目 次 Ⅰ 第 3 期行動計画の趣旨 Ⅱ 第 3 期行動計画の期間 Ⅲ 第 3 期行動計画の対象職員 Ⅳ 第 3 期行動計画の推進体制 Ⅴ 後期計画 ( 第 2 期行動計画 ) の検証 Ⅵ 第 3 期行動計画の基本体系図 Ⅶ 第 3 期行動計画の内容 1 子育て支援のためのワーク ライフ バランスの

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東北大学における出産・育児支援制度

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

次世代育成(特定事業主)行動計画ワーキング 第1回議事録

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

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申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

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( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

Ⅰ 職員の勤務環境に関すること ( 次世代育成支援関係 ) 1 妊娠中及び出産後における配慮妊娠中及び出産後の女性職員については 産前産後休暇をはじめ母性保護の観点から各種支援制度が設けられており それらの制度を正しく理解し活用することが求められる (1) 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられ

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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Ⅰ 総論 1 趣旨少子化の急速な進行は わが国の経済社会に深刻な影響を与えることが懸念されています そのため 国 地方公共団体 企業等が一体となって対策を講じる必要があり 次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ 育成される環境の整備を行うことを目的に平成 15 年 7 月に 次世代育成支援対策推進法

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【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

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目次 はじめに 1 1 計画期間 2 2 計画の推進体制 2 (1) 計画の策定 変更 点検 (2) 用語の定義 3 女性消防職員の活躍を推進する意義 2 (1) 住民サービスの向上 (2) 消防組織の強化 4 女性職員の活躍の推進に向けた数値目標 取組み 実施時期 ( 女性の活躍推進のための改革

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目 次 Ⅰ 第 3 期行動計画の趣旨 Ⅱ 第 3 期行動計画の期間 Ⅲ 第 3 期行動計画の対象職員 Ⅳ 第 3 期行動計画の推進体制 Ⅴ 後期計画 ( 第 2 期行動計画 ) の検証 Ⅵ 第 3 期行動計画の基本体系図 Ⅶ 第 3 期行動計画の内容 1 子育て支援のためのワーク ライフ バランスの推進 (1) 子育てに関する休暇制度の周知と業務の見直しや意識啓発 (2) 妊娠中及び出産後における支援 (3) 育児休業等を取得しやすい環境の整備 (4) 子育てを行う女性職員の活躍推進に向けた取組 (5) 時間外勤務の縮減 (6) 休暇の取得促進 (7) 人事異動等における配慮 2 その他の次世代育成支援対策 (1) 子育てバリアフリー (2) 子ども 子育てに関する地域貢献活動 (3) 子どもとふれあう機会の充実 Ⅷ 第 3 期行動計画の達成目標 大分市職員の出産 育児に係る支援制度の概要 大分市職員の出産 育児に係る支援制度の詳細 職員アンケートの結果について 1 3 3 3 5 8 10 10 10 12 13 17 18 19 20 21 21 21 22 23 24 25 31

Ⅰ 行動計画の趣旨 わが国における急速な少子化の進行等を踏まえ 次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ かつ 育成される環境の整備を図り 次世代育成支援を迅速かつ重点的に推進するため 平成 15 年 7 月に 次世代育成支援対策推進法 が制定され 国 地方公共団体及び企業に 法に基づく策定指針に沿った行動計画の策定が義務づけられました 本市においても 大分市特定事業主行動計画 として 平成 1 7 年度から平成 21 年度までの5 年間を計画期間とする前期計画 ( 第 1 期行動計画 ) を平成 17 年 1 月に 平成 22 年度から平成 26 年度までの5 年間を計画期間とする後期計画 ( 第 2 期行動計画 ) を平成 22 年 4 月に策定し さまざまな子育て支援策に取り組んできました こうした中 国 地方公共団体及び企業の各々が10 年間の計画的 集中的な次世代育成支援対策の取組を実施することにより 例えば合計特殊出生率については 平成 17 年に1.26と過去最低を記録したのに対し 平成 25 年には1.43となり 仕事と子育てが両立できる雇用環境の整備等が進むなどの効果が見受けられました しかしながら 依然として少子化の流れが変わり 子どもが健やかに生まれ育成される社会が実現したとまでは言えず 次世代育成支援対策の取組を更に充実していく必要があります このため 国においては次世代育成支援対策推進法を改正し 法の有効期限を10 年間延長することで 更なる次世代育成支援 1

対策を推進していくこととなりました 本市においても こうした国の動向を踏まえながら 次世代育成支援対策推進法の有効期限である平成 37 年 3 月 31 日までの 10 年間のうち 平成 27 年度から平成 31 年度までの5 年間を計画期間とした第 3 期行動計画を策定することとしました そして 第 3 期行動計画では 基本的には後期計画を踏襲し引き続き 職員の仕事と生活の調和( ワーク ライフ バランス ) の推進という視点 を基本的な指針としつつ 大分市子ども条例の趣旨を尊重する中で各種取組の充実を図り 具体的な評価指標を設定した上で 平成 31 年度に向けた達成目標値を定めました この計画は 職員アンケートなどに基づき職員のニーズを反映させ 職員が父親又は母親として仕事と両立して子育てを行うことができるよう 子育てに関わっている職員はもとより 職員全員が職場を挙げて本市職員における子育てを支援していくよう定めるものです さらに 市役所を利用される市民の方々に対する子育てバリアフリーの項目も含めた内容となっています なお この計画は 本市ホームページ等に掲載することにより 本市職員に周知徹底を図るとともに 広く市民に公表するものとします ワーク ライフ バランスとは 子育てや介護 地域生活など 仕事以外の生活の時間を確保しながら効率よく仕事を進めていこうとする取組のことです 2

Ⅱ 行動計画期間 この計画は 次世代育成支援対策推進法の有効期限である平成 37 年 3 月 31 日までの10 年間のうち 平成 27 年度から平成 31 年度までの5 年間を計画期間とします また この計画期間中に休暇制度の改正や状況の変化などが生じた場合には 必要に応じ見直しを行うとともに 平成 31 年度において第 4 期計画を策定することとします Ⅲ 行動計画の対象職員 この大分市特定事業主行動計画は これまでと同様 常勤の職員 ( 小中学校の教職員など地方教育行政の組織及び運営に関する法律 ( 昭和 31 年法律第 162 号 ) 第 37 条第 1 項に規定する県費負担教職員を含む ) のほか 臨時的任用職員や嘱託職員などの非常勤職員についても これらの職員が法令や本市の条例 規則等により定められた休暇制度等の範囲内でこの計画の対象とします Ⅳ 行動計画の推進体制 この計画を効果的に推進するため 大分市次世代育成支援特定 事業主行動計画策定 推進委員会 を設置するとともに 各実施 3

機関と綿密な連携を図る中で 必要に応じ 推進状況等を把握し 適宜 その後の対策の実施や計画の見直しを行うとともに 所属長 や子育て支援推進員を通して 全職員へ周知を図ります 推進体制 大分市次世代育成支援特定事業主行動計画策定 推進委員会 所属長 子育て支援推進員 全職員 4

