はじめに 我が国における急速な少子化の流れを踏まえ 次世代の子どもたちが健やかに生まれ 育成されていく環境 ( 次世代育成支援対策 ) を社会全体として整える取組みが求められる中 平成 15 年に 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 27 年 3 月 31 日までの時限立法 ) が制定され この法律



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深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

仕事・子育ていきいき両立プラン(案)

敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

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4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

Microsoft Word - H26_24-P66_勤務時間及び休暇(扉)

(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

次世代育成(特定事業主)行動計画ワーキング 第1回議事録

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

東北大学における出産・育児支援制度

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

休暇

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Microsoft Word - H21 04 前期計画検証.docx

例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

しい支障が生じることとなったこととする 3 前条の規定は 育児休業の期間の延長の請求について準用する ( 育児休業の期間中の休暇等の取扱い ) 第 5 条育児休業をしている職員に対しては 職員就業規程第 37 条の規定による年次有給休暇並びに就業規程第 39 条の規定による公民権行使等休暇 事故休暇

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

別紙 1 妊娠 出産 育児休業 介護休業等に関するハラスメントとなり得る具体的言動例 1. 制度等の利用への嫌がらせ型 教職員が産休や育児業 介護休業等の制度の利用を請求したり 制度を利用したことに関して 上 司が解雇等の不利益な取扱いを示唆したり 上司 同僚が 繰り返し又は継続的に嫌がらせ等を行い

制度詳細 1 妊娠中の職員の通勤緩和職免妊娠中であり かつ通勤に利用する交通機関の混雑の程度が母体及び胎児の健康保持に影響対象者があると認められる職員 承認期間 母体及び胎児の健康保持に影響があると認められる場合 給与の取扱い 母子健康手帳の交付後 産前休暇までの間で必要と認められる期間において 所

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Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

1 介護休暇 概要 職員が次に掲げる者で負傷 疾病又は老齢により日常生活を営むのに支障があるものの介護をするため勤務しない場合 介護を必要とする一の継続する状態ごとに 連続する6 月間に おいて必要と認められる期間 ア 配偶者 ( 届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある 者を含む 以下同じ

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

制度詳細 1 妊娠障害休暇 妊娠に起因する体調不良等のため勤務することが著しく困難な職員期間 日数 1 回の妊娠を通じて 連続した 7 日間 ( 休日は通算しない ) ただし 特に必要と認められる場合は 7 日の範囲内において 1 日単位で取得することも可 手続き勤務情報システム ( 妊娠障害休暇申

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

( 育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限 ) 第 9 条略 4 前 3 項の規定は, 第 16 条第 1 項に規定する日常生活を営むのに支障がある者を介護する職員について準用する この場合において, 第 1 項中 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員 ( 職員の配偶者で当該子の

題名

Ⅰ 総論 1 趣旨少子化の急速な進行は わが国の経済社会に深刻な影響を与えることが懸念されています そのため 国 地方公共団体 企業等が一体となって対策を講じる必要があり 次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ 育成される環境の整備を行うことを目的に平成 15 年 7 月に 次世代育成支援対策推進法

独立行政法人総合病院国保旭中央病院職員の育児

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

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第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

内閣府令本文

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

Ⅰ 職員の勤務環境に関すること ( 次世代育成支援関係 ) 1 妊娠中及び出産後における配慮妊娠中及び出産後の女性職員については 産前産後休暇をはじめ母性保護の観点から各種支援制度が設けられており それらの制度を正しく理解し活用することが求められる (1) 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられ

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

会計年度任用職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 案 ) ( 趣旨 ) 第一条この条例は 会計年度任用職員 ( 以下 職員 という ) の勤務時間 休暇等に関し必要な事項を定めるものとする ( 勤務日数及び勤務時間 ) 第二条職員の勤務日数ならびに勤務日の割振りは職務の性質に応じて任命権者が定める

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IP サポートプラン 2016 ~ 石川県警察特定事業主行動計画 ~ 第 1 目的この計画は 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 ) 及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) に基づく特定事業主行動計画として 職員が仕事と子

