 節 生 活 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1 (3) 国 語 科, 音 楽 科, 図 画 工 作 科 など 他 教 科 等 との 連 携 を 積 極 的 に 図 り, 指 導 の 効 果 を 高 めるようにすること 特 に, 第 1 学 年 入 学 当 初 においては, 生 活 科 を 中 心 とした 合 科 的 な 指 導 を 行 うなどの 工 夫 をすること 第 1 節 国 語 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1(6) 低 学 年 においては, 生 活 科 などとの 関 連 を 積 極 的 に 図 り, 指 導 の 効 果 を 高 め るようにすること 特 に 第 1 学 年 においては, 幼 稚 園 教 育 における 言 葉 に 関 する 内 容 などとの 関 連 を 考 慮 する こと 第 6 節 音 楽 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1(4) 低 学 年 においては, 生 活 科 などとの 関 連 を 積 極 的 に 図 り, 指 導 の 効 果 を 高 め るようにすること 特 に 第 1 学 年 においては, 幼 稚 園 教 育 における 表 現 に 関 する 内 容 などとの 関 連 を 考 慮 する こと 第 7 節 図 画 工 作 第 3 指 導 計 画 の 作 成 と 内 容 の 取 扱 い 1(5) 低 学 年 においては, 生 活 科 などとの 関 連 を 積 極 的 に 図 り, 指 導 の 効 果 を 高 め るようにすること 特 に 第 1 学 年 においては, 幼 稚 園 教 育 における 表 現 に 関 する 内 容 などとの 関 連 を 考 慮 する こと 他 の 教 科 特 別 の 教 科 道 徳 外 国 語 活 動 総 合 的 な 学 習 の 時 間 特 別 活 動 上 記 の 規 定 のほか 生 活 特 別 活 動 等 に 幼 児 と 児 童 との 触 れ 合 いに 関 する 規 定 がある 19

小 学 校 におけるスタートカリキュラムについて スタートカリキュラムとは 小 学 校 へ 入 学 した 子 供 が 幼 稚 園 保 育 所 認 定 こども 園 などの 遊 びや 生 活 を 通 した 学 びと 育 ち を 基 礎 として 主 体 的 に 自 己 を 発 揮 し 新 しい 学 校 生 活 を 創 り 出 していくためのカリキュラム ( 参 考 ) 小 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 生 活 編 例 えば,4 月 の 最 初 の 単 元 では, 学 校 を 探 検 する 生 活 科 の 学 習 活 動 を 中 核 として, 国 語 科, 音 楽 科, 図 画 工 作 科 などの 内 容 を 合 科 的 に 扱 い 大 きな 単 元 を 構 成 することが 考 えられる こうした 単 元 では, 児 童 が 自 らの 思 いや 願 いの 実 現 に 向 けた 活 動 を,ゆったりとした 時 間 の 中 で 進 めていくことが 可 能 となる 大 単 元 から 徐 々に 各 教 科 に 分 化 していくスタートカリキュラムの 編 成 なども 効 果 的 である 幼 児 期 学 びの 芽 生 え 楽 しいことや 好 きなことに 集 中 する ことを 通 して 様 々なことを 学 んでい く 遊 びを 中 心 として 頭 も 心 も 体 も 動 かして 様 々な 対 象 と 直 接 関 わりなが ら 総 合 的 に 学 んでいく 日 常 生 活 の 中 で 様 々な 言 葉 や 非 言 語 によるコミュニケーションによっ て 他 者 と 関 わり 合 う ス タ ー ト カ リ キ ュ ラ ム 自 立 成 長 安 心 児 童 期 自 覚 的 な 学 び 学 ぶことについての 意 識 があり 集 中 す る 時 間 とそうでない 時 間 ( 休 憩 の 時 間 等 ) の 区 別 が 付 き 自 分 の 課 題 の 解 決 に 向 けて 計 画 的 に 学 んでいく 各 教 科 等 の 学 習 