Ⅴ 後期行動計画 ( 第 2 期行動計画 ) の検証 平成 27 年 1 月 26 日から2 月 6 日までの期間に 本市職員の中から無作為に500 人を抽出 ( 小学生以下の子を養育する職員を8 割 その他の職員を2 割 男女比 5:5) した上で アンケートを実施し 大分市特定事業主行動計画の推進状況を検証しました アンケートの回答率は 77.8%( 対象者 500 人中 389 人の回答 ) であり アンケート結果の内容については 下記のとおりとなっています ( アンケート結果の詳細については P31~P47に掲載しています ) アンケート結果によると 母性保護等に係る制度のうち 産前産後休暇 および 育児時間 の認識率は前回調査に引き続き高い水準を維持しており 特に 育児時間 については 対象職員の活用率が48.0% と前回調査の8.1% と比較して大幅に伸びています その一方で 妊娠中の女性職員の休息又は補食の特別休暇 妊娠中の女性職員の通勤緩和の特別休暇 及び 妊娠中又は出産後 1 年を経過していない女性職員の請求に基づく業務の軽減 の認識率は微増にとどまっており その活用率も低水準となっています 育児休業 については 認識率も95.4% と高水準を維持しており 部分休業 及び 育児短時間勤務 についても 前回調査と比較して上昇していますが 他方で 職場に迷惑がかかるから や 業務が繁忙であったから といった理由により十分に活用され 5

ていない状況もあります また 育児休業からの職場復帰に向けたサポートについては 前回調査と比較して上昇しているものの 低水準にとどまっており 職場からの支援が不足している状況が見受けられます 子の看護のための休暇 については 認識率は89.5% と前回調査時の69.5% と比較して大きく上昇していますが その対象職員の活用率は横ばいとなっており 職場に迷惑がかかるから や 業務が繁忙であったから などといった理由により約 45% の職員が活用できなかったことが分かりました 男性職員の 出産補助休暇 取得については 認識率は高水準を維持していますが 対象職員が 業務繁忙などにより まったく取得しなかった職員 も18.9% となっています 以上のことから このアンケート結果を踏まえ 認識率の低いものについては その周知徹底を図るとともに 活用率の低いもの等については より取得しやすい環境の整備を行う必要があります 最後に 子育てに関する職場環境整備状況については 十分に整備されている 少しずつ整備されている と感じる職員が約 74% となっていますが いまだ 整備が進んでいない と回答した職員も約 25% いることから さらなる職場環境の整備を進めなければなりません 以上のアンケート結果から 後期行動計画に関する取組は 子育て支援制度の認識率の向上や職場環境の整備等において一定の効果があったことが分かりました しかしながら 制度の活用に際してはいまだ 業務が繁忙であった 職場に迷惑がかかる など 一部職場環境の不備が制度の利用 6

を阻害しているといった状況も判明しました また 設問の回答中にあるように 子育てに関する課題を解決するには 女性だけではなく男性も各種休暇制度等を理解し 育児に関わる意識を向上させる取組を行うことが不可欠であり その意識啓発を引き続き行っていく必要があります また 当該計画の後期計画を策定してから5 年もの年月が経過したことにより 当該計画自体を知らない職員や子育て支援推進員の存在を知らない職員も見受けられることから 第 3 期行動計画を策定するにあたり 再度全職員への周知を図るとともに 職場環境のより一層の改善を図るべく 所属長及び子育て支援推進員を効果的に活用し子育て支援制度の推進を行うことが望ましいと思われます 7

Ⅵ 第 3 期行動計画基本体系図 1. 子育て支援のためのワーク ライフ バランスの推進 ( 1 ) 子育てに関する休暇制度の周知と業務の見直しや意識啓発 休暇制度の周知 業務の見直し 研修等の実施による意識啓発 子育て支援推進員の活用強化 PDCAサイクルの確立 ( 2 ) 妊娠中及び出産後における支援 妊娠中の職員への配慮 男性職員の積極的な育児参加に対する支援 ( 3 ) 育児休業等を取得しやすい環境の整備 育児休業等の周知及び環境づくり 男性職員の育児休業等の取得促進 育児休業者等への支援 育児休業等を取得した職員の代替要員の確保 ( 4 ) 子育てを行う女性職員の活躍推進に向けた取組 女性職員が能力を発揮しやすい職場環境づくりの推進 政策決定の場等における女性職員の活躍の推進 ( 5 ) 時間外勤務の縮減 時間外勤務の縮減 ノー残業デーの周知徹底 健康管理の徹底 ( 6 ) 休暇の取得促進 年次有給休暇の取得促進 子の看護休暇の取得促進 家族のための休暇取得 ( 7 ) 人事異動等における配慮 子育て中の職員に対する人事上の配慮 8

2. その他の次世代育成支援対策 ( 1 ) 子育てバリアフリー 施設の子育てバリアフリー化 子育て支援意識の啓発 ( 2 ) 子ども 子育てに関する地域貢献活動 地域活動への貢献 ( 3 ) 子どもとふれあう機会の充実 子ども参観日の継続実施達成目標 9

Ⅶ 第 3 期行動計画の内容 1. 子育て支援のためのワーク ライフ バランスの推進 (1) 子育てに関する休暇休暇制度の周知と業務の見直しや意識啓発 妊娠中及び子育て中の職員については 深夜勤務や時間外勤務の制限 育児休業 育児短時間勤務及び部分休業の取得などが法律や条例等で定められています また 出産や育児に関しての特別休暇や 共済組合 職員互助会などにおいて福利厚生制度も定められていますが これらの制度については 職員に十分に周知され適切に運用される必要があります さらに 父親や母親としての職員が仕事と家庭生活をバランス良く両立させ 子どもたちと十分なふれあいの時間を有することができる環境づくりが重要となります 休暇制度の周知母性の保護や健康管理の観点から設けられている各種の休暇制度 出産費用の給付などの経済的支援措置 配偶者が出産するときや子の看護のための休暇制度 さらに育児休業 育児短時間勤務及び部分休業制度などについて 職員が利用しやすいように制度の説明や利用方法について全庁ネットワークに掲載するとともに 職員一人ひとりに正しく理解されるよう所属長や子育て支援推進員を通じた周知に努めます 業務の見直しこれまで 庶務事務システムの導入に併せて 育児に関する休暇等の手続 10

の一部を全庁パソコンで行えるよう整備したところであり 今後とも 引き続きシステムの整備を行います また 事務の簡素化 効率化を図る一方で 組織 機構などの事務処理体制の見直しと併せて 臨時 非常勤職員の活用や年間を通じた業務量の平準化等を行い 子育てしやすい職場環境の整備に努めます 研修等の実施による意識啓発妊娠中や出産後の職員に対して就労上で配慮すべき点 バランスの取れた仕事と家庭生活の両立 男性の育児参加などをテーマとする研修や講演会を開催し 所属長を含め職員一人ひとりが積極的に子育てしやすい職場の環境づくりに取り組めるよう 職場全体の意識啓発に努めます また 毎年 育児等に関する措置の実施状況を公表することで職員全体を対象とした意識啓発にも努めます 子育て支援推進員の活用本市では 平成 17 年度より職員の子育て支援の推進に関し 所属長を補佐し 及び対象職員への援助 助言等を行うため 課等に子育て支援推進員を設置しています この第 3 期行動計画の推進に当たり より職員の子育てを支援していくため 子育て支援推進員を対象とした研修を行い その役割及び責任についての認識を高めることなどにより 更なる子育て支援推進員の有効活用を図ります PDCA サイクルの確立子育て支援を計画的に推進していくには 計画 (Plan) 実行(Do) 評 11

