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第1部 男女共同参画社会の形成の状況 第1 序 9図 稲作10アール当たりの投下労働時間の推移 時間 240 220 225.1 200 193.2 180 152.6 160 140 124.6 120 100 85.0 80 67.2 60 57.5 40 45.6 39.1 31.6 34.2 20 33.8 32.4 0 昭和30 35 40 45 50 55 60 平成 2 7 12 13 14 15 年 備考 1 農林水産省 農業経営統計調査 より作成 2 昭和 35 年以前は1反当たりの値 Column Column 最近の農村における男女共同参画を支援する技術の進展の動きについて 農産物直売におけるPOSシステムの導入 近年 地域農産物を活用した特産加工品づくりなど女性の起業活動への取組は増加しており 平 成15年度には 8,186事例が報告されている 第1 序 10図 最近では農産物直売施設におい ても コンビニエンス ストアなどで利用されている 販売時点情報管理システム POSシステ ム を活用することで 消費者ニーズに合わせた商品づくりなど女性の起業活動に役立てていると ころが見られる POSシステムとは 出荷品にバーコードを付け それをレジで読み取ることで 商品の売上に 関する情報を販売時点で単品ごとに即時に収集し 分析するシステムである このシステムは直売 所の特徴である少量多品目の商品管理に適するとともに 出品者個人の時間的な売上げデータが個 人ごとにわかるため 直売に参加する農業者は 消費者動向を迅速に把握し 戦略的に出荷するこ とが可能になる 競合商品を避けて 多様な商品を揃えたり 加工品等では積極的な競争で質の高 い商品が生まれる効果があり 売上げが増すとともに 消費者にも喜ばれる直売施設が実現してい る POSシステムを利用した農産物直売 12
序 説 第1 序 10図 農業分野における女性起業数の推移 千件 9 科 学 技 術 の 進 展 と 男 女 共 同 参 画 8 7 6 5 5.3 4 5.4 5.6 5.1 4.7 4.7 1.7 2.1 2.6 1.5 2.3 1.4 10 11 12 13 14 15 3 2 3.4 1 0 0.7 平成 9 個人経営 年度 グループ経営 備考 農林水産省 農村女性による起業活動実態調査 より作成 酪農 を 楽農 に 搾乳ロボットの開発 導入 酪農経営はもともと休日がない上に 牛の搾乳 乳搾り は 手で搾っていた昔とは異なり現在 は機械で搾っているものの 主に早朝と夜間に行われるとともに 作業者は腰を曲げた姿勢を強い られるなど 負担が大きい作業である 特に 女性は 家事 育児の負担のため 早朝から夜遅く まで働き詰めとなるケースが多い しかし 近年 オランダで搾乳ロボットの実用機が開発され 国内にも導入されている この搾乳ロボットは 牛が部屋に入ると センサーで乳頭の位置を検知し 自動的に洗浄と搾乳 機の装着を行い 搾乳するものである 従来の搾乳作業は朝晩2回行われていたが ロボットによる搾乳では ほぼ無人で長時間の稼働 が可能となる しかも 人の都合ではなく牛の生理的要求に合わせた搾乳が可能になることで1頭 当たりの乳量が増加する効果も生じており 人にも牛にもメリットがある画期的な技術である 価 格や適当な規模等といった諸条件から 現在はまだごく一部の先進的な農家に導入されているにす ぎないが 将来的にはこうした条件をクリアした農家への普及が期待される 搾乳ロボットを利用した搾乳作業風景 13
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政策 方針決定過程への参画状況 と密接にかかわっていることから困難であるた 政策 方針決定過程への参画状況を示す指標 め 特に科学技術と関係が深いと考えられる原 として 審議会等委員の参画割合がある 平成 子力委員会 原子力安全委員会 科学技術 学 12年8月に男女共同参画推進本部が決定した 術審議会 放射線審議会 宇宙開発委員会及び 国の審議会等における女性委員の登用の促進に 厚生科学審議会の6審議会等に限って女性委員 ついて においては 平成17年度末までのでき の平均割合を見ると30.1 である また これら るだけ早い時期に 30 を達成する ことを目 の審議会等すべてにおいて女性割合は2割以上 標としている である なお これらの審議会等の下に設置さ 平成16年9月末現在 女性委員の割合は28.2 とほぼ目標値に近づいており 女性委員が3割 以上の審議会等は103のうち55で全体の審議会等 の53.4 を占めている 序 説 科 学 技 術 の 進 展 と 男 女 共 同 参 画 れた部会等の専門委員に占める女性の平均割合 は10.8 である このように 所管府省においては女性の委員 等を登用するよう積極的に取り組んでいるとこ 全体の審議会等から科学技術関係のものとそ ろであるが 科学技術分野の女性研究者の割合 れ以外を分類することは 科学技術が社会全般 が少ないこともあり 一部の実務的な部会等に Column Column 事業所内託児施設 りけんキッズわこう 平成16年4月から 埼玉県和光市にある理化学研究所の国際交流会館D棟が りけんキッズわこ う という事業所内託児施設になった 赤い屋根で黄色い外壁の親しみやすい建物に変わったD棟 から 毎日 子どもたちの明るく弾んだ声が聞こえてくる 時間を忘れて研究に没頭することの多い研究者にとって 研究と子育てとの両立は困難を極める 平成13年度 所内の託児所問題を検討するワーキンググループ WG は 託児施設のニーズ把 握 事業所内託児施設の運営実績のある業者との打合せなどを行い 事業形態や運営予算などを具 体的に検討し 託児所設置の提言書を理事長に提出した その後 庶務厚生課 共済会幹事会の下の託児施設WGの検討につながり 平成16年4月にゼロ 歳児から未就学児までを対象とした りけんキッズわこう が開設された 外国人の常時保育利用 も多く 国際色豊かな託児施設になっている りけんキッズわこうの保育風景 31
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