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

Taro-山口県警察特定事業主行動計画

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出産育児に関する各種制度一覧 親になることが判明 制度 取得 対象 制度内容 給料の 支給 1 妊娠中の職員の 通勤緩和 女性 のみ 所定の勤務時間の始め又は終わりおいて 1 時間を超 えない範囲内 子どもが生まれる前 2 妊産婦の就業制限 3 妊娠中の職員の保健指導 健康診断 女性のみ女性のみ 妊

仕事と家庭の両立支援宣言 子育て応援宣言 仕事と家庭の両立支援宣言 職場風土改革促進事業実施事業主 として 21 世紀職業財団より 指定を受けました * 職場風土改革促進事業 の 2 年目取り組みについて * 財団法人小倉地区医療協会三萩野病院 理事長安部 隆二 当院は 平成 22 年 6 月から財

目次 はじめに 1 1 計画期間 2 2 計画の推進体制 2 (1) 計画の策定 変更 点検 (2) 用語の定義 3 女性消防職員の活躍を推進する意義 2 (1) 住民サービスの向上 (2) 消防組織の強化 4 女性職員の活躍の推進に向けた数値目標 取組み 実施時期 ( 女性の活躍推進のための改革

国立大学法人京都大学教員就業特例規則及び教職員休職規程

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( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

岡山市特定事業主行動計画の改定について 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条の規定に基づき 特定事業主 ( 地方公共団体の機関 その長等 ) が実施する女性の職業生活における活躍の推進に関する計画 ( 特定事業主行動計画 ) を策

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規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

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○職員の勤務時間、休暇等に関する条例

千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

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(1) 出産予定日前に子が出生したこと (2) 配偶者が死亡したこと (3) 配偶者が負傷又は疾病により,1 週間を超える期間継続して, 通院, 加療, 入院又は安静を必要とする状態となり, 育児休業申出に係る子を養育することが困難になったこと (4) 配偶者が育児休業申出に係る子と同居しなくなった

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

3 育児 介護 112

育児休業Q&A

育児・介護休業規程

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

数か月後 B:C 先生のお子さんは無事生まれた? A: 元気な男の子が生まれましたよ! 予定日から10 日遅れましたけど B: じゃあ事務処理が大変だね! A: えっ!? 何もしなくても育休になると思っていました B: 産休は産後 8 週間の休暇を保障しなければならないんだ つまり出産日の翌日の4

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育児休業申出書式例

育児・介護休業規程

目 次 Ⅰ 第 3 期行動計画の趣旨 Ⅱ 第 3 期行動計画の期間 Ⅲ 第 3 期行動計画の対象職員 Ⅳ 第 3 期行動計画の推進体制 Ⅴ 後期計画 ( 第 2 期行動計画 ) の検証 Ⅵ 第 3 期行動計画の基本体系図 Ⅶ 第 3 期行動計画の内容 1 子育て支援のためのワーク ライフ バランスの

場合には 当該育児休業の承認を取り消するものとする ( 育児休業職員の期末手当等の支給 ) 第 7 条職員の給与に関する規程 ( 以下 給与規程 という ) 第 21 条第 1 項に規定するそれぞれの基準日に育児休業している職員のうち 基準日以前 6 月以内の期間において在職した期間がある職員には

(3) 育児短時間勤務をしている職員が休職又は停職の処分を受けたことにより 当該育児短時間勤務の承認が効力を失つた後 当該休職又は停職の期間が終了したこと (4) 育児短時間勤務をしている職員が当該職員の負傷 疾病又は身体上若しくは精神上の障害により当該育児短時間勤務に係る子を養育することができない

飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例及び飛驒市 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 ( 飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例の一部改正 ) 第 1 条飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 平成 16 年飛驒市条例第 47 号 ) の一部を次のように改正する 第 8 条の


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第1章  目的

目次 目次 目次 子育て支援制度と利用可能期間 妊産婦の時間外労働制限等 特別休暇 育児休業等...5 (1) 育児休業...5 (2) 育児部分休業 育児短時間勤務...6 (3) 所定外労働の制限 時間外労働の制限 深夜業務の制限 早出遅出

- 1 - 全国知事会事務局職員等の服務に関する規則の一部改正について全国知事会事務局職員等の服務に関する規則の一部を次のように改正する (第四条 第六条 第十五条 及び別表一の一部改正)第四条第五項の次に 次の一項を加える (週休日及び一週間の勤務時間等)第四条6事務総長は 職員が小学校就学の始期