価 (Check) 改善(Action) のサイクルを確立することが重要であることに鑑み 所属長は 課内における子育て支援制度の活用奨励等の取組について 点検 評価を実施することにより その結果をその後の取組に反映させる必要があります また 人事担当課は 各課が行った子育て支援制度の活用奨励等の取組について所属長より報告を受け その内容について点検 評価を実施することにより その結果をその後の取組及び計画の見直しに反映させ 効果的な子育て支援の推進を図ります (2) 妊娠中及び出産後におけるにおける支援 妊娠中及び出産後は 女性の精神 身体に大きな負担がかかります 特に健康状態には個人差があることに十分留意し 一人ひとりの状況に応じて 適切に対応していくことが求められています また 子どもの出生という親子にとって最も大切な時期に 父親である職員が子どもを持つことの喜びを実感し 出産後の配偶者をサポートすることは大変重要となります 妊娠中の職員への配慮職員は 妊娠し母体保護及び母性健康管理のための措置や人事上の配慮の必要が生じたら できるだけ早く所属長に報告しましょう 報告を受けた所属長は 健康状態や子育てに関する意向等を把握して 各種制度 ( 特別休暇としての健康診断 通勤緩和措置など ) に従って措置を講ずるとともに 必要に応じて職場の応援体制や事務分担の見直しを検討しましょう また 人員の代替の確保が必要となる場合には 人事担当課と調整を図り 臨時的任用職員等を配置するための措置を講じましょう 12

さらに 妊娠中の職員が安心して出産して スムーズに職場復帰ができる ように所属長や子育て支援推進員の指導の下 職員一人ひとりが協力し合い ましょう 男性職員の積極積極的な育児参加的な育児参加に対する支援男性職員は 配偶者が妊娠していた場合には早めに所属長に報告するとともに 出産前の妊婦の定期検診 出産後の子どもの検診等に積極的に参加しましょう 報告を受けた所属長は 子育てに関する意向等を把握して 出産補助休暇や年次休暇を取得できるように 職場内での協力体制を整えましょう (3) 育児休業等を取得しやすい環境の整備 育児休業等を女性職員が取得することは 各職場において一般化していますが 男性職員の取得については 依然として極めて少ない状況にあります 男女共同参画社会において 社会全般における女性の一層の活躍が期待されている中 男性が積極的に育児参加することは 女性職員の就業継続や能力の発揮のためにも大変重要なことから 男性職員の子育てに関する意識の向上や周囲の職員の理解が一層求められます 育児休業等の周知及び環境づくり育児休業等を取得しようとする職員が制度を利用しやすくするため 取得手続について庁内ネットワークに掲載して情報提供します 所属長は 育児休業等の制度について あらかじめ対象となる職員に周知などをすることにより 職員の積極的な子育て支援制度の活用を図りましょう 13

また 職員が育児休業等を取得する際は 課内の事務分担の見直しや課内 応援体制の検討など 職場全体で職務のフォロー体制の確立に努めましょう 男性職員の育児休業等の育児休業等の取得促進子育ては 父親と母親が協力して行うものであるため 父親である男性職員も育児休業等を積極的に取得することが重要です 特に 配偶者の産後休暇中に1 月以上の育児休業を取得することや 1 日のうち時間帯を分けて交代で部分休業を取得するなど 子育ての状況に応じて制度を有効に活用しましょう また これらの制度の利用を希望する職員は 早めに所属長や子育て支援推進員に相談しましょう 所属長及び子育て支援推進員は 配偶者が妊娠をした男性職員に対して 育児休業をはじめとする各種制度について説明を行うとともに積極的な取得を働きかけ 男性職員が育児休業等を取得しやすい環境づくりに努めましょう 各職場では 男性職員が育児休業等を取得する意義等を理解し 職員が安心して子育てに集中できるよう 職員一人ひとりが協力し合いましょう 14

育児休業取得実績 ( 全部局男女別男女別 子どもの年齢別 ) 年 女性 男性 計 平成 20 年 32 0 32 平成 21 年 34 1 35 平成 22 年 40 2 41 平成 23 年 47 3 50 平成 24 年 44 5 49 平成 25 年 42 3 45 年 1 歳未満 1 歳 ~1 ~ 歳 6 月 1 歳 6 月 ~2 歳 2 歳 ~2 歳 6 月 2 歳 6 月 ~3 歳 平成 20 年 5 18 5 2 2 平成 21 年 4 22 7 1 1 平成 22 年 4 25 7 (1) 5 (1) 0 平成 23 年 11 (3) 25 7 3 4 平成 24 年 14 (4) 23 7 (1) 3 2 平成 25 年 8 (3) 25 5 5 2 括弧内の数字は 男性職員の育児休業取得者数で内数 15

部分休業取得実績 ( 全部局男女別 ) 年 女性 男性 計 平成 20 年 5 0 5 平成 21 年 6 0 6 平成 22 年 4 0 4 平成 23 年 5 0 5 平成 24 年 4 1 5 平成 25 年 10 1 11 育児短時間勤務実績 ( 全部局男女別 ) 年 女性 男性 計 平成 23 年 1 0 1 平成 24 年 2 0 2 平成 25 年 1 0 1 育児休業者等へ等への支援所属長や子育て支援推進員は 育児休業等を取得している職員に対して 休業中における業務の進捗状況や職場内の出来事について 電子メールなどで定期的に情報提供を行うなど 休業中の職員が職場に連絡しやすいようなメッセージを伝えるとともに 長期休業から職務へ復帰するにあたり 職員の希望を聴き取り 必要に応じて職場での情報提供の機会を設けたり 研修を実施したりするなど 職員の不安を取り除きスムーズに職場復帰するための環境づくりを行いましょう 16

育児休業等を等を取得取得したした職員の職員の代替要員の確保育児休業等の取得に際し 課内の人員配置等によっては 育児休業等を取得しようとする職員の業務を代替することが困難であるときは 臨時的任用職員や嘱託職員等を活用し 適切な代替要員を確保することにより 育児休業等の取得の促進を図っています 今後 特に保健師等専門職の育児休業等の取得者の代替職員については ホームページ ハローワークの活用を図るとともに 職種ごとの職員登録を行うこと等により 早期の人員確保に努めます (4) 子育てを行う女性職員の活躍推進に向けた取組 男女がそれぞれ自己の希望を実現し豊かな人生を送るためには 女性がその有する能力を発揮できる環境を整備することが重要であることから 子育てを行う女性の活躍推進に向けた取組を行っていく必要があります 女性職員が能力を発揮しやすい職場環境づくりの推進子育てを行う女性職員が その能力を十分に発揮することにより職務において活躍ができるよう 職場での悩みや子育てに関する悩みなどを相談しやすい環境づくりや研修などを通じたキャリア形成を行うなど ワーク ライフ バランスに配慮した風通しの良い職場環境づくりを推進します 政策決定の場等における女性職員の活躍の推進性別にかかわりなく 個人の能力 適性に基づき女性職員の職域拡大 登用を積極的に推進するとともに 市の政策 方針決定の場における女性職員の活躍や子育てを行う女性職員ならではの経験 視点を生かした活躍ができるような体制づくりを推進します 17

