(3) 宮城交通株式会社の役割 県及び沿岸市町からの要請により緊急輸送を行う場合には 宮城交通 本社を対策 本部とし 運行課から各支配人室を経由して各営業所に指示する (4) ( 社 ) 宮城県トラック協会の役割津波災害発生に際し 宮城県トラック協会が 全日本トラック協会内に設置された災害対策中央本

Similar documents
( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

< F2D E968CCC8DD08A5191CE8DF495D281458D718BF38DD0>

○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

Taro-【資料-5】①中表紙

02一般災害対策編-第3章.indd

【3~5】(地震)第1章第1節 組織動員

<4D F736F F D E58B4B96CD93C18EEA8DD08A518E9E82C982A882AF82E98D4C88E68D718BF38FC E89878EC08E7B97768D6A>

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

第6章  特殊災害対策計画

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

安全管理規程

防災業務計画 株式会社ローソン

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

< F2D816988C C816A92E192AA90FC95DB F2E6A7464>

許可方針

<4D F736F F D2091E DF81758DD08A518C7894F58C7689E681762E444F43>

Microsoft Word - 土砂指導要綱.doc

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

< F2D81798E9197BF817C A95BD90AC E >

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

無電柱化法第12条運用勉強会資料

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

22年5月 目次 .indd

東日本大震災 (H ) 地震時の情報収集や提供に関する課題 国 地方公共団体などが連携した被災者や物資輸送者への交通関係情報の提供 大震災直後は 各管理者から別々に通行止め情報等が提供されたため 被災地までの輸送ルートの選定が困難な状況 国が集約して提供を始めたのは10 日以上過ぎた3/

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

H30雑踏事故防止通達(公表用)

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

「犯罪被害者等の安全・安心の確保」への取組状況及び今後の方針

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

id5-通信局.indd

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

< F2D E52979C8CA78C788E408E4793A58C78>

< F2D926E89BA968490DD95A882CC8E968CCC96688E7E91CE8DF49776>

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

<4D F736F F D AB290FC8BA AA89C889EF817A8B4C8ED294AD955C8E9197BF2E444F43>

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

Microsoft Word - 表紙

<4D F736F F D F918D8D87955D89BF978E8E4495FB8EAE955D89BF8AEE8F C195CA8AC888D58C5E816A8CF68D908BA492CA8E968D808F912E646F63>

<90EC8DE88E738DD08A518E9E CEC8ED28BD98B7D91CE8DF F18E9F94F093EF8F8A90AE94F5816A8E968BC68EC08E7B97768D6A2E786477>


ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 02.H28秋 重点提言本文【合本】1110.doc

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

Microsoft Word - 112_syoubousyo_kitei_ doc

国民保護に関する業務計画(案)

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

風水害+第ï¼fi編第ï¼flç«€é†fi路熽害;.xdw

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例


第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

つがる市小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備建設に関するガイドライン 平成 29 年 11 月 15 日公表 1 目的本ガイドラインは つがる市 ( 以下 市 という ) において小形風力発電 (20kW 未満 ) 設備及び設備建設に伴う送電線等の付帯設備 ( 以下 小形風力発電設備等 という

<4D F736F F D D91926E95FB82CC8D C982A882AF82E9926E906B92C CE8DF482CC95EF8A8795FB906A816995BD90AC E348C8E816A2E646F6378>

震災対策編第 3 章震災応急対策計画第 19 節災害時要援護者への配慮 を把握し 関係機関と連携し確保する 次の緊急援護を実施する場合にも 必要と なるマンパワー 日常生活及び福祉サービスに必要な物資を同様に確保する 県は 状況を把握し 関係機関との調整及び必要な支援を行う イ緊急援護 ( ア )

<4D F736F F D20967B95B681698DC58F498D D8E968C888DD A2E646F63>

1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

< F2D8EE888F882AB C8CC2906C>

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

平成 3 1 年度 記者発表資料 平成 3 1 年 2 月 4 日九州地方整備局武雄河川事務所 災害時協力会社の公募について ~ 災害への迅速かつ的確な対応のため ~ 国土交通省武雄河川事務所では 災害時等における 迅速な被災状況の把握 円滑で的確な対応 を強化するため 事前に建設業等関係者の皆様と