妊娠 出産に関する制度 妊産婦である女性職員 妊娠中の女性職員及び産後 1 年を経過しない女性職員を言います 妊娠がわかったら 勤務免除 妊娠に伴う通勤緩和 妊娠中の女性職員が通勤に利用する交通機関の混雑の程度が母体又は胎児の健康保持に影響があると認められ 所定の勤務時間の始め又は終わりにおいて 勤

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こんなときどうする どうなる? ケース1 妊娠中 母性健康管理の措置により 健康診査を受けるため 申し出により勤務時間中に以下の範囲で通院が認められます ( 法定 ) ( 下記参照 ) 妊娠 23 週まで 4 週間に1 回 妊娠 24 週から35 週まで 2 週間に1 回 妊娠 36 週から出産まで

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平成 28 年 4 月 江戸川区

はじめに 我が国における急速な少子化の流れを踏まえ 次世代の子どもたちが健やかに生まれ 育成されていく環境 ( 次世代育成支援対策 ) を社会全体として整える取組みが求められる中 平成 15 年に 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 27 年 3 月 31 日までの時限立法 ) が制定され この法律に基づき江戸川区は特定事業主として 子育てのしやすい職場を目指す行動計画を平成 17 年に作成しました 10 年間の集中的 計画的な取組により 仕事と子育てが両立できる雇用環境の整備を進めてきましたが 引き続き子どもが健やかに生まれ 育成される環境を充実させる必要から 次世代育成支援対策推進法の 10 年間 ( 平成 37 年 3 月 31 日まで ) の延長が決まりました これまでの 10 年間をふまえて 前期計画 後期計画の検証や職員アンケートをもとに 第 3 期計画 ( 平成 27 年度から平成 31 年度まで ) を作成致しました また 平成 27 年 8 月 28 日 女性活躍推進法 成立 施行に伴い江戸川区における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画を策定しました 法は 平成 38 年 3 月 31 日までの時限立法ですがこの行動計画は その前半の期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日までの5 年間を計画期間とします 今後も 子育てにやさしい職場 残業のない職場 休暇の取りやすい職場 子どもを育てる職場 を目指していきます また 管理監督者等をはじめ 職場の中核を担う職員を中心に 今後介護を行う職員が増加すると想定されるため 職場の危機管理の観点から仕事と介護の両立支援も新たに目標に加えました 全ての職員の皆さんの努力のもと 職場全体で取り組まなければ 計画は成し遂げられません 日々仕事をしていく中で お互いが思いやり 助け合い また情熱をもって目標に邁進し いきいきと働ける職場が実現されるよう頑張っていきましょう 江戸川区長江戸川区議会議長江戸川区選挙管理委員会江戸川区監査委員江戸川区教育委員会江戸川区農業委員会

~ 父と母共に子育て家族愛次世代育成 10 の目標 ~ 子育て支援制度の理解向上 目標 1 P3 子育て支援制度について 職員の理解を深めます イクメンサポート 目標 2 P6 男性職員が取得できる子育て支援に関する制度の趣旨や内容について 周知 取得促進を図ります 仕事と介護の両立支援 目標 3 P8 介護休暇の趣旨や内容について 周知 取得促進を図ります 産休 育休 介護休暇取得職員への配慮 目標 4 P9 産休 育休 介護休暇を取得しやすい 職場環境の整備 長期休暇 休業後の 職員の円滑な職場復帰に努めます 超過勤務の縮減 目標 5 P10 時間外勤務数について対前年度比での減少を目指します 職員の配置に関する配慮 目標 6 P11 子育て 介護中の職員の所属配置や 産休 育休 介護休暇等で欠員となった所属について配慮します 年次有給休暇の取得促進 目標 7 P12 全職員の年次有給休暇取得日数について最低 5 日以上を目指し 年間平均取得日数を15 日にします 非正規職員への配慮 目標 8 P13 非常勤職員 臨時職員について 任用時に利用できる休暇制度を 正確に説明します また 休暇 制度の見直しを検討します その他次世代育成支援対策に関する取り組み 目標 9 P14 子育てバリアフリーを促進します 目標 10 P14 子ども 子育てに関する地域活動に貢献します - 1 -