(5) 時間外勤務の縮減 時間外勤務の縮減は 子育て中の職員だけでなく全職員が取り組む必要がありますが 特に子育て期にある職員は 年齢的に組織の中堅として活躍しており 就業時間が長くなる傾向にあります このため 職員の健康管理保持や家族とのふれあいの時間を確保するためにも 時間外勤務の縮減に向けた取組を進める必要があります 時間外勤務の縮減所属長は 職員の業務の繁閑を常に把握しながら 職員個々の業務分担に格差が生じないよう配慮するとともに 職員相互の協力体制をとり 勤務時間内に業務が終了できるよう努めましょう また 子育て中の職員に対しては 育児 介護休業法により 小学校就学始期に達するまでの子を有する職員は 請求により深夜勤務や時間外勤務が制限される ことや 3 歳未満の子を有する職員は 請求により深夜勤務や時間外勤務が免除される ことについて周知を行うとともに 請求があった場合は 職員本人の希望を尊重してください ノー残業デーの周知徹底所属長は 毎週水曜日に設定しているノー残業デーの実施の徹底に努めましょう また 各職員一人ひとりが省エネ 省資源など環境問題について理解を深め ノー残業デーの趣旨を理解しその実施の徹底のため計画的な業務執行を心がけましょう 健康管理の徹底長時間労働者への面接指導実施要領により 時間外勤務が 月 100 時間を超えた職員 2~6 月平均で月 80 時間を超えた職員及び6 月連続で月 4 18

5 時間を超えた職員について 産業医による面接指導を実施しています 今後もこのような取組を継続する一方で 所属長は 時間外勤務の多い職員に対して個別の相談 指導を行うことにより 時間外勤務の縮減に努めましょう (6) 休暇の取得促進 休暇の取得促進は 子育て中の職員だけでなく全職員が取り組む必要がありますが 特に 子育て期にある職員は 家族とのコミュニケーションの確保だけでなく 育児に伴う疲労の回復の観点からも積極的に取得することが重要です 年次有給休暇の取得促進平成 25 年度より年次有給休暇が暦年付与から年度付与とされたところであり 年次有給休暇取得サイクルと年間の業務スケジュールが合致したことから 職員は 年次有給休暇取得推進のため 当該業務スケジュール等を踏まえ 自らの生活サイクルに応じた適切な時期に 計画的に連続休暇を取得するよう努めましょう また 所属長は 職場会議などを通じて 年次有給休暇の計画的な取得について啓発するとともに 自らも業務等に支障のない範囲で積極的に年次有給休暇を取得するなど 取得しやすい職場の環境づくりに努めましょう さらに 子育てへの積極参加 家族とのふれあいの時間を持つために 土曜日 日曜日を挟む連続した年次有給休暇 ( ハッピーマンデー ハッピーフライデー制度 ) ゴールデンウィークや夏季休暇と年次休暇を組み合わせた連続休暇 及び リフレッシュ年休 等を実施し 職員に対し周知及び制度利用の奨励を行うことにより 年次有給休暇取得の促進を図ります 19

子の看護休暇の取得促進の取得促進男女共同参画推進の観点から 男女が子育てにおいてお互いに協力し 仕事と家庭生活の両立を図るため 父親である男性職員も子の看護休暇を積極的に取得しましょう 家族のための休暇取得保育園や学校の行事 ( 入園 入学式 卒業式 授業参観日 学芸会 運動会 PTA 活動等 ) への参加や家族の記念日 ( 誕生日 結婚記念日等 ) のために 年次有給休暇を計画的に取得して 家族みんなでふれあいの時間を持つようにしましょう また 未就学児を持つ職員が毎月 1 回 木曜日に定時の 2 時間前に退庁し 家庭でのふれあいの時間とする パパ ママ子育て推進日 について 所属長や子育て支援推進員を通じた周知を行い 活用を奨励します (7) 人事異動等における配慮 子育て中の職員については 人事異動において特別な扱いをするものではありませんが 本人の意向と併せて 通勤方法や勤務形態等を考慮し 必要に応じて人事異動における配慮を行います 子育て中の中の職員に対する人事上の配慮現行の 自己申告制度 及び 職場における悩み相談窓口 を引き続き実施し 職場の実態や職員の適性 異動の意向 職場における悩み等を把握し その職員に対して人事異動等に関し配慮に努めることにより 職員の勤労意欲の向上や職場の活性化を図ります 20

2. その他の次世代育成支援対策 (1) 子育てバリアフリー 市役所には 様々な方が来庁することから 誰もが便利で利用しやすい施設であることが望まれます 特に子どもを連れた方に対し より一層施設が利用しやすくなるような取組を推進するとともに 職員一人ひとりが親切な対応を心がけなければなりません 施設の子育てバリアフリー化現行 本庁舎 1 階の子育て支援課前にキッズコーナーを設け 子育て支援課や子ども保育課に用務がある方に対して 乳幼児等を預かっています また 支所等必要な部署にもベビーベッドやおむつ台を設置しており 今後も市民の方々のニーズにあわせて適切な対応を図ります 子育て支援意識の啓発次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ かつ 育成される環境を整備するためには 職員に対する職場での環境づくりはもとより 子どもを連れた市民が市役所等に来庁しやすい環境づくりを行うことも必要です そのために 職員一人ひとりが子育て支援意識の高揚に努め 子どもを連れた人が気兼ねなく来庁できるように 職員は親切で丁寧な対応に努めましょう (2) 子ども 子育てに関する地域貢献活動 地域社会の構成員でもある職員が 地域における子育て支援の取組に積極的に参加することや 子育てをしやすい環境づくりを推進することによって市として期待されている役割を果たすことが必要です 21

地域活動への貢献職員は 居住する地域の一員として 自治会 町内会あるいは子ども会等の団体等が子どもを対象として行うレクリエーション活動 ボランティア活動等の地域活動に積極的に参加し 地域の人々と一体となって課題の発見 解決をする中で 地域づくりや子どもたちの健全育成 子育て支援等に貢献するよう努めましょう (3) 子どもとふれあう機会の充実 心豊かな子どもを育むため 保護者である職員が子どもとふれあう機会の充実を図ります 子ども参観日の継続実施保護者である職員の子どもが 職場においてその職員の働く姿を参観することにより 心豊かな子どもを育むとともに 職員の仕事と家庭生活の両立を図ることを目的として 小学校の夏休み期間中に小学生以下の子どもを対象として 子ども参観日 を実施しています 子どもが職員の働いている職場を実際に訪れることで 親子のコミュニケーションの醸成にも繋がっていることから 子育て支援推進員を通じた周知を図るとともに その活用方法などについて全庁ネットワークに掲載することなどにより 参加人数の増加を目指します 22

