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3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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表 回答科目数と回答数 前期 後期 通年 ( 合計 ) 科目数 回答数 科目数 回答数 科目数 回答数 外国語 ( 英語 ) 120 / 133 3,263 / 4, / 152 3,051 / 4, / 285 6,314 / 8,426 外国語 ( 英語以

下関市立大学広報第71号

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

調査結果からみえてきたこと 大学教育改革の渦中にあった 8 年間の学生の意識や学びの変化をまとめると 以下 3 点です (1) アクティブ ラーニング形式の授業が増え 自己主張できる学生が増加 大学の授業で際立って増加しているのが アクティブ ラーニングの機会です 特にこの 4 年間で ディスカッシ

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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56 語学教育研究所紀要 Vol.10 上記項目を前年度と比較すると, 数値はほとんど変わらない データの分析及び考察は別稿にゆずることにし, ここでは前年度と大きく異なる点は自由記載が多くなったことであることを指摘したい 回収回答者の半数近くが自由記載に積極的だった 昨年度は教師に対する感謝の言葉

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ーに参加する前は パートナーシップ構築やプロポーザルの書き方をよく知らなかったが セミナーを通じて参加者はこれをある程度習得したと考えられる 一方 9 国連民主主義基金に申請したい 10 民主化支援事業を実施したい は 統計的に有意な変容が見られなかった これらの項目は 知識や技能の向上だけでなく

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ワークシート 分析 わかる できる つながる 三連携 言語領域文化領域グローバル社会領域 休日 趣味の尋ね方や答え方について n 語で口頭で復習する (A1) 休日 趣味の尋ね方や答え方について n 語で口頭で質問し答えることができる (B1) リストアップした内容を各グループ内で討論

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(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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第 9 回料理体験を通じた地方の魅力発信事業 ( 石川県 ) アンケート結果 1 属性 (1) 性別 (2) 年齢 アンケート回答者数 29 名 ( 参加者 30 名 ) 7 人 24% 22 人 76% 女性 男性 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 8 人 28% 2 人 7

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魅力発見紹介レポート(ミニミニ岐阜)

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

名大トピックス No.172

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

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結果からの考察 中学校 高校の英語の授業では音声指導や文法指導などが多く 話す 書く を含めた言語活動がまだ十分に行われていないという課題が明らかになりました 中高生の英語によるコミュニケーション能力の向上のためには 従来の文法中心の指導からの脱却が求められます 英語教員の多くは 英語で表現する機会

14福岡高校同窓会P.1-6-4

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第 10 回一橋大学学生ビジネスプランコンテストについて 開催概要 このコンテストは 新しいアイディアでビジネスにチャレンジしようと考えている一橋大学生を応援する企画で 株式会社 JOUJU(*1) のご支援を得て行われます 一次審査 ( 書類審査 ) 二次審査( プレゼンテーション ) を経て決定

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大学になる前からこの科があったことに驚いた 銀杏がすごく落ちていたこと 見たことのある建物があったこと 人の顔つきが違うなと思った すごくわかりやすく説明してくださった 東大ってすごいと思った 大学のキャンパスだけじゃなくて売店とか 食堂とかが豊富ですごいなと思った 大学内の建物には歴史が色々あって

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

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学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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Transcription:

平成 26 年度中国姉妹大学研修報告書 薬学科 4 回生入野俊治 1. 研修記録および感想 3 日目に中国薬科大学 5 日目に浙江大学を訪問しました 中国薬科大学では 午前中 同行した先生方 ( 宇野先生 井上先生 松永先生 ) が学術講演を行いました 先生方の発表が中国人学生の心を惹き付けているのを見て とても刺激を受けました また 流暢な英語で質問する中国人学生の姿も刺激になりました 午後はドクターコースの学