~ 女性職員が働きやすく活躍できる 環境作りに向けて ~ 女性活躍推進法の目標 (1) 配置 育成 教育訓練及び評価 登用関係 目標 1 P15 女性管理職の割合を引き上げます 目標 2 P15 事務系係長級の女性職員の割合を 引上げます (2) 長時間勤務関係 目標 1 P15 一か月 100 時間を超える超過勤務を無くします 目標 2 P15 三か月連続 80 時間を超える超過勤務を無くします 目標 3 P15 年次有給休暇を 16 日取得します 努力目標として 20 日とします - 2 -

子育て支援制度の理解向上 目標 1 子育て支援制度について 職員の理解を深めます 概要 母体保護 休暇 育児休業 部分休業など子育て支援に関する制度をまとめたチラシを 作成し 全職員がいつでも手にできることができるよう全庁ポータルへ掲載 周知します 対象職員 管理監督者 全ての職員 行動指針 各種制度や職員に向き合う姿勢 配慮について認識を深め 職員から相談があった場合には直ちに対応できる予備知識を備えましょう ミーティングなどで積極的に職員に対し周知 浸透を図るように努めましょう 妊娠中の職員の健康や安全に配慮し 原則 時間外勤務 深夜勤務 危険有害業務を制限しましょう 時間外勤務については 本人希望を考慮しましょう 仕事と子育ての両立には職場の同僚の理解と協力が必要不可欠のため 全ての職員が制度について正しい知識を持ち 当事者としての自覚を持って行動していきましょう 妊娠出産休暇妊娠初期休暇母子保健健診休暇妊婦通勤時間出産支援休暇育児参加休暇 労働基準法第 65 条で定める産前産後 14 週間 ( 多胎妊娠の場合にあっては22 週間 ) の休養期間にさらに2 週間を加えて出産の前後を通じて16 週間 ( 多胎妊娠の場合にあっては24 週間 ) 以内の休暇を与え 母体保護を図ることを目的とした休暇 妊娠初期における諸障害のため 勤務することが困難な場合 引続く7 日以内の範囲において日を単位に1 回限り所得できる休暇 妊娠中及び産後 1 年以内の女性職員が母子保健法に基づく健康診査 保健指導を受けるため通院する場合に取得できる休暇 交通機関を利用して通勤する女性職員に対し 健康維持及び胎児の健全な発育のため 交通混雑を避けるため出勤 退庁時限から1 日について 60 分の範囲で取得できる休暇 男性職員が配偶者の出産の前後を通じ2 日以内で取れる休暇 男性職員が配偶者の出産予定日の8 週前から産後 8 週の期間 出産に係る子または小学校就学前の子を養育するために5 日以内で取れる休暇 - 3 -

育児時間 ( 休暇 ) 1 歳 3 ヶ月 3 歳就学 小学校 3 年生までの子を養育する職員 育児休業 ( 休業制度 ) 手当金は 1 歳まで 部分休業 ( 休業制度 ) 1 日 2 時間 育児短時間勤務 ( 休業制度 ) 子の看護のための休暇 ( 休暇 ) 5 日以内 ( 対象の子が 2 名以上いる場合は 10 日以内 ) 制度給与いつまで内容 その他 育児時間有給 1 歳 3 か月 育児休業無給 3 歳 部分休業 給与減額 授乳 その他保育のため 1 日 2 回それぞれ 45 分まで与えられる時間 (1 日 1 回 90 分も可 ) 延長 1 回育児休業手当金 ( 給料日額 50/10 0 1.25) 1 歳に達する日までの期間 勤務時間の始め又は終りに 2 時間を超えない限度で 30 分単位で与えられる時間 育児短時間勤務 勤務形態に応じ給与を支給 就学の始期 利用可能な勤務形態 11 日 4 時間 55 分勤務 ( 週 24 時間 35 分 ) 21 日 3 時間 55 分勤務 ( 週 19 時間 35 分 ) 3 週 3 日勤務 ( 週 23 時間 15 分 ) 4 週 2 日 +3 時間 55 分勤務 ( 週 19 時間 25 分 ) 子の看護のための休暇 有 給 9 歳に達する日の属する年度末 子の看護のために勤務しないことが相当と認められる 1 年度に 5 日以内の休暇 9 歳に達するまでの子が 2 人以上いる場合は最大 10 日 休業部分についての給与減額 部分休業や育児短時間勤務をした場合の育児時間 部分休業 2 時間から育児時間を減じた時間 ( 育児時間 90 分 + 部分休業 30 分 ) 育児短時間勤務 1 1 日 4 時間 55 分勤務 2 1 日 3 時間 55 分勤務 - 4 - 計 90 分 /1 日 45 分 /1 日 3 週 3 日勤務 計 90 分 /1 日 4 週 2 日 +3 時間 55 分勤務 計 90 分 2 日 +45 分 1 日