Ⅷ 第 3 期行動計画の達成目標 母性保護 育児に関する制度の周知状況 取り組み項目 妊娠中又は出産後の女性職員の健康診断等 ( 特別休暇 ) 妊娠中の女性職員の休息又は補食 ( 特別休暇 ) 指標 実績値 H26 目標値 H31 62.2% 100% 60.9% 100% 妊娠中の女性職員の通勤緩和 ( 特別休暇 ) 61.7% 100% 妊娠障害休暇 ( 特別休暇 ) 60.2% 100% 認識率 ( 全部局 ) 深夜勤務及び時間外勤務の制限 49.1% 100% ( 職員アンケートによる認識割合 ) 妊娠中又は出産後の女性職員の請求に基づく業務の軽減等 30.8% 100% 育児時間 ( 特別休暇 ) 82.3% 100% 育児短時間勤務 68.1% 100% 部分休業 54.0% 100% 育児休業等を取得しやすい環境の整備 取り組み項目 指標 実績値 H25 目標値 H31 対象者数 89 人 男性の出産補助休暇の取得 取得率 ( 全部局 ) 休暇取得者数 81 人 取得率 91.0% 100% 対象者数 304 人 男性の育児休業の取得 取得率 ( 全部局 ) 休暇取得者数 3 人 取得率 1.0% 13% 対象者数 1089 人 子の看護休暇の取得 取得率 ( 全部局 ) 休暇取得者数 274 人 取得率 25.2% 50% 子育てを行う女性職員の活躍推進 取り組み項目 指標 実績値 H25 目標値 H31 育児休業中における情報提供実施率実施率全部局 - 100% PDCA サイクルの確立 取り組み項目 指標 実績値 H25 目標値 H31 子育て支援制度活用奨励の点検 評価実施率実施率全部局 - 100% 職員の健康管理保持や家族とのコミュニケーション時間の確保 取り組み項目指標 実績値 H25 目標値 H31 年次有給休暇平均取得日数平均取得日数全部局 12.7 日 15 日以上 23

次世代育成支援に係る休暇等の制度 女性職員が利用できる制度 男性職員が利用できる制度 大分市職員の出産 育児に係る支援制度の概要 1-1. 1. 妊婦の健康診断 1-2. 妊婦の補食休息の ための休暇 1-3. 妊婦の通勤緩和 1-4. 妊娠障害休暇 2. 産前休暇 3. 産後休暇 4. 育児休業 5. 育児時間 6. 子の看護のための休暇 7-1. 育児部分休業 7-2. 育児短時間勤務 8-1. 深夜勤務の制限 8-2. 時間外勤務の制限 8-3. 時間外勤務の免除 9. 労働基準法に基づく母性保護及び母性健康管理のための就業制限 10. 子の出生 ( 出産補助休暇 ) 4. 育児休業 5. 育児時間 6. 子の看護のための休暇 7-1. 育児部分休業 7-2. 育児短時間勤務 8-1. 深夜勤務の制限 8-2. 時間外勤務の制限 8-3. 時間外勤務の免除 24

大分市職員の出産 育児に係る支援制度の詳細 1 母性保護及び母性健康管理のための特別休暇 1-1. 妊婦の健康診断等のための特別休暇女性職員は 妊娠中及び産後 1 年の間の勤務において 母子保健法の規定に基づく保健指導又は健康診査を受けるために必要な時間について 特別休暇を請求することができます 請求できる回数は次のとおりです ( 妊娠中 ) 妊娠満 23 週まで :4 週間に 1 回 妊娠満 24 週から満 35 週まで :2 週間に 1 回 妊娠満 36 週から分娩まで :1 週間に 1 回 ( 産後 ) 産後 1 年まではその間に 1 回 医師等の特別の指示があった場合は 妊娠中及び産後のいずれの期間についてもその指示された回数だけ請求することができます 1-2. 妊婦の補食 休息のための特別休暇女性職員は 妊娠中の勤務において 従事する仕事が母体や胎児の健康保持に影響を及ぼすと認められる場合 正規の勤務時間中の必要な時間について特別休暇を請求し 休息や補食をすることができます 1-3. 妊婦の通勤緩和のための特別休暇女性職員は 妊娠中の通勤において 利用する交通機関 ( 自ら運転する自家用車を含みます ) の混雑の程度が母体や胎児の健康保持に影響を及ぼすと認められる場合 原則として正規の勤務時間の始め又は終わりに それぞれ 30 分以内で必要と認められる時間について特別休暇を請求し 通勤緩和の措置を受けることができます 特別の事情がある場合は 始め又は終わりのいずれか一方にまとめて 1 時間以内とすることも可能です 1-4. 妊娠障害休暇女性職員は 妊娠中の勤務において つわりや妊娠中毒症などの妊娠障害のため勤務することが困難である場合は 1 日又は1 時間を単位として特別休暇を請求することができます 取得できる日数は 1 回の妊娠について 14 日までです 25

2 産前休暇 出産する女性職員に与えられる特別休暇で 出産予定日から逆算して 8 週間 ( 多胎妊娠の場合は 14 週間 ) の範囲で請求することができ 出産日までが産前休暇となります 出産が予定日以降になった場合は出産日まで延長されます 3 産後休暇 産後の母体の健康回復のための休養として女性職員に与えられる特別休暇で 出産日の翌日から 8 週間 ( 多産の場合は 10 週間 ) 付与されます 4 育児休業 育児支援の柱となる制度で 職員は 3 歳未満の子の養育に専念するために 開始日及び終了日を申し出て育児休業を請求することができます なお 育児休業期間中は給与 ( 期末 勤勉手当を除く ) を支給されませんが 子が 1 歳に達するまでの期間については 共済組合から育児休業手当金が支給されます また 月末に育児休業中であれば その月の共済掛金が免除されます POINT1~ ~ 夫婦交替での育児休業 ~ 育児休業の取得は原則として職員 1 人につき1 回に限られていますが 夫婦交替で育児休業を活用する計画をあらかじめ示すことで それぞれが2 回まで取得することができます ( 例 ) 妻 産後妻 6 月夫 6 月妻 4 月夫 4 月 2 回目の育児休業は その前に配偶者の休業期間が 3 か月以上あることが必要です なお 平成 22 年 6 月 30 日から育児 介護休業法が改正され 妻の産後期間中に育児休業を取得した男性職員については 一旦職場復帰しても 再度 育児休業を取得することができるようになりました ( 例 ) 妻 産後 夫 1 月 妻 2 月夫 1 年 POINT2~ ~ 夫婦そろっての育児休業 ~ 平成 22 年 6 月 30 日の育児 介護休業法の改正により 夫婦が同時に育児休業を取得することができるようになりました 26