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

Microsoft PowerPoint 「平成28年熊本地震活動記録(第17報) 案-2.pptx

Microsoft Word - guideline02

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

第8章 災害復旧計画

島原市地域防災計画

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について

新たな津波浸水想定を踏まえた見直しの概要 資料 1-2 H23 の想定 対象断層県設置の有識者検討会設置の有識者検討会の検討の検討結果を踏まえた 4 断層 ( 日本海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方海東縁部 能登半島東方沖 能登半島北方沖 石川県西方沖 ) 想定の手法土木学会の手法

Transcription:

第 12 節交通の確保 津波によって道路 橋梁等の交通施設に被害が発生するとともに 緊急車両や一般車両の 流入による交通渋滞が発生し緊急輸送等の支障が予想される このため 迅速かつ適切に交 通規制を実施し 緊急輸送等のための交通を確保する 主な実施担当 防災関係機関等 ( 産 ) 農林班 ( 建 ) 都市計画班 ( 建 ) 道路班 仙台河川国道事務所 石巻海上保安署 石巻警察署 河北警察署 宮城県道路課 東部土木事務所 石巻港湾事務所 石巻市災害防止連絡協議会 その他防災関係機関 1 市の活動市は 緊急物資輸送の必要があると認めたときは 県に対し 緊急物資輸送トラックの派遣を依頼する 市は 道路管理者から 道路損傷による通行の可 不可に関する情報の早期入手に努め 市民等及び運輸事業者に伝達する また 独自に収集した情報を県等関係機関に提供し 迅速かつ効率的に緊急輸送が行われるよう配慮する 2 防災関係機関の活動運送事業者である指定公共機関及び指定地方公共機関は 県等から災害応急対策の実施に必要な物資や資材の運送の要請があった場合は 資機材の故障等により当該運送を行うことができない場合 安全でない状況にある場合等 要請に応ずることが極めて困難な客観的事情がある場合を除き 当該物資の輸送を行う また 運送事業者である指定公共機関及び指定地方公共機関は 運送の要請等に対応できるように 防災業務計画等において 物資等の緊急運送に関する計画をあらかじめ定めておく (1) 東北運輸局の役割災害応急対策実施責任者から要請があった場合において 災害の救助その他公共の福祉 安全を維持するため 必要がありかつその輸送を実施する者がいない場合 又は著しく不足する場合は 道路運送事業者 海上運送事業者及び港湾運送事業者に対し 輸送を命じる等必要な措置を講じる (2) 東日本高速道路 東北支社の役割物資の緊急輸送等のための緊急輸送車両 人命救助活動等のための緊急自動車の通行が必要であるときは 暫定的な復旧措置を講じるよう努める また 当該車両に道路の状況 災害発生状況を周知させ通行方法等の指示を与える なお このために必要な規制等については 宮城県警察高速道路交通警察隊と協議する - 215 -

(3) 宮城交通株式会社の役割 県及び沿岸市町からの要請により緊急輸送を行う場合には 宮城交通 本社を対策 本部とし 運行課から各支配人室を経由して各営業所に指示する (4) ( 社 ) 宮城県トラック協会の役割津波災害発生に際し 宮城県トラック協会が 全日本トラック協会内に設置された災害対策中央本部から緊急 救援輸送の要請を受けた場合及び宮城県内に大規模な災害が発生した場合 又はこれらが予測される場合並びに協会長が必要と認めた場合 これに即応するため必要な協会の輸送体制整備及び業務を次により実施する ア職員の体制非常呼集連絡表により連絡し 緊急 救助輸送体制を整える イ ( 社 ) 宮城県トラック協会本部の代行業務 ( 社 ) 宮城県トラック協会本部が震災等により 使用できない場合は下記の順序で支部が代行業務をする 仙南支部 石巻支部 大崎支部 塩竈支部 登米 本吉支部 気仙沼支部 栗原支部ウ輸送要請及び各種費用の精算輸送要請及び輸送終了報告 輸送経費の負担 災害補償については 県と ( 社 ) 宮城県トラック協会との緊急物資の輸送に関する協定書により処理する エ輸送指示書の発行県からの緊急輸送要請に基づき 支部状況により運送事業者へ輸送指示書を当初電話 事後ファクシミリを発信し緊急輸送を実施する この際 被災地の状況 道路交通 燃料補給等について情報を提供する オ携行証書等 ( ア ) 緊急通行車両確認証明書及び標章 ( 県公安委員会が発行 ただし 申請は車両使用者が実施 ) を携行する ( イ ) ( 社 ) 宮城県トラック協会 緊急 救援輸送実施要綱 に定める人員等 車両の標識を取り付ける 3 陸上交通の確保 (1) 交通規制警察は 災害が発生した場合は 現場の警察官等 関係機関等からの情報に加え 交通監視カメラ 車両感知器等を活用して 通行可能な道路や交通状況を迅速に把握する 交通の混乱 交通事故等の発生を防止し 市民等の円滑な避難と緊急通行を確保するため あらかじめ策定した交通規制計画に基づき 交通規制を実施する 道路管理者は 道路が災害を受けた場合 通行を禁止 制限しながら 迂回道路等を的確に指示し 関係機関との連絡をとりながら交通安全確保に努める 緊急交通路及び迂回路の指定に当たっては 緊急輸送ルート 道路啓開活動等との調整を図るため 石巻警察署 河北警察署及び関係機関との緊密な連携をとった上で実施する - 216 -