(1) 時間外勤務の免除 3 歳に満たない子のある職員が当該子を養育するために請求した場合には 職務に支障がある場合を除き 時間外勤務をさせてはならない 時間外勤務の制限 (2) 時間外勤務の制限 1 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員が当該子を養育するため 又は2 要介護者のある職員が当該要介護者を介護するため に請求した場合は 制限時間 ( 月 24 時間 年 150 時間 ) を超えて 時間外勤務をさせてはならない 育児又は介護のために職員が請求した場合には 公務運営に支障が深夜勤務の制限ある場合を除き 深夜 ( 午後 10 時から翌日午前 5 時までの間 ) における勤務をさせてはならない 地方公務員の育児休業等に関する法律に基づく - 5 -

イクメンサポート 目標 2 男性職員が取得できる子育て支援に関する制度の趣旨や内容について 周 知 取得促進を図ります 概要 出産後は 母親が体調回復期にあるとともに 子育ての始まりという親子にとって最も大切な時期であることから 男性が積極的に育児に携わることが重要です そのための各休暇の取得を促進するため 以下の取り組みを行います 1 男性職員が取得できる子育て支援に関する制度をまとめたチラシを作成し 全職員がいつでも手にできることができるよう全庁ポータルへ掲載 周知します 2 男性の視点から見た育児について ( イクメンニュース ) や 職員の育児参加に理解のある上司 ( イクボスニュース ) 等の情報を発信し 他のイクメンやこれからイクメンになる男性に影響を与え 男性の育児環境整備の一助にします 3 男性の育児に関する講演会を実施します 男性職員のみが取得できる休暇制度 出産支援休暇 = 男性職員が配偶者の出産の前後を通じ 2 日以内で取れる休暇 育児参加休暇 = 男性職員が配偶者の出産予定日の 8 週前から産後 8 週の期間 出産に係る子または小学校就学前の子を養育するために 5 日 以内で取れる休暇 男性職員はその他にも 1 育児時間 2 育児休業 3 部分休業 4 育児短時間勤務 5 子の看護のための休暇も取得できます (P3 参照 ) - 6 -

育児休業推進の法律改正について その 1. 育児休業を取得できる範囲の拡大 ( 夫婦そろって育児休業 ) 平成 22 年 6 月 30 日以降 ( 配偶者 ) 産前休業 (8 週間 ) 産後休業 (8 週間 ) 育児休業 ( 男性職員 ) 出産 育児休業 3 歳 平成 22 年 5 月までは 1 配偶者が育児休業を取得している場合 2 配偶者が専業主婦 ( 夫 ) である職員は夫婦が同時に育児休業を取得することはできませんでした 育児休業だけに限らず 育児短時間勤務 部分休業 どの組合せも夫婦で取得できます その2. 産後パパ育休の新設について通常 同一の子について2 回育児休業を取ることはできませんが 男性職員は 子の出生の日から57 日間 ( 出生の日 + 産後 8 週間 ) の期間内に 最初の育児休業を開始し かつ終了した場合は その育児休業が 産後パパ育休 となり 同じ子について 再び育児休業を取ることができます 平成 22 年 6 月 30 日以降 ( 配偶者 ) 産前休業 (8 週間 ) 産後休業 (8 週間 ) 育児休業 ( 男性職員 ) 出産産後パパ育休育児休業 OK 3 歳 対象職員管理監督者男性職員周囲の職員 行動指針 子どもが生まれる男性職員に計画的な休暇取得を促すとともに 業務分担の見直しや 周囲の職員の理解啓発を図ります 休暇を取得する場合は 早めに管理監督者や周囲の職員に相談しましょう 年休と組み合わせて 積極的に出産を支援しましょう 職場全体で支え 休暇を取得しやすい雰囲気をつくりましょう - 7 -