5 育児時間 職員は 育児休業をしない場合や 子が 2 歳に達する以前に育児休業から復帰した場合は その 2 歳に達するまでの間 原則として 1 日 2 回それぞれ 60 分以内で必要と認められる時間について特別休暇を請求し 授乳などの育児を行うことができます 男女とも取得できますが 夫婦で取得する場合は合わせて 60 分以内となります 6 子の看護のための休暇 職員は 中学校就学前の子が病気や怪我をした場合の看護及び予防接種や健康診断を受けさせるために付き添う場合に 1 日又は 1 時間を単位として特別休暇を請求できます 取得できる日数は職員 1 人当たり 1 年度につき 5 日 ( 中学校就学前の子が 2 人以上いる場合は 10 日 ) までです なお 中学校就学の始期に達するまでの子を養育する者が疾病又は負傷し その子を養育できない場合も取得できます 7 育児部分休業 育児短時間勤務 7-1. 育児部分休業職員が 小学校就学前の子を養育するために 1 日の勤務時間の一部について勤務しないことができる制度で 正規の勤務時間の始め又は終わりにおいて 1 日につき 2 時間を超えない範囲内で 30 分を単位として部分休業することができます 部分休業期間中は休業した時間数に応じて給与 ( 俸給月額 ) が減額されます 7-2. 育児短時間勤務職員が 小学校就学前の子を養育するために 常時勤務する職を占めたまま育児を行うことができるよう 1 日 4 時間型 週 3 日型 週 2 日半型などの短時間勤務の形態で勤務をすることができる制度です 短時間勤務期間中は勤務時間に応じた額の給与が支給されます ( 住居手当 扶養手当などの生活関連手当については全額支給されます ) 詳細については休暇等処理要領を参照 27

8 育児のための深夜勤務 時間外勤務の制限及び免除 8-1. 深夜勤務の制限職員は 小学校就学前の子を養育するために 深夜勤務 ( 午後 10 時から翌日の午前 5 時までの間における勤務 ) の制限を請求することができます 8-2. 時間外勤務の制限職員は 小学校就学前の子を養育するために 時間外労働の制限を請求することができます この場合 時間外勤務は 1 月当たり 24 時間まで 1 年当たり 150 時間までに制限されます 8-3. 時間外勤務の免除職員は 3 歳未満の子を養育するために 時間外労働の免除を請求することができます 9 労働基準法に基づく母性保護及び母性健康管理のための就業制限妊娠中又は出産後 1 年以内の女性職員が 母性健康管理のため 法定労働時間 (1 週間につき 40 時間 1 日につき 8 時間 ) を超える超過勤務や休日勤務 深夜勤務の制限を請求できる労働基準法上の制度です 10 出産補助休暇 男性職員は 妻の出産時期 ( 母子健康手帳交付の日から産後 8 週間までの間 ) において 出産に伴う準備や付添い等を行う場合に 1 日又は 1 時間を単位と して特別休暇を請求することができます 取得できる日数は 7 日までです 28

出産 子育てにかかるおもな経済的支援 1. 出産に関する経済的支援 出産費 家族出産費 ( 大分県市町村職員共済組合 ) 給付内容 :420,000 円 ただし 産科医療補償制度に加入していない医療機関等での出産については404,000 円 子ども育成支援補助金 ( 大分市職員互助会 ) 給付内容 : 会員 1 人当たり 35,000 円 ( 第 3 子以降は 40,000 円 ) 2. 育児休業中の経済的支援 育児休業手当金 ( 大分県市町村職員共済組合 ) 給付内容 : 給料 /22 1.25 67/100 その月の土 日を除く日数 (180 日目まで ) 給料 /22 1.25 50/100 その月の土 日を除く日数 (181 日目以降 ) 女性職員の場合 育児休業期間中 子どもが 1 歳になるまで支給されます 子どもが 1 歳の時点で保育所入所が待機状態であるなど 育児休業を引き続き行わなければならない場合には 1 歳 6 月を限度に支給が延長されます 夫婦ともに職員で同時に育児休業を取得する場合にはそれぞれに手当金が支給されます なお 男性職員は子どもが1 歳 2 月になるまでの間において最長で1 年間支給されます 共済掛金の免除 ( 大分県市町村職員共済組合 ) 内容 : 産前産後休暇期間中 出産日以前 42 日 ( 多胎妊娠の場合は 98 日 ) から出産日の後 56 日までは掛金が免除されます また 育児休業期間中 子どもが 3 歳になるまでは 掛金が免除されます 29

3. 子育てに関する経済的支援 児童手当 0 歳 ~ 中学生までの児童を監護 ( 養育 ) している場合 以下の手当が受けられます ただし 一定所得以上の職員は 児童の年齢区分に関係なく1 子につき一律 5,000 円となります 児童の年齢区分手当額 0 歳 ~3 歳未満 15,000 円 3 歳 ~ 小学校修了前 ( 第 1 2 子 ) 10,000 円 3 歳 ~ 小学校修了前 ( 第 3 子 ) 15,000 円中学生 10,000 円 30

職員アンケートの結果について 平成 27 年 1 月 26 日から 2 月 6 日までの期間に実施しました職員アンケート調査の結果について 下記のとおり報告します なお このアンケートは 本市職員の中から無作為に 500 人を抽出 ( 小学生以下の子を養育する職員を8 割 その他の職員を 2 割 男女比 5: 5) して実施したものです 記 1. 職員アンケートの解答率についてアンケート対象者 500 人中 389 人の回答があり 回答率は 77.8% でした また 次に掲げる3 表のほか 所属別の回答者数は 市長事務部局 267 人 教育委員会事務局 58 人 消防局 39 人 水道局 11 人 その他 ( 不明含む )14 人でした 前期計画策定時 ( 平成 16 年度 ) のアンケート回答率は 76.20% 前回アンケート( 平成 21 年度 ) の回答率は 83.20% であり 回答率が継続して高い水準を維持していることから この計画に対する理解が着実に深まってきていることが窺えます 31

2. 母性保護等に係る制度の周知徹底 ( 後期計画推進項目 1 2 3 4) 認識者数及び認識率は下表のとおりです 前回 ( 平成 21 年度 ) 実施分と比較し 産前産後休暇 および 育児時間の特別休暇 等の認識率は高水準を維持しています また その他の特別休暇も6 割を超える職員が認識しており その認識率についても上昇していることから 当該休暇制度について徐々にではありますが 浸透してきているものと思われます しかしながら 深夜時間及び時間外勤務の制限 や 妊娠中又は出産後 1 年を経過していない女性職員の請求に基づく業務の軽減等 の制度については 微増しつつも低水準に停滞している状況となっています 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 229 人 (55.0%) 227 人 (54.6%) 234 人 (56.3%) 238 人 (57.2%) 328 人 (78.8%) 111 人 (26.7%) 402 人 (96.6%) 195 人 (46.9%) 95 人 (22.8%) また 3 歳未満の子どもを養育している女性職員の活用者数及び活用率は次表のとおりです 3 歳未満の子を養育している女性職員の回答者数は 50 人 ( 複数回答可 ) 32

