1. 外来魚駆除活動 滋賀県大 BASSER S 西山浩史 一度の投網でこれだけの外来魚 在 来生物への影響が懸念されます 内湖 神上沼 において月 1~3 回ほど 投網やタモ網等を用いて外来魚 ( オオクチバス ブルーギル ) を捕獲し 晴天の日の神上沼 駆除した 駆除した個体は大学へと持ち帰り 解剖して胃 内容物等を調査した 外来魚の捕獲と同時に 在来種の モニタリングも行なった 秋に捕れる小型オオクチバスが激減! さらに 外来魚の産卵期にはタモ網や人工産卵床を用 稚魚の駆除はオオクチバス抑制の鍵とな いて 外来魚の卵や稚魚の駆除を試みた 投網を一度投げて捕獲できた外来魚 か るか!? 協力 : 琵琶湖博物館 彦根市農林水産課 周辺自治会 かっているブルーギルは繁殖期になると集団 をつくるため その数の多さを実感した 全国ブラックバス防除市民ネットワーク 投網による駆除 (10 月末日までの活動記録 ) 活動場所 : 神上沼 ( 彦根市稲枝地区 ) 活動回数 : 20 回 駆除した外来魚 : 計 67 kg ( ブラックバス 47.5 kg ブルーギル 18.5 kg その他 1 kg) オオクチバス稚魚駆除量 : 一回の活動で捕獲できた外来魚 多いとき タモ網でオオクチバスの稚魚を駆除します 約 10000 匹確認した在来魚 : 14 種類人工産卵床設置実験結果 : オオクチバスの胃からでてきたワカサギ オオクチバ スはオイカワやホンモロコ アユなどの在来魚を丸のみ にして捕食する には一回の活動で 5kg もの外来魚が捕獲される 減ってきたとはいえ まだまだ神上沼に生息する外来魚は多い 稚魚期は群れで水面付近を泳いでいるので 効率よく駆除するチャンスの一つです 失敗 今年秋の活動では前年に比べて捕獲された外来魚の個体数が少なかった これは 春季に行なったオオクチバス産卵個体の駆除や稚魚の駆除による結果であると思われる 特にタモ網による稚魚の駆除が効果的だったと考えられる 今後の活動では メンバーの駆除技術 生き物に関する知識のレベルアップを図る また より効率的に外来魚を捕獲し 神上沼内における在来魚の割合を増やせるような駆除方法の情報を集め 実践していきたい
2. エイリアンバスター ( 外来水草駆除活動 ) 滋賀県大 BASSER S 北野大輔 神上沼には 特定外来生物であるナガエツルノゲイトウ とオオバナミズキンバイという外来水草が生息している これら 2 種は 世界最強最悪の外来水草 との呼び名を持つほど 水草をはじめとする在来生物への影響が大きい まだまだ暑い 9 月にこの作業は大変でした!! 今回は 神上沼で新たに確認されたオオバナミズキン バイを 人力によって刈り取り 駆除した ナガエツルノゲイトウ 白い花が咲く水 オオバナミズキンバイ ナガエとは違 協力 : 滋賀県環境政策課 彦根市農林水産課 草です い 黄色い花が咲きます 滋賀県立大学 当日の様子 ( 前日まで ) 日程 持ち物の打ち合わせ 神上沼に集合 手作業による刈取り 網袋に袋詰めし トラックに運搬 オオバナミズキンバイを刈り取ります 刈り取りは 手作業で行われました! 刈り取ったオオバナミズキンバイを網袋に 詰めます こうしないと 落ちた破片から再生 駆除結果です 用意したトラックがいっぱいに なるほどのオオバナミズキンバイが生息してい してしまいます ました 活動日 : 9 月 3 日 10~13 時活動場所 : 神上沼北西部駆除量 : 約 40 m2 ( 網袋 40 袋分 ) 行政の協力もあり 予定時間内に活動を終えることができた しかし 外来水草は気がつかないうちに大増殖していることもあり 今後も注視が必要である 生育初期段階であれば人力での駆除が可能であるので 行政 地元住民と協力体制を築き 外来水草の抑制に尽力したい
3. 田んぼの生き物勉強会 滋賀県大 BASSER S 奥田悠暉 小学校 5 年生を対象として 田んぼの生き物について簡単な説明 解説を行なった 本活動は 小学校の 水田学習 の一環として行われた 実際に生き物の展示を見てもらったり触ってもらったりして 生き物への関心を深め身近な水環境の一つである水田に興味を持ち より知ってもらうことを目的とした 協力 : 能登川東小学校 滋賀県立大学生態動態学研究室全国ブラックバス防除市民ネットワーク当日の様子 ( 前日まで ) 展示する生き物集め 生き物の展示などを多目的室へ運搬 設置 田んぼの生き物について クイズなどで勉強 展示された生き物を観察 実際に触る 授業終了後 撤収 クイズが始まると多くの生徒が積極的に参加していて 田んぼの生 き物について学ぶ姿勢がはっきりうかがえた 今回のテーマは 田んぼの生物と生物多様性 であることから田ん ぼで今 問題となっている生物についての説明も行った 生徒が触っているのはハッタミミズ 初めて見たときは戸惑っていた ものの最後には実際に触ることができ その大きさに驚いていた ナマズも 普段見かけはするが近づいて見ることのない生物である ためか 生徒に人気だった 日程 : 7 月 2 日 13~14 時活動場所 : 東近江市立能登川東小学校参加者 : 67 名 (5 年生 2 クラス 教員 3 名 ) 参加していた生徒はしっかり説明を聞いてメモをしていたり クイズでは積極的に答えたりしていて自分の知らないことに進んで関心を持つことができていた 田んぼの生き物と触れ合うことで身近な自然に興味を持つきっかけになればと思った このように地域の小学校から観察会の開催を頼まれたのは初めてなので 今後も地域と深く関わる活動を行うことで滋賀県大 BASSER S の認知を高めていきたい