仕事と介護の両立支援 目標 3 介護休暇の趣旨や内容について 周知 取得促進を図ります 概要 管理監督者等をはじめ 職場の中核を担う職員を中心に 今後介護を行う職員が増加すると想定されるため 職場の危機管理の観点から仕事と介護を両立できる職場環境を整えていきます 介護休暇制度についてチラシを作成し 全庁ポータルへ掲載します 短期の介護休暇 = 日常生活を営むことに支障がある者の介護及び必要な世話を行うために勤務しないことが相当である場合に 一会計年度において5 日以内で取得できる休暇 対象の家族が2 名以上いる場合は10 日以内で取得可 有給 介護休暇 = 被介護者が2 週間以上にわたり介護を必要とする一の継続する状態ごとに 連続する6ヶ月の期間内において必要と認められる期間取得できる 日又は時間を単位として 連続し 又は断続して利用可 無給であるが 介護休業手当金の支給あり 給料日額 40/100 1.25 対象職員 管理監督者 全ての職員 行動指針 業務分担の見直しや 周囲の職員の理解啓発を図ります 休暇を取得する場合は 早めに管理監督者や周囲の職員に相談しましょう 職場全体で支え 休暇を取得しやすい雰囲気をつくりましょう - 8 -

産休 育休 介護休暇取得職員への配慮 目標 4 産休 育休 介護休暇を取得しやすい職場環境の整備 長期休暇 休業後の 職員の円滑な職場復帰に努めます 概要 産休 育休 介護休暇中の職員は 長期にわたり職場を離れるため 職場から孤立したような感覚や職場復帰への不安を抱くことがあります この不安を取り除くためにも職場の様々な支援が不可欠です 今後 育児 介護のために勤務時間 (7 時間 45 分 ) は変えず 出勤時間または退勤時間を変更する 早出 遅出勤務制度 の導入を検討します 対象職員管理監督者産休 育休介護休暇取得職員周囲の職員 行動指針 妊娠中 出産後を通じて母子の健康や安全に配慮し 必要に応じて業務分担の見直しを行いましょう 産休 育休 介護休暇中の職員に対しては広報 職員報等を送付するだけでなく 最低月 1 回程度電話やメールで マンスリーコール を実施しましょう 妊娠が分かったら早めに所属長 上司に報告し 職場の協力を得やすい雰囲気づくりに努めましょう 休暇制度について正しい知識を持ち 制度を積極的に活用しましょう 職場から送られてくる職員報 広報だけでなく 自分で区のホームページ等を閲覧するなどして 日ごろから区政や業務に関する情報を収集しておきましょう 思いやりと支えあいの気持ちを持って 自らの業務の見直しを積極的に行い 妊娠中や出産後の女性職員への配慮を心掛けましょう 産休 育休 介護休暇明けの職員が順調に職場の雰囲気に慣れることができるように配慮しましょう 産休 育休 介護休暇取得直後の職員に対しては 適切な職場研修 (O JT) を行いましょう - 9 -