内 容 について 授 業 を 通 して 学 んでいく 主 に 授 業 の 中 で 話 したり 聞 いたり 読 んだり 書 いたり 一 緒 に 活 動 したりするこ とで 他 者 と 関 わり 合 う 幼 児 教 育 5 領 域 ( 健 康 人 間 関 係 環 境 言 葉 表 現 )を 総 合 的 に 学 んでいく 教 育 課 程 等 子 供 の 生 活 リズムに 合 わせた1 日 の 流 れ 身 の 回 りの 人 もの こと が 教 材 総 合 的 に 学 んでいくために 工 夫 された 環 境 構 成 等 小 学 校 教 育 各 教 科 等 の 学 習 内 容 を 系 統 的 に 学 ぶ 教 育 課 程 時 間 割 に 沿 った1 日 の 流 れ 教 科 書 が 主 たる 教 材 系 統 的 に 学 ぶために 工 夫 された 学 習 環 境 等 20

幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 について( 報 告 ) ( 平 成 22 年 11 月 ) 幼 児 期 から 児 童 期 にかけては 学 びの 基 礎 力 を 培 う 時 期 であり, 互 いの 教 育 を 見 通 し, 連 続 性 一 貫 性 のある 教 育 を 行 う 必 要 がある 幼 児 期 から 児 童 期 への 発 達 や 学 びの 連 続 性 の 姿 を 学 びの 自 立 生 活 上 の 自 立 精 神 的 な 自 立 の 三 つの 自 立 の 視 点 から 共 通 理 解 し, 教 育 課 程 の 接 続 を 考 える 必 要 がある 幼 児 期, 児 童 期 ( 低 学 年 )の 発 達 の 特 性 から, 直 接 的 具 体 的 な 対 象 ( 人 もの)とのかかわりを 通 して, 学 びの 芽 生 えから 自 覚 的 な 学 びへ 円 滑 な 移 行 が 図 られるようにすることが 大 切 である 21

幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 について( 報 告 )のポイント < 幼 小 接 続 の 課 題 >( 文 部 科 学 省 調 査 より) ほとんどの 地 方 公 共 団 体 で 幼 小 接 続 の 重 要 性 を 認 識 ( 都 道 府 県 100% 市 町 村 99%) その 一 方 幼 小 接 続 の 取 組 は 十 分 実 施 されているとはいえない 状 況 ( 都 道 府 県 77% 市 町 村 80%が 未 実 施 ) その 理 由 接 続 関 係 を 具 体 的 にすることが 難 しい (52%) 幼 小 の 教 育 の 違 いについて 十 分 理 解 意 識 していない (34%) 接 続 した 教 育 課 程 の 編 成 に 積 極 的 ではない (23%) ( 報 告 のポイント) 1 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 関 係 を 連 続 性 一 貫 性 で 捉 える 考 え 方 を 示 す 教 育 基 本 法 や 学 校 教 育 法 において 幼 小 の 教 育 の 目 的 目 標 ( 知 徳 体 )は 連 続 性 一 貫 性 をもって 構 成 幼 小 接 続 を 体 系 的 に 理 解 するため 幼 小 接 続 の 構 造 を 3 段 構 造 ( 教 育 の 目 的 目 標 教 育 課 程 教 育 活 動 )で 捉 える 幼 小 の 教 育 の 目 標 を 学 びの 基 礎 力 の 育 成 という 一 つのつながりとして 捉 える 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 では 互 いの 教 育 を 理 解 し 見 通 すことが 必 要 (その 際 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 は それぞれ 発 達 の 違 いを 踏 まえ て 教 育 を 充 実 させることが 重 要 であり 一 方 が 他 方 に 合 わせるものではないことに 留 意 ) 2 幼 児 期 と 児 童 期 の 教 育 活 動 をつながりで 捉 える 工 夫 を 示 す 幼 小 を 通 した 学 びの 基 礎 