市は 警察及び道路管理者が行う交通規制に関する情報を定期的に入手し 市民等 及び関係売る運送事業者へ伝達する また 交通規制を受けた道路利用者に対して 道 の駅 ( 上品の郷 ) において交通規制に関する情報の提供に努める なお 警察が交通規制を実施する場合の基本方針は 以下のとおりとなっている ア被災地域内への流入抑制と走行抑制 被災区域への流入車両を原則的に禁止し 被災区域内における一般車両の走行を 極力規制する 被災区域内から被災区域外への流出する車両については 交通の混乱を生じさせ ない限り規制しない イ避難路への流入規制と緊急交通路への流入禁止 避難区域に近接したインターチェンジにおいては 被災地への流出を規制する また 同インターチェンジへの流入を制限する ウ被災地に通じる幹線道路に対する交通規制の実施 緊急自動車及び緊急通行車両の通行路確保のための交通規制又はう回誘導を実施 するとともに 一般車両の走行は原則禁止する エ道路管理者との緊密な連携による交通規制の適切な運用 緊急交通路として選定を予定している道路及びその関連道路が早急かつ円滑に通 行できるよう道路管理者に対し 道路の啓開作業等の必要な措置を要請する 通行制限 交通規制の実施者と根拠法 実施責任者範囲根拠法 1 道路の破損 決壊その他の事由により交通が危険であると認められる場合道路法道路管理者 2 道路についての工事を行うため やむを第 46 条第 1 項得ないと認められる場合 公安委員会 警察署長 警察官 港湾管理者海上保安機関 1 災害応急対策に従事する者又は災害応急対策に必要な物資の輸送を確保する必要があると認められる場合 2 道路における危険を防止し その他交通の安全と円滑を図るため必要があると認められる場合道路における危険を防止し その他交通の安全と円滑を図るため 必要があると認められる場合道路の破損 火災の発生その他の事情により道路において交通の危険が生じ 又はそのおそれのある場合海上において 災害応急対策の遂行あるいは航路障害のため船舶交通を規制する必要があるときは 交通の制限又は禁止 危険区域の周知及び港内岸壁付近の交通整理等を行う 災害対策基本法第 76 条第 1 項道路交通法第 4 条第 1 項 道路交通法第 5 条第 1 項 道路交通法第 6 条第 4 項 - 217 -