前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 37 人 ) 11 人 (29.7%) 1 人 (2.7%) 1 人 (2.7%) 11 人 (29.7%) 3 人 (8.1%) 0 人 0 人 この結果 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) と比較すると 約半数の職員が 育児時間の特別休暇 を取得するなど各制度の活用状況は 大幅に伸びてきていることが分かります これは 平成 22 年 6 月の育児時間の制度改正に伴い 付与期間及び一回あたりの取得時間が拡大されたことから その効果が現れているものと考えられます さらに 各制度を利用することのできる立場にある女性職員 ( アンケート調査対象者 :3 歳未 満の子を養育している女性職員 50 人 ) の認識率 また その制度を知っていながら活用し なかった理由を詳細に分析した結果 次表のとおりとなりました 1 活用する必要がなかったから 2 職場に迷惑がかかるから 3 業務が繁忙であったから 4 職場が行使しにくい雰囲気であったから 5 手続等を詳しく知らなかったので活用できるかどうか分からなかった 33

ⅰ) 妊娠中又は出産後の女性職員の健康診断等 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 39 人 ( 認識率 78%) 制度を知らない 11 人 活用した 17 人 活用率 57% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 13 人 9 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人数 ) 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 41% 33% 28% 2~4 職場環境 45% 34% 44% 5 手続不知 14% 13% 4% その他 20% 24% ⅱ) 妊娠中の女性職員の休息又は補食の特別休暇 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 44 人 ( 認識率 88%) 制度を知らない 6 人 活用した 4 人 活用率 18% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 18 人 22 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人数 ) 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 55% 50% 23% 2~4 職場環境 35% 38% 66% 5 手続不知 10% 8% 2% その他 4% 9% 34

ⅲ) 妊娠中の女性職員の通勤緩和の特別休暇 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 38 人 ( 認識率 76%) 制度を知らない 12 人 活用した 5 人 活用率 26% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 14 人 19 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人数 ) 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 58% 43% 88% 2~4 職場環境 30% 47% 12% 5 手続不知 12% 7% 0% その他 3% 0% ⅳ) 妊娠障害休暇 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 43 人 ( 認識率 86%) 制度を知らない 7 人 活用した 9 人 活用率 50% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 9 人 25 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人数 ) 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 74% 88% 39% 2~4 職場環境 21% 12% 54% 5 手続不知 6% 0% 2% その他 0% 5% 35

ⅴ) 育児時間 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 49 人 ( 認識率 98%) 制度を知らない 1 人 活用した 24 人 活用率 83% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 5 人 20 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人数 ) 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 80% 81% 37% 2~4 職場環境 16% 8% 46% 5 手続不知 4% 0% 6% その他 11% 11% ⅵ) 危険有害業務の就業制限 当該制限の制度は 本人による申請ではなく事業主に課された義務であり 現況において 本市では女性職員が危険有害業務に相当する業務には従事していません ⅶ) 産前産後休暇 産前産後休暇については その対象となるすべての女性職員が実績として 100% 取得し ています 36

ⅷ) 深夜勤務及び時間外勤務の制限 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 27 人 ( 認識率 54%) 制度を知らない 23 人 活用した 1 人 活用率 10% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 9 人 17 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 65% 76% 52% 2~4 職場環境 23% 19% 42% 5 手続不知 12% 5% 0% その他 0% 7% ⅸ) 妊娠中又は出産後 1 年を経過していない女性職員の請求に基づく業務の軽減 3 歳未満の子を養育している女性職員 50 人の回答結果 制度を知っている 19 人 ( 認識率 38%) 制度を知らない 31 人 活用した 12 人 活用率 92% 活用しなかった 活用できなかった (2~5) 活用の必要なし (1) 1 人 6 人 活用率 ( 活用したい職員の活用率 )= 活用した人数 /( 活用した人数 + 活用できなかった人 制度を知っているが活用しなかった理由 H26 年度 H21 年度 H18 年度 1 活用の必要なし 86% 100% 41% 2~4 職場環境 0% 0% 56% 5 手続不知 14% 0% 0% その他 0% 3% 37

今回のアンケートの結果 前回アンケート時に比して 各休暇制度の活用率は大きく上昇しており 母性保護等に係る制度への理解度も高まってきていることが推測できます しかし 制度を知りながら手続を知らなかったことを理由に取得できなかった回答も見受けられることから 女性職員に対する各制度のより一層の周知が必要なことが分かります 母性保護に関する推進項目を実施するための環境整備状況 ( 後期計画推進項目 5) アンケート対象者全ての職員に 仕事や子育ての悩み相談しやすい環境づくりなど 子育てを行う女性職員がその有する能力を発揮しやすい環境が整備されているかを尋ねました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 69 人 ( 16.6%) 214 人 (51.4%) 125 人 (30.0%) 8 人 (1.9%) この結果 母性保護関係の職場環境整備状況について 十分に整備されている と回答した職員が 19% 少しずつ整備されている と感じる職員が約 55% となってきており 約 74% の職員が整備状況について一定の評価をしていることが窺えますが 整備が進んでいない と回答した職員も約 25% いることから より一層の職場環境整備が望まれます 3. 父親の出産補助休暇取得の促進状況 ( 後期計画推進項目 7) 1 認識状況アンケート対象者全ての職員に 妻の出産準備や付添い等を行う場合に認められる出産補助休暇を知っているかを尋ねました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 374 人 ( 89.9%) 34 人 (8.2%) 8 人 (1.9%) 38

上図のとおり 大多数 ( 約 9 割 ) の職員が知っていると回答しており 出産補助休暇の制度 はほぼ周知されていることがわかります 23 歳未満の子どもを養育している男性職員の活用状況 次に 配偶者が妊娠し または出産した経験のある男性職員に当該休暇制度の活用状況に ついて尋ねました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 76 人 ) 36 人 (47.4%) 24 人 (31.6%) 16 人 (21.0%) 0 人 この結果 すべて取得した (24 人 ) が最も高い割合となっていますが 一部取得した まったく取得しなかった を合わせると半数以上 (27 人 ) の対象職員が出産補助休暇の 付与日数の 100% 取得がなされていない状況にあることが分かります さらに 上表のとおり 出産補助休暇を 一部取得した まったく取得しなかった と 回答した男性職員にその理由を尋ねたところ ( 複数回答可 ) 下表のとおりとなりました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 21 人 ) 8 人 (38.1%) 6 人 (28.6%) 8 人 (38.1%) 2 人 (9.5%) 2 人 (9.5%) 39

この結果 取得する必要がなかったから (11 人 ) を除けば 職場に迷惑がかかるから 業務が繁忙であったから が高い割合を占めており 職場環境の一層の整備を要すること が窺えます 5. 育児休業等を取得しやすい環境の整備状況 ( 後期計画推進項目 8 9 10) 1 育児休業及び部分休業の認識状況 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 385 人 ( 92.6%) 30 人 ( 7.2%) 1 人 (0.2%) 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 198 人 ( 47.6%) 213 人 ( 51.2%) 5 人 (1.2%) 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 210 人 ( 50.5%) 205 人 ( 49.3%) この結果 育児休業については認識率が高いことがわかります また 部分休業及び育児 短時間勤務制度についてもその認識率は上昇しており 周知が進んでいることが窺えます 40