生に 分析系 合成系 生物系の研究室を案内してもらいましたが それぞれの研究室の実験機器がとても充実しており さらに 出した論文の数も豊富でした 夕方には 学部生 3 人と学生交流をしました 彼らは 小学 1 年生のころから英語を勉強しており 特にスピーキングを重視した教育を受けており 英語でのコミュニケーション力の差を実感させられました 5 日目には浙江大学を訪問しました 5 人の学生に対し 岐阜のこと 大学のこと そして研究室のことについてプレゼンテーションしました プレゼンの内容に興味を持ってもらえ 多くの議論を交わすことができました 外国人相手にプレゼンテーションを行うのは初めてだったので とても貴重な経験になりました この日の夕食には浙江大学の学生が同席してくれました 中国訪問初日には ろくに英語で会話できなかったのですが この日の夕食では 途切れた時間がないほど会話することができ この一週間で自分の英語力が驚くほど向上したのを実感することができました 会話の内容は 研究内容や中国 日本の薬学教育 ライフスタイルなどの話題でした 中国訪問の 1 週間は 常に英語が飛び交っていたため その環境に強制的に身を置くことで 日本人が特に苦手なリスニング スピーキング能力を集中的に磨くことが出来ました さらに 同年代の薬学生との交流であったことで お互い共通の話題をたくさん持っており より会話が弾んだことが大きな自信につながったのではないかと思います 今回の訪問は学生 2 人だけでしたが 2 人だけで本来 5 人ほどで行っていた仕事量をこなさざるを得なかったため 反ってより密度の濃い充実した時間を過ごすことができました また 中国の先生方や学生からだけでなく 訪中団として一緒に同行した先生方や同輩から学んだことも同じぐらい大きなものでした 2. 研修体験を今後の修学 研究生活に活用していく決意等 今回の中国訪問で英語でのコミュニケーション能力を大幅に向上させることができました 日本の英語教育では 特にスピーキング能力が養われにくいことが問題だとよくいわれていますが そのための基礎となる語彙 文法は十分に身についていれば 英語を聴くこと 会話することに慣れることで たった 1 週間でも大きく英語力を伸ばすことができると考えます よって 日本の英語教育を変えていくことよりも 今回のプログラムのように海外経験をたくさん積むことが重要だと考えます また 海外経験豊富な先生方と 1 週間過ごしたことで 文化の違う人に対しどのように接していくか 外国人を相手に仕事をしていくには何が必要かを学ぶことができました 現在 浙江の学生とメールで継続して連絡をとっており 今回の交流が私にとって 1 週間のみのプログラムではなく 長期にわたるプログラムになりました これによっ

ても英語力はもちろんのこと海外の人とコミュニケーションをとる際の礼儀 文化の違いを学び続けていこうと思います 先生方の学術講演の時は たくさんの中国人学生が質問していました 日本人は 公の場で質問 発言することを恐れてしまいますが 彼らの貪欲さを見習って公の場でも恐れず発言できる人間になっていこうと思いました また 今回同行した同輩 先生方から大きな刺激を受けました 中国の学生 教員だけでなく 彼らから学んだことも今後に生かしていこうと思います 3. 今後の中国姉妹大学との学生交流に対する課題および提言 学生交流の内容とは外れてしまいますが 選考されてから パスポートのコピー提出までの時間が短かったのでパスポート提出までの期限を長くして頂けると助かります 中国姉妹大学との学生交流は 講義形式のプログラムで学ぶということはほとんどなく 学生間のコミュニケーションがほとんどでした このように コミュニケーションの場を多く設けていただいたので 英語でのコミュニケーション能力を磨くことが出来ました 私は細かい知識を得ることよりも 自分の殻を破るような体験にしたいと考え 今回の交流を志願したので 英語で人とコミュニケーションをできた経験は私にとって大きな財産となりとても満足しております

平成 26 年度中国姉妹大学研修報告書 薬学科 4 回生内田泰弘 1. 研修記録および感想 中国薬科大学 (1 日目 ~3 日目 ) [ 会談 ] 訪中の初日に南京キャンパスにて歓迎会が開催され 中国薬科大学副学長より歓迎のお言葉とともに 教授陣の紹介をいただいた その席で 中国薬科大学の大学案内と記念品を頂戴した 簡単な大学紹介をしていただいた後 2 日目以降の予定について説明を受けた 中国薬科大学が我々の大学との交流をとても大切に考えていることが伝わってきた 今後も両校相互に交流を深めていくことを確認し 会談を終えた [ 交流 ] 南京滞在 3 日目に講堂においてドイツから訪問されていた Gerhard 教授 宇野先生 井上先生 松永先生が学術講演を行った 中国薬科大学の学生も多数出席していた その後江寧キャンパスに移動し 学生交流を行った 海外交流関係のサークルに所属する学生 3 人にキャンパス内にある博物館をしてもらった後 日中間の学生生活の違いやそれぞれの良い所について意見を交換した 3 人は学部生であるのに 1 週間に受ける授業が多く 日本の大学生に比べ自由な時間が少ない印象を受けた [ 見学 ] 南京キャンパスにて 国から特別に支援を受けている key laboratory を中心にいくつかの研究室を見学した 同じ実験機器が複数個あるなど 岐阜薬科大学と比較して実験室の規模の大きさに驚いた 江寧キャンパス内にある博物館には 岐阜薬科大学から贈られた生薬の交換標本がいくつか展示されており 長い間両校が交流を継続してきたことを実感した [ 市内視察 ] 南京博物館 玄武湖 中山陵 浙江大学 (4 日目 ~7 日目 ) [ 会談 ] 訪中 5 日目に薬学部の会議室にて会談を行った 浙江大学からは 教授 3 名と学生 3 名が出席した 双方の出席者の自己紹介を行った後 スライドを利用して我が校の大学紹介を行った また 会談の途中で 記念品と大学案内の交換も行われた 10 月に浙江大学から学生を含めた代表団が来学されることについての説明を受け 今後は相互に留学生を派遣し合いたいとの提案があった