4. 県大水路探検隊 滋賀県大 BASSER S 山口将典 生き物を大切にする心を育てるためには まずは生き物に触れることが重要である 大学内の水路で 地域の子どもたちとその保護者とで魚捕りおよびその観察を行なった また 活動後に自分たちで生き物への関心を高めることのできるものの一つとして ペットボトルセルビンを作った 協力 : にじいろ Kids smile ママ 全国ブラックバス防除市民ネットワーク タモ網の使い方をレクチャー 実物を提示したり 魚の動き をまねしたりして視覚的な理解を促した 活動場所は 皆さんもよく知っている あの水路 です 当日の様子大学の講義室に集合 生き物の捕まえ方 ( ガサガサ ) 注意事項を説明 県立大学構内の水路で生き物とり 生き物観察 講義室へ戻り ペットボトルセルビン作り 参加者解散 後片付け 日時 : 7 月 20 日 9~12 時活動場所 : 大学環境等講義室 工学部棟前の水路参加者 : 33 名 採集した魚の特徴や生態などを解説しているところ 子どもた ペットボトルセルビンの工作 カッターを使うなど 危ないちも保護者も真剣に解説を聞いています 工程は大学生や保護者がサポートしながら安全に配慮し 怪我なく終えることができた 子どもたちだけでなく 保護者も一緒に魚を獲る方法を楽しく学ぶことができた BASSER S にとって 地域との連携 すなわち環境保護の大切さを伝える活動は重要な課題である 子どもたちに身近な生物について知ってもらうことは その重要な入り口となるであろう 今後は単に一緒に魚捕りをするにとどまらず その楽しさに随伴させるかたちで 環境保護の大切さを伝える技術の工夫についても模索していきたい
5. 水辺の楽校 滋賀県大 BASSER S 久岡知輝 地域の子ども連れの家族や年配の方々を対象とした生き物観察会に参加し 生き物とりの講師を担当した とれた生き物は水槽に展示し それぞれの生き物の特徴などを簡単に説明した 身近な水辺の環境について地域住民に興味をもってもらうことを目的とした 協力 :NPO 法人豊穣の里 とても暑い中での活動なので 熱中症に要注意です! とれた生き物を観察しよう! 知っている生き物はいるかな? 当日の様子 ( 前日まで ) 日程 持ち物の打ち合わせ 集合 挨拶と諸注意 河川のゴミ拾い タモ網や釣りをによる生き物とりと生き物観察 昼食後 撤収 まずは川のゴミ拾いから 地元の川をきれいにすることも 生き 物への愛情を育てる第一歩です 日程 : 8 月 22 日 9 時 ~12 時活動場所 : 守山市目田川成人病センターそば参加者 : およそ 40 名 タモ網による生き物採集 川に入れば大人も子供もみんな生き BASSER S メンバーによる生き物解説 子供たちは興味津々で 物とりに夢中です! 聞いていました 子どもだけでなく大人もタモ網で水草をかきわけたり 釣りをしたりして生き物の採集を楽しんだ 参加者の人々が生き物を興味深そうに観察したり 生き物についての説明を聞いていたりしたことは 少しでも水辺の生き物に関心を持ってもらえた結果だと思う 今後も このように地域から呼んでもらえる 頼りにしてもらえるような団体でいることを継続していきたい
6. 活動前半のまとめと今後の予定 滋賀県大 BASSER S 北野大輔 上半期の活動 今後の予定 駆除活動神上沼における外来魚駆除活動 ( 月 1~4 回 ) エイリアンバスター ( 外来水草駆除活動 )@ 神上沼 啓発活動生き物観察会 @ 愛西土地改良区能登川東小学校出前授業 田んぼの生き物観察会 生き物観察会 @ 湖南市思川生き物観察会 @ 守山市目田川荒神山デザインカレッジへの参加ミニ生き物館 @ 青少年科学の祭典外来魚魚粉プロジェクト with とよさらだ & 政所茶レン茶 滋賀県内外問わず 多くの人に BASSER S をアピール! 今年度は 外部から依頼される活動が増えてきました! 駆除活動神上沼における外来魚駆除活動 ( 月 1~2 回 ) エイリアンバスター ( 外来水草駆除活動 )@ 神上沼 啓発活動湖風祭ブース出展外来魚情報交換会への出席および活動報告外来生物勉強会の開催 近畿こどもの水辺交流会 でのポスター展示 昨年度のポスター展示の様子 上半期の活動まとめ 駆除活動では 多くのメンバーの動きも様になってきており 生き物に関する知識 生き物への考え方など 多くの場面で成長を感じている しかし 啓発活動を行なうとなると まだまだ未熟な面もあり 上級生の力が不可欠となっていることも現状である 今後卒業していく上級生が 啓発活動におけるノウハウをいかに下級生に伝えていけるかが活動継続の大きなポイントとなる 失敗を恐れず 堂々と人の前に立つ勇気を持つことをメンバーに期待する 今年度の活動は 特に外部との協力体制をとるものが多かった 外来水草の駆除活動では県および彦根市の行政と 啓発活動では各依頼団体と協力して活動を行なった 啓発活動は外部からの依頼によるものが多く BASSER S の認知度が少しずつ上がってきていることを感じた 今年度知り合った団体が 来年度以降もまた BASSER S に活動を依頼してくれることを願う そのために 冬季期間中にメンバーのさらなるスキルアップを図ることが重要である