さらに 部分休業および育児短時間勤務制度が積極的に活用されない理由を尋ねたところ ( 複数回答可 ) 下表のとおりとなりました 前回アンケート 21 年度 ( 回答者数 79 人 ) 49 人 (62.0%) 35 人 (44.3%) 10 人 (12.7%) 42 人 (53.2%) 22 人 (27.8%) 17 人 (21.5%) 前回アンケート 21 年度 ( 回答者数 54 人 ) 32 人 (59.3%) 20 人 (37.0%) 4 人 (7.4%) 40 人 (74.1%) 19 人 (35.2%) 13 人 (24.1%) この結果 依然として 職場に迷惑がかかるから 業務が繁忙であったから という回答が高い割合を占めていることがわかります 前回アンケート時 ( 平成 21 年度 ) と比較しても 大きな変化は見られず 今後も制度を利用しやすい職場環境の整備に努める必要があることが分かります 41

23 歳未満の子どもを養育する職員 ( 性別不問 ) の育児休業取得状況 前回アンケート 21 年度 ( 回答者数 79 人 ) 28 人 (35.4%) 10 人 (12.7%) 38 人 (48.1%) 3 人 (3.8%) この結果 男性職員の 取得しなかった を除き 育児休業を希望するほとんどの職員が 希望する期間取得できた と回答していることがわかりますが 一部で 取得したが希望 する期間取得できなかった (3 人 ) 職員もいることが分かります さらに 育児休業を 取得したが希望する期間取得できなかった 取得しなかった と 回答した職員にその理由を尋ねたところ ( 複数回答可 ) 下表のとおりとなりました 前回アンケート 21 年度 ( 回答者数 46 人 ) 31 人 (67.4%) 22 人 (47.8%) 5 人 (10.9%) 0 人 7 人 (15.2%) 18 人 (39.1%) 3 人 (6.5%) 6 人 (13.0%) この結果 依然として 職場に迷惑がかかるから 業務が繁忙であったから 等の理由が多いことが分かります さらに 職場が取得しにくい雰囲気だったから という理由が 32% あり 職場環境のさらなる整備が必要なことが窺えます 42

3 育児休業取得職員の円滑な職場復帰の支援状況育児休業を 希望する期間取得できた 取得したが希望する期間取得できなかった と回答した職員に 育児休業中に 円滑な職場復帰を果たすためにどのような支援を受けたかを尋ねたところ 郵送や電話連絡 電子メールおよび訪問等の手段により 業務内容の報告 職場行事 その他必要なものの情報提供 を受けた職員が 34% 復職時における職場研修を受けた職員も少数であることが分かりました 前回アンケート 21 年度 ( 育休取得者 38 人のうち支援を受けた者 11 人 ) 10 人 (26.3%) 1 人 (2.6%) 6. 時間外勤務の縮減 休暇の取得促進その他子育て支援の状況 1 小学校就学の始期に達するまでの子どものいる職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限制度の認識状況 ( 後期計画推進項目 14) アンケート対象者全ての職員に 小学校就学の始期に達するまでの子を養育するために活 用できる深夜勤務又は時間外勤務の制限制度を知っているかどうかを尋ねました 前回アンケート 21 年度 ( 回答者数 416) 159 人 (38.3%) 256 人 (61.5%) この結果 知っている と回答した職員が 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) では 38.3% であるのに対し 49.1% に上昇したことから 徐々にこの計画の効果が現れていることが分 かりますが 認識率自体はいまだ不十分であることが判明しました 2 休暇の取得促進等職場環境の整備状況 ( 後期計画推進項目 15~21) 小学生以下の子を養育している職員に 後期計画の下記推進項目について 所属長および子育て支援推進員からの活用奨励や職場での理解が深まるなどの環境整備が進んでいるかを尋ねました ( 複数回答可 ) 43

この結果 子どもの看護を行うための特別休暇 を除き すべての項目が低い割合とな っており 所属長や子育て支援推進員の認識の向上を図り 職場における円滑な運用を進め ていく必要があることが窺えます 3 出産費用の給付等の経済的支援措置に係る認識状況 ( 後期計画推進項目 6) アンケート対象者全ての職員に 下記出産費用の給付等の経済的支援措置のうち 知って いるものを尋ねました ( 複数回答可 ) 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 380 人 (91.3%) 343 人 (82.5%) 239 人 (57.5%) 217 人 (52.2%) 378 人 (90.9%) 44

この結果 児童手当 子ども育成支援補助金 ( 以前の出産祝金 ) 出産費 については周知徹底がある程度行き届いており認識度が高いことが分かります その一方で 育児休業者に対する支援等の措置である 育児休業手当金 や 共済掛金免除 は その認識率が低迷していることが分かります 原因の一つとして これらを知らないと回答した職員は男性が多く 共済掛金の育児休業中の免除 を知っている男性職員は 59 人 (26.3%) 育児休業手当金 について知っている男性職員は 74 人 (29.8%) となっています 4 子の看護を行うための特別休暇の認識状況 ( 後期計画推進項目 21) 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 289 人 (69.5%) 122 人 (29.3%) 5 人 (1.2%) この結果 平成 21 年度の前回アンケート時 ( 認識率 69.5%) に比して 認識率が 89.5% と大幅に上昇していることが分かります なお 知らない と答えた職員 40 人のうち 33 人 (82.5%) が男性でした また 知っている と回答した職員のうち 小学生以下の子を養育している職員に当該 休暇を取得したことがあるかどうかを尋ねたところ ( 複数回答可 ) 下表のとおりとなりま した 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 231 人 ) 112 人 (49.1%) 108 人 (47.4%) 8 人 (3.5%) 45

この結果 当該休暇制度の認識率が約 90% であることに対し 実際 取得したことがあ る 職員は半数程度であることが分かります さらに 当該休暇を 取得したことがない と回答した職員にその理由を尋ねたところ ( 複 数回答可 ) 下表のとおりとなりました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 108 人 ) 60 人 (55.6%) 13 人 (12.0%) 14 人 (13.0%) 6 人 (5.6%) 19 人 (17.6%) 取得しなかった理由としては 取得する必要がなかったから と回答した職員は 59.8% で最も高い割合となっていましたが 職場に迷惑がかかると思ったから 業務が繁忙であったから 等の回答の割合も上昇しており 今後さらなる職場環境の整備を図る必要があることが窺え また 当該休暇制度の手続等についても周知が必要であることが分かりました 6 大分市特定事業主行動計画等による職場環境の整備状況 最後に アンケート対象者全ての職員に 後期計画の推進状況や子育てに関する職場環境 の整備の状況について尋ねたところ 下表のとおりとなりました 前回アンケート ( 平成 21 年度 ) ( 回答者数 416 人 ) 44 人 (10.6%) 217 人 (52.1%) 143 人 (34.4%) 12 人 (2.9%) この結果 子育てに関する職場環境について 十分に整備されている 少しずつ整備されている と回答した職員が 73.8% を占めており 前回アンケート時 ( 平成 21 年度 ) の 62.74% を大幅に上回っており 後期計画による環境整備の効果を実感している職員が多いことがわかります 46

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