[ 交流 ] 浙江大学では教員による講演と同時刻に並行して学生交流が実施された 先程の会議室で交流会が行われ 博士課程の学生 3 名と学部生 2 名が参加した 簡単な自己紹介の後 あらかじめ用意していたスライドを使用して浙江大学の学生に対して岐阜での学生生活について説明し 日中の相違点についてディスカッションを行った 5 日目に交流を行った学生とは 4 日目と 6 日目の夕食 7 日目の空港への移動時と長い時間コミュニケーションを重ねることができた 学生生活や勉強への意欲は日本の学生と大きな差は感じなかったが どの学生も Ph.D. を必ず取得し将来研究者として活躍したいと考えており 将来に対する考え方に最も違いを感じた [ 見学 ] 薬学部の研究室を見学した 中国薬科大学と比べて機器数など規模は小さめであった 日本人の教授が所属する研究室もあり 学生たちが日本への留学に強い興味を持っているようだった キャンパス内に公園 病院 アパート ホテルをもっており 小さな街のような作りには驚きを感じた [ 市内観光 ] 西湖 雷峰夕照 2. 研修体験を今後の就学 研究生活に活用していく決意等私が今回の中国姉妹大学交流に参加したいと考えたのには次の二つの目的がありました 1. 中国と日本の大学や研究の環境の違いを知る 2. 高い意識を持っている一緒に参加する学生や派遣先の学生から刺激を受ける 実際に 2 大学を訪問してみて まずその各キャンパスや研究室の規模の大きさに驚きました 近年 中国は多方面で飛躍を遂げ 世界で最も勢いのある国の一つでありますが 今回 まさにその勢いを実感しました また すべての学生が高い研究意識を持っており 学位を取得するのは当然で 将来必ず研究機関で働きたいと口をそろえて言っていることが印象的でした 私は今年度から研究室に配属され 日々実験に励んでいますが 中国の学生の意欲的な姿に大きな刺激を受けました 訪中の期間中は 宇野団長を始めとする先生方 3 人と入野くんと多くの時間を過ごしました 移動時間やホテルなどでは訪中に関することだけでなく 先生方がこれまでされてきた研究や経験など たくさんのことについてお話を聞くことができました 先生方の示唆に富むお話は 私の将来目指すべき人物像や 4 回生である今やるべきことについて熟慮する金言となりました

また 訪中 3 日目の学術講演で 宇野先生らが中国の学生相手に英語で研究内容に関して講義 質疑応答を堂々と行う姿は 今回の海外研修の中でも大変印象的でした 今後の学生生活において 研究に励むだけでなく さらに語学力を向上させていこうと強く思いました これからの学生生活では 今回の大学訪問や学生交流で必要と感じたことや 学習したことを実践していくことはもちろんのこと このような国際交流事業への参加体験が如何に有意義であったかを同級生や同じ部活 研究室の学生に伝えていきます 3. 今後の交流における課題例年は 5 人の学生が参加していたが 今回は 2 人の学生の参加となった 中国の学生とより多く交流するチャンスがあり とても充実していた 参加する前は不安からネガティブに思っていたが交流を終えて むしろ参加者が少なくてよかったのではないかと感じている 今後参加人数を減らす必要はないと思うが今回のように 十分な参加者が得られなくても積極的に交流を継続していくべきだと思う 中国の学生が日本へ来た際のおもてなしが 中国側の歓迎の様子と比べて少し物足りない気がした 予算等の問題や先生方は交流以外にも多くの仕事があるので難しいとは思うが 交流会の進行を含めて受け入れ準備を十分に行うなど歓迎の気持ちをもっと表現することが出来れば岐阜薬科大学と中国の二大学との交流はさらに良好になると感じた [6 日目浙江大学学生交流 ]