力 の 育 成 を 図 るため 幼 児 期 の 終 わりから 児 童 期 ( 低 学 年 )にかけては 三 つの 自 立 ( 学 びの 自 立 生 活 上 の 自 立 精 神 的 な 自 立 )を 育 成 上 記 に 加 え 児 童 期 においては 学 力 の 三 つの 要 素 ( 基 礎 的 な 知 識 技 能 課 題 解 決 のために 必 要 な 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 )を 育 成 学 びの 芽 生 えの 時 期 ( 幼 児 期 ) 自 覚 的 な 学 びの 時 期 ( 児 童 期 )という 発 達 の 段 階 の 違 いからくる 遊 びの 中 での 学 びと 各 教 科 等 の 授 業 を 通 した 学 習 という 違 いがあるものの 人 とのかかわり や ものとのかかわり という 直 接 的 具 体 的 な 対 象 とのかかわりで 幼 児 期 と 児 童 期 の 教 育 活 動 のつな がりを 見 通 して 円 滑 な 移 行 を 図 ることが 必 要 人 とのかかわり における 留 意 点 < 幼 児 期 の 終 わり> 幼 児 の 興 味 関 心 や 生 活 協 同 性 の 育 ち 等 の 状 況 を 踏 まえて 教 職 員 が 方 向 付 けた 課 題 を 自 分 のこととし て 受 け 止 め 相 談 したり 互 いの 考 えに 折 り 合 いをつけたりしながら クラスやグループみんなで 達 成 感 をもって やり 遂 げる 活 動 を 計 画 的 に 進 めることが 必 要 小 学 校 入 学 時 に 幼 児 期 の 教 育 との 接 続 を 意 識 したスタートカリキュラムの 編 成 の 留 意 点 を 示 す ( 幼 稚 園 保 育 所 認 定 こども 園 との 連 携 協 力 ( 子 供 の 実 態 や 指 導 の 在 り 方 等 について 理 解 を 深 める 等 ) 授 業 時 間 や 学 習 空 間 などの 環 境 構 成 等 の 工 夫 (15 分 程 度 の モジュールによる 時 間 割 の 構 成 等 )など) 幼 児 期 と 児 童 期 の 教 育 双 方 が 接 続 を 意 識 する 期 間 を 接 続 期 というつながりとして 捉 える 考 え 方 の 普 及 を 図 る ( 幼 児 期 の 年 長 から 児 童 期 ( 低 学 年 )の 期 間 における 子 どもの 発 達 や 学 びの 連 続 性 を 踏 まえて 接 続 期 を 捉 えることが 必 要 なお 接 続 期 の 実 際 の 始 期 終 期 は 各 学 校 施 設 において 適 切 な 期 間 を 設 定 ) 3 幼 小 接 続 の 取 組 を 進 めるための 方 策 ( 連 携 接 続 の 体 制 づくり 等 )を 示 す 幼 小 接 続 の 取 組 を 進 めるための 方 策 として 幼 小 接 続 のための 連 携 接 続 の 体 制 づくり 教 職 員 の 資 質 向 上 ( 研 修 体 制 の 確 立 ) 家 庭 や 地 域 社 会 との 連 携 協 力 についてのポイントを 示 す ものとのかかわり における 留 意 点 < 幼 児 期 の 終 わり> 幼 児 の 興 味 関 心 や 生 活 等 の 状 況 を 踏 まえて 教 職 員 が 方 向 付 けた 課 題 について 発 達 の 個 人 差 に 十 分 配 慮 しつつ これまでの 生 活 や 体 験 の 中 で 感 得 した 法 則 性 言 葉 や 文 字 数 量 的 な 関 係 などを 組 み 合 わせ て 課 題 を 解 決 したり 場 面 に 応 じて 適 切 に 使 ったりすることについて クラスやグループみんなで 経 験 できる 活 動 を 計 画 的 に 進 めることが 必 要 22

