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スライド 1

Transcription:

法定12か月定期点検 車検時 貨物自動車 バス等 車検を通すだけではなく 安全のため点検も併せて実施します 車検は その時点で車両が国の定める基準に適合しているかのみを判断するものですので その後の 安全性を保証するものではありません 従って3か月または6か月定期点検よりも更に多くの点検項目を実施し より正確なクルマの状態を把 握 対策することにより 故障を未然に防ぎ その性能維持を図ります 車検 自動車検査 現時点で国が定める最低 限の基準に対して適合 非適合を検査 一般的にユーザー車検や ユーザー車検代行業者では 車検を通すだけの場合が多い 定期点検 そこで必要なのが ユーザー車検 定期点検未 実施 後に発生している故 障は定期点検の実施でほと んどの場合 防止できます 自家用貨物車等の 定期点検項目 平成27年8月現在 6か月点検 全21項目 12か月点検 全77項目 12か月点検時は6か月点検 項目 21項目 と12か月点検項 目 56項目 を併せて実施 各装置の定期点検項目一例 ステアリング装置 ハンドル操作の不具合を防止するため ステアリング ギヤ ボックスの取付けの 緩み 等を点検します 動力伝達装置 走行時の振動や動力伝達不良を防止する ため プロペラシャフト連結部の緩み 等 を点検します 車検後の故障を防ぐため 長期的な 安全性を考慮して確認 対策します 事業用貨物車等の 3か月点検 全47項目 定期点検項目 平成27年8月現在 12か月点検 全96項目 12か月点検時は6か月点検 項目 47項目 と12か月点検項 目 49項目 を併せて実施 車両及び車両の使用状況 シビアコンディション 等により 標準よりも早めの点検やメーカーが指定した部品交換等が必要な場合があります 詳しくは車両に備えているメンテナンス ノートに記載しています ブレーキ装置 ブレーキの効き不良を防止するため ホ イール シリンダの機能 摩耗および損 傷 等を点検します 電気装置 充電不良や各電子機器の動作不良を防 止するため バッテリ ターミナル部の接 続状態 等を点検します 走行装置 ホイールの脱落等を防止するため ホ イール ナットおよびホイール ボルトの緩 み 等を点検します エンジン エンジン出力低下や 排気ガスの漏れを防止 するため シリンダ ヘッドおよびマニホー ルド各部の締付け状態 等を点検します サスペンション サスペンションの異音の発生や不具合を防止す るため リーフ サスペンションの取付部およ び連結部の緩み がた 損傷 等を点検します ばい煙 悪臭のあるガス 有害ガスなどの発散防止装置 排気ガスの漏れによる大気汚染を防止す るため 排出ガス減少装置の取付の緩み および損傷 等を点検します YT-3

パンクしちゃったあ OK です! 4 時に使える? 点検してから絶好調っ!

長期使用車両向け 点検 整備項目 貨物自動車 バス等 あなたのクルマは大丈夫 お車を末永く快適に使用するために 車は多くの部品から構成されており 使用されている間に各部が 摩耗したり劣化することが避けられません そのまま使い続けると性能が低下したり 故障の原因となります ので 車両を安全 快適に使用するために 年式や走行距離に応じ た点検 整備が必要です 重大な故障になり 大きな出費が必要に まだまだ安心して 乗れるね 長い期間乗っているけど だいじょうぶかな 点検 整備 点検 整備 実 未実施 施 自動車整備業界では これまでの経験をもとに 長期使用車両向け点検 整備項目 を設定しています 長期使用車両向け点検 整備項目の一例 貨物自動車 バス等 定期点検 実施が効 と一緒に 果的 エンジンマウントラバー及びブラケットの状態 各種ペダルパッドの摩耗 インジケータランプの点灯状態 エンジンルームからガタガタ音と振動が発生 ペダルを踏む際に滑りやすくなる 車の不調に気付かず重症に ブレーキ アクセル クラッチ 等のペダルパッドが摩耗する と 滑りやすくなります ゴム部品等の劣化により亀裂 や損傷が発生しショックを吸 収できず 異音や振動につなが る恐れがあります 警告灯のランプが切れている と 車の不調やトラブルが起き た際にドライバーに情報が伝 わらず 重度の故障に繋がる恐 れがあります ラジエータキャップの状態 工アドライヤーの乾燥剤 ゴム部品 の交換 オーバーヒート ブレーキの効きや戻りが悪くなる ラジ工ータキャップの機能に よ り 通 常 冷 却 水 の 沸 点 は 1000 超に保たれています ラジ工ータキャップが損傷す ると 沸点が下がり冷却水が沸 騰し あふれ出すことでオー バーヒートする可能性があり ます 工アの除湿作用が低下し エアタン クや配管内に水分が浸入すること で ブレーキ機器の腐食や劣化が進 行し 工ア漏れが発生することで制 動 力 が 低 下 し 停 止 距 離 が 長 く な る またブレーキの引きずりを起こ す可能性があります なお 寒冷地 では水分が凍結 ブレーキ機器や配 管が詰まる恐れがあります ブレーキ倍力装置のゴム部品 インナーキット バキュームホース の交換 ブレーキの効きや戻りが悪くなる バキュームホースの破損や ゴ ム部品類の劣化 膨潤からシー ル性が失われ 倍力機構が働か ず停止距離が長くなる またブ レーキの引きずりを起こし 最 悪 車両火災に至る可能性があ ります 各種部品の交換 ブレーキの効きや戻りが悪くなる 各種ゴム部品類の劣化 膨潤からシール性が 失われ 倍力機構が働かず停止距離が長くな る またブレーキの引きずりを起こし 最悪 車両火災に至る可能性があります ブレーキマスター シリンダー ブレーキバルブの ゴム部品 インナーキット ディスクキャリバー ホイールシリンダー エキスパンダー ブレーキチャンバーの ゴム部品 インナーキット ブレキーホース YT-5

下廻り防錆メンテナンス 貨物自動車 バス等 フレーム 足廻りを腐食から守る 経年劣化や道路で使用される凍結防止剤など様々な要因によ り 車両下部の床下部品に腐食が発生する恐れがあり フレーム や足回りの錆による腐食は 部品の強度を低下させます 最悪の場合 錆による板厚減少によってフレーム破損につなが ることさえあります こうした事態を防ぐには 日常の下廻り洗浄に加え防錆力を確保するための定期的な防錆メンテ ナンスが不可欠です 事故事例 フレームの腐食 による車軸脱落 錆を促成させる要因 凍結防止剤 海塩粒子 海水 波しぶき 潮風 煤煙 油煙 粉塵 鉄粉 石灰粉などの化学物質 樹液 鳥の糞 虫の死骸 飛び石 下廻りの腐食を防ぐために必要なメンテナンス メンテナンス 下廻り洗浄作業例 実施内容 ①下廻り洗浄 高圧スチームで泥 凍結防止剤 融雪剤 そ の他付着物を除去 ②打音検査 点検ハンマーによる打音検査により腐食の 有無を確認 ③フクレ塗膜 浮錆の除去 ジェットタガネやブラシサンダー等で除去 ④エアブロー清掃 濁りや浮遊物が見えなくても 塩類や塩素 藻類等たまり水が凝集すると腐食生成物と なることがあるため 十分にエアブロー ⑤防錆塗装 機能を阻害する恐れのある部位にマスキン グ処理を施し塗装 下廻り塗装例 YT-8