(2) 緊急通行車両の確認 緊急通行車両の確認手続きは 以下の要領で行う ア確認対象車両 ( ア ) 知事が行う確認事務処理 知事は 知事部局等県有公用車両について確認するものとし 本庁 ( 公営企業 及び教育庁の本庁を含む ) で所有する車両に係る確認事務については総合交通 対策課で また地方機関 ( 公営企業及び教育庁の地方機関を含む ) で所有する 車両の確認事務については所管の地方振興事務所でそれぞれ行う ( イ ) 県公安委員会が行う確認事務処理 県公安委員会は イ以外の車両について確認するものとし 県警本部 ( 交通規 制課 ) 高速道路交通警察隊 警察署のほか交通検問所等の検問箇所で行う イ申し出事項 緊急通行車両の運転者は 次の事項を申し出て確認を受ける ( ア ) 車両番号標に標示されている番号 ( イ ) 車両の用途 ( 緊急輸送を行う車両にあっては輸送人員又は品名 ) ( ウ ) 使用者の住所 氏名 ( エ ) 輸送日時 ( オ ) 輸送経路 ( 出発地 経由地友び目的地名 ) ( カ ) その他参考事項 ( 事前届出を行っている場合は 緊急通行車両等事前届出済証 を提出 ) ウ標章等の交付 知事又は県公安委員会は 緊急通行車両の確認をしたときは 当該車両の使用者 に対し緊急通行車両である旨の標章及び証明書を交付する エ交付状況の把握 ウにより標章等を交付した場合 危機対策課及び交通規制課に報告することとし アの区分によりそれぞれ交付状況を把握する 危機対策課及び交通規制課は 必要 に応じて確認事務の調整を図る (3) 障害物の除去等ア県 警察は 緊急輸送道路の障害物の除去について道路管理者 消防機関及び自衛隊等と協力し 状況に応じてレッカー車の出動要請等必要な措置を行う イ道路管理者は 早急に被害状況を把握し 障害物の除去 ( 道路管理者の所管にかかるもの ) 応急復旧を行い 道路機能の確保に努めるとともに 道路障害物の除去が著しく困難な場合には 自衛隊に作業協力を依頼し 二次災害の防止にも努める ウ災害時の緊急輸送活動を支援する道路障害物除去作業を迅速に行うための人員及び 資機材の確保を目的として 市は あらかじめ障害物除去作業と関連する石巻市災害防止連絡協議会等との支援協力体制の効率的な活用を図る - 218 -

4 海上交通の確保 (1) 第二管区海上保安本部の役割 る 津波災害対策編第 3 章津波災害応急対策第 12 節交通の確保 第二管区海上保安本部は 海上交通の安全を確保するため 次に掲げる措置を講じ ア船舶交通の輻輳が予想される海域においては 必要に応じて船舶交通の整理 指 導を行う この場合 緊急輸送を行う船舶が円滑に航行できるよう努める イ海難の発生その他の事情により 船舶交通の危険が生じ 又は生じるおそれがあ るときは 必要に応じて船舶交通を制限し 又は禁止する ウ海難船舶又は漂流物 沈没物その他の物件により船舶交通の危険が生じ 又は生 じるおそれのあるときは 速やかに必要な応急措置を講じるとともに 船舶所有者 等に対し これらの除去その他船舶交通の危険を防止するための措置を講じること を命じ 又は勧告する エ船舶交通の混乱を避けるため 災害の概要 港湾 漁港 岸壁及び航路標識の状 況 関係機関との連絡手段 船舶の安全な運行に必要と思われる情報について 無 線等を通じ船舶への情報提供を行う オ水路の水深に異状が生じたおそれがあるときは 必要に応じて検測を行うととも に 応急標識を設置する等により水路の安全を確保する カ航路標識が損壊し 又は流出したときは 速やかに復旧に努めるほか 必要に応 じて応急標識の設置に努める (2) 市の役割ア市は 県と協力し輸送拠点に指定された 障害物の除去が必要な港湾についての情報収集を行い 優先順位を決めて障害物除去作業を実施する イ市は 県と協力し 港湾及び臨港道路の障害物除去を的確かつ迅速に行う また 障害物除去により発生した土砂 流木及びがれき等の仮置場について 関係機関との調整を行う (3) 港湾管理者の役割港湾管理者は 防波堤 航路及び岸壁等の被災状況について海上保安部等の関係機関に連絡するとともに 障害物の除去及び被災施設の応急復旧等を行い 緊急物資等の輸送に支障を生じさせないように努める (4) 漁港管理者の役割漁港管理者は 漁港区域内の航路等について 沈船 漂流物等により船舶の航行が危険と認められる場合には 障害物除去等緊急輸送活動が迅速かつ安全にできるよう努める また 離島の漁港についても輸送の確保に努める - 219 -