(イ) 健 康 な 心 と 体 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 について( 報 告 ) 幼 児 期 の 終 わりまでに 育 ってほしい 幼 児 の 具 体 的 な 姿 ( 参 考 例 ) ( 例 ) 体 を 動 かす 様 々な 活 動 に 目 標 をもって 挑 戦 したり 困 難 なことにつまずいても 気 持 ちを 切 り 替 えて 乗 り 越 えようとしたりして 主 体 的 に 取 り 組 む いろいろな 遊 びの 場 面 に 応 じて 体 の 諸 部 位 を 十 分 に 動 かす 健 康 な 生 活 リズムを 通 して 自 分 の 健 康 に 対 する 関 心 や 安 全 についての 構 えを 身 に 付 け 自 分 の 体 を 大 切 にする 気 持 ちをもつ 衣 服 の 着 脱 食 事 排 泄 などの 生 活 に 必 要 な 活 動 の 必 要 性 に 気 付 き 自 分 でする 集 団 での 生 活 の 流 れなどを 予 測 して 準 備 や 片 付 けも 含 め 自 分 たちの 活 動 に 見 通 しをもって 取 り 組 む (ロ) 自 立 心 ( 例 ) 生 活 の 流 れを 予 測 したり 周 りの 状 況 を 感 じたりして 自 分 でしなければならないことを 自 覚 して 行 う 自 分 のことは 自 分 で 行 い 自 分 でできないことは 教 職 員 や 友 達 の 助 けを 借 りて 自 分 で 行 う いろいろな 活 動 や 遊 びにおいて 自 分 の 力 で 最 後 までやり 遂 げ 満 足 感 や 達 成 感 をもつ (ハ) 協 同 性 ( 例 ) いろいろな 友 達 と 積 極 的 にかかわり 友 達 の 思 いや 考 えなどを 感 じながら 行 動 する 相 手 に 分 かるように 伝 えたり 相 手 の 気 持 ちを 察 して 自 分 の 思 いの 出 し 方 を 考 えたり 我 慢 したり 気 持 ちを 切 り 替 えたりしながら わかり 合 う クラスの 様 々な 仲 間 とかかわりを 通 じて 互 いのよさをわかり 合 い 楽 しみながら 一 緒 に 遊 びを 進 めていく クラスみんなで 共 通 の 目 的 をもって 話 し 合 ったり 役 割 を 分 担 したりして 実 現 に 向 けて 力 を 発 揮 しやり 遂 げる (ニ) 道 徳 性 の 芽 生 え ( 例 ) 相 手 も 自 分 も 気 持 ちよく 過 ごすために してよいことと 悪 いこととの 区 別 などを 考 えて 行 動 する 友 達 や 周 りの 人 の 気 持 ちを 理 解 し 思 いやりをもって 接 する 他 者 の 気 持 ちに 共 感 したり 相 手 の 立 場 から 自 分 の 行 動 を 振 り 返 ったりする 経 験 を 通 して 相 手 の 気 持 ちを 大 切 に 考 えながら 行 動 する (ホ) 規 範 意 識 の 芽 生 え ( 例 ) クラスのみんなと 心 地 よく 過 ごしたり より 遊 びを 楽 しくするためのきまりがあることが 分 かり 守 ろうとする みんなで 使 うものに 愛 着 をもち 大 事 に 扱 う 友 達 と 折 り 合 いをつけ 自 分 の 気 持 ちを 調 整 する (ヘ)いろいろな 人 とのかかわり ( 例 ) 小 学 生 中 学 生 地 域 の 様 々な 人 々に 自 分 からも 親 しみの 気 持 ちを 持 って 接 する 親 や 祖 父 母 など 家 族 を 大 切 にしようとする 気 持 ちをもつ 関 係 の 深 い 人 々との 触 れ 合 いの 中 で 自 分 が 役 に 立 つ 喜 びを 感 じる 四 季 折 々の 地 域 の 伝 統 的 な 行 事 に 触 れ 自 分 たちの 住 む 地 域 に 一 層 親 しみを 感 じる 23

(ト) 思 考 力 の 芽 生 え ( 例 ) 物 との 多 様 なかかわりとの 中 で 物 の 性 質 や 仕 組 みについて 考 えたり 気 付 いたりする 身 近 な 物 や 用 具 などの 特 性 や 仕 組 みを 生 かしたり いろいろな 予 想 をしたりし 楽 しみながら 工 夫 して 使 う (チ) 自 然 とのかかわり ( 例 ) 自 然 に 出 会 い 感 動 する 体 験 を 通 じて 自 然 の 大 きさや 不 思 議 さを 感 じ 畏 敬 の 念 をもつ 水 や 氷 日 向 や 日 陰 など 同 じものでも 季 節 により 変 化 するものがあることを 感 じ 取 ったり 変 化 に 応 じて 生 活 や 遊 びを 変 えたりする 季 節 の 草 花 や 木 の 実 などの 自 然 の 素 材 や 風 氷 