超過勤務の縮減 目標 5 時間外勤務数について対前年度比での減少を目指します 新目標 5 女性活躍推進法の施行により 平成 28 年 4 月から上方修正します 1 超過勤務時間数の対前年度比の減少を目指しながら 月に 1 0 時間超過勤務を行う職員をゼロにする 2 3ヵ月連続 80 時間超過勤務を行う職員の割合をゼロにする 概要 恒常的な長時間勤務は 仕事と子育ての両立を損ね 職員の健全な家庭生活や社会生活に影響を及ぼすだけでなく 職員個人の健康を害することにもなりますので次の取り組みを行います 1 一斉退庁 Week を設定し 期間中は庁内放送で呼びかけ 定時退庁を促進します 2 四半期ごとに各部の時間外勤務状況を全庁ポータルに掲載し 認識を深め 管理監督者より職員へ注意喚起します 3 時間外勤務代休時間制度 の導入を検討します 時間外勤務代休時間制度 とは 1か月の時間外が60 時間を超えた時間分について 休暇を取得する制度 ( 例 )1か月に 91 時間 の時間外をした場合の割増賃金制度利用の有無 60 時間分 31 時間分利用 125/100 60 時間 125/100 31 時間 + 1 日 の休暇利用しない ( 現状 ) 125/100 60 時間 150/100 31 時間 31 時間 0.25=7 時間 45 分 ( 超えた時間に 25% を乗じて算出 ) 対象職員 管理監督者 全ての職員 行動指針 職場の事務改善を積極的に進め 超過勤務の縮減に努めます 個々の職員の超過勤務状況を的確に把握し 超過勤務の多い職員がいる場合には事務分担を改めるなど 勤務時間管理の徹底を図ります 自ら率先して定時退庁に努め 職員の定時退庁を呼びかけます 担当業務の進行管理を適宜行い 計画的 効率的な遂行を心がけます 周りの職員と声をかけ合って退庁するようにします 月 100 時間以上 ( 又は3ヶ月連続で月 80 時間以上 ) 残業をする職員には自己チェック表の提出 産業医による面接指導を行います - 10 -

ゆでカエルの話 カエルは 熱いお湯の入った鍋に入れられると びっくりしてすぐに飛び出します 一 方 水の入った鍋に入れられ少しずつ温度を上げられるとその変化に気づかず 気づい た時にはもう飛び出す力は残っておらず そのままゆであがってしまいました 残業という名のお湯 残業することを熱いお湯だと感じられていますか? もし いつも残業が続く職場環境に慣れてしまっているとしたら 色々なゆでカエルたち特徴撲滅するには つきあい残業カエル なりゆき残業カエル 周りの人がまだ残っているのに自分だけ先に帰りにくいカエル仕事の期限などを考え 前もって進めておけば残業の必要はなかったカエル まっさきに帰ります! 仕事を計画的に進めます! 職員の配置に関する配慮 目標 6 子育て 介護中の職員の所属配置や 産休 育休 介護休暇等で欠員となっ た所属について配慮します 概要 保育園への送迎を行っている子育て中の職員や 介護を行っている職員の所属配置について 組織の円滑な運営を図りながら 可能な範囲で配慮していきます また 産休 育休 介護休暇を取得する正規職員の代替として 所属の事情に応じた臨時職員を配置します - 11 -

年次有給休暇の取得促進 目標 7 全職員の年次有給休暇取得日数について最低 5 日以上を目指し 年間平均取得日数を15 日にします 新目標 7 女性活躍推進法の施行により 平成 28 年 4 月から上方修正します 平成 32 年度までに 年次有給休暇を年間付与日数 20 日の8 割である 16 日の取得を義務とし 20 日取得を努力義務とする 概要 年次有給休暇を利用して家庭生活 地域活動 自己啓発 レクレーション等を充実させることは 生活の質を向上させるだけでなく 仕事の生産性向上にもつながります 仕事を効率的に進める意識と休暇を取得しやすい職場の雰囲気づくりのため 次の取り組みを行います 1 係ごとにファイルサーバ上で年次有給休暇の取得状況等を管理します 2 年次有給休暇取得促進期間を実施し ワークライフバランス推進委員を通じて年次有給休暇の取得促進を図ります 3 連続休暇等取得の促進を図ります ゴールデンウィーク 年末年始期間 休日 祝日等を組み合わせた休暇の取得により 連続休暇の取得促進を図ります 4 半期ごとに年次有給休暇の取得状況について全庁ポータルへ掲載します 対象職員 管理監督者 全ての職員 行動指針 職員の年次有給休暇取得促進を図り 休暇の取得状況に偏りがでないよう事務分担等に配慮する 週休日と祝日の間に出勤日がある暦はできるだけ会議 打ち合わせ等を行わず 連続休暇の取得を促進します 自らも率先し休暇を取得し 職員が取得しやすい雰囲気を作ります 休暇取得率が10 日以下となっている職員に対しては 積極的に取得するよう奨励します 計画的に業務を行い 休暇を取りましょう 仕事の落ちつく時期や祝日のある週に うまく年次有給休暇を利用し 1 週間程度の連続休暇を取得しましょう - 12 -