などの 自 然 現 象 を 遊 びに 取 り 入 れたり 自 然 の 不 思 議 さをいろいろな 方 法 で 確 かめたりする (リ) 生 命 尊 重 公 共 心 等 ( 例 ) 身 近 な 動 物 の 世 話 や 植 物 の 栽 培 を 通 じて 生 きているものへの 愛 着 を 感 じ 生 命 の 営 みの 不 思 議 さ 生 命 の 尊 さに 気 付 き 感 動 したり いたわったり 大 切 にした りする 友 達 同 士 で 目 的 に 必 要 な 情 報 を 伝 え 合 ったり 活 用 したりする 公 共 の 施 設 を 訪 問 したり 利 用 したりして 自 分 にとって 関 係 の 深 い 場 であることが 分 かる 様 々な 行 事 を 通 じて 国 旗 に 親 しむ (ヌ) 数 量 図 形 文 字 等 への 関 心 感 覚 ( 例 ) 生 活 や 遊 びを 通 じて 自 分 たちに 関 係 の 深 い 数 量 長 短 広 さや 速 さ 図 形 の 特 徴 などに 関 心 をもち 必 要 感 をもって 数 えたり 比 べたり 組 み 合 わせたりする 文 字 や 様 々な 標 識 が 生 活 や 遊 びの 中 で 人 と 人 をつなぐコミュニケーションの 役 割 をもつことに 気 付 き 読 んだり 書 いたり 使 ったりする (ル) 言 葉 による 伝 え 合 い 例 ) 相 手 の 話 の 内 容 を 注 意 して 聞 いて 分 かったり 自 分 の 思 いや 考 えなどを 相 手 に 分 かるように 話 したりするなどして 言 葉 を 通 して 教 職 員 や 友 達 と 心 を 通 わせる イメージや 考 えを 言 葉 で 表 現 しながら 遊 びを 通 して 文 字 の 意 味 や 役 割 を 認 識 したり 記 号 としての 文 字 を 獲 得 する 必 要 性 を 理 解 したりし 必 要 に 応 じて 具 体 的 な 物 と 対 応 させて 文 字 を 読 んだり 書 いたりする 絵 本 や 物 語 などに 親 しみ 興 味 をもって 聞 き 想 像 をする 楽 しさを 味 わうことを 通 して その 言 葉 のもつ 意 味 の 面 白 さを 感 じたり その 想 像 の 世 界 を 友 達 と 共 有 し 言 葉 による 表 現 を 楽 しんだりする (ヲ) 豊 かな 感 性 と 表 現 ( 例 ) 生 活 の 中 で 美 しいものや 心 を 動 かす 出 来 事 に 触 れ イメージを 豊 かにもちながら 楽 しく 表 現 する 生 活 や 遊 びを 通 して 感 じたことや 考 えたことなどを 音 や 動 きなどで 表 現 したり 自 由 にかいたり つくったり 演 じて 遊 んだりする 友 達 同 士 で 互 いに 表 現 し 合 うことで 様 々な 表 現 の 面 白 さに 気 付 いたり 友 達 と 一 緒 に 表 現 する 過 程 を 楽 しんだりする 24

市 町 村 ごとの 幼 小 接 続 の 状 況 各 市 町 村 における 幼 稚 園 保 育 所 の 学 校 教 育 保 育 と 小 学 校 教 育 との 連 携 接 続 の 状 況 については ステップ2 が 62.1%(1,082 市 町 村 )と 最 も 多 く ステップ3 ステップ0 ステップ1 ステップ4 と 続 く 連 携 から 接 続 へと 発 展 する 過 程 のおおまかな 目 安 ( 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 に ついて( 平 成 22 年 11 月 11 日 幼 児 期 の 教 育 と 小 学 校 教 育 の 円 滑 な 接 続 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 協 力 者 会 議 )) ステップ0: 連 携 の 予 定 計 画 がまだ 無 い ステップ1: 連 携 接 続 に 着 手 したいが まだ 検 討 中 である ステップ2: 年 数 回 の 授 業 行 事 研 究 会 などの 交 流 があるが 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 の 編 成 実 施 は 行 われていない ステップ3: 