非正規職員への配慮 目標 8 非常勤職員 臨時職員について 任用時に利用できる休暇制度を正確に説明 します また 休暇制度の見直しを検討します 概要 非常勤職員 臨時職員の休暇制度は 正規職員と異なるため 誤った認識がないよう周 知徹底を図り 働きやすい環境づくりに努めます 対象職員管理監督者非正規職員周りの職員 行動指針 非常勤職員 臨時職員が取得可能な休暇制度を理解し 取得しやすい雰囲気づくりに努めます 任用時に 自らが利用できる休暇制度を確認します 自らの業務の進捗状況を把握し 休暇を取得する際には 周りの職員等に協力を求めましょう 非常勤職員 臨時職員制度をよく理解し 協力します 非常勤職員 ( 朱記は臨時職員と違うもの ) 休 暇 名 取得日数 取得単位 年次有給休暇 勤務形態による 日 時間 夏季休暇勤務形態による日 半日有給慶弔休暇 7 日まで日 公民権行使等休暇 勤務しないことが相当である時間 時間 生理休暇 請求した日数 日 妊娠出産休暇 14 週 日 育児休業 1 歳まで 日 育児時間 1 歳まで時間無給子の看護のための休暇 5 日 ( 複数の場合は10 日 ) まで日 時間 介護休暇 93 日 日 短期の介護休暇 5 日 ( 複数の場合は10 日 ) まで 日 時間 病気休暇 90 日 日 事故欠勤 減額免除 勤務しないことが相当である時間 時間 臨時職員 休 暇 名 取得日数 取得単位 年次有給休暇勤務形態による日有給公民権行使等休暇勤務しないことが相当である時間時間 生理休暇 請求した日数 日 妊娠出産休暇 14 週日無給育児時間 1 歳まで時間 病気欠勤 90 日 日 事故欠勤 減額免除 勤務しないことが相当である時間 時間 詳細は非常勤職員 臨時職員雇用の手引きを参照してください - 13 -

その他次世代育成支援対策に関する取り組み 目標 9 子育てバリアフリーを促進します 概要 乳幼児を連れた来庁者が多いフロアには 授乳室やベビーベッドの適切な設置を検討し また職員は 子どもを連れた人への配慮等 ソフト面でのバリアフリーを推進します 目標 10 子ども 子育てに関する地域活動に貢献します 概要 職員は スポーツ 文化活動を通じた地域の子育て活動や青少年の健全育成活動 地域 住民の自主的な防犯活動などに積極的に参加するよう心がけます - 14 -

女性活躍推進に向けた数値目標と取組及び実施時期 (1) 配置 育成 教育訓練及び評価 登用関係 < 目標 > 1 管理職に占める女性割合を 平成 26 年度の実績 (6.3%) より高める 2 事務系係長級以上の女性職員の割合を 平成 26 年度の実績 (9.3%) より高める < 取組内容 > 1 女性職員に対してキャリアデザイン研修等を通して管理職への意識づけし 管理職選考の受験を促していく 2 意欲と能力のある女性職員の積極的発掘と 管理職による選考受験推薦制実施に向けて検討する 3 従来 男性中心であったポストに女性係長を配置し 多様な職務経験を付与していく (2) 長時間勤務関係 < 目標 > 再掲 1 超過勤務時間数の対前年度比の減少を目指しながら 月に 100 時間超過勤務を行う職員をゼロにする ( 平成 26 年度実績 :65 人 ) 2 3 ヵ月連続 80 時間超過勤務を行う職員の割合をゼロにする ( 平成 26 年度実績 :4 人 ) < 取組内容 > 1 超過勤務時間の上限を年度で 360 時間 一か月では 80 時間とし これらの上限を超え る場合は 総務部長の承認制とする等の仕組みを検討する < 目標 > 再掲 3 年次有給休暇を年間付与日数 20 日の8 割である 16 日を取得する さらに 20 日取得を努力目標とする < 取組内容 > 1 半期ごとに年次有給休暇の取得状況について 全庁ポータルへ掲載する 15