授 業 行 事 研 究 会 などの 交 流 が 充 実 し 接 続 を 見 通 した 教 育 課 程 の 編 成 実 施 が 行 われている 母 数 : 市 町 村 総 数 ( ) 内 は 市 町 村 数 ステップ4: 接 続 を 見 通 して 編 成 実 施 された 教 育 課 程 について 実 施 結 果 を 踏 まえ 更 によ りよいものとなるよう 検 討 が 行 われてい る ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 平 成 24 年 度 幼 児 教 育 実 態 調 査 ( 平 成 25 年 3 月 ) 25

(1) 幼 児 と 児 童 の 交 流 状 況 幼 稚 園 における 保 育 所 及 び 小 学 校 との 交 流 状 況 保 育 所 又 は 小 学 校 の 幼 児 や 児 童 と 交 流 を 行 った 幼 稚 園 は 全 体 の79.0%であった ( 公 立 :98.0% 私 立 67.8%) (2) 教 員 同 士 教 員 と 保 育 士 の 交 流 母 数 : 調 査 回 答 園 数 ( 公 立 :4,638 園 私 立 :7,914 園 合 計 :12,552 園 ) ( ) 内 は 実 施 園 数 保 育 所 又 は 小 学 校 の 保 育 士 や 教 員 との 交 流 を 行 った 幼 稚 園 は 全 体 の75.9%であった ( 公 立 :92.7% 私 立 66.0%) 母 数 : 調 査 回 答 園 数 ( 公 立 :4,638 園 私 立 :7,914 園 合 計 :12,552 園 ) ( ) 内 は 実 施 園 数 ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 平 成 24 年 度 幼 児 教 育 実 態 調 査 ( 平 成 25 年 3 月 ) 26

(3) 教 育 課 程 の 編 成 に 関 する 工 夫 の 状 況 1 教 育 課 程 の 編 成 に 関 する 小 学 校 との 連 携 平 成 24 年 度 の 教 育 課 程 の 編 成 にあたり 小 学 校 と 情 報 交 換 をするなどの 連 携 をした 幼 稚 園 は 全 体 の49.3%で あった ( 公 立 :63.8% 私 立 40.8%) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 公 立 63.8% (2,957) 36.2% (1,681) 教 育 課 程 の 編 成 に 関 し 小 学 校 と 連 携 した 私 立 40.8% (3,230) 59.2% (4,684) 教 育 課 程 の 編 成 に 関 し 小 学 校 と 連 携 しなかった 合 計 49.3% (6,187) 50.7% (6,365) 母 数 : 調 査 回 答 園 数 ( ) 内 は 実 施 園 数 2 幼 稚 園 における 小 学 校 と 連 携 した 取 組 の 具 体 例 毎 月 園 学 校 だよりなどの 資 料 を 小 学 校 と 交 換 する 際 意 見 交 換 を 行 う 卒 園 した 子 供 の 授 業 の 様 子 を 見 たり 小 学 校 での 生 活 の 様 子 を 聞 いたりしながら 小 学 校 において 大 事 な 態 度 の 育 成 について 話 し 合 う 小 学 校 との 交 流 活 動 に 際 して ともに 事 前 の 打 合 せや 事 後 の 反 省 を 行 う 小 学 校 幼 稚 園 の 教 師 が 互 いに 授 業 保 育 を 参 観 し 教 育 の 在 り 方 や 子 供 の 発 達 について 話 し 合 う 学 校 関 係 者 評 価 の 評 価 者 や 学 校 評 議 員 として 教 職 員 が 小 学 校 に 関 わり 又 は 小 学 校 教 職 員 に 幼 稚 園 に 関 わっても らう 教 育 委 員 会 等 が 主 催 する 会 議 に 参 加 し 小 学 校 幼 稚 園 の 現 状 や 課 題 を 共 有 する ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 平 成 24 年 度 幼 児 教 育 実 態 調 査 ( 平 成 25 年 3 月 ) 27